福岡県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

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福岡県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

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新宮町(しんぐうまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福岡県糟屋郡新宮町 人が輝き 快適に暮らせる 元気なまち 新宮 人口33,317人

合併60周年記念のロゴマークと立花山・みかん・町営渡船「しんぐう」(右側)、めがね岩(左側)が描かれています。新宮町・立花村の合併60週年記念事業の一環として制作されたもので、2015年に50cc以下200枚が交付されています。

新宮町は福岡県北西部にある町で、糟屋郡(かすやぐん)に属しています。福岡市の北東側に隣接し、東部は立花山(標高367.1m)をはじめとする山地で、西に行くほど標高が下がります。また、西部で玄界灘に面し、相島という面積1.25k㎡ほどの有人島を有しています。現在は福岡市のベッドタウンとして発達していますが、1990年代までは人口増加は緩やかでした。2010年代に駅周辺やNTT社宅跡地など大規模な開発を受け、2010年-2015年で人口増加率22.9%を記録しています。小売業・卸売業や運輸といった第三次産業を主要な産業としていて、国道3号沿いや駅周辺にカインズ、IKEA、ニトリなど大型の郊外型店舗が多く立地しているほか、うどん店の激戦区でもあります。

立花山は福岡市東区・久山町・新宮町にまたがる山です。「筑前名山」と呼ばれる山々の一つで、市街地に近くそれほど険しくないことから、南にある三日月山と同様にハイキングコースとして親しまれています。山頂には1330年に立花氏(大友氏6代大友貞宗の3男、大友貞載を祖とする)が築いた立花山城の石垣が残っています。クスノキの原生林があることで知られる山で、国の特別天然記念物に指定されており巨木が多く見られます。

https://youtu.be/3c2kg9JqJcA

横大路家住宅(国の重要文化財)は新宮町上府にある旧家です。17世紀半ばに建造されたという茅ぶき屋根の曲家で、九州では最も古い民家とされています。805年に唐での留学を終えた最澄(天台宗の開祖)が当地に上陸し、法火と毘沙門天像を授けたとされており、これらを長い間守り続けたことから通称を「千年家」といいます。

相島(あいのしま/あいしま)は新宮海岸から約8kmほど沖合にある有人島です。周囲8kmほどの島で、海岸の一部には海食崖が見られます。新宮漁港から町営の渡船「しんぐう」が出ており、約20分ほどで渡ることができます。この途中で鼻栗瀬(通称:めがね岩)と呼ばれる真ん中にポッカリ穴が空いた高さ20mほどの玄武岩が海上に立つ様子が見えます。また、同島は同じく福岡県にある藍島(こちらも「あいのしま」と読む)と同様「猫の島」(海外テレビで「世界6大猫スポット」として紹介された)として知られていて、猫好きが訪れる観光スポットでもあります。


嘉麻市(かまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福岡県嘉麻市 -母なる遠賀川源流の恵みに満ちたふれあいと安心のまちー遠賀川ハートフル嘉麻の里の創造 人口33,722人

プレート上部に嘉穂三山(馬見山、屏山、古処山をいう。嘉穂アルプスとも)、右側にPRキャラクターの「かまししちゃん」と特産のりんごが描かれています。2016年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

嘉麻市は福岡県中部、筑豊地方の南部にある市で、2006年に旧山田市、稲築町、碓井町、嘉穂町の1市3町が合併してできたものです。歴史的には戦国時代後期までは秋月氏の支配を受け、その後秋月藩(福岡藩の支藩)ができると黒田氏の所領となっています。他の地区法地域と同じく明治から昭和前期まで石炭産業で大いに栄えたため、いくつかの炭鉱の遺構が残っています。現在は製造業を主要な産業としていますが、市域の72%程度が山林や耕作地で、比較的に農林業と畜産が盛んな土地柄です。牛肉・牛乳・いちご・ぶどう・りんご・梨などを特産品としています。

道の駅 うすいは嘉麻市上臼井の福岡県道90号穂波嘉穂線沿いにある中型の道の駅です。国道に面しているわけでもなく、登録日も2005年と道の駅としては古い部類ですが、レストラン・菓子屋・パン屋・たこ焼き屋など一通りそろった施設になっています。当地は内陸部なのですが、鮮魚の品揃えが良いようです。周辺に当地出身の画家 織田廣喜(おだ ひろき)の作品を展示する織田廣喜美術館があります。

嘉麻市梅林公園は嘉麻市下山田の安国寺の裏山にある公園です。400本ほどの梅が植栽されていて、鹿児島紅梅・豊後梅・南高梅・林州梅・信濃小梅・信濃大梅・鶯宿梅といった多様な梅が見られます。花期の早春には接待所が出てお茶がふるまわれたり、甘酒や梅もち、梅干しなどが販売されています。

九州りんご村は嘉麻市の南部の馬見山中腹あたりをいいます。当地の農家が減農薬栽培で果樹(梨・りんご)を育てている地域で、りんご狩りを行っている果樹園もあります。カフェや菓子屋も出ていて、当地のちょっとした名所といったところです。


赤村(あかむら)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福岡県田川郡赤村 英彦山の清流と緑豊かな山々に囲まれた村 DO YOU 農? 緑と清流とほたるの里 人口2,627人

夕日を背景に森の主「源じいさん」が運転するトロッコ列車が描かれています。2016年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

赤村は福岡県東部筑豊地域にある村で、田川郡に属しています。福岡市から東40km、北九州市から南30kmほどのところにある村で、英彦山(1,199m)付近を源流とする今川(2級河川)流域や山間部を村域としています。1960年まで筑豊炭田からの石炭積み出しを行った田川線(現:平成筑豊鉄道田川線)が走り、この鉄道は九州最古の鉄道トンネルなど貴重な構造物を有しています。産業は農業が主体ですが、観光鉄道のトロッコ列車や岩石山(=がんじゃくやま、古来からの修験者の修行場で奇岩が多いことで知られる)への登山口であるため、第三次産業も主要な産業となっています。また、春と秋に「DO YOU 農?」という農村体験が行われているほか、ホタルの生息地としても知られています。

源じいの森は赤村赤の平成筑豊鉄道田川線源じいの森駅周辺をいいます。宿泊・研修施設・レストランが入る「ほたる館」にキャンプ場と温泉入浴施設が併設されています(泉質はアルカリ性単純泉)。

赤村のトロッコ列車「赤村トロッコ油須原線」は、炭坑用に建設が開始されたものの、石炭需要の低下により開業することの無かった幻の鉄路を復元したものです。現在は観光鉄道として冬季を除く日曜日に月1回程度運行しています。炭坑時代の面影や赤村に残る大自然を満喫できます


広川町(ひろかわまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福岡県八女郡広川町 古から受け継がれる文化と 豊かな環境が心を癒すまち いまこそ集い 未来へつなごう 人と笑顔とふれあいのまち 広川 人口19,339人

広川町商工会青年部のまちおこしキャラクター「広川まち子ちゃん」が描かれています。また、下側藍色のラインの内側に60周年記念を祝う文言が英語で入っています。2017年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

広川町は福岡県南部にある町で、八女郡(やめぐん)に属しています。同じ書き文字で「広川町」は和歌山県有田郡にも存在しますが、そちらは「ひろがわちょう」と読みます。福岡県と佐賀県にまたがる広大な筑後平野の東端部にあたり、町の東部は山地、西部に国道3号と九州自動車道が南北に走るため西側に市街が集中しています。主要な産業は製造業で、広川中核工業団地や広川IC近くに久留米・広川新産業団地を有しています。また、交通の要衝ということもあり運輸業も多いです。そのほか、町域のおおむね2割弱が耕地でいちご・梨・ぶどう・八女茶やガーベラや電照菊など花卉が生産されています。

太原のイチョウ(たいばるのいちょう)は広川町久泉にあるイチョウ林(いわゆる「イチョウ並木」ではない)です。ぶどう園の周辺に100本ほどのイチョウがあり、県内では非常に有名な紅葉スポットとなっています。当該地区は私有地ということですが、所有者が好意で開放しています。紅葉というとモミジの赤い色合いが思い浮かぶと思いますが、あたりを黄金色に染めるイチョウの紅葉もなかなかのものです。

広川町古墳公園資料館(こふんピア広川)は広川町一條の広川町古墳公園内にある石人山古墳と弘化谷古墳についての資料・遺物を展示、解説する資料館です。この石人山古墳には石人(武装した凝灰岩製の石像)や石棺があります。古くから知られていたようで「石人を撫でると体の痛みがとれる」とされ、長らく撫でたり打ったりされてきたために石人の表情や上半身の装飾などが不鮮明になっています。

逆瀬ゴットン館は広川町水原にある施設です。1995年に「水車と青石垣の里」としてオープンしたもので、直径7mの水車がゆったりと回っています。現在はつき臼4基、挽き臼1基が稼働しておりそばや米をついています。また、この水車で挽いたそばが食べられるそば屋が併設されています。


北九州市(きたきゅうしゅうし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福岡県北九州市 みらい つなぐ 北九州 人口922,762人

市の花のひまわりと環境マスコットキャラクターの「ていたん&ブラックていたん」が描かれています。2018年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

北九州市は福岡県北部にある市です。本州の下関まで約650mまで迫る九州の入り口であり、約93万人が住む九州第2位の規模を誇る市です。歴史的には九州の玄関口として栄えた背景があり、かつては「四大工業地帯」と呼ばれた北九州工業地帯の中核地域です(現在はシェア・出荷額の低下により外れている)。1901年に設置された官営八幡製鉄所を皮切りに製鉄・造船・重化学工業など重厚長大の工業が発達しましたが、同時に公害と長らく戦ってきた歴史をもちます。現在の北九州市は第3次産業が主体の商業都市ですが、いまもなお製造業が比率としては大きな割合を占めます。また、藍島・馬島・白島(男島・女島の両島をいう)などの有人島を有しています。

小倉城(勝山城、続・日本百名城181番)は北九州市小倉北区にある城跡です。1569年に毛利氏によって築かれたもので、その後の江戸時代前期に初代小倉藩主になった細川忠興によって大規模な改修を受けています。現在は復興された天守や庭園に松本清張記念館などがあり、隣接する勝山公園(桜の名所とされるほか図書館がある)ともども市のシンボルとして親しまれています。

旦過市場(たんがいちば)は前述小倉城の東側にある市場です。「北九州の台所」とも呼ばれるほどの大規模な市場で、青果・鮮魚・惣菜・精肉店など200店舗以上が集積しています。もともと大正期に神嶽川(かんたけがわ)の魚の荷揚げ場として成立したもので、昭和30年ごろの木造建築が多く見られます。

門司港レトロは北九州市門司区にある観光スポットです。1995年にオープンしたもので、かつて横浜・神戸と並び国際貿易港として栄えた門司港の周辺を大正時代調に整備したものです。また、実際にJR門司港駅(1914年築、国の重要文化財)や北九州市旧大阪商船(国の登録有形文化財)などが残っています。また、九州鉄道記念館や関門海峡ミュージアムといった文化施設があります。

河内藤園(かわちふじえん)は北九州市八幡東区にある私営の植物園です。春の藤の時期と秋の紅葉期にのみ営業している植物園で、3,000坪の敷地を有し110mの藤のトンネル、藤のドームなどがあります。以前は「多くの観光客が来ると藤を痛める」ということでCMなどは行っておらず知る人ぞ知る名所でしたが、2012年に海外インターネットサイトで「実在する世界の美しい場所10」「世界の絶景10」として紹介され、一躍有名になりました。全22種の藤を有し樹齢100年を越えるものもあるなど、大変貴重な場所です。

藍島(あいのしま)は北九州市小倉北区の北西12kmほどのところに浮かぶ有人島です。小倉北区3丁目にある小倉渡場から小倉航路という市営の渡船(こくら丸、小倉-藍島-馬島)が出ています。主に漁業を中心産業とする島で、ウニやアワビ、サザエなどが水揚げされているほか、多くの地域猫が暮らす「猫の島」としても有名で猫好きや釣り客が訪れる島です。


福津市(ふくつし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福岡県福津市 人を、明日を、誇るまち。福津。 人口68,473人

2017年にユネスコ世界遺産登録された「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産のPRのためのもので、構成遺産である新原・奴山(しんばる・ぬやま)古墳群とPRキャラクターの「ふんちゃん」、「オーロ君」という馬が引く馬車が描かれています。2018年からミニバイク50ccを対象に交付されています。

福津市は福岡県北部の宗像地域にある市です。およそ北九州市と福岡市の中間に位置し、東に山地、西側を玄界灘に挟まれた恰好になっています。もともと1961年に八幡製鐵(現:日本製鉄)の社員団地が建造されて以来、高度経済成長期にベッドタウンとして規模を拡大してきました。2000年あたりに人口減少に一度転じていますが、2012年頃から再び人口が増加傾向を示しています。海岸線に福間海岸や海水浴場を有し、「九州の湘南」といわれるほどの風光明媚な土地柄です。卸売・小売業や運輸、宿泊・飲食サービスなど第三次産業を主要な産業とする一方で、農林業や漁業も行われています。あんずやミニトマトを特産品としています。

宮地嶽神社(みやじだけじんじゃ)は福津市宮司元町にある神社です。およそ1700年前に神功皇后が朝鮮半島に渡る際に当地に祭壇を設け、船旅の安全を祈願したことが始まりとされる神社です。一年に2回、参道の男坂と夕日がまっすぐに並ぶ様子を「光の道」といい、2016年に放送された日本航空のCMで大変有名になりました。現在も光の道が現れる2月下旬・10月下旬に「夕日のまつり」が開催され、年間200万以上の参拝客が訪れています。また、境内に移築した古民家群や菖蒲園を有しています。

新原・奴山古墳群(国の史跡)は福津市奴山にある5世紀後半~6世紀後半の古墳群です。東西800mほどの丘陵地に前方後円墳5基、方墳1基、円墳41基が現存しています(田圃開発によって18基が失われたことが確認されている)。古代の海洋豪族 宗像氏の関係者が埋葬されていると考えられています。観光地としては開発されておらず、だだっ広い丘という様相ですが、菜の花・ひまわり・コスモスなどが植栽されており、当地の花の名所として親しまれています。

大峰山自然公園(東郷公園ともいう)は福津市渡(わたり)にある展望公園です。玄界灘にせり出した渡半島にあり、晴れた日には沖ノ島・小呂島・壱岐の島などの島々を見渡すことができます。また、対馬沖で行われた日本海海戦(1905年、大日本帝国海軍連合軍-ロシア帝国海軍)の記念碑と、戦艦三笠(大日本帝国海軍連合軍の旗艦であった)の砲弾、主砲先端がある東郷神社があります。自然公園北側には恋の浦海岸(県の天然記念物)という海岸があり、動植物の化石が多く埋まっていることで知られています。


糸島市(いとしまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福岡県糸島市 古代都市「伊都国」 人も元気 まちも元気 新鮮都市いとしま 人口98,877人

(左から)市花のハマボウ、桜井二見ケ浦の夫婦岩、国宝の内行花文鏡とPRキャラクター「いとゴン」が描かれています。2015年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

糸島市は福岡県西部にある市です。2006年に前原市、二丈町、志摩町が合併して発足した市で、福岡市の西側、佐賀市の北側に隣接します。北部は玄界灘に突き出た糸島半島、南部は佐賀県との県境となる脊振山地の山塊となっています。2つの県庁所在地に隣接することから住宅地や商業地が開発されており、緩やかに人口増加を続けています。「魏志倭人伝」に登場する「伊都国(いとのくに)」があった場所と考えられており、「万葉集」や「和名抄」に怡土郡(いとぐん)として登場するなど古墳が多い地域です。現在の主要な産業は第三次産業になっていますが、比較的に漁業が盛んで、志摩テクノパークという工業団地も有しています。牡蠣、牛肉・豚肉・鶏肉・卵や生乳といった畜産物、あまおうなどを特産品としています。また、有人島の姫島(人口147人)を有し、市営渡船で連絡しています。

桜井二見ヶ浦の夫婦岩(筑前二見ヶ浦とも)は糸島市志摩の福岡市との境あたりにあるもので、海岸から150mほど離れた位置に高さ11~12mほどの夫婦岩が立っています。これらは当地の櫻井神社の社地であり、イザナギとイザナミを祀るものとされています。三重県伊勢の二見ヶ浦が「朝日の二見ヶ浦」と呼ばれるのに対し、こちらは「夕日の二見ヶ浦」として知られおり、夏至頃になると夫婦岩の間に夕日が沈む光景がみられ、絶景と評されています。

白糸の滝(糸島市)は羽金山の中腹にある滝です。全国にある同名の滝と同じく岩肌を白い糸のように流れる繊細な滝で幅12m、高さ24mあります。周辺には約10万株のあじさいが植栽されており、駐車場・レストラン・トイレなどが整備されているほか、5月~9月にはヤマメ釣りやそうめん流しが行われています。

雷山千如寺大悲王院(せんにょじだいひおういん)は糸島市雷山にある真言宗大覚寺派の寺院です。この寺が建つ雷山(らいざん、標高954.5m)は古来より雷神が鎮座する山と考えられ、最盛期には300もの僧坊が建っていたそうです。同寺は樹齢400年の大楓(県の天然記念物)で知られ、木造千手観音立像と木造清賀上人坐像(ともに国の重要文化財)を有しています。

芥屋海水浴場は糸島市芥屋(けや)にある砂浜です。水の透明度が高く「快水浴場100選」に選ばれているほか、近くに芥屋の大門(けやのおおと、国の天然記念物)と呼ばれる日本最大の玄武岩洞があり、遊覧船も出ています。また、近年では芥屋の大門公園内の遊覧船乗り場北側にある小道の続く樹林地が「糸島トトロの森」と呼ばれて人気が出ています。

伊都国歴史博物館は糸島市井原にある博物館です。市内の平原遺跡をはじめとする8つの遺跡から発掘された出土品を展示しています。平原遺跡の出土品のうち銅鏡40、内行花文鏡2、玉や鉄鍬などは国宝に指定されており、とりわけ直径46.5cmの大型の内行花文鏡が有名で、三種の神器の一つ、八咫鏡(伊勢神宮内宮に奉安されている)との関連性が指摘されています。


岡垣町(おかがきまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福岡県遠賀郡岡垣町 住みたい・住み続けたい みんなが輝く 元気なまち 岡垣 人口30,865人

プレート右側に三里松原の海岸と特産品のびわをモチーフにしたイメージキャラクター「びわりんとびわすけ」やフルーツ、ウミガメが描かれています。2014年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

岡垣町は福岡県北部にある町で、遠賀郡(おんがぐん)に属しています。北九州地域を構成する自治体の一つで、北九州市小倉地区に30km、福岡市に40kmと比較的近い位置にあるため両市のベッドタウンとして開発が進み、昭和初期から平成にかけて人口増加を続けて発展してきましたが、現在は減少傾向に転じています。卸売・小売業など第三次産業を主要な産業としているほか果樹の栽培が盛んで、とくにびわ(「高倉びわ」という)の生産量では県下1位を誇ります。町内の水道の85%ほどを天然の地下水で補っていることが自慢です。

三里松原は岡垣町と隣接する芦屋町にまたがる海岸線にある松原で、玄海国定公園内にあります。全長6km、幅は最大で1.3km(430ha)に及ぶ広大な松原で、江戸時代前期から砂や塩から農作物を守るために植樹が続けられてきたと考えられています。砂浜にはアカウミガメが産卵に訪れることがあるほか、ハマグリの生息地(現在ハマグリが住む海岸は減少しつつあり、流通する3/4ほどがチョウセンハマグリ)でもあります。

ゆうれい坂は岡垣町内浦にある成田山不動寺の桜並木の間にある坂です。全国各地にある同名ないし「お化け坂」などといわれるものの一つで、実際は上り坂ですが奥に急勾配の上り坂があるため、目の錯覚により下り坂のように見えるという現象が起きます。

波津港は岡垣市波津にある漁港です。いわゆる「観光漁港」というものではないのですが、キス、チヌ、メバルなど豊富な魚種が釣れ、足場も良いため宗像地域では人気の釣りスポットとなっています。波津海水浴場に隣接しており、フェミリー向けの釣りスポットとして利用されることが多いです。


みやこ町(みやこまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福岡県京都郡みやこ町 交流と連携により ともに夢を描く 共生・協働のまち 京都地域の明るい未来を目指して 人口17,869人

桃色の丘を背景にPRキャラクターの「みやっこ君」と町花のサクラ(右側)が描かれています。2013年からミニバイク50cc以下を対象に2,000枚が交付されています。

みやこ町は福岡県北東部にある町で、京都郡(みやこぐん)に属しています。2006年に豊津町・犀川町・勝山町が合併したもので、北は北九州市小倉南区、南は大分県と接する南北に細長い町域を有しています。およそ京都平野と呼ばれる平野部と山地で構成されており、筑豊地域(福岡県の中央部)と京都地域を結ぶ峠が2つあるため、交通の要衝となっています。製造業を主要な産業とするほか、平野部では農業が盛んに行われており、勝山米やたけのこを特産品としています。律令時代の豊前国の国府ならびに国分寺・国分尼寺があった地域とされています。

豊前国分寺三重塔はみやこ町国分にある三重塔です。律令時代に全国の国府に建設された国立寺院のシンボルであり、このような三重塔は現在日本に13塔が残ります。当地のものは戦国時代に戦火によって失われ、現在建っているのは明治29年に再建されたものです。高さ23.5mと三重塔としては奈良法起寺に次ぐ高さを誇る大きな塔で、外壁面には12星座が彫刻されています。

みやこ町国府跡公園はみやこ町国作(こくさく)にある公園です。奈良時代に置かれた国の役所跡を歴史公園としたもので、遊具のほかに復元した講堂基壇跡(僧侶が行事を行ったり、経典を講義するための場所の基となる部分)があります。また、周辺にみやこ町国分の郷という農産物直売所があり、地場産品を販売しています。

よってこ四季犀館はみやこ町犀川生立(さいがわおいたつ)にある農産物直売所です。四季折々の果実、野菜(赤村と旧犀川町柳瀬でとれる柳瀬ごぼうが有名)、高冷地米のほかイノシシ肉や鹿肉といったジビエの加工品(レトルトカレーなど)を販売しています。


宗像市(むなかたし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福岡県宗像市 海・山・川に育まれ、教育・文化と歴史がいきるコミュニティのまち宗像 人口97,079人

プレート上部に水平線と沖ノ島、右下側に宗像大社の屋根が描かれています。2013年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

宗像市は福岡県北部宗像地域にある市です。おおむね福岡市と北九州市の中間に位置し、交通アクセスが良いため両市のベッドタウンとして発展してきた地域です。古代には宗像氏という海洋豪族が統治した地域で、朝鮮半島や中国との貿易で栄えたといいます。また、九州本土から60kmほど離れた沖ノ島(ユネスコ世界文化遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産の構成要素の一つ)、2005年に編入した大島といった島嶼部を有します。おおむね卸売・小売業など第三次産業を主要な産業としていますが、釣川(二級河川、藁人形が河童に変じたという伝説があり、「まんが日本昔ばなし」で紹介された)周辺では農業が盛んに行われています。

宗像大社は宗像市にある宗像三女神(『古事記』や『日本書紀』に登場する航海の安全や交通安全などを祈願する神様)を祀る神社です。沖ノ島の沖津宮、大島の中津宮、宗像市田島の辺津宮で構成されています(沖津宮と辺津宮は直線で49km離れている)。主に本土側にある辺津宮が知られており、周辺にレストランや海の道むなかた館(世界遺産「沖ノ島」宗像と関連遺産群のガイダンス施設)などがあります。

沖ノ島は九州本土から北北西60kmほど離れた場所に浮かぶ周囲4kmほどの島です。島全体が神領とされており女人禁制、男性でも一般人は5月27日の大祭以外は基本的に上陸が認められていません。古墳時代前期の4世紀頃からヤマト国の国家的な祭祀が行われてきたとされており、古代の祭祀跡22箇所から約8万点と大量の出土品があったため、「海の正倉院」とも呼ばれています。

道の駅 むなかたは宗像氏江口にある国道495号の道の駅です。2008年に開業したもので、駐車場500台と超大規模の施設になっており、九州の道の駅では最大の売上を誇ります(2017年時点)。物産館・レストラン・ソフトクリームやからあげなどを提供するテイクアウトの店・パン屋・観光案内所・展望デッキなどで構成されていて、「ここしかない」という施設は有していません。玄界灘の海産物や野菜など純粋に地場産品の良さで業績をあげていると考えられます。

大島(「筑前大島」とも)は宗像氏神湊港から北西6.5kmに浮かぶ有人島です。神湊港からフェリーが出ています。宗像大社中津宮や展望所、牧場、御嶽山展望台、沖津宮遥拝所、海洋体験施設うみんぐ大島(釣り用の防波堤やヨット・クルーザーなどの停泊所、釣り堀を有する)などがあります。


芦屋町(あしやまち)

芦屋町

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福岡県遠賀郡芦屋町 魅力を活かし みんなでつくる 元気なあしや 人口12,987人

背景に洞山、右部に芦屋釜をモチーフにしたPRキャラクター「アッシー」が描かれています。2015年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています。

芦屋町は福岡県北部にある町で、遠賀郡(おんがぐん)に属しています。一級河川 遠賀川の河口に位置し、町域の真ん中をこの川が通るため、町の東部と西部がなみかけ大橋や芦屋橋によって繋がれています。また、航空自衛隊の芦屋基地が町域の大部分を占めます。卸売・小売業など第3次産業を主要な産業とする町で、比率としては低いものの農業や漁業も行われています。2002年に過疎地域に指定されていますが、近年は北九州市若松区と隣接する遠賀川東岸で宅地開発が行われつつ、商業地区や公園なども整備されてベッドタウンの様相を強めています。一方で、交通の便が悪い西岸地区では人口減少が続いています。

芦屋海浜公園は遠賀川西岸の芦屋海水浴場に隣接する総合公園です。遊具や水泳用のプール、バーベキュー場などがある公園で、毎年砂像展が行われています。また、観光協会の建物が園内にあり、自転車のレンタルを行っています。

洞山(どうやま)は芦屋町山鹿の海岸にある島です。芦屋町山鹿の沿岸部から堂山(どうやま)>洞山と2つの島が陸続きになっていて(満潮時以外は歩いて渡れる)、全体に半島のようになっています。この洞山には高さ10m、幅12m、奥行き30mの穴がポッカリとあいており、神功皇后(14代天皇)が戦の折に必勝を祈願して矢を射ると島を貫通し、これが長年のうちに大きな穴となったとされています。また、手前の堂山に平家一門の追悼のため造られたとされる石塔群が残っています。

芦屋釜は、14世紀頃から16世紀にかけて遠賀川河口付近で造られた鋳鉄製の茶の湯の釜です。端整な形と優美な文様が特徴で、現在国の重要文化財指定されている茶の湯釜9点のうち8点が芦屋釜です。江戸時代初期に一度製作が途絶えましたが、当地に芦屋釜の復興に取り組む施設「芦屋釜の里」があり、芦屋釜復興工房、芦屋釜の資料館のほか、日本庭園や大小の茶室が設けられています(入園料大人200円、呈茶300円)


大任町(おおとうまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福岡県田川郡大任町 花としじみの里 人口4,911人

町の中心部を流れる彦山川と桜、町花の椿と菜の花、しじみをモチーフにしたPRキャラクター「しじみの大ちゃん」が描かれています。2016年からミニバイク50cc以下と90cc以下を対象に交付されています。

大任町は福岡県中央部にある町で、田川郡に属しています。筑豊地域を構成する自治体の一つでかつては石炭の産出地として栄えていましたが、現在では過疎化が進行しています。彦山川で採れるしじみや町おこしの一環として整備されている桜並木で知られています。国道や鉄道からは離れた全体に田んぼが目立つ田園地域で、おおむね商業が主要な産業になっています。また近年、町政の場において不祥事がたびたび発生しています。

道の駅 おおとう桜街道は大任町今任原(いまとうばる)にある県道52号沿いの道の駅です。37,000㎡の敷地面積を有する大型の道の駅で、物産館、温泉入浴施設(薬石湯や直径3ミクロンの気泡の浴槽が自慢、含弱放射能-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉)、レストランで構成されています。また、「一億円トイレ」と呼ばれる豪奢なトイレがあります。

https://youtu.be/1pGj1KmHsVE

サボテンハウスは大任町今任原にある温室・植物園です。規模は大きなものではないですが、サボテンなど多肉植物が約100種・500点ほどが展示されており、希少種を含みます(入館無料)。また、同施設の向かいが公園になっており「レインボーの滝」という人工の滝があります。

彦山川にはシジミが自生しており、同町では「しじみ育成保護条例」が制定されています。毎年10月の最終日曜日に彦山川河川敷の水辺公園で「しじみ祭り」が開催され、この日のみシジミを採ることが出来ます。


大野城市(おおのじょうし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福岡県大野城市 歴史を受け継ぎ 未来へつなげる まどかな市 人口102,796人

市名の由来でもある大野城の石垣とPRキャラクターの「大野ジョー」、「古代の歴史息づく町」の文字、市花のキキョウが描かれています。2012年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

大野城市は福岡県中西部にある市です。福岡市の南側に隣接し、同市のベッドタウンとして人口増加が続いています。市域は市としてはあまり大きなものではなく、南北に細長いひょうたん型で東西の幅1kmほどしかありません。近代においては県の養蚕産業の指導の中核であり、第2次世界大戦中に博多から疎開する人が増えて、博多の下町や米軍の町として大きく発展しました。現在でも第3次産業、とりわけ卸売・小売業の比率が高く商業都市の様相が強いです。

大野城(おおのじょう/おおのき、日本100名城86番)は大野城市・宇美町・太宰府市にまたがる全長約8kmに及ぶ広大な古代山城で、665年に白村江の戦いで大敗した大和朝廷が、唐・新羅連合軍の日本侵攻に備えて築いたものです。現在でも土塁や石垣、城門跡などが残り、国指定の特別史跡に指定されています。この史跡は現在残っているものとしては日本最古の山城といわれています。

大野城市心のふるさと館は大野城市曙町にある地域歴史博物館です。「歴史・こども・にぎわい」をテーマに、大野城跡の百間石垣の高さを体感できる7mのウォールクライミングや滑り台、ボールプール、昭和の暮らしコーナーといった設備があります。また、体験工房では折り紙や昔の遊びのワークショップを行っています。「ミュージアム」という括りになりますが、こどもの遊び場としての機能が充実しています(入館無料、企画展は有料)。

牛頸ダム(うしくびだむ)は市内を流れる牛頸川(2級河川)に設置された県営のダム(ロックフィルダム)です。ダム周辺に豊かな自然が残されおり、ダムを囲むように「大野城いこいの森 」(キャンプ場併設の公園)があり、夏季にはゲンジボタルの名所とされています。周辺の福岡都市圏は水資源に恵まれておらず、同ダムが水源の一つとして大きな役割を果たしています。


遠賀町(おんがちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福岡県遠賀郡遠賀町 水と緑の町 おんが の~んびり遠賀 ~豊かな故郷をめざして~ 人口18,587人

豊かな水と緑をイメージした背景に、虹とPRキャラクターの「おんがっぴー」が描かれています。2014年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

遠賀町は福岡県北部にある町で、遠賀郡に属しています。九州北部を流れる一級河川 遠賀川の河口に近いところにあり、北九州市と福岡市の中間辺りになります。かつては「古遠賀潟」と呼ばれる内海が川の沖積により干潟となり、さらには江戸時代に盛んに埋め立てが行われたたことで、町域は肥沃な田園地帯となっています。現在でも比較的に農業が盛んではありますが、主要な産業は製造業と商業に移っています。夢れんげ(米)・ふき・いちじく・赤しそといった農産物を特産品とし、おおむね国道3号沿い沿いにあるゆめタウン遠賀(ショッピングモール)を中心に発展していますが、近年は人口増加はなくほぼ横ばいとなっています。

遠賀川温泉は遠賀町浅木にある温泉です(塩化物泉)。九州八十八湯めぐりのひとつで、遠賀川にほど近い田んぼの中に入浴施設があります。湯は赤茶色でやや鉄の臭いがするもので、鉄分・ナトリウム・マンガンなどを豊富に含んでいます。

九州北部は弥生時代に本格的な水田による稲作が始まった場所です。このとき貯蔵道具として使われていた「遠賀川式土器」も全国へと伝播します。この土器の出土した場所や年代を調べることにより水田稲作の広がりの様子がわかります。当地には古墳も多く残されていて、島津・丸山古墳群という5基の古墳群があり、史跡公園「島津・丸山歴史自然公園」として整備されています。


添田町(そえだまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福岡県田川郡添田町 豊かな自然と歴史のこころがつくる活力のあるまち 自然と文化の融合 悠久の時の流れる中で 人口8,121人

PRキャラクターの「ひこちゃん・ゆずちゃん」と町花のシャクナゲ、「歴史と文化の町」の文字が描かれています。2014年から50cc以下のミニバイクを対象に500枚が交付されています。

添田町は福岡県の中央東部にある町で、田川郡に属しています。北部九州の最高峰 英彦山(ひこさん、標高1,199m)を境に大分県と接し、森林が83%ほどを占める山間部の町です。他の筑豊地域の例に漏れず、石炭産業が栄えた1955年ごろには28,000人ほどが住んでいましたが、現在は過疎化が進行しています。このため、農業など第一次産業はもとより木材・食品の加工など第二次、第三次産業の全面で就業者が減少しつつあり活気を失いつつあります。ゆず胡椒・こんにゃく・いちじく・飲料水(英彦山サイダー)などを特産品としています。

英彦山は、山形県の羽黒山、奈良県の大峰山と共に日本三大修験山に数えられる山です。古来から山伏が修行を行う霊場で、勾配がきつく300段以上の石階段が続きますが、スロープカーがあり英彦山神宮まで気軽に参拝できるようになっています。

道の駅 歓遊舎ひこさん(かんゆうしゃひこさん)は、添田町野田にある県道52号の小規模の道の駅です。JR九州の歓遊舎ひこさん駅に隣接するもので、レストラン(和食・韓国料理)・物産館・餅屋と駐車場のシンプルな構成です。また、「こどもわくわくパーク」という遊具が多い公園を有しています。

岩石城(がんじゃくじょう)は添田町と隣接する赤村の境あたりにある城跡です。平清盛が1158年に大庭景親に築かせたとされる城で、石垣や堀、井戸の跡などが残っています。この城は「豊前一の堅城」「難攻不落」といわれるほどの堅守の城であったようですが、菊池氏・大友氏・大内氏・秋月氏・豊臣秀吉に攻め落とされています。山麓には模擬天守が建築されており(実際の史跡とは位置が異なる)、一階が美術館になっています(入館無料)。


筑後市(ちくごし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福岡県筑後市 みどりと文化の市民都市、市民が主役のまち 緑に恵まれ、活力と笑顔あふれる協働のまち 筑後市 人口48,535人

九州新幹線とPRキャラクター「はね丸」(電車先頭)と、「パネコ・ポネコ」姉妹が描かれています。また、市名の左側に市政60周年記念と「恋のくに」の文字が入っています。このデザインプレートは2014年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付され、現在は交付が終了しています。

筑後市は福岡県南部にある市です。筑後平野の中央に位置する田園都市・平野の都市であり、市域の5割弱が耕地です。また、当地には羽根の生えた犬(豊臣秀吉の愛犬とも、天下統一を目指す秀吉の道行きを阻んだともいわれる)の伝説が残ることから、JR九州羽犬塚駅(はいぬづかえき)が市の中心部となります。河川が多く、水利に恵まれているため古くから米・麦・い草などが生産されています。また、交通の利便性を活かして製造業が盛んに行われており、現在の主要な産業となっています。戦後~1970年まで人口減少を続け、それ以降は人口が増加しています。現在はほぼ横ばいとなっており、将来の推計も大きな減少は予測されていません。

筑後広域公園は筑後市とみやま市の矢部川右岸にある県営の公園です。192.8haと広大な敷地を有し、ホテル・芸術文化交流施設・バーベキュー広場・プールやテニスコートなど運動施設・水路などを有しています。また、公園内に九州新幹線筑後船小屋駅、HAWKSベースボールパーク筑後(福岡ソフトバンクホークスの二軍・三軍が利用)が開設されています。

水田天満宮は筑後市水田にある神社です。当地に太宰府天満宮の荘園で菅原一族の大鳥居氏が支配する水田荘があったことから、1226年に鎮守として創建されたものとされています。境内末社に恋木神社(こいのきじんじゃ)という全国では唯一恋命(こいのみこと)という神様を祀るものがあり、縁結びの神様として有名です。

船小屋温泉は矢部川の右岸と対岸のみやま市にあるもので、筑後市側を船小屋温泉郷、みやま市側を新船小屋温泉と呼びます。全体でホテル・旅館など10軒ほどがあり、温泉とはいうものの冷鉱泉(含鉄炭酸泉)であるため加温して浴場としています。また、飲泉にも向くため飲泉場があります(鉄臭くてあんまり美味しくないとのこと)。


那珂川市(なかがわし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福岡県 筑紫郡那珂川町 水と緑、暮らしがとけあう町 なかがわ~キラリと光るまちづくり~  人口49,561人

那珂川の流れに町の花・木・鳥をあしらったもので、筑紫シャクナゲ、ヤマモモ、カワセミが描かれています。那珂川町時代に交付されたもので2013年から2018年にミニバイク50cc以下を対象に交付されました。

那珂川市は福岡県中西部、筑紫地域にある市です。もともと那珂川町という筑紫郡に属する町でしたが、2010年に人口5万を突破し、2018年に市に格上げとなりました。福岡市の南側、春日市の西側に隣接し、福岡都市圏を構成する自治体の一つです。市の中心を市名の由来にもなった那珂川(二級河川、那珂川水系の本流)が南北に貫流し、「筑紫耶馬溪」と呼ばれる南畑ダム周辺や中之島公園があるなど水に恵まれた土地柄です。産業は卸売・小売業など商業が中心ですが個人店舗が主体であり、大型複合商業施設と呼べるものはありません。また、工業もさほど盛んではないうえ耕地面積・農業従事者も一貫して減少傾向にあります。おおむね福岡市のベッドタウン化が進んでいる地域と考えられます。ヤーコン(「アンデス・ポテト」などともいう。健康食品として知られる野菜だが、調理法はあまり知られていない)という根菜とその加工品を特産品としています。

中ノ島公園は那珂川市市ノ瀬の国道385号沿いにある公園です。那珂川上流の川辺、及び中洲を整備したもので、周辺地域では川遊びや森林浴などで大変有名な公園となっています。「かわせみの里」という農産物直売所、農産物加工所、コミュニティスペースを有し、夏場はホタルの名所とされるなどたくさんの観光客が訪れます。

裂田の溝(さくたのうなで、疏水百選)は那珂川市にある灌漑用の用水路です。日本最古の農業用水路として知られるもので、長さ5.6kmにわたって水路が続きます(現在でも農業用水が取水されている)。いつ頃のものかは判然としませんが、「日本書紀」に記載されており最低でも1300年以上前のものであろうとされています。用水路周辺に散策路や裂田溝公園が整備されており、11月中旬に夜間ライトアップが行われています。

源泉野天風呂 那珂川清滝は那珂川市南面里(なめり)にある日帰り温泉施設です。那珂川上流に湧き出る温泉(単純温泉)であり、滝見露天風呂や備長炭風呂、桧風呂など高規格の浴槽を多数有しています(その分お値段高め)。


みやま市

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福岡県みやま市 幸せ創る晴れのまち みやま 人口34,482人

みやま市の四季をイメージした桜・紅葉・山並みとPRキャラクターの「くすっぴー」が描かれています。2012年から50cc以下のミニバイクを対象に交付されています。

みやま市は福岡県南部にある市です。2007年に瀬高町、高田町、山川町の3町が合併してできた市で、面積105,21k㎡、市の南西部は有明海に面しており、このあたりは干拓によってできた土地です。また、北部~西部を矢部川が流れており、古くはこの流れを用いた舟運で発展した地域で、現在でも酒造りが行われています。農業を基幹産業とし市域の4割弱が耕地ですが、人口減少が続いているため耕地の維持が難しくなってきています。2013年に市内の商工業者に呼びかけ、自治体自ら出資をすることで自治体新電力の会社を初めて設置した自治体で、ゼロ・ウェイスト、ゼロカーボン宣言を行っています。

清水寺(きよみずでら)はみやま市の山手、瀬高町本吉にある天台宗の寺院です。平安時代の初め頃、唐から帰国して間もない最澄が一羽の雉に導かれて合歓(ねむ)の霊木を見つけ、千手観音の木像を作ったことから開山したとされています。また、周辺ではこの故事にちなんだ郷土玩具 きじ車が作られています。室町時代に雪舟によって作庭されたとされる本坊庭園があり、紅葉の名所とされています。

道の駅 みやまは国道443号の中~大型の道の駅です。海苔・野菜(セロリが特産)・みかん・牛肉・酒・鮮魚など地物が販売されています。観光案内所を併設していてフードコートもカレーやピザ、ソフトクリームや鯛焼きなど選ぶ程度には店舗があります。

大力うどんは、みやま市瀬高町坂田の国道209号沿いにあるうどん屋です。とかく安いことで有名な店舗で、肉うどんで390円、月見やきつねうどんは260円という安さです(これでも2020年に値上げした)。大人気店舗なので平日でも行列ができますが、回転がよいためさほど長く待たされず、「安い・早い・うまい」を実現しています。

新船小屋温泉はみやま市瀬高町長田にある冷鉱泉です。おおむね矢部川対岸の船小屋温泉と同じもので、長田鉱泉場という施設があり、鉱泉を汲むことができます。20円で5リットル程度の冷泉が汲めます(施設の様子がわかる動画)。これは炭酸水であり、焼酎やカルピスなどを割るのに用います。週末には鉱泉の駅という販売所が出ています。


宇美町(うみまち)

宇美町ホームページより

福岡県糟屋郡宇美町 いきいき のびのび 誇れるまちづくり 自然と歴史をまもり、みんなが安心して暮らせるまち・宇美町 人口37,403人

町制百周年記念のデザインナンバープレートです。町章と百周年記念ロゴ、宇美八幡宮と大野城跡の百間石垣、町花ツクシシャクナゲが描かれています。2021年にミニバイク50cc以下を対象に300枚が交付されており、うち245枚が交付済みとなっています(2023年1月6日時点)。

宇美町は福岡県中西部にある町で、糟屋郡(かすやぐん)に属しています。福岡市に近く同市のベッドタウンとして開発が進んだため、1990年に人口3万人を越えるなど人口増加が続いていましたが、現在はほぼ横ばいで推移しています。かなり歴史が古い地域で、「魏志倭人伝」に「不弥国(ふみこく)」として記載された地ではないかという説や、日本最古の古代山城 大野城(665年)などがあります。おおむね製造業と卸売・小売業など商業のバランスがとれた町ですが、第一次産業は従事者数や耕地面積など減少傾向にあります。また、都市開発が盛んに行われた経緯から建設業が比率としては多いです。

宇美八幡宮(うみはちまんぐう)は宇美町宇美にある神社で、神功皇后(第14代天皇 仲哀天皇の正妃)が三韓征伐の帰途にこの地で応仁天皇を産んだことから、「うみ」という地名になったようです。その後の鎌倉時代初期あたりから安産の神として信仰されるようになりました。境内には応神天皇が浸かったという「産湯の水」や「子安の石」と呼ばれる安産祈願の石、湯蓋の森(ゆふたのもり、国の天然記念物)という樹齢二千年以上と推定される大楠や、「子安の木」として知られる槐(エンジュ)があります。また、周辺に宇美町立歴史民族資料館や醤油や日本酒の醸造所などがあります。

大野城は福岡県宇美町、太宰府市、大野城市にまたがる全長8kmにも及ぶ古代山城です。近世の天守を持つ城と違い山を土塁や石垣で囲んだもので、石垣のなかでも最大の百間石垣(長さ150m以上)は大野城を代表する遺構です。

一本松公園(昭和の森)は宇美町の東部一本松林道沿いにある公園です。一本松池と池にそそぐ宇美川の支流を中心に川遊び場やアスレチック・キャンプ場などがあります。春~夏はバーベキューや川遊びに、冬は河原谷(難所ヶ滝)の大つららを見るための登山道の拠点となっています。


大牟田市(おおむたし)

大牟田市ホームページより

福岡県大牟田市 やさしさとエネルギーあふれるまち・おおむた 人口106,660人

三井三池炭鉱の宮原立坑の櫓とPRキャラクター「ジャー坊」が描かれています。2017年の市制100周年を記念したもので、同年からミニバイク50cc以下を対象に1,000枚が交付されました。現在は交付終了となっています。

大牟田市は福岡県の南端にある市です。東部に三池山・大間山など200~300mほどの小高い山々が並び、西部で有明海に面しています。かつては三井三池炭鉱の石炭資源を背景にした石炭化学工業の都市として栄えましたが、1997年に同炭鉱が閉山したため現在は往時の半分程度の10万人都市となっています。現在の産業は卸売・小売業や観光業などに推移しつつありますが、主要な産業は製造業となっています。また、夏祭りの「おおむた『大蛇山』まつり」という催事が有名で、毎年40万人ほどが観覧に訪れています。

三井三池炭鉱と三池港は、当時の石炭産業を代表するものとしてUNESCOの世界遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」の構成要素になっています。三池炭鉱は1997年に閉山しましたが、宮原(みやのはら)立坑の櫓は国の重要文化財及び史跡として残っており、ビデオやボランティアの方々による当時の解説が行われています。

大牟田市石炭産業科学館は大牟田市岬町のイオンモール大牟田の隣接地にある、エネルギー資源に関する科学館です。当地が石炭産業で栄えた歴史をもつため、概ね石炭の炭鉱や暮らしに関する石炭化学製品といった展示を行っています。また、屋外展示場で石炭や作業員を運搬した貨車や電車も展示されています(観覧料:高校生以上420円、中学生以下無料)。

大牟田市動物園は大牟田市昭和町にある動物園です。「動物福祉を伝える動物園」というテーマの動物園で、2019年の映画「いのちスケッチ」のロケ地であることから、「延命動物園(映画に登場した動物園の名)」という呼び方をされることが多いです(入園料:高校生以上500円 小・中学生100円)。園内に大牟田市ともだちや絵本美術館や子供向けの遊園地などがあります。

大牟田市天然温泉 最高の湯は大牟田市新勝立町(しんかつだちまち)にある温泉入浴施設です。市内初となる100%天然温泉の入浴施設で、館外にトレーラーハウスの宿泊施設を有しています。泉質はPH9.8のアルカリ性単純温泉で無色透明、16種類の浴槽とサウナがあります。


太宰府市(だざいふし)

太宰府市ホームページより

福岡県太宰府市 歴史とみどり豊かな文化のまち 人口72,580人

「令和発祥の都」の文字と市花の梅、PRキャラクター「旅人たびと、れいわ姫、おとものタビット」のイラストが描かれています。2021年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

太宰府市は福岡県中西部筑紫地域にある市です。福岡市の南東16kmほどのところにあり、市域北部に四王寺山脈、東部に愛嶽山~宝満山に連なる三郡山地、南西に大佐野山などがあり起伏豊かな地域です。7世紀後半に九州一円の統治・軍事・外交機関として大宰府が置かれていたあたりで、その後は大宰府天満宮の門前町として発達、戦後の高度経済成長期には福岡都市圏のベッドタウンとして開発されたため人口が増加しています。現在の太宰府市は卸売・小売など商業・サービス業が主要な産業であり、太宰府天満宮や大宰府政庁跡など特別史跡・史跡を有するため、年間に800~1000万人の観光客が訪れる観光都市/福岡都市圏のベッドタウンとなっています。

太宰府天満宮は太宰府市宰府(さいふ)にある神社です。903年に大宰府で没した菅原道真を祀るために創建されたもので、神仏分離までは安楽寺天満宮といいました。現在は京都の北野天満宮とともに全国の天満社の総本社・菅原道真の霊廟として親しまれています。菅原道真が梅を好んだ人であったことで、当地も梅の名所とされ神木の飛梅は樹齢1000年を超えるといわれています。周辺は門前町が発達し、梅ヶ枝餅など菓子やファーストフードが販売されているほか、境内東側にだざいふ遊園地があります。

九州国立博物館(九博)は太宰府市石坂にある博物館です。前述の太宰府天満宮裏の丘陵地に建っています。2005年に開館した歴史系博物館で、30,085㎡の延床面積をもつ九州最大の博物館です。旧石器時代から近世末期までの歴史資料を幅広くあつかうほか、アジア地方各地との文化交流を推進する拠点としての役割をもっています。

大宰府政庁跡は太宰府市観世音寺にある特別史跡です。大宰府は奈良・平安時代には九州全体の統治機関として機能していたようで、現在の太宰府市・筑紫野市あたりが想定されています。この大宰府(筑紫大宰府)の中心的な場所として都の宮殿のような政庁が建っていたと考えられています。公園入口に大宰府展示館、正殿跡の北西側に元号の「令和」の発祥の地となった坂本八幡宮があります。

宝満宮竈門神社(かまどじんじゃ)は上宮は宝満山の山頂(829.6m)、下宮は宝満山の麓にある神社です。673年に創建されたと伝えられる神社で、大宰府の東北にあることから大宰府の鬼門封じとして崇敬を受けていました。また、神仏習合が進んだ平安期以降は西国の天台宗寺院を代表するものとなり、宝満山全体が修験の道場であったようです。紅葉の名所でもあり、もみじが色づく時期になると境内のライトアップが行われています。


原付のご当地ナンバー都道府県別目次はコチラ

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