北海道礼文町では、レブンアツモリソウの保護活動を行っています。
レブンアツモリソウ(礼文敦盛草)は、北海道の礼文島でのみ生息する固有種で、希少性から「特定国内希少野生動植物種 」に指定されています。かつては礼文島各地に自生していましたが、盗掘被害などにより激減し、今では保護地区などごく限られた地域でのみ自生しています。
礼文島ではレブンアツモリソウ保護地区において、立入防止柵の設置、監視カメラの設置、定期的な巡回を行っています。普段は立ち入ることのできない、保護地区・群生地ですが、開花時期5月下旬~6月下旬には一般公開され、レブンアツモリソウを自然の状態で間近に見ることができます。
礼文島は「花の浮島」とも呼ばれ、本州では標高の高いところで生息する高山植物が、礼文では低地で見られます。礼文では「レブンアツモリソウ」以外にも、固有種、希少種、他の地域では見ることが難しい花が、たくさん咲いています。詳しくはコチラ「れぶん花図鑑」を参照。