東京都ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【東京都編】

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四輪自動車の地方版図柄入りナンバープレートはコチラ「地方版図柄入りナンバープレート 一覧 (四輪自動車)」または 地方版図柄入りナンバープレート 関東 (四輪自動車)

東京都ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

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原付のご当地ナンバー都道府県別目次はコチラ

原付のご当地ナンバー市町村区別目次はコチラ


荒川区(あらかわく)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都荒川区 区政は区民を幸せにするシステム 幸福実感都市 あらかわ 人口208,800人

㊤シンボルキャラクターの「あら坊」が描かれたもの、50cc以下の白ナンバーで限定1,000枚の交付㊦同じく区のキャラクター「あら坊とあらみぃ」が描かれたもので、こちらは50~125ccの3種の交付。

荒川区は東京都の北東側にある区で、東京23区の中では下町として知られ、人口は4番目に少なく面積も3番めに小さい区です。区域の北側には隅田川が流れ、区名の荒川の由来になっています(1965年に荒川放水路が本流となるまでは現在の隅田川が荒川本流だった)。明治時代から荒川の水を利用した工業地となっていましたが、現在は工場跡地の再開発が進み、1990年代に減少していた人口が増加傾向に転じるなど、住宅地化と地価の向上が進んでいます。

日暮里繊維街は60社90店舗ほどが集う繊維(生地・アパレル・手芸用品等)の街です。日暮里駅から日暮里中央通り沿い約1kmに渡って広がっています。大正~昭和期は問屋街として専門業者に卸売をする店が多くありましたが、現在は小売をする店舗が主体になっています。

区立あらかわ遊園は隅田川沿いにある1922年に開設された遊園地です。元々は旧煉瓦工場の跡地を活用したクアハウス(療養地ないし避暑地)といった施設でしたが、年々アトラクションや各種乗り物が増えて現在みられるような遊園地となりました。2018年からの改装工事を終えて2022年4月にリニューアルオープンしています(以前ゲート前に展示されていた都電車両内がカフェになっている)。

三河島(現荒川)は荒川区の中央北部で、区役所・消防署など官公署が集まる地域です。江戸時代には都市部である江戸と農村の境界でした。常磐線の三河島駅は利用客が少なく、周辺は下町の風情が漂います。同駅周辺は、戦前から朝鮮半島出身の人々が多く住むことから「オールドコリアンタウン」などと呼ばれています。

南千住にある素盞雄神社(すさのおじんじゃ)はスサノオと飛鳥大神(コトシロヌシ・ヒトコトヌシ)を祀る神社で、荒川では最も広い範囲で氏子をもつ神社です。天王祭という祭りで知られるほか、境内には鯉の泳ぐ池や松尾芭蕉の句碑などがあります。

町屋は北千住と日暮里に挟まれた場所にある地域で、東京メトロ千代田線・都電荒川線・京成本線が交差しています。駅周辺は飲食店が多く、散策や飲食店めぐりでちょっとした名所になっています。居酒屋が多くあり、どちらかというと「帰りにちょっと一杯」という印象が強い地域ですが、最近ではカフェやダイニングが増えているようです。


青梅市(おうめし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

青梅市ホームページより

東京都青梅市 みどりと清流、歴史と文化、ふれあいと活力のまち 青梅 -ゆめ・うめ・おうめ- 人口137,400人の市

㊤漫画家 赤塚不二夫氏のキャラクターイヤミとニャロメのデザインナンバープレートです。市制60周年記念として、50cc以下を対象に計2000枚(1,000枚ずつ)の交付となりました。㊦2021年に青梅市親善大使の篠原ともえさんがデザインした「ゆめうめちゃん」のデザインナンバープレートが交付されています。

青梅市は多摩地域北部にある市です。御岳山を有し、市域の6割ほどが森林地になっています。古くは青梅街道(成木往還、現在の青梅市小曽木あたりの石灰を江戸に運ぶための道)の宿場町として栄えた地域で、林業や綿産業が盛んに行われました。現在は電子部品・電子回路生産といった現代的な産業に置き換わりつつありますが、伝統的な産業も根強く残っています。また、小泉八雲の描く「雪女」の原伝説の地でもあります。

青梅鉄道公園は1962年に旧国鉄が開設し、現在はJR東日本が運営する公園です。蒸気機関車のE10形や新幹線0系が展示されていることで知られています(入園料:小学生以上100円)。園内にミニSLや遊戯施設があります。

青梅市は「昭和レトロ」と「猫」をテーマに町おこしを行っています。青梅駅構内には昭和の映画の看板や木造の待合室などがあり、旧青梅街道沿いには昭和レトロ商品博物館昭和幻燈館などがあります。

青梅市梅の公園(吉野梅郷)は、かつては市の花である梅が120種1,500本ほど植えられていましたが、プラムポックスウイルスの防除対策により2014年に全てが伐採されました。その後、地域を挙げて復活の機運が高まったことを受けて2016年に再植栽が行われ、現在は梅林が再生しつつあります。

青梅市には古くから山岳信仰の対象となっている御岳山(929m)があり、ハイキングコースの入口となっています。武蔵御嶽神社に続く参道には東京御岳ビジターセンターや神代ケヤキがあり、遊歩道で七代の滝や天狗の腰掛け杉などを見て回ることができます。

小澤酒造は青梅市沢井に本社を置く日本酒の酒蔵です。300年以上の歴史を有する酒蔵で、「澤乃井」というブランドが有名です。同酒蔵の敷地内に利き酒処や「ままごとや」「まめらく」(ともに豆腐料理店)があります。また、青梅市内に玉堂美術館(日本画と枯山水庭園)や櫛かんざし美術館といった関連施設があります。

岩蔵温泉は市の北東部にあり、ヤマトタケルが鎧を岩でできた蔵に収めたとされる温泉です。かつては温泉郷として旅館が5軒ほどあったようですが、現在は岩蔵温泉 儘多屋(ままだや)の1件のみとなっています。


杉並区(すぎなみく)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都杉並区 歩きながら、元気と文化が生まれる街 人口562,100人

杉並区のキャラクター「なみすけ」が描かれています。125cc以下の3種が交付されています。

杉並区は東京都区部の西部に位置する区で、区名は江戸時代の初期に成宗・田端両村の領主が青梅街道沿いに杉並木を植えたことに由来します。現在の杉並は準高級住宅街~アパートが目立つ住宅都市となっています。区域には神田川・善福寺川・玉川上水が流れ、武蔵野三大湧水の一つ善福寺池があります。区部では5番目に広い耕地面積(38.61ha)を有し、畑作を中心とした近郊農業が行われています。

杉並区には国内のアニメ制作会社811社のうち149社が集積していて(2021年調べ、市区町としては日本一位)、アニメ黎明期からゆかりが深いことから「アニメのまち」として町おこしを行っています。西武新宿線上井草駅前に機動戦士ガンダムのモニュメントがあるほか、上荻に東京工芸大学 アニメーションミュージアムがあり、企画展やワークショップを行っています(公式動画「アニメのまち すぎなみ」)。

都立善福寺公園は善福寺池周辺に遊具・遊歩道を整備し、池を中心とした憩いの場としたものです。善福寺池は善福寺川の水源となるほか杉並浄水場の水源となっています。面積は7.8haと広く、睡蓮の名所となっています。また、善福寺川沿いに4.2kmにわたって桜が植栽されています。2021年に公園北口にカフェがオープンしています。

高円寺びっくり大道芸は劇場「座・高円寺」のこけら落としに合わせて2009年から開催されているイベントで、毎年4月の最終土曜・日曜の2日で観覧者20万人ほどを集めまていました。コロナ禍により2020年は中止、2021年度は規模を縮小するなどしていましたが、2022年度は秋に行われる予定となっています。

阿佐ヶ谷神明宮は天照大神を主祭神とする神社です。1990年から天祖神社の名称を神明宮と復称し、2009年に大改修を終えて神明造の御殿、神門・能楽殿などができています。美濃和紙の御朱印とブレスレット型のお守りが人気の神社です。


大田区(おおたく)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都大田区

東京都南部 地域力が区民の暮らしを支え、未来へ躍動する国際都市 人口716,400人

羽田空港のイメージから旅客機イラストと、大田の町工場をPRするため下町ボブスレーが描かれています。2016年から交付されています。

大田区は東京都区部の南部にあり、23区では最も広い区域を有しています。南東部は羽田空港となっていて、市域の1/4~1/3程度を占めています。歓楽街として知られる蒲田、高級住宅街の田園調布、臨海部の羽田空港と工場群など多様な面をもっています。東京都区部で最も製造業の事業所数が多く「中小~零細企業のまち」として知られる地域ですが、製造業は1983年から一貫して衰退傾向にあります。都区部では温泉の入浴施設が最も多く、「大田黒湯」として知られています。

東京国際空港(羽田空港)は、成田国際空港と並ぶ首都圏の空の玄関で、2019年時点で乗降客数が世界5位となっています。第一~第三のターミナルを有し、それぞれに多数の飲食店・ショップがはいっています。羽田・本羽田にはかつて羽田空港の地所にあった穴守稲荷神社羽田神社があり、場所がら航空安全祈願に訪れる人が多いとされます。

大田市場は1989年に旧神田市場・荏原市場・水産の大森市場が統合されてできた卸売市場で、都内に11ある東京都中央卸売市場の一つです。見学用の通路があり、せりを見学することができます。また、事務棟・関連棟には飲食店があり一般人も入ることができます。隣接する東京港野鳥公園は1989年に開園した海浜公園で、人工の干潟・湿地・汽水池を有し、シギやチドリ類といった野鳥や昆虫、カニなどが観察ができます。

千束にある御足池公園(せんぞくいけこうえん)は、清水窪湧水などを水源とする池の周囲に整備された公園で、日蓮上人が池のほとりで休息し足を洗ったとされています。水生植物園や弁財天(厳島神社)、池月橋などみどころが多く、桜広場と桜川には桜が植栽されて春には花見客で賑わいます。池のほとりに勝海舟の晩年の邸宅「洗足軒」があったとされ、勝海舟記念館が建っています。

南久が原にある昭和のくらし博物館は、昭和20~30年代ごろの昭和の庶民の暮らしを伝える目的で、当時の住居を博物館として改装したものです。NPO法人昭和のくらし博物館が運営していて、企画展・きもの展などが行われていたりします(以前はどくだみ茶が提供されていた)。

ART FACTORY城南島は東横インが運営するアートスペースで、城南島の倉庫を再利用したものです。常設展として三島喜美代展や「江戸」をテーマにしたインスタレーションが行われています。また、ジオラマや小物(とんぼ玉や小さな招き猫など)を制作するワークショップを行われていることがあります。


文京区(ぶんきょうく)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都文京区 歴史と文化と緑に育まれた、みんなが主役のまち「文(ふみ)の京(みやこ)」 人口217,700人

夏目漱石にちなんだデザインで、本の形のプレートに、猫のシルエット(右下)と足跡(左上)が描かれています。夏目漱石は明治36年から3年間、文京区に住んでいて旧居は「吾輩は猫である」の舞台となっています。2017年1月から区政70周年記念として50cc以下600枚、50~90cc50枚、90~125cc350枚が交付されています。

文京区は東京都区部のほぼ中心にある区です。東京大学を始めとする教育機関が比較的多く、「文の京」と称しています。区の南側(後楽園)には東京ドームがあり、周辺が商業地になっていますが、他の地域は住宅街となっています。出版・印刷業が盛んで(音羽~江戸橋)、医療機器産業や製薬会社も多くみられます。パチンコ屋や風俗店などが存在せず、文化施設・宗教施設・庭園(公園)・史跡が数多くある文化的なエリアです。

後楽園は文京区の南側にある地区で、東京ドームシティ(東京ドーム、遊園地の東京ドームシティアトラクションズ、温泉を主体とした商業施設「ラクーア」、ホテルなどで構成される)があります。地域の名の由来となっている小石川後楽園は、水戸徳川家の初代藩主 徳川頼房が作庭し、後を引き継いだ光圀が改修したものです。

播磨坂の桜並木は、1960年に道路が舗装された際に当時の「全区を花でうずめる運動」の一環として桜が植樹されました。長さ500mほどの通りに桜127本ほどと大規模なものではありませんが、淡い黄緑色の鬱金桜など珍しいものもあり、桜まつりとして屋台の出店やパレードが行われるなど住民に親しまれています。

小石川植物園(正式名称を東京大学大学院理学系研究科附属植物園本園という)は前身を小石川御薬園といい、江戸幕府によって1684年に創建されたものです。日本最古の植物園であり黒澤明監督作品の「赤ひげ」の舞台、小石川療養所があった場所でもあります。大学の植物学の為の体験教育・研究施設ですが一般にも開放されています(入園料:高校生以上500円、小中学生150円)。

夏目漱石旧居跡(猫の家)は向丘にあります。漱石がイギリスから帰国後に3年間住み、処女作の「吾輩は猫である」、「倫敦塔」、「坊っちゃん」といった大作が生まれました。建屋は博物館明治村(愛知県犬山市)に移されて、現在は石碑があるだけですが猫の石像が置かれています。また、文京区本郷の菊坂界隈は樋口一葉や坪内逍遥、宮沢賢治といった多数の文人がかつて住んだ場所で、マンションの入口に「近代文学発祥の地」の銅板が掲げられています。

目白台にある肥後細川庭園は、細川家下屋敷の庭園の跡地をそのまま公園にしたものです。豊富な湧水を遣水として周辺に野草があしらわれています。池の周囲にヤマモミジやハゼノキの木立があるほか、園内には松聲閣(細川家の学問所・住まい)や永青文庫(細川家の所蔵品を展示した美術館)などがあります。


国立市(くにたちし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都国立市 文教都市くにたち 人間を大切にするまち 人口75,8700人

市のシンボルである三角屋根の旧国立駅舎が描かれています(現国立駅前に保存されている)。2017年に市制50周年記念として50cc以下250枚、50~90cc50枚、90~125cc200枚の計500枚が交付されました(現在は交付終了)。

国立市は東京都多摩地域の中部にある市です。大正時代の1923年~1926年に箱根土地株式会社(現コクド)によって学園都市として開発され、東京商科大学(現一橋大学)や国立音楽大学(現在は立川市に移転)ができて文教都市として発展した地域です。市域の多くは住宅になっていますが、現在でも52haの農地を有していて田んぼが残ります。市名の由来は国立駅からで、国分寺駅と立川駅の間にあることから「国」と「立」を取ったとされます。

大学通りはJR中央線国立駅から谷保天満宮まで南に伸びる国立市のメインストリートです。銀杏と桜が交互に植わっていて、クリスマスにはイルミネーションが行われます。東側の道路を旭通り、西側を富士見通りといいい、どの通りも駅前は飲食店の激戦区とされています。文教地区の土地柄、ギャラリーやアートに関する店舗が多くなっています。

谷保天満宮(やぼてんまんぐう)は甲州街道沿いにある神社で関東三大天神の一つです。「野暮天」や「野暮」という言い回しの由来になっています。学業成就の神とされますが、1908年に日本初の自動車でのドライブツアー(当時は「自動車遠征隊」と呼ばれた)が行われたことから「交通安全の発祥の地」ともされています。甲州街道側には梅林があり梅まつりが行われています。

くにたち郷土文化館は谷保にある地域歴史博物館です。常設展は「はけ」(=崖、多摩川の河岸段丘)の詳細な解説や、緑川東遺跡出土の石棒(国指定重要文化財)などがあります(入館無料)。また、東に200mくらい行った所に国立市古民家(旧柳澤家住宅)と城山さとのいえ(農業体験などを行っている)があります。

たまらん坂は国立市と国分寺市の境にある坂です。東京商科大学のあまりの急坂に「たまらん」と口走ったことから名付けられたとされる坂で、RCサクセションの忌野清志郎さんが周辺に下宿していたことから、1981年に「多摩蘭坂」という曲が発表されて有名になりました。今でもファンが訪れています。


武蔵野市(むさしのし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都武蔵野市 ―都市の窓を開こう、新しい家族を育てよう、持続可能な社会をつくろう―東京23区と多摩地区を結ぶ芯 人口144,700人

ゾウのはな子のご当地ナンバープレートで、2017年7月から市制70周年記念として50cc以下230枚、50~90cc20枚、90~125cc150枚が交付され、現在は交付終了となっています。

武蔵野市は多摩地域の東部に位置します。1923年の関東大震災のおり、比較的被害が少なく中央線も開通していたことから移住者が増えた地域です。以降は住宅都市として発展し、2021年度の「住み続けたい街ランキング(リクルート)」で全国1位になるなど人気があります。また、モンテローザ・すかいらーくグループ・松屋フーズ(飲食事業)、横河電機(大手電機メーカー、グローバル・ビッグ6の一つ)、タツノコプロ(アニメーション制作)など大手企業が本社を置く地域です。

井の頭恩賜公園は武蔵野三大湧水池として知られる井の頭池周囲を都立公園としたもので、三鷹市と武蔵野市にまたがっています。武蔵野市側には井の頭自然文化園(都立の動物園)の本園があり、主に哺乳類と鳥類を扱っています。2016年まで、上野動物園で戦争中に餓死させられた象「花子(ワンリー)」の名前を継いだアジアゾウの「はなこ」が飼育されていました。

https://youtu.be/CshP8z9GDpU

吉祥寺は市の東寄り吉祥寺駅周辺のエリア、ないし元の大字吉祥寺を表す広域名称です。吉祥寺南町・本町の境を中央線が通っていて、吉祥寺駅があります。駅周辺は昭和40年代に「回遊性の高い街づくり」として構想・造成されたもので、大型商業施設の間を埋めるようにサンロードやダイヤ街などの商店街が伸びています。

吉祥寺アニメワンダーランドは毎年10月の第1と第2土曜日・日曜日を中心に行われているアニメ関連のイベントです。市域には著名な漫画家やアニメーション制作会社が多数所在することから、1999年に吉祥寺駅開駅100周年記念のイベントとして始まりました。メーンイベントである「吉祥寺アニメーション映画祭」、ステージイベント・ワークショップ・おもちゃ市場などで構成されます。

市の北部にある武蔵野中央公園は芝生主体の都立公園です。中島飛行機武蔵製作所西工場(九一式・九七式戦闘機や一式戦闘機「隼」などを作っていた)の跡地を整備した公園で、現在も敷地内に富士重工業(中島飛行機の後身)の社宅がはいっています。


台東区(たいとうく)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都台東区 にぎわい いきいき したまち 人口186,300人

3つの図柄があり、いずれも上野動物園のパンダと浅草寺の雷門をモチーフとし、それぞれ市の花の朝顔と市の木の桜、三社祭の神輿が描かれたものとなっています。

台東区は都区部の東側に位置する23区内では最も小さい区で、1947年に旧東京市の下谷区と浅草区が合併してできた区です。江戸時代を通じて東京の最も古い下町の一つで、江戸庶民文化の発祥の地の一つとなっています。国際的な観光地として有名な浅草寺・仲見世と上野公園、なめし革・おもちゃ・人形・花火などの問屋、江戸時代から風俗街である吉原といった多様な面を有するまちです(平賀源内の墓もある)。

浅草寺(せんそうじ)は浅草二丁目にある都内最古の寺で1,400年近い歴史を有しています。江戸時代に徳川家康から寺領500石を与えられ、徳川将軍家に重んじられたため参詣者が増え、表参道に現在の仲見世商店街のもととなる商店や芝居小屋ができ、庶民の娯楽場として発達したとされています。つくばエクスプレス浅草駅~浅草寺のあたりは花やしき(遊園地)や浅草ホッピー通り(居酒屋が主体の商店街)、時空館(忍者修行)などがあり、一帯が観光地となっています。

上野公園は区域の西側にある東京都建設局管轄の上野恩賜公園を含む町名です。公園の面積は53haで、国立科学博物館東京国立博物館・国立西洋美術館・恩賜上野動物園(日本最古の動物園)・上野の森美術館(私立美術館、現代アート)・区立下町風俗資料館など文化施設が集中しています。動物園のジャイアントパンダや桜、不忍池の蓮で有名な公園です。

アメヤ横丁(アメ横)は上野公園の南側にあり、JR東日本東北本線沿い西側の御徒町駅から上野駅までを指します(東側沿線はキムチ横丁)。戦後の闇市の一つとして発達したもので、個性的な店が多く、500~600m程度の区間に400店ほどの店舗を有する商店街になっています。近年はアメ横センタービルの地下食品街が人気となっています。

江戸たいとう伝統工芸館は花やしきの北西、つくばエクスプレス浅草駅から徒歩5分くらいの所にあります。工芸博物館として常設・特別展(江戸簾、桐箪笥、江戸指物など)を行う他に、各種ワークショップや展示品のオークションを行っています(入場無料)。

三社祭は浅草神社の例大祭で、五月の第3金曜日~日曜日に行われる祭りです。神輿渡御を主として田楽「びんざさら舞い」が奉納され、3日間で200万人ほどの観覧者を数える大規模なものです。また、毎年8月に行われる隅田川花火大会は、国内最大級の20,000発程度の花火があがり、江戸川花火大会と共に東京二大花火大会に数えられています。


江東区(こうとうく)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都江東区 みんなでつくる伝統、未来 水彩都市・江東区 人口526,621人

江東区木場の伝統芸能「木場の角乗(きばのかくのり)」(都の無形文化財)と、背景の大きな波で「水彩都市・江東」を表現しています。右上側に江東区ブランディング戦略のロゴマークがはいっています(SPORTS&SUPPORTS の文字をハート型にしたもの)。2018年2月から50cc以下、90cc以下、125cc以下の3種+小型特殊が交付されています。

江東区は東京都区部の東側、隅田川と荒川に挟まれた江東デルタの南部に位置する特別区です。区域の殆どが江戸時代の新田開発によって埋め立てられた土地で、現在も木場・新木場の地名が残り、当時木材の貯蔵所として使われたことを伺わせます。近年の東京臨海副都心の開発によって青海・有明地区は世界的に有名な観光地となり、1995~2015年の20年間で15万ほど人口が増加しています(2035年まで増加の見通し)。一帯は海抜0m地帯であるため、「江東5区(足立・江戸川・葛飾・江東・墨田)」として水害による浸水のリスクが指摘されています。

青海(あおみ)は東京湾埋立地13号地にあたり、東京臨海副都心の一部です。1丁目はレジャー施設(ダイバーシティ東京と旧パレットタウン)と駐車場、2丁目からは日本科学未来館・倉庫・オフィスビル・公園などが主体になります。ダイバーシティ東京には実物大ユニコーンガンダムがあり、11時から2時間おきに日に4回デストロイモードに変形します(公式サイトあり)。

有明は東京湾埋め立て10号地(1931年からの10カ年計画)にあたり、1980年代までは工業地として利用されていました。現在は年間1300万人が来場する東京ビッグサイト(東京国際展示場)で知られ、周辺はオフィスビルとホテルが立ち並んでいます。また、東京都水道局が運営する東京都水の科学館があります。

亀戸(かめいど)は東京都から「錦糸町(墨田区)・亀戸副都心」の指定を受けているエリアで、江東区の北部を成し、繁華街・商業街・オフィスビル・住宅街と様々な側面をもっています。梅・藤・菊の花まつりやうそ替え神事で知られる亀戸天神社(東宰府天満宮)が所在し、同神社の池にたくさんいる亀は、受験に合格した祈願者が奉納したものとされています。また、明治通りと蔵前橋通りの交差点には亀戸梅屋敷(観光案内・江戸切子など当地の産物の物販、寄席などイベントが行われる)があります。

富岡八幡宮(深川八幡宮)は八幡神(応神天皇)を祀る神社で、8月に行われる深川八幡祭り(「水掛け祭り」とも呼ばれる、東京三大祭りの一つ)や、江戸勧進相撲の発祥の地として力士像や相撲にちなんだ碑で知られる神社です。2017年に、第20代宮司が実姉の21代宮司を日本刀で切りつけて殺し、自身も自殺するという事件が起きたことで全国に衝撃を与えました。

清澄庭園(きよすみていえん)は江東区清澄にある都立の庭園で、池の周囲に築山や名石を配した回遊式林泉庭園となっています。1878年に三菱財閥創業者の岩崎弥太郎が買い取り、来客をもてなすために13年をかけて造成したとされる庭園で、元禄期の豪商・紀伊国屋文左衛門の屋敷があったと伝えられています。


品川区(しながわく)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都品川区 輝く笑顔 住み続けたいまち 人口404,504人

しながわ水族館のシンボルであるイルカと歌川広重の「東海道五十三次内 品川 日之出」(右側)が描かれています。2018年から50cc以下1,000枚、50~90cc200枚、90~125cc800枚が交付されています。

品川区は東京都区部の南部にある特別区で、江戸時代には東海道の最初の宿場町 品川宿(品川区の東部、現在の北品川・東品川・南品川あたり)として発展しました。現在は多数の商店街や高級住宅地、歓楽街(五反田駅周辺)、レジャー施設、IT産業を主とするオフィスビル、寺社仏閣といった新旧の文化が混ざる地域です。区内に40もの鉄道駅を有し、大井町駅・五反田駅・目黒駅がターミナル駅となっています(品川駅は港区にある)。1964年から人口が減少していましたが、近年は臨海副都心の開発により人口が増加しつつあり、商業・工業共に成長しています。

武蔵小山とは目黒区の目黒本町・下目黒と品川区の小山・小山台・荏原・西五反田・平塚を指します。武蔵野台地の東端にあたり、「清水」や「ふじ」といった地名や店名として残ります(台地上にあるためかつては富士山が望めた)。武蔵小山商店街パルムは東京屈指の規模のアーケード街(約800m・開閉型)で、およそ250店舗の商店が軒を連ねています。また、武蔵小山温泉 清水湯や星薬科大学などがあります。

戸越銀座は豊町・戸越・平塚にまたがる関東屈指の長さを誇る(1.3km)商店街です。商栄会・中央街・銀六会の3つの商店街からなるもので、全国に300以上ある「◯◯銀座」の第一号として有名です。なお、上記パルムの近くまで伸びているため、商店街のはしごができます(2.3kmほど、歩くだけで40分近くかかる)。

船の科学館は公益財団法人日本海事科学振興財団が運営する海事博物館で、東八潮(品川区の飛び地)にあります。かつては臨海副都心を代表する施設でしたが、2011年に本館展示が無期限で休止、青函連絡船「羊蹄丸」は解体されて、南極探索線「宗谷」や屋外展示物と別館のみとなっています。二式大艇一二型は海上自衛隊鹿屋航空基地資料館へ、戦艦陸奥主砲は2016年に横須賀市のヴェルニー公園に移設されています。

大井町駅はJR東日本・京急・りんかい線がクロスする駅で、周辺はアトレ大井町・阪急大井町ガーデン・イトーヨーカドー大井町店(共にショッピングモール、アトレはJR東日本とその子会社が運営)やホテル、飲食店が林立しています。

勝島は京浜第一区埋立地として造られた人工島(陸続きになっている)で、1939年に工事が開始され、日中戦争に「勝つように」との願いから勝島と名付けられました。用地の多くを倉庫、大井競馬場・しながわ区民公園・しながわ水族館が占め(人口5,810人)、当地のレジャーの中心的な位置づけの地域となっています。


足立区(あだちく)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都足立区 「美しいまち」は「安全なまち」 協働で築く力強い足立区の実現 人口692,700人

㊤足立区の水と緑を表した色彩で「足立」のロゴ㊦区の木のサクラ、こちらも足立区の水と緑をイラストで表現したもの。50cc以下のみで2018年から交付されています(無地のものと選択性)。

足立区は東京都区部の北部に位置する区です。都区部で3番めに広い区域を有し、隅田川、荒川、綾瀬川、中川、新芝川などの河川が区域を囲むように流れています。犯罪認知件数で区部ワーストだった時期があり、「治安の悪いまち」というイメージが定着していますが、現在は区部では比較的犯罪率・認知件数共に比較的低くなっています。日本有数のターミナル駅である北千住駅と東武伊勢崎線竹ノ塚・西新井・五反野駅周辺に繁華街が形成され、2008年に日暮里・舎人ライナーが開通したことをうけ近年は人口が増加しています。

西新井大師 總持寺は真言宗豊山派の寺院です。長い参道と広い本堂を有する寺院で、関東厄除け三大師の一つに数えられることがあります。牡丹園やあじさい、葛飾北斎の最大級の肉筆画(「弘法大師修法図」、毎年10月第一土曜に公開される)で知られています。東武伊勢崎線西新井駅から1駅区間のローカル線(東武大師線)が出ていて、大師前駅という無人駅に通じています。南側に門前町が発達し、飲食店や和菓子屋が軒を連ねています。

立舎人公園は足立区最大の総合公園で(現在約63ha)、陸上競技場・14面のテニスコート・野球場などの運動施設と親水広場・アスレチック・水鳥が泳ぐ池などがあります。1981年に開園した公園ですが、南東側では現在も整備が続いています。日暮里・舎人ライナーの地下車両基地を兼ねる公園です。

足立区生物園は元渕江公園内にある生物園(動物園・水族館)です。哺乳類・鳥類・爬虫類・両生類・昆虫・淡水魚・海洋生物とあらゆる種類の動物が展示されているほか、小動物とのふれあいコーナーやバタフライガーデンを有しています。

花畑大鷲神社(はなばたおおとりじんじゃ)は花畑の産土神(その土地で生まれた人の守護神のこと)とされる神社です。住宅地にあるこじんまりとした神社ですが、日本各地で行われる「酉の市」の発祥とされる神社です。

足立区都市農業公園は鹿浜の堤防の上にある「農」をテーマにした区立の都市公園です。田畑・果樹園・温室・区内から移設した古民家とレストハウスがあり、交流館1Fでは地場産の野菜が販売されています。


府中市(ふちゅうし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都府中市 ほっとするね、緑の府中 人口260,300人

府中在住の漫画家 板垣恵介氏の人気マンガシリーズ「刃牙道(ばきどう)」から主人公の範馬刃牙が描かれています。2014年に市制60周年の記念事業として、50cc以下600枚が交付されています。

府中市は多摩地域中部にある市です。「府中」とは律令制度の国府が置かれていたことを意味し(広島県にも同名の市がある)、武蔵国の政治・経済の中心として、江戸時代からは甲州街道の府中宿(現在市役所があるあたり)として発展しました。全域が武蔵野台地上に位置し、ほぼ完全に平坦な地形となっています。府中刑務所・東京競馬場・ボートレース多摩川(多摩川競艇場、青梅市が主催)・多磨霊園などがあり、残りは宅地・工業用地として開発されています。東京都内で一位の製造品出荷額(2017年)を誇る工業都市ですが、京王線府中駅周辺では商業地として再開発が進み、昼夜人口比率も減少傾向にあるなどベッドタウンの側面も有します。

大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)は武蔵国の総社であり、一之宮から六之宮までをあわせて祀るため「六所宮」とも呼ばれる神社です。例大祭の「くらやみ祭り」は都指定の無形民俗文化財、木造の狛犬は国指定の重要文化財に指定されています(市のマスコットキャラクター「ふちゅこま」のモチーフでもある)。また、参道の馬場大門には長さ500mに渡ってケヤキ並木があり、国の天然記念物として保護されています。

府中の森公園は旧米軍府中基地の跡地を利用した都立公園で、野球・テニス・ジョギングコース・サッカー場などの運動施設と、日本庭園や親水広場、府中市美術館・府中の森芸術劇場などを備えた総合公園になっています。

サントリー<天然水のビール工場>武蔵野ブルワリーは東京競馬場の南西側にあります。サントリー初のビール工場で、当時大手三社(キリン・サッポロ・アサヒ)が寡占していたビール産業へ同社が進出するきっかけとなった工場です。見学ツアーを行っているほか、ビールやおつまみのショップが併設されています。

府中市郷土の森公園は府中市矢崎町から是政にある総合公園です。体育館や市民プール、大賀ハスの修景池・釣り堀・交通遊園・観光物産館などを備えています。また、近隣に府中市郷土の森博物館があります。

浅間山(せんげんやま)は標高79.6mの山で、山全体が都立浅間山公園となっています。かつては陸軍の火薬庫や燃料廠として使われた山で、日本で唯一のムサシノキスゲ(ゼンテイカ、ニッコウキスゲの変種で絶滅危惧種)の自生地となっています。


八王子市(はちおうじし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都八王子市 あなたのみちを、あるけるまち。 人口577,500人

「世界に誇る観光地高尾山」のロゴと電車が描かれています。当初50cc以下の白ナンバーのみが交付されていましたが、令和3年6月から車種を拡大し、50~125cc+ミニカー・小型特殊が交付されています。

八王子市は多摩地域の南部、東京都の南西部にある市で多摩地域で最も多い人口を有し、東京都では唯一中核市に指定されています。かつては甲州街道の宿場町として栄え、明治時代になると養蚕・絹織物産業が盛んに行われることから「桑都(そうと)」と呼ばれました。現在でもネクタイの国内の主要産地であるなど絹織り・ニット製品製造・染色業が多いとされています。また、多くの大学を有する学園都市の面をもちあわせています。

高尾山は八王子市の西側にある標高599mの山で、明治の森高尾国定公園や都立高尾陣場自然公園に位置します。古くから修験道の霊山とされる山で、都内から近いため多くの観光者・登山者が訪れる山です。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンの3つ星に指定されているほか、都内では唯一ムササビの生息地でもあります。天狗像や天狗社で知られる薬王院有喜寺高尾山さる園・野草園高尾山トリックアート美術館高尾599ミュージアム(市立の自然史博物館)などがあります。

八王子市は東京富士美術館(ルネサンスから現代までの西洋美術)・コニカミノルタサイエンスドーム(市立子ども科学館)・八王子市夢美術館・絹の道資料館・日野自動車21世紀センター(日野自動車の企業博物館)などを擁しています。夕焼け小焼けふれあいの里は市立の農村体験型レクリエーション施設で、宿泊施設・入浴施設・野菜の直売所・牧場などがあります。童謡「夕焼小焼」を作詞した中村雨紅(なかむらうこう)の生家が近くにあることから名付けられました。

多摩森林科学園は八王子市廿里町(とどりまち)にある研究機関・植物園です。元来は明治の御料林であり、宮内庁帝室林野管理局が林業試験場として開設したものです。日本各地の桜の遺伝子を保存するための桜保存林(約1,700本)や樹木園を有していて、休園日を除き一般公開されています。また、道路の向かいは多摩御陵・武蔵野御領(皇室の墓地)となっています。

八王子まつりは当地で8月第一週の金曜~日曜に行われる祭りで、1961年から市民まつりと多賀神社・八幡八雲神社の祭礼がまとまって行われています。3日にわたり山車巡行や神輿渡御、民踊流しや関東太鼓大合戦、花火や氷の彫刻展などが行われます。関東屈指の山車まつりとされ、観覧者が70万を超える大規模なまつりです。

八王子城は北条氏康の三男・北条氏照が小田原城の支城として比高240mの深沢山に築いたとされる城です。石垣・堀切などがよく残り、曳橋や門など一部が復元され、ガイダンス施設や休憩所などもあり、全体としてよく整備されています。関東屈指の山城として歴史ファンを集めるほか、豊臣方が同城を攻め落とした時に城内の婦女子が自刃し、滝に身を投げたと伝わることから心霊スポットとしても知られています。


日野市(ひのし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都日野市 住みいい・ここちいい・いきいきのまち 人口186,300人

市の木のカシと市の鳥のカワセミ、湧水が描かれています。上部には新選組の隊服に用いられた水色のだんだら模様がはいっています。市制施行50周年記念として2019年7月から50cc以下800枚、90cc以下125cc以下の3種が交付され、交付終了しています。

日野市は多摩地域の南部にある市で、かつては甲州街道の日野宿として発達しました。「多摩地域の米蔵」と呼ばれるほどの穀倉地帯でしたが、現在は畑作・果樹作が中心になっています。昭和30年代から企業誘致を進め、「日野五社」(日野自動車・コニカミノルタ・セイコーエプソン・富士電機・神戸製鋼)をはじめとする大企業が進出したことから、内陸型の工業都市となっていますが、2020年に当地の象徴でもあった日野自動車本社工場が閉鎖され、ベッドタウンの様相を強めています。多摩川と浅川に挟まれた一帯は用水路が無数に整備され、国土交通省から「水の郷百選」に選ばれています。

日野市は土方歳三や六番隊隊長 井上源三郎の故郷であることから「新選組のふるさと」として町おこしをはかっています。新選組のふるさと歴史館井上源三郎資料館(子孫が運営している)、地元の名主として新選組の活動を支えた佐藤彦五郎新選組資料館があるほか、土方歳三の命日である5月11日にあわせてひの新選組まつりが行われています。

高幡不動尊金剛寺は真言宗智山派別格本山の寺院です。関東三大不動の一つとされ、都内有数のあじさい寺として知られています。新選組副長 土方歳三の菩提であることから土方歳三や近藤勇の銅像が建っています。

多摩動物公園は1958年に開園した日本最大の動物園(広さ60ha)で、上野恩賜公園の4倍の広さを誇り、当時は最新だった無柵放養式展示を導入した動物園の一つです。1964年に運行を開始したライオンバスは世界初のサファリ形式による展示とされています。

田園風景が残る新井地区には馬cafeマリヤの風という乗馬施設/カフェがあります。乗馬クラブと違い馬は一頭しかいませんが、地場産野菜などを使った野菜中心のメニューがあり、テレビで紹介されていたりします。


町田市(まちだし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都町田市 なんだ かんだ まちだ 人口432,300人

薬師池公園公園と市の鳥カワセミ、市の木ケヤキが描かれています。2013年から50cc以下3,500枚、50~90cc250枚、90~125cc1,250枚が交付されました。

町田市は多摩川以南に位置する市で、東京都市部では3番めに多い人口を有しています。神奈川県に大きく張り出した半島状の市域を有し、特に神奈川県相模原市と関係が深いまちです。当地は1960年代から郊外の住宅地として開発された地域で、住宅地・商業都市として発達していますが、市域の多くが多摩丘陵上に位置するため里山が多く残っています。また、市内に大学を9つ有する学園都市でもあります。

町田駅はJR横浜線と小田急線が乗り入れる駅で、神奈川県相模原市との(おおむね)境界になっている境川の北側にあります。日当たり乗降客数が約51万と多摩地域で最も多いため、駅周辺は百貨店・飲食店が集積し、首都圏屈指の繁華街になっています「西の渋谷」とか「西の歌舞伎町」または「西の秋葉原」などと呼ばれるエリアで、商業地、夜の街、オタク文化の街といった側面を持ち合わせています。

まちだグランベリーパークは市域の南側、神奈川県横浜市・大和市との境あたり、東急南町田グランベリーパーク南側にある町田市・東急の開発エリアです。アウトレット複合商業施設の「グランベリーパーク」とパークライフサイト(コミュニティセンター)、鶴間公園から成り、およそ東京ドーム4個分の敷地に映画館やスヌーピーミュージアムなどがはいっています。

薬師池公園は野津田町にある市立公園で、新東京百景・日本の歴史公園100選・東京都の名勝に指定されています。モミジの紅葉や大賀ハス、アジサイ・ハナショウブといった自然が楽しめる公園で、旧家や水車が残るなど里山の風情があります。遊具は無く大人向けの公園です。鎌倉街道を挟んで町田リス園があり、当地の代表的な観光施設になっています。2020年に町田四季彩の杜西園と同ウェルカムゲートがオープンしています。

泰巖歴史美術館(たいがんれきしびじゅつかん)は町田駅の北側中町にある歴史美術館です。2020年にオープンしたもので、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康など戦国武将にスポットをあてた刀剣・甲冑などの展示があり、5階の建屋のうち1階が安土城天守内部の原寸大復元となっています。


武蔵村山市(むさしむらやまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都武蔵村山市 緑輝く快適ステージ ふれあい文化都市 むさしむらやま 人口70,650人

狭山丘陵に咲く市の花カタクリ(右)と村山デエダラ祭りの象徴「眼光鋭いデエダラボッチ」(プレート上部)が描かれています。

武蔵村山市は多摩地域北部にあり、狭山丘陵を挟んで埼玉県所沢市と接しています。かつては木綿紺絣の産地として知られていましたが、1966年の都営村山団地竣工を受け人口が増加し、現在では住宅・工業地域の性格が強いまちになっています。株式会社新川(ヤマハロボティクス)や天乃家(歌舞伎揚で知られる米菓メーカー)、わらべや日洋(セブンイレブンの弁当・惣菜などの製造)が本社や工場をおいています。多摩地域では唯一鉄道液が無い(国道も無い)自治体です。

デエダラボッチ(大多羅法師=ダイダラボッチ)とは、日本各地に伝わる巨人伝説のことをいい、水神信仰や山岳信仰と深い関係にあります(琵琶湖や富士山を造ったとする伝承が残る)。当地では村山デエダラまつりが行われていて、市民パレードにデエダラボッチの山車が登場します。また、市内に大多羅法師の足跡が枯れない井戸になったという言い伝えの井戸(現在は土表面が湿る程度で貯まっていない)が残っています。

都立野山北・六道山公園は市の北側、武蔵村山市と瑞穂町にまたがる狭山丘陵の自然をそのまま残した公園です。カタクリの群生地やホタルの生息地があるほか、古民家・田んぼ・茶畑などの里山が再現されています。都立公園では最大級の広さの公園であり、当地の観光資源になっています。武蔵村山市納涼花火大会の会場として使われるほか、東側に市がふるさと創生事業で掘り当てた村山温泉 かたくりの湯という入浴施設があります。

プリンスの丘(市の中央南部)は、日産自動車東村山工場の跡地を再開発したものです。現在はプリンスの丘公園(「スカイラインGT-R発祥の地」の碑が建つ)やイオンモールができて市の商業地域となっています(上記の通り市内に鉄道駅が無いため「駅前」が無く、まとまった商業地域が無かった)。

当地の伝統料理である村山かてうどんはつけ麺スタイルのうどんで、冷たい麺を魚介ベースのだしにつけていただきます。かてうどんの「かて(糧)」とは地場野菜のことで、小松菜・ほうれん草・ナスなどが一般的です。近年は豚肉のだしを合わせた「肉汁かてうどん」が人気です。また、うどん粉で作る「ゆでまんじゅう」(手打ちうどん田舎屋)が地域ブランドとなっています。

村山織物工業協同組合は本町2丁目(青梅街道沿い)にあります。昭和3年に建てられた組合の施設ですが、資料館を併設していて大島紬の製造工程の紹介・展示・販売も行っています。


あきる野市

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都あきる野市 人と緑の新創造都市 人口80,460人

トウキョウサンショウウオをモチーフにしたイメージキャラクター「森っこサンちゃん」が描かれています。2015年から市制20周年記念として50cc以下800枚、50~90cc100枚、90~125cc100枚が交付され、現在は交付終了しています。

あきる野市は1995年に秋川市と五日市町が合併してできた市で、多摩地域の西部にあります。都心から一時間ほどとアクセスはそこそこ良く、東京サマーランドやキャンプ・バーベキュー場などレジャー施設と秋川渓谷の雄大な自然で知られています。2020年度で耕地面積368haと都内では比較的広い面積の耕地を有し、のらぼう菜や秋川牛といった特産品を産出していますが、農業は衰退傾向にあります。

東京サマーランドは、日本最大級の流れるプールや多彩なウォータースライダーなどのウォータアトラクションと屋外遊園地が一つになった施設です。以前はセサミプレイス(セサミストリートの体験施設)と東京ムツゴロウ動物王国が併設されていましたが、2006~2007年にどちらも閉園し、動物王国のあたりはドッグランを主体としたレジャー施設 わんダフルネイチャーヴィレッジとなっています。

秋川は多摩川水系の支流で、都民の森ブナの森の三頭沢に発し、多摩川の支流のうち最も大きな支流です。上記のサマーランドの上流あたりを秋川渓谷といい、水遊びやキャンプ、鮎釣りなどで知られる景勝地となっています。キャンプ・バーベキュー場の間に飲食店や宿泊・入浴施設として秋川渓谷 瀬音の湯があります(足湯あり)。

横沢入里山地域は7つの谷戸(丘陵のU字部)で構成される65.4haの地域です。東京都の里山保全地域第一号、環境省の重要里地里山500に指定されています。トウキョウサンショウウオやホタル、カンアオイ・エビネなどの生息地になっています。

U-KART CIRKUIT TOKYO AKIRUNOはサマーランド入り口、あきる野IC近くにあるカート乗り場です。キッズと大人用のカートがあり、ある程度タイムを出せるようになるとより速いカートに乗れるようになるというシステムです。

黒八丈とは、生糸をヤシャブシ(ハンノキ属の落葉高木)の実を煮出した液で染めた絹織物のことで、鉄分を含む泥で色を定着させるため「泥染め」とも言います。江戸時代に五日市の産物として全国的な人気を得ていました。長い間廃れていましたが、現在では糸工房「森」(手術用絹糸製造などを行う絹糸屋)によって復活しています。


稲城市(いなぎし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都稲城市 緑につつまれ 友愛に満ちた 市民のまち 人口87,930人

市のイメージキャラクター「稲城なしのすけ」が描かれています。特産の梨をモチーフに大河原邦彦氏(メカニックデザイナー、「機動戦士ガンダム「ボトムズ」など)と井上ジェット氏(マルチクリエイター)がデザインしたキャラクターです。50~125ccの3種+ミニカー・小型特殊の5種が交付されています。

稲城市は多摩地域の南部に位置する市です。1970年代以降に京王相模原線や小田急多摩線の沿線開発によって人口が急増した地域で、遊園地のよみうりランド(神奈川県川崎市と稲城市にまたがる)や温泉、ゴルフ場といったレジャー施設で知られています(市域に対するゴルフ場の面積が日本一)。また、江戸時代は元禄年間(1688~1704年)まで遡ることができる梨の産地であり、住宅地と梨農園が混在する独特の景観を有しています。サッカーJリーグ東京ヴェルディの練習場とクラブハウス、野球では読売ジャイアンツの2・3軍の施設を有しています。

稲城市の梨は都内最大の生産量を誇り、特許庁から地域ブランドの認定を受けていて、多摩川梨の発祥の地でもあります。8月には各直売所に梨の幟が立ち、当地の風物詩となっています。とりわけ市名を冠した「稲城」はかなり大玉の品種で、生産量が少ないため「幻の梨」と呼ばれています。当地は果樹作が強く、梨とぶどう(高尾)で生産量の7割を占めますが、後継者不足により農家は全体に減少傾向にあります。

ありがた山は矢野口(通称「南山」)にある石仏群で、1940~43年に駒込地区にあった無縁仏などが移設されたものです。4千を超える石仏・石像が並んでおり、ヒーロー番組や怪談・怪奇物といった時代劇の撮影場所として用いられることが多い場所です。

いなぎペアパークは2019年に南武線稲城長沼駅前にできた公園です。稲城なしのすけの時計台や「ボトムズ」からスコープドッグの立像、高架下にガンダムとシャア専用ザクの像が置かれています。駅に隣接して観光案内所のいなぎ発信基地 ペアテラスが置かれています。

稲城市・川崎市を流れる大丸用水(おおまるようすい)は17世紀頃に造られた用水で、多摩川から取水し、総延長70kmを超す灌漑用水です。現在では農業用水としての意味合いは薄れ、緑道や親水公園として親しまれるようになりつつあります。


葛飾区(かつしかく)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都葛飾区 水と緑ゆたかな心ふれあう住みよいまち 人口444,400人

どれも2012年の区制80周年を記念して交付されたもので、㊤区の花のハナショウブ(1,000枚)㊥「男はつらいよ」から寅さん(1,500枚)㊦「キャプテン翼」から翼太郎とサッカーボール(1,500枚)のデザインとなっています。

葛飾区は東京都区部の東部にある特別区で、全域が荒川と江戸川に挟まれ、中央を中川が流れる海抜0m地帯となっています。「男はつらいよ」や「こちら葛飾亀有公園前派出所(こち亀)の舞台として知られています。かつてはセルロイド製品(玩具・人形など)の一大産地で、現在でも区部3位の事業所数を誇る中小企業が多いまちですが、製造業全体でみると衰退傾向にあり、住宅地が目立つようになってきています。

葛飾区の商業地はこれといった集積地を持たず、京成押上線青砥・京成立石駅周辺、京成本線お花茶屋・京成高砂駅周辺、総武線新小岩駅周辺に分散しています。とりわけ立石駅周辺は中小の飲食店が集積し、他の自治体からも人を集めるなど呑兵衛の聖地になっています。

柴又帝釈天(経栄山題経寺)は葛飾区柴又にある日蓮宗の寺院です。人気映画シリーズ「男はつらいよ」に何度も登場する寺で、当地の定番観光名所になっています。庭園や彫刻ギャラリー、「瑞龍の松」と呼ばれるクロマツで有名な寺院で、参道には門前町が形成されて草だんごやせんべいお土産などを売る店が出ています。東側(参道から奥側)へ行くと柴又公園になっていて、矢切の渡し(柴又側)があります。

堀切菖蒲園は区が運営する植物園で、京成本線堀切菖蒲園駅の南西500mほどに位置しています。江戸系のハナショウブをはじめ200種6,000株が植えられていて、6月中旬には地元住民・商店街・行政が運営するパレードが行われています。

水元公園(みずもとこうえん)は、東京23区で最大級の都立公園(公園面積は96.3ha、町名でもある)小合溜という準用河川を利用した水の公園として知られています。メタセコイアの森とバーベキュー広場、金魚や蓮の展示場などがある非常に広い公園です。公園南側の業平山南蔵院(天台宗の寺院)には大岡裁きで有名なしばられ地蔵があります。

江戸っ子1号」は深海用のフリーフォール型無人探査機で、日本の海洋資源調査に用いられています。2009年に、当地の杉野ゴム化学工業所の杉野行雄氏が東大阪市の人工衛星「まいど1号」に触発されて、産学官金の連携による開発がはじまったとされています。現在は長期観測用の「江戸っ子1号365形」が製品化されています。


小平市(こだいらし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

小平市ホームページより
小平市ホームページより

東京都小平市 躍動をかたちに 進化するまち 人口190,000人

㊤市のマスコットキャラクターの「ぶるべー」とFC東京のマスコット「東京ドロンパ」のイラスト。市制50周年記念として、2012年からミニバイク50cc以下1,500枚、90cc以下300枚、125cc以下300枚が交付された。㊥江戸時代に新田開発された当地の区割りを平行四辺形で表したもので武蔵野美術大学のデザイン。市制60周年記念として2023年3月からミニバイク50cc以下540枚、90cc以下60枚、125cc以下400枚の交付。㊦「ぶるべー」とFC東京のマスコット「東京ドロンパ」の新デザイン。同じく市制60周年記念として㊥と同数を交付。

小平市は多摩地域の北部にある市です。市名の通り市域はほぼ平坦であるため、林野は殆どなく市域全体が住宅地・工業用地・耕地などになっています。江戸時代に青梅街道や玉川上水ができて開拓され、戦後には住宅地として開発が進み人口が増えた地域です。西武鉄道とJR東日本の鉄道駅が多数ありますが、商業地は小平・花小金井・一橋学園駅などに分散しています。2006年までは隣接する7市に比べ工業製品出荷額が多い工業のまちでしたが、現在はピーク時の1/7程度にまで落ち込んでいます。また、かつては水を得ることが難しかったため、武蔵野うどん(糧うどん)圏に属します。同じ字を書く北海道小平町(おびらちょう)と姉妹都市関係にあります。

小平市小川町に本社・工場を置く有楽製菓(ユーラク)はチョコレートやクッキー、ケーキを製造する菓子メーカーで、特に「ブラックサンダー」が有名です。直営店としてユーラクチョコレートショップを併設していて、試食や箱単位の大人買いができます。また、市北部にブリジストン東京工場があり、ブリジストンイノベーションギャラリーとして企業博物館を出しています(見学無料)。

東京都薬用植物園は西武拝島線東大和市駅の駅前に広がる植物園です(見学無料)。昭和21年に解説され、世界各国から貴重な毒草・薬草・香料の原料などが集められ研究されています。麻薬の原料となるケシ(八重咲きや青い花もある)やカカオとバニラといった馴染み深い植物などが栽培されています。

大沼町にあるガスミュージアムは東京ガスが運営する企業博物館です(見学無料)。展示が行われている赤レンガの洋館2棟は明治時代の東京ガス本社を復元したものです。ガス燈とガス器具のほか、明治時代の錦絵が展示されています。

小平市平櫛田中彫刻美術館は彫刻家 平櫛田中(文化勲章受章者、井原市・福山市・小平市の名誉市民)の作品が展示されている美術館です。平櫛田中は国立劇場のロビーにある「鏡獅子」や東京藝大の「岡倉天心像」、また多数の名言を残した人物です。美術館は旧宅を記念館としたもので枯山水の庭があり、梅の名所でもあります。

小平ふるさと村は西武新宿線沿線(青梅街道の北側)にある野外博物館です。復元された古民家や水車小屋、消防小屋、旧小平小川郵便局などが展示され、江戸後期~明治時代と順を追って見学できるようになっています。定期的に昔のおもちゃ体験や糧うどんの販売が行われています。


墨田区(すみだく)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都墨田区 ~水と歴史のハーモニー~ 人が輝く いきいき すみだ 人口257,300人

墨田区生まれの浮世絵師 葛飾北斎の「富嶽三十六景」の「神奈川沖浪裏」が描かれています。2016年11月から、50cc以下の白ナンバー限定で2,000枚が交付されました。

墨田区は東京都区部の東部にある特別区で、隅田川・荒川・中川が流れる江東デルタの一角を占めています。当地の象徴となっている墨堤の桜(花見)・隅田川の花火・両国の相撲は江戸時代中期(1700~1750年頃)から行われているものです。2012年に東京スカイツリーができてその周辺の東京スカイツリータウンという商業地が形成され、入浴施設や古民家を改装したカフェなどもあり、国内外から多くの観光客を集める観光都市となっています。また、製造業が盛んで23区中大田区に次ぐ2位の工場数を有する中小企業のまちでもあります。

両国は墨田区の町名、または中央区・墨田区をつなぐ両国橋の周辺をいう広域地名です。大相撲やちゃんこ鍋で知られています。町名としては明暦の大火(振袖火事)の犠牲者を祀った両国回向院(初代の両国国技館があった)あたりが両国ですが、都営地下鉄・JR東日本の両国駅・両国国技館が横網にあるため、横網を含んで「両国」と称することが多いようです。江戸東京博物館刀剣博物館(共に横網)、両国花火資料館などがあり、史跡として赤穂事件の舞台となった吉良邸跡周辺には看板が設置されています。

亀沢にあるすみだ北斎美術館は2016年に開館した公立美術館で、オリジナルナンバープレートの図柄で用いられている「神奈川沖浪裏」もこちらの所蔵品の一つです。北斎の門人の一人が描いた「北斎仮宅之図」から、北斎のアトリエの再現模型が作られて展示されています。また、隣接する緑町公園に生家跡の案内板があります。

向島百花園は1804年に開園した歴史ある庭園で、亀戸にある梅屋敷に倣って「新梅屋敷」や「花屋敷」などと呼ばれ、江戸時代には文人や墨客のサロンとして使われていました。近隣の寺社を巡る隅田川七福神巡りの発祥の地とされています。現在見られる百花園は東京大空襲により全焼した庭園を復興したものです。

長命寺は向島にある天台宗の寺院で、隅田川七福神のうち弁財天にあたります。「長命寺」とも呼ばれる桜餅は道明寺桜餅(関西風桜餅とも呼ばれる、道明寺粉と糯米で作る餅)とは違い、小麦粉で作った皮で餡を包んでいます。長命寺門前の長明寺桜餅(山本や)から墨堤通りを挟んだ向かいに、こちらも江戸時代から続く和菓子の老舗 言問団子(串に刺さない団子)があります。

すみだ小さな博物館は墨田区の産業・文化・文献等のコレクションを作業場や民家といったスペースに展示する試みで、市内に23の展示場がありどれも無料で見学できます。とりわけ、小さな硝子の本の博物館ではリューターというペン状の器具でガラスに絵を描く体験を行っています。


調布市(ちょうふし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都調布市 つなげよう・ひろげよう・共に生きるまち 人口229,100人

調布市の名誉市民 水木しげるさんの「ゲゲゲの鬼太郎」が描かれたもので、50cc以下の白ナンバーのみの交付になりました。また、同市では2010年からゲゲゲの鬼太郎のキャラクターの特別住民票を配布、2011年から住民票や戸籍謄本など証明書類に目玉おやじの透かしを入れています。

調布市は多摩地域の東部に位置する市です。都心部に近く、住環境が整った住宅地といった印象が強い地域です(近年は昼夜間人口比率が増加傾向にある)。昭和30年に調布町と神代村が合併してできた市で、市制施行当時は人口45,090人10,391世帯でした。市名は麻布を特産品として朝廷に出したこと(租庸調の税のうち特産品である「調」)に由来しています。一大消費地である都心に近いことから食品加工が盛んに行われています。

調布市は1933年に日本映画株式会社が多摩川撮影所(現角川大映スタジオ)を開設し、現在も多くの映画・映像関連企業を有することから「映画のまち」として町おこしを行っています。多摩川5丁目児童遊園(角川大映スタジオ近くにある)には映画俳優の碑や調布映画発祥の碑が置かれ、京王線調布駅構内は映画をテーマにしたデザインになっています。

調布駅前には天神通り商店街があり、ゲゲゲの鬼太郎のキャラクターが随所に置かれています(公式HPに「妖怪在中」とある)。布田天神社(ふだてんじんしゃ)は布田五宿(上石原・下石原・上布田・下布田・国領)の総鎮守であり、スクナヒコナと菅原道真を祀る神社です。ゲゲゲの鬼太郎が住む森は本殿の裏手の森という設定になっていることから、当地の主要な観光名所となっています。

深大寺(じんだいじ)は天台宗別格本山の寺院で、日本三大だるま市の一つ「深大寺だるま市」で知られる古刹です(都内では浅草寺に次ぐ)。寺内に複数の湧水を有し、寺名も水神である深沙大王に由来します。付近ではそばが特産品となっていて、「深大寺そば」の名で知られています。近隣にゲゲゲの鬼太郎ワールドを楽しめるカフェ・土産物屋の鬼太郎茶屋があります。

東京都立神代植物公園は、上記深大寺の旧寺領を都内唯一の植物公園として整備したものです。園内は30のエリアに分かれて4,800種10万本・株の植物が植栽されていて、バラ・梅・ツツジ・椿がそれぞれエリアをもっています。また、大温室や自然林、水生植物園などがあります。春・秋にはバラ、早春には梅まつりが行われています。

調布飛行場は1941年に開設された飛行場で、米軍の接収を経て1973年に日本に全面返還されました。現在の調布飛行場は東京都が運営する空港の一つとして、伊豆諸島と調布市を結ぶ空の玄関口となっています。くさややあしたば味噌、椿油など伊豆諸島の特産品を売る自販機があります。また、米軍から変換された一角は味の素スタジアムや近藤勇産湯の井戸があります。


練馬区(ねりまく)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都練馬区 ともに築き 未来へつなぐ 人とみどりが輝く わがまち 人口721,900人

㊤練馬区の公式アニメのキャラクター「ねり丸」㊦練馬区の名誉市民でもある松本零士氏の 作品「銀河鉄道999」からメーテル。どちらも「アニメのまち練馬」をPRするために作られ、2012年8月に50~125cc以下の白・黃・桃の3種計5,000枚が交付されました。

練馬区は東京都区部の北西部にある区で、1947年の地方自治法施行後に板橋区から分区して生まれた区です(分区前の板橋区は最大の特例区であり、区役所までが遠すぎた)。キャベツの一大産地や練馬大根などで知られる農業イメージの強い地域ですが、宅地化により農地は年々減少と同時に観光農園化しつつあります。日本の長編カラーアニメ発祥の地(「白蛇伝」1958年)として日本のアニメ産業の礎となった地であり、現在も多くの漫画家・アニメーターを擁しています。

東映通りは東映アニメーションの大泉スタジオ(1階は東映アニメーションミュージアム、2018年にリニューアルされてギャラリーからミュージアムに名称変更)や東映系のシネマコンコンプレックスチェーン TジョイSEIBU大泉がある通りです。また、最寄り駅の大泉学園駅前には「アニメゲート」として鉄腕アトム、銀貨鉄道999から鉄郎・メーテル・車掌、矢吹ジョーなどの等身大の銅像が置かれています。

都立光が丘公園は光が丘団地に隣接する練馬区最大の都市公園で、野球場やテニスコート、弓道場などの運動施設とバードサンクチュアリや噴水、ちびっこ広場や区立図書館などがある広大な公園です(60.7ha)。毎年ゴールデンウィークにハワリンバヤル(モンゴル五で「春祭」の意、国内最大のモンゴルフェス)が行われています。また、ほど近い光が丘5~6丁目には四季の香公園(バラ園・マグノリア園・ハーブ園)が整備されています。

オザキフラワーパークは、石神井台の新青梅街道沿いのサミットストア石神井台店内にある園芸センターです。都内最大級の規模を有し、アクアリウム・生花・カフェコーナーを併設しています。創業60年以上になり、「都内の園芸好きに知らない人はいない」「買える植物園」などといわれる人気のある店舗です。

小泉牧場は大泉学園町のしたみち通り沿いにあります(前述「アニメゲート」から徒歩10分くらい)。都区部では唯一の酪農家で、畜産の見学ができる施設です(牛舎の中を見るには断りがいる)。アイスミルクが「ねりコレ」(区のおすすめ商品)に選ばれています。

東大泉にある牧野記念庭園 記念館は「日本の植物学の父」と呼ばれる植物学者 牧野富太郎の自宅跡を庭園・記念館として公開しているものです(見学無料)。園内には牧野博士が命名したセンダイヤザクラやスエコザサなど、300種ほどの植物が植栽されています。


東村山市(ひがしむらやまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都東村山市 みどり にぎわい いろどり豊かに 笑顔つながる 東村山市 人口150,000人

公式キャラクターの「ひがっしー」が描かれたプレートです。市制施行50周年記念として2014年に50cc以下380枚、50~90cc20枚、90~125cc100枚が交付され、現在は交付終了となっています。

東村山市は多摩地域の北部にある市で、武蔵野台地のほぼ中央に位置しています。コメディアンの志村けんさんのふる里として知られていて、東村山駅東口に氏の銅像と寄贈された市の木のケヤキ3本があります。古くから交通の要衝として鎌倉街道・府中街道・新青梅街道が通る当地には1894年から2社8線9駅の鉄道が通り、人と物の集積・流通拠点となっています。かつては養蚕や狭山茶、小麦(武蔵野うどん圏の一部を成す)の生産が盛んでしたが、現在は梨や植木の生産に置き換わりつつあります。

都立狭山公園は東村山市と東大和市にまたがる公園で、都立狭山自然公園(前述八国山緑地や武蔵村山市の野山北・六道山公園などを含む)に含まれています。多摩湖(村山貯水池)の東岸にあり、雑木林・桜・イロハモミジが整備されているほか、宅部池(たっちゃん池の愛称で知られる)の周囲に遊歩道が巡っています。

保谷納豆(ほうやなっとう)は青葉町にある納豆メーカーです。フリーズドライの「ふりかけ納豆」や「合格祈願納豆」など商品数60種以上、生産量都内最大の製造元で、一時期は1社のみの生産量で東村山市を生産量全国第2位の自治体としていました。

八国山緑地(はちこくやまりょくち)は東村山市の北側、狭山丘陵の東端に位置する東西に細長い緑地です。標高89.4mの八国山を有し、かつては上野・下野・常陸・安房・相模・駿河・信濃・甲斐の8つの国を見渡すことができたとされています。映画「となりのトトロ」の七国山のモデルになったことで知られています。西武鉄道を挟んだ南側に菖蒲園で有名な北山公園と八国山たいけんの里という市立の体験・展示施設があります。

正福寺(しょうふくじ)は野口町にある臨済宗建長寺派の寺院です。本尊を千手千眼観音とし、開基は北条時宗とされています。1407年建立とみられる千体地蔵堂は1952年に国宝に指定されていて、東京都内の建築物としては唯一のものです。

久米川町にある豊島屋酒造(としまやしゅぞう)は東京都に残る10の酒蔵のうちの一つで、「金婚」や「屋守(おくのかみ)」の銘柄で知られています。日本酒・みりん・酒器などを販売するショップが併設されているほか、不定期で豊島屋フェスタというイベント(ライブ・落語・)を行っていて、予約すれば酒蔵見学もできます。


福生市(ふっさし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都福生市 このまちが好き 夢かなうまち 福生 人口58.390人

市の公式キャラクター・福生七夕まつりのイメージキャラクターの「たっけー☆☆」と多摩川・玉川上水の流れをイメージした水の流れが描かれています。

福生市は多摩地域の西部に位置する市で、福生市・瑞穂町・武蔵村山市などにまたがる横田基地が市域の1/3を占めています。基地を除いた市域は6.84kmで、都内では狛江市に次いで小さい市となります。戦後に米軍が横田基地に進駐したため、全体にアメリカンテイストが強く、国際色豊かなまちになっています。「ふっさ」は難読地名の市名ですが由来にははっきりした定説がなく、麻の古語である「フサ」から来たとする説や、北方の敵を防ぐ為の要衝であったからとする説などがあります。

ベースサイドストリートは横田基地沿いの国道16号線にある商店街です。アメリカン風のダイナーや雑貨屋が並び、フリーマーケットや花火大会、日米友好祭が行われるなど地域の交流拠点にもなっています。福生アメリカンハウス(アメリカンハウスは朝鮮戦争時代に米兵の住居として数多く建てられた)という1958年に立てられた米軍ハウスを活用したコミュニティスペースがあります。

福生七夕まつりは、1951年に仙台七夕まつりをヒントに当地の商店街振興のためにはじまったもので、都内では最も古い七夕まつりです。福生駅西口を中心に行われ商店街の各店舗が工夫した竹飾りや市民の模擬店が出ます。

https://youtu.be/yK6MZVFUXOQ

福生市文化の森は市立中央図書館(地域図書館)、郷土資料館、市営の茶室 福庵などがはいっています。緑地内には遊歩道や池があります。

田村酒造場(代表銘柄:「嘉泉(かせん)」)は代々福生村の名主を務めた家柄で、現在東京都内で伝統を守る10の酒蔵の一つです。酒造蔵や石垣などが登録文化財に指定されています。また、石川酒造(代表銘柄:「多満自慢」「多摩の恵」)は日本酒・ビールの醸造所で、直営レストラン(福生のビール小屋等)を多数有しています。

ゲームセンンター タンポポは昭和レトロを再現したゲームセンター(料金形態は1時間1,000円、終日打ち放題は3,000円と時間制になっている)です。昭和~平成の古いパチンコ台やスロットマシーンで遊ぶことができます。youtubeで動画配信を行っていて人気のある施設になっています。


三鷹市(みたかし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都三鷹市 緑と水の公園都市 人口189,900人

宮崎駿監督デザインの市のキャラクター「poki」が描かれています。2010年の市制60周年を記念したもので、50cc以下の白ナンバーのみが交付されています。

三鷹市は多摩地域東部に位置し、東京都のほぼ中央にあります。武者小路実篤や太宰治など多くの文豪が暮らした「文士の街」として知られるまちです。新宿まで20分ほどと交通の便がよく、井の頭恩賜公園や野川公園などの緑があるため、多摩地域では人気のベッドタウンとなっています。129haの耕地面積を有し、畑作・果樹作が行われています。

井の頭恩賜公園は武蔵野三大湧水地の一つ井の頭池を中心とした都立公園で、武蔵野市と三鷹市にまたがって存在し、三鷹市側には野球場・競技場・テニスコートやジブリの森美術館がはいっています。2009年から水質改善に取り組み、近年は絶滅したと思われていた「イノカシラフラスコモ」が再生、エビや小魚を餌とする野鳥の姿も多く見られるようになっています。

国立天文台三鷹キャンパスは国と大学が共同利用する研究施設で、三鷹市の南西部 大沢にあります。第一赤道儀室は1921年に建設された木造ドームの観測施設で、国の登録有形文化財に指定されています。星と森と絵本の家という大正時代の建物を活用した絵本の展示場があります。

太宰治文学サロンは三鷹駅南側の桜通り沿いグランジャルダン三鷹内にあります。下連雀に住んだ文豪太宰治の没後60周年・生誕100周年を記念して、「十二月八日」に登場する伊勢元酒店跡に設けられた施設で、直筆原稿の複製や初版本を展示しています。ほかにも駅前の三鷹コラル内に展示室があり、禅林寺(黄檗宗の寺院)には森鴎外と太宰治の墓があります。

大沢の里は野川公園東門から南東、野川の東側にあります。古民家は同地でワサビ田を経営してきた箕輪家の母屋で、付近にワサビ田も復元されています。野川の西側にある「しんぐるま」は「(当時としては)新しい水車」を意味し、1808年頃から約160年間使われていたものです。

三鷹阿波踊りは1968年に中央通り商店街が中心となり、本場徳島からうずしお連を招いたことがはじまりとされています。2017年に第50回(50周年)を迎え、当地の風物詩として定着しています。


板橋区(いたばしく)

板橋区ホームページより

東京都板橋区 いきいき暮らす緑と文化のまち 人口547,300人

区の木花鳥(それぞれケヤキ・ニリンソウ・ハクセキレイ)が散りばめられ、外側にはチェッカーフラッグを連想させる縁取りがなされています。50cc以下650枚、50~90cc50枚、90~125cc300枚が交付され、交付終了となっています。

板橋区は東京都区部の北西側にある区です。中山道・川越街道の旧街道沿いや駅周辺に商店街が発達していますが、区内にターミナルを有していないため大規模ではありません。マンモス団地の高島平があり、昼夜間人口比率90%強と23区内のベッドタウンの側面もありますが、かつては軍需産業が栄えたことを活かした工業地域でもあります。共働き・子育てがしやすい街、震災安全度においてともにランキングで区部の首位~上位を占める一方で、交通の便が悪く地価は区部としては比較的安くなっています。

成増は区域の西部にあり、東武東上線の成増駅とほど近い所に東京メトロの地下鉄成増駅があり、駅周辺は商業地としてよく発達しています。成増駅南口になりますスキップ村(商店街)があるほか、おかしのまちおか成増店や三代目茂蔵 成増店など大手飲食・小売チェーンが店を出しています。

板橋区は板橋温泉を有し、前野原温泉 さやの湯処(前野町)、板橋温泉スパディオ(宮本町)、ときわ健康温泉(中台)、第一金乗湯(若木、2019年に温泉に認定)の温泉入浴施設があります。

東板橋公園は石神井川と国道17号の間に広がる住宅地の中にある区立公園です。野球場やテニスコート、こども動物園があり施設が充実しています。こども動物園は2020年から改修工事を終えてリニューアルオープンしています(かつては淡水魚水族館もあった)。

板橋の田遊びとは、旧正月に行われるその年の五穀豊穣と子孫繁栄を祈願する行事(国指定重要無形民俗文化財)で、徳丸北野神社・赤塚諏訪神社において奉納されます(動画)。また、当地では8月に荒川の戸田橋上流の河川敷でいたばし花火大会(13000発程度)が行われています(2022年は中止)。対岸では埼玉県戸田市の戸田橋花火大会が同日開催されます。


昭島市(あきしまし)

昭島市ホームページより

東京都昭島市 人・まち・緑の共生都市 人口111,500人

「あきしまだいすき。」のロゴとアキシマクジラが宇宙に浮かぶ様子が描かれています。50cc以下600枚、50cc~90cc50枚、90~125cc350枚の交付となりました(90cc以下の配布は終了)。

昭島市は多摩地域の中央部に位置する市です。近世に滝山城(八王子市にある)の城下町として発展し、日光東照宮が創建されると日光往還の為に宿場町として拝島宿が発達しました。昭和初期には立川飛行場のため人口が増え、軍都の性格を帯びるようになりました。現代の昭島市は耕地面積・林野面積共に小さく、工業都市及びベッドタウンの性格が強いエリアとなっています。市名の由来は昭和町から「昭」、拝島村から「島」をとったものです。

アキシマクジラは学名を「アキシマエンシス」といい、1961年に多摩川の鉄橋付近で化石が発見されたものです。およそ160万年ほど前に生息していた鯨と推定されています。以降昭島市は鯨をシンボルとしていて、拝島駅のステンドグラスやマンホール、市街の看板などに見られます。また、化石の一部をアキシマエンシス(図書館・教育センター)で展示しています。

国営昭和記念公園は立川市と昭島市にまたがる国営の公園です。米軍立川基地の跡地180ha(公園の面積は165ha)の活用として、1978年から整備が開始され1983年に開園しました。また、昭島市側の立川米軍基地跡地は「もくせいの杜」として団地が開発されています。

昭和公園は、国営昭和記念公園の南西側にある市営の公園です。野球場や陸上競技場、小動物園やD51の展示があります。240本ほどの桜が植えられているほか、8月には市民くじら祭りが行われています。

昭島モリパークは、昭島駅北側一帯のリゾートエリアです。昭和飛行機工業の工場構内の飛行場や自然林を整備したもので、ゴルフコース、テニスコート、ヨガ&クライミングスタジオ、アウドドア専門のショッピングモール「アウトドアヴィレッジ」などがはいっています。


立川市(たちかわし)

立川市ホームページより

東京都立川市 心のかよう緑豊かな健康都市 人口176,300人

立川市のキャラクター「くるりん」が描かれています。50cc以下300枚、50~90cc50枚、90~125cc150枚の500枚が令和2年12月1日から交付され、令和3年10月には配布が終了しています。

立川市は多摩地域の中部に位置する市です。古くは養蚕で栄え、1922年からは立川飛行場のある軍都として発達してきました。市域の西寄りに陸上自衛隊立川駐屯地があります。1998~2000年に、多摩都市モノレール線多摩センター駅~上北台駅が開通したことにより、八王子を凌ぐ多摩地域の中心地になりつつあります。南関東に広域災害が起きた場合の緊急拠点として広域防災基地に指定されていて、国の行政施設の事務所・出張所が多くある地域です。

国営昭和記念公園は立川市と昭島市にまたがる国営の公園です。米軍立川基地の跡地180ha(公園の面積は165ha)の活用として、1978年から整備が開始され1983年に開園しました。レインボープールや昭和天皇記念館、日本庭園、盆栽苑、売店などがあり広い園内をパークトレインが走っています。

立川市は漫画やアニメといったサブカルチャーをまちおこしに活用していて、「とある科学の禁書目録(今は超電磁砲)」のグッズやイラスト付きの菓子などを土産としています。また、「聖☆おにいさん」や「フレームアームズ・ガール」、映画「シン・ゴジラ」の聖地でも市内がロケ地となっています。また、観光誘客だけではなく立川まんがぱーく(子ども未来センター内の漫画の図書館)やPLAY!といった子供向けの施設を擁しています。駅周辺では模型などを扱うホビーショップも多くあります。

立川は都内でも農業が盛んな一帯で、耕地面積を281ha有しています。畑作、果樹作、酪農が行われていて、特産の立川ウドやブロッコリーなどが生産されています。

緑町には国立極地研究所があり、南極・北極科学館を併設しています。局地の動物の剥製や雪上車やオーロラの様子を映像で流したり、衛星通信で昭和基地の様子が見られるなどの展示を行っています(入場無料)。


狛江市(こまえし)

狛江市ホームページより

東京都狛江市 私たちがつくる水と緑のまち 水と緑の住宅都市 人口81,670人

多摩川の流れを表した水を狛江の「こ」の形に配置、市の木のイチョウ、市の花ツツジ、市の鳥カワセミ(特産品の枝豆を咥えている)、多摩川を遡上する鮎が描かれています。50cc以下の白ナンバーのみの交付となりました。

狛江市は多摩地域の東部にある市で、市域の大部分が多摩川低地になります。東京都区部の世田谷と接し、交通の便が良くそれなりに自然も残っているため、ベッドタウン化が進み、農業(市域の約10%が農地)と工業は衰退傾向にあります。全国で2番めに小さい市で、大阪市を超える人口密度となっています。葉書に水彩の絵を描き、一筆添える絵手紙の発祥の地でもあります。

多摩川は狛江市域の概ね南側の境界となっています(一部はみ出している)。「あばれ川」である一方で、生活・農業用水や鮎を含む多様な魚種といった恩恵があり、古くから親しまれてきた川です。1960年代になると生活排水の汚染が目立ち「死の川」と呼ばれるほどでしたが、現在は鮎が戻るなど水質は改善しています。多摩川サイクリングコースが通るほか、狛江古代カップといういかだのレースや狛江多摩川花火大会が行われています(花火大会はする年としない年がある)。

雲松山泉龍寺は小田急狛江駅北口にある曹洞宗の寺院です。狛江市内では最も規模が大きく、765年に良弁によって開山されたとされています。寺院の向かいは弁天池緑地という緑地保全区(2.1ha)で、和泉の地名の由来になった弁天池が湧いています。保全地区は毎月第二日曜が解放日となっています。

むいから古民家園は六郷さくら通り沿いにある公園・野外博物館で、江戸時代建立の旧新井家住宅主屋と旧高木家の長屋門を10年かけて移築・復元したものです。同園名の「むいから」は「麦わら」が訛ったものです。こまやけん玉といった昔ながらのおもちゃが借りられます。

駒井町にある籠屋秋元商店は明治35年創業の醸造所/酒店です。元々店の裏で鮎を採るための籠を編んでいたため、籠屋の屋号になったとされます。全国の地酒を扱うほかに、クラフトビールを醸造しています。籠屋たすくというレストランを併設しています。


港区(みなとく)

港区ホームページより

 東京都港区 やすらぎある世界都心・MINATO -誰もが誇りに思えるまち 人口243,100

㊤背景に東京タワーとレインボーブリッジ、シティプロモーションシンボルマーク(左上側、6つの都市イメージを表す色分けされたのれんをモチーフにした図柄と「MINATO CITY」ロゴ)が描かれたもの。50cc~125ccの3種+ミニカーの交付㊦シティプロモーションシンボルマークのみのシンプルタイプ、50cc~125ccの3種+ミニカー・小型特殊の交付、小型特殊はシンプルタイプのみ。

港区は東京都区部中央に位置する区で、都心3区のうちの一つに数えられます。新橋・芝・虎ノ門に代表されるオフィス街、麻布・白金台など高級住宅街、芝浦港南地区の住居用高層マンション群、商業色の強い青山・赤坂・六本木・お台場など多様な側面を持つ区です。昼夜間人口比率は432%(平成17年度国勢調査)となっていて、東京23区でも事業所数が最も多いとされます。羽田空港に近く東京湾にも面することから、陸・海・空の交通の結節点になっています。

芝公園は港区の中央部に位置する都市公園(総合公園)ないし芝公園を含む町名を指します。東京タワーや徳川家の菩提である増上寺、区役所や学校・図書館、ホテルなどが建ち、当地の主要な観光地となっています。公園は1873年に開園されたもので、上野恩賜公園と並ぶ歴史の古い公園です。

港区は国立新美術館をはじめとした文化施設が多くあります。日本庭園で有名な根津美術館(英国王室のチャールズ皇太子も訪れた)と東京都庭園美術館(アールデコの建築と西洋庭園)、岡本太郎記念館(南青山にある、氏が自宅兼アトリエとして使用していた資産を改装したもの)などがあります。

マクセル アクアパーク品川(旧エプソン アクアパーク品川)は品川プリンスホテルの敷地内にある水族館です。ウォーターカーテンやプロジェクションマッピングを利用した幻想的なショーが行われています。

サントリー美術館は赤坂9丁目東京ミッドタウン内にある美術館です。絵巻・屏風絵・浮世絵といった日本美術が主ですが、江戸切子、薩摩切子、エミール・ガレや漆器・陶磁器といった工芸品の展示も行っています。


羽村市(はむらし)

羽村市ホームページより

東京都羽村市 ~ひとに心 まちに風~ いきいき生活・しあわせ実感都市 人口55,600人

公式キャラクターの「はむりん」が描かれています。50cc以下600枚、50~90cc100枚、90~125cc200枚(交付終了)、ミニカー50枚、小型特殊50枚の交付となりました(従来のものと選択式)。

羽村市は多摩地域西部にあり、東京都では最も人口が少なく市域も全国で7番目に小さい市です。元は養蚕を主な生業とする農村でしたが、高度経済成長期以降に工業団地が整備され、また東京のベッドタウンとして発展しました。平成2年の国勢調査により人口が5万を越えて羽村市となっています。江戸時代に開削された玉川上水の取水堰があることで知られる地域です。

西東京工業団地は羽村市と青梅市にまたがる、1960年に造成された工業団地です。当時としては西多摩地区最大のもので、羽村市側には日野自動車羽村工場・カシオ計算機羽村技術センター・日本フィルター工業などがはいっています。

羽村市動物公園(ヒノトントンZOO)は1978年に開園した動物園で、町営の動物園としては日本初となります。水鳥に餌を与えたりモルモットを触ったりすることができる小規模・地域密着型の動物園です(サーバルキャットが人気でしょうか)。

まいまいず井戸はかつて武蔵野台地で数多く掘られた井戸で、すり鉢状に土壌を掘り下げ螺旋状に小径を整備したものです。羽村駅東口から100mくらいの所に五ノ神まいまいず井戸があり、東京都の文化財になっています。多摩川南側の羽村市郷土博物館にも展示があります。

阿蘇神社は601年に創建されたとされ、933年に平将門によって社殿が造営されました。鳥居前は多摩川サイクリングコースの上流側の起点(終点)となっていて、自転車のお守りで有名な神社です。境内には御神木とされるスダジイがあります。


小金井市(こがねいし)

小金井市ホームページより

東京都小金井市 みどりが萌える・子どもが育つ・きずなを結ぶ 人口121,400人

市のイメージキャラクター「こきんちゃん」をデザインしたものです。市制60周年記念として50cc以下300枚、50~90cc50枚、90~125cc150枚が交付され、配布終了となっています。

小金井市は多摩地域の東部にあり、都心から西に25kmほどの所にある市です。市名は「黄金に値する水が出る(黄金井)」ことからきたもので、市内各所に湧水を有しています。首都圏のベッドタウンとして開発が進み、市域の殆どが住宅地となっています。スタジオジブリ、フィール、ゼクシズなどアニメ制作会社が多く所在していて、漫画家も多数が在住する地域です。

都立小金井公園は小金井市・小平市・西東京市・武蔵野市にまたがる都市公園です。80haの敷地を有し、上野公園の1.4倍ほどの広さを有しています。園内には1,800本の桜が植栽されていて、桜の名所として定評があります。また、園内に江戸東京たてもの園があり、日本の伝統的な農家や住宅などが展示・保存されています(銭湯の子宝湯が人気でしょうか)。

滄浪泉園(そうろうせんえん)は実業家で衆議院議員を務めた波多野承五郎の別荘の一部を保存した庭園です。命名は犬養毅によるもので、「手や足を洗い、口をそそぎ、俗塵に汚れた心を洗い清める、清々と豊かな水の湧き出る泉のある庭」という意味合いです。ブナやケヤキ、アカマツが茂り、紅葉の名所とされています(入園料:15歳以上100円、6歳から15歳50円)。

市域を南北に縦断する小金井街道と新小金井街道沿いの東小金井駅、武蔵小金井駅周辺はラーメン屋が多いことから、「ラーメン街道」と呼ばれることがあり、ラーメン好きには有名な場所となっています。

東京農工大学(農工大)は農学部と工学部を有する国立大学です。小金井キャンパスは工学部となっていて、キャンパス内には科学博物館があります。繊維と養蚕をテーマにした展示が行われていて、無料で見て回ることができます。


原付のご当地ナンバー都道府県別目次はコチラ

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