山形県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【山形県編】

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山形県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

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高畠町(たかはたまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山形県東置賜郡高畠町 まほろばの里 人口22,4345人

山並みを背景に、(右から)まほろば古の里歴史公園の竪穴式住居と安久津八幡神社の三重塔、マスコットキャラクターの「はたっき・たかっき」が描かれています。2015年の町制120周年、および合併60周年を記念としてミニバイク50cc以下を対象に120枚が交付されています。

高畠町は山形県南東にある町で、東置賜郡(ひがしおきたまぐん)に属しています。町域の東側には奥羽山脈が連なり、福島県との境となる地点に鳩峰峠と二井宿峠があります。町域西側には最上川・矢代川・和田川といった川が流れ、高畠町の市街と耕地がひろがっています。平安時代末期に築かれた高畠城の城下町として発達した地域です。現在の高畠町は果樹作が盛んで、特にデラウエアの出荷量が日本一であり、さくらんぼ、舞茸、ラ・フランスやワイン・ジャムといった果物の加工品を特産としています。主要な産業は製造業であり、金属加工・食品加工を得意としています。また、JR奥羽本線高畠駅の駅舎内に「太陽館」という温泉入浴施設を有しています。

よねおりかんこうセンターは高畠町福沢にある国道13号沿いのドライブインです。米沢牛を提供する「よう山亭」、手打ち十割そばの「蕎せい庵」、ラーメン屋・軽食、直売所などを有する道の駅的な施設です。現在のような道の駅が主流になる前から存在し、施設は古いものですが根強い人気があります。

高畠ワイナリーは高畠町糠野目の砂川南岸にあるワイナリーです。山形県産のぶどうを使った地場ワインを製造するため、南九州コカ・コーラボトリングが100%出資の関連企業として1990年に開設した施設で、無料の工場見学や有料の試飲を行っています。ワインだけでなく、軽食やジェラートも提供する観光農園です。

まほろば古の里歴史公園は、高畠町安久津にある歴史や水田をテーマにした公園です。安久津八幡神社の三重塔やうきたむ風土記の丘考古資料館(県立の考古資料館)を中心に整備されています。高畠町は日向洞窟や火箱岩洞窟(共に国の史跡)など旧石器時代~縄文時代の遺物が残る洞窟がたくさんあるため、古代の竪穴式住居を模したものが建っています。園内の「創造の館」では不定期に陶芸教室など各種体験教室が開かれていたようですが、現在は臨時休業となっています(R4.12月現在)。

道の駅 たかはた(愛称:まほろばステーション)は、前述のまほろば古の里歴史公園の向かいにある道の駅です(国道113号沿い、規模は小~中規模)。レストランと直売所、RVパーク(車中泊用の設備、執筆現在はシャワー室は利用不可となっている)を備え、ウォーキングセンターとして周辺の散策路の中心施設となっています。

犬の宮・猫の宮は高畠町高安にある神社です。犬の宮は8世紀のはじめごろ、猫宮は8世紀末~9世紀のはじめごろに建立されたもののようで、当地の住人を助けた犬・猫を祀るものです。ともに小さな神社ですが、全国から愛犬家・愛猫家が訪れ(犬派猫派のそこはかとない対抗心などあり)首輪や写真を置いて行くようです。毎年7月の第4土曜日には全国のペットの供養祭が行われています。


河北町(かほくちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山形県西村山郡河北町 雛とべに花の里 人口187641人

雛人形と紅花のイラストが描かれています。町制60周年の2014年から50cc以下のミニバイクを対象に交付されています。

河北町は山形県中央やや東寄りにある町で、村山郡に属しています。山形県東部に広がる山形盆地(村山盆地)に位置し、東部には最上川、南部に寒河江川が流れています。平安時代の初期ごろに寒河江庄の一部として開発がはじまり、米や紅花が盛んに生産されるようになると、最上川の舟運を活かした紅花や苧麻(からむし)の集散地として発達しました。現在でも耕地面積が町域の約1/3を占め、さくらんぼや大豆、スリッパ(採算量国内一位、全国の生産量の4割程度を占める)などを特産としています。一方で人口減少と高齢化により平成4~27年の間に農家人口は1/3以下に減少しています。また、全体的に人口と産業従事者が減っているため、第三次産業も小売・卸売業が減少傾向にあります。

河北町児童動物園は河北町谷地の町役場敷地内の西側にある小動物園です。町が運営するもので、もともと同地に保育所があり、地域のこどもの情操教育のため、怪我をした動物を保護していたことから動物園として開園しています。現在は飼育頭数を30種150頭ほどまで増やし、年間約4万人が訪れる当地の観光名所になっています(入園無料)。山形県内では唯一の動物園となります。

谷地八幡宮(やちはちまんぐう)は、前述の町役場(ないし児童動物園)の南西側50mくらいのところにある神社です。寛治5年(1091年)に源義家によって現在の村山市白鳥近辺に創建されたもので、天正年間(1573-1592年)に谷地城主 白鳥長久が鎮守として現在の位置に移したとされています。9月の例祭で行われる「谷地の舞楽」(林家舞楽、重要無形民俗文化財)は1200年ほどの歴史を有し、当地の神職が一子相伝で伝承しているもので、日本四大舞楽の一つとされます。

河北町紅花資料館は、河北町谷地の県道285号沿いにある資料館です。近郷きっての豪農 堀米四郎兵衛の屋敷内に武器・古文書・生活道具などが保存されていたものを、町が紅花や亨保雛の資料館として改修したものです(入館料:大人400円 高校生150円 小中学生70円 鯉の餌100円)。日本庭園や蓮池などもあり、土産物屋やレストランも併設するなど町が運営する資料館としては設備が整っています。

河北町はスリッパの国内生産のうち4割程度のシェアを占めるため、「かほくスリッパ」としてブランド・特産品化しています。元来このあたりでは稲作が盛んであったため、稲わらを編んだ草履表作りが盛んでした。明治時代に村役人の田宮五郎という人が「ぞうり表圧搾機」を発明し、専売特許を取得したことから当地の履物産業が盛んになったと伝わっています。

冷たい肉そばは河北町谷地発祥の郷土料理・ご当地グルメです(由来や発生年とも不詳、なぜか河北町発祥とされる)。キンキンに冷やしたものもありますが、おおむね常温の汁そばで、汁は醤油味の鶏ダシ、具はコリコリした親鳥の肉とねぎというのが一般的です。近年ではご当地グルメとして脚光を浴び、村山地方の飲食店で盛んに提供されるようになりました。河北町には冷たい肉そばを提供する店が13軒程度あります。夏はとても暑く、冬は寒い盆地気候の村山地域の「冷やし文化」の一例となっています。


寒河江市(さがえし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山形県寒河江市 夢追い 人・緑輝く さくらんぼの都市(まち) 人口40,189人

慈恩寺の三重塔と特産のさくらんぼがシルエットで描かれています、2013年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています。

寒河江市は山形県の中央やや東寄りにある市です。山形盆地(村山盆地)の南西部に位置し、南北に細長い市域の北側は寒河江市・村山市・大蔵村の境を成す葉山(標高1,462m)の南麓、市域南部の寒河江川と最上川に挟まれた辺りに市街を成しています。南北朝時代~室町時代初期に築かれた寒河江城の城下町として発達し、江戸時代には商用作物として紅花や苧麻(からむし)が栽培され、寒河江川の砂金が採取されていました。現在の寒河江市は県内随一のさくらんぼの産地として、または寒河江八幡宮の例大祭 寒河江まつりの流鏑馬で知られています。、また、市役所は若き日の黒川紀章が設計したもので、中に岡本太郎作のオブジェがあります。

道の駅 寒河江 チェリーランドは、国道112号沿いにある大規模の道の駅です。施設は寒河江川南岸の河川敷公園の向かいにあり、近隣のチェリーランド河川敷公園と二の堰親水公園、トルコ館、茶室臨川亭、さくらんぼ会館(当地のくだもの狩りの案内施設、内部にJAのジェラート屋があり人気)などを含めて「チェリーランド」と呼びます。2024年にグランピング施設、オートキャンプ場、さくらんぼ種飛ばしコースなどが新設される予定です。

慈恩寺(瑞宝山本山慈恩寺)は寒河江川北岸、寒河江市慈恩寺にある仏教寺院で、現在は慈恩宗の本山です。行基によって見出され、聖武天皇の勅によって746年にインドの婆羅門僧正 菩提僊那(ぼだいせんな)によって創建されたものとされています。かつては国家の鎮護、除災招福を願うため、3院46坊からなる一山寺院を形成し、出羽国の一大宗教拠点でした(現在は3院17坊)。本堂を含め、釈迦如来像、不動明王像、十二神将像、聖徳太子立像など多くの重要文化財を有しています。周囲の中世城郭や行場とともに国の史跡であるため、南側に慈恩寺テラスというガイダンス施設があります。

とうふ工房・清流庵は寒河江市下河原にある株式会社 住吉屋食品(隣に工場がある)のアンテナショップです。豆腐をはじめ豆食品・豆乳やおからを使ったスイーツ、コロッケやがんもなど揚げ物、玉こんにゃくなどを試食しながら購入できる店舗とカフェが併設されています(県道から外れるため分かりづらい場所にある)。

最上川ふるさと総合公園は、山形自動車道の寒河江SAと一体化したハイウェイオアシスとして整備された公園です。「山形の自然と文化交流」をテーマに2000年に開設されたもので、センターハウスを中心にドッグラン、フラワーガーデン、フルーツガーデン、寒河江スケートパークなどがあり、周辺には入浴施設  ゆ~チェリー(公園東側に市民浴場もあり、源泉かけ流しで市民でも市外民でも大人200円 小人100円)、JAさがえの産直センターといった商業施設が出ています。


新庄市(しんじょうし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山形県新庄市 緑輝く いきいき 新庄 自然と共生 暮らしに活力 心豊かに笑顔輝くまち 人口33,027人

背景に山、市の木のモミと市の花アジサイ、公式キャラクター「かむてん」が描かれています。2012年から50cc以下のミニバイクを対象に交付されています。

新庄市は山形県の北東部、最上地方にある市です。最上地方は最上川中流にある新庄盆地にほぼ相当し、新庄市は同地域(最上郡)の1市4町3村の中心都市として位置づけられています。江戸時代に戸沢政盛が築いた新庄城を本拠とする新庄藩の城下町として発達し、最上川の舟運の主要積出港を有して栄えた地域です。県内を南北に縦貫する国道13号と東西に走る47号が交差する地点であり、交通の要衝となっています。基幹産業は農業で市域の1/4弱が耕地、そのうち水田が9割を占めるため、郊外には田んぼが広がっています。また、雪深い地域でもあり、年間の日照時間が1,323時間と日本一日照時間が短いまちです。

JR東日本新庄駅は奥羽本線に所属する駅で、当駅を起点とする陸羽西線、当駅を終点とする陸羽東線の3路線が乗り入れています。西口に最上地方の各市町村が出資する交流拠点として、「ゆめりあ」という名称の施設が併設されていて、mini漫画ミュージアム鉄道ギャラリーがあります。

新庄城(別名:沼田城、鵜沼城)は新庄市堀端町にある史跡です。かつては新庄藩の本拠として三層天守を有した城で、本丸の東側に二の丸・三の丸があり、侍町を形成していたようです。1868年の戊辰戦争で戦闘の舞台となり大半を焼失し、廃城となりました。現在は最上公園として整備され、本丸跡には戸澤神社が建っています。最上地方随一の桜の名所として知られ、当地の春祭り「カド焼きまつり(注:カドとは魚のニシンのこと。春告魚として知られる)」の会場でもあります。

新庄まつりは8月24~26日の3日間にかけて行われる祭りで、幅3m、長さ8m、高さ4.7mに及ぶ山車(当地では「やたい」と呼ぶ)20台ほどが笛・鉦・太鼓・三味線の囃子に乗って市内を巡航します。1756年から行われていて、その前年の宝暦の飢饉によって多数の餓死者が出たことから新庄5代藩主 戸沢正諶(まさのぶ)が領民に活気をもたせ、豊作を祈願するために始めたとされています(ユネスコ無形文化遺産登録、国指定重要無形民俗文化財)。

東山公園は新庄市金沢にある総合公園です。新庄市街東側の丘陵地にあり、テニスコート、陸上競技場、市民球場、プールなど運動施設のほか、あじさいの杜として34種45,000株のあじさいが植栽されています。

東山焼は米沢成鳥焼、山方の平清水焼、尾花沢の上の畑焼と並び山形の4古窯として知られる焼き物です。「出羽の雪のかげり」と言われる鮮やかな青い色彩が特徴です。当地には(有)新庄東山焼という窯・店舗がありますが、こちらは天保12年に藩の御用窯として開かれたものです(コロナ禍のため、当面の間陶芸体験は休止している)。


天童市(てんどうし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山形県天童市 湯のまち天童 あなたの旅に、王手 人口61,092人

将棋の駒の形をイメージしたプレートに縁起物・福を招き入れるとされる「左馬」が描かれています。2009年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています。

天童市は山形県東部の村山地方にある市です。山形盆地(村山盆地)の中央付近に位置し、市域の東側半分が奥羽山脈の山地、西側は最上川水系の乱川・押切川(福島県のものとは別、天童市内を流れる20kmほどの川)・立谷川(たちやがわ)・倉津川などが形成する扇状地となっています。江戸時代の1828年に織田氏の織田信美(のぶかず)が入り天童藩として成立、藩では当時流行していた将棋の駒作りを武士たちに奨励し、現在の「将棋の町・天童市」の基礎を作りました。かつては果樹作を中心とした農業や温泉地の観光業を主要な産業としていましたが、耕地は年々減少し、現在では山形市のベッドタウンないし県内観光の拠点として機能しています。2005年の国勢調査をピークに人口は減少局面を迎えています。

天童公園は天童市のほぼ中央にある舞鶴山(標高242.1m)や天童城(舞鶴城、ないし天堂古城)跡周辺を公園として整備したものです。およそ2,000本の桜の名所として知られるほか、毎年4月の桜まつりで行われる「人間将棋」の開催地としても知られています。広さ56haを誇る公園で、2021年にはもみじ園(愛宕沼親水空間~舞鶴山山頂までをデッキとスロープでつないだもの、全長250mの散策路)が開園しています。

道の駅 天童温泉(愛称:わくわくランド)は、天童市鍬ノ町にある国道13号沿いの中規模の道の駅です(駐車場はかなり大きい)。メインとなる駅舎・森林情報館「もり~な天童」、直売所「サンピュア」のほか、本屋やこんにゃく店、足湯などがあります(レストラン無し、フードコート有り、入浴施設無し)。天童市はラ・フランスの生産量が日本一ということもあり、ラ・フランスとその加工品が人気のようです。

天童温泉は、市のほぼ中央にある舞鶴山の北側(前述の道の駅天童温泉近く)にある温泉街です。1911年に灌漑用の井戸を掘るために水田を掘削中に掘り当てた温泉で、JR奥羽本線天童駅の東側に12軒ほどのホテル・旅館が出ています。周辺は温泉通り沿いに商業地になっていて、天の湯(あづま荘脇)、童の湯(ホテル王将脇)に足湯が二つあり、「湯坊いちらく」館内に天童ブルワリー(クラフトビール・クリークなどが飲める)があります。

天童市将棋資料館はJR奥羽本線天童駅に併設されています。天童市は全国の将棋の駒の9割以上を生産することから1992年にオープンした資料館で、チェスやチャトランガ、シャンチーなど類型のゲームを含む将棋のルーツ、駒製作の過程、江戸時代の工人の92セットの駒などが展示されています(入館料:大人320円、高校・学生210円、小中学生100円)。また、当地は将棋のまちということで、道の駅天童温泉内(15作)や歩道の19箇所に詰将棋があります。

御苦楽園(ごくらくえん)は天童市奈良沢乙にある庭園です。昭和初期の不況による失業対策として当地の水戸部酒造の創業者 水戸部弥作によって造園されたもので、「人生の苦しみと楽しみを盛った庭園」という意味合いで御苦楽園といいます(入園料:大人400円 子ども200円)。山形県内外の銘木・銘石があり、柱石には人生の苦楽を教えてくれる名言や格言が刻まれています。

出羽桜美術館は天童市一日町にある美術館です。当地の酒造メーカー出羽桜酒造の3代目仲野清次郎氏が木造瓦葺きの日本家屋を改装して始めたもので、朝鮮半島の陶磁器や工芸品、洋画家 斎藤真一の絵画などが展示されています。


東根市(ひがしねし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山形県東根市 果樹王国ひがしね 人口47,953人

東根市発祥のさくらんぼ「佐藤錦」のイラストが描かれています。2009年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています。

東根市は山形県中央東部の村山地域にある市です。市域東側は黒伏山や甑岳(こしきだけ)など奥羽山脈の山地、市域西側の日塔川、白水川、村山野川、乱川の扇状地に市街を成しています。市街南部に山形空港と陸上自衛隊神町駐屯地、中央部東側が商業地として発達しています。県内3位の農業産出高を誇り、その3/4が果物と全国でも屈指の果物の産地で、さくらんぼ、ラ・フランス、梨、ぶどうなどを特産としています。近年では山形空港、山形新幹線と仙台まで直通の国道48号など有利な交通インフラ環境をもとに、県内で唯一人口が増加傾向にありましたが、平成27年頃からほぼ横ばいとなっています。

関山大滝は東根市関山にある乱川上流部の滝です。高さ10m、幅15mの幅広の滝で国道48号沿いにあり、近くに大滝ドライブイン 泉や(土産屋・食堂)、大滝ドライブイン せいの(定食屋)など商業施設が出ています。夏は水遊び、秋は紅葉の名所とされ、周辺には県指定天然記念物のカツラの巨木があります。

東根温泉はJR奥羽本線東根駅(さくらんぼ東根駅ではない)の北側にある温泉街です。観光宣伝では名産のさくらんぼと山形新幹線の駅名にちなんで、「さくらんぼ東根温泉」とするようです。1910年に農業用水の井戸を掘ったところ掘り当てた温泉で、現在ではホテル・旅館が20軒、共同浴場5軒程度が出ています。足湯(ペット専用もあり)や足湯利用者のための駐車場も整備されています。

山形空港は東根市羽入と神町にまたがって存在する空港です。もともと大日本帝国海軍の神山練習飛行場であったものを戦後の占領期にはアメリカ軍が使用、その後空自が使用するようになり、1964年に民間空港となっています。大きな空港ではなくローカル空港然としていますが、レストランや土産屋などはそれなりに揃っています。隣接する神町駐屯地の第6飛行隊の飛行場としても利用されていて、オスプレイなどが来ると写真を撮りに航空ファンが訪れます。

ひがしねあそびあランド(正式名称:東根市こどもの遊び場)は東根市東根乙にある屋外遊戯施設です。広さ4haの敷地に大型アスレチックや噴水・ざりがに池などの親水設備、トランポリン、工作や泥遊びができるプレイパークなどがはいっています(入園無料)。コロナ禍のため、一時期は県民のみの利用となっていましたが、2022年10月に規制が緩和され、執筆現在(2022.12月)は名前や住所などを記入して入園するようになっています。

東根の大ケヤキは東根市本丸南、市立東根小学校敷地内にあるケヤキの巨木(国指定特別天然記念物)です。樹高28m、根回り24mで樹齢1,000年とも1,500年ともいわれ、日本三大ケヤキの一つとされています。隣接する龍興寺沼公園に無料駐車場があります。


舟形町(ふながたまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山形県最上郡舟形町 人口5,101人

小国川の流れと鮎、右側に国宝指定の土偶、通称「縄文の女神」をモチーフにしたキャラクター「めがみちゃん」が描かれています。2015年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

舟形町は山形県北部の最上地域にある町で、最上郡に属しています。南北6.5km、東西27.4kmの細長い町域を有し、天然鮎(松原鮎という)の遡上で知られる最上小国川が最上川と合流する地点にあります。江戸時代には羽州街道の宿場町 舟形宿として発展し、同街道と庄内地方~山形県の内陸部を結ぶ舟形街道への交通の交差点でした。町域の7割程度が山林や原野、耕地は15%程度でそのうち9割が水田であり、山と田んぼが目立ちます。基幹産業は農業で、林業も行われ、米・鮎・マッシュルーム・山菜・木工品などを特産としています。

舟形若あゆ温泉は舟形町長沢の県民ゴルフ場のあたりにあります。1993年にオープンした日帰り温泉施設で、町内唯一の温泉施設です。お湯は循環式で、かけ流しではないですが入浴料は大人400円・小学生200円と手頃で、町の入浴施設としては浴槽やサウナ等も揃っています。周辺にはあゆっこ村キャンプ場やレストラン、陶芸教室などがあります。併設のレストラン・軽食堂では鮎の塩焼きや、鮎の炊き込みご飯、ラズベリーを使ったスイーツなどが食べられます。

マッシュルームスタンド舟形は、舟形町舟形向山にある若鮎ファームに併設されたレストランです。ピザやパスタ、マッシュバーガーといった洋食を提供する店舗ですが、当地の農園で作ったジャンボマッシュルームが売りで、生スライスが何度でも無料でおかわりできます(マッシュルーム料理店といっても過言ではない)。前述の若あゆ温泉からも近く、当地の人気店になっています。

アユパーク舟形は県道56号新庄舟形線と小国川に挟まれた河川公園です。噴水や水路、ゲートボール場や輓馬会場(人間ばん馬の競技会が行われている)、芋煮会広場などを有する公園です。例年9月に行われるふながた若鮎まつりの会場であり、また6月にはヒストリックカー&ノスタルジックカーミーティングin舟形というレトロカーの催しを行っています(2020~2022年コロナ禍により中止)。

アトリエoneは舟形町掘内の県道56号新庄次年子村山線沿いにある手芸雑貨・木工品の店舗です。地域資源の木を使った自分用の箸づくり体験を行うことができます(要予約)。


小国町

小国町ホームページより

山形県西置賜郡小国町


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秋田県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

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【秋田県編】

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大仙市(だいせんし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

秋田県大仙市 人が活き 人が集う 夢のある田園交流都市 人口81,130人

青い縁取りのプレートに「花火のまち」の文字と大曲の花火のイラスト、マスコットキャラクターの「まるびちゃん」が描かれています。2017年から50cc以下のミニバイクを対象に交付されています。

大仙市は秋田県の中央からやや南東側にある市です。2005年に大曲市、神岡町、西仙北町、中仙町、協和町、南外村、仙北町、太田町の1市6町1村が合併して誕生した市で、866.79k㎡の広大な市域を有しています(県内6位)。東を奥羽山脈の真昼山地、西を秋田県中央部に広がる出羽山地に挟まれ、おおむね雄物川右岸の横手盆地北部(仙北平野)を市街としています。江戸時代には羽州街道・角館街道の宿駅が発達し、雄物川と玉川に水港が設置されていました。現在の大仙市は2万haほどの広大な耕地を有し、そのうち9割が水田であり日本有数の穀倉地帯となっています。また、林業や木製品の製造、電子部品・デバイス・電子回路といった製造業も盛んに行われています。地場産業としては、江戸時代に伝わったとされる狼煙産業(花火製造)が特徴的な産業となっています。

全国花火競技大会は雄物川河川敷運動公園において、8月の最終土曜日に行われる花火大会です。一般には「大曲の花火」として知られるもので、日本狼煙協会・文部科学省・経済産業省などが後援する日本三大競技花火大会のうちの一つです。1910年に当地の諏訪神社の祭典の余興として開催された「奥羽六県狼煙共進会」に始まり、その後よりレベルの高いものを目指して競技大会となりました。なお、当地は狼煙産業が定着していることもあり毎月市内のどこかしらで花火が打ち上がっています。

花火伝統文化景勝資料館「はなび・アム」は大仙市大曲大町にある花火に関する資料館です。2018年にオープンした施設で花火の歴史、製造方法と道具といった資料の展示のほか、高精細のはなびシアターや、花火工場を疑似体験で見学できたり、自分でデザインした花火をスクリーンで打ち上げることができる設備があります(大曲駅から徒歩5分の施設で入館無料)。

大仙市は3つの道の駅を有します。道の駅 協和(四季の森)は国道46号沿い(中規模、兎や猪肉などジビエ料理有り、暑い時期にはババヘラアイスもやっている)、道の駅 かみおか一里塚は国道13号沿い(小規模、味道楽の里味のソフトクリームあり)、道の駅 なかせんは(ドンパン節の里)は国道105号沿いにあります(小~中規模、野菜やトマトをジュースにする工場が併設されている)。

旧池田氏庭園(国の名勝)は、大仙市高梨にある明治時代後期~大正時代作の庭園です。当地の旧家で大地主であった池田家のもので、広さ4.2haほどあります。白亜の洋館(私設図書館)と高さ4mほどの雪見灯篭がシンボリックな庭園で、仙北平野の屋敷林を伴う散居のなかでも傑出した景観を有しています(入園料:大人300円、高校生以下無料)。

秋田県立農業科学館(愛称:サン・アグリン)は大仙市内小友にある博物館です。農業県秋田で培われた農業の環境、栽培技術、農村の姿などをテーマに科学的な視点で紹介する施設です。また、生涯学習の拠点として鉢植えや苔玉づくりなど園芸、収穫体験やジャム作りなどの体験教室を行っています(入館無料の施設でレストラン・カフェは無し、農産物や加工品の直売所有り、周辺に果樹園やバラ園を有する)。


大館市(おおだてし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

秋田県大館市 21世紀に飛翔する環境先端都市 人口71,560人

背景に鳳凰山の大文字焼き、「忠犬ハチ公のふるさと」の文字、右側に秋田犬のイラストが描かれています。市名の「大」は大文字焼きに合わせ赤字になっています。2013年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています。

大館市は秋田県北部にある市です。田代岳や竜ヶ森など四方を山に囲まれた大館盆地に位置し、市域の8割程度が山林で、おおむね秋田県の北部を流れる米代川とその支流の流域に市街を成しています。甲斐源氏庶流の浅利勝頼が築城した大館城(その後秋田氏>佐竹氏の支配を受ける)の城下町として栄えた地域です。地下資源が豊富で、江戸時代中期ごろから鉱山が開かれいたようで、近代には花岡鉱山が隆盛を極め、鉱石の運搬のために県内ではいち早く鉄道網が整備されるなど、1994年に主要な鉱山がすべて閉山するまでは鉱業の町として栄えました。県内上位の農業産出高を誇り、米(あきたこまち)・比内地鶏・とんぶり、曲げわっぱなど木工品を特産としています。

秋田犬の里(あきたいぬのさと、正式名称は大館市観光交流施設)は、JR奥羽本線・花輪線 大館駅の南口にある秋田犬の紹介や展示を行う施設です。2019年にオープンしたもので、建物は忠犬ハチ公が飼い主を待ち続けた大正時代の二代目渋谷駅がモデルになっています。また、かつては渋谷駅前のシンボルだった青ガエル(東急5000系電車、名前の通りの外観)があり、中に入ることもできます。

桂城公園(けいじょうこうえん)は大館市役所に隣接した場所にあります(国道7号沿い)。1868年の戊辰戦争で焼け落ちるまでこの地には大館城があったため、石積み・土塁・堀などが残されています。樹齢200年ほどのシロヤナギの巨木がある公園で、毎年春の桜まつりや5月3日の秋田犬の品評会が行われる公園です。

秋田犬会館は大館市字三の丸(上記桂城公園に隣接)にある博物館/資料館です。当地には秋田犬保存会という団体(公益社団法人)があり、設立50周年を記念して1977年に設立された本部事務所兼博物館です。犬種団体が保有するものとしては国内唯一の博物館となっています(料金:大人200円、小人100円)。また、日中には犬舎で会員の犬が展示されています。

大滝温泉(秋田県)はJR花輪線の大滝温泉駅周辺にある温泉郷です。旅館など宿泊施設が7軒ほど、「鶴癒の足湯」と共同浴場「湯夢湯夢の湯(とむとむのゆ)」があります。1500年ほど前に開湯したものとされ、温泉の多い秋田県内でも最古級の温泉です。

道の駅 ひない(愛称:比内鶏の里)は、大館市比内町にある国道285号の小規模の道の駅です。比内地鶏やとんぶり、きりたんぽ鍋など地元の特産品を素材にしたレストランや、直売所がはいっています。比内地鶏を使った親子丼が人気のようですが、お値段ちとお高め。モツ味噌煮が好評のようです。

忠犬ハチ公生家は大館市大子内(おおしない)にあります。忠犬ハチ公は大正12年、当地の斉藤義一宅で父:大市内(オオシナイ)、母:胡麻(ゴマ)の間に8頭の兄弟として生まれました。その後東京帝国大学農学部の上野英三郎教授の元へ送られました。こちらは民家であり人が住んでいるため見学などはできませんが、アプローチにハチ公像と家の向いに犬をモチーフにした公衆トイレがあります。


横手市(よこてし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

秋田県横手市 豊かな自然 豊かな心 夢あふれる田園都市 人口84,432人

冬の風物詩かまくらと市の鳥ハクチョウが描かれています。2013年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

横手市は秋田県南東部にある市です。奥羽山脈と出羽山地に挟まれた横手盆地に位置し、秋田市に次ぐ県内第2位の人口を有する市で、県南地域の中心都市となっています。戦国時代に築城された(正確な築城年は不明)横手城の城下町として発達した地域です。17,000haほどの広大な耕地を有し、米・アスパラガス・洋梨とりんご、フルーツの加工品といった特産品を有しています。主要な産業は第三次産業で、小売・卸売業、サービス業、不動産業などです。また、酒造業も盛んであり市内には日本酒の醸造所が多く見受けられます。

横手の雪まつりは横手市の中心市街で毎年2月に行われる祭りです。当地の2月15-16日のかまくら(水神様を祀る行事)と16-17日のぼんでん(梵天、頭飾りという纏のような大きな飾りを旭岡山神社に奉納する祭り)をあわせて観光行事としたものです。かまくらは人が入れるサイズのものや小さなバケツサイズのものがあり、ミニ鎌倉にはろうそくを灯し、人が入れるものでは子どもたちが餅や甘酒を振る舞います。

秋田ふるさと村(愛称:かまくらんど)は横手市赤坂にある県立のテーマパークです。トリックアートや大型アスレチックがあるワンダーキャッスルやプラネタリウム、野外広場や県立近代美術館、工芸展時間、県内最大級のお土産売り場など様々なアミューズメントや施設が一体となっていて、買う・遊ぶ・体験する・食べるといったいろいろな楽しみ方ができるパークです。

横手市増田まんが美術館は、横手市増田町にある漫画をテーマにした博物館です。当地出身の漫画家・エッセイスト 矢口高雄氏(「釣りキチ三平」で釣りブーム、「幻の怪蛇バチヘビ」でツチノコブームを起こした)を記念するために1995年にオープンした施設で、国内外の著名な漫画家の協力を受けて原画の展示などを行っています。図書室や漫画カフェ、ミュージアムショップも併設されています(入場無料、特別企画展は有料)。

道の駅 十文字(愛称:まめでらが~、秋田弁で「お元気ですか」を意味する)は国道13号沿いの小規模の道の駅です。レストラン、ファストフード店、直売所、コンビニがまとまっています。また、施設裏手にヤギや羊が飼われていたりします。春は山菜、6~7月にかけてさくらんぼを買いに来る方が多いようです。

道の駅 さんない(愛称:ウッディらんど)は、国道107号沿いの小規模の道の駅です。道の駅を「ウッディゾーン」として木目を活かした建物で統一されています。うどん・蕎麦屋や直売所(いぶりがっこの種類が豊富)、木工体験や木製品の展示販売を行う「木の香」といった施設で構成されています(裏手にカフェ有り)。


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宮城県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【宮城県編】

全47都道府県を網羅 掲載市町村区630以上


四輪自動車の地方版図柄入りナンバープレートはコチラ「地方版図柄入りナンバープレート 一覧 (四輪自動車)」または 地方版図柄入りナンバープレート 東北 (四輪自動車)

宮城県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

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大崎市(おおさきし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

宮城県大崎市

宮城県北西部 みやぎ大崎ふつふつ共和国 人口133,400人

山を背景にイメージキャラクターの「パタ崎さん」が描かれています。市制施行10周年記念として、2017年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

大崎市は宮城県北西部にある市です。2006年に古河市、遠田郡田尻町志田郡三本木町・松山町・鹿島台町、玉造郡岩出山町・鳴子町が合併して誕生した市で、「広域大崎圏(大崎圏)」あるいは「古川都市圏」と一致します。県の10.9%を占める広い市域は東西に70kmと細長く、西部は奥羽山脈の山地、市内を江合川・鳴瀬川が貫流しています。岩出山城や鳴子温泉郷と鳴子峡の紅葉、三本木のひまわりや松山御本丸公園(コスモス園ともいう)などの観光資源で知られる地域です。18,000haほどの広大な耕地を有する日本有数の穀倉地帯であり、世界農業遺産「大崎耕土」として登録されています。地場産業として日本酒の酒蔵が市内に7つあり、日本酒や味噌を特産品としています。

鳴子温泉郷は大崎市の北西側江合川(荒雄川)上流にある温泉郷です。鳴子温泉、東鳴子温泉、川渡温泉(かわたびおんせん)、中山平温泉、鬼首温泉(おにこうべおんせん、間欠泉が有名)を総称して鳴子温泉郷といいます。開湯から1000年以上の歴史を有し、源泉数370を誇る一大温泉地です。また、鳴子温泉~中山平温泉の間に日本こけし館や岩下こけし資料館、鳴子峡(大谷川の渓谷で紅葉の名所)があります。

岩出山城(臥牛城、岩出沢城)跡は大崎市岩出山にある城跡です。古くは奥州探題大崎氏の家臣 氏家氏の居城で、伊達政宗が仙台城築上までの12年間を過ごしたことで知られています。現在は伊達政宗の像がある公園となっていて土塁や石垣が残っています。また、仙台藩の藩校であった有備館と庭園があり、国の史跡・名勝に指定されています。「山城」とはつきますが標高は108mほどで、なだらかです。近隣に大崎市竹工芸館森民酒造店(造り酒屋、昭和レトロ館を併設)などがあります。

感覚ミュージアムは大崎市岩出山にある五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)をテーマにした博物館です。触覚で鑑賞する闇の森や万華鏡ゾーン、香りの森などがあります。光と影を演出に用いているため内部は薄暗いゾーンが多いです(入館料:大人600円、中高生300円、小学生250円)。木や竹など身近な素材で作った創作楽器のコーナーが有り、木工品が好きな人は楽しめると思います。

大崎市の道の駅は3つあります。①道の駅 おおさきは大崎市古川千手寺町の国道108号から少し入ったところにあります(小~中規模、産直・食堂・情報スペースなど構造はシンプル、防災センターとしての役割がある)。②道の駅 あ・ら・伊達な道の駅(あらだて)は大崎市岩出山にある国道47号の道の駅です(小~中規模、年間300万人が訪れる東北屈指の道の駅、札幌に本社を置く製菓メーカー「Royce’(ロイズ)」の店舗有り)。③道の駅 三本木やまなみは大崎市三本木にある国道4号の道の駅です(中規模、併設されている三本木町亜炭記念館は無料で見学できる)。


富谷市(とみやし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

宮城県富谷市 「住みたくなるまち 日本一」をめざして 人口51,659人

上部背景にマーチングエコーズのシルエットとシンフォニータワー(右上部)、左側に公式キャラクターの「ブルベリッ娘とブルピヨ」が描かれています。2017年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。(※当地のランドマーク、シンフォニータワーは高さ130mの給水塔・配水池で、音楽関係の施設ではない。ときおり展望台が一般開放されている)

富谷市は宮城県中部の仙台都市圏にある市です。仙台市の北側に隣接し、1970年代ごろから同市のベッドタウンとして発展(それまで人口は4,000-5,000人ほどだった)、2016年に単独で市制施行しています。東部に大亀山、中央南部の明石地内に鍋山を有しますがどちらも標高100m台の山で、市域の殆どが宮城県中央部の低地帯に属します。市街は市域南西部の仙台市側にあり、市域北部にかけて農業地帯が広がっています。歴史的には奥州街道二番目の宿場町 富谷宿として発展した地域です。現在でも耕地のうち水田が8割程を占めますが、1983年からは水田の転作としてブルーベリー栽培が始まり、ブルーベリーとはちみつ(それと富谷もやし)を特産品としています。鉄道はありませんが、国道4号沿いにロードサイド店舗など商業地、工場や流通企業が集積しています。

大亀山森林公園(おおがめやましんりんこうえん)は、富谷市東部の大亀山頂上周辺を整備した公園です。大亀山の自然景観や地形を生かした公園で総面積32.7ha、展望台・フィールドアスレチック・人口芝のゲレンデ(ソリは持参のこと)、自然遊歩道やキャンプ場などがあります。木製のアスレチックは難度が高いものも含め、17基が用意されています(小学生以上が対象)。山頂には西暦800年代から当地に鎮座する鹿島天足別神社(かしまあまたりわけじんじゃ)や地名の由来になった亀石があります。

富谷宿観光交流ステーション とみやどは、富谷市新町にある観光案内・交流施設です。ギャラリーや直売所、はちみつ専門店やレストランも入る複合施設で、陶芸体験ができる工房と当地の偉人 内ヶ崎作三郎記念館を併設しています。

内ヶ崎酒造店(代表銘柄:鳳陽)は前述のとみやどの向かいにあります。前述の内ヶ崎作三郎はこちらの二代目で、1661年に仙台藩主から酒の醸造を許されて酒造業を開業しました(初代は内ヶ崎筑後という人で、伊達政宗の命を受けて富谷宿を開いた人物)。現役の酒蔵としては県内最古のものです(酒蔵見学は無し、外観が素晴らしくふらっと蔵の方に入ってしまう人もいる様子)。


村田町(むらたまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

宮城県柴田郡村田町 一生 住みたくなる町「むらた」 人口10,257人

蔵をイメージした背景イラストに、「歴史と蔵のまち」の文字と町花のモクセイが描かれています。2017年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

村田町は宮城県南部の仙南地域にある町で、柴田郡に属しています。蔵王山系の東側に位置し、周囲を200m前後のの丘陵に囲まれた地域で、おおむね町内を南流する白石川の支流 荒川の右岸を市街としています。中世に村田城(村田舘)が築かれ、江戸時代には水運を活かした紅花の集散地として栄えたようです。村田町村田には古い蔵造りの町並みが残り、2014年に重伝建に選定されています。また、Y字の町域の北東部、菅生(すごう)にはスポーツランドSUGOがあります。そら豆とその加工品、コーンを特産品としています。毎年10月には県内外から70窯ほどの企業・陶芸家を集める「蔵の陶器市」が行われています(コロナ禍のため、2020~2022年は3年連続の中止となった)。

道の駅 村田(愛称:歴史と蔵とふれあいの里)は、宮城県道14号亘理大河原川関線(わたりおおがわらかわせきせん)沿い、及び村田IC近くの小規模の道の駅です。直売所、レストラン(当地はそら豆が特産ということで、蕎麦もうどんも緑色)のほか、隣に村田歴史みらい館(郷土資料館、鬼のミイラや手打ちパチンコなどがある、入館無料)があります。道路を渡った向かい側に森の芽ぶき たまご舎のファームファクトリーがあります。

スポーツランドSUGOは村田町菅生にある総合モータースポーツ施設です。ヤマハ発動機の関連会社が運営するもので、国際自動車連盟公認のレーシングコースを含む4つの専用コースを有しています。ホテルやキャンプ場、ちょっとした公園などを備えた施設です。スーパーフォーミュラ、F3、superGTシリーズなどビッグタイトルのレースが行われ、二輪のメジャーイベントも数多く行われています。

村田町民話の里 ふるさとおとぎ苑は村田町小泉にある施設で、茅葺きの民話伝承館や水車、産直館(直売所とレストランを兼ねる)があります。もともとお婆さんのロボットが当地に残る「渡辺綱の鬼退治」の物語を語るといった趣向の施設のようですが、当のロボットが壊れたため、現在では民話伝承館ではボランティアの方が語り部として様々な伝説・伝承を語ってくれています(要予約)。近くに「鬼の手かけ石」という鬼がつまづいた際に手形がついたとされる石があります。


大河原町(おおがわらまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

宮城県柴田郡大河原町

宮城県南部 開かれた先進のまち、おおがわら 人口23,578人

一目千本桜の風景写真と大河原観光PRイメージキャラクター「さくらっきー」のデザインです。2017年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(従来型と選択性、従来型の在庫がなくなり次第ご当地ナンバーに移行)。

大河原町は宮城県南部の仙南地域にある町で、柴田郡に属しています。町域面積は24.99k㎡で周囲を丘陵に囲まれた典型的な盆地であり、町域中部をおおむね西から東に白石川(阿武隈川水系)が流れています。古くは奥州街道の宿場町 大河原宿として紅花や米の集散地として発達しました。元来は稲作中心の農業を基幹産業としていたようですが、昭和60年代ごろから人口が増加傾向にあり、仙台市のベッドタウン化が進んだため、第三次産業が主要な産業となっています。とりわけ国道4号沿いのロードサイド店舗群が特徴的で、仙南地域随一の集客数を誇ります。特産品は梅、柚子、もち豚、「萩の月」といった菓子あたりです。

白石川堤一目千本桜は、柴田町~大河原町にかけて8kmほど続く白石川堤の桜並木です。大河原町出身の高山開治郎氏が大正12年と昭和2年に寄贈した桜1,200本を、地元の有志や柴田農林学校の生徒らにの手によって植樹したものです。柴田町の船岡城址公園とともに日本さくら名所100選に選ばれていて、宮城県の桜の名所とされています。開花期には大河原町では大河原桜まつり、柴田町では柴田桜まつりが催されています。

(株)菓匠三全 ファクトリーショップは大河原町大谷の県道50号沿いにある工場直売店です。(株)菓匠三全は仙台市青葉区に本社をおく企業で(かつては大河原町にあった)、「仙台銘菓『萩の月』」が全国的に著名です(ずんだスイーツ専門店の「ずんだ茶寮」も運営する)。2022年に南側にちょっと移動して、クスリのアオキの敷地内にリニューアルオープンしています。

大河原公園は大河原町緑町の白石川左岸にある公園です。野球場やスケーとボードの練習場などがある公園で、遊具も少しあります。冬期の白石川は白鳥や雁・鴨などが飛来することで知られているため、パンを持っていく方が多いようです。また、前述の一目千本桜が同公園まで続いています。

とんとんの丘「もちぶた館」本店は、大河原町新寺にある農産物・加工品その他工芸品など地場産品の店舗/レストランです。名称通り豚の精肉やハム・ソーセージなど加工品を主として扱っています。また、敷地内にカピバラ・ポニーなどがいるミニ動物園や温泉の日帰り入浴施設を併設し、バーベキュー施設や遊具・アスレチックも有するなど観光施設として充実しています。


柴田町(しばたまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

宮城県柴田郡柴田町 美しい自然の中で文化と山号が融合したコンパクトな創造都市 人口37,632人

上部は青空をイメージした青色を背景に桜と舞う花びらと「花のまち」の文字、右側にイメージキャラクターの「はなみちゃん」が描かれています。2018年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(従来様式と選択性、従来型がなくなり次第ご当地ナンバーに移行)。

柴田町は宮城県南部の仙南地域にある町で、柴田郡に属しています。仙南地域で最も人口の多い市町村です(経済的都市圏としては仙台地域に含まれる)。北側は愛宕山、猪倉山など200~300m級の山地、南部に白石川が東流し、南東部で阿武隈川と合流し、おおむね町域南側の白石川・阿武隈川が成す盆地に市街を成しています。白石川と阿武隈川が合流、街道も集中していたため経済・軍事的に重要な地として船岡城(築城年不明、1200年以前と考えられる)が築かれ、城下町として発達した地域です。「花のまち」というように花とのつながりが深く、船岡城址公園と白石川一目千本桜の桜の景観や、同公園内で行われる秋のみやぎ大菊花展柴田大会(菊人形まつり)で知られています。

白石川一目千本桜は柴田町~大河原町にかけて8kmほど続く白石川堤の桜並木です。船岡城址公園は白石川の南岸の船岡館山にあり、柴田氏(陸奥国柴田郡の豪族、安倍氏から派生)が築いた船岡城(四保館)の周囲を公園として整備したものです。同公園は前述の一目千本桜とともに県内で唯一日本さくら名所100選に選ばれています。高さ24mの平和観音像(柴田町出身の個人が建造したもの)やスロープカーがある公園で、桜まつりや菊人形まつり、冬期にはイルミネーションが行われるため年間20万人ほどの観光客を集めています。

太陽の村は本船迫(ほんふなばさま)にある自然休養村(広さ4ha)です。蔵王の山々と太平洋を臨む施設として1976年に開設したもので、レストランや研修・宿泊施設と公園が併設されています。現在の大洋の村はキッズバイクパークやふわふわドーム、未就学児用の木育遊びの部屋などが加わったことで、ファミリーを対象にしたレクリエーション施設となっています。

しばたの郷土館は柴田町船岡西(前述の船岡城址公園の東側)にある郷土資料館です。町の郷土資料館としてはかなり立派な施設で、本館に資料展示館「思源閣」と産業展示館が併設されています。常設展示では旧石器時代~近代までの歴史、農耕具などの道具といったものが展示されていて、当地が舞台となった伊達騒動についての解説があります。

麹やコレクションは柴田町船岡西(前述の)しばたの郷土館から東にある蔵です。安政年間の1856年に建造された伊達藩御用達商人の店蔵で、山本周五郎が伊達騒動を描いた「樅ノ木は残った」に登場する糀屋又左衛門の屋敷とされています。現在内部は江戸時代の工芸品・美術品や資料展示が行われる美術館となっています。


名取市(なとりし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

宮城県名取市 元気な都市(まち)・名取 人口79,610人

「咲き誇るカーネーション」と題したデザインで砂浜とカーネーションの花、青空と飛行機、マスコットキャラクターの「カーナくん」が描かれています。2018年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

名取市は宮城県南部にある市で仙台地域に含まれます。西部は丘陵地、東部で太平洋と接し、阿武隈川・名取川に挟まれた名取耕土に位置しています。宮城県内では比較的早くから拓けていた地域で、東山道(古代の街道で京都~多賀城を結ぶ、五畿七道の一つ)が通り、江戸時代からは奥州街道が引かれて増田宿が存在していました。耕地面積が市域の1/4強を占め、そのうち8割程度が水田と田んぼが目立ちますが、主要な産業は小売・卸売業やサービス業など第三次産業で、製造業の方も仙台ニコンやサッポロビール仙台工場を有しています。閖上(ゆりあげ)の赤貝、ミョウガタケ、北釜のメロン、高柳のカーネーション(東北一の生産量を誇る)などを特産品としています。また、市域南東側に仙台空港を有しています。

閖上漁港は宮城県が管理する第二種漁港で、名取川の干潟である広浦にあります。江戸時代には仙台藩の直轄港であったもので、昭和57年から新航路の開削や南防波堤、護岸など工事が進められて現在の姿になっています。閖上は2011年の東日本大震災で大きな被害を受けた地域ですが、現在は復興が進められて漁港側にゆりあげ港朝市/メイプル館閖上の記憶(震災の被害や復興の様子を伝える記念館・資料館)といった施設ができています。

仙台空港は名取市と岩沼市にまたがって存在する空港で、おおむねターミナルビルが名取市、滑走路が岩沼市に存在しています。種別は国管理空港(東北唯一)、運営は2016年に民営化されて仙台国際空港株式会社に移管されています。国外線もありますが、国内線の乗降客が10倍ほど多く、仙台市の空の玄関口となっています。ターミナルビル内にエアポートミュージアム「とぶっちゃ」を併設しています(フライトシュミレーター有り、一回100円)。

かわまちテラス閖上は名取市閖上中央の名取川南岸にある複合商業施設です。2019年にオープンしたもので、ラーメン屋・定食屋・カレー屋・カフェ・スイーツ屋など飲食店25店舗ほどとマルシェがはいっています。当地の名産である赤貝やしらすを楽しめる場所として人気が出ています。

洞口家住宅は名取市大曲にある古民家です。江戸時代の宝暦年間(1751-1764年)に建造されたと考えられているもので、主屋と米蔵・味噌蔵・座敷蔵などの建屋と防風林で構成されています。柱や梁は木材の自然の曲がりを活かして釘を使わずに組まれ、座敷と土間の区切りがない「名取型」と呼ばれるもので、国の重要文化財に指定されています。


川崎町(かわさきまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

宮城県柴田郡川崎町 人と自然が息づく美しいまち 森をつくるまち 人口8,287人

川崎町の観光PRキャラクター「チョコえもん」のアップが描かれています。2014年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

川崎町は宮城県南西部の仙南地域にある町で、柴田郡に属しています。西側に蔵王連邦の山々が連なり、おおむね西高東低の町域になっています。釜房湖(かまふさこ、釜房ダムの人造湖)や蔵王連峰の自然景観や温泉で知られる地域で、古くは多賀城と秋田城(秋田県秋田市)を最短で結ぶ街道が通っていたため、交通の要衝として重要視されていました。そば・こんにゃく・銀杏といった産物を特産品としています。また、比較的畜産が盛んです。昭和30年代から一貫して人口は減少傾向にありますが、特に2014年あたりから急激に減少幅が増えています。

国営みちのく杜の湖畔公園は川崎町の釜房湖(人造湖)周辺に整備された公園です。全国初のダム周辺事業として当時の建設省が着手したもので、1980年に開園しています。総面積287.5haと広大な公園で、中央に自然保護公園を挟んで北側にキャンプ場と多目的コート、南側に遊具や広場、ボート乗り場、東北地方の古民家8軒が集うふるさと村などがあります。

イーレ!はせくら王国は川崎町支倉にある複合商業施設です。2018年にオープンしたもので、旧支倉小学校を食と体験の観光施設としてリノベーションしています。カフェレストラン、直売所とセレクトショップの他に食品工房や図書室、ワイナリー(体育館)などがはいっています。当地出身の武士 「支倉常長(仙台藩伊達氏家臣)は、遣欧使節としてスペインに渡りチョコレートを初めて食した日本人である」という説にちなみ、チョコレートやカカオを使った料理が食べられます。

川崎町内には3つの温泉があります。①青根温泉は川崎町青根温泉にある温泉郷で、6つの宿と共同浴場が一つあります。江戸時代に伊達氏の御殿湯が置かれていた温泉で、カフェや観光案内所を兼ねる青根洋館(明治末期の建造物で、宣教師宅として使われていた)があります。②峩々温泉(ががおんせん)は川崎町前川にある温泉宿(一軒宿)です。青根温泉の西側にあります。③笹谷温泉 一乃湯(ささやおんせん いちのゆ)は川崎町今宿の笹谷峠付近にある一軒宿です(日帰り入浴あり)。効能が多く、医学専門家も認める薬湯です。

キッズファームかわさきは川崎町今宿の国道286号沿いにある観光牧場です。2021年にオープンした施設で、うさぎやモルモットなど小動物やミニチュアホース、ヤギなどが飼育されています。遊具のある広場、レストラン、BBQスペースが併設されています(ふれあい広場は入園料:大人200円、小学生以下100円)。


栗原市(くりはらし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

宮城県栗原市 市民が創(つく)る くらしたい栗原 人口63,386人

上部に栗駒山、プレート右側にマスコットキャラクター「ねじり ほんにょ」が描かれています。2014年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

栗原市は宮城県北西部にある市です。2005年に旧栗原郡の10町村が合併して誕生した市で、県内最大の面積を有しています。秋田県と岩手県に接する田園都市で、北西部は栗駒山(標高1,626m)がそびえる山地で、栗駒高原温泉、温湯温泉(ぬるゆおんせん)、湯浜温泉があります。一方の南東部は山間部より比較的暖かい平野部となっていて、渡り鳥の飛来地として知られる伊豆沼・内沼があります。市域は林野が53.6%を占めますが、耕地面積が約17,400haほどと広大で、うち86%ほどが水田と大規模な穀倉地帯となっています。また、畜産が盛んで国内屈指の肉用牛の産出拠点でもあります(仙台牛として出荷される)。少子高齢化に伴い、農家数・農家人口ともに減少傾向にありますが、平成20年代と比較すると現在は専業農家数や農業産出額は持ち直しています。また、市内の耕英地区はイワナの養殖発祥の地とされているためイワナの丼が名物料理です。

栗駒山は宮城県、秋田県、岩手県にまたがる山で、奥羽山脈の山の一つです(二百名山、花の百名山)。馬蹄型のカルデラ湖を有するため、「栗駒山」と称します。同山の紅葉は「神の絨毯」とも呼ばれる壮大なもので、9月中旬に山頂から始まり、10月中旬までに山麓まで降りてきます。9つの登頂コースがあり、いわかがみ平の展望や須川、温湯、湯野浜、栗駒高原温泉など温泉で知られています。

細倉マインパークは栗原市鶯沢にあるテーマパークです。日本を代表する鉛・亜鉛鉱山であった細倉鉱山の跡地にあり、坑道を巡る体験ができます。坑道内部に当時の坑内事務所や作業場が復元されている「鉱山の歴史ゾーン」と地球創生にタイムスリップする「アドベンチャーゾーン」(恐竜の巣や溶岩の噴出などがレーザーやライトアップで演出される)、坑道外にはスライダーパークがあります。水に入って砂金採りもできるようです。

くりはら田園鉄道公園は栗原市若柳にある公園です。2007年に廃止されたくりはら田園鉄道の路線や駅が残る公園で、旧若柳駅や「くりでんミュージアム」、農産物直売所などがはいっています。ミュージアムにはくりでんの歴史をドラマ仕立てで伝えるシアターや運転シュミレーター、基幹車庫・修繕庫で使用されていた工作機械の展示などがあります。

伊豆沼内沼サンクチュアリセンターは栗原市若柳の伊豆沼の北岸にあります。伊豆沼(ラムサール条約に登録)は面積369ha(水面面積289ha、最大水深1.6m)の沼で、マガン・ヒシクイ・マガモ・カルガモ・オオハクチョウといった渡り鳥が飛来するため、野鳥の愛好家には有名な沼です。同センターは鳥館・昆虫館・淡水魚館に分かれていて、それぞれのテーマの展示を見ることができます。

道の駅 路田里はなやま(ろーたりーはなやま、愛称は自然薯の里)は栗原市花山にある国道398号の道の駅です(小~中規模)。物産コーナー/レストラン「自然薯の館」、コミュニティセンター、釣り堀の簡素な道の駅で自然薯・蕎麦、春は山菜、夏にはイワナ、秋は銀杏などが売られています。


気仙沼市(けせんぬまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

宮城県気仙沼市 「海と生きる」 59,141人

㊤当地はサメの水揚げ量が日本一であることからサメのイラスト。2010年から交付されている。㊦観光PRキャラクター「ほやぼーや」のイラストで2014年から交付されている。両者ともミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両が対象。

気仙沼市は宮城県の北東部にある市です。北側から西側を北上山系の支脈に囲まれ、東側は太平洋の三陸沖、太平洋沿岸に沿って国道45号や気仙沼・大船渡線BRT(JR東日本が運営するバス高速輸送システム)が走り、周辺に市街を成しています。海岸部には複雑なリアス式海岸が広がり、気仙沼湾内に大島が浮かんでいます。気仙沼漁港(特定第三種漁港)をはじめ7つの漁港があり、古くから水産業や水産加工が盛んな地域です。名物料理として気仙沼ホルモン(ボイルしない、生の豚のホルモン焼き)が有名で、フカヒレ・ホヤ・マンボウ・カツオ・牡蠣などを特産品としています。

気仙沼漁港は気仙沼湾の奥、気仙沼市大浦にある漁港です。全国で13港ある特定第三種漁港(水産業のため、特に重要とされるもの)の一つで、日本有数の水揚げ量を誇り、特にカツオ・サメ・カジキの水揚げで知られ、ほぼ毎日旬の魚が水揚げされています。漁港に併設されている気仙沼魚市場は見学が可能です。また、近くに鶴亀の湯・鶴亀食堂という漁師向けの店舗があります。

道の駅 大谷海岸(愛称:はまなすステーション)は、気仙沼市本吉町にある国道45号の小~中規模の道の駅です。1996年に県内5番目の道の駅として開駅したものですが、2011年に被災し、その後防潮堤の建設に伴い、2021年に現在地に移転・リニューアルオープンとしています。レストランや直売所のほかアクアリウムトンネルがあり、プロジェクションマッピングで震災以前にあったマンボウ水槽を再現しています。正面が大谷海岸(震災時に砂浜の多くが流出したが、2021年に海水浴場として復活した)になっています。

シャークミュージアムは、気仙沼市魚市場前の観光物産施設「気仙沼海の市」の2階にある博物館です。サメを専門とする国内唯一の博物館で、ホオジロザメの復元模型やサメの歯、東日本大震災被害などの資料展示があります(入場料:中学生以上500円、小学生200円)。また、同施設は1階が飲食店や物販コーナーになっているほかに氷の水族館(-20度の氷漬けの水族館、防寒着の貸出あり)があります。

気仙沼大島は気仙沼市の市街の対岸正面にある広さ8.5k㎡の島です。離島ではありますが車や路線バスでアクセスできるため、観光地として整備が進んでいます。小田の浜海水浴場や亀山の展望台、龍舞崎(たつまいざき)、十八鳴浜といった名所があり旅館や飲食店が出ています。

気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館は、気仙沼市波路上瀬向にある震災の記憶と教訓を伝える施設です。被災した気仙沼向洋高等学校の校舎が被災時のままに保存されています。震災時の映像を見るほか校舎内を見学することができます(入館料:一般600円、高校生400円、小中学生300円)。

リアス・アーク美術館は気仙沼市赤岩牧沢にある美術館です。1994年に建設されたもので2004年に県から気仙沼・本吉地域広域行政事務組合に譲渡されています。美術館なので絵画など美術品の展示や特別展などを行っていますが、三陸の歴史民俗資料と東日本大震災の資料を常設展示していることが特徴的です。


蔵王町(ざおうまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

宮城県刈田郡蔵王町 いきいき優タウン・ざおう 憧れの町、蔵王をめざして。 11,265人

蔵王連峰のハイライト、「御釜」を背景に観光PRキャラクター「ざおうさま」が描かれています。町制60周年記念として2015年4月から2016年3月まで、ミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されていました。

蔵王町は宮城県南部の仙南地域にある町で、刈田郡に属しています。蔵王連峰の東麓に位置し、西部が高原・山岳地帯、東部は松川流域を中心に田園地帯となっています。古くから山岳信仰の場として知られる蔵王連峰の入り口として、江戸時代には奥州街道と笹谷街道が分岐する宿場町として発展した地域です。水田面積率は県平均に比べて高くなく、丘陵地を活かした畜産や果樹作が盛んに行われています。また、蔵王連峰を訪れるハイカーのために国道457号、県道12号周辺には温泉宿やホテルなど宿泊施設が多く見られます。

蔵王連峰は東北地方の中央を南北に連なる奥羽山脈の中にあり、山形県と宮城県の県境を成す山々です。活火山であり、火口湖である御釜や噴気口などが見られます。古くは「刈田峰」や「不忘山(わすれずのやま)」と呼ばれる歌枕の山で、現在では一般に「蔵王山」と呼ばれています(山形蔵王・宮城蔵王と呼ぶ場合もある)。古くから蔵王権現が祀られ、かつては修験の修行場でした。現在では多数の温泉やスキーゲレンデ、樹氷や滝といった自然景観やレジャー施設で知られる観光地になっています。

遠刈田温泉(とおがったおんせん)は蔵王町遠刈田温泉周辺の温泉を指します。松川沿いにいくつかの温泉宿と「神の湯」と「壽の湯(ことぶきのゆ)」「まほろばの湯」といった浴場が出ています。古くは湯治場であり、特に足腰に効能があるとされています。また、土湯温泉・鳴子温泉とともにこけしで名を知られた温泉で、こけしの製造所とみやぎ蔵王こけし館(工芸博物館)があります。

蔵王ハートランドは蔵王町遠刈田温泉にある観光牧場です。飼育されている羊や山羊、牛とふれあえる広場(R5.1月執筆現在、コロナ禍のためふれあいは無し)、乳製品の手作り体験ができる体験工房(要予約)、チーズ料理の喫茶店などがあります。

鎌倉温泉は蔵王町平沢にある温泉宿です。1051年-1062年の前九年の役で矢傷を鎌倉権五郎景政という武士が発見したとされる温泉で、前述の遠刈田温泉からは離れたところにあり、皮膚病やアトピーに効能があるとされています。山間の一軒宿でアクセスは悪くお風呂も広くはないのですが、湯治場の雰囲気がそのまま残り、人気のある温泉宿になっています(日帰り入浴中学生以上400円、一歳~小学生300円)。

ざおうハーブは、蔵王町矢附(やづき)にある主にハーブティーの原料を生産するハーブ農場です(HPにもあるが「ハーブ園」ではない)。観光農園ではないのですが、時期にあった各種ハーブ摘みを行うことができ(要問い合わせ)、見学や撮影もできます。また、ハーブ苗も販売しています。


白石市(しろいしし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

宮城県白石市 市民と行政のパートナーシップによるくらし日本一のまちづくり 人口31,577人

市のシンボル白石城とPRキャラクター「ポチ武者こじゅーろう」が描かれています。2013年からミニバイク50cc以下800枚、50~90cc以下100枚(交付終了)、90~125cc以下100枚(交付終了)の3種で計1,000枚が交付されています。

白石市は宮城県南部の仙南地域にある市です。宮城県仙台市と福島県福島市のちょうど中間あたりにあります。鎌倉時代に築かれた白石城の城下町として発展し、戦後の高度経済成長期まで仙南地域の政治的中心、または商業の拠点でした。明治時代以降は広域行政機関の多くが隣接する大河原町に設置され、近年は商業的にも大河原町・柴田町の国道4号線沿いのロードサイド店舗を中心とする商圏に移行するなど、地域の中核を担う市ではなくなっています。白石市の特産は「白石三白」(白石和紙・温麺(うーめん)・葛」といわれ、江戸時代から続く古くからの特産品ですが、現在は和紙と葛の生産はわずかに行われるのみです。

白石城は白石市市の市街地の中央、JR東北本線白石駅から西側500mくらいのところにある城跡です(築上年・築城主ともに不詳)。江戸幕府の一国一城制の対象外とされて明治維新まで存続しました。現在ある3階建ての大櫓は1995年に木造で復元されたもので、ほかに塀や門なども復元されています。本丸周辺は益岡公園として整備され、資料展示と土産屋など売店を兼ねる白石城歴史探訪ミュージアムがあります。※1987年のNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」の放送を機に伊達家家臣の片倉小十郎景綱も注目され、当時復興基金として個人・法人から寄付金一億円が集まったという。

宮城蔵王キツネ村は、白石市福岡八宮にある動物園・テーマパークです。蔵王連峰の東麓、標高590mくらいのところにある施設で、6種250頭ほどの狐を主としてウサギ、ポニー、ヤギなどが飼育されています。野生のキツネはエキノコックスという寄生虫に感染している可能性が高いのですが(人間にも感染する)、こちらは人工繁殖した個体に駆虫剤を投与しているので安心です(入場料大人1,000円、小学生まで無料。餌200円、抱っこ体験600円。放し飼いエリアの狐は手を出すと噛まれる模様)。

鎌先温泉は白石市街の西側、福岡蔵本にある温泉です。開湯は1428年、「傷に鎌先」と言われ、古くから傷に効能があるとされる薬湯で、現在は5件の旅館が点在しています(日帰り入浴が可能な旅館も有り)。

材木岩公園は白石市小原にある自然保護公園です。七ヶ宿町の七ヶ宿ダムの水と小原の材木岩(国の天然記念物)をテーマにした公園です。材木岩は高さ65m、幅100mほどの岸壁の柱状節理で、5角形や6角形など多角形の柱を立てかけたように見えます。また、公園内に検断屋敷(県指定有形文化財の旧家)があり、見学ができます。

弥治郎こけし村は白石市福岡八宮にある工芸博物館です。こけしの展示、製造方法の解説などとこけしの絵付け体験ができる工房を備えています。なお、こちらの施設から南蔵王白石線を北上していくと不忘の湯という一軒温泉があります(入浴料500円、源泉かけ流しで茶褐色の湯)。


登米市(とめし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

宮城県登米市 うまし、たくまし、登米市 人口74,795人

米の形をしたプレートに「水の里・登米市」の文字が入っています。2008年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています。

登米市は宮城県北部にある市です。2005年に誕生した市で、登米郡の8町と本吉郡津山町が合併したものです。市の中央部を北上川が流れ北上川の東側は北上山地、西側には天然湖の長沼を有し、広大な水田が広がっています。古くから米の名産地として知られる地域で県内屈指の産出量を誇りますが、畜産も盛んで仙台牛が生産されています。また、市域東部では林業も行われています。気仙沼市とともに、2021年のNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の舞台となりました。長沼や三滝堂(大関川中流)の自然や登米町(とよままち)の歴史的景観で知られるほか、「仮面ライダー」や「サイボーグ009」で知られる石ノ森章太郎の生地でもあります。

長沼フートピア公園は、登米市迫町の長沼湖畔にある公園です。長さ110mのすべり台や高さ21mのオランダ風車がある公園で、直売所とレストランを兼ねる長沼ふるさと物産館やキャンプ場が併設されています。春には風車に合わせてチューリップが開花し、夏にははす祭りや花火大会が行われています。

登米市登米町の歴史的景観は「みやぎの明治村」と呼ばれています。教育資料館(旧登米高等尋常小学校)、警察資料館(旧登米警察署庁舎)、水沢県庁記念館や蔵造りの商家などが残っています。また、登米伊達氏ゆかりの品を展示する登米懐古館や登米伊達氏初代の伊達宗直が移住した春蘭亭(武家屋敷、カフェコーナー有り)などがあります。

石ノ森章太郎ふるさと記念館は、登米市中田町にある記念館(漫画の博物館)です。2000年に石ノ森章太郎生家の側に開設されたもので、蔵造り風の外観の施設で様々なアニメ・漫画の展示が行われています。常設展示として石ノ森章太郎作品のライブラリーやトキワ荘の再現があります。また、生家の方(4軒隣にある)も内部を見学できるようになっています。

チャチャワールドいしこしは登米市石越町にある遊園地です。元は高森公園という里山・町民の森を開発したもので、1995年に開園しています。トランポリン・バッテリーカー・恐竜の乗り物・キッズボートといった各種アトラクションを備えています(入園料は無料で各種乗り物にチケットを支払う方式)。また、アジサイ70種3万株が植栽されています。

登米市の道の駅は5つあります。①道の駅 三滝堂(みたきどう)は国道45号沿い・三陸沿岸道路三滝堂IC付近の小~中規模の道の駅です(国道398号からも利用可。小規模ながらドッグラン・RVパーク・24時間営業のコンビニを備える。大迫力のクワガタパンやにくきゅうパン、メイプルメロンパンなど)。②道の駅 津山(もくもくランド)は同じく国道45号沿いの小規模の道の駅です(津山杉がテーマの道の駅で、クラフトショップ「もくもくハウス」を備える)。③道の駅 林林館は国道346号の小~中規模の道の駅です(ひらたけや舞茸などキノコが売りで、饅頭にも舞茸)。④道の駅 米山(あぐりパーク)は登米市米山町にある国道346号の中規模の道の駅です(周辺ではGWに東北最大級のチューリップ祭りが行われている。スープカレーやとうもろこし・パッションフルーツのソフトクリームなど)。⑤道の駅 みなみかた(もっこりの里)は宮城県道1号沿いにある小規模の道の駅です(つきたての餅・ごぼうチップス・牛串が人気)。


松島町(まつしままち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

宮城県宮城郡松島町 歴史・文化の継承と創造 人口13,321人

「日本三景」の文字と日本三景の一つ、陸前松島と五大堂が描かれています。2013年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(従来型と選択性)。

松島町は宮城県中部の太平洋沿岸にある町で、宮城郡に属しています。大小260ほどの島が浮かぶ多島海 松島湾に面し、おおむね町域を南北に縦貫する高城川(たかぎがわ)河口周辺に住宅地を形成しています。古くから風光明媚の観光地として知られる地域で文化財も多く残りますが、2011年の東日本大震災以降は観光客数が減少傾向にあります。また、少子高齢化も顕著で昭和60年から人口減少が続いています。牡蠣・穴子・海苔、セッコク(東洋蘭の一種で着生植物、町花でもある)などを特産品としています。

松島湾は宮城県と山形県との境界、船形山から続く松島丘陵の東端が海に沈降したもので、山頂が島となることで多島海を形成しています(そのため中央部はかなり浅い)。その景観は「四大観(壮観・麗観・偉観・幽観)」として知られ、そのうち「麗観・富山」と「幽観・扇谷」が松島町内にあります。また、歩行者専用の橋が架かっているため、海岸から福浦島という松島群島の一つに渡ることができ、松島湾に面した県立自然公園から島巡り観光船も出ています。松島は日本三景の「雪月花」のうち「月」であり、アインシュタインが訪日した際に月見をしたとされています。

瑞巌寺(ずいがんじ=松島青龍山瑞巌寺、または国宝瑞巌寺)は松島町松島町内にある臨済宗妙心寺派の禅寺です。もともとは828年に慈覚大師円仁が開いた天台宗延福寺として建立されたものとされています。鎌倉時代に禅に傾倒した北条時頼(鎌倉幕府執権)により、天台宗が武力により追われて禅宗に転換されたものです。本堂と庫裏及び廊下が国宝に指定され、境内には障壁画・墨跡・木像などを有する宝物殿(博物館)があります。毎年11月の芭蕉祭りや伊達政宗お手植えとされる臥龍梅で有名な寺院です。

松島さかな市場は松島町松島普賢堂にある観光市場です。気仙沼市の船元が運営する施設で、水産加工品・海鮮料理・寿司・牡蠣小屋・オリジナルの牡蠣バーガーなどを扱う店舗が入る市場・食事処です。駐車場も普通車60台、大型5台と店舗としては広く、大型の観光施設となっています。道の向かい側に、みちのく伊達政宗記念館という200体あまりの蝋人形で伊達政宗の生涯を紹介する施設があり、こちらも観光名所となっています。

松島温泉は2008年の仙台・松島デスティネーションキャンペーンに合わせて開削されたもので、松島温泉組合に加盟する施設の総称です。温泉は町内のホテルや旅館などで利用され、日帰り入浴も行う施設もあり、ホテル海風土(うぶど)前に無料の足湯があります。なお、山の手側の湯の原温泉(元湯 雲泉亭)は古くから同地にあり、慈覚大師円仁が独鈷で岩を叩いて湧出させた薬湯とされています。

円通院は松島町松島町内にある臨済宗妙心寺派の寺院です。瑞巌寺の南に隣接していて、仙台藩二代藩主伊達忠宗(伊達政宗の次男)の子・伊達光宗が19歳で早世したために菩提として建立されたものです。遣欧使節を率いた支倉常長(伊達氏家臣)が西洋から薔薇を持ち帰ったことにちなんで、バラ園を有することから「薔薇寺」などと呼ばれて親しまれています。また、近年では紅葉のライトアップや数珠作り体験などを行っています。庭の枯山水と苔が印象的な寺院です。


塩竈市(しおがまし)

塩竈市ホームページより

宮城県塩竈市 おいしさと笑顔がつどう みなとまち 人口52,660人

かもめと鹽竃桜(シオガマザクラ、新字体:塩竃桜)を背景に、当地の塩竈みなと祭で松島湾を巡る御座船「鳳凰丸」が描かれています。2011年の市制施行80周年を記念し、同年に限定300枚がミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

塩竈市は宮城県中央部の太平洋沿岸にある市です。市の北部、西部、南部は起伏に富んだ丘陵地、中央部~東部にかけての平地に市街を成しています。この平地のほとんどは埋立地であり、市街の約6割に相当します。また、東部は塩釜湾(千賀ノ浦)に面し、寒風沢島(さぶさわじま)、野々島、桂島など松島湾口にある浦戸諸島の島嶼部を有します。千賀ノ浦には塩釜漁港(特定第三種漁港)と仙台塩釜港塩釜港区(国際拠点湾港。貨物の輸送拠点で松島遊覧船や浦戸諸島への汽船の発着場)があります。当地は水産業および水産加工業が伝統的な産業であり、まぐろやかまぼこなど練り物を特産品としていますが、現在では農業・漁業はほとんど働き手がおらず、主要な産業は小売・卸売業や製造業です。また、市名は鹽竈神社(しおがまじんじゃ)に由来し、「鹽」を常用漢字の「塩」に置き換えたものですが、「塩釜」の表記がよく使われています。

塩釜市水産物仲卸市場は塩竈市新浜町にある市場です。おもに海鮮を扱う市場で、売り場面積4,950㎡、店舗数100を誇ります。一般客も利用できる市場で、駐車場も無料のものがあります。場内で買った魚を焼いて食べる自由焼炉があり、購入した食材で自分の好きな海鮮丼を作ることができます。水産物以外にもカフェや軽食、ラーメン屋などの店舗もあります。

志波彦神社・鹽竈神社(しわひこじんじゃ・しおがまじんじゃ)は塩竈市一森山にある神社です。塩土老翁神(シオツチノオジ、海や塩の神格化、また人々に漁法や製塩法を教えたとされる神)を主祭神とし、当地に1,200年以上鎮座する鹽竈神社(陸奥国一宮、創建年不詳で初出は820年)に、明治時代に志波彦神社が境内に遷座したものです。東北有数の参拝客を集める初詣スポットであり、境内にある塩竈桜(大輪の八重桜)27本は国の天然記念物となっています。また、境内に刀・武具・製塩に関する資料などを展示する博物館を有しています。

みなとオアシス・マリンゲート塩釜は塩竈市港町にある旅客ターミナルです(正式名称は塩釜港旅客ターミナル)。浦戸諸島を結ぶ塩竈市営汽船や、松島湾の遊覧船の発着場となっていて、レストランや展望台を有する施設です。浦戸諸島(桂島・野々島・寒風沢島・朴島、すべて有人島で民宿や商店も有る)へは一日6~7往復しています。近年は離島地域の猫が脚光を浴びていることもあって、猫好きの観光客が訪れているようです。

(株)佐浦は塩竈市本町にある1724年創業の酒蔵です。代表銘柄は「浦霞(うらかすみ)」で、協会系酵母のK12号酵母(低温長期型、特有の吟醸香があるが極度に水と造りを選ぶ)の発祥の地です。酒、酒器などのショップのほかに蔵ガイドや利き酒コーナーを併設していますが、コロナ禍のため執筆現在(R5.1月)は休止中です。ほかにも塩竈市西町の鹽竈神社の参道入口あたりに阿部勘酒造(株)(代表銘柄「阿部勘」、利き酒や販売は無し、近隣の酒店で売っている)や萩原味噌醤油醸造元(醤油・味噌・ポン酢・たまこんにゃくなどを販売)といった醸造元が近くにあります。

塩釜まちかど博物館(旧ゑびや旅館)は塩竈市本町にある建物で、御釜神社(日本三奇の一つ。鹽竈神社の境内外の末社で、御神体は「神釜」や「御釜」と呼ばれる)向いにあります。1876年の明治天皇の東北巡行の際に大隈重信が泊まった旅館で、1階はカフェ、2・3階は塩竈市の歴が学べる施設として当時の客室が残っています。余談ですが、金華山道本町通りを西に向かって進むと榮太楼本舗本店(生どら焼が有名な当地の和菓子屋)>上記の(株)佐浦>ジェラート屋>チョコレート屋>まちかど博物館(カフェはれま)>梅果堂(いちご大福)>おさんこ茶屋(団子)と進めます。


仙台市(せんだいし)

仙台市ホームページより

宮城県仙台市 杜の都・仙台 人口1,096,704人

仙台市を本拠とするベガルタ仙台、東北楽天ゴールデンイーグルス、仙台89ERS(仙台エイティナイナーズ)、マイナビ仙台レディースのマスコットキャラクターがそれぞれ描かれています。中央背景の楕円の背景部が各種車両を表す色となります(画像は50cc以下の白ナンバー)。2022年から2,000円以上の寄付者に対し交付されています。対象となる車種はミニバイク50cc以下~125cc以下の3種です。

仙台市は宮城県中部にある市です。東北地方で最も人口が多い市で、同地方では唯一の政令指定都市です。青葉区・宮城野区・若林区・太白区(たいはくく)・泉区の5つの行政区からなり、おおむね西側が山地・丘陵地、中央部から東寄りの七北田川・広瀬川流域の河岸段丘上に市街をなしています。また、人口や産業の中心地区は青葉区です。伊達政宗によって築かれた仙台城の城下町として発達し、明治維新までは仙台藩62万石(これは表高、実高は百万石を超える時期もあった)の中心地域でした。現在の仙台市は県内総生産の55.5%を占める(規模でいうと東京都江東区くらい)の支店経済都市(全国規模の企業の支店が集中する都市)で、第三次産業が主要な産業となっています。秋保温泉(あきうおんせん)、仙台七夕まつり、SENDAI光のページェント、定禅寺ストリートフェスティバルといった観光資源を有し、年間2,000万人ほどが観光客として訪れています。

仙台城(青葉城)は1601年に伊達政宗によって築かれ、二代目の忠宗の時期に完成した城で約270年間伊達氏の居城でした。一度も戦火を見ることがなかった城ですが、陸軍用地に転用された際に多くの地表の構造は解体され、その後の仙台空襲で旧国宝の巽門など遺構は焼失しています。石垣や堀などは良好な状態で残っています(天守は無し、脇櫓は再建)。本丸跡に青葉城本丸会館(資料館やレストラン・軽食・売店などが入る)、宮城縣護國神社と英霊顕彰館(戦争記念館、1/100スケールの大和など戦艦の模型多数)があります。周辺は青葉山公園として整備されていて、仙台市博物館があります。

秋保温泉は仙台市太白区にある温泉です(奥州三名湯の一つ)。鳴子温泉郷や松島に並ぶ宮城県の代表的な観光地で、欽明天皇(第29代、在位539~571年)の時期に歴史に登場したとされますから、およそ1,400年以上の歴史がある温泉です。周辺に磊々峡(らいらいきょう、奇岩と紅葉の渓谷)、秋保大滝(近くに植物園有り)といった景勝地を有し、仙台万華鏡資料館や秋保の杜佐々木美術館&人形館、ガラクタオブジェ館(廃材を使ったアート展示)、主婦の店さいち(おはぎで有名なスーパーマーケット)、秋保ワイナリーといった施設があります。

瑞鳳殿(ずいほうでん)は、仙台市青葉区霊屋下にある伊達政宗の霊廟をいいます。仙台城の東側の経ヶ峯に位置し、「経ヶ峯伊達家墓所(仙台市指定史跡)」として伊達忠宗の感仙殿、綱宗(3代藩主)の善応殿など伊達氏代々の霊廟が集まっています。瑞鳳殿はもともと旧国宝でしたが、戦災で焼失したため現在のものは1979年に再建されたものです。1987年のNHK大河ドラマ「独眼竜正宗」が放送され、伊達氏が周知されるようになった後は当地の観光名所となっています。

仙台うみの杜水族館は仙台市宮城野区にある民間の水族館です。松島町のマリンピア水族館の後継として2015年にオープンした施設で、展示する生物も同水族館から引き継いだものです。東北地方では最大級となるうみの杜スタジアム(イルカ・アシカのショープール、観覧者1,000人を収容)や大水槽、クラゲプールなどを備え、ペンギンやヨシキリザメの飼育に力を入れています(スナメリやマンボウもいる、穴子の恵方巻展示は毎年行っているようだ)。

仙台アンパンマンこどもミュージアム&モールは、仙台市宮城野区にあるアンパンマンの屋内型テーマパークです。飲食店や売店、遊戯店舗やヘアサロンなどが入る1階のショッピングモール(入場無料エリア)と体験型アトラクション、シアターなどがある1~2階のミュジアムエリア(有料)で構成されています(執筆時点での入場料は2,000円)。

八木山動物公園フジサキの杜は仙台市太白区にある動物園です。1965年に三居沢動物園(こども動物園)の後継として新築移転したものです。哺乳類と鳥類を主として138種程度の動物が飼育されていて、カバに餌やりができます。規模はそれほど大きくありませんが、仙台市街から地下鉄で10分ほどとアクセスが良く、夏には夜間の営業も行っています。※元来仙台市には1936年開園の仙台市動物園があったが、戦中の1944年には動物たちは銃殺されて豚舎と圃場に変わった。


南三陸町(みなみさんりくちょう)

南三陸町ホームページより

宮城県南三陸町 自然・ひと・なりわいが紡ぐ 安らぎと賑わいのあるまち・南三陸町 人口11,956人

町名左側に志津川地区のモアイ像、プレート左側に田束山のツツジと太平洋、右側に神割崎の朝日が描かれています。2022年10月からミニバイク50cc以下を対象に、300枚が交付されています。

南三陸町は宮城県北東部の沿岸部にある町で、本吉郡に属しています(1郡1町)。2005年に志津川町と歌津町が合併し誕生した町です。町域は逆「コ」の字型で、北・西・南の三方を北上山地の丘陵に囲まれ、東側は太平洋に向かって開けた志津川湾と伊里川湾となります。域内の3/4程度が森林で可住地は少なく、おおむね沿岸部に市街を成しています。江戸時代以降養蚕が盛んで、入谷地区を中心に仙台藩の生糸生産の発祥地・中心地でありましたが、現在の主要な産業は漁業です。アワビ・ウニ・マダコ・ホヤといった海産物や仙台牛などを特産品としています。2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けた地域の一つで、当時は住宅の7割がほぼ全壊しました。現在は土地をかさ上げするなどして、新たな町が再興されつつあります。

神割崎(かみわりざき)は南三陸町戸倉寺浜にある海食により2つに割れた岬です。細い入り口を通って、太平洋の波がしぶきをあげながら押し寄せる様子は大変迫力あるもので、周辺地域では有名な景勝地になっています。また、2月と10月の数週間のあいだ、朝日が割れた岬の間を通って登ってきます。「昔このあたりにあった村で争いがあり、村境の論争のさなかに大岩が一夜にして割れた」というような伝説が残っています。周辺は神割崎自然公園(石巻市北上町)になっていてキャンプ場があります。

南三陸さんさん商店街は南三陸町志津川にある商業地です。2017年に現在の場所で営業を開始したもので、鮮魚・菓子・海苔・蒲鉾などを扱う店が28店舗ほど集まっています。チリから友好の証として寄贈されたモアイ像がシンボルです。また、2022年には国道398号の道の駅として道の駅さんさん南三陸(東日本大震災の伝承施設・観光案内所・公共交通ターミナル)がオープンし、前述の商店街とJR志津川駅(高速バスの停留所)ともども道の駅に選定されています。八幡川を渡った西側に南三陸震災復興記念公園と防災対策庁舎跡など震災遺構があります。

サンオーレそではま海水浴場は南三陸町志津川にある人工の海水浴場です。1999年にオープンしたもので全長300mあることから「サンオーレ」と称します(「サン・オー・レ」とのこと)。内湾にあるため波が穏やかな海岸で、海にはモアイ岩と呼ばれる岩や荒島(橋がつながっていて渡ることができる)が浮かんでいます。

みなみさんりく発掘ミュージアムは南三陸町歌津管の浜にある直売所「みなさん館」内にあります(国道45号沿い)。2019年にオープンしたもので、発掘した化石の展示や魚竜グッズの販売、化石発掘体験などを行っています。旧歌津町は海岸の露頭に魚竜の化石が発掘された状態で展示されていて、ミクソサウルス類(通称:管の浜竜)やウタツサウルスの発掘といった魚竜の化石の発掘で知られています。

南三陸海のビジターセンターは南三陸町戸倉にある施設です。ラムサール条約湿地の志津川湾南岸にあるもので三陸復興国立公園や周辺の海鳥・魚・貝など生き物の情報の発信、自然体験プログラムとしてシーカヤックやスタンドアップパドルボードなどの体験を行っています。


利府町(りふちょう)

利府町ホームページより

宮城県宮城郡利府町 ひと・こころ・まち きらめく躍動のステージ 人口35,130人

「十符の里」の文字と特産品の利府梨が並んで描かれています(カラー版)。2018年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

利府町は宮城県中部の仙台地域(仙塩地区)にある町で、宮城郡に属しています。仙台市の北東部に隣接し、三陸自動車道(三陸沿岸道路)から仙台北部道路が分岐するあたりにあります。古来から多賀城・仙台城・沿岸の塩竈地域を結ぶ交通の要衝で、宿場町として発達したようです。現在の利府町は、仙台都市圏の新興ベッドタウンとして人口が増加しつつあり、商業の集積によって周辺地域の商業の核となっています。東部の沿岸部は「表松島」と呼ばれる景勝地となっています。米・梨・東部の浜田漁港と須賀漁港の水産品などを特産品とし、酪農も行われています。

宮城県総合運動公園(愛称:グランディ21)は利府町菅谷舘にある運動公園です(宮城県民の森に隣接)。2001年に開催された第56階国民体育大会(新世紀・みやぎ国体)の主会場として整備されたもので、キューアンドエースタジアムみやぎ(宮城スタジアム)やセキスイハイムスーパーアリーナ(総合体育館)を核にテニスコートやプール、遊具などを備え、年間100万人近い観光客入込数と施設利用者数となっています。

春日PA(上り線/下り線はリンク先の当該文字をクリックすると切り替え)は利府町春日にある三陸沿岸道路沿いのパーキングエリアです。同道路の有料区間・無料区間では唯一の休憩施設です。周辺に硯沢窯跡という史跡があるため、下り施設には文化財展示室が併設されています。

沢乙温泉(さわおとおんせん)は利府町菅谷の前述の宮城県総合運動公園北側にある温泉です。平安時代初期にアテルイ率いる蝦夷軍と戦った坂上田村麻呂が負傷した足を洗うと、傷がたちまち癒えたといわれる名水(冷鉱泉)です。一軒宿のうちみ旅館が出ていて日帰り入浴もできます。江戸時代には仙台藩お墨付きの湯治場として賑わったといいます。

馬の背は利府町赤沼にある天然の桟橋です。約250mほど海に向かって突き出た形の地盤で、長年波に侵食されることでなだらかな形状になっています。当地を代表する景観であり、見学用の駐車場が周辺にありますが、手すりはなく地盤表面が丸みを帯びているので、先端まで渡る際には注意が必要です。対岸に似たような天然の桟橋があり「子馬」と呼ばれています。


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九戸村(くのへむら)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岩手県九戸郡九戸村 花と緑が織りなす、安らぎの里 人口5,650人

山を背景に、戦国時代~安土桃山時代の武将 九戸政実(くのへ まさざね)の兜、九戸の家紋、九戸神社が描かれています。2016年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています。

九戸村は岩手県北部内陸部の二戸地域(にのへちいき)にある村で、九戸郡に属しています。北上山地の丘陵に囲まれた村で平野部は少なく、村域をおおむね南北方向に流れる瀬月内川(せつきないがわ)沿いに集落を形成しています。稲作やピーマンの生産など農業、林業を主要な産業とする村で、甘茶・鶏肉・切炭・南部箪笥などを特産品としています。観光地として有名な地域ではありませんが、二戸村・軽米町・九戸村に跨がる折爪岳(標高852m)はヒメボタルの生息地として知られていて、夏季には多くのカメラマンが訪れています。また、村営のくのへスキー場(3コース、斜度20~30度)があります。

道の駅 おりつめは岩手県道22号(軽米九戸線)沿いにある小規模の道の駅です。産直オドデ館、レストラン、ジェラート屋などが入る施設で、木工芸品、南部箒、蕎麦の枕など工芸品を売るコーナーがあります。なお、「オドデ様」とは折爪岳に住んでいたといわれる上半身が梟下半身が人間の怪鳥で、人の言葉を話したり未来を予知したと言われています。2021年10月にリニューアルオープンしています。

ふるさとの館は九戸村伊保内にある宿泊施設で、村営スキー場の北側に隣接しています(日帰り入浴が可能、入浴料:大人500円、小人300円、浴槽7つサウナ・露天風呂有り)。大正時代の豪農の家を移築・改修したふるさと創造館(140坪と立派、研修などのレンタル施設として利用されている)やジャーマンアイリス園が併設されています。

まちの駅 まさざね館は九戸村伊保内の国道340号沿いにあります。ハンドメイドの雑貨や山葡萄ジュース、ケーキなどを販売する店舗で、九戸氏に関する歴史資料館ではありませんが、当地の観光案内などはあります。7のつく日は市日として隣接する駐車場で直売が行われています。

戸井良沢水芭蕉公園は九戸村戸田にあるミズバショウの群生地です(国道340から戸田荷軽部線に入り、東に2kmほどのところにある)。5月頃にミズバショウとカタクリが咲き、水芭蕉祭りとして串餅や田楽豆腐など郷土料理の店が出ています。

高倉工芸はホウキモロコシという植物の繊維で作る南部箒のメーカーです(九戸村戸田第9地割115)。外箒や和洋服用、ペット用の手箒などを生産・販売し、各地の百貨店の展示販売会に出品したり、小学校でミニ箒の手作り体験を行ったりしています。


金ケ崎町(かねがさきちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岩手県胆沢郡金ケ崎町 自立への道ガーデンシティー(田園都市)金ケ崎 ~共生、調和、そして成長~ 人口15,580人

世界遺産「平泉」を表したもので、金色のすやり霞と菱形を4つ重ねた有職菱紋(上部)、金色堂と古代蓮(下部)が描かれています。金ヶ崎町、一関市、奥州市、平泉町の4地区で同じものが採用されています。2013年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています(従来型と選択性)。

金ケ崎町は岩手県南西部の胆沢郡(いさわぐん)にある町です。西側は焼石連峰の東端 駒ヶ岳(標高1,130m)の東麓が成す丘陵地、東側は北上川に接し田園地帯が広がっています。おおむね町域南東部の北上川流域に市街を形成しています。主要な産業は農業と製造業で、4,840haの耕地とトヨタ自動車東日本(株)岩手工場やデンソー、塩野義製薬が入る金ケ崎工業団地を有しています。また、国道4号並びにロードサイド店舗、県道137号沿いに個人店舗が出て商業地を形成しています。1980年に富士通の半導体工場や塩野義製薬の工場が操業となり、雇用ができたことで人口は増加傾向にありましたが、2005年から減少傾向になっています。特産品は奥州牛、アスパラガス、アイスクリームなど酪農の産物などです。

重伝建 金ケ崎町城内諏訪小路は金ケ崎町西根の一部、東西690m、南北980mの地域が指定されています。伊達氏が領内に置いた21の要害の一つ、金ケ崎要害と武家町のほぼ全域が含まれます(保存地区内の住宅は全て非公開)。主な建造物・施設として10の住宅と白糸まちなみ資料館(こちらも古民家の旧高橋家)、金ケ崎要害歴史館があります。また、周辺に金ヶ崎城跡や武家屋敷を改装したレストランがあります。

鳥海柵(とのみのさく、国の史跡)は金ケ崎町西根にある、11世紀に陸奥国の奥六郡を支配した豪族安倍氏の拠点です。同様に軍事拠点として築かれた12の城柵(7-11世紀頃に築かれた拠点施設)のうちで唯一現存するもので、前九年の役で半独立勢力の安倍氏が朝廷・出羽清原氏と争った戦場の一つです。現在は石碑が立つのみで土塁と堀くらいしか見えませんが、以前の発掘調査によって50棟を超える竪穴式住居が発見されています。

千貫石森林公園(せんがんいししんりんこうえん)は金ケ崎町西根にある自然保護公園です。千貫石ため池や公園内湿地の自然をそのままに、散策路を整備したものでキャンプ場や千貫石神社などがあります。周辺に千貫石温泉 湯本東館(日帰り入浴は大人500円、子供200円、幼児100円)とカウベルというアイスクリームの店があります。

金ケ崎薬草酒造は金ケ崎町西根下桑ノ木田にある醸造所です。2021年にオープンしたもので町内唯一の酒造所となっています。柚子やしそ、梅、りんごといった国産素材を利用したハーブリキュールやビターリキュール、お茶やコーヒーを使った酒を扱っています。


滝沢市(たきざわし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岩手県滝沢市 住民自治日本一の市 人口55,273人

岩手山を背景に「チャグチャグ馬コ」の様子が描かれています。華やかな馬具を纏った馬を連れて、滝沢市の鬼越蒼前神社から盛岡市の盛岡八幡宮まで行進する、馬の無病息災を祈願する祭りです(毎年6月の第2土曜日に行われる)。2014年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

滝沢市は岩手県中部にある市です。盛岡市の北西に隣接し、2014年に単独で市制施行し、市となっています。それまでは滝沢村(町ではない)で、人口5万を超える日本一人口の多い村でした。元来は純農村でしたが、1970年頃から盛岡市のベッドタウンとして開発が進んだ地域です。市域北西側に岩手山の東麓を擁し、東部は北上川、南部では雫石川が境となっています。市内に岩手県立大学滝沢キャンパスと盛岡大学、県立森林公園(滝沢森林公園)、陸上自衛隊の岩手駐屯地などがあります(みちのくプロレスの本社・道場もある)。スイカ・イワナ・りんごなどを特産品としています。

岩手山(いわてさん、標高2,038m、日本百名山)は、青森から福島県まで続く奥羽山脈に位置する成層火山で、滝沢市の北西側にあります。県内最高峰であり、岩手県のシンボルでもあります。古来信仰の対象とされる山で、カルデラや焼走り溶岩流(やけはしりようがんりゅう、国の特別天然記念物)、コマクサの群生地などがあります。滝沢市からの登山ルート(柳沢ルート)馬返し登山口(633m)から比高1400mほど、大体4時間くらいの登山(下りは3時間)のコースとなります。古くから信仰登山の道として使われていたもので、登山口に駐車場、洗い場(湧水で飲用可)、トイレなどが整備されています。

ビッグルーフ滝沢は滝沢市下鵜飼にある交流拠点複合施設です。2014年に村立図書館を建て替える際に観光や地域交流の複合施設として整備され、2017年にオープンしたものです。図書館・コンベンションセンター・観光の3つのゾーンに分かれています。レストランや惣菜・特産品を売るコーナもあり、イベントのほか観光の拠点としても利用されています。

馬っこパークいわては滝沢市砂込にある牧場・乗馬教室です。当地のポニースクールの運営をNPO法人が継いだ施設で、馬の餌やりやポニーの引き馬から本格的な乗馬体験まで色々とできる施設です。また、一日一組限定ですがチャグチャグ馬コの体験も行っています(入園無料)。

ペットの里は滝沢市鵜飼臨安にある一般財団法人の施設です。ペットの殺処分0を目指すペット保護の施設ですが、敷地面積12万坪と広大です。農園や遊具、キャンプ場、ドッグラン、保護猫カフェとピザ工房などを備えています。※余談だが、現在年間の殺処分数は24,000頭ほどだが昭和中~後期には年間100万頭以上が殺処分となっていた。また、犬は4,000頭、猫2万頭ほどと猫の比率が高い。


一関市(いちのせきし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岩手県一関市 人と人、地域と地域が結び合い 未来輝く いちのせき 人口110,679人

世界遺産「平泉」を表したもので、金色のすやり霞と菱形を4つ重ねた有職菱紋(上部)、金色堂と古代蓮(下部)が描かれています。金ヶ崎町、一関市、奥州市、平泉町の4地区で同じものが採用されています。2013年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています(従来型と選択性)。

一関市は岩手県の南端にある市です。2005年に旧一関市を含む7市町村が対等合併してできた三代目の一関市で、さらに2011年に東磐井郡を編入し、2012年には平泉町と境界変更、2017年に宮城県栗原市との境界変更を行って現在の市域としています。面積1,256.42k㎡は国内12番目と広大な市で、県内では宮古市に次ぐ2番めの広さです。一関城(一国一城令後は「一関要害」)は、天喜年間(1053~1058年)に安倍貞任の弟 磐井五郎家任が砦を築いたとされ、中世にはすでに城下町として発達していたようです。18,000haほどの広大な耕地を有し、肉牛・鶏・米などが生産されていますが、近年は主要な産業は製造業と小売・卸売業に転換されつつあります。また、厳美渓と猊鼻渓、一関温泉郷、全国地ビールフェスティバルin一関といった観光資源を有しています。

厳美渓(げんびけい)は、一関市厳美町の磐井川中流の全長2kmの渓谷をいいます。奇岩・怪岩に富む渓谷で国の天然記念物及び名勝に指定されています。また、伊達政宗も松島に並ぶと賛美したと伝えられています。対岸のお茶屋で買う「かっこうだんご(空飛ぶ団子、漢字で書くと郭公団子)」で有名です。また、周辺に道の駅 厳美渓(国道342号沿い、餅が推し)やサハラガラスパーク(ガラス製品のテーマパークでレストラン・カフェ・ショップと体験工房を併設)、一関市博物館などがあります。

猊鼻渓(げいびけい)は一関市東山町にある砂鉄川の渓谷です(国の名勝)。「東の耶馬渓」ともいわれる約2kmに渡って高さ100mの断崖が続く渓谷で、舟下り(日本で唯一の竿一本での操船、冬期にはこたつ船も出る、バリアフリー船有り)で有名です。紅葉の名所、また藤の名所でもあります。断崖が切り立っているので、厳美渓とは異なり多くの名所は船から見るしかありません(舟下り料金 大人1,800円、小学生900円、幼児200円)。猊鼻渓から砂鉄川に流れ込む猿沢川に沿って北に向かって行くと、幽玄洞という日本最古といわれる鍾乳洞があります。

一関温泉郷(いちのせきおんせんきょう)は市内西部の温泉の総称で市内各地に点在します。須川高原温泉、真湯温泉、厳美渓温泉、祭畤温泉(まつるべおんせん)、三王山温泉(さんおうざんおんせん)、宝竜温泉(ほうりゅうおんせん)の総称で、それぞれ泉質も異なります。とりわけph2.2の強酸性の須川高原温泉は、栗駒山の登山基地としても利用されるため人気があります。

岩手サファリパークは一関市藤沢町にある動物園です。2008年にオープンした施設で、当時藤沢町内で進められた国営農地開発事業により造成されたものの未利用地となっていた場所を「放牧地」として利用した施設です。70種700頭ほどの動物が飼育されています。象の餌やりやゾウに乗る体験が人気です(カピバラ・ペンギン館やウサギ・モルモットなどの小動物もいる)。

千厩酒のくら交流施設(国指定有形文化財 旧横屋酒造・佐藤家住宅)は一関市千厩町(せんまやちょう)にある酒蔵を改装した商業施設です。木造家屋と麹室・造り蔵などが保存されていて、中にはカフェや土産屋などがはいっています(資料展示も有り)。周辺は千厩町の商業地で、せんまや街角資料館や熊谷美術館などがあります。


奥州市(おうしゅうし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岩手県奥州市 歴史息づく健康文化都市 産業の力みなぎる副県都 人口111,632人

世界遺産「平泉」を表したもので、金色のすやり霞と菱形を4つ重ねた有職菱紋(上部)、金色堂と古代蓮(下部)が描かれています。金ヶ崎町、一関市、奥州市、平泉町の4地区で同じものが採用されています。2013年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています(従来型と選択性)。

奥州市は岩手県南部内陸側にある市です。県内では盛岡に次ぐ人口を誇る市で、2006年に水沢市・江刺市・胆沢郡前沢町・胆沢町・衣川村が新設合併して生まれたものです。市域は東西に長く、西側を焼石岳(標高1,548m、日本二百名山)を主峰とする焼石連峰、東側を北上山地に挟まれた格好になっています。古くは続日本紀(789年)に「水陸万頃」(すいりくばんけい=水や土地が豊かであるさま)と書かれ、蝦夷と朝廷軍が争った地域です。また、水沢区には仙台藩の要害の一つ、水沢城(水沢要害)が残り城下町の風情があります。主要な産業は農業と製造業で、基幹産業の農業産出額で県内3位(畜産を除く耕種農業では1位)ですが、人口減少により農業・製造業・建設業・卸売業・小売業いずれも従事者が減りつつあります。なお、プロ野球選手 大谷翔平の出生地です。

えさし藤原の郷は奥州市江刺岩谷堂にある平安時代のテーマパークです。1993年の大河ドラマ「炎立つ」のオープンセットとして設営されたもので、現在でも様々なドラマ・映画のロケ地として利用されています。また周辺にえさし郷土文化館があり、共通で利用すると割引になります(仏像が好きな人は是非に)。

道の駅 みずさわは国道343号の小規模の道の駅です(ちょっとしたファミリーレストランくらいの規模)。レストラン・交流館「フロール」と地場産品の展示販売コーナーがあります。名物はゴマのソフトクリームです。周辺にこれといった観光地はないですが、343号を東に行くと黒石寺というはだか祭りで有名な寺があります。

水沢公園は奥州市水沢中上野町にある都市公園です。明治時代の放浪の画家・造園家・考古学者 蓑虫山人によって造園されたもので、樹齢300年以上の桜の古木群(県の天然記念物)があり、県内屈指の桜の名所として知られています。花期の4月中旬~5月上旬には桜まつりとして露天が出ています。また、園内に駒形神社本社があります。

国立天文台水沢VLBI観測所は、前述の水沢公園から西に150mくらいのところにある施設で、口径20mの電波望遠鏡で、天の川銀河の天体位置を計測しています(無料で見学が可能)。また、観測所に隣接して奥州宇宙遊学館という科学館があります(入館料:大人・学生300円、生徒・児童150円)。

アテルイ(=阿弖流為、アテリイとも)は胆沢の蝦夷の族長だったとされる人物で、巣伏の戦い(789年)において歴史に登場し、その後の802年に坂上田村麻呂に降伏して捕虜となりました。同年に都に進上され、坂上田村麻呂は故郷に返して現地を治めさせるよう主張しましたが、公卿たちの反対にあい河内国のどこかの山で斬られたとされています。当地のヒーロー的存在であり、田んぼアート会場やスーパー、直売所、はては銀行まで様々な施設や商店などに名前が使われています。奥州市水沢東大通りにアテルイ広場があり、火炎型土器風の像が建っています。


平泉町(ひらいずみちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岩手県西磐井郡平泉町 やすらぎと文化をおりなす千年のまちづくり 人口7,252人

世界遺産「平泉」を表したもので、金色のすやり霞と菱形を4つ重ねた有職菱紋(上部)、金色堂と古代蓮(下部)が描かれています。金ヶ崎町、一関市、奥州市、平泉町の4地区で同じものが採用されています。2013年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています(従来型と選択性)。

平泉町は岩手県南西部にある町で、西磐井郡に属しています(平泉町のみが残るため、実質平泉町そのもの)。県内では最も小さな自治体であり東側は束稲山(標高594.9m、経塚山・音羽山・束稲山の総称)の連山、西側を奥羽山脈から張り出す平泉丘陵(標高200mほど)に挟まれた北上川の流域に市街を成しています。平安時代末期に奥州藤原氏の本拠があった地域として知られ、町内では中尊寺と毛越寺(もうつうじ)、観自在王院跡、無量光院跡、金鶏山の5箇所が「平泉ー仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」としてユネスコ世界遺産に登録されています。秀衡塗(ひでひらぬり)・米・りんご・牛肉(いわて南牛)などを特産としています。農業は働き手不足で近年は主要な産業は製造業・不動産業・建設業にシフトしています。観光業も行われますが、近年のコロナ禍によって2020年には年間観光客入込数が90万人となるなど打撃を受けています(もとは200万人くらい)。

中尊寺は平泉町平泉にある天台宗東北大本山の寺院です(同宗派の4つある大本山の一つ)。1124年に建立されたもので。奥州藤原氏四代(清衡・基衡・秀衡の棺と四代泰衡の首級)の墓所となった金色堂が有名です。金色堂の内陣は金箔はもちろん螺鈿細工や象牙、宝石によって装飾されていて、マルコ・ポーロの「東方見聞録」に於いて日本が「黄金の国ジパング」として紹介される一因になったといわれています。ほかにも讃衡堂(さんこうどう、中尊寺の宝物館)や弁慶の墓碑(参道入口前広場にある、特別史跡)などがあります。観光地として周辺に蕎麦屋やカフェなど出て、門前町を構成しています。

毛越寺は前述中尊寺の南側1kmほどのところにある天台宗の寺院です(別格本山)。850年、中尊寺と同年に開かれた寺院で、その後の大火により荒廃しましたが、奥州藤原氏二代 基衡及び三代 秀衡の時代に再興されたようです。作庭当時の意匠が残る浄土式庭園が有名で、毛越寺庭園として国の特別名勝になっています。また、大泉ヶ池東側に観自在王院跡があります。「門前直売所あやめ」という店舗があり、絶滅寸前だった国産品種「こゆきこむぎ」を使ったパンを売っています。

達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう、国の史跡)は平泉町の市街から南西6kmくらいのところにある毘沙門天を祀った岩窟です。801年に坂上田村麻呂がここを拠点としていた悪路王を討伐したことを記念して建てたものとされています。長さ150m、最大標高差35mの崖に大日如来または阿弥陀如来といわれる磨崖仏が彫られています。懸造の毘沙門堂は1946年に火災で焼けてしまったため、現在みられるものは1961年に再建されたものです。

道の駅 平泉は国道4号平泉バイパス沿いの中規模の道の駅です。2017年に北上川の畔にオープンした施設で、当地の餅料理やずんだやどぶろくを使ったアイス、南部鉄器、ワインやどぶろくなどを販売しています。道路の向かいに世界遺産平泉の魅力をガイダンスする平泉文化センターがあります(入館無料)。

秀衡塗(ひでひらぬり)は岩手県で作られる漆器で、奥州藤原氏三代の秀衡が京から職人を招き、この地方特産の漆と金をふんだんに使って器を作らせたことが発祥とされています。当地には翁知屋という工芸店(上記のリンク先)があり、漆塗りの体験を行っています。なお、ご当地ナンバーの金の雲と4つの菱形を重ねた文様は、秀衡塗によく使われる意匠です。


北上市(きたかみし)

北上市ホームページより

岩手県北上市 きらめく北上 水と緑豊かな文化・技術の交流都市きたかみ 私たちがつくる笑顔あふれるまち人口92,069人

桜と展勝地付近の珊瑚橋、マスコットキャラクターの「おに丸くん」が描かれています。市制施行30周年、展勝地開園100周年、北上・みちのく芸能祭り60回を記念し、2021年からミニバイク50cc以下~125cc以下(50cc以下320枚、90cc以下60枚、125cc以下120枚)を対象に交付されています。

北上市は岩手県南西部の花北地域にある市です。東部の北上高地と西の奥羽山脈に挟まれた北上盆地に位置し、和賀川と北上川の合流地点となっています。古くから交通の要衝として栄えた地域で、東北自動車道・秋田自動車道の北上ジャンクションがあり、国道4号と国道107号が通っています。交通アクセスの強みを活かした工業都市として知られますが、近年は第一次・第二次産業従事者が減少し、第三次産業従事者が50%を超えています。全国平均や県平均よりも高い人口増加率で推移してきましたが、2005年の94,321人をピークに人口が減少傾向となっています。アスパラガス・里芋・きたかみ牛・展勝地の桜を使用したさくら染めなどを特産品としています。

北上市立公園展勝地は北上市立花にある都市公園です。1920年に行われた桜の植栽事業で植えられた桜約1万本、ツツジが約10万株あります。青森県弘前公園、秋田県の角館武家屋敷と並んで「みちのく三代桜名所」とされています。園内に蒸気機関車(C58 342)や貨車が展示されています(中に入れる)。周辺には北上市博物館、みちのく民俗村(20棟以上の移築した古民家、旧岩手県立黒沢尻高等女学校校舎などの野外博物館)、サトウハチロー記念館(詩人・童謡詩作詞家・作家のサトウハチローを記念する施設。代表作「うれしいひなまつり」、「リンゴの歌」「ちいさい秋みつけた」等)などがあります。

夏油高原スキー場(げとうこうげんすきーじょう)は北上市和賀町岩崎新田にあるスキー場です。標高1070mー640mにあり国内3位、世界でも上位の積雪量を誇るスキー場で、時には5mを超えることもあります。ゴンドラ2本と14コースを有し、夏油高原温泉 兎森の湯という温泉入浴施設やレストラン・売店・宿泊施設などが入る施設があります。

夏油温泉(げとうおんせん)は前述の夏油高原スキー場から県道122号をさらに進んだところにある温泉です(標高700mほど、ブナの原生林に囲まれた渓谷沿いにある)。夏季の半年だけやっている温泉で、秘湯感が満喫できる人気の温泉です。「元湯夏油」「夏油温泉観光ホテル」の二軒の旅館があります。渓谷沿いに「元湯夏湯」が管理する混浴露天風呂が並んでいて、食堂や売店などが出ています(RVパーク有り、受付は夏油温泉観光ホテル)。夏油温泉の石灰華はいわゆる湯の花の一種で、温泉水に含まれる炭酸石灰が沈殿、付着したものです。当地の天狗の岩と呼ばれる石灰華は国内最大のもので、水面からの高さ17.6m基部の直径が25mあります。

北上市鬼の館は、北上市和賀町岩崎にある鬼をテーマとした博物館です。主として国内・国外の鬼面を展示したり鬼に関する資料の収集・保存を行う施設です。当地の郷土芸能「鬼剣舞」(=おにけんばい。念仏踊りの一種で威嚇的な面をつけて踊る。北上・みちのく芸能祭りほか夏祭りなどで披露される)が頻繁に公演されています(入館料:一般500円、高校生240円、小中学生170円)。

あぐり夢くちない(あぐりむくちない)は北上市口内町(くちないちょう)の国道107号沿いにある産直です。農産物と漬物・菓子など加工品、手芸品・木工品、野菜や花苗などを販売し、食堂も併設しています。自家焙煎のコーヒーが人気です。


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浦河町(うらかわちょう)

 

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道浦河郡浦河町 丘と海の“まきば”浦河町 心豊かで活力と夢にあふれるまち 人口11,275人

牧場の風景を背景に「丘と海のまきば」の文字、イメージキャラクターの「うららんとかわたん」が描かれています。町制100周年記念として、2015年にミニバイク50cc以下を対象に96枚が限定交付されています(ナンバー1~100、下一桁「4」「9」、下二桁「42」は欠番)。

浦河町は北海道中央南部の日高振興局管内にある町です。浦河郡に属していますが、この郡は浦河町1町のみで構成されています。町域北側を急峻な日高山脈が占め可住地は18.4%と小さく、太平洋沿岸部に人口が集中しています。町内に170ほどの牧場を有し(町域の8%程度)、馬の産地として知られています。主要な産業は卸売・小売、サービス業など第三次産業で、近年は人口減少により第一次~第三次の全産業で就業者が減少しています。日高昆布・鮭・マス・スルメイカ・夏いちごなどを特産品としています。冬期にはオオワシ(全長89~102cm、翼開長240cmにもなる日本最大種)がカムチャッカ半島や樺太から飛来するため、観光協会がイーグルウォッチングを行っています。

うらかわ優駿ビレッジAERUは、浦河町西舎の浦河優駿の里公園にある総合保養施設です。1998年にJRAが「馬と自然とふれあえる里」として開設したもので、ホテル・入浴施設(あえるの湯。町唯一の公衆浴場。温泉ではない)・ウェルカムセンターを核に120haを越す広さの放牧場やパターゴルフ場で構成されています。名称通り競走馬として優秀な成績をおさめて引退した競走馬が放牧されています。

優駿さくらロードは前述浦河優駿の里公園入口から続く道で、約3kmに渡ってエゾヤマザクラが植栽されています。毎年満開の時期(4月下旬~5月上旬)になると桜の花がトンネルのようになり、夜間はライトアップが行われています。

ルピナスの丘は、浦河町潮見町の浦河町ファミリースポーツセンターの体育館裏にある花畑です。町民がルピナスや水仙などを育てている場所で、小高い丘の上から太平洋や浦河町の大通り沿いの市街が見渡せます。

大黒座(浦河大黒座)は浦河町大通にあるこじんまりした映画館です(48席)。1918年に旅役者や浪曲師が出演する芝居小屋として開館したもので(建物は1994年に建て替えた)、北海道では最古の映画館となっています(看板猫有り)。

浦河町郷土博物館は浦河町西幌別にある郷土資料館です。当地の化石、アイヌの民俗資料、当地の農業と漁業の資料を展示しています。上部に32頭の馬の像が乗る「優駿の門」が目印となっています。また、馬事資料館が隣接しています(シンザンの父 ヒンドスタン号の剥製がある)。


猿払村(さるふつむら)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道宗谷郡猿払村 私たちが「創り・活かし・守り・育む」ふるさと猿払 北方に立つ個性と調和の大地 人口26,27人

上部に「日本最北の村」の文字とご当地キャラクター「さるっぷ」(右上)、さるふつ公園と牧場(左下)、オホーツク海の漁船と特産品のホタテ(右下)が描かれています。2015年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています(従来様式と選択性)。

猿払村は北海道の北部宗谷地域にある村です。総面積589.97k㎡と全国で二番目に広い村ですが、その8割が山林や原野で宅地は町域の0.3%ほどにすぎません(人口密度4.47人/k㎡)。西部は幌尻山やエタンパック山を主とする山地と丘陵地で、東部はオホーツク海に面し、おおむね町域を流れる鬼志別川(おにしべつがわ)流域に集落を成しています。漁業と酪農が盛んで、とりわけホタテの水揚げ地として知られています。ホタテ漁にかかわる漁業組合員が高収入を得ていることから全国でも平均収入は上位に入ります。昭和30年~50年までに当時の人口の6割を失っていますが、ホタテ稚貝の放流が軌道に乗り、近年は人口減少・生産年齢人口の減少は緩やかになっています。

道の駅 さるふつ公園は、猿払村浜鬼志別にある国道238号沿いの中規模の道の駅です。ホテル・公衆浴場・さるふつまるごと館(海鮮料理店)などが併設された道の駅で、公園内にはパークゴルフ場、キャンプ場と村のシンボル「風雪の塔」と「インディギルカ号遭難慰霊碑(旧ソ連の貨客船で、1939年に当地の沖合で座礁、沈没)」があります。また、国道238号線下を通る地下歩道は、ブラックライトで幻想的な風景が壁に浮かび上がるようになっています。

猿払村道エサヌカ線は全長16kmの村道です。オホーツク海を見晴らす当地の沿岸部を走る道路で、途中クランクが2つあるほかは曲がり角がなく、ひたすらに牧草地やエサヌカ原生花園の中を直線で通っています。途中で目に入る人工物は標識くらいしかなく、自然を感じる絶景スポットとして人気が出ています。

旧鬼志別駅跡地は、現在は鬼志別バスターミナルになっています。ターミナルの片隅に旧天北線の資料を展示する鉄道記念館があり6つの駅の看板や切符、時刻表など当時の資料を展示してます。


幕別町(まくべつちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道中川郡幕別町 パークゴルフとナウマン象のまち 人と大地が躍動し みんなで築く ふれあいの郷土(さと) 人口26,133人

上部に「パークゴルフとナウマン象のまち」の文字と、パークゴルフをテーマにマスコットキャラクターの「パオくん」と「クマゲラくん」が描かれています。合併10周年の2016年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています(従来様式と選択性、下二桁「42」「49」は欠番)。

幕別町は北海道南部の十勝総合振興局管区にあり、中川郡に属しています。農業が盛んな十勝平野に位置する町で、北は十勝川に接する南北に細長い町です。2006年に忠類村(ちゅうるいむら、日本初のナウマンゾウの化石の発掘で知られる)を編入して現在の町域としています。長芋や小麦、ゆり根の生産で知られますが、主要な産業は第三次産業(従事率65%ほど)で、スキー場や温泉といった観光資源を有しています。農業は畜産とイモ類の生産がさかんで、和稔じょ(長芋・外皮が白い)・インカのめざめ(じゃがいも)・食用ゆり根・十勝美豆・チーズや芋焼酎などを特産品としています。1970年代から帯広市のベッドタウンとして人口増加が続いていましたが、現在では人口減少が見込まれています。1983年に当地でグラウンドゴルフ(鳥取県泊村、現在の湯梨浜町が発祥)をもとにパークゴルフが考案され、現在では国内に1,283コースと広がりをみせています。

道の駅 忠類は、幕別町忠類白銀町の国道236号沿いにある小~中規模の道の駅です。ナウマン公園(キャンプ場・パークゴルフ場・JAの直売所がある)という公園の中にあり、ホテル「アルコ236」(日帰り入浴可、中学生以上600円、小学生300円、アルカリ性単純温泉)、忠類物産センター、レストラン、ナウマン象記念館がはいっています。

幕別温泉は幕別町依田にある温泉で十勝幕別温泉グランヴィリオホテル(日帰り入浴は「日帰り健康ランド華の湯」という施設が付属している、ホテル向いに「幕別町ふるさと館」という歴史博物館有り)、幕別温泉パークホテル悠湯館の2軒のホテルがあります。温泉はどちらも黒褐色のモール泉です。

十勝ヒルズは幕別町日新にある花と農と食のテーマパークです。帯広の市街を一望できる丘陵にあるイングリッシュガーデン風の庭園で、ハンガリー料理とレストラン、カフェ、小物や農産物加工品を販売するショップなどがあります(入園料大人1000円、中学生400円、犬の同伴可)。

幕別町蝦夷文化考古館は幕別町千住の途別川南岸にある資料館です(国道38号沿い)。白人(ちろっと)コタンのアイヌの指導者であった故・吉田菊太郎氏が蒐集した文化財、資料をもとに開設されたものです。刀や矢筒、丸木舟、盃、着物や写真などの資料を展示しています(入館無料)。


北竜町(ほくりゅうちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

「ひまわりのまち」の文字とひまわり畑、サンフラワーパーク 北竜温泉の北竜門が描かれています。2016年からミニバイク50cc~125ccを対象に交付されています。

https://youtu.be/axFaPzoh8x8

北竜町は北海道中央西側の空知振興局管内にある町で、雨竜郡に属しています。1899年に雨竜村(現雨竜町)から分村し、1961年に町になっています。町域西側は増毛山地(ましけさんち)の支脈が走る山地・丘陵地、町域南東側に雨竜川(石狩川の支流)が流れ、低地を成しています。3,500haほどの耕地を有し、稲作が盛んで農業が盛んな地域です。日本一の作付け面積を誇るひまわりで知られ、米・メロン・すいか・黒大豆などを特産品としています。

北竜町ひまわりの里は北竜町板谷の国道275号から北竜中学校の裏手に入ったところににある施設で、23haほどの広さがあります。200万本ほどのひまわりが植栽されていて、当地のひまわりまつり(7月下旬~8月中旬、期間中のイベントは花火大会・YOSAKOI・盆踊り大会・パークゴルフ大会・特産米まつり等々)の会場になっています。

道の駅 サンフラワー北竜は、前述のひまわりの里から国道沿いに1kmほど北上したところにあります。ひまわりを核とする町おこしの拠点施設として整備されたもので、オランダ風の外観のサンフラワーパークホテル(北竜温泉、レストラン「風車」)、中国風の北竜門、産直・土産物屋「みのりっち」(5~10月中旬に営業)があります。

北竜町町営スキー場は北竜町碧水にあります。当地のPTA会長が山の木を切り倒し、根を取り除いて整地した手作りのスキー場で、リフトはハンガー式ロープリフトという手でロープを掴んで上部に運んでもらう形式です(無料)。


更別村(さらべつむら)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道河西郡更別村 いつまでも住み続けたいまち 豊かさ・安心・笑顔あふれる夢大地 3,168人

背景にトラクターと防風林の夕焼け風景、右側に村のPRキャラクター「どんちゃん」が描かれています。2018年からミニバイク50cc以下40枚、90cc以下30枚、125cc以下30枚、小型特殊車両300枚が交付されています。

更別村は北海道南部の十勝総合振興局管内にある村です。十勝平野の中央部よりやや南西に位置し、市域南西部は日高山脈の丘陵地と中央部がやや盛り上がっていますが、おおむね平坦な地域であるため村域の65%ほどが耕地です。早くから大規模化・機械化による効率経営を推し進めた結果、農家一戸あたりの経営面積・トラクター保有台数が全国トップクラスの大規模農業地帯となっています。水田は無く、いも類・豆類・てんさいの栽培と畜産(酪農>肉用牛)が盛んです。近年はドローンの採用や、AI制御の無人トラクターの実証試験など省力化を目的とした農業技術開発が行われています。片栗粉・ポテトチップス・ニジマスや銀鮭・生椎茸・チーズなどを特産品としています。

どんぐり公園は更別村東区の国道236号沿いにある公園です。11種類の木製アスレチック、パークゴルフ場、ふわふわドームやバーベキュー施設がある公園で、約1,000本のすももの木が植栽されているすももの里があります。5月下旬にさらべつすももの里祭りが行われています。

道の駅 さらべつPIPOPAは、更別村弘和の北海道道238号と210号が交差するあたりにある小規模の道の駅です。農産物直売所、レストラン、特産品販売コーナー「ピポパ」で構成されています。すももの加工品(ソース、飲むヨーグルトなど)やポテトチップス(一袋130円ほど。ダンボールで買うと安い)が人気のようです。

https://youtu.be/DkHENelN6Fs

十勝スピードウェイは前述の道の駅さらべつから東側に1kmほどのところにあります。北海道唯一のFIA公認サーキットであり、北海道クラブマンカップや十勝ロードレース選手権シリーズなどが行われています(かつては十勝24時間レースが行われていた)。ママチャリの耐久レースが行われていて、夏の名物イベントとなっています。

更別農村公園は更別村柏町にある公園です。当地の村役場の前にある公園で、2014年に完成したさらべつプレイランド(大型遊具広場、5種類のすべり台と30の遊具)、水遊びができる水路、ターザンロープなどがあります。公園周辺は当地の中心市街になるので食事処やコンビニも近くにあります。

福祉の里温泉は更別村更別 曙町の老人福祉センターにある温泉入浴施設です(ナトリウム塩化物泉)。主浴槽のほかバイブラバス、露天風呂、サウナを備える施設で内部はゆったりとした間取りになっています(入浴料:大人420円、中学生200円、小学生100円)。


西興部村(にしおこっぺむら)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道紋別郡西興部村 夢、おこす村 にしおこっぺ 人口1,033人

イメージキャラクターの「セトウシくん」が描かれています。2018年からミニバイク50cc以下~125cc以下、小型特殊車両を対象に交付されています。※セトウシくんは2021年にテーマソングが公表されている。

西興部村は北海道の北東部、オホーツク総合振興局管の内陸部にある村です。面積の9割を森林が占め、可住地面積が10%強と少ないため、北西部から村域の中央部を通って北東部に流れる興部川(おこっぺがわ)沿いに集落を形成しています。かつては林業、現在は酪農を基幹産業とする村ですが、現在は高齢化が進んだため医療・福祉分野の従事者が22.3%と農林業の従事率19.9%を超えています。鹿肉・キノコ類・筍・山菜などを特産品としているほか、ギターのボディの製造で知られる地域です。1999年に「美しい村づくり条例」を制定し、村のシンボルカラーをオレンジ色としたため、公共施設は基本的に壁はオレンジ色、屋根は緑色です。食肉用の鹿牧場(40頭ほど。観光牧場でもある)があり、道の駅で鹿肉の缶詰が販売されています。

道の駅 にしおこっぺ花夢(かむ)は国道239号の小規模の道の駅です。レストラン・軽食・特産品販売コーナーなどの施設にフラワーパーク花夢(庭園、4~10月は有料で、入園料200円)、パークゴルフ場が併設されています。施設内に「音木林(おとぎばやし)」というからくりオルガンがあります。また、周辺に上興部鉄道資料館(旧上興部駅)があります。

森の美術館木夢(こむ)は西興部村西興部にある木をテーマにしたプレイランドです。1997年に「見て、触れて、遊んで、創る」をコンセプトに開設したもので、大型木製遊具や「木の砂場」、木のおもちゃ3,000点ほどを揃えています。基本的には低年齢向けの施設ですが、木の香りや手触りが好きな方なら大人でも楽しめると思います(入園料:高校生以上500円小学4年~中学生300円、3歳~小学3年100円)。

西興部ゲストハウスGA.KOPPER(ガコッパー)は築70年の旧上興部中学校をリノベーションした宿泊施設です。バイクと旅が好きで高校生の時に日本全国を巡り、その後北米・中南米・ヨーロッパと旅をしてきたオーナーが管理する施設で、日本酒づくりに縁が深いこともあり桶の寝台があります。当地のイベント会場として利用されることもあり、6月には「学校祭」が開かれています。

西興部の日本一の氷のトンネルは、ウエンシリ岳麓にあります。高さ3m前後、幅4.5m程度で積雪が多い年には長さ500mに達することもあります。当地の観光名所として夏場に涼を求めて多くの人が訪れましたが、2013年8月の崩落事故以降は、毎年7月の最終日曜日に一日開放となっています(開放日にはウエンシリキャンプ場からシャトルバスが出る)。


根室市(ねむろし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道根室市 協働を合言葉に市民とともに創る活気にあふれる住みよいまち根室 人口23,552人

北方領土イメージキャラクターの「エリカちゃんとエリカちゃんのおともだち」及び望郷の岬公園の「四島のかけはし」、「北方領土返還要求運動原点の地」の文字が描かれています。2019年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています。

根室市は北海道東部の根室振興局管内にあり同振興局の所在地です。日本の市のうちで最も東に位置しています。北海道の東に突き出た根室半島全域とその付け根、北方領土の歯舞群島を市域としています。沿岸部は切り立った崖と砂浜が連続し、内陸部はおおむね平坦な台地で、山岳及び大きな河川はありません。主要な産業は根室港(オホーツク海側の根室港区・太平洋側の花咲港区からなる)の漁業で、水産加工業も盛んです。道内で最も早い朝日が見られる納沙布岬(のさっぷみさき)やさんま、花咲蟹や長昆布(大衆的な昆布で生産量が多い)、厚葉昆布といった産物で知られています。また、370種ほどの野鳥が観察される野鳥の宝庫でもあります(日本の野鳥の全体の2/3程度)。少子高齢化に加えて社会流出に歯止めが効かず、北海道の平均より人口減少が顕著であり、1960年には人口1万を割ると予測されています。

納沙布岬は根室半島の先端に位置する岬で、離島を除けば日本の最東端になります。北海道の洋式灯台としては最古の納沙布岬灯台(白亜の灯台、日本の灯台50選)が立つ風光明媚の地で、望郷の岬公園、北方館、北方領土資料館のほかレストランや土産屋があります。千島の砦オーロラタワーという展望台がありますが、コロナ禍のため2020年1月1日から臨時休業となっています。

道の駅 スワン44ねむろは、根室市酪陽にある国道44号沿いの小規模の道の駅です。水産物販売所・レストラン・観光案内所・土産物コーナーなどで構成されています。日本の湖沼としては13番めの規模を誇る風蓮湖(ふうれんこ)の見晴らしがうりで、周辺の動物の剥製が展示されています。風蓮湖はハクチョウの飛来地として有名で、タンチョウほかエゾシカなどもみられる動物観察の拠点となっています。

明治公園(根室市)は根室市牧の内にある公園です。前身である牧場の風景や赤レンガのサイロ3基(登録有形文化財)をシンボルとした公園で、ひょうたん池やバーベキュー設備、噴水や野鳥観察舎があります。また、平成19年からチシマザクラが植樹されていて、日本の桜前線の終着点となっています。

根室ネイチャーセンターは根室市常盤町にある観光ツアー代理店です。バードウォッチングを主として、海鳥やクジラを対象としたクルーズやカヌーツアー、根室半島以外のツアーも行っています。

根室半島チャシ跡群は日本百名城の一つです。チャシとはアイヌの施設のことで、アイヌ文化で特に重要な位置を占める砦または見張り場、談判や祭祀を行う場などであったとされています。北海道内に700ほどあり、根室半島には特に集中しており24箇所あります。最も有名なヲンネモトチャシ跡は根室市温根元の海岸にあるもので、見学用の駐車場が整備されています。こんもりとした盛り土と周囲の壕の跡が残っています。

 

美瑛町(びえいちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道上川郡美瑛町 丘のまち 人口9,636人の町

町名の代わりに「丘のまちびえい」、背景には丘の風景が描かれています。2011年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています。

美瑛町は北海道の中央部の上川総合振興局管内にある町です。町域南側に十勝岳(標高2,077mの活火山)があり、ここから町域東側まで十勝連峰の山々が連なっています。この山々から流れる美瑛川が町域の中心を東から西へ流れ、おおむね美瑛川の右岸に市街を成しています。火山活動と河川の侵食によってできた、波状のなだらかな丘陵風景が特徴的な地域で、丘陵地で様々な野菜が育てられているため、春には一面緑ですが季節が進むにつれて様々な色合いに変化していきます。この景観を「パッチワークの丘」などといい、当地のシンボルとなっています。もともと当地の農業風景でしたが、近年は観光客を誘致するためにラベンダーやチューリップなどが観賞用に植栽されているものもあります。主要な産業は農業で、小麦・米・じゃがいも・豆類の生産や畜産が行われています。

四季彩の丘は美瑛町新星にある観光ガーデンです。広さ7haほどの花畑で、ラベンダー・ルピナス・コスモスなど年間30種の草花がなだらかな丘を覆っています。園内に農産物直売所・土産屋・アルパカ牧場などを備え、カートで花畑の好きな場所に行けます(入園料:高校生以上500円、小中学生300円、アルパカのエサ100円)。

白金青い池は美瑛町白金にある人造の池です。美瑛川本流に複数建造されている堰提の一つがつくる水溜まりで、池の水面が季節によってコバルトブルー・エメラルドグリーン・ミルキーブルーなどおおむね青く見えることで知られ、幻想的な写真が撮れる場所や景勝地として人気があります。付近に売店(青いソフトクリームを売っている)や道の駅 びえい「白金ビルケ」(北海道道966号)、皆空窯(かいくうがま)という陶芸の工房があります(製作体験も行っている)。

拓真館(たくしんかん)は写真家の前田真三(上高地や奥三河、富良野の風景・山岳写真を撮影し「四季彩の魔術師」と呼ばれた)が、1987年に自主ギャラリーとして開設したものです。旧美瑛町立千代田小学校の跡地を利用しています(入場無料)。当地の畑作風景が観光資源として確立する契機となった施設で1万坪の敷地を有し、白樺の回廊やラベンダー、ススキの小径など四季折々の景観が楽しめます。

道の駅びえい「丘のくら」は、富良野線美瑛駅の正面口から北東へ100mくらいのところにあります。かなり小さいみちの駅で、施設は1917年に建造された豆類の貯蔵倉庫を改装したもので、美瑛軟石という石でできています。レストランと木工品や陶芸品を売るショップがはいっていて、農産加工体験施設を併設しています。

美瑛放牧酪農場(美瑛ファーム)は美瑛町新星にある観光牧場です。ジャージー種、ホルスタイン、ブラウンスイス種などの牛が放牧されています。カフェが併設されていて、ラクレットトースト、チーズ、のむヨーグルトやソフトクリームなどの乳製品が食べられます。


礼文島(れぶんとう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道礼文郡礼文町 花の浮島 人口2,352人

「花の礼文島」の文字、島のイラストとレブンアツモリソウが描かれています。2013年からミニバイク50cc以下を対象に1~206番(欠番有り)の200枚が交付されています。

https://youtu.be/2gcgFTY2zww

礼文島は北海道北部の稚内の西方60kmくらいの日本海に浮かぶ島で、稚内港からフェリー(稚内ー香深)が出ています。面積は81.33k㎡で中央部の礼文岳(標高490m)から海岸に向かってなだらかな丘陵地>平地になっています。自治体としては「礼文郡礼文町」ですが、島全域が同町の町域です(1島1郡1町、日本最北端の町で宗谷総合振興局管内)。島の西側は利尻礼文サロベツ国立公園に指定されている自然景勝地で、200種以上の高山植物の宝庫として知られています。主要な産業は漁業で、香深港で水揚げされるホッケ・タラ・ウニ・昆布・ナマコなどを特産品としています。農林業は生業にならず、夏場に自家消費の畑が少しみられる程度です(畜産も無し)。

スコトン岬は礼文島の北西端にある岬です。正面に海驢島(トドじま、無人島)が浮かび、晴れた日にはサハリンが望めます。岬の先端の方まで行くとトド肉の缶詰や昆布のソフトクリームを売る土産屋があります。以前は宗谷岬と共に「日本の最北端」を名乗っていましたが、測量の結果宗谷岬のほうが北にあったため、現在は「日本最北限の岬」としています。愛とロマンの8時間コース(当地のトレッキングコースで30kmほど、傾斜もあるので実際は10時間を超えたりするようだ)の出発点です。

北のカナリアパークは、島の南東側 礼文町香深村(かふかむら、かぶかむらとも)にある記念公園です。2012年に公開された映画「北のカナリアたち」を記念したもので、撮影のために建てられた校舎のロケセット(内部に撮影時の写真や衣装などを展示、カフェ併設)があります。

久種湖(くしゅこ)は島の北東部 礼文町船泊村にある淡水湖です。日本最北の湖で、アイヌ語で「山越えする沼」の意味です。周囲4kmくらいの湖で丘陵に囲まれ、湖畔には観光用の遊歩道や久種湖畔キャンプ場、ミズバショウ群生地などがあります。かつては湖岸に日本最北端の牧場がありました。

礼文島温泉 うすゆきの湯は礼文町香深村の沿岸部にある、島内唯一の温泉入浴施設(公衆浴場)です。火山性ではない礼文島ですが、島民の希望や観光客誘致のために2006年から温泉の調査を実施、2008年に施設をオープンさせました。道北地域では数少ない源泉かけ流しの温泉施設となっています。内風呂・露天風呂からの利尻富士の眺めが自慢です(入浴料:中学生以上600円、小学生以下無料)。


稚内市(わっかないし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道稚内市 人が行き交う環境都市わっかない 人口32,280人

「日本のてっぺん」の文字、市名の左右にクリオネ、流氷・船・アザラシ、プレート右側に宗谷岬の日本最北端の地の碑が描かれています。2015年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカーを対象に交付されています。

稚内市は北海道北部の宗谷総合振興局管内にある市で、同振興局の所在地です。西は日本海、東はオホーツク海に面し、対岸のロシアのサハリン州まで43kmの国境のまちとなっています。おおむねノジャップ岬付け根の稚内港周辺に市街を成しています。水産・農業(主として畜産)・観光を基幹産業とし、稚内港をはじめとする9つの漁港があります。ホッキ貝やホタテ・えぞばか貝・ウニ・ホタテ・利尻昆布・宗谷黒牛などを特産品としています。また、周囲に遮るものがないため風が強く、国内の風力発電の先駆的な地域でもあります。

宗谷岬は稚内市の市域北東側にある岬で、一般人が立ち入ることができる日本最北端の地となっています。サハリン島南端まで43kmで晴れた日には対岸が見えます。宗谷岬公園の「日本最北端の地の碑」や海軍戦没者慰霊碑・平和の碑、宗谷岬灯台(明治18年に初点灯、その後明治45年に再建、さらに改修を受け今も現役)、宗谷岬流氷館(売店・博物館)、宗谷岬神社などがあります。宗谷岬周辺の宗谷丘陵は「周氷河地形」という地中の水分が凍結・融解するうちにできたもので、北海道遺産に選定されています。

キタカラ(KITAcolor)は稚内市中央にある複合施設です。JR北海道稚内駅とバスターミナルを併設する交通結節点であり、観光協会や交流拠点施設、グループホームと高齢者住宅、コンビニや売店、映画館などの商業施設と道の駅 わっかないを含みます。周辺に稚内港北防波堤ドーム(当地のランドマーク)や旧瀬戸邸(古民家、漁業に関する展示有り)、稚内副港市場(観光市場、樺太記念館を併設)などがあります。

ノシャップ岬(野寒布岬)は稚内市の西側の岬で、日本海から宗谷湾を区切っています。晴れた日には利尻島や礼文島が見える岬で、イルカのモニュメントや稚内市立ノシャップ寒流水族館などがあります。また、近年は居住地の近くや公園に多数の鹿が生息していることで話題になっています。

稚内公園は稚内市中央1丁目にある公園です。稚内市街を見下ろす高台に位置していて、隣接する稚内森林公園キャンプ場と合わせて100haの広さの憩いの場となっています。市のシンボル「氷雪の門」ほか樺太真岡郡真岡の郵便局で自決した電話交換手の慰霊碑「九人の乙女の碑」、南極観測樺太犬記念碑・供養塔などのモニュメントがあります。園内の開基百年記念塔(高さ80m、海抜250m)は樺太の資料を展示する博物館/展望台となっています。

稚内市動物ふれあいランドは稚内市声問村恵北にある小動物園です。アヒル・ポニー・ウサギ・ヤギ・七面鳥などが飼育されていて、遊具や休憩室・ドッグランなどが併設されています(入園無料、夏季のみ営業)。1983年の映画「南極物語」に出演したタロとジロという犬が暮らした場所です。


上富良野町(かみふらのちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道空知郡上富良野町 四季彩のまち・かみふらの-風土に映える暮しのデザイン- 人口10342人

「四季彩のまち」の文字とラベンダーのイラストが描かれています。2015年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています。

上富良野町は北海道中央部の上川総合振興局管内にある町です。東側に十勝岳、その山麓に陸上自衛隊上富良野演習場があり、市街は町域西寄りの富良野川とヌッカクシ富良野川に挟まれた低地にあります。1897年に富良野村として拓かれ、1926年の十勝岳の噴火(死者・不明者144名)で田畑が壊滅的な打撃を受け、専門家からは「村の放棄もやむなし」との声があがりました。農業を主要な産業とし、1948年にラベンダー栽培が始まっています(日本初は札幌市南区、蒸留に成功した後に現在のニセコ町、富良野町で栽培が広まった)。現在でも農業が盛んで、米・メロン・じゃがいも、ホップ・豚肉(かみふらのポーク)などを特産品としていますが、農家数は減少傾向にあります。十勝岳登山の玄関口の一つです。

日の出公園は上富良野の市街地の北東側にある公園です。ちょうど当地でのラベンダー栽培がはじまった地で、日の出山ラベンダー園やオートキャンプ場、町営スキー場、アスレチックなどがあります。7月中旬ごろに夜間のライトアップが行われています。

吹上温泉と十勝岳温泉は上富良野町の東側、十勝岳の山麓にある温泉です。吹上温泉は一軒宿の吹上温泉、町営の温泉保養センター「白銀荘」、混浴無料露天風呂(野湯)があり、上富良野が開拓されると同時に発見された温泉です。十勝岳温泉は道内で最も高い所にある温泉として知られ、3軒の温泉宿があり(それぞれ泉質も異なる)十勝岳登山の起点でもあります。

フラヌイ温泉は上富良野の市街の中にあり、フロンティア フラヌイ温泉という施設が出ています。源泉そのままの低温の風呂(31度くらい)と沸かし湯があり、サウナも併設されています。また、飲泉が可能です。

深山峠アートパークは上富良野町西8線北にある小規模のテーマパークです。トリックアート美術館(ソフトクリーム店を併設)、観覧車、物産館で構成されています。目の錯覚を利用して立体的に見える絵画などが展示されています(入館料:大人1300円、中高生1000円、小学5年以上700円)。周辺に忽布古丹醸造㈱(ほっぷこたんじょうぞう)というブルワリーがあり、当地のクラフトビールを作っています(直売・工場見学不可)。

後藤純男美術館は上富良野町東4線北にあります。日本画の画家であり、東京藝術大学美術学部の名誉教授を務めた後藤純男(2016年に死去)が、自らの作品を散逸させないために設営した美術館です(入館料:大人1100円、小~高校生550円)。主に風景を題材にした絵画など約130点ほどが展示されていますが、幅6mを超えるような大作もあり、絵画がわからない方でも素直に「すごい!」と感じるような施設です。レストランが併設されています。


北見市(きたみし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道北見市 ひと・まち・自然きらめく オホーツク中核都市 – 安心な活力都市 北見 -人口112,906人

カーリングで用いるストーンの形をしたプレートです。2010年からミニバイク50cc~125cc、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています。

北見市は北海道東部にある市で、オホーツク総合振興局の中核都市です(振興局所在地は網走)。2006年に旧北見市・常呂郡留辺蘂町(るべしべちょう)・端野町・常呂町が合併し、新北見市としています。オホーツク海沿岸から北海道中央部の大雪山系の玄関口 石北峠まで伸びた非常に長い市域を有し、道内1位の面積を誇ります(香川県の3/4程度)。農林水産業など第一次産業を基幹産業とする市で、玉ねぎの生産・出荷量が日本一、てんさいやじゃがいも、畜産物などが生産され、ホタテ養殖の発祥地ないし焼肉のまちとしても知られています。一方で、サロマ湖や温根湯温泉(おんねゆおんせん)などの観光資源を有し、年間150万人ほどの観光客が訪れます。

北見ハッカ記念館・薄荷蒸溜館は北見市南仲町にある資料館です(JR北海道北見駅から近い)。昭和初期には出荷額ベースで世界の7割のシェアを占めたホクレン北見薄荷工場の事務所兼研究所として建てられたもので、ハッカ製品の製造工程、人の暮らしとのかかわり、ホクレン北見薄荷工場の歴史などをテーマに展示が行われています。また、ハーブを使ったハンドクリームづくりや薄荷の蒸留の実演などの体験があります。周辺にピアソン記念館(歴史的建造物・博物館、北海道遺産の一つ)や香りゃんせ公園(ハーブ園がある)などがあります。

温根湯温泉は北見市留辺蘂町にある温泉郷です。当地のリゾート地であり、無加川の周辺に大型ホテルが2軒と道の駅 おんねゆ温泉北の大地の水族館(山の水族館、温泉水を利用したもので淡水魚専門)、北きつね牧場(タヌキもいる)、世界最大級(高さ19.8m)の鳩時計「果夢林」などがあります。無加川沿いの公園内には無料の足湯と手湯があります。また、国道39号を西に2kmほど行ったところにも滝の湯温泉や塩別つるつる温泉があります。

サロマ湖ワッカネイチャーセンターは北見市常呂町にあるビジターセンターです。日本で3番めに大きい湖(汽水湖)であるサロマ湖や、ワッカ原生花園の自然を紹介する展示や売店があり自転車のレンタルもしています。なお、「ワッカ」とは飲水(真水)のことであり、サロマ湖第二湖口近くの砂嘴に「花の聖水 ワッカの水」という真水が湧くポイントがあります。

きたみファミリーランドは北見市若松にある遊園地です。コースター「クレイジーマウス」やメリーゴーランド、スカイサイクルなどのアトラクションを備え、ゴーカートなどの乗り物や遊具も備えています。道東唯一の遊園地で、冬はスキー場になります。


新ひだか町(しんひだかちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道日高郡新ひだか町 風かおる 優駿桜国 人口21,527人

サラブレッドと桜吹雪が描かれています。2012年に50cc以下のミニバイクを対象に200枚が交付されました。

新ひだか町は北海道中央南部の日高振興局管内にある町です。2006年に静内郡静内町・三石郡三石町が新設合併してできたもので(同時に日高郡を新設)、当初は新冠町を含む3町で「ひだか市」を作る予定でした。町域東部に日高山脈が連なるため丘陵地が多く、静内川と三石川の河口部など沿岸部に住居が集中しています。第一次産業の軽種馬業(馬の生産)を主とする畜産と漁業、第三次産業の小売・卸売業を主要な産業とする町です。米・ミニトマト・牛肉・昆布の加工品などを特産品としています。「優駿・競走馬に会えるまち」として毎年優秀な競走馬を産出するほか、アンバーシャダイやサクラチトセオーなどかつて活躍した名馬の墓参りができるようになっています。

二十間道路の桜並木は、新ひだか町の市街から北東の方角に伸びる道路です。もともと明治時代に旧静内町・新冠町にまたがる御料牧場へ続く道として開設されたもので、道幅が20間(36m)あることから二十間道路といいます。全長7kmにわたって約2,200本のエゾヤマザクラなど桜が植栽されていて、日本の道百選、さくら名所100選、北海道遺産に同時に選定されています。「龍雲閣」という御料牧場の貴賓舎(木造二階建て)まで続いています。

道の駅 みついしは新ひだか町三石鳧舞(みついしけりまい)にある国道235号の大規模の道の駅です。海水浴場やオートキャンプ場などがある三石海浜公園のなかにあります。三石昆布をはじめ海産物や農産物を売る直売所やつぶそば(つぶ貝がはいった蕎麦)の売店、「みついし昆布温泉 蔵三」(昆布風呂で知られるホテル・日帰り入浴有り、入浴料:中学生以上500円、小学生160円)があります。

真歌公園(まうたこうえん)は新ひだか町静内真歌にある公園です。1669年に松前藩に対し蜂起したアイヌの首長 シャクシャインのチャシ(拠点施設/城址)があった場所で、像とシャクシャイン記念館、アイヌ民俗資料館が建っています(どちらも入館無料)。アイヌ関連の資料ですと新ひだか町山手町にある山手公園に新ひだか博物館があります(出土物・昆布・陶器に関する展示など、郷土資料館に近い)。

千歳市(ちとせし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道千歳市 ひと・まち・きらり 地球の笑顔が見えるまち 千歳 みんなで生き生き 活力創造都市 ちとせ 人口97,639人

新千歳空港にちなんで雲の間を飛ぶ「chitose」と書かれた飛行機が描かれています。2015年にミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています。

千歳市は北海道中央西よりの石狩振興局管内にある市です(道央)。東西に57km、南北30kmほどの東西に細長い市域を有し、市域西側は恵庭岳(えにわだけ)・風不死岳(ふっぷしだけ)に挟まれた支笏湖(しこつこ)がある山岳・丘陵地域、中央部に平地が広がり、概ねJR北海道千歳線沿線に市街を成しています。市域南部に北海道の空の玄関口である新千歳空港を有し、その周辺に陸上自衛隊北駐屯地・東駐屯地、航空自衛隊千歳基地があり、退役者や家族も含めると人口総数の25%近くが自衛隊関係者となります。主要な産業は卸売・小売業、公務、サービス業と第三次産業が多くを占め、自衛隊のまちといった風情です。一方で電子部品や飲食料の加工・製造を主とする製造業も盛んに行われています。

新千歳空港は千歳市と苫小牧市にまたがって存在する空港です。1988年に開港した国管理空港(2020年に北海道エアポートに移管し、民営化)で、国内線と国際線の2つのターミナルビルがあります。北海道の空の玄関口として機能している巨大な空港で、ターミナルの中に少博物館や温泉入浴施設、雪ミクスカイタウン(初音ミクの冬期版、北海道のPRキャラクターのショップ/ミュージアム)、映画館などを有しています。

道の駅 サーモンパーク千歳は、千歳市花園にある国道337号沿いの大規模の道の駅です。レストランや農産物直売所のほか、「サケのふるさと 千歳水族館」や千歳川のインディアン水車(水流で回転し、鮭を捕獲する仕組み。北米発祥)、サケの慰霊塔などがあります。2023年から指定管理者が変更になり、4月からテナント等も変更になるとされています。

支笏湖は千歳市の市街西側10kmほどのところにある湖です。支笏湖洞爺国立公園に属し面積は78.48k㎡(周囲40km)、日本最北の不凍湖になります。恵庭岳・風不死岳・樽前山の支笏三山に抱かれたカルデラ湖で、周辺は支笏湖温泉・丸駒温泉旅館など温泉、展望台、公園やキャンプ場があるレジャースポットです。支笏湖温泉周辺で冬期に支笏湖氷濤祭りが行われるほか、北西7kmほどのところにオタコンペ湖があります(北海道三大秘湖の一つ)。

北海道箱根牧場は千歳市東丘にある観光牧場です。乗馬(乗牛もある)、ソーセージやキャラメルなど畜産物加工、乳搾りなど様々な体験メニューがある牧場で、水牛・馬・ヤギ・羊・うさぎなどが飼育されていて、餌やりができます(レストランを併設しているが、執筆現在のR5.2月では軽食のみ)。周辺に競走馬の生産牧場として有名な社台ファームがあります(観光施設は無し、見学は可能)。


苫小牧市(とまこまいし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道苫小牧市 日本を代表する港湾と緑豊かなまち 人間環境都市の創造をめざして 人口168,187人

樽前山と公式キャラクターの「とまチョップ」が描かれています。2016年からミニバイク50cc以下~125cc以下とミニカーを対象に交付されています。

苫小牧市は北海道中央西側の胆振総合振興局(いぶりそうごうしんこうきょく)管内にある市です。市域西側は樽前山の山地~丘陵地、東側にラムサール条約湿地のウトナイ湖があり、市街は二級河川の勇払川がつくる自然堤防(勇払平野)上に位置しています。豊富な水と森林資源に恵まれていたため、1910年に王子製紙が進出し、1963年に苫小牧港西港が開設されて以後は道内の工業・輸送の拠点となっています。第二次産業の比率が高い工業のまちで、輸送用機械器具、パルプや紙の加工、飲料・たばこ・飼料製造といった産業が主な産業です。また、市東部には世界最大級の石油備蓄基地があります。農業はあまり行われていませんが漁業は盛んで、ハスカップの加工品(お茶や菓子「よいとまけ」など)・鮭・ホッキ貝などを特産品としています。※苫小牧港西港は苫小牧市内、1980年に開港した東港は勇払郡厚真町にある。

樽前山は苫小牧市の北西側、支笏湖(しこつこ)の南に位置する活火山です(標高1,041m、日本二百名山)。樽前ドームと呼ばれる特徴的な台形の溶岩ドーム(周辺は火山ガスのため立ち入り禁止区域)を有し、イワブクロ(タルマイソウ)の自生地になっています。南麓には樽前ガローと呼ばれる侵食によってできた渓谷があり、60種以上の苔や野鳥の観察ポイントとして知られています(近年コケが衰退傾向にあり、立入禁止区域がある)。市街から1時間強で外輪山まで行けるため定番の遠足スポットのひとつであり、登山は難しくありませんが霧が発生しやすく天候の急変には注意が必要です。

ウトナイ湖は苫小牧市東部を流れる勇払川の中流にある淡水湖です。面積は約275haほどあり、マガンやハクチョウなど渡り鳥数万羽が飛来する湿地として知られています。周辺にウトナイ湖野生鳥獣保護センター(ビジターセンター)やウトナイ湖サンクチュアリネイチャーセンター(土日祝日のみ)、道の駅 ウトナイ湖(国道36号沿い、シマエナガのグッズを売る店舗有り)があります。※(・▲・)シマエナガはエナガの北海道固有の亜種で、日本最小級の野鳥。白くてふわっとした外見から「雪の妖精」とも呼ばれる。

ノーザンホースパークは苫小牧市美沢にある観光牧場・馬のテーマパークです。1989年に開設されたもので、社台グループが運営しています。乗馬・馬車・ポニーのショー・馬そりなどの馬に関するアトラクションがあるほか、サラブレッドに関する資料を展示する博物館・庭園・レストラン・売店などがはいっています。毎年7月に行われる競走馬のセリ、セレクトセールの開催地でもあります。

キラキラ公園は苫小牧市入船町にある臨海公園です。当地の海の玄関口である苫小牧港西港と苫小牧漁港の間にあります。船の形をした遊具・水遊びができる池・芝生・多目的イベントスペースなどがある公園で、当地の玄関口ということもあり綺麗に整備されています。サバがよく釣れるようです。

海の駅 ぷらっとみなと市場は苫小牧市港町にある商業施設です。苫小牧漁港近くにあり、新鮮な魚介や青果、おみやげなどを売っているほか、ほっき貝資料館を併設しています。周辺は漁港の近くということで定食屋が多く、海鮮を食べさせる店がでています(マルトマ食堂が人気)。

苫小牧市科学センターは苫小牧市旭町にある科学博物館です。1970年に開設された施設で天文学を主として宇宙・航空といったテーマの資料が展示されています。ミール展示館では旧ソ連製の宇宙ステーション「ミール」の実物予備機が展示されています。施設外観も内部も古く、展示内容も真空管や初期のテレビなど昭和を感じさせるものがあるため、昭和レトロ感があります(入館無料、プラネタリウムは要予約でこちらも無料)。


羽幌町(はぼろちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道苫前郡羽幌町 心と心をつなぐハートコミュニケーションはぼろ 人口6,333人

「ORORON LINE」(国道231、232号の愛称)の文字とイメージキャラクター「オロ坊」が描かれています。2014年から50cc以下のミニバイクを対象に交付されています。

羽幌町は北海道北部の日本海側 留萌振興局(るもいしんこうきょく)管内にある町です。町域東側が天塩山系ピッシリ山などの山地~丘陵地、西側は日本海に面していて焼尻島(やぎしりとう)と天売島(てうりとう)という二つの島があります。明治期から石炭の存在が知られていましたが輸送手段がなく、昭和期の1940年に築別炭鉱が開坑し、以降1970年に閉山するまで国内屈指の炭鉱の町となっていました。また、鉱山の閉山と同時期に国勢調査の人口を約5,900人水増ししていたことが発覚、町長以下83名が統計法違反や公文書偽造で書類送検されるなど大事件となりました。現在の羽幌町は漁業・農業・畜産・観光を主要な産業とする町で、水揚げ量日本一の甘エビ、グリーンアスパラ、焼尻島の羊の肉や羊毛製品などを特産品としています。

道の駅ほっと♡はぼろは羽幌町北3条にある国道232号沿いの大規模の道の駅です。ホテル「はぼろ温泉 サンセットプラザ」が主体となる道の駅で、物産店、はぼろバラ園が併設されています。またバラ園側に北海道海鳥センターがあります。

羽幌炭鉱は北海道北西部にある留萌炭田の中心的炭鉱です。築別坑、羽幌本坑、上羽幌坑の3地区からなり、1970年に閉山するまで良質の石炭を産出することで知られていました。当時は1万人以上の人が鉱山近くに居住したため、ホッパーや立坑、炭鉱鉄道の橋梁などの工業系の施設のほかに、アパートや小学校、鉄道病院、住居群などの廃墟が残っており、観光ツアーが行われるなど当地の観光資源になっています。

羽幌港は羽幌町港町の北防波堤、西防波堤の2つの防波堤に囲まれたあたりです。当地の離島地域であり観光地の焼尻島・天売島への入り口となるフェリー「おろろん」、「さんらいなぁ」の乗り場と観光案内所、漁業組合の直売所があります。焼尻島は羊の放牧風景や国の天然記念物に指定されているイチイ(オンコ)の原生林、天売島はオロロン鳥(ウミガラス)、ウトウ、ウミウなどの海鳥の楽園として知られています。

羽幌町郷土資料館は羽幌町南町にある地域歴史博物館です。旧羽幌町簡易裁判所庁舎を改装したもので、化石など町内から出土した品、ニシン漁とニシン粕の製造、炭鉱の道具や看板などの飼料が展示されています。「緑の村」(旧太陽小学校。一時は宿泊施設として利用されていたものの現在は閉鎖)に展示されていたものもこちらに移設されています。


東川町(ひがしかわちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道上川郡東川町 写真の町 人口7,066人

写真文化首都「写真の町の文字と大雪山の山並み、田園風景が描かれています。開拓120周年記念として、2014年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています。

東川町は北海道中央部の上川総合振興局管内にある町です。町域は東西に長く、東側に大雪山連峰の主峰である旭岳を含み、その西麓の忠別川・倉沼川の扇状地に市街を成しています。「写真の町」や道内唯一の上水道が無い町として知られる地域です(全戸が大雪山系の地下水で暮らしている)。農林業や木工を主要な産業とする町で、近年は小売・卸売業や宿泊業など第三次産業が伸びています。1995年から大規模な宅地開発がはじまり、旭川市や旭川空港へのアクセスのよさから人口が増加していましたが、今後は緩やかな減少傾向になると考えられています。米・地酒・ワイン・トマト・木工品などを特産品としています。

旭岳(標高2,291m)は大雪山連峰の主峰(火山)であり、道内最高峰です。麓の忠別川ぞいにある旭岳温泉は大雪山国立公園内にあるため歓楽色はなく静かな温泉街ですが、旭岳ビジターセンターがあり、旭岳登山の拠点になっています。この温泉街からロープウェーで5合目まで上がることができ、姿見の池や数々の噴気孔、中岳温泉(野湯)や本州では3,000m級の山々でしか見られない高山植物などの見どころがあります。

キトウシ森林公園は東川町西(西は地名。当地の市街地からは北にある)にある森林レクリエーション施設です。キトウシ山(岐登牛山)の斜面一帯を整備したもので、115.8haの広大な敷地を有し、キャンプ場やスキー場、ゴーカート乗り場、キトウシ展望閤というお城のような外観の展望台などがあります。執筆現在はホテルの建て替え中で、2023年春以降に温泉入浴施設(トロン温泉)を兼ねたホテルがオープンする予定です。

道の駅 ひがしかわ道草館は、東川町東町にある北海道道1160号沿いの小規模の道の駅です。当地の観光の拠点施設ですが、駐車場30台(第二駐車場あり)と容量が少なく、市街地にあるタイプの道の駅となっています。旭岳・天人峡・当地のグルメ情報などを扱うインフォメーションセンター、特産品の販売コーナー、ジェラート屋がはいっています。

天人峡は大雪山国立公園内の忠別川上流部の渓谷で、美瑛町と東川町にまたがる渓谷です。北海道道213号の終点付近に天人峡温泉や羽衣の滝があります。切り立った崖の柱状節理が特徴的で、7つの尖った柱状節理がそびえることから「七福岩」と呼ばれる景観があります。

北の住まい設計社は東川町東町にある家具のショールームです。当地の廃校を利用した施設で、家具や小物などの販売を行っています。また、カフェ・ベーカリーなども併設していることから、おしゃれスポットとしてちょっとした観光名所になっています。


北斗市(ほくとし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道北斗市 人と、未来と、ほくと 人口44,302人

公式キャラクターの「ずーしーほっきー」と夕焼け、赤とんぼが描かれています。2014年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

北斗市は北海道南西部の渡島総合振興局(おしまそうごうしんこうきょく)管内にある市です。2006年に上磯郡上磯町と亀田郡大野町が合併してできた市で、同振興局管内で2番めの市となっています。市域西部から北部にかけて山岳、南部は函館湾で、函館市に接する南東部の平野に市街を成しています。1604年に成立した松前藩によって拓かれた地域です。農業や漁業、窯業・土石製品や食料品といった製造業を主な産業としていましたが、近年は卸売・小売業が主体となっています。ホッキ貝と牡蠣、わかめといった海産物、米・三つ葉・ねぎなど野菜、マルメロの加工品などを特産品としています。

灯台の聖母修道院(トラピスト修道院)は北斗市三ツ石(渡島当別)にある厳律シトー会の修道院です。1891年の函館教区開設にともない、1896年に建造されました。赤レンガ造りの施設で、日本初の男性修道院(院内は女人禁制)として開院したものです。詩人・童謡作家の三木露風が文学講師として赴任し洗礼を受けた地であり、童謡「あかとんぼ」や「野薔薇」は当地で書かれたものです。同院で作られている発酵バターが有名で、ソフトクリームやクッキーを売る売店があります。

松前藩戸切地陣屋跡(まつまえはんへきりちじんやあと)は北斗市野崎の野崎公園周辺にある史跡です。江戸時代末期の箱館開港に伴い、蝦夷地防衛のために1855年に築かれたもので、西洋式星形要塞としては日本初のものです(四稜郭型)。北海道道96号上磯峠下線沿いに800mに渡って桜が植栽されていて、当地の桜の名所となっています。

大野川桜並木は北斗市本町の大野川沿いの桜並木です。1959年に当時の皇太子殿下のご成婚を祝って町が桜150本を植えたものですが、現在は一部伐採されたり羊に荒らされたりしたことで100本ほどとなっています。周辺に法亀寺(ほうきじ。樹齢およそ300年の道内最大の枝垂れ桜がある)や北斗市健康センターせせらぎ温泉、八郎沼公園(同名の沼周辺の公園で、睡蓮や紅葉の名所)などがあります。

きじひき高原(木地挽高原)は北斗市村山の木地挽山周辺をいいます。きじひき高原キャンプ場や噴火湾眺望台、市営牧場やパノラマ展望台などがある高原で、いたるところに馬が放牧されています。


室蘭市(むろらんし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

北海道室蘭市 ふれあいむろらん あったかランド 海と科学技術のサークル都市むろらん 人口78,109人

プレート上部に白鳥大橋、下部に室蘭市の地球岬の灯台と工場群、巨大な「ボルタ(ボルト・ナット・ワッシャーなど鉄製品で作る人形)」がシルエットで描かれています。2015年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカーを対象に交付されています。

室蘭市は北海道中央部西側の胆振総合振興局管内にある市で、同振興局の所在地です。東西と南の三方を太平洋と内浦湾(噴火湾)に囲まれた格好で、市域北側は鷲別岳の山地、市域南側の絵鞆半島(えともはんとう)と半島付け根の砂州上に市街を成しています。1872年に絵鞆半島に抱かれた天然の良港として室蘭港が開かれ、鉄鋼や造船をはじめとした工業を中心に発展してきた地域です。現在の室蘭市は製造業、卸売・小売業、建設業の比率が高く、道内屈指の工業地域となっています。また一方で、地球岬(チキウ岬)など絵鞆半島の自然景観やイルカ・クジラウォッチングなどの観光資源があるため観光業も行われています。4つの漁港を有し、スケトウダラを主としてカレイやスルメイカなどが水揚げされています。

地球岬は室蘭市母恋南町(ぼこいみなみまち)にある岬です。アイヌ語で「断崖」を意味する「チケプ」が転訛して地球岬と呼ばれるようになったとされ、高さ100mほどの断崖が太平洋に向かって突き出ています。岬にあるチキウ岬灯台(日本の灯台50選)は1920年に完成したもので、室蘭八景に選ばれています。また、ハヤブサの営巣地や初日の出の名所とされることもあり、当地の観光名所となっています。

白鳥大橋記念館 みたら室蘭は、室蘭市祝津町にある国道37号の小規模の道の駅です。白鳥大橋記念館を主な施設とし、産直コーナーやカフェ、食堂がはいっています。近辺には市立室蘭水族館(道内初の水族館として開館)や旧絵鞆小学校(校舎も体育館も丸い)、絵鞆岬展望台、測量山といった当地の観光地があり、「むろらん温泉ゆらら」という入浴施設が併設されています。夜間は白鳥大橋のライトアップや工場夜景を見に来る人がいるようです。

トッカリショ浜・トッカリショ岬は前述地球岬の東側にあります。急坂を登った断崖の上にトッカリショ展望台という展望台があり、室蘭八景の一つとなっています。トッカリショとはアイヌ語で「アザラシ・岩」という意味で、かつては冬になるとこの海岸に多くのアザラシが集まったそうです。国の名勝「ピリカノカ」(アイヌ語で「美しい形」の意味で、道内に21ある)の一つです。

旧室蘭駅舎は室蘭市海岸町(室蘭駅から北側300mほど)にあります。明治45年に建造された和洋折衷の施設で、道内では最古の木造駅舎です。空知地域の幌内炭鉱(現在の三笠市にある)で採れた石炭の積み出しをする終着駅として建造されました。現在は観光協会の観光案内所になっています(入館料・駐車場無料)。

室蘭はやきとり屋が多く、日本三大やきとりの一つ室蘭やきとりが名物料理になっています。室蘭やきとりは主に豚のロースを用い、ネギの代わりに玉ねぎを挟むのが特徴です。※日本三大焼き鳥は愛媛県今治と埼玉県東松山と北海道室蘭。現在では福岡県久留米市が人口に対して最も焼き鳥屋が多い。


登別市(のぼりべつし)

登別市ホームページより

北海道登別市 人が輝き まちがときめく ふれあい交流都市 人口45,233人

登別地獄谷の雪景色と鬼花火の手筒花火が描かれています。市制施行50周年記念の2020年から、ミニバイク50cc以下100枚、90cc以下30枚、125cc以下70枚の計200枚が交付されています。

登別市は北海道中央部西側の胆振総合振興局(いぶりそうごうしんこうきょく)管内にある市です。市域北側に加車山・登別岳・来馬岳(らいばだけ)などオロフレ山系の山々があり、市域の73%が森林で、市街は沿岸部に集中しています。1869年(明治2年)に、伊達家重臣・白石城主の片倉邦憲が新政府に幌別郡の支配を命じられ、旧臣や職人がともに移住した地域です。登別温泉やカルルス温泉など温泉地として知られ、観光業(飲食・宿泊・サービス業など)が盛んです。また、道内有数の工業都市である室蘭市から市街地が続き、市街には工場も多く見られます。登別漁港の海産物、乳製品、わさび漬などを特産品としています。※JR北海道登別駅は当地の観光地の玄関口で、住居や工業の中心地及び市役所があるのは幌別駅周辺。

登別温泉は登別市登別温泉町にある温泉郷です。倶多楽湖の西麓にある地獄谷周辺にあり、日量1万トン、硫黄泉や食塩泉など9種類の泉質の温泉が湧出しています。当地を代表する観光名所で、大型のホテルを中心に温泉宿、銭湯、飲食店、土産屋などが立ち並んでいます。また、温泉街北側の大湯沼(周囲1km)は表面温度40~50度ですが、深いところでは約130度もあります。この沼からクスリサンベツ川に流れる湯を利用した天然の足湯があります。

登別マリンパークニクスは登別市東町にある水族館です。「北欧ロマンと海洋ファンタジー」をテーマにしたもので、中核となる「ニクス城」の外観はデンマークのイーエスコウ城をモデルにしたものとなっています。イルカ・アシカ・アザラシなどのショープール、ペンギン館と陸族館(爬虫類・両生類を展示)、遊園地のニクスランドなどがあります。

のぼりべつクマ牧場は登別市登別温泉町にある動物園です。登別温泉の温泉街からロープウェーが出ています。世界で初めてヒグマの集団飼育に成功し、人工繁殖や冬ごもりの実験などを行っている施設で、ヒグマの博物館とアイヌ資料館を併設しています。秋の期間中にどんぐりを持ち込むと量に応じて割引が行われる「どんぐり割引」が行われています(集めたどんぐりは飼料となる)。

カルルス温泉は登別市カルルス町にある温泉です。登別温泉の北西8kmほどの登別川沿いに「湯本オロフレ荘」、「鈴木旅館」、「山静館」、「ホテル岩井」の4軒で温泉街を形成しています。泉質は単純温泉(芒硝を多く含む)であり、登別温泉よりは肌に優しいお湯です。

登別伊達時代村は登別市中登別町にあるテーマパークです。伊達政宗統治時代の仙台藩をテーマに片倉小十郎(=片倉景綱。伊達家の重臣で、当地を開拓した片倉邦憲の祖)の屋敷が復元されています(内部は刀の展示館)。劇場では忍者・花魁・剣士といったテーマのショーが日夜行われています。また、小さいですが忍者資料館があり、忍者の道具の展示がなされています。


札幌市(さっぽろし)

令和4年8月1日交付開始予定 札幌市ホームページより

北海道札幌市 市民の力みなぎる、文化と誇りあふれる街 人口1,971,225人

中央区のさっぽろテレビ塔と市の木ライラックが描かれています。市制施行100周年記念として、2022年8月からミニバイク50cc以下を対象に600枚が交付されています。

札幌市は北海道中央西よりの石狩振興局管内にある市です(道央地方)。道庁所在地および石狩振興局所在地の政令指定都市で、10の行政区に分かれています。1868年の明治維新を契機に北海道の本府として開拓が始まり、現在では北海道全体の人口の4割弱を占める大都市になっています(全国では第4位)。もともと広い平野と豊富な水資源をもとに開拓された当地ですが、現在の産業は第三次産業が中心であり、卸売・小売業、飲食・宿泊業、その他サービス業が産業従事者の6割近くを占め、観光・商業都市の性格が強くなっています。

札幌市中央区は札幌市の中央北東寄りにあります。札幌市の都市機能の中心を担う行政と商業のまちで、JR函館本線・札沼線(学園都市線)市営地下鉄南北線と東西線の駅とバスターミナルが集中しています。とりわけJR札幌駅~すすきの駅周辺の商業地が有名で、赤レンガ造りの北海道庁旧本庁舎札幌市時計台、さっぽろテレビ塔など北海道を代表するランドマークと、すすきの周辺の歓楽街や狸小路商店街(道内最大規模のアーケード式商店街)などがあります。

サッポロガーデンパークは札幌市東区にある大型商業施設です。サッポロビール博物館、サッポロビール園(ビールとジンギスカンが食べられる、園芸店を併設)、大型ショッピングセンター アリオ札幌、日本ハムファイターズの室内練習場などがはいっています。サッポロビール博物館は製糖工場として1888年に建造されたもので、1903年から製麦工場(大麦を発芽させ麦芽を作るための工場)として稼働していました。同園南西側に「サッポロファクトリー」という大型ショッピングセンターがありますが、こちらが1989年まで「札幌第一工場」がビールを生産していた場所です。

白い恋人パークは札幌市西区にある菓子のテーマパークです。同名の菓子を製造する石屋製菓の本社所在地で「白い恋人」やバウムクーヘンの製造ライン見学、チョコレートの歴史の紹介と試食、ミニ鉄道やガリバータウンといったアトラクションやローズガーデンなどがあります。また、札幌市は特に製菓業者が集中していて、ロイズ(あいの里公園店とローズガーデンが人気)やシャトレーゼ(店舗3軒のほかガトーキングダムというリゾート地がある)、札幌千秋庵、雪印パーラーなど著名なスイーツショップがあります。

定山渓温泉(じょうざんけいおんせん)は、札幌市の面積の6割を占める南区の定山渓温泉西・東にある温泉郷です。1866年に美泉定山という曹洞宗の僧侶が当地に湯治場を作ったため「定山渓温泉」といいます。豊平川の渓流沿いにホテル・旅館など20軒以上があり、日帰り入浴を行っているものもあります。また、定山源泉公園内に足湯・手湯と温泉卵が作れる「おんたまの湯」があります。

円山公園(まるやまこうえん)は札幌市中央区の市営地下鉄東西線円山公園駅周辺にある公園です。1880年に札幌官園の樹木試験場を移設し、丸山養樹園としてひらかれたもので、その後札幌区(当時)が引き受け公園として整備されました。ホッキョクグマの飼育・繁殖で知られる札幌市円山動物園、開拓三神や間宮林蔵や岩村通俊など北海道開拓功労者を祀る北海道神宮、養樹園の名残のスギ林などがあります。また、当地の桜の名所として親しまれています。


天塩町(てしおちょう)

天塩町ホームページより

北海道天塩郡天塩町 人と自然が共生するこころ豊かで地域が輝く住みよいまち 人口2,814人

利尻富士と町の花ハマナス、牛に乗った「てしお仮面」が描かれています。2016年にミニバイク50cc以下70枚・90cc以下10枚・125cc以下10枚、ミニカー10枚、小型特殊100枚が交付されています。

https://youtu.be/HYXrUgiV9qg

天塩町は北海道北部の日本海側、留萌振興局(るもいしんこうきょく)管内にある町です。北海道の一級河川 天塩川が日本海に流れる河口のあたりに位置し、市街はこの河口部にあり、また雄信内集落は国道40号近辺に集中しています。天塩川の河口部は長大な砂嘴が発達していて、これが天然の防波堤となるため、古くからアイヌ人の泊地・交易の要衝、また明治期には木材の集積地として材木問屋が軒を連ねていたようです。現在の天塩町は酪農を基幹産業とし、漁業・林業なども行われています。とくにパンケ沼(ラムサール条約湿地)で穫れるしじみが有名で、しじみスープなどしじみの加工品やタコ、乳製品を特産品としています。

道の駅 てしおは、天塩町新開通にある国道232号天塩バイパス沿いにある小規模の道の駅です。レストラン・土産物屋・観光案内所などで構成されています。しじみのエキスを使ったラーメンや当地の生乳で作ったスムージー・ソフトクリーム、ザンギ弁当などを販売しています。また、マヨネーズ容器にはいったchuchuプリン(カスタード・チョコ)が売られています。

天塩川歴史資料館は、前述の道の駅 てしおから北東側に200mほどのところにあります。赤レンガ造りの旧町役場庁舎を改装し資料館としたもので、開拓期の仕事及び生活道具など2,000点ほどを展示・収蔵しています。かつて天塩川を往来していた長門船の模型やテシオコクジラの化石などがあります。※1900年に就航した船に「長門丸」と名付けたことが始まりで、それから天塩川を往来する船は「長門船」と呼ぶようになったようだ。

天塩温泉は天塩町サラキシの鏡沼海浜公園周辺にあり、「てしお温泉夕映」という温泉宿が出ています。「山のバケモノのおしっこ温泉」というあまりありがたくない呼び方で呼ばれることもある温泉で、アンモニア臭が強いことが特徴の温泉です(日帰り入浴あり)。ヨウ化物イオンを含むため茶褐色の湯です。

川口遺跡は天塩町川口の天塩川の砂丘上にある遺跡群です。続縄文時代(紀元前3世紀ごろ~紀元後7世紀)から擦文時代直後までの竪穴建物230軒ほどが分布しています(一部オホーツク文化のものが有る)。周辺は川口遺跡風景林として遊歩道・駐車場・案内板などが整備されています。

宇野牧場は天塩町サラキシにある酪農牧場です。150haの広大な敷地に牛100頭程度が放牧されています。ウノカフェというカフェを併設していて、ソフトクリーム、ヨーグルトなど乳製品を販売しています。


東神楽町(ひがしかぐらちょう)

東神楽町ホームページより

北海道上川郡東神楽町 すてきな笑顔と花のまち 花と夢で心をむすぶ町ひがしかぐら 人口9,945人

プレート上部に大雪山系の山並み、下部に東神楽町をイメージした花の絨毯の風景、旭川空港の飛行機のシルエットとマスコットキャラクターの「かぐらっきー」(右下)が描かれています(カラー版)。2016年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています。

東神楽町は北海道中央部の上川総合振興局管内にある町です。大雪山系の西側、北海道最大の平野である上川盆地に位置し、旭川市の市街から忠別湖まで南東側に細く伸びた町域を有しています。明治時代に西京=京都、南都=奈良、東京の他に「北京」として上川離宮を建造する予定があり、旭川市神楽町周辺とともに御料地として開拓が進んだ地域です。北海道有数の米どころまたは「花のまち」として知られる地域で、町域内に旭川空港があります。昭和50年代には5~6,000人が住んでいましたが、1995年頃から急増し現在では人口1万を超えています。米・アスパラガス・ほうれん草・みつ葉、木工家具などを特産品としています。

旭川空港は旭川市と東神楽町にまたがる特定地方管理空港です。1966年に第三種空港として供用を開始したもので、1980年に第二種空港に格上げされています。国内線(JAL・ANA・エアドゥ)旭川ー東京のほか、コロナ禍以前にはソウルや台北行きの国際線も運用されていました。現在のターミナルビルは2017年に増改築が行われたもので、北海道全域の土産物がひととおり揃っています。

アルティモール東神楽店は東神楽町ひじり野南1条にあるショッピングモールです。2015年に新興住宅地として人口増が続くひじり野地区にできたもので、スーパーに隣接して「スイートデコレーション」(家具・インテリア販売事業)をはじめ、ダイソーやくまざわ書店などとレストラン・カフェなど30ほどの店舗がはいっています。

ひがしかぐら森林公園は、東神楽町の市街から忠別川に沿って8kmほどのところにある公園です。人造湖の「東神楽遊水地」や200本ほどのエゾヤマザクラ、キャンプ場や宿泊施設、パークゴルフ場、ゴーカート・サイクルモノレール・貸しボートなどのアクティビティがあります。また、宿泊施設の森のゆ花神楽では日帰り入浴も行っています(大人700円、小人300円、幼児無料)。

義経公園は東神楽町の市街にある公園です。噴水と複合遊具のある公園で、当地の夏祭り ひがしかぐら花まつりの開催地となっています。源義経は岩手県平泉町の衣川館で自刃したとする説が一般的ですが、同公園南側に隣接する東神楽神社に「源義経がアイヌの導きで北海道に逃れ、当地の丘でアイヌと酒を酌み交わした」といった伝説が残っています。


美深町(びふかちょう)

美深町ホームページより

北海道中川郡美深町 夢いっぱい 北の大地(まち)・びふか 人口3,861人

イメージキャラクターの「美深くんと美深(みみ)ちゃん」が描かれています。2013年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

美深町は北海道中央部の上川総合振興局管内にある町です。町域は東を北見山地、西を天塩山地に挟まれた格好で、86%ほどが森林です。おおむね天塩川が形成する平野に沿って市街をなしています。1920年に下名寄村から美深町と改称し、当時は石炭の採掘がおこなれていたようです。主要な産業はサービス業など第三次産業で、農業・酪農・林業が基幹産業になっています。町域には田んぼがあり、米作りの北限となっています。キャビアやくりじゃが・くりかぼちゃ、牛肉・羊肉・羊乳など畜産物、シラカバの樹液などを特産品としています。

道の駅 びふかは美深町大手の国道40号沿いにある大規模の道の駅です。キャンプ場・チョウザメ館(ミニ水族館)・びふか温泉・パークゴルフ場などがある森林公園びふかアイランドと隣接しています。当地のくりじゃが(きたあかり)を使ったコロッケやあげいも(芋に卵・牛乳・小麦粉などを混ぜて揚げた物。見た目はサータアンダギーに似る)、羊乳が人気のようです。

トロッコ王国美深は美深町仁宇布(にうぷ)にあるテーマパーク/観光施設です。「日本一の赤字ローカル線」として知られ、1985年に廃線になった旧美幸線の線路の一部と敷地を利用したもので、エンジン付きトロッコが運行しています(自分で運転する場合は要自動車免許)。線路は往復10kmくらい(所要時間30~40分くらい)で、食堂が併設されています。

アートビレッジ恩根内(おんねない)は美深町恩根内にあるカフェ/交流施設です。旧恩根内小学校を改装したもので、カフェ・白樺材を利用した木工や陶芸の工房・ギャラリー・宿泊施設で構成されています。

美深白樺ブルワリーは美深町大通北にあるクラフトビールの醸造所です。2019年に赤レンガ造りの倉庫を改装してオープンした施設で、白樺樹液を使ったクラフトビールなどを販売しています。併設のレストランBSBではクラフトビールのほかに羊肉のソーセージやビーフシチューなどが食べられます。


原付のご当地ナンバー都道府県別目次はコチラ

青森県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【青森県編】

全47都道府県を網羅 掲載市町村区630以上


四輪自動車の地方版図柄入りナンバープレートはコチラ「地方版図柄入りナンバープレート 一覧 (四輪自動車)」または 地方版図柄入りナンバープレート 東北 (四輪自動車)

青森県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

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平川市(ひらかわし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

青森県平川市 時と水 ゆったり流れる 平川市 人口30,940人

特産品のりんごと虹がかかる盛美園が描かれています。市制施行10周年として2016年にミニバイク50cc以下500枚、90cc以下50枚、125cc以下50枚、ミニカー30枚、小型特殊車両370枚が交付されています(下一桁「4」「9」、下二桁「42」「49」は欠番)。

平川市は青森県南部の中南地域にある市です。2006年に南津軽郡尾上町・平賀町・碇ヶ関村が合併して発足しました。市域は津軽平野の一部である肥沃な平地、それをとりまく丘陵地帯と八甲田山・十和田火山群(南八甲田火山群)の山地で構成され、東部の一部が十和田八幡平国立公園(青森県・秋田県・岩手県に跨る)に指定されています。市域北西部の旧尾上町あたりに人口が集中し、市内では道路が通じていないため、旧碇ヶ関村地域が実質飛び地となっています。主な産業は農業(稲作、りんご農家が多い)と電子部品・回路などの製造業で、米「青天の霹靂」・りんご・桃・マルメロ・自然薯などを特産品としています。

盛美園(=せいびえん、国の名勝)は平川市猿賀にある日本庭園です。明治時代の1901年に開園したもので、当時流行した大石武学流庭園の最高峰といわれます。池泉廻遊式・築山式枯山水の庭園と和洋折衷の洋館「盛美館」からなり、2010年のジブリ作品「借りぐらしのアリエッティ」の世界観や、登場する屋敷などに大きな影響を与えたとされています。また、保存のため30分に一回3分のペースで公開される御宝殿(清藤氏の位牌堂、内部は金箔に覆われている)には日本最大の蒔絵があり観光名所となっています。※執筆現在(R5.1月)臨時休業中、開園は同年4月から。

道の駅 いかりがせき(愛称:津軽関の庄)は、平川市碇ヶ関にある国道7号沿いの中規模の道の駅です。レストランや農産物直売所に、関の庄温泉と温泉資料館や文化観光館(観光案内と土産物の販売)、屋内プールなどを併設した道の駅です。碇ヶ関御関所跡(津軽藩が設置していた関所。津軽三関の一つで1871年まで利用された)を敷地内に移転してあり、関所資料館を併設しています。

猿賀公園(さるかこうえん)前述の盛美園の西側にある公園で、猿賀神社の鏡ヶ池・見晴ヶ池周辺に整備されています。鏡ヶ池の蓮の花が有名で、この蓮根を使ったれんこん羊羹・れんこん最中が当地の特産品に指定されています。また、1969年に見晴ヶ池湖畔に猿賀温泉が発見されたため、市営の入浴施設があります。

渾神の清水(いがみのしつこ)は平川市唐竹の県道282号沿いにある湧水です。1985年に名水百選に選ばれています。延暦年間(782-806年)に眼病を患った坂上田村麻呂が、この清水で目を洗うとたちまち眼病が癒えたとされる水です(飲用は煮沸が必要)。

ひらかわ湯めぐり(平川市内の温泉のリンク)。平川市の温泉入浴施設は大小20箇所以上あり、市内各所に点在しているため添付しておきます。リンゴ湯があるホテルアップルランド(南田温泉)、津軽おのえ温泉(風情あるスパでサウナ2種や薬湯、レモン湯など浴槽が多彩)、道の駅 いかりがせき関の庄温泉(前述の道の駅内にある、ヒバの浴槽が自慢)あたりが日帰り入浴施設として人気です。


南部町(なんぶちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

青森県三戸郡南部町 名久井岳と馬淵川に抱かれ 自然・環境・福祉に恵まれた交流のまち 人口16,965人

「達者村」の文字と鍋条例キャラクター(毎月22日の「鍋の日」を広く浸透させるためのキャラクターで、正式名称は「町笑顔あふれる明るいコミュニケーション推進条例」といい、家庭だんらんや仲間意識を強めるための条例)が描かれています。合併10周年記念として2016年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています。

南部町(青森県)は青森県南東部の三八地域にある町で、三戸郡に属しています。2006年に旧南部町(なんぶまち)と名川町・福地村が合併してできた町です。同名の「南部町」は鳥取県西伯郡と山梨県南巨摩郡にもあり、和歌山県日高郡にも以前はありました(こちらは「みなべちょう」と読み、現在はみなべ町)。市域は八戸市の西部に隣接し、市域西部は名久井岳(なくいだけ、標高615.4m)の山地と丘陵地、おおむね町の中央を流れる馬淵川に沿って市街を形成しています。江戸時代に盛岡藩を治めた南部氏の発祥の地で、聖寿寺館(=しょうじゅじだて、国の史跡)や南部利康霊屋など南部氏ゆかりの史跡が残ります。主要な産業は農業でりんご、さくらんぼ、ゼネラル・レクラーク(西洋梨)、いちご、柿、ブルーベリーなどを特産品としています。人口の減少に伴い過疎地域に指定されています。

名川チェリーセンターは南部町虎渡の国道4号沿いにある産地直売所です(トイレ有り、食事処無し)。近くにコンビニ、洋菓子店などがあります。果物や野菜、その加工品、切り花などを主として販売しています。旧名川町は県内一のさくらんぼの産出量を誇り、周辺地域では有名なためさくらんぼの時期には混雑します。県道33号を入った周辺に名川ドライフラワーセンターというドライフラワーと押し花の工房があります。

バーデパークは、南部町苫米地(とまべち)にある温泉利用型健康増進施設です(国道4号から1kmほど県道214号を北上したあたり)。ドイツ型の温泉システムを取り入れた「バーデハウスふくち」(プール・温泉・スポーツジム・レストラン)と宿泊施設、アイススケートリンク、売店で構成されています。1992年にオープンした施設なのでやや傷んだところが目立ちますが、幼児向けから大人までの温水プールやジャグジー噴水といった水浴施設にサウナ・スチームサウナ・露天風呂等多数の浴槽を備える温浴施設と一通り揃う施設になっています。

法光寺(白華山法光寺)は南部町法光寺にある曹洞宗の寺院です。建長年間(1249-1256年)に鎌倉幕府の五代執権 北条時頼によって開基されたもので、高さ33m、縦横8mほどの木像の「承陽塔」(三重塔)は国内最大級のものとして国の文化財に登録されています。ほかに本堂の彫刻(大正~昭和時代に活躍した彫刻師 佐藤光重作)や五百羅漢など見どころがあります。

ゲストハウス繭子の宿は南部町杉沢にある民泊です。元小学校教師のオーナー運営するもので、オプションで津軽三味線や和太鼓、南部手踊り、書道などが体験できる宿として話題になっています。


藤崎町(ふじさきまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

青森県南津軽郡藤崎町 みんなで創る心豊かな優しいまち 人口14,288人

青空を背景にマスコットキャラクター「ふじ丸くん」(左)と「ジャン坊」(右)が描かれています。2018年4月2日から50cc以下のミニバイクを対象に限定300枚が交付されています。※余談だがジャン坊くんから出ている周囲の赤いものは棘ではなく湯気。

https://youtu.be/XrTEE__nO-A

藤崎町は青森県の西部にある町です(津軽弁では「ふんちゃぎ」という)。2005年に常磐村と新設合併し改めて藤崎町、2007年に旧浪岡町(現:青森市浪岡)の一部を編入して現在の町域としています。津軽平野の中央部に位置し、町域南西部で岩木川・平川・浅瀬石川が合流しています。新潟ー青森を結ぶ国道7号と弘前ー今別を結ぶ国道339号が合流するあたりで、りんごの品種「ふじ」の発祥地として知られています。町域のおよそ2/3が高地で主要な産業は農業、林業や畜産も行われています。りんご、にんにく、トマト、たまごなどを特産品とし、町内に青森県唯一のヒバ曲げ物職人が残っています(境曲物店)。

白鳥ふれあい広場は藤崎町藤崎岡本の平川の土手にあります。白鳥や鴨雁など渡り鳥の飛来地として知られる場所で、屋内で野鳥観察ができるようログハウス風の観察小屋が建っています。また、当地で行われる夏の津軽花火大会(灯籠流し)の開催地でもあります。

唐糸御前史跡公園は藤崎町藤崎にある史跡公園です。唐糸御前は鎌倉時代の第5代執権 北条時頼の寵愛を受けた才色兼備の女性で、周囲の妬みから鎌倉から当地に逃れ、暮らしていた人物です。出家して最明寺入道と名を改めた時頼が訪れると、落ちぶれて容色の失われた自身を嘆いて池に身を投げたと伝わっています。当地の藤、アヤメの名所です。

藤崎食彩テラスは藤崎町榊和田の国道7号沿いにある観光案内所・農産物直売所・レストラン・カフェが一体になった複合商業施設です(トイレ・EVあり)。2階に眺望テラスがあり、西側に岩木山が望めます。2018年にオープンした比較的新しい施設で、りんごあめやソフトクリームなどスイーツも充実しています。

はたけのゆっこは藤崎町藤崎の林檎畑のなかにある入浴施設です。内湯二つにサウナ・水風呂と木の桶の露天風呂(内湯が熱いのでぬるめ好きの方はこちらがおすすめ)を備えた浴場で、比較的新しい施設のため館内は綺麗です。ほかに喜龍温泉 玉乃湯(国道7号と339号バイパスが合流するあたり、レトロな公衆浴場、源泉ドバドバかけ流しでサウナ・水風呂有り)、西豊田温泉(藤崎老人福祉センター、イオンが近い)、ときわ温泉(ときわ老人福祉センター)があります。

ふじさき秋祭りは、当地で毎年11月に行われている米とりんごの収穫祭です。2013年にそれまで行われていた「いきいきまつり」「藤崎町文化祭」を一本化したもので、米「青天の霹靂」を使用したジャンボおにぎり作り(2015年度は10俵を使用)やジャンボアップルパイ、おにぎりの無料配布があります。


三戸町(さんのへまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

青森県三戸郡三戸町 人・自然・文化 ほんものが息づくまち 人口8,527人

左側と右下に絵本作家・漫画家で三戸町名誉市民 馬場のぼるさんの代表作「11ぴきのねこ」(こぐま社)のイラスト、下部に「11ぴきのねこのまち」の文字が描かれています。2013年に50cc以下のミニバイクを対象に交付され、2017年には対象を増やしてミニバイク50cc以下~125cc以下とミニカー・小型特殊が対象となっています(桃色プレートは文字部分が白字になる)。

三戸町は青森県南東部の三八地域にある町で、三戸郡に属しています。東西に長く伸びる「つ」の字型の町域をなし、中心市街は、東側に隣接する南部町内の青い森鉄道三戸駅周辺になります。戦国時代に築かれた三戸城の城下町として栄えた地域です。主要な産業は農業・林業と商業で、農業は水稲よりも野菜・果樹・畜産に寄っています。また、工芸作物として葉たばこが生産されています。黒にんにくやりんご・ぶどう・ジョミ(ガマズミ)・梅といったフルーツの加工品を特産品としています。1955年の17,764人をピークにずっと人口減少が続いています。

道の駅 さんのへは、三戸町川守田にある国道4号三戸バイパス沿いの小規模の道の駅です。売店と食堂を兼ねるふれあいハウスとSAN-SUN産直ひろばがあります。11ぴきのねこグッズも販売しています。

三戸城跡城山公園は、三戸町梅内にある公園(国の史跡)です。三戸城は1539年に陸奥国の戦国大名 南部晴政によって築かれた連郭式山城です。馬渕川と熊原川の河岸段丘の上に築かれて、両河川を天然の水堀としています(比高90m)。その後奥州仕置軍を率いた蒲生氏郷らによって石垣を備える近世城郭として普請されました。桜の名所として広く県内に知られるほか、天守風の外観の三戸城温故館(町立の歴史民俗資料館。史実に基づいていないため、国から将来的な撤去を求められている)があります。

まける市(まける日)とは毎年2月上旬に行われる伝統行事で、「安くする」「おまけをする」といった意味があります。旧正月を祝う行事で江戸時代から続いています。現在は三戸町七戸町、五戸町、黒石市(マッコ市)などで行われています。地域によりますが値引きや大売り出し、餅まき、えんぶり(その年の豊作を予め祝う伝統芸能)や獅子舞などが行われます。

三戸大神宮は三戸町同心町にある神社です。1570年に南部中興ので、第26代の南部信直が伊勢神宮の分霊を著木山山頂に勧請したもので、1629年に参拝しやすいように現在地に移っています。「神明様」「東北のお伊勢様」と呼ばれて親しまれている神社で、「みこにゃん」と「キャサリン」というオリジナルキャラクターがいます。拝殿正面の扉と石段の灯籠にステンドグラスが嵌め込まれています。


鶴田町(つるたまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

青森県北津軽郡鶴田町 鶴と国際交流の里 人口12,074人

岩木山を背景に、三連太鼓橋としては日本一長い鶴の舞橋とマスコットキャラクターの「つるりん」が描かれています。2014年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています。

https://youtu.be/pBCs9O03wh0

鶴田町は青森県西部にある町で、津軽郡に属しています。岩木川流域に広がる津軽平野に位置し、山林はほとんどありません。町域西側に廻堰大溜池(津軽富士見湖、ため池百選)があり、ガン・カモ・白鳥など渡り鳥の飛来地として知られています。慶長年間の津軽藩の開拓事業に伴い、開拓村として発達した地域です。稲作とりんご・ぶどうを主とする果樹作が主要な産業で、とくにぶどうの品種「スチューベン」において日本一の生産量を誇ります。かつては多くの鶴が飛来したため「鶴田」の名が付いたといいますが、郷土史で推測がされるのみで確証はありません。また、「禿の光は平和の光 暗い世の中 明るく照らす」をスローガンとする、ツル多はげます会(NPO法人)が活動しています。「朝ごはん条例」という朝から米食を勧める条例があります(なので、学校給食は全て米飯)。

道の駅 つるた 鶴の里あるじゃは、鶴田町境里見にある国道339号沿いの中規模の道の駅です。産直・観光案内所、中華レストラン、駅カフェ「あるあん」(ベーカリー・カフェ)で構成されています。「あるあん」のびっくりパンという巨大なパン(筆者注:普通に売られているパンがすでに巨大、びっくりシリーズはさらに大きい)のシリーズや産直のフルーツの加工品が人気です。

富士見湖パークは廻堰大溜池周辺にある面積12.4haの公園です。全長300mの木造橋、鶴の舞橋がシンボルの公園で、ローラー滑り台やアスレチックなど遊具、バーベキュー施設、売店や野外ステージなどがはいっています。鶴の舞橋を渡った対岸には丹頂鶴自然公園(丹頂鶴のつがいが飼育されている)とふるさと館(茅葺きの古民家)があります。※執筆現在(R5.1月)はコロナ禍による利用休止区画が大きい。

鶴田町歴史文化伝承館(旧水元小学校)は鶴田町廻堰にある博物館です。1936年に建造された水元小学校の木造校舎を残したもので、内部は鶴田町の歴史や文化に関する展示室となっています(入館無料)。

鶴田八幡宮はJR五能線陸奥鶴田駅から南南西に300mくらいのところにある神社です。当地の商店街に隣接していて、縁結びの神様として親しまれています。また、フォトスポットとして闇龗神社(くらおかみじんじゃ)の弥生画(種子を額縁に貼り付けて描く穀物アート)も人気があります。


八戸市(はちのへし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

青森県八戸市 海と大地が響きあう北の中核都市 人口231,300人

ウミネコと三陸復興国立公園・種差海岸、蕪島神社が描かれています。2014年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(末尾「4」と「9」、下二桁「42」は欠番)。

八戸市は青森県南東部沿岸にある市です。中核市に指定されており、青森市・弘前市とともに青森県主要三都市の一角となっています。2005年に南郷村(ジャズと蕎麦で知られる)を編入し、現在の市域としています。市域は西の奥羽山脈と南側の岩手県境から丘陵地が連なり、北ないし東にむかって低地となっていきます。水産と工業を背景に発達した地域であり、八戸港を主として6つの漁港と八戸グリーンハイテクランド、八戸第二臨海工業団地といった工業団地を有しています。北東北に位置しながら、日照時間が長く晴れの日が多いことが特徴です。イカ・サバなど海産物とその加工品、南部裂織、食用菊・干し菊(おひたしの他、汁や鍋に入れて食す。ジャムやサイダーも有り)などを特産品としています。

八食センターは八戸市河原木にある食品市場です。商業施設面積7,000㎡、店舗数67と大型の商業施設で、海産物を主として珍味・土産物などを販売しています。1980年に開業し、2006年には全国B-1グランプリの会場になりました。現在でも八食フリーサマーライブが行われるなど当地のシンボル的施設です。

蕪島は八戸市鮫町にある島(国の天然記念物、三陸復興国立公園に指定)です。1942年に旧海軍により2年がかりで埋め立てが行われ、現在では本土と陸続きになっています。ウミネコの繁殖地として有名で、小高い丘の上に蕪嶋神社が建っています(2015年に火災で焼失したが、2019年に再建された)。「蕪」と「株」の読みが同じことから「株が上がる」、開運の神社として知られています。

舘鼻岸壁朝市(たてはながんぺきあさいち)は、八戸市新湊3丁目舘鼻岸壁で3月~12月に行われる日曜日の朝市です。300店舗以上の店舗が出る全国最大規模の巨大市で、毎週3万人以上が訪れる当地の観光名所です。海鮮だけでなく野菜の直売、せんべい汁・馬肉鍋などの鍋屋、パン屋やたいやき屋なども出ています。

道の駅 なんごう(青森県)は県道42号沿いにある中規模の道の駅です(駐車場は隣接するカッコーの森エコーランドのものも使える)。カッコーの森エコーランド(総合運動公園、南郷サマージャズフェスティバルの会場)に隣接しています。そばやブルーベリーが人気です。

八戸公園(こどもの国・八戸植物園)は八戸市十日市小山・松舘にある総合公園です。1981年に開園し、2005年から三八五流通が指定管理者になっています。面積は37haで植物園・動物園・遊園地・キャンプ場・芝生広場・日本庭園などがはいっています。家族連れで楽しむレジャー施設として親しまれているほか、桜の名所でもあります(市内だと三八城公園も有名)。当地は縄文時代の遺跡の宝庫であるため、縄文式土偶の親子像が建っています。

根城(ねじょう)は八戸市根城の馬渕川南岸にある史跡です。建武元年(1334年)に南朝方の武将 南部師行(なんぶもろゆき)によって築かれた平山城で、廃城となる1627年までの約300年間根城南部氏の拠点となっていました。土塁・井戸などが遺構として残るほか、主殿や鍛冶工房、門などが再建されています。周辺は根城の広場(公園)として整備されていて、八戸市博物館があります。


つがる市

出典元「日経研調べ ご当地プレート

青森県つがる市 新田の歴史が彩る日本のふるさと 人口30,185人

岩木山の麓に広がる田園風景を背景に、マスコットキャラクター「つがーるちゃん」と遮光器土偶が描かれています。合併10周年記念として、2015年にミニバイク50cc以下500枚、90cc以下50枚、125cc以下50枚、小型特殊車両300枚が交付されています。

つがる市は青森県西部にある市です。2005年に西津軽郡木造町・森田村・柏村・稲垣町・車力村が合併して現在のつがる市となっています。東は岩木川、西は日本海に面し、町域南東部の旧木造町と柏村辺りが中心市街です。南北50km、東西5~20kmの広さの津軽平野の西側に位置し、広さ23haのベンセ湿原(国定公園)があります。海岸は28kmの長さの砂浜でこれに屏風岩と呼ばれる丘陵地が並走しています。主要な産業は農林業、卸売・小売業で、人口減少に伴い、第一次産業・第二次産業従事者ともに減少、第三次産業も医療・福祉以外は従事者数が伸び悩むなど、典型体的な過疎の傾向を示しています。りんご・スイカ・メロン・長芋などを特産品としています。町域中央北よりに亀ヶ岡石器時代遺跡があり、五能線木造駅は巨大な遮光器土偶を象ったものです(「しゃこちゃん」と呼ばれている。以前は電車が到着するたびに目からビームを放っていたが、子供が怯えるのでやめた)。

道の駅もりた(愛称:アーストップ)は、つがる市森田町床舞(とこまい)にある国道101号沿いの小規模の道の駅です。レストラン・近隣の地酒を扱う酒屋「弥三郎」、農産物・菓子や工芸品などの直売所「おらほのめへ」(JAの直売所)などがあります。また、旧増田家住宅母屋(古民家)内は蕎麦屋になっています。

高山稲荷神社はつがる市牛潟町にある神社です(創建年代不詳、鎌倉~室町時代とされる)。社伝によると、赤穂藩が江戸城中の刃傷事件で取り潰された際、忠臣蔵四十七士の生き残り 寺坂三五郎が赤穂城内の稲荷を幕府を憚りつつ当地にもたらしたとされています。千本鳥居で有名な神社で、明治時代に多くの狐像が持ち込まれています(今でも「お狐様の終の棲家」として知られ、狐像を持ってくる人がいるようだ)。

つがる地球村はつがる市森田町床舞にある複合リゾート施設です。イベント会場・テニスコートなどスポーツ施設・キャンプ場・温泉と宿泊施設・レストラン・子供のための遊具(滑り台の傾斜がほぼフリーフォール)・売店などがはいっています。※温泉はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉で、入浴料:12歳以上450円、6~12歳未満150円、幼児60円。源泉かけ流し、サウナ・露天風呂も有り。

村おこし拠点館フラットはつがる市豊富町にある商業施設です。地元の農家85名で構成される「車力物産友の会」が運営する道の駅的施設で、物産直売所・食堂・観光案内・ガラス製品の製作体験室などで構成されています。七里長浜の砂から作る「しゃりきびいどろ」というモスグリーンのガラス製品が販売されています。

亀ヶ岡石器時代遺跡(世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」)はつがる市木造(きづくり)にあります。左足を欠いた遮光器土偶(国の重要文化財)が出土したことで知られ、その土偶は現在東京国立博物館に展示されています。津軽藩二代目の津軽信枚(のぶひら)がこの地に城を築こうとしたところ土偶や土器が出土し、発見された遺跡です。案内所があるほか、周辺の大溜池の畔に亀ヶ岡考古資料室があります(入館料:一般200円、高校・大学生100円、小中学生50円)。


十和田市(とわだし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

青森県十和田市 感動・創造都市 ~人が輝き自然が輝きまちの個性が輝く理想郷~ 人口59,201人

十和田湖と湖畔にある高村光太郎作のブロンズ像「乙女の像」が描かれています。市制施行10周年記念として2015年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカーを対象に交付されています(下一桁「4」「9」と下二桁「42」は欠番)。

十和田市は青森県の中央から東寄りにある市です(南部地方、上北地域)。2005年に旧十和田市と十和田湖町が新設合併して現在の市域としています。県内4位の人口を有し、上北地域の中心都市となっています。古くは三本木原と呼ばれる不毛の原野で、江戸時代末期に新渡戸傳(にとべつとう、新渡戸稲造の祖父)によって開拓され、その後の明治時代に渋沢農場が拓かれました。現在の十和田市は十和田湖、奥入瀬渓流といった景勝地で知られ、市域西側は十和田八幡平国立公園となっています。主要な産業は農業で、豚・肉用牛の畜産が産出額の多くを占めます。また、にんにくは日本一の生産量を誇っています。近年は「アートによる街づくり」を掲げ、街全体を美術館に見立てて数々のアート作品が展示されています。中心市街の稲生町には東北有数のアーケードを誇る商店街がありますが、店舗数の減少が続いています。

十和田市現代美術館は十和田市西二番町にある現代美術を専門とする美術館です。2008年に開館したもので、国内外で活躍するアーティスト33組による38の常設展示があります(草間彌生、オノ・ヨーコ、ロン・ミュエクなど)。「arts Towada計画」を掲げる市のシンボルでもあり、当地のアートを通じたまちづくりに影響を与えています。野外展示として美術館前にアート広場があり、商店街や官庁通り(当地のシンボルロード、桜の名所)にも作品があります。

十和田湖は十和田市と秋田県小坂町に跨る湖です。約20万年前に始まった火山活動によってできたカルデラ湖で、最深部は326.8mと日本の湖では第3位になります。西側一帯(秋田県内)は日本で唯一湖を登録したみなとオアシスで、ホテルやペンションがある観光拠点、東岸には十和田湖から流れ出る奥入瀬川の渓谷があります。また、南岸の湖に突き出たところに十和田神社(スサノオ、ヤマトタケルを祀る。廃仏毀釈運動まで十湾寺として熊野修験の巡礼地であった)があります。

道の駅 とわだ(愛称:とわだぴあ)は、十和田市伝法にある国道4号十和田バイパスの中~大規模の道の駅です。センターハウス(特産品PRコーナー、レストラン・軽食)、場外馬券売場、匠工房(南部裂織や農産物加工体験、ジェラート屋)、多目的広場で構成されています。産直は黒にんにくやダチョウの刺し身が人気のようです。

道の駅 奥入瀬(=おいらせ、奥入瀬ろまんパーク)は、十和田市奥瀬にある国道102号の大規模の道の駅です。物産館、親水公園、野外ステージ、地ビール工場&レストラン、あら、りんご。ファクトリー(りんごを使ったスイーツ、カフェ)、観光案内所などで構成され、敷地内に売店やキッチンカーが出ています。国道102号沿いに奥入瀬川を遡っていくと、奥入瀬渓流温泉(旧十和田湖温泉郷)に出ます。

十和田市馬事公苑駒っこランドは十和田市深持にある公園・「馬のテーマパーク」です。乗馬体験や馬とふれあえる駒っこ牧場、称徳館(馬の文化資料館)、交流館(軽食有り)、展望台、ローラーすべり台で構成されています。称徳館と乗馬・引き馬体験は有料がですが、入園は無料です。

手づくり村鯉艸郷(りそうきょう)は十和田市深持にある公園・フラワーガーデンです。花しょうぶ園を中心とした施設で、芍薬・アジサイ・ルピナス・山野草などの花、水車小屋や鯉のいる池を遊歩道で繋いでいます。そば打ちやピザ焼き体験、ジュンサイの摘み取り体験など各種体験を行っています。また同園のシンボル「鯉艸亭」は茅葺きの古民家を移築・復元したもので、中でそばやわっぱとりめしが食べられます。


弘前市(ひろさきし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

青森県弘前市 お城と、さくらと、りんごのまち 人口164,076人

弘前公園の桜とマスコットキャラクター「たか丸くん」が描かれています。合併10周年記念として、2015年からミニバイク50cc以下800枚、90cc以下100枚、125cc以下100枚の計1,000枚が交付されました(下一桁「4」「9」、下二桁「42」は欠番)。

弘前市は青森県の西部にある市です。県内では人口3位を誇る市で、津軽地方の中心都市となっています。2006年に旧弘前市・中津軽郡岩木町・相馬村が新設合併し、現在の市域としています。北西部には岩木山とこれに連なる山田野台地、南部には白神山地と大鰐山地があり、おおむね平川と岩木川に挟まれた三角形の低地に市街を成しています。江戸時代初期に築かれた弘前城の城下町として発達した地域です。全国一のりんごの生産地(全国シェアの2割程度)、または弘前ねぷたまつり(重要無形民俗文化財、弘前四代まつりの一つ)で知られています。産業は医療・福祉>卸売・小売>農業・林業の順で就業者が多く、観光業も盛んですが、全体的な人口減に伴い、主要な産業でも事業所・従事者数の減少がみられます。

弘前城(鷹岡城、高岡城)は弘前市下白銀町にある史跡で、弘前駅(JR・弘南鉄道)から北西の方角にあります。1611年に津軽為信・信枚によって築城されたもので、明治維新で廃城となるまで津軽氏の居城、また津軽地方の政治経済の中心でした。6つの郭から構成された梯郭式平山城であり、築城当時のものとは異なりますが、現存天守12城の一つとされます。周辺は弘前公園として整備され、桜2,600本の花見の名所とされるほか市立博物館、弘前城植物園があります。また、近隣にいくつかの武家屋敷が残っています。

津軽藩ねぷた村は、弘前城の北東側にある弘前ねぷたをテーマにした観光施設です。ねぷたの常設展示館、津軽三味線の生演奏を聞くことのできる「山絃堂」や、金魚ねぷたや津軽焼の絵付けなどを体験することができる「津軽蔵工房たくみ」、売店やJAの直売所があります。また、「揚亀園(ようきえん)」という国の登録記念物に指定されている日本庭園があります。

弘前市りんご公園は弘前市清水富田にある公園です。約9.7haの敷地に80種2,300本ほどのりんごが植えられていて、8月上旬~11月上旬はりんごの収穫体験ができます。園内には展望台のほか、弘前シードル工房kimoriや旧小山内家住宅、物産館、カフェ、遊具などがあります。

藤田記念庭園は弘前城の南西側にある日本庭園です(面積2.18ha)。日本商工会議所会頭も努めた実業家・政治家 藤田謙一が、1919年に東京から庭師を招き別邸として造らせたもので、国の登録有形文化財になっています。建築物の見学も可能で、2階建ての洋館は「大正浪漫喫茶室」というカフェ、倉庫は市内の出土品を集めた考古館になっています。

道の駅 ひろさき(愛称:サンフェスタいしかわ)は国道7号沿い小規模の道の駅です。1995年にJA津軽石川(現:JA津軽みらい)の直売所として開設されたもので、東北自動車道大鰐弘前ICからも近くにあります。りんごとその加工品、とうふかまぼこ「すいもの」、寄せ豆腐、大鰐温泉もやしなどが人気のようです。近くの平川市側に「天然温泉 花の湯」という入浴施設があります。


三沢市(みさわし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

青森県三沢市 人とまちみんなで創る国際文化都市 人口38,138人

太平洋無着陸横断飛行に成功した「ミス・ビードル号」と太平洋の航路が描かれています。2011年から50cc以下のミニバイクを対象に交付されています。

三沢市は青森県東部の上北地域にある市です。東は太平洋、西を小川原湖(=おがわらこ。水産資源が多いことから「宝沼」とも)に挟まれた南北に長い市域を有しています。小川原湖の南東側に在日米軍および航空自衛隊三沢基地があり、1万人ほどのアメリカ人が住んでいるので人口の20%ほどがアメリカ人という計算になります。主要な産業は商業で、基地に大きく依存しています。ごぼうや長芋、三沢漁港で水揚げされるイカやホッキ貝などを特産品としています。

小川原湖は青森県上北郡東北町にある汽水湖で、東側の湖畔が三沢市との境界になっています。青森県最大の湖で、全国では11番目の広さです。東岸の三沢市側に三沢市民の森(公園)があります。同公園は129haの広大なもので、陸上競技場やテニスコートなど運動施設のほか、寺山修司記念館、歴史民俗資料館、温泉浴場、宿泊施設、キャンプ場を備えています。

青森県立三沢航空科学館は三沢市北山の大空ひろばにある博物館です。2003年に開館したもので、館内は航空・宇宙・科学のテーマに分かれています。航空ゾーンには日本エアコミューターで使用されていたYS-11やミス・ビードル号のレプリカ、ホンダジェットなどの展示があります。また、屋外の大空ひろばには米軍や自衛隊から借り受けているF-16やT-2「ブルーインパルス仕様」が展示されています。

古牧温泉(こまきおんせん)は、三沢市と六戸町にまたがる22万坪の敷地を有する温泉です(アルカリ性単純泉)。2004年に経営破綻をし、現在では「星野リゾート青森屋」という名称になっています。古牧温泉渋沢公園という広大な公園が付属していて、古民家や足湯などがあります(旧渋沢邸はもともとあった東京都江東区に移築された)。その他、市内には10箇所ほど温泉の入浴施設があります(全体に平均的な銭湯より施設が良く、安価)。

道の駅 みさわ(くれ馬ぱ~く)は、三沢市谷地頭の県道170号沿いの中規模の道の駅です(斗南藩記念観光村内)。レストランや土産屋など通常の施設のほか、ゴーカート場・パークゴルフ場・馬のいる牧場、先人記念館などが併設されています。日米合作のご当地バーガー「エアフォースバーガー」やしじみラーメンなどが食べられます(バーガーは自分で挟むタイプ)。


おいらせ町(おいらせちょう)

おいらせ町ホームページより

青森県上北郡おいらせ町 奥入瀬川の恵みと笑顔あふれるまち 奥入瀬の清流にはぐくまれた田園定住都市 人口24,288人

山と川を背景に、鮭に乗ったイメージキャラクター「おいらくん」が描かれています(カラー版)。2017年から50cc以下のミニバイクを対象に交付されています。

https://youtu.be/NT1mWT2daNA

おいらせ町は青森県東部の南部地域(上北・三八の両地域に含まれる)にある町です。2006年に上北郡下田町・百石町(ももいしまち)が合併したもので、もともと六戸町を含んで「おいらせ市」とする予定でしたが、同町が離脱したため「おいらせ町」として発足しています。秋田県と青森県にまたがる十和田湖を源流とする奥入瀬川(おいらせがわ)が太平洋に注ぐあたりで、町域は西側の丘陵地から東の太平洋まで緩やかに傾斜しています。山林は少なく、耕地が多いのが特徴で、米や野菜などを生産する農業や漁業、製造業、商業などがバランスよく行われています。大根や人参、おっぱいいちご・メロン、鮭、地酒などを特産品としています。

日本一の自由の女神像はおいらせ町いちょう公園内にある像です。アメリカ合衆国ニューヨークと百石町(当時)が同じ緯度40度40分にあることにちなみ、1990年に本家の1/4サイズで造られたFRP製の像です。当地のシンボル的存在で愛称を「ももちゃん」というようです。夜間はライトアップされています。

観光農園アグリの里おいらせはおいらせ町向山東にある観光農園です。観光いちご園、温泉熱を利用した熱帯果樹園、工房あぐりの里、天然温泉の足湯、売店やレストランなどがあるほか、ヤギやうさぎ、ポニーなどの動物が飼育されています。熱帯果樹の栽培では本州最北の施設です。また、南西側400mくらいのところにカワヨグリーン牧場という観光牧場(羊の餌やりができる。レストランや軽食など併設。キャンプ・バーベキュー施設あり)があります。

大山将棋記念館はおいらせ町下前田にある博物館です。戦後の将棋界をリードし、史上最年少名人、永世名人(十五世名人)、また将棋界では初の文化功労者に選ばれた大山康晴の記念館で、旧百石町は同氏から「第二の故郷」と呼ばれるほどの深い交流があったようです(出生地ではない)。内部は将棋ラウンジや資料展示、兄弟子升田幸三との対決を再現した「高野山の決戦」シアターがあります。隣接するみなくる館で毎年8月においらせ全国将棋祭りが開かれています。また、北側に根岸の大いちょうという県の天然記念物があります(樹齢1100年以上)。

スズキ理容(ガンダムカット、ヘアーサロンスズキ)はおいらせ町一川目の国道338号沿いにある理容室です。通常は観光で訪れるような場所ではないですが、店主が作ったガンダムやエヴァンゲリオンなどのロボットの模型(高さ3m~6mほど、プラモからおこした精巧な作り)が並んでおり、当地のB級観光スポットになっています。


西目屋村(にしめやむら)

西目屋村ホームページより

青森県中津軽郡西目屋村 世界遺産と水源の里 人口1,203人

「世界遺産と水源の里」の文字、白神山地と津軽ダムが描かれています(カラー版)。2017年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

西目屋村は青森県南西部津軽地方(中南地域)にある村です。中津軽郡に属していて、現在では同郡の唯一の自治体です(1群1村)。弘前市と境を接する以外は周囲を1000m級の山々で囲まれており、村域の93%が森林(そのうち91%が国有林)となっています。津軽穀倉地帯を流れる岩木川の水源、また青森県と秋田県にまたがる白神山地(ユネスコ世界遺産)で知られる地域です。米とりんごを主とする農業、林業、建設業が盛んで、観光客向けのサービス業や宿泊業も行われています。りんご、山菜やきのこ、はちみつ、そばなどを特産品としています。

道の駅 津軽白神は、県道28号岩崎西目屋弘前線(白神ライン)沿いにある小規模の道の駅です。物産センター「ビーチにしめや」と津軽白神インフォメーションセンター、カフェやレストラン、アウトドア用品店、食品加工の工房(そば打ち体験可)などがはいっています。コーヒーの販売を行う白神焙煎舎に焙煎工場があり、淹れ方や焙煎の体験も行っています。

乳穂ヶ滝(におがたき)は西目屋村田代にある滝です。高さ33mの滝であり、滝の裏側の自然洞窟には不動尊が祀られています。寒さの厳しい年には結氷することがあり、毎年2月に乳穂ヶ滝氷祭りとして結氷した滝の太さや形状で米の豊凶を占ったり、火渡り神事などが行われています。

白神山地ビジターセンターは前述道の駅 津軽白神周辺にある施設で、白神山地の生態系やブナ林と人間の生活との関わりなどを紹介、トレッキングコースの案内などをしています(入館・駐車無料)。有料ですがシアターがあり、約33分の迫力ある映像で白神山地の見どころや、四季折々の姿などを上映しています(大人200円、中学生以下100円)。周辺にブナの里白神館という温泉宿があり、日帰り入浴も行っています。

暗門滝(あんもんのたき)は西目屋村川原平(かわらたい)にある滝です。高さ42mの第一の滝、37mの第二の滝、26mの第三の滝の3つの滝で構成されています(第一の滝はガイド同行時のみ通行可、ヘルメット着用)。アクアグリーンビレッジANMONという観光宿泊施設が観光拠点となっています(キャンプサイト・人工温泉の入浴施設有り)。

津軽ダムは岩木川上流にある高さ97.2mの重力式コンクリートダムです。同河川の治水・及び流域の灌漑、水道供給と水力発電を目的として2017年に造られたものです。ダムによって形成される湖は「津軽白神湖」(旧美山湖)と新たに命名され、1960年に造られた目屋ダムは湖内に水没しています。湖面を観光用の水陸両用バスが走り(大人2500円とお高い)、平日のみですがダム堤体内の見学もできます。


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