アメリカNo1モータースポーツNASCAR エンジン編





NASCAR(モンスターエナジーNASCARカップ・シリーズ 長いので以下略)に使用されるエンジンは、レギュレーションにより以下の様になっています。
5,86L  V型8気筒 OHV 圧縮比12:1 自然吸気
この仕様で 800馬力 10,000rpmオーバーを叩き出す。
この数字は、GM フォード トヨタ共ほぼ同じです。

正直言ってレース用エンジンとしては、少々物足りない気がします。
2010年頃のF1は 2,4L  V型8気筒 DOHC4バルブ 自然吸気で700~750馬力18,000rpm
市販車のシボレー・コルベットでは 6,15L  V型8気筒 OHV 466馬力6 ,000rpm
排気量1L当たりの馬力を計算すると NASCAR 136馬力 F1 302馬力 コルベット 76馬力です。

以下 少々脱線します。


エンジン馬力を上げるには?

主に2つです。(これ以外にも バルブタイミング・燃料噴射のプログラムなど有るがここでは割愛)
1.大排気量化または、ターボ化
2.最高回転数を上げる

さてエンジンの最高回転数を上げるには、どうしたら良いのでしょうか?。
エンジン回転を上げていくと,吸排気バルブの動きが回転数に追従しにくくなります。
そこでバルブ回りの慣性質量を小さくする または、「いっその事部品を無くしてしまう」と言う事にうなります。
エンジン型式を回転数に注目して並べると(右に行くほど高回転に有利)
OHV OHC DOHC DOHC4バルブ


OHV カムがプッシュロッドを押し、プッシュロッドがロッカーアームを押し、ロッカーアームがバルブを押します。
OHC プッシュロッドが無くなり、カムがロッカーアームを押し、ロッカーアームがバルブを押します。
DOHC ロッカーアームも無くなり、カムが直接バルブを押します。
DOHC4バルブ DOHCと同じ動きですが、1本当たりのバルブ質量が軽くなります。


この様にして見てみると、NASCARのOHVエンジンは元来レース向きではないかも知れません。しかしNASCARの原則「イコールコンディション 車両にお金をかけない」と言う方針からすると、最良の選択でしょう。

またOHVで10,000rpmオーバー800馬力を絞り出すエンジンは、「レースー用にチューンされたモンスターエンジン」であることは疑う余地もありません。

それでは、モンスターエンジンが無駄にガソリンを消費するシーンをご覧下さい。








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