輪島の海女漁は「万葉集」や「古今物語集」で語られているように歴史が古く、現在でも他の地域で高齢化や担い手不足が続く中、約200名の方が活躍しておられます。海女による水揚げも高く、輪島漁協の取扱高の約10%と大きなウエートを占めます。
2018年には「輪島の海女漁の技術」が、民俗文化財の中でも特に重要なものとして「重要無形民俗文化財」に指定されました。
「輪島の海女漁保存振興会」を始め輪島市では、海女文化の保存・継承のために、種苗稚貝の放流、外敵生物・競合生物の駆除、自主ルール制定による資源管理などの取り組みを行っています。
また販売強化策としてブランド化も進め、「輪島海女採りあわび」「輪島海女採りさざえ」の商標で、県内外にPRしています。(あわびにはタグが付いてます。)



また輪島と言えば「輪島朝市」が有名です。約360mの商店街に200以上の露店が立ち並びます。海女漁で採れた新鮮な魚貝類を始め、輪島塗の工芸品や採れたての野菜、季節限定のズワイガニも販売されています。