大分県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【大分県編】

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大分県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

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臼杵市(うすきし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

大分県臼杵市 日本の心が育つまち ~たくましさと温もりをめざして~ 人口34,507人

右側背景に三重塔、PRキャラクター「ほっとさん」が石畳の上をバイクで走っているイラストが描かれています。合併10周年記念として、2015年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

臼杵市は大分県の南東部にある市です。2005年に旧臼杵市と大野郡野津町(とんち話の吉四六さんの里として知られる)と合併し、新臼杵市としています。大分市の南東側に隣接する自治体で、市域南西部は山岳や丘陵地、おおむね市域東部の臼杵湾沿岸の臼杵港と臼杵川・熊崎川・末広川の河口部周辺に市街を成しています。造船や醤油・味噌など醸造業を主要な産業とする製造業主体のまちで、農業や漁業も行われています。また、国宝の臼杵石仏や臼杵城城下町の街並みは知名度があり、商業・観光業も盛んです。現在は大分県を代表する特産品、カボスの元祖とされる古木があります。地場産業と観光資源、交通アクセスに恵まれた地域ですが、2000年に45,486人が2020年には36,158人(約9500人減)となるなど人口減少に歯止めがかかっていません。

臼杵石仏(臼杵磨崖仏)は臼杵市深田にある石仏群です。「磨崖仏(まがいぶつ)」と呼ばれる崖の岩を彫って浮き彫りにした仏像全4群61体で構成され、そのうち59体が国宝に指定されています。造営の詳しい時期や事情などは判明しておらず、作風から平安時代後期~鎌倉時代に作られたものと推定されています(拝観料:大人550円、小中学生270円、臼杵市民は無料)。周辺に臼杵石仏公園(芝桜、蓮が有名、友好都市の敦煌市から贈られた石碑50基が並ぶ)、レストラン、和菓子屋や温泉の入浴施設などがあり、当地の観光名所になっています。

臼杵城(丹生島城、亀城)はJR九州臼杵駅の北側にある城跡です。1562年に大友宗麟によって築かれた海城で、当時の丹生島は干潮時のみ干潟の陸地で行き来ができる天然の要害でした。現在は本丸と二の丸の跡が臼杵公園内として整備され、2つの櫓と書院の庭園の一部、石垣などが残っています。公園内に1586年に島津軍の侵攻に対して用いたフランキ砲(国崩しとも。ポルトガルから輸入された日本初の大砲)と呼ばれる大砲のレプリカが展示されています。城跡西側に臼杵市観光交流プラザがあり、臼杵市の紹介・自転車のレンタルなどを行っています。

また、臼杵城周辺の城下町は江戸時代の風情を残す町並みとして近年注目を浴びています。旧藩主稲葉家下屋敷・旧平井家住宅(武家屋敷。戦後料亭として利用されていたものを市が買い取って公開している)、二王座歴史の道(「切通し」と呼ばれる石畳の坂道で、西側が寺町、東側が侍町)、久家の大蔵と野上弥生子文学記念館、小手川酒造と商店(フンドーキン醤油の前身)などがあります。

風連鍾乳洞(ふうれんしょうにゅうどう)は臼杵市野津町にある鍾乳洞です。1926年に発見され、翌年に国の天然記念物に指定されたもので、奥行き500mほどの旧洞と82mの新洞の2つの洞窟からなります。出入り口が一方しかないため風化作用が抑えられ、光沢がよく白色に近い鍾乳石を見ることができます。とくに旧洞の奥のホール(東西30m、南北20m、高さ14m)は、「竜宮城(競秀峰)」と呼ばれる広い空間に鍾乳石が並び、荘厳な景観を呈しています。


杵築市(きつきし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

大分県杵築市 歴史と文化の薫り高き 豊かな感性があふれるまち 人口27,198人

自治体名上に「歴史と文化の薫る町」の文字、杵築城の模擬天守と着物姿の女性が酢屋の坂の石畳を歩く様子のイラストが描かれています。合併10周年記念として2015年にミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

杵築市は大分県の北東部国東半島の付け根にある市です。2005年に旧杵築市速見郡山香町、西国東郡大田村が新設合併して新杵築市としています。別府市・日の出町とともに「別杵速見」と呼ばれる地域を構成する自治体で、江戸時代に杵築松平藩3万2千石の城下町として発展した地域になります。現在の杵築市は半導体や飲料・たばこ・飼料製造などが得意な製造業のまちですが、農業従事者の比率もそこそこに高いです。「◯◯の坂」などと呼ばれる城下町の通りの景観が有名で、観光業や商業も盛んです。茶、みかんなど柑橘類、牛肉、茶を使った石鹸、鯛茶漬け「うれしの」などを特産としています。なお、当地の名前の由来は元の「木付」を、幕府が1712年に藩主 松平重休に与えた朱印状が「杵築」と誤ったためとされています。*2007-2008年のリーマンショックの影響で大分キャノンなど誘致企業が軒並み企業活動を縮小、正規・非正規職員を減少させた結果空き家が増え、現在は家賃の安さで知られている。

杵築城(木付城、勝山城、臥牛城)は杵築市杵築の八坂川北岸の台山にあります。戦国時代には大友氏と島津氏の戦いの場になり、江戸時代には杵築藩の藩庁が置かれていた場所で、土塁・石垣・庭園の遺構などが残っています。周辺が城山公園として整備され、模擬天守内は資料館になっています。城のすぐ下までカブトガニの生息地として知られる守江湾が迫っており、たいへん景観の良い城です。

杵築城周辺には藩主御殿跡、西側には酢屋の坂、塩屋の坂、飴屋の坂などと呼ばれる坂と城下町が広がっていて、城の南北に大原邸などいくつかの武家屋敷が残るほか、きつき城下町資料館や杵築ふるさと産業館、綾部味噌醸造元や和菓子屋などがあります。杵築市は「きつき和服応援宣言」を行っていて、和服で訪れると公共観光文化施設が無料になります。

大分農業文化公園(るるパーク)は宇佐市と杵築市山香町にまたがる農業公園です。2001年に開園した広さ120ha(うちダム湖37ha)の公園で、豊の国物産館、屋内つばき園、花昆虫館を中心施設とし、周辺にあじさい園とハーブ園、ミニ動物園、花木園、キャンプ場などがあります。また、体験農園や研修室を有し、農業体験と自然観察会や陶芸教室などの体験が行われています。

山香温泉は杵築市山香町にある温泉です。杵築市街地から15kmほどのところに杵築市山香温泉センターがあります(ナトリウムー塩化物強塩泉で、肌がピリピリするお湯。九州八十八湯めぐりの一つ)。日帰り入浴も行っていた宿泊施設「山香温泉 風の郷」は2022年1月から休業しています。


由布市(ゆふし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

大分県由布市 地域自治を大切にした 住み良さ日本一のまち・由布市 人口33,811人

由布岳と金鱗湖、由布院の朝霧を背景にPRキャラクター「ゆーふー」が描かれています。合併による市制施行10周年記念として、2015年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

由布市は大分県の中央部にある市です。2005年に大分郡狭間町・庄内町・湯布院町が合併してできた市で、この合併により大分郡は消滅しています。三日月型の市域を有し、由布岳・黒岳など1,500mを超える山々に囲まれた起伏に富んだ地域で、おおむね湯布院盆地と大分川の河岸段丘にそって市街を成しています。温泉地として知られる由布院温泉を要する観光都市である一方、大分市のベッドタウンの性格も有しています。農業・商業・観光業を基幹産業とする自治体で、とりわけ飲食・宿泊サービス業と卸売・小売業従事者が多いことが特色となっています。梨・牛肉・由布院の温泉水・蜂蜜などを特産品としています。※町名とインターチェンジが「湯布院」、温泉名・駅名・市名・川が「由布」の方。近年は「ゆふいん」という表記も使われている。

由布院温泉は由布岳の山麓、湯布院町川上・川南・川北・中川・川西にまたがる温泉地をいいます(実質旧由布院町の市街のほぼ全域)。源泉数852本は別府温泉に次ぐ国内2位で、毎分38,600リットルの湯が湧出しています。概ね久大本線由布院駅から東側の金鱗湖(秋から冬にかけて朝霧がたつことで知られている)まで続く由布見通り・湯の坪街道周辺が主に商業地となっています。非常に有名な温泉保養地であるため、由布院フローラルビレッジ(イギリス・コッツウォルズ地方の村を再現した施設)、トリック3Dアート由布院、由布院昭和館、豆柴カフェや九州自動車歴史館といった観光客向けの施設が多くあります。

湯平温泉(ゆのひらおんせん)は由布市湯布院町湯平にある温泉です。史料では室町時代にあったことが確認される古湯で、共同浴場5軒とホテル・旅館などからなる温泉街になります。由布院温泉とは異なり、レトロな風情と石畳、大ソーメン流し大会で知られる温泉です。なお「由布院温泉郷」という場合には由布院温泉のほか、この湯平温泉、塚原温泉(強酸性の湯、火口乃泉一軒のみ)、庄内温泉(焼肉の韓国苑に隣接する庄内の里と旧庄内小学校を改装したほのぼの温泉館の2軒)、挾間温泉(おさるの湯、極楽温泉、やすらぎの湯 湯の杜竹泉など)の4つを含みます。市HPに市内の温泉のリストがあります。

由布岳は由布市の市域北側にある標高1,583mの活火山です(日本二百名山)。阿蘇くじゅう国立公園に指定されている山で、由布院温泉のシンボルでもあります。円錐形をしていることから「豊後富士」とも呼ばれ、由布市からは県道11号やまなみハイウェイが正面登山口、由布院温泉からは西登山口ルートが山頂まで続いています。また、別府市から熊本一宮町まで続くやまなみハイウェイは雄大な山地を縫うように走り、九州を代表するドライブスポットとして知られています。由布岳の山麓に狭霧台という展望台があり、雄大な山の眺望が得られます。とくに朝霧が盆地を包む光景は人気があり、由布院温泉周辺の名所の一つとされています。

男池湧水群(おいけゆうすいぐん)は由布市庄内町にある湧水群です(名水百選)。九重連山黒岳の中腹にある男池から湧き出して大分川水系阿蘇野川の源流となる湧水で、遊具やトイレ、駐車場などが整備されています。日当たり2万トンの水が湧いており、近年はミネラルウォーターとして商品化されているようです。また、東2kmほどのところに白水鉱泉(しらみずこうせん)という天然の炭酸水が湧き出しており、白水湿性花園というカタクリやミズバショウの名所があります。


国東市(くにさきし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

大分県国東市 いにしえの宝を未来につなぐ仏の里 人口26,117人

背景に国東半島の地図、市名上に「くにさきし」の読み仮名、PRキャラクター「さ吉くん」が描かれています。市制施行10周年記念として、2016に50cc以下のミニバイクを対象に1,000枚が交付されました。

国東市は大分県北東部にある国東半島の東部にある市です。2006年に東国東郡国見町・国東町・武蔵町・安岐町が合併して国東市としています。市域は国東半島の中央部に位置する両子山(ふたごやま、ふたごさん)、文珠山、伊美山を中心とする放射谷からなり、東部で瀬戸内海西部の伊予灘に広く接しています。市域南東側には大分空港があるほか、国東港からスオーナダフェリーが山口県周南市へ、姫島村営フェリーが姫島村(国東半島沖にある東国東郡の離島部)と連絡しています。奈良時代から多くの寺がひらかれ、六郷満山文化という独特の山岳宗教文化が栄えた地域で「仏の里」などと称します。現在の国東市は農業と製造業を主要な産業とし、情報通信機械、生産用機械、プラスチックの加工を得意としています。また、農業と漁業ではミニトマト・椎茸・みかんといった農産物やタコ・タチウオ・アカモクといった海産物を特産品としています。もともと人口が少ない地域のうえに人口減少が顕著であり、第一次産業の持続が難しくなっていきています。

大分空港は国東市安岐町の沿岸部にある空港です。旧大分空港が大分市の市街地に近く、立地的に滑走路の延伸が不可能だったため「新大分空港」として1971年に供用開始された空港で、大分県内に高速道路が整備される以前は高速交通といえば空路しかありませんでした。現在も東京・大阪・名古屋と当地を連絡するほか、大分宇宙港として小型の人工衛星の打ち上げやドリームチェイサー(ISSと地表とを連絡する乗員輸送のための宇宙船)の発着が行われています。JAXA関連のお土産を売る店や無料の足湯がある点が特徴となっています。

道の駅 くにさきは、国東市国東町にある国道213号沿いの小規模の道の駅です。大分空港の北側にある黒津崎海岸(南北2.2kmの白砂青松の海岸)に面しています。周辺に黒津崎があり、「おしり岩」という奇岩があります。サイクリングロードとして知られる大分県道413号杵築安岐国東自転車道線のサイクリングターミナルとしても機能しています。また、国東市国見町の国見海浜公園近くに道の駅 くにみ(こちらも小規模で同じく国道213号沿い)もあります。

両子寺(ふたごじ)は国東市安岐町の両子山中腹にある天台宗の寺院です。奈良時代の始め、718年に創建されたとされる六郷満山の中山本寺で、最盛期には65を数えたとされる当地の寺院の中心的な修行の場でした。また、江戸時代からは杵築藩の最高祈願所となっていました。仁王像をはじめとする石像群や紅葉の風景が特徴的で、当地の名所の一つとなっています。

文殊仙寺(もんじゅせんじ)は国東市国東町大恩寺にある天台宗の寺院です。伝承によると役小角によって648年に開かれたとされ、こちらは六郷満山の末山本寺として尊崇を受けてきました。一般に「日本三文殊」というと奈良の安倍文殊院、京都の知恩寺、山形の亀岡文殊ですが、同寺がしれっと入っていることがあります。周辺の自然林は春は桜、秋は紅葉で知られるため耶馬渓(大分県中津市の渓谷。日本三大奇勝)にみたてて「文殊耶馬」と呼ばれ、国の名勝となっています。

修正鬼会(しゅじょうおにえ)は、国東半島の六郷満山の寺院で旧正月に行われる火祭りです。旧正月に行われる修正会と大晦日の宮中行事の追儺式、火祭りが一体となったものと考えられ、鬼が身を清めた後に松明をもって周辺の家々を訪れ、無病息災を祈る祭祀です。国の重要無形文化財に指定され、日本遺産「鬼が仏になった里くにさき」の主要な位置を占めますが、現在では国東市岩戸寺・成仏寺と豊後高田市の天念寺でのみ行われています。


大分市(おおいたし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

大分県大分市 ともに築く 希望あふれる 元気都市 人口475,947人

2種類あり、どちらも観光地の高崎山と高崎山自然公園のニホンザルをテーマにしています。㊤はPRキャラクターの「たかもん」と大分市街の街並み、㊦はニホンザルやさるっこレール、特産のカボス、大分マリーンパレス「うみたまご」のイルカなどが描かれています。

大分市は大分県中部の別府湾南岸にある市です。大分県の県庁所在地ならびに大分県最大の都市で、2005年に北海部郡佐賀関町・大分郡野津原町を編入しています。中世に大友氏の城下町として発展した地域で、豊後国の国府として「府内」と呼ばれていました。高度経済成長期に発展した都市の中でもとりわけ大きな発展を遂げた地域です。鉄鋼、化学工業、石油・石炭製品、輸送用機械や電子部品など多様な製造業を主要な産業とし、臨海部の工業地帯を中心に医療用品や火薬など様々なモノが生産されています。また、従事率0.5%程度に過ぎませんが農業や漁業も行われており、米・みかん・カボス・関あじと関サバ、豊後牛などを特産品としています。あまり有名ではないですが酪農も盛んで、年間9,000tほどの生乳が生産されます。

高崎山(標高628.4m)は大分市西部にある山で、別府市および由布市との境界になっています。別府湾にせり出すような形の山で、現在は火山活動を終えた約50万年前の溶岩ドームです。1,000匹ほどの野生のニホンザルが生息しており、高崎山自然動物園という市立公園になっています。また、山麓の東側の海沿いに大分マリーンパレス水族館「うみたまご」や田ノ浦ビーチ(海水浴場。人造島の田ノ浦アイルがあり、恋人の聖地に認定)があり、当地の観光地になっています。

府内城(大分城、荷揚城とも。日本100名城)は大分市の市街の中心、荷揚町にある城跡(梯郭式平城)です。安土桃山時代に当地に入封した福原直高(石田三成の妹婿)が築いたもので、その後江戸時代に竹中重利によって九州随一の城として改修を受けたものです。現在は大分城址公園として整備されており桜の名所として知られるほか、史跡としても土塁・堀・天守台などのほか櫓2棟が残るため、優れたものです。また、南南東側に1kmほどのところに大友氏遺跡(庭園の跡が復元され、大友氏館跡庭園ともいう)があり、出土品の展示やガイダンスが併設された南蛮BVNGO交流館で行われています。

道の駅 さがのせき(佐賀関)は大分市大平にある国道197号の小規模の道の駅です。1997年に旧佐賀関町が県内4番目の道の駅として開設したもので、別府湾に面した高台にあり、海岸の眺望と関アジ、関サバ、クロメ(コンブ科の海藻の一種)などを売りにしています。

道の駅 のつはるは、大分市下原にある国道442号の小規模の道の駅です。2019年にできたまだ新しい道の駅で、2020年に供用開始されたななせダム(旧:大分川ダム)に面しています。ダム側の壁は一面ガラス張りで、ダム湖の眺めが良いテラスと施設外にななせダム第1・第2展望所など展望所を有しています。ななせ焼という鮎型のたいやきや柿とその加工品などを販売しています。

大分県立美術館OPAMは府内城から西500mほどのところにある美術館です。2015年に開館した施設で、2014-2015年に閉館した大分県立芸術館の収蔵品を引き継いでいます。大分県産の木材を使用した木組みをガラスで覆った箱型の特徴的な施設で、内部も明るく開放感のある造りになっています(コレクション展:一般 300円 大学生・高校生 200円、企画展は別料金)。

余談になりますが、当地では駅前市街地のホテル・スーパー銭湯、銭湯で温泉に浸かることができます。「山の中の温泉郷」はありませんが、料金や好みによって選ぶ程度には店舗があります。泉質は概ね「大深度地熱温泉」(大分市の深層熱水を利用した温泉をいう。商標登録されている)と呼ばれるモール泉です。


日田市(ひたし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

大分県日田市 人と自然が共生し、やすらぎ・活気・笑顔に満ちた交流都市 人口61,881人

市花のアヤメが描かれています。2018年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

日田市は大分県北西部にある市です。2005年に日田郡前津江村、中津江村、上津江村、大山町、天瀬町を編入して現在の市域(ほぼ旧日田郡)としています。ちょうど大分市と福岡市・久留米市の中間あたりにある市で、周囲を1,000m級の山々に囲まれた日田盆地に市街を成しています。盆地に流れ込む河川の多さから「水郷(すいきょう)」と呼ばれる地域で、江戸時代から河川を利用した林業や木工業が盛んです。昭和中期~平成初期ごろまで中小企業が中心の製造業のまちでしたが、近年は卸売・小売業など第3次産業従事者が増え、観光客数も伸びるなど商業都市の性格が強くなってきています。日田下駄など木や竹の工芸品と家具、小鹿田焼(おんたやき)と漆器、鮎、梨などを特産品としています。

天ヶ瀬温泉(あまがせおんせん)は日田市天瀬町にある温泉です。別府や由布院と並ぶ豊後三大温泉のひとつで、玖珠川(くすがわ)沿いに20軒ほどの旅館・民宿が並んでいます。共同の露天風呂として100円で利用できる野湯5つがあることが特徴的です。周辺に桜滝や山法師滝があり、JR九州杉河内駅の方まで行くと慈恩の滝や棚田があります(ともに玖珠町内)。

鯛生金山(たいおきんざん)は日田市中津江村にある金鉱山の跡です。明治時代に発見された小脈で1898年から1972年まで採掘が行われていました。現在は旧坑道の一部が地底博物館、周辺に道の駅 鯛生金山が整備され、当地の観光名所の一つとなっています。

豆田町(まめだまち。重伝建)は日田市役所の北側、花月川の南岸にあります。幕府直轄の天領として栄えた永山城下の趣を残す地区で、日田醤油ひな人形ミュージアムや天領日田はきもの資料館、日本丸館(古民家、薬屋)、和菓子屋などがあります。

高塚愛宕地蔵尊は日田市天瀬町の天ヶ瀬高塚ICあたりにあります。8世紀中頃に始まったとされる地蔵尊で、神仏混淆の信仰形態を残しており、地蔵菩薩を本尊としながら鳥居があったり天照大神が摂社に祀られていたりします。境内に子宝に恵まれ乳の出がよくなるとされる「乳銀杏」やお抱え地蔵、参拝トンネルや湧水などがあり、参拝客は年間200万人を超すといわれています。

小鹿田焼の里は日田市源栄町(もとえまち)皿山地区の窯元の集まる地域をいいます。小鹿田焼は江戸時代中期にはじまったものとされ、その陶芸技法は国の重要無形文化財、地区全体が池ノ鶴地区の棚田とともに重要文化的景観に選定されています。当地の粘土は瀬戸焼など他の陶土と比べると扱いづらいため、水車を利用した唐臼(からうす)でついて砕くのが特徴です。

道の駅水辺の郷おおやまは、日田市大山町にある国道212号沿いの中規模の道の駅です。レストラン「なごみ」、鮎の塩焼きや甘露煮を売る「川漁師の店えとう」、ファーマーズマーケットや進撃の巨人ミュージアムなどが一体になった施設です。大山町は梅が特産で、梅酒や梅干し、梅のソフトクリームなどを販売しています。また、日田市上津江町にも道の駅 せせらぎの郷かみつえ(小規模、国道387号沿い)があります。


佐伯市(さいきし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

大分県佐伯市 青い海 きらめく清流 豊かな緑。九州で一番広いまち 人口66,876人

「いざ、進水!」というテーマで、タンカーの上から殿様が紙吹雪を撒いているイラストが描かれています。2019年にミニバイク50cc以下を対象に500枚が交付されています。

佐伯市は大分県の南東にある市です。2005年に旧佐伯市と南海部郡(みなみあまべぐん)の5町3村が合併して新佐伯市としています。大分市南東60kmほどのところにある九州で一番広い自治体で、東部は豊後水道側にリアス式海岸を有し、内陸部は九州山地のうち祖母傾国定公園の山々となっています。おおむね一級河川番匠川(ばんじょうがわ)河口部の沖積平野を中心に市街が拓けています。戦後にいち早く工場や造船所の誘致を進め、工業都市として発展しました。現在の佐伯市は業務用冷蔵庫や医療機器、水産加工などの製造業と商業がバランスしています。市内各所に海岸の景観、内陸部の渓谷と滝、鍾乳洞など記念物や名勝を有しており、観光業が推進されていますが、あまり有名ではありません。イリコ(イワシ類)やヒラメといった海産物やみかん・レモン・ポンカンといった柑橘を特産品としています。*なお、市名の「さいき」は1916年に佐伯町会が読み方を訛音に合わせたもので、「さえき」も使用されている。

佐伯城は佐伯市字城山にある史跡です(大分百景、続日本100名城)。関ヶ原の戦いで東軍に降伏して当地に2万石の領地を安堵された毛利高政が築いたもので、総石垣の山城のうち三の丸付近の石垣と櫓門が残っています。現在は城山歴史公園として整備され、麓に佐伯市歴史資料館と城下町佐伯国木田独歩館があります。

鶴御崎(つるみさき)は佐伯市の鶴見半島の先端部をいいます。豊後水道に突き出したこの岬は昔から軍事の要衝にあたり、1894年には海軍の望楼が設けられ、1942年には15cmカノン砲4門からなる要塞が設けられました。また、1981年に点灯した比較的新しい灯台があります。アクセスはお世辞にも良いとはいえませんが、現在でも九州最東端の地および初日の出スポットとして親しまれています。

豊後二見ヶ浦は佐伯市上浦の日豊海岸国定公園内にある海岸です(佐伯市の名勝)。高さ17m、10mの夫婦岩が長さ65m、重さ2tに及ぶしめ縄で結ばれています。このしめ縄は1994年に世界最長としてギネスブックに載ったもので、毎年12月に有志によってかけ替えられています。

佐伯寿司海道は当地の中心市街、佐伯城と市役所の間あたりの寿司屋の集まりをいいます。もともと「黒潮の極 佐伯寿司海道」という地物の魚介を見直し、地産地消をすすめる計画から生まれたもので、現在はとくに「佐伯寿司」という言葉が定着しています。当地では50種以上に及ぶ魚が一年におよそ15,000tほど水揚げされています。

大入島(おおにゅうじま)は佐伯市の海岸から約700mほどのところにある周囲約17km、面積5.66kmほどの有人島です。佐伯港からカーフェリーで7分ほどで渡ることができます。水産業・水産加工業を主な産業とする島で、佐伯いりこや佐伯ちりめんが名産です。これといった大規模な施設はありませんが、海をわたる細い堤防「海の細道」や展望所、畑や神社など昔ながらの景観と海の幸があり、近年はトレッキングコースとして知られるようになっています。

佐伯市の道の駅は3つありそれぞれ特徴が異なります。①道の駅かまえは国道388号沿いの中規模の道の駅です。宮崎県との境にある佐伯市蒲江にあり、漁港に近く海鮮(とくにヒオウギ貝、ブリ)を名物としています。②道の駅 宇目は国道326号の中規模の道の駅です。こちらは山中にあるため唐揚げや栗、イノシシ肉を名物としています。③道の駅やよいは市街地近くの番匠川のほとりにあり、海鮮やとり天などを名物としています。また、「番匠おさかな館」という淡水魚専門の水族館と「やよいの湯」という入浴施設を併設しています(ロウリュウあり)。


宇佐市(うさし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

大分県宇佐市 彩りに満ちた暮らしの元気都市 人口51,012人

㊤「からあげ専門店発祥の地」の文字とPRキャラクター「うさからくん」㊦「世界農業遺産の里」の文字と宇佐神宮南中楼門、オオサンショウウオのイラスト。どちらも2014年から50cc以下のミニバイクを対象に交付されています。

宇佐市は大分県北部の国東半島の付け根にある市です。2005年に旧宇佐市・院内町・安心院町(あじむまち)が新設合併して新宇佐市となっています。市域南部は九州の屋根九重山系に続く1,000m級の山々があり、北に行くにつれて丘陵地>台地と標高が下がり、北部で周防灘に接しています。宇佐市の中心市街は宇佐神宮や本願寺別院の鳥居前町/門前町として発展してきたため、特に正月に参詣客で賑わいます。また、当地は県内屈指の穀倉地域であるため、郊外は水田や牧場が目立ちます。豊幸ガニ、からあげ、ぶどう、いちご、ねぎを特産品とするほか、酒造りが盛んで日本酒・焼酎・ワインなども有名です(特に焼酎「いいちこ」が全国区)。また、日本の文化として親しみのあるお神輿やからあげ専門店の発祥地です。

宇佐神宮は宇佐市南宇佐にある神社です。全国に44,000社ある八幡宮の総本社で、古代においては伊勢神宮と並び二所宗廟とされていました(日本三大八幡宮のひとつ)。御許山(標高647m)山麓の下宮と山頂の上宮で構成されています。年間150万人が参拝するといわれる神社で本殿3棟のほか、宝物殿の孔雀文磬(くじゃくもんけい)が国宝となっています。

宇佐市平和資料館は宇佐市閤(ごう)にある資料館です。宇佐市の柳ヶ浦地区に開設された宇佐海軍航空隊(パールハーバー攻撃や大戦末期の沖縄戦では特攻攻撃を実施)に関する資料や実物大の零戦の模型などを展示しています(入館無料)。資料館北側に行くと掩体壕がいくつか残っており、農家の倉庫などに利用されています。

道の駅 いんないは、宇佐市院内町にある国道387号(500号重複)沿いの小規模の道の駅です。院内町は75基もの石橋があることで知られる地域で、同道の駅内に「石橋ステーション」という石橋の模型や位置情報等を紹介するコーナーがあります。また、オオサンショウウオの生息地としても知られる地域ですので、ぬいぐるみなどオオサンショウウオグッズが売られています。

宇佐のマチュピチュ展望所は宇佐市院内町西椎屋の国道387号沿いにあります。地元の人が「秋葉様(火伏せの神様)」と呼ぶ円錐状の山の麓に広がる棚田の風景がペルーのマチュピチュに似ているということから注目を集め、2016年に展望所ができています。4~11月の毎週土日祝日に「天空の市」という農産物直売所を営業しています。

九州自然動物公園アフリカンサファリは、宇佐市安心院町にあるサファリパーク形式の動物園です。サファリ形式の動物園としては日本最大となる115haの敷地に約1,400頭の動物が飼育されています。また、周辺に東椎屋の滝や津房温泉(「老人憩の家」という施設名だが、年齢に関わらず入れる。入浴料300円でシンプルにお湯を楽しむ入浴施設)などがあります。


九重町(ここのえまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

大分県玖珠郡九重町 地熱と温泉と高原の町「九重町」 人口8,667人

九重連山と町花のミヤマキリシマ(ツツジの一種)、九重”夢”大吊橋、PRキャラクター「ミヤちゃん」が描かれています。2015年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

九重町は大分県中西部にある町で、玖珠郡(くすぐん)に属しています。町全域が山地で、多くが阿蘇くじゅう国立公園に指定されています。おおむね一級河川筑後川の上流域にあたる玖珠川の流域に集落を成し、町内を大分県由布市と熊本県阿蘇市を結ぶやまなみハイウェイが走るため、阿蘇くじゅう国立公園の大分側の玄関口となっています。農林業を主要な産業とする地域で、町域の約8割を占める森林のほか、標高350m~1050mの傾斜地に水田や果樹園、牧場などがみられる一方で、宿泊・飲食サービス業など観光業も行われています。また、くじゅう連山は火山群であるため、町域各地に温泉があるほか地熱発電が行われています。※全域が高地であるため年間平均気温は12度程度と低い。

九重”夢”大吊橋は九重町田野にある歩行者専用の吊橋です。鳴子川渓谷にかかる高さ173m、長さ390mの吊橋で、日本最高の吊橋となっています(長さ日本一は箱根西麓・三島大吊橋になった)。非常な高所から震動の滝(日本の滝百選)や九酔渓(鳴子川渓谷)を眺めることができます(通行料金:中学生以上500円、小学生200円で往復可能)。もともと1956年に吊橋架橋の発案があったときに「寝ぼけている」などと一蹴されたことから、「長年の夢」や「夢のような話」といった意味で”夢”と冠しています。現在では当地の観光名所として物産館や駐車場、バス停流所などが整備されるほか、吊橋を渡ったところに九重白蛇参拝所・龍昇院という施設があり、ここの白蛇は非常に大人しいので一緒に記念撮影したりできます。

九重”夢”温泉郷」とは九重町内にある温泉を総称するものです。当地の温泉は、もとは「九重九湯」と呼ばれていましたが、名前に反して町内の温泉は9つ以上あるため九重”夢”大吊橋が開通したおりに現在の呼び方になりました。宝泉寺温泉が主力ですが、近年ではやまなみハイウェイ周辺の星生温泉、牧の戸温泉なども知られるようになっています。

くじゅう自然動物園は九重町田野の飯田高原にある民営の動物園です。動物園というわりに施設はほとんど無く、ヤギやラマ、鹿、豚などの草食動物が単に放し飼いになっているというもので、各地にある「ふれあい動物園」をずっと大きくしたような独特な施設です。「服や靴の汚れ、においなどは気にならない」という純粋な動物好きはハマると思います。

八鹿酒造は九重町右田(久大本線恵良駅から徒歩3分)にある酒蔵です。1864年に創業しており、日本酒「八鹿」「笑門 八鹿」のほか焼酎「なしか!」やかぼすリキュールなどを取り扱っています。また、試飲ができる直営店「舟来蔵」を有しています(酒蔵見学は執筆現在は停止中)。


原付のご当地ナンバー都道府県別目次はコチラ

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