徳島県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【徳島県編】

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鳴門市(なるとし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

徳島県鳴門市 いきいき 未来に輝く 交流拠点都市 なると 人口54,315人

鳴門の渦潮を背景に徳島ヴォルティス(サッカーJリーグ)と徳島インディゴソックス(プロ野球四国アイランドリーグ)のキャラクターやロゴをあしらったデザインです。2019年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付開始、2022年に交付終了しました。ナンバーはSが先頭に付き、その後の数字1,2,3で種別(排気量50cc以下なら1、90cc以下は2、125cc以下なら3)を表します。

鳴門市は徳島県の北東部にある市です。名称通り鳴門海峡を望むまちで、神戸自動車道の四国側の玄関口にあたります。鳴門の渦潮が有名であり、鳴門公園の渦の道、大塚国際美術館や観光汽船などで観光地として知られる一方で、主要な産業は製造業であり大塚製薬の企業城下町でもあります。また、第1次産業も全国平均からみると就業者が多く、畑や樹園地などが随所にみられ、海からはブリ・鯛・タコなどが水揚げされています。第一次世界大戦期に置かれた坂東俘虜収容所があった地域であり、ドイツ帝国ならびにオーストリア=ハンガリー帝国将兵1,000人ほどを収容していた歴史があります。

鳴門海峡は鳴門市の大毛島孫崎と淡路島の門崎の間にある海峡です(国指定名勝)。世界三大潮流の一つとされる非常に潮の流れが速い海峡で、この潮流が形成する渦潮が全国的に知られています。神戸自動車道の淡路-鳴門間には大鳴門橋が架かっており、鳴門市側は鳴門公園という公園になっています。同公園は大鳴戸橋架橋記念館(エディ)、鳴門山展望台、エスカヒル・鳴門(展望台、建設当時日本最長のエスカレーターがある)、大塚国際美術館(陶板複製画を中心とした美術館)、渦の道(大鳴門橋の橋桁内にある遊歩道)、観潮船などが発着する亀浦港などで構成されています。

大麻比古神社(おおあさひこじんじゃ)は鳴門市大麻町板東にある神社です。阿波忌部氏の祖とされている大麻比古神を祀ったもので、阿波国・淡路国両国の総鎮守、現在は徳島県の総鎮守(阿波国一宮)とされるものです。境内は県立自然公園となっているほか、境内の裏手にドイツ人捕虜が建造したドイツ橋(日本百名橋・徳島88景)やめがね橋があります。

道の駅くるくるなるとは鳴門市大津町備前島にある国道11号の中~大規模の道の駅です。2022年4月に開駅したまだ新しい施設で、「(体験型)食のテーマパーク」というコンセプトのもと鳴門金時や鮮魚、わかめなどの地場産品が販売されています。

ドイツ館は鳴門市大麻町桧東山田(前述の大麻比古神社の南側)にある資料館です。板東俘虜収容所で過ごしたドイツ兵たちの活動の様子や、地域の人々との交流の様子を展示しています。当時はドイツ人捕虜を「ドイツさん」と呼び、スポーツや音楽など文化の交流があったようです。周辺には道の駅 第九の里や坂東俘虜収容所跡地、鳴門市賀川豊彦記念館(ドイツ館との共通券あり)などがあります。


石井町(いしいちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

徳島県名西郡石井町 太陽と緑の田園都市 人口24,973人

自治体名の左にPRキャラクターの「ふじっこちゃん」が描かれています。2012年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカーを対象に交付されています。

石井町は徳島県北東部の徳島市の西側にある町で、名西郡に属しています。おおむね吉野川が流れる平野部と丘陵地で構成されており、全面積のうち4割程度が耕地という農業が盛んなまちとなっています。町の中心部は徳島市のベッドタウンとして発展した経緯があり、フジグラン石井という大型のショッピングモールが出店しています。町花になっている地福寺の藤や藤まつりで知られる地域ですが、ほかにも社寺や古民家など歴史的建造物が多数残っています。土地柄、白菜やほうれん草など野菜や漬物などを特産品としているほか、「ふぢ餅」という紫芋を練り込んで藤の色合いを出した餅で柚子餡を包んだ餅が名物です。

地福寺は石井町石井にある真言宗大覚寺派の寺院です。JR四国石井駅から徒歩2~3分のところにある寺で、阿波六地蔵霊場の一つです。同寺には樹齢200年ほどの紫と白の藤が植わっており、毎年4月上旬~5月中旬に藤まつりが行われています。また、隣接する神山町の神光寺ののぼり藤も有名で、シーズンには当地と両方を巡る方が多いようです。

童学寺は石井町石井にある真言宗善通寺派の寺院です。飛鳥時代に行基によって創建されたとされる寺で、空海が7歳から15歳まで当寺で学び当地でいろは四十八文字を創作したと伝わっていることから童学寺というそうです。逍遙園(室町時代作庭の庭園。町指定名勝)や木像薬師如来坐像(重要文化財)、藤棚などがあります。

阿波食ミュージアムは石井町高原にある産地直売所です。2015年にオープンした店舗で、カフェや食堂のほか駐車場とトイレがあり小規模の道の駅のような施設となっています。当地は農業イメージの強い土地柄であることもあり、大変人気があります。

田中家住宅武知家住宅は石井町の高川原/藍畑にある住宅です。どちらも当地が藍(青色の染料)の製造や取引で栄えた頃の藍商人の家であり、母屋のほかに藍を発酵させる室などが残っています。国の重要文化財に指定されおり、また日本遺産「藍のふるさと 阿波」の構成要素でもあります。


徳島市(とくしまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

徳島県徳島市 心おどる水都・とくしま 人口247,974人

阿波おどりに使われる高張提灯の形をしたナンバープレートに、男踊りと女踊りが描かれています。2012年から50cc以下~125cc以下のミニバイクを対象に交付されています。

徳島市は徳島県東部にある市で徳島県の県庁所在地です。徳島県最大、四国内では高知市に次ぐ第4位の規模の都市となります。江戸時代に徳島藩(蜂須賀氏)の城下町として発展した地域で、吉野川河口の三角州上に位置するため市域を無数の川が流れています。現在は徳島県全体の人口の1/3が集中する政治・経済の中心地である一方、吉野川によって形成される徳島平野は肥沃な土地でもあり、県庁所在地としては耕地が多く農業が盛んです。また、大規模な漁港はありませんが、吉野川河口の汽水域は漁場として良好であるため、150隻程度の漁船を有しておりアオノリなどの養殖が盛んに行われています。

徳島城は徳島市徳島町城内にある日本の城・史跡・国指定名勝です(日本百名城)。JR徳島駅の北側にあり、1585年に当地に入封した蜂須賀家政が築城したもので石垣と堀のほか表御殿庭園が残っています。周辺は徳島中央公園(旧称:徳島公園)として整備されており、市立徳島城博物館やバラ園などがありほか、蜂須賀桜というカンザクラ系の栽培品種(2月下旬から3月上旬に咲く)が植栽されています。

阿波おどりは日本の著名な伝統芸能で、約400年の歴史をもっています。徳島市阿波おどりは8月に4日間開催され、総計100万人を超える人出がある全国的にも大きなイベントです。また、徳島市新町橋には阿波おどり会館という施設があり、時期でなくとも踊り方や阿波踊りの歴史について学べるようになっています。

眉山(びざん)は徳島市街に隣接する山(標高290m)で、徳島市のシンボル的存在です。山麓に眉山公園という公園があり、前述の阿波おどり会館のあたりからロープウェイで登ることができます。桜や夜景の名所とされており、また公園内のパゴダ(ミャンマー式の仏塔)は太平洋戦争の戦没者を慰霊するものです。

徳島県文化の森総合公園(八万町向寺山)は置県100周年を記念した文化公園で、面積40.6haを有します。県立図書館・県立博物館・県立近代美術館などがはいる三館棟があり、当地の文化・交流施設となっています。公園ゾーンには落差30mのカスケード(階段状の人口滝)があります。森林ゾーンにある王子神社は「猫神さん」の名で親しまれる神社です。


松茂町(まつしげちょう)

松茂町ホームページより

徳島県板野郡松茂町 夢フライト21・松茂-空と海が輝く緑の臨空都市をめざして 人口14,253人

PRキャラクターの「松茂係長」が描かれています。2019年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

松茂町徳島県北東部にある町です。鳴門市と徳島市に挟まれた臨海部のベッドタウンであり、徳島空港(愛称:徳島阿波おどり空港)を擁するため徳島県の空の玄関口でもあります。町域は大部分が旧吉野川の三角州として形成された低地や、干拓によって新田開発された農業地帯ですが、さほど広くない町域の中央部~東側にかけて徳島空港の滑走路が走っています。現在の松茂町は第3次産業が主要な産業となっていますが、漁業も盛んであり梨やさつまいものほか、海苔やちりめんじゃこを特産品としています。1940年から継続して人口増加を続けていましたが、2015年あたりから減少傾向に転じています。

月見ヶ丘海浜公園は徳島空港の南側にある公園です。かなり広い公園でアスレチックやキャンプ場、バーベキュー設備やビジターセンターなどを有し、水遊びができるじゃぶじゃぶ池があります。また、ハマニガナやハマヒルガオといった海浜植物の宝庫となっています。

松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館は入館料無料の施設(体験や研修室は有料)で、第3土曜日14時から人形浄瑠璃の公演があります。向かいが「マツシゲート」というカフェを併設した交流拠点施設になっており、藍染や木工のワークショップを行っていたり、毎週土曜日に朝市、毎月第二日曜日にマルシェが行われています。

ハレルヤスイーツキッチンは和菓子・洋菓子を製造する製菓企業です。民話の「阿波狸合戦」にちなんだ徳島銘菓の「金長まんじゅう」やたぬきケーキで知られているメーカーで、本社・本店が松茂町広島にあります。カフェを併設しているほか、金長まんじゅうの工場を見学することができます。


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山口県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【山口県編】

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下松市(くだまつし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山口県下松市 笑いと花と童謡のまち 人口55,437人

市のPRキャラクター「くだまる」と流れ星、松を描いたナンバープレートです。市制施行80周年記念として、2019年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

下松市は山口県の南東部、周南地域(周南・下松・光地区)にある市です。北に中国山地、南に瀬戸内海を臨む地域で、島嶼部として瀬戸内海に浮かぶ笠戸島と古島を有しています。同市は鉄鋼や輸送用機械器具といった製造業を主要な産業としている工業のまちで、臨海部に大規模な工場群があります。下松という地名は「推古天皇の頃に松の木に大星が降り、7日7夜光輝き続けた」という言い伝えから「星が下った松」ということで「下松」になったという説があり、くだんの松がJR下松駅前の金輪神社に「鼎の松五代目」として残っています。近年は山口県内で唯一人口が増加している自治体でしたが、現在は減少傾向に転じています。笠戸島(かさどしま)のとらふぐ・ひらめ養殖が有名で、これらを特産品としています。

笠戸島は下松市街から見て南にある三日月型の島で、面積11.77k㎡と瀬戸内海の島としては大きい方です。古くから造船業で栄えた島で現在は本土と笠戸大橋という橋で繋がっており、レジャー/レクリエーションの地となっています。具体的にははなぐり海水浴場、潮風ガーデン、大城温泉(おおじょうおんせん、国民宿舎 大城)などがあり、キャンプ場も整備されています。また、8月には手作りの筏でタイムを競うくだまつ笠戸島マリンイカダレース大会が開催されています。

下松スポーツ公園は下松市河内にある公園です。球技場や体育館、温水プール、全周660mのウォーキングコースなど運動施設が主体の公園ですが、複合アスレチックや遊具などもあり、しだれ桜・ポピー・コスモスなど四季折々の花の名所としても親しまれています。

ひらめきパーク笠戸島(下松市栽培漁業センター)は、笠戸島の北部にある漁業センターです。2020年にリニューアルされた施設で、日本最大規模のタッチングプールを有しています。魚とのふれあい体験や餌やり、魚の捌きかた教室などを行うほか、館内で笠戸ひらめを販売しています。また、保護した猫を職員として飼育しているため猫好きに人気がある施設です。毎月第1・第3日曜日にプチ海の駅として鮮魚や野菜など地場産品を販売しています。


岩国市(いわくにし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山口県岩国市 豊かな自然と都市が共生した活力と交流にあふれる県東部の中核都市 人口124,294人

特産の岩国レンコンの形のプレートに、錦帯橋と岩国錦帯橋空港のPRキャラクター「ソラッピー」が描かれています。2014年に岩国錦帯橋空港開港一周年を記念して交付されたもので、ミニバイク50c以下800枚、90cc以下と125cc以下が100枚の計1,000枚が交付されました。

岩国市は山口県の北東部にある市です。2006年、旧岩国市と玖珂郡由宇町・玖珂町・本郷村・周東町・錦町・美川町・美和町が合併して発足した自治体で、873.72k㎡と山口市に次ぐ県下2位の広さを有しています。市域北側から西側にかけては中国山地の山や丘陵地が広がるため約8割が森林となっており、2級水系の錦川流域とこの川が分かれる今津川・門前川の三角州周辺に市街があります。歴史的には吉川氏がおさめる岩国藩(吉川藩)の城下町や山陽道の宿場町として発達した地域であり、現在は化学工業、パルプ・紙、繊維工業といった製造業を主要な産業とする工業のまちとなっています。また、沿岸部に海上自衛隊と米海兵隊、民間が共用する岩国飛行場(岩国錦帯橋空港)があります。岩国れんこん、地酒(「獺祭」、「雁木」など)、高森牛、鮎などを特産品としています。

錦帯橋(きんたいきょう)は、岩国市岩国にある5連の木造アーチ橋(全長193.3m、幅5m)です。日本三名橋・日本三大奇橋に数えられる橋で、元は1673年に岩国藩三代目藩主 吉川広嘉によって作られたとされる橋で、補修や架け替えなどを行い続けて現在見られるものは3代目です。伝統的な木造建築の技法の「木組み(釘を使わない工法)」と石積みにこだわった橋梁です。また、桜の名所でもあり周辺の吉香公園(吉川氏の居館跡を整備したもの。菖蒲園やシロヘビの館などがある)とともに日本のさくら名所100選に選定されています(入橋料:中学生以上310円、小学生150円)。春・秋には錦帯橋が架かる錦川に観光船が出ています。

岩国城は岩国市横山にある史跡(山城)です。1601年に岩国藩初代藩主の吉川広家によって築城が開始され1608年に完成、もともと4重6階の天守を有していたそうですが1615年の一国一城令によりこれは破却されました。その後は城の麓に陣屋が置かれて長らく当地の政治の中心となっていたようです。1962年に当時の絵図をもとに天守が復興されており、山上と麓の吉香公園がロープウェーで結ばれています。

地底王国美川ムーバレーは岩国市美川町にある体験型のテーマパークです。玖珂鉱山(くがこうざん)というタングステン鉱石などを採掘していた鉱山の跡地を、「超古代文明」をテーマにレジャー施設としたものです。歴史的資料や記念施設というよりは地域おこしのためのテーマパークとなっており、全長1kmに及ぶ洞窟内でライトと地図を持って謎解きをするアトラクションなどが行われています。入浴施設やレストラン、土産屋なども併設されており、本格的な観光地になっています。

道の駅 ピュアラインにしきは、岩国市錦町府谷にある国道187号沿いの小規模の道の駅です。錦川に注ぐ中ノ瀬川の屈曲部にあり、清流のイメージと道の駅裏手にある明治38年創業の錦町農産加工のこんにゃく製品がウリです。鮎・わさび・イノシシ肉などが人気です。


下関市(しものせきし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山口県下関市 自然と歴史と人が織りなす交流都市 人口248,193人

波をイメージした背景にフグとクジラが描かれています。合併10周年記念として2015年にミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

下関市は山口県西部にある市です。2005年に旧下関市・豊浦郡菊川町・豊田町・豊浦町・豊北町が合併して新下関市となり、同日に豊浦郡が消滅しています。関門海峡に面し、本州最西端となる地域で県庁所在地の山口市を凌ぐ県内最大の都市となっています。日本最大のフグの集積地として全国的に知名度が高く、ほかにも市立しものせき水族館「海響館」や宮本武蔵と佐々木小次郎が対決した巌流島(船島)が有名です。古くから海運・貿易・金融に関する産業が盛んな地域であり、現在でも山口県の経済的中心となっているほか、飲食・宿泊など観光業も行われています。また、捕鯨発祥の地とされていることがあり、現在でも日本の調査捕鯨などを支援しています。

市立しものせき水族館「海響館」は下関市あるかぽーとにある水族館です。長府地区にあった下関市立水族館の後継として2001年に開館したもので、ペンギンやイルカ・アシカ・スナメリといった大型水生動物や、土地柄フグが100種以上展示されています。地元下関の海にこだわった展示や日本で唯一となるシロナガスクジラの全身骨格標本が特徴です。また、周辺には「はい!からっと横丁」(遊園地)、あるかぽーとテラス(飲食・物販を行う)があり、少し西へ行くとやまぎん資料館(山口銀行旧本店、無料で見学可)があります。

赤間神宮(あかまじんぐう)は下関市阿弥陀寺町にある神社です。壇ノ浦の戦いで入水した安徳天皇を祀るもので、明治の神仏分離まで阿弥陀寺という仏式の寺であり怪談「耳なし芳一」の舞台がこちらです。龍宮城を模したという朱塗りの門(水天門・国の登錄有形文化財)が非常に印象的です。安徳天皇の命日である5月の2~4日に先帝祭という大規模な祭事が行われています。

下関市には道の駅が3つあります。①道の駅 北浦街道 豊北は下関市豊北町にある国道191号の道の駅です。海岸沿いにあり海鮮を推しています。同施設は2016年および2018年に行われた道の駅ランキングで1位になっています。②道の駅 きくがわは下関市菊川町にある国道491号の道の駅です。併設のレストランでは名産のそうめんを推しています。③道の駅  蛍街道 西ノ市は下関市豊田町にある県道34号の道の駅です。温泉の日帰り入浴施設があり、長門鉄道を走っていた蒸気機関車が展示されています。

火の山公園は下関市火の山山頂にある都市公園です。「火の山」とはもともと都に敵の襲来を知らせるための狼煙台が築かれていたことに由来した名称で、明治時代から戦後までは砲台が置かれ、下関要塞の一部であったため民間人の入山が禁止されていました。現在は関門海峡を一望でき桜やツツジ、チューリップの名所とされる公園となっており、ロープウェイで簡単に山頂部までアクセスすることができます。また、屋外に戦艦大和の46センチ砲弾が展示されています。


防府市(ほうふし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山口県防府市 人・まち元気 誇り高き文化産業都市 防府 人口114,826人

防府ブランドの「幸せます」のロゴとPRキャラクター「ぶっちー」が描かれています。また、自治体名がひらがなの「ほうふ市」になっています。2015年からミニバイク50cc以下1,000枚、90cc以下100枚(交付終了)、125cc以下100枚が交付されています。

防府市は山口県中央南部にある市です。県庁所在地の山口市と周南市に挟まれた格好の沿岸部のまちで、本土側に加えて向島や佐波島など瀬戸内海に浮かぶ5島を有しています。中国・四国地方にまたがる瀬戸内工業地域の一角をなす工業のまちであり、臨海部に工業地域が発達しています。自動車やゴム製品の加工・製造などを得意とする一方、航空自衛隊の基地を有する軍事のまちでもあります。かつてこのあたりは周防国(すおうのくに)の中心地であり、国府や国分寺などが置かれていました。現在の防府市は県庁所在地の山口市、コンビナートの周南市が近いこと、東西に新幹線停車駅があるため交通の便がよいことなどから、県内の自治体としては人口減少が緩やかです。陶器や鱧、水産練り製品やういろうなどを特産品・名物としています。

防府天満宮は防府市松崎町にある神社です。菅原道真が宮中で失脚し、九州の太宰府に流されたおりに当地が宿泊地となったようで、道真が亡くなった翌年の904年に開かれた我が国最初の天満宮です。日本三大天神の一つとされており、防府市一帯は同神社の門前町として発展してきた歴史があります。全国の天満宮ではうそ替え神事という神事が行われていますが、同神社では節分祭に牛替え神事という神事が行われており、これはくじにより秋の御神幸祭で神牛を務める(生きた)牛が当たるという全国的にも珍しい行事です。

毛利博物館は防府市多々良にある博物館です。旧長州藩藩主、明治維新後に公爵となった毛利元昭が建てた本邸を博物館としたもので、雪舟の四季山水図(国宝)や三子教訓状(毛利元就が3人の子に書いた文書。いわゆる「三本の矢」の書状)・甲冑・刀剣・茶道具など美術工芸品が展示されています。また、本邸に付帯している庭園があり、こちらも国指定名勝となっています。

阿弥陀寺(防府市)は防府市牟礼(むれ)にある華厳宗の寺院です。名称通り阿弥陀如来を本尊とし、東大寺の周防別所として創建されたとされています。1180年に焼き討ちされた奈良の東大寺の再建に関わる寺院で、当時は周防国から木材を供出したため、木材切り出し人夫のための石風呂が設けられており、これが文化財となっています。同寺はあじさい寺として知られるほかに、毎月第1日曜日には前述の石風呂に入ることができます(お湯の風呂ではなくサウナに近い)。

道の駅 潮彩市場 防府は防府市新築地町にある市道の道の駅です。同時に三田尻港(商用港だが野島と連絡する旅客航路がある)と隣接するみなとオアシスでもあります。臨海部の工業地帯の奥にあるため道の駅としてはかなり観光地感が薄い施設で、主に防府市で水揚げされた水産物を販売しています。


和木町(わきちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山口県玖珂郡和木町 「元気・やる気・日本一」のまちづくり みんなでつくろう!! 助け合いのまちづくり 人口5,749人

町制施行40周年を記念して制作されたデザインプレートで、町の花ツツジが描かれています。自治体名がひらがなの「わき」になっているほか、番号は40しか無く先頭部の仮名二文字で区別します。2013年からミニバイク50cc以下80枚、90cc以下5枚、125cc以下10枚が交付されています。

和気町は山口県の北東部にある町です。玖珂郡(くがぐん)に唯一残る町で、岩国市と広島県大竹市に取り囲まれた県内で最も小さい自治体です。町域のだいたい50%が山林ですが、残りは宅地化されており田畑はあまり見当たりません。瀬戸内海に面し、かつては農業と海苔の養殖が盛んに行われていたようですが、現在は臨海部に石油コンビナートが発達しており、重化学工業を得意とする工業のまちになっています。昔からヤマモモが自生していたようでこれを町木とするほか、ジャムやアイスクリームなどに加工して特産品としています。また、小瀬川河口部は周防国(現在の山口県)と安芸国(現在の広島県)の間で長く国境争いが起こっていた地域でもあります。

蜂ヶ峯総合公園は、和気町瀬田紺屋作にある都市公園です。バラ園・ミニ動物園・遊具・アスレチック・キャンプ場などを有し、観覧車やミニSLなどがあったりポニーやうさぎが飼育されていたりと人口6千の町としてはかなり大がかりな施設となっています。


周防大島町(すおうおおしまちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山口県大島郡周防大島町 ひと・まち★きらり 元気 にこにこ 安心で 21世紀にはばたく先進の島 人口13,513人

PRキャラクターの「みかトトとみかキン」が描かれています。合併10周年記念として、2014年にミニバイク50cc以下を対象に500枚が交付されています。

周防大島町は山口県南東部の屋代島を中心に、周囲の5つの有人島、25の無人島からなる島嶼部のまちです。2004年に大島郡久賀町・大島町・東和町・橘町が合併して発足しています。同地域の中心となる屋代島はその形状から「金魚島」ともいわれる島で(単に「大島」と呼ぶ場合も多い)、瀬戸内海では淡路島と小豆島に次ぐ3番めの大きさとなります。島嶼部ではありますが、本土とは1~2kmほどの距離ですので対岸の柳井市神代と大島大橋によって繋がっています。農業と漁業が盛んな土地柄であり、県内のみかん生産の8割程度を占めることから「みかんの島」として知られる一方で、瀬戸内海の自然的景観や海水浴場など観光資源があり宿泊・飲食業などの観光関連の事業も行われています。しかしながら、人口減少が顕著であり県内2番目に大きい減少率となっています。

なぎさ水族館は当地の伊保田港と松山・柳井をつなぐフェリー乗り場の近くにある水族館です。敷地面積約400㎡と小さめの施設ですが、タッチングプールや沖合の海域公園地区に群生地があるニホンアワサンゴの展示などがあります。水族館の向かいに「陸奥記念館」という町立の博物館があり、これは当地の沖合3kmで沈んだ同名の旧日本海軍戦艦の遺品や構造物をサルベージして展示しているものです。

道の駅 サザンセトとうわは周防大島町西方にある国道437号の道の駅です。レストランや売店のほか、公園や博物館「服部屋敷」(古民家)、鮮魚店などで構成されています。当地はハワイ州カウアイ郡との姉妹都市提携を行っていることもあり、ハワイアンムードが漂っています。

日本ハワイ移民資料館は周防大島町西屋代にある資料館です。1860年に日本の遣米使節がハワイに寄港したおりに、カメハメハ4世から労働者の供給を懇願する信書を託されたことで日本人労働者のハワイ移民計画が始まりました。その後の1885年~1894年の間に全国で3万、当地からは4千人弱の人員がハワイに移民しています(これは官約移民の統計によるので、自由移民やその後の移民を加えると5千を超えるといわれている)。


田布施町(たぶせちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山口県熊毛郡田布施町 笑顔と元気あふれる 住みよいまち田布施 人口13,877人

田布施町合併60周年記念の60年を還暦になぞらえて、町章が赤い頭巾とちゃんちゃんこを着たロゴマークが描かれています。2015年にミニバイク50cc以下を対象に500枚が交付されています。

田布施町は山口県南東部の室津半島(熊毛半島)の付け根にある町で、熊毛郡に属しています。瀬戸内海にそそぐ2級河川の田布施川の河口部に市街を成すほか、北側の岩国市に囲まれた場所に飛び地(小行司地区)を有し、また瀬戸内海に浮かぶ馬島(山口県側)を有しています。岸信介・佐藤栄作の二人の元総理大臣の故郷として知られる地域です。瀬戸内工業地域の一角を成す光市や岩国市のベッドタウンとして発展してきた歴史を有し、町内の沿岸部にも工場があるため製造業の従事者が割合としては多いです。

ふるさと詩情公園は田布施町下田布施の田布施川南岸にある公園です。童謡や唱歌の碑30基が並んでいます。一部はミュージックボックスが設置してあり、実際に歌を聴くことができます。また、同公園の田布施川沿いに約4kmほど桜並木が続いており、春には桜の名所となっています。周辺に田布施地域交流館があり、野菜・果実・鮮魚・惣菜などを販売しています。

田布施町大岩は田布施町麻郷奥にある岩です。外周20mほどの大岩で、広場にぽつんとあります。「源義経が石城山(光市)の岩を蹴飛ばし、ここまで転がってきた」というような民話が残る岩で、周辺の道路に「謎の大岩」という看板が出ています。

馬島は尾津漁港から南1kmほどのところに浮かぶ島です。海水浴場やキャンプ場(のんびらんど うましま)などがあり、公営渡船で10分ほどで行けるため気軽に訪れることができるレジャー地として人気があります。


美祢市(みねし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山口県美祢市 市民が夢・希望・誇りをもって暮らす交流拠点都市 美祢市 人口21,615人

秋吉台と当地で出土するアンモナイト、桜の花びらが描かれています。2013年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

美祢市は山口県中央西よりにある市です。2008年に旧美祢市・美祢郡美東町・秋芳町が合併して新美祢市としています。中・東部に日本最大のカルスト台地である秋吉台が広がり、市域全域がMine秋吉台ジオパークとして認定されており、様々な化石が出土することで知られる地域です。国内有数の石灰石の産出拠点としてセメントなど製造業が発達する一方で、市の東部では秋吉台国定公園を中心に観光業が行われています。梨・ごぼう・栗などを特産品としておりとくに秋芳梨が有名です。

秋吉台国定公園は美祢市の中・東部に広がるカルスト台地を国定公園としたもので、面積は45.02k㎡あります。石灰岩の地質が雨水によって侵食されたもので、丘陵地に白い石灰岩が林立する様相を呈し、ドリーネと呼ばれる窪地がたくさんあります。園内には展望台や散策路、秋芳洞(日本最大規模の鍾乳洞)、美祢市立秋吉台科学博物館(入館無料)などがあります。

道の駅 おふくは美祢市於福町にある国道316号の小規模の道の駅です。レストラン・売店のほかに温泉入浴施設と手作りシャーベット工房を有しています。また、同施設から北側300mくらいのところに昔使われていた石灰窯の跡が残っています。

別府弁天池は美祢市秋芳町にある湧水です。別府厳島神社という神社の境内にあり、水深約4mほどの池になっています。Mine秋吉台ジオパークのジオサイト(ジオパークの見どころ・名所)並びに名水百選に選定されているもので、日差しによりコバルトブルーないしターコイズブルーの色合いに見えます。生活用水・灌漑用水のほか魚の養殖に利用されています。また、町内には白水の池と水神池(青池)という湧水があり、それぞれ色合いが異なります。

道の駅 みとうは美祢市美東町にある国道435号の小規模の道の駅です(国道からかなり離れたところにある)。近くを流れる大田川の河川公園と一体的に整備されたもので、水遊びができる道の駅になっています。美東町はごぼうが特産で、コロッケやかき揚げのほかお菓子やお茶などに加工して販売しています。


柳井市(やないし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山口県柳井市 人が輝く・夢が生まれる 瀬戸内のふれあい元気都市 人口29,840人

プレート右側に民芸品の金魚ちょうちんが描かれています。2012年からミニバイク50cc以下を対象に500枚が交付されています。

柳井市は山口県南東部にある市です。2005年に旧柳井市と玖珂郡大畠町が合併して新柳井市としています。瀬戸内海に突き出た室津半島(熊毛半島)の付け根と半島の東岸、島嶼部からなり、当地と屋代島(周防大島)、愛媛県松山市の三津浜港を結ぶ柳井港を有しています。かつては水陸交通の要衝として農産物などが集積され、瀬戸内海屈指の商港として栄えた地域であり、柳井駅北側に当時の面影をうかがわせる白壁の町並みが残っています。甘露醤油(再仕込み醤油)の発祥の地として知られますが、近年は自然薯栽培の発祥地としても知られるようになってきています。

柳井市古市金屋伝統的建造物保存地区は柳井市柳井津にある伝統的建造物保存地区(伝建)です。約1.7haが指定されており、かつて「岩国藩の御納戸」と呼ばれた往時をしのばせる町家が並んでいます。当地の観光名所として古い家屋が博物館として公開されていたり、金魚ちょうちんの手作り体験ができたりします。また、柳井市町並み資料館という資料館があり、この建造物は周防銀行の本店として明治時代に造られたものです。

やまぐちフラワーランドは柳井市新庄にある花とみどりの公園です。県内の花卉栽培の振興を目的に県が整備したもので、100種12万本の花と21のテーマ別ガーデン、観覧車などを有しています。

余田臥龍梅(よたがりゅうばい)は柳井市余田にある梅の巨木です。同地区の赤子山の斜面にある野生の梅で龍が伏せたような姿から「臥龍梅」の名を冠しており、国の天然記念物となっています。この木のほかに梅70本ほどが植えられて梅園となっています。


周南市(しゅうなんし)

周南市ホームページより

山口県周南市 ここから、こころつながる 人口136,886人

愛称の「しゅうニャン市」を取り入れ、猫をモチーフにしたデザインです。数字が無い「・」の部分は猫の足跡になっています。2018年にミニバイク50cc以下を対象に400枚が交付されています。

周南市は山口県の南東部にある市です。2003年に徳山市・新南陽市・熊毛町・鹿野町の2市2町が合併して発足した自治体で、市域北側に1,000mの山地とそれに続く丘陵地、南部では瀬戸内海に面し狭い平地を有します。そのほか大津島や黒髪島といった島嶼部を有しており、一部は定期航路が設定されています。沿岸部に周南コンビナートを有しており、化学製品・石油・石炭製品・窯業・土石といった製造業を得意とする工業のまちです。一方で、周南市徳山動物園やこ工場群の夜景(日本夜景遺産)、郊外の丘陵地では温泉を主とする飲食・宿泊業が行われるなど観光資源も豊富です。

周南市徳山動物園は周南市徳山にある動物園です。1960年に徳山市立動物園として開園したもので、130種500点ほどの動物が飼育されています。この動物園一帯はかつて徳山藩主毛利氏の屋敷があった場所で、園内に毛利氏ゆかりの史跡が残っていることが特徴的です。近年は2027年の全園リニューアル完了を目指し、施設などのリニューアルが段階的に行われています。

道の駅 ソレーネ周南は周南市戸田にある国道2号の道の駅です。2014年に開業したもので、地域住民によって設立された一般社団法人が運営しています(のわりにかなり広い)。野菜や鮮魚などを扱う市場、レストラン、ベーカリー、土産屋など一般的な構成ですが、「福祉型の道の駅」というテーマで高齢者が栽培する野菜の集荷や高齢社宅の見守り、医療等の相談などを行っています。

回天記念館は周南市の本土側から10kmほどの沖合に浮かぶ大津島(おおづしま)にあります。当地の小学校跡を利用して特攻兵器「回天」に関する記念館としたものです。大津島は太平洋戦争中に使用された特攻兵器(人間魚雷)「回天」の訓練基地の一つが置かれていた場所で、現在も記念館周辺には整備工場の跡や運搬用のトンネルなどが残っています。


萩市(はぎし)

萩市ホームページより

山口県萩市 誇るべき歴史と美しい自然が織りなすふるさとを愛し、心のよりどころとなる、あたたかいまち 人口42,052人

左側に松下村塾、右側に萩ジオパークの須佐ホルンフェルスを背景にカヌーを楽しむPRキャラクターの「萩にゃん」が描かれています。萩反射炉や城下町など市内の5点が「明治日本の産業革命遺産」に世界遺産登錄された5周年記念として、2020年からミニバイク50cc以下を対象に500枚が交付されています。

萩市は山口県北部にある市です。2005年に旧萩市・阿武郡川上村・田万川町・むつみ村・須佐町・旭村・福栄村が合併して新萩市としています。当地の中心市街はもともと長州藩の拠点であった萩城の城下町として発達したもので、吉田松陰が指導し幕末から明治期に日本を主導した人材を多く輩出したことで知られる松下村塾や、藩校であった明倫館など多数の旧跡を有しています。知名度が高いため飲食・宿泊といった観光関連の産業が盛んです。一方で農業・漁業の比率も高く、夏みかんやフグ・剣先イカ(須佐命イカ)・かまぼこなど練り物のほか、萩焼という焼き物が有名です。

松陰神社は萩市椿東および東京都世田谷区にある神社です。1907年に松下村塾出身の伊藤博文と野村靖が中心となって創建された神社で、幕末の思想家・教育者である吉田松陰とその門人の木戸孝允、山縣有朋ら53柱を祀っています。境内に松下村塾が現存しており、松蔭幽囚の旧宅や歴史館、宝物殿などがあります。

萩城(指月城)は萩市街の北西側、日本海にぽっかり突き出した形の指月山にある日本の城/国の史跡です(日本100名城)。関ヶ原の戦いで敗軍の将となった毛利輝元が同地に築城したもので、石垣と堀のほかに長屋が残っています。周辺は萩城跡指月公園として整備されており桜の名所とされていますが、とりわけ「ミドリヨシノ」という全国でも萩市でしか見られない希少な桜(ガクは緑、花弁は白)のうち1樹が志都岐山神社の狛犬の脇にあり、山口県の天然記念物となっています。

萩・明倫学舎は萩市江向にある史跡/ビジターセンターです。江戸時代に全国に300ほど置かれた藩学の一つであり、当時では最大級のもので水戸藩の弘道館や岡山藩の閑谷学校と並び日本三大学府の一つとされていました。現在では明倫小学校(国の史跡)が残るほか、明治日本の産業革命遺産や萩ジオパークを紹介するビジターセンターとなっています。

道の駅 萩往還は萩市椿にある主要地方道萩秋芳線の道の駅です。幕末の偉人像や吉田松陰記念館(無料)などを有する道の駅で、見蘭牛(けんらんぎゅう、または見島牛。萩市の見島という島嶼部で飼育される牛。外国種との交配を全くしていない希少な種)を食べさせるダイニングがあります。萩市にはほかにも道の駅が点在しており、萩しーまーと、萩・さんさん三見、ハピネスふくえ、ゆとりパークたまがわ、うり坊の郷 katamataがあります。


山陽小野田市(さんようおのだし)

山陽小野田市ホームページより

山口県山陽小野田市 スマイルシティ山陽小野田 人口58,335人

レノファ山口FCのマスコットキャラクター「レノ丸」と市のPRキャッチフレーズ「スマイルシティ」のコラボデザインです。2020年にミニバイク50cc以下を対象に200枚が交付されています。

山陽小野田市は山口県の南東部にある市です。2005年に小野田市と山陽町が合併して発足した自治体で、瀬戸内海に広く接する扇形の市域を有しています。明治期からセメントや化学工業を中心とした工業都市として発達した経緯があり、現在も製造業を主な産業としています。市としては厚狭駅周辺を中心市街と位置づけていますが居住区は分散しており、小野田駅周辺・公園通り周辺(南小野田駅周辺)・羽生漁港周辺などにも市街が発達しています。かまぼこなど水産加工品やかぼちゃなどを特産品とするほか、民話「三年寝太郎」の伝承が残る地域として知られており、これが焼酎や菓子などの名称として使用されています。

江汐公園(えじおこうえん)は山陽小野田市高畑にある公園です。江汐池という池を中心に整備されたかなり広い公園で、5万株のミツバツツジのほかバラ園やあじさい園を有するほかキャンプ場が整備されています。

きらら交流館は山陽小野田市焼野海岸にある研修宿泊施設です。焼野海岸(日本の夕日100選)を望む展望風呂(トロン温泉)があり日帰り入浴も可能な施設ですが、令和5年3月よりリニューアル工事のため長期休館に入っています。

ドライブインみちしおは、山陽小野田市埴生にある24時間営業の国道190号沿いのドライブインです。あさりがたっぷり入った貝汁(380円)やホルモンうどんが有名で、レストランのほかに2つの源泉を有する温泉入浴施設があります。山陽小野田市は道の駅といった大規模な観光交流施設がないため、こちらの商業施設が「当地の顔」になっています。


原付のご当地ナンバー都道府県別目次はコチラ

広島県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【広島県編】

全47都道府県を網羅 掲載市町村区630以上


四輪自動車の地方版図柄入りナンバープレートはコチラ「地方版図柄入りナンバープレート 一覧 (四輪自動車)」または 地方版図柄入りナンバープレート 中国 (四輪自動車)

広島県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

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大崎上島町(おおさきかみじまちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

広島県豊田郡大崎上島町 瀬戸内の元気島 大崎上島 海景色が映えるまち~地域資源を活かした理想郷の実現~ 人口6,778人

右側にみかん、左側にブルーベリーが描かれています。合併10周年記念として、2015年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

大崎上島町は広島県の南部にある町で、豊田郡に属しています。2003年に大崎町・木江町・東野町が合併して発足した自治体です。町名の大崎上島を中心に生野島、長島など芸予諸島の島々で構成されており、竹原港や安芸津港からフェリーで30分くらいのところにあります。柑橘類やいちご、しいたけの生産などの農業と漁業、造船業が主な産業で、「ミカンと造船の島」として知られています。本土と道路が繋がっているわけではなく、もともと観光地としても知名度は高くありませんが、近年は観光案内所やみなとオアシスができて町外との交流を進めています。

海と島の歴史資料館は大崎上島町東のにある歴史民俗資料館です。1881年に建造された旧家を利用したもので、当地の人々が「大崎衆」と呼ばれる海賊衆であった頃の小早船にルーツを持つといわれる櫂伝馬競漕や、島の北側にある国の天然記念物 スナメリ回遊面の資料展示、当時の船乗りが見聞きして書いたとされる桜田門外の変の図などの資料が展示されています。

きのえ温泉は大崎上島町沖浦にある温泉(冷鉱泉)です。岬の丘の上に一軒宿の「ホテル清風館」があり、日帰り入浴も可能です。泉質はナトリウム・カルシウムを含む塩化物冷鉱泉で、瀬戸内海を見下ろす(ときには渦潮も見られる)展望露天風呂が自慢です。このホテルの東側に中ノ鼻灯台という背が低い白亜の灯台があります。また、島内には大崎上島町ふれあいの館(薬研谷温泉)という銭湯があり、こちらは大人310円、小学生160円で入浴できます。


庄原市(しょうばらし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

広島県庄原市 美しく輝く 里山共生都市~みんなが“好き”と実感できる“しょうばら”~ 人口33,292人

かまぼこ型のプレートに庄原上野公園の桜(日本さくら名所100選)と太鼓橋が描かれています。合併10周年記念として、2015年にミニバイク50cc以下200枚、ミニカー用100枚が交付されています。

庄原市は広島県の北東部にある市です。2005年に旧庄原市・東城町・高野町・比和町・甲奴郡惣領町が合併して新庄原市としています。面積1246.49k㎡と全国の自治体で13番目の広さ、県内だと最も広い自治体で、島根県・岡山県・鳥取県に隣接する県境のまちとなっています。市域は山がちで84%が森林ですが、昔から農業と畜産が盛んで、比婆牛という和牛の産地として知られるほか、ろう石・カオリナイト・石灰石といった鉱物を産出する鉱業が発達しています。そのほかスキー場や温泉、国営備北丘陵公園など観光資源があり、飲食・宿泊業など観光関連の産業も行われています。市域北部は豪雪地帯に指定されており、ときおり1mを超えるような積雪がみられます。

国営備北丘陵公園は庄原市三日市町にある公園です。国土交通省中国地方整備局が1991年から整備を続けてきたもので、国兼池という江戸時代に造られた非常に大きいため池周辺の面積340haが整備されており、中国地方唯一の国営公園となっています。インフォメーション・売店・食堂などがある「中の広場」、里山風景を再現した「ひばの里」、約1.5haの花畑「花の広場」など様々なエリアに分かれています。

帝釈峡(たいしゃくきょう)は、庄原市と神石高原町にまたがる全長18kmの峡谷です(国の名勝)。高梁川支流の帝釈川がつくる渓谷で、広島県を代表する景勝地として知られています。見どころとして雄橋(おんばし。日本百名橋の一つで川が石灰岩をくり抜いて橋の形になったもの)や白雲洞(鍾乳洞)、約3億年前にできた断魚渓などがあります。紅葉の名所とされており、神龍湖周辺には遊覧船が出ています。

道の駅 たかのは庄原市高野町にある県道39号の道の駅です。大きな施設ではなくレストランや売店などでシンプルに構成されていますが、中国横断自動車道(松江自動車道)高野ICのそばにあるため、当地では当地では最も人気のある道の駅です。りんごが名産で、雪室という雪を使った冷蔵庫があります。ほかに市内には道の駅 YOUサロン東城(国道182号)と道の駅 リストアステーション(国道432号、県内初の道の駅)があります。


三原市(みはらし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

広島県三原市 海・山・空 夢ひらくまち 人口88,472人

広島空港から離陸する旅客機と瀬戸内の島々、三原城天守台の石垣が描かれています。合併10周年記念として2、015年からミニバイク50cc以下1,500枚、50~90cc以下150枚、90~125cc以下350枚が交付されており、2021年に在庫がなくなったため交付終了となっています。

三原市は広島県南部にある市です。2005年に旧三原市・本郷町・久井町・大和町が合併して新三原市としています。歴史的には1567年頃に建造された三原城の城下町と軍港を起源とし、旧三原市街地の後背にそびえる桜山の谷間の湧原、駒ケ原、小西原の3つの「原」から「三原」と称するようになったとされています。市域北西側に広島空港、市街に山陽新幹線・山陽本線・呉線が乗り入れるJR三原駅、瀬戸内海側に尾道糸崎港があり陸・海・空の交通の要衝となっているほか、島しょ部として佐木島・小佐木島などを有しており、一部はフェリーで連絡しています。もともと臨海部の工業集積地として発展してきた経緯があり、製造業の従事者が比率としては多いです。

三原城(浮城)は、1567年に小早川隆景によって沼田川の河口に築城された城(海城)です(続日本100名城)。現在は石垣や堀を残すのみですが、JR三原駅北口側すぐに天守台があり、当地を代表的する名所になっています。この城は海側に開けた造りになっていて、満潮時には海に浮かぶように見えることから別名を「浮城」といいます。往時は瀬戸内海の交易の拠点、また水軍の軍港としての役割を担っていました。現在は毎年11月に三原浮城祭りが行われています。

三原市すなみ海浜公園は三原市須波西にある公園です。海岸線を走る国道185号と呉線から海岸の砂浜までにスロープ、ビーチ、幼児用プール、トイレなどが整備されています。砂浜用の車椅子の貸出があるなどバリアフリー化されているビーチで、週末にはキッチンカーが出ています。

広島市立中央森林公園は1993年に開港した広島空港の周辺に整備された公園です。空港の開港を記念して整備された面積267haのもので、空港を一周する12.3kmの国際規格のサイクリングコースと日本庭園「三景園」(広さ6haの回遊式庭園)を主な施設とした公園です。ほかに運動広場やゴルフコース、展望広場などがあります。

佛通寺(ぶっつうじ)は三原市高坂町にある臨済宗佛通寺派大本山の寺院です。中国三十三観音霊場の第十二番札、また山陽花の寺二十四か寺の第二十一番札所となっています。県内屈指の紅葉の名所とされる寺で、秋には多くの参拝客や観光客を集めます。


廿日市市(はつかいちし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

広島県廿日市市 世界遺産を未来につなぎ、多彩な暮らしと文化を育む都市・はつかいち 人口116,067人

日本三景「安芸の宮島」を象徴する厳島神社の大鳥居が描かれたナンバープレートです。市制施行25周年を記念したもので、2014年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(従来型と選択式)。

廿日市市は広島県の南西部にある市です。東で広島市、西で山口県大竹市、南側は瀬戸内海に接していて市街の南側に「安芸の宮島」の名で知られる厳島が浮かんでいます。市域の北側は山がちですので、おおむね沿岸部に市街を形成しています。宮島の厳島神社が日本三景及びユネスコ世界遺産になっている関係で、観光地として知られる地域です。もともと中国山地の木材を活かした木材産業のまちとして発展しましたが、現在は広島市のベッドタウンとなっており、市の主要な産業は製造業・サービス業・不動産業です。また、現在の形のけん玉の発祥の地で、「ウッドワンけん玉ワールドカップ廿日市」という世界大会が行われています。

厳島(安芸の宮島)は瀬戸内海西部に浮かぶ面積30.39k㎡の島です。古代から島そのものが信仰の対象になっていたようで、島内に厳島神社(全国に500ほどある同名の神社の総本社)が建ち、平安時代頃から歴史に登場するようになります。同神社は非常に有名であり、国宝の平舞台や重要文化財の大鳥居などを有するため、コロナ禍以前は年間300~400万ほどの観光客が訪れています。JR宮島口駅か広電宮島口駅からフェリーで約10分ほどの船旅で島に渡ることができます。厳島は人口1,670ほどの島ですが、表参道商店街を代表に東リには商店が並んでおり、観光客向けの商売が行われています。また、厳島神社のほかに獅子岩展望台、宮島歴史民俗資料館、宮島水族館などの見どころがあります。

紅葉谷公園は宮島の商店街とロープウェイ乗り場(紅葉谷駅)の間にある公園です。弥山の麓にあるモミジを主体とした公園としては日本有数のもので、イロハモミジ560本、オオモミジ100本、ウリハダカエデやヤマモミジなどが40本ほどあります。鹿や猿が住み着いており、同公園のマスコットとなっています。

道の駅 スパ羅漢は、廿日市市飯山にある国道186号の小規模の道の駅です。日帰り入浴施設を有し、道の駅としては小さめですが内風呂、露天、打たせ湯、サウナといった入浴施設に産直市、レストランと一通り設備が揃っています(入浴料大人700円、小人350円、幼児150円)。周辺に小瀬川温泉や羅漢渓谷(景勝地)などがあり、国道沿いにカフェやレストランなどが出ています。

まちの駅 ADOA大野は廿日市市大野にあるまちの駅です。地場産品の売り場とフードコートが一体になった施設で、市内にあるまちの駅の拠点施設として2021年に開設しています。まちの駅としてはかなり大きな施設で、フードコートもお好み焼き・和食・カフェがあり、選べる程度には種類があります。


東広島市(ひがしひろしまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

広島県東広島市 未来に挑戦する自然豊かな国際学術研究都市 人口190,230人

左上に市花のツツジ、右上側に赤瓦と白壁の酒蔵など町並みが描かれています。2014年からミニバイク50cc以下3,000枚、90cc以下150枚、125cc以下520枚、ミニカー30枚、小型特殊300枚が交付されています。

東広島市は広島県中央部にある市です。1974年に発足した自治体で、2005年に賀茂郡黒瀬町・河内町・豊栄町・福富町・豊田郡安芸津町を編入して新たに東広島市としています。名称通り広島市の東側に隣接しており、同市のベッドタウン及び広島大学の学園都市、高度技術の集積都市(テクノポリス)といった性格を有しています。自治体の発足以来開発が進み、人口も増加していましたが、近年は鈍化してきておりほぼ横ばいとなっています。我が国有数の日本酒の産地であり「酒都」と呼ばれる西条の酒、吟醸酒発祥地である安芸津の酒が有名です。主な産業は製造業で、携帯電話や半導体メモリといった高度産業と酒・味噌づくりなど伝統的な産業がともにみられます。県下有数の稲作地帯でもあり、耕地のほとんどが水田ですが近年は農家が減少し、水田も畑に変わりつつあります。

西条酒蔵通りは東広島市西条本町にある通りです。7社の酒蔵が集っており、兵庫県灘、京都伏見とともに日本三大銘醸地として知られる地域で、煙突と赤レンガ、白壁やなまこ壁、「西条格子」と呼ばれる格子窓など酒蔵のレトロな景観が残っています。各酒蔵では有料試飲や見学、販売などを行っているほか、各酒蔵の仕込み水が無料で汲める場所が点在しているためペットボトルや水筒持参で水汲みにくる人も多いです。

鏡山公園は東広島市鏡山にある公園です。市内では最も広い公園で、国の史跡である鏡山城跡の麓を公園として整備しています。30種500本あまりの桜が植栽されており、当地を代表する桜の名所として親しまれています。

道の駅 湖畔の里福富は、東広島市福富町久芳にある国道375号の道の駅です。名称通り福富ダムのダム湖に隣接する道の駅でかなり大規模なものです。レストランやイートインスペース、売店などの商業施設のほか公園やデイキャンプ場を有しています。また、2022年には市内の西条町寺家に道の駅 西条のん太の酒蔵がオープンしています。こちらもかなり大掛かりな施設で、子供用の屋内遊戯場やドッグランを有するほか、貯水槽や備蓄倉庫など防災道の駅として機能するように造られています。

仙石庭園(せんせきていえん)は、東広島市高屋町高屋堀にある日本庭園です。大名庭園の形式をとっている石庭(石や岩が主体の庭)で、2020年に日本初の「庭石の博物館」として登録されています。同園は当地在住の医師・造園家が20年以上かけて全国から銘石を収集して庭園としたもので、様々な風景とともに石の良さを楽しむことができます。


広島市(ひろしまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

広島市ホームページより

広島県広島市 国際平和文化都市 人口1,186,900人

㊤平和のシンボルとして鳩が描かれています。2014年からミニバイク50cc以下~125cc以下とミニカーを対象に交付されています。㊦広島東洋カープ&サンフレッチェ広島のデザインです。こちらは2017年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(選択には2,000円以上の寄付が必要)。

広島市は広島県の西部にある市で、中国・四国地方の最大都市ならびに広島県の県庁所在地・政令指定都市となっています。おおむね北部の丘陵地と瀬戸内海に面する狭い平野部からなり、市街地は室町時代に姿を表しはじめたとされる太田川の三角州上に築かれています。安土桃山時代に毛利輝元が広島城を築き当地を「広島」と名付けた後も干拓が進み、江戸時代にはすでに人口7~8万人を擁する大都市であったようです。中国地方の中心地として栄え、戦前は軍事都市でありましたが、1945年8月6日に原子爆弾が投下され中心市街に甚大な被害を受けています。現在の広島市は都市全体が平和の象徴として知られており、平和首長会議(地方自治体で構成される反核運動の国際機構)の発案・設立の地です。産業は第3次産業が主体で商業都市となっています。

平和記念公園は広島市中区中島町の太田川の三角州北端にある公園です。12haほどの面積の公園であり、1945年の原爆投下の後に世界の高級平和を祈って爆心地に近い位置に整備されました。広島平和記念資料館や原爆死没者慰霊碑、原爆ドーム、広島国際会議場といった施設があります。現在は国内外問わず有名な公園ですが、原爆投下前は当地を代表する繁華街・娯楽街だったそうです。

広島城は広島市中区基町にある日本の城・国の史跡です。1589年に毛利輝元によって太田川の河口に築かれたもので、太田川には鯉が多く生息することから「鯉城」とも呼ばれています。遺構は石垣と堀くらいで、旧来の天守は原爆投下時に倒壊しています。現在みられる天守は1958年に鉄骨鉄筋コンクリート構造で復元されたもので、現在は歴史博物館として歴史資料を展示しています。場内に大本営の跡地(日清戦争時、日本初の施設)やお茶屋さんがあります。

縮景園(しゅっけいえん)は広島市中区上幟町にある庭園です(国の名勝、日本の歴史公園100選)。広島藩浅野氏の初代藩主 浅野長晟が命じて造らせた別邸の庭園(大名庭園)が元になっています。こちらの庭園も原爆投下で被害を受け一度は荒廃しましたが、その後の1970年あたりまで20年以上をかけて復興しています。

おりづるタワーは原爆ドームの東に100mくらいのところにある複合商業施設です。世界遺産となっている原爆ドームや平和記念公園を望む14階建ての高層のビルでカフェや物産館、展望台などを有しています。


三次市(みよしし)

 

出典元「日経研調べ ご当地プレート

広島県三次市 みよし 人よし 元気よし 人口49,037人

中国山地の山々と霧の海、巴橋、川、PRキャラクターの「きりこちゃん」が描かれています。合併10周年記念として2014年にミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカーを対象に計500枚が交付されました。その後2023年4月に交付が再開されています。

三次市は広島県北部にある市です。現在の三次市は二代目で、2004年に双三郡君田村・布野村・作木村・吉舎町・三良坂町・三和町、甲奴郡甲奴町と合併して新三次市としています。中国山地と吉備山地の間、江の川(ごうのかわ)流域の三次盆地に位置し、市域の3/4が森林です。かつては広島藩の支藩、三次藩の城下町として栄える一方で、江の川支流が三次盆地で合流するためかつては舟運が発達していたようです。現在の三次市は農林業と製造業(電子部品、輸送用機械器具・金属製品)を基幹産業とする地域で、第三次産業は従業者の比率が少ない傾向にあります。米のほかに大根・白菜・たまねぎなど野菜が生産され、畜産は肉用牛の飼育が盛んです。ぶどうとワイン、鮎などを特産品とするほか、ワニ料理(サメ)を郷土料理としています。秋から早春にかけて濃い霧が市街地を覆うことがあり、「霧の海」として知られています。また、2015年に広島県と島根県を南北に縦貫する尾道松江線が当地を起点に開通しています。

広島三次ワイナリーは三次市東酒屋町にある ワイナリーです。当地は県内随一のぶどうの産地であり、ワイン工場の見学や試飲ができるほか、物産館やカフェ、BBQ設備も併設されています。ワイナリー周辺は観光エリアとして整備されていて、奥田元栄・小由女美術館(レストランあり)、みよし遊びの王国、トレッタみよし(バイキング・レストラン、パン工房などある農業交流施設/直売所)などの施設が固まっています。

道の駅ゆめらんどは布野は、三次市布野町下布野にある国道54号沿いの小規模の道の駅です。開駅が古いためややくたびれた印象ですが、物産館・レストランのほか食品加工場、体験農園、カフェ、屋外芝生ステージなどがあり、駅の裏手は布野川の親水公園を兼ねています。バイキング形式の郷土料理とダチョウ料理が人気のようです。

湯本豪一記念三次もののけミュージアムは三次市三次町にある博物館です。日本の風俗史家・妖怪研究家の湯本豪一氏が収集した資料や作品を展示する施設で、2019年に当地の市街地に開館しています。常設展として三次を舞台にした「稲生物怪録」(江戸時代の絵巻・物語で妖怪や怪異についてまとめたもの)の再現、書籍・日用品・玩具にみられる妖怪の展示がなされています。この施設の西側200mくらいのところに尾関山公園という都市公園があり、かつては尾関山城という三吉氏の出城が置かれていたそうです。


尾道市(おのみちし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

広島県尾道市 活力あふれ感性息づく芸術文化のまち 尾道 ~ともに高めあう尾道文化の創造~ 人口129,990人

瀬戸内海と船をイメージしたもので、船の船尾の形をしたプレートに波が描かれています。2009年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

尾道市は広島県南東部にある市です。現在では福山市に譲っていますが、かつては広島県東部第1位の規模を誇る自治体でした。2005年に御調郡御調町(みつぎちょう)・向島町、2006年に因島市・豊田郡瀬戸田町を編入して新尾道市としています。映画のロケ地や文学の舞台としてよく使用されるほかに、尾道ラーメンや本土と向島の間幅200~300mほどの尾道水道が有名で、知名度が高い地域です。海事都市として水運で栄え、北前船・対明貿易船・内航船の寄港地として発展した歴史があるため、多くの寺社仏閣を有しています。尾道と今治を結ぶしまなみ海道の開通、尾道水道・村上海賊・北前船の日本遺産登錄、尾道-松江間を結ぶやまなみ街道の開通によって近年(コロナ禍までは)観光客数を伸ばしています。また、市域の島しょ部である因島は本因坊秀策(伝統的に「棋聖」と尊称する本因坊道策・本因坊丈和に並び、史上最強の棋士に挙げる人が多い)が生まれた土地であるため、囲碁の島として知られています。

千光寺公園は尾道市西土堂町にある公園です。千光寺がある千光寺山の山頂から中腹にかけて広がる公園で、日本さくら名所100選・日本の夜景100選・日本夜景遺産・恋人の聖地などに選定されています。山頂までは尾道駅からロープウェイで登ることができ、山頂には「PEAK」という全長63mの吊り橋型の展望台があります。

耕三寺(こうさんじ)は尾道市瀬戸田町にある浄土真宗本願寺派の寺院です。1936年から伽藍の建設が始められたまだ新しい寺院ですが、山門・本堂など15点が国の登錄有形文化財となっており、当地を代表する観光地になっています。また、仏像・書画・茶道具など美術品や文化財を多数所有するため博物館として登録されています。

招き猫美術館in尾道は尾道市東土堂町にある美術館です。大正時代の古民家を改装したもので、約3,000の大小の招き猫を展示しています。大きな施設ではないですが、近隣には猫の細道や福石猫神社などがあり、猫好きが必ずと行っていいほど訪れる猫スポットになっています。

因島水軍城は尾道市因島中庄町にある村上水軍に関する資料館です。本丸・二の丸・隅櫓などがあるいわゆる城郭風建築物で、それぞれ鎧や文書などを展示しています。また、資料館麓の金蓮寺には村上一族の墓と伝えられる墓石群がまとまっています。


呉市(くれし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

広島県呉市 つなぐ手に海・技・人が光るまち 人口203,210人

船の球状艦首をイメージしたプレートに大和ミュージアム名誉館長 松本零士氏が考案した錨のキャラクターが描かれています。自治体名上に「大和のふるさと」の文字が入ります。2013年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

呉市は広島県南部にある市です。2003年~2005年に安芸郡音戸町・倉橋町・蒲刈町・下蒲刈町並びに豊田郡川尻町・安浦町・豊浜町・豊町を編入して新呉市としています。天然の良港を抱え、明治時代に呉鎮守府と呉海軍工廠が設置された歴史があり、海軍のまちや造船・鉄鋼のまちとして知られています。本土側は山がちで平坦部が少なく、市街が山塊で分断される特異な形状をしています。そのほか大崎下島・上蒲刈島・下蒲刈島など島しょ部を有し、298.3kmの海岸線をもつ複雑な地形となっています。上述の編入で一時期人口25万を超え、2016年に中核市に昇格していますが、その後は人口減少が顕著で5年間で16,000人ほど減少しています。主要な産業は製造業ですが、近年は海軍・海事都市としての歴史を観光資源に観光関連の産業も行われています。

大和ミュージアムは呉市宝町にある科学館です。正式には呉市海事歴史科学館といいます。2005年に開館した施設で、名称通り旧日本海軍の超大型戦艦「大和」建造と軍事活動にスポットを当てるほか、戦艦陸奥や重巡洋艦青葉(戦艦陸奥は瀬戸内海周防大島沖で爆沈、重巡青葉は当地で着底)の砲身などが展示されています。地方都市の博物館としては他に類がないほどの人気があり、年間80~90万人ほどが訪れます。同施設の隣接地に海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館)という海上自衛隊の広報施設があり、こちらの展示は無料で見られます。

アレイからすこじまは呉市昭和町にある公園です。むかし「烏小島」という小さい島があったあたりの路地というような意味合いの施設で、大きい公園ではないものの海上自衛隊第1潜水隊群司令部のすぐそばにあるため、日本で唯一潜水艦を間近で見ることができる施設となっています。旧海軍が用いた魚雷積載用のクレーンや係船柱がある細長い公園で、向かいが「昭和町レンガ倉庫群」という、明治時代に造られた旧呉海軍工廠電気部の建物を残しており、内部は商業テナントになっています。

呉市豊町御手洗伝統的建造物保存地区は呉市の島しょ部、大崎下島の東端あたりにあります。江戸時代から昭和初期にかけて建造された町並みで、潮待ちや風待ちのため中継港として発展した同地の歴史の面影を残しています。

呉ポートピアパークは呉市天応にある市民公園です。呉ポートピアランド(スペインの「コスタ・デル・ソル」をテーマにしたテーマパーク。1998年に休園)の跡地を整備したもので、フリーマーケット会場などイベント会場や市民ギャラリーとして利用されています。かなり広い公園で、多目的広場やじゃぶじゃぶ池、絵本館などを有しており、市民の憩いの場となっています。


府中市(ふちゅうし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

広島県府中市 しあわせ実感!“力強さ”と“やさしさ”のある未来を創造するまち府中市 人口35,546人

「ものづくりのまち」の文字と府中家具の蟻組み(板同士の継ぎ手)、国蝶のオオムラサキが描かれています。2012年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています(従来型と選択性)。

府中市は広島県の南東部にある市です。東京都府中市や県内の府中町(安芸府中)と区別するため「備後府中」と呼ばれることがあります。福山市から18km、広島市から90kmほどの場所にあり、概ね山に囲まれた芦田川の沖積平野上、または江の川水系の上下川の流域に市街を成しています。もともと福山藩10万石の手工業地帯として発達した経緯があり、現在も内陸型の工業都市として家具・非鉄製品・ドローンなど様々なモノが製造されています。2004年に甲奴郡上下町(人口約6,000人、当時)を編入していますが、高齢化に苦しんでおり生産年齢人口の減少が顕著にみられます。

道の駅 びんご府中は、府中市府川町にある市道府川11号線と国道486号の小規模の道の駅です。JR府中駅の近くの市街地の中にあります。農産物や地場産品を売るスペースやカフェレストラン、交流テラスなどを備えるまちの駅的な施設となっています。

府中上下歴史文化資料館は府中市上下町上下にあります。旧上下町は石見銀山街道の宿場町として発展した地域であり、両替商など金融で栄えたといいます。上下出身の作家 岡田美智代(田山花袋と関係が深い。「蒲団」のモデルとなった人物)の生家を改装したものです。


竹原市(たけはらし)

「広島ニュース 食べタインジャー」より引用

広島県竹原市 元気と笑顔が織りなす 暮らし誇らし、竹原市 人口22,600人

市の木であり当地を代表する素材の竹と大久野島のうさぎが描かれたデザインです。2021年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(従来様式の在庫がある限りは選択性)。

竹原市は広島県の沿岸部のほぼ中央にある市です。市街はおおむね瀬戸内海に向かって開くような形になっており、古くから交通の要衝として栄えた地域です。かつては製塩業や廻船業で発展し盛んに行われていました。現在は非鉄金属・電力・食品といった製造業が主要な産業になっていますが、伝統的な地場産業として酒造業やレンガ作りなども行われています。竹細工が有名ですがこちらは歴史が浅く、昭和末期に職業訓練校で日本初の竹工芸科を設置し、平成になって老化防止・医療対策として見直されたものです。たけのこ・ぶどう・じゃがいもなどを特産品とするほか、アヲハタジャムの本社があります。

たけはらまちなみ保存地区は竹原市本町にある国指定の重要伝統的建造物群保存地区です。もともと京都下鴨神社の荘園として栄えたことから、「安芸の小京都」と呼ばれたようです。ノスタルジックな木造家屋が立ち並ぶ街並みは、映画「時をかける少女」「るろうに剣心 最終章 The Final」、テレビドラマ「マッサン」といった作品のロケ地になりました。

道の駅 たけはらは竹原市本町にある国道185号の道の駅です。前述の町並み保存地区の近くにあり、竹原の町並み散策の拠点して利用されています。1階がレストランと売店、休憩スペース、2階が観光情報コーナーとなっています。

大久野島(おおくのしま)は忠海地区から3kmほど沖合にある島です。忠海地区の港からフェリーが出ています。第二次世界大戦中に毒ガスを開発していた歴史があります(当時の住人は強制退去となり、現在は定住者無し)。現在は1,000羽を超えるウサギが生息するため「うさぎ島」として知られており、休暇村やビジターセンター、毒ガス資料館などがあります。コロナ禍以前には年間36万人が訪問する観光地となっています。

たけはら 海の駅は竹原市港町の竹原港にある複合施設です。竹原港は大崎上島・大崎下島・契島(関係者以外立ち入り禁止。全島が工場のため「瀬戸内の軍艦島」などという。日本の鉛の4割を生産している)といった島々と連絡しており、みなとオアシスになっています。


海田町(かいたちょう)

海田町ホームページより

広島県安芸郡海田町 ひと輝く・四季彩のまち かいた~海田らしさがきらりと光る,支え合う豊かさづくり~ 人口30,105人

㊤自治体名上に「日本人初の金メダリスト生誕のまち」の文字、左側に1928年アムステルダムオリンピック三段跳の金メダリスト織田幹雄。㊥旧千葉家住宅 江戸時代中期の建築様式を伝える県の重要文化財㊦PRキャラクター「ヒマ太君」と町の花ひまわり。2020年からそれぞれミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されている。

海田町は広島県南西部にある町で、安芸郡に属しています。広島市安芸区と熊野町に隣接する県内2番めに小さい町です。もともと広島市のベッドタウンとして発達した経緯があり、広島市安芸区・西区・南区とのつながり深い地域です。県庁所在地の広島市より人口密度が高い町として知られています。主な産業は第3次産業で大型の商業施設が多く、農業はほとんど行われていません。また、マツダの工場が多く立地しています。江戸時代には「海田牡蠣」といって牡蠣、明治~昭和期にはぶどうの名産地でしたが現在はほとんど生産されていません。広島市・呉市・東広島市の間にあり、広島都市圏の東側の交通の結節点として渋滞が起きやすい場所でもあります。

海田総合公園は海田町東海田にある総合公園です。町域東側の傾斜地を利用し、公園として整備されているもので、現在2021年から2026年春までの拡張工事が続けられています。野球場やテニスコートといった運動施設、県内有数の大型遊具を備える遊具広場、果樹が植栽されたフルーツガーデン、カフェなどがあり、少し離れたところにキャンプ場があります。

織田幹雄スクエアは、海田町中店(安芸山陽道沿い)にある公民館と織田幹雄記念館が一体化した施設です。県の文化財で近世山陽道(西国街道)の宿場町だった頃の趣を残す旧千葉家住宅が隣接しています。


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岡山県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【岡山県編】

全47都道府県を網羅 掲載市町村区630以上


四輪自動車の地方版図柄入りナンバープレートはコチラ「地方版図柄入りナンバープレート 一覧 (四輪自動車)」または 地方版図柄入りナンバープレート 中国 (四輪自動車)

岡山県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

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岡山市(おかやまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県岡山市 水と緑が魅せる心豊かな庭園都市 人口716,128人

㊤「晴れの国おかやま」(岡山県のキャッチフレーズ)にちなんだ太陽と桃太郎の登場キャラクター㊥岡山城と後楽園のタンチョウ㊦プロサッカークラブ「ファジアーノ岡山」(右側)と女子バレーボールクラブチーム「岡山シーガルズ」(左側)のキャラクターとロゴ。㊤㊥は2016年からミニバイク50cc以下を対象に交付、㊦は2019年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されている。

岡山市は岡山県南東部にある市です。岡山県の県庁所在地並びに東瀬戸経済圏最大の都市であり、2009年に政令指定都市に移行し4つの区に分かれています。岡山平野の中央に位置し、北側の中国山地、南側の四国山地に雲が阻まれるため晴れの日が多く、日照時間が長いです。おおむね北部は吉備高原まで丘陵地が続き、南部は岡山平野の中心市街から児島湾を挟んで児島半島の北部までが市域になっています。卸売・小売業、飲食・サービス業など第3次産業が主要な産業で、表町・岡山駅周辺が商業地区として大規模な集客力を有するほか、製造業も盛んで瀬戸内工業地域の一角を成しています。マスカットやピオーネといったぶどう、白桃、あたご梨などフルーツが特産品として有名ですが、備前焼や烏城彫(うじょうぼり。漆器)など伝統工芸も行われています。

岡山後楽園は岡山市北区にある日本庭園(大名庭園)です(国の特別名勝)。旭川を挟んで岡山城の対岸にある面積14.4haの庭園で、岡山県を代表する観光名所・日本三名園の一つとなっています。1700年に当時の岡山藩主 池田綱政によって作庭されたもので、戦中には芋畑に転用されたり、空襲で施設が焼けたり戦後には進駐軍の宿舎として25mプールが造られたりしました。現在は県の所有になり往時の姿を取り戻しています。また、江戸時代から伝統的にタンチョウが飼育されており、戦後の一時期はいなくなっていましたが現在は8羽が飼育されています。

岡山城は岡山市北区にある日本の城・国の史跡です。もともと備前東部に興り、備中まで支配を伸ばした宇喜多氏が旭川流域の「岡山」という丘に築いたもので、その後小早川秀秋や池田氏によって改修を受けて今に至ります。城壁が板張りで黒く塗られていることから「烏城」(うじょう)と呼ばれていて、周辺は烏城公園として整備されています。戦時中に空襲によって天守(国宝であった)が消失したため、現在の天守は復元されたもので内部は博物館になっています。

吉備津神社(きびつじんじゃ)・吉備津彦神社は岡山市北区にある神社です。どちらも崇神天皇10年(紀元前88年頃)に派遣された四道将軍のうち、吉備津彦(吉備の国を平定し、桃太郎のモデルになったとされる)を主祭神として祀る神社です。吉備津神社は備中一宮、吉備津彦神社は備前一宮です。だいたい1kmくらいの距離にあり一日で両方見て回ることができます。

池田動物園は岡山市北区にある動物園です。1953年に元岡山藩主 池田詮政の孫にあたる池田隆政・厚子(昭和天皇の第4皇女)夫妻により開設された日本初の民間経営の動物園であり、生体100種450頭ほどが展示されています。設立の経緯からして大きな施設ではなく、老朽化も目立ちますが、その由緒から近隣の人々に愛されている施設です。


笠岡市(かさおかし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県笠岡市 元気・快適・ときめき 進化するまち笠岡 人口45,065人

プレート右側に豊かな大地と瀬戸内の海をイメージした黄緑と水色のライン、PRキャラクターの「カブニくん」が描かれています。2016年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

笠岡市は岡山県南西部にある市です。市域の南部は江戸時代から1989年まで行われた大規模な干拓によってできたもので、市域北部や西部にいくつかの丘陵を含みますが全体になだらかです。おおむね田園地帯に市街が挟まるような形で発展しており、JR笠岡駅周辺及び西部の広島県福山市に隣接するあたりが市街になっています。また、30ほどの有人・無人島からなる笠岡諸島を有しています。主要な産業は製造業で、化学工業・電子部品・プラスチックといった製品の加工と製造を得意としています。歴史的に福山藩の一部であったこと、市西部の県境が日本の県境としてはなだらかなことから広島県福山市と強い結びつきがあります。歴史的には良質な港である笠岡港を有し、海上交通の要衝として栄えた当地ですが、人口減少が顕著で1995年-2015年の間に1万人程度減少しています。

笠岡市立カブトガニ博物館は笠岡市横島にある博物館です。世界で唯一カブトガニをテーマにした施設で、生きたカブトガニやオウムガイを展示しています。笠岡湾と神島水道は古くからカブトガニの繁殖地として知られる場所ですが、1989年まで国営事業によって干拓が行われており、絶滅が危惧されたことからできた施設です。施設近くの浜辺はカブトガニの繁殖地となっており、幼生の放流が行われています。また、カブトガニ博物館公園という公園が隣接しており、こちらはティラノサウルスなど恐竜の実物大オブジェがあります。

古城山公園は笠岡市笠岡にある公園です。笠岡湾を望む標高60mの高台にある公園で県内有数の桜の名所として知られています。ここはもともと笠岡城という村上水軍の要害が築かれていた場所ですが、干拓埋め立て事業により山を切り崩したために遺構の9割ほどが消失しています。

道の駅 笠岡ベイファームは笠岡市カブト南町にある国道2号の中規模の道の駅です。レストラン・直売所・カフェ・観光情報コーナーといったごく普通の構成の道の駅ですが、周辺が花畑になっており、菜の花>ひまわり>ポピー>コスモスと四季折々の花が咲きます。地場産品やひじき・灰干しなど笠岡諸島の特産品を扱っています。


勝央町(しょうおうちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県勝田郡勝央町 ほどヨイ!田舎 えーがん!勝央 人口10,895人

雲と青空を背景に町のPRキャラクター「きんとくん」が描かれています。2016年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています(下一桁4,9は欠番)。

勝央町は岡山県北東部にある町で、勝田郡に属しています。美作市と津山市に東西を挟まれた格好の地域で坂田公時終焉の地として知られています。また、中心となる勝間田地区はかつて姫路と松江を結ぶ出雲街道の宿場町として栄えたといいます。現在の勝央町は勝央工業団地を中心に内陸型の製造業のまちとなっており、製薬・香料・塗料などの化学工業が発達しています。また、農業の方も盛んで黒大豆・ピオーネ・梨・栗などを特産品としています。

おかやまファーマーズ・マーケット ノースヴィレッジは勝央町岡にある農業公園です。畜舎と放牧場・地場産品の販売所・パン工房・キャンプ場とバーベキュー場などがあり、アイスクリームやバターの手作り体験ができます。施設は林業が盛んな北欧の建築物を参考にしており、木をふんだんに使ったログハウス調となっています。

栗柄神社(くりがらじんじゃ)は勝央町平にある神社です。坂田公時(幼名を金太郎といった。酒吞童子退治で知られる源頼光の郎党)が当地で熱病にかかり亡くなった(とされる)ため、手厚く葬りこれを祀ったものです。公時の勇敢さを称える小さな社が残っています。

勝央美術文学館は、勝央町勝間田にある勝央町ゆかりの画家や文学者の作品資料を紹介する施設です。木造の施設で洋画などの美術品や文学資料を展示しています。


早島町(はやしまちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県都窪郡早島町 はやしま夢織る町 人口12,746人

上部背景に文化交流施設の「いかしの舎(や)」、右側に早島公園のソメイヨシノが描かれています。町制120周年記念として、2017年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

早島町は岡山県南部にある町で、都窪郡(つくぼぐん)に属しています(現在は早島町1町のみ)。干拓によって内陸部の町となっていますが、もともと室町時代までは島であり周囲の海域は流れが早く、航行の難所とされたことから「早島」といいます。県下第1位・2位の規模の岡山市と倉敷市に挟まれた位置にあるため、両市のベッドタウンとなっています。岡山県内では最小の自治体となる7.62k㎡の面積に多くの人が暮らすため、県内では人口密度が最大です。産業は卸売業が主体であり、流通の要衝であるため当地と岡山市にまたがって岡山県総合流通センターとコンベックス岡山(総合展示場)が存在します。い草を特産品としており、毎年「花ござまつり」というい草製品の展示販売会が行われています。

フォレスタ!早島町ふれあいの森公園は早島町矢尾にある公園です。池やアスレチック、桜並木などがある公園で、キャンプ場が整備されています。岡山市・倉敷の市街から車で30分ほどのアウトドア施設として親しまれています。

いかしの舎は早島町早島にある観光交流施設です。当地はかつてい草の生産で栄えた歴史があり、この施設も古い畳表・経糸問屋を改修したものです。町家の雰囲気を楽しみながらお茶ができるカフェや日本庭園、展示室などがあります。

早島公園は早島町の中央部にある公園です。丘陵地を活かした公園で、多種多様な桜が植栽されているため地元の花見スポットとなっています。園内に国鉾神社という神社があり、境内がツツジや藤の名所として知られています。また、近くに戸川家記念館という資料館があり、代々早島村を治めた旗本である戸川家に伝わる甲冑や蔵、指物、島左近の兜の緒(関ケ原の戦いで戸川家が討ち取ったという)などが展示されています。


津山市(つやまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県津山市 暮らし、ほんもの。 人口96,550人

㊤津山まなびの鉄道館にある旧津山扇形機関庫㊦桜と津山城址鶴山公園の備中櫓。どちらも2017年からミニバイク50cc以下を対象に交付されている(従来様式との選択制、下一桁4,9及び下二桁42は欠番)。

津山市は岡山県北部にある市です。県内3位の規模を誇る都市で、岡山県北の中心都市となっています。もともとは越前松平家津山藩の城下町として発達したものであり、津山城と鶴山公園、城東の重伝建、旧津山藩別邸庭園(衆楽園)、旧市庁舎、中山神社(美作国一宮)や美作国分寺跡など古い史跡や文化財などが数多く残っています。現在の津山市は概ね第3次産業が主体の商業都市となっていますが、紙漉き・鍛冶・酒造・織物(作州絣)といった伝統的なモノづくりも継承されています。産物では米・地酒・ピオーネ・ジャンボピーマン・和菓子・和紙などを特産品としています。

津山城(鶴山城とも)は津山市山下にある日本の城・国の史跡です(日本百名城)。日本三大平山城の一つで、往時は広島城76棟・姫路城61棟をしのぐ77棟の櫓が立ち並んでいたといいます。本能寺の変で討死にした森蘭丸(森成利)の弟、森忠政によって築かれたものです。明治の廃城令によって天守や櫓など構造物のほとんどを失っていますが、備中櫓や太鼓塀など一部が復元されています。周辺は鶴山公園という公園として整備されており(日本さくら名所100選)、城の東側には城東の町並み保存地区として城下町の風景が残っています。

津山自然のふしぎ館(津山科学教育博物館)は津山市山下にある博物館です。旧津山基督教図書館高校夜間部の校舎を改装したもので、世界各地の動物の剥製800種を中心に、化石や人間の臓器(ホルマリン漬け)などが展示されている自然史の博物館となっています。また、道路を挟んで歴史民俗館(旧基督教図書館)が隣接しています。

道の駅 久米の里は津山市宮尾にある国道181号の道の駅です。地場産品やお土産を売る直売所にレストランを併設しており、ホルモンうどんやさば寿司、ジャンボピーマンなどを販売しています。隣接地に1/3スケールのZガンダムの模型があり、これは個人が7年かけて制作し、市に寄贈したものです。模型には胸部にコクピットが設けられており、毎年4月の最終日曜日に搭乗体験が行われています。

津山まなびの鉄道館は津山市大谷にある博物館(鉄道保存展示施設)です。JR津山駅の構内にあり、こちらの扇形機関車庫は現存する施設としては京都梅小路の扇形庫に次いで国内2番目の規模です。また、日本で1両だけ製造された「DE50形ディーゼル機関車」や人気の「D51形蒸気機関車」など車両13両が展示されています。月に数回転車台回転の実演が行われています。


倉敷市(くらしきし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県倉敷市 ひと、輝くまち 倉敷  人口469,494人

全面ジーンズのデザインです。まるでデニム生地ように見え、ステッチやパッチ、タブが印象的です。また、リベット風のオリジナルビスを採用しています。2017年からミニバイク50cc以下を対象に5,000枚が交付されています。

倉敷市は岡山県南部にある市です。県下第2位の規模の都市で、岡山市や周辺自治体とともに岡山都市圏の一角を成し、臨海部に水島工業地帯を有するため瀬戸内工業地域の中核都市でもあります。江戸時代には商人の町、近世には繊維産業をはじめ様々な工業が発達した地域ですが、現在は知名度の高い文化観光都市となっており、特に倉敷美観地区の町並みや瀬戸大橋が有名です。産業は卸売・小売業や観光関連の事業など第3次産業が主体ですが、製造業の比率も高めです。美術館や博物館など文化的な施設が多いことが特徴の一つで、大原美術館やライフパーク倉敷科学センターといった大型の施設のほか、いがらしゆみこ美術館(キャンディ・キャンディの作者)や郷土玩具の博物館など小さめのギャラリー的な施設がたくさんあります。

倉敷美観地区は倉敷市にある町並み保存・観光地区です。本町全域と中央・東町の一部を含み、全体で広さ21haとかなり広いです。倉敷川の畔から街道沿いに白壁なまこ壁の蔵が並んでおり、天領時代の景観をよく残しています。中国地方を代表する街歩き観光の王道であり、飲食店や当地の産物を取り扱うショップのほか、倉敷民藝館や日本郷土玩具館、桃太郎のからくり博物館といった博物館、考古学博物館などがあります。美観地区の南東側はアイビースクエアという倉敷紡績の工場跡を改修した複合観光施設になっています。また、倉敷川の西側は倉敷デニムストリートといって、倉敷の児島地区が国産デニム発祥の地であることにちなんだ衣料品・小物・装飾品などを販売する店が軒を連ねています。

児島ジーンズストリートは倉敷市児島地区にある旧野崎家住宅から400mほど続く通りで、当地のジーンズメーカーが軒を連ねています。同地域は干拓地で、古くから米作りには不適とされたために木綿が栽培されるようになりました。現在は「国産ジーンズの聖地」や国内生産の7割ほどを占める帆布(キャンパス地)の生産地として知られており、バッグなどに加工して販売しています。

大原美術館は前述の倉敷美観地区にある美術館です。1930年開館、日本最古の私立西洋美術館ですが、その展示内容は本館(西洋絵画)、別館(日本の近代~現代アート)、工芸・東洋館(陶器や版画、東洋の古美術)など多様です。おおむねエル・グレコの『受胎告知』やモネ『睡蓮』といった作品の所蔵で知られています。

下津井は倉敷市児島地域の地区です。瀬戸内海に突き出た児島半島の西南端にあたる地区で、瀬戸大橋の本州側のたもとにあたります。古くから港町として栄えた地域で、古い町並みが残る下津井町並み保存地区や下津井城跡(県指定の史跡)があるほか、県内有数の漁港として知られており、タコやママカリが有名です。瀬戸内海を一望できる風光明媚な地域であるため、鷲羽山近隣に宿泊施設、鷲羽山ハイランド(遊園地)といった観光業も行われています。


和気町(わけちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県和気郡和気町 「元気・やる気・日本一」のまちづくり 人口12,995人

㊤和気町のPRキャラクター「タンタン」(自治体名左)「わけまろくん」「フジコちゃん」(右)と藤公園の藤が描かれた可愛らしいデザイン。㊦木立と水辺を背景に国の特別天然記念物タンチョウが描かれている。右下に「タンチョウの里」のロゴ。ともに2017年からミニバイク50ccを対象に交付されている。

和気町は岡山県南東部にある町で、和気郡に属しています(和気町のみ)。2006年に旧和気町と佐伯町が合併して新たに和気町としています。町域の大半が山林であり、吉井川と金剛川の流域に市街を形成しています。全国的には和気清麻呂(奈良~平安時代初期の貴族で、戦前の10円札に肖像画が印刷されていた)の生誕地として知られる地域で、和気神社や藤公園、鵜飼谷温泉、岡山県自然保護センターなどの観光資源を有しています。主な産業は農業と製造業で、果樹栽培が盛んに行われる一方で製造業従事者も多いです。ぶどう・もも・りんご・茄子・白ねぎ・こんにゃくなどを特産品としています。

和気町藤公園は和気町藤野にある公園です。地域おこしを目的に昭和60年に開園したもので、日本最多の100種を超える藤が植栽されています。毎年藤まつりが行われており、地域を代表する花の名所として人気があります。公園周辺に和気氏の氏神を祀る和気神社があり、安産や子供の守り神として親しまれているほか、この神社の参道に歴史民俗資料館があります。

岡山県自然保護センターは和気町田賀にある自然保護・自然学習施設です。面積100haの敷地にアカマツ林や池、人工の湿地などを有し、日本一のタンチョウ飼育頭数で知られる施設で、四季を通じて様々な野鳥・昆虫・野草などを観察することができます。

和気鵜飼谷温泉は和気町益原にある温泉です。「和気鵜飼谷温泉」というそのままの名称のホテル・入浴施設があり、温水プールもあります(湯量150トン/日、ph9.5のアルカリ性単純温泉)。この施設の近くに和気鵜飼谷交通公園があり、遊具やミニSL、ゴーカートといった子供の遊び場になっているほか、鵜飼川沿いに桜並木があるため春には花見が行われています。


吉備中央町(きびちゅうおうちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

加賀郡吉備中央町 おっへぇそう! 人口10,407人

吉備中央町の位置を示した岡山県の地図とPRキャラクターの「へそっぴー」が描かれています。また、自治体名上にキャッチフレーズの「おっへぇそぅ!」の文字が入ります。2017年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

吉備中央町は岡山市の北西側、ちょうど岡山県の中央部にある町で加賀郡(吉備中央町のみ)に属しています。2004年に上房郡賀陽町と御津郡加茂川町が合併してできた町で、同時に加賀郡(旧地名の加茂川と賀陽から一字ずつとった)が新設されました。吉備高原と呼ばれる標高200~697mほどの丘陵地に位置し、旭川・宇甘川(うかいがわ)・加茂川が町域を流れ、渓谷と多くのため池が特徴的な地形となっています。基幹産業は農業で水稲・高原野菜・黒大豆・ぶどうやブルーベリーなどが生産されるほか、林業や畜産も行われています。また、宇甘渓の渓谷美や小森温泉・湯の瀬温泉といった観光資源を有しています。白菜と白菜キムチ・ピオーネ(ぶどう)・ブルーベリー・チーズなどを特産品としていますが、近年は耕地面積・店舗数ともに減少しつつあり活力を失いつつあります。

宇甘渓(うかんけい)は旭川の支流、宇甘川(うかいがわ、うかんがわともいう)がつくる渓谷です。吉備中央町下賀茂あたりは川幅が極度に狭まり、奇岩とそそり立つ岩肌や激流がみられます。シンボルの赤い橋「あかばし」の周辺には遊歩道が整備されており、モミジ・ケヤキ・ウルシなどの紅葉の名所とされています。また、同町内の豊岡川流域にもホタルの名所や滝や奇岩・岩肌を見るにはもってこいの鳴滝森林公園(キャンプ場併設)があります。

湯の瀬温泉(岡山県)は吉備中央町豊岡下にある温泉です。湯の瀬温泉旅館という宿泊・入浴施設とキャンプ場があります。源泉はアルカリ性単純温泉(ph9.7)で、温度29度と低いため加温して用利用しています。豊岡川を下流の方へ下っていくと国道429号あたりに小森温泉があります。

吉備中央町には道の駅が2つあります。①道の駅かようは、吉備中央町北にある国道484号沿いの小規模の道の駅です。直売所・和風レストラン・ドッグラン・コンビニ・体験実習室などを備える施設で、規模は小さいながら一通り設備が整っています。②道の駅 かもがわ円城は吉備中央町上田西にある国道429号の道の駅です(前述の道の駅 かようよりやや大きい)。こちらはバイカーの聖地として親しまれていて、円城白菜を使ったキムチが人気です。

重森三玲記念館は吉備中央町吉川公民館の隣にあります。当地で生まれた重森三玲(昭和を代表する造園家・庭園史研究家)を顕彰する施設です。氏の作品や氏が復元を手掛けた庭は全国各地にあり、京都だと東福寺の方丈庭園、大阪だと大阪城内の秀石庭が有名でしょうか。この記念館に隣接して天籟庵(てんらいあん)という茶室とコンクリートでできた庭があります。

癒しの散歩道 裕園は吉備中央町吉川にある私設公園です。県道72号周辺にあるもので、個人が15年かけて整備したものです。丘を切り開いて遊歩道の石畳やイベント会場などが整備されているほか食事処があり、蕎麦・うどんやジュースなどを販売しています(入園無料、火・水・木曜日は休園)。


赤磐市(あかいわし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県赤磐市 人“いきいき”まち“きらり” 人口43,730人

市のPRキャラクター「あかいわモモ」と特産物の桃・ぶどうをあしらったデザインです。2018年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています(下一桁4,9及び下二桁42は欠番)。

赤磐市は岡山県中央からやや東寄りにある市です。2005年に赤磐郡山陽町・赤坂町・熊山町・吉井町が合併して新設された市で全域が吉備高原に含まれています。南部の平野が住宅など市街地、中央~北部はなだらかな丘陵地となっています。南西側に隣接する岡山市のベッドタウンおよび、果樹栽培が盛んなことから岡山県のフルーツ王国として知られる地域です。おおむね金属製品やプラスチック製品など製造業を主要な産業としているほか、中央~北部の丘陵地はレジャー地としても利用されており、観光関連の事業も行われています。白桃やぶどう、朝日米という米を特産品としています。

岡山フォレストパーク ドイツの森は赤磐市仁堀中にある農業公園です。ドイツの町並みを再現した町並み広場・動物ふれあい広場・石窯ピザ工房・ワイナリー・クラフト工房・ゴーカートやミニSL、貸しボートといった様々なアトラクションで構成されており、農業公園としてはかなり充実しています。西日本最大となるドッグラン(無料)を有しており、小型犬専用エリアが2つ、大型犬専用エリア1つのほか、犬用のアスレチックがあるアジリティーエリアと貸し切りのオフ会専用エリアがあります。

熊山英国庭園は赤磐市殿谷にある庭園です。小学校の跡地を整備して西日本初の本格的イングリッシュガーデンとしたもので、250種800本のバラをはじめ四季折々の花が咲いています(入園無料)。ハーブ苗や花苗、バラの苗木などを販売しており、週末にはマルシェが立っていることもあります。

熊山遺跡は赤磐市と岡山市・備前市の市境あたりにある遺跡です。熊山山頂から南西方向の熊山神社の裏手にある遺跡で33箇所に石積みの遺構が残っており、その中でも最大のものを国指定の史跡「熊山遺跡」と呼んでいます。この遺跡は基壇の上に方形に3段の石積みをしたピラミッド状の遺構で「岡山のピラミッド」の異名で知られており、地元の定番ハイキングコースとなっています。


浅口市(あさくちし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県浅口市 星と海のまち 人口31,805人

天文台と星空が描かれています。合併10周年記念として、2016年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています(下二桁・4、・9、04、09、42、44、49は欠番)。

浅口市は岡山県の南西部にある市です。2006年に鴨方町・金光町・寄島町が合併して発足した自治体で倉敷市の西隣りにあります。公式には「あさくち」と読みますが「あさぐち」も使われています。県内では最小の市ですが、植木・帽子・ストロー製造など多くの地場産業を抱えています。温暖で安定した気候であることから天体観測に適した場所とされており、古くは平安時代の陰陽師・天文博士の安倍晴明が安部山で天体観測を行ったとされています。また、旧金光町周辺は金光教(江戸時代末期に生まれた新宗教)の発祥地であり、本部が置かれています。現在の浅口市は製造業を主要な産業とするまちで、農業や漁業も行われており未開発の土地も少ないのですが、人口減少により生産年齢人口自体が減少し続けているため活気を失いつつあります。

岡山天文博物館は浅口市鴨方町本庄と小田郡矢掛町の境あたりにある科学館です。隣接する国立天文台ハワイ観測所岡山分室(旧岡山天体物理観測所)や京都大学の岡山天文台ドームなどを紹介する施設で、展示のほかにプラネタリウムや太陽の観測ができる設備があります。

かもがた町家公園は浅口市鴨方町鴨方にある公園です(日本の歴史公園100選)。江戸時代この辺りは岡山藩の支藩鴨方藩の中心地であったようで、県内最古の町家を含む2棟の古民家や土蔵などを改修し、当時の暮らしを紹介しています。

金光教本部は金光町大谷にあります。正月や祭事には多くの参拝客で賑わうため、周辺は門前町になっています。周辺に古い商店街があり、そのノスタルジックな雰囲気から映画「とんび」のロケ地になりました。


総社市(そうじゃし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県総社市 地域・文化・自然が支える心豊かな生活交流都市 人口約69,207人

㊤備中国分寺の五重塔(国指定文化財)とプレート下部に「吉備のくに」の文字。㊦修行中の雪舟が涙でネズミを描いたとされる伝説から、ネズミの形のプレートに水墨画風の尻尾。自治体名上に「雪舟の里」の文字が入る。どちらも2011年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されている。

総社市は岡山県南西部の内陸にある市です。2005年に旧総社市と都窪郡山出村・清音村が合併して新たに総社市としています。もともと古代王国・吉備国の中心地域であり、吉備国分国後は備中国の国府が置かれていました。平安時代に備中国内の神々を合祀する総社宮が建てられてこれが地名の由来になっています。現在の総社市は自動車部品・繊維・食品加工などの製造業が主要な産業となっていますが、高梁川の扇状地にあたり市域中~南部では田・水路・ため池などの田園風景もみられます。岡山県全体の人口減少が厳しいなか、2011年以降人口増加を続けています。

鬼ノ城(きのじょう)は総社市の市街の北側、鬼城山にある古代山城です(国指定史跡、日本100名城)。7世紀後半に大和朝廷によって築かれたものとされています。石塁や土塁、敷石などが遺構として残っているほか、城門や角楼が復元されています。未完のものが多い古代の城のなかでは稀な完成した城とみなされており、見学路や展望台、鬼ノ城山ビジターセンターなどが整備されています。

備中国総社宮は総社市総社にある神社です。正式な名称を「總社」といい、備中の神々324柱の神々を合祀するものです。古代の国司は一宮から巡拝を行っていましたが、国府近くに総社を設けてこれを効率化したものです。長い回廊が印象的な神社で、前庭の三島式庭園は後楽園造園の際に参考にされたものとされています。また、南鳥居のそばに明治時代に建てられた警察署を改装したまちかど郷土館があります。

備中国分寺は総社市上林にある真言宗御室派の寺院です。奈良時代、聖武天皇の詔によって各地に建てられた国分寺の一つで、現在のものは江戸時代中期に再建されたものとされてです。また、近くには史跡としての国分寺跡と国分尼寺跡が残っています。岡山県内では唯一となる五重塔を有し、田園風景に立つ五重塔の景観は吉備路のシンボルとなっています。


玉野市(たまのし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県玉野市 たまたまたまのを、またまたたまのに。 人口55,174人

瀬戸内海の波と魚、いしいひさいち氏の4コマ漫画のキャラクター「ののちゃん」が描かれています。また、下部に「ふるさとたまの!ののちゃんの街」の文字が入ります。2010年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

https://youtu.be/3VLyxMm-VFs?si=8A4DkE0LZv_0W6lq

玉野市は岡山県南部にある市です。岡山市の南東側、吉備の穴海を隔てて瀬戸内海にせり出す児島半島とその付け根にあたる市で、宇野港(重要港湾)を中心とする港湾都市となっています。三井造船の企業城下町として発展した経緯があり(現在同企業は艦艇事業から撤退、代わりに三菱重工が事業を引き継ぐ)、造船・化学・金属といった重厚長大型の製造業が産業の主体です。瀬戸内海の多島美と複雑な海岸線が特徴的で、四国とフェリーによって結ばれているため観光関連の事業も行われています。柑橘類・紫いも・タコやタラ、唐辛子などを特産品としています。

おもちゃ王国は玉野市滝にあるテーマパークです。「世代を超えた世界中の玩具を集めたおもちゃの博物館」というテーマで、たくさんのおもちゃがあります。玉野市のものは軽井沢や東条湖などでテーマパークを運営する同社の総本部です。多数のアトラクション、プールやイベント会場等があり、おおむね0歳児から小学生くらいまでの子どもが楽しめるようになっています。また、近くに渋川動物公園というふれあい重視の動物園があります。個人経営の動物園で、大型の動物は馬くらいですが飼育されているほとんどの動物に触れることができ、こちらも子どもたちに人気のスポットとなっています。

みやま公園(深山公園)は玉野市田井にある風致公園です。国道30号に面した丘陵地200haが公園として整備されており、7,000本の桜のほか梅やツツジ、モミジなど15万の木々が植栽されています。園内に「深山イギリス庭園」という本格的なイングリッシュガーデンがあるほか、道の駅 みやま公園があります。

渋川マリン水族館(玉野海洋博物館)は玉野市渋川にある水族館です。魚や海獣など180種を展示する水族館と海に関する展示を行う陳列館に分かれています(入館料:大人500円、小人250円)。あまり大きな施設ではありませんが子供と行くにはちょうどいい規模で料金もお手頃です。同施設の前は渋川海岸(快水浴場百選、日本の渚百選、日本の白砂青松100選)となっていて、全長1kmほどの砂浜が広がっています。


矢掛町(やかげちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岡山県小田郡矢掛町 歴史かおる文化の町 人口12,768人

自治体名左にPRキャラクター・観光大使の「やかっぴー」が描かれています。プレート下部に宿場の町並みのイラストと「歴史かおる文化の町」の文字が入ります。2016年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

矢掛町は岡山県南西部にある町で、小田郡に属しています(矢掛町1町のみ)。高梁川水系小田川流域の平野部に開けた盆地で、周囲をぐるっと500m級の丘陵に囲まれています。江戸時代に旧山陽道の宿場町として発展した歴史があり、現在も往時の町並みが残ることで知られています。現在の矢掛町の主な産業は製造業ですが近年は勢いが無く、一方で観光業の進展がみられます。また、耕地面積も多くいちご・梨・にんにくなどを特産品としています。2010年に、長らく栽培が途絶えたとされていたニホンハッカが町内に大量に自生していることがわかり、栽培や蒸留の復興が試みられています。

旧山陽道 矢掛宿は矢掛町矢掛の一部と小林の一部、11.5haの重要伝統的建造物群保存地区です。2020年に選定されたもので、小田川に沿うように900mほどの古い町並みが残っています。とりわけ江戸時代の宿舎本陣「旧矢掛本陣石井家住宅」、脇本陣「旧矢掛脇本陣高草家住宅」は国内では唯一の本陣と脇本陣が現存するものであり、国の重要文化財に指定されています。

道の駅 山陽道やかげ宿は矢掛町矢掛にある国道35号の道の駅です。2021年にオープンした施設で前述の矢掛宿近くにあります。駐車場やトイレ、無線LANといった共用施設と観光案内コーナーがありますが、飲食や物販は行っていません。近くの商店街(旧山陽道沿い)に客を誘引するための施設という位置づけのユニークな道の駅です。


高梁市(たかはしし)

高梁市ホームページより

岡山県高梁市 ひと・まち・自然にやさしい高梁 人口27,149人

備中松山城で飼育されている猫城主の「さんじゅーろー」、背景に特産品のシャインマスカット、ピオーネ、ベンガラを表す3本線(左側)、右側にはベンガラ染めされた布地が風に靡く様を描いています。2020年にミニバイク50cc以下1,700枚、50~90cc以下100枚、90~125cc以下200枚が交付されています。また、ナンバーの「・」が猫の足跡になります。

高梁市は岡山県西部にある市です。2004年に旧高梁市・上房郡上漢町・川上郡成羽町・川上町・備中町が合併して新高梁市としています。もともと備中松山城の城下町として発展した地域で、高梁川・成羽川流域に沿って市街を形成しています。面積のうち8割弱ほどが林野で高梁川の東西には吉備高原の自然が広がっています。江戸時代後期~大正にかけて、銅山とベンガラ(赤色の顔料)の一大産地として栄え、現在でも赤銅色の町並みが残っています。ピオーネなどのぶどうやトマト、高原野菜のほか中国地方最大のシャクヤクの産地として知られていますが、人口減少の割合・高齢化率が共に高く基幹産業の農業は活気を失いつつあります。

備中松山城は高梁市内山下にある臥牛山(標高487m)の山頂付近に建つ日本の城(山城)です(日本100名城、日本三大山城の一つ)。現存十二天守の一つであり、山城としては唯一天守が現存しているものです。天守、二重櫓・土塀などが重要文化財に指定されています。明治時代の廃城令によって山麓にあった御根小屋(備中松山藩の政庁)は取り壊されたのですが、城自体は不便な山の上にあることが幸いして残ったといいます。現在は櫓や門、展望台などが復元・整備されていたり、夜間にライトアップされたりして当地のシンボルになっており、「雲海に浮かぶ天空の城」や「猫城主のいる城」として知られています。

吹屋ふるさと村は高梁市成羽町吹屋にある6.4haの重伝建です。石州瓦とベンガラ壁漆喰の赤い町並みで知られる地域で、現在は街歩きができる観光地になっており、旧片山家住宅(国の重要文化財)、ふるさと村郷土館や商業施設があります。また、周辺には旧吹屋小学校(日本最古の木造校舎)や笹畝坑道(銅山の坑道で観光用になっている)があります。

広兼邸は高梁市成羽町中野にある歴史的建造物です。前述の吹屋ふるさと村に含まれていますが、3kmほど南にあります。江戸時代後期に小泉銅山とローハ(緑礬=ベンガラの原料)で財を成した庄屋の巨大な邸宅で、映画「八ツ墓村」など映画のロケ地として知られています(入館料:大人400円 小人200円)。


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島根県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【島根県編】

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美郷町(みさとちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

島根県邑智郡美郷町 「美肌県美肌町」、新しい力で築くオンリーワンのまち 人口4,007人

江の川(ごうのかわ)とカヌーを漕ぐPRキャラクター「みさ坊」、町花のシャクナゲが描かれています。また自治体名上に「misato town」の文字が入ります。2019年からミニバイク50cc以下を対象に500枚が交付されています。

美郷町は島根県中央部にある町で、邑智郡(おおちぐん)に属しています。「みさとちょう」及び「みさとまち」は国内に多数ある人気の自治体名であり、秋田県・宮崎県に美郷町、美里町と書くものでは埼玉県(ついでに「三郷市」も「みさと」と読む)、宮城県、熊本県にあります。島根県の美郷町は2004年に邑智郡邑智町と大和村が合併して生まれたもので、島根・広島内を流れる江の川が大きく西に湾曲する中山間地にあたります。江戸時代には天領石見銀山の支配地として舟運が発達していました。現在の美郷町は農林業の比率が高く、イノシシ肉や温泉を前面に押し出した観光業も発達しつつありますが、少子高齢化に歯止めがかかっていないため働き手不足が顕在化しつつあります(高齢化率47.4%)。バリ島マス村と姉妹関係にあるため、サンバルという辛味調味料(チリソースの一種)を特産品にしています。

道の駅 グリーンロード大和は美郷町長藤にある国道375号の小規模の道の駅です。内装に木をふんだんに使った小さい道の駅で、カフェと地元の農産物、こんにゃくなどを売る販売スペースがあります。周辺の江の川沿いに散策路が整備されており、春には桜が咲いています。

千原温泉は美郷町千原の千原川沿いにある温泉です。もともと切り傷・火傷・皮膚病に効き目のある療養目的の温泉として昭和50年代前半までは湯治客専門の湯でしたが、現在は日帰り入浴の施設があります。炭酸ガスを含む黄褐色のお湯で、2021年度の「ひなびた温泉」の全国ランキングで1位に選ばれています。

美郷町の特産品「山くじら」はイノシシ肉のことで、獣肉を食す事が禁忌である時代には山くじらの看板を出すことになっていました。美郷町ではイノシシの狩猟を猟友会に一任せず、農家が自ら狩猟者となることで毎年一定数のイノシシの捕獲に成功しており、これが特産品となっています。


大田市(おおだし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

島根県大田市 自然・歴史・人が光り輝く 人口31,311人

プレート右側にPRキャラクター「らとちゃん」が描かれています。サザエの殻に樹脂や菜種油などを入れて灯りとして用いた螺灯(らとう)をモチーフにしています。また、自治体名上に「Ginzan Walking Museum」の文字が入ります。石見銀山の世界遺産登録5周年を記念して交付されたもので、2011年にミニバイク50cc以下を対象に100枚が交付されています。

大田市は島根県中央部の日本海側にある市です。2005年に旧大田市と温泉津町(ゆのつまち)・仁摩町が合併して現在の大田市になっています。市域の西部に戦国時代後期~江戸時代前期に日本最大の銀山であった石見銀山遺跡(世界遺産)があります。現在の大田市は農・水産業、及び電子回路・部品、食料品生産、石州瓦やガラス製品といった製造業を主要な産業としています。また、先程述べた石見銀山遺跡のほか三瓶山(国立公園)や温泉、海水浴場などの観光資源を有しています。

石見銀山遺跡は大田市大森町にある鉱山の遺跡です。最盛期には世界で流通する銀の1/3を占めたといわれる日本の銀輸出のうち、かなりの部分を産出していたと考えられています。ガイダンス施設として石見銀山世界遺産センターや明治時代の建物を利用した「いも代官ミュージアム(石見銀山資料館)」があるほか、「龍源寺間歩」という坑道が一般開放されており、内部が見学できます(山道を2.3kmほど歩く必要がある)。

三瓶山(さんべやま)は大田市と飯南町にまたがる火山です(日本二百名山)。男三瓶山(標高1,126m)を主に6つの峰が爆裂火口を取り囲んでおり、ハイキングスポットや麓の温泉郷(三瓶温泉)で知られています。また、三瓶町多根(三瓶山北麓にあたる)に島根県立三瓶自然館(サヒメル)という自然史系の博物館があります。

道の駅 ごいせ仁摩は大田市仁摩町大国にある県道31号の道の駅です。2022年1月に開駅したまだ新しい施設で、物販・レストラン・共用スペースのほかに、伝統芸能である石見神楽が上演可能な屋根付きステージやドッグラン、RVパークなどが併設されています。また、周辺の仁摩健康公園に仁摩サンドミュージアムという砂とガラスをテーマにした博物館があり、世界最大の砂時計があります。


松江市(まつえし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

島根県松江市 水と緑、歴史と教育を大切にし 伸びゆく国際文化観光都市 人口199,211人

松江城の中に白抜きで「MATSUE」と書かれたもので、松江城築城400年記念として2011年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(従来様式と選択性)。

松江市は島根県北東部にある市です。県庁所在地・中核市で、2005年に旧松江市と八束郡鹿嶋町・島根町・美保関町・八雲村・玉湯町・宍道町・谷塚町が合併し新たに松江市としています。しかしながら人口は減少しつつあり、2021年度に人口20万を割っていると考えられています(住民基本台帳ベース)。汽水湖である中海と宍道湖に挟まれて中央がくびれた格好の自治体で、旧八束町域は中海に浮かぶ島で構成されています。中心地となる旧松江市はもともと松江藩の城下町として栄えたため商業がよく発達していますが、現在はサービス業(医療・教育・研究)が市の主要な産業となっています。また、松江城や由志園など観光名所があり観光業が域外マネーの獲得を支えています。産物としては宍道湖のシジミやアゴ(トビウオ)が有名ですが、日本三大茶処の一つであるためお茶や和菓子も特産品になっています。

松江城(千鳥城とも)は松江市殿町にある日本の城・国の史跡です。現存十二天守の一つであり、天守は国宝に指定されています。城周辺では神在月(10月)の頃に美しい行灯(あんどん)がほのかに光る「松江水燈路」が開催されます。松江城近隣には武家屋敷や興雲閣(明治36年築の擬洋風の迎賓館)、小泉八雲記念館と旧居などがあります。また、お堀巡りの遊覧船があり、こちらも人気です(中学生以上1,500円、小学生800円)。

宍道湖(しんじこ)は松江市と出雲市にまたがる汽水湖です(日本百景)。面積79.25k㎡、周囲長47kmあり全国7番目の広さの湖になります。特にシジミが有名ですが、スズキ・モロゲエビ・ウナギ・アマサギ・シラウオ・鯉・シジミを合わせて「宍道湖七珍(しんじこしっちん)」と呼びます(頭文字をとって「スモウアシコシ」と覚えられている)。東岸に島根県立美術館や松江しんじ湖温泉、宍道湖南東側には玉造温泉があるほか、日本の夕日百選に選定されています。

由志園(ゆうしえん)は松江市八束町波入にある日本庭園です。大根島の観光開発を目的に1975年に開かれたもので、ボタンや高麗人参の栽培で知られています。幾度も造成を重ねて現在は1万2千坪(40,000㎡)の池泉回遊式庭園となっており、売店やカフェ、料亭などの施設があります。足立美術館(島根県安来市)に並ぶ山陰地方最大級の日本庭園です。

松江フォーゲルパークは松江市大垣町の国道431号のそばにある、熱帯植物と鳥類に特化した全天候型テーマパークです。国内最大規模の温室を含む4つの展示の温室と外部の施設で構成されており、動植物を扱うテーマパークとしては珍しくバリアフリーで、冬は加温されています。猛禽類のショーやペンギンとのふれあい体験などを行っています。


安来市(やすぎし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

島根県安来市 民謡・安来節のルーツ 人口35,199人

豆絞りの手ぬぐいの縁取りに、市のPRキャラクター「あらエッサくん」が描かれています。2011年からミニバイク50cc以下~125cc以下とミニカーを対象に交付されています。

安来市は島根県東端の市です。2004年に旧安来市・能義郡広瀬町・伯太町が合併して新たに安来市としています。東西22km、南北28kmの市域を有し、概ね市域北部の中海沿岸の三角州に市街を形成しています。「どじょう踊り」という滑稽な踊りを含む民謡、安来節の発祥地として知られる地域で、江戸時代には山陰地方の交通の要衝として栄えたといいます。古くから優良な砂鉄が採れたためにたたら製鉄が行われており、現在でも高級特殊鋼「ヤスキハガネ(安来鋼)」を産出しています。主要な産業は製造業でやはり鉄鋼業が最も多く、次に食料品の加工がきます。一方で農林水の第一次産業従事者も多く、梨・いちご・たけのこ・どじょうといった産物や織物・焼き物など伝統工芸品を特産品としています。

足立美術館は安来市古川町にある美術館です。近代から現代の日本画を中心に陶磁器などを展示する施設で、特に横山大観のコレクションと日本庭園で知られています。「庭園も一幅の絵画である」という足立全康(創設者)の言葉通り、5万坪に及ぶ庭園は毎日手入れされており、国内はもとよりフランスの旅行ガイド『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』に三つ星(最高評価)として掲載されるなど海外でも高い評価を受けています。

月山富田城跡(がっさんとだじょうあと)は安来市広瀬町富田にある日本の城(山城)です。戦国大名尼子氏の本拠として知られるこの城は国指定史跡・日本100名城・日本遺産の構成要素になっており、天然の地形と規模の大きさから往時は「難攻不落の城」とされていました。山城ですので交通は不便ですが、標高は190mしかなく毎年多くの観光客が訪れています。また、麓の登り口あたりに道の駅 広瀬・富田城があります。

和鋼博物館は安来市安来にある博物館です。現在の高級特殊鋼の源流となった和鋼・玉鋼をテーマとする施設で、たたら吹きや近世の製鉄、日本刀などの展示があります。博物館内にのミュージアムショップではヤスキハガネの刃物を販売しています。

道の駅 あらエッサは安来市中海町にある国道9号(国道180号も近い)の道の駅です。鳥取県米子市との県境から600mくらい入ったところにあります。道の駅 広瀬・富田城が歴史資料館と広瀬絣センターを中心とした小規模なものであるの対し、こちらは普通の商業施設といった感じで、農産物直売所と古民家レストラン、海産物と水産加工品を売るスペースがあります。


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原付・小型バイクのご当地ナンバー

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日野町(ひのちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

鳥取県日野郡日野町 おしどりの住むまち 人口2,676人

日野町の鳥並びに鳥取県の鳥に指定されているオシドリのデザインです。ネジの部分が鳥の目にあたるようになっています。

日野町(鳥取県)は鳥取県西部にある町です。同町と日南町、江府町を含む日野郡に属しており、他と同様に日野川流域に居住地が集中しています。江戸時代に出雲街道の宿場町として発展した地域で、良質な砂鉄が採れるため大正時代までたたら製鉄が行われていました。現在の日野町は農林業を基幹産業としていますが、この地域は県内でも過疎と高齢化が顕著であるため、かつて基幹産業であった商業は大きく後退しています。平成17年に、平成12年(2000年)に発生した鳥取県西部地震による震災復興や課題な公共投資などから財政が極端に悪化したとして財政再建に乗り出しています。はぶ茶や一味唐辛子、地酒などを特産品としています。

日野川(ひのがわ)は鳥取県西部を流れる1級河川です。毎年10月頃から3月頃までオシドリが飛来します。根雨駅の西南西200~300mあたりの川沿いにオシドリ観察小屋(18歳以上300円、18歳以下は無料。倍率が異なる多数のスコープがある)があり、多い時は1,000羽を超えるオシドリがみられます。

金持テラスひのはJR根雨駅周辺にある複合施設です。2018年にオープンした宝くじや地場産品を販売する施設で、金運上昇・開運祈願で知られる金持神社(かもちじんじゃ)の分祠が設置されています。同神社は日野町金持にある神社で、旧社格が村社ですから大きなものではないのですが、「金持」という縁起の良い名称(砂鉄が多く採れたことに由来する)とあって宝くじの時期には参拝客が数多く訪れています。国道181号(出雲街道)沿いに札所があります。


琴浦町(ことうらちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

鳥取県東伯郡琴浦町 自然と歴史が調和した 心豊かな ふるさと未来 琴浦町 人口15,503人

琴浦町の特産品を持った漫画・アニメキャラクターの「琴浦さん」、乳牛とトビウオ(あご)が描かれたデザインです。2013年からミニバイク50cc以下200枚、小型特殊200枚の交付が開始されており、現在は小型特殊用は交付終了となっています。

琴浦町は鳥取県中部の西よりにある町で、東伯郡(とうはくぐん)に属しています。2004年に同郡の東伯町と赤碕町(あかさきちょう)が合併してできた町で、町名は同町の海岸線が「琴ノ浦」と呼ばれていたことに由来します。北側の日本海から大山(標高1,729m)の山頂付近まで伸びる起伏豊かな町域を有し、県内の町村では最も規模の大きい地域となっています。農林水の第一次産業と食品製造を主とした製造業を主要な産業としていますが、総人口の減少に歯止めがかかっておらず、産業従事者が減少しつつあります。特産品はプレートにあるとおりですが、近年はスイカを推しています。斎尾廃寺跡(飛鳥時代後期~奈良時代の寺院跡)や大山滝(日本の滝百選)、伯耆の大シイ(国の天然記念物、国内最大規模の巨木)などの名所がありますが、近年は鳴り石の浜周辺が観光スポットになっています。

鳴り石の浜は琴浦町赤崎にある海岸です。ごろた石という楕円形の石が集積する浜辺で、波が行き来すると「カラコロ」と音がします。「よく鳴る=良くなる」と験を担ぐ意味合いがあり、石に願いを書いた石絵馬を投げると願いが叶うと言われています。近年になってひまわり畑やカフェなどができており、当地の観光名所となっています。

光(みつ)地区は観光地ではありませんが、日本一の密度の鏝絵や古い町並みがみられる地域です。鏝絵(こてえ)とは漆喰を用いたレリーフのことで、筆やノミではなく左官鏝を用いて仕上げます。もともとは網元や豪商の蔵などに富の象徴として造られたものです。また、同地域にある神崎神社には美しい木の彫刻がたくさんあり、なかでも龍の大彫刻は圧巻です。

道の駅 琴の浦は山陰自動車道のパーキングエリア(上下線共用)です。琴の浦インターチェンジを併設しており一般道路と接続されています。道の駅としては珍しいことに北側400mくらいの日韓友好交流公園内に道の駅 ポート赤崎(国道9号沿い)があり、どちらも海鮮を売りにしています。


岩美町(いわみちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

鳥取県岩美郡岩美町 しまっておいた日本がある 人口10,414人

岩美町の海と浦富海岸にある千貫松島(せんがんまつしま)のデザインです。町制60周年記念として、2014年にミニバイク50cc以下を対象に103枚が交付されています。

岩美町は鳥取県の北東部にある町です。県庁所在地の鳥取市の北東に隣接する町ですが、知名度はそれほど高くありません。山陰海岸国立公園に属する浦富海岸(うらどめかいがん)があり、花崗岩の断崖や奇岩、洞門(海蝕洞)、海に浮かぶ大小の島など海岸線に豊かな変化がみられる地域です。主要な産業は製造業となっていますが、水産業が盛んで松葉ガニ、スルメイカ・モサエビや地酒などを特産品としています。また、民謡「湯かむり唄」で知られる岩井温泉や浦富海岸の島巡り遊覧船などが観光資源になっています。

浦富海岸は岩美町の日本海側の長さ15kmほどのリアス式海岸です(日本百景、日本の白砂青松百選など)。宮城県松島に似た景観から「山陰の松島」と呼ばれることがあり、海岸北側には浦富海水浴場や山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館、西側には洞門に見事な松が生える千貫松島があります。ほかにいくつかの展望台や山中幸盛(山中鹿介、尼子三傑の一人)が鳥取城攻めの際に参拝した荒砂神社などがあります。

道の駅 きなんせ岩美は岩美町新井にある国道9号の道の駅です。一つの建物の内部にレストラン、農産物や海産物を売る直売所、ベーカリー、ローソンなどがまとまっています。観光地の強い浦富海岸周辺からは離れていますが、町中にあるため近所にガソリンスタンドや100円ショップがあるなど便利な施設です。当地は松葉ガニの漁獲量が日本一ということで、カニが道の駅の名物になっています(あと郵便ポストが派手)。

又助池のカキツバタは岩美町牧谷地区にあります。日本三大カキツバタ自生地の一つとして知られるカキツバタの群落で、周囲200mくらいの池(鳥取砂丘の潟湖の名残)に30種ほどの湿生植物が自生しています。


倉吉市(くらよしし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

鳥取県倉吉市 人と自然と文化がつくる「キラリと光る新中核都市」 人口44,542人

下部にイメージキャラクター「くらすけくん」のイラストと白壁土蔵群、右側に打吹山(うつぶきやま)と市花のツバキが描かれています。2013年にミニバイク50cc以下1,500枚、50~90cc以下150枚、90~125cc以下150枚、小型特殊用200枚が交付されています。

倉吉市は鳥取県中部のやや西よりにある市です。中国山地の大山と蒜山(ひるぜん)から放射状に広がる台地と、市域東部の天神川及び天神川に流れ込む小鴨川周辺の沖積平野から成る市域を有し、概ね平野部に市街を成しています。海には面していません。打吹玉川地区をはじめ土蔵が多いことから「白壁土蔵のまち」として知られており、全国京都会議にも参加しています。鳥取中部の温泉地「とっとり梨の花温泉郷」(倉吉市・湯梨浜町・三朝町)にあたり、関金地区に関金温泉があります。比較的農業が盛んで、二十世紀梨・スイカ・メロンを特産品とするほか、江戸時代には木綿が特産であったようで伝統工芸として倉吉絣という織物が伝承されています。

打吹玉川(うつぶきたまがわ)の伝統的建造物保存地区(通称:倉吉白壁土蔵群)は倉吉市の玉川という小さな川の周辺にあります。江戸時代~大正期に当地の中心商業地として発達したもので、9.2haが国の重伝建に指定されており、石州瓦の町家が飲食店や物販所に改装されているほか、観光案内所などが整備されています。また、同地区内に里見忠義と八賢士(『南総里見八犬伝』のモデルとなった人物とされる)の墓がある大岳院があります。

鳥取二十世紀梨記念館(愛称:なしっこ館)は、倉吉市駄経寺町にある梨をテーマにしたユニークな博物館です。温水プールや図書館、コンサートホールなどをまとめた倉吉パークスクエアの一角を成す施設で、シアターや資料展示のほかにフルーツパーラーがあります(入館料:大人300円、小中学生150円)。梨の食べ比べができたり、様々な梨の品種が栽培されている様子が見学できる施設です。

打吹公園(うつぶきこうえん)は倉吉市仲ノ町にある都市公園です(日本さくら名所百選、日本の都市公園百選、森林浴の森百選など)。1904年に皇太子(後の大正天皇)の行幸の際に整備されたもので、山陰随一の桜の名所として知られています。ミニ動物園や遊具、展望台などがあり、この公園の名前を冠した「打吹公園だんご」が鳥取県の銘菓として有名です。また、周辺に円形劇場 くらよしフィギュアミュージアムがあり、海獣やアニメなどのフィギュアやキャラクターグッズを展示しています。同施設は旧明倫小学校という学校の校舎を改装したもので、1950年代に全国で100棟ほど建造された円形の小学校のうち最古の現存施設となります。


境港市(さかいみなとし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

鳥取県境港市 さかなと鬼太郎のまち 人口31,789人

「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎が描かれたプレートです。2016年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(従来様式と選択性、既に交付済みの人も300円で交換可能)。その他同市のナンバーを所有していない人のために、「いかいや!さかなと鬼太郎のまち」と文字が入ったレプリカ200枚が作成され、水木しげる記念館で販売されています。

境港市は鳥取県北西にある市です。長さ20kmの弓浜半島の北端となるあたりで(まちの殆どが砂洲の上にある)、歴史的に重要港湾として栄えてきた経緯があります。「ゲゲゲの鬼太郎」の作者 水木しげる氏の出身地、または白砂青松の渚として知られており、港湾と空港(美保飛行場=米子鬼太郎空港)があるため山陰地方では最も人口密度が高い地域となります。おおむね卸売・小売業と食品加工を主とする製造業を主要な産業としているほか、日本海沿岸有数の漁業基地を有するため、マグロ・松葉ガニ・紅ズワイガニといった水産物を特産品としています。

境港(さかいこう)は鳥取県境港市と島根県松江市にまたがる重要港湾です。汽水湖の中海が日本海と接するあたりが港湾として整備されており、中国や韓国とのコンテナ航路の拠点や隠岐諸島との連絡拠点となっています。2013年にみなとオアシスとして登録されており、港湾南側に夢みなとタワー(展望台・飲食店・物販などの複合施設)、温泉入浴施設、境港さかなセンター(魚市場)、夢みなと公園などがあります。

水木しげる記念館は境港市本町にある漫画・アニメのミュージアムです。漫画家、妖怪研究家、冒険旅行家として知られる水木しげるが集めた妖怪に関するコレクションや氏の作品の原画などが展示されています。2023年5月から建て替えのために休館していますが、2024年春にリニューアルオープンとなる予定です。また、記念館前の水木しげるロード(長さ800mほど)には177体(執筆現在)の妖怪のブロンズ像があり、夜にはライトアップされています。

海とくらしの史料館は境港市花町にある博物館です。明治時代の酒蔵を改装したもので、魚の剥製(700種4,000点ほど)や漁船、漁法に関連する資料や民俗資料が展示されています(入館料:大人410円、小中高校生100円)。周辺には山陰地方では最古となる木造の灯台がある境台場公園や、鋳物でできた魚やカニなどが展示されているおさかなロードがあります。


北栄町(ほくえいちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

鳥取県東伯郡北栄町 やさしい風のふくまち 北栄町~人と自然が共生し 確かな豊かさを実感するまち 人口14,380人

青山剛昌氏原作の推理漫画・アニメ「名探偵コナン」のデザインで、自治体名左に江戸川コナンの顔イラストが描かれています。2011年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

北栄町は鳥取県中部にある町で、東伯郡に属しています。2005年に大栄町と北条町が合併して発足した町です。町域北側は広く日本海に面しており、橋津川河口(湯梨浜町)から由良川河口まで東西12kmほど続く北条砂丘と、立ち並ぶ風力発電所の景観が特徴的です。隣接する倉吉市・湯梨浜町とは異なり温泉で有名ということはありませんが、「名探偵コナン」の原作者 青山剛昌のふるさととして知られています。長芋・らっきょう・スイカ・芝の生産といった農業が主要な産業となっていて、砂丘周辺部ではぶどうが生産されるため北条ワイン醸造所(中四国・九州地方では最古となるワイナリー)があります。

コナン通りは鳥取県道167号の由良停車場から由良宿までの長さ1,400mほどの通りです。「名探偵コナン」に登場するキャラクターの銅像が並ぶ通りで、由良川にかかるコナン大橋にはキャラクターのレリーフ4種12枚が描かれています。また、橋の袂あたりにコナンの家・米花商店街という「名探偵コナン」作中に登場する米花地区を再現した区画があります。同地区はカフェやオブジェ、キャクターグッズを販売する土産屋などで構成されており、当地の観光名所となっています。

青山剛昌ふるさと館は前述のコナン通り北側にある漫画・アニメのミュージアムです。キャラクターの石膏像や原画のギャラリー、青山剛昌の仕事部屋などがある資料館となっています。いわゆる「アニメの聖地」とされていて、多くの観光客を集めており、近くの境港市の水木しげるロードと共に訪れる方が多いようです。また、道の駅 大栄が隣接しています。


湯梨浜町(ゆりはまちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

鳥取県東伯郡湯梨浜町 住みやすく 魅力と活気あふれる 愛のまち 人口16,394人

地域に伝わる天女伝説からのPRキャラクター「ゆりりん」と東郷池、四つ手網が描かれています。2013年から50cc以下のミニバイクを対象に交付されています。

湯梨浜町は鳥取県中部北側にある町で東伯郡に属しています。2004年に羽合町・泊村・東郷町が合併してできた自治体で、「温泉(湯)」、「梨」、「砂浜」から一文字ずつとって「湯梨浜」としています。町の中央やや北西寄りに東郷池(東郷湖)という周囲12kmほどの汽水湖があり、これは湖底から温泉が湧いている珍しい池です。東郷温泉・はわい温泉が有名で、鳥取県中部の温泉地「とっとり梨の花温泉郷」の一角を成します。農業と東郷湖からの漁業、観光業を主要な産業としており、二十世紀梨の生産量が日本一多いまちです。また、旧羽合町(はわいちょう)と同名であることからアメリカハワイ郡と姉妹都市関係にあります。

湯梨浜町の北西部にある東郷池は周囲が12km、中央付近の湖底から温泉が湧いていて冬には湖面から湯気が立ち昇る神秘的な汽水湖です。2kmほどの橋津川と通じて海とつながっていて、大和蜆という大粒のしじみが採れます。東郷湖の湖畔にははわい温泉と東郷温泉があり、東郷温泉側には中国式の庭園 燕趙園、道の駅 燕趙園といった施設があります。

東郷湖羽合臨海公園は東郷池北西側にある都市公園です。野球場・多目的広場・スケート場などの運動施設があり、夏にはあやめ・花菖蒲・蓮、冬はイルミネーションが施されています。周辺の国道9号沿いに道の駅 はわいがあります(食堂、農産物直売所、コンビニ等がはいっている)。また、東郷池の東側に東条湖羽合臨海公園あやめ池公園という公園があり、菖蒲や睡蓮といった水生植物や藤の名所として知られています。


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