原付・小型バイクのご当地ナンバー
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長野県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。
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安曇野市(あづみのし)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
長野県安曇野市 自然を愛し、水と緑の薫るまち 人口97,800人
下部のひし形は、安曇野市の魅力である雄大な山々・清らかな水・田んぼなどを表したものです。市のホームページでも同様のデザインが採用されています。
安曇野市は長野県中央に広がる松本盆地の北西部、梓川・烏川・黒沢川・穂高川の複合扇状地上にあります。市名の「あづみの」は海の神(アマツミ・ワタツミ)を奉じる安曇氏(あづみし=信州に進出し安曇野に名を残したとされる)に由来します。豊富な湧水と堰(せぎ=用水路)を活かした水田が多くみられる土地です。
市内には日本最大規模の大王わさび農場(年間生産高130t)があり、日本一のわさびの生産量を誇ります。同施設はわさび丼やわさびカレーが食べられるレストランがあり、園内のわさび園が散策できるなど市を代表する観光名所となっています。
安曇野市内には美術館が豊富です。一部を挙げておきます。①禄山美術館(荻原守衛を主に近代彫刻)②絵本美術館&コテージ森のおうち(宮沢賢治など絵本とクラフトがテーマ)③田淵行男記念館(田淵行男氏は山岳写真家・自然生態研究で知られる、写真や蝶の展示)④安曇野山岳美術館(山岳をテーマにした絵画を展示、山小屋をイメージした梁組みに高い天井)⑤大熊美術館(ロイヤルコペンハーゲン、アンデルセン、ボタニカルアートなど)
長野県産ぶどうでワインを造っている安曇野ワイナリー、香料・安定剤無添加の飲むヨーグルトが好評を博しています。
道の駅 アルプス安曇野ほりがねの里(ドラえもんが印象的な中型の道の駅、レストランはおふくろの味、惣菜・おこわが人気)。
天龍村(てんりゅうむら)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
長野県下伊那郡天龍村 信州に春を告げる村 人口1,275人
村の鳥ブッポウソウ、山の斜面に広がる茶畑と龍のデザインです。龍の宝玉には村章が描かれています。天龍村誕生60周年記念として50cc以下200枚、50~90cc50枚、90~125cc50枚の交付となりました。
天龍村は長野県最南端にあり、県内で梅や桜が最も早く開花することから「信州に春を告げる村」をキャッチフレーズにしています。
ブッポウソウは村の鳥であると共に長野県の天然記念物です。日本には夏鳥として飛来し、冬には東南アジアに渡る全長29cmくらいの青~群青色の美しい鳥です。保護事業として天龍村各所に巣箱がおかれ、シーズン中は村役場の巣箱の観察記録が公表されます。
「中井侍(なかいさむらい)銘茶」とは、中井侍で採れた茶葉を当地の製茶工場で製茶したものです。天竜川から立ち上る朝霧が茶の味を柔らかくするといわれ、苦味が少ないお茶です。中井侍の茶畑は「七曲り」と呼ばれる傾斜にあり、景観が素晴らしいことから天龍村の名所となっています。
天龍温泉おきよめの湯(2020年にリニューアル)、アルカリ性単純温泉、浴槽は内湯1・外湯1とサウナのシンプルな浴場です。付属するレストランの信州サーモンや馬刺しが人気(入浴料:中学生以上500円 小学生以下200円)
ふれあいステーション龍泉閣はJR飯田線平岡駅に併設された宿泊施設です。レストラン龍泉・温泉(運び湯)・お土産の売店・トイレなど施設は一通り揃っています(素泊まりにも対応)。
ていざなす(たいざわなすともいう、元は田井沢茄子だが訛った)は天龍村の特産で、長さ25cm重さ400gにもなる巨大茄子です。果肉が柔らかく甘みが強いのが特徴です。
辰野町(たつのまち)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
長野県上伊那郡辰野町 ひともまちも自然も輝く 光と緑とほたるの町 人口18,950人
イメージキャラクター「ぴっかりちゃん」と「ほたるのまち」のロゴが描かれています。50cc以下の白ナンバー200枚、小型特殊100枚の交付となりました。
松尾峡は明治時代からゲンジボタルの発生地とされ、長野県の天然記念物に指定されています。6~7月にかけてホタルが発生し、6月中~下旬頃にほたる祭りが催されます。当地のホタルは移入種であり、1960年からホタルを補うために度々移入種を放流し、在来種の遺伝子が駆逐されて生物多様性を損なった典型的な例とされています。
現在町では「トビチ商店街」というプロジェクトを行っていて、市街のシャッター街に対して閉店した店舗を許容しつつ個性的な店舗を無理のない程度に誘致し、商店街を歩く楽しみを知ってもらおうという企画のようです。
横川は中央アルプスの最北端になり、全長18kmの横川渓谷(横川川)が流れています。国の特別記念物 横川の蛇石や横川ダムがあり、紅葉の名所やキャンプ地として知られています。レジャー施設としてグリーンビレッジ横川かやぶきの館(マグネシウム・薬草・ハーブの入浴施設あり、沸かし湯)、かやぶきの館交流体験館よりあい工房などがあります。
湯にいくセンター(入浴料:中学生以上500円、小学生以下300円、幼児無料。各種割引あり、2022年5月、県外からの客は利用不可)。
当地の名物ほたる丼は信州ハーブ鶏を用い、野菜が草むら卵の黄身をほたるが発光している様子に見立てた丼です。ほたる饅頭とうものもあります(こちらは普通の饅頭です)。
宮田村(みやだむら)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
長野県上伊那郡宮田村 人と自然にやさしい創造のみやだ 豊かな人文・住みよい宮田 人口9,050人
イメージキャラクターの「みやさん」と村の特別シンボル コマウスユキソウが描かれています。
宮田村の花は梅ですが、1998年に村の特別シンボルとしてコマウスユキソウが制定されています。ヒメウスユキソウ(=コマウスユキソウ)はエーデルワイスと同じキク科ウスユキソウ属の高山植物で、絶滅が危惧されています。中央アルプスを代表する花です。
宮田村は中央アルプスの主要観光地を抱え、中央アルプス国定公園のうち特別保護地区の80.6%を村域としています。土地所有権と利用権を分離した宮田式農業でも知られる村です。2022年の宝島社「住みたい田舎ベストランキング」人口1万未満のまちで子育て世代、若者・単身者部門において全国3位(全国の村では1位)を取得しました。
宮田村の特産品といえばアルコールが多く、信州みやだワイン紫輝などワイン、南信州ビールなど地ビールです。上伊那産のさつまいもを利用した芋焼酎 「伊那八峰」シリーズの「脈々」が宮田村の特産になります。マルス信州蒸留所(薩摩酒造と同根企業の本坊酒造の工場、主にウイスキーを生産)では見学が可能で、ビジター棟にバーと売店を併設しています。
宮田とうふ工房は国道153号沿いにあります。地元信州大豆を使った豆腐・当乳製品を売っていて、かりんとう・ドーナツ・ソフトクリームなどスイーツもあり、食べ歩き/お土産どちらでも対応可。同じく国道沿いにあるアルッガマゲ(スリランカ料理)。カレーの辛さは誰でも食べられる程度で、テーブルにあるスパイスで調節するタイプ。紅茶・スイーツが評価されています。
紫輝彩丼(しきさいどん)とは信州みやだワイン紫輝を使った丼のことで、2006年に開発された「鶏のぶどう酒煮丼」がベースになっています。店によって様々な工夫を凝らしていて、コンビニでも一時期販売されていました。
当地の津島神社祇園祭では「あばれ神輿」といって、石段から神輿を投げ落とし板などを剥いで破壊します。毎年新しい神輿が作られています。
坂城町(さかきまち)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
長野県埴科郡坂城町 ものづくりとやすらぎのまち 人口15,020人
朝日が照らす千曲川(ちくまがわ)とバラ公園、マスコットキャラクターの「ねずこん」が描かれています。50cc以下の白ナンバーのみの交付となりました。
信濃川は日本三大河川の一つ、流域面積は日本3位長さは日本一です。上流にあたる長野県側を千曲川と呼びます。埴科郡(はにしなぐん)坂城町は中小・零細企業のまちとして知られる工業が盛んなまちです。2008~2009年のリーマンショックで大打撃を受けましたが、現在の工業生産高は回復しています。
さかき千曲川バラ公園には330種2,300株のバラが植栽されています。毎年5月下旬にバラ祭りが開催されバラ苗の販売や特産品の販売が行われています。
坂城町は工業のまちであること、刀匠として人間国宝になった故宮入行平氏の出身地であることから「鉄の町」を標榜しています。坂城鉄の展示館では刀剣や刀装具を展示していて、「刀と太刀の違い」や「刀ができるまで」といったパネル展示があります(入場料:高校生以上400円、中学生以下無料)。
坂城町の特産品は中之条大根(ねずみ大根)で、中之条地区でよく生産されています。おしぼりうどんは、大根をおろして絞った汁に味噌や薬味を加えて食べるうどん(だしの代わりに大根の絞り汁)で当地の郷土料理になっています。他に果樹(りんご・もも・ぶどう)、花卉(バラ・カーネーション・トルコギキョウ)などが有名です。
葛尾城(かつらおじょう)は坂城市街の北側にある山城で、武田信玄を野戦で2度破った村上義清の根拠地として有名な城です。木道を登って1時間強といったところですが、標高805m比高400mほどで勾配が大きいです。郭・堀切・石積みなどが残っていて案内板もあります。
ロビニア工場売店(チョコレート工場のアウトレット)、金曜・土曜には正規品・規格外品の直売を行っています。
飯田市(いいだし)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
長野県飯田市 文化経済自立都市 美しい自然に恵まれ、長い歴史と尊い伝統文化につつまれた人情豊かなまち 人口101,600人
風越山、リニア中央新幹線、伝統産業の水引が描かれています。50cc以下は1,500枚、50~90ccと90~125ccは250枚ずつの計2,000枚の交付となりました。
飯田市は長野県第5位(佐久市・安曇野市は人口が近いので変動あり)の都市で、南信州を代表する市です。りんご並木や人形劇のまちとして知られています。川本喜八郎人形技術館があり、毎年8月にいいだ人形劇フェスタが行われています。また、文化の日に飯田丘のまちフェスティバルというサブカルの祭典が開催されます。
飯田水引は市の伝統産業で、元禄時代の1672年飯田藩主堀美作守親正が産業奨励で製紙・元結業を盛んにしました。現在全国の70%程度のシェアを占めるといわれています。
飯田市動物園には狸・ヤギ・コンドル・ペンギンなどがいます。小さな動物園ですが、入場無料で手書きのPOPが可愛らしく好評です(汽車ぽっぽ100円、ゴーカート50円、エサ100円)。
上村は南アルプスと伊那山地に挟まれた山間の村で、下栗地区からの眺めは「日本のチロル」と呼ばれています。下栗唯一のドライブイン はんば亭(そば・定食屋)。
当地ではおでんにねぎだれ(醤油に刻んだねぎ混ぜたもの)をかけて食べます。また、粉豆腐とは高野豆腐を粉末状にしたものです。人参・しいたけなどと一緒に炊きます。
10月の第4週に行われる峠の国盗り綱引き合戦は信州軍(飯田市)vs遠州軍(浜松市天竜区)の間で行われます。結果によって「国境」と書かれた標札を移動させます。現在は県境の丘越峠の国盗り公園で行われています。飯田市側は「信州に海を」を合言葉に6万7千勝を目指しています。
千曲市(ちくまし)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
長野県千曲市 千曲の魅力と 多彩な力が 未来を拓(ひら)く 躍動の都市(まち) 人口59,380人
お姫様キャラクターの「あん姫」とプロバスケットボールチーム 信州ブレイブウォリアーズのロゴ(右下)が描かれています。
千曲市の特産品、あんずは主に市の東側の倉科・森地区で栽培されています。かつては杏仁が咳止めの薬として珍重されたため松代藩が栽培を奨励し、あんず栽培が盛んになったと伝わっています。両地区は「あんずの里」として千曲市の観光名所になっています。花見は4月上旬から、あんず狩りは6月下旬~7月中旬です。
戸倉上山田温泉は明治中期に開湯した温泉で、昔は善光寺参りの精進落しの名湯として賑わいました。現在は寂れ感のある温泉街となっています。足湯が3箇所(うち1箇所はファミリーマートに併設)あり、菓子屋・パン屋もあるので食べ歩きに良い場所と思われます。
戸倉宿キティパークは千曲天狗の像があり、ウサギやヤギの居る公園です。セツブンソウ自生地が隣接していて3月頃に訪れると花が見れます。
戸倉駅近くの蔵元坂井銘醸(茅葺きの建物)はレストラン(そば)・土産屋を兼ねていて、陶芸・ステンドグラスの体験も行っています(もちろん酒もある)。また、坂井銘醸コレクションという酒蔵の博物館をやっています。
千曲市にある埴科古墳群は4つの前方後円墳からなります。そのうち森将軍塚と有明山将軍塚(誰の墓なのかよくわかっていない、地名+墓が立派なとから将軍と名付けた)は森将軍塚古墳館と長野県立歴史館と合わせて科野の里歴史公園という公園になっています。
雨宮日吉神社の御神事は、3年に一度行われる祈年祭(五穀豊穣などを願う祭祀)です。「橋がかり」といって獅子舞いの獅子頭を橋から逆さ吊りにして川の水で濡らします。
南箕輪村(みなみみのわむら)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
長野県上伊那郡南箕輪村 みんなで創ろう住みよい南箕輪 ~人・自然・協働~ 人口15,460人
箕輪村のキャラクター松ぼっくりの妖怪「まっくん」が描かれています。
南箕輪は2つに分かれた特徴的な村域を有していますが、最近の合併でこうなったわけではなく、1889年から130年以上分かれているそうです。もともと西側の飛び地は入会地(薪炭・用材・肥料などを取得するため共同利用される土地)で人が住んでいませんでした。
南箕輪村は県内で最も人口が多い村で、2015-2020年時点でも人口増加を続けています。また、県内で平均年齢が最も低い自治体でもあります。
南箕輪村の特産品はりんご・米・イチゴ・ブルーベリー・白ネギ・アスパラガスなどです。とりわけりんごは当地の日照時間が長く、寒暖の差が激しいことから色付きが良く・甘いとされます。また、コシヒカリ「風の村米だより」は2014年のお米甲子園で特別優秀賞を受賞しています。当地の産物はJA上伊那ファーマーズあじ~なで販売しています。
信州大芝高原は森林セラピーロード・マレットゴルフ場・足湯と入浴施設・レストラン・プールと親水広場などを備えた公園です。2018年に道の駅 大芝高原として登録されています。経ヶ岳バーティカルリミット(高低差のあるハーフマラソン)、大芝原高原祭り(8月)などが行われています。
南箕輪村には信州大学農学部のキャンパスがあり、国内で唯一国立大学のキャンパスがある村となっています。ユリノキの並木は同キャンパスの象徴となっていて、紅葉が美しい並木道となっています。食と緑の科学資料館「ゆりのき」では農学部に所蔵されている標本・資料などが展示されています。
阿智村(あちむら)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
長野県下伊那郡阿智村 歴史と湯けむりの里 人口6,379人
下部に「STAR VILLAGE ACHI.」のロゴが入った星空のデザインです。光を反射する加工がなされています。小型特殊(濃厚作業用・その他)のデザインは異なるもので、阿智村の緑とハナモモが描かれています。50cc以下100枚、50~90cc10枚、90~125cc10枚、小型特殊20枚の交付となりました。
阿智村は2006年に環境省の「全国星空継続観察」(現在は廃止されている)で参加団体中一位であったことから、「日本一の星空ナイトツアー」の実施、地域通貨スターコインを発行するなど観光事業に活用しています。また、2015年に「日本一の星空」を商標登録しています(星の婚姻届というものもある)。
昼神温泉周辺・月川温泉の阿智川沿いにはハナモモ5,000本が植栽されていて、「ハナモモの里」・「はなもも街道」などと呼ばれています。当地のハナモモは3色(白・ピンク・赤)で、見ごろは4月中~5月上旬になります。
広拯山長岳寺は天台宗の寺院です。野田城で病を発し、三河街道で病死した武田信玄の遺骸を安置したといわれています。武田信玄公火葬塚は阿智PA(上り側)近くにあります。
園原にある信濃比叡広拯院は天台宗の寺院です。神坂峠越えに難儀した伝教大師(最澄)が、布施屋(お助け小屋)を建てたことが始まりとされています。総本山延暦寺から1,200年以上輝き続けている「不滅の法灯」を分灯されています。近くに東山道・園原ビジーターセンターはゝき木館や白蛇のいる門前屋(そば屋)があります。
清内路一番清水は超軟水(硬度13mg/㍑)・信州の名水・秘水などといわれる湧水です。花崗岩から湧き出ています。
村内の観光拠点ACHI BASE、レンタサイクルや双眼鏡、防寒具(星空観察は夏でも寒いので)のレンタルなどを行っています。肥後観光農園のりんご狩りの拠点にもなっています。
上田市(うえだし)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
長野県上田市 日本のまん中 人がまん中 生活快適都市 ~水跳ね 緑かがやき 空 こころ 晴れわたるまち~ 人口156,800人
左側に小さく「信州」、プレート上部は上田城の櫓をモチーフに真田家の家紋・旗印 六文銭が描かれています。
上田市は県内3位の規模を誇る東信地方の中心都市です。上田市の市街は上田城を中心とする城下町として発展しました。JR上田駅お城口から200mくらいのところに上田藩主居館跡(上田高校になっている)、300mくらいのところに上田城があります。上田城の遺構は櫓・石垣・土塁・掘で、櫓門や塀は再興されたものです。上田城跡公園内には上田市立博物館や真田神社(城が落ちなかったことから合格祈願で知られる)があります。
別所温泉は信州最古といわれる温泉街で、ヤマトタケルが7か所に温泉を開き「七苦離の湯」と名付けたという伝説から「七久里の湯」とも呼ばれます。安楽寺・常楽寺・北向観音といった塩田流北条氏ゆかりの古刹があり、「信州の鎌倉」と呼ばれることがあります。
生島足島神社(いくしまたるしまじんじゃ)は御柱祭や武田信玄ゆかりの神社で知られる神社で、本社は小島の上に建っています。諏訪神社と正対し、上の宮と呼ばれます。
上田市外の北側にある真田地区は、真田氏発祥の地であることから「真田の郷」というキャッチフレーズで観光誘客を進めています。土産店・観光拠点のゆきむら夢工房(そば打ち体験あり)、真田氏歴史館、真田氏本城跡などがあります。
みすゞ飴本舗 飯島商店 上田本店、JR上田駅お城口すぐにあります。
美味だれ焼き鳥は、焼き鳥をすりおろしたにんにくが入った醤油ベースのたれ(美味だれ)に漬けたり、たれをかけて食べるものです。美味だれはカツ丼やオムライスにかけることもあります。
岡谷市(おかやし)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
長野県岡谷市 湖に映える、美しいものづくりのまち 人口48,620人
「童話のまち」のロゴと「ラムラム王」が描かれています(フンヌエスト・ガーマネスト・エコエコ・ズンダラー・ラムラム王という。1926年の童話の主人公)。
岡谷市は諏訪湖に隣接する工業都市で、諏訪広域連合(3市2町1村)の一つです。長野県の市のなかで最も面積が小さい市で、時計やカメラの電子機器など精密工業が行われていることから「日本のスイス」と呼ばれることがあります。1950年代は味噌の生産高が日本一で、現在でも味噌工場が残っています。
故武井武雄氏は岡谷市(諏訪郡平野村)の出身で、絵雑誌「コドモノクニ」をはじめとした雑誌の挿絵・版画・図案を手がけ、子供向け童話の挿し絵を「童画」と名付けました。おもちゃの研究・創作「イルフ・トイス」や、「本の宝石」といわれる私家本 刊本作品で知られています。イルフ童画館では武井武雄作品の収蔵・展示を行っています。
長地権現町にある小さな絵本美術館(「ばばばあちゃん」の絵本作家さとうわきこさんの美術館)、童画館の近くにある市立岡谷美術考古館(絵画と出土品を展示、国宝の顔面把手付深鉢形土器がある)、郷田にある市立岡谷蚕糸博物館(手作業実演や生きている蚕が見られる)。
鳥居平やまびこ公園は、子供からお年寄りまで楽しめる「ファミリーパーク」をテーマにした公園(都市公園)です。ジャンボすべり台やボブスレーなどの遊具のほか、プリンス&スカイラインミュウジアム(自動車博物館)があります。
鶴峯公園(つるむねこうえん)のつつじ祭り、1935年にツツジ300株を発注したところ業者の手違いで3万株が送られてきて、返品もできず村民が何日もかかって植え込んだそうです。ツツジが咲く5月上~中旬には露店も出て岡谷太鼓の披露があります。
塩嶺御野立記念祭は塩尻峠(岡谷市側)で行われる日本一短い祭り(午前10時に「一同、礼」の掛け声とともに一礼する)で、明治天皇・昭和天皇が塩尻峠を巡行したことを記念するものです。
木祖村(きそむら)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
長野県木曽郡木祖村 木曽川の水が生まれる源流の里 人口2,877人
上部に「木曽川源流の里」ロゴ、下部に木曽川の清流でイワナが跳ねている様子が描かれています。左下に特産品 お六櫛のイラストが添えられています。
木祖村は周囲を2,000m級の山々に囲まれた村で、木曽川の源流があることから木曽川の祖という意味合いで木祖村としています。やぶはら高原スキー場・水木沢天然林・中山道藪原宿があり、観光地としても知られています。
木祖村の特産品は御嶽白菜・スイートコーン・漬物・蕎麦・木祖牛などです。また、お六櫛やネズコ工芸品(ネズコは木材の名称、下駄・手桶など)等で知られる木工芸が盛んな村です。
日野山百草(ひゃくそうがん)とは落葉高木「キハダ」から採れるオウバクエキスを主成分とした腹痛薬・健胃薬です。「腹痛の妙薬」として親しまれてきた民間伝承薬で、当地に本社を置く日野製薬で作られています。
味噌川ダムはロックフィルダムという土砂と石で造られたダムです。コンクリートには無い趣があります。味噌川ダム防災資料館は大きな建物ではないですが、ダムの資料館としては充実した展示内容となっています。ダム湖の周りには絆の力水という湧水があります。
ナルカリクラフト、個性的な木の玩具があります。
喬木村(たかぎむら)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
長野県下伊那郡喬木村 小さくともアルプスの峰の如(ごと)く毅然(きぜん)と聳(そび)える美しい村 人口6,117人
村の木であるイチョウの葉が描かれています。村発足135周年記念として交付されました。
喬木村は下伊那郡の北部、伊那盆地を流れる天竜川の河岸段丘の上にある村です。飯田市の市街地から東にあります。村名になっている喬木は「高木」の古い書き方で、林業従事者が減っている現在では難読地名になりつつあります。村名と通じることからイチョウを村の木としていますが、喬木村くりん草園や九十九谷森林公園のクリンソウで知られることの方が多い村です。
喬木村の特産は阿島傘・矢筈こんにゃく・イチゴです。また、どぶろく特区に指定されていて、地元の山田錦と遠山郷の「観音霊水」で富田天領の里というどぶろくが造られます。阿島傘は大正時代には100戸で年間30万本ほど生産されていましたが、今は生産者1戸のみで生産されています。喬木村のいちご狩り(要予約・ハウス指定不可、2022年は休止)。
椋鳩十文学記念館・記念図書館は喬木村出身の小説家・児童作家 椋鳩十(むくはとじゅう)氏を記念するものです(代表作「大造じいさんとガン」)。鹿児島を拠点に活動した人で、鹿児島県立図書館長を務め、小中学校の校歌の詩を沢山つくっています。椋鳩十記念館・記念図書館では椋鳩十氏が動物好きだったことにちなみ、迷い込んで来た猫に「ムクニャン」という名前をつけ、猫館長に任命しています。
小川川沿いにある田舎道直売所。氏乗枝垂れ桜から遠くない地点にあります。野菜の直売のほか五平餅も食べられます。
阿島の大藤は花房が2mほどにもなるもので(重すぎて木の負担になるため、20日過ぎには切り落とすほど)、珍しい八重咲きの個体もみられる名所なのですが、現在は木が弱っていて開園されていないとのことです(2017年に撮られた動画)。
松川町(まつかわまち)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
長野県下伊那郡松川町 くだものの里 松川 人の輝く緑と水と太陽のまち まつかわ 人口13,040人
「くだものの里」の表記と街の特産品 りんごと梨が描かれています。2011年4月から交付されています。
松川町は下伊那郡の北端にある南信州地域の町です。南北6km、東西は長く21kmと伸びていて、天竜川の東は工業団地と水田地帯、西側は住宅地・商店街・工業団地が開けています。傾斜地では果樹栽培が盛んに行われています。
松川町は「くだものの里」を標榜していて、りんご・梨(西洋なしは全国トップクラス)・梅・柿・桃・さくらんぼの出荷量が全国自治体で上位100位以内に入ります(フキやレタスの栽培も盛ん)。町役場の西側にフルーツ狩りができる観光農園が沢山あって、観光資源にもなっています。2015年に町全体が「ワイン・シードル特区」に指定され、ワイナリーのツアーが行われています(現在は丸亀醸造所、信州ましのワイナリー、Vinvie=ヴァンヴィの3か所)。
リフレッシュタウン松川の里(駐車場・温水プールがある)内にある信州まつかわ温泉清流苑は土産屋・レストランなどを併設しています。泉質はアルカリ性単純温泉、浴槽は9個+サウナで露天風呂も広いです(循環式)。フォレストアドベンチャー・松川が近くにあります。
生田にある嶺岳寺はヒガンバナで有名なお寺です。天竜川を見下ろす境内に約5万株のヒガンバナが咲きます(ときどき白い花も混じる)。
大島城(台城)は松川町の南部、高森町との境あたりにあります。遺構は土塁・曲輪・堀のほか馬出し・枡形虎口など武田流築城術が見て取れるものとなっています。周辺は台城公園として整備されていて比高も50mと上りやすい城です。
佐久市(さくし)
出典元「日経研調べ ご当地プレート」
長野県佐久市 叡智と情熱が結ぶ、21世紀の新たな文化発祥都市 人口99,370人
浅間山と千曲川を背景に、コスモス・佐久鯉・バルーンフェスティバル・五郎兵衛米・五稜郭(龍岡城)をイメージした星のまちといった佐久市の魅力が描かれています。市制10周年記念として50cc以下1,950枚、50cc~90cc150枚、90~125cc250枚、ミニカー50枚、小型特殊1,100枚が交付されています。
佐久市は東信地方の市で、古くは中山道と佐久甲州街道の交点で宿場町として発達しました。JR佐久平駅を中心に商業施設が発達し、上田市と並ぶ東信地方の中心都市として発展してきています。
佐久市の鯉の養殖は天明年間にはじまったといわれていますから、約250年の歴史があります。当地ではあらい・鯉こく・うま煮などにして食します。また、鮒の養殖も盛んで水田養殖小鮒として甘露煮などにします。当地の水田では稲作と共に鮒の養魚を行っている額縁水田が見られます。
龍岡城(龍岡陣屋)は19世紀に築かれた稜堡式城郭(星形要塞)で、安土桃山~江戸時代初期に築かれた城とは異なる形態をもちます。龍岡藩解体後に建物は解体され、売却されていますが御台所は移設されて残っています。田口小学校閉校後に陣屋が復興される予定です。
五郎兵衛米は作の五郎兵衛新田で採れる米で、江戸時代に市川五郎兵衛という人が私財を投じて新田開発をしたと伝わっています。蓼科山の水と浅科の強粘土質の土で育つ米は、粘りの強さと甘みが特徴です。五郎兵衛記念館に展示があります。
成田山薬師寺の参道に立つぴんころ地蔵は、「ぴんぴんして生きて、苦しまずコロリと往生する」といわれる当地で人気のある地蔵尊です。参道には毎月第二土曜に山門市として露店が出たり、アンブレラスカイが行われたりします。
国道142号沿い(市道25-3)沿いの道の駅 ヘルシーテラス佐久南(物販が豊富、新しい施設)。同じく国道142号沿いにある道の駅 ほっとぱ~く浅科(小さめの道の駅、米が人気、冬には凍り豆腐がある)