北海道ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

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北海道ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

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浦河町(うらかわちょう)

 

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道浦河郡浦河町 丘と海の“まきば”浦河町 心豊かで活力と夢にあふれるまち 人口11,275人

牧場の風景を背景に「丘と海のまきば」の文字、イメージキャラクターの「うららんとかわたん」が描かれています。町制100周年記念として、2015年にミニバイク50cc以下を対象に96枚が限定交付されています(ナンバー1~100、下一桁「4」「9」、下二桁「42」は欠番)。

浦河町は北海道中央南部の日高振興局管内にある町です。浦河郡に属していますが、この郡は浦河町1町のみで構成されています。町域北側を急峻な日高山脈が占め可住地は18.4%と小さく、太平洋沿岸部に人口が集中しています。町内に170ほどの牧場を有し(町域の8%程度)、馬の産地として知られています。主要な産業は卸売・小売、サービス業など第三次産業で、近年は人口減少により第一次~第三次の全産業で就業者が減少しています。日高昆布・鮭・マス・スルメイカ・夏いちごなどを特産品としています。冬期にはオオワシ(全長89~102cm、翼開長240cmにもなる日本最大種)がカムチャッカ半島や樺太から飛来するため、観光協会がイーグルウォッチングを行っています。

うらかわ優駿ビレッジAERUは、浦河町西舎の浦河優駿の里公園にある総合保養施設です。1998年にJRAが「馬と自然とふれあえる里」として開設したもので、ホテル・入浴施設(あえるの湯。町唯一の公衆浴場。温泉ではない)・ウェルカムセンターを核に120haを越す広さの放牧場やパターゴルフ場で構成されています。名称通り競走馬として優秀な成績をおさめて引退した競走馬が放牧されています。

優駿さくらロードは前述浦河優駿の里公園入口から続く道で、約3kmに渡ってエゾヤマザクラが植栽されています。毎年満開の時期(4月下旬~5月上旬)になると桜の花がトンネルのようになり、夜間はライトアップが行われています。

ルピナスの丘は、浦河町潮見町の浦河町ファミリースポーツセンターの体育館裏にある花畑です。町民がルピナスや水仙などを育てている場所で、小高い丘の上から太平洋や浦河町の大通り沿いの市街が見渡せます。

大黒座(浦河大黒座)は浦河町大通にあるこじんまりした映画館です(48席)。1918年に旅役者や浪曲師が出演する芝居小屋として開館したもので(建物は1994年に建て替えた)、北海道では最古の映画館となっています(看板猫有り)。

浦河町郷土博物館は浦河町西幌別にある郷土資料館です。当地の化石、アイヌの民俗資料、当地の農業と漁業の資料を展示しています。上部に32頭の馬の像が乗る「優駿の門」が目印となっています。また、馬事資料館が隣接しています(シンザンの父 ヒンドスタン号の剥製がある)。


猿払村(さるふつむら)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道宗谷郡猿払村 私たちが「創り・活かし・守り・育む」ふるさと猿払 北方に立つ個性と調和の大地 人口26,27人

上部に「日本最北の村」の文字とご当地キャラクター「さるっぷ」(右上)、さるふつ公園と牧場(左下)、オホーツク海の漁船と特産品のホタテ(右下)が描かれています。2015年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています(従来様式と選択性)。

猿払村は北海道の北部宗谷地域にある村です。総面積589.97k㎡と全国で二番目に広い村ですが、その8割が山林や原野で宅地は町域の0.3%ほどにすぎません(人口密度4.47人/k㎡)。西部は幌尻山やエタンパック山を主とする山地と丘陵地で、東部はオホーツク海に面し、おおむね町域を流れる鬼志別川(おにしべつがわ)流域に集落を成しています。漁業と酪農が盛んで、とりわけホタテの水揚げ地として知られています。ホタテ漁にかかわる漁業組合員が高収入を得ていることから全国でも平均収入は上位に入ります。昭和30年~50年までに当時の人口の6割を失っていますが、ホタテ稚貝の放流が軌道に乗り、近年は人口減少・生産年齢人口の減少は緩やかになっています。

道の駅 さるふつ公園は、猿払村浜鬼志別にある国道238号沿いの中規模の道の駅です。ホテル・公衆浴場・さるふつまるごと館(海鮮料理店)などが併設された道の駅で、公園内にはパークゴルフ場、キャンプ場と村のシンボル「風雪の塔」と「インディギルカ号遭難慰霊碑(旧ソ連の貨客船で、1939年に当地の沖合で座礁、沈没)」があります。また、国道238号線下を通る地下歩道は、ブラックライトで幻想的な風景が壁に浮かび上がるようになっています。

猿払村道エサヌカ線は全長16kmの村道です。オホーツク海を見晴らす当地の沿岸部を走る道路で、途中クランクが2つあるほかは曲がり角がなく、ひたすらに牧草地やエサヌカ原生花園の中を直線で通っています。途中で目に入る人工物は標識くらいしかなく、自然を感じる絶景スポットとして人気が出ています。

旧鬼志別駅跡地は、現在は鬼志別バスターミナルになっています。ターミナルの片隅に旧天北線の資料を展示する鉄道記念館があり6つの駅の看板や切符、時刻表など当時の資料を展示してます。


幕別町(まくべつちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道中川郡幕別町 パークゴルフとナウマン象のまち 人と大地が躍動し みんなで築く ふれあいの郷土(さと) 人口26,133人

上部に「パークゴルフとナウマン象のまち」の文字と、パークゴルフをテーマにマスコットキャラクターの「パオくん」と「クマゲラくん」が描かれています。合併10周年の2016年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています(従来様式と選択性、下二桁「42」「49」は欠番)。

幕別町は北海道南部の十勝総合振興局管区にあり、中川郡に属しています。農業が盛んな十勝平野に位置する町で、北は十勝川に接する南北に細長い町です。2006年に忠類村(ちゅうるいむら、日本初のナウマンゾウの化石の発掘で知られる)を編入して現在の町域としています。長芋や小麦、ゆり根の生産で知られますが、主要な産業は第三次産業(従事率65%ほど)で、スキー場や温泉といった観光資源を有しています。農業は畜産とイモ類の生産がさかんで、和稔じょ(長芋・外皮が白い)・インカのめざめ(じゃがいも)・食用ゆり根・十勝美豆・チーズや芋焼酎などを特産品としています。1970年代から帯広市のベッドタウンとして人口増加が続いていましたが、現在では人口減少が見込まれています。1983年に当地でグラウンドゴルフ(鳥取県泊村、現在の湯梨浜町が発祥)をもとにパークゴルフが考案され、現在では国内に1,283コースと広がりをみせています。

道の駅 忠類は、幕別町忠類白銀町の国道236号沿いにある小~中規模の道の駅です。ナウマン公園(キャンプ場・パークゴルフ場・JAの直売所がある)という公園の中にあり、ホテル「アルコ236」(日帰り入浴可、中学生以上600円、小学生300円、アルカリ性単純温泉)、忠類物産センター、レストラン、ナウマン象記念館がはいっています。

幕別温泉は幕別町依田にある温泉で十勝幕別温泉グランヴィリオホテル(日帰り入浴は「日帰り健康ランド華の湯」という施設が付属している、ホテル向いに「幕別町ふるさと館」という歴史博物館有り)、幕別温泉パークホテル悠湯館の2軒のホテルがあります。温泉はどちらも黒褐色のモール泉です。

十勝ヒルズは幕別町日新にある花と農と食のテーマパークです。帯広の市街を一望できる丘陵にあるイングリッシュガーデン風の庭園で、ハンガリー料理とレストラン、カフェ、小物や農産物加工品を販売するショップなどがあります(入園料大人1000円、中学生400円、犬の同伴可)。

幕別町蝦夷文化考古館は幕別町千住の途別川南岸にある資料館です(国道38号沿い)。白人(ちろっと)コタンのアイヌの指導者であった故・吉田菊太郎氏が蒐集した文化財、資料をもとに開設されたものです。刀や矢筒、丸木舟、盃、着物や写真などの資料を展示しています(入館無料)。


北竜町(ほくりゅうちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

「ひまわりのまち」の文字とひまわり畑、サンフラワーパーク 北竜温泉の北竜門が描かれています。2016年からミニバイク50cc~125ccを対象に交付されています。

https://youtu.be/axFaPzoh8x8

北竜町は北海道中央西側の空知振興局管内にある町で、雨竜郡に属しています。1899年に雨竜村(現雨竜町)から分村し、1961年に町になっています。町域西側は増毛山地(ましけさんち)の支脈が走る山地・丘陵地、町域南東側に雨竜川(石狩川の支流)が流れ、低地を成しています。3,500haほどの耕地を有し、稲作が盛んで農業が盛んな地域です。日本一の作付け面積を誇るひまわりで知られ、米・メロン・すいか・黒大豆などを特産品としています。

北竜町ひまわりの里は北竜町板谷の国道275号から北竜中学校の裏手に入ったところににある施設で、23haほどの広さがあります。200万本ほどのひまわりが植栽されていて、当地のひまわりまつり(7月下旬~8月中旬、期間中のイベントは花火大会・YOSAKOI・盆踊り大会・パークゴルフ大会・特産米まつり等々)の会場になっています。

道の駅 サンフラワー北竜は、前述のひまわりの里から国道沿いに1kmほど北上したところにあります。ひまわりを核とする町おこしの拠点施設として整備されたもので、オランダ風の外観のサンフラワーパークホテル(北竜温泉、レストラン「風車」)、中国風の北竜門、産直・土産物屋「みのりっち」(5~10月中旬に営業)があります。

北竜町町営スキー場は北竜町碧水にあります。当地のPTA会長が山の木を切り倒し、根を取り除いて整地した手作りのスキー場で、リフトはハンガー式ロープリフトという手でロープを掴んで上部に運んでもらう形式です(無料)。


更別村(さらべつむら)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道河西郡更別村 いつまでも住み続けたいまち 豊かさ・安心・笑顔あふれる夢大地 3,168人

背景にトラクターと防風林の夕焼け風景、右側に村のPRキャラクター「どんちゃん」が描かれています。2018年からミニバイク50cc以下40枚、90cc以下30枚、125cc以下30枚、小型特殊車両300枚が交付されています。

更別村は北海道南部の十勝総合振興局管内にある村です。十勝平野の中央部よりやや南西に位置し、市域南西部は日高山脈の丘陵地と中央部がやや盛り上がっていますが、おおむね平坦な地域であるため村域の65%ほどが耕地です。早くから大規模化・機械化による効率経営を推し進めた結果、農家一戸あたりの経営面積・トラクター保有台数が全国トップクラスの大規模農業地帯となっています。水田は無く、いも類・豆類・てんさいの栽培と畜産(酪農>肉用牛)が盛んです。近年はドローンの採用や、AI制御の無人トラクターの実証試験など省力化を目的とした農業技術開発が行われています。片栗粉・ポテトチップス・ニジマスや銀鮭・生椎茸・チーズなどを特産品としています。

どんぐり公園は更別村東区の国道236号沿いにある公園です。11種類の木製アスレチック、パークゴルフ場、ふわふわドームやバーベキュー施設がある公園で、約1,000本のすももの木が植栽されているすももの里があります。5月下旬にさらべつすももの里祭りが行われています。

道の駅 さらべつPIPOPAは、更別村弘和の北海道道238号と210号が交差するあたりにある小規模の道の駅です。農産物直売所、レストラン、特産品販売コーナー「ピポパ」で構成されています。すももの加工品(ソース、飲むヨーグルトなど)やポテトチップス(一袋130円ほど。ダンボールで買うと安い)が人気のようです。

https://youtu.be/DkHENelN6Fs

十勝スピードウェイは前述の道の駅さらべつから東側に1kmほどのところにあります。北海道唯一のFIA公認サーキットであり、北海道クラブマンカップや十勝ロードレース選手権シリーズなどが行われています(かつては十勝24時間レースが行われていた)。ママチャリの耐久レースが行われていて、夏の名物イベントとなっています。

更別農村公園は更別村柏町にある公園です。当地の村役場の前にある公園で、2014年に完成したさらべつプレイランド(大型遊具広場、5種類のすべり台と30の遊具)、水遊びができる水路、ターザンロープなどがあります。公園周辺は当地の中心市街になるので食事処やコンビニも近くにあります。

福祉の里温泉は更別村更別 曙町の老人福祉センターにある温泉入浴施設です(ナトリウム塩化物泉)。主浴槽のほかバイブラバス、露天風呂、サウナを備える施設で内部はゆったりとした間取りになっています(入浴料:大人420円、中学生200円、小学生100円)。


西興部村(にしおこっぺむら)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道紋別郡西興部村 夢、おこす村 にしおこっぺ 人口1,033人

イメージキャラクターの「セトウシくん」が描かれています。2018年からミニバイク50cc以下~125cc以下、小型特殊車両を対象に交付されています。※セトウシくんは2021年にテーマソングが公表されている。

西興部村は北海道の北東部、オホーツク総合振興局管の内陸部にある村です。面積の9割を森林が占め、可住地面積が10%強と少ないため、北西部から村域の中央部を通って北東部に流れる興部川(おこっぺがわ)沿いに集落を形成しています。かつては林業、現在は酪農を基幹産業とする村ですが、現在は高齢化が進んだため医療・福祉分野の従事者が22.3%と農林業の従事率19.9%を超えています。鹿肉・キノコ類・筍・山菜などを特産品としているほか、ギターのボディの製造で知られる地域です。1999年に「美しい村づくり条例」を制定し、村のシンボルカラーをオレンジ色としたため、公共施設は基本的に壁はオレンジ色、屋根は緑色です。食肉用の鹿牧場(40頭ほど。観光牧場でもある)があり、道の駅で鹿肉の缶詰が販売されています。

道の駅 にしおこっぺ花夢(かむ)は国道239号の小規模の道の駅です。レストラン・軽食・特産品販売コーナーなどの施設にフラワーパーク花夢(庭園、4~10月は有料で、入園料200円)、パークゴルフ場が併設されています。施設内に「音木林(おとぎばやし)」というからくりオルガンがあります。また、周辺に上興部鉄道資料館(旧上興部駅)があります。

森の美術館木夢(こむ)は西興部村西興部にある木をテーマにしたプレイランドです。1997年に「見て、触れて、遊んで、創る」をコンセプトに開設したもので、大型木製遊具や「木の砂場」、木のおもちゃ3,000点ほどを揃えています。基本的には低年齢向けの施設ですが、木の香りや手触りが好きな方なら大人でも楽しめると思います(入園料:高校生以上500円小学4年~中学生300円、3歳~小学3年100円)。

西興部ゲストハウスGA.KOPPER(ガコッパー)は築70年の旧上興部中学校をリノベーションした宿泊施設です。バイクと旅が好きで高校生の時に日本全国を巡り、その後北米・中南米・ヨーロッパと旅をしてきたオーナーが管理する施設で、日本酒づくりに縁が深いこともあり桶の寝台があります。当地のイベント会場として利用されることもあり、6月には「学校祭」が開かれています。

西興部の日本一の氷のトンネルは、ウエンシリ岳麓にあります。高さ3m前後、幅4.5m程度で積雪が多い年には長さ500mに達することもあります。当地の観光名所として夏場に涼を求めて多くの人が訪れましたが、2013年8月の崩落事故以降は、毎年7月の最終日曜日に一日開放となっています(開放日にはウエンシリキャンプ場からシャトルバスが出る)。


根室市(ねむろし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道根室市 協働を合言葉に市民とともに創る活気にあふれる住みよいまち根室 人口23,552人

北方領土イメージキャラクターの「エリカちゃんとエリカちゃんのおともだち」及び望郷の岬公園の「四島のかけはし」、「北方領土返還要求運動原点の地」の文字が描かれています。2019年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています。

根室市は北海道東部の根室振興局管内にあり同振興局の所在地です。日本の市のうちで最も東に位置しています。北海道の東に突き出た根室半島全域とその付け根、北方領土の歯舞群島を市域としています。沿岸部は切り立った崖と砂浜が連続し、内陸部はおおむね平坦な台地で、山岳及び大きな河川はありません。主要な産業は根室港(オホーツク海側の根室港区・太平洋側の花咲港区からなる)の漁業で、水産加工業も盛んです。道内で最も早い朝日が見られる納沙布岬(のさっぷみさき)やさんま、花咲蟹や長昆布(大衆的な昆布で生産量が多い)、厚葉昆布といった産物で知られています。また、370種ほどの野鳥が観察される野鳥の宝庫でもあります(日本の野鳥の全体の2/3程度)。少子高齢化に加えて社会流出に歯止めが効かず、北海道の平均より人口減少が顕著であり、1960年には人口1万を割ると予測されています。

納沙布岬は根室半島の先端に位置する岬で、離島を除けば日本の最東端になります。北海道の洋式灯台としては最古の納沙布岬灯台(白亜の灯台、日本の灯台50選)が立つ風光明媚の地で、望郷の岬公園、北方館、北方領土資料館のほかレストランや土産屋があります。千島の砦オーロラタワーという展望台がありますが、コロナ禍のため2020年1月1日から臨時休業となっています。

道の駅 スワン44ねむろは、根室市酪陽にある国道44号沿いの小規模の道の駅です。水産物販売所・レストラン・観光案内所・土産物コーナーなどで構成されています。日本の湖沼としては13番めの規模を誇る風蓮湖(ふうれんこ)の見晴らしがうりで、周辺の動物の剥製が展示されています。風蓮湖はハクチョウの飛来地として有名で、タンチョウほかエゾシカなどもみられる動物観察の拠点となっています。

明治公園(根室市)は根室市牧の内にある公園です。前身である牧場の風景や赤レンガのサイロ3基(登録有形文化財)をシンボルとした公園で、ひょうたん池やバーベキュー設備、噴水や野鳥観察舎があります。また、平成19年からチシマザクラが植樹されていて、日本の桜前線の終着点となっています。

根室ネイチャーセンターは根室市常盤町にある観光ツアー代理店です。バードウォッチングを主として、海鳥やクジラを対象としたクルーズやカヌーツアー、根室半島以外のツアーも行っています。

根室半島チャシ跡群は日本百名城の一つです。チャシとはアイヌの施設のことで、アイヌ文化で特に重要な位置を占める砦または見張り場、談判や祭祀を行う場などであったとされています。北海道内に700ほどあり、根室半島には特に集中しており24箇所あります。最も有名なヲンネモトチャシ跡は根室市温根元の海岸にあるもので、見学用の駐車場が整備されています。こんもりとした盛り土と周囲の壕の跡が残っています。

 

美瑛町(びえいちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道上川郡美瑛町 丘のまち 人口9,636人の町

町名の代わりに「丘のまちびえい」、背景には丘の風景が描かれています。2011年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています。

美瑛町は北海道の中央部の上川総合振興局管内にある町です。町域南側に十勝岳(標高2,077mの活火山)があり、ここから町域東側まで十勝連峰の山々が連なっています。この山々から流れる美瑛川が町域の中心を東から西へ流れ、おおむね美瑛川の右岸に市街を成しています。火山活動と河川の侵食によってできた、波状のなだらかな丘陵風景が特徴的な地域で、丘陵地で様々な野菜が育てられているため、春には一面緑ですが季節が進むにつれて様々な色合いに変化していきます。この景観を「パッチワークの丘」などといい、当地のシンボルとなっています。もともと当地の農業風景でしたが、近年は観光客を誘致するためにラベンダーやチューリップなどが観賞用に植栽されているものもあります。主要な産業は農業で、小麦・米・じゃがいも・豆類の生産や畜産が行われています。

四季彩の丘は美瑛町新星にある観光ガーデンです。広さ7haほどの花畑で、ラベンダー・ルピナス・コスモスなど年間30種の草花がなだらかな丘を覆っています。園内に農産物直売所・土産屋・アルパカ牧場などを備え、カートで花畑の好きな場所に行けます(入園料:高校生以上500円、小中学生300円、アルパカのエサ100円)。

白金青い池は美瑛町白金にある人造の池です。美瑛川本流に複数建造されている堰提の一つがつくる水溜まりで、池の水面が季節によってコバルトブルー・エメラルドグリーン・ミルキーブルーなどおおむね青く見えることで知られ、幻想的な写真が撮れる場所や景勝地として人気があります。付近に売店(青いソフトクリームを売っている)や道の駅 びえい「白金ビルケ」(北海道道966号)、皆空窯(かいくうがま)という陶芸の工房があります(製作体験も行っている)。

拓真館(たくしんかん)は写真家の前田真三(上高地や奥三河、富良野の風景・山岳写真を撮影し「四季彩の魔術師」と呼ばれた)が、1987年に自主ギャラリーとして開設したものです。旧美瑛町立千代田小学校の跡地を利用しています(入場無料)。当地の畑作風景が観光資源として確立する契機となった施設で1万坪の敷地を有し、白樺の回廊やラベンダー、ススキの小径など四季折々の景観が楽しめます。

道の駅びえい「丘のくら」は、富良野線美瑛駅の正面口から北東へ100mくらいのところにあります。かなり小さいみちの駅で、施設は1917年に建造された豆類の貯蔵倉庫を改装したもので、美瑛軟石という石でできています。レストランと木工品や陶芸品を売るショップがはいっていて、農産加工体験施設を併設しています。

美瑛放牧酪農場(美瑛ファーム)は美瑛町新星にある観光牧場です。ジャージー種、ホルスタイン、ブラウンスイス種などの牛が放牧されています。カフェが併設されていて、ラクレットトースト、チーズ、のむヨーグルトやソフトクリームなどの乳製品が食べられます。


礼文島(れぶんとう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道礼文郡礼文町 花の浮島 人口2,352人

「花の礼文島」の文字、島のイラストとレブンアツモリソウが描かれています。2013年からミニバイク50cc以下を対象に1~206番(欠番有り)の200枚が交付されています。

https://youtu.be/2gcgFTY2zww

礼文島は北海道北部の稚内の西方60kmくらいの日本海に浮かぶ島で、稚内港からフェリー(稚内ー香深)が出ています。面積は81.33k㎡で中央部の礼文岳(標高490m)から海岸に向かってなだらかな丘陵地>平地になっています。自治体としては「礼文郡礼文町」ですが、島全域が同町の町域です(1島1郡1町、日本最北端の町で宗谷総合振興局管内)。島の西側は利尻礼文サロベツ国立公園に指定されている自然景勝地で、200種以上の高山植物の宝庫として知られています。主要な産業は漁業で、香深港で水揚げされるホッケ・タラ・ウニ・昆布・ナマコなどを特産品としています。農林業は生業にならず、夏場に自家消費の畑が少しみられる程度です(畜産も無し)。

スコトン岬は礼文島の北西端にある岬です。正面に海驢島(トドじま、無人島)が浮かび、晴れた日にはサハリンが望めます。岬の先端の方まで行くとトド肉の缶詰や昆布のソフトクリームを売る土産屋があります。以前は宗谷岬と共に「日本の最北端」を名乗っていましたが、測量の結果宗谷岬のほうが北にあったため、現在は「日本最北限の岬」としています。愛とロマンの8時間コース(当地のトレッキングコースで30kmほど、傾斜もあるので実際は10時間を超えたりするようだ)の出発点です。

北のカナリアパークは、島の南東側 礼文町香深村(かふかむら、かぶかむらとも)にある記念公園です。2012年に公開された映画「北のカナリアたち」を記念したもので、撮影のために建てられた校舎のロケセット(内部に撮影時の写真や衣装などを展示、カフェ併設)があります。

久種湖(くしゅこ)は島の北東部 礼文町船泊村にある淡水湖です。日本最北の湖で、アイヌ語で「山越えする沼」の意味です。周囲4kmくらいの湖で丘陵に囲まれ、湖畔には観光用の遊歩道や久種湖畔キャンプ場、ミズバショウ群生地などがあります。かつては湖岸に日本最北端の牧場がありました。

礼文島温泉 うすゆきの湯は礼文町香深村の沿岸部にある、島内唯一の温泉入浴施設(公衆浴場)です。火山性ではない礼文島ですが、島民の希望や観光客誘致のために2006年から温泉の調査を実施、2008年に施設をオープンさせました。道北地域では数少ない源泉かけ流しの温泉施設となっています。内風呂・露天風呂からの利尻富士の眺めが自慢です(入浴料:中学生以上600円、小学生以下無料)。


稚内市(わっかないし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道稚内市 人が行き交う環境都市わっかない 人口32,280人

「日本のてっぺん」の文字、市名の左右にクリオネ、流氷・船・アザラシ、プレート右側に宗谷岬の日本最北端の地の碑が描かれています。2015年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカーを対象に交付されています。

稚内市は北海道北部の宗谷総合振興局管内にある市で、同振興局の所在地です。西は日本海、東はオホーツク海に面し、対岸のロシアのサハリン州まで43kmの国境のまちとなっています。おおむねノジャップ岬付け根の稚内港周辺に市街を成しています。水産・農業(主として畜産)・観光を基幹産業とし、稚内港をはじめとする9つの漁港があります。ホッキ貝やホタテ・えぞばか貝・ウニ・ホタテ・利尻昆布・宗谷黒牛などを特産品としています。また、周囲に遮るものがないため風が強く、国内の風力発電の先駆的な地域でもあります。

宗谷岬は稚内市の市域北東側にある岬で、一般人が立ち入ることができる日本最北端の地となっています。サハリン島南端まで43kmで晴れた日には対岸が見えます。宗谷岬公園の「日本最北端の地の碑」や海軍戦没者慰霊碑・平和の碑、宗谷岬灯台(明治18年に初点灯、その後明治45年に再建、さらに改修を受け今も現役)、宗谷岬流氷館(売店・博物館)、宗谷岬神社などがあります。宗谷岬周辺の宗谷丘陵は「周氷河地形」という地中の水分が凍結・融解するうちにできたもので、北海道遺産に選定されています。

キタカラ(KITAcolor)は稚内市中央にある複合施設です。JR北海道稚内駅とバスターミナルを併設する交通結節点であり、観光協会や交流拠点施設、グループホームと高齢者住宅、コンビニや売店、映画館などの商業施設と道の駅 わっかないを含みます。周辺に稚内港北防波堤ドーム(当地のランドマーク)や旧瀬戸邸(古民家、漁業に関する展示有り)、稚内副港市場(観光市場、樺太記念館を併設)などがあります。

ノシャップ岬(野寒布岬)は稚内市の西側の岬で、日本海から宗谷湾を区切っています。晴れた日には利尻島や礼文島が見える岬で、イルカのモニュメントや稚内市立ノシャップ寒流水族館などがあります。また、近年は居住地の近くや公園に多数の鹿が生息していることで話題になっています。

稚内公園は稚内市中央1丁目にある公園です。稚内市街を見下ろす高台に位置していて、隣接する稚内森林公園キャンプ場と合わせて100haの広さの憩いの場となっています。市のシンボル「氷雪の門」ほか樺太真岡郡真岡の郵便局で自決した電話交換手の慰霊碑「九人の乙女の碑」、南極観測樺太犬記念碑・供養塔などのモニュメントがあります。園内の開基百年記念塔(高さ80m、海抜250m)は樺太の資料を展示する博物館/展望台となっています。

稚内市動物ふれあいランドは稚内市声問村恵北にある小動物園です。アヒル・ポニー・ウサギ・ヤギ・七面鳥などが飼育されていて、遊具や休憩室・ドッグランなどが併設されています(入園無料、夏季のみ営業)。1983年の映画「南極物語」に出演したタロとジロという犬が暮らした場所です。


上富良野町(かみふらのちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道空知郡上富良野町 四季彩のまち・かみふらの-風土に映える暮しのデザイン- 人口10342人

「四季彩のまち」の文字とラベンダーのイラストが描かれています。2015年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています。

上富良野町は北海道中央部の上川総合振興局管内にある町です。東側に十勝岳、その山麓に陸上自衛隊上富良野演習場があり、市街は町域西寄りの富良野川とヌッカクシ富良野川に挟まれた低地にあります。1897年に富良野村として拓かれ、1926年の十勝岳の噴火(死者・不明者144名)で田畑が壊滅的な打撃を受け、専門家からは「村の放棄もやむなし」との声があがりました。農業を主要な産業とし、1948年にラベンダー栽培が始まっています(日本初は札幌市南区、蒸留に成功した後に現在のニセコ町、富良野町で栽培が広まった)。現在でも農業が盛んで、米・メロン・じゃがいも、ホップ・豚肉(かみふらのポーク)などを特産品としていますが、農家数は減少傾向にあります。十勝岳登山の玄関口の一つです。

日の出公園は上富良野の市街地の北東側にある公園です。ちょうど当地でのラベンダー栽培がはじまった地で、日の出山ラベンダー園やオートキャンプ場、町営スキー場、アスレチックなどがあります。7月中旬ごろに夜間のライトアップが行われています。

吹上温泉と十勝岳温泉は上富良野町の東側、十勝岳の山麓にある温泉です。吹上温泉は一軒宿の吹上温泉、町営の温泉保養センター「白銀荘」、混浴無料露天風呂(野湯)があり、上富良野が開拓されると同時に発見された温泉です。十勝岳温泉は道内で最も高い所にある温泉として知られ、3軒の温泉宿があり(それぞれ泉質も異なる)十勝岳登山の起点でもあります。

フラヌイ温泉は上富良野の市街の中にあり、フロンティア フラヌイ温泉という施設が出ています。源泉そのままの低温の風呂(31度くらい)と沸かし湯があり、サウナも併設されています。また、飲泉が可能です。

深山峠アートパークは上富良野町西8線北にある小規模のテーマパークです。トリックアート美術館(ソフトクリーム店を併設)、観覧車、物産館で構成されています。目の錯覚を利用して立体的に見える絵画などが展示されています(入館料:大人1300円、中高生1000円、小学5年以上700円)。周辺に忽布古丹醸造㈱(ほっぷこたんじょうぞう)というブルワリーがあり、当地のクラフトビールを作っています(直売・工場見学不可)。

後藤純男美術館は上富良野町東4線北にあります。日本画の画家であり、東京藝術大学美術学部の名誉教授を務めた後藤純男(2016年に死去)が、自らの作品を散逸させないために設営した美術館です(入館料:大人1100円、小~高校生550円)。主に風景を題材にした絵画など約130点ほどが展示されていますが、幅6mを超えるような大作もあり、絵画がわからない方でも素直に「すごい!」と感じるような施設です。レストランが併設されています。


北見市(きたみし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道北見市 ひと・まち・自然きらめく オホーツク中核都市 – 安心な活力都市 北見 -人口112,906人

カーリングで用いるストーンの形をしたプレートです。2010年からミニバイク50cc~125cc、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています。

北見市は北海道東部にある市で、オホーツク総合振興局の中核都市です(振興局所在地は網走)。2006年に旧北見市・常呂郡留辺蘂町(るべしべちょう)・端野町・常呂町が合併し、新北見市としています。オホーツク海沿岸から北海道中央部の大雪山系の玄関口 石北峠まで伸びた非常に長い市域を有し、道内1位の面積を誇ります(香川県の3/4程度)。農林水産業など第一次産業を基幹産業とする市で、玉ねぎの生産・出荷量が日本一、てんさいやじゃがいも、畜産物などが生産され、ホタテ養殖の発祥地ないし焼肉のまちとしても知られています。一方で、サロマ湖や温根湯温泉(おんねゆおんせん)などの観光資源を有し、年間150万人ほどの観光客が訪れます。

北見ハッカ記念館・薄荷蒸溜館は北見市南仲町にある資料館です(JR北海道北見駅から近い)。昭和初期には出荷額ベースで世界の7割のシェアを占めたホクレン北見薄荷工場の事務所兼研究所として建てられたもので、ハッカ製品の製造工程、人の暮らしとのかかわり、ホクレン北見薄荷工場の歴史などをテーマに展示が行われています。また、ハーブを使ったハンドクリームづくりや薄荷の蒸留の実演などの体験があります。周辺にピアソン記念館(歴史的建造物・博物館、北海道遺産の一つ)や香りゃんせ公園(ハーブ園がある)などがあります。

温根湯温泉は北見市留辺蘂町にある温泉郷です。当地のリゾート地であり、無加川の周辺に大型ホテルが2軒と道の駅 おんねゆ温泉北の大地の水族館(山の水族館、温泉水を利用したもので淡水魚専門)、北きつね牧場(タヌキもいる)、世界最大級(高さ19.8m)の鳩時計「果夢林」などがあります。無加川沿いの公園内には無料の足湯と手湯があります。また、国道39号を西に2kmほど行ったところにも滝の湯温泉や塩別つるつる温泉があります。

サロマ湖ワッカネイチャーセンターは北見市常呂町にあるビジターセンターです。日本で3番めに大きい湖(汽水湖)であるサロマ湖や、ワッカ原生花園の自然を紹介する展示や売店があり自転車のレンタルもしています。なお、「ワッカ」とは飲水(真水)のことであり、サロマ湖第二湖口近くの砂嘴に「花の聖水 ワッカの水」という真水が湧くポイントがあります。

きたみファミリーランドは北見市若松にある遊園地です。コースター「クレイジーマウス」やメリーゴーランド、スカイサイクルなどのアトラクションを備え、ゴーカートなどの乗り物や遊具も備えています。道東唯一の遊園地で、冬はスキー場になります。


新ひだか町(しんひだかちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道日高郡新ひだか町 風かおる 優駿桜国 人口21,527人

サラブレッドと桜吹雪が描かれています。2012年に50cc以下のミニバイクを対象に200枚が交付されました。

新ひだか町は北海道中央南部の日高振興局管内にある町です。2006年に静内郡静内町・三石郡三石町が新設合併してできたもので(同時に日高郡を新設)、当初は新冠町を含む3町で「ひだか市」を作る予定でした。町域東部に日高山脈が連なるため丘陵地が多く、静内川と三石川の河口部など沿岸部に住居が集中しています。第一次産業の軽種馬業(馬の生産)を主とする畜産と漁業、第三次産業の小売・卸売業を主要な産業とする町です。米・ミニトマト・牛肉・昆布の加工品などを特産品としています。「優駿・競走馬に会えるまち」として毎年優秀な競走馬を産出するほか、アンバーシャダイやサクラチトセオーなどかつて活躍した名馬の墓参りができるようになっています。

二十間道路の桜並木は、新ひだか町の市街から北東の方角に伸びる道路です。もともと明治時代に旧静内町・新冠町にまたがる御料牧場へ続く道として開設されたもので、道幅が20間(36m)あることから二十間道路といいます。全長7kmにわたって約2,200本のエゾヤマザクラなど桜が植栽されていて、日本の道百選、さくら名所100選、北海道遺産に同時に選定されています。「龍雲閣」という御料牧場の貴賓舎(木造二階建て)まで続いています。

道の駅 みついしは新ひだか町三石鳧舞(みついしけりまい)にある国道235号の大規模の道の駅です。海水浴場やオートキャンプ場などがある三石海浜公園のなかにあります。三石昆布をはじめ海産物や農産物を売る直売所やつぶそば(つぶ貝がはいった蕎麦)の売店、「みついし昆布温泉 蔵三」(昆布風呂で知られるホテル・日帰り入浴有り、入浴料:中学生以上500円、小学生160円)があります。

真歌公園(まうたこうえん)は新ひだか町静内真歌にある公園です。1669年に松前藩に対し蜂起したアイヌの首長 シャクシャインのチャシ(拠点施設/城址)があった場所で、像とシャクシャイン記念館、アイヌ民俗資料館が建っています(どちらも入館無料)。アイヌ関連の資料ですと新ひだか町山手町にある山手公園に新ひだか博物館があります(出土物・昆布・陶器に関する展示など、郷土資料館に近い)。

千歳市(ちとせし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道千歳市 ひと・まち・きらり 地球の笑顔が見えるまち 千歳 みんなで生き生き 活力創造都市 ちとせ 人口97,639人

新千歳空港にちなんで雲の間を飛ぶ「chitose」と書かれた飛行機が描かれています。2015年にミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています。

千歳市は北海道中央西よりの石狩振興局管内にある市です(道央)。東西に57km、南北30kmほどの東西に細長い市域を有し、市域西側は恵庭岳(えにわだけ)・風不死岳(ふっぷしだけ)に挟まれた支笏湖(しこつこ)がある山岳・丘陵地域、中央部に平地が広がり、概ねJR北海道千歳線沿線に市街を成しています。市域南部に北海道の空の玄関口である新千歳空港を有し、その周辺に陸上自衛隊北駐屯地・東駐屯地、航空自衛隊千歳基地があり、退役者や家族も含めると人口総数の25%近くが自衛隊関係者となります。主要な産業は卸売・小売業、公務、サービス業と第三次産業が多くを占め、自衛隊のまちといった風情です。一方で電子部品や飲食料の加工・製造を主とする製造業も盛んに行われています。

新千歳空港は千歳市と苫小牧市にまたがって存在する空港です。1988年に開港した国管理空港(2020年に北海道エアポートに移管し、民営化)で、国内線と国際線の2つのターミナルビルがあります。北海道の空の玄関口として機能している巨大な空港で、ターミナルの中に少博物館や温泉入浴施設、雪ミクスカイタウン(初音ミクの冬期版、北海道のPRキャラクターのショップ/ミュージアム)、映画館などを有しています。

道の駅 サーモンパーク千歳は、千歳市花園にある国道337号沿いの大規模の道の駅です。レストランや農産物直売所のほか、「サケのふるさと 千歳水族館」や千歳川のインディアン水車(水流で回転し、鮭を捕獲する仕組み。北米発祥)、サケの慰霊塔などがあります。2023年から指定管理者が変更になり、4月からテナント等も変更になるとされています。

支笏湖は千歳市の市街西側10kmほどのところにある湖です。支笏湖洞爺国立公園に属し面積は78.48k㎡(周囲40km)、日本最北の不凍湖になります。恵庭岳・風不死岳・樽前山の支笏三山に抱かれたカルデラ湖で、周辺は支笏湖温泉・丸駒温泉旅館など温泉、展望台、公園やキャンプ場があるレジャースポットです。支笏湖温泉周辺で冬期に支笏湖氷濤祭りが行われるほか、北西7kmほどのところにオタコンペ湖があります(北海道三大秘湖の一つ)。

北海道箱根牧場は千歳市東丘にある観光牧場です。乗馬(乗牛もある)、ソーセージやキャラメルなど畜産物加工、乳搾りなど様々な体験メニューがある牧場で、水牛・馬・ヤギ・羊・うさぎなどが飼育されていて、餌やりができます(レストランを併設しているが、執筆現在のR5.2月では軽食のみ)。周辺に競走馬の生産牧場として有名な社台ファームがあります(観光施設は無し、見学は可能)。


苫小牧市(とまこまいし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道苫小牧市 日本を代表する港湾と緑豊かなまち 人間環境都市の創造をめざして 人口168,187人

樽前山と公式キャラクターの「とまチョップ」が描かれています。2016年からミニバイク50cc以下~125cc以下とミニカーを対象に交付されています。

苫小牧市は北海道中央西側の胆振総合振興局(いぶりそうごうしんこうきょく)管内にある市です。市域西側は樽前山の山地~丘陵地、東側にラムサール条約湿地のウトナイ湖があり、市街は二級河川の勇払川がつくる自然堤防(勇払平野)上に位置しています。豊富な水と森林資源に恵まれていたため、1910年に王子製紙が進出し、1963年に苫小牧港西港が開設されて以後は道内の工業・輸送の拠点となっています。第二次産業の比率が高い工業のまちで、輸送用機械器具、パルプや紙の加工、飲料・たばこ・飼料製造といった産業が主な産業です。また、市東部には世界最大級の石油備蓄基地があります。農業はあまり行われていませんが漁業は盛んで、ハスカップの加工品(お茶や菓子「よいとまけ」など)・鮭・ホッキ貝などを特産品としています。※苫小牧港西港は苫小牧市内、1980年に開港した東港は勇払郡厚真町にある。

樽前山は苫小牧市の北西側、支笏湖(しこつこ)の南に位置する活火山です(標高1,041m、日本二百名山)。樽前ドームと呼ばれる特徴的な台形の溶岩ドーム(周辺は火山ガスのため立ち入り禁止区域)を有し、イワブクロ(タルマイソウ)の自生地になっています。南麓には樽前ガローと呼ばれる侵食によってできた渓谷があり、60種以上の苔や野鳥の観察ポイントとして知られています(近年コケが衰退傾向にあり、立入禁止区域がある)。市街から1時間強で外輪山まで行けるため定番の遠足スポットのひとつであり、登山は難しくありませんが霧が発生しやすく天候の急変には注意が必要です。

ウトナイ湖は苫小牧市東部を流れる勇払川の中流にある淡水湖です。面積は約275haほどあり、マガンやハクチョウなど渡り鳥数万羽が飛来する湿地として知られています。周辺にウトナイ湖野生鳥獣保護センター(ビジターセンター)やウトナイ湖サンクチュアリネイチャーセンター(土日祝日のみ)、道の駅 ウトナイ湖(国道36号沿い、シマエナガのグッズを売る店舗有り)があります。※(・▲・)シマエナガはエナガの北海道固有の亜種で、日本最小級の野鳥。白くてふわっとした外見から「雪の妖精」とも呼ばれる。

ノーザンホースパークは苫小牧市美沢にある観光牧場・馬のテーマパークです。1989年に開設されたもので、社台グループが運営しています。乗馬・馬車・ポニーのショー・馬そりなどの馬に関するアトラクションがあるほか、サラブレッドに関する資料を展示する博物館・庭園・レストラン・売店などがはいっています。毎年7月に行われる競走馬のセリ、セレクトセールの開催地でもあります。

キラキラ公園は苫小牧市入船町にある臨海公園です。当地の海の玄関口である苫小牧港西港と苫小牧漁港の間にあります。船の形をした遊具・水遊びができる池・芝生・多目的イベントスペースなどがある公園で、当地の玄関口ということもあり綺麗に整備されています。サバがよく釣れるようです。

海の駅 ぷらっとみなと市場は苫小牧市港町にある商業施設です。苫小牧漁港近くにあり、新鮮な魚介や青果、おみやげなどを売っているほか、ほっき貝資料館を併設しています。周辺は漁港の近くということで定食屋が多く、海鮮を食べさせる店がでています(マルトマ食堂が人気)。

苫小牧市科学センターは苫小牧市旭町にある科学博物館です。1970年に開設された施設で天文学を主として宇宙・航空といったテーマの資料が展示されています。ミール展示館では旧ソ連製の宇宙ステーション「ミール」の実物予備機が展示されています。施設外観も内部も古く、展示内容も真空管や初期のテレビなど昭和を感じさせるものがあるため、昭和レトロ感があります(入館無料、プラネタリウムは要予約でこちらも無料)。


羽幌町(はぼろちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道苫前郡羽幌町 心と心をつなぐハートコミュニケーションはぼろ 人口6,333人

「ORORON LINE」(国道231、232号の愛称)の文字とイメージキャラクター「オロ坊」が描かれています。2014年から50cc以下のミニバイクを対象に交付されています。

羽幌町は北海道北部の日本海側 留萌振興局(るもいしんこうきょく)管内にある町です。町域東側が天塩山系ピッシリ山などの山地~丘陵地、西側は日本海に面していて焼尻島(やぎしりとう)と天売島(てうりとう)という二つの島があります。明治期から石炭の存在が知られていましたが輸送手段がなく、昭和期の1940年に築別炭鉱が開坑し、以降1970年に閉山するまで国内屈指の炭鉱の町となっていました。また、鉱山の閉山と同時期に国勢調査の人口を約5,900人水増ししていたことが発覚、町長以下83名が統計法違反や公文書偽造で書類送検されるなど大事件となりました。現在の羽幌町は漁業・農業・畜産・観光を主要な産業とする町で、水揚げ量日本一の甘エビ、グリーンアスパラ、焼尻島の羊の肉や羊毛製品などを特産品としています。

道の駅ほっと♡はぼろは羽幌町北3条にある国道232号沿いの大規模の道の駅です。ホテル「はぼろ温泉 サンセットプラザ」が主体となる道の駅で、物産店、はぼろバラ園が併設されています。またバラ園側に北海道海鳥センターがあります。

羽幌炭鉱は北海道北西部にある留萌炭田の中心的炭鉱です。築別坑、羽幌本坑、上羽幌坑の3地区からなり、1970年に閉山するまで良質の石炭を産出することで知られていました。当時は1万人以上の人が鉱山近くに居住したため、ホッパーや立坑、炭鉱鉄道の橋梁などの工業系の施設のほかに、アパートや小学校、鉄道病院、住居群などの廃墟が残っており、観光ツアーが行われるなど当地の観光資源になっています。

羽幌港は羽幌町港町の北防波堤、西防波堤の2つの防波堤に囲まれたあたりです。当地の離島地域であり観光地の焼尻島・天売島への入り口となるフェリー「おろろん」、「さんらいなぁ」の乗り場と観光案内所、漁業組合の直売所があります。焼尻島は羊の放牧風景や国の天然記念物に指定されているイチイ(オンコ)の原生林、天売島はオロロン鳥(ウミガラス)、ウトウ、ウミウなどの海鳥の楽園として知られています。

羽幌町郷土資料館は羽幌町南町にある地域歴史博物館です。旧羽幌町簡易裁判所庁舎を改装したもので、化石など町内から出土した品、ニシン漁とニシン粕の製造、炭鉱の道具や看板などの飼料が展示されています。「緑の村」(旧太陽小学校。一時は宿泊施設として利用されていたものの現在は閉鎖)に展示されていたものもこちらに移設されています。


東川町(ひがしかわちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道上川郡東川町 写真の町 人口7,066人

写真文化首都「写真の町の文字と大雪山の山並み、田園風景が描かれています。開拓120周年記念として、2014年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています。

東川町は北海道中央部の上川総合振興局管内にある町です。町域は東西に長く、東側に大雪山連峰の主峰である旭岳を含み、その西麓の忠別川・倉沼川の扇状地に市街を成しています。「写真の町」や道内唯一の上水道が無い町として知られる地域です(全戸が大雪山系の地下水で暮らしている)。農林業や木工を主要な産業とする町で、近年は小売・卸売業や宿泊業など第三次産業が伸びています。1995年から大規模な宅地開発がはじまり、旭川市や旭川空港へのアクセスのよさから人口が増加していましたが、今後は緩やかな減少傾向になると考えられています。米・地酒・ワイン・トマト・木工品などを特産品としています。

旭岳(標高2,291m)は大雪山連峰の主峰(火山)であり、道内最高峰です。麓の忠別川ぞいにある旭岳温泉は大雪山国立公園内にあるため歓楽色はなく静かな温泉街ですが、旭岳ビジターセンターがあり、旭岳登山の拠点になっています。この温泉街からロープウェーで5合目まで上がることができ、姿見の池や数々の噴気孔、中岳温泉(野湯)や本州では3,000m級の山々でしか見られない高山植物などの見どころがあります。

キトウシ森林公園は東川町西(西は地名。当地の市街地からは北にある)にある森林レクリエーション施設です。キトウシ山(岐登牛山)の斜面一帯を整備したもので、115.8haの広大な敷地を有し、キャンプ場やスキー場、ゴーカート乗り場、キトウシ展望閤というお城のような外観の展望台などがあります。執筆現在はホテルの建て替え中で、2023年春以降に温泉入浴施設(トロン温泉)を兼ねたホテルがオープンする予定です。

道の駅 ひがしかわ道草館は、東川町東町にある北海道道1160号沿いの小規模の道の駅です。当地の観光の拠点施設ですが、駐車場30台(第二駐車場あり)と容量が少なく、市街地にあるタイプの道の駅となっています。旭岳・天人峡・当地のグルメ情報などを扱うインフォメーションセンター、特産品の販売コーナー、ジェラート屋がはいっています。

天人峡は大雪山国立公園内の忠別川上流部の渓谷で、美瑛町と東川町にまたがる渓谷です。北海道道213号の終点付近に天人峡温泉や羽衣の滝があります。切り立った崖の柱状節理が特徴的で、7つの尖った柱状節理がそびえることから「七福岩」と呼ばれる景観があります。

北の住まい設計社は東川町東町にある家具のショールームです。当地の廃校を利用した施設で、家具や小物などの販売を行っています。また、カフェ・ベーカリーなども併設していることから、おしゃれスポットとしてちょっとした観光名所になっています。


北斗市(ほくとし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道北斗市 人と、未来と、ほくと 人口44,302人

公式キャラクターの「ずーしーほっきー」と夕焼け、赤とんぼが描かれています。2014年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

北斗市は北海道南西部の渡島総合振興局(おしまそうごうしんこうきょく)管内にある市です。2006年に上磯郡上磯町と亀田郡大野町が合併してできた市で、同振興局管内で2番めの市となっています。市域西部から北部にかけて山岳、南部は函館湾で、函館市に接する南東部の平野に市街を成しています。1604年に成立した松前藩によって拓かれた地域です。農業や漁業、窯業・土石製品や食料品といった製造業を主な産業としていましたが、近年は卸売・小売業が主体となっています。ホッキ貝と牡蠣、わかめといった海産物、米・三つ葉・ねぎなど野菜、マルメロの加工品などを特産品としています。

灯台の聖母修道院(トラピスト修道院)は北斗市三ツ石(渡島当別)にある厳律シトー会の修道院です。1891年の函館教区開設にともない、1896年に建造されました。赤レンガ造りの施設で、日本初の男性修道院(院内は女人禁制)として開院したものです。詩人・童謡作家の三木露風が文学講師として赴任し洗礼を受けた地であり、童謡「あかとんぼ」や「野薔薇」は当地で書かれたものです。同院で作られている発酵バターが有名で、ソフトクリームやクッキーを売る売店があります。

松前藩戸切地陣屋跡(まつまえはんへきりちじんやあと)は北斗市野崎の野崎公園周辺にある史跡です。江戸時代末期の箱館開港に伴い、蝦夷地防衛のために1855年に築かれたもので、西洋式星形要塞としては日本初のものです(四稜郭型)。北海道道96号上磯峠下線沿いに800mに渡って桜が植栽されていて、当地の桜の名所となっています。

大野川桜並木は北斗市本町の大野川沿いの桜並木です。1959年に当時の皇太子殿下のご成婚を祝って町が桜150本を植えたものですが、現在は一部伐採されたり羊に荒らされたりしたことで100本ほどとなっています。周辺に法亀寺(ほうきじ。樹齢およそ300年の道内最大の枝垂れ桜がある)や北斗市健康センターせせらぎ温泉、八郎沼公園(同名の沼周辺の公園で、睡蓮や紅葉の名所)などがあります。

きじひき高原(木地挽高原)は北斗市村山の木地挽山周辺をいいます。きじひき高原キャンプ場や噴火湾眺望台、市営牧場やパノラマ展望台などがある高原で、いたるところに馬が放牧されています。


室蘭市(むろらんし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道室蘭市 ふれあいむろらん あったかランド 海と科学技術のサークル都市むろらん 人口78,109人

プレート上部に白鳥大橋、下部に室蘭市の地球岬の灯台と工場群、巨大な「ボルタ(ボルト・ナット・ワッシャーなど鉄製品で作る人形)」がシルエットで描かれています。2015年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカーを対象に交付されています。

室蘭市は北海道中央部西側の胆振総合振興局管内にある市で、同振興局の所在地です。東西と南の三方を太平洋と内浦湾(噴火湾)に囲まれた格好で、市域北側は鷲別岳の山地、市域南側の絵鞆半島(えともはんとう)と半島付け根の砂州上に市街を成しています。1872年に絵鞆半島に抱かれた天然の良港として室蘭港が開かれ、鉄鋼や造船をはじめとした工業を中心に発展してきた地域です。現在の室蘭市は製造業、卸売・小売業、建設業の比率が高く、道内屈指の工業地域となっています。また一方で、地球岬(チキウ岬)など絵鞆半島の自然景観やイルカ・クジラウォッチングなどの観光資源があるため観光業も行われています。4つの漁港を有し、スケトウダラを主としてカレイやスルメイカなどが水揚げされています。

地球岬は室蘭市母恋南町(ぼこいみなみまち)にある岬です。アイヌ語で「断崖」を意味する「チケプ」が転訛して地球岬と呼ばれるようになったとされ、高さ100mほどの断崖が太平洋に向かって突き出ています。岬にあるチキウ岬灯台(日本の灯台50選)は1920年に完成したもので、室蘭八景に選ばれています。また、ハヤブサの営巣地や初日の出の名所とされることもあり、当地の観光名所となっています。

白鳥大橋記念館 みたら室蘭は、室蘭市祝津町にある国道37号の小規模の道の駅です。白鳥大橋記念館を主な施設とし、産直コーナーやカフェ、食堂がはいっています。近辺には市立室蘭水族館(道内初の水族館として開館)や旧絵鞆小学校(校舎も体育館も丸い)、絵鞆岬展望台、測量山といった当地の観光地があり、「むろらん温泉ゆらら」という入浴施設が併設されています。夜間は白鳥大橋のライトアップや工場夜景を見に来る人がいるようです。

トッカリショ浜・トッカリショ岬は前述地球岬の東側にあります。急坂を登った断崖の上にトッカリショ展望台という展望台があり、室蘭八景の一つとなっています。トッカリショとはアイヌ語で「アザラシ・岩」という意味で、かつては冬になるとこの海岸に多くのアザラシが集まったそうです。国の名勝「ピリカノカ」(アイヌ語で「美しい形」の意味で、道内に21ある)の一つです。

旧室蘭駅舎は室蘭市海岸町(室蘭駅から北側300mほど)にあります。明治45年に建造された和洋折衷の施設で、道内では最古の木造駅舎です。空知地域の幌内炭鉱(現在の三笠市にある)で採れた石炭の積み出しをする終着駅として建造されました。現在は観光協会の観光案内所になっています(入館料・駐車場無料)。

室蘭はやきとり屋が多く、日本三大やきとりの一つ室蘭やきとりが名物料理になっています。室蘭やきとりは主に豚のロースを用い、ネギの代わりに玉ねぎを挟むのが特徴です。※日本三大焼き鳥は愛媛県今治と埼玉県東松山と北海道室蘭。現在では福岡県久留米市が人口に対して最も焼き鳥屋が多い。


登別市(のぼりべつし)

登別市ホームページより

北海道登別市 人が輝き まちがときめく ふれあい交流都市 人口45,233人

登別地獄谷の雪景色と鬼花火の手筒花火が描かれています。市制施行50周年記念の2020年から、ミニバイク50cc以下100枚、90cc以下30枚、125cc以下70枚の計200枚が交付されています。

登別市は北海道中央部西側の胆振総合振興局(いぶりそうごうしんこうきょく)管内にある市です。市域北側に加車山・登別岳・来馬岳(らいばだけ)などオロフレ山系の山々があり、市域の73%が森林で、市街は沿岸部に集中しています。1869年(明治2年)に、伊達家重臣・白石城主の片倉邦憲が新政府に幌別郡の支配を命じられ、旧臣や職人がともに移住した地域です。登別温泉やカルルス温泉など温泉地として知られ、観光業(飲食・宿泊・サービス業など)が盛んです。また、道内有数の工業都市である室蘭市から市街地が続き、市街には工場も多く見られます。登別漁港の海産物、乳製品、わさび漬などを特産品としています。※JR北海道登別駅は当地の観光地の玄関口で、住居や工業の中心地及び市役所があるのは幌別駅周辺。

登別温泉は登別市登別温泉町にある温泉郷です。倶多楽湖の西麓にある地獄谷周辺にあり、日量1万トン、硫黄泉や食塩泉など9種類の泉質の温泉が湧出しています。当地を代表する観光名所で、大型のホテルを中心に温泉宿、銭湯、飲食店、土産屋などが立ち並んでいます。また、温泉街北側の大湯沼(周囲1km)は表面温度40~50度ですが、深いところでは約130度もあります。この沼からクスリサンベツ川に流れる湯を利用した天然の足湯があります。

登別マリンパークニクスは登別市東町にある水族館です。「北欧ロマンと海洋ファンタジー」をテーマにしたもので、中核となる「ニクス城」の外観はデンマークのイーエスコウ城をモデルにしたものとなっています。イルカ・アシカ・アザラシなどのショープール、ペンギン館と陸族館(爬虫類・両生類を展示)、遊園地のニクスランドなどがあります。

のぼりべつクマ牧場は登別市登別温泉町にある動物園です。登別温泉の温泉街からロープウェーが出ています。世界で初めてヒグマの集団飼育に成功し、人工繁殖や冬ごもりの実験などを行っている施設で、ヒグマの博物館とアイヌ資料館を併設しています。秋の期間中にどんぐりを持ち込むと量に応じて割引が行われる「どんぐり割引」が行われています(集めたどんぐりは飼料となる)。

カルルス温泉は登別市カルルス町にある温泉です。登別温泉の北西8kmほどの登別川沿いに「湯本オロフレ荘」、「鈴木旅館」、「山静館」、「ホテル岩井」の4軒で温泉街を形成しています。泉質は単純温泉(芒硝を多く含む)であり、登別温泉よりは肌に優しいお湯です。

登別伊達時代村は登別市中登別町にあるテーマパークです。伊達政宗統治時代の仙台藩をテーマに片倉小十郎(=片倉景綱。伊達家の重臣で、当地を開拓した片倉邦憲の祖)の屋敷が復元されています(内部は刀の展示館)。劇場では忍者・花魁・剣士といったテーマのショーが日夜行われています。また、小さいですが忍者資料館があり、忍者の道具の展示がなされています。


札幌市(さっぽろし)

令和4年8月1日交付開始予定 札幌市ホームページより

北海道札幌市 市民の力みなぎる、文化と誇りあふれる街 人口1,971,225人

中央区のさっぽろテレビ塔と市の木ライラックが描かれています。市制施行100周年記念として、2022年8月からミニバイク50cc以下を対象に600枚が交付されています。

札幌市は北海道中央西よりの石狩振興局管内にある市です(道央地方)。道庁所在地および石狩振興局所在地の政令指定都市で、10の行政区に分かれています。1868年の明治維新を契機に北海道の本府として開拓が始まり、現在では北海道全体の人口の4割弱を占める大都市になっています(全国では第4位)。もともと広い平野と豊富な水資源をもとに開拓された当地ですが、現在の産業は第三次産業が中心であり、卸売・小売業、飲食・宿泊業、その他サービス業が産業従事者の6割近くを占め、観光・商業都市の性格が強くなっています。

札幌市中央区は札幌市の中央北東寄りにあります。札幌市の都市機能の中心を担う行政と商業のまちで、JR函館本線・札沼線(学園都市線)市営地下鉄南北線と東西線の駅とバスターミナルが集中しています。とりわけJR札幌駅~すすきの駅周辺の商業地が有名で、赤レンガ造りの北海道庁旧本庁舎札幌市時計台、さっぽろテレビ塔など北海道を代表するランドマークと、すすきの周辺の歓楽街や狸小路商店街(道内最大規模のアーケード式商店街)などがあります。

サッポロガーデンパークは札幌市東区にある大型商業施設です。サッポロビール博物館、サッポロビール園(ビールとジンギスカンが食べられる、園芸店を併設)、大型ショッピングセンター アリオ札幌、日本ハムファイターズの室内練習場などがはいっています。サッポロビール博物館は製糖工場として1888年に建造されたもので、1903年から製麦工場(大麦を発芽させ麦芽を作るための工場)として稼働していました。同園南西側に「サッポロファクトリー」という大型ショッピングセンターがありますが、こちらが1989年まで「札幌第一工場」がビールを生産していた場所です。

白い恋人パークは札幌市西区にある菓子のテーマパークです。同名の菓子を製造する石屋製菓の本社所在地で「白い恋人」やバウムクーヘンの製造ライン見学、チョコレートの歴史の紹介と試食、ミニ鉄道やガリバータウンといったアトラクションやローズガーデンなどがあります。また、札幌市は特に製菓業者が集中していて、ロイズ(あいの里公園店とローズガーデンが人気)やシャトレーゼ(店舗3軒のほかガトーキングダムというリゾート地がある)、札幌千秋庵、雪印パーラーなど著名なスイーツショップがあります。

定山渓温泉(じょうざんけいおんせん)は、札幌市の面積の6割を占める南区の定山渓温泉西・東にある温泉郷です。1866年に美泉定山という曹洞宗の僧侶が当地に湯治場を作ったため「定山渓温泉」といいます。豊平川の渓流沿いにホテル・旅館など20軒以上があり、日帰り入浴を行っているものもあります。また、定山源泉公園内に足湯・手湯と温泉卵が作れる「おんたまの湯」があります。

円山公園(まるやまこうえん)は札幌市中央区の市営地下鉄東西線円山公園駅周辺にある公園です。1880年に札幌官園の樹木試験場を移設し、丸山養樹園としてひらかれたもので、その後札幌区(当時)が引き受け公園として整備されました。ホッキョクグマの飼育・繁殖で知られる札幌市円山動物園、開拓三神や間宮林蔵や岩村通俊など北海道開拓功労者を祀る北海道神宮、養樹園の名残のスギ林などがあります。また、当地の桜の名所として親しまれています。


天塩町(てしおちょう)

天塩町ホームページより

北海道天塩郡天塩町 人と自然が共生するこころ豊かで地域が輝く住みよいまち 人口2,814人

利尻富士と町の花ハマナス、牛に乗った「てしお仮面」が描かれています。2016年にミニバイク50cc以下70枚・90cc以下10枚・125cc以下10枚、ミニカー10枚、小型特殊100枚が交付されています。

https://youtu.be/HYXrUgiV9qg

天塩町は北海道北部の日本海側、留萌振興局(るもいしんこうきょく)管内にある町です。北海道の一級河川 天塩川が日本海に流れる河口のあたりに位置し、市街はこの河口部にあり、また雄信内集落は国道40号近辺に集中しています。天塩川の河口部は長大な砂嘴が発達していて、これが天然の防波堤となるため、古くからアイヌ人の泊地・交易の要衝、また明治期には木材の集積地として材木問屋が軒を連ねていたようです。現在の天塩町は酪農を基幹産業とし、漁業・林業なども行われています。とくにパンケ沼(ラムサール条約湿地)で穫れるしじみが有名で、しじみスープなどしじみの加工品やタコ、乳製品を特産品としています。

道の駅 てしおは、天塩町新開通にある国道232号天塩バイパス沿いにある小規模の道の駅です。レストラン・土産物屋・観光案内所などで構成されています。しじみのエキスを使ったラーメンや当地の生乳で作ったスムージー・ソフトクリーム、ザンギ弁当などを販売しています。また、マヨネーズ容器にはいったchuchuプリン(カスタード・チョコ)が売られています。

天塩川歴史資料館は、前述の道の駅 てしおから北東側に200mほどのところにあります。赤レンガ造りの旧町役場庁舎を改装し資料館としたもので、開拓期の仕事及び生活道具など2,000点ほどを展示・収蔵しています。かつて天塩川を往来していた長門船の模型やテシオコクジラの化石などがあります。※1900年に就航した船に「長門丸」と名付けたことが始まりで、それから天塩川を往来する船は「長門船」と呼ぶようになったようだ。

天塩温泉は天塩町サラキシの鏡沼海浜公園周辺にあり、「てしお温泉夕映」という温泉宿が出ています。「山のバケモノのおしっこ温泉」というあまりありがたくない呼び方で呼ばれることもある温泉で、アンモニア臭が強いことが特徴の温泉です(日帰り入浴あり)。ヨウ化物イオンを含むため茶褐色の湯です。

川口遺跡は天塩町川口の天塩川の砂丘上にある遺跡群です。続縄文時代(紀元前3世紀ごろ~紀元後7世紀)から擦文時代直後までの竪穴建物230軒ほどが分布しています(一部オホーツク文化のものが有る)。周辺は川口遺跡風景林として遊歩道・駐車場・案内板などが整備されています。

宇野牧場は天塩町サラキシにある酪農牧場です。150haの広大な敷地に牛100頭程度が放牧されています。ウノカフェというカフェを併設していて、ソフトクリーム、ヨーグルトなど乳製品を販売しています。


東神楽町(ひがしかぐらちょう)

東神楽町ホームページより

北海道上川郡東神楽町 すてきな笑顔と花のまち 花と夢で心をむすぶ町ひがしかぐら 人口9,945人

プレート上部に大雪山系の山並み、下部に東神楽町をイメージした花の絨毯の風景、旭川空港の飛行機のシルエットとマスコットキャラクターの「かぐらっきー」(右下)が描かれています(カラー版)。2016年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています。

東神楽町は北海道中央部の上川総合振興局管内にある町です。大雪山系の西側、北海道最大の平野である上川盆地に位置し、旭川市の市街から忠別湖まで南東側に細く伸びた町域を有しています。明治時代に西京=京都、南都=奈良、東京の他に「北京」として上川離宮を建造する予定があり、旭川市神楽町周辺とともに御料地として開拓が進んだ地域です。北海道有数の米どころまたは「花のまち」として知られる地域で、町域内に旭川空港があります。昭和50年代には5~6,000人が住んでいましたが、1995年頃から急増し現在では人口1万を超えています。米・アスパラガス・ほうれん草・みつ葉、木工家具などを特産品としています。

旭川空港は旭川市と東神楽町にまたがる特定地方管理空港です。1966年に第三種空港として供用を開始したもので、1980年に第二種空港に格上げされています。国内線(JAL・ANA・エアドゥ)旭川ー東京のほか、コロナ禍以前にはソウルや台北行きの国際線も運用されていました。現在のターミナルビルは2017年に増改築が行われたもので、北海道全域の土産物がひととおり揃っています。

アルティモール東神楽店は東神楽町ひじり野南1条にあるショッピングモールです。2015年に新興住宅地として人口増が続くひじり野地区にできたもので、スーパーに隣接して「スイートデコレーション」(家具・インテリア販売事業)をはじめ、ダイソーやくまざわ書店などとレストラン・カフェなど30ほどの店舗がはいっています。

ひがしかぐら森林公園は、東神楽町の市街から忠別川に沿って8kmほどのところにある公園です。人造湖の「東神楽遊水地」や200本ほどのエゾヤマザクラ、キャンプ場や宿泊施設、パークゴルフ場、ゴーカート・サイクルモノレール・貸しボートなどのアクティビティがあります。また、宿泊施設の森のゆ花神楽では日帰り入浴も行っています(大人700円、小人300円、幼児無料)。

義経公園は東神楽町の市街にある公園です。噴水と複合遊具のある公園で、当地の夏祭り ひがしかぐら花まつりの開催地となっています。源義経は岩手県平泉町の衣川館で自刃したとする説が一般的ですが、同公園南側に隣接する東神楽神社に「源義経がアイヌの導きで北海道に逃れ、当地の丘でアイヌと酒を酌み交わした」といった伝説が残っています。


美深町(びふかちょう)

美深町ホームページより

北海道中川郡美深町 夢いっぱい 北の大地(まち)・びふか 人口3,861人

イメージキャラクターの「美深くんと美深(みみ)ちゃん」が描かれています。2013年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

美深町は北海道中央部の上川総合振興局管内にある町です。町域は東を北見山地、西を天塩山地に挟まれた格好で、86%ほどが森林です。おおむね天塩川が形成する平野に沿って市街をなしています。1920年に下名寄村から美深町と改称し、当時は石炭の採掘がおこなれていたようです。主要な産業はサービス業など第三次産業で、農業・酪農・林業が基幹産業になっています。町域には田んぼがあり、米作りの北限となっています。キャビアやくりじゃが・くりかぼちゃ、牛肉・羊肉・羊乳など畜産物、シラカバの樹液などを特産品としています。

道の駅 びふかは美深町大手の国道40号沿いにある大規模の道の駅です。キャンプ場・チョウザメ館(ミニ水族館)・びふか温泉・パークゴルフ場などがある森林公園びふかアイランドと隣接しています。当地のくりじゃが(きたあかり)を使ったコロッケやあげいも(芋に卵・牛乳・小麦粉などを混ぜて揚げた物。見た目はサータアンダギーに似る)、羊乳が人気のようです。

トロッコ王国美深は美深町仁宇布(にうぷ)にあるテーマパーク/観光施設です。「日本一の赤字ローカル線」として知られ、1985年に廃線になった旧美幸線の線路の一部と敷地を利用したもので、エンジン付きトロッコが運行しています(自分で運転する場合は要自動車免許)。線路は往復10kmくらい(所要時間30~40分くらい)で、食堂が併設されています。

アートビレッジ恩根内(おんねない)は美深町恩根内にあるカフェ/交流施設です。旧恩根内小学校を改装したもので、カフェ・白樺材を利用した木工や陶芸の工房・ギャラリー・宿泊施設で構成されています。

美深白樺ブルワリーは美深町大通北にあるクラフトビールの醸造所です。2019年に赤レンガ造りの倉庫を改装してオープンした施設で、白樺樹液を使ったクラフトビールなどを販売しています。併設のレストランBSBではクラフトビールのほかに羊肉のソーセージやビーフシチューなどが食べられます。


原付のご当地ナンバー都道府県別目次はコチラ

青森県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【青森県編】

全47都道府県を網羅 掲載市町村区630以上


四輪自動車の地方版図柄入りナンバープレートはコチラ「地方版図柄入りナンバープレート 一覧 (四輪自動車)」または 地方版図柄入りナンバープレート 東北 (四輪自動車)

青森県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

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平川市(ひらかわし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

青森県平川市 時と水 ゆったり流れる 平川市 人口30,940人

特産品のりんごと虹がかかる盛美園が描かれています。市制施行10周年として2016年にミニバイク50cc以下500枚、90cc以下50枚、125cc以下50枚、ミニカー30枚、小型特殊車両370枚が交付されています(下一桁「4」「9」、下二桁「42」「49」は欠番)。

平川市は青森県南部の中南地域にある市です。2006年に南津軽郡尾上町・平賀町・碇ヶ関村が合併して発足しました。市域は津軽平野の一部である肥沃な平地、それをとりまく丘陵地帯と八甲田山・十和田火山群(南八甲田火山群)の山地で構成され、東部の一部が十和田八幡平国立公園(青森県・秋田県・岩手県に跨る)に指定されています。市域北西部の旧尾上町あたりに人口が集中し、市内では道路が通じていないため、旧碇ヶ関村地域が実質飛び地となっています。主な産業は農業(稲作、りんご農家が多い)と電子部品・回路などの製造業で、米「青天の霹靂」・りんご・桃・マルメロ・自然薯などを特産品としています。

盛美園(=せいびえん、国の名勝)は平川市猿賀にある日本庭園です。明治時代の1901年に開園したもので、当時流行した大石武学流庭園の最高峰といわれます。池泉廻遊式・築山式枯山水の庭園と和洋折衷の洋館「盛美館」からなり、2010年のジブリ作品「借りぐらしのアリエッティ」の世界観や、登場する屋敷などに大きな影響を与えたとされています。また、保存のため30分に一回3分のペースで公開される御宝殿(清藤氏の位牌堂、内部は金箔に覆われている)には日本最大の蒔絵があり観光名所となっています。※執筆現在(R5.1月)臨時休業中、開園は同年4月から。

道の駅 いかりがせき(愛称:津軽関の庄)は、平川市碇ヶ関にある国道7号沿いの中規模の道の駅です。レストランや農産物直売所に、関の庄温泉と温泉資料館や文化観光館(観光案内と土産物の販売)、屋内プールなどを併設した道の駅です。碇ヶ関御関所跡(津軽藩が設置していた関所。津軽三関の一つで1871年まで利用された)を敷地内に移転してあり、関所資料館を併設しています。

猿賀公園(さるかこうえん)前述の盛美園の西側にある公園で、猿賀神社の鏡ヶ池・見晴ヶ池周辺に整備されています。鏡ヶ池の蓮の花が有名で、この蓮根を使ったれんこん羊羹・れんこん最中が当地の特産品に指定されています。また、1969年に見晴ヶ池湖畔に猿賀温泉が発見されたため、市営の入浴施設があります。

渾神の清水(いがみのしつこ)は平川市唐竹の県道282号沿いにある湧水です。1985年に名水百選に選ばれています。延暦年間(782-806年)に眼病を患った坂上田村麻呂が、この清水で目を洗うとたちまち眼病が癒えたとされる水です(飲用は煮沸が必要)。

ひらかわ湯めぐり(平川市内の温泉のリンク)。平川市の温泉入浴施設は大小20箇所以上あり、市内各所に点在しているため添付しておきます。リンゴ湯があるホテルアップルランド(南田温泉)、津軽おのえ温泉(風情あるスパでサウナ2種や薬湯、レモン湯など浴槽が多彩)、道の駅 いかりがせき関の庄温泉(前述の道の駅内にある、ヒバの浴槽が自慢)あたりが日帰り入浴施設として人気です。


南部町(なんぶちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

青森県三戸郡南部町 名久井岳と馬淵川に抱かれ 自然・環境・福祉に恵まれた交流のまち 人口16,965人

「達者村」の文字と鍋条例キャラクター(毎月22日の「鍋の日」を広く浸透させるためのキャラクターで、正式名称は「町笑顔あふれる明るいコミュニケーション推進条例」といい、家庭だんらんや仲間意識を強めるための条例)が描かれています。合併10周年記念として2016年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています。

南部町(青森県)は青森県南東部の三八地域にある町で、三戸郡に属しています。2006年に旧南部町(なんぶまち)と名川町・福地村が合併してできた町です。同名の「南部町」は鳥取県西伯郡と山梨県南巨摩郡にもあり、和歌山県日高郡にも以前はありました(こちらは「みなべちょう」と読み、現在はみなべ町)。市域は八戸市の西部に隣接し、市域西部は名久井岳(なくいだけ、標高615.4m)の山地と丘陵地、おおむね町の中央を流れる馬淵川に沿って市街を形成しています。江戸時代に盛岡藩を治めた南部氏の発祥の地で、聖寿寺館(=しょうじゅじだて、国の史跡)や南部利康霊屋など南部氏ゆかりの史跡が残ります。主要な産業は農業でりんご、さくらんぼ、ゼネラル・レクラーク(西洋梨)、いちご、柿、ブルーベリーなどを特産品としています。人口の減少に伴い過疎地域に指定されています。

名川チェリーセンターは南部町虎渡の国道4号沿いにある産地直売所です(トイレ有り、食事処無し)。近くにコンビニ、洋菓子店などがあります。果物や野菜、その加工品、切り花などを主として販売しています。旧名川町は県内一のさくらんぼの産出量を誇り、周辺地域では有名なためさくらんぼの時期には混雑します。県道33号を入った周辺に名川ドライフラワーセンターというドライフラワーと押し花の工房があります。

バーデパークは、南部町苫米地(とまべち)にある温泉利用型健康増進施設です(国道4号から1kmほど県道214号を北上したあたり)。ドイツ型の温泉システムを取り入れた「バーデハウスふくち」(プール・温泉・スポーツジム・レストラン)と宿泊施設、アイススケートリンク、売店で構成されています。1992年にオープンした施設なのでやや傷んだところが目立ちますが、幼児向けから大人までの温水プールやジャグジー噴水といった水浴施設にサウナ・スチームサウナ・露天風呂等多数の浴槽を備える温浴施設と一通り揃う施設になっています。

法光寺(白華山法光寺)は南部町法光寺にある曹洞宗の寺院です。建長年間(1249-1256年)に鎌倉幕府の五代執権 北条時頼によって開基されたもので、高さ33m、縦横8mほどの木像の「承陽塔」(三重塔)は国内最大級のものとして国の文化財に登録されています。ほかに本堂の彫刻(大正~昭和時代に活躍した彫刻師 佐藤光重作)や五百羅漢など見どころがあります。

ゲストハウス繭子の宿は南部町杉沢にある民泊です。元小学校教師のオーナー運営するもので、オプションで津軽三味線や和太鼓、南部手踊り、書道などが体験できる宿として話題になっています。


藤崎町(ふじさきまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

青森県南津軽郡藤崎町 みんなで創る心豊かな優しいまち 人口14,288人

青空を背景にマスコットキャラクター「ふじ丸くん」(左)と「ジャン坊」(右)が描かれています。2018年4月2日から50cc以下のミニバイクを対象に限定300枚が交付されています。※余談だがジャン坊くんから出ている周囲の赤いものは棘ではなく湯気。

https://youtu.be/XrTEE__nO-A

藤崎町は青森県の西部にある町です(津軽弁では「ふんちゃぎ」という)。2005年に常磐村と新設合併し改めて藤崎町、2007年に旧浪岡町(現:青森市浪岡)の一部を編入して現在の町域としています。津軽平野の中央部に位置し、町域南西部で岩木川・平川・浅瀬石川が合流しています。新潟ー青森を結ぶ国道7号と弘前ー今別を結ぶ国道339号が合流するあたりで、りんごの品種「ふじ」の発祥地として知られています。町域のおよそ2/3が高地で主要な産業は農業、林業や畜産も行われています。りんご、にんにく、トマト、たまごなどを特産品とし、町内に青森県唯一のヒバ曲げ物職人が残っています(境曲物店)。

白鳥ふれあい広場は藤崎町藤崎岡本の平川の土手にあります。白鳥や鴨雁など渡り鳥の飛来地として知られる場所で、屋内で野鳥観察ができるようログハウス風の観察小屋が建っています。また、当地で行われる夏の津軽花火大会(灯籠流し)の開催地でもあります。

唐糸御前史跡公園は藤崎町藤崎にある史跡公園です。唐糸御前は鎌倉時代の第5代執権 北条時頼の寵愛を受けた才色兼備の女性で、周囲の妬みから鎌倉から当地に逃れ、暮らしていた人物です。出家して最明寺入道と名を改めた時頼が訪れると、落ちぶれて容色の失われた自身を嘆いて池に身を投げたと伝わっています。当地の藤、アヤメの名所です。

藤崎食彩テラスは藤崎町榊和田の国道7号沿いにある観光案内所・農産物直売所・レストラン・カフェが一体になった複合商業施設です(トイレ・EVあり)。2階に眺望テラスがあり、西側に岩木山が望めます。2018年にオープンした比較的新しい施設で、りんごあめやソフトクリームなどスイーツも充実しています。

はたけのゆっこは藤崎町藤崎の林檎畑のなかにある入浴施設です。内湯二つにサウナ・水風呂と木の桶の露天風呂(内湯が熱いのでぬるめ好きの方はこちらがおすすめ)を備えた浴場で、比較的新しい施設のため館内は綺麗です。ほかに喜龍温泉 玉乃湯(国道7号と339号バイパスが合流するあたり、レトロな公衆浴場、源泉ドバドバかけ流しでサウナ・水風呂有り)、西豊田温泉(藤崎老人福祉センター、イオンが近い)、ときわ温泉(ときわ老人福祉センター)があります。

ふじさき秋祭りは、当地で毎年11月に行われている米とりんごの収穫祭です。2013年にそれまで行われていた「いきいきまつり」「藤崎町文化祭」を一本化したもので、米「青天の霹靂」を使用したジャンボおにぎり作り(2015年度は10俵を使用)やジャンボアップルパイ、おにぎりの無料配布があります。


三戸町(さんのへまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

青森県三戸郡三戸町 人・自然・文化 ほんものが息づくまち 人口8,527人

左側と右下に絵本作家・漫画家で三戸町名誉市民 馬場のぼるさんの代表作「11ぴきのねこ」(こぐま社)のイラスト、下部に「11ぴきのねこのまち」の文字が描かれています。2013年に50cc以下のミニバイクを対象に交付され、2017年には対象を増やしてミニバイク50cc以下~125cc以下とミニカー・小型特殊が対象となっています(桃色プレートは文字部分が白字になる)。

三戸町は青森県南東部の三八地域にある町で、三戸郡に属しています。東西に長く伸びる「つ」の字型の町域をなし、中心市街は、東側に隣接する南部町内の青い森鉄道三戸駅周辺になります。戦国時代に築かれた三戸城の城下町として栄えた地域です。主要な産業は農業・林業と商業で、農業は水稲よりも野菜・果樹・畜産に寄っています。また、工芸作物として葉たばこが生産されています。黒にんにくやりんご・ぶどう・ジョミ(ガマズミ)・梅といったフルーツの加工品を特産品としています。1955年の17,764人をピークにずっと人口減少が続いています。

道の駅 さんのへは、三戸町川守田にある国道4号三戸バイパス沿いの小規模の道の駅です。売店と食堂を兼ねるふれあいハウスとSAN-SUN産直ひろばがあります。11ぴきのねこグッズも販売しています。

三戸城跡城山公園は、三戸町梅内にある公園(国の史跡)です。三戸城は1539年に陸奥国の戦国大名 南部晴政によって築かれた連郭式山城です。馬渕川と熊原川の河岸段丘の上に築かれて、両河川を天然の水堀としています(比高90m)。その後奥州仕置軍を率いた蒲生氏郷らによって石垣を備える近世城郭として普請されました。桜の名所として広く県内に知られるほか、天守風の外観の三戸城温故館(町立の歴史民俗資料館。史実に基づいていないため、国から将来的な撤去を求められている)があります。

まける市(まける日)とは毎年2月上旬に行われる伝統行事で、「安くする」「おまけをする」といった意味があります。旧正月を祝う行事で江戸時代から続いています。現在は三戸町七戸町、五戸町、黒石市(マッコ市)などで行われています。地域によりますが値引きや大売り出し、餅まき、えんぶり(その年の豊作を予め祝う伝統芸能)や獅子舞などが行われます。

三戸大神宮は三戸町同心町にある神社です。1570年に南部中興ので、第26代の南部信直が伊勢神宮の分霊を著木山山頂に勧請したもので、1629年に参拝しやすいように現在地に移っています。「神明様」「東北のお伊勢様」と呼ばれて親しまれている神社で、「みこにゃん」と「キャサリン」というオリジナルキャラクターがいます。拝殿正面の扉と石段の灯籠にステンドグラスが嵌め込まれています。


鶴田町(つるたまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

青森県北津軽郡鶴田町 鶴と国際交流の里 人口12,074人

岩木山を背景に、三連太鼓橋としては日本一長い鶴の舞橋とマスコットキャラクターの「つるりん」が描かれています。2014年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています。

https://youtu.be/pBCs9O03wh0

鶴田町は青森県西部にある町で、津軽郡に属しています。岩木川流域に広がる津軽平野に位置し、山林はほとんどありません。町域西側に廻堰大溜池(津軽富士見湖、ため池百選)があり、ガン・カモ・白鳥など渡り鳥の飛来地として知られています。慶長年間の津軽藩の開拓事業に伴い、開拓村として発達した地域です。稲作とりんご・ぶどうを主とする果樹作が主要な産業で、とくにぶどうの品種「スチューベン」において日本一の生産量を誇ります。かつては多くの鶴が飛来したため「鶴田」の名が付いたといいますが、郷土史で推測がされるのみで確証はありません。また、「禿の光は平和の光 暗い世の中 明るく照らす」をスローガンとする、ツル多はげます会(NPO法人)が活動しています。「朝ごはん条例」という朝から米食を勧める条例があります(なので、学校給食は全て米飯)。

道の駅 つるた 鶴の里あるじゃは、鶴田町境里見にある国道339号沿いの中規模の道の駅です。産直・観光案内所、中華レストラン、駅カフェ「あるあん」(ベーカリー・カフェ)で構成されています。「あるあん」のびっくりパンという巨大なパン(筆者注:普通に売られているパンがすでに巨大、びっくりシリーズはさらに大きい)のシリーズや産直のフルーツの加工品が人気です。

富士見湖パークは廻堰大溜池周辺にある面積12.4haの公園です。全長300mの木造橋、鶴の舞橋がシンボルの公園で、ローラー滑り台やアスレチックなど遊具、バーベキュー施設、売店や野外ステージなどがはいっています。鶴の舞橋を渡った対岸には丹頂鶴自然公園(丹頂鶴のつがいが飼育されている)とふるさと館(茅葺きの古民家)があります。※執筆現在(R5.1月)はコロナ禍による利用休止区画が大きい。

鶴田町歴史文化伝承館(旧水元小学校)は鶴田町廻堰にある博物館です。1936年に建造された水元小学校の木造校舎を残したもので、内部は鶴田町の歴史や文化に関する展示室となっています(入館無料)。

鶴田八幡宮はJR五能線陸奥鶴田駅から南南西に300mくらいのところにある神社です。当地の商店街に隣接していて、縁結びの神様として親しまれています。また、フォトスポットとして闇龗神社(くらおかみじんじゃ)の弥生画(種子を額縁に貼り付けて描く穀物アート)も人気があります。


八戸市(はちのへし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

青森県八戸市 海と大地が響きあう北の中核都市 人口231,300人

ウミネコと三陸復興国立公園・種差海岸、蕪島神社が描かれています。2014年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(末尾「4」と「9」、下二桁「42」は欠番)。

八戸市は青森県南東部沿岸にある市です。中核市に指定されており、青森市・弘前市とともに青森県主要三都市の一角となっています。2005年に南郷村(ジャズと蕎麦で知られる)を編入し、現在の市域としています。市域は西の奥羽山脈と南側の岩手県境から丘陵地が連なり、北ないし東にむかって低地となっていきます。水産と工業を背景に発達した地域であり、八戸港を主として6つの漁港と八戸グリーンハイテクランド、八戸第二臨海工業団地といった工業団地を有しています。北東北に位置しながら、日照時間が長く晴れの日が多いことが特徴です。イカ・サバなど海産物とその加工品、南部裂織、食用菊・干し菊(おひたしの他、汁や鍋に入れて食す。ジャムやサイダーも有り)などを特産品としています。

八食センターは八戸市河原木にある食品市場です。商業施設面積7,000㎡、店舗数67と大型の商業施設で、海産物を主として珍味・土産物などを販売しています。1980年に開業し、2006年には全国B-1グランプリの会場になりました。現在でも八食フリーサマーライブが行われるなど当地のシンボル的施設です。

蕪島は八戸市鮫町にある島(国の天然記念物、三陸復興国立公園に指定)です。1942年に旧海軍により2年がかりで埋め立てが行われ、現在では本土と陸続きになっています。ウミネコの繁殖地として有名で、小高い丘の上に蕪嶋神社が建っています(2015年に火災で焼失したが、2019年に再建された)。「蕪」と「株」の読みが同じことから「株が上がる」、開運の神社として知られています。

舘鼻岸壁朝市(たてはながんぺきあさいち)は、八戸市新湊3丁目舘鼻岸壁で3月~12月に行われる日曜日の朝市です。300店舗以上の店舗が出る全国最大規模の巨大市で、毎週3万人以上が訪れる当地の観光名所です。海鮮だけでなく野菜の直売、せんべい汁・馬肉鍋などの鍋屋、パン屋やたいやき屋なども出ています。

道の駅 なんごう(青森県)は県道42号沿いにある中規模の道の駅です(駐車場は隣接するカッコーの森エコーランドのものも使える)。カッコーの森エコーランド(総合運動公園、南郷サマージャズフェスティバルの会場)に隣接しています。そばやブルーベリーが人気です。

八戸公園(こどもの国・八戸植物園)は八戸市十日市小山・松舘にある総合公園です。1981年に開園し、2005年から三八五流通が指定管理者になっています。面積は37haで植物園・動物園・遊園地・キャンプ場・芝生広場・日本庭園などがはいっています。家族連れで楽しむレジャー施設として親しまれているほか、桜の名所でもあります(市内だと三八城公園も有名)。当地は縄文時代の遺跡の宝庫であるため、縄文式土偶の親子像が建っています。

根城(ねじょう)は八戸市根城の馬渕川南岸にある史跡です。建武元年(1334年)に南朝方の武将 南部師行(なんぶもろゆき)によって築かれた平山城で、廃城となる1627年までの約300年間根城南部氏の拠点となっていました。土塁・井戸などが遺構として残るほか、主殿や鍛冶工房、門などが再建されています。周辺は根城の広場(公園)として整備されていて、八戸市博物館があります。


つがる市

出典元「日経研調べ ご当地プレート

青森県つがる市 新田の歴史が彩る日本のふるさと 人口30,185人

岩木山の麓に広がる田園風景を背景に、マスコットキャラクター「つがーるちゃん」と遮光器土偶が描かれています。合併10周年記念として、2015年にミニバイク50cc以下500枚、90cc以下50枚、125cc以下50枚、小型特殊車両300枚が交付されています。

つがる市は青森県西部にある市です。2005年に西津軽郡木造町・森田村・柏村・稲垣町・車力村が合併して現在のつがる市となっています。東は岩木川、西は日本海に面し、町域南東部の旧木造町と柏村辺りが中心市街です。南北50km、東西5~20kmの広さの津軽平野の西側に位置し、広さ23haのベンセ湿原(国定公園)があります。海岸は28kmの長さの砂浜でこれに屏風岩と呼ばれる丘陵地が並走しています。主要な産業は農林業、卸売・小売業で、人口減少に伴い、第一次産業・第二次産業従事者ともに減少、第三次産業も医療・福祉以外は従事者数が伸び悩むなど、典型体的な過疎の傾向を示しています。りんご・スイカ・メロン・長芋などを特産品としています。町域中央北よりに亀ヶ岡石器時代遺跡があり、五能線木造駅は巨大な遮光器土偶を象ったものです(「しゃこちゃん」と呼ばれている。以前は電車が到着するたびに目からビームを放っていたが、子供が怯えるのでやめた)。

道の駅もりた(愛称:アーストップ)は、つがる市森田町床舞(とこまい)にある国道101号沿いの小規模の道の駅です。レストラン・近隣の地酒を扱う酒屋「弥三郎」、農産物・菓子や工芸品などの直売所「おらほのめへ」(JAの直売所)などがあります。また、旧増田家住宅母屋(古民家)内は蕎麦屋になっています。

高山稲荷神社はつがる市牛潟町にある神社です(創建年代不詳、鎌倉~室町時代とされる)。社伝によると、赤穂藩が江戸城中の刃傷事件で取り潰された際、忠臣蔵四十七士の生き残り 寺坂三五郎が赤穂城内の稲荷を幕府を憚りつつ当地にもたらしたとされています。千本鳥居で有名な神社で、明治時代に多くの狐像が持ち込まれています(今でも「お狐様の終の棲家」として知られ、狐像を持ってくる人がいるようだ)。

つがる地球村はつがる市森田町床舞にある複合リゾート施設です。イベント会場・テニスコートなどスポーツ施設・キャンプ場・温泉と宿泊施設・レストラン・子供のための遊具(滑り台の傾斜がほぼフリーフォール)・売店などがはいっています。※温泉はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉で、入浴料:12歳以上450円、6~12歳未満150円、幼児60円。源泉かけ流し、サウナ・露天風呂も有り。

村おこし拠点館フラットはつがる市豊富町にある商業施設です。地元の農家85名で構成される「車力物産友の会」が運営する道の駅的施設で、物産直売所・食堂・観光案内・ガラス製品の製作体験室などで構成されています。七里長浜の砂から作る「しゃりきびいどろ」というモスグリーンのガラス製品が販売されています。

亀ヶ岡石器時代遺跡(世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」)はつがる市木造(きづくり)にあります。左足を欠いた遮光器土偶(国の重要文化財)が出土したことで知られ、その土偶は現在東京国立博物館に展示されています。津軽藩二代目の津軽信枚(のぶひら)がこの地に城を築こうとしたところ土偶や土器が出土し、発見された遺跡です。案内所があるほか、周辺の大溜池の畔に亀ヶ岡考古資料室があります(入館料:一般200円、高校・大学生100円、小中学生50円)。


十和田市(とわだし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

青森県十和田市 感動・創造都市 ~人が輝き自然が輝きまちの個性が輝く理想郷~ 人口59,201人

十和田湖と湖畔にある高村光太郎作のブロンズ像「乙女の像」が描かれています。市制施行10周年記念として2015年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカーを対象に交付されています(下一桁「4」「9」と下二桁「42」は欠番)。

十和田市は青森県の中央から東寄りにある市です(南部地方、上北地域)。2005年に旧十和田市と十和田湖町が新設合併して現在の市域としています。県内4位の人口を有し、上北地域の中心都市となっています。古くは三本木原と呼ばれる不毛の原野で、江戸時代末期に新渡戸傳(にとべつとう、新渡戸稲造の祖父)によって開拓され、その後の明治時代に渋沢農場が拓かれました。現在の十和田市は十和田湖、奥入瀬渓流といった景勝地で知られ、市域西側は十和田八幡平国立公園となっています。主要な産業は農業で、豚・肉用牛の畜産が産出額の多くを占めます。また、にんにくは日本一の生産量を誇っています。近年は「アートによる街づくり」を掲げ、街全体を美術館に見立てて数々のアート作品が展示されています。中心市街の稲生町には東北有数のアーケードを誇る商店街がありますが、店舗数の減少が続いています。

十和田市現代美術館は十和田市西二番町にある現代美術を専門とする美術館です。2008年に開館したもので、国内外で活躍するアーティスト33組による38の常設展示があります(草間彌生、オノ・ヨーコ、ロン・ミュエクなど)。「arts Towada計画」を掲げる市のシンボルでもあり、当地のアートを通じたまちづくりに影響を与えています。野外展示として美術館前にアート広場があり、商店街や官庁通り(当地のシンボルロード、桜の名所)にも作品があります。

十和田湖は十和田市と秋田県小坂町に跨る湖です。約20万年前に始まった火山活動によってできたカルデラ湖で、最深部は326.8mと日本の湖では第3位になります。西側一帯(秋田県内)は日本で唯一湖を登録したみなとオアシスで、ホテルやペンションがある観光拠点、東岸には十和田湖から流れ出る奥入瀬川の渓谷があります。また、南岸の湖に突き出たところに十和田神社(スサノオ、ヤマトタケルを祀る。廃仏毀釈運動まで十湾寺として熊野修験の巡礼地であった)があります。

道の駅 とわだ(愛称:とわだぴあ)は、十和田市伝法にある国道4号十和田バイパスの中~大規模の道の駅です。センターハウス(特産品PRコーナー、レストラン・軽食)、場外馬券売場、匠工房(南部裂織や農産物加工体験、ジェラート屋)、多目的広場で構成されています。産直は黒にんにくやダチョウの刺し身が人気のようです。

道の駅 奥入瀬(=おいらせ、奥入瀬ろまんパーク)は、十和田市奥瀬にある国道102号の大規模の道の駅です。物産館、親水公園、野外ステージ、地ビール工場&レストラン、あら、りんご。ファクトリー(りんごを使ったスイーツ、カフェ)、観光案内所などで構成され、敷地内に売店やキッチンカーが出ています。国道102号沿いに奥入瀬川を遡っていくと、奥入瀬渓流温泉(旧十和田湖温泉郷)に出ます。

十和田市馬事公苑駒っこランドは十和田市深持にある公園・「馬のテーマパーク」です。乗馬体験や馬とふれあえる駒っこ牧場、称徳館(馬の文化資料館)、交流館(軽食有り)、展望台、ローラーすべり台で構成されています。称徳館と乗馬・引き馬体験は有料がですが、入園は無料です。

手づくり村鯉艸郷(りそうきょう)は十和田市深持にある公園・フラワーガーデンです。花しょうぶ園を中心とした施設で、芍薬・アジサイ・ルピナス・山野草などの花、水車小屋や鯉のいる池を遊歩道で繋いでいます。そば打ちやピザ焼き体験、ジュンサイの摘み取り体験など各種体験を行っています。また同園のシンボル「鯉艸亭」は茅葺きの古民家を移築・復元したもので、中でそばやわっぱとりめしが食べられます。


弘前市(ひろさきし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

青森県弘前市 お城と、さくらと、りんごのまち 人口164,076人

弘前公園の桜とマスコットキャラクター「たか丸くん」が描かれています。合併10周年記念として、2015年からミニバイク50cc以下800枚、90cc以下100枚、125cc以下100枚の計1,000枚が交付されました(下一桁「4」「9」、下二桁「42」は欠番)。

弘前市は青森県の西部にある市です。県内では人口3位を誇る市で、津軽地方の中心都市となっています。2006年に旧弘前市・中津軽郡岩木町・相馬村が新設合併し、現在の市域としています。北西部には岩木山とこれに連なる山田野台地、南部には白神山地と大鰐山地があり、おおむね平川と岩木川に挟まれた三角形の低地に市街を成しています。江戸時代初期に築かれた弘前城の城下町として発達した地域です。全国一のりんごの生産地(全国シェアの2割程度)、または弘前ねぷたまつり(重要無形民俗文化財、弘前四代まつりの一つ)で知られています。産業は医療・福祉>卸売・小売>農業・林業の順で就業者が多く、観光業も盛んですが、全体的な人口減に伴い、主要な産業でも事業所・従事者数の減少がみられます。

弘前城(鷹岡城、高岡城)は弘前市下白銀町にある史跡で、弘前駅(JR・弘南鉄道)から北西の方角にあります。1611年に津軽為信・信枚によって築城されたもので、明治維新で廃城となるまで津軽氏の居城、また津軽地方の政治経済の中心でした。6つの郭から構成された梯郭式平山城であり、築城当時のものとは異なりますが、現存天守12城の一つとされます。周辺は弘前公園として整備され、桜2,600本の花見の名所とされるほか市立博物館、弘前城植物園があります。また、近隣にいくつかの武家屋敷が残っています。

津軽藩ねぷた村は、弘前城の北東側にある弘前ねぷたをテーマにした観光施設です。ねぷたの常設展示館、津軽三味線の生演奏を聞くことのできる「山絃堂」や、金魚ねぷたや津軽焼の絵付けなどを体験することができる「津軽蔵工房たくみ」、売店やJAの直売所があります。また、「揚亀園(ようきえん)」という国の登録記念物に指定されている日本庭園があります。

弘前市りんご公園は弘前市清水富田にある公園です。約9.7haの敷地に80種2,300本ほどのりんごが植えられていて、8月上旬~11月上旬はりんごの収穫体験ができます。園内には展望台のほか、弘前シードル工房kimoriや旧小山内家住宅、物産館、カフェ、遊具などがあります。

藤田記念庭園は弘前城の南西側にある日本庭園です(面積2.18ha)。日本商工会議所会頭も努めた実業家・政治家 藤田謙一が、1919年に東京から庭師を招き別邸として造らせたもので、国の登録有形文化財になっています。建築物の見学も可能で、2階建ての洋館は「大正浪漫喫茶室」というカフェ、倉庫は市内の出土品を集めた考古館になっています。

道の駅 ひろさき(愛称:サンフェスタいしかわ)は国道7号沿い小規模の道の駅です。1995年にJA津軽石川(現:JA津軽みらい)の直売所として開設されたもので、東北自動車道大鰐弘前ICからも近くにあります。りんごとその加工品、とうふかまぼこ「すいもの」、寄せ豆腐、大鰐温泉もやしなどが人気のようです。近くの平川市側に「天然温泉 花の湯」という入浴施設があります。


三沢市(みさわし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

青森県三沢市 人とまちみんなで創る国際文化都市 人口38,138人

太平洋無着陸横断飛行に成功した「ミス・ビードル号」と太平洋の航路が描かれています。2011年から50cc以下のミニバイクを対象に交付されています。

三沢市は青森県東部の上北地域にある市です。東は太平洋、西を小川原湖(=おがわらこ。水産資源が多いことから「宝沼」とも)に挟まれた南北に長い市域を有しています。小川原湖の南東側に在日米軍および航空自衛隊三沢基地があり、1万人ほどのアメリカ人が住んでいるので人口の20%ほどがアメリカ人という計算になります。主要な産業は商業で、基地に大きく依存しています。ごぼうや長芋、三沢漁港で水揚げされるイカやホッキ貝などを特産品としています。

小川原湖は青森県上北郡東北町にある汽水湖で、東側の湖畔が三沢市との境界になっています。青森県最大の湖で、全国では11番目の広さです。東岸の三沢市側に三沢市民の森(公園)があります。同公園は129haの広大なもので、陸上競技場やテニスコートなど運動施設のほか、寺山修司記念館、歴史民俗資料館、温泉浴場、宿泊施設、キャンプ場を備えています。

青森県立三沢航空科学館は三沢市北山の大空ひろばにある博物館です。2003年に開館したもので、館内は航空・宇宙・科学のテーマに分かれています。航空ゾーンには日本エアコミューターで使用されていたYS-11やミス・ビードル号のレプリカ、ホンダジェットなどの展示があります。また、屋外の大空ひろばには米軍や自衛隊から借り受けているF-16やT-2「ブルーインパルス仕様」が展示されています。

古牧温泉(こまきおんせん)は、三沢市と六戸町にまたがる22万坪の敷地を有する温泉です(アルカリ性単純泉)。2004年に経営破綻をし、現在では「星野リゾート青森屋」という名称になっています。古牧温泉渋沢公園という広大な公園が付属していて、古民家や足湯などがあります(旧渋沢邸はもともとあった東京都江東区に移築された)。その他、市内には10箇所ほど温泉の入浴施設があります(全体に平均的な銭湯より施設が良く、安価)。

道の駅 みさわ(くれ馬ぱ~く)は、三沢市谷地頭の県道170号沿いの中規模の道の駅です(斗南藩記念観光村内)。レストランや土産屋など通常の施設のほか、ゴーカート場・パークゴルフ場・馬のいる牧場、先人記念館などが併設されています。日米合作のご当地バーガー「エアフォースバーガー」やしじみラーメンなどが食べられます(バーガーは自分で挟むタイプ)。


おいらせ町(おいらせちょう)

おいらせ町ホームページより

青森県上北郡おいらせ町 奥入瀬川の恵みと笑顔あふれるまち 奥入瀬の清流にはぐくまれた田園定住都市 人口24,288人

山と川を背景に、鮭に乗ったイメージキャラクター「おいらくん」が描かれています(カラー版)。2017年から50cc以下のミニバイクを対象に交付されています。

https://youtu.be/NT1mWT2daNA

おいらせ町は青森県東部の南部地域(上北・三八の両地域に含まれる)にある町です。2006年に上北郡下田町・百石町(ももいしまち)が合併したもので、もともと六戸町を含んで「おいらせ市」とする予定でしたが、同町が離脱したため「おいらせ町」として発足しています。秋田県と青森県にまたがる十和田湖を源流とする奥入瀬川(おいらせがわ)が太平洋に注ぐあたりで、町域は西側の丘陵地から東の太平洋まで緩やかに傾斜しています。山林は少なく、耕地が多いのが特徴で、米や野菜などを生産する農業や漁業、製造業、商業などがバランスよく行われています。大根や人参、おっぱいいちご・メロン、鮭、地酒などを特産品としています。

日本一の自由の女神像はおいらせ町いちょう公園内にある像です。アメリカ合衆国ニューヨークと百石町(当時)が同じ緯度40度40分にあることにちなみ、1990年に本家の1/4サイズで造られたFRP製の像です。当地のシンボル的存在で愛称を「ももちゃん」というようです。夜間はライトアップされています。

観光農園アグリの里おいらせはおいらせ町向山東にある観光農園です。観光いちご園、温泉熱を利用した熱帯果樹園、工房あぐりの里、天然温泉の足湯、売店やレストランなどがあるほか、ヤギやうさぎ、ポニーなどの動物が飼育されています。熱帯果樹の栽培では本州最北の施設です。また、南西側400mくらいのところにカワヨグリーン牧場という観光牧場(羊の餌やりができる。レストランや軽食など併設。キャンプ・バーベキュー施設あり)があります。

大山将棋記念館はおいらせ町下前田にある博物館です。戦後の将棋界をリードし、史上最年少名人、永世名人(十五世名人)、また将棋界では初の文化功労者に選ばれた大山康晴の記念館で、旧百石町は同氏から「第二の故郷」と呼ばれるほどの深い交流があったようです(出生地ではない)。内部は将棋ラウンジや資料展示、兄弟子升田幸三との対決を再現した「高野山の決戦」シアターがあります。隣接するみなくる館で毎年8月においらせ全国将棋祭りが開かれています。また、北側に根岸の大いちょうという県の天然記念物があります(樹齢1100年以上)。

スズキ理容(ガンダムカット、ヘアーサロンスズキ)はおいらせ町一川目の国道338号沿いにある理容室です。通常は観光で訪れるような場所ではないですが、店主が作ったガンダムやエヴァンゲリオンなどのロボットの模型(高さ3m~6mほど、プラモからおこした精巧な作り)が並んでおり、当地のB級観光スポットになっています。


西目屋村(にしめやむら)

西目屋村ホームページより

青森県中津軽郡西目屋村 世界遺産と水源の里 人口1,203人

「世界遺産と水源の里」の文字、白神山地と津軽ダムが描かれています(カラー版)。2017年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

西目屋村は青森県南西部津軽地方(中南地域)にある村です。中津軽郡に属していて、現在では同郡の唯一の自治体です(1群1村)。弘前市と境を接する以外は周囲を1000m級の山々で囲まれており、村域の93%が森林(そのうち91%が国有林)となっています。津軽穀倉地帯を流れる岩木川の水源、また青森県と秋田県にまたがる白神山地(ユネスコ世界遺産)で知られる地域です。米とりんごを主とする農業、林業、建設業が盛んで、観光客向けのサービス業や宿泊業も行われています。りんご、山菜やきのこ、はちみつ、そばなどを特産品としています。

道の駅 津軽白神は、県道28号岩崎西目屋弘前線(白神ライン)沿いにある小規模の道の駅です。物産センター「ビーチにしめや」と津軽白神インフォメーションセンター、カフェやレストラン、アウトドア用品店、食品加工の工房(そば打ち体験可)などがはいっています。コーヒーの販売を行う白神焙煎舎に焙煎工場があり、淹れ方や焙煎の体験も行っています。

乳穂ヶ滝(におがたき)は西目屋村田代にある滝です。高さ33mの滝であり、滝の裏側の自然洞窟には不動尊が祀られています。寒さの厳しい年には結氷することがあり、毎年2月に乳穂ヶ滝氷祭りとして結氷した滝の太さや形状で米の豊凶を占ったり、火渡り神事などが行われています。

白神山地ビジターセンターは前述道の駅 津軽白神周辺にある施設で、白神山地の生態系やブナ林と人間の生活との関わりなどを紹介、トレッキングコースの案内などをしています(入館・駐車無料)。有料ですがシアターがあり、約33分の迫力ある映像で白神山地の見どころや、四季折々の姿などを上映しています(大人200円、中学生以下100円)。周辺にブナの里白神館という温泉宿があり、日帰り入浴も行っています。

暗門滝(あんもんのたき)は西目屋村川原平(かわらたい)にある滝です。高さ42mの第一の滝、37mの第二の滝、26mの第三の滝の3つの滝で構成されています(第一の滝はガイド同行時のみ通行可、ヘルメット着用)。アクアグリーンビレッジANMONという観光宿泊施設が観光拠点となっています(キャンプサイト・人工温泉の入浴施設有り)。

津軽ダムは岩木川上流にある高さ97.2mの重力式コンクリートダムです。同河川の治水・及び流域の灌漑、水道供給と水力発電を目的として2017年に造られたものです。ダムによって形成される湖は「津軽白神湖」(旧美山湖)と新たに命名され、1960年に造られた目屋ダムは湖内に水没しています。湖面を観光用の水陸両用バスが走り(大人2500円とお高い)、平日のみですがダム堤体内の見学もできます。


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