JR中央本線連続立体交差事業で、国立駅は建て替えられ、旧駅舎は取り壊される事になりました。
1926年に開設された「国立駅」は、国分寺駅と立川駅の中間にあり、両駅から一文字づつ取って「国立駅」と名付けられました。(この事が後に国立市の市名の由来となります。)
国立市の主要道路は、国立駅から延びるように配され、国立駅を起点として街づくりが行なわれたことが窺えます。その国立市の目印・シンボルマークが「赤い三角屋根の旧国立駅舎」で、市民にとって無くてはならない建物です。
国立市は旧駅舎を、「ほぼ同じ場所に」、「ほぼ同じ姿形で」保存できるよう模索します。東京都、JR東日本、国立市で協議した結果、まず有形文化財の指定を受ける(文化財の指定を受けることにより、建築基準法の適用を免れ、木造での再築が可能)、丁寧に解体し部材を国立市が保管、2020年完成に向けて「ほぼ同じ場所に」再築工事を行う事になりました。
再建された駅舎は、国立市の情報発信・情報交流の施設として、観光案内、展示スペース、文化交流の場として活躍が期待されています。