岡山県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【岡山県編】

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岡山県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

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岡山市(おかやまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県岡山市 水と緑が魅せる心豊かな庭園都市 人口716,128人

㊤「晴れの国おかやま」(岡山県のキャッチフレーズ)にちなんだ太陽と桃太郎の登場キャラクター㊥岡山城と後楽園のタンチョウ㊦プロサッカークラブ「ファジアーノ岡山」(右側)と女子バレーボールクラブチーム「岡山シーガルズ」(左側)のキャラクターとロゴ。㊤㊥は2016年からミニバイク50cc以下を対象に交付、㊦は2019年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されている。

岡山市は岡山県南東部にある市です。岡山県の県庁所在地並びに東瀬戸経済圏最大の都市であり、2009年に政令指定都市に移行し4つの区に分かれています。岡山平野の中央に位置し、北側の中国山地、南側の四国山地に雲が阻まれるため晴れの日が多く、日照時間が長いです。おおむね北部は吉備高原まで丘陵地が続き、南部は岡山平野の中心市街から児島湾を挟んで児島半島の北部までが市域になっています。卸売・小売業、飲食・サービス業など第3次産業が主要な産業で、表町・岡山駅周辺が商業地区として大規模な集客力を有するほか、製造業も盛んで瀬戸内工業地域の一角を成しています。マスカットやピオーネといったぶどう、白桃、あたご梨などフルーツが特産品として有名ですが、備前焼や烏城彫(うじょうぼり。漆器)など伝統工芸も行われています。

岡山後楽園は岡山市北区にある日本庭園(大名庭園)です(国の特別名勝)。旭川を挟んで岡山城の対岸にある面積14.4haの庭園で、岡山県を代表する観光名所・日本三名園の一つとなっています。1700年に当時の岡山藩主 池田綱政によって作庭されたもので、戦中には芋畑に転用されたり、空襲で施設が焼けたり戦後には進駐軍の宿舎として25mプールが造られたりしました。現在は県の所有になり往時の姿を取り戻しています。また、江戸時代から伝統的にタンチョウが飼育されており、戦後の一時期はいなくなっていましたが現在は8羽が飼育されています。

岡山城は岡山市北区にある日本の城・国の史跡です。もともと備前東部に興り、備中まで支配を伸ばした宇喜多氏が旭川流域の「岡山」という丘に築いたもので、その後小早川秀秋や池田氏によって改修を受けて今に至ります。城壁が板張りで黒く塗られていることから「烏城」(うじょう)と呼ばれていて、周辺は烏城公園として整備されています。戦時中に空襲によって天守(国宝であった)が消失したため、現在の天守は復元されたもので内部は博物館になっています。

吉備津神社(きびつじんじゃ)・吉備津彦神社は岡山市北区にある神社です。どちらも崇神天皇10年(紀元前88年頃)に派遣された四道将軍のうち、吉備津彦(吉備の国を平定し、桃太郎のモデルになったとされる)を主祭神として祀る神社です。吉備津神社は備中一宮、吉備津彦神社は備前一宮です。だいたい1kmくらいの距離にあり一日で両方見て回ることができます。

池田動物園は岡山市北区にある動物園です。1953年に元岡山藩主 池田詮政の孫にあたる池田隆政・厚子(昭和天皇の第4皇女)夫妻により開設された日本初の民間経営の動物園であり、生体100種450頭ほどが展示されています。設立の経緯からして大きな施設ではなく、老朽化も目立ちますが、その由緒から近隣の人々に愛されている施設です。


笠岡市(かさおかし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県笠岡市 元気・快適・ときめき 進化するまち笠岡 人口45,065人

プレート右側に豊かな大地と瀬戸内の海をイメージした黄緑と水色のライン、PRキャラクターの「カブニくん」が描かれています。2016年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

笠岡市は岡山県南西部にある市です。市域の南部は江戸時代から1989年まで行われた大規模な干拓によってできたもので、市域北部や西部にいくつかの丘陵を含みますが全体になだらかです。おおむね田園地帯に市街が挟まるような形で発展しており、JR笠岡駅周辺及び西部の広島県福山市に隣接するあたりが市街になっています。また、30ほどの有人・無人島からなる笠岡諸島を有しています。主要な産業は製造業で、化学工業・電子部品・プラスチックといった製品の加工と製造を得意としています。歴史的に福山藩の一部であったこと、市西部の県境が日本の県境としてはなだらかなことから広島県福山市と強い結びつきがあります。歴史的には良質な港である笠岡港を有し、海上交通の要衝として栄えた当地ですが、人口減少が顕著で1995年-2015年の間に1万人程度減少しています。

笠岡市立カブトガニ博物館は笠岡市横島にある博物館です。世界で唯一カブトガニをテーマにした施設で、生きたカブトガニやオウムガイを展示しています。笠岡湾と神島水道は古くからカブトガニの繁殖地として知られる場所ですが、1989年まで国営事業によって干拓が行われており、絶滅が危惧されたことからできた施設です。施設近くの浜辺はカブトガニの繁殖地となっており、幼生の放流が行われています。また、カブトガニ博物館公園という公園が隣接しており、こちらはティラノサウルスなど恐竜の実物大オブジェがあります。

古城山公園は笠岡市笠岡にある公園です。笠岡湾を望む標高60mの高台にある公園で県内有数の桜の名所として知られています。ここはもともと笠岡城という村上水軍の要害が築かれていた場所ですが、干拓埋め立て事業により山を切り崩したために遺構の9割ほどが消失しています。

道の駅 笠岡ベイファームは笠岡市カブト南町にある国道2号の中規模の道の駅です。レストラン・直売所・カフェ・観光情報コーナーといったごく普通の構成の道の駅ですが、周辺が花畑になっており、菜の花>ひまわり>ポピー>コスモスと四季折々の花が咲きます。地場産品やひじき・灰干しなど笠岡諸島の特産品を扱っています。


勝央町(しょうおうちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県勝田郡勝央町 ほどヨイ!田舎 えーがん!勝央 人口10,895人

雲と青空を背景に町のPRキャラクター「きんとくん」が描かれています。2016年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています(下一桁4,9は欠番)。

勝央町は岡山県北東部にある町で、勝田郡に属しています。美作市と津山市に東西を挟まれた格好の地域で坂田公時終焉の地として知られています。また、中心となる勝間田地区はかつて姫路と松江を結ぶ出雲街道の宿場町として栄えたといいます。現在の勝央町は勝央工業団地を中心に内陸型の製造業のまちとなっており、製薬・香料・塗料などの化学工業が発達しています。また、農業の方も盛んで黒大豆・ピオーネ・梨・栗などを特産品としています。

おかやまファーマーズ・マーケット ノースヴィレッジは勝央町岡にある農業公園です。畜舎と放牧場・地場産品の販売所・パン工房・キャンプ場とバーベキュー場などがあり、アイスクリームやバターの手作り体験ができます。施設は林業が盛んな北欧の建築物を参考にしており、木をふんだんに使ったログハウス調となっています。

栗柄神社(くりがらじんじゃ)は勝央町平にある神社です。坂田公時(幼名を金太郎といった。酒吞童子退治で知られる源頼光の郎党)が当地で熱病にかかり亡くなった(とされる)ため、手厚く葬りこれを祀ったものです。公時の勇敢さを称える小さな社が残っています。

勝央美術文学館は、勝央町勝間田にある勝央町ゆかりの画家や文学者の作品資料を紹介する施設です。木造の施設で洋画などの美術品や文学資料を展示しています。


早島町(はやしまちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県都窪郡早島町 はやしま夢織る町 人口12,746人

上部背景に文化交流施設の「いかしの舎(や)」、右側に早島公園のソメイヨシノが描かれています。町制120周年記念として、2017年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

早島町は岡山県南部にある町で、都窪郡(つくぼぐん)に属しています(現在は早島町1町のみ)。干拓によって内陸部の町となっていますが、もともと室町時代までは島であり周囲の海域は流れが早く、航行の難所とされたことから「早島」といいます。県下第1位・2位の規模の岡山市と倉敷市に挟まれた位置にあるため、両市のベッドタウンとなっています。岡山県内では最小の自治体となる7.62k㎡の面積に多くの人が暮らすため、県内では人口密度が最大です。産業は卸売業が主体であり、流通の要衝であるため当地と岡山市にまたがって岡山県総合流通センターとコンベックス岡山(総合展示場)が存在します。い草を特産品としており、毎年「花ござまつり」というい草製品の展示販売会が行われています。

フォレスタ!早島町ふれあいの森公園は早島町矢尾にある公園です。池やアスレチック、桜並木などがある公園で、キャンプ場が整備されています。岡山市・倉敷の市街から車で30分ほどのアウトドア施設として親しまれています。

いかしの舎は早島町早島にある観光交流施設です。当地はかつてい草の生産で栄えた歴史があり、この施設も古い畳表・経糸問屋を改修したものです。町家の雰囲気を楽しみながらお茶ができるカフェや日本庭園、展示室などがあります。

早島公園は早島町の中央部にある公園です。丘陵地を活かした公園で、多種多様な桜が植栽されているため地元の花見スポットとなっています。園内に国鉾神社という神社があり、境内がツツジや藤の名所として知られています。また、近くに戸川家記念館という資料館があり、代々早島村を治めた旗本である戸川家に伝わる甲冑や蔵、指物、島左近の兜の緒(関ケ原の戦いで戸川家が討ち取ったという)などが展示されています。


津山市(つやまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県津山市 暮らし、ほんもの。 人口96,550人

㊤津山まなびの鉄道館にある旧津山扇形機関庫㊦桜と津山城址鶴山公園の備中櫓。どちらも2017年からミニバイク50cc以下を対象に交付されている(従来様式との選択制、下一桁4,9及び下二桁42は欠番)。

津山市は岡山県北部にある市です。県内3位の規模を誇る都市で、岡山県北の中心都市となっています。もともとは越前松平家津山藩の城下町として発達したものであり、津山城と鶴山公園、城東の重伝建、旧津山藩別邸庭園(衆楽園)、旧市庁舎、中山神社(美作国一宮)や美作国分寺跡など古い史跡や文化財などが数多く残っています。現在の津山市は概ね第3次産業が主体の商業都市となっていますが、紙漉き・鍛冶・酒造・織物(作州絣)といった伝統的なモノづくりも継承されています。産物では米・地酒・ピオーネ・ジャンボピーマン・和菓子・和紙などを特産品としています。

津山城(鶴山城とも)は津山市山下にある日本の城・国の史跡です(日本百名城)。日本三大平山城の一つで、往時は広島城76棟・姫路城61棟をしのぐ77棟の櫓が立ち並んでいたといいます。本能寺の変で討死にした森蘭丸(森成利)の弟、森忠政によって築かれたものです。明治の廃城令によって天守や櫓など構造物のほとんどを失っていますが、備中櫓や太鼓塀など一部が復元されています。周辺は鶴山公園という公園として整備されており(日本さくら名所100選)、城の東側には城東の町並み保存地区として城下町の風景が残っています。

津山自然のふしぎ館(津山科学教育博物館)は津山市山下にある博物館です。旧津山基督教図書館高校夜間部の校舎を改装したもので、世界各地の動物の剥製800種を中心に、化石や人間の臓器(ホルマリン漬け)などが展示されている自然史の博物館となっています。また、道路を挟んで歴史民俗館(旧基督教図書館)が隣接しています。

道の駅 久米の里は津山市宮尾にある国道181号の道の駅です。地場産品やお土産を売る直売所にレストランを併設しており、ホルモンうどんやさば寿司、ジャンボピーマンなどを販売しています。隣接地に1/3スケールのZガンダムの模型があり、これは個人が7年かけて制作し、市に寄贈したものです。模型には胸部にコクピットが設けられており、毎年4月の最終日曜日に搭乗体験が行われています。

津山まなびの鉄道館は津山市大谷にある博物館(鉄道保存展示施設)です。JR津山駅の構内にあり、こちらの扇形機関車庫は現存する施設としては京都梅小路の扇形庫に次いで国内2番目の規模です。また、日本で1両だけ製造された「DE50形ディーゼル機関車」や人気の「D51形蒸気機関車」など車両13両が展示されています。月に数回転車台回転の実演が行われています。


倉敷市(くらしきし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県倉敷市 ひと、輝くまち 倉敷  人口469,494人

全面ジーンズのデザインです。まるでデニム生地ように見え、ステッチやパッチ、タブが印象的です。また、リベット風のオリジナルビスを採用しています。2017年からミニバイク50cc以下を対象に5,000枚が交付されています。

倉敷市は岡山県南部にある市です。県下第2位の規模の都市で、岡山市や周辺自治体とともに岡山都市圏の一角を成し、臨海部に水島工業地帯を有するため瀬戸内工業地域の中核都市でもあります。江戸時代には商人の町、近世には繊維産業をはじめ様々な工業が発達した地域ですが、現在は知名度の高い文化観光都市となっており、特に倉敷美観地区の町並みや瀬戸大橋が有名です。産業は卸売・小売業や観光関連の事業など第3次産業が主体ですが、製造業の比率も高めです。美術館や博物館など文化的な施設が多いことが特徴の一つで、大原美術館やライフパーク倉敷科学センターといった大型の施設のほか、いがらしゆみこ美術館(キャンディ・キャンディの作者)や郷土玩具の博物館など小さめのギャラリー的な施設がたくさんあります。

倉敷美観地区は倉敷市にある町並み保存・観光地区です。本町全域と中央・東町の一部を含み、全体で広さ21haとかなり広いです。倉敷川の畔から街道沿いに白壁なまこ壁の蔵が並んでおり、天領時代の景観をよく残しています。中国地方を代表する街歩き観光の王道であり、飲食店や当地の産物を取り扱うショップのほか、倉敷民藝館や日本郷土玩具館、桃太郎のからくり博物館といった博物館、考古学博物館などがあります。美観地区の南東側はアイビースクエアという倉敷紡績の工場跡を改修した複合観光施設になっています。また、倉敷川の西側は倉敷デニムストリートといって、倉敷の児島地区が国産デニム発祥の地であることにちなんだ衣料品・小物・装飾品などを販売する店が軒を連ねています。

児島ジーンズストリートは倉敷市児島地区にある旧野崎家住宅から400mほど続く通りで、当地のジーンズメーカーが軒を連ねています。同地域は干拓地で、古くから米作りには不適とされたために木綿が栽培されるようになりました。現在は「国産ジーンズの聖地」や国内生産の7割ほどを占める帆布(キャンパス地)の生産地として知られており、バッグなどに加工して販売しています。

大原美術館は前述の倉敷美観地区にある美術館です。1930年開館、日本最古の私立西洋美術館ですが、その展示内容は本館(西洋絵画)、別館(日本の近代~現代アート)、工芸・東洋館(陶器や版画、東洋の古美術)など多様です。おおむねエル・グレコの『受胎告知』やモネ『睡蓮』といった作品の所蔵で知られています。

下津井は倉敷市児島地域の地区です。瀬戸内海に突き出た児島半島の西南端にあたる地区で、瀬戸大橋の本州側のたもとにあたります。古くから港町として栄えた地域で、古い町並みが残る下津井町並み保存地区や下津井城跡(県指定の史跡)があるほか、県内有数の漁港として知られており、タコやママカリが有名です。瀬戸内海を一望できる風光明媚な地域であるため、鷲羽山近隣に宿泊施設、鷲羽山ハイランド(遊園地)といった観光業も行われています。


和気町(わけちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県和気郡和気町 「元気・やる気・日本一」のまちづくり 人口12,995人

㊤和気町のPRキャラクター「タンタン」(自治体名左)「わけまろくん」「フジコちゃん」(右)と藤公園の藤が描かれた可愛らしいデザイン。㊦木立と水辺を背景に国の特別天然記念物タンチョウが描かれている。右下に「タンチョウの里」のロゴ。ともに2017年からミニバイク50ccを対象に交付されている。

和気町は岡山県南東部にある町で、和気郡に属しています(和気町のみ)。2006年に旧和気町と佐伯町が合併して新たに和気町としています。町域の大半が山林であり、吉井川と金剛川の流域に市街を形成しています。全国的には和気清麻呂(奈良~平安時代初期の貴族で、戦前の10円札に肖像画が印刷されていた)の生誕地として知られる地域で、和気神社や藤公園、鵜飼谷温泉、岡山県自然保護センターなどの観光資源を有しています。主な産業は農業と製造業で、果樹栽培が盛んに行われる一方で製造業従事者も多いです。ぶどう・もも・りんご・茄子・白ねぎ・こんにゃくなどを特産品としています。

和気町藤公園は和気町藤野にある公園です。地域おこしを目的に昭和60年に開園したもので、日本最多の100種を超える藤が植栽されています。毎年藤まつりが行われており、地域を代表する花の名所として人気があります。公園周辺に和気氏の氏神を祀る和気神社があり、安産や子供の守り神として親しまれているほか、この神社の参道に歴史民俗資料館があります。

岡山県自然保護センターは和気町田賀にある自然保護・自然学習施設です。面積100haの敷地にアカマツ林や池、人工の湿地などを有し、日本一のタンチョウ飼育頭数で知られる施設で、四季を通じて様々な野鳥・昆虫・野草などを観察することができます。

和気鵜飼谷温泉は和気町益原にある温泉です。「和気鵜飼谷温泉」というそのままの名称のホテル・入浴施設があり、温水プールもあります(湯量150トン/日、ph9.5のアルカリ性単純温泉)。この施設の近くに和気鵜飼谷交通公園があり、遊具やミニSL、ゴーカートといった子供の遊び場になっているほか、鵜飼川沿いに桜並木があるため春には花見が行われています。


吉備中央町(きびちゅうおうちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

加賀郡吉備中央町 おっへぇそう! 人口10,407人

吉備中央町の位置を示した岡山県の地図とPRキャラクターの「へそっぴー」が描かれています。また、自治体名上にキャッチフレーズの「おっへぇそぅ!」の文字が入ります。2017年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

吉備中央町は岡山市の北西側、ちょうど岡山県の中央部にある町で加賀郡(吉備中央町のみ)に属しています。2004年に上房郡賀陽町と御津郡加茂川町が合併してできた町で、同時に加賀郡(旧地名の加茂川と賀陽から一字ずつとった)が新設されました。吉備高原と呼ばれる標高200~697mほどの丘陵地に位置し、旭川・宇甘川(うかいがわ)・加茂川が町域を流れ、渓谷と多くのため池が特徴的な地形となっています。基幹産業は農業で水稲・高原野菜・黒大豆・ぶどうやブルーベリーなどが生産されるほか、林業や畜産も行われています。また、宇甘渓の渓谷美や小森温泉・湯の瀬温泉といった観光資源を有しています。白菜と白菜キムチ・ピオーネ(ぶどう)・ブルーベリー・チーズなどを特産品としていますが、近年は耕地面積・店舗数ともに減少しつつあり活力を失いつつあります。

宇甘渓(うかんけい)は旭川の支流、宇甘川(うかいがわ、うかんがわともいう)がつくる渓谷です。吉備中央町下賀茂あたりは川幅が極度に狭まり、奇岩とそそり立つ岩肌や激流がみられます。シンボルの赤い橋「あかばし」の周辺には遊歩道が整備されており、モミジ・ケヤキ・ウルシなどの紅葉の名所とされています。また、同町内の豊岡川流域にもホタルの名所や滝や奇岩・岩肌を見るにはもってこいの鳴滝森林公園(キャンプ場併設)があります。

湯の瀬温泉(岡山県)は吉備中央町豊岡下にある温泉です。湯の瀬温泉旅館という宿泊・入浴施設とキャンプ場があります。源泉はアルカリ性単純温泉(ph9.7)で、温度29度と低いため加温して用利用しています。豊岡川を下流の方へ下っていくと国道429号あたりに小森温泉があります。

吉備中央町には道の駅が2つあります。①道の駅かようは、吉備中央町北にある国道484号沿いの小規模の道の駅です。直売所・和風レストラン・ドッグラン・コンビニ・体験実習室などを備える施設で、規模は小さいながら一通り設備が整っています。②道の駅 かもがわ円城は吉備中央町上田西にある国道429号の道の駅です(前述の道の駅 かようよりやや大きい)。こちらはバイカーの聖地として親しまれていて、円城白菜を使ったキムチが人気です。

重森三玲記念館は吉備中央町吉川公民館の隣にあります。当地で生まれた重森三玲(昭和を代表する造園家・庭園史研究家)を顕彰する施設です。氏の作品や氏が復元を手掛けた庭は全国各地にあり、京都だと東福寺の方丈庭園、大阪だと大阪城内の秀石庭が有名でしょうか。この記念館に隣接して天籟庵(てんらいあん)という茶室とコンクリートでできた庭があります。

癒しの散歩道 裕園は吉備中央町吉川にある私設公園です。県道72号周辺にあるもので、個人が15年かけて整備したものです。丘を切り開いて遊歩道の石畳やイベント会場などが整備されているほか食事処があり、蕎麦・うどんやジュースなどを販売しています(入園無料、火・水・木曜日は休園)。


赤磐市(あかいわし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県赤磐市 人“いきいき”まち“きらり” 人口43,730人

市のPRキャラクター「あかいわモモ」と特産物の桃・ぶどうをあしらったデザインです。2018年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています(下一桁4,9及び下二桁42は欠番)。

赤磐市は岡山県中央からやや東寄りにある市です。2005年に赤磐郡山陽町・赤坂町・熊山町・吉井町が合併して新設された市で全域が吉備高原に含まれています。南部の平野が住宅など市街地、中央~北部はなだらかな丘陵地となっています。南西側に隣接する岡山市のベッドタウンおよび、果樹栽培が盛んなことから岡山県のフルーツ王国として知られる地域です。おおむね金属製品やプラスチック製品など製造業を主要な産業としているほか、中央~北部の丘陵地はレジャー地としても利用されており、観光関連の事業も行われています。白桃やぶどう、朝日米という米を特産品としています。

岡山フォレストパーク ドイツの森は赤磐市仁堀中にある農業公園です。ドイツの町並みを再現した町並み広場・動物ふれあい広場・石窯ピザ工房・ワイナリー・クラフト工房・ゴーカートやミニSL、貸しボートといった様々なアトラクションで構成されており、農業公園としてはかなり充実しています。西日本最大となるドッグラン(無料)を有しており、小型犬専用エリアが2つ、大型犬専用エリア1つのほか、犬用のアスレチックがあるアジリティーエリアと貸し切りのオフ会専用エリアがあります。

熊山英国庭園は赤磐市殿谷にある庭園です。小学校の跡地を整備して西日本初の本格的イングリッシュガーデンとしたもので、250種800本のバラをはじめ四季折々の花が咲いています(入園無料)。ハーブ苗や花苗、バラの苗木などを販売しており、週末にはマルシェが立っていることもあります。

熊山遺跡は赤磐市と岡山市・備前市の市境あたりにある遺跡です。熊山山頂から南西方向の熊山神社の裏手にある遺跡で33箇所に石積みの遺構が残っており、その中でも最大のものを国指定の史跡「熊山遺跡」と呼んでいます。この遺跡は基壇の上に方形に3段の石積みをしたピラミッド状の遺構で「岡山のピラミッド」の異名で知られており、地元の定番ハイキングコースとなっています。


浅口市(あさくちし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県浅口市 星と海のまち 人口31,805人

天文台と星空が描かれています。合併10周年記念として、2016年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています(下二桁・4、・9、04、09、42、44、49は欠番)。

浅口市は岡山県の南西部にある市です。2006年に鴨方町・金光町・寄島町が合併して発足した自治体で倉敷市の西隣りにあります。公式には「あさくち」と読みますが「あさぐち」も使われています。県内では最小の市ですが、植木・帽子・ストロー製造など多くの地場産業を抱えています。温暖で安定した気候であることから天体観測に適した場所とされており、古くは平安時代の陰陽師・天文博士の安倍晴明が安部山で天体観測を行ったとされています。また、旧金光町周辺は金光教(江戸時代末期に生まれた新宗教)の発祥地であり、本部が置かれています。現在の浅口市は製造業を主要な産業とするまちで、農業や漁業も行われており未開発の土地も少ないのですが、人口減少により生産年齢人口自体が減少し続けているため活気を失いつつあります。

岡山天文博物館は浅口市鴨方町本庄と小田郡矢掛町の境あたりにある科学館です。隣接する国立天文台ハワイ観測所岡山分室(旧岡山天体物理観測所)や京都大学の岡山天文台ドームなどを紹介する施設で、展示のほかにプラネタリウムや太陽の観測ができる設備があります。

かもがた町家公園は浅口市鴨方町鴨方にある公園です(日本の歴史公園100選)。江戸時代この辺りは岡山藩の支藩鴨方藩の中心地であったようで、県内最古の町家を含む2棟の古民家や土蔵などを改修し、当時の暮らしを紹介しています。

金光教本部は金光町大谷にあります。正月や祭事には多くの参拝客で賑わうため、周辺は門前町になっています。周辺に古い商店街があり、そのノスタルジックな雰囲気から映画「とんび」のロケ地になりました。


総社市(そうじゃし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県総社市 地域・文化・自然が支える心豊かな生活交流都市 人口約69,207人

㊤備中国分寺の五重塔(国指定文化財)とプレート下部に「吉備のくに」の文字。㊦修行中の雪舟が涙でネズミを描いたとされる伝説から、ネズミの形のプレートに水墨画風の尻尾。自治体名上に「雪舟の里」の文字が入る。どちらも2011年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されている。

総社市は岡山県南西部の内陸にある市です。2005年に旧総社市と都窪郡山出村・清音村が合併して新たに総社市としています。もともと古代王国・吉備国の中心地域であり、吉備国分国後は備中国の国府が置かれていました。平安時代に備中国内の神々を合祀する総社宮が建てられてこれが地名の由来になっています。現在の総社市は自動車部品・繊維・食品加工などの製造業が主要な産業となっていますが、高梁川の扇状地にあたり市域中~南部では田・水路・ため池などの田園風景もみられます。岡山県全体の人口減少が厳しいなか、2011年以降人口増加を続けています。

鬼ノ城(きのじょう)は総社市の市街の北側、鬼城山にある古代山城です(国指定史跡、日本100名城)。7世紀後半に大和朝廷によって築かれたものとされています。石塁や土塁、敷石などが遺構として残っているほか、城門や角楼が復元されています。未完のものが多い古代の城のなかでは稀な完成した城とみなされており、見学路や展望台、鬼ノ城山ビジターセンターなどが整備されています。

備中国総社宮は総社市総社にある神社です。正式な名称を「總社」といい、備中の神々324柱の神々を合祀するものです。古代の国司は一宮から巡拝を行っていましたが、国府近くに総社を設けてこれを効率化したものです。長い回廊が印象的な神社で、前庭の三島式庭園は後楽園造園の際に参考にされたものとされています。また、南鳥居のそばに明治時代に建てられた警察署を改装したまちかど郷土館があります。

備中国分寺は総社市上林にある真言宗御室派の寺院です。奈良時代、聖武天皇の詔によって各地に建てられた国分寺の一つで、現在のものは江戸時代中期に再建されたものとされてです。また、近くには史跡としての国分寺跡と国分尼寺跡が残っています。岡山県内では唯一となる五重塔を有し、田園風景に立つ五重塔の景観は吉備路のシンボルとなっています。


玉野市(たまのし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県玉野市 たまたまたまのを、またまたたまのに。 人口55,174人

瀬戸内海の波と魚、いしいひさいち氏の4コマ漫画のキャラクター「ののちゃん」が描かれています。また、下部に「ふるさとたまの!ののちゃんの街」の文字が入ります。2010年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

https://youtu.be/3VLyxMm-VFs?si=8A4DkE0LZv_0W6lq

玉野市は岡山県南部にある市です。岡山市の南東側、吉備の穴海を隔てて瀬戸内海にせり出す児島半島とその付け根にあたる市で、宇野港(重要港湾)を中心とする港湾都市となっています。三井造船の企業城下町として発展した経緯があり(現在同企業は艦艇事業から撤退、代わりに三菱重工が事業を引き継ぐ)、造船・化学・金属といった重厚長大型の製造業が産業の主体です。瀬戸内海の多島美と複雑な海岸線が特徴的で、四国とフェリーによって結ばれているため観光関連の事業も行われています。柑橘類・紫いも・タコやタラ、唐辛子などを特産品としています。

おもちゃ王国は玉野市滝にあるテーマパークです。「世代を超えた世界中の玩具を集めたおもちゃの博物館」というテーマで、たくさんのおもちゃがあります。玉野市のものは軽井沢や東条湖などでテーマパークを運営する同社の総本部です。多数のアトラクション、プールやイベント会場等があり、おおむね0歳児から小学生くらいまでの子どもが楽しめるようになっています。また、近くに渋川動物公園というふれあい重視の動物園があります。個人経営の動物園で、大型の動物は馬くらいですが飼育されているほとんどの動物に触れることができ、こちらも子どもたちに人気のスポットとなっています。

みやま公園(深山公園)は玉野市田井にある風致公園です。国道30号に面した丘陵地200haが公園として整備されており、7,000本の桜のほか梅やツツジ、モミジなど15万の木々が植栽されています。園内に「深山イギリス庭園」という本格的なイングリッシュガーデンがあるほか、道の駅 みやま公園があります。

渋川マリン水族館(玉野海洋博物館)は玉野市渋川にある水族館です。魚や海獣など180種を展示する水族館と海に関する展示を行う陳列館に分かれています(入館料:大人500円、小人250円)。あまり大きな施設ではありませんが子供と行くにはちょうどいい規模で料金もお手頃です。同施設の前は渋川海岸(快水浴場百選、日本の渚百選、日本の白砂青松100選)となっていて、全長1kmほどの砂浜が広がっています。


矢掛町(やかげちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県小田郡矢掛町 歴史かおる文化の町 人口12,768人

自治体名左にPRキャラクター・観光大使の「やかっぴー」が描かれています。プレート下部に宿場の町並みのイラストと「歴史かおる文化の町」の文字が入ります。2016年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

矢掛町は岡山県南西部にある町で、小田郡に属しています(矢掛町1町のみ)。高梁川水系小田川流域の平野部に開けた盆地で、周囲をぐるっと500m級の丘陵に囲まれています。江戸時代に旧山陽道の宿場町として発展した歴史があり、現在も往時の町並みが残ることで知られています。現在の矢掛町の主な産業は製造業ですが近年は勢いが無く、一方で観光業の進展がみられます。また、耕地面積も多くいちご・梨・にんにくなどを特産品としています。2010年に、長らく栽培が途絶えたとされていたニホンハッカが町内に大量に自生していることがわかり、栽培や蒸留の復興が試みられています。

旧山陽道 矢掛宿は矢掛町矢掛の一部と小林の一部、11.5haの重要伝統的建造物群保存地区です。2020年に選定されたもので、小田川に沿うように900mほどの古い町並みが残っています。とりわけ江戸時代の宿舎本陣「旧矢掛本陣石井家住宅」、脇本陣「旧矢掛脇本陣高草家住宅」は国内では唯一の本陣と脇本陣が現存するものであり、国の重要文化財に指定されています。

道の駅 山陽道やかげ宿は矢掛町矢掛にある国道35号の道の駅です。2021年にオープンした施設で前述の矢掛宿近くにあります。駐車場やトイレ、無線LANといった共用施設と観光案内コーナーがありますが、飲食や物販は行っていません。近くの商店街(旧山陽道沿い)に客を誘引するための施設という位置づけのユニークな道の駅です。


高梁市(たかはしし)

高梁市ホームページより

岡山県高梁市 ひと・まち・自然にやさしい高梁 人口27,149人

備中松山城で飼育されている猫城主の「さんじゅーろー」、背景に特産品のシャインマスカット、ピオーネ、ベンガラを表す3本線(左側)、右側にはベンガラ染めされた布地が風に靡く様を描いています。2020年にミニバイク50cc以下1,700枚、50~90cc以下100枚、90~125cc以下200枚が交付されています。また、ナンバーの「・」が猫の足跡になります。

高梁市は岡山県西部にある市です。2004年に旧高梁市・上房郡上漢町・川上郡成羽町・川上町・備中町が合併して新高梁市としています。もともと備中松山城の城下町として発展した地域で、高梁川・成羽川流域に沿って市街を形成しています。面積のうち8割弱ほどが林野で高梁川の東西には吉備高原の自然が広がっています。江戸時代後期~大正にかけて、銅山とベンガラ(赤色の顔料)の一大産地として栄え、現在でも赤銅色の町並みが残っています。ピオーネなどのぶどうやトマト、高原野菜のほか中国地方最大のシャクヤクの産地として知られていますが、人口減少の割合・高齢化率が共に高く基幹産業の農業は活気を失いつつあります。

備中松山城は高梁市内山下にある臥牛山(標高487m)の山頂付近に建つ日本の城(山城)です(日本100名城、日本三大山城の一つ)。現存十二天守の一つであり、山城としては唯一天守が現存しているものです。天守、二重櫓・土塀などが重要文化財に指定されています。明治時代の廃城令によって山麓にあった御根小屋(備中松山藩の政庁)は取り壊されたのですが、城自体は不便な山の上にあることが幸いして残ったといいます。現在は櫓や門、展望台などが復元・整備されていたり、夜間にライトアップされたりして当地のシンボルになっており、「雲海に浮かぶ天空の城」や「猫城主のいる城」として知られています。

吹屋ふるさと村は高梁市成羽町吹屋にある6.4haの重伝建です。石州瓦とベンガラ壁漆喰の赤い町並みで知られる地域で、現在は街歩きができる観光地になっており、旧片山家住宅(国の重要文化財)、ふるさと村郷土館や商業施設があります。また、周辺には旧吹屋小学校(日本最古の木造校舎)や笹畝坑道(銅山の坑道で観光用になっている)があります。

広兼邸は高梁市成羽町中野にある歴史的建造物です。前述の吹屋ふるさと村に含まれていますが、3kmほど南にあります。江戸時代後期に小泉銅山とローハ(緑礬=ベンガラの原料)で財を成した庄屋の巨大な邸宅で、映画「八ツ墓村」など映画のロケ地として知られています(入館料:大人400円 小人200円)。


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美郷町(みさとちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

島根県邑智郡美郷町 「美肌県美肌町」、新しい力で築くオンリーワンのまち 人口4,007人

江の川(ごうのかわ)とカヌーを漕ぐPRキャラクター「みさ坊」、町花のシャクナゲが描かれています。また自治体名上に「misato town」の文字が入ります。2019年からミニバイク50cc以下を対象に500枚が交付されています。

美郷町は島根県中央部にある町で、邑智郡(おおちぐん)に属しています。「みさとちょう」及び「みさとまち」は国内に多数ある人気の自治体名であり、秋田県・宮崎県に美郷町、美里町と書くものでは埼玉県(ついでに「三郷市」も「みさと」と読む)、宮城県、熊本県にあります。島根県の美郷町は2004年に邑智郡邑智町と大和村が合併して生まれたもので、島根・広島内を流れる江の川が大きく西に湾曲する中山間地にあたります。江戸時代には天領石見銀山の支配地として舟運が発達していました。現在の美郷町は農林業の比率が高く、イノシシ肉や温泉を前面に押し出した観光業も発達しつつありますが、少子高齢化に歯止めがかかっていないため働き手不足が顕在化しつつあります(高齢化率47.4%)。バリ島マス村と姉妹関係にあるため、サンバルという辛味調味料(チリソースの一種)を特産品にしています。

道の駅 グリーンロード大和は美郷町長藤にある国道375号の小規模の道の駅です。内装に木をふんだんに使った小さい道の駅で、カフェと地元の農産物、こんにゃくなどを売る販売スペースがあります。周辺の江の川沿いに散策路が整備されており、春には桜が咲いています。

千原温泉は美郷町千原の千原川沿いにある温泉です。もともと切り傷・火傷・皮膚病に効き目のある療養目的の温泉として昭和50年代前半までは湯治客専門の湯でしたが、現在は日帰り入浴の施設があります。炭酸ガスを含む黄褐色のお湯で、2021年度の「ひなびた温泉」の全国ランキングで1位に選ばれています。

美郷町の特産品「山くじら」はイノシシ肉のことで、獣肉を食す事が禁忌である時代には山くじらの看板を出すことになっていました。美郷町ではイノシシの狩猟を猟友会に一任せず、農家が自ら狩猟者となることで毎年一定数のイノシシの捕獲に成功しており、これが特産品となっています。


大田市(おおだし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

島根県大田市 自然・歴史・人が光り輝く 人口31,311人

プレート右側にPRキャラクター「らとちゃん」が描かれています。サザエの殻に樹脂や菜種油などを入れて灯りとして用いた螺灯(らとう)をモチーフにしています。また、自治体名上に「Ginzan Walking Museum」の文字が入ります。石見銀山の世界遺産登録5周年を記念して交付されたもので、2011年にミニバイク50cc以下を対象に100枚が交付されています。

大田市は島根県中央部の日本海側にある市です。2005年に旧大田市と温泉津町(ゆのつまち)・仁摩町が合併して現在の大田市になっています。市域の西部に戦国時代後期~江戸時代前期に日本最大の銀山であった石見銀山遺跡(世界遺産)があります。現在の大田市は農・水産業、及び電子回路・部品、食料品生産、石州瓦やガラス製品といった製造業を主要な産業としています。また、先程述べた石見銀山遺跡のほか三瓶山(国立公園)や温泉、海水浴場などの観光資源を有しています。

石見銀山遺跡は大田市大森町にある鉱山の遺跡です。最盛期には世界で流通する銀の1/3を占めたといわれる日本の銀輸出のうち、かなりの部分を産出していたと考えられています。ガイダンス施設として石見銀山世界遺産センターや明治時代の建物を利用した「いも代官ミュージアム(石見銀山資料館)」があるほか、「龍源寺間歩」という坑道が一般開放されており、内部が見学できます(山道を2.3kmほど歩く必要がある)。

三瓶山(さんべやま)は大田市と飯南町にまたがる火山です(日本二百名山)。男三瓶山(標高1,126m)を主に6つの峰が爆裂火口を取り囲んでおり、ハイキングスポットや麓の温泉郷(三瓶温泉)で知られています。また、三瓶町多根(三瓶山北麓にあたる)に島根県立三瓶自然館(サヒメル)という自然史系の博物館があります。

道の駅 ごいせ仁摩は大田市仁摩町大国にある県道31号の道の駅です。2022年1月に開駅したまだ新しい施設で、物販・レストラン・共用スペースのほかに、伝統芸能である石見神楽が上演可能な屋根付きステージやドッグラン、RVパークなどが併設されています。また、周辺の仁摩健康公園に仁摩サンドミュージアムという砂とガラスをテーマにした博物館があり、世界最大の砂時計があります。


松江市(まつえし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

島根県松江市 水と緑、歴史と教育を大切にし 伸びゆく国際文化観光都市 人口199,211人

松江城の中に白抜きで「MATSUE」と書かれたもので、松江城築城400年記念として2011年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(従来様式と選択性)。

松江市は島根県北東部にある市です。県庁所在地・中核市で、2005年に旧松江市と八束郡鹿嶋町・島根町・美保関町・八雲村・玉湯町・宍道町・谷塚町が合併し新たに松江市としています。しかしながら人口は減少しつつあり、2021年度に人口20万を割っていると考えられています(住民基本台帳ベース)。汽水湖である中海と宍道湖に挟まれて中央がくびれた格好の自治体で、旧八束町域は中海に浮かぶ島で構成されています。中心地となる旧松江市はもともと松江藩の城下町として栄えたため商業がよく発達していますが、現在はサービス業(医療・教育・研究)が市の主要な産業となっています。また、松江城や由志園など観光名所があり観光業が域外マネーの獲得を支えています。産物としては宍道湖のシジミやアゴ(トビウオ)が有名ですが、日本三大茶処の一つであるためお茶や和菓子も特産品になっています。

松江城(千鳥城とも)は松江市殿町にある日本の城・国の史跡です。現存十二天守の一つであり、天守は国宝に指定されています。城周辺では神在月(10月)の頃に美しい行灯(あんどん)がほのかに光る「松江水燈路」が開催されます。松江城近隣には武家屋敷や興雲閣(明治36年築の擬洋風の迎賓館)、小泉八雲記念館と旧居などがあります。また、お堀巡りの遊覧船があり、こちらも人気です(中学生以上1,500円、小学生800円)。

宍道湖(しんじこ)は松江市と出雲市にまたがる汽水湖です(日本百景)。面積79.25k㎡、周囲長47kmあり全国7番目の広さの湖になります。特にシジミが有名ですが、スズキ・モロゲエビ・ウナギ・アマサギ・シラウオ・鯉・シジミを合わせて「宍道湖七珍(しんじこしっちん)」と呼びます(頭文字をとって「スモウアシコシ」と覚えられている)。東岸に島根県立美術館や松江しんじ湖温泉、宍道湖南東側には玉造温泉があるほか、日本の夕日百選に選定されています。

由志園(ゆうしえん)は松江市八束町波入にある日本庭園です。大根島の観光開発を目的に1975年に開かれたもので、ボタンや高麗人参の栽培で知られています。幾度も造成を重ねて現在は1万2千坪(40,000㎡)の池泉回遊式庭園となっており、売店やカフェ、料亭などの施設があります。足立美術館(島根県安来市)に並ぶ山陰地方最大級の日本庭園です。

松江フォーゲルパークは松江市大垣町の国道431号のそばにある、熱帯植物と鳥類に特化した全天候型テーマパークです。国内最大規模の温室を含む4つの展示の温室と外部の施設で構成されており、動植物を扱うテーマパークとしては珍しくバリアフリーで、冬は加温されています。猛禽類のショーやペンギンとのふれあい体験などを行っています。


安来市(やすぎし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

島根県安来市 民謡・安来節のルーツ 人口35,199人

豆絞りの手ぬぐいの縁取りに、市のPRキャラクター「あらエッサくん」が描かれています。2011年からミニバイク50cc以下~125cc以下とミニカーを対象に交付されています。

安来市は島根県東端の市です。2004年に旧安来市・能義郡広瀬町・伯太町が合併して新たに安来市としています。東西22km、南北28kmの市域を有し、概ね市域北部の中海沿岸の三角州に市街を形成しています。「どじょう踊り」という滑稽な踊りを含む民謡、安来節の発祥地として知られる地域で、江戸時代には山陰地方の交通の要衝として栄えたといいます。古くから優良な砂鉄が採れたためにたたら製鉄が行われており、現在でも高級特殊鋼「ヤスキハガネ(安来鋼)」を産出しています。主要な産業は製造業でやはり鉄鋼業が最も多く、次に食料品の加工がきます。一方で農林水の第一次産業従事者も多く、梨・いちご・たけのこ・どじょうといった産物や織物・焼き物など伝統工芸品を特産品としています。

足立美術館は安来市古川町にある美術館です。近代から現代の日本画を中心に陶磁器などを展示する施設で、特に横山大観のコレクションと日本庭園で知られています。「庭園も一幅の絵画である」という足立全康(創設者)の言葉通り、5万坪に及ぶ庭園は毎日手入れされており、国内はもとよりフランスの旅行ガイド『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』に三つ星(最高評価)として掲載されるなど海外でも高い評価を受けています。

月山富田城跡(がっさんとだじょうあと)は安来市広瀬町富田にある日本の城(山城)です。戦国大名尼子氏の本拠として知られるこの城は国指定史跡・日本100名城・日本遺産の構成要素になっており、天然の地形と規模の大きさから往時は「難攻不落の城」とされていました。山城ですので交通は不便ですが、標高は190mしかなく毎年多くの観光客が訪れています。また、麓の登り口あたりに道の駅 広瀬・富田城があります。

和鋼博物館は安来市安来にある博物館です。現在の高級特殊鋼の源流となった和鋼・玉鋼をテーマとする施設で、たたら吹きや近世の製鉄、日本刀などの展示があります。博物館内にのミュージアムショップではヤスキハガネの刃物を販売しています。

道の駅 あらエッサは安来市中海町にある国道9号(国道180号も近い)の道の駅です。鳥取県米子市との県境から600mくらい入ったところにあります。道の駅 広瀬・富田城が歴史資料館と広瀬絣センターを中心とした小規模なものであるの対し、こちらは普通の商業施設といった感じで、農産物直売所と古民家レストラン、海産物と水産加工品を売るスペースがあります。


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日野町(ひのちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

鳥取県日野郡日野町 おしどりの住むまち 人口2,676人

日野町の鳥並びに鳥取県の鳥に指定されているオシドリのデザインです。ネジの部分が鳥の目にあたるようになっています。

日野町(鳥取県)は鳥取県西部にある町です。同町と日南町、江府町を含む日野郡に属しており、他と同様に日野川流域に居住地が集中しています。江戸時代に出雲街道の宿場町として発展した地域で、良質な砂鉄が採れるため大正時代までたたら製鉄が行われていました。現在の日野町は農林業を基幹産業としていますが、この地域は県内でも過疎と高齢化が顕著であるため、かつて基幹産業であった商業は大きく後退しています。平成17年に、平成12年(2000年)に発生した鳥取県西部地震による震災復興や課題な公共投資などから財政が極端に悪化したとして財政再建に乗り出しています。はぶ茶や一味唐辛子、地酒などを特産品としています。

日野川(ひのがわ)は鳥取県西部を流れる1級河川です。毎年10月頃から3月頃までオシドリが飛来します。根雨駅の西南西200~300mあたりの川沿いにオシドリ観察小屋(18歳以上300円、18歳以下は無料。倍率が異なる多数のスコープがある)があり、多い時は1,000羽を超えるオシドリがみられます。

金持テラスひのはJR根雨駅周辺にある複合施設です。2018年にオープンした宝くじや地場産品を販売する施設で、金運上昇・開運祈願で知られる金持神社(かもちじんじゃ)の分祠が設置されています。同神社は日野町金持にある神社で、旧社格が村社ですから大きなものではないのですが、「金持」という縁起の良い名称(砂鉄が多く採れたことに由来する)とあって宝くじの時期には参拝客が数多く訪れています。国道181号(出雲街道)沿いに札所があります。


琴浦町(ことうらちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

鳥取県東伯郡琴浦町 自然と歴史が調和した 心豊かな ふるさと未来 琴浦町 人口15,503人

琴浦町の特産品を持った漫画・アニメキャラクターの「琴浦さん」、乳牛とトビウオ(あご)が描かれたデザインです。2013年からミニバイク50cc以下200枚、小型特殊200枚の交付が開始されており、現在は小型特殊用は交付終了となっています。

琴浦町は鳥取県中部の西よりにある町で、東伯郡(とうはくぐん)に属しています。2004年に同郡の東伯町と赤碕町(あかさきちょう)が合併してできた町で、町名は同町の海岸線が「琴ノ浦」と呼ばれていたことに由来します。北側の日本海から大山(標高1,729m)の山頂付近まで伸びる起伏豊かな町域を有し、県内の町村では最も規模の大きい地域となっています。農林水の第一次産業と食品製造を主とした製造業を主要な産業としていますが、総人口の減少に歯止めがかかっておらず、産業従事者が減少しつつあります。特産品はプレートにあるとおりですが、近年はスイカを推しています。斎尾廃寺跡(飛鳥時代後期~奈良時代の寺院跡)や大山滝(日本の滝百選)、伯耆の大シイ(国の天然記念物、国内最大規模の巨木)などの名所がありますが、近年は鳴り石の浜周辺が観光スポットになっています。

鳴り石の浜は琴浦町赤崎にある海岸です。ごろた石という楕円形の石が集積する浜辺で、波が行き来すると「カラコロ」と音がします。「よく鳴る=良くなる」と験を担ぐ意味合いがあり、石に願いを書いた石絵馬を投げると願いが叶うと言われています。近年になってひまわり畑やカフェなどができており、当地の観光名所となっています。

光(みつ)地区は観光地ではありませんが、日本一の密度の鏝絵や古い町並みがみられる地域です。鏝絵(こてえ)とは漆喰を用いたレリーフのことで、筆やノミではなく左官鏝を用いて仕上げます。もともとは網元や豪商の蔵などに富の象徴として造られたものです。また、同地域にある神崎神社には美しい木の彫刻がたくさんあり、なかでも龍の大彫刻は圧巻です。

道の駅 琴の浦は山陰自動車道のパーキングエリア(上下線共用)です。琴の浦インターチェンジを併設しており一般道路と接続されています。道の駅としては珍しいことに北側400mくらいの日韓友好交流公園内に道の駅 ポート赤崎(国道9号沿い)があり、どちらも海鮮を売りにしています。


岩美町(いわみちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

鳥取県岩美郡岩美町 しまっておいた日本がある 人口10,414人

岩美町の海と浦富海岸にある千貫松島(せんがんまつしま)のデザインです。町制60周年記念として、2014年にミニバイク50cc以下を対象に103枚が交付されています。

岩美町は鳥取県の北東部にある町です。県庁所在地の鳥取市の北東に隣接する町ですが、知名度はそれほど高くありません。山陰海岸国立公園に属する浦富海岸(うらどめかいがん)があり、花崗岩の断崖や奇岩、洞門(海蝕洞)、海に浮かぶ大小の島など海岸線に豊かな変化がみられる地域です。主要な産業は製造業となっていますが、水産業が盛んで松葉ガニ、スルメイカ・モサエビや地酒などを特産品としています。また、民謡「湯かむり唄」で知られる岩井温泉や浦富海岸の島巡り遊覧船などが観光資源になっています。

浦富海岸は岩美町の日本海側の長さ15kmほどのリアス式海岸です(日本百景、日本の白砂青松百選など)。宮城県松島に似た景観から「山陰の松島」と呼ばれることがあり、海岸北側には浦富海水浴場や山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館、西側には洞門に見事な松が生える千貫松島があります。ほかにいくつかの展望台や山中幸盛(山中鹿介、尼子三傑の一人)が鳥取城攻めの際に参拝した荒砂神社などがあります。

道の駅 きなんせ岩美は岩美町新井にある国道9号の道の駅です。一つの建物の内部にレストラン、農産物や海産物を売る直売所、ベーカリー、ローソンなどがまとまっています。観光地の強い浦富海岸周辺からは離れていますが、町中にあるため近所にガソリンスタンドや100円ショップがあるなど便利な施設です。当地は松葉ガニの漁獲量が日本一ということで、カニが道の駅の名物になっています(あと郵便ポストが派手)。

又助池のカキツバタは岩美町牧谷地区にあります。日本三大カキツバタ自生地の一つとして知られるカキツバタの群落で、周囲200mくらいの池(鳥取砂丘の潟湖の名残)に30種ほどの湿生植物が自生しています。


倉吉市(くらよしし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

鳥取県倉吉市 人と自然と文化がつくる「キラリと光る新中核都市」 人口44,542人

下部にイメージキャラクター「くらすけくん」のイラストと白壁土蔵群、右側に打吹山(うつぶきやま)と市花のツバキが描かれています。2013年にミニバイク50cc以下1,500枚、50~90cc以下150枚、90~125cc以下150枚、小型特殊用200枚が交付されています。

倉吉市は鳥取県中部のやや西よりにある市です。中国山地の大山と蒜山(ひるぜん)から放射状に広がる台地と、市域東部の天神川及び天神川に流れ込む小鴨川周辺の沖積平野から成る市域を有し、概ね平野部に市街を成しています。海には面していません。打吹玉川地区をはじめ土蔵が多いことから「白壁土蔵のまち」として知られており、全国京都会議にも参加しています。鳥取中部の温泉地「とっとり梨の花温泉郷」(倉吉市・湯梨浜町・三朝町)にあたり、関金地区に関金温泉があります。比較的農業が盛んで、二十世紀梨・スイカ・メロンを特産品とするほか、江戸時代には木綿が特産であったようで伝統工芸として倉吉絣という織物が伝承されています。

打吹玉川(うつぶきたまがわ)の伝統的建造物保存地区(通称:倉吉白壁土蔵群)は倉吉市の玉川という小さな川の周辺にあります。江戸時代~大正期に当地の中心商業地として発達したもので、9.2haが国の重伝建に指定されており、石州瓦の町家が飲食店や物販所に改装されているほか、観光案内所などが整備されています。また、同地区内に里見忠義と八賢士(『南総里見八犬伝』のモデルとなった人物とされる)の墓がある大岳院があります。

鳥取二十世紀梨記念館(愛称:なしっこ館)は、倉吉市駄経寺町にある梨をテーマにしたユニークな博物館です。温水プールや図書館、コンサートホールなどをまとめた倉吉パークスクエアの一角を成す施設で、シアターや資料展示のほかにフルーツパーラーがあります(入館料:大人300円、小中学生150円)。梨の食べ比べができたり、様々な梨の品種が栽培されている様子が見学できる施設です。

打吹公園(うつぶきこうえん)は倉吉市仲ノ町にある都市公園です(日本さくら名所百選、日本の都市公園百選、森林浴の森百選など)。1904年に皇太子(後の大正天皇)の行幸の際に整備されたもので、山陰随一の桜の名所として知られています。ミニ動物園や遊具、展望台などがあり、この公園の名前を冠した「打吹公園だんご」が鳥取県の銘菓として有名です。また、周辺に円形劇場 くらよしフィギュアミュージアムがあり、海獣やアニメなどのフィギュアやキャラクターグッズを展示しています。同施設は旧明倫小学校という学校の校舎を改装したもので、1950年代に全国で100棟ほど建造された円形の小学校のうち最古の現存施設となります。


境港市(さかいみなとし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

鳥取県境港市 さかなと鬼太郎のまち 人口31,789人

「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎が描かれたプレートです。2016年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(従来様式と選択性、既に交付済みの人も300円で交換可能)。その他同市のナンバーを所有していない人のために、「いかいや!さかなと鬼太郎のまち」と文字が入ったレプリカ200枚が作成され、水木しげる記念館で販売されています。

境港市は鳥取県北西にある市です。長さ20kmの弓浜半島の北端となるあたりで(まちの殆どが砂洲の上にある)、歴史的に重要港湾として栄えてきた経緯があります。「ゲゲゲの鬼太郎」の作者 水木しげる氏の出身地、または白砂青松の渚として知られており、港湾と空港(美保飛行場=米子鬼太郎空港)があるため山陰地方では最も人口密度が高い地域となります。おおむね卸売・小売業と食品加工を主とする製造業を主要な産業としているほか、日本海沿岸有数の漁業基地を有するため、マグロ・松葉ガニ・紅ズワイガニといった水産物を特産品としています。

境港(さかいこう)は鳥取県境港市と島根県松江市にまたがる重要港湾です。汽水湖の中海が日本海と接するあたりが港湾として整備されており、中国や韓国とのコンテナ航路の拠点や隠岐諸島との連絡拠点となっています。2013年にみなとオアシスとして登録されており、港湾南側に夢みなとタワー(展望台・飲食店・物販などの複合施設)、温泉入浴施設、境港さかなセンター(魚市場)、夢みなと公園などがあります。

水木しげる記念館は境港市本町にある漫画・アニメのミュージアムです。漫画家、妖怪研究家、冒険旅行家として知られる水木しげるが集めた妖怪に関するコレクションや氏の作品の原画などが展示されています。2023年5月から建て替えのために休館していますが、2024年春にリニューアルオープンとなる予定です。また、記念館前の水木しげるロード(長さ800mほど)には177体(執筆現在)の妖怪のブロンズ像があり、夜にはライトアップされています。

海とくらしの史料館は境港市花町にある博物館です。明治時代の酒蔵を改装したもので、魚の剥製(700種4,000点ほど)や漁船、漁法に関連する資料や民俗資料が展示されています(入館料:大人410円、小中高校生100円)。周辺には山陰地方では最古となる木造の灯台がある境台場公園や、鋳物でできた魚やカニなどが展示されているおさかなロードがあります。


北栄町(ほくえいちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

鳥取県東伯郡北栄町 やさしい風のふくまち 北栄町~人と自然が共生し 確かな豊かさを実感するまち 人口14,380人

青山剛昌氏原作の推理漫画・アニメ「名探偵コナン」のデザインで、自治体名左に江戸川コナンの顔イラストが描かれています。2011年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

北栄町は鳥取県中部にある町で、東伯郡に属しています。2005年に大栄町と北条町が合併して発足した町です。町域北側は広く日本海に面しており、橋津川河口(湯梨浜町)から由良川河口まで東西12kmほど続く北条砂丘と、立ち並ぶ風力発電所の景観が特徴的です。隣接する倉吉市・湯梨浜町とは異なり温泉で有名ということはありませんが、「名探偵コナン」の原作者 青山剛昌のふるさととして知られています。長芋・らっきょう・スイカ・芝の生産といった農業が主要な産業となっていて、砂丘周辺部ではぶどうが生産されるため北条ワイン醸造所(中四国・九州地方では最古となるワイナリー)があります。

コナン通りは鳥取県道167号の由良停車場から由良宿までの長さ1,400mほどの通りです。「名探偵コナン」に登場するキャラクターの銅像が並ぶ通りで、由良川にかかるコナン大橋にはキャラクターのレリーフ4種12枚が描かれています。また、橋の袂あたりにコナンの家・米花商店街という「名探偵コナン」作中に登場する米花地区を再現した区画があります。同地区はカフェやオブジェ、キャクターグッズを販売する土産屋などで構成されており、当地の観光名所となっています。

青山剛昌ふるさと館は前述のコナン通り北側にある漫画・アニメのミュージアムです。キャラクターの石膏像や原画のギャラリー、青山剛昌の仕事部屋などがある資料館となっています。いわゆる「アニメの聖地」とされていて、多くの観光客を集めており、近くの境港市の水木しげるロードと共に訪れる方が多いようです。また、道の駅 大栄が隣接しています。


湯梨浜町(ゆりはまちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

鳥取県東伯郡湯梨浜町 住みやすく 魅力と活気あふれる 愛のまち 人口16,394人

地域に伝わる天女伝説からのPRキャラクター「ゆりりん」と東郷池、四つ手網が描かれています。2013年から50cc以下のミニバイクを対象に交付されています。

湯梨浜町は鳥取県中部北側にある町で東伯郡に属しています。2004年に羽合町・泊村・東郷町が合併してできた自治体で、「温泉(湯)」、「梨」、「砂浜」から一文字ずつとって「湯梨浜」としています。町の中央やや北西寄りに東郷池(東郷湖)という周囲12kmほどの汽水湖があり、これは湖底から温泉が湧いている珍しい池です。東郷温泉・はわい温泉が有名で、鳥取県中部の温泉地「とっとり梨の花温泉郷」の一角を成します。農業と東郷湖からの漁業、観光業を主要な産業としており、二十世紀梨の生産量が日本一多いまちです。また、旧羽合町(はわいちょう)と同名であることからアメリカハワイ郡と姉妹都市関係にあります。

湯梨浜町の北西部にある東郷池は周囲が12km、中央付近の湖底から温泉が湧いていて冬には湖面から湯気が立ち昇る神秘的な汽水湖です。2kmほどの橋津川と通じて海とつながっていて、大和蜆という大粒のしじみが採れます。東郷湖の湖畔にははわい温泉と東郷温泉があり、東郷温泉側には中国式の庭園 燕趙園、道の駅 燕趙園といった施設があります。

東郷湖羽合臨海公園は東郷池北西側にある都市公園です。野球場・多目的広場・スケート場などの運動施設があり、夏にはあやめ・花菖蒲・蓮、冬はイルミネーションが施されています。周辺の国道9号沿いに道の駅 はわいがあります(食堂、農産物直売所、コンビニ等がはいっている)。また、東郷池の東側に東条湖羽合臨海公園あやめ池公園という公園があり、菖蒲や睡蓮といった水生植物や藤の名所として知られています。


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原付・小型バイクのご当地ナンバー

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由良町(ゆらちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート」

和歌山県日高郡由良町 白い岬と紺碧の海 自然が語る由良のまち 人口5,013人

プレート左側に町花のスイセンとウミネコ、下部に海とPRキャラクターの「ゆらの助」が描かれています。2016年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

由良町は和歌山県中央部の西寄りにある町で、日高郡に属しています。町域東側は山地、西側は紀伊水道に面し、海岸線に石灰岩の白い岸壁が連なる景観が特徴的です。古来から港町として栄えた歴史があるため、万葉集など和歌では「由良の崎」などと詠まれています。現在でも大型船舶の修理を行う由良ドッグ(株)があり、みかんやはっさくといった柑橘類の生産も行われています。また、興国寺(由良開山)という寺院があり、これは金山寺味噌の発祥地さらには醤油の製法の由来に深く関わる寺院として知られています。

白崎海岸は由良町大引あたりの紀伊水道に突き出した海岸線です(日本の渚百選)。県立公園の白崎海洋公園を中心に道の駅 白崎海洋公園や海水浴場などがあり、ウミネコの繁殖地や水仙の群生地としても知られています。この海岸はペルム紀(2億9900万年~2億5100万年前)頃に形成されたもので、ウミユリや紡錘虫などの化石が多数発見されています。

戸津井鍾乳洞は由良町戸津井にある鍾乳洞です。昭和20年頃まで石灰石の採掘場として利用されていたもので、全長100mくらい、途中で二股に分かれています。土・日・祝日には内部が公開されており、白崎海岸と同じ2億5000万年ほど前の岩石や鍾乳石などが観察できます(大人400円、小人200円)。

興国寺は由良町門前にある臨済宗妙心寺派の寺院です。もともと真言宗の寺院で鎌倉幕府3代将軍 源実朝の菩提を弔うために建立されたものとされています。この寺にはその昔、「本堂が火災で消失したときに天狗が現れ、一夜にして再建された」という言い伝えが残っているため、由良町では醤油や餅など天狗伝説にちなんだ名物があります。


印南町(いなみちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

和歌山県日高郡印南町 人も自然もいきいき豊かで活力あふれる町 人口7,786人

印南町のシンボルであるユニークな橋、かえる橋(かえる大橋とも)のナンバープレートです。町制60周年記念として、2017年からミニバイク50cc以下を対象に500枚が交付されています(下一桁4,9、下二桁42及び上二桁42が欠番)。

印南町は和歌山県中央部の日高郡にある町です。町域は概ね紀伊山地の西端が占めており、西部で紀伊水道に少し接しています。もともと「印南浦」と呼ばれる漁業の盛んな地域で、現在でもイサキ・マダイ・マアジなどが水揚げされています。また、平野部・丘陵部ではえんどう豆やスイカ、スターチスや千両など花卉・園芸の栽培が盛んに行われており、全国平均および県平均よりも第一次産業の比率が高くなっています。

かえる橋はJR印南駅北側にかかる橋です。1993年に同町が町おこしのために造ったもので、「考える」「人をかえる」「町をかえる」「故郷へかえる」「栄える」といった意味をかけています。また、駅舎内や近くの郵便局のポストの上などにカエルのオブジェがあります。

かえるの港は印南町印南にある観光交流施設です。2022年にオープンした道の駅的な施設で、土産屋、飲食店、弁当屋などが入った商業施設となっています。周辺にチヌやグレなどが釣れる印南港やかつおぶし発祥之地の碑などがあります。

真妻わさびは国産わさびの最高級品種として知られるやや赤みがかかったわさびです。現在は静岡県で主に生産されていますが、もともと印南町真妻地区で栽培されていたとされています。同町は2012年から真妻わさびの栽培の再生に取り組んでいます。


有田川町(ありだがわちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

和歌山県有田郡有田川町 有田川がつなぐ,人と自然,山とまち,交流が未来をつむぐ 人口24,566人

あらぎ島の棚田と特産品の有田みかん、有田川を泳ぐ鮎のデザインです。2013年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

有田川町は和歌山県中央北寄りにある町で、有田郡に属しています。2006年に 有田郡吉備町・金屋町・清水町が合併して発足した自治体で、おおむね紀伊半島西部を流れる有田川(2級水系)に沿った町域を有しています。人口の25%程が農林業に従事しており、有田みかんと山椒(ぶどう山椒)の全国有数の産地として知られています。ほかにもぶどうやわさび寿司、和紙(保田紙)といった特産品があります。

鷲ヶ峰コスモスパークは有田川町長谷にある公園です。標高586mの高台にある公園で、その名の通りコスモスの名所として知られています。また、晴れた日には淡路島や四国まで見渡せる展望地でもあります。

あらぎ島は有田川町清水にある棚田です(日本の棚田百選、国の重要文化的景観)。有田川の屈曲部にあるおおむね円形の棚田で、形が珍しく写真愛好家に人気のスポットとなっています。また、あらぎ島で生産される米はブランド米「あらぎ島の米」として道の駅などで販売されています。周辺にあらぎ島展望所と道の駅 あらぎの里があります。2kmほど離れますが、ほかに国道480号沿いに全長160mほどの蔵王橋という吊り橋があり観光客が訪れています。

有田川町には前述の道の駅 あらぎの里のほか、道の駅明恵 ふるさと館(国道480号、小規模ながら一通り施設が揃う、パンが人気)、道の駅 しらまの里(国道424号、県内で最も小さい道の駅)、道の駅 しみず(ふるさとふれあいの丘スポーツパーク内、アウトドアセンターで物販は無し)があります。


上富田町(かみとんだちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

和歌山県西牟婁郡上富田町 豊かです 水も緑も人情も 人口15,726人

富田川の流れ、町花サクラ、町木ヤマモモ、白いシルエットで特産品のひょうたんの形を表しています。2013年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

上富田町は和歌山県南部にある町で、西牟婁郡(にしむろぐん)に属しています。田辺市と白浜町に挟まれた格好の町で、海には面していません。古来「口熊野」といって熊野古道の入り口だった地域です。梅・みかん・すももなど果樹栽培が盛んな土地柄で、貝ボタンが地場産業であったことを受け現在でも樹脂製のボタンが生産されています。いわゆる企業城下町や大都市のベッドタウンではないのですが、1965年の9660人から人口が微増し続けており、現在では1万5千を超えています。

救馬渓観音(すくまだにかんのん)は上富田町生馬にある寺院・霊場です。飛鳥時代に役小角が開いたものとされています。小栗判官(浄瑠璃や歌舞伎などに登場する伝説上の人物。常陸国小栗氏がモチーフとされる)が参拝して祈願すると愛馬の病がたちまち治ったといういわれがあり、競馬関係者など馬に関する仕事の方が縁起を担いで参拝することが多いようです。広い境内にはたくさんのお堂があり、裏山にはあじさい120種1万株が植えられています。

道の駅くちくまのは上富田町岩崎にある紀勢自動車道沿いの道の駅です(一般道とも接続されている)。レストランや物販のほか、世界遺産熊野古道の観光案内があります。


岩出市(いわでし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

和歌山県岩出市 活力あふれるまち ふれあいのまち 人口54,013人

岩出市のイメージキャラクター「そうへぃちゃん」と市花のサクラ、山間を飛ぶ飛行機が描かれています。市制10周年記念として、2016年にミニバイク50cc以下700枚、90cc以下100枚、125cc以下200枚が交付されています。

岩出市は和歌山県北部にある市です。2006年に那賀郡岩出町が単独で市制に移行して発足しています。和歌山県北部の那賀地域の中心都市であり、もとは豊かな穀倉地域でしたが、1994年に関西国際空港が開港したことを受けて人口を増加させています。その結果宅地開発が進み、大阪府や和歌山市のベッドタウンの様相が色濃いまちとなり、同時に卸売・小売業など商業が産業の中心となっています。根来塗と呼ばれる朱漆器や甘長唐辛子、黒あわび茸などを特産品としています。

根来寺は岩出市根来にある新義真言宗の総本山です。平安時代に開かれ、室町時代末期の最盛期には寺領72万石、「根来衆」と呼ばれる僧兵1万の一大宗教都市を形成していました。当時種子島から伝来したばかりの火縄銃がもたらされ、僧兵による鉄砲隊を有していたそうです。1583年以後の豊臣秀吉の紀州征伐にあい、2~3の堂塔を残して焼失しました。そのため、現在の根来寺のほとんどは紀州徳川家によって再建されたものです。立派な堂塔や庭園(国の名勝)を備え、周辺地域ではもみじの寺として親しまれています。

和歌山県植物公園緑化センターは岩出市東坂本にある県営の公園(植物園)です。花壇や温室、蓮池などを備えるほか、遊具を備えたわんぱく広場があります。四季折々の花々が楽しめる当地の遠足の定番スポットです。

道の駅 ねごろ歴史の里は岩出市押川にある県道63号および市道根来号線の道の駅です。根来寺の西側にあり、レストランや物販のほか資料館が併設されています。また、道の駅に隣接して旧和歌山県議会議事堂(一乗閣)という1898年に建造された木造和風建築(国の文化財)があります。また、県道63号を少し北に行くと大阪府との境界あたりに道の駅 根来さくらの里があります。


和歌山市(わかやまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

和歌山県和歌山市 水と緑と歴史のまち 人口348,763人

雲を背景にして和歌山城と和歌山マリーナシティのイラスト、自治体名左に「水・緑・歴史」の文字が入っています。2013年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

和歌山市は和歌山県の北西部にある市です。県庁所在地および県内人口最多となるまちで、江戸時代に紀州徳川家が治める和歌山藩の城下町として発展した経緯があります。概ね奈良県から流れる紀の川に沿った市域を有し、ほかに幅11kmの紀淡海峡に「友ヶ島」と呼ばれる無人島群を有しています。和歌山県北部の商工業の中心であり、ニットなど繊維の加工や食料品の製造が盛んですが、温暖な気候を利用した農業や漁業も行われています。一方で人口は減少傾向にあり、2040年代には30万を割ると考えられています。

和歌山城は和歌山市一番丁にある日本の城・国の史跡です。JR和歌山市駅の南東側400mくらいのところにあり、紀州徳川家の居城として知られています。天守は復元天守で本丸、二の丸が私立和歌山城公園となっています。公園内には和歌山県護国神社、和歌山城公園動物公園、紅葉渓庭園(国の名勝)などがあります。和歌山市観光案内所は和歌山城の北西側、和歌山市役所南別館内(わかやま歴史館として資料展示もあり)にあります。

和歌山マリーナシティは、和歌山市毛見沖に浮かぶ人工島です。1994年の世界リゾート博に合わせて作られたもので、地中海をイメージしたテーマパーク「ポルトヨーロッパ」や紀州黒潮温泉、海の幸が堪能できる黒潮市場や海釣り公園などがある行楽地になっています。また、本土側の海南市船尾に県立自然博物館と琴ノ浦温山荘園(日本庭園、国の名勝)があります。

紀三井寺(きみいでら)は和歌山市紀三井寺にある救世観音宗の総本山です。紀州徳川藩の歴代藩主が訪れたという寺院で、「三井水(さんせいすい)」と呼ばれる清浄水・揚柳水・吉祥水の3つの湧き水(名水百選)が有名なお寺で、境内の桜は日本さくら名所100選に選ばれています。


海南市(かいなんし)

海南市ホームページより

和歌山県海南市 元気・ふれあい・安心のまち 人口46,003人

「下津蔵出しみかんシステム日本農業遺産推進協議会」のロゴ(2019年に日本農業遺産に登録済み)とPRキャラクター「海ニャン」のデザインです。2021年からミニバイク50cc以下を対象に1,000枚が交付されています。

海南市は和歌山県北西部にある市です。現在の海南市は2代目にあたり、2005年に旧海南市と海草郡下津町が新設合併して発足しています。市中心部となる平地はおおむね近世以降に埋め立てられたもので、元来は黒江湾という湾があったようです。みかんやびわ、紀州漆器・和傘の産地として知られていますが、家庭用日用品のスポンジの一大産地でもあり、これはもとは棕櫚を用いたたわし産業に端を発します。2005年の発足以来人口減少が続いています。

和歌山県立自然博物館は海南市船尾にある植物・生物・地学など自然系の博物館です。2階は岩石や化石、ジオラマなどを展示するものですが、一階は海や川の魚などを展示する水族館になっており、実際に生き物が動く様子がみられます(大人480円、高校生以下無料)。温山荘園(日本庭園、国の名勝)が隣接しており、和歌山市にある和歌山マリーナシティからも近いです。

藤白神社は海南市藤白にある神社です。熊野修験によって組織された九十九王子のなかでも別格とされた五体王子のひとつ、藤白王子の旧址で熊野古道のスタート地点になります。また、全国の「鈴木」姓を持つ方の氏神とされています。

道の駅 海南サクアスは海南市下津町小南にある国道42号の道の駅です。2023年9月に開駅したまだ新しい施設で、物販やレストランのほかキッズスペースや芝生広場、備蓄倉庫など防災設備を備えています。みかんをはじめいちごやキウイなどフルーツや鮮魚が売りの道の駅です。また、周辺の観光情報として橘本神社(=きつもとじんじゃ、みかんの発祥の地や菓子の神として知られる)の案内があります。


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宇陀市(うだし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

奈良県宇陀市 かぎろい幻美観光圏 人口27,403人

室生寺(むろうじ)の五重塔、PRキャラクターの「ウッピー」、又兵衛桜、モミジが描かれています。2016年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

宇陀市は奈良県の北東部、宇陀地域(宇陀市と宇陀郡曽爾村・御杖村を含む)にある市です。奈良県の人口密集部である奈良盆地の東側に隣接する大和高原に立地しており、概ね標高300~500mとなります。農林業を基幹産業としていますが、中山間地という性質上大規模な耕地はみられません。1995年あたりに人口のピークを迎え、現在は基幹産業の第1次・第2次産業ともに就業人口が減少しつつあります。生産量は少ないものの有名な吉野葛や宇陀牛、金ごぼうや茶などを特産品としています。

室生寺(むろうじ)は宇陀市室生にある真言宗室生寺派の大本山です。奈良時代に創建されたもので、女人禁制の高野山金剛峯寺に対しこちらは女性の参詣を許可したため、「女人高野」とも呼ばれます。こけら葺の金堂と内部の壁画、五重塔が国宝に指定されておりシャクナゲや紅葉の寺としても有名です。

宇太龍穴神社は宇陀市室生にある神社で、前述の室生寺の東側300mくらいのところにあります。水の神、龍神を祀る古くから雨乞いが行われてきたパワースポットで、室生寺よりも古いものとされています。この古社から山の中に入ったところに「吉祥龍穴」という洞窟があり、竜神が棲むという言い伝えがあります。

うだ・アニマルパークは宇陀市大宇陀にある県立の動物園です。もともと畜産技術センターをふれあい重視の動物園としたもので、牛・馬・ヤギなどが飼育されている観光牧場のような施設となっています。園内に動物愛護センターがあり、野犬や野良猫の保護・譲渡を行っています。


三郷町(さんごうちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

奈良県生駒郡三郷町 万葉の里・童謡のまち 人口22,628人

秋の女神をモチーフにしたPRキャラクター「たつたひめ」と龍田大社の鳥居、龍田山の紅葉が描かれています。町制50周年記念として、2016年にミニバイク50cc以下800枚、90cc以下50枚、125cc以下150枚が交付されています。

三郷町は奈良県の北西部にある町で、生駒郡に属しています。西側の生駒山脈を境として大阪府八尾市・柏原市に隣接しており、奈良県道236号ー大阪府道183号などで接続されています。おおむね卸売・小売業など第3次産業を主要な産業としており、製造業従事者も比率としては多いです。崇神天皇(第十代天皇)の時代に創建されたと言われる龍田大社が有名で、ほかにもかつては草履作りを地場産業としていたことから、「ミサトっ子(ケンコーミサトっ子)」という健康履物が生産されています。

龍田大社は三郷町立野南にある神社です。天御柱命・国御柱命(龍田大社の祝詞によるとシナツヒコ・シナトベ)を祀った神社で、「龍田の風神、広瀬(廣瀬大社)の水神」と並び称します。町のイメージキャラクター「たつたひめ」のモチーフ龍田此売命(タツタヒメノミコト)も祀られています。令和2年に龍田古道、亀の瀬トンネルと歴史資料室とともに日本遺産「龍田古道・亀の瀬」に選定されています。

信貴山のどか村は三郷町信貴南畑にある農業公園です。四季折々のフルーツ狩り、芋掘り、栗拾い、野菜の収穫体験などができるほか、ヤギに餌をやったり鶏舎で卵を取ったりできます。キャンプ場を併設しており、近くに銭湯もあります。

開運橋は三郷町南畑~信貴山西の大門池に架かる長さ106mの橋です。信貴山朝護孫子寺の参道となる橋で、「上路カンチレバー橋」という構造の橋では日本最古、珍しい構造の橋で国の登録有形文化財に指定されています。近年は「開運バンジー」というバンジージャンプ(落差30mほど)が行われており、観光資源となっています。


田原本町(たわらもとちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

奈良県磯城郡田原本町 弥生文化の発信基地 人口31,572人

国の史跡 唐古・鍵遺跡(からこ・かぎいせき)の復元楼閣と町花のスイセンが描かれています。2017年からミニバイク50cc以下800枚、90cc以下100枚、125cc以下100枚が交付されています(125cc以下は交付終了)。

田原本町は奈良県北西部にある町で、磯城郡(しきぐん)に属しています。おおむね奈良盆地の中央に位置し、町の東部に初瀬川(大和川)、中央部を寺川、西部に曽我川・飛鳥川が流れ、これら川に挟まれた平坦地となっています。ヤマト王権が本拠地としたあたりで、早くから拓けていたため「大和国中」と呼ばれる地域です。現在の田原本町は卸売・小売業と製造業を主要な産業としていますが、耕地面積がおよそ4割を占めるため田畑が随所にみられます。縄文時代から近世にかけての遺跡170ほどを有しており、特に唐古・鍵遺跡が有名です。

唐古・鍵遺跡(からこ・かぎいせき)は田原本町鍵にある遺跡で、弥生時代の環濠集落の跡地です。石器、ヒスイ製勾玉、銅鐸の鋳型や絵画土器などが多数発掘されており、近畿地方の重要な拠点だったと考えられています。遺跡周辺は唐古・鍵遺跡 史跡公園になっていて、復元楼閣は出土した土器に描かれたものを再現したものです。また、周辺に道の駅 レスティ唐古・鍵という道の駅があります。

唐古・鍵考古学ミュージアムは田原本町阪手にある博物館です。唐古・鍵遺跡から2kmほど南にあり、112回(2012年時点)にも及ぶ発掘によって出土した資料が展示されています(入場料:大人200円 学生以下100円)。


香芝市(かしばし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

奈良県香芝市 伝統と新しい文化のいぶきがみなぎる 人口78,669人

市のマスコットキャラクター「カッシー」と香芝市の南西にある二上山が描かれています。2018年からミニバイク50cc以下750枚、90cc以下50枚、125cc以下200枚が交付されています。

香芝市は奈良県北西部にある市です。金剛生駒紀泉国定公園を挟んで大阪府に隣接しており、西名阪自動車道や国道165号、近鉄大阪線が通る交通の要衝となっています。そのため、大阪市内まで25分程度とアクセスが良く大阪府近郊の住宅地として発展しています。1988年に人口5万を突破、現在は人口8万弱で推移していますが人口増加は鈍化しており、ほぼピークに達していると考えられています。近隣の大和高田市や広陵町とともに靴下の製造が地場産業であり、奈良県(全国の生産の4割を占める)の靴下生産の一角を担っています。ほかに、二上山の金剛砂(柘榴石)の採掘が伝統的な産業になっています。

屯鶴峯(どんづるぼう)は香芝市穴虫にある奇岩群・奇勝です。二上山の火山活動によってできた凝灰岩の岩山(標高150mほど)で、サヌカイトやザクロ石閃緑岩などを産出します。県天然記念物及び金剛生駒紀泉国定公園の見どころであり、白い岩肌と木々の緑が対照的です。この屯鶴峯には太平洋戦中に旧陸軍が造った地下壕があり、内部をくぐって行くことができます。

香芝市二上山博物館は香芝市藤山のふたかみ文化センター内にあります。二上山周辺の化石、考古、旧石器時代など昔の人間の生活、二上山が産出する石などに特化した博物館です。

香芝市は2001年から冬の夜に光と音の祭典「冬彩」を行っています。もともと市制10周年記念として行われたものですが現在でも続いており、おおむね市役所前の親水公園で花火やランプシェード、ファイアーショー、和太鼓の演奏などが行われています。花火があるため延期されることもありますが、おおむね12月中に行われる珍しいお祭りになっています。


三宅町(みやけちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

奈良県磯城郡三宅町 ふれあいと心の通うまちづくり 人口6,661人

青空と野原を背景に、特産の野球グローブを持ったPRキャラクター「みやっぴぃ」「みやぼう」が描かれています。2019年からミニバイク50cc以下を対象に100枚が交付されています。

三宅町は奈良県北西部の奈良盆地の中央辺りにある町で、磯城郡に属しています。奈良県で1番小さな町(日本で2番目)で、面積は約4.06平方kmほどです。全体になだらかな地形で、都市部と山間部の中間にあたり、およそ面積の1/3が田んぼなど耕地となっています。2040年に人口5,900人をビジョンとして掲げていますが、想定よりも少子高齢化が顕著で過疎地域に指定されています。大正時代から革製品、とくに野球グローブやミットの生産が地場産業となっており、最盛期には国内シェアの8割を占めたといいます。国外からの安い輸入製品に押されて数を減らしていますが、現在も20軒ほどのメーカーが残っています。

三宅町の地場産業、野球のグローブ・ミットの生産は世界的にも認知されているもので、1921年美津濃運動具店(現在のミズノ)から野球グラブの裁断を依頼されて始まったものです。生産量では中国産などに及ばないものの、国産野球グローブ・ミットでは圧倒的なシェアを誇っており、そのオーダーメイドの品質は野球人の垂涎の品といわれています。

三宅古墳群は5世紀後半~6世紀に造られた計17基の前方後円墳群で、三宅町・川西町・田原本町に点在しています。おおむね全長50m近辺のものが多いですが、最大の島の山古墳は全長190mにも及びます。出土品の一部は田原本町の唐古・鍵ミュージアムに資料として展示されています。


桜井市(さくらいし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

奈良県桜井市 生活文化都市 -人にやさしいふれあいのまち- 人口54,999人

市のPRキャラクター「ひみこちゃん」と箸墓古墳、同古墳から出土した弧文板のデザインです。2014年からミニバイク50cc以下を対象に1,000枚が交付されています。

桜井市は奈良県中央部北寄りにある市です。奈良盆地の東南部に位置しており、西側が市街、東側は市域の6割ほどを占める山間部となっています。古墳や社寺が多く、古来からヤマト王権の中心的な地域であったと考えられている地域で、三輪素麺の生産地としても知られています。産業は卸売・小売業など第三次産業が中心ですが、製造業従事者も多いです。日本で最も古いとされる神社の一つ、大神神社や長谷寺(真言宗豊山派の総本山)、談山神社などを有することから観光産業も盛んで、市内にホテルなど宿泊施設がみられます。

大神神社(おおみわじんじゃ)は桜井市三輪にある神社です。記紀(古事記と日本書紀)に記載がある神社で、創建年は不明、有史以前に遡ると考えられています。三輪山を神体として本殿を設けず直接遥拝するという原初の祭礼を今に伝えていることから、「日本最古の神社」とされています。例年11月に拝殿に杉玉を吊るしますが、これが全国の造り酒屋でみられる「おいしいお酒ができるように」と杉玉を吊るす文化になったといわれています。

長谷寺(はせでら)は桜井市初瀬(はせ)にある寺院です。真言宗豊山派の総本山で、同寺が建つ初瀬山がボタンの名所であるため「花の御寺」などといいます。全国に250ほどある長谷寺(はせでら・ちょうこくじ及び長谷観音)の中でも「日本3長谷」と呼ばれるうちの一つで、本尊を安置する本堂が国宝に指定されています。

箸墓古墳は桜井市箸中にある前方後円墳です。日本で最も古い時代に造られた前方後円墳の一つで(3世紀中~後期)、墳墓長280m、高さ30mほどと非常に大きなものです。被葬者は宮内庁によって倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)とされていますが、邪馬台国の女王卑弥呼の墓という説もあります。

三輪地区は素麺発祥の地とされていて、三輪そうめんは全国的に有名な特産品になっています。伝説に拠ると今から1300年ほど前、大神神社に飢餓で苦しむ民の救済を願い出て神の啓示を賜り、三輪の地で小麦を作り粉をひいて麺にしたとされています。三輪素麺独自の等級(神杉>緒環>瑞垣>誉)に基づいていますが、基本的に細いものが高級品となります。


王寺町(おうじちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

奈良県北葛城郡王寺町 人とまちがきらめく 和のふるさとづくりをめざして 人口23,921人

公式マスコットキャラクターの「雪丸」と明神山、大和川が描かれています。2015年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(従来様式と選択式)。

王寺町は奈良県北西部にある町で、北葛城郡に属しています。新興住宅地が多く、大阪市のベッドタウンとして発展しており、2020年度街の住みここちランキング1位、21年度街の幸福度ランキング関西4位など住みやすい町と認識されています。県内では人口密度が高い地域で耕地はほとんどみられません。産業は第3次産業が主体となっています。聖徳太子が開いたとされる西安寺跡(現在の舟戸神社)や一夜にして築いたとされる芦田池、太子葬送の道などがあり聖徳太子ゆかりの地となっています。余談ですが、近鉄生駒線王子駅と田原本線新王寺駅は別会社のJR王子駅とは接続されていますが、その間200mほどには線路が無く接続されていません。

達磨寺は王寺町本町にある臨済宗南禅寺派の寺院です。「片岡山飢人伝説」という伝説が残る聖徳太子ゆかりの寺で、千手観音像のほか達磨大師像と聖徳太子像を本尊としています。境内には達磨大師と聖徳太子が歌を読み交わしたとされる問答石や信貴山城の戦いで自害した武将 松岡秀久の墓などがあります。

明神山自然の森展望台は王寺町畠田の明神山山頂付近にある展望台です。標高273mあたりで360度に視界が開けており、奈良側に三輪山と大神神社、高見山(奈良県と三重県の県境となる山)が見え、大阪側ですとあべのハルカスや明石海峡大橋も見えるそうです。


五條市(ごじょうし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

奈良県五條市 豊かな自然と歴史が織りなすなごみとロマンとふれあいの創造都市 人口25,983人

上部に金剛山・吉野連山の山並み、柿や吉野川の鮎が描かれています。2011年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(在庫がある限り従来様式と選択性)。

五條市は奈良県南西部にある市です。南北15km、東西に5~6kmほどの細長い市域を有し、和歌山県と大阪府に接しています。古来より大和国と紀伊国を結ぶ交通の要衝として、また吉野山地の玄関口として重視されてきた地域で、市街を離れると坂が多くなります。おおむね製造業が主な産業になっていますが、広大な柿の果樹園が広がるため、農業従事者の比率が多いです。柿・梅・鮎・イノシシや鹿肉などジビエを特産品としています。

五條新町通りは五條市本町にある通りで、江戸時代初期に開かれた大和五条藩~天領時代の面影が残る地区です。いわゆる重伝建であり、松倉重政が築いた二見城の城下町として始まったものとされています。1607年築(年代が特定できているものでは日本最古の民家)の栗山家住宅や歴史・文化資料を展示するまちなみ伝承館、町家を復興したまちや館などがあります。

道の駅 吉野路大塔は五條市大塔町にある国道168号の道の駅です。かなり小さい施設ですが、「星のくに」というレジャー施設が隣接しており天文台を有するほか、施設の外観がUFOになっています。

五條市は柿の主要な産地で、おもに富有柿が栽培されています。大粒で甘みが強いのが特徴で、収穫時期(11月ごろ)になると観光柿狩りもオープンします。柿の葉すしも五条の特産品です。五條市西吉野町湯塩に柿をテーマにした柿博物館があり、詳しく紹介されています。


御所市(ごせし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

奈良県御所市 歴史とともにあゆむ緑豊かな共生文化都市 人口23,789人

マスコットキャラクターの「ゴセンちゃん」と市花のツツジのデザインです。市名は「御所」ではなくひらがなになっています。2016年から50cc以下のミニバイクを対象に1,000枚が交付されています(従来様式と選択性)。

御所市は奈良県中部、西側にある市です。奈良県内で一番人口の少ない市(県内14位で、田原本町や広陵町より少ない)で、奈良盆地の西南端に位置しています。西部は大阪府との境界になる金剛山と大和葛城山があり、南部~東部にかけて丘陵地、市域中央から北西部にかけて市街が広がっています。葛城氏・巨勢氏といった大和朝廷時代の豪族が拠点とした地域で、市域には「万葉集」や記紀に記載されるような古い地名が残っています。食料品や輸送用機械など製造業が主な産業となっています。大和葛城山山頂の葛城高原にはツツジの時期に多くの登山客が訪れるため、山麓からロープウェイが出ています。

葛城高原は御所市の市街の西側、大阪府千早赤阪村との境にある大和葛城山(標高960m)にあります。山頂付近がなだらかな高原になっていて「一目百万本」と言われるツツジの名所です。山頂付近にロッジが設けられており、食事や入浴ができるようになっています。

高鴨神社は御所市鴨神にある神社です。鴨氏一族の氏神として祀られたもので、全国の鴨(賀茂)神社の総本山であり、弥生時代中期からある日本最古の神社の一つとされています。池や能舞台がある大きな神社で、春にはサクラソウの名所とされます。近くにそば屋やカフェ、葛城の道歴史文化館などがあり、当地の観光名所となっています。

御所市の西側、高天の台地のあたりは古来「高天原(たかまがはら)」であるとされていました。高天原は「古事記」の冒頭「天地のはじめ」に登場する天の神々が住まう場所で、岩戸隠れの伝説や天孫降臨の神話の舞台となった場所です。高天彦神社(たかまひこじんじゃ)や高天山草園(入園料300円、中学生以下無料、無人の山草園)があります。

水平社博物館は御所市柏原にある歴史博物館です。1922年に創設された全国水平社(部落解放運動団体、現在の部落解放同盟の前身)の中核をなした柏原の青年達を顕彰し、資料を残しています。当時は明治維新後に出された解放令により穢多・非人などの身分は無くなっていましたが、実際には様々な形で差別が残っていました(入館料:大人500円、中高生300円、小学生200円)。


下市町(しもいちちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

奈良県吉野郡下市町 ふりかえれば歴史 みつめればロマン 人口4,504人

マスコットキャラクター兼観光大使の「ごんたくん」、吉野川と鮎、町花のマツバボタン、桜の花びらが描かれています。2012年からミニバイク50cc以下を対象に300枚が交付されています。

下市町は奈良県のほぼ中央にある町で、吉野郡に属しています。奥吉野の入り口として平安時代に市が立ち吉野の商都として栄えた地域であり、16世紀には日本初の商業手形「下市札」が発行されていました。また、歌舞伎や人形浄瑠璃の演目「義経千本桜 三段目 すし屋の段」の舞台でもあります。町の面積の79%を森林が占めるため林業や木工(割り箸、桶、神具など)が盛んに行われています。ほかに栃原柿やこんにゃくが生産されています。

丹生川上神社下社(にうかわかみじんじゃしもしゃ)は下市町長谷にある神社です。創建年は不明ですが日本最古の水神を祀る神社とされており、かつては朝廷から雨を祈る際には黒馬、晴れを祈る際には白馬が奉納されていました。これが現在各地の神社でみられる絵馬の発祥となったようです。吉野郡川上村に上社があり、社名はこれに対するものです。

森林公園やすらぎ村は、下市町西山の丹生川の屈曲部にあるキャンプ地です。きのこの形をした高床式宿泊施設「マッシュルームキャビン」、キャンプサイト、バーベキュー設備、売店などがあります。初夏はホタルの観察、夏場は川遊びをする人で賑わいます。


大和郡山市(やまとこおりやまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

奈良県大和郡山市 金魚が泳ぐ城下町 人口83,304人

桜の花と花びら、金魚のイラストが描かれています。2011年からミニバイク50cc以下を対象に交付されているもので、原付では県下初のご当地ナンバーとなります。

大和郡山市は奈良県の北部にある市です。県庁所在地の奈良市に隣接し、市域はほぼ平坦ですが、北西部に矢田丘陵(標高300強)を有します。もともと戦国時代末期に郡山城に筒井順慶が入り、城下町として発達したものです。現在の大和郡山市は靴やメリヤスなどおおむね製造業を主要な産業とする自治体ですが、金魚の養殖が地場産業であり、これは江戸時代の中期に武士の副業として広まったものといわれています。現在でも年間約5,800万匹を国内外に出荷する日本有数の金魚の産地で、毎年8月に全国金魚すくい選手権大会を催すほか、金魚マイスターの育成、金魚鉢デザインコンテストなどが行われています。

郡山城跡は大和郡山市城内町にある日本の城・史跡です。戦国時代の1580年頃に筒井順慶が築いたもので、後の豊臣秀長(秀吉の弟)の時代に100万石に相応しいものに拡張されています。周辺は郡山城跡公園として整備され、追手門や櫓、橋などが復元されてており、桜の名所として親しまれています。

大和民俗公園は大和郡山市矢田町にある公園です。矢田丘陵の一角26.6haの広さの公園で、県立民族博物館を中心に移築復元された古民家15件ほどや梅林、菜の花畑などがあります。

金魚のふる里 郡山金魚資料館は大和郡山市新木町にある資料館です。「一年中金魚が見られる観光施設が全国のどこにもない」という理由で1982年に建てられた金魚の資料館で、原種や高級金魚など約40種ほどが常時展示されています。また、周辺の紺屋町にある箱本館「紺屋」(町家を改装した藍染体験施設)でも金魚のコレクションが見学可能です。


吉野町(よしのちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

奈良県吉野郡吉野町 みんなで支え つながり 笑顔が輝くまち 人口6,066人

吉野山のヤマザクラと町のPRキャラクター「吉野ピンクル」が描かれています。2012年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

吉野町は奈良県の中央部、吉野郡北部にある町です。北、東、南をぐるっと山に囲まれた山間の町で、町域の8割強が山林となっています。吉野川南岸から大峰連山に続く吉野山が桜の名所として有名で、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されています。昔から桶や樽が生産されてきた地域であるため製造業の比率が他より高く、吉野杉・檜などから集成材や割り箸などが生産されています。昭和40年代には15,000人ほどの人が在住していましたが、現在は6,000人程度であり、今後も減少が続くと考えられています。

吉野山は吉野町の市街の南側、吉野川南岸から大峰連山に続く約8kmほどの尾根をいいます。こちらの谷や尾根の桜は3万本ともいわれ、平安時代から植え続けられてきたものです。この桜は吉野川南岸から吉野神宮金峯山寺(きんぷせんじ)、金峯神社まで8kmにも及び、「下千本」、「中千本」、「上千本」、「奥千本」と呼ばれるエリアに分かれています。

吉水神社は吉野町吉野山にある神社です。金峰山寺の僧坊として役行者により創建されたとされるもので、もともとは修行僧のためのものでした。1185年に源頼朝に追われた源義経・武蔵坊弁慶・静御前らが身を潜めた地であるとともに、1594年に豊臣秀吉が行った吉野の花見の際には本陣として利用されており、その際に造られた庭園が国の名勝となっています。


明日香村(あすかむら)

朝日新聞デジタルより

奈良県高市郡明日香村 風土と人の心が築き上げた 古代文化の香り豊かな郷 人口4,880人

キトラ古墳壁画に描かれた四神の朱雀をモチーフとしたイラストが描かれています。また、自治体名上に「日本の国の始まり」のロゴが入ります。自動車の飛鳥ナンバー導入に合わせ、2020年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

明日香村は奈良県北西部の奈良盆地の南端近くにある村で、高市郡に属しています。時代区分の一つである「飛鳥時代」の名称の由来となる地域であり、律令国家が整備された場所です。全域が古都保存法の対象地域で、3つの特別史跡(国の史跡のうち、学術的価値が高く我が国の文化の象徴と認められるもの)を有するため「日本人の心の故郷」と紹介されることがあります。他の自治体と同じく第一次産業従事者は減少傾向にありますが、工業団地や大型の商業施設など大規模な開発は難しく、農業や観光業が主な産業となっています。

飛鳥歴史公園は明日香村平田あたりにある国営の公園です。5地区総面積60haほどの公園で、蘇我馬子の墓と伝わる石舞台古墳、彩色壁画(国宝)が有名な高松塚古墳、四神を描いた壁画が発見されたキトラ古墳の紹介やクラフト、農業体験などが行われています。

飛鳥寺は明日香村飛鳥にある真言宗豊山派の寺院です。6世紀末頃に蘇我馬子が創設したもので、本格的な伽藍を備えた日本では最初の寺院です。現在は小さな寺院ですが、往時は現在の20倍ほどの広さを有する壮大な寺院で、朝鮮半島から優秀な技術者を招いて瓦を作らせたといいます。なお、明日香村奥山にある奈良文化財研究所資料館で出土品を見ることができます。また、西側に蘇我入鹿の首塚があります。

明日香村は米どころでもあり、村内各所で棚田が見られます。稲渕、阪田、細川、上(かむら)の棚田があり、とくに稲渕の棚田は日本の棚田百選に選ばれているもので、9月には彼岸花が咲く棚田で恒例のかかし祭りが行われています。


平群町(へぐりちょう)

平群町ホームページより

奈良県生駒郡平群町 咲かせよう命を大切にする心 安全でみどり豊かなふるさと 人口17,649人

背景に竜田川、右側に信貴山朝護孫子寺の張子の虎が描かれています。2020年に町制50周年記念としてミニバイク50cc以下450枚、90cc以下50枚、125cc以下200枚が交付されています。

平群町は奈良県北西部にある町で、生駒郡に属しています。西の生駒山地・信貴山と東の矢田丘陵に挟まれた盆地で、町のほぼ中央を竜田川が北から南に流れています。聖徳太子が毘沙門天を感得したことから創建された朝護孫子寺や役行者が修行したと伝わる千光寺、長屋王・吉備内親王の墓、古墳64基など町内各所に歴史的遺産が数多くみられます。農業や第3次産業が主要な産業となっており、とくに小菊やバラなど花卉栽培が盛んです。また、ぶどう農家が割合としては多く、デラウェアや巨峰が生産されています。

朝護孫子寺は平群町信貴山にある信貴山真言宗の総本山で、一般には「信貴山の毘沙門さん」や「寅寺」で知られています。聖徳太子が寅の年、寅の日、寅の刻に毘沙門天を感得したとされ、境内にはその故事にちなんでたくさんの張子の虎が置かれています。また、霊宝館では国宝『信貴山縁起絵巻』の複製が展示されていたり、毎年2月下旬に寅祭りが行われていたりします。阪神タイガースのファンが訪れる寺としても有名です。

道の駅 大和路へぐり(愛称:くまがしステーション)は平群町平等寺にある国道168号の道の駅です。特産品の販売所のほかレストランや青空市などがあり、1月から4月にかけてイチゴ「古都香」のフェアをしています。

平群町は古代には大和国平群郡平群郷であり、古代豪族平群氏の本拠地でした。町内には64基の古墳が散在し、社寺も多く残っています。平群町は古くから野菜・花き・果樹栽培が盛んですが、一方で大阪への通勤圏として住宅地化が進んでいます。


広陵町(こうりょうちょう)

広陵町ホームページより

 奈良県北葛城郡広陵町 かぐや姫のまち 人口35,166人

竹取物語をイメージした竹と月、特産品の茄子を持ったマスコットキャラクターの「かぐやちゃん」のデザインです。2021年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

広陵町は奈良県北西部にある町で、北葛城郡に属しています。奈良県では最大人口の町で、町域東部は平坦な地形で、西側の丘陵地は香芝市にまたがる真美ヶ丘ニュータウンとなっています。全体に高低差が少ないため開発が進んだ印象で、山林はほぼありませんが、町域の3割程度が耕地になっていて水田が多くみられます。主要な産業は第3次産業になっていますが、繊維の町として知られており町内の竹取公園で年2回、「靴下の市」という直売会が行われています。『竹取物語』に登場する竹取の翁は、現在の広陵町あたりに拠点を置く豪族であったとされるため、当地が物語の舞台であると考えられています。

馬見丘陵公園は広陵町西部の広陵町と河合町にまたがる県営の都市公園です。馬見丘陵周辺の古墳群を保存するために造られたもので、面積は65.3ha、園内に多数の古墳を有するほか、チューリップやダリア、花菖蒲、コキアなど四季折々の植物が楽しめる公園として親しまれています。また、周辺に「靴下の市」が行われる竹取公園や讃岐神社(竹取物語ゆかりの神社)があります。

広陵町の特産品は茄子、靴下、プラスチック製品(食品容器や金魚のぽい等)、いちごです。茄子は「やまと小町広陵サラダ茄子」というアクが少なく、皮が薄いものをブランド化しています。また、金魚すくいの「ぽい」は大和郡山市(金魚の名産地、例年「全国金魚すくい選手権」が開かれる)でも使用されています。


大和高田市(やまとたかだし)

大和高田市ホームページより

奈良県大和高田市 元気な高田 誇れる高田 人口60,265人

名物の高田千本桜とPRキャラクター「みくちゃん」が描かれています。2019年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

大和高田市は奈良県北西部、奈良盆地の南西部にある市です。16.48k㎡の市域に6万を超える人が暮らしているため、県内では最大の人口密度を誇る地域です。高田駅(JR)、大和高田駅・高田市駅(近鉄)を中心に市街が広がり、郊外は田園地帯になっています。また、周辺の自治体と同じく繊維産業が盛んであり、パンティストッキングの生産量が日本一とされますが、国外からの格安製品に押され地場産業は衰退気味です。ほかにほうれん草・きくな・ねぎ・しろな・こまつなを特産品としています。

高田千本桜は高田川河畔の大中公園を中心に、両川岸の南北約2.5kmほど続く桜並木です。市制施行した1948年に市民ボランティアの手によって植樹されたもので、70年余りの樹齢の桜となります。花期にはりんご飴などの屋台が出るほか、夜桜のライトアップが行われています。また、周辺に高田温泉さくら荘という公営の温泉入浴施設があります。


上牧町(かんまきちょう)

上牧町ホームページより

奈良県北葛城郡上牧町 みんなで築くパークタウン上牧-「夢」「感動」「友愛」のある美しいまちづくり- 人口20,932人

右側に町花のササユリ、左側にPRキャラクター「ゆりはちゃん」が描かれています。町制施行50周年記念として、2022年12月からミニバイク50cc以下800枚、90cc以下20枚、125cc以下180枚が交付されています。

上牧町は奈良県北西部にある町で、北葛城郡に属しています。奈良盆地の西部、馬見丘陵の西端となる葛下川(かつげがわ)東岸に位置していて、町域は丘陵地・台地と葛下川・滝川沿いの低地に分かれます。古代に宮廷の馬が放牧されていたことが「上牧」の名の由来となっています(「ペガサスタウン」などといって、タウンホールなどにペガサスの名が入る)。1971年頃から西大和ニュータウン(大阪都心部のベッドタウン)の一角として宅地造成が盛んに行われ、人口が急激に増加しましたが2005年をピークに減少に転じています。主要な産業は卸売・小売業など商業で、製造業も盛んに行われる一方で第一次産業は衰退しています。町内に鉄道路線及び駅が無く、バスが主要な交通機関となっています。

片岡城(下牧城)跡は上牧町下牧にある城跡です。室町時代に築かれた城で、片岡谷周辺の荘園を本拠に成長した片岡氏が築いたものとされます。戦国時代になると片岡氏は松永秀久によって滅ぼされ、その松永氏も織田信長に対し反旗を翻したため、信貴山城の戦いに先立って明智光秀・筒井順慶・長岡藤孝らによって攻められ落城しています。周辺はあまり整備されておらず民有地なども入り組んでいますが、郭や空堀などが残っており案内板があります。

ラスパ西大和は上牧町ささゆり台にある商業施設です。町の中央部の丘陵地帯を切り開いて2013年にオープンしたもので、商用面積3ha、駐車場1,450台を誇る町内最大のショッピングセンターとなっています。MEGAドン・キホーテUNYを中核に62店舗ほどがはいっています。また、周辺に虹の湯 西大和(天然温泉入浴施設)があります。


原付のご当地ナンバー都道府県別目次はコチラ

兵庫県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【兵庫県編】

全47都道府県を網羅 掲載市町村区630以上


四輪自動車の地方版図柄入りナンバープレートはコチラ「地方版図柄入りナンバープレート 一覧 (四輪自動車)」または 地方版図柄入りナンバープレート 近畿 (四輪自動車)

兵庫県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

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原付のご当地ナンバー市町村区別目次はコチラ


神河町(かみかわちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

兵庫県神崎郡神河町 兵庫のまんなかでキラリと光るまち 人口9,925人

町のマスコットキャラクター「カーミン」と町花のサクラのデザインです。2015年からミニバイク50cc以下を対象に500枚が交付されています。

神河町は兵庫県の中央部にある町で、神崎郡に属しています。2005年に神崎町・大河内町が合併してできた町です。1000m級の山々に囲まれた格好の山間の町で、町域の8割を山林が占め、小田原川・越知川・市川といった河川沿いの平野部に集落が点在しています。町域北西側に砥峰高原(とのみねこうげん)を有し、これは関西地方で有数の高原地帯として観光名所になっています。窯業や土石製品などの製造業を主要な産業としていますが、近年は従業者が減りつつありかわりに第3次産業の進展がみられます。

砥峰高原(とのみねこうげん)は、神河町の北西側に広がる標高800~900mの高原です。90haに及ぶ日本有数のススキの大群生地で、春に山焼きを行うことによって美しい草原が守られ、秋にはあたり一面がススキの絨毯になります。映画「ノルウェイの森」、NHK大河ドラマ「平清盛」や「軍師官兵衛」のロケ地にもなりました。とのみね自然交流館という施設があり、食事やトイレ、土産物の販売などがあります。

神埼農村公園ヨーデルの森は神河町猪篠にある町立の農業公園です。馬、カンガルー、アルパカなどがいる牧場や猛禽類、ペンギンや犬・猫など小動物といった多数の動物が飼育されていること特徴の公園で、各種体験ができる施設も有しています(入園料:中学生以上1,200円、小学生以下700円)

峰山高原リゾートホワイトピークは神河町上小田にあるスキー場です。2017年に開設されたもので、現時点では国内で一番新しいスキー場になっています。勾配の緩やかな初心者向けゲレンデとして知られており、ノーマルタイヤでもアクセス可能であること、国内最大級のキッズパークを有することなどからファミリーに人気があります。また、オフシーズンはキャンプ場となっています。


芦屋市(あしやし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

兵庫県芦屋市 憧れを、日常に。 人口93,377人

㊤海・山・川の自然を背景に、ヨット・桜・花火をレイアウトし、自治体名上に「ASIYA CITY」の青文字㊦芦屋市花のコバノミツバツツジを散りばめたもの。市名右側に「ASIYA」の文字。どちらも2017年からミニバイク50cc以下を対象に交付されている。

芦屋市は兵庫県南東部にある市です。神戸市と西宮市に挟まれた格好の市域を有し、これは県内で2番に小さいものですが、人口密度が高くk㎡あたり5,000人ほどが暮らしています。国際観光文化都市に指定されており、「庭園都市」を標榜する瀟洒な地域であり、特に市域北部は関西有数の高級住宅地として知られています。市街化区域の9割ほどが住宅街で、市単独でこれといった産業を持ちませんが、人口密度が高いため商業施設や文化施設、公園などが充実しています。また、市域北側は瀬戸内海国立公園に含まれる六甲山があり、都市に近い自然を満喫できる場所として観光地化されています。

ヨドコウ迎賓館は芦屋市山手町にある住宅(国の重要文化財)です。もともと造り酒屋・櫻正宗当主のために別邸として建築されたもので、アメリカ人建築家フランク・ロイド・ライトが設計したものです。1989年から一般公開され2016年11月からリニューアル工事が行われて、2019年から一般公開が再開されています(入館料:大人500円、小・中・高校生200円)。

谷崎潤一郎記念館は芦屋市伊勢町にある文学館です。芦屋市立美術博物館と図書館の間にある施設で、数寄屋風の邸宅と日本庭園で構成されており、小説家谷崎潤一郎に関する資料を保存しています。なお、玄関横にある巨石は1938年の阪神大水害のときに邸宅に飛び込んできたもので、「細雪」に仔細に書かれています。また、同エリアから西に行って芦屋川を渡ると虚子記念文学館(明治ー昭和期の俳人、高浜虚子を記念する施設)があります。


洲本市(すもとし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

兵庫県洲本市 笑顔あふれる生活交流拠点~みんなでつくる元気な“すもと”~ 人口39,759人

菜の花と水仙を左右に配し、市のランドマークである三熊山の天守閣(洲本城)や海が描かれています。2017年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

洲本市は淡路島の中央部にある市です。淡路島の行政上の中心地であり、島全体の約3割を占めます。2006年に津名郡五色町と新設合併していますが、市章・市旗は変更されていません。かわりに市の鳥としてチドリ、市の魚としてサワラが指定されています。瀬戸内海国立公園に含まれる三熊山と洲本城跡、洲本温泉などの観光資源を有し、観光産業が盛んでおおむね海沿いにホテルがみられます。また、立川水仙郷という水仙の名所を有しています。

洲本城(別名三熊城)は洲本市街から南にある三熊山上にある日本の城・国の史跡です。三好氏の重臣・安宅治興が築いたもので、その後蜂須賀氏や仙石家に与えられ、脇坂氏によって改修されています。上の城と下の城をつなぐ「登り石垣」という珍しい遺構が良好な状態で残っていることが高く評価されており、下の城まで含めると西日本最大級の規模を誇ります。天守台に建つ小さな模擬天守は、1928年に昭和天皇の即位式を記念して建造されたものであり我が国最古の模擬天守です。現在は展望台としての機能を失っていますが、天守台からの眺めが良く、当地の観光名所となっています。

淡路島モンキーセンターは洲本市畑田組にある動物園です。1967年に開園した施設で、野生のニホンザル約350頭に名前を付けて生態観察を行っています(入園料:大人1,000円 小学生まで400円)。飼育するのではなく野生のサルを餌付けしている施設は珍しく、冬の「サル団子」や仲間と遊ぶ様子などニホンザルの自然な行動がみられる貴重な施設となっています。なお、春には人間と同じくサルが花粉症に悩む様子がみられるそうです。

洲本市民広場は洲本市塩屋にある都市公園です。近代化産業遺産に含まれる旧鐘紡洲本工場の赤レンガ建築群に囲まれた公園で、図書館やレストラン、作者の堀井雄二氏が当地の出身ということで、ドラゴンクエストの記念碑などがあります。


稲美町(いなみちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

兵庫県加古郡稲美町 水と緑 風薫る 万葉のまち 人口30,596人

町名の横にPRキャラクターの「いなっち」が描かれています。2013年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

稲美町は兵庫県中央南部にある町で、加古郡に属しています。東側で神戸市、三木市、南側で明石市と接する地域で、田園都市として農業基盤を維持しながら、阪神地域のベッドタウンとして開発が行われています。古くから穀倉地帯であったため、水田開発のために作られたため池が多くみられることが特徴的です。現在は製造業が主要な産業となっており、米の加工品(米パン、味噌、酒、みりんなど)が多く作られるほか、金属の加工などが行われています。米(万葉の香)および大麦などのほかに、トマトやメロンを特産品としています。

稲美中央公園は稲美町国安にある公園です。運動用の多目的グラウンド・テニスコート・子供用の遊具・キャンプ場などを備える大きな公園で、R4年にリニューアルされています。古来より歌に「いなみ野」と詠まれてきた地域であるため、園内に万葉の森という日本庭園を有していることが特徴的です。また、周辺に郷土歴史館と播州葡萄歴史館(小さい施設だが入館無料)という施設があります。

いなみ野ため池ミュージアムは、全国最多のため池を擁する兵庫県の東播地方全体のため池を展示物として見立てた博物館で、ため池の保全・研究・親水活動などを行うものです。いわゆるフィールドミュージアムですが、県下最大となる加古大池(面積49ha)の管理棟に少し展示があります。また、管理棟近くには水生植物園があります。ほかにも、稲美町内には天満大池(ため池百選、県下最古のため池とされる)もあります。


赤穂市(あこうし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

兵庫県赤穂市 はばたけ 未来へ 赤穂 人口44,873人

観光マスコットキャラクター「陣たくん」、雁木模様(下部)と勘亭流文字の文字で赤穂義士をイメージさせるものとなっています。また、市名のところに「赤穂市」ではなく「播州赤穂」の文字を採用しています。2012年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

赤穂市は兵庫県南西部にある市です。岡山県との県境にあり、北部が山地・丘陵地、南部は瀬戸内海に面した千種川(ちくさがわ、名水百選)が形成した低地となっています。江戸時代に最大6万石を誇った赤穂藩の中心地であり、のちに「忠臣蔵」として伝わる元禄年間の赤穂事件が起きた地域です。現在の赤穂市は臨海部の工業地帯を背景に発達したため、主要な産業は製造業(化学・窯業・土石製品・電気機械器具など)で、近年は小売・卸売業の比率が高くなってきています。製塩が地場産業であり、赤穂の塩と塩味饅頭(しおみまんじゅう)、いかなご、坂越(さこし)の牡蠣などを特産品としています。

赤穂城跡は赤穂市上仮屋にある日本の城・国の史跡です(日本百名城の一つ)。1649~1661年に浅野長直(浅野長政の孫にあたる)によって13年かけて築城された城で、戦を意識した堅固なものとなっています。五稜郭のような形状の変形輪郭式の城は珍しく、ほかに本丸庭園・二の丸庭園(復元)が国の名勝となっています。周辺には蔵造りの赤穂市歴史博物館、赤穂大石神社(大石邸の一部含む)、赤穂玩具博物館などがあります。

兵庫県立赤穂海浜公園は赤穂市御崎にある公園です。面積71.7haの広大な公園で臨海部にあり、塩田跡を活用したものです。人工湖である赤湖と白湖周辺に遊園地「わくわくらんど」、海洋科学館、塩田を再現した塩の国(塩づくり体験棟を含む)、オートキャンプ場などがあります。ヤシの木が舘並ぶ太陽のプロムナードがインスタ・TikTok映えスポットとして人気があり、当地のマラソン・トライアスロン大会(南側はビーチに隣接する)や牡蠣祭り、グルメフェスの会場でもあります。

海の駅しおさい市場は赤穂市坂越にある商業施設(魚市場)です。坂越の漁業協同組合が運営する施設で、その日に捕れた魚を浜焼きで食べることができる市場となっています。牡蠣で有名なかましま水産に隣接していて、毎年1月の牡蠣まつりが有名です。

奥藤酒造(おくとうしゅぞう)は赤穂市坂越にある造り酒屋です。慶長年間から400年ほど続いており、奥藤酒造郷土館という酒造りの道具や廻船関係の資料の展示のほか、当地の地酒「忠臣蔵」や「乙女」の利き酒ができる施設があります(入館無料)。

桃井ミュージアム&カフェは赤穂市御崎にある博物館です。当地の伝統工芸品 雲火焼(うんかやき)や赤穂緞通ほか骨董品などを展示するミュージアムに瀬戸内海に面した水琴窟で有名な庭園、カフェが併設されています(入館料:大人500円、小中学生200円、金券を買って内部で利用できるというシステム)。赤穂緞通の方に興味がある方は、赤穂緞通工房ギャラリー東浜も見てみると良いと思います。


川西市(かわにしし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

兵庫県川西市 元気でうるおいのあるオンリーワンのまちづくり 人口150,053人

川西市のシンボルキャラクター「きんたくん」と市花のリンドウ、猪名川の流れが描かれています。2011年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

川西市は兵庫県南東部にある市です。大阪府との県境にあり、東側で大阪府池田市と箕面市、南に伊丹市、西側は宝塚市となっています。第56代清和天皇の末裔、清和源氏の本拠地となった地域で、市花のリンドウも源氏の旗印からきています。現在の川西市は大阪のベッドタウンとして発展してきた経緯があり、サービス業や卸売・小売業、不動産など第3次産業が主要な産業となっています。大消費地に近いことから桃やいちじく、北摂栗、植木などが生産されています。

川西市の多田地区は、今から1000年以上前に清和源氏が武士団を形成した土地です。清和源氏とは清和天皇の皇子のうち4人、孫の王のうち12が臣籍降下(皇族が姓を与えられ、臣下に降りること)して源氏を名乗ったもので、一般に武家として知られます。川西市多田院多田所にある多田神社は清和源氏とゆかりのある源氏三神社の一つで、源満仲、頼光、頼信、頼義、義家の五公が祭られ「清和源家発祥の地」といわれています。

満願寺は川西市万願寺町にある高野山真言宗の寺院です。川西市の飛び地にあり、周囲は宝塚市になっています。多田神社を建立した源満仲が帰依し、以来源氏一門の祈願所として栄え、鎌倉時代には後醍醐天皇によって勅願寺となっています。紅葉の見事さや坂田金時の墓があることで知られています。

川西市最北部の黒川地区は「日本一の里山」と呼ばれています(にほんの里100選)。この地区の特産品「一庫炭(菊炭)」は、お茶席用の高級品として全国に出荷されています。毎年9月上旬~11月上旬にかけて黒川ダリヤ園がオープンし、約460品種1,200株のダリヤが様々な花を咲かせます。また、ハイキングスポットでもあり、日蓮宗霊場の能勢妙見山(大阪府能勢町)までケーブルカーが出ていましたが、2023年12月に営業を終了しています。


神戸市(こうべし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

兵庫県神戸市 BE KOBE 人口1,498,825人

海のと山の稜線をイメージさせる波型の表現に神戸市のシンボル「神戸ポートタワー」が描かれています。2011年6月からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカーを対象に交付されています。

神戸市は兵庫県南東部にある市です。兵庫県の県庁所在地及び最大の都市で、9つの区に分かれています。もともと深い湾があるため古代から海上交通の要所であったとみられ、遅くとも遣隋使の頃には港が開かれていたようです。江戸時代には酒造が発達し、「灘の生一本」という言葉で全国に知られるようになりました。現在でも港湾関連の産業が盛んであり、世界500余の港とつながる国内屈指のコンテナポートであるほか、食料品・はん用機械器具・輸送用機械器具・鉄鋼業など日本を代表する製造業が集中しています。現在は、高度経済成長期に開発されたニュータウンを中心に人口減少が進んでおり、2023年に人口150万を下回っています。

神戸ポートタワーは、神戸市中央区波止場町にある和楽器の鼓のような外見をした建造物です。1963年に建設されたもので、展望台や内部に360度のパノラマが得られるカフェや店舗を有しています。神戸港のシンボルとして長らく愛されてきた同タワーですが、2021年から工事のため休館となっていました。2024年春から改修工事を終えてリニューアルオープンし、同時にガラス張りで360度の風景がみられる屋上展望フロアが開設されます。

神戸市灘区・東灘区には「灘五郷」(西郷、御影郷、魚崎郷、西宮郷、今津郷)という有名な日本酒の蔵元が集まる地域があります。この地区は、酒造りに適した宮水(西宮神社の南東側一帯の湧水)と酒造好適米山田錦(兵庫県が国内生産の8割を占める)の産地が近かったことから、室町~江戸時代から日本酒の名産地となっています。各蔵元の紹介や見学に関する情報は灘五郷酒造組合のHPにあります。

有馬温泉は神戸市北区有馬町にある温泉です。有馬温泉は日本書紀、風土記、万葉集に紹介される日本三古湯の一つであり、日本最古ともいわれています。泉質も豊かであり、塩化物を含む「金泉」と無色透明の「銀泉」があります。環境省が指定する療養泉の9つの主成分のうち7つを有する世界的にも珍しい温泉です。


三田市(さんだし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

兵庫県三田市 明日の風が見えるまち 人口107,744人

三田市のPRキャラクター「キッピー」が右側に描かれています。2011年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(従来様式と選択性)。

三田市は兵庫県南東部、六甲山地の北側にある市です。1980年代から大規模な団地開発が行われて人口10万を超える市となりましたが、それ以前は人口3~4万人の典型的な農村であったために田園都市となっています。現在の人口は緩やかな減少傾向にあります。おおむね製薬など化学工業を中心とする製造業が主要な産業となっている一方、阪神地域では最も農業の盛んな地域でもあるため三田米・三田牛・母子茶といった特産品があります。

兵庫県立有馬富士公園は三田市福島にある公園です。有馬富士(標高374m)、千丈寺湖、福島大池など地域の豊かな自然を活用した県内最大の都市公園で、園内には林・水辺・草地の各生態園や棚田、自然学習センター、子供向け遊具が揃った遊びの王国などがあります。

兵庫県立人と自然の博物館(愛称:ひとはく)は三田市弥生が丘にある自然史系の博物館です。国内の公立博物館としては最大級の規模を誇り、恐竜・昆虫・植物・動物・鉱物など展示内容も多彩です。標本にさわれるコーナーや恐竜の化石のクリーニングの様子が見れるコーナーがあることが特徴で、深田公園という大きな公園に隣接しているため子供を遊ばせるスペースもあります。


丹波篠山市(たんばささやまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

兵庫県丹波篠山市(旧篠山市) おしゃれなワクワク農村へ 人口39,647人

マスコットキャラクターの「まるいの」と「まめりん」(上側のみ)を筆頭に、特産品の黒豆・猪・栗・松茸がキャラクター化されたものです。市名変更の2019年5月からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

https://youtu.be/4CLBTnyG1Cs?si=_VpGoWxF8WiwFqsh

丹波篠山市は兵庫県東部にある市です。古くから京都と山陰の各地域を結ぶ交通の要衝 丹波国の一部であった地域で現在も宿場町や篠山城跡が残っています。市域の3/4程度を林野が占めるため里山が残る地域としても知られており、栗・山の芋・イノシシ肉・枝豆・松茸などが特産品となっています。また、丹波焼といわれる焼き物が生産されており、これは日本六古窯の一つです(およそ800年ほどの歴史を有する)。産業は製造業・不動産業の割合が高くなっていますが、温泉や重伝建、特産の農産物やデカンショ節(日本遺産)などで知られており、観光業も盛んに行われています。

篠山城は丹波篠山市北新町にある日本の城・国の史跡です。1609年に徳川家康が諸大名に命じて交通の要衝であった笹山に築城させたもので、当時は15カ国20の大名が工事にあたり、縄張りは築城三名人の一人 藤堂高虎が行っています。天守の代わりに置かれた大書院は1944年に失火により焼失しましたが、現在は復元されて観光名所となっており、三の丸広場はデカンショ祭りなどのイベントに使用されています。城の周囲は広範にわたって伝統的建造物保存地区になっており、西側には武家屋敷群、東側には当時の商人町が残っています。

丹波篠山 大正ロマン館は丹波篠山市北新町、前述の篠山城北側にある歴史的建造物です。もともと篠山町の町役場として使われていたもので、大正12年に建てられた木造の洋風建築です。篠山城下町観光の拠点施設として改修を受けており、内部はレストラン・土産屋・庭園・テラス・観光案内所などになっています。

デカンショ節とは丹波篠山市を中心に盆踊り歌として用いられる民謡で、「デカルト」「カント」「ショーペンハウエル」の頭文字から取った、「出稼ぎしよう」「ドッコイショ」の転訛説などがあり語源が判っていません。主として元来用いられてきたみつ節の変形と考えられています。2015年に「丹波篠山 デカンショ節」として日本遺産になっています。


丹波市(たんばし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

兵庫県丹波市 丹(まごころ)の里 60,897人

丹波竜をモチーフにしたマスコットキャラクター「ちーたん」が描かれています。2012年にミニバイク50cc以下1,600枚、90cc以下200枚、125cc以下200枚の2,000枚が限定交付されています。

丹波市は兵庫県東部にある市です。2004年に旧氷上郡の柏原町・氷上町・青垣町・春日町・山南町・市鳥町の6丁が合併してできたもので、いわゆる丹波竜(タンバテタニス・アミキティアエ)が2006年に新種として発見されたことで知られています。また、田園地帯が広がることから黒大豆や栗、山の芋、茶など多くの特産品を有する地域でもあります。市域の多くは中山間地域に属し、秋から冬にかけて「丹波霧」と呼ばれる霧が発生します。全般に農業のイメージが強い地域ではありますが、工業も盛んでパルプや紙製品、電気機械などが製造されています。

白毫寺(びゃくごうじ)は丹波市市島町にある天台宗の寺院です。705年に開基されたもので、鎌倉時代には93坊を有し隆盛を極めたものの天正時代にあった明智光秀の丹波攻略の際に焼け落ちてしまったようです。現在は藤棚や庭園の心字池で知られる寺院ですが、境内には石仏や雌雄の孔雀、石庭のセッコクなどがあり見どころの多い寺院になっています。

丹波竜化石工房 ちーたんの館は、丹波市山南町谷川の丹波市役所山南支所の裏手ある丹波竜に関する情報発信や体験学習の拠点施設です(入館料:高校生以上210円 小・中学生100円)。博物館としては小さなものですが、丹波竜の発掘現場のレプリカやここでしかみられない丹波竜の全身の骨格(レプリカ)、VRコーナーなどがあります。

道の駅 丹波おばあちゃんの里は丹波市春日町にある道の駅です。舞鶴若狭自動車道の春日IC/JCTを降りてすぐにあり、かなり規模の大きなものとなっています。レストラン・土産屋のほかに大きなフードコートと恐竜をモチーフにした公園を有しています。


姫路市(ひめじし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

兵庫県姫路市 生きがいと魅力ある住みよい都市 人口521,799人

姫路城の帽子をかぶったイメージキャラクター「しろまるひめ」が描かれています。2011年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています(従来様式と選択性)。

姫路市は兵庫県の南西部にある市です。もともと播磨国の中心地であり、現在でも県下2位の規模となっています。市域北部は700~900m級の山々が連なる田園地帯で、南部では瀬戸内海に接し、大小40ほどの島々を有しています。世界遺産の姫路城が非常に有名で、別称の「白鷺城」にちなんで市の花はサギソウ、市の鳥もシラサギとなっています。市内には大規模な工場が多く立地し、製造業が産業の主役となっていますが、百貨店・商店街など商業もよく発達しており、ほかに漁業や観光業なども行われています。地酒・菓子・革製品・蒲鉾やちくわ・明珍火箸(火箸を束ねて風鈴としたもの)などを特産としています。また、かりんとうの発祥地の一つ(諸説あり。当地のものは南蛮菓子に由来する)とされており、名物になっています。

姫路城は姫路市本町にある日本の城・国の特別史跡です。白く美しい外観から「白鷺城」とも呼ばれるこの城は国宝・重要文化財・ユネスコ世界遺産に指定されており、三名城や現存十二天守にも数えられる近世城郭の代表的な遺構です。周辺にある市立動物園・博物館・美術館、好古園(歴代城主や武士が住んでいた西屋敷跡を庭園としたもの)とともに当地を代表する観光地となっています。

姫路セントラルパークは姫路市豊富町にあるサファリ形式の動物園/遊園地です。ライオンやトラ、シマウマがいるサファリエリア、スリルライドや観覧車などがある遊園地エリア(スペースワールドから移設されたアトラクションもある)、夏期営業のアクエリア、冬季営業のスケートリンクが入る大規模なレジャー施設です。関西一円では知名度が高く、CMから「姫セン」と呼ばれて親しまれています。

書寫山圓教寺(えんぎょうじ、円教寺とも)は姫路市書写にある天台宗の寺院です。もともと比叡山・大山とともに天台宗の三代道場であったもので、現在でも西国三十三所のうち最も規模が大きいです。堂や門、像など多数の文化財を有するほかに、境内は国の史跡になっていて映画やドラマのロケ地によく使われていたりします。


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京都府ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【京都府編】

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亀岡市(かめおかし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

京都府亀岡市 カメばカムほど亀岡 人口86,816人

豊かな緑と豊富な水、亀岡市の観光マスコットキャラクター「明智かめまる」が描かれています。また、亀の甲羅をイメージした六角形のプレートになっています。2012年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

亀岡市は京都府中西部にある市です。このあたりは、奈良時代におかれた丹波国の政治経済・文化の中心地であったことから仏教文化が栄え、戦国時代末期には明智光秀が丹波亀山城と城下町を築いたことで近代的な発展を遂げたといいます。現在の亀岡市は京都市・大阪のベッドタウンとしての側面を有するほか、パルプ・紙製品、電気機械など製造業を主要な産業としています。一方で、亀山城址と城下町・保津川下り・トロッコ列車・湯の花温泉・出雲大神宮(丹波国一宮)といった多様な観光資源を有しています。また、農用地が多く京都府内有数の規模を誇ります。

出雲大神宮は亀岡市千歳町千歳にある神社です。丹波国一宮、また「元出雲」の俗称どおり、社伝では「出雲大社が勧請を受けた」とされています(一般には逆に出雲大神宮が勧請を受けたとする)。おおむね縁結びの神社として親しまれており、境内には因幡の白兎にちなんだ兎の像がちらほら置かれています。

亀山城(亀岡城)は亀岡市荒塚町内丸にある日本の城です。明智光秀によって築かれたもので、説話によると明智光秀の娘・玉子(細川ガラシャ)が内堀に落ちたところを亀によって助けられ、光秀は褒美として亀に「明智」の姓を与えたうえ「かめまる」と呼んで可愛がったといいます。現在は「大本」という新宗教の本部と神苑が置かれており、見学にはチケットが必要です(高校生以上300円)。

道の駅 ガレリアかめおかは亀岡市余部町(あまるべちょう)にある国道9号の道の駅です。同名の生涯学習施設に併設されており、広大な駐車場を有します。併設ということで、道の駅としてはあまり大きな販売スペースを割いていませんが、精肉や野菜など食品の販売のほかにカフェがあります。

亀岡市と右京区嵐山の間にある保津峡は川下りやトロッコ列車で有名です。保津川下りは1895年頃から遊覧船が運行したいうことで、およそ130年余の歴史があります。川下りの終盤に差し掛かると琴ヶ瀬茶屋という「船上コンビニ」からみたらし団子やイカ焼き、ジュースなどを買って食べます。現在はラフティングというゴムボートに乗って川下りをするレジャーも行われています。


京丹後市(きょうたんごし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

京都府京丹後市 旬の京丹後 人口51,444人

市名上に「世界ジオパークのまち」の文字、丹後半島間人(たいざ)の後が浜にある名勝 立岩(たていわ)と、間人ガニが描かれています。2015年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

京丹後市は京都府北部にある市です。日本海に突き出した丹後半島の大部分を占める市で、2004年に竹野郡網野町・丹後町・弥生町、中郡峰山町・大宮町、熊野郡久美浜町が合併してできたものです。北側で日本海に面し、山陰海岸ジオパークの経ヶ岬、立岩、丹後松島といった景勝があります。カニに代表される水産物や丹後ちりめんで知られる地域ですが、丹後杜氏の故郷でもあるため現在でも醸造関連の企業が多く残っています。

丹後半島は世界ジオパーク「山陰海岸ジオパーク」の一部で、複雑な海岸線をしています。ジオサイト(ジオパークの見どころ)の一つ「立岩」は周囲1kmにも及ぶ玄武岩の1枚岩で、第31代用明天皇の第三皇子 麿子親王が鬼を岩で封じたとされており、今でも波の高い夜には鬼が泣く声がすると言われています。また、京丹後市丹後町袖志にある経ヶ岬には明治時代に点灯した第一等灯台があり、近代化産業遺産に認定されています。

琴引浜(ことひきはま)は京丹後市網野町掛津地区と遊地区にまたがる砂浜です。全長1.8kmは鳴き砂の浜としては国内最大級であり、摩擦係数が高い石英を多く含むことで、砂が乾燥した時期に歩くと「キュッキュ」と音が鳴ります。周辺に海水浴場・キャンプ場・温泉(期間によっては足湯)などがあります。砂の表面が綺麗でないと鳴らないため保全活動が行われており、2001年に世界初の禁煙ビーチとなっています。

道の駅丹後王国「食のみやこ」は京丹後市弥栄町鳥取にある府道53号の道の駅です。もともと農業公園としてオープンしたものなので34haもの広大な敷地を有し、西日本最大級の道の駅になっています。内部も公園然としており、広場や散策路、小動物園などの間に商業施設が並ぶという形式になっています。


宮津市(みやづし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

京都府宮津市 自然と文化の架け橋、海園都市みやづ 人口16,285人

日本三景の一つ天橋立(あまのはしだて、あまのはしたて)が描かれています。プレートの形状は「股覗き」をイメージしたもので上部がくぼんでいます。2012年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(下一桁4,9および下二桁42は欠番、従来様式と選択性)。

宮津市は京都北部にある市です。与謝郡与謝野町、宮津湾と阿蘇海を挟んで市域が南北に分かれており、これを天橋立が繋ぐという特徴的な市域を有しています。市の中心部は南側にあり、宮津湾の最奥、栗田半島の付け根辺りになります。いわゆる「海の京都」を代表する地域で、天橋立周辺の公園、寺社、道の駅といった観光資源を有し、年間約300万人の観光客が訪れるといいます。もともと宮津城という細川藤孝・忠興ゆかりの海城がありましたが明治時代に失われており、現在は遺構の太鼓門が小学校の正門として利用されています。この門の周辺の川沿いに当時の城壁を再現した白壁が続いています。

日本三景の一つ、天橋立は3.6kmに及ぶ砂州が宮津湾内を走るような形で形作られています。いわゆる白砂青松の砂州で約7,000本の松の殆どが自生しているものです。この上を京都府道607号天の橋立線が走っており、この道は一般車両は入れませんが、125cc以下の二輪や自転車で通行可能です。砂州には句碑や記念碑、恋愛成就の神社として知られる天橋立神社などがあります。

天橋立ビューランドは宮津市文殊にある遊園地です。天橋立の白砂青松が空を飛ぶ龍の用に見える「飛龍観」として知られるビュースポットであり、文殊山の山頂までモノレールまたはリフトで上ります。山頂には観覧車や展望レストラン、展望台などがあります。

天橋立温泉は宮津市文殊にある温泉です。この地域はもともと天橋立を望む文殊堂で知られる知恩寺という寺院の門前町で、観光拠点としてホテルや旅館が多かったようです。昭和末期の温泉ブームの影響で、当時は温泉がなかった当地の観光客が少なくなったために1999年に開鑿された歴史の浅い温泉で、ホテル・旅館などで利用されています。JR天橋立駅の前に「知恵の湯」という日帰り入浴施設があります。

傘松公園は宮津市大垣にある公園です。天橋立ビューランドに並ぶ天橋立のビュースポットで、散策路や展望デッキ、レストランなどがありこちらでは「斜め一文字」という景観が見られます。こちらもリフトかケーブルカーを使って上ります。


向日市(むこうし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

京都府向日市 大極殿のあるまち 向日市 人口56,059人

モウソウチクを型どったナンバープレートに向日市歴まちPRロゴマークがワンポイントで描かれています(市名左)。また市名上に「むこう、むこう」の文字が入ります。2016年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付、2018年からはミニカー・小型特殊も対象になっています。

向日市は京都府南部にある市です。京都府南部の15市町村をいう山城地域に属しており、北・東・西で京都市、南側で長岡京市に接しています。面積は7.72k㎡で全国で3番めに小さい市です。京都府屈指の人口密集エリアで住宅地・商業地がよく発達しており、2020年からやや人口が増加していますが、少子高齢化は進んでいます。開発の進んだ地域ですが、たけのこや千両ナスを特産としており、竹林やため池、水田などがみられます。

竹の径は向日市の西側にあるハイキングコースです。京都市洛西竹林公園、当地の向日回生病院あたりから始まる1.8kmほどの長さの道で、連綿と竹垣と竹林が続いています。この竹林は特産の筍(京たけのこ・または乙訓たけのこなどという)の栽培地で、基本的には農業用の道路という位置づけですが、風情のある散歩道として知られています。

向日市は、今から1200年以上前の奈良時代に長岡京があった地域の一つです。784年に平城京から平安京に都を遷すまでの10年間我が国の政治の中心であった都で、近年まで遺構が見つかっていませんでしたが、昭和54年から向日市において門跡や大極殿の跡が発見されて発掘調査が進みました。現在は阪急西向日駅から少し北に朝堂院跡や大極殿跡が公園として残っています。


大山崎町(おおやまざきちょう)

大山崎町ホームページより

京都府乙訓郡大山崎町 天王山・淀川 歴史と文化 うるおいのあるまち 人口16,275人

山崎の戦い(天王山の戦いと呼ばれる)を戦った羽柴秀吉と明智光秀のイラストの背景に天王山、桂川・宇治川・木津川を表した川、町の花サクラが描かれています。町制施行50周年記念として2018年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

大山崎町は京都府南部にある町で、乙訓郡(おとくにぐん)に属しています(大山崎町1町のみ)。本能寺の変を受けて備中高松城攻めから引き返した羽柴秀吉と明智光秀の軍が争った、いわゆる「天下分け目の山崎の戦い」で知られる地域です。日本でのえごま油発祥の地 離宮八幡宮があり、江戸時代まで油の生産が盛んに行われていました。また、名水で知られる地域でもあるため酒造業との関連が深く、アサヒグループ大山崎山荘(1932年、実業家 加賀正太郎が立てたイギリス風建築)、府境をまたいで大阪府島本町に山崎ウイスキー館があります。現在の大山崎町は製造業を主要な産業とする町ですが、京都市と大阪府の間にあるアクセスの良さや豊かな自然といった条件から人口増加が続いています。

アサヒグループ大山崎山荘美術館(旧:アサヒビール大山崎山荘美術館)は大山崎町銭原の天王山中腹にある美術館・博物館です。昭和初期に建てられたもので、イギリス・チューダー様式の山荘を復元整備し、朝日麦酒株式会社創業者の山本為三郎のコレクションを展示して美術館としています。また、本館以外に安藤忠雄設計の地中館・山手館があり、テラスに面したカフェからは宇治川・桂川・木津川の3川が合流して淀川になる合流地点が見えます。

妙喜庵(みょうきあん)は大山崎町大山崎西谷のJR山崎駅前にある仏教寺院です。「待庵(たいあん)」という国宝の茶室があり、これは千利休作と推定される唯一のものです。にじり口から内部を見学することができますが、予約制で往復はがきによる一ヶ月前からの予約が必要です。また、近くの大山崎町歴史資料館に待庵の複製が展示されています。

聴竹居(ちょうちくきょ)は大山崎町大山崎谷田にある歴史的建造物です。1928年に建築家藤井厚二の自宅として建てられたものです。日本人の感性、気候風土やライフスタイルに合わせた和洋折衷の木造住宅で、国の重要文化財に指定されています。予約制ですが内部の見学ができ、築100年ほど経過した建造物とは思えない斬新なアイデアや技術が盛り込まれています。


宇治田原町(うじたわらちょう)

宇治田原町ホームページより

京都府綴喜郡宇治田原町 心をつなぎ ともに創る 茶文化のまち 人口8,811人

2枚の茶葉を重ねたデザインで、町名の上に「日本緑茶発祥の地」のロゴが入ります。二枚のうち下の葉は緑、上の葉は排気量に応じた色になります。2021年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

宇治田原町は京都南部にある町で、綴喜郡(つづきぐん)に属しています。京都市からは宇治市を挟んで南東側にあり、滋賀県との県境にあたる地域です。宇治市と並んで宇治茶の生産地として知られる場所で、鎌倉時代から茶葉の生産が始まり、江戸時代には茶業に革新をもたらした青製煎茶製法が生まれたとされています(それまでの茶葉は赤茶か黒色で、風味も落ちたようだ)。ほかに古老柿(ころがき、干し柿)の生産が地場産業で、11月ごろになると稲刈りの終わった田に「柿屋」と呼ばれる柿を干すための棚がみられます。

正寿院は宇治田原町奥山田川上にある高野山真言宗の寺院です。今から800年ほど前の1200年に建立されたもので、その後の1596年に中興されています。夏季の風鈴まつりでよく知られており、「風林寺」とも呼ばれる寺院で当地の観光名所になっています。

永谷宗円生家は宇治田原町大字湯屋谷にある歴史的建造物です。永谷宗円は江戸時代の庄屋で、茶業のほかにも田地の改良に取り組んだ人です。当時は熱処理するだけだった茶の製法に「揉む」工程を加えたり当時は煮るだけだった工程をむす方式にしたりと15年かけて茶葉製法を改良し、現代の煎茶製法の基礎を築きました。土・日・祝日に内部を見学可能で、当時の焙炉(ほいろ、茶を乾燥させる道具)が残っており、映像でお茶の製法や宗円の足跡を知ることができます。


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滋賀県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【滋賀県編】

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多賀町(たがちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

滋賀県犬上郡多賀町 輝く人、自然、歴史、文化で織りなす多賀の未来 人口7,382人

鈴鹿山脈(上部左側)と星空を背景に古代象「アケボノゾウ」のシルエット(上部右側)、マスコットキャラクターの「たがゆいちゃん」が描かれています。町制60周年記念として、2018年からミニバイク50cc以下200枚、90cc以下50枚、125cc以下50枚が交付されています。

多賀町は滋賀県東部にある町で、犬上郡に属しています。滋賀県屈指の神社 多賀大社の門前町として発展した地域で、江戸時代には中山道の宿場町として高宮宿が発達しました。また、町域北東側の米原町の境となる霊仙山(りょうぜんさん)は我が国唯一の三蔵法師(仏教の経蔵・律蔵・論蔵に通じた僧侶のこと)、 霊山が修行した地であり、現在もハイキングコースとして人気があります。現在の多賀町は湖東地域のなかでは大規模な工業団地を有しているため、製造業の比率が高いです。有名な観光名所はあるものの、通過観光地であるためホテルなど宿泊施設はあまり目立ちません。

多賀大社は多賀町多賀にある神社です。イザナギ・イザナミを祀ることから「伊勢の親神様」として知られています。中世から伊勢神宮や熊野三山とともに参詣客で賑わったとされ、現在でも滋賀県を代表する神社の一つとなっています。本殿のほかに能舞台・神馬舎・手水舎・書院などを有し、お守りとされる「お多賀杓子」や土産菓子の糸切餅などで知られています。

河内風穴は多賀町河内にある鍾乳洞です。このあたりは石灰洞が多い地域で、町内の石灰岩が分布するほとんどの場所には小規模な洞窟が存在すると考えていいでしょう。このうち河内風穴は国内4位となる総延長10,020mの広大な洞窟で、入口から200mほどが観光用として公開されています(入洞料金500円、駐車場400円)。

多賀町立博物館は、多賀町四手の文化施設を集めたあけぼのパーク多賀内にある博物館です。町立ということでさほど大きいものではありませんが、地域の化石・鉱物・昆虫の標本などが展示されており、近隣で発掘されたアケボノゾウの全身復元骨格の展示があります。このアケボノゾウは日本各地で化石が出土しており、今のところ日本固有種と考えられている小型の古代象です。


彦根市(ひこねし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

彦根市ホームページより

滋賀県彦根市 にゃんと、いいまち。 人口111,085人

㊤イメージキャラクターの「ひこにゃん」を最前面に押し出したデザイン㊦上部は赤色で井伊の赤備えをイメージ、かつ公共交通機関との統一感を意識したもの。「HIKONE CITY」と「MOTORCYCLE LICENCE PLATE」の文字が入る。どちらも2018年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカーを対象に交付(従来様式との選択制)。

彦根市は滋賀県東部にある市です。もともと近江国の交通の要衝であった地域で、現在も琵琶湖の東側をいう湖東地域の中心地となっています(県内の人口ランキングでは4~5位あたりになる)。井伊氏の拠点として築かれた彦根城が有名で、国宝・特別史跡その他現存12天守や日本100名城になっています。また、電気機械やゴム製品、地場産業としてパルプ製品・女性用下着・仏壇などが生産されており、滋賀県の工業の一角を成す工業地域でもあります。琵琶湖沿岸に漁港を有しており鮒ずしなど湖魚料理を特産とするほか、多景島という無人島が市域内にあり観光用にフェリーが出ています。2015年あたりまでゆるやかな人口増加を続けていましたが、現在は減少傾向に転じています。

彦根城は彦根市金亀町にある日本の城跡・国の史跡です。1622年に徳川四天王の一人 井伊直政の遺志を継ぐ形で20年近い年月をかけて建造されたもので、国宝の天守は3重3階の屋根で構成されています。天守以外にも天秤櫓や門などが周辺に残り、玄宮園と楽々園という大名庭園が天守北側に広がっています(「玄宮楽々園」として国の名勝になっている)。場内に時を告げる時報鐘という鐘が残っており、今でも3時間毎に撞かれています。

夢京橋キャッスルロード(夢京橋商店街)は彦根城の南側、彦根市本町にある商店街です。もともとは彦根城の大手通りだったようで、現在は江戸期の建物を再現した町屋が並ぶ商業地になっています。


豊郷町(とよさとちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

滋賀県犬上郡豊郷町 江州音頭発祥のまち 人と緑のふれあいの里 人口7,187人

豊郷小学校旧校舎群と、江州音頭の絵日傘踊り・扇踊りの日傘と扇のデザインです。2018年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

豊郷町は滋賀県東部にある町で、犬上郡に属しています。滋賀県内で最も小さな町で、全域が犬上川の扇状地にあたるため平野となっています。平地江戸時代~明治期にかけて多くの近江商人を排出した経緯があるほか(伊藤忠商事・丸紅の創業者 伊藤忠兵衛の故郷)、アニメ「けいおん!」の聖地として知られる地域です。国道8号と近江鉄道の間が開発されて町の中心地となっていますが、古くから農業が営まれてきたために郊外は田園風景が広がっています。東近江市八日市と並んで、滋賀県一円で盆踊りに用いられる江州音頭の発祥地です。

豊郷町立豊郷小学校は豊郷町石畑にある小学校です(国の登録有形文化財)。2代目の旧校舎群は丸紅の専務取締役 古川鉄治郎が私財をなげうって建造したもので、歴史的建造物を取り巻く保存運動の様子が全国的に報道されたことがあるほか、映画やアニメなどのロケ地としても非常に有名です。滋賀県近江八幡市ととくにゆかりの深いウィリアム・メレル・ヴォーリズ(建築家・社会事業家)の建築物の一つで、階段の手摺にイソップ童話「兎と亀」のブロンズ像があります。

伊藤忠兵衛記念館は豊郷町大字八目の旧中山道に面してある博物館です。伊藤忠商事・丸紅の創業者である初代伊藤忠兵衛が暮らし、2代目が生まれた家を保存して記念館としたもので、資料や2代目の愛用品などが展示されています(入館無料)。


大津市(おおつし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

滋賀県大津市 人を結び、時を結び、自然と結ばれる 結いの湖都 人口343,704人

開かれた絵巻物をイメージした扇型のプレートに図柄として近江八景「瀬田の夕照」が描かれています。また、市名左に「湖都」の文字が入ります。2015年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

大津市は滋賀県の南西部にある市です。滋賀県の県庁所在地並びに最大の都市であり、琵琶湖西南端に接する南北に細長い市です。飛鳥時代に天智天皇により近江大津宮が開かれたために都となり、爾来交通の要衝として発達してきたものです。古くから和歌や俳句に詠まれる風光明媚な地で、大きな自然災害や戦時中の被災が少なかったため、多くの社寺、史跡、名勝が残っています。これらのほか、琵琶湖の遊覧船や県下最大の温泉地となる雄琴温泉(近年では「おごと温泉」の表記が多い)などの観光名所を有しています。産業は商業が中心で、県庁所在地としては製造業の比率がやや低いです。昭和15年から平成期にかけて人口が増加していましたが、現在の人口推移は横ばいとなっています。

比叡山延暦寺は大津市坂本本町にある寺院で、天台宗の総本山です。788年に最澄によって開基されたもので、高野山金剛峯寺と並んで平安仏教の中心的な寺院でした。現在でも僧侶によって厳しい修行が行われており、我が国の仏教の代表的な聖地となっています。150ほどの堂塔からなる広大な境内を有し、根本中堂(国宝、信長の焼き討ちの後に徳川家光によって復興されたもの)、廻廊(重要文化財)、鐘楼、国宝殿(仏画、工芸品などを所蔵展示)などがあります。

びわ湖バレイは大津市木戸にあるスキー場です。山頂付近から琵琶湖を見晴らすゲレンデとして開設されたもので、オフシーズンには高原公園として営業しています。山頂近くまでロープウェイで上るとカフェや展望台があります。

雄琴温泉は大津市苗鹿・雄琴にある温泉です。最澄によって開かれたとされており、1300年ほどの歴史があります。滋賀県下最大の温泉地であり、旅館9軒、スーパー銭湯などがあります。もともとこのあたりは田んぼでしたが、昭和中期に歓楽温泉として大規模な風俗街を形成しました。徐々にソープランドのイメージが定着して家族客が敬遠するようになったため、現在は温泉街と風俗街が明確に別れるようになっています。


甲賀市(こうかし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

滋賀県甲賀市 人 自然 輝きつづける あい甲賀 人口88,494人

滋賀県甲賀市、三重県伊賀市が共同で採用した忍者ナンバープレートです。左右に忍者、巻物、手裏剣が描かれています。2012年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

甲賀市は滋賀県の南東部にある市です。2004年に旧甲賀郡の信楽町・甲南町・水口町・甲賀町・土山町が合併して甲賀市になりました。後世に甲賀忍者として知られる甲賀武士の里があった地域で、近世には東海道の宿場町 水口宿・土山宿がありました。現在の甲賀市は、2008年の新名神高速道路開通に伴い製造業の工業団地の誘致が進んだこともあって製造業の比率が高くなっています。また、日本六古窯の一つ信楽焼の産地でもあり、粘土・長石・砂利採取など鉱業が盛んです。農業ではコシヒカリ・みずかがみなど水稲が多く栽培されていますが、小佐治集落で産する滋賀羽二重糯(しがはぶたえもち)というもち米が有名で、最高級のもち米とされています。

甲賀の里忍術村は甲賀市甲賀町隠岐にあるテーマパークです。忍者や戦国時代をテーマとしており、アスレチックやからくり屋敷、陶芸体験などができる工房を有しています。からくり屋敷は「万川集海」(現存する忍術書で、3大忍術伝書の一つ)を著した藤林家を移築したものです。また、園内に名も知られず亡くなった忍びを供養する志能便神社(しのびじんじゃ)があります。

甲賀流忍術屋敷は甲賀市甲南町竜法師の住宅地にある忍者屋敷です。元禄年間(1688年~1704年)に甲賀53家の筆頭格望月家の住まいとして造られたもので、どんでん返し(回転戸)や落とし穴、隠し部屋など様々な仕掛けが残っています。なお、休憩コーナーでは「健保茶」という忍者に代々伝わるお茶が飲めます。

滋賀県立陶芸の森は甲賀市信楽町勅旨にある都市公園です。市街地を見下ろす丘陵地に40haの敷地を有し、産業展示館・陶芸専門の美術館・屋外展示場・各種店舗などがあります。陶芸好きはもちろん、景色が良いのでピクニックや散歩にも良い公園です。

MIHO MUSEUMは甲賀市信楽町田代の山中にある博物館(美術館)です。神慈秀明会(大元>世界救世教>神慈秀明会)という新宗教の団体が運営するもので、「桃源郷」をイメージしています。ガラスを多用した地上構造が特徴の美術館ですが美術館のほとんどが地中にあり、私立美術館としては国内屈指のコレクションを誇ります。


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三重県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【三重県編】

全47都道府県を網羅 掲載市町村区630以上


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三重県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

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尾鷲市(おわせし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

三重県尾鷲市 海の碧(みどり) 山の緑(みどり) あふれる情熱 東紀州 人口17,950人

市の魚ブリと市の花ツバキ(ヤブツバキ)、海の3大テーマをモチーフに明るく元気のある尾鷲を表しています。

ブリは「アブラ」が「ブラ」>「ブリ」と呼ばれるようになったといわれます。出世魚で、地域・サイズによって呼び方が変わりますが、80cmを超えると全地域でブリと呼ばれるようになります(養殖物を「ハマチ」天然物を「ブリ」と区別することもある)。一般にブリといえば寒ブリが有名ですが、三重県~和歌山県では3~4月がシーズンで、この時期のブリを「桜ブリ」と呼びます。

尾鷲市街には世界遺産に登録されている熊野古道伊勢路が通っています。尾鷲市の馬越峠の石畳は、江戸時代から続く最も美しい石畳と言われています。尾鷲観光物産協会(観光案内所、近くに尾鷲高校コロッケで有名な馬屋峠さんがある)。おわせマルシェ(市街から少し離れた場所にある。ドッグラン・キッズスペースあり)。

九鬼町は毛利水軍を第二木津川口の戦いで破った九鬼水軍発祥の地です。九鬼氏ゆかりの九鬼神社や錦花堂の「九鬼水軍虎の巻(とらまき)」が有名です(地元スーパーや尾鷲のおととでも売っている)。また、大配(おはい)の柱状節理の崖と透明度の高い海のコントラストが、「オハイブルー」といわれ人気が出ています。

尾鷲の特産(というか尾鷲でしか栽培されていない)刺し身唐辛子「虎の尾」を栽培しているおわせむかい農園。虎の尾醤油や虎の尾おかず辣油もあります。


木曽岬町(きそさきちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

三重県桑名郡木曽岬町 木曽川の東にある街 人口6,730人

鍋田川堤桜並木とマスコットキャラクターの「トマッピー」のデザインです。

鍋田川堤桜並木は愛知県との県境を流れる一級河川の鍋田川沿いに約4km、1,500本の桜が植えられていて、春には桜まつりが開かれ多くの人が観光に訪れます。

トマッピーは町が未来に向かってより一層飛躍していくことを願って町の特産品トマトに羽根を付けたキャラクターになっています。

干拓地として発達した木曽岬町は1959年の伊勢湾台風による高潮のため、町全体が水没する被害を受けました。塩害により一時期田畑が不作になったものの、現在ではトマトの指定産地となっており、その産出量は三重県全体の出荷量の6割を占めます。くらもとファームでは平均糖度10%の「ひめトマ」のトマト狩りを行っています(糖度はイチゴ並み)。

魔法少女トマトちゃんは木曽岬の地域コミュニティ団体「ボラ倶楽部」のキャラクターで、ご当地魔法少女として一時期有名になりましたが、現在では名古屋市東区のキャラクターになっており、キャラクターとしても全く別のものになっています(二代目の動画)。


伊賀市(いがし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

三重県伊賀市 ひとが輝く 地域が輝く ~住み良さが実感できる自立と共生のまち~ 人口90,580人

滋賀県甲賀市、三重県伊賀市が共同で採用した忍者ナンバープレートです。左右に忍者、巻物、手裏剣が描かれています。上下の忍者が甲賀市の「こ」、左右の巻物が伊賀市の「い」を表しています。

伊賀市は2017年2月22日(忍者の日)に、「伊賀流忍者発祥の地」として忍者市宣言を行っています。上野エリア(旧上野市)では忍法道場、忍者変身処や忍者のトリックアートが設置され、「忍者のまち」としての特化が進んでいます(伊賀上野は日本有数の和菓子のまちでもある)。

伊賀上野城(白鳳城)は上野1585年に筒井定次によって築かれた平山城で、後に築城の名手と呼ばれる藤堂高虎の大改修を受け、大阪城を意識した高い石垣で知られています。復興された天守は博物館になっています(藤堂高虎の兜がある)。上野公園内には伊賀くみひも 組み匠の里伊賀流忍者博物館、俳聖殿などがあります。

赤目町長坂にある忍者の森は大人も子供も気軽に忍者修行ができる体験型アトラクションです(紹介動画90秒)。この辺りは修験道の開祖 役小角や忍者が修行したといわれる赤目四十八滝で有名です。かなりの山奥になりますが、カフェができるなど観光地として整備されつつあります。(忍者の森は2019年に手裏剣のVRや弓術が加わった)。

伊賀市は良質な温泉を有し、日帰り入浴施設が多数あります(だいたいナトリウム-塩化物泉)。伊賀市の温泉情報


亀山市(かめやまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

三重県亀山市 緑の健都 人口50,230人

一般公募で選ばれた、市制施行10周年記念のナンバープレートです。亀と「カメのぶんちゃん」、市の花ハナショウブのデザインになっています。

カメのぶんちゃんは「かめやま文化年」という3年に一度行われる文化の祭典のイメージキャラクターです。みそ焼きうどんのキャラクターとして「かめみちゃん」という頭にご当地グルメのみそ焼きうどんを載せたカメのキャラクターもいます。

亀山市は歴史的な交通の要衝で、古くは東海道五十三次の関宿・坂下宿が築かれ宿場町として発展しました。その後、戦後の高度経済成長期に乗じて企業誘致による工業化を進め、三重県下有数の内陸工業都市になっています。

温暖な気候と豊かな土質の亀山市は、古くからお茶の栽培が盛んで、起源は千年以上前と言われています。亀山のお茶は「亀山茶・伊勢茶」と言われ、上品で濃厚な味わいと良質の香りが特徴です。亀山市には県下最大の88.8haを有する茶園 中の山パイロットがあります。

関町にある関宿(せきじゅく)は国の重要伝統的建造物群保存地区になっており、江戸時代の宿場町の雰囲気をそのまま残しています。みどころとして関まちなみ資料館、関の山車資料館、関宿旅籠玉屋歴史資料館があり、街道を少し離れると無料の足湯に浸かることができます。


鳥羽市(とばし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

三重県鳥羽市 国際観光文化都市 笑顔と感動に出会う鳥羽 人口19,230人

平成23年にオープンした「鳥羽マリンターミナル」をイメージしたナンバープレートです。

鳥羽マリンターミナルは、鳥羽港(佐田浜)と離島を結ぶターミナルで、真珠のネックレスをイメージしたモダンな外観をしています。鳥羽市では人口の約2割の人が離島に居住していて、住民の足となる市営定期船や観光客向けの遊覧船の起点として活躍しています(イルカ島巡りが人気)。

鳥羽城は九鬼嘉隆によって築城された平山城・海城です。大手門(大手水門)が海に突き出す珍しい形でしたが、今は本丸周辺に石垣を僅かに残すのみで、城山公園・鳥羽市役所・旧鳥羽小学校などが建っています。鳥羽城の麓にある鳥羽水族館は私営の水族館で、飼育・展示種数1,200種、通路全長1.5kmと全国屈指の規模を誇ります。

鳥羽市には市が運営する鳥羽市水産研究所があります。同研究所に勤める岩尾豊紀氏は「海藻博士」の異名で知られ、海苔・ワカメ・ヒジキ・アラメ等海藻のほかアワビや牡蠣等貝類の種苗に関する研究・活動を行っています。過去にミキモト真珠島の周辺にアラメの植林を行っています。

浦村にある鳥羽市立海の博物館は「海民(かいみん)」と呼ばれる漁師・海女・船乗り・海辺にする人々の歴史や資料を展示する博物館です。「なんでも集める」という方針で6万を超える収蔵品がありますが、特に海女の歴史に関するもの、80隻を超える木造船の展示は迫力があります。また、牡蠣の国浦村祭りの会場でもあります。


松阪市(まつさかし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

三重県松阪市 明るいわ!楽しいわ!松阪やわ! 人口163,900人

特産品のお茶と松阪牛をモチーフにしたマスコットキャラクター「ちゃちゃも」が描かれています。

松阪市の松阪牛(まつさかうし/まつさかぎゅう)は、日本はもとより世界的にも有名な和牛ブランドです。「肉の芸術品」とも呼ばれ、霜降りの美しさ、柔らかさ、低い融点が生み出す舌触りの良さで知られています。松阪牛のなかにも等級があり「特産松阪牛」は但馬系の黒毛和種の雌牛を900日以上肥育(黒毛和種平均は600日程度)、松阪牛全体の数パーセントに留まります。

松阪市は土地柄駅の近くに焼肉屋が多く、動画サイトでよく紹介されています(一升びん本店、和田金あたりが多い)。回転焼肉 一升びん宮前店では回転寿司の要領で肉が流れてきます。なお、松阪市はすき焼き推しのようです。

三重県は全国3位の茶の産地で、かぶせ茶生産では日本一です。松阪市は南勢地域の代表的な産地で、2010年から公募によって決まった「松阪茶」という愛称を使用しています。

松阪の伝統工芸品 松阪もめんは天然藍の染め糸を使う織物で江戸時代に大流行し、松阪豪商人の基礎をつくりました。松坂もめん手織りセンターでは織姫体験という手織り体験をやっています(男性もできる。一時間1,300円 一日6,000円)。


四日市市(よっかいちし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

三重県四日市市 未来にはばたく1・2・3・四日市! 人口311,000人

市の鳥ユリカモメが描かれています。四日市市が高く羽ばたいてほしいという思いが込められています。

四日市市は、県庁所在地の津市をしのぐ人口が居住する北勢地域の中心都市であり、中京工業地域の代表的な工業都市です。また、日本初の石油化学コンビナートである四日市コンビナートは日本夜景遺産に選ばれ、夜景クルーズが行われるなど観光資源となっており、愛好家から「聖地」と呼ばれるほどの人気を誇ります。また、四日市ぜんそくを克服した環境問題推進都市でもあります。

四日市では農業(主に茶)や萬古焼(ばんこやき)など古くからの地場産業も盛んです。とくに萬古焼は耐熱性に優れており、その特性を活かした土鍋の生産は国内シェア7、8割を占めます。最近ではIH(電磁調理)対応の土鍋も生産しています。

8月に開催される大四日市まつり、10月に開催される四日市祭には、1805年に製造されたという日本一大きなからくり人形「大入道山車」が現れます(大入道の動画)。

四日市の銭湯は個性派揃いで浴槽も多めです。住吉湯(熱い、電気風呂が強い、スチームサウナに殺気を感じる)。玉の湯(130~150度の灼熱サウナ、喫煙者にとっては楽園、入れ墨の人が多い)。


志摩市(しまし)

志摩市ホームページより

三重県志摩市 新しい里海のまち・志摩 人口53,060人

下部に横山展望台から望む英虞湾、特産品の伊勢海老と真珠、国の重要無形文化財に指定されている海女漁をイメージしたデザインです。

志摩市南部にある英虞湾(あごわん)は日本有数のリアス式海岸美を誇り、古くからの観光名所としてホテル・キャンプ場などリゾート地が集まっています。横山展望台は英虞湾を一望できる展望台です。デッキやスロープができていて、展望台としては珍しいバリアフリーの施設で、カフェも併設されています。麓にある横山ビジターセンターでは自然教室や標本の展示などを行っていて、桜の名所でもあります。

志摩市は水産業が盛んで、アオサ、的矢かき、アコヤ貝の貝柱などが有名です。とくに伊勢海老の漁獲量は全国シェア1位を誇り、市の魚にもなっています。浜島地域福祉センターさくら苑に全長7mのモニュメントがあり(元は大阪道頓堀にあった)、毎年6月には伊勢海老をはじめとする海の幸への感謝と豊漁を願って伊勢えび祭が開催されます。

志摩は海女が多いことで知られ、「鳥羽・志摩の海女漁の技術」として国の無形重要文化財に指定されています。現在、海女小屋(海女が火を焚いて体を温める小屋)は観光客向けのレストランになりつつあり、当地の海女さん自慢の料理を食べることができると好評です。

2014年に登場した志摩市の海女萌えキャラ「碧志摩メグ(あおしまメグ)」は、2015年に「過度に性的」などの批判を浴び炎上、その後しばらく活動を自粛していましたが、翌16年には伊勢志摩及び三重県全域の非公認キャラクターとして活動を再開しています。(アニメPV、45秒)。


伊勢市(いせし)

伊勢市ホームページより

三重県伊勢市 美(うま)し風起(た)つ回帰新生都市 人口127,800人

「想いを運ぶおかげ参り犬」というデザインです。伊勢湾と桜を背景に「おかげ犬」が描かれています。

伊勢神宮に参拝することを「おかげ参り」と呼びます。江戸時代には奉公人が主人の承諾を受けずに行うことから「抜け参り」とも呼ばれました。なかには犬と共に参拝に訪れたり、犬のみが代参するということもあり「おかげ犬」と呼ばれます。伊勢神宮外宮参道におかげ犬の像があり、お土産にもなっています。

伊勢神宮は元来「神宮」という正式名称ですが、他の◯◯神宮と区別するために伊勢神宮と呼び習わします。「お伊勢さん」「大神宮さん」とも呼ばれ、内宮には天照大神、外宮には衣食住の守り神 豊受大御神を祀っています。伊勢神宮前の鳥居から五十鈴川沿いはおかげ横丁という門前街になっていて、茶屋や土産屋が並んでいます(ユニークな招き猫が沢山ある)。

ともいきの国伊勢忍者キングダムは安土・桃山時代~戦国時代をテーマにしたテーマパークです(元の伊勢戦国時代村から5回ほど名前が変わっている)。現在は元来のショー的要素の上に、謎解き要素のあるリアルRPGや忍者・和装のレンタル衣装、忍者修行、温泉(バナナ葉風呂がある)等が加わり、一日楽しめる施設になっています。


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愛知県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【愛知県編】

全47都道府県を網羅 掲載市町村区630以上


四輪自動車の地方版図柄入りナンバープレートはコチラ「地方版図柄入りナンバープレート 一覧 (四輪自動車)」または 地方版図柄入りナンバープレート 中部 (四輪自動車)

愛知県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

当サイトの画像は、日本経済研究研さんの承諾を貰って使用しています。コピー転載は禁止されています。

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美浜町(みはまちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県知多郡美浜町 ひと・まち・自然 健康に輝く 人口22,700人

美浜町のランドマーク野間埼灯台(通称野間燈台)が描かれています。2015年の町制60周年を記念し、50cc以下のミニバイクを対象に300枚が交付されました。

美浜町は愛知県は知多半島の知多郡に属する町です。面積は46.2k㎡で東西は伊勢湾と三河湾の2つの湾に面し、中央部が知多丘陵となっています。玉ねぎ(愛知県の生産量シェア4割ほど)、みかんでは「みはまっこ」「あまみっこ」等の産地ブランド銘柄を有しますが、近年は第三次産業が伸びていて観光地化しつつあります。上野間の鵜ノ池周辺は日本有数のカワウの繁殖地となっていて「鵜の山ウ繁殖地」として国の天然記念物に指定されています。

野間埼灯台(のまざきとうだい、野間灯台とも)は美浜町小野浦にある県内最古の灯台です。1921年に設置された中型の灯台で高さ18mあり、現役の灯台であり2008年にLED灯器に交換されています(光は弱くなったが省エネ化し災害に強くなった)。昔は「野間灯台を囲う鉄柵に恋人同士で南京錠をかけると、恋愛が成就する」というジンクスがありましたが、南京錠の重みで柵が倒壊したそうです。

まちの駅 食と健康の館は2005年に小野浦海水浴場にオープンした施設です。農産物の直売コーナーとレストラン・カフェを有する道の駅的な施設で、体験工房では製塩の体験を行なっています。県内唯一の流下式枝条架(竹の小枝で作られた枝条架に塩水を撒き、水分を蒸発させて塩を取り出す装置)がシンボルとなっています。

南知多ビーチランドは伊勢湾奥田海岸沿いにある総合海浜公園(遊園地+水族館+海水浴・潮干狩り)です。同施設の水族館「海洋館」は1000t級大水槽を主軸に150種7,000匹の魚を展示しています。こちらの海獣のショーはレベルが高い、客席との距離が近いと定評があり、アシカ・イルカ(7頭と多い)・ペンギンのショーを行っています。同名のテーマパークを運営する株式会社おもちゃ王国と提携していて、隣接地にはおもちゃ王国南知多が開設されています。

山本音吉(やまもとおときち、後にジョー・マシュー・オトソン)は、美浜町の歴史的人物で1832年に「宝順丸」が嵐で遭難したおりにアメリカ太平洋岸に漂着、日本人で初めてロンドンの土を踏み、シンガポールで世界初の聖書の日本語訳を刊行に協力しました。初めてイギリスに帰化した日本人であり、後に通訳としてほぼ世界を一周しました。遺骨は町内の良参寺の宝順丸乗組員の墓に眠っています。

南知多道路沿いにあるえびせんべいの里は試食・工場見学などができるお菓子工場です。場内にえびせんべいの歴史が展示されています。えびせんべいだけでなく、梅小花・わさび小花やイカ七味など多種の菓子・珍味を取り扱っています。


岡崎市(おかざきし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県岡崎市 人・水・緑が輝く 活気に満ちた 美しい都市 人口381,100人

㊤岡崎市非公式キャラクター「オカザえもん」と花火㊦夕暮れの岡崎城と市の花サクラの2種類です。どちらも市制100周年を記念して交付されました。

岡崎城(龍城)は徳川家康(幼名竹千代)生誕の地です。同城は岡崎公園内にあり、周辺に三河武士のやかた家康館、菅生神社、龍城神社などがあります。また、2023年の大河ドラマ「どうする家康」放送に向けて岡崎市徳川家康公顕彰推進評議会のオリジナルロゴマーク&キャッチコピーが完成しています。

我が国で観賞用の花火がみられるようになったのは江戸時代からですが、江戸時代初期には火薬の製造は幕府によって規制されており、唯一徳川家康ゆかりの三河地区にのみ火薬工場がありました。現在も岡崎市を中心とした三河・遠州地区には多くの狼煙製造者や問屋が集中していて、伝統産業となっています。当地では8月の岡崎城下家康公夏まつりのメインイベントで花火大会が行われます。

岡崎市の特産品八丁味噌は約2年長期熟成された豆味噌で、大豆の旨味を凝縮した濃厚な味わいが特徴です。75歳まで生き、当時としては長寿であった家康公が好んで食したと言われています。

カクキュー八丁味噌の郷には資料館が併設されていて、八丁味噌の製造工程が紹介されています。味噌蔵の工場見学ができてお味噌汁の試飲もあります。


春日井市(かすがいし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県春日井市 書のまち春日井 人口306,500人

四輪自動車の春日井ナンバーと同一のデザインで、マスコットの「道風くん」と春日井サボテンのPRキャラクター「春代・日丸・井之介」が描かれています。

春日井市には平安時代の能書家 小野道風(みちかぜ/とうふう)の出身地であるとする伝承があります。道風は和様書道の基礎を築いた人として知られ、「野跡」と呼ばれるその筆跡は雄渾豊麗、温雅などと評されます。春日井市は「書のまち」をキャッチフレーズにしていて、道風記念館が建てられています。

春日井市はサボテンの生産が盛んで、実生サボテンでは全国のシェアの8割を占めます。元来果樹栽培の副業として営まれていましたが、1959年の伊勢湾台風の影響が少なかったことから、栽培主体をサボテンに切り替えたといいます。市では食用のウチワサボテンを栽培、給食にするなどサボテン料理・菓子等をアピールしています。サボテンを使った食品を売っている春日井サボテンラボ&ショップ

春日井市には王子グループに属する製紙会社 王子製紙の工場があります。同工場ではコート紙、上質紙~クラフト紙、紙おむつからティッシュまで様々な紙製品が製造されています。春日井市には同社が運営する王子バラ園があり、一般に開放されています。


知多市(ちたし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県知多市 ちょうどいいまち 知多 人口83,890人

知多市商工会の公認キャラクター「梅子」とキャッチフレーズ「ちょうどいいまち 知多」のロゴ、市の花ウメのデザインです。

知多市の特産品、佐布里梅(そうりうめ)は明治時代初期に鰐部亀蔵という人によって作られ、同市の佐布里地区を中心として栽培されています。佐布里緑と花のふれあい公園(梅っ花そうり)には約25種6,000本の梅が植えられていて、2~3月中旬の開花時期にあわせて佐布里池梅まつりが催されます。

新舞子マリンパークは緑浜町にある人工島の公園です。名古屋市から最も近い海水浴場として知られ、海水浴・バーベキュー・海釣りなどに用いられます。

大智院は「めがね弘法」という愛称で知られる真言宗智山派のお寺です。八百比丘尼が植えたとされる樹齢千年余の大楠や、めがねをかけた弘法大師像(身代大師)があります。

岡田地区(旧岡田村)は知多市の特産の一つ知多木綿の生産が盛んでした。今では岡田町並保存会がガイドを行っていて、木綿蔵ちた(現在は工房になっている)では木綿織体験ができます。


阿久比町(あぐいちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県知多郡阿久比町 調和の中で豊かに実るまち阿久比 人口28,290人

阿久比町マスコットキャラクター「アグピー」が描かれています。町制60周年記念として50cc以下600枚の交付になりました。

アグピーは町制50周年「ほたるサミットあぐい」のキャラクターとして生まれました。阿久比町は1983年から「自然と人間の共生 ホタルを守ろう」を合言葉にホタルの保護活動を続けています。現在、白沢大池周辺の白沢ほたるの里では10万を超えるホタルを見ることができます。

当地で秋分の日に行われる虫供養は、農作業で犠牲になった田畑の虫を供養する行事です。平安時代から約800年続いていることから愛知県の無形民俗文化財に指定されています。

ちたブルーベリーは2021年に白沢にオープンしたブルーベリー農園です。当面は女性専用ソロキャンプ、青空カフェ、各種イベント用の貸し切りスペースとして利用できるようです。オーナーのこだわりを感じるお洒落な農園です。

阿久比町の特産品は梅とれんげ米「阿久比米れんげちゃん」です。れんげ米とは、苗を植える前にれんげを育てて土に鋤き込むことで有機肥料にする、昔ながらの育て方で作られたお米をいいます。また、丸一酒造株式会社では「ほしいずみ」という日本酒が造られています。


あま市

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県あま市 人・歴史・自然が綾なす セーフティー共創都市 人口87,650人

あま市のナンバープレートには、戦国大名 前田利家の正室「お松の方(芳春院)」と甚目寺観音の三重塔、梅の花が描かれています。

お松の方の生誕地はあま市の七宝町沖之島瑞円寺のあたりで、お寺の脇にお松の方生誕の碑が残っています。お松の方は11歳で前田利家に嫁ぎ、2男9女の母になりました。学問と武芸に優れた女性だったと言われています。あま市には他にも蜂須賀小六正勝公顕彰碑や福島正則生誕の地があります。

あま市の市名はもともとの海部郡(あまぐん)の地名を残し、一方で難読都市名を避けるためにひらがなの「あま」の表記となっています。

甚目寺(じもくじ=甚目寺観音)は 597年 創建されたとされる真言宗智山派の寺院です。法隆寺や四天王寺に次ぐ歴史がある同寺院は、徳川家康が名古屋城を築城した際に四方を護る尾張四観音の一つとしました。

上萱津には日本で唯一の漬物の神様が祀られている萱津神社(かやづじんじゃ)があります。言い伝えによると、ウリ・ナス・タデ・藻塩といった供物が腐るのを惜しんだ土地の人々が、供物を瓶に入れて奉納するとほどよく漬物(塩漬け)になったといわれています。境内には漬物を治める香の物殿があり、香の物祭には多くの漬物業者・製塩業者が参詣します。

七宝町は七宝焼発祥の地です。七宝焼とは金・銀・銅など金属の上にガラス質の釉薬を焼き付けた伝統工芸品のことで、当地のものは「尾張七宝」ともいいます。あま市には七宝焼アートヴィレッジがあり、歴史の展示や七宝焼の実演・体験教室を行っています。


犬山市(いぬやまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県犬山市 人が輝き 地域と活きる“わ”のまち 人口73,420人

犬山市のナンバープレートには、木曽川と犬山城(国宝天守)、犬山市のキャラクター「わん丸君」が描かれています。

犬山城(白帝城)は織田信長の叔父・広近が築いた平山城です。別称の白帝城は李白の詩「早發白帝城(早に白帝城を発す)にちなんで荻生徂徠が名付けたものです。現存十二天守の一つ(櫓と門は復興)で、2004年まで個人が所有していました(現在は財団法人が所有)。周辺は公園になっていませんが、猿田彦神社・三光稲荷神社・針鋼神社があり、緑の多い場所となっています。

犬山城下町は犬山市文化史料館、IMASENからくりミュージアム、犬山藩の学問所であった敬道館跡などがあり、飲食店が多く並んでいます(犬山忍術道場で手裏剣も打てる)。

日本モンキーパークは犬山官林にある名古屋鉄道の子会社、名鉄インプレスが運営する(以下明治村、リトルパークも同様)遊園地です。名前の通り日本モンキーセンターが併設されていますが共通入園はできず、別途に入園料を払う形になっています。同モンキーセンターは猿専門の動物園で73種600頭の猿が飼育されています。

博物館明治村は明治時代をテーマにした野外博物館です。帝国ホテル中央玄関や宇治山田郵便局やなどの歴史的建造物を収蔵していて、ドラマの収録やアニメのモチーフによく使用されます。世界コスプレサミットのサブ会場としても有名で、週末はコスプレイヤーが多く見られます。

リトルワールドは犬山市と岐阜県可児市に跨る野外民俗学博物館です。日本のテーマパークで第二位の面積の敷地に世界各国の建築物、多様な衣装、工芸品などが展示されています。


尾張旭市(おわりあさひし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県尾張旭市 ともにつくる元気あふれる公園都市 人口81,950人

尾張旭市のイメージキャラクター「あさぴー」が大きく描かれています。50cc以下の白ナンバーのみの交付です。

「ともにつくる元気あふれる公園都市」のキャッチフレーズの通り、尾張旭市には110箇所以上の公園・児童公園があり、市として整備に力を注いでいます。2022年3月には城山公園にバラ園が開設されました(遊具広場も「スカイパーク」に名称変更した)。

尾張旭市には市の面積の約6分の1を占める広大な公園愛知県森林公園があります。体育館・植物園、児童遊園地や芝生広場、バーベキュー場、ゴルフ、乗馬、テニスなどの施設があります。とりわけ植物園は「森林浴の森100選」に選ばれていて、展示館があるなど充実しています。

尾張旭市は、日本紅茶協会によって人口1人当たりの「紅茶のおいしい店」が日本一多い市として認定されており、「紅茶のまち」として紅茶フェスティバル等が行われています。尾張旭市には「シュラバスター」と「ティーバトラー」というご当地ヒーローがいて、紅茶のティーバッグ(キャラティー)にもなっています。また、尾張旭市観光協会はカフェの紹介、おいしい紅茶の淹れ方など紅茶に関する動画を多数発信しています。

日本一紅茶がおいしい街なのに茶畑が無い、そんな尾張旭市観光協会では尾張旭ブランドの茶葉をつくるためにOWARIASAHIBARIというプロジェクトを行っています(紹介動画)。


刈谷市(かりやし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県刈谷市 人が輝く 安心快適な産業文化都市 人口149,800人

マスコットキャラクターの「かつなりくん」が描かれています。50cc以下の白ナンバーのみの交付になりました。

かつなりくんは刈谷藩初代藩主の水野勝成がモチーフです。水野勝成は「倫魁不羈(りんかいふき)=凄すぎて誰にも縛りつけることはできない」と称された人で、諸国を巡り戦場に出ては抜け駆けで大暴れ、藩主としては名君と謳われちゃっかり88年を生き抜いた戦国武将です(刈谷の生まれという説もある)。

新名神高速道路(E1A)沿いにある刈谷ハイウェイオアシスは、高速道路・一般道路の両方からアクセスできるレジャーエリアで、東京ディズニーランド、USJに次いで国内3位の年間入場者数を誇ります(観覧車・メリーゴランドほか商業施設多数、温泉やえびせんべいの里もある)。

刈谷市郷土資料館は亀城小学校旧本館を改装したものです。昭和レトロな玩具・道具などの展示のほか、教室や茶の間の復元展示、機織りの実演も行っています。

刈谷市では7月に200年以上続く万燈祭(まんどまつり)が行われます。武者絵や歌舞伎絵などが描かれ、内部に照明を施した万燈は重さ60kgにも及びますが、これを一人で担ぎ上げ笛や太鼓の音に合わせて舞を披露します。

刈谷駅周辺では毎年秋にマンガ・アニメの総合市刈谷アニメコレクションが開かれコスプレイヤーが集まります(コロナ禍のため2019年は中止、2020年はオンライン開催となった)。


蒲郡市(がまごおりし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県蒲郡市 海とみどりに包まれた安心して暮らせるまち 人口80,060人

蒲郡のシンボル・観光名所の竹島と蒲郡みかん、市の花ツツジが描かれています。

竹島は三河国定公園の中核を成す無人島で、本土とは約400mの橋(竹島橋、縁結びの橋とも呼ばれる)で結ばれています。400mしか離れていないにも関わらず、対岸の植生とは大きく異ることから国の特別天然記念物に認定されています。島には日本七弁天の一つ、八百富神社(やおとみじんじゃ)があります。

蒲郡は露地栽培と温室のみかんを栽培しており、一年を通してみかんを出荷しています。「蒲郡みかん」として地域ブランド化されていて、糖度が高く程よい酸味を兼ね備えることから全国的にも評価が高い商品です。

ラグーナテンボスは海陽町にある複合リゾート施設です。テーマパーク「ラグナシア」、商業施設「ラグーナフェスティバルマーケット」、ホテル、温浴施設「ラグーナの湯」などが入っています。世界コスプレサミット期間中は「ラグコス」としてオールナイトイベントが開かれます。

竹島水族館(愛称タケスイ)は市が管理する水族館です。日本で1,2を争う施設の古さから「施設を見て不安になった」とアンケートに書き込まれるなど廃館が懸念されていましたが、各水槽に手書きの説明パネルを採用し、タッチプールを設営するなどアットホーム路線に転向し人気を博しています。

蒲郡は「蒲郡温泉」「三谷温泉」「形原温泉」「西浦温泉」の4つの温泉郷を有する一大温泉地です。三谷温泉は僧行基によって発見されたとされる古湯、蒲郡温泉は市街からのアクセスの良さ、西浦温泉は海辺の風景とカフェ、片原温泉は5万株の紫陽花(夜にはライトアップされる)とそれぞれの良さがあります。


幸田町(こうたちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県額田郡幸田町 人と自然を大切にする緑住文化都市 人口42,200人

茂る葉っぱの縁取りに特産品の筆柿と幸田町環境オリジナルキャラクター「えこたん」が描かれています。50cc以下の白ナンバーのみの交付です。

環境オリジナルキャラクター「えこたん」は、パンフレット、環境グッズ、イベント、環境教育のほか、市内を循環する無料コミュニティバス「えこたんバス」でも活躍しています。

また特産品の筆柿は、珍宝柿、ちんぽ柿とも呼ばれ、全国の生産量の87%程度が幸田町で作られています(残りは長野県)。市場に出回る時期が富有柿などより一ヶ月程度早く、濃厚な甘さが特徴です。皮が薄いので剥かずに食べることもできます。

幸田町は産業の集約と住宅地の開発によって、全国的に人口が伸び悩んでいる20015ー2020年の間も7.4%の人口成長を遂げています(愛知県全体は0.8%)。一方農家数は2010年で1,041戸と1970年の2,017戸から半減、農業就業人口も4分の1以下になっています。

幸田町では2016年からアイサンテクノロジーと名古屋大学が共同で自動運転車(遠隔型自動運転システム)の為の3Dマップ作りを始め、同年6月22日に乗車体験会が開催されました。2017年には全国で初の公道での実験が行われています。

須美にある国道23号・国道23号岡崎バイパス(下り)の道の駅 筆柿の里・幸田(フランクフルトと海鮮丼が人気、閉まるのが早い)。


江南市(こうなんし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県江南市 だれもが主役、みんなで築く、みんなの郷土 人口97,900人

マスコットキャラクター「藤花(ふじか)ちゃん」、市の花フジと川の流れが描かれています。50cc以下の白ナンバーのみの交付になりました。

藤花ちゃんは漫画家・イラストレーター・小説家のくらはしかん(倉橋寛)氏がデザインしました。氏は中日スポーツでおなじみの「おれたちゃドラゴンズ」の作者で、江南市に在住しています。

前飛保町寺町の日輪山曼荼羅寺(日輪山曼荼羅寺)の境内にある曼陀羅寺公園では、4月下旬から5月上旬にかけて12種60本の藤が花をつけ江南藤まつりが開催されます。他にもツツジ・ボタン・シャクナゲ(いずれも春の花)が植えられていて見ごたえがあります。

フラワーパーク江南は木曽川流域に広くひろがる国営木曽三川公園の一角を成す公園です。温室・屋上庭園を兼ねたクリスタルフラワー内では様々なワークショップが開かれ、売店ではハーブティーが飲めます。市内の和洋菓子店が出店する江南スイーツフェスティバルやマルシェなどのイベントも行われます(駐車場 入園無料)。

木賀町大門にある布袋の大仏は高さ18mコンクリート製の住居一体型薬師如来像です。近くの踏切からみると大仏がサングラスをかけているように見える(というかターミネーター)ということから、珍スポットとして有名です。


知立市(ちりゅうし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

市制50周年記念 知立市ホームページより

愛知県知立市 輝くまち みんなの知立 人口71,990人

㊤市の花かきつばたと川の流れをイメージしたイラスト、市制40周年時のもの㊦市制50周年記念、あんまきとマスコットキャラクター「ちりゅっぴ」、50cc以下400枚、50~90cc15枚、90~125cc80枚、ミニカー5枚の交付となっています。

三河八橋は伊勢物語の昔から知られるかきつばたの名勝地で、在原業平がかきつばたの歌を詠んだことで知られています(かきつ姫公園の落田中の一松も同様のかきつばた伝承がある)。無量寿寺の境内にある八橋かきつばた園には、復元された八ツ橋があり在原業平の像が建っています。

知立名物大あんまきの藤田屋さん。オーソドックスな小豆や抹茶のほかにもチーズや天ぷらバージョンもあります(ほうじ茶味は期間限定)。

池鯉鮒(ちりゅう)と読みます。もともと知立市の名の由来になった知立神社の古い呼び名が池鯉鮒神社です。神社の池に鯉や鮒が多かったことから池鯉鮒の名がついたそうです。

↑生地に醤油が入っている素朴な味わいのたこ焼き、予約の電話をして注文を伝えてから取りに行くといいでしょう。駐車場はありません。

毎年5月2~3日に行われる知立まつりは江戸時代からの歴史があり、国の重要無形民俗文化財に指定されています。西暦の偶数年には本祭りが行われ、山車の上で上演される知立山車文楽と知立の山車からくりが披露されます。からくり人形は専門家が作ったものではなく、首以外は雑木や布切れなどから町の人々が作ったものだそうです。

かきつばた(杜若)はアヤメ(菖蒲)に酷似しますが、①水生②花弁の白い部分が剣型(アヤメは網型)③葉がアヤメより幅広く柔らかい、の3点で見分けることができます。


豊川市(とよかわし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県豊川市 光と緑に映え、ゆたかで、住みよい、夢のあるまち 人口182,400人

プレート右側に市の花サクラと豊川市の観光マスコットキャラクター「いなりん」、下部に山と川のデザインです。市制70周年記念として700枚が交付されました。

豊川市には日本三大稲荷の一つ豊川稲荷(妙源寺)があり、豊川いなり寿司が名物・ご当地グルメです。いなりんは「いなり寿司食べりん(いなり寿司食べて下さい)」の4文字を取って名付けられました。豊川市は名古屋市と共に「稲荷ずし発祥の地」とされています。

豊川市は豊川稲荷の門前町から発展し、曹洞宗の専門僧堂があります。豊川稲荷の参道には飲食店が多く立ち並び、境内ではほいとも祭や豊川手しごと市(豊川きつね祭)が開かれることがあります。

旧東海道赤坂宿~御油宿間には600mにわたって約300本の御油の松並木があり、全国的にも有名です。音羽川沿いに御油の松並木公園となっています(「東海道中膝栗毛」で弥次さん喜多さんがキツネに化かされた場所)。御油の松並木資料館は松並木から1kmほど南に行ったところにあります。

豊川のお祭りは沢山ありますが、手筒花火の手筒祭り、地元の青年が花魁や武士に扮装して練り歩く雨乞い祭り、囃子方「ヤンヨウガミ」が歌に合わせて所構わず寝っ転がるうなごうじ祭(うじむし祭)、きつねと天狗が子どもたちを食紅で真っ赤に染めるどんき祭りが有名です。


南知多町(みなみちたちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県知多郡南知多町 太陽と海と緑豊かなまちづくり 人と自然! みんなの汗で光るまち 人口17,390人

下部背景に海、右側に町のキャラクター「ミーナ」が大きく描かれています。50cc以下の白ナンバーのみの交付になりました。

南知多町は知多半島の最南端で漁業・観光業が盛んな町です。主産業の漁業は7つの漁港を有し、沿岸漁業を中心に県下一の漁獲量を誇ります。魚介はとらふぐ、鯛が有名でしょうか、各漁港ごとに水揚げ対象が異なるので漁港周辺を巡ってみるのもよいでしょう。

千鳥ヶ浜にある内海千鳥ヶ浜海水浴場は愛知県下最大の海水浴場です。周辺にはホテルや海の家が並び、夏は観光客で賑わいます。砂浜は川をはさんで内海海岸海水浴場とつながっています。

247沿い豊岡かに川にあるポン菓子専門店ぽんかふぇは家田製菓株式会社の工場直売店です。常時30種以上のポン菓子を取り揃えていて、カフェでは知多みかんジュースを飲むことができます。

観光農園花ひろばは四季折々の花が植栽されていて、花摘みやイチゴ・ブルーベリーの収穫体験を行っています。犬同伴の入園・コスプレ撮影もOKです。野菜の産地直売もやっています(春先の菜の花が人気、カフェはあるが規模が小さい)。

知多半島の最南端羽豆岬には羽豆神社、羽豆岬展望台、SKE48「羽豆岬」記念歌碑などがあります。師崎港から10分ほど高速船に乗ると、2つの離島 篠島日間賀島に渡ることができます。どちらも海水浴や釣りのメッカとして知られ観光地になっています。


弥富市(やとみし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県弥富市 LOVE10弥富~みんなの笑顔でつくる街 人口44,590人

左側に市の木サクラ、左側に市のキャラクター「きんちゃん」と市の花「キンギョソウ」を配したデザインです。

弥富市は金魚の日本有数の産地で、当地で産出される金魚は「弥富金魚」として特産品になっています。同市は日本にいる金魚の全品種約26種類がすべてそろう金魚生産・流通の拠点となっており、毎年10月には金魚日本一大会が開催されます。

弥富市の三ツ又池公園はシバザクラとネモフィラが植栽されていて、毎年4月中旬から5月上旬にかけて公園一面が赤、ピンク、白のシバザクラ、スカイブルーのネモフィラがきれいな絨毯みたいになります。

海南こどもの国は県立の児童公園です(児童公園とはいっても面積10万㎡)。一回50円で乗れる足踏み式のゴーカート、足踏み式ボートがあります(遊具や児童用プールなどは無料)。前述の三ツ又池公園から大体600mくらいのところにあります。

弥富市はもともと金魚と文鳥のまちでした。昭和50年代には文鳥生産者は200戸以上で全国シェアの8割を担ったといいます。現在は1戸だけとなっていて、地元では歴史民俗資料館に文鳥職員のぶんちゃんを迎え、文鳥をモチーフとしたパンや大福を開発するなど「弥富の文鳥」を盛り上げようとしています。

国道1号線が155号と交差する辺りににある文鳥電話ボックス。中の電話はちゃんと使えます。

鯏浦(うぐいうら)町と読みます。近鉄弥富駅とJR弥富駅が並んでいます。


稲沢市(いなざわし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県稲沢市 自然の恵みと心の豊かさ 人が輝く 文化創造都市 人口136,900人

マスコットキャラクター「いなッピー」が描かれたナンバープレートです。50cc以下1000枚、50cc~90cc200枚、90~125cc300枚の交付になりました。

いなッピーの頭は植木とアシタバの緑、体がイチョウ・銀杏の黄色で、国府宮裸祭りのはちまきとフンドシをしています。稲沢市は植木・苗木の日本四大生産地として全国的に知られています。また、銀杏は日本一の生産量を誇り「祖父江銀杏(そぶえぎんなん)」として地域ブランド化されています。

稲沢フルーツ園稲沢バナナ園、どちらも温室でフルーツを育てている果樹園で、バナナの解説・収穫体験などを行っています。

尾張大国霊神社(国府宮)で行われる「国府宮はだか祭(こうのみやはだかまつり)」は、日本三大奇祭に数えられることがあります。数千人ものはちまき・ふんどし、白足袋姿の「裸男」がもみ合う祭りです。天下の厄災を搗き込んだ土餅を神職の手により埋める事で、世に生じた罪穢悪鬼を土中に還し厄払いをします。

祖父江砂丘は木曽川沿いにできた河畔砂丘で、湿潤で植生豊かな日本の内陸部では珍しいものです。毎年10月~11月頃に砂の芸術展「稲沢サンドフェスタ」が開かれます。


岩倉市(いわくらし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県岩倉市 健康で明るい緑の文化都市 人口47,930人

岩倉市PR大使「い~わくん」が描かれたナンバープレートです。

い~わくんは鯉のぼりの糊落とし作業「のんぼり洗い」と市の中心部を北から南へとゆったり流れる五条川の桜をモチーフにしたキャラクターです。

五条川両岸には15kmに及ぶ約1,800本の桜並木があり、さくら名所100選に選ばれています。散り際には川面が桜の花びらで覆われます。3月下旬~4月上旬には岩倉桜まつりが開催されます(のんぼり洗いの実演もある)。

五条川では、「鯉のぼり」の糊落とし作業「のんぼり洗い」が大寒の頃から始まります。400年続く伝統的な手法「のんぼり洗い」は、岩倉市の初春の風物詩となっています。岩倉市内には鯉のぼりを造る業者が2軒あり、糊はもち米から作られているため川の魚がエサにするそうです。

日本三大地鶏の一つ、名古屋コーチンは岩倉市の古くからの特産品の一つです。当地では「ひきずり」と呼ばれる名古屋コーチンのすき焼きが郷土料理になっています。岩倉市名古屋コーチン振興会では毎年鶏供養を行っています。

2022年5月大地新町に、東海地方を中心に展開するトルコサンドイッチチェーン「メガケバブ」岩倉店が開店しています。


大府市(おおぶし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県大府市 みんな輝き 幸せ感じる 健康都市 人口92,180人

公式マスコットキャラクター「おぶちゃん」が描かれたナンバープレートです。

大府市は知多半島の付け根にあたり、健康・医療・福祉・介護関連の機関が集中するウェルネスバレーを擁する自動車産業が盛んなまちで、愛知用水を利用した近郊農業も行っています。2022年の「住み続けたい自治体ランキング」(リクルート社のアンケートによる)では愛知県下5位になっています。

大府市はWHO(世界保健機関)の提唱する健康都市連合に加盟し、「市民主体の生涯スポーツ推進」、「歩きたくなるまちづくり」が評価されています。大府市はスポーツが盛んで、多目的グラウンド・テニスコート・プール・体育館など施設も充実しており、大府市ゆかりのオリンピックメダリストが数多くいます。

あいち健康の森公園は大府市と東浦町に跨る県営の都市公園です。100haの敷地に体育館・球技場・ベビーゴルフ場、子どもの森・大芝生広場があり親子で楽しめる空間になっています。ほたるの里には森岡ホタル保存会によってホタルの幼虫が放流されています(子どもの森と薬草園が人気)。周辺にはJAあぐりタウンげんきの郷(ファーマーズマーケット)があります。

長草天神社では毎年どぶろく祭りが行われています。500年以上の伝統があるお祭りで、参拝者にどぶろくがふるまわれ、投げ餅が行われます。この祭りには酒好きの「猩々(しょうじょう)」という怪物が現れ子供を竹の棒で叩きます(無病息災・頭が良くなる利益があるとされる)。また、大府市は全国どぶろく研究大会を開催していて、どぶろくコンテスト(全国のどぶろくの品評会)を行っています。


蟹江町(かにえちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県 海部郡蟹江町 かわ ひと まち 表情豊かないきいき小都市(こまち) 人口37,080人

背景に水郷をイメージした水色のライン、上部に「水郷のまち」とマスコットキャラクター「かに丸くん」ロゴ、右側に町の花ハナショウブが描かれています。

蟹江町は5本の川が流れていて、河川が総面積の5分の1を占める水郷のまちです。町を大きく蛇行する佐屋川沿いの佐屋川創郷公園では、毎年6月頃に色とりどりのハナショウブが見ごろを迎えます(花弁の付け根が黄色いのがハナショウブ、カキツバタと違い水生ではない)。

かに丸くんは、以前はロゴマークを3次元化した色々と無理矢理感があるキャラクター(旧バージョン)でしたが、現在は爪が稼働したり巨大だった目が違和感の無いサイズになっていたりします。「カニエ」の地名は1215年の「水野家文書」の中に出ていて、その頃は周囲が海で蟹がたくさんいたようです。

蟹江町には愛知県で唯一「名湯百選」に選ばれている尾張かにえ温泉があります。もともと川のヨシ原の一角に冬になると魚が集まる場所があり、掘削した結果発見された温泉です。尾張温泉東海センターや無料で楽しめる足湯かにえの郷、尾張温泉かにえ病院などがあります。

川の多い当地は川魚の鯉・フナ・ドジョウ・なまずなど、あるいは汽水域を好むボラを食す文化があり郷土料理になっています。鮒味噌やもろこ寿司などが有名です。


北名古屋市(きたなごやし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県北名古屋市 健康快適都市 誰もが安全・安心に暮らせるまち 人口86,070人

右側に名古屋芸術大学生がデザインした「キツツ」のイラストが描かれています。市制10周年記念として限定200枚が交付されました。

北名古屋市は2006年に西春日井郡師勝町と西春町が合併して誕生した市で、名古屋市の北に位置します。名鉄犬山線で名鉄名古屋駅まで10分と愛知県下3番目の人口密度を誇るベッドタウンになっています。

北名古屋市には昭和の日常をテーマにした昭和日常博物館(北名古屋市歴史民俗資料館、北名古屋市東図書館3F)があります。昭和の時代のごく一般的な家庭の様子や、昔懐かしいゲーム・おもちゃなどが展示されており、子供の頃の記憶が蘇ってきます(入場無料)。

二子瀬古にある極上わらび餅たなか屋さん。黒蜜きなこやココア、生チョコのわらび餅があります。


清須市(きよすし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県清須市 水と歴史に織りなされた安心・快適な環境都市 人口69,690人

市章と織田信長が10年間居城とした清州城(きよすじょう)が描かれたナンバープレートです。

清洲城(きよすじょう)は、織田信長が桶狭間の戦いのおりこの城から出陣したとされています。また、本能寺の変の後にこの地で「清州会議」が行われたとされ、歴史的に重要な役割を果たしました。現在の清洲城は移転・復興されたもので、天守も模擬天守(内部は博物館)となっています。

清州城から北西へ大手門を渡ったところに清州城跡公園(元の清州城があったところ)になっていて、本丸土塁や復元された石垣があります。園内には甲冑などを展示している清洲ふるさとのやかたがあり、地下が清洲甲冑工房になっています。

あいち朝日遺跡ミュージアムは、2020年にオープンした弥生時代の遺跡 朝日遺跡を紹介する博物館です。出土品の展示やパネルによる説明のほか、ジオラマやアニメーションを駆使して当時の衣食住を紹介しています(ジオラマが精緻)。また、企画展示や体験型の教室なども充実しています。

清須市カレーチェーン「CoCo壱番屋」発祥の地で、西枇杷島店は同チェーンの1号店です。ファンからは聖地と呼ばれたりしています。また、同店舗には壱番屋記念館(予約制の博物館)が併設されています。


田原市(たはらし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県田原市 Wind&Wave 新しい風を起こし 時代の波を乗り切る 人口60,210人

左側に市章、右側に市制10周年記念ロゴ、下部背景に菜の花の丘が描かれています。市制10周年を記念して50cc以下300枚、50~90cc50枚、90~125cc50枚、小型特殊200枚、合計600枚の交付になりました。

渥美半島の大部分を占める田原市は、例年市町村別農業産出額で上位に入る(R1年度は1位を宮崎県都城市に譲った)農業が盛んな土地柄で、「農業王国」などといわれることがあります。黒潮による温暖な気候を利用した近郊農業はキャベツ、メロン・スイカなどが有名でしょうか、畜産物は豚を中心に乳牛・肉牛で県内シェア25~40%ほどを占めます。また、東海漬物のきゅーりのキューちゃんの専門工場があります。

図柄になっている菜の花は田原市の花で、17ha約1000万本が植えられています。1月から3月にかけては、渥美半島菜の花まつり(メイン会場伊良湖ガーデン)が開催され、渥美半島全体で開花をみることができます。

渥美半島の秋の菊温室の電照は日本夜景遺産に選ばれていて、ナイトツアーが行われています。

2022年4月から伊良湖温泉温泉スタンドが運用開始となっています。100円で34リットルです。場所は伊良湖町宮下3000伊良湖旅客ターミナルから東200mくらいのところです。

田原市の道の駅は3つあります。1.国道259号沿いの道の駅 田原めっくんはうす(2018年にリニューアルした、メロンが人気、品揃えが良く見やすい)。国道42号沿いの道の駅 あかばねロコステーション(海沿い、BBQテラスとサーフィンスクールあり、しらすが人気)、フェリークルーズのターミナルになっている伊良湖クリスタルポルト(ラーメン屋やヤシの実博物館が入っている。2023年にリニューアルオープンの予定)。


豊橋市(とよはしし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県豊橋市 輝き支えあう水と緑のまち・豊橋 人口374,800人

マスコットキャラクターの「トヨッキー」が手筒花火を揚げているナンバープレートです。

トヨッキーは=豊(とよ)+鬼(き)で、赤鬼をロボット風にアレンジしたものです。当地の安久美神戸神明社(あくみかんべしんめいしゃ)では豊橋鬼祭が行われます。このお祭りは少なくとも1,000年の伝統があるとされ、赤鬼・青鬼が浄罪として厄除けのタンキリ飴と白い粉を撒き、町を巡りながら厄除けをして回ります(鬼に頭をなでてもらう)。

手筒花火は孟宗竹に火薬を詰めた吹き上げ式の花火で、豊橋市の吉田神社が発祥の地と言われています。当地では吉田神社の豊橋祇園祭以外でも市内各所の祭りや「炎の祭典」などで手筒花火が実施されます。

豊橋カレーうどんは地域おこしの一環で2009年頃から提供をはじめたものです。とろろご飯の上にカレーうどんが乗っていることで、余りがちなカレーのだしを余さずカレーライス・カレー雑炊として食べられるというものです。また、「おいしさイナズマ級!」のブラックサンダー発祥の地で、生産も主に豊橋市で行われています。

豊橋鉄道大清水駅の自販機には「あつい」「つめたい」のほか「ぬる~い」が販売されていて、珍スポットとして有名です。駅側が電車の待ち時間に飲みきれるよう配慮した結果だということです。

国道23号の道の駅 とよはし。農産物直売所が2店舗ほかコッペとサンドオリーブの風・ヤマサちくわ・ジェラートサンタ等が店舗として入っています。


長久手市(ながくてし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県長久手市 人が輝き 緑があふれる 交流都市 人口61,500人

積み木をイメージしたデザインで、配色・デザイン等地域コミュニティーバス「N-バス」と統一感のあるものとなっています。ミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

長久手市は全国で一番平均年齢が若い自治体です。また、2015年度の国勢調査で人口増加率でも日本一となっています。「長久手市」の「長」は旧長淵村からとったもので、「久手」とは「湫」(湿地を表す語)を万葉がなに変えたもので、鴨田川に沿った低地帯を指すと考えられています。

長久手市と瀬戸市は2005年の国際博覧会「愛・地球博」の開催地で、開催に合わせて日本初の磁気浮上鉄道「リニモ」が開通しました。リニモは最高速100km/h程度の狭義のリニアモーターカーで、静粛性・乗り心地が大変優れています。

市内には日本の世界の自動車とクルマ文化をテーマにしたトヨタ博物館があります。同博物館の140台の車はほとんどが動態保存となっていて、イベントの際には敷地内を自走します。名都(めいと)美術館では日本画の展示のほか、ワークショップやミニコンサートが行われています。

愛・地球博公園(モリコロパーク)は愛・地球博長久手会場の跡に開設された公園で、約190haの敷地を有する広域公園です。敷地内にジブリパークが開園予定(2022年11月1日に開園、2023年秋には全面開園)となっています。

当地は1584年の小牧・長久手の戦いの一戦場です。徳川家康が陣取ったといわれる色金山歴史公園、長久手古戦場、血の池公園、首塚に記念碑や解説などがあり、歴史散策をするにはいい場所です。


半田市(はんだし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県半田市 情熱、蔵出し。半田市。 人口116,900人

新美南吉童話イメージキャラクター「ごん吉くん」が描かれています。童話「ごん狐」の作者新美南吉氏の生誕100周年記念事業として交付、50cc以下の白ナンバーで限定3,000枚の交付になりました。

半田市は「ごん狐」や「手袋を買いに」の作者 新美南吉(にいみなんきち)氏の出身地です。半田市には新美南吉記念館があり、新美南吉文学の世界に触れることが出来ます。記念館周辺には「ごん狐」の描写にちなんで彼岸花が植えられています。

半田市は江戸時代中期頃から醸造業が発達し、醸造の町として発展してきました。当地には明治時代にパリ万博で金牌を受賞した幻のビール「カブトビール」を復刻生産・提供する半田赤レンガ建物、日本唯一の酢の博物館ミツカンミュージアム、酒蔵を改装した國盛酒の博物館などがあります。

半田市の春の祭りで曳き廻される山車は豪華な造りが特徴で、精緻を極めた彫刻、華麗な刺繍幕、一部の山車にはからくり人形も備えられています。これらの豪華な山車10地区31輌が5年に一度集結するのが「はんだ山車まつり」です。勇壮な曳き廻しの後、一堂に会す様子はまさに圧巻で50万人もの観客が訪れます。


豊田市(とよたし)

豊田市ホームページより

愛知県豊田市 未来のフツーをつくろう 人口422,500人

豊田スタジアムとグランパスエイトの「グランパスくんファミリー」が描かれています。排気量の色分けは図柄のスタジアム部分で判別できます(上記は白ナンバー)。

豊田スタジアムはプロサッカークラブ「グランパスエイト」の本拠地で、2002年にFIFAワールドカップの試合会場にすることを念頭に建造されたスタジアムです。陸上競技場ではない球技用のスタジアムとしては国内二番目の規模です(席数約45,000 延べ面積97,004㎡)。多目的広場に市やサーカスなどが立つこともあります。

豊田市はトヨタ自動車が本社を置く企業城下町で、市名の由来は同企業の社名です。日本で私的団体の名前を有する自治体は、奈良県天理市と豊田市の2つだけです。工業都市として有名な豊田ですが、農業も盛んで抹茶の原料になるてん茶や桃、梨、シンビジウム(蘭の一種)の栽培が行われています。

豊田市は観光資源が豊富にあります。①豊田市街には豊田市美術館とトヨタ会館(技術博物館)があります。②足助町の町並みは重要伝統建造物保存地区に指定されていて美しく、紅葉やカタクリの花で知られる香嵐渓(こうらんけい)があります。③徳川300年の礎石となった松平郷では松平東照宮、高月院、松平城址などが見どころです。


みよし市

みよし市ホームページより

愛知県みよし市 笑顔がいいじゃん!みよし市 人口62,780人

名古屋グランパスの「グランパスくん」と三好稲荷閣の大提灯のコラボナンバーです。

三好大提灯まつりは三好稲荷閣で毎年行われるお祭りで、高さ10m重さ1tを越す提灯3張りが奉納されます。これらの提灯は「世界最大の吊り下げランタン」としてギネス世界記録に認定されています。棒の手(農民武術の型の披露で愛知県で広く行われる)やスターマインもあり、露店120店舗ほどが出る盛大なお祭りです。

みよし市は愛知県のほぼ中央に位置し、「三好面」といわれる洪積台地の上にあります。トヨタ自動車の工場(下山・三好・明知)があることから、西三河自動車工業地域の一角を成します。

市のほぼ中央にある三好池は農林水産省のため池100選に選ばれる巨大なため池で、農業用水として使われています。カヌー競技場があり、国内外の様々な大会が行われています。

みよし市の特産品は柿(富有柿、次郎柿など)梨、ぶどうであり、「みよし柿カレー」が話題になっているようです。


安城市(あんじょうし)

安城市ホームページより

愛知県安城市 幸せつながる健幸都市 人口184,100人

安城七夕祭りをイメージした竹飾りと吹き流し、安城市のマスコットキャラクター「サルビー」が描かれています。白色プレート500枚、桃色プレート150枚が交付されました。

安城七夕まつりの1,000本を超える竹飾りストリートは長さ日本一となっていて、期間中は100万人が訪れる七夕まつりです。サルビーは市の花サルビアをモチーフにしたキャラクターです。安城市には「環境戦隊サルビアン」というご当地ヒーローもいます。

安城市は、1920~30年代にかけて農業に先進技術を取り入れたことから「日本のデンマーク」と呼ばれた農業都市で、いちじく、梨「愛甘水」(新品種として「甘ひびき」)、チンゲンサイ(生産量県下トップ)が有名です。また、自動車工業を中心とする機械工業が発達した工業都市でもあります(TOYOTAの下請け、孫請け会社が多い)。

安城産業文化公園デンパークは、高さ19mの大風車や3,600㎡の温室を持つ農業公園です。料理や工芸などのカルチャースクールと道の駅(第二駐車場)の機能を兼ねています。冬季は園内のイルミネーションと花火によるショーが行われます(ソーセージが人気)。

倉庫を改装したギャラリー&カフェの13倉庫(プリンが人気)。


新城市(しんしろし)

新城市ホームページより

愛知県新城市 市民(ひと)がつなぐ 山の湊(みなと) 創造都市 人口44,580人

2019年に500枚限定で交付されました。桜の名所として知られる桜淵県立自然公園のデザインです。

桜淵県立自然公園はJR東新町から南1kmくらいのところにある公園で、桜の名所であり「三河の嵐山」という異名で知られています。園内の芝生公園には木造茅葺の釜屋建民家(移転してきたもの)があります。図柄に描かれている橋は桜淵にかかる歩行者専用橋の笠岩橋です。

長篠城(末広城)は、1508年に菅沼元成によって豊川と宇連川の合流地点に築かれた平城です。遺構としては土塁・空堀・曲輪(野牛曲輪)がよく残っています。桜の名所・紅葉の名所でもあり、5月5日には長篠合戦のぼり祭り(甲冑行列と火縄銃実演)が行われます。

https://youtu.be/uRO5np9sCUo

長篠の戦い決戦場跡(長篠・設楽原古戦場)は長篠城から西に2km強、三河東郷駅から北に1kmほどのところにあります。当時を思わせる馬止柵や絵巻物風の案内の看板があります。こちらは6月に設楽原決戦場まつりが行われます。

長篠堰堤(余水吐)は日本三大美堰提の一つ、テレビや動画などで「三河のナイアガラ」などと紹介されて観光名所化しています。長篠発電所は1912年に完成した日本初の立軸型発電所で、現在も稼働しています(濡れた岩は滑るので運動靴推奨)。

道の駅もっくる新城。(足湯あり、ジビエと長い五平餅で有名、温泉卵かけご飯のモーニングが好評)


豊山町(とよやまちょう)

豊山町ホームページより

愛知県西春日井郡豊山町 小さくてキラリと輝くまちづくり 人口15,630人

町制50周年記念のナンバープレートで、50cc以下の白色ナンバーのみ交付となりました。街の花サザンカと県営名古屋空港を連想させる航空機が描かれています。

豊山町は愛知県下最小の自治体です。面積の1/3を名古屋空港が占め、残り2/3が住宅地とエアポートウォーク名古屋(商業施設・シネコン)など商業地になっています。

名古屋空港は1952年-2005年の間日本国内の主要空港の一つでした。中部国際空港の開港によって、現在では同空港を拠点とする航空会社は1社のみとなっています。2015年に愛知県が「航空のフィールドミュージアム」化する構想を発表し、あいち航空ミュージアムMRJミュージアムができています(MRJ=三菱リージョナルジェット、三菱スペースジェットともいう)。

豊山町は元プロ野球・メジャーリーガーのイチロー(鈴木一朗)選手の故郷です。豊場四ツ塚にはアイ・ファインという記念館が建っています。施設の運営は鈴木宣之(チチロー)氏が代表を務める運営会社BTRが行っています。

他の1.5~2倍ほどのサイズのいちご大福や、見た目アイスバーなのに溶けないお菓子「くずバー」を売っている秀清堂


原付のご当地ナンバー都道府県別目次はコチラ

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