愛媛県鬼北町は、全国1700余りある地方自治体のうち唯一「鬼」の文字が入る自治体です。 2013年、町では「鬼北町」の町名にちなんだ「鬼」のモニュメントを制作することになりました。
ここまではよくある話ですが、鬼北町が制作を依頼したのが、精巧なフィギアを造形することで世界的にも有名な「海洋堂」でした。(海洋堂は個人向けのフィギアから、国内外の博物館の展示品も手がけています。)造形を担当したのは、骨格と筋肉の表現が素晴らしい、日本を代表する造形作家「竹谷隆之氏」です。
そして出来上がったのがこちら。「鬼王丸」(身長5m、体重700kg、FRP製)

今にも動き出しそうな躍動感があり、恐いぐらいの存在感です。このモニュメントは鬼北町の道の駅「森の三角ぼうし」に設置されています。
また「鬼王丸」の母(?)にあたる「柚鬼媛(ゆきひめ)」 の母子像が、道の駅「日吉夢産地」に設置されています。鬼北町では将来的に、「鬼の館(仮称)」を建設予定、「鬼の町づくり」を目指しています。