原付・小型バイクのご当地ナンバー
【千葉県編】
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千葉県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。
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大多喜町(おおたきまち)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県夷隅郡大多喜町 城と渓谷の町 人口8,982人
地元の観光名所 大多喜城と養老渓谷の栗又の滝をデザインしたものです。2017年から50cc以下の白ナンバーを対象にの交付されています。
大多喜町は房総半島の南東部にある町で、千葉県下最大の町域を有しています。7割程度が森林であるため、中心駅であるいすみ鉄道大多喜駅周辺をはじめ各駅周辺に市街が発達していますが、大きなものではありません。養老渓谷温泉など観光産業を中心に、稲作や林業が行われるほか、日本で初めて天然ガス事業を行った大多喜天然瓦斯株式会社(現関東天然瓦斯開発、本社茂原市)が創業した地でもあります。1947年をピーク(人口2万超)に人口減少に歯止めがかかっておらず、消滅の可能性が指摘されています。
大多喜城は、1521年に真里谷信清が築いた小田喜城をもとに改修を加えられた城で、里見氏が上総国を没収された後に徳川四天王の一人 本多忠勝の居城となりました。再建された(あるいはもともと実在しなかったか)天守の内部は千葉県立中央博物館大多喜城分館になっています。隣接する千葉県立大多喜高校の敷地内に門や大井戸(周囲17m、深さ20m)があります。近くにメキシコ通りという通りがあり、1609年に難破したドン・ロドリゴ総督一行を時の城主 本多忠朝(忠勝の弟)が歓待したことに由来しています。大多喜町は現在も町としてメキシコのクエルナバカ市と姉妹都市関係にあります。
養老渓谷は大多喜町栗又~市原市朝生原を流れる養老川の渓谷です。紅葉や滝、温泉で有名な観光地で土産屋や旅館が並び、当地の主要な観光地となっています。滝見苑けんこう村 ごりやくの湯という入浴施設ができています。
向山・共栄トンネル(素掘り二層式トンネル)は養老渓谷の温泉街葛藤のあたりにあります。写真に撮ると蛍光灯の波長の関係で、壁面が緑色に染まって見えるということから、千葉県の名物的存在である素掘りトンネルの中でも人気の高いトンネルです。
道の駅たけゆらの里おおたきは国道297号沿いにある中規模の道の駅です。当地の特産品としてたけのこ・イノシシ肉・地場産野菜・乳製品等を扱っています。イノシシの子どもを模したうり坊まんはイノシシ肉を使った肉まん、ピンクのうり姫まんがあん饅です。
チーズ工房 千は大多喜町馬場内にある古民家を改装したもので、オンライン販売のほかは月に一日(第一日曜)のみ販売を行っています。農林水産大臣賞を受賞した職人がチーズを作っていて、新聞・テレビでも取り上げられるなど有名な工房です。
柏市(かしわし)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県柏市 みんなでつくる安心、希望、支え合いのまち 人口414,000人
サッカーJリーグのクラブチーム「柏レイソル」のキャラクター「レイくん」が描かれています。2017年から50cc以下の白ナンバーを対象に交付されています。
柏市は千葉県の北西部にある市で県下5位の人口を有し、中核市・業務核都市に指定されています。1960年代から首都圏のベッドタウンとして開発がすすみ、現在も安定した成長を見せています。JR常磐線・東武野田線の柏駅はつくばエキスプレスが開業するまで長らく県下一位の乗降客数を誇り、周辺には大規模な商圏が形成されています。市域の1/4程度が農地で、日本で初めてチンゲンサイが栽培されるなど畑作・果樹作が盛んに行われますが、後継者不足で農業全体は衰退傾向にあります。
柏駅周辺は一大商業地となっていて、西側には当地のシンボル的存在である柏高島屋ステーションモール(映画館併設)、東側には約1.5kmにわたりレイソルロードという道が日立フロンテアスタジアムまで伸びています。駅周辺にある柏神社は、山形県出羽三山の月山・湯殿山・出羽の三社と京都祇園の八坂神社を合祀する神社です。
柏の葉はもともと柏通信所(キャンプ・トムリンソン)の跡地を再開発した地域です。1979年に全面返還された土地は、柏の葉公園を中心に東京大学柏キャンパスや千葉大学柏の葉キャンパス、国立がん研究センター東病院など公の施設が集まるエリアになっています。
あけぼの山公園とあけぼの山農業公園(前者は市の公園緑地課、後者は農政課が担当)は市の北部にある風致公園です。あけぼの山(さくら山)を中心としたあけぼの山公園に市民農園や果樹園、体験農園などのあけぼの山農業公園が一体となっています。千葉屈指の桜の名所ですが、チューリップやひまわりでも有名です。
東海寺(布施弁天)は関東三大弁天のひとつで、807年に空海が嵯峨天皇の勅願により創建したとされる真言宗豊山派の寺院です。かつては利根川の水運が発達していたことから参詣者が多く、数多くの茶屋がひしめいていたといわれています(なお、たくあん漬けは品川区の東海寺)。上記あけぼの山公園の北側にあり、同公園の一角は、元はこの寺院が所有していたものです。
下総航空基地(しもふさこうくうきち)は柏市・鎌ヶ谷市にまたがって位置する海上自衛隊の基地です。秋に基地開設記念行事として展示飛行や航空機の展示が行われるほか、随時見学ツアーを受け付けています。
柏まつりは柏駅周辺で7月下旬に行われる祭りで、毎年70万人の人出がある千葉有数の祭りです。平成6年から柏ねぶたが行われて好評を博していましたが、2019年を最後に廃止となっています。
習志野市(ならしのし)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県習志野市 あしたのハーモニーが響くまち 人口167,900人
ご当地キャラクターの「ナラシド」が描かれたナンバープレートです。2017年から50cc以下の白ナンバーを対象に交付されています。
習志野市は千葉県の北西部に位置する市です。「習志野」とは現在の船橋市二宮町あたりから広がっていった広域地名で、明治時代に陸軍の演習場が置かれていた習志野原に由来します。現在の習志野市は首都圏まで20~30分のベッドタウン、または文教地区や商業地区として知られています。埋立地の臨海側は団地と流通関連の企業所有地、内陸の東側は内陸型工業が発達しています。農業はわずかに行われるのみです。
習志野市津田沼はJR総武本線津田沼駅、新京成線新津田沼駅、京成本線京成津田沼駅と駅が密集する地域で、関東有数の繁華街が形成されています。1970年代に西友・パルコ・高島屋・ダイエー・イトーヨーカ堂が出揃い、以前は「津田沼戦争」と呼ばれる商戦が繰り広げられた地域で、現在も様々な業種の店舗が目まぐるしく入れ替わっています。なんでも揃いますが、書店が充実している印象です。駅から徒歩7分ほどの菊田神社は、810年に創建されたとされる旧久々田村の産土神です。
谷津バラ園は市営のバラ園で、元は京成電鉄が運営する谷津遊園という海水浴・潮干狩りができる海辺の遊園地のうち、一施設が残ったものです。800種7,500株ほどのバラが整然と咲き、春・秋に大勢の観覧者を集めます。また、「巨人軍発祥の地」の碑があります。
ル・パティシエ ヨコヤマはTVチャンピオン(東京テレビ)のケーキ職人選手権を3連覇したことで知られるシェフ横山知之氏の洋菓子店です。市内に谷津店・京成大久保店があります。
谷津干潟はラムサール条約登録地、日本の重要湿地500指定地に含まれる干潟で、前述のバラ園や市立谷津南小学校の南側に広がっています。国が所有していたために1960年から70年代にかけて行われた埋め立てを免れて残ったという経緯から、造成地の中にポツンと残る長方形の干潟となっています。東京湾に飛来するシギやチドリ類などの重要な生息地になっていて、自然観察会などがおこなわれています。
習志野市東習志野には1915-1920年の間、ドイツ兵1,000人ほどを収容する習志野捕虜収容所が置かれていたため、国内のソーセージ製造の発祥地になっています。当時のレシピをもとに製造されるソーセージは「習志野ソーセージ」という地域ブランドになっています。
野田市(のだし)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県野田市 市民が創るふれあいのまち野田-活力とみどりゆたかな文化福祉都市 人口153,600人
まめバスと清水公園の桜、コウノトリが描かれています。野田市章の「の」(コウノトリの目や桜部)やアルファベットのNODA(プレート左下部)もはいったデザインです。2017年に50cc以下~125ccまで3種が交付され、交付終了しています。
野田市は2003年に関宿町を編入合併したため、千葉県北西端の自治体になっています。利根川と江戸川に挟まれた細長い市域を有し、西は埼玉県、東は茨城県に挟まれた格好です。キッコーマンとキノエネ醤油(白醤油部門最大手)が本社を置く「醤油のまち」として知られ、枝豆の国内の主要産地の一つです。中心駅として野田市駅ないし愛宕駅(市役所最寄り)がありますが、商業地は東西に分かれて存在するため、繁華街というほどではありません。最近では最北端の川間駅周辺の開発が進んでいます。
野田市の醤油醸造は江戸時代初期に遡ることができ、かつては利根運河や江戸川の水運を利用していました。近代化産業遺産「野田市の醸造関連遺産」として多数の邸宅・蔵・工場などが保存されています。また、野田市郷土博物館(野田市駅北西側にある)では敷地内に旧花野井家という古民家が移築され、醤油に関する展示のほかに和風庭園が見られます。また、旧家としては上花輪の名主高梨家の邸宅を改築した上花輪歴史館(国の名勝)があります。
清水公園は28万㎡の敷地を有する、千秋社というキッコーマンの主要株主の一つが運営する風致公園です。桜(日本さくら名所100選)やツツジの名所として知られるほかに、フィールドアスレチックに水上コースがあり、高い難度で知られています。
三ツ堀にあるコウノトリの里は野田市が生物多様性を保存するために作った飼育施設です。2012年に多摩動物園からコウノトリのつがいを譲り受けてはじまり、2022年5月に秋田市大森山動物園から移送された卵からヒナが誕生しています。
ホワイト餃子は愛知県名古屋市や東京都区部、鹿児島市などにチェーン展開する餃子専門店です。厚い皮をパリパリに焼く独特の焼き方・形状をした餃子を扱っています。野田本店が野田市中野台にあります。
櫻木神社は桜台の住宅地の中にある神社です。851年に創建されたとされ、当地が桜木村と呼ばれていた頃から祭祀が継承されています。桜の名所として知られるほかに多数の御朱印・お守りを扱っています。
九十九里町(くじゅうくりまち)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県山武郡九十九里町 人、自然、風土が活きる 海浜文化都市 人口15,3400人
波を背景にサーフィンをするイメージキャラクター「くくりん」が描かれています。2017年に50cc以下400枚、50~90cc35枚、90~125cc65枚の交付となりました。現在50cc以下以外は限定枚数に達したため交付されていません。
九十九里町は千葉県東部、九十九里浜の南部にある町です。中心地域となっている片貝は和歌山県加太浦の漁民によって開かれた漁村で、江戸時代の木綿の普及につれて肥料としてのイワシ漁が行われるようになったといいます。また、8代将軍吉宗によって現在の九十九里不動堂のあたりにサツマイモが植えられたため、当地には「関東地方甘藷栽培発祥の地」の碑が建てられています。2000年をピークに人口減少が続いていて、2022年4月に過疎地域に指定されています。
片貝海水浴場は九十九里浜の中ほどにある海水浴場で、首都圏からも近いため夏場は海水浴客やサーファーで賑わいます。海岸沿いの九十九里ビーチライン(千葉県道30号)沿いに宿泊施設や海鮮を食べさせる店が出ていて、最近では海の景観を活用したカフェもみられます。観光客向けに地引網漁(取れた魚はBBQで食べる)も行われています。
片貝漁港は、1962年にキャンプカタカイ(現在のサンライズ九十九里あたりにあった米軍砲兵部隊の演習場)の補償金で造られた漁港で、全国的にも珍しい砂浜の漁港になっています。2015年にいわし資料館・農水産物直売所・飲食店をまとめたいわしの交流センター(海の駅 九十九里)ができています。
小関にある伊能忠敬記念公園は、日本全国を測量して地図に表した伊能忠敬の出生地を記念する公園です。町制40周年(伊能忠敬生誕250周年)を記念して整備されたもので、伊能忠敬と測量に用いられた象限儀の銅像と石碑が建っています。
九十九里ハーブガーデンは3,000坪ほどの敷地にハーブ園・レストランとショップ・ドッグラン・オートキャンプ場を併設する施設です。四季折々のメニューとケーキ、ハーブティーがあるほか、体験工房ではワークショップを行っています。
菅原工芸硝子(sghrガラス)は阪急うめだ本店(大阪市北区)や松屋銀座(東京都中央区銀座)などに直営店やカフェなどを展開するガラス工芸の会社です。九十九里自動車教習所のあたりに工房があり、直営店のショップとカフェが出ています。またガラス吹きなどの体験も行っています。
旭市(あさひし)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県旭市 ひとが輝き海とみどりがつくる健康都市 ~日本一住みよいまちを目指して~ 人口64,690人
旭市の海岸の風景と市のイメージキャラクター「あさピー」が描かれています。2014年から50cc以下の白ナンバーを対象に限定1,000枚の交付となりました。
旭市は千葉県の北東部にある市です。農業産出額で県下一位・全国でも5位程度となっていて、マッシュルーム(日本一)、飯岡タカミメロンといった特産品で知られるほか、畜産の比率が比較的高いことから国内の豚肉の主要産地の一つとなっています。漁業も盛んで、カタクチイワシの漁獲量は日本一を誇ります。国道126号沿い、または九十九里浜沿いに走る九十九里ビーチライン沿いに飲食店・小売店等ロードサイド店舗が出ていて旭商業圏(準商業中心都市)を形成しています。
刑部岬(ぎょうぶみさき)は屏風浦(60mほどの海食崖、史跡名勝)の南端に突出する岬で、上永井自然公園として整備され、飯岡刑部岬展望館(R4,4月に県から市に移管)や飯岡灯台があります。「日本の夕陽・朝日百選」や「日本夜景百選」にも選ばれている九十九里自然公園内で人気の高い場所です。ちばてつや氏が近隣に住んでいたことから、デフォルメされた矢吹ジョーと力石徹の石像(共に漫画「あしたのジョー」のキャラクター)があります。
飯岡漁港は前述の刑部岬の西側にある漁港で、銚子漁港についで県下2位の水揚げ量を誇る漁港です。イワシ・シラス・シラウオが主に水揚げされています。港内は柵や常夜灯が整備されているので、子供連れでも釣りが楽しめます。近隣に玉崎神社(下総国二宮)があります。
旭市は九十九里ビーチライン沿いに飯岡温泉(いいおか潮騒ホテル)・矢指ヶ浦温泉(矢指ヶ浦温泉旅館、看板猫あり)・旭九十九里温泉(亀の井ホテル九十九里=旧かんぽの宿)、天然温泉 旭の湯といった温泉を有しています。源泉はいくつかありますが、概ね茶褐色~黒褐色のお湯です。
鎌数伊勢大神宮(かまかずいせだいじんぐう)は、天照大神を主祭神とする神社で、江戸時代に椿海(かつて九十九里浜の北に存在した湖)の干拓事業がなされたことから、干潟八万石の総鎮守として創建された神社です。3月の27・28日の例祭に奉納される神楽は千葉県の無形民俗文化財に指定されています。近隣に旧海軍香取航空基地の掩体壕が残っています。
道の駅 季楽里あさひ(きらりあさひ)は、市道1級59号線沿い(飯岡バイパスあたり)にある中~大型の道の駅です。レストラン・農水産物の直売所・デザートショップなどがはいっています。名産は豚・蛤・飯岡メロンといったところです。
大網白里市(おおあみしらさとし)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県大網白里市 未来に向けて みんなでつくろう! 住みたい・住み続けたいまち 人口49,020人
市のイメージキャラクター「マリン」と市の花コスモス、白里海岸の波が描かれています。2013年の市制施行を記念して交付されたもので、50cc以下700枚、50~90cc100枚、90~125cc200枚が交付されました。現在50~90ccの黃ナンバーのみが残っているようです。
大網白里市は千葉県の中部にある市で、2013年に単独で市制施行したことにより町から市となっています。市域は東西に長く伸び、西側は丘陵部と田園地帯、東部の白里地区は海岸沿いに商業地になっています。大網みどりが丘や季見の杜などニュータウンを有し、住宅都市の様相が強い地域です。中心駅の東金線大網駅~国道128号あたりはロードサイド店舗が出ています。
白里海水浴場は九十九里浜のほぼ中央に開設されます。サーフィンや潮干狩りで人気があり、海の家が出るなど夏場は賑わいを見せます。近場にトイレ、コンビニ、飲食店があり、駐車場料金も一日500円(普通車)とお手頃です。2022年には3年ぶりに開設されることになりました。
小中池公園は、現在も水田の灌漑用水として使われている小中池というため池の周囲を整備したものです。遊歩道沿いに桜・あじさい・モミジが植栽されていて、池には鯉が放流されています。県内屈指の長さのローラーコースターがあることで有名です。千葉市の昭和の森とハイキングコースでつながっています。
https://youtu.be/lVbPiAg4n2M
とらねこパン店は市の西側小中池公園のある小中と天神池のある永田の境あたりにあるパン屋です。接客係の猫たちとねこパンが人気です。土曜日のみ営業しています。
宮谷餅(みやざくもち)は当地の和菓子で、裏ごししたあんを薄い求肥で包み、ごまときなこをかけたものです。下ケ傍示(さげほうじ)や砂田(いさごだ)の難読地名で知られる当地ですが、和菓子も難読です。
妙高山正法寺は小西にかつて存在した小西檀林(日蓮宗の学問所、関東三大檀林の一つ)の跡地で、かつては900名以上の僧が学んでいたといわれています。明治6年の火災で大半が焼け落ちたため、中門と本堂が残るのみとなっています。
大網白里市は朝市として市役所の駐車場、白里遊楽市として農村環境改善センター前などで毎週日曜に農水産物の販売を行っていましたが、現在はコロナ禍により休止しています。
佐倉市(さくらし)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県佐倉市 歴史 自然 文化のまち ~「佐倉」への思いをかたちに~ 人口172,700人
アニメ「ルパン三世」のナンバープレートです。2014年の市制60周年を記念して50cc以下2,500枚、50~90cc120枚、90~125cc350枚、ミニカー30枚が交付されました。2015年に交付終了しています。
佐倉市は千葉県の北部にある市で、近世には佐倉藩の城下町・軍都として発展しました。佐倉城跡や武家屋敷など城下町の名残が色濃く残り、日本遺産・国際観光モデル都市として注目されています。市の北部は成田市や首都圏のベッドタウンとしての住宅地ないし観光地、南部は工業団地や農地がみられます。プロ野球選手・監督の長嶋茂雄氏の出生地して知られています。
京成佐倉駅~JR佐倉駅の間、だいたい2kmほどは佐倉城跡や武家屋敷群、城下町の町並みが残るエリアです。竹林で知られる佐倉サムライの古径ひよどり坂や最後の佐倉藩主が住居した旧堀田邸(かなり大きな古民家)、旧佐倉順天堂(県の指定史跡、同記念館)といった史跡のほかに国立歴史民俗博物館や市立の美術館などがあります。
佐倉ふるさと広場は印旛沼(いんばぬま)沿いの鹿島川が流入するあたりにあります。実際に回転するオランダ風車の「リーフデ」がシンボルで、チューリップ・ひまわり・コスモスといった花が楽しめる風致公園です。「リーフデ」とは歴史上で日蘭交流のきっかけとなった船の名前で、「愛」や「博愛」といった意味合いです。印旛沼の観光遊覧船の乗り場もあります。
DIC川村記念美術館は佐倉市坂戸のDIC総合研究所の敷地内にある私立の美術館です。DIC(川村インキ製造所)創業者一族の川村家3代の20世紀の巨匠マーク・ロスコのシーグラム壁画のうち7点などのコレクションを有しています。ヨーロッパの古城風の展示館とつつじ園、藤棚、蓮池などの庭園を有する美術館です。
七井戸公園は遊具や芝生広場、鯉が泳ぐ池や水遊びができる噴水などがある公園です。当地の桜、紅葉の名所とされています。日替わりで農産物直売やフリーマーケットなどが出ています。近くにしまむらやヤオコー、佐倉天然温泉澄流(すみれ)があります。
酒々井町(しすいまち)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県印旛郡酒々井町 人と自然と文化が奏でるしあわせハーモニー 人口20,660人
マスコットキャラクターの「しすいちゃん」とホタルが描かれています。
酒々井町は千葉県北部中央に位置する町で、明治の町村制施行以降合併を行っていない数少ない自治体の一つです。室町~戦国時代に本佐倉城の城下町として発展し、江戸時代には稲作や酒造業が盛んに行われるようになりました。小規模な自治体ながら京成本線、JR成田線など鉄道が通っていたため、1960年ごろから沿線の開発が進み、住宅団地が造成されています。首都圏及び千葉市・成田市のベッドタウンの性質が強い地域ですが、近年は昼夜間人口比率が80%を超えるなど上昇傾向にあります。
酒々井プレミアム・アウトレットは酒々井町飯積にある三菱地所・サイモン(三菱グループの中核企業)が運営するアウトレットモールです。東京駅から直行高速バスが出ています。2013年に完成した当初は123店舗でしたが、現在は200店舗を超える大型アウトレットモールとなっています。北側酒々井ICとの間に入浴施設の酒々井温泉 湯楽の里があります。また、敷地の外れに「まるごとしすい」という観光案内所(直売所併設)があります(かなり分かりづらい場所にある)。
本佐倉城(もとさくらじょう)は千葉 輔胤(千葉氏21代)が酒々井町と佐倉市の境界の将門山に築いた城です。城の土塁や空堀がほぼ完全な姿で残っていて、千葉県の城跡で初めて国の史跡に指定され、別名を「土の城」とも呼ばれます。概ね1時間ほどで見て回ることができ、順路やトイレなどそれなりに整備されています。
しすいハーブガーデン ハーブの丘は酒々井町墨のコミュニティセンターの隣にあります。「ハーブのまち酒々井」をPRするために造られた施設で、1,800㎡のこじんまりとした敷地にカモミール・ラベンダー・カモミールといったハーブ類が植栽され、苗の店舗とカフェが併設されています(入園無料)。
酒々井町馬橋にある飯沼本家は江戸時代の元禄年間(1688~1704年)から15代続く蔵元で、「甲子正宗」(きのえねまさむね)の銘柄で知られています。酒々井まがり家という店舗を併設していて、ブルーベリーの麹ドリンクなどノンアルコールの飲料や食事を提供しています。
カンカンムロ横穴群は酒々井町酒々井にある横穴墓群で、7基が現存しています。7世紀~8世紀初頭に作られたものと推定され、千葉県北部では横穴墓は珍しいため町の文化財に指定されています。発掘によって直刀や瑪瑙製の勾玉などが発見されました。
銚子市(ちょうしし)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県銚子市 ひとがときめき 海がきらめき 未来輝く都市(まち) 人口59,170人
第一等灯台であり当地のシンボルでもある犬吠埼灯台(いぬぼうさきとうだい)の140周年を記念して2014年に交付されたものです。50cc以下の白ナンバーを対象に1,000枚が交付されました。
銚子市は千葉県の北東部にある市で、利根川(坂東太郎)の南側にあり、関東の最東端となっています。市域は全域が銚子ジオパークとなっているほか、日本遺産「北総四都市江戸紀行」の一部として外川の街並みや大漁節、産物の銚子縮や醤油醸造などが指定されています。水揚げ量日本一を誇る銚子漁港を有し漁師の街として有名ですが、商業や醤油醸造を主とする工業も盛んに行われていて、千葉県北東部の政治・経済の中心となっています。平成にはいってからは銚子マリーナや海浜緑地などが整備され、観光業もまた市の産業の一つとなりました。
犬吠埼は関東平野の最東端として太平洋に突出した岬です。付近一帯は水郷筑波国定公園に含まれていて、日本一早い初日の出スポットとして知られています。多くの文人・墨客が訪れた景勝地で、灯台の周辺には犬吠埼灯台資料館があります。2019年に、犬吠埼テラステラスという商業・情報発信施設がオープンしています。犬吠埼の海岸線に降りると東映映画のオープニング「荒磯に波」の岩があります。
銚子漁港は3つの卸売市場を有する日本屈指の漁港で、イワシ・サバ・マダイ・メヌケ・マグロ・サンマ等々多様な魚種が水揚げされます。手釣りによって水揚げされるキンメダイは「銚子つりきんめ」といって当地のプライドフィッシュに認定されています。銚子外港のあたりにウォッセ21(水産物直売とレストラン等複合施設)と銚子ポートタワー(展望台)があります。
しょうゆ味わい体験館は、2016年にオープンしたヤマサ醤油の工場見学施設です。醤油づくりの歴史的資料の展示のほか、樽のなかから醤油の熟成を観察できるバーチャル体験プログラム、せんべい焼き体験といった人気のコンテンツを有していましたが、2020年3月から臨時休業となっています。
圓福寺(えんぷくじ)は銚子市馬場町にある真言宗系の寺院です。奈良時代の724年に創建されたとされ、「飯沼観音」の名で親しまれる寺院です。元来銚子のまちは同寺院の門前町として発達したものです。大戦時の銚子空襲では爆撃だけでなく機銃掃射も行われたため、こちらの観音像には銃痕が残っています。境内に利根川や江戸川の水位表記の基点となった水準原標があります。
一山いけすは黒生町にある鮮魚問屋直営のレストランです。創業60年ほどで、日本で初めて店内に生け簀を張ったということで有名な店舗です(昔は店舗が無く、海岸の生け簀によしずを張って営業していた)。
おまけ:クレープの自動販売機の動画(大橋町4-12、あんみつパフェもあり)。
松戸市(まつどし)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県松戸市 住んでよいまち 訪ねてよいまち 人口483,500人
2013年の市制70周年を記念して交付されたものです。50cc以下~125cc以下の3種で3,000枚が交付されました。
松戸市は千葉県の北西部にあり、江戸川を挟んで東京都葛飾区や埼玉県三郷市と接する千葉県下3位の人口を有する市です。大戦後に住宅地として開発が進み、住宅団地、工業団地、公園、耕作地が市域に散在する東京首都圏のベッドタウンとなっています。製パン酒類といった食品加工が行われるほか、マツモトキヨシやマブチモーターが本社をおいています。
松戸市には常磐線(JR東日本)や新京成線など、6つの事業者による20の鉄道駅があります。それぞれ駅前に商業地が発達していますが、古くは宿場町「松戸宿」であった松戸駅西口あたりが商業の中心地となり一大商圏を形成しています。旧松戸宿あたりにある戸定邸は、水戸藩最後の藩主であった徳川昭武が造った別邸で明治時代の建物です。ほかに松戸神社(松戸総鎮守)や2019年にオープンしたKITEMITE MATSUDOという複合商業施設があります。
21世紀の森と広場は、松戸市のだいたい中央に位置する都市公園です。50.5ha(東京ドーム11個)の広さがあり、千駄堀池を中心にバーベキュー場や自然生態園、自然観察舎などが置かれ、遊歩道でつながっています。松戸市立博物館と文化会館(森のホール21)がはいっています。また、事前に手続きをすませておけばコスプレをして公園を利用することができます。八柱駅前中央商店会の「コスプレにやさしいまち」PRを市が全面的に後援したためです。
矢切の渡し(松戸側)は広大な江戸川左岸河川敷緑地の中にあります(公衆トイレ・川の一里塚あたりから河岸に降りられる)。渡船料は大人200円で、対岸の柴又帝釈天まで3~4分ほどです。
本土寺は松戸市平賀にある寺院で、日蓮宗の本山です。境内に1万株ほどのあじさいが植えられていて、東葛飾方面のあじさい寺として知られています(カエデや花菖蒲でも知られる)。また、松戸市北部で作られるあじさいねぎ(葉ねぎ)の名前の由来になっています。
松戸市のちょっとした見どころとして、市立総合医療センターの近くにある元禄まつど村(日曜祝日は営業していない、民芸かぼちゃで知られる)、国土交通省の技術博物館 建設技術展示館、クラシックカーや銚子電鉄の電車がある昭和の杜博物館(紹介動画)などがあります。
二十世紀梨(にじっせいき)は現在鳥取県の梨生産の8割程を占める青梨系の品種です。もともとは松戸市で、1888年に松戸覚之助という少年が親類のゴミ捨て場に生えているのを発見、移植して育てたことが発祥とされます。現在でも当地では梨生産が盛んに行われていますが、豊水や幸水といった品種が主になっています。
茂原市(もばらし)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県茂原市 育てよう!笑顔と自然と文化のまちを まもり・そだて・つたえよう 人・自然・文化のかがやき 人口88,330人
市のマスコットキャラクター「モバりん」が描かれています。2013年に限定的に1,000枚が交付(50cc以下700枚、50cc~90cc100枚、90~125cc200枚)の交付となりました。現在も交付されています。
茂原市は千葉県の中央東寄りにある市で、茂原商圏を形成する準商業都市です。国道128号線沿いの茂原公園周辺にロードサイド店舗(茂原ショッピングセンターアスモ、ヤマダデンキ、しまむら等々)、茂原駅(JR外房線)周辺には商店街が形成されています。大戦中は海軍飛行場がおかれ(南は富士見公園~北は新小轡あたりまで)、今もなお掩体壕が残っています。天然ガスの産出量日本一を誇るほか、電子部品・回路製造などのハイテク産業が基幹産業となっています。
茂原公園は国道128号沿いに広がる市立の都市公園で、桜の名所100選、房総の魅力500選に認定されています。ソメイヨシノやサトザクラなど2650本ほどの桜が植栽されているほか、遊具や梅園などが整備されています。敷地内に藻原寺(日蓮宗の寺院、多宝塔式の山門を有する)と市立美術館・郷土資料館がはいっています。
あられちゃん家 千葉工場直売店は茂原市の北部萱場の大網白里市との境あたりにあります。同社は台東区浅草や埼玉県加須市に直売店を有する米菓メーカーで、ニューラッキー食堂という食堂を併設しています(安価で知られる、ソフトクリーム50円カレー300円)。また駐車場脇にヤギを飼育しています。
https://youtu.be/UzfaDnmhb6E
服部農園あじさい屋敷は市の南部三ケ谷にあります。250品種1万株を超えるアジサイが植栽されています。また、スイカ・メロン・玉ねぎなど農産物の直売所を併設しています。
茂原七夕まつりは茂原駅周辺の商店街が主体となり、昭和30年から続く七夕まつりで関東三大七夕祭りの一つです。七夕飾りのコンテストや阿波踊り、よさこいなどが行われ県下一位の動員数を誇る祭りです(2020-2022年はコロナ禍により中止)。
橘樹神社(たちばなじんじゃ)は外房線(本納駅が最寄り)の西側にあります。オトタチバナヒメ(ヤマトタケルの妃ないし妾)を弔うために、ヤマトタケルが手ずから橘の樹を植えて祀ったという由縁があり、上総国二宮(旧社格は県社)となっています。千葉県の猫神社の一つです。
我孫子市(あびこし)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県 我孫子市 物語の生まれるまち あびこ 人口131,600人
㊤布佐地域の復興支援キャラクター「ふさだだしお」と提灯㊦観光PRキャラクター「うなきちさん」と市の花ツツジのデザイン。どちらも2014年の市制45周年を記念して交付されたもので、対象は50~125ccの3種(白・黄・桃)+ミニカー・小型特殊の計5種類です。
我孫子市は千葉県の北西部にある市です。市域は利根川水系の湖沼である手賀沼と利根川に挟まれた格好で、東西に長く伸びています。手賀沼周辺の公園や種々の施設、または志賀直哉・柳宗悦・バーナードリーチなど多くの文化人が居を構えたことから白樺派の拠点として知られています。首都圏から30kmほどの距離であるため昭和40年代から宅地化が進み、人口が急増した地域です。手賀沼・利根川周辺は田園地帯(稲作・畑作中心、果樹や花きは少ない)となっていますが、農業は衰退が激しくなっています(R2年度の農業経営者戸数はS50年度と比べ27.9%)。
手賀沼は柏市・我孫子市・白井市・印西市にまたがる湖沼で、古くは「手賀水海(てがのみずうみ)」と呼ばれ、江戸時代まで下総国~常陸国に広く存在した内海の名残です。国内屈指の野鳥の飛来地として知られますが、周辺の開発が進んだ昭和30年代から水質汚濁で全国ワーストを競う湖沼となり、浚渫など水質改善の努力が続いています。手賀沼大橋の我孫子側には手賀沼親水広場 水の館(展望台、農産物直売所とレストラン、プラネタリウムが併設されている)、我孫子市鳥の博物館があります。
手賀沼公園は我孫子市役所から西側500mくらいのところにあります。手賀沼の北岸にある公園で、藤棚やテニスコート、ミニSLなどがあり、市民の憩いの場として利用されています。休日にはキッチンカーが出るほか、当地で行われる手賀沼花火大会(柏市と我孫子市の共催)の会場のうちの一つとなっています。
白樺文学館は我孫子市緑2丁目(手賀沼ふれあいラインから区画一本分北側)にあります。柳宗悦の妻でアルト声学者でもあった柳兼子のピアノや多数の文献、工芸品などが展示されています。また、道路を挟んで志賀直哉の邸宅の跡地があり、書斎が復元されています。明治時代から昭和初頭にかけて、当地は「北の鎌倉」と呼ばれ別荘地として人気がありました。
山階鳥類研究所(やましなちょうるいけんきゅうしょ)は我孫子市鳥の博物館の北側にある研究施設です。元公爵の山科芳麿氏(紫綬褒章受賞者)が1942年に設立したもので、現在は公益財団法人となっています。一般公開はされておらず事前予約の所内見学会(現在は休止)が行われていました。ヤンバルクイナやアホウドリの研究・保全活動で知られる当地のシンボル的施設です。
手賀沼は農業用水に使われるほかにも、内水面漁業としてコイ・フナ・ウナギなどが漁獲されています。とくに当地はうなぎを食べさせる店舗が多く、うなぎ料理や川魚・川海老の佃煮が当地を代表する食品となっています。
市川市(いちかわし)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県市川市 いつも新しい流れがある 市川 人口481,700人
2014年の市制80周年を記念したもので、オリジナルキャラクターの「クロロとバララ」が描かれています。50cc以下1,500枚、50~90cc100枚、90~125cc600枚が交付されました。
https://youtu.be/HKDN140jchU
市川市は千葉県の北西部にある千葉県下第4位の人口を有する市です。東京都江戸川区と旧江戸川を挟んで接するため東京都区部への出勤率が高く、市域の多くを住宅地が占めています。古くは「千葉の鎌倉」と呼ばれ、明治時代から政治家・富豪・旧日本軍の将官クラスが別荘・別邸を構える高級住宅地でした。本八幡駅(JR総武本線)や市川駅、行徳駅前あたりが商業地域として商店街が発達しています。内陸部では軽工業、埋め立て地では金属・鉄鋼など重工業、郊外では果樹作を中心とした農業が行われています。
鬼高(おにたか)は総武本線下総中山~本八幡の間にある市北部の地名です。大型商業施設のニッケコルトンプラザ、市川市中央図書館(文学ミュージアム、こども館併設)、千葉県立現代産業科学館などがあります。コルトンプラザ中央にあるおりひめ神社は、伊勢神宮から天照大神を分霊したものですが、コルトンプラザの前身が日本毛織中山工場であったことからこの名称で呼ばれています。
行徳(市川市の南部江戸川放水路以南、現南行徳町あたり)は、かつては徳川家康が天領とし塩田で栄えた地域です。現在は東京地下鉄東西線行徳駅・南行徳駅周辺が商業地となり、新浜のあたりは市川市野鳥の楽園という緑地保全地区になっています(平常時は立ち入り禁止、観察会などイベント時のみ開放)。また、行徳駅周辺はインド・ネパール系の店舗が多く、カレー好きには有名な場所になっています。
大町と大野町は市川市の北側にあります。全体に緑の濃い地域で、市川市の郊外を成しています。市の施設として市川市動植物園と市川市自然博物館があり、大慶園(だいけいえん)という民営のアミューズメント施設があります(カート・ゲームセンターなど)。また、周辺には梨農家が多く、国道464号のこのあたりは「大町梨街道」という愛称がついています。
法華経寺は中山法華経寺とも呼ばれる日蓮宗の大本山の寺院です。境内の鬼子母神が有名で江戸三代鬼子母神(雑司が谷・下総中山・入谷の3つ)に含まれています。境内の大荒行堂では毎年冬の100日の間荒行が行われています。近くに東山魁夷記念館があります。
葛飾八幡宮は市川市八幡にある八幡宮の一つ(応神天皇や神功皇后などを祀る)で、当地の地名の由来になっています。葛飾というと現在では東京都葛飾区のイメージが強いですが、旧葛飾郡は東京都・埼玉県・千葉県・茨城県にまたがっていました。推定樹齢1200年の大銀杏や八幡の藪知らず(古来から禁足地になっている)で知られる神社です。
一宮町(いちのみやまち)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県長生郡一宮町 緑と海と太陽のまち 人口12,490人
町のキャラクター「一宮いっちゃん」が描かれています。2012年に50cc以下の白ナンバーを対象に500枚の交付となりました。
一宮町は千葉県の東部にある町です。九十九里浜の南端、総武線快速電車の終点、九十九里ビーチラインの終点、東京都市雇用圏の端といろいろと端っこになっている町です。西部は九十九里浜、西部は房総丘陵の端部で深い谷津が伸びています。町名の一宮は町域にある玉前神社(たまさきじんじゃ)が上総国一宮であることに由来します(古くは一宮庄と呼ばれた)。また、一宮城の城下町であった歴史を有しています。メロン・トマト・梨・いちご・玉ねぎといった農業が営まれるほかに、天然ガスやヨウ素が採取されています。
玉前神社は玉依姫命を祀った神社です。永禄年間(1558-1570年)に戦火により社殿が消失したため、創建年は不明となっています。例祭である上総十二社祭り(いすみ市・茂原市・睦沢町・長生村の神社が行う寄り合い祭り、はだか祭りとも呼ばれる)の中心を成す神社です。境内に靴・靴下を脱いで玉石の上をあるく「はだしの道」があります。JR外房線上総一宮駅から同神社まで飲食店・和菓子屋などの商店街が伸びています。
一宮海水浴場は一宮川の南に広がる幅30m、長さ350mほどの海水浴場です。駐車場(夏は有料で一日500円)とシャワー(水)、トイレなど設備が完備されています(海の家4軒)。サーフポイントとして有名で、県外からも人を集めています。また、一宮町納涼花火大会(水上花火、5,000発ほどと町としては大規模)の会場となっています。
釣ヶ崎海岸は九十九里自然公園に含まれる海岸で、九十九里浜の最南端を成しています。海水浴場ではありませんが、年間を通じて良質な波が打ち寄せるため、サーフィンの聖地として知られ、年間60万人が訪れます。上記上総十二社祭りの開催地でもあり、海岸に建つ鳥居がシンボルになっています。2022年には観光案内所ができています。一宮海水浴場~同海岸まで海岸線に沿ってサーフショップやキャンプ場、カフェが出ています。
当地はいちご狩りができる観光農園がいくつかあります。近藤いちご園、一宮観光いちご組合(東浪見8515、下の原通り沿い)、いちご狩りのベリータウン(黄色いモンゴルのゲルが目印)あたりが有名でしょうか。
稲花酒造(東浪見5841)は住宅地の中にあるこじんまりとした酒蔵です。当地の地酒として「稲花」(いなはな)などを製造しています。おおむねスッキリ系ですが、骨太な米の甘みがありコアな人気があるメーカーです。隣接する睦沢町の地酒、「睦水(ぼくすい)」「里山の息吹」もここで造られています。
市原市(いちはらし)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県市原市 ともに輝く 元気なふるさと 人口274,700人
「ICHIHARA CITY」のロゴと市原市の街並み、マスコットキャラクターの「オッサくん」が描かれています。2013年の市制50周年記念として50cc以下2,000枚、50~90cc300枚、90~125cc700枚の3,000枚が交付されました。
市原市は千葉県中央部にあり、千葉県内では最大の市(368.17k㎡)です。古くは上総国府が置かれていた地域で、周辺地域の文化・行政の中心でした。北の東京湾に面するあたりは国内最大規模の石油コンビナートと千葉県唯一の造船所を有し、国内屈指の製造品出荷額を誇ります(日本12大工場夜景としてクルーズ船も出る)。南側は房総丘陵上に長く伸びて、国内最大数を誇るゴルフ場や高滝湖、大多喜町にまたがる養老渓谷といった観光地・レジャー施設があります。
五井駅はJR東日本内房線・小湊鐵道の駅で、市原市には「市原駅」というものがないため当地の中心駅になっています。西口は小規模店舗が数多く立ち並ぶ商業地、東口は2009~2013年に開発によってケーズデンキ・アリオ市原・カインズ市原店といった大規模商業施設と総合公園の上総更級公園ができています。
市原ぞうの国は市原市山小川(市原鶴舞ICのあたり)にある動物園です。象以外の動物もいますが、国内最多の10頭ほどの象を飼育する動物園として知られています。象のパフォーマンスによるショーがあるほか、鼻にぶら下がったり乗ったりすることができる施設です。首都圏中高連絡自動車道越しにある分園のサユリワールドではキリンに餌をやることができます。
千葉こどもの国キッズダムは山倉湖畔にあり、房総の魅力500選に指定されている児童厚生施設の自然遊園地です。ゴーカートや釣り堀水遊び場や恐竜ランドのほか、建設時に発掘された山倉貝塚の復元住居などがあります。各アトラクションは有料のものが多いですが、無料のものもあり、園内も広いためしっかり一日遊べます。
高滝湖は高滝ダムによってできた人造湖で、千葉県下最大の貯水量を誇るダム湖です。周辺はワカサギ釣り客やサイクリング客が訪れる風光明媚な場所で、見どころとしては高滝神社や市原湖畔美術館があります。
養老渓谷は大多喜町栗又から市原市朝生原(あそうばら)を流れる養老川が形成する渓谷です。養老渓谷温泉や紅葉狩りの名所として千葉県有数の行楽地になっていて、とりわけ女ヶ倉~日高誠實邸跡までのハイキングコースにある梅ヶ瀬渓谷の紅葉は千葉県随一といわれています。
道の駅 あずの里いちはらは市道13号沿いの小~中規模の道の駅です(農産物直売所・軽食・食堂)。バーベキュー広場・植物の見本園を有する市原市農業センター(公園、農業体験あり)に隣接した施設になっています。
印西市(いんざいし)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県印西市 世代を超えて未来を創る印西市 人口105,500人
印旛沼の湖面と「いんザイ君」、市の花コスモスが描かれています。2016年の市制施行20週年を記念して50cc以下の白ナンバーを対象に1,000枚が交付されました。
印西市は千葉県北部にある市です。古くは木下街道(きおろしかいどう、現県道59号)沿いに栄えた木下河岸の水運で栄えました。白石市・船橋市・印西市にまたがる千葉ニュータウンの拠点都市であり、2018年には人口10万を突破しています。市域には手賀川、長門川など河川が流れていますが全て利根川水系に属しています。市の魚として利根川・印旛沼・手賀沼のナマズが指定されています。北総線・国道464号沿いの印西牧之原~千葉ニュータウンあたりが経済・産業の中心で、残りの地域では農業が盛んに行われています。
千葉ニュータウンの印西市の部分は、北総線の千葉ニュータウン中央~印西牧の原駅あたりまでを指します。市の人口の半数程度が集中する地域で、大型商業施設や金融機関、IT企業の進出が進んでいるエリアです。千葉ニュータウン中央側には北総花の丘公園(県立の都市公園)やカインズとベイシア、印西牧の原側にはBIGHOPガーデンモール(屋内動物園のmoff animal worldがある)と牧の原公園、草深公園(そうふけこうえん)があります。総合評価で2012-18年住みたい町ランキング1位であるなど現在は極めて高い評価を受けていますが、計画当初は34万人を見込んでいたため、十分な住人が得られずゴーストタウン化していた時期もありました。
木下(きおろし)は歴史的に印西市の中心地域として栄えた地区です。かつて江戸に茶、酒、銚子方面の魚などを運んだ木下河岸には解説の看板以外にはなにも残っていませんが、印西市立木下交流の杜歴史センターに木下河岸のジオラマがあります。成田線(我孫子支線)周辺に商店がポツポツと出ています。周辺の木下万葉公園の木下貝層は国の天然記念物に指定されています。
白鳥の郷は印西市笠神にあります。2010年まで本埜村(もとのむら)が存在していたため本埜白鳥の郷ともいいます。当地の住民が、野生の白鳥に餌付けを何年も繰り返し試みているうちに白鳥が集まるようになったようで、現在では国内2位の数の白鳥が見られるスポットとなっています。
吉高の大桜は樹齢300年を超えるヤマザクラの大樹(市HPによると幹周囲6.85m、樹高10.6m、枝張最大幅25.8)で、市の天然記念物に指定されています。小林牧場の桜並木と並んで当地の2大花見スポットになっています。
御宿町(おんじゅくまち)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県夷隅郡御宿町 自然の恵みを継承し、心やすらぎ、未来へ躍動する夢多きまちづくり 人口7,523人の町
海を背景に太陽と町のマスコットキャラクター「エビアミーゴ」が描かれています。2012年から50cc以下の白ナンバーを対象に交付されています。
御宿町は千葉県の南部にある町です。西側の内陸部は房総丘陵丘陵地でゴルフ場、牧場、オートキャンプ場などがある山林部、東側は太平洋に面していて南房総国定公園に指定されています。童謡「月の沙漠」の発祥の地として知られています(防災無線も月の沙漠)。北条時頼(鎌倉時代中期の執権)が風光明媚な当地を好み、詠まれた歌から「御宿」を町名としています。海水浴場やプールなど夏の観光地として知られる町です(御宿駅に海女の像があるが、現在はいない)。
中央海水浴場は外房線御宿駅から南東に200mほど、清水川の南岸にあります。カラフルな「ONJYUKU」のモニュメントや童謡「月の沙漠」から駱駝に乗った男女の銅像があり、当地に関する動画、ホームページなどでよく見かけます。トイレ・シャワー・海の家(6軒)・救護所などが整備されています。また、周辺に町営のプールがあり、ウォータースライダー3本と流れるプールがあります。
御宿メキシコ記念公園(日西墨三国通称発祥記念之碑)は岩和田漁港付近の丘の上にある公園で、高さ17mのオベリスク状の記念碑が建っています。1609年に岩和田の海岸にドン・ロドリゴ一行の乗るサンフランシスコ号が漂着し、当時の住人が救助を行ったことが、日本・スペイン・メキシコの直接交流を生むきっかけとなったことから建てられたものです。
最明寺は外房黒潮ラインから折れて、線路をくぐるレンガ造りのトンネルを抜けたところにある天台宗の寺院です。出家して最明寺殿と称した北条時頼が訪れ、西明寺を最明寺と改めたといわれる(定かではない)寺院で、町の天然記念物の夫婦銀杏や、波の伊八(宮彫師、波をモチーフにした作品が多く残る)が彫ったとされる獅子頭、象鼻が残っています。
岩瀬酒造は久保1916にある創業300年ほどの酒蔵で、房総半島の貝殻層を通った超硬水で酒を醸しています。「岩の井」という銘柄(銘柄を伏せてワインの評価を行うパーカーポイントで95点)で知られるほか日本酒を熟成した古酒も作られています。
マーサファームは御宿町上布施2636にある預託牧場です。ハルウララ(高知競馬で連敗記録で有名になった)やゴットフリートといった元競走馬が預託されています。500円で馬に人参を食べさせる体験や馬のお世話体験、缶バッジのガチャなどがあり、当地のちょっとした名所になっています。
勝浦市(かつうらし)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県勝浦市 海と緑と人がともに歩むまち “元気いっぱい かつうら” 人口16,870人
波を背景に、国内有数の水揚げ量を誇るカツオをモチーフにしたマスコットキャラクター「勝浦カッピー」が描かれています。このナンバープレートは2019年夏に盗難が相次ぎ、約115枚が被害にあっていました。最終的に、逮捕された男女が関東一円で計633枚のご当地ナンバーの盗難を認めています。
勝浦市は千葉県南東部にある市です。市域の2/3が山林で可住地が少ないため、太平洋沿いに住宅・商業地が集中しています。古くから漁業のまちとして栄え、とくに勝浦漁港のカツオの水揚げは関東一を誇ります。また、海水浴や朝市、温泉と鮮魚料理を目玉とした観光地としてリゾート開発が進んでいます。同市は千葉県で一番人口の少ない市ですが、1958年をピークに人口が減少し続けていて、2045年には8,858人まで減少する見通しとなっています。
勝浦市の海岸はリアス式海岸となっていて岩場が多いのですが、砂浜もあるため鵜原海水浴場、守谷海水浴場、中央海水浴場など海水浴場が開設されています。とくに守谷海水浴場は日本屈指の透明度を誇る海水浴場で、規模も大きく周辺もよく整備されています(守谷洞窟という海食洞窟がある)。
勝浦漁港はカツオを主として、本マグロ・メバチ・キハダ・ビンナガ・カジキなどが水揚げされています。遠洋漁業の中継地として県外船が多い印象ですが、プライドフィッシュとしてアワビ・イセエビ・キンメダイなども水揚げされています。釣り場としてはアジ・イワシが主でサビキ釣りのメッカとなっています。近隣の市街では勝浦朝市がひらかれ、日本三大朝市の一つとなっています(朝市周辺に松の湯という千葉県最古の銭湯がある)。
勝浦海域公園は南房総国定公園に含まれる公園で、推進8mの海中を展望できる海中展望塔を有しています。地上には魚や貝などの標本を展示している海の博物館(千葉県立中央博物館分館)があります(入館料:一般200円、高校・大学生100円、中学生以下と65歳以上は無料、平屋建てでバリアフリー)。
SGT美術館は勝浦市の山間部に数キロ、東急ゴルフコースの近隣にある美術館です。江戸時代~近代の絵画・陶磁器・漆器・調度品・ガラスを主に展示しています(入館料:一般・大学生900円、中高生600円、小学生400円)。カフェが併設されています。
吉野酒造は、外房黒潮ラインから県道177号に入って2~3km北上したあたりにあります。「腰古井(こしごい)」という銘柄で知られる酒蔵です。創業は1830年、仕込み水として横穴式井戸(洞窟)に湧く軟水を使っています。度数は高め、うまみ強めで、かつ飲みやすいという評判です。
勝浦ビッグひな祭りは当地で毎年2~3月に行われるひな祭りで、市街の各所に雛人形が飾られます(「人より雛人形のほうが多い」と評される)。とりわけ遠見岬神社(とみさきじんじゃ)の石段60段に並ぶ雛人形が有名です。
香取市(かとりし)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県香取市 元気と笑顔があふれるまち 一人ひとりの市民が輝く 活力みなぎる やすらぎの郷 人口74,470人
郷土の偉人、伊能忠敬のシルエットが描かれています。2011年から50cc以下~125cc以下の3種+ミニカーの4種が交付されています。
香取市は千葉県の北東部にある市です。市域は概ね平坦な土地で、西側は成田市北側で茨城県に接しています。古くから利根川の水運を利用した水郷地帯で、1996年に関東で初めて重伝建に指定された佐原の町並みや千葉県下一位の米どころ(耕地面積の7割が水田)として知られています。東国三社の一つである香取神宮があり、現在でも多くの参拝者を集めています。
佐原の町並みは成田線(JR東日本)の佐原駅周辺、小野川沿いあたりをいいます。江戸時代後期~昭和前期の木造町屋、蔵造りの店舗、洋風建築などからなる町並みで、「北総の小江戸」「水郷のまち」と呼ばれ、日本遺産にも認定されています。かつては伊能忠敬が商人として活躍した地で、旧宅や伊能忠敬記念館があります。また、小野川には観光船としてサッパ舟が出ていてゆったり川めぐりができます。周辺は当地一の商業地・観光地として和菓子屋・レストランが多い印象です(古民家改装のフレンチレストランがある)。また、提灯や耳かき佐原張子など工芸品の店舗があります。
水郷佐原あやめパークは、利根川の北側の扇島にある市営の植物園です(鹿島線十二橋駅が最寄り)。400品種150万株のアヤメや花菖蒲、蓮が咲く公園で、日本の花菖蒲園では唯一サッパ舟で鑑賞できる施設です。ドッグランや売店、遊具なども有する公園で、バラ園や藤棚もあるため冬以外は何かしら見どころがあります。周辺に千葉県立中央博物館の大利根分館があります。
香取神宮はフツヌシ(刀剣の神や武神とされる、藤原氏の氏神)を祀る神社で、下総国一宮となっています(成田線香取駅が最寄り)。古くから朝廷や武道家からの尊崇を受け、天真正伝香取神道流という古武術を保存しています。境内には練習館かとりの錨や宝物殿があるほか、門前町が発達していて厄除け団子やそば、土産物を売っています。
香取市は道の駅を2つ有しています。道の駅 水の郷さわらは成田線佐原~香取の間にある国道365号と利根川の川の駅の一体施設です(大型の道の駅)。 レストランや物産の販売があり、惣菜・弁当を豊富に扱うほか、水上交通と陸上交通の結節点になっています。道の駅 くりもと(紅小町の郷)は市域の南西、千葉県道44号成田小見川鹿島港線沿いにあり、小規模ながら体験農園や釣り堀を併設した施設となっています。名称通りサツマイモの紅小町が主として販売されています。
平塚製菓ファクトリーショップは小見川にあるチョコレートの工場直売店です(2020年にオープン)。同社の工場の入り口にあり、コンテナがそのまま店舗になっています。市場価格の半額に近い値段で購入できます。
鎌ヶ谷市(かまがやし)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県鎌ケ谷市 緑とふれあいのあるふるさと 鎌ケ谷 人口108,900人
プロ野球北海道日本ハムファイターズの二軍の本拠地「ファイターズ鎌ヶ谷スタジアム」が市内にあることにちなんで、野球選手のシルエットと特産品の梨が描かれています。2012年から50cc以下~125cc以下の3種が交付されています。
鎌ケ谷市は千葉県の北西部にある市で、東京都区部から25km圏内と近く、新鎌ヶ谷駅周辺を中心に住宅地として開発が進んでいる地域です。面積が21.08k㎡と小さいこともあり千葉県内では人口密度が高くなっています。昼夜間人口比率が77.8%とベッドタウンの性質が強い地域ですが、市西部のファイターズタウン周辺は農地や梨農家が多く、緑の残るエリアとなっています。
新鎌ヶ谷駅は京成成田空港線、北総鉄道北総線、東武鉄道野田線の鉄道3路線が通る駅です。市内を通る鉄道全てが乗り入れていること、市内唯一の乗り換え駅であることから当地の中心駅になっています。周辺は1992~2004年あたりに開発されて、イオンモールやアクロスモール新鎌ヶ谷があるなど商業の集積地になっています。駅前広場~市役所までは歩道上に東経140度線がマークされています。また、駅北口にあるらぁめんものこころという店舗の前の自販機で馬刺しが売られています。
鎌ヶ谷大仏は新京成電鉄鎌ヶ谷大仏駅の北側にある大仏です。高さ1.8m(台座含め2.3m)の青銅製釈迦如来像で、1776年鎌ヶ谷宿の大国屋福田文右衛門が先祖の霊の冥福を祈るために江戸神田の鋳物職人に作らせたといいます。小さい大仏像ですが(日本一小さい大仏との説あり)、明治時代の廃仏毀釈と太平洋戦争の金属供出を乗り越えてきた市の文化財です。
ファイターズ鎌ヶ谷スタジアムは「鎌スタ」と呼ばれて親しまれている北海道日本ハムファイターズの二軍の球場・練習場です。元来使用されていた多摩グランドの老朽化に伴い1997年に完成した施設で、イースタン・リーグの試合が行われています。
鎌ヶ谷市制記念公園は1971年の市制施行を記念して作られた公園です(開園は1976年)。当地の桜の名所として知られるほか、蒸気機関車のD51や航空機が展示されています。100円で乗れるバッテリーカー(パトカーや消防車などがモチーフ)があります。
私市(キサイチ)醸造株式会社は鎌ケ谷市東道野辺にある醸造会社です(大正11年創業)。寿司に使う米酢・赤酢などを造っている会社ですが、一般向け商品としてドレッシングやりんご酢を使ったドリンクなども扱っています。梨酢やハニービネガーといった商品もあり、瓶入りのマヨネーズが人気です。
鴨川市(かもがわし)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県鴨川市 自然と歴史を活かした観光・交流都市 ~みんなで創る光り輝くふるさとをめざして~ 人口31,720人
2015年の新生鴨川市10周年を記念して交付されたもので、「たいようくん」と「10th ANNIVERSARY」のロゴが描かれています。(種別不明)限定1,000枚が交付されました。
鴨川市は千葉県南東部にある市です。日蓮ゆかりの誕生寺・清澄寺の門前町として発達し、現在では鴨川シーワールドや鴨川温泉郷があることから観光都市として知られています。鴨川シーワールドや仁右衛門島など海岸部は南房総国定公園に指定されています。多くの漁港があり、漁業が盛んに行われるほか、2,160haの耕地面積を有し9割近くが水田となっています。
鴨川シーワールドは東条海岸と国道128号の間にある総合海洋レジャーセンターです。水族館とイルカ・シャチ・アシカなどのパフォーマンスがあるスタジアム、ホテルが一体になった施設です。サメやペンギン、マンボウの展示もあります(マンボウの人形焼が定番のお土産になっている)。ガイドツアーや給餌体験、海獣とのふれあいなど様々な企画を行っています。園内でも売っていますが、合羽は持参した方が良いでしょう。
鴨川市は前原・内浦・城崎・太海・江見の5つの海水浴場を有しています。砂浜が広くて海の家・トイレが多い前原海水浴場と、水の透明度が高い城崎海水浴場が人気です。また、当地は日本のサーフィン発祥の地の一つ(マルキポイント)でもあります。
仁右衛門島は太海から約200m沖合にある島で、千葉県では最も大きな有人島です。個人所有の島ながら千葉県指定名勝となっていて太海漁港から渡し船が出ています。代々島主が平野仁右衛門を名乗ることから仁右衛門島と称するようになったといい、源頼朝が隠れた隠れ穴や日蓮が朝日を拝したとされる神楽岩などがあります。
鯛の浦は鴨川市の東部、内浦湾~小湊漁港~入道が崎あたりをいいます(もともとの地名は妙の浦)。マダイが群泳する生息地で、国の特別天然記念物に指定されています。本来は比較的深い層を遊泳するマダイが、10m~20mくらいの浅いところに「根つき」になることは大変珍しいことで、古くから名物として遊覧船を出していたようです。近隣に日蓮の誕生を記念して出生地建てられた誕生寺があります。
大山千枚田は鴨川市大山にある棚田で、東京から一番近い棚田となっています。3.2haに375枚の水田が並び、10月~1月にはライトアップされていて(現在はたいまつではなく、LEDになっている)当地の観光名所になっています。
木更津市(きさらづし)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県木更津市 ひとにやさしく 環境と調和し 誇りに満ちた創造のまち 人口134,100人
房総半島と東京湾アクアラインを背景に、マスコットキャラクターの「きさポン」や金鈴塚古墳の出土品「金鈴」、特産品のあさりが描かれています。2012年の市制70周年を記念して50cc以下~125cc以下の3種+ミニカーの計4種が交付されています。
木更津市は千葉県西部にある市です。古くから東京湾に面した港町として栄え、1936年には海軍飛行場(現陸上自衛隊木更津駐屯地)がおかれ、軍都・工業都市として発展しました。市域は東西に長いU字型で、市域を縦貫する館山自動車道以西が住宅・商業・工業地として利用される人口密度の高いエリア、市域東側はゴルフ場や農地が多くなっています。国際観光都市である一方、かずさアカデミアパーク(千葉新産業三角構造プロジェクトの拠点施設の一つ)がおかれています。
東京湾アクアラインは東京湾を横断して木更津市と神奈川県川崎市をつなぐ自動車専用の有料道路です。全長15,1kmのうち4,4kmが橋梁、残りがトンネル部となっています。トンネルと橋の中間に人工島の海ほたるPA(食事・休憩ができる5階建て施設)があります。アクアトンネル中間に位置する川崎人工島の「風の塔」はトンネル内の換気を行う施設で、観光名所にもなっています。
木更津市は、三井アウトレットパーク木更津(市北部の金田東にある、店舗数日本一を誇る)、イオンモール木更津(市南西側築地)ほかイオンタウン木更津請西、イオンタウン木更津朝日など大型の商業施設があるため、商圏を形成する商業中心都市になっています。中心駅の木更津駅周辺にはスパークルシティ木更津(複合商業施設)がありますが、当地は元来鉄道より自動車の利用が多いため、郊外化が顕著にみられます。2023年には木更津ゲートウェイ・ヴィレッジが開業予定となっています。
木更津市の特産品は米・梨やブルーベリーといった農産物も多いですが、あさり・はまぐりといった貝や海苔が有名です。牛込・金田・久津間・江川・中の島公園の木更津の各海岸に潮干狩り場があります(だいたい1~2kg採って1,800円くらい)。
證誠寺(しょうじょうじ)は木更津市富士見2丁目(矢那川の北岸)にある浄土真宗本願寺派の寺院です。同寺に伝わる伝説「狸囃子」は日本三大狸伝説の一つで、童謡「証城寺の狸囃子」のモチーフになったとされています。近隣の富士見1丁目には木更津唯一の銭湯が残っています。
八剱八幡神社は木更津駅から徒歩5分くらいのところにある神社です。住宅地のなかにあり、さほど大規模な神社ではないですが、木更津の総鎮守として尊崇を受けています(創建年代不詳、源頼朝が社殿を寄進したという)。2011年からご当地ヒーローとして千葉テレで放送されている「鳳神ヤツルギ」の聖地でもあります。
クルックフィールズは市域南部の矢那にある観光農場で、音楽プロデューサー小林武史氏が代表を務める株式会社KURKKUが手がけています。広大な敷地に「農」「食」「アート」が融合したレストラン・売店・牧場・遊具などがあります。
君津市(きみつし)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県君津市 きみの みらいを つくるまち 人口83,060人
マスコットキャラクター「きみぴょん」と「kimitsu city」のロゴが入ったナンバーです。2011年から50cc以下~125cc以下のミニバイク用とミニカー・小型特殊用の計5種類が交付されています。
君津市は千葉県南部、房総半島のおおむね中央に位置する市です。君津市は1943年に木更津海軍航空隊の分工場となる八重原工場が、当時の八重原村と周西村にまたがる格好になったため、軍の斡旋によって同2村が合併して発足しました(当時は町・1971年に市制施行)。北西の東京湾沿岸部には日本の粗鋼生産量の8.4%(2015年度)を占める新日鉄君津製鉄所が所在し、商工業の中心として発展しています。一方東側の丘陵部には久留里線(JR東日本)が走り、久留里城や亀山湖、温泉や湧水、渓流といった見どころや観光客向け施設があります。
濃溝の滝・亀岩の洞窟は君津市の南東部房総スカイライン近くにある清水渓流広場内の洞窟と洞窟内の滝です。洞窟内に差し込む光がハート型になるということでSNSで話題になり、当地の観光名所となっています。紅葉やアジサイの名所としても知られ、近くに千寿の湯という入浴施設と土産屋が出ています。
久留里城(雨城・霜降城)は室町時代に上総武田氏の武田信長によって築かれた山城(古久留里城)です。戦国時代から里見氏の所有となり、再構築されました(新久留里城)。堀切・曲輪など山上の遺構がよく残り、当時の井戸が現在でも水をたたえています。周辺の久留里~久留里市場あたりは地下水に恵まれ、久留里駅駅周辺に自噴井の久留里の名水や平成の名水百選生きた水を筆頭に井戸が200ほどあります。
亀山ダムは小櫃川上流にある千葉県では最初で最大のダムです。ダム湖として亀山湖を形成していて、サイクリング・ハイキング・ボート遊びなどができる観光地になっているほか亀山温泉としてホテル・旅館がでています(日帰り入浴も行っている)。当地の花火大会亀山湖上祭の会場にもなっています。
はちみつとミードのはちみつ工房は君津市東部の大井にある工場・土産屋です(自社で生産加工販売を行う第6次産業)。店舗名どおり主としてはちみつ、はちみつ加工品を取り扱っていて、はちみつのテーマパークといった印象です。ミード(蜂蜜酒)ははちみつを醸造して作られる酒で(添加ではない)、日本ではあまり造られていない珍しい種類の酒です。
和蔵酒造は日本酒「聖泉」や「鹿野山」で知られる酒蔵です。君津市内にリキュールや焼酎の貞元蔵と日本酒の竹岡蔵の2つの蔵を有し、貞元蔵の方には酒菜館という蔵見学と試飲ができる土産屋・見学施設があります。
芝山町(しばやままち)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県山武郡芝山町 活力ある 緑の大地と空がふれあうまち 人口7,122人
町のキャラクター「しばっこくん」が描かれています。2015年の町制60周年を記念して50cc以下~125cc以下の3種類が交付されています。
芝山町は千葉県北東部にある町です。千葉県内でも人口が少ない町ですが、成田国際空港に隣接することから国際空港特区の一部になっています。5~7世紀ごろの古墳が現存しているものだけで99基あり、「はにわの町」ないし「はにわの里」と呼ばれることがある町です。古くから農業が盛んで、にんじん・スイカ・里芋・米などを産出していますが、3つの工業団地を有し、町域には多数の物流拠点があるなど第二次~第三次産業も盛んです。
航空科学博物館は成田空港の南側、芝山町岩山にあります。日本最初の航空専門の博物館であり、ボーイング747の実物パーツや客室のモックアップといった展示やフライトシュミレーターが設置されています。展望レストランがあるほか、成田空港問題の歴史を伝える資料館として空と大地の歴史館が併設されています。
ひこうきの丘は前述の航空科学博物館から西側に300mくらいのところにある公園です。ハート型のモニュメントやカフェがあり、成田空港のA滑走路から600mくらいのところにあるため、航空ファンに人気のある撮影スポットになっています。
芝山公園は町域の南部にある公園で、前方後円墳や遊具広場、ミニアスレチックなどがある公園です。地元の小・中学生が古代人に扮してパレードを行う芝山はにわ祭の開催地になっているほかはにわ博物館、別称の芝山仁王尊が同町の名の由来になっている観音教寺が隣接しています。
道の駅 風和里しばやまは千葉県道62号線成田松尾線(芝山はにわ道)沿い、空の駅 風和里しばやまは成田空港近くの国道296号沿いにある施設です。どちらも同じ第3セクターが管理・運営していて、野菜・花・惣菜・弁当・パンなど品揃えが豊富です。
白子町(しらこまち)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県長生郡白子町 うみとそらのあいだに暮らす 人口11,040人
波をイメージした青のラインとシンボルキャラクターの「げんき君」が描かれています。2013年から50cc以下の白ナンバーを対象に交付されています。
白子町は千葉県の東部、太平洋沿岸の九十九里平野に含まれる町です。中世末に紀州の漁民が漂着し地引網漁を伝えたとされる九十九里イワシ漁発祥の地です。現在は天然ガスとともに地表に上がってくる白子温泉や海水浴場を有する保養地として知られ、農業と観光が産業の主体となっています。テニスコートの数が日本一多い町で、テニスの町としても知られています。
白子町は剃金海水浴場、古所海水浴場、中里海水浴場など5つの海水浴場を有しています。町の管理なのでシャワーがなかったりトイレットペーパーの交換がなかったりしますが、駐車場が無料ということで九十九里浜のビーチとしては穴場の印象があります。中里海水場近辺はホテルと旅館、当地名物のテニスコートが並ぶリゾート地域になっています。
白子温泉はヨウ素を含むナトリウム塩化物泉で、白子町の温泉街にはホテル・旅館が17軒あり、多くが日帰り入浴を行っています。一時期砂風呂を売りにしていた町営の健康センターがありましたが現在は閉業となり、近隣のホテル・旅館も砂風呂は行っていません。
白子神社は白子町の由来になった神社で、大己貴命(おおなむちのみこと=大国主命)を祭神とする神社です。白亀に乗った白蛇が沖からやってきたという伝説が残っていて、拝殿前の撫で蛇が有名な神社です。
げんきの里ひまわりは白里町北高根にある農産物の直売所です。白里町は農業王国の千葉県のなかでも特に農業が盛んな地域で、たまねぎ・トマト・きゅうりなど野菜のほか、冷凍のイセエビ・はまぐりなど海産物、餅や寿司など加工品も並びます。特に玉ねぎが有名で、甘みが強い新玉ねぎが出るシーズンにはレジに長蛇の列ができます。
千葉市(ちばし)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県千葉市 人とまち いきいきと幸せに輝く都市 人口971,900人
㊤2013年に交付されたもので、角を落としてボールの形を模したプレートに千葉ロッテマリーンズのマスコットキャラクター「マーくん」が描かれています。㊦2021年の市制100周年を記念したもので、千葉ポートタワーと100周年のシンボルマークとロゴが描かれたものです。50cc以下3,000枚、50~90cc200枚、90~125cc1,300枚が交付されています。
千葉市は千葉県中央部にある政令指定都市で、中央・美浜・花見川・稲毛・若葉・緑の6つの区をからなり、業務核都市・国家戦略特区・国際観光会議都市などに指定されています。全体にみて住宅団地が多く、現在も開発がすすんでいるため人口が増加している地域です。東京都都心部と成田国際空港の中間地点に位置することから国家機関や県・市の機関が数多く所在するほか、先端技術産業の集積地になっています。2019年から「パートナーシップ宣誓証明制度」として、性的少数者や事実婚などのカップルに公的証明書を交付しています。
美浜区は幕張新都心や海浜ニュータウンを要する行政区で、幕張メッセ、ZOZOマリンスタジアムや幕張海浜公園、イオンモール幕張新都心(同名の郊外型店舗の旗艦店で、日本最大規模)を擁していて、千葉市の商業・観光・レジャーの中心となっています。区域全域が造成地で、人工海浜の幕張の浜(全長2,695m)がありますが、砂の流出が深刻であるなどの理由で、長らく遊泳禁止となっています。
中央区は千葉市ならびに千葉県の行政・商業の中心となっている地域です。京成千葉駅周辺に繁華街の富士見、歓楽街・風俗街の栄町があり、当地の商業地としえ栄えています。また、本外房線千葉駅・蘇我駅(外房線・内房線・京葉線・京葉臨海鉄道臨海本線の貨物線が乗り入れる)あたりも商業地として発達しています。大賀ハスの鑑賞地として知られる千葉公園、千葉県立中央博物館がある青葉の森公園、亥鼻城(いのはなじょう、別名千葉城とも。模擬天守内が郷土博物館になっている)跡などがあります。
稲毛区と花見川区はおおむね住宅地が占める生活拠点となっています(特に稲毛区は狭いこともあり、人口密度が千葉市全体の2倍近い)。稲毛区の丘上に建つ稲毛浅間神社の松林は市の天然記念物に指定されていて、同神社の創建(808年)以来形成されてきたものとされています。
若葉区は市内最大の面積をもつ区で、日本最大規模の貝塚である加曽利貝塚(犬の骨が人間とともに埋葬されていることが発見された)や緑が残る地域です。区西部はニュータウンとして開発がすすむ一方で、東部は田園地帯やゴルフコースがみられます。若葉区源町にある千葉市動物公園はレッサーパンダの「風太」で有名な動物園です。
緑区はニュータウン開発が進んでいる地域で、区内各所で宅地化が進んでいます。外房線に沿うように市街地が東西に伸びていて、東部の大網白里市との境あたりに昭和の森公園(キャンプ場やBBQエリアなど県内有数の規模を誇る総合公園)やホキ美術館(主に現代日本人作家の写実絵画を収集する)があります。
東金市(とうがねし)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県東金市 人・自然・ときめき交感都市 人口57,780人
八鶴湖の桜を背景にマスコットキャラクターの「とっちー」が描かれています。2014年の市制60周年を記念して50cc以下の白ナンバーを対象に500枚が交付されました。
東金市は千葉県の中央東部にある市です。江戸時代に徳川家康・家忠が鷹狩に訪れたため、御成街道や東金語店が整備され、宿場町・問屋街として発達し、「上総のこがねまち」と呼ばれるようになりました。伝統的に小売業・卸売業が多く商業都市の性質が強い地域ですが、交通の要衝である東金インターチェンジがあるため、化学工業・生産用機械製造といった工業も盛んです。市域の1/3が農地となっていて、野菜や豆類が主として作られています。作田川流域沿いに成東・東金食虫植物群落という国の特別天然記念物/保護区があります。
八鶴湖(はっかくこ、はっかっこ)は徳川家康が東金御殿を築く際に作られた人造の湖です。東金線東金駅の西500mほど、東金市の中央に位置し、ツツジ・アジサイ・花菖蒲など四季折々の花が咲く風光明媚な場所として知られています。3月下旬~4月上旬の桜の時期には東金桜まつりが開催されています。八鶴湖周辺には徳川家康公お手植蜜柑、東金御殿跡、防空壕の跡など歴史を感じさせるスポットが残っています(松の湯という古い銭湯もあり)。
最福寺は単立(日蓮宗系)の寺院です。前述の八鶴湖の東岸の丘の上にあります。802年に最澄によって天台宗の寺院として創建され、1479年に顕本法華宗に改宗、現在は単立の本山というちょっと変わった歴史があります。境内に徳川家康の銅像があり、徳川家ゆかりの地として知られています。
道の駅 みのりの郷東金は国道126号沿いにある大型の道の駅です。農産物直売やレストラン、トイレなどもちろんありますが、東金市は「植木のまち」としてPRを行っているため、千葉県下最大級の植木の圃場があり、植木・盆栽・小鉢植えなどが花木が充実しています。
たぶん…世界一小さいチョコレート工場は2021年にオープンした三真株式会社(あられちゃん家で有名な米菓メーカー)が運営するチョコレート菓子の工場直売店です。菓子の直売のほかホットチョコレートなどのテイクアウトのドリンクもやっています。
東金市はぶどう農家が多くあり観光農園が松之郷に集中しています(なぜぶどうなのかは不明)。東金ぶどう郷といって、時期になるとぶどう狩りが各農園で行われています。
成田市(なりたし)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県成田市 空港(そら)、交流(ふれあい)、希望(ゆめ) 創造都市 人口131,200人
㊤元来のシンプルなナンバーに「NARITA」を併記㊦2014年の市制施行60周年を記念して交付されたもので、成田山新勝寺と旅客機のシルエットを背景に観光キャラクターの「うなりくん」が描かれています。
成田市は千葉県北部中央に位置する中核都市で、日本最大の国際空港である成田国際空港を有することから国家戦略特区、構造改革特区、国際会議都市などに指定されている国家戦略の中心的役割をもつ地域です。古くは成田山新勝寺・宗吾霊堂の二大霊場の門前町として栄えたまちで、現在でも観光都市として成田空港と上記二大霊場を中心に、通年1,000万人の観光入込客数を誇る(コロナ禍以前は1,400万ほど)観光都市となっています。
成田国際空港は日本最大の空港で、同空港だけで日本全体の貿易額の14%を占めています(2015年)。1978年に新東京国際空港として開港し、民営化に伴い成田国際空港と名称を改めましたが、改称前から使用されている成田空港、または行先表の「成田(NARITA)」が使用されています。空港内に300店舗以上の商店を有し、売上高日本一のショッピングセンターでもあります(2018年度)。
成田山新勝寺は真言宗智山派の寺院で、同宗派の大本山の一つです。本尊が不動明王であることから、「成田不動」の名で親しまれています。関東屈指の参拝客数を誇り、国外の観光客にも人気があります。成田線成田駅(JR東日本)から1kmほど参道沿いに商店が出ていて鰻が有名です。また、境内の奥側は成田山公園という広い公園になっています。
ワットパクナム日本別院は、タイのバンコクにあるワットパークナム(観光名所として有名)という王室寺院の別院です。宗教施設にとどまらず、在日タイ人の交流拠点、タイ古式マッサージやタイ料理、タイ式フルーツカービングなどの研修場としても利用されています。日本人でも歓迎されますが、外国の寺院ですからドレスコードはそれなりものを要求されます。
東勝寺は成田市宗吾にある真言宗豊山派の寺院です。通称の「宗吾霊堂」という呼び名で親しまれています。坂上田村麻呂が開基したといわれる寺で、本堂には一人で将軍に駕籠訴えを行い、処刑されたとされる義民・佐倉惣五郎(通称を宗吾・惣五という)の霊が祀られています。講釈や歌舞伎に伝わる佐倉惣五郎の振る舞いは史実として確認できることは少ないながら、実在した人物のようです。
船橋市(ふなばしし)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県船橋市 生き生きとしたふれあいの都市 人口622,900人
㊤船と橋のデザインでプレート上部はアーチ型、下部は波型になっている。2012年から50cc以下~125cc以下の原付3種+ミニカー・小型特殊の計5種類が交付㊦プロバスケットボールチーム「千葉ジェッツふなばし」のデザイン、2016年から数量限定で交付されている。現在は50cc~90cc以下の黄、50~125ccの桃色ナンバーのみ。
船橋市は千葉県北西部にある市です。千葉県下第二位の人口を有し、古くは御成街道・佐倉街道の交通の要衝として船橋御殿や船橋宿の宿場町として発達しました。近代にはいると軍都として栄え、現代の船橋は県都千葉市に対して「商都船橋」と呼ばれる商業の盛んな地域となっています。また、物流・食品加工といった第2次~第3次産業も盛んに行われています。東京都区部に近いためベッドタウンとして開発が進み、人口も安定して増加傾向にあります。
船橋駅と京成船橋駅(少し離れている)は千葉県屈指のターミナル駅として機能しています。周辺地域は戦後に戦災を免れたため、闇市が隆盛を極め「日本の上海」と呼ばれていたエリアで、現在も千葉駅・柏駅と並ぶ千葉県内の繁華街ないし観光拠点として機能しています。千葉県下一位の乗降客数を誇る西船橋駅周辺も商業地になっていますが、こちらはどちらかというと個人の飲食店が多い印象です。
ふなばしアンデルセン公園は船橋市の北東部にある総合公園です。船橋市の市制50周年を記念して開園したもので(当時は「ワンパク王国」だった)、現在は開園当時の三倍以上の面積の38.3haの規模となっています。シンボルの風車はアンデルセン公園として開園当時は回っていましたが(挽いた粉でパンを焼いていた)、近年は経年劣化のため回っていません。
船橋市のベイエリア、浜町(はまちょう)と若松あたりは商業施設と娯楽施設が集中していて、市内外から人を集める地域となっています。浜町にはららぽーとTOKYO-BAY、IKEATOKYO-BAY、ビビッド船橋といった大型商業施設があります。若松の方には地方競馬の船橋競馬場があり、当地の娯楽施設となっています(以前は浜町にオートレース場があった)。南側の高瀬町までいくとサッポロビールの千葉工場があり(有料だが試飲を含む工場見学もやっている)、千葉ビール園というビアホールを併設しています。
意富比神社(おおひじんじゃ、通称は船橋大神宮)は景行天皇40年(だいたい1900年ほど前)に創建されたとされる神社です。境内に高さ12mほど、3階建て灯明台があり、かつては政府公認の私設灯台として活躍していました。江戸時代には徳川家康の前で相撲を披露したことから、毎年10月20日の例大祭では神楽と共に相撲が奉納されています。
船橋三番瀬干潟は船橋市潮見町の東京湾の奥まったところにあります。三番瀬というのは浦安市・習志野市・市川市・船橋市にまたがる東京湾最大の干潟で(水深1m未満の面積だと1,200haほど)、船橋市のあたりはふなばし三番瀬海浜公園として整備されています。潮干狩りやBBQのスポットとして利用されるほか、三番瀬環境学習館という体験学習施設があります(有料だが、VRゲームがあるなど施設としては新しい)。食用貝のホンノビス貝(昔は大アサリと呼ばれていた、蛤より肉は硬いが味は濃い)が定着していて、千葉ブランドになっています。
睦沢町(むつざわまち)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
千葉県長生郡睦沢町 きれいな水 豊かな土 支えあう人の和で築く ふるさと むつざわ 人口6,9280人
町花のサツキとマスコットキャラクターの「うめ丸くん」、2012年に50cc以下の白ナンバーを対象に、限定500枚が交付されました。
睦沢町は千葉県の南東部、長生郡に属する町です。町域は標高2-168mの緩やかな斜面をなしていて、町の中央を流れる埴生川・瑞沢川・長楽寺川の沿岸は米作りが盛んで、上総地区屈指の穀倉地帯となっています。南関東ガス田の天然ガス採掘も基幹産業として盛んに行われるほか、2017年から温暖な気候を活かしたオリーブの栽培が始まっています。南西側の丘陵地はゴルフ場(房総カントリークラブ 房総ゴルフ場)が多くを占めています。
妙楽寺は天台宗の寺院で、848-850年に慈覚大師円仁によって創建されたといいます。多くの古仏像を有し、本尊の木造大日如来坐像(1190年)は国の重要文化財に指定されています。周辺の森林は「妙楽寺の森」として千葉県の天然記念物に指定されているものです。周辺の大字妙楽寺睦沢ダムあたりの梅畑では毎年初夏に梅狩りが行われていて、カリカリ梅が当地の産物の一つとなっています。
道の駅 むつざわ つどいの郷は千葉県道150号大多喜一宮線沿いにある中~大規模の道の駅です(2019年に移転、改称して正式名前が長くなった。元の場所には睦沢郵便局になっている)。物販・レストランのほか温泉入浴施設(つどいの湯)、コミュニティ施設(つどいのハコ・体験工房・体験農園)、ドッグランやレンタルサイクルを兼ねる交流広場「オリーブの森」(災害時にはかまどになるベンチ、通称かまどベンチがある)などで構成されています。なお、温泉はかん水と呼ばれるヨウ素を含んだ湯で、茶褐色の湯です。
ガラス屋 福は睦沢町上市場の太陽光発電所のあたりにあるガラス工芸の工房です。通年で拭きガラスや絵付けなどの体験を行っています。
お寺カフェそわかは睦沢町下郷にある弘行寺の裏手にあるカフェです。お寺の庭を見ながらそばやカレーの、甘味と梵字ラテなどが楽しめます。また、プチ修行として写経もできます。