植物性コーヒーフレッシュと動物性コーヒーフレッシュを比べてみた





何時のコーヒーが最後だったのか。

「お待たせ致しました。」
運ばれてきたホットコーヒーに、ティースプーン1/3の砂糖を入れ丹念にまぜた。
ポーションのコーヒーフレッシュを開け、ゆっくりとコーヒーの表面に浮かべた。
「ダメだ」思わず声に出していた。
「お客さんどうかしましたか?」
「いや・・・」
「お客さん コーヒーの上にフレッシュを浮かべたかったんですか。」
「・・・」
「最近のフレッシュは植物性で、溶けが早く表面には浮かびませんよ。」
「植物性・・・」
「昔は生乳から作った動物性のものが使われていたんですけどね、最近では値段も安く日持ちのする植物性のものがほとんどですよ。」   つづく


プロフィール

植物性コーヒーフレッシュ

原材料  植物油脂、砂糖、脱脂粉乳/カゼインNa、乳化剤(大豆由来)など


動物性コーヒーフレッシュ

原材料  クリーム(乳製品)、脱脂粉乳、砂糖/カゼインNa、乳化剤など


つづき
「お客さん コーヒーもう一杯如何ですか?」
店主はいたずらっぽく笑っていた。私は小さく頷いた。
「お待たせ致しました」
もう一度ティースプーン1/3の砂糖を入れ丹念にまぜた。
そして先程とは違うコーヒーフレッシュを開けゆっくりと表面に浮かべた。
褐色のコーヒーの表面に、白い渦巻きが出来上がった。
私は心の中でオオと叫んだ。
「お客さん どうですか」
「ダメだ」
「え?」
「昔はコーヒーカップの中に宇宙を描いていたのに、これはどう見てもナルトだ。」
「コーヒーカップの中に宇宙ですか、さぞかし壮大な味がしたんでしょうね。」
私は小さく頷いた。



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