香川県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

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坂出市(さかいでし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

香川県坂出市 瀬戸内の交流拠点 活力とふれあいの坂出 人口48,938人

瀬戸内海と瀬戸大橋、おにぎり山とため池、カモメが描かれており、その風景を灯台からPRキャラクターの「さかいでまろ」が眺めるといったデザインです。2016年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

坂出市は香川県の中部にある市です。市域北側が干拓地、南側が丘陵地で塩飽諸島(しわくしょとう)の与島、櫃石島などが含まれます。市域は北側が干拓によって埋め立てられた低地、南側が丘陵地帯となっています。かつて塩の製造とその塩を運ぶための積み出し港として栄えた地域で、塩田は無くなったものの、現在でも塩の名産地であり続けています。また、瀬戸大橋の四国側の玄関口にあたる交通の要衝であるため製造業が盛んであり、石炭・石油製品の加工など四国内第3位の製造品出荷額を誇っています。三金時(みかん・さつまいも・人参)や和菓子「かまど」などを特産としています。

瀬戸大橋記念公園は、坂出市番の州緑町にある県営の公園です。1988年に瀬戸大橋の完成を記念して開催された瀬戸大橋架橋記念博覧会の会場跡地を整備したもので、面積は10.3haあります。道の駅 瀬戸大橋記念公園と瀬戸大橋の架橋工事・技術を紹介した瀬戸大橋記念館、展望館などがはいっています。また、東山魁夷せとうち美術館が隣接しています。

白峯寺(しろみねじ)は坂出市の五色台の中腹にある真言宗御室派の寺院です。四国八十八ヶ所の霊場のうち81番札所となっています。おもに紅葉やイチョウといった紅葉の名所とされるほか、四国では唯一の御陵である白峯陵(崇徳天皇の墓所)が隣接しています。

坂出市塩業資料館は坂出市大谷富町にある博物館/・資料館です。このあたりはかつて「十州塩田」といわれた塩の産地の一つで、江戸時代には全国の塩の1/3程度を生産していたといいます。坂出の塩作りの製法(久米栄左衛門という高松藩の藩士が塩作りを主導したため、「久米式塩田」という)・歴史的文献・道具などを保存、展示しています。

香風園(こうふうえん)はJR予讃線坂出駅から徒歩5分くらいのところにある庭園です。もともとは坂出市出身の実業家 鎌田勝太郎の別邸(敷地面積5.7ha)に作庭されたもので、池泉回遊式の日本庭園と芝生広場を中心とした洋風庭園の両方が楽しめます(入場無料)。


綾川町(あやがわちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

香川県綾歌郡綾川町 いきいきと 笑顔あふれる 定住のまち あやがわ 人口22,077人

右側に讃岐うどん、プレート下部に川と堤山、滝宮天満宮の梅などが描かれています。また、自治体名の下に「豊かな自然がいきづく讃岐うどん発祥のまち」と文字が入っています。合併10周年記念として2016年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

綾川町は香川県中央部にある町で、綾歌郡に属しています。2006年に綾上町と綾南町が合併して発足した自治体で、町域南部に標高800mほどの讃岐山脈を臨み、北部はおおむね丘陵地です。また、自治体名の由来でもある綾川が町域中央部を東西に貫流しています。ため池や田んぼなど田園風景が広がるのどかな地域で、琴平町と並び「讃岐うどん」の発祥地であるとされています。また、香川県の県庁所在地である高松市に隣接しており、高松空港の一部が町域東部に入っています。讃岐うどん・地酒・いちご・柿などを特産品としています。

滝宮天満宮(たきのみやてんまんぐう)は綾川町滝宮にある神社です。もともと讃岐国国司の官舎が置かれていたとされる場所にあり、かつて讃岐守として当地に赴任していた頃の菅原道真が住んでいたようです。滝宮の念仏踊(重要無形民俗文化財)やうそかえ祭(木でできた鳥の人形を交換し合う神事で、全国の天満社で行われている。県内では唯一)で知られる神社で、この神事と同時期にうどんの献麺式が行われています。また、同神社は梅や桜の名所ともされており、西側の綾川対岸に滝宮公園や道の駅 滝宮があります。

高山航空公園は綾川町東分乙の高松空港から西4kmぐらいの所にある公園です。高松空港の開港を記念して整備されたもので、航空自衛隊の練習機「T-2超音速高等練習機」とセスナ170B、ヘリコプターが展示されています。園内には高山航空神社もあり、もち麦うどんや地場産品の販売を行うパークセンターもありますが、山の上にあるため周辺の道はかなり細いです。

高鉢山風穴は綾川町西分にある風穴(風の流れが生じる洞窟)です。もともと大正時代のはじめに蚕の卵やウド・みかん・豆などの種子を保存するために造られたものだそうで、山梨県河口湖町の富岳風穴、山口県美祢市の秋芳洞・風穴と並んで日本三大風穴に入っていたりします。


まんのう町(まんのうちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

香川県仲多度郡まんのう町 元気まんまん まんのう町 ~改革と協働、輝きのまち~ 人口17,466人

まんのう町出身の漫画家 寺嶋裕二氏が描く漫画/アニメ「ダイヤのA」のキャラクターのイラストが入っています。また、自治体名上に「manno town」の文字が入っています。合併10周年記念として製作されたもので、ミニバイク50cc以下500枚、50~90cc以下10枚、90~125cc以下100枚、小型特殊200枚、ミニカー用20枚が交付されています(下一桁4,9は欠番)。

まんのう町は香川県南部にある町で、仲多度郡に属しています。2006年に満濃町・琴南町・仲南町が合併して新たにまんのう町となっています。ため池が多い香川県のなかでも特に多い地域で、約900のため池が存在しています。特に自治体名の由来でもある日本最大のため池、満濃池が有名で周辺が国営公園・県営公園になっています。土地柄農業が盛んでひまわり、カリン、梅、牛肉などを特産品としており、製造業もひまわりオイルや石鹸など特産品に由来するものが多いです。

国営讃岐まんのう公園はまんのう町吉野にある公園です(四国唯一の国営公園)。国の名勝のほかダム湖百選・ため池百選などに指定されている満濃池の東側にあります。展望台・広場・サイクリングコース・バーベキュー場などで構成される大規模な施設で、350haの面積を誇ります。また、園内にカフェ、レストラン、売店とともに体験学習館などの施設を有しています。満濃池には龍神が住むという伝説があり、園内の「昇竜の滝」が四国八十八景の一つとなっています。

道の駅 ことなみはまんのう町川東にある国道438号の中規模の道の駅です。レストランや売店のほか「エピアみかど」という温泉入浴施設があります。この美霞洞温泉(みかどおんせん)は1000年以上前からいで湯として知られており、平家の落人が傷を癒やしたという伝説が残っています。平賀源内が火傷の妙薬として江戸の薬品会に出品したということから平賀源内絶賛の湯として知られています。また、道の駅周辺が美霞洞渓谷となっています。

道の駅 空の夢もみの木パークはまんのう町追上にある国道32号の小規模の道の駅です。道の駅としてはかなり小規模のもので、食堂と特産品と土産物の販売コーナーで構成されています。樅ノ木峠は「日本の航空機/航空工学の父」とされる二宮忠八ゆかりの地であるため、隣接地に二宮忠八飛行館があります。


直島町(なおしまちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

香川県香川郡直島町 瀬戸内海から世界へ 自然と文化と環境の島 明日を拓く直島町 人口3,010人

下部に海の波をイメージした水色の波型、町花のヤマツツジと直島町を構成する27の島々が描かれています。2017年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

名島町は香川県北部の直島諸島の島々で構成される町で、香川郡(直島町一町のみ)に属しています。瀬戸内海に浮かぶ27の島々で構成されており、中心島の直島を含む4島が有人、残りは無人島です。戦前に三菱の銅の精錬所を受け入れたことで県内では裕福な自治体になった一方で、亜硫酸ガスの煙害によって多くの木々が無くなってしまいました。現在は植樹によって緑が戻り、近年はベネッセコーポレーションの進出によって観光産業が発達し、白砂青松の観光地や現代アートの聖地として知られています。漁業や観光、金属製連を主要な産業としており、塩・海苔・金箔入りの焼酎などを特産品としているほか、トラウトサーモンが「讃岐サーモン」として養殖されています。

地中美術館は直島の南側にあるオンライン予約制の美術館です。ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレル、クロード・モネの作品を展示するもので、建築と展示空間が一体化しているところが特徴です。また、このあたりはベネッセアートサイト直島というプロジェクトが行われている地域で、李禹煥美術館(リ・ウーファン美術館)やヴァレーギャラリーといった美術館やベネッセハウス(ホテル)、屋外展示作品などが多く見られます。また、直島東部の直島港周辺では「家プロジェクト」という古民家を改装し、作品化した展示が見られます。

海の駅 なおしまは直島の西部沿岸にある施設です。直島の玄関口の宮浦港のフェリーターミナルにあたり、岡山県玉野市の宇野港や高松港などからフェリーでこちらに来ることができます。敷地の殆どを大きな屋根で覆いガラス壁で支える斬新な構造で、朝市による海産物の販売やカフェ、お土産コーナーがあります。また、近くに「I♡湯」という銭湯があり「アートの湯」として知られています。

直島女文楽(県の無形文化財)は女性によって行われる人形浄瑠璃です。江戸時代に淡路島から文楽の一座を招いて興行を行ったことに端を発し、当地では文楽が盛んに行われるようになりました。その後の明治期・大正・昭和前期と途絶えていましたが、戦後の昭和23年に女性3人によって復興し、以来女性のみの上演が行われており全国的にも珍しい文化といえます。


琴平町(ことひらちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

香川県仲多度郡琴平町 門前町の風情漂う古のまち 心のまち・琴平町 人口7,974人

左側に桜と旧金毘羅大芝居(金丸座)、右下にPRキャラクターの「こんぴーくん」が描かれています。2018年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

琴平町は香川県西部にある町で、仲多度郡(なかたどぐん)に属しています。「こんぴらさん」の総本山であり、香川県有数の観光名所でもある金刀比羅宮(ことひらぐう)という神社があり、同神社の門前町(鳥居前町)として発達してきた地域で、県内では面積が宇多津町と並ぶ小さな町です。現在でも観光業が主要な産業で、金刀比羅宮の表参道から中心市街にかけて様々な商店やホテル、飲食店などがみられます。また、にんにくの一大産地としても知られており、醤油やふりかけなどに加工して特産品としています。当地はうどん屋の発祥地とされており大変有名ですが、昨今は特産のにんにくを使ったラーメン店なども出ています。

金刀比羅宮は琴平町の西部、象頭山(ぞうずさん)の山裾にある単立神社です。もともと真言宗の象頭山松尾寺の堂宇の一つとして金毘羅権現(明治の神仏分離以降はオオモノヌシが主祭神となっている)を祀ったもので、特に江戸時代の中期ごろに隆盛を極めた神仏習合の信仰です。もともとヒンズー教の川神「クンビーラ」に由来することでもあり水上交通の神様として親しまれています。また、1,368段と非常に長い石段を有しており毎年「こんぴら石段マラソン」が行われています。

旧金毘羅大芝居(金丸座、国の重要文化財)は前述金比羅宮の麓にある現存する日本最古の芝居小屋です。1835年に建造されたもので、「小屋」といっても客席数730の規模を誇る大掛かりなものです。現在でも改修・補修を重ねて年に一回「こんぴら歌舞伎」の上演が行われているほか、内部は見学できます(見学料:大人500円、中高生:300円、小学生200円)。

金陵の郷は金刀比羅宮の表参道にある酒蔵です。江戸時代から金刀比羅宮の御神酒として知られる「金陵」を製造している場所で、試飲ができるほか酒造庫を利用した酒造りに関する資料館を併設しています。

琴平海洋博物館は金刀比羅宮の表参道の脇、前述旧金毘羅大芝居の北側200mほどのところにある博物館です。水族館ではなく、江戸時代の高松藩の船やラジコンボートといった船舶がテーマの博物館になっています。また、同館の前に日本初のオールアルミ合金製の船舶「あらかぜ」(海上保安庁で使用されていた港内艇)が展示されています。


三木町(みきちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

香川県木田郡三木町 人と自然にやさしいまち・三木 人口26,331人

讃岐七富士の白山・嶽山(だけやま)を背景に、PRキャラクターのミッキーくん(右下)が描かれています。また、PRキャラクターのイラストの下に「獅子たちの里」の文字が入っています。2013年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

三木町は香川県東部にある町で、木田郡に属しています(現在は実質木田郡=三木町)。西側で高松市と接する南北に細長い町で、「三木」という地名は全国各地にあるため「讃岐三木」などと呼ばれています。中心市街は高松市のベッドタウンとして開発が進んでおり、同時に香川大学農学部・医学部の学生街でもあります。高松市から切れ目なく市街が続いているため、商業もよく発達していますが、郊外の山間部では農業が行われておりいちごやアスパラガス、桶や椅子といった木製品などを特産品としています。獅子舞文化が根づいており、特に「大獅子」と呼ばれる全長10mを超えるような獅子が保存されています。

獅子たちの里 三木町まんで願。は当地で10月末に行われているイベントです。「まんでがん」は「全部」といった意味で、その名の通り町内の獅子が一斉に集うものです。上で紹介した通り、通常の獅子とはまた異なる巨大な獅子が登場することで知られるほか、当日は物販や花火などが同時に行われてお祭りムードを盛り上げています。

太古の森は三木町上高岡にある山大寺池周辺の公園です。当地出身の植物学者 三木茂を記念するもので、メタセコイアが植樹されています。このメタセコイアという木は「生きている化石」と呼ばれる生物の一つで、氏が和歌山県の植物遺体(化石の一種)から発見し、1941年に命名しました。当時は絶滅したと考えられていましたが、その後中国湖北省に自生している木が同種であることがわかり、現在並木などで見られるようになったのです。いくつかの丘が散策路で繋がれており、各所に恐竜の形の遊具があります。

虹の滝(こうのたき)は三木町小蓑にある滝です。讃岐百景の一つとして数えられるもので、雄滝・雌滝からなっており、上方の雄滝は落差11m、幅5m、雌滝は落差8m、幅6mあります。周辺に散策路やキャンプ場があり、紅葉の名所とされています。


三豊市(みとよし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

香川県三豊市 “豊かさを”みんなで育む市民力都市・三豊 人口59,228人

瀬戸内海に沈む夕日と市花のマーガレット、五重塔(本山寺)が描かれています。2015年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

三豊市は香川県西部にある市です。2006年に 三豊郡仁尾町、高瀬町、豊中町、山本町、財田町、詫間町、三野町の7町が合併して発足した市で、高松市と丸亀市に続いて香川県第3位の規模を誇ります。主な産業は農業でマーガレットの生産量が日本一、そのほかぶどう・桃・みかん、茶(高瀬茶。県内算出の8割ほどを占める)などが生産されています。一方で詫間港周辺では臨海工業地域を形成し、浦島太郎の伝説が残る紫雲出山(しうでやま)や四国八十八霊場の大興寺・本山寺・弥谷寺を有しており観光資源も豊富です。とはいえ人口減少が顕著であり、2021年に7町のうち3町が過疎地域に指定されています。瀬戸内海に浮かぶ志々島や粟島をはじめ8島を有しています。

道の駅 たからだの里 さいたは三豊市財田町財田上(さいたちょうさいたかみ)にある県道5号の中規模の道の駅です。物産館、宿泊・入浴施設、レストラン、パークゴルフ場のほかふるさと伝承館で構成されており、県道沿いの道の駅としては施設が充実しています。特に温泉入浴施設の「環の湯」は、鉄分を含む黄金の湯と無色の炭酸水素ナトリウム泉の2つが楽しめ、循環式ながら高い評価をうけています。

父母ヶ浜(ちちぶがはま)は三豊市仁尾町にある約1kmほどの海岸です。古くから海水浴場として知られる砂浜で、四国八十八景に「父母ヶ浜の夕日」として選定されています。近年は水面が鏡面上に見えるリフレクションの写真が撮影できるとして話題になり、いわゆる「日本国内のウユニ塩湖」の一つとなっています。

道の駅 ふれあいパークみのは三豊市三野町大見にある県道48号の大規模の道の駅です。レストランと物販コーナーのほか宿泊施設、天然温泉「大師の湯」、屋内プール、公園などで構成されています。こちらの道の駅は県道を挟んで向かい側が弥谷寺(いやだにじ、四国八十八霊場71番札所)となっています。

フラワーパーク浦島は三豊市詫間町積にある海辺の花畑です。広大な農地にマーガレットやポピーなどが植えられており、当地の花の名所になっています。このあたりは瀬戸内海に突き出た荘内半島になりますが、一帯が浦島太郎の出生地や伝説の地であるとされており、「紫雲出山(玉手箱から煙が出たことから)」、「箱浦」といった伝説にちなむ地名や浦島太郎の墓とされる墓などが残っています。


宇多津町(うたづちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

香川県綾歌郡宇多津町 調和がつなぐ、夢創造のまち うたづ 人口18,668人

宇多津ならびに宇多津ウミホタルのPRキャラクター「うーみん」の形をしたプレートで、自治体名左にもイラストで描かれています。2011年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(下一桁4,9及び下二桁42は欠番)。

宇多津町は香川県北西部にある町で、綾歌郡に属しています。この地域は古代から港町として瀬戸内海の流通を担い、裕福であったため鎌倉時代には多数の寺院が建立されたといいます。現在の宇多津町は坂出市と丸亀市に挟まれた格好で、県内で最も小さい自治体です。近年人口増加が続いたため県内では最も活気がある地域ですが、現在は伸びておらず今後減少傾向に転ずると考えられています。瀬戸大橋のたもとに番の州工業地帯を有しおおむね製造業を主要な産業とする一方で、人口密度が高いため商業も盛んに行われています。

宇多津臨海公園は宇多津町浜一番丁にある都市公園です。塩田跡地を利用したもので、面積3.6haの瀬戸大橋を望む臨海部の公園となっています。園内に道の駅 恋人の聖地うたづ臨海公園四国水族館、「うたづ海ホタル」という塩作りの産業資料館、カフェなどの複合施設を有しており、同時に宇多津港のみなとオアシスでもあります。また、公園周辺に高さ158mのゴールドタワーという各種遊具の集積場(プレイパーク・ボウリング場)があり、瀬戸内海を広く見渡す展望デッキを有して当地のシンボル的存在となっています。

郷照寺は宇多津町山下にある時宗・真言宗の寺院です。四国八十八霊場の78番札所であり、住宅街の狭い道を超えたところにあります。725年に創建されたとされる古刹であり、空海が同寺の伽藍を整備したことから「厄除けうたづ大師」と呼ばれて親しまれています。周辺は「古街(こまち)」と呼ばれるエリアで、重伝建ではないですが三角屋根の洋館や遷座1200年とされる宇夫階神社(うぶしなじんじゃ)など古い建物がよく残っています。


小豆島町(しょうどしまちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

香川県小豆郡小豆島町 煌(きらめ)く海、瞳輝く、実りのまち しょうどしま 人口13,064人

瀬戸内海に浮かぶ島とオリーブが描かれています。また、プレートの下部は波型になっており「shodoshima」と文字が入っています。2011年にミニバイク50cc以下を対象に交付され、翌年からミニバイク90cc以下・125cc以下・小型特殊・ミニカーの4種が追加で交付されました。

小豆島町は瀬戸内海に浮かぶ小豆島の南東側にある町で、小豆郡(しょうずぐん)に属しています。小豆島は国内19番目の広さを有する島で、およそ2万5千人が暮らしています。小豆島町はそのうち南東側、島全体の人口の半数を占める町で、「日本でのオリーブ栽培の発祥地」ないし映画「二十四の瞳」のロケ地として知られています(最近だと映画版の「魔女の宅急便」のロケ地)。主な産業は製造業であり、醤油やオリーブ製品、そうめんなど食品の加工が主として行われています。また一方で、瀬戸内海を望む風光明媚な観光地として知られており、3年毎に行われる瀬戸内国際芸術祭の開催地の一つでもあるため、宿泊や飲食業など観光業も行われています。

小豆島オリーブ公園は小豆島地西村にあるオリーブとハーブをテーマにした公園です。ギリシア風車やオリーブに関する資料館、ホテルと温泉入浴施設などが園内にあり、道の駅 小豆島オリーブ公園とオリーブ園が併設されています。

寒霞渓(かんかけい)は小豆島町神懸通(かんかけどおり)にある渓谷です(国の指定名勝)。小豆島の最高峰星ヶ城山と美しの原の間、東西7km南北4kmにもなる大きな渓谷で、「日本三大渓谷美」の一つです。ロープウェイで展望台まで登ることができ、このロープウェイは日本で唯一空と海と渓谷美が同時に見られるものです。

マルキン醤油記念館は小豆島町苗羽にある施設です。当地はマルキン醤油の発祥地・本拠地であり、マルキンの「キン」は香川県琴平町の金毘羅宮にちなみます。大正時代の初期に建てられた工場の一つ(国の有形文化財)を資料館として開放しており、醤油づくりの道具や圧搾の様子を工場見学することができます。また、土産屋やしょうゆ味のソフトクリームなどを売る売店を併設しています。

小豆島ふるさと村は小豆島町室生にある観光レクリエーション施設です。レンタサイクル・マリーナ・釣り桟橋・宿泊施設・プールなど運動施設・キャンプ場などで構成されており、滞在型の観光交流施設となっています。また、海の駅・道の駅 小豆島ふるさと村という小規模の道の駅を併設しています。


高松市(たかまつし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

香川県高松市 文化の風かおり 光りかがやく 瀬戸の都・高松 人口411,876人

高松市のランドマークである屋島と「瀬戸の都」の文字が描かれたナンバープレートです。地域振興・観光振興を目的に、2013年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されていましたが、現在はR2年より交付開始となった自動車・軽自動車用の図柄入プレートに役目を引きつぎ、交付終了となっています。

高松市は香川県中部にある市です。香川県の県庁所在地ならびに最大人口の都市であり、平成の大合併時期の2005-2006年に塩江町・香川町・香南町・庵治町・牟礼町・国分寺町などを編入し、現在は四国内では愛媛県松山市に次ぐ第2位の規模となっています。もともと港町として発展し、江戸時代に高松藩(高松松平家)の城下町として栄えた地域で、海や山によって都市展開が限定されるため、とくに市北部にある市街の人口密度が高いことが特徴的です。高松港と高松空港を有し、瀬戸内国際芸術祭(瀬戸内海の島々で行われる現代アートの祭典)が3年に一度行われるなど四国の海・空の玄関口でもあります。高度に都市化しており、第3次産業を主要な産業としていますが、香川漆器や保多織(ぼたおり)といった伝統工芸が残っており、また盆栽の産地としても知られています。

栗林公園(国の特別名勝)は高松市栗林町にある県立の都市公園です。江戸時代に造られたいわゆる大名庭園であり、面積16ha(紫雲出山を含むと76ha)を有します。三名園には入っておりませんが、文化財庭園としては国内最大規模のものであり、紫雲出山を借景に6つの池と13の築山を巧みに配置した庭は木石の雅趣に富むと評されています。当地最大の観光名所であり、園内の水路を和船で巡ることができます。

高松城(玉藻城とも)は高松市玉藻町にある史跡/日本の城です。現在見られる遺構(堀・石垣・一部建物)は江戸時代初期に主に松平頼重(水戸光圀の兄)によって築かれたもので、海水を濠に引き込んでいるため日本三大水城の一つに数えられています。周辺は市立玉藻公園として整備されており、天守台が復元されています。前述した通り、堀に海水を引き込んでいるため牡蠣や養殖の鯛などが生息しており、鯛のえさやりができるというちょっと変わった公園になっています。

四国村(四国村ミウゼアム)は高松市屋島中町にある野外博物館です。高松市や瀬戸内海の海上交通のランドマークである屋島(高松市北東に存在する広い台地)の東麓にある施設で、江戸時代から明治時代の古民家・橋・灯台・灯籠・伝統産業施設などの建築物を展示しています。野外博物館としてはかなり展示が多く、よく整備されていますが入園料もお高いです(大人1,600円、大学生1,000円、中高生600円)。また、施設周辺に徳川家康を祀った讃岐東照宮屋島神社があります。

高松盆栽の郷は高松市国分寺町国分にある施設です。国分寺・鬼無地区は盆栽屋60軒ほどが集う松盆栽の日本一の生産地(国内生産の8割ほどを占める)となっています。同施設は2020年にオープンしたもので、盆栽の展示販売のほか盆栽の手入れや苔玉づくりのワークショップを行うカルチャースクールを併設しています。


丸亀市(まるがめし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

香川県丸亀市 自然と歴史が調和し 人が輝く田園文化都市 ~協創でつながるまち 丸亀~ 人口108,069人

㊤丸亀城㊦丸亀うちわが描かれています。どちらも2012年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

丸亀市は香川県の中西部にある市です。県内では県庁所在地の高松市に次ぐ第2位の規模を誇るまちで、2005年に旧丸亀市・綾歌郡綾歌町・飯山町が合併し新丸亀市としており、丸亀平野北東部と塩飽諸島(しわくしょとう)の一部を市域としています。江戸時代に丸亀城の城下町また金比羅宮の参拝口として発展し、塩やうちわ作りが盛んに行われていたようです。戦後になると臨海部に電気機械や輸送機械などの工業地が発達し、県内4位の産出を誇る工業のまちになりましたが、近年は第3次産業の方が優勢になりつつあります。うちわ作りは現在も全国シェアの8割~9割ほどを占めますが、プラスチック製が主で伝統的な竹うちわを制作する工房はほとんど残っていません。

丸亀城(亀山城・蓬莱城とも)は丸亀市一番町にある史跡/日本の城です。4層の石垣を有し、合計の高さは60mと日本一の高さを誇ります(一層では大阪城が優る)。もともと室町時代に管領・細川頼之重臣の奈良元安が亀山に築いた砦をもとに1602年に生駒親正(織田信長の従兄弟にあたる)が築いたとされる城です。日本百名城、また現存十二天守の一つであり、石垣や堀のほかに大手門・御殿表門・長屋・番所などが現存しています。周辺は亀山公園として整備されており、丸亀市立資料館があります。

https://youtu.be/vhxaBjlq2hg

中津万象園・丸亀美術館は丸亀市中津町にある庭園と美術館です。万象園は1688年に時の丸亀藩主 京極高豊によって作庭された大名庭園で、面積は5haあります。京極氏の故郷である近江国の琵琶湖をかたどった八景池が設けられ、それぞれ名前のついた島々を橋で巡ることができるようにしたものです。またバルビゾン派の絵画、紀元前から13世紀の間の陶器などを展示する丸亀美術館が園内にあります。また、丸亀市港町にあった「うちわの港ミュージアム」が園内に移転・リニューアルしています。

ニューレオマワールドは丸亀市綾歌町にある遊園地です。かつて「レオマワールド」という名称でゴルフ場運営大手の日本ゴルフ振興によって運営されていましたが、2010年に無期限休園となったものを加ト吉、マルナカ、おもちゃ王国など複数の事業者が買い取って現在の名称になっています。中国・四国地方最大のテーマパークであり、全22種のアトラクションやパレード、花火などが行われています。


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徳島県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

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鳴門市(なるとし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

徳島県鳴門市 いきいき 未来に輝く 交流拠点都市 なると 人口54,315人

鳴門の渦潮を背景に徳島ヴォルティス(サッカーJリーグ)と徳島インディゴソックス(プロ野球四国アイランドリーグ)のキャラクターやロゴをあしらったデザインです。2019年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付開始、2022年に交付終了しました。ナンバーはSが先頭に付き、その後の数字1,2,3で種別(排気量50cc以下なら1、90cc以下は2、125cc以下なら3)を表します。

鳴門市は徳島県の北東部にある市です。名称通り鳴門海峡を望むまちで、神戸自動車道の四国側の玄関口にあたります。鳴門の渦潮が有名であり、鳴門公園の渦の道、大塚国際美術館や観光汽船などで観光地として知られる一方で、主要な産業は製造業であり大塚製薬の企業城下町でもあります。また、第1次産業も全国平均からみると就業者が多く、畑や樹園地などが随所にみられ、海からはブリ・鯛・タコなどが水揚げされています。第一次世界大戦期に置かれた坂東俘虜収容所があった地域であり、ドイツ帝国ならびにオーストリア=ハンガリー帝国将兵1,000人ほどを収容していた歴史があります。

鳴門海峡は鳴門市の大毛島孫崎と淡路島の門崎の間にある海峡です(国指定名勝)。世界三大潮流の一つとされる非常に潮の流れが速い海峡で、この潮流が形成する渦潮が全国的に知られています。神戸自動車道の淡路-鳴門間には大鳴門橋が架かっており、鳴門市側は鳴門公園という公園になっています。同公園は大鳴戸橋架橋記念館(エディ)、鳴門山展望台、エスカヒル・鳴門(展望台、建設当時日本最長のエスカレーターがある)、大塚国際美術館(陶板複製画を中心とした美術館)、渦の道(大鳴門橋の橋桁内にある遊歩道)、観潮船などが発着する亀浦港などで構成されています。

大麻比古神社(おおあさひこじんじゃ)は鳴門市大麻町板東にある神社です。阿波忌部氏の祖とされている大麻比古神を祀ったもので、阿波国・淡路国両国の総鎮守、現在は徳島県の総鎮守(阿波国一宮)とされるものです。境内は県立自然公園となっているほか、境内の裏手にドイツ人捕虜が建造したドイツ橋(日本百名橋・徳島88景)やめがね橋があります。

道の駅くるくるなるとは鳴門市大津町備前島にある国道11号の中~大規模の道の駅です。2022年4月に開駅したまだ新しい施設で、「(体験型)食のテーマパーク」というコンセプトのもと鳴門金時や鮮魚、わかめなどの地場産品が販売されています。

ドイツ館は鳴門市大麻町桧東山田(前述の大麻比古神社の南側)にある資料館です。板東俘虜収容所で過ごしたドイツ兵たちの活動の様子や、地域の人々との交流の様子を展示しています。当時はドイツ人捕虜を「ドイツさん」と呼び、スポーツや音楽など文化の交流があったようです。周辺には道の駅 第九の里や坂東俘虜収容所跡地、鳴門市賀川豊彦記念館(ドイツ館との共通券あり)などがあります。


石井町(いしいちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

徳島県名西郡石井町 太陽と緑の田園都市 人口24,973人

自治体名の左にPRキャラクターの「ふじっこちゃん」が描かれています。2012年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカーを対象に交付されています。

石井町は徳島県北東部の徳島市の西側にある町で、名西郡に属しています。おおむね吉野川が流れる平野部と丘陵地で構成されており、全面積のうち4割程度が耕地という農業が盛んなまちとなっています。町の中心部は徳島市のベッドタウンとして発展した経緯があり、フジグラン石井という大型のショッピングモールが出店しています。町花になっている地福寺の藤や藤まつりで知られる地域ですが、ほかにも社寺や古民家など歴史的建造物が多数残っています。土地柄、白菜やほうれん草など野菜や漬物などを特産品としているほか、「ふぢ餅」という紫芋を練り込んで藤の色合いを出した餅で柚子餡を包んだ餅が名物です。

地福寺は石井町石井にある真言宗大覚寺派の寺院です。JR四国石井駅から徒歩2~3分のところにある寺で、阿波六地蔵霊場の一つです。同寺には樹齢200年ほどの紫と白の藤が植わっており、毎年4月上旬~5月中旬に藤まつりが行われています。また、隣接する神山町の神光寺ののぼり藤も有名で、シーズンには当地と両方を巡る方が多いようです。

童学寺は石井町石井にある真言宗善通寺派の寺院です。飛鳥時代に行基によって創建されたとされる寺で、空海が7歳から15歳まで当寺で学び当地でいろは四十八文字を創作したと伝わっていることから童学寺というそうです。逍遙園(室町時代作庭の庭園。町指定名勝)や木像薬師如来坐像(重要文化財)、藤棚などがあります。

阿波食ミュージアムは石井町高原にある産地直売所です。2015年にオープンした店舗で、カフェや食堂のほか駐車場とトイレがあり小規模の道の駅のような施設となっています。当地は農業イメージの強い土地柄であることもあり、大変人気があります。

田中家住宅武知家住宅は石井町の高川原/藍畑にある住宅です。どちらも当地が藍(青色の染料)の製造や取引で栄えた頃の藍商人の家であり、母屋のほかに藍を発酵させる室などが残っています。国の重要文化財に指定されおり、また日本遺産「藍のふるさと 阿波」の構成要素でもあります。


徳島市(とくしまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

徳島県徳島市 心おどる水都・とくしま 人口247,974人

阿波おどりに使われる高張提灯の形をしたナンバープレートに、男踊りと女踊りが描かれています。2012年から50cc以下~125cc以下のミニバイクを対象に交付されています。

徳島市は徳島県東部にある市で徳島県の県庁所在地です。徳島県最大、四国内では高知市に次ぐ第4位の規模の都市となります。江戸時代に徳島藩(蜂須賀氏)の城下町として発展した地域で、吉野川河口の三角州上に位置するため市域を無数の川が流れています。現在は徳島県全体の人口の1/3が集中する政治・経済の中心地である一方、吉野川によって形成される徳島平野は肥沃な土地でもあり、県庁所在地としては耕地が多く農業が盛んです。また、大規模な漁港はありませんが、吉野川河口の汽水域は漁場として良好であるため、150隻程度の漁船を有しておりアオノリなどの養殖が盛んに行われています。

徳島城は徳島市徳島町城内にある日本の城・史跡・国指定名勝です(日本百名城)。JR徳島駅の北側にあり、1585年に当地に入封した蜂須賀家政が築城したもので石垣と堀のほか表御殿庭園が残っています。周辺は徳島中央公園(旧称:徳島公園)として整備されており、市立徳島城博物館やバラ園などがありほか、蜂須賀桜というカンザクラ系の栽培品種(2月下旬から3月上旬に咲く)が植栽されています。

阿波おどりは日本の著名な伝統芸能で、約400年の歴史をもっています。徳島市阿波おどりは8月に4日間開催され、総計100万人を超える人出がある全国的にも大きなイベントです。また、徳島市新町橋には阿波おどり会館という施設があり、時期でなくとも踊り方や阿波踊りの歴史について学べるようになっています。

眉山(びざん)は徳島市街に隣接する山(標高290m)で、徳島市のシンボル的存在です。山麓に眉山公園という公園があり、前述の阿波おどり会館のあたりからロープウェイで登ることができます。桜や夜景の名所とされており、また公園内のパゴダ(ミャンマー式の仏塔)は太平洋戦争の戦没者を慰霊するものです。

徳島県文化の森総合公園(八万町向寺山)は置県100周年を記念した文化公園で、面積40.6haを有します。県立図書館・県立博物館・県立近代美術館などがはいる三館棟があり、当地の文化・交流施設となっています。公園ゾーンには落差30mのカスケード(階段状の人口滝)があります。森林ゾーンにある王子神社は「猫神さん」の名で親しまれる神社です。


松茂町(まつしげちょう)

松茂町ホームページより

徳島県板野郡松茂町 夢フライト21・松茂-空と海が輝く緑の臨空都市をめざして 人口14,253人

PRキャラクターの「松茂係長」が描かれています。2019年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

松茂町徳島県北東部にある町です。鳴門市と徳島市に挟まれた臨海部のベッドタウンであり、徳島空港(愛称:徳島阿波おどり空港)を擁するため徳島県の空の玄関口でもあります。町域は大部分が旧吉野川の三角州として形成された低地や、干拓によって新田開発された農業地帯ですが、さほど広くない町域の中央部~東側にかけて徳島空港の滑走路が走っています。現在の松茂町は第3次産業が主要な産業となっていますが、漁業も盛んであり梨やさつまいものほか、海苔やちりめんじゃこを特産品としています。1940年から継続して人口増加を続けていましたが、2015年あたりから減少傾向に転じています。

月見ヶ丘海浜公園は徳島空港の南側にある公園です。かなり広い公園でアスレチックやキャンプ場、バーベキュー設備やビジターセンターなどを有し、水遊びができるじゃぶじゃぶ池があります。また、ハマニガナやハマヒルガオといった海浜植物の宝庫となっています。

松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館は入館料無料の施設(体験や研修室は有料)で、第3土曜日14時から人形浄瑠璃の公演があります。向かいが「マツシゲート」というカフェを併設した交流拠点施設になっており、藍染や木工のワークショップを行っていたり、毎週土曜日に朝市、毎月第二日曜日にマルシェが行われています。

ハレルヤスイーツキッチンは和菓子・洋菓子を製造する製菓企業です。民話の「阿波狸合戦」にちなんだ徳島銘菓の「金長まんじゅう」やたぬきケーキで知られているメーカーで、本社・本店が松茂町広島にあります。カフェを併設しているほか、金長まんじゅうの工場を見学することができます。


原付のご当地ナンバー都道府県別目次はコチラ

山口県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【山口県編】

全47都道府県を網羅 掲載市町村区630以上


四輪自動車の地方版図柄入りナンバープレートはコチラ「地方版図柄入りナンバープレート 一覧 (四輪自動車)」または 地方版図柄入りナンバープレート 中国 (四輪自動車)

山口県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

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原付のご当地ナンバー市町村区別目次はコチラ


下松市(くだまつし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山口県下松市 笑いと花と童謡のまち 人口55,437人

市のPRキャラクター「くだまる」と流れ星、松を描いたナンバープレートです。市制施行80周年記念として、2019年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

下松市は山口県の南東部、周南地域(周南・下松・光地区)にある市です。北に中国山地、南に瀬戸内海を臨む地域で、島嶼部として瀬戸内海に浮かぶ笠戸島と古島を有しています。同市は鉄鋼や輸送用機械器具といった製造業を主要な産業としている工業のまちで、臨海部に大規模な工場群があります。下松という地名は「推古天皇の頃に松の木に大星が降り、7日7夜光輝き続けた」という言い伝えから「星が下った松」ということで「下松」になったという説があり、くだんの松がJR下松駅前の金輪神社に「鼎の松五代目」として残っています。近年は山口県内で唯一人口が増加している自治体でしたが、現在は減少傾向に転じています。笠戸島(かさどしま)のとらふぐ・ひらめ養殖が有名で、これらを特産品としています。

笠戸島は下松市街から見て南にある三日月型の島で、面積11.77k㎡と瀬戸内海の島としては大きい方です。古くから造船業で栄えた島で現在は本土と笠戸大橋という橋で繋がっており、レジャー/レクリエーションの地となっています。具体的にははなぐり海水浴場、潮風ガーデン、大城温泉(おおじょうおんせん、国民宿舎 大城)などがあり、キャンプ場も整備されています。また、8月には手作りの筏でタイムを競うくだまつ笠戸島マリンイカダレース大会が開催されています。

下松スポーツ公園は下松市河内にある公園です。球技場や体育館、温水プール、全周660mのウォーキングコースなど運動施設が主体の公園ですが、複合アスレチックや遊具などもあり、しだれ桜・ポピー・コスモスなど四季折々の花の名所としても親しまれています。

ひらめきパーク笠戸島(下松市栽培漁業センター)は、笠戸島の北部にある漁業センターです。2020年にリニューアルされた施設で、日本最大規模のタッチングプールを有しています。魚とのふれあい体験や餌やり、魚の捌きかた教室などを行うほか、館内で笠戸ひらめを販売しています。また、保護した猫を職員として飼育しているため猫好きに人気がある施設です。毎月第1・第3日曜日にプチ海の駅として鮮魚や野菜など地場産品を販売しています。


岩国市(いわくにし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山口県岩国市 豊かな自然と都市が共生した活力と交流にあふれる県東部の中核都市 人口124,294人

特産の岩国レンコンの形のプレートに、錦帯橋と岩国錦帯橋空港のPRキャラクター「ソラッピー」が描かれています。2014年に岩国錦帯橋空港開港一周年を記念して交付されたもので、ミニバイク50c以下800枚、90cc以下と125cc以下が100枚の計1,000枚が交付されました。

岩国市は山口県の北東部にある市です。2006年、旧岩国市と玖珂郡由宇町・玖珂町・本郷村・周東町・錦町・美川町・美和町が合併して発足した自治体で、873.72k㎡と山口市に次ぐ県下2位の広さを有しています。市域北側から西側にかけては中国山地の山や丘陵地が広がるため約8割が森林となっており、2級水系の錦川流域とこの川が分かれる今津川・門前川の三角州周辺に市街があります。歴史的には吉川氏がおさめる岩国藩(吉川藩)の城下町や山陽道の宿場町として発達した地域であり、現在は化学工業、パルプ・紙、繊維工業といった製造業を主要な産業とする工業のまちとなっています。また、沿岸部に海上自衛隊と米海兵隊、民間が共用する岩国飛行場(岩国錦帯橋空港)があります。岩国れんこん、地酒(「獺祭」、「雁木」など)、高森牛、鮎などを特産品としています。

錦帯橋(きんたいきょう)は、岩国市岩国にある5連の木造アーチ橋(全長193.3m、幅5m)です。日本三名橋・日本三大奇橋に数えられる橋で、元は1673年に岩国藩三代目藩主 吉川広嘉によって作られたとされる橋で、補修や架け替えなどを行い続けて現在見られるものは3代目です。伝統的な木造建築の技法の「木組み(釘を使わない工法)」と石積みにこだわった橋梁です。また、桜の名所でもあり周辺の吉香公園(吉川氏の居館跡を整備したもの。菖蒲園やシロヘビの館などがある)とともに日本のさくら名所100選に選定されています(入橋料:中学生以上310円、小学生150円)。春・秋には錦帯橋が架かる錦川に観光船が出ています。

岩国城は岩国市横山にある史跡(山城)です。1601年に岩国藩初代藩主の吉川広家によって築城が開始され1608年に完成、もともと4重6階の天守を有していたそうですが1615年の一国一城令によりこれは破却されました。その後は城の麓に陣屋が置かれて長らく当地の政治の中心となっていたようです。1962年に当時の絵図をもとに天守が復興されており、山上と麓の吉香公園がロープウェーで結ばれています。

地底王国美川ムーバレーは岩国市美川町にある体験型のテーマパークです。玖珂鉱山(くがこうざん)というタングステン鉱石などを採掘していた鉱山の跡地を、「超古代文明」をテーマにレジャー施設としたものです。歴史的資料や記念施設というよりは地域おこしのためのテーマパークとなっており、全長1kmに及ぶ洞窟内でライトと地図を持って謎解きをするアトラクションなどが行われています。入浴施設やレストラン、土産屋なども併設されており、本格的な観光地になっています。

道の駅 ピュアラインにしきは、岩国市錦町府谷にある国道187号沿いの小規模の道の駅です。錦川に注ぐ中ノ瀬川の屈曲部にあり、清流のイメージと道の駅裏手にある明治38年創業の錦町農産加工のこんにゃく製品がウリです。鮎・わさび・イノシシ肉などが人気です。


下関市(しものせきし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山口県下関市 自然と歴史と人が織りなす交流都市 人口248,193人

波をイメージした背景にフグとクジラが描かれています。合併10周年記念として2015年にミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

下関市は山口県西部にある市です。2005年に旧下関市・豊浦郡菊川町・豊田町・豊浦町・豊北町が合併して新下関市となり、同日に豊浦郡が消滅しています。関門海峡に面し、本州最西端となる地域で県庁所在地の山口市を凌ぐ県内最大の都市となっています。日本最大のフグの集積地として全国的に知名度が高く、ほかにも市立しものせき水族館「海響館」や宮本武蔵と佐々木小次郎が対決した巌流島(船島)が有名です。古くから海運・貿易・金融に関する産業が盛んな地域であり、現在でも山口県の経済的中心となっているほか、飲食・宿泊など観光業も行われています。また、捕鯨発祥の地とされていることがあり、現在でも日本の調査捕鯨などを支援しています。

市立しものせき水族館「海響館」は下関市あるかぽーとにある水族館です。長府地区にあった下関市立水族館の後継として2001年に開館したもので、ペンギンやイルカ・アシカ・スナメリといった大型水生動物や、土地柄フグが100種以上展示されています。地元下関の海にこだわった展示や日本で唯一となるシロナガスクジラの全身骨格標本が特徴です。また、周辺には「はい!からっと横丁」(遊園地)、あるかぽーとテラス(飲食・物販を行う)があり、少し西へ行くとやまぎん資料館(山口銀行旧本店、無料で見学可)があります。

赤間神宮(あかまじんぐう)は下関市阿弥陀寺町にある神社です。壇ノ浦の戦いで入水した安徳天皇を祀るもので、明治の神仏分離まで阿弥陀寺という仏式の寺であり怪談「耳なし芳一」の舞台がこちらです。龍宮城を模したという朱塗りの門(水天門・国の登錄有形文化財)が非常に印象的です。安徳天皇の命日である5月の2~4日に先帝祭という大規模な祭事が行われています。

下関市には道の駅が3つあります。①道の駅 北浦街道 豊北は下関市豊北町にある国道191号の道の駅です。海岸沿いにあり海鮮を推しています。同施設は2016年および2018年に行われた道の駅ランキングで1位になっています。②道の駅 きくがわは下関市菊川町にある国道491号の道の駅です。併設のレストランでは名産のそうめんを推しています。③道の駅  蛍街道 西ノ市は下関市豊田町にある県道34号の道の駅です。温泉の日帰り入浴施設があり、長門鉄道を走っていた蒸気機関車が展示されています。

火の山公園は下関市火の山山頂にある都市公園です。「火の山」とはもともと都に敵の襲来を知らせるための狼煙台が築かれていたことに由来した名称で、明治時代から戦後までは砲台が置かれ、下関要塞の一部であったため民間人の入山が禁止されていました。現在は関門海峡を一望でき桜やツツジ、チューリップの名所とされる公園となっており、ロープウェイで簡単に山頂部までアクセスすることができます。また、屋外に戦艦大和の46センチ砲弾が展示されています。


防府市(ほうふし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山口県防府市 人・まち元気 誇り高き文化産業都市 防府 人口114,826人

防府ブランドの「幸せます」のロゴとPRキャラクター「ぶっちー」が描かれています。また、自治体名がひらがなの「ほうふ市」になっています。2015年からミニバイク50cc以下1,000枚、90cc以下100枚(交付終了)、125cc以下100枚が交付されています。

防府市は山口県中央南部にある市です。県庁所在地の山口市と周南市に挟まれた格好の沿岸部のまちで、本土側に加えて向島や佐波島など瀬戸内海に浮かぶ5島を有しています。中国・四国地方にまたがる瀬戸内工業地域の一角をなす工業のまちであり、臨海部に工業地域が発達しています。自動車やゴム製品の加工・製造などを得意とする一方、航空自衛隊の基地を有する軍事のまちでもあります。かつてこのあたりは周防国(すおうのくに)の中心地であり、国府や国分寺などが置かれていました。現在の防府市は県庁所在地の山口市、コンビナートの周南市が近いこと、東西に新幹線停車駅があるため交通の便がよいことなどから、県内の自治体としては人口減少が緩やかです。陶器や鱧、水産練り製品やういろうなどを特産品・名物としています。

防府天満宮は防府市松崎町にある神社です。菅原道真が宮中で失脚し、九州の太宰府に流されたおりに当地が宿泊地となったようで、道真が亡くなった翌年の904年に開かれた我が国最初の天満宮です。日本三大天神の一つとされており、防府市一帯は同神社の門前町として発展してきた歴史があります。全国の天満宮ではうそ替え神事という神事が行われていますが、同神社では節分祭に牛替え神事という神事が行われており、これはくじにより秋の御神幸祭で神牛を務める(生きた)牛が当たるという全国的にも珍しい行事です。

毛利博物館は防府市多々良にある博物館です。旧長州藩藩主、明治維新後に公爵となった毛利元昭が建てた本邸を博物館としたもので、雪舟の四季山水図(国宝)や三子教訓状(毛利元就が3人の子に書いた文書。いわゆる「三本の矢」の書状)・甲冑・刀剣・茶道具など美術工芸品が展示されています。また、本邸に付帯している庭園があり、こちらも国指定名勝となっています。

阿弥陀寺(防府市)は防府市牟礼(むれ)にある華厳宗の寺院です。名称通り阿弥陀如来を本尊とし、東大寺の周防別所として創建されたとされています。1180年に焼き討ちされた奈良の東大寺の再建に関わる寺院で、当時は周防国から木材を供出したため、木材切り出し人夫のための石風呂が設けられており、これが文化財となっています。同寺はあじさい寺として知られるほかに、毎月第1日曜日には前述の石風呂に入ることができます(お湯の風呂ではなくサウナに近い)。

道の駅 潮彩市場 防府は防府市新築地町にある市道の道の駅です。同時に三田尻港(商用港だが野島と連絡する旅客航路がある)と隣接するみなとオアシスでもあります。臨海部の工業地帯の奥にあるため道の駅としてはかなり観光地感が薄い施設で、主に防府市で水揚げされた水産物を販売しています。


和木町(わきちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山口県玖珂郡和木町 「元気・やる気・日本一」のまちづくり みんなでつくろう!! 助け合いのまちづくり 人口5,749人

町制施行40周年を記念して制作されたデザインプレートで、町の花ツツジが描かれています。自治体名がひらがなの「わき」になっているほか、番号は40しか無く先頭部の仮名二文字で区別します。2013年からミニバイク50cc以下80枚、90cc以下5枚、125cc以下10枚が交付されています。

和気町は山口県の北東部にある町です。玖珂郡(くがぐん)に唯一残る町で、岩国市と広島県大竹市に取り囲まれた県内で最も小さい自治体です。町域のだいたい50%が山林ですが、残りは宅地化されており田畑はあまり見当たりません。瀬戸内海に面し、かつては農業と海苔の養殖が盛んに行われていたようですが、現在は臨海部に石油コンビナートが発達しており、重化学工業を得意とする工業のまちになっています。昔からヤマモモが自生していたようでこれを町木とするほか、ジャムやアイスクリームなどに加工して特産品としています。また、小瀬川河口部は周防国(現在の山口県)と安芸国(現在の広島県)の間で長く国境争いが起こっていた地域でもあります。

蜂ヶ峯総合公園は、和気町瀬田紺屋作にある都市公園です。バラ園・ミニ動物園・遊具・アスレチック・キャンプ場などを有し、観覧車やミニSLなどがあったりポニーやうさぎが飼育されていたりと人口6千の町としてはかなり大がかりな施設となっています。


周防大島町(すおうおおしまちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山口県大島郡周防大島町 ひと・まち★きらり 元気 にこにこ 安心で 21世紀にはばたく先進の島 人口13,513人

PRキャラクターの「みかトトとみかキン」が描かれています。合併10周年記念として、2014年にミニバイク50cc以下を対象に500枚が交付されています。

周防大島町は山口県南東部の屋代島を中心に、周囲の5つの有人島、25の無人島からなる島嶼部のまちです。2004年に大島郡久賀町・大島町・東和町・橘町が合併して発足しています。同地域の中心となる屋代島はその形状から「金魚島」ともいわれる島で(単に「大島」と呼ぶ場合も多い)、瀬戸内海では淡路島と小豆島に次ぐ3番めの大きさとなります。島嶼部ではありますが、本土とは1~2kmほどの距離ですので対岸の柳井市神代と大島大橋によって繋がっています。農業と漁業が盛んな土地柄であり、県内のみかん生産の8割程度を占めることから「みかんの島」として知られる一方で、瀬戸内海の自然的景観や海水浴場など観光資源があり宿泊・飲食業などの観光関連の事業も行われています。しかしながら、人口減少が顕著であり県内2番目に大きい減少率となっています。

なぎさ水族館は当地の伊保田港と松山・柳井をつなぐフェリー乗り場の近くにある水族館です。敷地面積約400㎡と小さめの施設ですが、タッチングプールや沖合の海域公園地区に群生地があるニホンアワサンゴの展示などがあります。水族館の向かいに「陸奥記念館」という町立の博物館があり、これは当地の沖合3kmで沈んだ同名の旧日本海軍戦艦の遺品や構造物をサルベージして展示しているものです。

道の駅 サザンセトとうわは周防大島町西方にある国道437号の道の駅です。レストランや売店のほか、公園や博物館「服部屋敷」(古民家)、鮮魚店などで構成されています。当地はハワイ州カウアイ郡との姉妹都市提携を行っていることもあり、ハワイアンムードが漂っています。

日本ハワイ移民資料館は周防大島町西屋代にある資料館です。1860年に日本の遣米使節がハワイに寄港したおりに、カメハメハ4世から労働者の供給を懇願する信書を託されたことで日本人労働者のハワイ移民計画が始まりました。その後の1885年~1894年の間に全国で3万、当地からは4千人弱の人員がハワイに移民しています(これは官約移民の統計によるので、自由移民やその後の移民を加えると5千を超えるといわれている)。


田布施町(たぶせちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山口県熊毛郡田布施町 笑顔と元気あふれる 住みよいまち田布施 人口13,877人

田布施町合併60周年記念の60年を還暦になぞらえて、町章が赤い頭巾とちゃんちゃんこを着たロゴマークが描かれています。2015年にミニバイク50cc以下を対象に500枚が交付されています。

田布施町は山口県南東部の室津半島(熊毛半島)の付け根にある町で、熊毛郡に属しています。瀬戸内海にそそぐ2級河川の田布施川の河口部に市街を成すほか、北側の岩国市に囲まれた場所に飛び地(小行司地区)を有し、また瀬戸内海に浮かぶ馬島(山口県側)を有しています。岸信介・佐藤栄作の二人の元総理大臣の故郷として知られる地域です。瀬戸内工業地域の一角を成す光市や岩国市のベッドタウンとして発展してきた歴史を有し、町内の沿岸部にも工場があるため製造業の従事者が割合としては多いです。

ふるさと詩情公園は田布施町下田布施の田布施川南岸にある公園です。童謡や唱歌の碑30基が並んでいます。一部はミュージックボックスが設置してあり、実際に歌を聴くことができます。また、同公園の田布施川沿いに約4kmほど桜並木が続いており、春には桜の名所となっています。周辺に田布施地域交流館があり、野菜・果実・鮮魚・惣菜などを販売しています。

田布施町大岩は田布施町麻郷奥にある岩です。外周20mほどの大岩で、広場にぽつんとあります。「源義経が石城山(光市)の岩を蹴飛ばし、ここまで転がってきた」というような民話が残る岩で、周辺の道路に「謎の大岩」という看板が出ています。

馬島は尾津漁港から南1kmほどのところに浮かぶ島です。海水浴場やキャンプ場(のんびらんど うましま)などがあり、公営渡船で10分ほどで行けるため気軽に訪れることができるレジャー地として人気があります。


美祢市(みねし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山口県美祢市 市民が夢・希望・誇りをもって暮らす交流拠点都市 美祢市 人口21,615人

秋吉台と当地で出土するアンモナイト、桜の花びらが描かれています。2013年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

美祢市は山口県中央西よりにある市です。2008年に旧美祢市・美祢郡美東町・秋芳町が合併して新美祢市としています。中・東部に日本最大のカルスト台地である秋吉台が広がり、市域全域がMine秋吉台ジオパークとして認定されており、様々な化石が出土することで知られる地域です。国内有数の石灰石の産出拠点としてセメントなど製造業が発達する一方で、市の東部では秋吉台国定公園を中心に観光業が行われています。梨・ごぼう・栗などを特産品としておりとくに秋芳梨が有名です。

秋吉台国定公園は美祢市の中・東部に広がるカルスト台地を国定公園としたもので、面積は45.02k㎡あります。石灰岩の地質が雨水によって侵食されたもので、丘陵地に白い石灰岩が林立する様相を呈し、ドリーネと呼ばれる窪地がたくさんあります。園内には展望台や散策路、秋芳洞(日本最大規模の鍾乳洞)、美祢市立秋吉台科学博物館(入館無料)などがあります。

道の駅 おふくは美祢市於福町にある国道316号の小規模の道の駅です。レストラン・売店のほかに温泉入浴施設と手作りシャーベット工房を有しています。また、同施設から北側300mくらいのところに昔使われていた石灰窯の跡が残っています。

別府弁天池は美祢市秋芳町にある湧水です。別府厳島神社という神社の境内にあり、水深約4mほどの池になっています。Mine秋吉台ジオパークのジオサイト(ジオパークの見どころ・名所)並びに名水百選に選定されているもので、日差しによりコバルトブルーないしターコイズブルーの色合いに見えます。生活用水・灌漑用水のほか魚の養殖に利用されています。また、町内には白水の池と水神池(青池)という湧水があり、それぞれ色合いが異なります。

道の駅 みとうは美祢市美東町にある国道435号の小規模の道の駅です(国道からかなり離れたところにある)。近くを流れる大田川の河川公園と一体的に整備されたもので、水遊びができる道の駅になっています。美東町はごぼうが特産で、コロッケやかき揚げのほかお菓子やお茶などに加工して販売しています。


柳井市(やないし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山口県柳井市 人が輝く・夢が生まれる 瀬戸内のふれあい元気都市 人口29,840人

プレート右側に民芸品の金魚ちょうちんが描かれています。2012年からミニバイク50cc以下を対象に500枚が交付されています。

柳井市は山口県南東部にある市です。2005年に旧柳井市と玖珂郡大畠町が合併して新柳井市としています。瀬戸内海に突き出た室津半島(熊毛半島)の付け根と半島の東岸、島嶼部からなり、当地と屋代島(周防大島)、愛媛県松山市の三津浜港を結ぶ柳井港を有しています。かつては水陸交通の要衝として農産物などが集積され、瀬戸内海屈指の商港として栄えた地域であり、柳井駅北側に当時の面影をうかがわせる白壁の町並みが残っています。甘露醤油(再仕込み醤油)の発祥の地として知られますが、近年は自然薯栽培の発祥地としても知られるようになってきています。

柳井市古市金屋伝統的建造物保存地区は柳井市柳井津にある伝統的建造物保存地区(伝建)です。約1.7haが指定されており、かつて「岩国藩の御納戸」と呼ばれた往時をしのばせる町家が並んでいます。当地の観光名所として古い家屋が博物館として公開されていたり、金魚ちょうちんの手作り体験ができたりします。また、柳井市町並み資料館という資料館があり、この建造物は周防銀行の本店として明治時代に造られたものです。

やまぐちフラワーランドは柳井市新庄にある花とみどりの公園です。県内の花卉栽培の振興を目的に県が整備したもので、100種12万本の花と21のテーマ別ガーデン、観覧車などを有しています。

余田臥龍梅(よたがりゅうばい)は柳井市余田にある梅の巨木です。同地区の赤子山の斜面にある野生の梅で龍が伏せたような姿から「臥龍梅」の名を冠しており、国の天然記念物となっています。この木のほかに梅70本ほどが植えられて梅園となっています。


周南市(しゅうなんし)

周南市ホームページより

山口県周南市 ここから、こころつながる 人口136,886人

愛称の「しゅうニャン市」を取り入れ、猫をモチーフにしたデザインです。数字が無い「・」の部分は猫の足跡になっています。2018年にミニバイク50cc以下を対象に400枚が交付されています。

周南市は山口県の南東部にある市です。2003年に徳山市・新南陽市・熊毛町・鹿野町の2市2町が合併して発足した自治体で、市域北側に1,000mの山地とそれに続く丘陵地、南部では瀬戸内海に面し狭い平地を有します。そのほか大津島や黒髪島といった島嶼部を有しており、一部は定期航路が設定されています。沿岸部に周南コンビナートを有しており、化学製品・石油・石炭製品・窯業・土石といった製造業を得意とする工業のまちです。一方で、周南市徳山動物園やこ工場群の夜景(日本夜景遺産)、郊外の丘陵地では温泉を主とする飲食・宿泊業が行われるなど観光資源も豊富です。

周南市徳山動物園は周南市徳山にある動物園です。1960年に徳山市立動物園として開園したもので、130種500点ほどの動物が飼育されています。この動物園一帯はかつて徳山藩主毛利氏の屋敷があった場所で、園内に毛利氏ゆかりの史跡が残っていることが特徴的です。近年は2027年の全園リニューアル完了を目指し、施設などのリニューアルが段階的に行われています。

道の駅 ソレーネ周南は周南市戸田にある国道2号の道の駅です。2014年に開業したもので、地域住民によって設立された一般社団法人が運営しています(のわりにかなり広い)。野菜や鮮魚などを扱う市場、レストラン、ベーカリー、土産屋など一般的な構成ですが、「福祉型の道の駅」というテーマで高齢者が栽培する野菜の集荷や高齢社宅の見守り、医療等の相談などを行っています。

回天記念館は周南市の本土側から10kmほどの沖合に浮かぶ大津島(おおづしま)にあります。当地の小学校跡を利用して特攻兵器「回天」に関する記念館としたものです。大津島は太平洋戦争中に使用された特攻兵器(人間魚雷)「回天」の訓練基地の一つが置かれていた場所で、現在も記念館周辺には整備工場の跡や運搬用のトンネルなどが残っています。


萩市(はぎし)

萩市ホームページより

山口県萩市 誇るべき歴史と美しい自然が織りなすふるさとを愛し、心のよりどころとなる、あたたかいまち 人口42,052人

左側に松下村塾、右側に萩ジオパークの須佐ホルンフェルスを背景にカヌーを楽しむPRキャラクターの「萩にゃん」が描かれています。萩反射炉や城下町など市内の5点が「明治日本の産業革命遺産」に世界遺産登錄された5周年記念として、2020年からミニバイク50cc以下を対象に500枚が交付されています。

萩市は山口県北部にある市です。2005年に旧萩市・阿武郡川上村・田万川町・むつみ村・須佐町・旭村・福栄村が合併して新萩市としています。当地の中心市街はもともと長州藩の拠点であった萩城の城下町として発達したもので、吉田松陰が指導し幕末から明治期に日本を主導した人材を多く輩出したことで知られる松下村塾や、藩校であった明倫館など多数の旧跡を有しています。知名度が高いため飲食・宿泊といった観光関連の産業が盛んです。一方で農業・漁業の比率も高く、夏みかんやフグ・剣先イカ(須佐命イカ)・かまぼこなど練り物のほか、萩焼という焼き物が有名です。

松陰神社は萩市椿東および東京都世田谷区にある神社です。1907年に松下村塾出身の伊藤博文と野村靖が中心となって創建された神社で、幕末の思想家・教育者である吉田松陰とその門人の木戸孝允、山縣有朋ら53柱を祀っています。境内に松下村塾が現存しており、松蔭幽囚の旧宅や歴史館、宝物殿などがあります。

萩城(指月城)は萩市街の北西側、日本海にぽっかり突き出した形の指月山にある日本の城/国の史跡です(日本100名城)。関ヶ原の戦いで敗軍の将となった毛利輝元が同地に築城したもので、石垣と堀のほかに長屋が残っています。周辺は萩城跡指月公園として整備されており桜の名所とされていますが、とりわけ「ミドリヨシノ」という全国でも萩市でしか見られない希少な桜(ガクは緑、花弁は白)のうち1樹が志都岐山神社の狛犬の脇にあり、山口県の天然記念物となっています。

萩・明倫学舎は萩市江向にある史跡/ビジターセンターです。江戸時代に全国に300ほど置かれた藩学の一つであり、当時では最大級のもので水戸藩の弘道館や岡山藩の閑谷学校と並び日本三大学府の一つとされていました。現在では明倫小学校(国の史跡)が残るほか、明治日本の産業革命遺産や萩ジオパークを紹介するビジターセンターとなっています。

道の駅 萩往還は萩市椿にある主要地方道萩秋芳線の道の駅です。幕末の偉人像や吉田松陰記念館(無料)などを有する道の駅で、見蘭牛(けんらんぎゅう、または見島牛。萩市の見島という島嶼部で飼育される牛。外国種との交配を全くしていない希少な種)を食べさせるダイニングがあります。萩市にはほかにも道の駅が点在しており、萩しーまーと、萩・さんさん三見、ハピネスふくえ、ゆとりパークたまがわ、うり坊の郷 katamataがあります。


山陽小野田市(さんようおのだし)

山陽小野田市ホームページより

山口県山陽小野田市 スマイルシティ山陽小野田 人口58,335人

レノファ山口FCのマスコットキャラクター「レノ丸」と市のPRキャッチフレーズ「スマイルシティ」のコラボデザインです。2020年にミニバイク50cc以下を対象に200枚が交付されています。

山陽小野田市は山口県の南東部にある市です。2005年に小野田市と山陽町が合併して発足した自治体で、瀬戸内海に広く接する扇形の市域を有しています。明治期からセメントや化学工業を中心とした工業都市として発達した経緯があり、現在も製造業を主な産業としています。市としては厚狭駅周辺を中心市街と位置づけていますが居住区は分散しており、小野田駅周辺・公園通り周辺(南小野田駅周辺)・羽生漁港周辺などにも市街が発達しています。かまぼこなど水産加工品やかぼちゃなどを特産品とするほか、民話「三年寝太郎」の伝承が残る地域として知られており、これが焼酎や菓子などの名称として使用されています。

江汐公園(えじおこうえん)は山陽小野田市高畑にある公園です。江汐池という池を中心に整備されたかなり広い公園で、5万株のミツバツツジのほかバラ園やあじさい園を有するほかキャンプ場が整備されています。

きらら交流館は山陽小野田市焼野海岸にある研修宿泊施設です。焼野海岸(日本の夕日100選)を望む展望風呂(トロン温泉)があり日帰り入浴も可能な施設ですが、令和5年3月よりリニューアル工事のため長期休館に入っています。

ドライブインみちしおは、山陽小野田市埴生にある24時間営業の国道190号沿いのドライブインです。あさりがたっぷり入った貝汁(380円)やホルモンうどんが有名で、レストランのほかに2つの源泉を有する温泉入浴施設があります。山陽小野田市は道の駅といった大規模な観光交流施設がないため、こちらの商業施設が「当地の顔」になっています。


原付のご当地ナンバー都道府県別目次はコチラ

広島県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【広島県編】

全47都道府県を網羅 掲載市町村区630以上


四輪自動車の地方版図柄入りナンバープレートはコチラ「地方版図柄入りナンバープレート 一覧 (四輪自動車)」または 地方版図柄入りナンバープレート 中国 (四輪自動車)

広島県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

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大崎上島町(おおさきかみじまちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

広島県豊田郡大崎上島町 瀬戸内の元気島 大崎上島 海景色が映えるまち~地域資源を活かした理想郷の実現~ 人口6,778人

右側にみかん、左側にブルーベリーが描かれています。合併10周年記念として、2015年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

大崎上島町は広島県の南部にある町で、豊田郡に属しています。2003年に大崎町・木江町・東野町が合併して発足した自治体です。町名の大崎上島を中心に生野島、長島など芸予諸島の島々で構成されており、竹原港や安芸津港からフェリーで30分くらいのところにあります。柑橘類やいちご、しいたけの生産などの農業と漁業、造船業が主な産業で、「ミカンと造船の島」として知られています。本土と道路が繋がっているわけではなく、もともと観光地としても知名度は高くありませんが、近年は観光案内所やみなとオアシスができて町外との交流を進めています。

海と島の歴史資料館は大崎上島町東のにある歴史民俗資料館です。1881年に建造された旧家を利用したもので、当地の人々が「大崎衆」と呼ばれる海賊衆であった頃の小早船にルーツを持つといわれる櫂伝馬競漕や、島の北側にある国の天然記念物 スナメリ回遊面の資料展示、当時の船乗りが見聞きして書いたとされる桜田門外の変の図などの資料が展示されています。

きのえ温泉は大崎上島町沖浦にある温泉(冷鉱泉)です。岬の丘の上に一軒宿の「ホテル清風館」があり、日帰り入浴も可能です。泉質はナトリウム・カルシウムを含む塩化物冷鉱泉で、瀬戸内海を見下ろす(ときには渦潮も見られる)展望露天風呂が自慢です。このホテルの東側に中ノ鼻灯台という背が低い白亜の灯台があります。また、島内には大崎上島町ふれあいの館(薬研谷温泉)という銭湯があり、こちらは大人310円、小学生160円で入浴できます。


庄原市(しょうばらし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

広島県庄原市 美しく輝く 里山共生都市~みんなが“好き”と実感できる“しょうばら”~ 人口33,292人

かまぼこ型のプレートに庄原上野公園の桜(日本さくら名所100選)と太鼓橋が描かれています。合併10周年記念として、2015年にミニバイク50cc以下200枚、ミニカー用100枚が交付されています。

庄原市は広島県の北東部にある市です。2005年に旧庄原市・東城町・高野町・比和町・甲奴郡惣領町が合併して新庄原市としています。面積1246.49k㎡と全国の自治体で13番目の広さ、県内だと最も広い自治体で、島根県・岡山県・鳥取県に隣接する県境のまちとなっています。市域は山がちで84%が森林ですが、昔から農業と畜産が盛んで、比婆牛という和牛の産地として知られるほか、ろう石・カオリナイト・石灰石といった鉱物を産出する鉱業が発達しています。そのほかスキー場や温泉、国営備北丘陵公園など観光資源があり、飲食・宿泊業など観光関連の産業も行われています。市域北部は豪雪地帯に指定されており、ときおり1mを超えるような積雪がみられます。

国営備北丘陵公園は庄原市三日市町にある公園です。国土交通省中国地方整備局が1991年から整備を続けてきたもので、国兼池という江戸時代に造られた非常に大きいため池周辺の面積340haが整備されており、中国地方唯一の国営公園となっています。インフォメーション・売店・食堂などがある「中の広場」、里山風景を再現した「ひばの里」、約1.5haの花畑「花の広場」など様々なエリアに分かれています。

帝釈峡(たいしゃくきょう)は、庄原市と神石高原町にまたがる全長18kmの峡谷です(国の名勝)。高梁川支流の帝釈川がつくる渓谷で、広島県を代表する景勝地として知られています。見どころとして雄橋(おんばし。日本百名橋の一つで川が石灰岩をくり抜いて橋の形になったもの)や白雲洞(鍾乳洞)、約3億年前にできた断魚渓などがあります。紅葉の名所とされており、神龍湖周辺には遊覧船が出ています。

道の駅 たかのは庄原市高野町にある県道39号の道の駅です。大きな施設ではなくレストランや売店などでシンプルに構成されていますが、中国横断自動車道(松江自動車道)高野ICのそばにあるため、当地では当地では最も人気のある道の駅です。りんごが名産で、雪室という雪を使った冷蔵庫があります。ほかに市内には道の駅 YOUサロン東城(国道182号)と道の駅 リストアステーション(国道432号、県内初の道の駅)があります。


三原市(みはらし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

広島県三原市 海・山・空 夢ひらくまち 人口88,472人

広島空港から離陸する旅客機と瀬戸内の島々、三原城天守台の石垣が描かれています。合併10周年記念として2、015年からミニバイク50cc以下1,500枚、50~90cc以下150枚、90~125cc以下350枚が交付されており、2021年に在庫がなくなったため交付終了となっています。

三原市は広島県南部にある市です。2005年に旧三原市・本郷町・久井町・大和町が合併して新三原市としています。歴史的には1567年頃に建造された三原城の城下町と軍港を起源とし、旧三原市街地の後背にそびえる桜山の谷間の湧原、駒ケ原、小西原の3つの「原」から「三原」と称するようになったとされています。市域北西側に広島空港、市街に山陽新幹線・山陽本線・呉線が乗り入れるJR三原駅、瀬戸内海側に尾道糸崎港があり陸・海・空の交通の要衝となっているほか、島しょ部として佐木島・小佐木島などを有しており、一部はフェリーで連絡しています。もともと臨海部の工業集積地として発展してきた経緯があり、製造業の従事者が比率としては多いです。

三原城(浮城)は、1567年に小早川隆景によって沼田川の河口に築城された城(海城)です(続日本100名城)。現在は石垣や堀を残すのみですが、JR三原駅北口側すぐに天守台があり、当地を代表的する名所になっています。この城は海側に開けた造りになっていて、満潮時には海に浮かぶように見えることから別名を「浮城」といいます。往時は瀬戸内海の交易の拠点、また水軍の軍港としての役割を担っていました。現在は毎年11月に三原浮城祭りが行われています。

三原市すなみ海浜公園は三原市須波西にある公園です。海岸線を走る国道185号と呉線から海岸の砂浜までにスロープ、ビーチ、幼児用プール、トイレなどが整備されています。砂浜用の車椅子の貸出があるなどバリアフリー化されているビーチで、週末にはキッチンカーが出ています。

広島市立中央森林公園は1993年に開港した広島空港の周辺に整備された公園です。空港の開港を記念して整備された面積267haのもので、空港を一周する12.3kmの国際規格のサイクリングコースと日本庭園「三景園」(広さ6haの回遊式庭園)を主な施設とした公園です。ほかに運動広場やゴルフコース、展望広場などがあります。

佛通寺(ぶっつうじ)は三原市高坂町にある臨済宗佛通寺派大本山の寺院です。中国三十三観音霊場の第十二番札、また山陽花の寺二十四か寺の第二十一番札所となっています。県内屈指の紅葉の名所とされる寺で、秋には多くの参拝客や観光客を集めます。


廿日市市(はつかいちし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

広島県廿日市市 世界遺産を未来につなぎ、多彩な暮らしと文化を育む都市・はつかいち 人口116,067人

日本三景「安芸の宮島」を象徴する厳島神社の大鳥居が描かれたナンバープレートです。市制施行25周年を記念したもので、2014年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(従来型と選択式)。

廿日市市は広島県の南西部にある市です。東で広島市、西で山口県大竹市、南側は瀬戸内海に接していて市街の南側に「安芸の宮島」の名で知られる厳島が浮かんでいます。市域の北側は山がちですので、おおむね沿岸部に市街を形成しています。宮島の厳島神社が日本三景及びユネスコ世界遺産になっている関係で、観光地として知られる地域です。もともと中国山地の木材を活かした木材産業のまちとして発展しましたが、現在は広島市のベッドタウンとなっており、市の主要な産業は製造業・サービス業・不動産業です。また、現在の形のけん玉の発祥の地で、「ウッドワンけん玉ワールドカップ廿日市」という世界大会が行われています。

厳島(安芸の宮島)は瀬戸内海西部に浮かぶ面積30.39k㎡の島です。古代から島そのものが信仰の対象になっていたようで、島内に厳島神社(全国に500ほどある同名の神社の総本社)が建ち、平安時代頃から歴史に登場するようになります。同神社は非常に有名であり、国宝の平舞台や重要文化財の大鳥居などを有するため、コロナ禍以前は年間300~400万ほどの観光客が訪れています。JR宮島口駅か広電宮島口駅からフェリーで約10分ほどの船旅で島に渡ることができます。厳島は人口1,670ほどの島ですが、表参道商店街を代表に東リには商店が並んでおり、観光客向けの商売が行われています。また、厳島神社のほかに獅子岩展望台、宮島歴史民俗資料館、宮島水族館などの見どころがあります。

紅葉谷公園は宮島の商店街とロープウェイ乗り場(紅葉谷駅)の間にある公園です。弥山の麓にあるモミジを主体とした公園としては日本有数のもので、イロハモミジ560本、オオモミジ100本、ウリハダカエデやヤマモミジなどが40本ほどあります。鹿や猿が住み着いており、同公園のマスコットとなっています。

道の駅 スパ羅漢は、廿日市市飯山にある国道186号の小規模の道の駅です。日帰り入浴施設を有し、道の駅としては小さめですが内風呂、露天、打たせ湯、サウナといった入浴施設に産直市、レストランと一通り設備が揃っています(入浴料大人700円、小人350円、幼児150円)。周辺に小瀬川温泉や羅漢渓谷(景勝地)などがあり、国道沿いにカフェやレストランなどが出ています。

まちの駅 ADOA大野は廿日市市大野にあるまちの駅です。地場産品の売り場とフードコートが一体になった施設で、市内にあるまちの駅の拠点施設として2021年に開設しています。まちの駅としてはかなり大きな施設で、フードコートもお好み焼き・和食・カフェがあり、選べる程度には種類があります。


東広島市(ひがしひろしまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

広島県東広島市 未来に挑戦する自然豊かな国際学術研究都市 人口190,230人

左上に市花のツツジ、右上側に赤瓦と白壁の酒蔵など町並みが描かれています。2014年からミニバイク50cc以下3,000枚、90cc以下150枚、125cc以下520枚、ミニカー30枚、小型特殊300枚が交付されています。

東広島市は広島県中央部にある市です。1974年に発足した自治体で、2005年に賀茂郡黒瀬町・河内町・豊栄町・福富町・豊田郡安芸津町を編入して新たに東広島市としています。名称通り広島市の東側に隣接しており、同市のベッドタウン及び広島大学の学園都市、高度技術の集積都市(テクノポリス)といった性格を有しています。自治体の発足以来開発が進み、人口も増加していましたが、近年は鈍化してきておりほぼ横ばいとなっています。我が国有数の日本酒の産地であり「酒都」と呼ばれる西条の酒、吟醸酒発祥地である安芸津の酒が有名です。主な産業は製造業で、携帯電話や半導体メモリといった高度産業と酒・味噌づくりなど伝統的な産業がともにみられます。県下有数の稲作地帯でもあり、耕地のほとんどが水田ですが近年は農家が減少し、水田も畑に変わりつつあります。

西条酒蔵通りは東広島市西条本町にある通りです。7社の酒蔵が集っており、兵庫県灘、京都伏見とともに日本三大銘醸地として知られる地域で、煙突と赤レンガ、白壁やなまこ壁、「西条格子」と呼ばれる格子窓など酒蔵のレトロな景観が残っています。各酒蔵では有料試飲や見学、販売などを行っているほか、各酒蔵の仕込み水が無料で汲める場所が点在しているためペットボトルや水筒持参で水汲みにくる人も多いです。

鏡山公園は東広島市鏡山にある公園です。市内では最も広い公園で、国の史跡である鏡山城跡の麓を公園として整備しています。30種500本あまりの桜が植栽されており、当地を代表する桜の名所として親しまれています。

道の駅 湖畔の里福富は、東広島市福富町久芳にある国道375号の道の駅です。名称通り福富ダムのダム湖に隣接する道の駅でかなり大規模なものです。レストランやイートインスペース、売店などの商業施設のほか公園やデイキャンプ場を有しています。また、2022年には市内の西条町寺家に道の駅 西条のん太の酒蔵がオープンしています。こちらもかなり大掛かりな施設で、子供用の屋内遊戯場やドッグランを有するほか、貯水槽や備蓄倉庫など防災道の駅として機能するように造られています。

仙石庭園(せんせきていえん)は、東広島市高屋町高屋堀にある日本庭園です。大名庭園の形式をとっている石庭(石や岩が主体の庭)で、2020年に日本初の「庭石の博物館」として登録されています。同園は当地在住の医師・造園家が20年以上かけて全国から銘石を収集して庭園としたもので、様々な風景とともに石の良さを楽しむことができます。


広島市(ひろしまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

広島市ホームページより

広島県広島市 国際平和文化都市 人口1,186,900人

㊤平和のシンボルとして鳩が描かれています。2014年からミニバイク50cc以下~125cc以下とミニカーを対象に交付されています。㊦広島東洋カープ&サンフレッチェ広島のデザインです。こちらは2017年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(選択には2,000円以上の寄付が必要)。

広島市は広島県の西部にある市で、中国・四国地方の最大都市ならびに広島県の県庁所在地・政令指定都市となっています。おおむね北部の丘陵地と瀬戸内海に面する狭い平野部からなり、市街地は室町時代に姿を表しはじめたとされる太田川の三角州上に築かれています。安土桃山時代に毛利輝元が広島城を築き当地を「広島」と名付けた後も干拓が進み、江戸時代にはすでに人口7~8万人を擁する大都市であったようです。中国地方の中心地として栄え、戦前は軍事都市でありましたが、1945年8月6日に原子爆弾が投下され中心市街に甚大な被害を受けています。現在の広島市は都市全体が平和の象徴として知られており、平和首長会議(地方自治体で構成される反核運動の国際機構)の発案・設立の地です。産業は第3次産業が主体で商業都市となっています。

平和記念公園は広島市中区中島町の太田川の三角州北端にある公園です。12haほどの面積の公園であり、1945年の原爆投下の後に世界の高級平和を祈って爆心地に近い位置に整備されました。広島平和記念資料館や原爆死没者慰霊碑、原爆ドーム、広島国際会議場といった施設があります。現在は国内外問わず有名な公園ですが、原爆投下前は当地を代表する繁華街・娯楽街だったそうです。

広島城は広島市中区基町にある日本の城・国の史跡です。1589年に毛利輝元によって太田川の河口に築かれたもので、太田川には鯉が多く生息することから「鯉城」とも呼ばれています。遺構は石垣と堀くらいで、旧来の天守は原爆投下時に倒壊しています。現在みられる天守は1958年に鉄骨鉄筋コンクリート構造で復元されたもので、現在は歴史博物館として歴史資料を展示しています。場内に大本営の跡地(日清戦争時、日本初の施設)やお茶屋さんがあります。

縮景園(しゅっけいえん)は広島市中区上幟町にある庭園です(国の名勝、日本の歴史公園100選)。広島藩浅野氏の初代藩主 浅野長晟が命じて造らせた別邸の庭園(大名庭園)が元になっています。こちらの庭園も原爆投下で被害を受け一度は荒廃しましたが、その後の1970年あたりまで20年以上をかけて復興しています。

おりづるタワーは原爆ドームの東に100mくらいのところにある複合商業施設です。世界遺産となっている原爆ドームや平和記念公園を望む14階建ての高層のビルでカフェや物産館、展望台などを有しています。


三次市(みよしし)

 

出典元「日経研調べ ご当地プレート

広島県三次市 みよし 人よし 元気よし 人口49,037人

中国山地の山々と霧の海、巴橋、川、PRキャラクターの「きりこちゃん」が描かれています。合併10周年記念として2014年にミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカーを対象に計500枚が交付されました。その後2023年4月に交付が再開されています。

三次市は広島県北部にある市です。現在の三次市は二代目で、2004年に双三郡君田村・布野村・作木村・吉舎町・三良坂町・三和町、甲奴郡甲奴町と合併して新三次市としています。中国山地と吉備山地の間、江の川(ごうのかわ)流域の三次盆地に位置し、市域の3/4が森林です。かつては広島藩の支藩、三次藩の城下町として栄える一方で、江の川支流が三次盆地で合流するためかつては舟運が発達していたようです。現在の三次市は農林業と製造業(電子部品、輸送用機械器具・金属製品)を基幹産業とする地域で、第三次産業は従業者の比率が少ない傾向にあります。米のほかに大根・白菜・たまねぎなど野菜が生産され、畜産は肉用牛の飼育が盛んです。ぶどうとワイン、鮎などを特産品とするほか、ワニ料理(サメ)を郷土料理としています。秋から早春にかけて濃い霧が市街地を覆うことがあり、「霧の海」として知られています。また、2015年に広島県と島根県を南北に縦貫する尾道松江線が当地を起点に開通しています。

広島三次ワイナリーは三次市東酒屋町にある ワイナリーです。当地は県内随一のぶどうの産地であり、ワイン工場の見学や試飲ができるほか、物産館やカフェ、BBQ設備も併設されています。ワイナリー周辺は観光エリアとして整備されていて、奥田元栄・小由女美術館(レストランあり)、みよし遊びの王国、トレッタみよし(バイキング・レストラン、パン工房などある農業交流施設/直売所)などの施設が固まっています。

道の駅ゆめらんどは布野は、三次市布野町下布野にある国道54号沿いの小規模の道の駅です。開駅が古いためややくたびれた印象ですが、物産館・レストランのほか食品加工場、体験農園、カフェ、屋外芝生ステージなどがあり、駅の裏手は布野川の親水公園を兼ねています。バイキング形式の郷土料理とダチョウ料理が人気のようです。

湯本豪一記念三次もののけミュージアムは三次市三次町にある博物館です。日本の風俗史家・妖怪研究家の湯本豪一氏が収集した資料や作品を展示する施設で、2019年に当地の市街地に開館しています。常設展として三次を舞台にした「稲生物怪録」(江戸時代の絵巻・物語で妖怪や怪異についてまとめたもの)の再現、書籍・日用品・玩具にみられる妖怪の展示がなされています。この施設の西側200mくらいのところに尾関山公園という都市公園があり、かつては尾関山城という三吉氏の出城が置かれていたそうです。


尾道市(おのみちし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

広島県尾道市 活力あふれ感性息づく芸術文化のまち 尾道 ~ともに高めあう尾道文化の創造~ 人口129,990人

瀬戸内海と船をイメージしたもので、船の船尾の形をしたプレートに波が描かれています。2009年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

尾道市は広島県南東部にある市です。現在では福山市に譲っていますが、かつては広島県東部第1位の規模を誇る自治体でした。2005年に御調郡御調町(みつぎちょう)・向島町、2006年に因島市・豊田郡瀬戸田町を編入して新尾道市としています。映画のロケ地や文学の舞台としてよく使用されるほかに、尾道ラーメンや本土と向島の間幅200~300mほどの尾道水道が有名で、知名度が高い地域です。海事都市として水運で栄え、北前船・対明貿易船・内航船の寄港地として発展した歴史があるため、多くの寺社仏閣を有しています。尾道と今治を結ぶしまなみ海道の開通、尾道水道・村上海賊・北前船の日本遺産登錄、尾道-松江間を結ぶやまなみ街道の開通によって近年(コロナ禍までは)観光客数を伸ばしています。また、市域の島しょ部である因島は本因坊秀策(伝統的に「棋聖」と尊称する本因坊道策・本因坊丈和に並び、史上最強の棋士に挙げる人が多い)が生まれた土地であるため、囲碁の島として知られています。

千光寺公園は尾道市西土堂町にある公園です。千光寺がある千光寺山の山頂から中腹にかけて広がる公園で、日本さくら名所100選・日本の夜景100選・日本夜景遺産・恋人の聖地などに選定されています。山頂までは尾道駅からロープウェイで登ることができ、山頂には「PEAK」という全長63mの吊り橋型の展望台があります。

耕三寺(こうさんじ)は尾道市瀬戸田町にある浄土真宗本願寺派の寺院です。1936年から伽藍の建設が始められたまだ新しい寺院ですが、山門・本堂など15点が国の登錄有形文化財となっており、当地を代表する観光地になっています。また、仏像・書画・茶道具など美術品や文化財を多数所有するため博物館として登録されています。

招き猫美術館in尾道は尾道市東土堂町にある美術館です。大正時代の古民家を改装したもので、約3,000の大小の招き猫を展示しています。大きな施設ではないですが、近隣には猫の細道や福石猫神社などがあり、猫好きが必ずと行っていいほど訪れる猫スポットになっています。

因島水軍城は尾道市因島中庄町にある村上水軍に関する資料館です。本丸・二の丸・隅櫓などがあるいわゆる城郭風建築物で、それぞれ鎧や文書などを展示しています。また、資料館麓の金蓮寺には村上一族の墓と伝えられる墓石群がまとまっています。


呉市(くれし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

広島県呉市 つなぐ手に海・技・人が光るまち 人口203,210人

船の球状艦首をイメージしたプレートに大和ミュージアム名誉館長 松本零士氏が考案した錨のキャラクターが描かれています。自治体名上に「大和のふるさと」の文字が入ります。2013年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

呉市は広島県南部にある市です。2003年~2005年に安芸郡音戸町・倉橋町・蒲刈町・下蒲刈町並びに豊田郡川尻町・安浦町・豊浜町・豊町を編入して新呉市としています。天然の良港を抱え、明治時代に呉鎮守府と呉海軍工廠が設置された歴史があり、海軍のまちや造船・鉄鋼のまちとして知られています。本土側は山がちで平坦部が少なく、市街が山塊で分断される特異な形状をしています。そのほか大崎下島・上蒲刈島・下蒲刈島など島しょ部を有し、298.3kmの海岸線をもつ複雑な地形となっています。上述の編入で一時期人口25万を超え、2016年に中核市に昇格していますが、その後は人口減少が顕著で5年間で16,000人ほど減少しています。主要な産業は製造業ですが、近年は海軍・海事都市としての歴史を観光資源に観光関連の産業も行われています。

大和ミュージアムは呉市宝町にある科学館です。正式には呉市海事歴史科学館といいます。2005年に開館した施設で、名称通り旧日本海軍の超大型戦艦「大和」建造と軍事活動にスポットを当てるほか、戦艦陸奥や重巡洋艦青葉(戦艦陸奥は瀬戸内海周防大島沖で爆沈、重巡青葉は当地で着底)の砲身などが展示されています。地方都市の博物館としては他に類がないほどの人気があり、年間80~90万人ほどが訪れます。同施設の隣接地に海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館)という海上自衛隊の広報施設があり、こちらの展示は無料で見られます。

アレイからすこじまは呉市昭和町にある公園です。むかし「烏小島」という小さい島があったあたりの路地というような意味合いの施設で、大きい公園ではないものの海上自衛隊第1潜水隊群司令部のすぐそばにあるため、日本で唯一潜水艦を間近で見ることができる施設となっています。旧海軍が用いた魚雷積載用のクレーンや係船柱がある細長い公園で、向かいが「昭和町レンガ倉庫群」という、明治時代に造られた旧呉海軍工廠電気部の建物を残しており、内部は商業テナントになっています。

呉市豊町御手洗伝統的建造物保存地区は呉市の島しょ部、大崎下島の東端あたりにあります。江戸時代から昭和初期にかけて建造された町並みで、潮待ちや風待ちのため中継港として発展した同地の歴史の面影を残しています。

呉ポートピアパークは呉市天応にある市民公園です。呉ポートピアランド(スペインの「コスタ・デル・ソル」をテーマにしたテーマパーク。1998年に休園)の跡地を整備したもので、フリーマーケット会場などイベント会場や市民ギャラリーとして利用されています。かなり広い公園で、多目的広場やじゃぶじゃぶ池、絵本館などを有しており、市民の憩いの場となっています。


府中市(ふちゅうし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

広島県府中市 しあわせ実感!“力強さ”と“やさしさ”のある未来を創造するまち府中市 人口35,546人

「ものづくりのまち」の文字と府中家具の蟻組み(板同士の継ぎ手)、国蝶のオオムラサキが描かれています。2012年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています(従来型と選択性)。

府中市は広島県の南東部にある市です。東京都府中市や県内の府中町(安芸府中)と区別するため「備後府中」と呼ばれることがあります。福山市から18km、広島市から90kmほどの場所にあり、概ね山に囲まれた芦田川の沖積平野上、または江の川水系の上下川の流域に市街を成しています。もともと福山藩10万石の手工業地帯として発達した経緯があり、現在も内陸型の工業都市として家具・非鉄製品・ドローンなど様々なモノが製造されています。2004年に甲奴郡上下町(人口約6,000人、当時)を編入していますが、高齢化に苦しんでおり生産年齢人口の減少が顕著にみられます。

道の駅 びんご府中は、府中市府川町にある市道府川11号線と国道486号の小規模の道の駅です。JR府中駅の近くの市街地の中にあります。農産物や地場産品を売るスペースやカフェレストラン、交流テラスなどを備えるまちの駅的な施設となっています。

府中上下歴史文化資料館は府中市上下町上下にあります。旧上下町は石見銀山街道の宿場町として発展した地域であり、両替商など金融で栄えたといいます。上下出身の作家 岡田美智代(田山花袋と関係が深い。「蒲団」のモデルとなった人物)の生家を改装したものです。


竹原市(たけはらし)

「広島ニュース 食べタインジャー」より引用

広島県竹原市 元気と笑顔が織りなす 暮らし誇らし、竹原市 人口22,600人

市の木であり当地を代表する素材の竹と大久野島のうさぎが描かれたデザインです。2021年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(従来様式の在庫がある限りは選択性)。

竹原市は広島県の沿岸部のほぼ中央にある市です。市街はおおむね瀬戸内海に向かって開くような形になっており、古くから交通の要衝として栄えた地域です。かつては製塩業や廻船業で発展し盛んに行われていました。現在は非鉄金属・電力・食品といった製造業が主要な産業になっていますが、伝統的な地場産業として酒造業やレンガ作りなども行われています。竹細工が有名ですがこちらは歴史が浅く、昭和末期に職業訓練校で日本初の竹工芸科を設置し、平成になって老化防止・医療対策として見直されたものです。たけのこ・ぶどう・じゃがいもなどを特産品とするほか、アヲハタジャムの本社があります。

たけはらまちなみ保存地区は竹原市本町にある国指定の重要伝統的建造物群保存地区です。もともと京都下鴨神社の荘園として栄えたことから、「安芸の小京都」と呼ばれたようです。ノスタルジックな木造家屋が立ち並ぶ街並みは、映画「時をかける少女」「るろうに剣心 最終章 The Final」、テレビドラマ「マッサン」といった作品のロケ地になりました。

道の駅 たけはらは竹原市本町にある国道185号の道の駅です。前述の町並み保存地区の近くにあり、竹原の町並み散策の拠点して利用されています。1階がレストランと売店、休憩スペース、2階が観光情報コーナーとなっています。

大久野島(おおくのしま)は忠海地区から3kmほど沖合にある島です。忠海地区の港からフェリーが出ています。第二次世界大戦中に毒ガスを開発していた歴史があります(当時の住人は強制退去となり、現在は定住者無し)。現在は1,000羽を超えるウサギが生息するため「うさぎ島」として知られており、休暇村やビジターセンター、毒ガス資料館などがあります。コロナ禍以前には年間36万人が訪問する観光地となっています。

たけはら 海の駅は竹原市港町の竹原港にある複合施設です。竹原港は大崎上島・大崎下島・契島(関係者以外立ち入り禁止。全島が工場のため「瀬戸内の軍艦島」などという。日本の鉛の4割を生産している)といった島々と連絡しており、みなとオアシスになっています。


海田町(かいたちょう)

海田町ホームページより

広島県安芸郡海田町 ひと輝く・四季彩のまち かいた~海田らしさがきらりと光る,支え合う豊かさづくり~ 人口30,105人

㊤自治体名上に「日本人初の金メダリスト生誕のまち」の文字、左側に1928年アムステルダムオリンピック三段跳の金メダリスト織田幹雄。㊥旧千葉家住宅 江戸時代中期の建築様式を伝える県の重要文化財㊦PRキャラクター「ヒマ太君」と町の花ひまわり。2020年からそれぞれミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されている。

海田町は広島県南西部にある町で、安芸郡に属しています。広島市安芸区と熊野町に隣接する県内2番めに小さい町です。もともと広島市のベッドタウンとして発達した経緯があり、広島市安芸区・西区・南区とのつながり深い地域です。県庁所在地の広島市より人口密度が高い町として知られています。主な産業は第3次産業で大型の商業施設が多く、農業はほとんど行われていません。また、マツダの工場が多く立地しています。江戸時代には「海田牡蠣」といって牡蠣、明治~昭和期にはぶどうの名産地でしたが現在はほとんど生産されていません。広島市・呉市・東広島市の間にあり、広島都市圏の東側の交通の結節点として渋滞が起きやすい場所でもあります。

海田総合公園は海田町東海田にある総合公園です。町域東側の傾斜地を利用し、公園として整備されているもので、現在2021年から2026年春までの拡張工事が続けられています。野球場やテニスコートといった運動施設、県内有数の大型遊具を備える遊具広場、果樹が植栽されたフルーツガーデン、カフェなどがあり、少し離れたところにキャンプ場があります。

織田幹雄スクエアは、海田町中店(安芸山陽道沿い)にある公民館と織田幹雄記念館が一体化した施設です。県の文化財で近世山陽道(西国街道)の宿場町だった頃の趣を残す旧千葉家住宅が隣接しています。


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岡山県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【岡山県編】

全47都道府県を網羅 掲載市町村区630以上


四輪自動車の地方版図柄入りナンバープレートはコチラ「地方版図柄入りナンバープレート 一覧 (四輪自動車)」または 地方版図柄入りナンバープレート 中国 (四輪自動車)

岡山県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

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岡山市(おかやまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県岡山市 水と緑が魅せる心豊かな庭園都市 人口716,128人

㊤「晴れの国おかやま」(岡山県のキャッチフレーズ)にちなんだ太陽と桃太郎の登場キャラクター㊥岡山城と後楽園のタンチョウ㊦プロサッカークラブ「ファジアーノ岡山」(右側)と女子バレーボールクラブチーム「岡山シーガルズ」(左側)のキャラクターとロゴ。㊤㊥は2016年からミニバイク50cc以下を対象に交付、㊦は2019年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されている。

岡山市は岡山県南東部にある市です。岡山県の県庁所在地並びに東瀬戸経済圏最大の都市であり、2009年に政令指定都市に移行し4つの区に分かれています。岡山平野の中央に位置し、北側の中国山地、南側の四国山地に雲が阻まれるため晴れの日が多く、日照時間が長いです。おおむね北部は吉備高原まで丘陵地が続き、南部は岡山平野の中心市街から児島湾を挟んで児島半島の北部までが市域になっています。卸売・小売業、飲食・サービス業など第3次産業が主要な産業で、表町・岡山駅周辺が商業地区として大規模な集客力を有するほか、製造業も盛んで瀬戸内工業地域の一角を成しています。マスカットやピオーネといったぶどう、白桃、あたご梨などフルーツが特産品として有名ですが、備前焼や烏城彫(うじょうぼり。漆器)など伝統工芸も行われています。

岡山後楽園は岡山市北区にある日本庭園(大名庭園)です(国の特別名勝)。旭川を挟んで岡山城の対岸にある面積14.4haの庭園で、岡山県を代表する観光名所・日本三名園の一つとなっています。1700年に当時の岡山藩主 池田綱政によって作庭されたもので、戦中には芋畑に転用されたり、空襲で施設が焼けたり戦後には進駐軍の宿舎として25mプールが造られたりしました。現在は県の所有になり往時の姿を取り戻しています。また、江戸時代から伝統的にタンチョウが飼育されており、戦後の一時期はいなくなっていましたが現在は8羽が飼育されています。

岡山城は岡山市北区にある日本の城・国の史跡です。もともと備前東部に興り、備中まで支配を伸ばした宇喜多氏が旭川流域の「岡山」という丘に築いたもので、その後小早川秀秋や池田氏によって改修を受けて今に至ります。城壁が板張りで黒く塗られていることから「烏城」(うじょう)と呼ばれていて、周辺は烏城公園として整備されています。戦時中に空襲によって天守(国宝であった)が消失したため、現在の天守は復元されたもので内部は博物館になっています。

吉備津神社(きびつじんじゃ)・吉備津彦神社は岡山市北区にある神社です。どちらも崇神天皇10年(紀元前88年頃)に派遣された四道将軍のうち、吉備津彦(吉備の国を平定し、桃太郎のモデルになったとされる)を主祭神として祀る神社です。吉備津神社は備中一宮、吉備津彦神社は備前一宮です。だいたい1kmくらいの距離にあり一日で両方見て回ることができます。

池田動物園は岡山市北区にある動物園です。1953年に元岡山藩主 池田詮政の孫にあたる池田隆政・厚子(昭和天皇の第4皇女)夫妻により開設された日本初の民間経営の動物園であり、生体100種450頭ほどが展示されています。設立の経緯からして大きな施設ではなく、老朽化も目立ちますが、その由緒から近隣の人々に愛されている施設です。


笠岡市(かさおかし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県笠岡市 元気・快適・ときめき 進化するまち笠岡 人口45,065人

プレート右側に豊かな大地と瀬戸内の海をイメージした黄緑と水色のライン、PRキャラクターの「カブニくん」が描かれています。2016年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

笠岡市は岡山県南西部にある市です。市域の南部は江戸時代から1989年まで行われた大規模な干拓によってできたもので、市域北部や西部にいくつかの丘陵を含みますが全体になだらかです。おおむね田園地帯に市街が挟まるような形で発展しており、JR笠岡駅周辺及び西部の広島県福山市に隣接するあたりが市街になっています。また、30ほどの有人・無人島からなる笠岡諸島を有しています。主要な産業は製造業で、化学工業・電子部品・プラスチックといった製品の加工と製造を得意としています。歴史的に福山藩の一部であったこと、市西部の県境が日本の県境としてはなだらかなことから広島県福山市と強い結びつきがあります。歴史的には良質な港である笠岡港を有し、海上交通の要衝として栄えた当地ですが、人口減少が顕著で1995年-2015年の間に1万人程度減少しています。

笠岡市立カブトガニ博物館は笠岡市横島にある博物館です。世界で唯一カブトガニをテーマにした施設で、生きたカブトガニやオウムガイを展示しています。笠岡湾と神島水道は古くからカブトガニの繁殖地として知られる場所ですが、1989年まで国営事業によって干拓が行われており、絶滅が危惧されたことからできた施設です。施設近くの浜辺はカブトガニの繁殖地となっており、幼生の放流が行われています。また、カブトガニ博物館公園という公園が隣接しており、こちらはティラノサウルスなど恐竜の実物大オブジェがあります。

古城山公園は笠岡市笠岡にある公園です。笠岡湾を望む標高60mの高台にある公園で県内有数の桜の名所として知られています。ここはもともと笠岡城という村上水軍の要害が築かれていた場所ですが、干拓埋め立て事業により山を切り崩したために遺構の9割ほどが消失しています。

道の駅 笠岡ベイファームは笠岡市カブト南町にある国道2号の中規模の道の駅です。レストラン・直売所・カフェ・観光情報コーナーといったごく普通の構成の道の駅ですが、周辺が花畑になっており、菜の花>ひまわり>ポピー>コスモスと四季折々の花が咲きます。地場産品やひじき・灰干しなど笠岡諸島の特産品を扱っています。


勝央町(しょうおうちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県勝田郡勝央町 ほどヨイ!田舎 えーがん!勝央 人口10,895人

雲と青空を背景に町のPRキャラクター「きんとくん」が描かれています。2016年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています(下一桁4,9は欠番)。

勝央町は岡山県北東部にある町で、勝田郡に属しています。美作市と津山市に東西を挟まれた格好の地域で坂田公時終焉の地として知られています。また、中心となる勝間田地区はかつて姫路と松江を結ぶ出雲街道の宿場町として栄えたといいます。現在の勝央町は勝央工業団地を中心に内陸型の製造業のまちとなっており、製薬・香料・塗料などの化学工業が発達しています。また、農業の方も盛んで黒大豆・ピオーネ・梨・栗などを特産品としています。

おかやまファーマーズ・マーケット ノースヴィレッジは勝央町岡にある農業公園です。畜舎と放牧場・地場産品の販売所・パン工房・キャンプ場とバーベキュー場などがあり、アイスクリームやバターの手作り体験ができます。施設は林業が盛んな北欧の建築物を参考にしており、木をふんだんに使ったログハウス調となっています。

栗柄神社(くりがらじんじゃ)は勝央町平にある神社です。坂田公時(幼名を金太郎といった。酒吞童子退治で知られる源頼光の郎党)が当地で熱病にかかり亡くなった(とされる)ため、手厚く葬りこれを祀ったものです。公時の勇敢さを称える小さな社が残っています。

勝央美術文学館は、勝央町勝間田にある勝央町ゆかりの画家や文学者の作品資料を紹介する施設です。木造の施設で洋画などの美術品や文学資料を展示しています。


早島町(はやしまちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県都窪郡早島町 はやしま夢織る町 人口12,746人

上部背景に文化交流施設の「いかしの舎(や)」、右側に早島公園のソメイヨシノが描かれています。町制120周年記念として、2017年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

早島町は岡山県南部にある町で、都窪郡(つくぼぐん)に属しています(現在は早島町1町のみ)。干拓によって内陸部の町となっていますが、もともと室町時代までは島であり周囲の海域は流れが早く、航行の難所とされたことから「早島」といいます。県下第1位・2位の規模の岡山市と倉敷市に挟まれた位置にあるため、両市のベッドタウンとなっています。岡山県内では最小の自治体となる7.62k㎡の面積に多くの人が暮らすため、県内では人口密度が最大です。産業は卸売業が主体であり、流通の要衝であるため当地と岡山市にまたがって岡山県総合流通センターとコンベックス岡山(総合展示場)が存在します。い草を特産品としており、毎年「花ござまつり」というい草製品の展示販売会が行われています。

フォレスタ!早島町ふれあいの森公園は早島町矢尾にある公園です。池やアスレチック、桜並木などがある公園で、キャンプ場が整備されています。岡山市・倉敷の市街から車で30分ほどのアウトドア施設として親しまれています。

いかしの舎は早島町早島にある観光交流施設です。当地はかつてい草の生産で栄えた歴史があり、この施設も古い畳表・経糸問屋を改修したものです。町家の雰囲気を楽しみながらお茶ができるカフェや日本庭園、展示室などがあります。

早島公園は早島町の中央部にある公園です。丘陵地を活かした公園で、多種多様な桜が植栽されているため地元の花見スポットとなっています。園内に国鉾神社という神社があり、境内がツツジや藤の名所として知られています。また、近くに戸川家記念館という資料館があり、代々早島村を治めた旗本である戸川家に伝わる甲冑や蔵、指物、島左近の兜の緒(関ケ原の戦いで戸川家が討ち取ったという)などが展示されています。


津山市(つやまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県津山市 暮らし、ほんもの。 人口96,550人

㊤津山まなびの鉄道館にある旧津山扇形機関庫㊦桜と津山城址鶴山公園の備中櫓。どちらも2017年からミニバイク50cc以下を対象に交付されている(従来様式との選択制、下一桁4,9及び下二桁42は欠番)。

津山市は岡山県北部にある市です。県内3位の規模を誇る都市で、岡山県北の中心都市となっています。もともとは越前松平家津山藩の城下町として発達したものであり、津山城と鶴山公園、城東の重伝建、旧津山藩別邸庭園(衆楽園)、旧市庁舎、中山神社(美作国一宮)や美作国分寺跡など古い史跡や文化財などが数多く残っています。現在の津山市は概ね第3次産業が主体の商業都市となっていますが、紙漉き・鍛冶・酒造・織物(作州絣)といった伝統的なモノづくりも継承されています。産物では米・地酒・ピオーネ・ジャンボピーマン・和菓子・和紙などを特産品としています。

津山城(鶴山城とも)は津山市山下にある日本の城・国の史跡です(日本百名城)。日本三大平山城の一つで、往時は広島城76棟・姫路城61棟をしのぐ77棟の櫓が立ち並んでいたといいます。本能寺の変で討死にした森蘭丸(森成利)の弟、森忠政によって築かれたものです。明治の廃城令によって天守や櫓など構造物のほとんどを失っていますが、備中櫓や太鼓塀など一部が復元されています。周辺は鶴山公園という公園として整備されており(日本さくら名所100選)、城の東側には城東の町並み保存地区として城下町の風景が残っています。

津山自然のふしぎ館(津山科学教育博物館)は津山市山下にある博物館です。旧津山基督教図書館高校夜間部の校舎を改装したもので、世界各地の動物の剥製800種を中心に、化石や人間の臓器(ホルマリン漬け)などが展示されている自然史の博物館となっています。また、道路を挟んで歴史民俗館(旧基督教図書館)が隣接しています。

道の駅 久米の里は津山市宮尾にある国道181号の道の駅です。地場産品やお土産を売る直売所にレストランを併設しており、ホルモンうどんやさば寿司、ジャンボピーマンなどを販売しています。隣接地に1/3スケールのZガンダムの模型があり、これは個人が7年かけて制作し、市に寄贈したものです。模型には胸部にコクピットが設けられており、毎年4月の最終日曜日に搭乗体験が行われています。

津山まなびの鉄道館は津山市大谷にある博物館(鉄道保存展示施設)です。JR津山駅の構内にあり、こちらの扇形機関車庫は現存する施設としては京都梅小路の扇形庫に次いで国内2番目の規模です。また、日本で1両だけ製造された「DE50形ディーゼル機関車」や人気の「D51形蒸気機関車」など車両13両が展示されています。月に数回転車台回転の実演が行われています。


倉敷市(くらしきし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県倉敷市 ひと、輝くまち 倉敷  人口469,494人

全面ジーンズのデザインです。まるでデニム生地ように見え、ステッチやパッチ、タブが印象的です。また、リベット風のオリジナルビスを採用しています。2017年からミニバイク50cc以下を対象に5,000枚が交付されています。

倉敷市は岡山県南部にある市です。県下第2位の規模の都市で、岡山市や周辺自治体とともに岡山都市圏の一角を成し、臨海部に水島工業地帯を有するため瀬戸内工業地域の中核都市でもあります。江戸時代には商人の町、近世には繊維産業をはじめ様々な工業が発達した地域ですが、現在は知名度の高い文化観光都市となっており、特に倉敷美観地区の町並みや瀬戸大橋が有名です。産業は卸売・小売業や観光関連の事業など第3次産業が主体ですが、製造業の比率も高めです。美術館や博物館など文化的な施設が多いことが特徴の一つで、大原美術館やライフパーク倉敷科学センターといった大型の施設のほか、いがらしゆみこ美術館(キャンディ・キャンディの作者)や郷土玩具の博物館など小さめのギャラリー的な施設がたくさんあります。

倉敷美観地区は倉敷市にある町並み保存・観光地区です。本町全域と中央・東町の一部を含み、全体で広さ21haとかなり広いです。倉敷川の畔から街道沿いに白壁なまこ壁の蔵が並んでおり、天領時代の景観をよく残しています。中国地方を代表する街歩き観光の王道であり、飲食店や当地の産物を取り扱うショップのほか、倉敷民藝館や日本郷土玩具館、桃太郎のからくり博物館といった博物館、考古学博物館などがあります。美観地区の南東側はアイビースクエアという倉敷紡績の工場跡を改修した複合観光施設になっています。また、倉敷川の西側は倉敷デニムストリートといって、倉敷の児島地区が国産デニム発祥の地であることにちなんだ衣料品・小物・装飾品などを販売する店が軒を連ねています。

児島ジーンズストリートは倉敷市児島地区にある旧野崎家住宅から400mほど続く通りで、当地のジーンズメーカーが軒を連ねています。同地域は干拓地で、古くから米作りには不適とされたために木綿が栽培されるようになりました。現在は「国産ジーンズの聖地」や国内生産の7割ほどを占める帆布(キャンパス地)の生産地として知られており、バッグなどに加工して販売しています。

大原美術館は前述の倉敷美観地区にある美術館です。1930年開館、日本最古の私立西洋美術館ですが、その展示内容は本館(西洋絵画)、別館(日本の近代~現代アート)、工芸・東洋館(陶器や版画、東洋の古美術)など多様です。おおむねエル・グレコの『受胎告知』やモネ『睡蓮』といった作品の所蔵で知られています。

下津井は倉敷市児島地域の地区です。瀬戸内海に突き出た児島半島の西南端にあたる地区で、瀬戸大橋の本州側のたもとにあたります。古くから港町として栄えた地域で、古い町並みが残る下津井町並み保存地区や下津井城跡(県指定の史跡)があるほか、県内有数の漁港として知られており、タコやママカリが有名です。瀬戸内海を一望できる風光明媚な地域であるため、鷲羽山近隣に宿泊施設、鷲羽山ハイランド(遊園地)といった観光業も行われています。


和気町(わけちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県和気郡和気町 「元気・やる気・日本一」のまちづくり 人口12,995人

㊤和気町のPRキャラクター「タンタン」(自治体名左)「わけまろくん」「フジコちゃん」(右)と藤公園の藤が描かれた可愛らしいデザイン。㊦木立と水辺を背景に国の特別天然記念物タンチョウが描かれている。右下に「タンチョウの里」のロゴ。ともに2017年からミニバイク50ccを対象に交付されている。

和気町は岡山県南東部にある町で、和気郡に属しています(和気町のみ)。2006年に旧和気町と佐伯町が合併して新たに和気町としています。町域の大半が山林であり、吉井川と金剛川の流域に市街を形成しています。全国的には和気清麻呂(奈良~平安時代初期の貴族で、戦前の10円札に肖像画が印刷されていた)の生誕地として知られる地域で、和気神社や藤公園、鵜飼谷温泉、岡山県自然保護センターなどの観光資源を有しています。主な産業は農業と製造業で、果樹栽培が盛んに行われる一方で製造業従事者も多いです。ぶどう・もも・りんご・茄子・白ねぎ・こんにゃくなどを特産品としています。

和気町藤公園は和気町藤野にある公園です。地域おこしを目的に昭和60年に開園したもので、日本最多の100種を超える藤が植栽されています。毎年藤まつりが行われており、地域を代表する花の名所として人気があります。公園周辺に和気氏の氏神を祀る和気神社があり、安産や子供の守り神として親しまれているほか、この神社の参道に歴史民俗資料館があります。

岡山県自然保護センターは和気町田賀にある自然保護・自然学習施設です。面積100haの敷地にアカマツ林や池、人工の湿地などを有し、日本一のタンチョウ飼育頭数で知られる施設で、四季を通じて様々な野鳥・昆虫・野草などを観察することができます。

和気鵜飼谷温泉は和気町益原にある温泉です。「和気鵜飼谷温泉」というそのままの名称のホテル・入浴施設があり、温水プールもあります(湯量150トン/日、ph9.5のアルカリ性単純温泉)。この施設の近くに和気鵜飼谷交通公園があり、遊具やミニSL、ゴーカートといった子供の遊び場になっているほか、鵜飼川沿いに桜並木があるため春には花見が行われています。


吉備中央町(きびちゅうおうちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

加賀郡吉備中央町 おっへぇそう! 人口10,407人

吉備中央町の位置を示した岡山県の地図とPRキャラクターの「へそっぴー」が描かれています。また、自治体名上にキャッチフレーズの「おっへぇそぅ!」の文字が入ります。2017年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

吉備中央町は岡山市の北西側、ちょうど岡山県の中央部にある町で加賀郡(吉備中央町のみ)に属しています。2004年に上房郡賀陽町と御津郡加茂川町が合併してできた町で、同時に加賀郡(旧地名の加茂川と賀陽から一字ずつとった)が新設されました。吉備高原と呼ばれる標高200~697mほどの丘陵地に位置し、旭川・宇甘川(うかいがわ)・加茂川が町域を流れ、渓谷と多くのため池が特徴的な地形となっています。基幹産業は農業で水稲・高原野菜・黒大豆・ぶどうやブルーベリーなどが生産されるほか、林業や畜産も行われています。また、宇甘渓の渓谷美や小森温泉・湯の瀬温泉といった観光資源を有しています。白菜と白菜キムチ・ピオーネ(ぶどう)・ブルーベリー・チーズなどを特産品としていますが、近年は耕地面積・店舗数ともに減少しつつあり活力を失いつつあります。

宇甘渓(うかんけい)は旭川の支流、宇甘川(うかいがわ、うかんがわともいう)がつくる渓谷です。吉備中央町下賀茂あたりは川幅が極度に狭まり、奇岩とそそり立つ岩肌や激流がみられます。シンボルの赤い橋「あかばし」の周辺には遊歩道が整備されており、モミジ・ケヤキ・ウルシなどの紅葉の名所とされています。また、同町内の豊岡川流域にもホタルの名所や滝や奇岩・岩肌を見るにはもってこいの鳴滝森林公園(キャンプ場併設)があります。

湯の瀬温泉(岡山県)は吉備中央町豊岡下にある温泉です。湯の瀬温泉旅館という宿泊・入浴施設とキャンプ場があります。源泉はアルカリ性単純温泉(ph9.7)で、温度29度と低いため加温して用利用しています。豊岡川を下流の方へ下っていくと国道429号あたりに小森温泉があります。

吉備中央町には道の駅が2つあります。①道の駅かようは、吉備中央町北にある国道484号沿いの小規模の道の駅です。直売所・和風レストラン・ドッグラン・コンビニ・体験実習室などを備える施設で、規模は小さいながら一通り設備が整っています。②道の駅 かもがわ円城は吉備中央町上田西にある国道429号の道の駅です(前述の道の駅 かようよりやや大きい)。こちらはバイカーの聖地として親しまれていて、円城白菜を使ったキムチが人気です。

重森三玲記念館は吉備中央町吉川公民館の隣にあります。当地で生まれた重森三玲(昭和を代表する造園家・庭園史研究家)を顕彰する施設です。氏の作品や氏が復元を手掛けた庭は全国各地にあり、京都だと東福寺の方丈庭園、大阪だと大阪城内の秀石庭が有名でしょうか。この記念館に隣接して天籟庵(てんらいあん)という茶室とコンクリートでできた庭があります。

癒しの散歩道 裕園は吉備中央町吉川にある私設公園です。県道72号周辺にあるもので、個人が15年かけて整備したものです。丘を切り開いて遊歩道の石畳やイベント会場などが整備されているほか食事処があり、蕎麦・うどんやジュースなどを販売しています(入園無料、火・水・木曜日は休園)。


赤磐市(あかいわし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県赤磐市 人“いきいき”まち“きらり” 人口43,730人

市のPRキャラクター「あかいわモモ」と特産物の桃・ぶどうをあしらったデザインです。2018年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています(下一桁4,9及び下二桁42は欠番)。

赤磐市は岡山県中央からやや東寄りにある市です。2005年に赤磐郡山陽町・赤坂町・熊山町・吉井町が合併して新設された市で全域が吉備高原に含まれています。南部の平野が住宅など市街地、中央~北部はなだらかな丘陵地となっています。南西側に隣接する岡山市のベッドタウンおよび、果樹栽培が盛んなことから岡山県のフルーツ王国として知られる地域です。おおむね金属製品やプラスチック製品など製造業を主要な産業としているほか、中央~北部の丘陵地はレジャー地としても利用されており、観光関連の事業も行われています。白桃やぶどう、朝日米という米を特産品としています。

岡山フォレストパーク ドイツの森は赤磐市仁堀中にある農業公園です。ドイツの町並みを再現した町並み広場・動物ふれあい広場・石窯ピザ工房・ワイナリー・クラフト工房・ゴーカートやミニSL、貸しボートといった様々なアトラクションで構成されており、農業公園としてはかなり充実しています。西日本最大となるドッグラン(無料)を有しており、小型犬専用エリアが2つ、大型犬専用エリア1つのほか、犬用のアスレチックがあるアジリティーエリアと貸し切りのオフ会専用エリアがあります。

熊山英国庭園は赤磐市殿谷にある庭園です。小学校の跡地を整備して西日本初の本格的イングリッシュガーデンとしたもので、250種800本のバラをはじめ四季折々の花が咲いています(入園無料)。ハーブ苗や花苗、バラの苗木などを販売しており、週末にはマルシェが立っていることもあります。

熊山遺跡は赤磐市と岡山市・備前市の市境あたりにある遺跡です。熊山山頂から南西方向の熊山神社の裏手にある遺跡で33箇所に石積みの遺構が残っており、その中でも最大のものを国指定の史跡「熊山遺跡」と呼んでいます。この遺跡は基壇の上に方形に3段の石積みをしたピラミッド状の遺構で「岡山のピラミッド」の異名で知られており、地元の定番ハイキングコースとなっています。


浅口市(あさくちし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県浅口市 星と海のまち 人口31,805人

天文台と星空が描かれています。合併10周年記念として、2016年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています(下二桁・4、・9、04、09、42、44、49は欠番)。

浅口市は岡山県の南西部にある市です。2006年に鴨方町・金光町・寄島町が合併して発足した自治体で倉敷市の西隣りにあります。公式には「あさくち」と読みますが「あさぐち」も使われています。県内では最小の市ですが、植木・帽子・ストロー製造など多くの地場産業を抱えています。温暖で安定した気候であることから天体観測に適した場所とされており、古くは平安時代の陰陽師・天文博士の安倍晴明が安部山で天体観測を行ったとされています。また、旧金光町周辺は金光教(江戸時代末期に生まれた新宗教)の発祥地であり、本部が置かれています。現在の浅口市は製造業を主要な産業とするまちで、農業や漁業も行われており未開発の土地も少ないのですが、人口減少により生産年齢人口自体が減少し続けているため活気を失いつつあります。

岡山天文博物館は浅口市鴨方町本庄と小田郡矢掛町の境あたりにある科学館です。隣接する国立天文台ハワイ観測所岡山分室(旧岡山天体物理観測所)や京都大学の岡山天文台ドームなどを紹介する施設で、展示のほかにプラネタリウムや太陽の観測ができる設備があります。

かもがた町家公園は浅口市鴨方町鴨方にある公園です(日本の歴史公園100選)。江戸時代この辺りは岡山藩の支藩鴨方藩の中心地であったようで、県内最古の町家を含む2棟の古民家や土蔵などを改修し、当時の暮らしを紹介しています。

金光教本部は金光町大谷にあります。正月や祭事には多くの参拝客で賑わうため、周辺は門前町になっています。周辺に古い商店街があり、そのノスタルジックな雰囲気から映画「とんび」のロケ地になりました。


総社市(そうじゃし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県総社市 地域・文化・自然が支える心豊かな生活交流都市 人口約69,207人

㊤備中国分寺の五重塔(国指定文化財)とプレート下部に「吉備のくに」の文字。㊦修行中の雪舟が涙でネズミを描いたとされる伝説から、ネズミの形のプレートに水墨画風の尻尾。自治体名上に「雪舟の里」の文字が入る。どちらも2011年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されている。

総社市は岡山県南西部の内陸にある市です。2005年に旧総社市と都窪郡山出村・清音村が合併して新たに総社市としています。もともと古代王国・吉備国の中心地域であり、吉備国分国後は備中国の国府が置かれていました。平安時代に備中国内の神々を合祀する総社宮が建てられてこれが地名の由来になっています。現在の総社市は自動車部品・繊維・食品加工などの製造業が主要な産業となっていますが、高梁川の扇状地にあたり市域中~南部では田・水路・ため池などの田園風景もみられます。岡山県全体の人口減少が厳しいなか、2011年以降人口増加を続けています。

鬼ノ城(きのじょう)は総社市の市街の北側、鬼城山にある古代山城です(国指定史跡、日本100名城)。7世紀後半に大和朝廷によって築かれたものとされています。石塁や土塁、敷石などが遺構として残っているほか、城門や角楼が復元されています。未完のものが多い古代の城のなかでは稀な完成した城とみなされており、見学路や展望台、鬼ノ城山ビジターセンターなどが整備されています。

備中国総社宮は総社市総社にある神社です。正式な名称を「總社」といい、備中の神々324柱の神々を合祀するものです。古代の国司は一宮から巡拝を行っていましたが、国府近くに総社を設けてこれを効率化したものです。長い回廊が印象的な神社で、前庭の三島式庭園は後楽園造園の際に参考にされたものとされています。また、南鳥居のそばに明治時代に建てられた警察署を改装したまちかど郷土館があります。

備中国分寺は総社市上林にある真言宗御室派の寺院です。奈良時代、聖武天皇の詔によって各地に建てられた国分寺の一つで、現在のものは江戸時代中期に再建されたものとされてです。また、近くには史跡としての国分寺跡と国分尼寺跡が残っています。岡山県内では唯一となる五重塔を有し、田園風景に立つ五重塔の景観は吉備路のシンボルとなっています。


玉野市(たまのし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県玉野市 たまたまたまのを、またまたたまのに。 人口55,174人

瀬戸内海の波と魚、いしいひさいち氏の4コマ漫画のキャラクター「ののちゃん」が描かれています。また、下部に「ふるさとたまの!ののちゃんの街」の文字が入ります。2010年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

https://youtu.be/3VLyxMm-VFs?si=8A4DkE0LZv_0W6lq

玉野市は岡山県南部にある市です。岡山市の南東側、吉備の穴海を隔てて瀬戸内海にせり出す児島半島とその付け根にあたる市で、宇野港(重要港湾)を中心とする港湾都市となっています。三井造船の企業城下町として発展した経緯があり(現在同企業は艦艇事業から撤退、代わりに三菱重工が事業を引き継ぐ)、造船・化学・金属といった重厚長大型の製造業が産業の主体です。瀬戸内海の多島美と複雑な海岸線が特徴的で、四国とフェリーによって結ばれているため観光関連の事業も行われています。柑橘類・紫いも・タコやタラ、唐辛子などを特産品としています。

おもちゃ王国は玉野市滝にあるテーマパークです。「世代を超えた世界中の玩具を集めたおもちゃの博物館」というテーマで、たくさんのおもちゃがあります。玉野市のものは軽井沢や東条湖などでテーマパークを運営する同社の総本部です。多数のアトラクション、プールやイベント会場等があり、おおむね0歳児から小学生くらいまでの子どもが楽しめるようになっています。また、近くに渋川動物公園というふれあい重視の動物園があります。個人経営の動物園で、大型の動物は馬くらいですが飼育されているほとんどの動物に触れることができ、こちらも子どもたちに人気のスポットとなっています。

みやま公園(深山公園)は玉野市田井にある風致公園です。国道30号に面した丘陵地200haが公園として整備されており、7,000本の桜のほか梅やツツジ、モミジなど15万の木々が植栽されています。園内に「深山イギリス庭園」という本格的なイングリッシュガーデンがあるほか、道の駅 みやま公園があります。

渋川マリン水族館(玉野海洋博物館)は玉野市渋川にある水族館です。魚や海獣など180種を展示する水族館と海に関する展示を行う陳列館に分かれています(入館料:大人500円、小人250円)。あまり大きな施設ではありませんが子供と行くにはちょうどいい規模で料金もお手頃です。同施設の前は渋川海岸(快水浴場百選、日本の渚百選、日本の白砂青松100選)となっていて、全長1kmほどの砂浜が広がっています。


矢掛町(やかげちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県小田郡矢掛町 歴史かおる文化の町 人口12,768人

自治体名左にPRキャラクター・観光大使の「やかっぴー」が描かれています。プレート下部に宿場の町並みのイラストと「歴史かおる文化の町」の文字が入ります。2016年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

矢掛町は岡山県南西部にある町で、小田郡に属しています(矢掛町1町のみ)。高梁川水系小田川流域の平野部に開けた盆地で、周囲をぐるっと500m級の丘陵に囲まれています。江戸時代に旧山陽道の宿場町として発展した歴史があり、現在も往時の町並みが残ることで知られています。現在の矢掛町の主な産業は製造業ですが近年は勢いが無く、一方で観光業の進展がみられます。また、耕地面積も多くいちご・梨・にんにくなどを特産品としています。2010年に、長らく栽培が途絶えたとされていたニホンハッカが町内に大量に自生していることがわかり、栽培や蒸留の復興が試みられています。

旧山陽道 矢掛宿は矢掛町矢掛の一部と小林の一部、11.5haの重要伝統的建造物群保存地区です。2020年に選定されたもので、小田川に沿うように900mほどの古い町並みが残っています。とりわけ江戸時代の宿舎本陣「旧矢掛本陣石井家住宅」、脇本陣「旧矢掛脇本陣高草家住宅」は国内では唯一の本陣と脇本陣が現存するものであり、国の重要文化財に指定されています。

道の駅 山陽道やかげ宿は矢掛町矢掛にある国道35号の道の駅です。2021年にオープンした施設で前述の矢掛宿近くにあります。駐車場やトイレ、無線LANといった共用施設と観光案内コーナーがありますが、飲食や物販は行っていません。近くの商店街(旧山陽道沿い)に客を誘引するための施設という位置づけのユニークな道の駅です。


高梁市(たかはしし)

高梁市ホームページより

岡山県高梁市 ひと・まち・自然にやさしい高梁 人口27,149人

備中松山城で飼育されている猫城主の「さんじゅーろー」、背景に特産品のシャインマスカット、ピオーネ、ベンガラを表す3本線(左側)、右側にはベンガラ染めされた布地が風に靡く様を描いています。2020年にミニバイク50cc以下1,700枚、50~90cc以下100枚、90~125cc以下200枚が交付されています。また、ナンバーの「・」が猫の足跡になります。

高梁市は岡山県西部にある市です。2004年に旧高梁市・上房郡上漢町・川上郡成羽町・川上町・備中町が合併して新高梁市としています。もともと備中松山城の城下町として発展した地域で、高梁川・成羽川流域に沿って市街を形成しています。面積のうち8割弱ほどが林野で高梁川の東西には吉備高原の自然が広がっています。江戸時代後期~大正にかけて、銅山とベンガラ(赤色の顔料)の一大産地として栄え、現在でも赤銅色の町並みが残っています。ピオーネなどのぶどうやトマト、高原野菜のほか中国地方最大のシャクヤクの産地として知られていますが、人口減少の割合・高齢化率が共に高く基幹産業の農業は活気を失いつつあります。

備中松山城は高梁市内山下にある臥牛山(標高487m)の山頂付近に建つ日本の城(山城)です(日本100名城、日本三大山城の一つ)。現存十二天守の一つであり、山城としては唯一天守が現存しているものです。天守、二重櫓・土塀などが重要文化財に指定されています。明治時代の廃城令によって山麓にあった御根小屋(備中松山藩の政庁)は取り壊されたのですが、城自体は不便な山の上にあることが幸いして残ったといいます。現在は櫓や門、展望台などが復元・整備されていたり、夜間にライトアップされたりして当地のシンボルになっており、「雲海に浮かぶ天空の城」や「猫城主のいる城」として知られています。

吹屋ふるさと村は高梁市成羽町吹屋にある6.4haの重伝建です。石州瓦とベンガラ壁漆喰の赤い町並みで知られる地域で、現在は街歩きができる観光地になっており、旧片山家住宅(国の重要文化財)、ふるさと村郷土館や商業施設があります。また、周辺には旧吹屋小学校(日本最古の木造校舎)や笹畝坑道(銅山の坑道で観光用になっている)があります。

広兼邸は高梁市成羽町中野にある歴史的建造物です。前述の吹屋ふるさと村に含まれていますが、3kmほど南にあります。江戸時代後期に小泉銅山とローハ(緑礬=ベンガラの原料)で財を成した庄屋の巨大な邸宅で、映画「八ツ墓村」など映画のロケ地として知られています(入館料:大人400円 小人200円)。


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島根県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【島根県編】

全47都道府県を網羅 掲載市町村区630以上


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美郷町(みさとちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

島根県邑智郡美郷町 「美肌県美肌町」、新しい力で築くオンリーワンのまち 人口4,007人

江の川(ごうのかわ)とカヌーを漕ぐPRキャラクター「みさ坊」、町花のシャクナゲが描かれています。また自治体名上に「misato town」の文字が入ります。2019年からミニバイク50cc以下を対象に500枚が交付されています。

美郷町は島根県中央部にある町で、邑智郡(おおちぐん)に属しています。「みさとちょう」及び「みさとまち」は国内に多数ある人気の自治体名であり、秋田県・宮崎県に美郷町、美里町と書くものでは埼玉県(ついでに「三郷市」も「みさと」と読む)、宮城県、熊本県にあります。島根県の美郷町は2004年に邑智郡邑智町と大和村が合併して生まれたもので、島根・広島内を流れる江の川が大きく西に湾曲する中山間地にあたります。江戸時代には天領石見銀山の支配地として舟運が発達していました。現在の美郷町は農林業の比率が高く、イノシシ肉や温泉を前面に押し出した観光業も発達しつつありますが、少子高齢化に歯止めがかかっていないため働き手不足が顕在化しつつあります(高齢化率47.4%)。バリ島マス村と姉妹関係にあるため、サンバルという辛味調味料(チリソースの一種)を特産品にしています。

道の駅 グリーンロード大和は美郷町長藤にある国道375号の小規模の道の駅です。内装に木をふんだんに使った小さい道の駅で、カフェと地元の農産物、こんにゃくなどを売る販売スペースがあります。周辺の江の川沿いに散策路が整備されており、春には桜が咲いています。

千原温泉は美郷町千原の千原川沿いにある温泉です。もともと切り傷・火傷・皮膚病に効き目のある療養目的の温泉として昭和50年代前半までは湯治客専門の湯でしたが、現在は日帰り入浴の施設があります。炭酸ガスを含む黄褐色のお湯で、2021年度の「ひなびた温泉」の全国ランキングで1位に選ばれています。

美郷町の特産品「山くじら」はイノシシ肉のことで、獣肉を食す事が禁忌である時代には山くじらの看板を出すことになっていました。美郷町ではイノシシの狩猟を猟友会に一任せず、農家が自ら狩猟者となることで毎年一定数のイノシシの捕獲に成功しており、これが特産品となっています。


大田市(おおだし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

島根県大田市 自然・歴史・人が光り輝く 人口31,311人

プレート右側にPRキャラクター「らとちゃん」が描かれています。サザエの殻に樹脂や菜種油などを入れて灯りとして用いた螺灯(らとう)をモチーフにしています。また、自治体名上に「Ginzan Walking Museum」の文字が入ります。石見銀山の世界遺産登録5周年を記念して交付されたもので、2011年にミニバイク50cc以下を対象に100枚が交付されています。

大田市は島根県中央部の日本海側にある市です。2005年に旧大田市と温泉津町(ゆのつまち)・仁摩町が合併して現在の大田市になっています。市域の西部に戦国時代後期~江戸時代前期に日本最大の銀山であった石見銀山遺跡(世界遺産)があります。現在の大田市は農・水産業、及び電子回路・部品、食料品生産、石州瓦やガラス製品といった製造業を主要な産業としています。また、先程述べた石見銀山遺跡のほか三瓶山(国立公園)や温泉、海水浴場などの観光資源を有しています。

石見銀山遺跡は大田市大森町にある鉱山の遺跡です。最盛期には世界で流通する銀の1/3を占めたといわれる日本の銀輸出のうち、かなりの部分を産出していたと考えられています。ガイダンス施設として石見銀山世界遺産センターや明治時代の建物を利用した「いも代官ミュージアム(石見銀山資料館)」があるほか、「龍源寺間歩」という坑道が一般開放されており、内部が見学できます(山道を2.3kmほど歩く必要がある)。

三瓶山(さんべやま)は大田市と飯南町にまたがる火山です(日本二百名山)。男三瓶山(標高1,126m)を主に6つの峰が爆裂火口を取り囲んでおり、ハイキングスポットや麓の温泉郷(三瓶温泉)で知られています。また、三瓶町多根(三瓶山北麓にあたる)に島根県立三瓶自然館(サヒメル)という自然史系の博物館があります。

道の駅 ごいせ仁摩は大田市仁摩町大国にある県道31号の道の駅です。2022年1月に開駅したまだ新しい施設で、物販・レストラン・共用スペースのほかに、伝統芸能である石見神楽が上演可能な屋根付きステージやドッグラン、RVパークなどが併設されています。また、周辺の仁摩健康公園に仁摩サンドミュージアムという砂とガラスをテーマにした博物館があり、世界最大の砂時計があります。


松江市(まつえし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

島根県松江市 水と緑、歴史と教育を大切にし 伸びゆく国際文化観光都市 人口199,211人

松江城の中に白抜きで「MATSUE」と書かれたもので、松江城築城400年記念として2011年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(従来様式と選択性)。

松江市は島根県北東部にある市です。県庁所在地・中核市で、2005年に旧松江市と八束郡鹿嶋町・島根町・美保関町・八雲村・玉湯町・宍道町・谷塚町が合併し新たに松江市としています。しかしながら人口は減少しつつあり、2021年度に人口20万を割っていると考えられています(住民基本台帳ベース)。汽水湖である中海と宍道湖に挟まれて中央がくびれた格好の自治体で、旧八束町域は中海に浮かぶ島で構成されています。中心地となる旧松江市はもともと松江藩の城下町として栄えたため商業がよく発達していますが、現在はサービス業(医療・教育・研究)が市の主要な産業となっています。また、松江城や由志園など観光名所があり観光業が域外マネーの獲得を支えています。産物としては宍道湖のシジミやアゴ(トビウオ)が有名ですが、日本三大茶処の一つであるためお茶や和菓子も特産品になっています。

松江城(千鳥城とも)は松江市殿町にある日本の城・国の史跡です。現存十二天守の一つであり、天守は国宝に指定されています。城周辺では神在月(10月)の頃に美しい行灯(あんどん)がほのかに光る「松江水燈路」が開催されます。松江城近隣には武家屋敷や興雲閣(明治36年築の擬洋風の迎賓館)、小泉八雲記念館と旧居などがあります。また、お堀巡りの遊覧船があり、こちらも人気です(中学生以上1,500円、小学生800円)。

宍道湖(しんじこ)は松江市と出雲市にまたがる汽水湖です(日本百景)。面積79.25k㎡、周囲長47kmあり全国7番目の広さの湖になります。特にシジミが有名ですが、スズキ・モロゲエビ・ウナギ・アマサギ・シラウオ・鯉・シジミを合わせて「宍道湖七珍(しんじこしっちん)」と呼びます(頭文字をとって「スモウアシコシ」と覚えられている)。東岸に島根県立美術館や松江しんじ湖温泉、宍道湖南東側には玉造温泉があるほか、日本の夕日百選に選定されています。

由志園(ゆうしえん)は松江市八束町波入にある日本庭園です。大根島の観光開発を目的に1975年に開かれたもので、ボタンや高麗人参の栽培で知られています。幾度も造成を重ねて現在は1万2千坪(40,000㎡)の池泉回遊式庭園となっており、売店やカフェ、料亭などの施設があります。足立美術館(島根県安来市)に並ぶ山陰地方最大級の日本庭園です。

松江フォーゲルパークは松江市大垣町の国道431号のそばにある、熱帯植物と鳥類に特化した全天候型テーマパークです。国内最大規模の温室を含む4つの展示の温室と外部の施設で構成されており、動植物を扱うテーマパークとしては珍しくバリアフリーで、冬は加温されています。猛禽類のショーやペンギンとのふれあい体験などを行っています。


安来市(やすぎし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

島根県安来市 民謡・安来節のルーツ 人口35,199人

豆絞りの手ぬぐいの縁取りに、市のPRキャラクター「あらエッサくん」が描かれています。2011年からミニバイク50cc以下~125cc以下とミニカーを対象に交付されています。

安来市は島根県東端の市です。2004年に旧安来市・能義郡広瀬町・伯太町が合併して新たに安来市としています。東西22km、南北28kmの市域を有し、概ね市域北部の中海沿岸の三角州に市街を形成しています。「どじょう踊り」という滑稽な踊りを含む民謡、安来節の発祥地として知られる地域で、江戸時代には山陰地方の交通の要衝として栄えたといいます。古くから優良な砂鉄が採れたためにたたら製鉄が行われており、現在でも高級特殊鋼「ヤスキハガネ(安来鋼)」を産出しています。主要な産業は製造業でやはり鉄鋼業が最も多く、次に食料品の加工がきます。一方で農林水の第一次産業従事者も多く、梨・いちご・たけのこ・どじょうといった産物や織物・焼き物など伝統工芸品を特産品としています。

足立美術館は安来市古川町にある美術館です。近代から現代の日本画を中心に陶磁器などを展示する施設で、特に横山大観のコレクションと日本庭園で知られています。「庭園も一幅の絵画である」という足立全康(創設者)の言葉通り、5万坪に及ぶ庭園は毎日手入れされており、国内はもとよりフランスの旅行ガイド『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』に三つ星(最高評価)として掲載されるなど海外でも高い評価を受けています。

月山富田城跡(がっさんとだじょうあと)は安来市広瀬町富田にある日本の城(山城)です。戦国大名尼子氏の本拠として知られるこの城は国指定史跡・日本100名城・日本遺産の構成要素になっており、天然の地形と規模の大きさから往時は「難攻不落の城」とされていました。山城ですので交通は不便ですが、標高は190mしかなく毎年多くの観光客が訪れています。また、麓の登り口あたりに道の駅 広瀬・富田城があります。

和鋼博物館は安来市安来にある博物館です。現在の高級特殊鋼の源流となった和鋼・玉鋼をテーマとする施設で、たたら吹きや近世の製鉄、日本刀などの展示があります。博物館内にのミュージアムショップではヤスキハガネの刃物を販売しています。

道の駅 あらエッサは安来市中海町にある国道9号(国道180号も近い)の道の駅です。鳥取県米子市との県境から600mくらい入ったところにあります。道の駅 広瀬・富田城が歴史資料館と広瀬絣センターを中心とした小規模なものであるの対し、こちらは普通の商業施設といった感じで、農産物直売所と古民家レストラン、海産物と水産加工品を売るスペースがあります。


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日野町(ひのちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

鳥取県日野郡日野町 おしどりの住むまち 人口2,676人

日野町の鳥並びに鳥取県の鳥に指定されているオシドリのデザインです。ネジの部分が鳥の目にあたるようになっています。

日野町(鳥取県)は鳥取県西部にある町です。同町と日南町、江府町を含む日野郡に属しており、他と同様に日野川流域に居住地が集中しています。江戸時代に出雲街道の宿場町として発展した地域で、良質な砂鉄が採れるため大正時代までたたら製鉄が行われていました。現在の日野町は農林業を基幹産業としていますが、この地域は県内でも過疎と高齢化が顕著であるため、かつて基幹産業であった商業は大きく後退しています。平成17年に、平成12年(2000年)に発生した鳥取県西部地震による震災復興や課題な公共投資などから財政が極端に悪化したとして財政再建に乗り出しています。はぶ茶や一味唐辛子、地酒などを特産品としています。

日野川(ひのがわ)は鳥取県西部を流れる1級河川です。毎年10月頃から3月頃までオシドリが飛来します。根雨駅の西南西200~300mあたりの川沿いにオシドリ観察小屋(18歳以上300円、18歳以下は無料。倍率が異なる多数のスコープがある)があり、多い時は1,000羽を超えるオシドリがみられます。

金持テラスひのはJR根雨駅周辺にある複合施設です。2018年にオープンした宝くじや地場産品を販売する施設で、金運上昇・開運祈願で知られる金持神社(かもちじんじゃ)の分祠が設置されています。同神社は日野町金持にある神社で、旧社格が村社ですから大きなものではないのですが、「金持」という縁起の良い名称(砂鉄が多く採れたことに由来する)とあって宝くじの時期には参拝客が数多く訪れています。国道181号(出雲街道)沿いに札所があります。


琴浦町(ことうらちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

鳥取県東伯郡琴浦町 自然と歴史が調和した 心豊かな ふるさと未来 琴浦町 人口15,503人

琴浦町の特産品を持った漫画・アニメキャラクターの「琴浦さん」、乳牛とトビウオ(あご)が描かれたデザインです。2013年からミニバイク50cc以下200枚、小型特殊200枚の交付が開始されており、現在は小型特殊用は交付終了となっています。

琴浦町は鳥取県中部の西よりにある町で、東伯郡(とうはくぐん)に属しています。2004年に同郡の東伯町と赤碕町(あかさきちょう)が合併してできた町で、町名は同町の海岸線が「琴ノ浦」と呼ばれていたことに由来します。北側の日本海から大山(標高1,729m)の山頂付近まで伸びる起伏豊かな町域を有し、県内の町村では最も規模の大きい地域となっています。農林水の第一次産業と食品製造を主とした製造業を主要な産業としていますが、総人口の減少に歯止めがかかっておらず、産業従事者が減少しつつあります。特産品はプレートにあるとおりですが、近年はスイカを推しています。斎尾廃寺跡(飛鳥時代後期~奈良時代の寺院跡)や大山滝(日本の滝百選)、伯耆の大シイ(国の天然記念物、国内最大規模の巨木)などの名所がありますが、近年は鳴り石の浜周辺が観光スポットになっています。

鳴り石の浜は琴浦町赤崎にある海岸です。ごろた石という楕円形の石が集積する浜辺で、波が行き来すると「カラコロ」と音がします。「よく鳴る=良くなる」と験を担ぐ意味合いがあり、石に願いを書いた石絵馬を投げると願いが叶うと言われています。近年になってひまわり畑やカフェなどができており、当地の観光名所となっています。

光(みつ)地区は観光地ではありませんが、日本一の密度の鏝絵や古い町並みがみられる地域です。鏝絵(こてえ)とは漆喰を用いたレリーフのことで、筆やノミではなく左官鏝を用いて仕上げます。もともとは網元や豪商の蔵などに富の象徴として造られたものです。また、同地域にある神崎神社には美しい木の彫刻がたくさんあり、なかでも龍の大彫刻は圧巻です。

道の駅 琴の浦は山陰自動車道のパーキングエリア(上下線共用)です。琴の浦インターチェンジを併設しており一般道路と接続されています。道の駅としては珍しいことに北側400mくらいの日韓友好交流公園内に道の駅 ポート赤崎(国道9号沿い)があり、どちらも海鮮を売りにしています。


岩美町(いわみちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

鳥取県岩美郡岩美町 しまっておいた日本がある 人口10,414人

岩美町の海と浦富海岸にある千貫松島(せんがんまつしま)のデザインです。町制60周年記念として、2014年にミニバイク50cc以下を対象に103枚が交付されています。

岩美町は鳥取県の北東部にある町です。県庁所在地の鳥取市の北東に隣接する町ですが、知名度はそれほど高くありません。山陰海岸国立公園に属する浦富海岸(うらどめかいがん)があり、花崗岩の断崖や奇岩、洞門(海蝕洞)、海に浮かぶ大小の島など海岸線に豊かな変化がみられる地域です。主要な産業は製造業となっていますが、水産業が盛んで松葉ガニ、スルメイカ・モサエビや地酒などを特産品としています。また、民謡「湯かむり唄」で知られる岩井温泉や浦富海岸の島巡り遊覧船などが観光資源になっています。

浦富海岸は岩美町の日本海側の長さ15kmほどのリアス式海岸です(日本百景、日本の白砂青松百選など)。宮城県松島に似た景観から「山陰の松島」と呼ばれることがあり、海岸北側には浦富海水浴場や山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館、西側には洞門に見事な松が生える千貫松島があります。ほかにいくつかの展望台や山中幸盛(山中鹿介、尼子三傑の一人)が鳥取城攻めの際に参拝した荒砂神社などがあります。

道の駅 きなんせ岩美は岩美町新井にある国道9号の道の駅です。一つの建物の内部にレストラン、農産物や海産物を売る直売所、ベーカリー、ローソンなどがまとまっています。観光地の強い浦富海岸周辺からは離れていますが、町中にあるため近所にガソリンスタンドや100円ショップがあるなど便利な施設です。当地は松葉ガニの漁獲量が日本一ということで、カニが道の駅の名物になっています(あと郵便ポストが派手)。

又助池のカキツバタは岩美町牧谷地区にあります。日本三大カキツバタ自生地の一つとして知られるカキツバタの群落で、周囲200mくらいの池(鳥取砂丘の潟湖の名残)に30種ほどの湿生植物が自生しています。


倉吉市(くらよしし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

鳥取県倉吉市 人と自然と文化がつくる「キラリと光る新中核都市」 人口44,542人

下部にイメージキャラクター「くらすけくん」のイラストと白壁土蔵群、右側に打吹山(うつぶきやま)と市花のツバキが描かれています。2013年にミニバイク50cc以下1,500枚、50~90cc以下150枚、90~125cc以下150枚、小型特殊用200枚が交付されています。

倉吉市は鳥取県中部のやや西よりにある市です。中国山地の大山と蒜山(ひるぜん)から放射状に広がる台地と、市域東部の天神川及び天神川に流れ込む小鴨川周辺の沖積平野から成る市域を有し、概ね平野部に市街を成しています。海には面していません。打吹玉川地区をはじめ土蔵が多いことから「白壁土蔵のまち」として知られており、全国京都会議にも参加しています。鳥取中部の温泉地「とっとり梨の花温泉郷」(倉吉市・湯梨浜町・三朝町)にあたり、関金地区に関金温泉があります。比較的農業が盛んで、二十世紀梨・スイカ・メロンを特産品とするほか、江戸時代には木綿が特産であったようで伝統工芸として倉吉絣という織物が伝承されています。

打吹玉川(うつぶきたまがわ)の伝統的建造物保存地区(通称:倉吉白壁土蔵群)は倉吉市の玉川という小さな川の周辺にあります。江戸時代~大正期に当地の中心商業地として発達したもので、9.2haが国の重伝建に指定されており、石州瓦の町家が飲食店や物販所に改装されているほか、観光案内所などが整備されています。また、同地区内に里見忠義と八賢士(『南総里見八犬伝』のモデルとなった人物とされる)の墓がある大岳院があります。

鳥取二十世紀梨記念館(愛称:なしっこ館)は、倉吉市駄経寺町にある梨をテーマにしたユニークな博物館です。温水プールや図書館、コンサートホールなどをまとめた倉吉パークスクエアの一角を成す施設で、シアターや資料展示のほかにフルーツパーラーがあります(入館料:大人300円、小中学生150円)。梨の食べ比べができたり、様々な梨の品種が栽培されている様子が見学できる施設です。

打吹公園(うつぶきこうえん)は倉吉市仲ノ町にある都市公園です(日本さくら名所百選、日本の都市公園百選、森林浴の森百選など)。1904年に皇太子(後の大正天皇)の行幸の際に整備されたもので、山陰随一の桜の名所として知られています。ミニ動物園や遊具、展望台などがあり、この公園の名前を冠した「打吹公園だんご」が鳥取県の銘菓として有名です。また、周辺に円形劇場 くらよしフィギュアミュージアムがあり、海獣やアニメなどのフィギュアやキャラクターグッズを展示しています。同施設は旧明倫小学校という学校の校舎を改装したもので、1950年代に全国で100棟ほど建造された円形の小学校のうち最古の現存施設となります。


境港市(さかいみなとし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

鳥取県境港市 さかなと鬼太郎のまち 人口31,789人

「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎が描かれたプレートです。2016年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(従来様式と選択性、既に交付済みの人も300円で交換可能)。その他同市のナンバーを所有していない人のために、「いかいや!さかなと鬼太郎のまち」と文字が入ったレプリカ200枚が作成され、水木しげる記念館で販売されています。

境港市は鳥取県北西にある市です。長さ20kmの弓浜半島の北端となるあたりで(まちの殆どが砂洲の上にある)、歴史的に重要港湾として栄えてきた経緯があります。「ゲゲゲの鬼太郎」の作者 水木しげる氏の出身地、または白砂青松の渚として知られており、港湾と空港(美保飛行場=米子鬼太郎空港)があるため山陰地方では最も人口密度が高い地域となります。おおむね卸売・小売業と食品加工を主とする製造業を主要な産業としているほか、日本海沿岸有数の漁業基地を有するため、マグロ・松葉ガニ・紅ズワイガニといった水産物を特産品としています。

境港(さかいこう)は鳥取県境港市と島根県松江市にまたがる重要港湾です。汽水湖の中海が日本海と接するあたりが港湾として整備されており、中国や韓国とのコンテナ航路の拠点や隠岐諸島との連絡拠点となっています。2013年にみなとオアシスとして登録されており、港湾南側に夢みなとタワー(展望台・飲食店・物販などの複合施設)、温泉入浴施設、境港さかなセンター(魚市場)、夢みなと公園などがあります。

水木しげる記念館は境港市本町にある漫画・アニメのミュージアムです。漫画家、妖怪研究家、冒険旅行家として知られる水木しげるが集めた妖怪に関するコレクションや氏の作品の原画などが展示されています。2023年5月から建て替えのために休館していますが、2024年春にリニューアルオープンとなる予定です。また、記念館前の水木しげるロード(長さ800mほど)には177体(執筆現在)の妖怪のブロンズ像があり、夜にはライトアップされています。

海とくらしの史料館は境港市花町にある博物館です。明治時代の酒蔵を改装したもので、魚の剥製(700種4,000点ほど)や漁船、漁法に関連する資料や民俗資料が展示されています(入館料:大人410円、小中高校生100円)。周辺には山陰地方では最古となる木造の灯台がある境台場公園や、鋳物でできた魚やカニなどが展示されているおさかなロードがあります。


北栄町(ほくえいちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

鳥取県東伯郡北栄町 やさしい風のふくまち 北栄町~人と自然が共生し 確かな豊かさを実感するまち 人口14,380人

青山剛昌氏原作の推理漫画・アニメ「名探偵コナン」のデザインで、自治体名左に江戸川コナンの顔イラストが描かれています。2011年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

北栄町は鳥取県中部にある町で、東伯郡に属しています。2005年に大栄町と北条町が合併して発足した町です。町域北側は広く日本海に面しており、橋津川河口(湯梨浜町)から由良川河口まで東西12kmほど続く北条砂丘と、立ち並ぶ風力発電所の景観が特徴的です。隣接する倉吉市・湯梨浜町とは異なり温泉で有名ということはありませんが、「名探偵コナン」の原作者 青山剛昌のふるさととして知られています。長芋・らっきょう・スイカ・芝の生産といった農業が主要な産業となっていて、砂丘周辺部ではぶどうが生産されるため北条ワイン醸造所(中四国・九州地方では最古となるワイナリー)があります。

コナン通りは鳥取県道167号の由良停車場から由良宿までの長さ1,400mほどの通りです。「名探偵コナン」に登場するキャラクターの銅像が並ぶ通りで、由良川にかかるコナン大橋にはキャラクターのレリーフ4種12枚が描かれています。また、橋の袂あたりにコナンの家・米花商店街という「名探偵コナン」作中に登場する米花地区を再現した区画があります。同地区はカフェやオブジェ、キャクターグッズを販売する土産屋などで構成されており、当地の観光名所となっています。

青山剛昌ふるさと館は前述のコナン通り北側にある漫画・アニメのミュージアムです。キャラクターの石膏像や原画のギャラリー、青山剛昌の仕事部屋などがある資料館となっています。いわゆる「アニメの聖地」とされていて、多くの観光客を集めており、近くの境港市の水木しげるロードと共に訪れる方が多いようです。また、道の駅 大栄が隣接しています。


湯梨浜町(ゆりはまちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

鳥取県東伯郡湯梨浜町 住みやすく 魅力と活気あふれる 愛のまち 人口16,394人

地域に伝わる天女伝説からのPRキャラクター「ゆりりん」と東郷池、四つ手網が描かれています。2013年から50cc以下のミニバイクを対象に交付されています。

湯梨浜町は鳥取県中部北側にある町で東伯郡に属しています。2004年に羽合町・泊村・東郷町が合併してできた自治体で、「温泉(湯)」、「梨」、「砂浜」から一文字ずつとって「湯梨浜」としています。町の中央やや北西寄りに東郷池(東郷湖)という周囲12kmほどの汽水湖があり、これは湖底から温泉が湧いている珍しい池です。東郷温泉・はわい温泉が有名で、鳥取県中部の温泉地「とっとり梨の花温泉郷」の一角を成します。農業と東郷湖からの漁業、観光業を主要な産業としており、二十世紀梨の生産量が日本一多いまちです。また、旧羽合町(はわいちょう)と同名であることからアメリカハワイ郡と姉妹都市関係にあります。

湯梨浜町の北西部にある東郷池は周囲が12km、中央付近の湖底から温泉が湧いていて冬には湖面から湯気が立ち昇る神秘的な汽水湖です。2kmほどの橋津川と通じて海とつながっていて、大和蜆という大粒のしじみが採れます。東郷湖の湖畔にははわい温泉と東郷温泉があり、東郷温泉側には中国式の庭園 燕趙園、道の駅 燕趙園といった施設があります。

東郷湖羽合臨海公園は東郷池北西側にある都市公園です。野球場・多目的広場・スケート場などの運動施設があり、夏にはあやめ・花菖蒲・蓮、冬はイルミネーションが施されています。周辺の国道9号沿いに道の駅 はわいがあります(食堂、農産物直売所、コンビニ等がはいっている)。また、東郷池の東側に東条湖羽合臨海公園あやめ池公園という公園があり、菖蒲や睡蓮といった水生植物や藤の名所として知られています。


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【和歌山県編】

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由良町(ゆらちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート」

和歌山県日高郡由良町 白い岬と紺碧の海 自然が語る由良のまち 人口5,013人

プレート左側に町花のスイセンとウミネコ、下部に海とPRキャラクターの「ゆらの助」が描かれています。2016年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

由良町は和歌山県中央部の西寄りにある町で、日高郡に属しています。町域東側は山地、西側は紀伊水道に面し、海岸線に石灰岩の白い岸壁が連なる景観が特徴的です。古来から港町として栄えた歴史があるため、万葉集など和歌では「由良の崎」などと詠まれています。現在でも大型船舶の修理を行う由良ドッグ(株)があり、みかんやはっさくといった柑橘類の生産も行われています。また、興国寺(由良開山)という寺院があり、これは金山寺味噌の発祥地さらには醤油の製法の由来に深く関わる寺院として知られています。

白崎海岸は由良町大引あたりの紀伊水道に突き出した海岸線です(日本の渚百選)。県立公園の白崎海洋公園を中心に道の駅 白崎海洋公園や海水浴場などがあり、ウミネコの繁殖地や水仙の群生地としても知られています。この海岸はペルム紀(2億9900万年~2億5100万年前)頃に形成されたもので、ウミユリや紡錘虫などの化石が多数発見されています。

戸津井鍾乳洞は由良町戸津井にある鍾乳洞です。昭和20年頃まで石灰石の採掘場として利用されていたもので、全長100mくらい、途中で二股に分かれています。土・日・祝日には内部が公開されており、白崎海岸と同じ2億5000万年ほど前の岩石や鍾乳石などが観察できます(大人400円、小人200円)。

興国寺は由良町門前にある臨済宗妙心寺派の寺院です。もともと真言宗の寺院で鎌倉幕府3代将軍 源実朝の菩提を弔うために建立されたものとされています。この寺にはその昔、「本堂が火災で消失したときに天狗が現れ、一夜にして再建された」という言い伝えが残っているため、由良町では醤油や餅など天狗伝説にちなんだ名物があります。


印南町(いなみちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

和歌山県日高郡印南町 人も自然もいきいき豊かで活力あふれる町 人口7,786人

印南町のシンボルであるユニークな橋、かえる橋(かえる大橋とも)のナンバープレートです。町制60周年記念として、2017年からミニバイク50cc以下を対象に500枚が交付されています(下一桁4,9、下二桁42及び上二桁42が欠番)。

印南町は和歌山県中央部の日高郡にある町です。町域は概ね紀伊山地の西端が占めており、西部で紀伊水道に少し接しています。もともと「印南浦」と呼ばれる漁業の盛んな地域で、現在でもイサキ・マダイ・マアジなどが水揚げされています。また、平野部・丘陵部ではえんどう豆やスイカ、スターチスや千両など花卉・園芸の栽培が盛んに行われており、全国平均および県平均よりも第一次産業の比率が高くなっています。

かえる橋はJR印南駅北側にかかる橋です。1993年に同町が町おこしのために造ったもので、「考える」「人をかえる」「町をかえる」「故郷へかえる」「栄える」といった意味をかけています。また、駅舎内や近くの郵便局のポストの上などにカエルのオブジェがあります。

かえるの港は印南町印南にある観光交流施設です。2022年にオープンした道の駅的な施設で、土産屋、飲食店、弁当屋などが入った商業施設となっています。周辺にチヌやグレなどが釣れる印南港やかつおぶし発祥之地の碑などがあります。

真妻わさびは国産わさびの最高級品種として知られるやや赤みがかかったわさびです。現在は静岡県で主に生産されていますが、もともと印南町真妻地区で栽培されていたとされています。同町は2012年から真妻わさびの栽培の再生に取り組んでいます。


有田川町(ありだがわちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

和歌山県有田郡有田川町 有田川がつなぐ,人と自然,山とまち,交流が未来をつむぐ 人口24,566人

あらぎ島の棚田と特産品の有田みかん、有田川を泳ぐ鮎のデザインです。2013年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

有田川町は和歌山県中央北寄りにある町で、有田郡に属しています。2006年に 有田郡吉備町・金屋町・清水町が合併して発足した自治体で、おおむね紀伊半島西部を流れる有田川(2級水系)に沿った町域を有しています。人口の25%程が農林業に従事しており、有田みかんと山椒(ぶどう山椒)の全国有数の産地として知られています。ほかにもぶどうやわさび寿司、和紙(保田紙)といった特産品があります。

鷲ヶ峰コスモスパークは有田川町長谷にある公園です。標高586mの高台にある公園で、その名の通りコスモスの名所として知られています。また、晴れた日には淡路島や四国まで見渡せる展望地でもあります。

あらぎ島は有田川町清水にある棚田です(日本の棚田百選、国の重要文化的景観)。有田川の屈曲部にあるおおむね円形の棚田で、形が珍しく写真愛好家に人気のスポットとなっています。また、あらぎ島で生産される米はブランド米「あらぎ島の米」として道の駅などで販売されています。周辺にあらぎ島展望所と道の駅 あらぎの里があります。2kmほど離れますが、ほかに国道480号沿いに全長160mほどの蔵王橋という吊り橋があり観光客が訪れています。

有田川町には前述の道の駅 あらぎの里のほか、道の駅明恵 ふるさと館(国道480号、小規模ながら一通り施設が揃う、パンが人気)、道の駅 しらまの里(国道424号、県内で最も小さい道の駅)、道の駅 しみず(ふるさとふれあいの丘スポーツパーク内、アウトドアセンターで物販は無し)があります。


上富田町(かみとんだちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

和歌山県西牟婁郡上富田町 豊かです 水も緑も人情も 人口15,726人

富田川の流れ、町花サクラ、町木ヤマモモ、白いシルエットで特産品のひょうたんの形を表しています。2013年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

上富田町は和歌山県南部にある町で、西牟婁郡(にしむろぐん)に属しています。田辺市と白浜町に挟まれた格好の町で、海には面していません。古来「口熊野」といって熊野古道の入り口だった地域です。梅・みかん・すももなど果樹栽培が盛んな土地柄で、貝ボタンが地場産業であったことを受け現在でも樹脂製のボタンが生産されています。いわゆる企業城下町や大都市のベッドタウンではないのですが、1965年の9660人から人口が微増し続けており、現在では1万5千を超えています。

救馬渓観音(すくまだにかんのん)は上富田町生馬にある寺院・霊場です。飛鳥時代に役小角が開いたものとされています。小栗判官(浄瑠璃や歌舞伎などに登場する伝説上の人物。常陸国小栗氏がモチーフとされる)が参拝して祈願すると愛馬の病がたちまち治ったといういわれがあり、競馬関係者など馬に関する仕事の方が縁起を担いで参拝することが多いようです。広い境内にはたくさんのお堂があり、裏山にはあじさい120種1万株が植えられています。

道の駅くちくまのは上富田町岩崎にある紀勢自動車道沿いの道の駅です(一般道とも接続されている)。レストランや物販のほか、世界遺産熊野古道の観光案内があります。


岩出市(いわでし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

和歌山県岩出市 活力あふれるまち ふれあいのまち 人口54,013人

岩出市のイメージキャラクター「そうへぃちゃん」と市花のサクラ、山間を飛ぶ飛行機が描かれています。市制10周年記念として、2016年にミニバイク50cc以下700枚、90cc以下100枚、125cc以下200枚が交付されています。

岩出市は和歌山県北部にある市です。2006年に那賀郡岩出町が単独で市制に移行して発足しています。和歌山県北部の那賀地域の中心都市であり、もとは豊かな穀倉地域でしたが、1994年に関西国際空港が開港したことを受けて人口を増加させています。その結果宅地開発が進み、大阪府や和歌山市のベッドタウンの様相が色濃いまちとなり、同時に卸売・小売業など商業が産業の中心となっています。根来塗と呼ばれる朱漆器や甘長唐辛子、黒あわび茸などを特産品としています。

根来寺は岩出市根来にある新義真言宗の総本山です。平安時代に開かれ、室町時代末期の最盛期には寺領72万石、「根来衆」と呼ばれる僧兵1万の一大宗教都市を形成していました。当時種子島から伝来したばかりの火縄銃がもたらされ、僧兵による鉄砲隊を有していたそうです。1583年以後の豊臣秀吉の紀州征伐にあい、2~3の堂塔を残して焼失しました。そのため、現在の根来寺のほとんどは紀州徳川家によって再建されたものです。立派な堂塔や庭園(国の名勝)を備え、周辺地域ではもみじの寺として親しまれています。

和歌山県植物公園緑化センターは岩出市東坂本にある県営の公園(植物園)です。花壇や温室、蓮池などを備えるほか、遊具を備えたわんぱく広場があります。四季折々の花々が楽しめる当地の遠足の定番スポットです。

道の駅 ねごろ歴史の里は岩出市押川にある県道63号および市道根来号線の道の駅です。根来寺の西側にあり、レストランや物販のほか資料館が併設されています。また、道の駅に隣接して旧和歌山県議会議事堂(一乗閣)という1898年に建造された木造和風建築(国の文化財)があります。また、県道63号を少し北に行くと大阪府との境界あたりに道の駅 根来さくらの里があります。


和歌山市(わかやまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

和歌山県和歌山市 水と緑と歴史のまち 人口348,763人

雲を背景にして和歌山城と和歌山マリーナシティのイラスト、自治体名左に「水・緑・歴史」の文字が入っています。2013年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

和歌山市は和歌山県の北西部にある市です。県庁所在地および県内人口最多となるまちで、江戸時代に紀州徳川家が治める和歌山藩の城下町として発展した経緯があります。概ね奈良県から流れる紀の川に沿った市域を有し、ほかに幅11kmの紀淡海峡に「友ヶ島」と呼ばれる無人島群を有しています。和歌山県北部の商工業の中心であり、ニットなど繊維の加工や食料品の製造が盛んですが、温暖な気候を利用した農業や漁業も行われています。一方で人口は減少傾向にあり、2040年代には30万を割ると考えられています。

和歌山城は和歌山市一番丁にある日本の城・国の史跡です。JR和歌山市駅の南東側400mくらいのところにあり、紀州徳川家の居城として知られています。天守は復元天守で本丸、二の丸が私立和歌山城公園となっています。公園内には和歌山県護国神社、和歌山城公園動物公園、紅葉渓庭園(国の名勝)などがあります。和歌山市観光案内所は和歌山城の北西側、和歌山市役所南別館内(わかやま歴史館として資料展示もあり)にあります。

和歌山マリーナシティは、和歌山市毛見沖に浮かぶ人工島です。1994年の世界リゾート博に合わせて作られたもので、地中海をイメージしたテーマパーク「ポルトヨーロッパ」や紀州黒潮温泉、海の幸が堪能できる黒潮市場や海釣り公園などがある行楽地になっています。また、本土側の海南市船尾に県立自然博物館と琴ノ浦温山荘園(日本庭園、国の名勝)があります。

紀三井寺(きみいでら)は和歌山市紀三井寺にある救世観音宗の総本山です。紀州徳川藩の歴代藩主が訪れたという寺院で、「三井水(さんせいすい)」と呼ばれる清浄水・揚柳水・吉祥水の3つの湧き水(名水百選)が有名なお寺で、境内の桜は日本さくら名所100選に選ばれています。


海南市(かいなんし)

海南市ホームページより

和歌山県海南市 元気・ふれあい・安心のまち 人口46,003人

「下津蔵出しみかんシステム日本農業遺産推進協議会」のロゴ(2019年に日本農業遺産に登録済み)とPRキャラクター「海ニャン」のデザインです。2021年からミニバイク50cc以下を対象に1,000枚が交付されています。

海南市は和歌山県北西部にある市です。現在の海南市は2代目にあたり、2005年に旧海南市と海草郡下津町が新設合併して発足しています。市中心部となる平地はおおむね近世以降に埋め立てられたもので、元来は黒江湾という湾があったようです。みかんやびわ、紀州漆器・和傘の産地として知られていますが、家庭用日用品のスポンジの一大産地でもあり、これはもとは棕櫚を用いたたわし産業に端を発します。2005年の発足以来人口減少が続いています。

和歌山県立自然博物館は海南市船尾にある植物・生物・地学など自然系の博物館です。2階は岩石や化石、ジオラマなどを展示するものですが、一階は海や川の魚などを展示する水族館になっており、実際に生き物が動く様子がみられます(大人480円、高校生以下無料)。温山荘園(日本庭園、国の名勝)が隣接しており、和歌山市にある和歌山マリーナシティからも近いです。

藤白神社は海南市藤白にある神社です。熊野修験によって組織された九十九王子のなかでも別格とされた五体王子のひとつ、藤白王子の旧址で熊野古道のスタート地点になります。また、全国の「鈴木」姓を持つ方の氏神とされています。

道の駅 海南サクアスは海南市下津町小南にある国道42号の道の駅です。2023年9月に開駅したまだ新しい施設で、物販やレストランのほかキッズスペースや芝生広場、備蓄倉庫など防災設備を備えています。みかんをはじめいちごやキウイなどフルーツや鮮魚が売りの道の駅です。また、周辺の観光情報として橘本神社(=きつもとじんじゃ、みかんの発祥の地や菓子の神として知られる)の案内があります。


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奈良県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【奈良県編】

全47都道府県を網羅 掲載市町村区630以上


四輪自動車の地方版図柄入りナンバープレートはコチラ「地方版図柄入りナンバープレート 一覧 (四輪自動車)」または 地方版図柄入りナンバープレート 近畿 (四輪自動車)

奈良県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

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宇陀市(うだし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

奈良県宇陀市 かぎろい幻美観光圏 人口27,403人

室生寺(むろうじ)の五重塔、PRキャラクターの「ウッピー」、又兵衛桜、モミジが描かれています。2016年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

宇陀市は奈良県の北東部、宇陀地域(宇陀市と宇陀郡曽爾村・御杖村を含む)にある市です。奈良県の人口密集部である奈良盆地の東側に隣接する大和高原に立地しており、概ね標高300~500mとなります。農林業を基幹産業としていますが、中山間地という性質上大規模な耕地はみられません。1995年あたりに人口のピークを迎え、現在は基幹産業の第1次・第2次産業ともに就業人口が減少しつつあります。生産量は少ないものの有名な吉野葛や宇陀牛、金ごぼうや茶などを特産品としています。

室生寺(むろうじ)は宇陀市室生にある真言宗室生寺派の大本山です。奈良時代に創建されたもので、女人禁制の高野山金剛峯寺に対しこちらは女性の参詣を許可したため、「女人高野」とも呼ばれます。こけら葺の金堂と内部の壁画、五重塔が国宝に指定されておりシャクナゲや紅葉の寺としても有名です。

宇太龍穴神社は宇陀市室生にある神社で、前述の室生寺の東側300mくらいのところにあります。水の神、龍神を祀る古くから雨乞いが行われてきたパワースポットで、室生寺よりも古いものとされています。この古社から山の中に入ったところに「吉祥龍穴」という洞窟があり、竜神が棲むという言い伝えがあります。

うだ・アニマルパークは宇陀市大宇陀にある県立の動物園です。もともと畜産技術センターをふれあい重視の動物園としたもので、牛・馬・ヤギなどが飼育されている観光牧場のような施設となっています。園内に動物愛護センターがあり、野犬や野良猫の保護・譲渡を行っています。


三郷町(さんごうちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

奈良県生駒郡三郷町 万葉の里・童謡のまち 人口22,628人

秋の女神をモチーフにしたPRキャラクター「たつたひめ」と龍田大社の鳥居、龍田山の紅葉が描かれています。町制50周年記念として、2016年にミニバイク50cc以下800枚、90cc以下50枚、125cc以下150枚が交付されています。

三郷町は奈良県の北西部にある町で、生駒郡に属しています。西側の生駒山脈を境として大阪府八尾市・柏原市に隣接しており、奈良県道236号ー大阪府道183号などで接続されています。おおむね卸売・小売業など第3次産業を主要な産業としており、製造業従事者も比率としては多いです。崇神天皇(第十代天皇)の時代に創建されたと言われる龍田大社が有名で、ほかにもかつては草履作りを地場産業としていたことから、「ミサトっ子(ケンコーミサトっ子)」という健康履物が生産されています。

龍田大社は三郷町立野南にある神社です。天御柱命・国御柱命(龍田大社の祝詞によるとシナツヒコ・シナトベ)を祀った神社で、「龍田の風神、広瀬(廣瀬大社)の水神」と並び称します。町のイメージキャラクター「たつたひめ」のモチーフ龍田此売命(タツタヒメノミコト)も祀られています。令和2年に龍田古道、亀の瀬トンネルと歴史資料室とともに日本遺産「龍田古道・亀の瀬」に選定されています。

信貴山のどか村は三郷町信貴南畑にある農業公園です。四季折々のフルーツ狩り、芋掘り、栗拾い、野菜の収穫体験などができるほか、ヤギに餌をやったり鶏舎で卵を取ったりできます。キャンプ場を併設しており、近くに銭湯もあります。

開運橋は三郷町南畑~信貴山西の大門池に架かる長さ106mの橋です。信貴山朝護孫子寺の参道となる橋で、「上路カンチレバー橋」という構造の橋では日本最古、珍しい構造の橋で国の登録有形文化財に指定されています。近年は「開運バンジー」というバンジージャンプ(落差30mほど)が行われており、観光資源となっています。


田原本町(たわらもとちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

奈良県磯城郡田原本町 弥生文化の発信基地 人口31,572人

国の史跡 唐古・鍵遺跡(からこ・かぎいせき)の復元楼閣と町花のスイセンが描かれています。2017年からミニバイク50cc以下800枚、90cc以下100枚、125cc以下100枚が交付されています(125cc以下は交付終了)。

田原本町は奈良県北西部にある町で、磯城郡(しきぐん)に属しています。おおむね奈良盆地の中央に位置し、町の東部に初瀬川(大和川)、中央部を寺川、西部に曽我川・飛鳥川が流れ、これら川に挟まれた平坦地となっています。ヤマト王権が本拠地としたあたりで、早くから拓けていたため「大和国中」と呼ばれる地域です。現在の田原本町は卸売・小売業と製造業を主要な産業としていますが、耕地面積がおよそ4割を占めるため田畑が随所にみられます。縄文時代から近世にかけての遺跡170ほどを有しており、特に唐古・鍵遺跡が有名です。

唐古・鍵遺跡(からこ・かぎいせき)は田原本町鍵にある遺跡で、弥生時代の環濠集落の跡地です。石器、ヒスイ製勾玉、銅鐸の鋳型や絵画土器などが多数発掘されており、近畿地方の重要な拠点だったと考えられています。遺跡周辺は唐古・鍵遺跡 史跡公園になっていて、復元楼閣は出土した土器に描かれたものを再現したものです。また、周辺に道の駅 レスティ唐古・鍵という道の駅があります。

唐古・鍵考古学ミュージアムは田原本町阪手にある博物館です。唐古・鍵遺跡から2kmほど南にあり、112回(2012年時点)にも及ぶ発掘によって出土した資料が展示されています(入場料:大人200円 学生以下100円)。


香芝市(かしばし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

奈良県香芝市 伝統と新しい文化のいぶきがみなぎる 人口78,669人

市のマスコットキャラクター「カッシー」と香芝市の南西にある二上山が描かれています。2018年からミニバイク50cc以下750枚、90cc以下50枚、125cc以下200枚が交付されています。

香芝市は奈良県北西部にある市です。金剛生駒紀泉国定公園を挟んで大阪府に隣接しており、西名阪自動車道や国道165号、近鉄大阪線が通る交通の要衝となっています。そのため、大阪市内まで25分程度とアクセスが良く大阪府近郊の住宅地として発展しています。1988年に人口5万を突破、現在は人口8万弱で推移していますが人口増加は鈍化しており、ほぼピークに達していると考えられています。近隣の大和高田市や広陵町とともに靴下の製造が地場産業であり、奈良県(全国の生産の4割を占める)の靴下生産の一角を担っています。ほかに、二上山の金剛砂(柘榴石)の採掘が伝統的な産業になっています。

屯鶴峯(どんづるぼう)は香芝市穴虫にある奇岩群・奇勝です。二上山の火山活動によってできた凝灰岩の岩山(標高150mほど)で、サヌカイトやザクロ石閃緑岩などを産出します。県天然記念物及び金剛生駒紀泉国定公園の見どころであり、白い岩肌と木々の緑が対照的です。この屯鶴峯には太平洋戦中に旧陸軍が造った地下壕があり、内部をくぐって行くことができます。

香芝市二上山博物館は香芝市藤山のふたかみ文化センター内にあります。二上山周辺の化石、考古、旧石器時代など昔の人間の生活、二上山が産出する石などに特化した博物館です。

香芝市は2001年から冬の夜に光と音の祭典「冬彩」を行っています。もともと市制10周年記念として行われたものですが現在でも続いており、おおむね市役所前の親水公園で花火やランプシェード、ファイアーショー、和太鼓の演奏などが行われています。花火があるため延期されることもありますが、おおむね12月中に行われる珍しいお祭りになっています。


三宅町(みやけちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

奈良県磯城郡三宅町 ふれあいと心の通うまちづくり 人口6,661人

青空と野原を背景に、特産の野球グローブを持ったPRキャラクター「みやっぴぃ」「みやぼう」が描かれています。2019年からミニバイク50cc以下を対象に100枚が交付されています。

三宅町は奈良県北西部の奈良盆地の中央辺りにある町で、磯城郡に属しています。奈良県で1番小さな町(日本で2番目)で、面積は約4.06平方kmほどです。全体になだらかな地形で、都市部と山間部の中間にあたり、およそ面積の1/3が田んぼなど耕地となっています。2040年に人口5,900人をビジョンとして掲げていますが、想定よりも少子高齢化が顕著で過疎地域に指定されています。大正時代から革製品、とくに野球グローブやミットの生産が地場産業となっており、最盛期には国内シェアの8割を占めたといいます。国外からの安い輸入製品に押されて数を減らしていますが、現在も20軒ほどのメーカーが残っています。

三宅町の地場産業、野球のグローブ・ミットの生産は世界的にも認知されているもので、1921年美津濃運動具店(現在のミズノ)から野球グラブの裁断を依頼されて始まったものです。生産量では中国産などに及ばないものの、国産野球グローブ・ミットでは圧倒的なシェアを誇っており、そのオーダーメイドの品質は野球人の垂涎の品といわれています。

三宅古墳群は5世紀後半~6世紀に造られた計17基の前方後円墳群で、三宅町・川西町・田原本町に点在しています。おおむね全長50m近辺のものが多いですが、最大の島の山古墳は全長190mにも及びます。出土品の一部は田原本町の唐古・鍵ミュージアムに資料として展示されています。


桜井市(さくらいし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

奈良県桜井市 生活文化都市 -人にやさしいふれあいのまち- 人口54,999人

市のPRキャラクター「ひみこちゃん」と箸墓古墳、同古墳から出土した弧文板のデザインです。2014年からミニバイク50cc以下を対象に1,000枚が交付されています。

桜井市は奈良県中央部北寄りにある市です。奈良盆地の東南部に位置しており、西側が市街、東側は市域の6割ほどを占める山間部となっています。古墳や社寺が多く、古来からヤマト王権の中心的な地域であったと考えられている地域で、三輪素麺の生産地としても知られています。産業は卸売・小売業など第三次産業が中心ですが、製造業従事者も多いです。日本で最も古いとされる神社の一つ、大神神社や長谷寺(真言宗豊山派の総本山)、談山神社などを有することから観光産業も盛んで、市内にホテルなど宿泊施設がみられます。

大神神社(おおみわじんじゃ)は桜井市三輪にある神社です。記紀(古事記と日本書紀)に記載がある神社で、創建年は不明、有史以前に遡ると考えられています。三輪山を神体として本殿を設けず直接遥拝するという原初の祭礼を今に伝えていることから、「日本最古の神社」とされています。例年11月に拝殿に杉玉を吊るしますが、これが全国の造り酒屋でみられる「おいしいお酒ができるように」と杉玉を吊るす文化になったといわれています。

長谷寺(はせでら)は桜井市初瀬(はせ)にある寺院です。真言宗豊山派の総本山で、同寺が建つ初瀬山がボタンの名所であるため「花の御寺」などといいます。全国に250ほどある長谷寺(はせでら・ちょうこくじ及び長谷観音)の中でも「日本3長谷」と呼ばれるうちの一つで、本尊を安置する本堂が国宝に指定されています。

箸墓古墳は桜井市箸中にある前方後円墳です。日本で最も古い時代に造られた前方後円墳の一つで(3世紀中~後期)、墳墓長280m、高さ30mほどと非常に大きなものです。被葬者は宮内庁によって倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)とされていますが、邪馬台国の女王卑弥呼の墓という説もあります。

三輪地区は素麺発祥の地とされていて、三輪そうめんは全国的に有名な特産品になっています。伝説に拠ると今から1300年ほど前、大神神社に飢餓で苦しむ民の救済を願い出て神の啓示を賜り、三輪の地で小麦を作り粉をひいて麺にしたとされています。三輪素麺独自の等級(神杉>緒環>瑞垣>誉)に基づいていますが、基本的に細いものが高級品となります。


王寺町(おうじちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

奈良県北葛城郡王寺町 人とまちがきらめく 和のふるさとづくりをめざして 人口23,921人

公式マスコットキャラクターの「雪丸」と明神山、大和川が描かれています。2015年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(従来様式と選択式)。

王寺町は奈良県北西部にある町で、北葛城郡に属しています。新興住宅地が多く、大阪市のベッドタウンとして発展しており、2020年度街の住みここちランキング1位、21年度街の幸福度ランキング関西4位など住みやすい町と認識されています。県内では人口密度が高い地域で耕地はほとんどみられません。産業は第3次産業が主体となっています。聖徳太子が開いたとされる西安寺跡(現在の舟戸神社)や一夜にして築いたとされる芦田池、太子葬送の道などがあり聖徳太子ゆかりの地となっています。余談ですが、近鉄生駒線王子駅と田原本線新王寺駅は別会社のJR王子駅とは接続されていますが、その間200mほどには線路が無く接続されていません。

達磨寺は王寺町本町にある臨済宗南禅寺派の寺院です。「片岡山飢人伝説」という伝説が残る聖徳太子ゆかりの寺で、千手観音像のほか達磨大師像と聖徳太子像を本尊としています。境内には達磨大師と聖徳太子が歌を読み交わしたとされる問答石や信貴山城の戦いで自害した武将 松岡秀久の墓などがあります。

明神山自然の森展望台は王寺町畠田の明神山山頂付近にある展望台です。標高273mあたりで360度に視界が開けており、奈良側に三輪山と大神神社、高見山(奈良県と三重県の県境となる山)が見え、大阪側ですとあべのハルカスや明石海峡大橋も見えるそうです。


五條市(ごじょうし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

奈良県五條市 豊かな自然と歴史が織りなすなごみとロマンとふれあいの創造都市 人口25,983人

上部に金剛山・吉野連山の山並み、柿や吉野川の鮎が描かれています。2011年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(在庫がある限り従来様式と選択性)。

五條市は奈良県南西部にある市です。南北15km、東西に5~6kmほどの細長い市域を有し、和歌山県と大阪府に接しています。古来より大和国と紀伊国を結ぶ交通の要衝として、また吉野山地の玄関口として重視されてきた地域で、市街を離れると坂が多くなります。おおむね製造業が主な産業になっていますが、広大な柿の果樹園が広がるため、農業従事者の比率が多いです。柿・梅・鮎・イノシシや鹿肉などジビエを特産品としています。

五條新町通りは五條市本町にある通りで、江戸時代初期に開かれた大和五条藩~天領時代の面影が残る地区です。いわゆる重伝建であり、松倉重政が築いた二見城の城下町として始まったものとされています。1607年築(年代が特定できているものでは日本最古の民家)の栗山家住宅や歴史・文化資料を展示するまちなみ伝承館、町家を復興したまちや館などがあります。

道の駅 吉野路大塔は五條市大塔町にある国道168号の道の駅です。かなり小さい施設ですが、「星のくに」というレジャー施設が隣接しており天文台を有するほか、施設の外観がUFOになっています。

五條市は柿の主要な産地で、おもに富有柿が栽培されています。大粒で甘みが強いのが特徴で、収穫時期(11月ごろ)になると観光柿狩りもオープンします。柿の葉すしも五条の特産品です。五條市西吉野町湯塩に柿をテーマにした柿博物館があり、詳しく紹介されています。


御所市(ごせし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

奈良県御所市 歴史とともにあゆむ緑豊かな共生文化都市 人口23,789人

マスコットキャラクターの「ゴセンちゃん」と市花のツツジのデザインです。市名は「御所」ではなくひらがなになっています。2016年から50cc以下のミニバイクを対象に1,000枚が交付されています(従来様式と選択性)。

御所市は奈良県中部、西側にある市です。奈良県内で一番人口の少ない市(県内14位で、田原本町や広陵町より少ない)で、奈良盆地の西南端に位置しています。西部は大阪府との境界になる金剛山と大和葛城山があり、南部~東部にかけて丘陵地、市域中央から北西部にかけて市街が広がっています。葛城氏・巨勢氏といった大和朝廷時代の豪族が拠点とした地域で、市域には「万葉集」や記紀に記載されるような古い地名が残っています。食料品や輸送用機械など製造業が主な産業となっています。大和葛城山山頂の葛城高原にはツツジの時期に多くの登山客が訪れるため、山麓からロープウェイが出ています。

葛城高原は御所市の市街の西側、大阪府千早赤阪村との境にある大和葛城山(標高960m)にあります。山頂付近がなだらかな高原になっていて「一目百万本」と言われるツツジの名所です。山頂付近にロッジが設けられており、食事や入浴ができるようになっています。

高鴨神社は御所市鴨神にある神社です。鴨氏一族の氏神として祀られたもので、全国の鴨(賀茂)神社の総本山であり、弥生時代中期からある日本最古の神社の一つとされています。池や能舞台がある大きな神社で、春にはサクラソウの名所とされます。近くにそば屋やカフェ、葛城の道歴史文化館などがあり、当地の観光名所となっています。

御所市の西側、高天の台地のあたりは古来「高天原(たかまがはら)」であるとされていました。高天原は「古事記」の冒頭「天地のはじめ」に登場する天の神々が住まう場所で、岩戸隠れの伝説や天孫降臨の神話の舞台となった場所です。高天彦神社(たかまひこじんじゃ)や高天山草園(入園料300円、中学生以下無料、無人の山草園)があります。

水平社博物館は御所市柏原にある歴史博物館です。1922年に創設された全国水平社(部落解放運動団体、現在の部落解放同盟の前身)の中核をなした柏原の青年達を顕彰し、資料を残しています。当時は明治維新後に出された解放令により穢多・非人などの身分は無くなっていましたが、実際には様々な形で差別が残っていました(入館料:大人500円、中高生300円、小学生200円)。


下市町(しもいちちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

奈良県吉野郡下市町 ふりかえれば歴史 みつめればロマン 人口4,504人

マスコットキャラクター兼観光大使の「ごんたくん」、吉野川と鮎、町花のマツバボタン、桜の花びらが描かれています。2012年からミニバイク50cc以下を対象に300枚が交付されています。

下市町は奈良県のほぼ中央にある町で、吉野郡に属しています。奥吉野の入り口として平安時代に市が立ち吉野の商都として栄えた地域であり、16世紀には日本初の商業手形「下市札」が発行されていました。また、歌舞伎や人形浄瑠璃の演目「義経千本桜 三段目 すし屋の段」の舞台でもあります。町の面積の79%を森林が占めるため林業や木工(割り箸、桶、神具など)が盛んに行われています。ほかに栃原柿やこんにゃくが生産されています。

丹生川上神社下社(にうかわかみじんじゃしもしゃ)は下市町長谷にある神社です。創建年は不明ですが日本最古の水神を祀る神社とされており、かつては朝廷から雨を祈る際には黒馬、晴れを祈る際には白馬が奉納されていました。これが現在各地の神社でみられる絵馬の発祥となったようです。吉野郡川上村に上社があり、社名はこれに対するものです。

森林公園やすらぎ村は、下市町西山の丹生川の屈曲部にあるキャンプ地です。きのこの形をした高床式宿泊施設「マッシュルームキャビン」、キャンプサイト、バーベキュー設備、売店などがあります。初夏はホタルの観察、夏場は川遊びをする人で賑わいます。


大和郡山市(やまとこおりやまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

奈良県大和郡山市 金魚が泳ぐ城下町 人口83,304人

桜の花と花びら、金魚のイラストが描かれています。2011年からミニバイク50cc以下を対象に交付されているもので、原付では県下初のご当地ナンバーとなります。

大和郡山市は奈良県の北部にある市です。県庁所在地の奈良市に隣接し、市域はほぼ平坦ですが、北西部に矢田丘陵(標高300強)を有します。もともと戦国時代末期に郡山城に筒井順慶が入り、城下町として発達したものです。現在の大和郡山市は靴やメリヤスなどおおむね製造業を主要な産業とする自治体ですが、金魚の養殖が地場産業であり、これは江戸時代の中期に武士の副業として広まったものといわれています。現在でも年間約5,800万匹を国内外に出荷する日本有数の金魚の産地で、毎年8月に全国金魚すくい選手権大会を催すほか、金魚マイスターの育成、金魚鉢デザインコンテストなどが行われています。

郡山城跡は大和郡山市城内町にある日本の城・史跡です。戦国時代の1580年頃に筒井順慶が築いたもので、後の豊臣秀長(秀吉の弟)の時代に100万石に相応しいものに拡張されています。周辺は郡山城跡公園として整備され、追手門や櫓、橋などが復元されてており、桜の名所として親しまれています。

大和民俗公園は大和郡山市矢田町にある公園です。矢田丘陵の一角26.6haの広さの公園で、県立民族博物館を中心に移築復元された古民家15件ほどや梅林、菜の花畑などがあります。

金魚のふる里 郡山金魚資料館は大和郡山市新木町にある資料館です。「一年中金魚が見られる観光施設が全国のどこにもない」という理由で1982年に建てられた金魚の資料館で、原種や高級金魚など約40種ほどが常時展示されています。また、周辺の紺屋町にある箱本館「紺屋」(町家を改装した藍染体験施設)でも金魚のコレクションが見学可能です。


吉野町(よしのちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

奈良県吉野郡吉野町 みんなで支え つながり 笑顔が輝くまち 人口6,066人

吉野山のヤマザクラと町のPRキャラクター「吉野ピンクル」が描かれています。2012年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

吉野町は奈良県の中央部、吉野郡北部にある町です。北、東、南をぐるっと山に囲まれた山間の町で、町域の8割強が山林となっています。吉野川南岸から大峰連山に続く吉野山が桜の名所として有名で、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されています。昔から桶や樽が生産されてきた地域であるため製造業の比率が他より高く、吉野杉・檜などから集成材や割り箸などが生産されています。昭和40年代には15,000人ほどの人が在住していましたが、現在は6,000人程度であり、今後も減少が続くと考えられています。

吉野山は吉野町の市街の南側、吉野川南岸から大峰連山に続く約8kmほどの尾根をいいます。こちらの谷や尾根の桜は3万本ともいわれ、平安時代から植え続けられてきたものです。この桜は吉野川南岸から吉野神宮金峯山寺(きんぷせんじ)、金峯神社まで8kmにも及び、「下千本」、「中千本」、「上千本」、「奥千本」と呼ばれるエリアに分かれています。

吉水神社は吉野町吉野山にある神社です。金峰山寺の僧坊として役行者により創建されたとされるもので、もともとは修行僧のためのものでした。1185年に源頼朝に追われた源義経・武蔵坊弁慶・静御前らが身を潜めた地であるとともに、1594年に豊臣秀吉が行った吉野の花見の際には本陣として利用されており、その際に造られた庭園が国の名勝となっています。


明日香村(あすかむら)

朝日新聞デジタルより

奈良県高市郡明日香村 風土と人の心が築き上げた 古代文化の香り豊かな郷 人口4,880人

キトラ古墳壁画に描かれた四神の朱雀をモチーフとしたイラストが描かれています。また、自治体名上に「日本の国の始まり」のロゴが入ります。自動車の飛鳥ナンバー導入に合わせ、2020年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

明日香村は奈良県北西部の奈良盆地の南端近くにある村で、高市郡に属しています。時代区分の一つである「飛鳥時代」の名称の由来となる地域であり、律令国家が整備された場所です。全域が古都保存法の対象地域で、3つの特別史跡(国の史跡のうち、学術的価値が高く我が国の文化の象徴と認められるもの)を有するため「日本人の心の故郷」と紹介されることがあります。他の自治体と同じく第一次産業従事者は減少傾向にありますが、工業団地や大型の商業施設など大規模な開発は難しく、農業や観光業が主な産業となっています。

飛鳥歴史公園は明日香村平田あたりにある国営の公園です。5地区総面積60haほどの公園で、蘇我馬子の墓と伝わる石舞台古墳、彩色壁画(国宝)が有名な高松塚古墳、四神を描いた壁画が発見されたキトラ古墳の紹介やクラフト、農業体験などが行われています。

飛鳥寺は明日香村飛鳥にある真言宗豊山派の寺院です。6世紀末頃に蘇我馬子が創設したもので、本格的な伽藍を備えた日本では最初の寺院です。現在は小さな寺院ですが、往時は現在の20倍ほどの広さを有する壮大な寺院で、朝鮮半島から優秀な技術者を招いて瓦を作らせたといいます。なお、明日香村奥山にある奈良文化財研究所資料館で出土品を見ることができます。また、西側に蘇我入鹿の首塚があります。

明日香村は米どころでもあり、村内各所で棚田が見られます。稲渕、阪田、細川、上(かむら)の棚田があり、とくに稲渕の棚田は日本の棚田百選に選ばれているもので、9月には彼岸花が咲く棚田で恒例のかかし祭りが行われています。


平群町(へぐりちょう)

平群町ホームページより

奈良県生駒郡平群町 咲かせよう命を大切にする心 安全でみどり豊かなふるさと 人口17,649人

背景に竜田川、右側に信貴山朝護孫子寺の張子の虎が描かれています。2020年に町制50周年記念としてミニバイク50cc以下450枚、90cc以下50枚、125cc以下200枚が交付されています。

平群町は奈良県北西部にある町で、生駒郡に属しています。西の生駒山地・信貴山と東の矢田丘陵に挟まれた盆地で、町のほぼ中央を竜田川が北から南に流れています。聖徳太子が毘沙門天を感得したことから創建された朝護孫子寺や役行者が修行したと伝わる千光寺、長屋王・吉備内親王の墓、古墳64基など町内各所に歴史的遺産が数多くみられます。農業や第3次産業が主要な産業となっており、とくに小菊やバラなど花卉栽培が盛んです。また、ぶどう農家が割合としては多く、デラウェアや巨峰が生産されています。

朝護孫子寺は平群町信貴山にある信貴山真言宗の総本山で、一般には「信貴山の毘沙門さん」や「寅寺」で知られています。聖徳太子が寅の年、寅の日、寅の刻に毘沙門天を感得したとされ、境内にはその故事にちなんでたくさんの張子の虎が置かれています。また、霊宝館では国宝『信貴山縁起絵巻』の複製が展示されていたり、毎年2月下旬に寅祭りが行われていたりします。阪神タイガースのファンが訪れる寺としても有名です。

道の駅 大和路へぐり(愛称:くまがしステーション)は平群町平等寺にある国道168号の道の駅です。特産品の販売所のほかレストランや青空市などがあり、1月から4月にかけてイチゴ「古都香」のフェアをしています。

平群町は古代には大和国平群郡平群郷であり、古代豪族平群氏の本拠地でした。町内には64基の古墳が散在し、社寺も多く残っています。平群町は古くから野菜・花き・果樹栽培が盛んですが、一方で大阪への通勤圏として住宅地化が進んでいます。


広陵町(こうりょうちょう)

広陵町ホームページより

 奈良県北葛城郡広陵町 かぐや姫のまち 人口35,166人

竹取物語をイメージした竹と月、特産品の茄子を持ったマスコットキャラクターの「かぐやちゃん」のデザインです。2021年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

広陵町は奈良県北西部にある町で、北葛城郡に属しています。奈良県では最大人口の町で、町域東部は平坦な地形で、西側の丘陵地は香芝市にまたがる真美ヶ丘ニュータウンとなっています。全体に高低差が少ないため開発が進んだ印象で、山林はほぼありませんが、町域の3割程度が耕地になっていて水田が多くみられます。主要な産業は第3次産業になっていますが、繊維の町として知られており町内の竹取公園で年2回、「靴下の市」という直売会が行われています。『竹取物語』に登場する竹取の翁は、現在の広陵町あたりに拠点を置く豪族であったとされるため、当地が物語の舞台であると考えられています。

馬見丘陵公園は広陵町西部の広陵町と河合町にまたがる県営の都市公園です。馬見丘陵周辺の古墳群を保存するために造られたもので、面積は65.3ha、園内に多数の古墳を有するほか、チューリップやダリア、花菖蒲、コキアなど四季折々の植物が楽しめる公園として親しまれています。また、周辺に「靴下の市」が行われる竹取公園や讃岐神社(竹取物語ゆかりの神社)があります。

広陵町の特産品は茄子、靴下、プラスチック製品(食品容器や金魚のぽい等)、いちごです。茄子は「やまと小町広陵サラダ茄子」というアクが少なく、皮が薄いものをブランド化しています。また、金魚すくいの「ぽい」は大和郡山市(金魚の名産地、例年「全国金魚すくい選手権」が開かれる)でも使用されています。


大和高田市(やまとたかだし)

大和高田市ホームページより

奈良県大和高田市 元気な高田 誇れる高田 人口60,265人

名物の高田千本桜とPRキャラクター「みくちゃん」が描かれています。2019年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

大和高田市は奈良県北西部、奈良盆地の南西部にある市です。16.48k㎡の市域に6万を超える人が暮らしているため、県内では最大の人口密度を誇る地域です。高田駅(JR)、大和高田駅・高田市駅(近鉄)を中心に市街が広がり、郊外は田園地帯になっています。また、周辺の自治体と同じく繊維産業が盛んであり、パンティストッキングの生産量が日本一とされますが、国外からの格安製品に押され地場産業は衰退気味です。ほかにほうれん草・きくな・ねぎ・しろな・こまつなを特産品としています。

高田千本桜は高田川河畔の大中公園を中心に、両川岸の南北約2.5kmほど続く桜並木です。市制施行した1948年に市民ボランティアの手によって植樹されたもので、70年余りの樹齢の桜となります。花期にはりんご飴などの屋台が出るほか、夜桜のライトアップが行われています。また、周辺に高田温泉さくら荘という公営の温泉入浴施設があります。


上牧町(かんまきちょう)

上牧町ホームページより

奈良県北葛城郡上牧町 みんなで築くパークタウン上牧-「夢」「感動」「友愛」のある美しいまちづくり- 人口20,932人

右側に町花のササユリ、左側にPRキャラクター「ゆりはちゃん」が描かれています。町制施行50周年記念として、2022年12月からミニバイク50cc以下800枚、90cc以下20枚、125cc以下180枚が交付されています。

上牧町は奈良県北西部にある町で、北葛城郡に属しています。奈良盆地の西部、馬見丘陵の西端となる葛下川(かつげがわ)東岸に位置していて、町域は丘陵地・台地と葛下川・滝川沿いの低地に分かれます。古代に宮廷の馬が放牧されていたことが「上牧」の名の由来となっています(「ペガサスタウン」などといって、タウンホールなどにペガサスの名が入る)。1971年頃から西大和ニュータウン(大阪都心部のベッドタウン)の一角として宅地造成が盛んに行われ、人口が急激に増加しましたが2005年をピークに減少に転じています。主要な産業は卸売・小売業など商業で、製造業も盛んに行われる一方で第一次産業は衰退しています。町内に鉄道路線及び駅が無く、バスが主要な交通機関となっています。

片岡城(下牧城)跡は上牧町下牧にある城跡です。室町時代に築かれた城で、片岡谷周辺の荘園を本拠に成長した片岡氏が築いたものとされます。戦国時代になると片岡氏は松永秀久によって滅ぼされ、その松永氏も織田信長に対し反旗を翻したため、信貴山城の戦いに先立って明智光秀・筒井順慶・長岡藤孝らによって攻められ落城しています。周辺はあまり整備されておらず民有地なども入り組んでいますが、郭や空堀などが残っており案内板があります。

ラスパ西大和は上牧町ささゆり台にある商業施設です。町の中央部の丘陵地帯を切り開いて2013年にオープンしたもので、商用面積3ha、駐車場1,450台を誇る町内最大のショッピングセンターとなっています。MEGAドン・キホーテUNYを中核に62店舗ほどがはいっています。また、周辺に虹の湯 西大和(天然温泉入浴施設)があります。


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兵庫県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【兵庫県編】

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兵庫県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

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神河町(かみかわちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

兵庫県神崎郡神河町 兵庫のまんなかでキラリと光るまち 人口9,925人

町のマスコットキャラクター「カーミン」と町花のサクラのデザインです。2015年からミニバイク50cc以下を対象に500枚が交付されています。

神河町は兵庫県の中央部にある町で、神崎郡に属しています。2005年に神崎町・大河内町が合併してできた町です。1000m級の山々に囲まれた格好の山間の町で、町域の8割を山林が占め、小田原川・越知川・市川といった河川沿いの平野部に集落が点在しています。町域北西側に砥峰高原(とのみねこうげん)を有し、これは関西地方で有数の高原地帯として観光名所になっています。窯業や土石製品などの製造業を主要な産業としていますが、近年は従業者が減りつつありかわりに第3次産業の進展がみられます。

砥峰高原(とのみねこうげん)は、神河町の北西側に広がる標高800~900mの高原です。90haに及ぶ日本有数のススキの大群生地で、春に山焼きを行うことによって美しい草原が守られ、秋にはあたり一面がススキの絨毯になります。映画「ノルウェイの森」、NHK大河ドラマ「平清盛」や「軍師官兵衛」のロケ地にもなりました。とのみね自然交流館という施設があり、食事やトイレ、土産物の販売などがあります。

神埼農村公園ヨーデルの森は神河町猪篠にある町立の農業公園です。馬、カンガルー、アルパカなどがいる牧場や猛禽類、ペンギンや犬・猫など小動物といった多数の動物が飼育されていること特徴の公園で、各種体験ができる施設も有しています(入園料:中学生以上1,200円、小学生以下700円)

峰山高原リゾートホワイトピークは神河町上小田にあるスキー場です。2017年に開設されたもので、現時点では国内で一番新しいスキー場になっています。勾配の緩やかな初心者向けゲレンデとして知られており、ノーマルタイヤでもアクセス可能であること、国内最大級のキッズパークを有することなどからファミリーに人気があります。また、オフシーズンはキャンプ場となっています。


芦屋市(あしやし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

兵庫県芦屋市 憧れを、日常に。 人口93,377人

㊤海・山・川の自然を背景に、ヨット・桜・花火をレイアウトし、自治体名上に「ASIYA CITY」の青文字㊦芦屋市花のコバノミツバツツジを散りばめたもの。市名右側に「ASIYA」の文字。どちらも2017年からミニバイク50cc以下を対象に交付されている。

芦屋市は兵庫県南東部にある市です。神戸市と西宮市に挟まれた格好の市域を有し、これは県内で2番に小さいものですが、人口密度が高くk㎡あたり5,000人ほどが暮らしています。国際観光文化都市に指定されており、「庭園都市」を標榜する瀟洒な地域であり、特に市域北部は関西有数の高級住宅地として知られています。市街化区域の9割ほどが住宅街で、市単独でこれといった産業を持ちませんが、人口密度が高いため商業施設や文化施設、公園などが充実しています。また、市域北側は瀬戸内海国立公園に含まれる六甲山があり、都市に近い自然を満喫できる場所として観光地化されています。

ヨドコウ迎賓館は芦屋市山手町にある住宅(国の重要文化財)です。もともと造り酒屋・櫻正宗当主のために別邸として建築されたもので、アメリカ人建築家フランク・ロイド・ライトが設計したものです。1989年から一般公開され2016年11月からリニューアル工事が行われて、2019年から一般公開が再開されています(入館料:大人500円、小・中・高校生200円)。

谷崎潤一郎記念館は芦屋市伊勢町にある文学館です。芦屋市立美術博物館と図書館の間にある施設で、数寄屋風の邸宅と日本庭園で構成されており、小説家谷崎潤一郎に関する資料を保存しています。なお、玄関横にある巨石は1938年の阪神大水害のときに邸宅に飛び込んできたもので、「細雪」に仔細に書かれています。また、同エリアから西に行って芦屋川を渡ると虚子記念文学館(明治ー昭和期の俳人、高浜虚子を記念する施設)があります。


洲本市(すもとし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

兵庫県洲本市 笑顔あふれる生活交流拠点~みんなでつくる元気な“すもと”~ 人口39,759人

菜の花と水仙を左右に配し、市のランドマークである三熊山の天守閣(洲本城)や海が描かれています。2017年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

洲本市は淡路島の中央部にある市です。淡路島の行政上の中心地であり、島全体の約3割を占めます。2006年に津名郡五色町と新設合併していますが、市章・市旗は変更されていません。かわりに市の鳥としてチドリ、市の魚としてサワラが指定されています。瀬戸内海国立公園に含まれる三熊山と洲本城跡、洲本温泉などの観光資源を有し、観光産業が盛んでおおむね海沿いにホテルがみられます。また、立川水仙郷という水仙の名所を有しています。

洲本城(別名三熊城)は洲本市街から南にある三熊山上にある日本の城・国の史跡です。三好氏の重臣・安宅治興が築いたもので、その後蜂須賀氏や仙石家に与えられ、脇坂氏によって改修されています。上の城と下の城をつなぐ「登り石垣」という珍しい遺構が良好な状態で残っていることが高く評価されており、下の城まで含めると西日本最大級の規模を誇ります。天守台に建つ小さな模擬天守は、1928年に昭和天皇の即位式を記念して建造されたものであり我が国最古の模擬天守です。現在は展望台としての機能を失っていますが、天守台からの眺めが良く、当地の観光名所となっています。

淡路島モンキーセンターは洲本市畑田組にある動物園です。1967年に開園した施設で、野生のニホンザル約350頭に名前を付けて生態観察を行っています(入園料:大人1,000円 小学生まで400円)。飼育するのではなく野生のサルを餌付けしている施設は珍しく、冬の「サル団子」や仲間と遊ぶ様子などニホンザルの自然な行動がみられる貴重な施設となっています。なお、春には人間と同じくサルが花粉症に悩む様子がみられるそうです。

洲本市民広場は洲本市塩屋にある都市公園です。近代化産業遺産に含まれる旧鐘紡洲本工場の赤レンガ建築群に囲まれた公園で、図書館やレストラン、作者の堀井雄二氏が当地の出身ということで、ドラゴンクエストの記念碑などがあります。


稲美町(いなみちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

兵庫県加古郡稲美町 水と緑 風薫る 万葉のまち 人口30,596人

町名の横にPRキャラクターの「いなっち」が描かれています。2013年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

稲美町は兵庫県中央南部にある町で、加古郡に属しています。東側で神戸市、三木市、南側で明石市と接する地域で、田園都市として農業基盤を維持しながら、阪神地域のベッドタウンとして開発が行われています。古くから穀倉地帯であったため、水田開発のために作られたため池が多くみられることが特徴的です。現在は製造業が主要な産業となっており、米の加工品(米パン、味噌、酒、みりんなど)が多く作られるほか、金属の加工などが行われています。米(万葉の香)および大麦などのほかに、トマトやメロンを特産品としています。

稲美中央公園は稲美町国安にある公園です。運動用の多目的グラウンド・テニスコート・子供用の遊具・キャンプ場などを備える大きな公園で、R4年にリニューアルされています。古来より歌に「いなみ野」と詠まれてきた地域であるため、園内に万葉の森という日本庭園を有していることが特徴的です。また、周辺に郷土歴史館と播州葡萄歴史館(小さい施設だが入館無料)という施設があります。

いなみ野ため池ミュージアムは、全国最多のため池を擁する兵庫県の東播地方全体のため池を展示物として見立てた博物館で、ため池の保全・研究・親水活動などを行うものです。いわゆるフィールドミュージアムですが、県下最大となる加古大池(面積49ha)の管理棟に少し展示があります。また、管理棟近くには水生植物園があります。ほかにも、稲美町内には天満大池(ため池百選、県下最古のため池とされる)もあります。


赤穂市(あこうし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

兵庫県赤穂市 はばたけ 未来へ 赤穂 人口44,873人

観光マスコットキャラクター「陣たくん」、雁木模様(下部)と勘亭流文字の文字で赤穂義士をイメージさせるものとなっています。また、市名のところに「赤穂市」ではなく「播州赤穂」の文字を採用しています。2012年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

赤穂市は兵庫県南西部にある市です。岡山県との県境にあり、北部が山地・丘陵地、南部は瀬戸内海に面した千種川(ちくさがわ、名水百選)が形成した低地となっています。江戸時代に最大6万石を誇った赤穂藩の中心地であり、のちに「忠臣蔵」として伝わる元禄年間の赤穂事件が起きた地域です。現在の赤穂市は臨海部の工業地帯を背景に発達したため、主要な産業は製造業(化学・窯業・土石製品・電気機械器具など)で、近年は小売・卸売業の比率が高くなってきています。製塩が地場産業であり、赤穂の塩と塩味饅頭(しおみまんじゅう)、いかなご、坂越(さこし)の牡蠣などを特産品としています。

赤穂城跡は赤穂市上仮屋にある日本の城・国の史跡です(日本百名城の一つ)。1649~1661年に浅野長直(浅野長政の孫にあたる)によって13年かけて築城された城で、戦を意識した堅固なものとなっています。五稜郭のような形状の変形輪郭式の城は珍しく、ほかに本丸庭園・二の丸庭園(復元)が国の名勝となっています。周辺には蔵造りの赤穂市歴史博物館、赤穂大石神社(大石邸の一部含む)、赤穂玩具博物館などがあります。

兵庫県立赤穂海浜公園は赤穂市御崎にある公園です。面積71.7haの広大な公園で臨海部にあり、塩田跡を活用したものです。人工湖である赤湖と白湖周辺に遊園地「わくわくらんど」、海洋科学館、塩田を再現した塩の国(塩づくり体験棟を含む)、オートキャンプ場などがあります。ヤシの木が舘並ぶ太陽のプロムナードがインスタ・TikTok映えスポットとして人気があり、当地のマラソン・トライアスロン大会(南側はビーチに隣接する)や牡蠣祭り、グルメフェスの会場でもあります。

海の駅しおさい市場は赤穂市坂越にある商業施設(魚市場)です。坂越の漁業協同組合が運営する施設で、その日に捕れた魚を浜焼きで食べることができる市場となっています。牡蠣で有名なかましま水産に隣接していて、毎年1月の牡蠣まつりが有名です。

奥藤酒造(おくとうしゅぞう)は赤穂市坂越にある造り酒屋です。慶長年間から400年ほど続いており、奥藤酒造郷土館という酒造りの道具や廻船関係の資料の展示のほか、当地の地酒「忠臣蔵」や「乙女」の利き酒ができる施設があります(入館無料)。

桃井ミュージアム&カフェは赤穂市御崎にある博物館です。当地の伝統工芸品 雲火焼(うんかやき)や赤穂緞通ほか骨董品などを展示するミュージアムに瀬戸内海に面した水琴窟で有名な庭園、カフェが併設されています(入館料:大人500円、小中学生200円、金券を買って内部で利用できるというシステム)。赤穂緞通の方に興味がある方は、赤穂緞通工房ギャラリー東浜も見てみると良いと思います。


川西市(かわにしし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

兵庫県川西市 元気でうるおいのあるオンリーワンのまちづくり 人口150,053人

川西市のシンボルキャラクター「きんたくん」と市花のリンドウ、猪名川の流れが描かれています。2011年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

川西市は兵庫県南東部にある市です。大阪府との県境にあり、東側で大阪府池田市と箕面市、南に伊丹市、西側は宝塚市となっています。第56代清和天皇の末裔、清和源氏の本拠地となった地域で、市花のリンドウも源氏の旗印からきています。現在の川西市は大阪のベッドタウンとして発展してきた経緯があり、サービス業や卸売・小売業、不動産など第3次産業が主要な産業となっています。大消費地に近いことから桃やいちじく、北摂栗、植木などが生産されています。

川西市の多田地区は、今から1000年以上前に清和源氏が武士団を形成した土地です。清和源氏とは清和天皇の皇子のうち4人、孫の王のうち12が臣籍降下(皇族が姓を与えられ、臣下に降りること)して源氏を名乗ったもので、一般に武家として知られます。川西市多田院多田所にある多田神社は清和源氏とゆかりのある源氏三神社の一つで、源満仲、頼光、頼信、頼義、義家の五公が祭られ「清和源家発祥の地」といわれています。

満願寺は川西市万願寺町にある高野山真言宗の寺院です。川西市の飛び地にあり、周囲は宝塚市になっています。多田神社を建立した源満仲が帰依し、以来源氏一門の祈願所として栄え、鎌倉時代には後醍醐天皇によって勅願寺となっています。紅葉の見事さや坂田金時の墓があることで知られています。

川西市最北部の黒川地区は「日本一の里山」と呼ばれています(にほんの里100選)。この地区の特産品「一庫炭(菊炭)」は、お茶席用の高級品として全国に出荷されています。毎年9月上旬~11月上旬にかけて黒川ダリヤ園がオープンし、約460品種1,200株のダリヤが様々な花を咲かせます。また、ハイキングスポットでもあり、日蓮宗霊場の能勢妙見山(大阪府能勢町)までケーブルカーが出ていましたが、2023年12月に営業を終了しています。


神戸市(こうべし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

兵庫県神戸市 BE KOBE 人口1,498,825人

海のと山の稜線をイメージさせる波型の表現に神戸市のシンボル「神戸ポートタワー」が描かれています。2011年6月からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカーを対象に交付されています。

神戸市は兵庫県南東部にある市です。兵庫県の県庁所在地及び最大の都市で、9つの区に分かれています。もともと深い湾があるため古代から海上交通の要所であったとみられ、遅くとも遣隋使の頃には港が開かれていたようです。江戸時代には酒造が発達し、「灘の生一本」という言葉で全国に知られるようになりました。現在でも港湾関連の産業が盛んであり、世界500余の港とつながる国内屈指のコンテナポートであるほか、食料品・はん用機械器具・輸送用機械器具・鉄鋼業など日本を代表する製造業が集中しています。現在は、高度経済成長期に開発されたニュータウンを中心に人口減少が進んでおり、2023年に人口150万を下回っています。

神戸ポートタワーは、神戸市中央区波止場町にある和楽器の鼓のような外見をした建造物です。1963年に建設されたもので、展望台や内部に360度のパノラマが得られるカフェや店舗を有しています。神戸港のシンボルとして長らく愛されてきた同タワーですが、2021年から工事のため休館となっていました。2024年春から改修工事を終えてリニューアルオープンし、同時にガラス張りで360度の風景がみられる屋上展望フロアが開設されます。

神戸市灘区・東灘区には「灘五郷」(西郷、御影郷、魚崎郷、西宮郷、今津郷)という有名な日本酒の蔵元が集まる地域があります。この地区は、酒造りに適した宮水(西宮神社の南東側一帯の湧水)と酒造好適米山田錦(兵庫県が国内生産の8割を占める)の産地が近かったことから、室町~江戸時代から日本酒の名産地となっています。各蔵元の紹介や見学に関する情報は灘五郷酒造組合のHPにあります。

有馬温泉は神戸市北区有馬町にある温泉です。有馬温泉は日本書紀、風土記、万葉集に紹介される日本三古湯の一つであり、日本最古ともいわれています。泉質も豊かであり、塩化物を含む「金泉」と無色透明の「銀泉」があります。環境省が指定する療養泉の9つの主成分のうち7つを有する世界的にも珍しい温泉です。


三田市(さんだし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

兵庫県三田市 明日の風が見えるまち 人口107,744人

三田市のPRキャラクター「キッピー」が右側に描かれています。2011年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(従来様式と選択性)。

三田市は兵庫県南東部、六甲山地の北側にある市です。1980年代から大規模な団地開発が行われて人口10万を超える市となりましたが、それ以前は人口3~4万人の典型的な農村であったために田園都市となっています。現在の人口は緩やかな減少傾向にあります。おおむね製薬など化学工業を中心とする製造業が主要な産業となっている一方、阪神地域では最も農業の盛んな地域でもあるため三田米・三田牛・母子茶といった特産品があります。

兵庫県立有馬富士公園は三田市福島にある公園です。有馬富士(標高374m)、千丈寺湖、福島大池など地域の豊かな自然を活用した県内最大の都市公園で、園内には林・水辺・草地の各生態園や棚田、自然学習センター、子供向け遊具が揃った遊びの王国などがあります。

兵庫県立人と自然の博物館(愛称:ひとはく)は三田市弥生が丘にある自然史系の博物館です。国内の公立博物館としては最大級の規模を誇り、恐竜・昆虫・植物・動物・鉱物など展示内容も多彩です。標本にさわれるコーナーや恐竜の化石のクリーニングの様子が見れるコーナーがあることが特徴で、深田公園という大きな公園に隣接しているため子供を遊ばせるスペースもあります。


丹波篠山市(たんばささやまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

兵庫県丹波篠山市(旧篠山市) おしゃれなワクワク農村へ 人口39,647人

マスコットキャラクターの「まるいの」と「まめりん」(上側のみ)を筆頭に、特産品の黒豆・猪・栗・松茸がキャラクター化されたものです。市名変更の2019年5月からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

https://youtu.be/4CLBTnyG1Cs?si=_VpGoWxF8WiwFqsh

丹波篠山市は兵庫県東部にある市です。古くから京都と山陰の各地域を結ぶ交通の要衝 丹波国の一部であった地域で現在も宿場町や篠山城跡が残っています。市域の3/4程度を林野が占めるため里山が残る地域としても知られており、栗・山の芋・イノシシ肉・枝豆・松茸などが特産品となっています。また、丹波焼といわれる焼き物が生産されており、これは日本六古窯の一つです(およそ800年ほどの歴史を有する)。産業は製造業・不動産業の割合が高くなっていますが、温泉や重伝建、特産の農産物やデカンショ節(日本遺産)などで知られており、観光業も盛んに行われています。

篠山城は丹波篠山市北新町にある日本の城・国の史跡です。1609年に徳川家康が諸大名に命じて交通の要衝であった笹山に築城させたもので、当時は15カ国20の大名が工事にあたり、縄張りは築城三名人の一人 藤堂高虎が行っています。天守の代わりに置かれた大書院は1944年に失火により焼失しましたが、現在は復元されて観光名所となっており、三の丸広場はデカンショ祭りなどのイベントに使用されています。城の周囲は広範にわたって伝統的建造物保存地区になっており、西側には武家屋敷群、東側には当時の商人町が残っています。

丹波篠山 大正ロマン館は丹波篠山市北新町、前述の篠山城北側にある歴史的建造物です。もともと篠山町の町役場として使われていたもので、大正12年に建てられた木造の洋風建築です。篠山城下町観光の拠点施設として改修を受けており、内部はレストラン・土産屋・庭園・テラス・観光案内所などになっています。

デカンショ節とは丹波篠山市を中心に盆踊り歌として用いられる民謡で、「デカルト」「カント」「ショーペンハウエル」の頭文字から取った、「出稼ぎしよう」「ドッコイショ」の転訛説などがあり語源が判っていません。主として元来用いられてきたみつ節の変形と考えられています。2015年に「丹波篠山 デカンショ節」として日本遺産になっています。


丹波市(たんばし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

兵庫県丹波市 丹(まごころ)の里 60,897人

丹波竜をモチーフにしたマスコットキャラクター「ちーたん」が描かれています。2012年にミニバイク50cc以下1,600枚、90cc以下200枚、125cc以下200枚の2,000枚が限定交付されています。

丹波市は兵庫県東部にある市です。2004年に旧氷上郡の柏原町・氷上町・青垣町・春日町・山南町・市鳥町の6丁が合併してできたもので、いわゆる丹波竜(タンバテタニス・アミキティアエ)が2006年に新種として発見されたことで知られています。また、田園地帯が広がることから黒大豆や栗、山の芋、茶など多くの特産品を有する地域でもあります。市域の多くは中山間地域に属し、秋から冬にかけて「丹波霧」と呼ばれる霧が発生します。全般に農業のイメージが強い地域ではありますが、工業も盛んでパルプや紙製品、電気機械などが製造されています。

白毫寺(びゃくごうじ)は丹波市市島町にある天台宗の寺院です。705年に開基されたもので、鎌倉時代には93坊を有し隆盛を極めたものの天正時代にあった明智光秀の丹波攻略の際に焼け落ちてしまったようです。現在は藤棚や庭園の心字池で知られる寺院ですが、境内には石仏や雌雄の孔雀、石庭のセッコクなどがあり見どころの多い寺院になっています。

丹波竜化石工房 ちーたんの館は、丹波市山南町谷川の丹波市役所山南支所の裏手ある丹波竜に関する情報発信や体験学習の拠点施設です(入館料:高校生以上210円 小・中学生100円)。博物館としては小さなものですが、丹波竜の発掘現場のレプリカやここでしかみられない丹波竜の全身の骨格(レプリカ)、VRコーナーなどがあります。

道の駅 丹波おばあちゃんの里は丹波市春日町にある道の駅です。舞鶴若狭自動車道の春日IC/JCTを降りてすぐにあり、かなり規模の大きなものとなっています。レストラン・土産屋のほかに大きなフードコートと恐竜をモチーフにした公園を有しています。


姫路市(ひめじし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

兵庫県姫路市 生きがいと魅力ある住みよい都市 人口521,799人

姫路城の帽子をかぶったイメージキャラクター「しろまるひめ」が描かれています。2011年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています(従来様式と選択性)。

姫路市は兵庫県の南西部にある市です。もともと播磨国の中心地であり、現在でも県下2位の規模となっています。市域北部は700~900m級の山々が連なる田園地帯で、南部では瀬戸内海に接し、大小40ほどの島々を有しています。世界遺産の姫路城が非常に有名で、別称の「白鷺城」にちなんで市の花はサギソウ、市の鳥もシラサギとなっています。市内には大規模な工場が多く立地し、製造業が産業の主役となっていますが、百貨店・商店街など商業もよく発達しており、ほかに漁業や観光業なども行われています。地酒・菓子・革製品・蒲鉾やちくわ・明珍火箸(火箸を束ねて風鈴としたもの)などを特産としています。また、かりんとうの発祥地の一つ(諸説あり。当地のものは南蛮菓子に由来する)とされており、名物になっています。

姫路城は姫路市本町にある日本の城・国の特別史跡です。白く美しい外観から「白鷺城」とも呼ばれるこの城は国宝・重要文化財・ユネスコ世界遺産に指定されており、三名城や現存十二天守にも数えられる近世城郭の代表的な遺構です。周辺にある市立動物園・博物館・美術館、好古園(歴代城主や武士が住んでいた西屋敷跡を庭園としたもの)とともに当地を代表する観光地となっています。

姫路セントラルパークは姫路市豊富町にあるサファリ形式の動物園/遊園地です。ライオンやトラ、シマウマがいるサファリエリア、スリルライドや観覧車などがある遊園地エリア(スペースワールドから移設されたアトラクションもある)、夏期営業のアクエリア、冬季営業のスケートリンクが入る大規模なレジャー施設です。関西一円では知名度が高く、CMから「姫セン」と呼ばれて親しまれています。

書寫山圓教寺(えんぎょうじ、円教寺とも)は姫路市書写にある天台宗の寺院です。もともと比叡山・大山とともに天台宗の三代道場であったもので、現在でも西国三十三所のうち最も規模が大きいです。堂や門、像など多数の文化財を有するほかに、境内は国の史跡になっていて映画やドラマのロケ地によく使われていたりします。


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