アメリカNo1モータースポーツNASCAR タイヤ編





曲がる・走る・止まる・すべてのシーンで重要な役割を果たす「タイヤ」、今回はNASCARのタイヤの話です。

NASCARのタイヤはグッドイヤーが提供するラジアル構造のスリックタイヤ1種類です。


少し疑問に思われた方のために補足します。NASCARにはレインタイヤとか、インターミディエイトタイヤとかの雨用タイヤは有りません。雨が降れば、レースは中断または中止して翌日に延期されます。雨が上がっても路面が濡れていればレースが出来ないので、ジェットドライヤーカーを使って乾かします。

余談ですが2012年にモントーヤがジェットドライヤーカーに衝突し、大炎上・お祭り騒ぎになりました。(気になる方はユーチューブでnascar  jet dryerで検索して下さい。)


次にわざわざ「ラジアル構造」と記述しましたが、NASCARでラジアルタイヤが導入されたのは1990年前後です。1990年といえばトヨタのソアラやホンダのNSXの時代で、乗用車にはラジアルタイヤが当たり前になっていました。

なぜそれまでNASCARはバイアスタイヤにこだわったのか?そこにはオーバル特有の理由があります。オーバルコース 特に全長が短くコーナーのきついショートオーバルでは、外側のタイヤの直径を大きくした方が、コーナリングは安定します。ところが供給されるタイヤは全て同じサイズのものです。そこで各チームは外側のタイヤ空気圧を高めに、内側のタイヤ空気圧を低めにすることで、この問題を解決しました。

チームは各コース・気温の変化等に対応した空気圧セッティングをノウハウとして蓄積していきました。ところがラジアルタイヤの出現により様相が一変します。ラジアルタイヤは、接地面(トレッド)が硬くサイドが柔らかい構造です。空気圧を高めても、タイヤは横に膨れ直径はあまり大きくなりません。(‾Φ‾)

ここからは推測になりますが、ラジアルタイヤの採用をチーム側が渋り、タイヤメーカーはチーム側の要望を取り入れた、新しいタイヤを開発したのではないでしょうか。なぜなら外側のタイヤの空気圧を内側より高くするという手法は、今現在も行われているからです。


さてもう一つNASCARのタイヤが、一般のタイヤと異なるところがあります。それはNASCARのタイヤの中には、なんともう一つタイヤが有ります。要するに二重構造になっており、もしタイヤがバーストしても、ピットまで帰れるように考えられています。






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