宮城県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【宮城県編】

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宮城県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

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原付のご当地ナンバー都道府県別目次はコチラ

原付のご当地ナンバー市町村区別目次はコチラ


大崎市(おおさきし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

宮城県大崎市

宮城県北西部 みやぎ大崎ふつふつ共和国 人口133,400人

山を背景にイメージキャラクターの「パタ崎さん」が描かれています。市制施行10周年記念として、2017年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

大崎市は宮城県北西部にある市です。2006年に古河市、遠田郡田尻町志田郡三本木町・松山町・鹿島台町、玉造郡岩出山町・鳴子町が合併して誕生した市で、「広域大崎圏(大崎圏)」あるいは「古川都市圏」と一致します。県の10.9%を占める広い市域は東西に70kmと細長く、西部は奥羽山脈の山地、市内を江合川・鳴瀬川が貫流しています。岩出山城や鳴子温泉郷と鳴子峡の紅葉、三本木のひまわりや松山御本丸公園(コスモス園ともいう)などの観光資源で知られる地域です。18,000haほどの広大な耕地を有する日本有数の穀倉地帯であり、世界農業遺産「大崎耕土」として登録されています。地場産業として日本酒の酒蔵が市内に7つあり、日本酒や味噌を特産品としています。

鳴子温泉郷は大崎市の北西側江合川(荒雄川)上流にある温泉郷です。鳴子温泉、東鳴子温泉、川渡温泉(かわたびおんせん)、中山平温泉、鬼首温泉(おにこうべおんせん、間欠泉が有名)を総称して鳴子温泉郷といいます。開湯から1000年以上の歴史を有し、源泉数370を誇る一大温泉地です。また、鳴子温泉~中山平温泉の間に日本こけし館や岩下こけし資料館、鳴子峡(大谷川の渓谷で紅葉の名所)があります。

岩出山城(臥牛城、岩出沢城)跡は大崎市岩出山にある城跡です。古くは奥州探題大崎氏の家臣 氏家氏の居城で、伊達政宗が仙台城築上までの12年間を過ごしたことで知られています。現在は伊達政宗の像がある公園となっていて土塁や石垣が残っています。また、仙台藩の藩校であった有備館と庭園があり、国の史跡・名勝に指定されています。「山城」とはつきますが標高は108mほどで、なだらかです。近隣に大崎市竹工芸館森民酒造店(造り酒屋、昭和レトロ館を併設)などがあります。

感覚ミュージアムは大崎市岩出山にある五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)をテーマにした博物館です。触覚で鑑賞する闇の森や万華鏡ゾーン、香りの森などがあります。光と影を演出に用いているため内部は薄暗いゾーンが多いです(入館料:大人600円、中高生300円、小学生250円)。木や竹など身近な素材で作った創作楽器のコーナーが有り、木工品が好きな人は楽しめると思います。

大崎市の道の駅は3つあります。①道の駅 おおさきは大崎市古川千手寺町の国道108号から少し入ったところにあります(小~中規模、産直・食堂・情報スペースなど構造はシンプル、防災センターとしての役割がある)。②道の駅 あ・ら・伊達な道の駅(あらだて)は大崎市岩出山にある国道47号の道の駅です(小~中規模、年間300万人が訪れる東北屈指の道の駅、札幌に本社を置く製菓メーカー「Royce’(ロイズ)」の店舗有り)。③道の駅 三本木やまなみは大崎市三本木にある国道4号の道の駅です(中規模、併設されている三本木町亜炭記念館は無料で見学できる)。


富谷市(とみやし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

宮城県富谷市 「住みたくなるまち 日本一」をめざして 人口51,659人

上部背景にマーチングエコーズのシルエットとシンフォニータワー(右上部)、左側に公式キャラクターの「ブルベリッ娘とブルピヨ」が描かれています。2017年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。(※当地のランドマーク、シンフォニータワーは高さ130mの給水塔・配水池で、音楽関係の施設ではない。ときおり展望台が一般開放されている)

富谷市は宮城県中部の仙台都市圏にある市です。仙台市の北側に隣接し、1970年代ごろから同市のベッドタウンとして発展(それまで人口は4,000-5,000人ほどだった)、2016年に単独で市制施行しています。東部に大亀山、中央南部の明石地内に鍋山を有しますがどちらも標高100m台の山で、市域の殆どが宮城県中央部の低地帯に属します。市街は市域南西部の仙台市側にあり、市域北部にかけて農業地帯が広がっています。歴史的には奥州街道二番目の宿場町 富谷宿として発展した地域です。現在でも耕地のうち水田が8割程を占めますが、1983年からは水田の転作としてブルーベリー栽培が始まり、ブルーベリーとはちみつ(それと富谷もやし)を特産品としています。鉄道はありませんが、国道4号沿いにロードサイド店舗など商業地、工場や流通企業が集積しています。

大亀山森林公園(おおがめやましんりんこうえん)は、富谷市東部の大亀山頂上周辺を整備した公園です。大亀山の自然景観や地形を生かした公園で総面積32.7ha、展望台・フィールドアスレチック・人口芝のゲレンデ(ソリは持参のこと)、自然遊歩道やキャンプ場などがあります。木製のアスレチックは難度が高いものも含め、17基が用意されています(小学生以上が対象)。山頂には西暦800年代から当地に鎮座する鹿島天足別神社(かしまあまたりわけじんじゃ)や地名の由来になった亀石があります。

富谷宿観光交流ステーション とみやどは、富谷市新町にある観光案内・交流施設です。ギャラリーや直売所、はちみつ専門店やレストランも入る複合施設で、陶芸体験ができる工房と当地の偉人 内ヶ崎作三郎記念館を併設しています。

内ヶ崎酒造店(代表銘柄:鳳陽)は前述のとみやどの向かいにあります。前述の内ヶ崎作三郎はこちらの二代目で、1661年に仙台藩主から酒の醸造を許されて酒造業を開業しました(初代は内ヶ崎筑後という人で、伊達政宗の命を受けて富谷宿を開いた人物)。現役の酒蔵としては県内最古のものです(酒蔵見学は無し、外観が素晴らしくふらっと蔵の方に入ってしまう人もいる様子)。


村田町(むらたまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

宮城県柴田郡村田町 一生 住みたくなる町「むらた」 人口10,257人

蔵をイメージした背景イラストに、「歴史と蔵のまち」の文字と町花のモクセイが描かれています。2017年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

村田町は宮城県南部の仙南地域にある町で、柴田郡に属しています。蔵王山系の東側に位置し、周囲を200m前後のの丘陵に囲まれた地域で、おおむね町内を南流する白石川の支流 荒川の右岸を市街としています。中世に村田城(村田舘)が築かれ、江戸時代には水運を活かした紅花の集散地として栄えたようです。村田町村田には古い蔵造りの町並みが残り、2014年に重伝建に選定されています。また、Y字の町域の北東部、菅生(すごう)にはスポーツランドSUGOがあります。そら豆とその加工品、コーンを特産品としています。毎年10月には県内外から70窯ほどの企業・陶芸家を集める「蔵の陶器市」が行われています(コロナ禍のため、2020~2022年は3年連続の中止となった)。

道の駅 村田(愛称:歴史と蔵とふれあいの里)は、宮城県道14号亘理大河原川関線(わたりおおがわらかわせきせん)沿い、及び村田IC近くの小規模の道の駅です。直売所、レストラン(当地はそら豆が特産ということで、蕎麦もうどんも緑色)のほか、隣に村田歴史みらい館(郷土資料館、鬼のミイラや手打ちパチンコなどがある、入館無料)があります。道路を渡った向かい側に森の芽ぶき たまご舎のファームファクトリーがあります。

スポーツランドSUGOは村田町菅生にある総合モータースポーツ施設です。ヤマハ発動機の関連会社が運営するもので、国際自動車連盟公認のレーシングコースを含む4つの専用コースを有しています。ホテルやキャンプ場、ちょっとした公園などを備えた施設です。スーパーフォーミュラ、F3、superGTシリーズなどビッグタイトルのレースが行われ、二輪のメジャーイベントも数多く行われています。

村田町民話の里 ふるさとおとぎ苑は村田町小泉にある施設で、茅葺きの民話伝承館や水車、産直館(直売所とレストランを兼ねる)があります。もともとお婆さんのロボットが当地に残る「渡辺綱の鬼退治」の物語を語るといった趣向の施設のようですが、当のロボットが壊れたため、現在では民話伝承館ではボランティアの方が語り部として様々な伝説・伝承を語ってくれています(要予約)。近くに「鬼の手かけ石」という鬼がつまづいた際に手形がついたとされる石があります。


大河原町(おおがわらまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

宮城県柴田郡大河原町

宮城県南部 開かれた先進のまち、おおがわら 人口23,578人

一目千本桜の風景写真と大河原観光PRイメージキャラクター「さくらっきー」のデザインです。2017年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(従来型と選択性、従来型の在庫がなくなり次第ご当地ナンバーに移行)。

大河原町は宮城県南部の仙南地域にある町で、柴田郡に属しています。町域面積は24.99k㎡で周囲を丘陵に囲まれた典型的な盆地であり、町域中部をおおむね西から東に白石川(阿武隈川水系)が流れています。古くは奥州街道の宿場町 大河原宿として紅花や米の集散地として発達しました。元来は稲作中心の農業を基幹産業としていたようですが、昭和60年代ごろから人口が増加傾向にあり、仙台市のベッドタウン化が進んだため、第三次産業が主要な産業となっています。とりわけ国道4号沿いのロードサイド店舗群が特徴的で、仙南地域随一の集客数を誇ります。特産品は梅、柚子、もち豚、「萩の月」といった菓子あたりです。

白石川堤一目千本桜は、柴田町~大河原町にかけて8kmほど続く白石川堤の桜並木です。大河原町出身の高山開治郎氏が大正12年と昭和2年に寄贈した桜1,200本を、地元の有志や柴田農林学校の生徒らにの手によって植樹したものです。柴田町の船岡城址公園とともに日本さくら名所100選に選ばれていて、宮城県の桜の名所とされています。開花期には大河原町では大河原桜まつり、柴田町では柴田桜まつりが催されています。

(株)菓匠三全 ファクトリーショップは大河原町大谷の県道50号沿いにある工場直売店です。(株)菓匠三全は仙台市青葉区に本社をおく企業で(かつては大河原町にあった)、「仙台銘菓『萩の月』」が全国的に著名です(ずんだスイーツ専門店の「ずんだ茶寮」も運営する)。2022年に南側にちょっと移動して、クスリのアオキの敷地内にリニューアルオープンしています。

大河原公園は大河原町緑町の白石川左岸にある公園です。野球場やスケーとボードの練習場などがある公園で、遊具も少しあります。冬期の白石川は白鳥や雁・鴨などが飛来することで知られているため、パンを持っていく方が多いようです。また、前述の一目千本桜が同公園まで続いています。

とんとんの丘「もちぶた館」本店は、大河原町新寺にある農産物・加工品その他工芸品など地場産品の店舗/レストランです。名称通り豚の精肉やハム・ソーセージなど加工品を主として扱っています。また、敷地内にカピバラ・ポニーなどがいるミニ動物園や温泉の日帰り入浴施設を併設し、バーベキュー施設や遊具・アスレチックも有するなど観光施設として充実しています。


柴田町(しばたまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

宮城県柴田郡柴田町 美しい自然の中で文化と山号が融合したコンパクトな創造都市 人口37,632人

上部は青空をイメージした青色を背景に桜と舞う花びらと「花のまち」の文字、右側にイメージキャラクターの「はなみちゃん」が描かれています。2018年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(従来様式と選択性、従来型がなくなり次第ご当地ナンバーに移行)。

柴田町は宮城県南部の仙南地域にある町で、柴田郡に属しています。仙南地域で最も人口の多い市町村です(経済的都市圏としては仙台地域に含まれる)。北側は愛宕山、猪倉山など200~300m級の山地、南部に白石川が東流し、南東部で阿武隈川と合流し、おおむね町域南側の白石川・阿武隈川が成す盆地に市街を成しています。白石川と阿武隈川が合流、街道も集中していたため経済・軍事的に重要な地として船岡城(築城年不明、1200年以前と考えられる)が築かれ、城下町として発達した地域です。「花のまち」というように花とのつながりが深く、船岡城址公園と白石川一目千本桜の桜の景観や、同公園内で行われる秋のみやぎ大菊花展柴田大会(菊人形まつり)で知られています。

白石川一目千本桜は柴田町~大河原町にかけて8kmほど続く白石川堤の桜並木です。船岡城址公園は白石川の南岸の船岡館山にあり、柴田氏(陸奥国柴田郡の豪族、安倍氏から派生)が築いた船岡城(四保館)の周囲を公園として整備したものです。同公園は前述の一目千本桜とともに県内で唯一日本さくら名所100選に選ばれています。高さ24mの平和観音像(柴田町出身の個人が建造したもの)やスロープカーがある公園で、桜まつりや菊人形まつり、冬期にはイルミネーションが行われるため年間20万人ほどの観光客を集めています。

太陽の村は本船迫(ほんふなばさま)にある自然休養村(広さ4ha)です。蔵王の山々と太平洋を臨む施設として1976年に開設したもので、レストランや研修・宿泊施設と公園が併設されています。現在の大洋の村はキッズバイクパークやふわふわドーム、未就学児用の木育遊びの部屋などが加わったことで、ファミリーを対象にしたレクリエーション施設となっています。

しばたの郷土館は柴田町船岡西(前述の船岡城址公園の東側)にある郷土資料館です。町の郷土資料館としてはかなり立派な施設で、本館に資料展示館「思源閣」と産業展示館が併設されています。常設展示では旧石器時代~近代までの歴史、農耕具などの道具といったものが展示されていて、当地が舞台となった伊達騒動についての解説があります。

麹やコレクションは柴田町船岡西(前述の)しばたの郷土館から東にある蔵です。安政年間の1856年に建造された伊達藩御用達商人の店蔵で、山本周五郎が伊達騒動を描いた「樅ノ木は残った」に登場する糀屋又左衛門の屋敷とされています。現在内部は江戸時代の工芸品・美術品や資料展示が行われる美術館となっています。


名取市(なとりし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

宮城県名取市 元気な都市(まち)・名取 人口79,610人

「咲き誇るカーネーション」と題したデザインで砂浜とカーネーションの花、青空と飛行機、マスコットキャラクターの「カーナくん」が描かれています。2018年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

名取市は宮城県南部にある市で仙台地域に含まれます。西部は丘陵地、東部で太平洋と接し、阿武隈川・名取川に挟まれた名取耕土に位置しています。宮城県内では比較的早くから拓けていた地域で、東山道(古代の街道で京都~多賀城を結ぶ、五畿七道の一つ)が通り、江戸時代からは奥州街道が引かれて増田宿が存在していました。耕地面積が市域の1/4強を占め、そのうち8割程度が水田と田んぼが目立ちますが、主要な産業は小売・卸売業やサービス業など第三次産業で、製造業の方も仙台ニコンやサッポロビール仙台工場を有しています。閖上(ゆりあげ)の赤貝、ミョウガタケ、北釜のメロン、高柳のカーネーション(東北一の生産量を誇る)などを特産品としています。また、市域南東側に仙台空港を有しています。

閖上漁港は宮城県が管理する第二種漁港で、名取川の干潟である広浦にあります。江戸時代には仙台藩の直轄港であったもので、昭和57年から新航路の開削や南防波堤、護岸など工事が進められて現在の姿になっています。閖上は2011年の東日本大震災で大きな被害を受けた地域ですが、現在は復興が進められて漁港側にゆりあげ港朝市/メイプル館閖上の記憶(震災の被害や復興の様子を伝える記念館・資料館)といった施設ができています。

仙台空港は名取市と岩沼市にまたがって存在する空港で、おおむねターミナルビルが名取市、滑走路が岩沼市に存在しています。種別は国管理空港(東北唯一)、運営は2016年に民営化されて仙台国際空港株式会社に移管されています。国外線もありますが、国内線の乗降客が10倍ほど多く、仙台市の空の玄関口となっています。ターミナルビル内にエアポートミュージアム「とぶっちゃ」を併設しています(フライトシュミレーター有り、一回100円)。

かわまちテラス閖上は名取市閖上中央の名取川南岸にある複合商業施設です。2019年にオープンしたもので、ラーメン屋・定食屋・カレー屋・カフェ・スイーツ屋など飲食店25店舗ほどとマルシェがはいっています。当地の名産である赤貝やしらすを楽しめる場所として人気が出ています。

洞口家住宅は名取市大曲にある古民家です。江戸時代の宝暦年間(1751-1764年)に建造されたと考えられているもので、主屋と米蔵・味噌蔵・座敷蔵などの建屋と防風林で構成されています。柱や梁は木材の自然の曲がりを活かして釘を使わずに組まれ、座敷と土間の区切りがない「名取型」と呼ばれるもので、国の重要文化財に指定されています。


川崎町(かわさきまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

宮城県柴田郡川崎町 人と自然が息づく美しいまち 森をつくるまち 人口8,287人

川崎町の観光PRキャラクター「チョコえもん」のアップが描かれています。2014年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

川崎町は宮城県南西部の仙南地域にある町で、柴田郡に属しています。西側に蔵王連邦の山々が連なり、おおむね西高東低の町域になっています。釜房湖(かまふさこ、釜房ダムの人造湖)や蔵王連峰の自然景観や温泉で知られる地域で、古くは多賀城と秋田城(秋田県秋田市)を最短で結ぶ街道が通っていたため、交通の要衝として重要視されていました。そば・こんにゃく・銀杏といった産物を特産品としています。また、比較的畜産が盛んです。昭和30年代から一貫して人口は減少傾向にありますが、特に2014年あたりから急激に減少幅が増えています。

国営みちのく杜の湖畔公園は川崎町の釜房湖(人造湖)周辺に整備された公園です。全国初のダム周辺事業として当時の建設省が着手したもので、1980年に開園しています。総面積287.5haと広大な公園で、中央に自然保護公園を挟んで北側にキャンプ場と多目的コート、南側に遊具や広場、ボート乗り場、東北地方の古民家8軒が集うふるさと村などがあります。

イーレ!はせくら王国は川崎町支倉にある複合商業施設です。2018年にオープンしたもので、旧支倉小学校を食と体験の観光施設としてリノベーションしています。カフェレストラン、直売所とセレクトショップの他に食品工房や図書室、ワイナリー(体育館)などがはいっています。当地出身の武士 「支倉常長(仙台藩伊達氏家臣)は、遣欧使節としてスペインに渡りチョコレートを初めて食した日本人である」という説にちなみ、チョコレートやカカオを使った料理が食べられます。

川崎町内には3つの温泉があります。①青根温泉は川崎町青根温泉にある温泉郷で、6つの宿と共同浴場が一つあります。江戸時代に伊達氏の御殿湯が置かれていた温泉で、カフェや観光案内所を兼ねる青根洋館(明治末期の建造物で、宣教師宅として使われていた)があります。②峩々温泉(ががおんせん)は川崎町前川にある温泉宿(一軒宿)です。青根温泉の西側にあります。③笹谷温泉 一乃湯(ささやおんせん いちのゆ)は川崎町今宿の笹谷峠付近にある一軒宿です(日帰り入浴あり)。効能が多く、医学専門家も認める薬湯です。

キッズファームかわさきは川崎町今宿の国道286号沿いにある観光牧場です。2021年にオープンした施設で、うさぎやモルモットなど小動物やミニチュアホース、ヤギなどが飼育されています。遊具のある広場、レストラン、BBQスペースが併設されています(ふれあい広場は入園料:大人200円、小学生以下100円)。


栗原市(くりはらし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

宮城県栗原市 市民が創(つく)る くらしたい栗原 人口63,386人

上部に栗駒山、プレート右側にマスコットキャラクター「ねじり ほんにょ」が描かれています。2014年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

栗原市は宮城県北西部にある市です。2005年に旧栗原郡の10町村が合併して誕生した市で、県内最大の面積を有しています。秋田県と岩手県に接する田園都市で、北西部は栗駒山(標高1,626m)がそびえる山地で、栗駒高原温泉、温湯温泉(ぬるゆおんせん)、湯浜温泉があります。一方の南東部は山間部より比較的暖かい平野部となっていて、渡り鳥の飛来地として知られる伊豆沼・内沼があります。市域は林野が53.6%を占めますが、耕地面積が約17,400haほどと広大で、うち86%ほどが水田と大規模な穀倉地帯となっています。また、畜産が盛んで国内屈指の肉用牛の産出拠点でもあります(仙台牛として出荷される)。少子高齢化に伴い、農家数・農家人口ともに減少傾向にありますが、平成20年代と比較すると現在は専業農家数や農業産出額は持ち直しています。また、市内の耕英地区はイワナの養殖発祥の地とされているためイワナの丼が名物料理です。

栗駒山は宮城県、秋田県、岩手県にまたがる山で、奥羽山脈の山の一つです(二百名山、花の百名山)。馬蹄型のカルデラ湖を有するため、「栗駒山」と称します。同山の紅葉は「神の絨毯」とも呼ばれる壮大なもので、9月中旬に山頂から始まり、10月中旬までに山麓まで降りてきます。9つの登頂コースがあり、いわかがみ平の展望や須川、温湯、湯野浜、栗駒高原温泉など温泉で知られています。

細倉マインパークは栗原市鶯沢にあるテーマパークです。日本を代表する鉛・亜鉛鉱山であった細倉鉱山の跡地にあり、坑道を巡る体験ができます。坑道内部に当時の坑内事務所や作業場が復元されている「鉱山の歴史ゾーン」と地球創生にタイムスリップする「アドベンチャーゾーン」(恐竜の巣や溶岩の噴出などがレーザーやライトアップで演出される)、坑道外にはスライダーパークがあります。水に入って砂金採りもできるようです。

くりはら田園鉄道公園は栗原市若柳にある公園です。2007年に廃止されたくりはら田園鉄道の路線や駅が残る公園で、旧若柳駅や「くりでんミュージアム」、農産物直売所などがはいっています。ミュージアムにはくりでんの歴史をドラマ仕立てで伝えるシアターや運転シュミレーター、基幹車庫・修繕庫で使用されていた工作機械の展示などがあります。

伊豆沼内沼サンクチュアリセンターは栗原市若柳の伊豆沼の北岸にあります。伊豆沼(ラムサール条約に登録)は面積369ha(水面面積289ha、最大水深1.6m)の沼で、マガン・ヒシクイ・マガモ・カルガモ・オオハクチョウといった渡り鳥が飛来するため、野鳥の愛好家には有名な沼です。同センターは鳥館・昆虫館・淡水魚館に分かれていて、それぞれのテーマの展示を見ることができます。

道の駅 路田里はなやま(ろーたりーはなやま、愛称は自然薯の里)は栗原市花山にある国道398号の道の駅です(小~中規模)。物産コーナー/レストラン「自然薯の館」、コミュニティセンター、釣り堀の簡素な道の駅で自然薯・蕎麦、春は山菜、夏にはイワナ、秋は銀杏などが売られています。


気仙沼市(けせんぬまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

宮城県気仙沼市 「海と生きる」 59,141人

㊤当地はサメの水揚げ量が日本一であることからサメのイラスト。2010年から交付されている。㊦観光PRキャラクター「ほやぼーや」のイラストで2014年から交付されている。両者ともミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両が対象。

気仙沼市は宮城県の北東部にある市です。北側から西側を北上山系の支脈に囲まれ、東側は太平洋の三陸沖、太平洋沿岸に沿って国道45号や気仙沼・大船渡線BRT(JR東日本が運営するバス高速輸送システム)が走り、周辺に市街を成しています。海岸部には複雑なリアス式海岸が広がり、気仙沼湾内に大島が浮かんでいます。気仙沼漁港(特定第三種漁港)をはじめ7つの漁港があり、古くから水産業や水産加工が盛んな地域です。名物料理として気仙沼ホルモン(ボイルしない、生の豚のホルモン焼き)が有名で、フカヒレ・ホヤ・マンボウ・カツオ・牡蠣などを特産品としています。

気仙沼漁港は気仙沼湾の奥、気仙沼市大浦にある漁港です。全国で13港ある特定第三種漁港(水産業のため、特に重要とされるもの)の一つで、日本有数の水揚げ量を誇り、特にカツオ・サメ・カジキの水揚げで知られ、ほぼ毎日旬の魚が水揚げされています。漁港に併設されている気仙沼魚市場は見学が可能です。また、近くに鶴亀の湯・鶴亀食堂という漁師向けの店舗があります。

道の駅 大谷海岸(愛称:はまなすステーション)は、気仙沼市本吉町にある国道45号の小~中規模の道の駅です。1996年に県内5番目の道の駅として開駅したものですが、2011年に被災し、その後防潮堤の建設に伴い、2021年に現在地に移転・リニューアルオープンとしています。レストランや直売所のほかアクアリウムトンネルがあり、プロジェクションマッピングで震災以前にあったマンボウ水槽を再現しています。正面が大谷海岸(震災時に砂浜の多くが流出したが、2021年に海水浴場として復活した)になっています。

シャークミュージアムは、気仙沼市魚市場前の観光物産施設「気仙沼海の市」の2階にある博物館です。サメを専門とする国内唯一の博物館で、ホオジロザメの復元模型やサメの歯、東日本大震災被害などの資料展示があります(入場料:中学生以上500円、小学生200円)。また、同施設は1階が飲食店や物販コーナーになっているほかに氷の水族館(-20度の氷漬けの水族館、防寒着の貸出あり)があります。

気仙沼大島は気仙沼市の市街の対岸正面にある広さ8.5k㎡の島です。離島ではありますが車や路線バスでアクセスできるため、観光地として整備が進んでいます。小田の浜海水浴場や亀山の展望台、龍舞崎(たつまいざき)、十八鳴浜といった名所があり旅館や飲食店が出ています。

気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館は、気仙沼市波路上瀬向にある震災の記憶と教訓を伝える施設です。被災した気仙沼向洋高等学校の校舎が被災時のままに保存されています。震災時の映像を見るほか校舎内を見学することができます(入館料:一般600円、高校生400円、小中学生300円)。

リアス・アーク美術館は気仙沼市赤岩牧沢にある美術館です。1994年に建設されたもので2004年に県から気仙沼・本吉地域広域行政事務組合に譲渡されています。美術館なので絵画など美術品の展示や特別展などを行っていますが、三陸の歴史民俗資料と東日本大震災の資料を常設展示していることが特徴的です。


蔵王町(ざおうまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

宮城県刈田郡蔵王町 いきいき優タウン・ざおう 憧れの町、蔵王をめざして。 11,265人

蔵王連峰のハイライト、「御釜」を背景に観光PRキャラクター「ざおうさま」が描かれています。町制60周年記念として2015年4月から2016年3月まで、ミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されていました。

蔵王町は宮城県南部の仙南地域にある町で、刈田郡に属しています。蔵王連峰の東麓に位置し、西部が高原・山岳地帯、東部は松川流域を中心に田園地帯となっています。古くから山岳信仰の場として知られる蔵王連峰の入り口として、江戸時代には奥州街道と笹谷街道が分岐する宿場町として発展した地域です。水田面積率は県平均に比べて高くなく、丘陵地を活かした畜産や果樹作が盛んに行われています。また、蔵王連峰を訪れるハイカーのために国道457号、県道12号周辺には温泉宿やホテルなど宿泊施設が多く見られます。

蔵王連峰は東北地方の中央を南北に連なる奥羽山脈の中にあり、山形県と宮城県の県境を成す山々です。活火山であり、火口湖である御釜や噴気口などが見られます。古くは「刈田峰」や「不忘山(わすれずのやま)」と呼ばれる歌枕の山で、現在では一般に「蔵王山」と呼ばれています(山形蔵王・宮城蔵王と呼ぶ場合もある)。古くから蔵王権現が祀られ、かつては修験の修行場でした。現在では多数の温泉やスキーゲレンデ、樹氷や滝といった自然景観やレジャー施設で知られる観光地になっています。

遠刈田温泉(とおがったおんせん)は蔵王町遠刈田温泉周辺の温泉を指します。松川沿いにいくつかの温泉宿と「神の湯」と「壽の湯(ことぶきのゆ)」「まほろばの湯」といった浴場が出ています。古くは湯治場であり、特に足腰に効能があるとされています。また、土湯温泉・鳴子温泉とともにこけしで名を知られた温泉で、こけしの製造所とみやぎ蔵王こけし館(工芸博物館)があります。

蔵王ハートランドは蔵王町遠刈田温泉にある観光牧場です。飼育されている羊や山羊、牛とふれあえる広場(R5.1月執筆現在、コロナ禍のためふれあいは無し)、乳製品の手作り体験ができる体験工房(要予約)、チーズ料理の喫茶店などがあります。

鎌倉温泉は蔵王町平沢にある温泉宿です。1051年-1062年の前九年の役で矢傷を鎌倉権五郎景政という武士が発見したとされる温泉で、前述の遠刈田温泉からは離れたところにあり、皮膚病やアトピーに効能があるとされています。山間の一軒宿でアクセスは悪くお風呂も広くはないのですが、湯治場の雰囲気がそのまま残り、人気のある温泉宿になっています(日帰り入浴中学生以上400円、一歳~小学生300円)。

ざおうハーブは、蔵王町矢附(やづき)にある主にハーブティーの原料を生産するハーブ農場です(HPにもあるが「ハーブ園」ではない)。観光農園ではないのですが、時期にあった各種ハーブ摘みを行うことができ(要問い合わせ)、見学や撮影もできます。また、ハーブ苗も販売しています。


白石市(しろいしし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

宮城県白石市 市民と行政のパートナーシップによるくらし日本一のまちづくり 人口31,577人

市のシンボル白石城とPRキャラクター「ポチ武者こじゅーろう」が描かれています。2013年からミニバイク50cc以下800枚、50~90cc以下100枚(交付終了)、90~125cc以下100枚(交付終了)の3種で計1,000枚が交付されています。

白石市は宮城県南部の仙南地域にある市です。宮城県仙台市と福島県福島市のちょうど中間あたりにあります。鎌倉時代に築かれた白石城の城下町として発展し、戦後の高度経済成長期まで仙南地域の政治的中心、または商業の拠点でした。明治時代以降は広域行政機関の多くが隣接する大河原町に設置され、近年は商業的にも大河原町・柴田町の国道4号線沿いのロードサイド店舗を中心とする商圏に移行するなど、地域の中核を担う市ではなくなっています。白石市の特産は「白石三白」(白石和紙・温麺(うーめん)・葛」といわれ、江戸時代から続く古くからの特産品ですが、現在は和紙と葛の生産はわずかに行われるのみです。

白石城は白石市市の市街地の中央、JR東北本線白石駅から西側500mくらいのところにある城跡です(築上年・築城主ともに不詳)。江戸幕府の一国一城制の対象外とされて明治維新まで存続しました。現在ある3階建ての大櫓は1995年に木造で復元されたもので、ほかに塀や門なども復元されています。本丸周辺は益岡公園として整備され、資料展示と土産屋など売店を兼ねる白石城歴史探訪ミュージアムがあります。※1987年のNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」の放送を機に伊達家家臣の片倉小十郎景綱も注目され、当時復興基金として個人・法人から寄付金一億円が集まったという。

宮城蔵王キツネ村は、白石市福岡八宮にある動物園・テーマパークです。蔵王連峰の東麓、標高590mくらいのところにある施設で、6種250頭ほどの狐を主としてウサギ、ポニー、ヤギなどが飼育されています。野生のキツネはエキノコックスという寄生虫に感染している可能性が高いのですが(人間にも感染する)、こちらは人工繁殖した個体に駆虫剤を投与しているので安心です(入場料大人1,000円、小学生まで無料。餌200円、抱っこ体験600円。放し飼いエリアの狐は手を出すと噛まれる模様)。

鎌先温泉は白石市街の西側、福岡蔵本にある温泉です。開湯は1428年、「傷に鎌先」と言われ、古くから傷に効能があるとされる薬湯で、現在は5件の旅館が点在しています(日帰り入浴が可能な旅館も有り)。

材木岩公園は白石市小原にある自然保護公園です。七ヶ宿町の七ヶ宿ダムの水と小原の材木岩(国の天然記念物)をテーマにした公園です。材木岩は高さ65m、幅100mほどの岸壁の柱状節理で、5角形や6角形など多角形の柱を立てかけたように見えます。また、公園内に検断屋敷(県指定有形文化財の旧家)があり、見学ができます。

弥治郎こけし村は白石市福岡八宮にある工芸博物館です。こけしの展示、製造方法の解説などとこけしの絵付け体験ができる工房を備えています。なお、こちらの施設から南蔵王白石線を北上していくと不忘の湯という一軒温泉があります(入浴料500円、源泉かけ流しで茶褐色の湯)。


登米市(とめし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

宮城県登米市 うまし、たくまし、登米市 人口74,795人

米の形をしたプレートに「水の里・登米市」の文字が入っています。2008年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています。

登米市は宮城県北部にある市です。2005年に誕生した市で、登米郡の8町と本吉郡津山町が合併したものです。市の中央部を北上川が流れ北上川の東側は北上山地、西側には天然湖の長沼を有し、広大な水田が広がっています。古くから米の名産地として知られる地域で県内屈指の産出量を誇りますが、畜産も盛んで仙台牛が生産されています。また、市域東部では林業も行われています。気仙沼市とともに、2021年のNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の舞台となりました。長沼や三滝堂(大関川中流)の自然や登米町(とよままち)の歴史的景観で知られるほか、「仮面ライダー」や「サイボーグ009」で知られる石ノ森章太郎の生地でもあります。

長沼フートピア公園は、登米市迫町の長沼湖畔にある公園です。長さ110mのすべり台や高さ21mのオランダ風車がある公園で、直売所とレストランを兼ねる長沼ふるさと物産館やキャンプ場が併設されています。春には風車に合わせてチューリップが開花し、夏にははす祭りや花火大会が行われています。

登米市登米町の歴史的景観は「みやぎの明治村」と呼ばれています。教育資料館(旧登米高等尋常小学校)、警察資料館(旧登米警察署庁舎)、水沢県庁記念館や蔵造りの商家などが残っています。また、登米伊達氏ゆかりの品を展示する登米懐古館や登米伊達氏初代の伊達宗直が移住した春蘭亭(武家屋敷、カフェコーナー有り)などがあります。

石ノ森章太郎ふるさと記念館は、登米市中田町にある記念館(漫画の博物館)です。2000年に石ノ森章太郎生家の側に開設されたもので、蔵造り風の外観の施設で様々なアニメ・漫画の展示が行われています。常設展示として石ノ森章太郎作品のライブラリーやトキワ荘の再現があります。また、生家の方(4軒隣にある)も内部を見学できるようになっています。

チャチャワールドいしこしは登米市石越町にある遊園地です。元は高森公園という里山・町民の森を開発したもので、1995年に開園しています。トランポリン・バッテリーカー・恐竜の乗り物・キッズボートといった各種アトラクションを備えています(入園料は無料で各種乗り物にチケットを支払う方式)。また、アジサイ70種3万株が植栽されています。

登米市の道の駅は5つあります。①道の駅 三滝堂(みたきどう)は国道45号沿い・三陸沿岸道路三滝堂IC付近の小~中規模の道の駅です(国道398号からも利用可。小規模ながらドッグラン・RVパーク・24時間営業のコンビニを備える。大迫力のクワガタパンやにくきゅうパン、メイプルメロンパンなど)。②道の駅 津山(もくもくランド)は同じく国道45号沿いの小規模の道の駅です(津山杉がテーマの道の駅で、クラフトショップ「もくもくハウス」を備える)。③道の駅 林林館は国道346号の小~中規模の道の駅です(ひらたけや舞茸などキノコが売りで、饅頭にも舞茸)。④道の駅 米山(あぐりパーク)は登米市米山町にある国道346号の中規模の道の駅です(周辺ではGWに東北最大級のチューリップ祭りが行われている。スープカレーやとうもろこし・パッションフルーツのソフトクリームなど)。⑤道の駅 みなみかた(もっこりの里)は宮城県道1号沿いにある小規模の道の駅です(つきたての餅・ごぼうチップス・牛串が人気)。


松島町(まつしままち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

宮城県宮城郡松島町 歴史・文化の継承と創造 人口13,321人

「日本三景」の文字と日本三景の一つ、陸前松島と五大堂が描かれています。2013年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(従来型と選択性)。

松島町は宮城県中部の太平洋沿岸にある町で、宮城郡に属しています。大小260ほどの島が浮かぶ多島海 松島湾に面し、おおむね町域を南北に縦貫する高城川(たかぎがわ)河口周辺に住宅地を形成しています。古くから風光明媚の観光地として知られる地域で文化財も多く残りますが、2011年の東日本大震災以降は観光客数が減少傾向にあります。また、少子高齢化も顕著で昭和60年から人口減少が続いています。牡蠣・穴子・海苔、セッコク(東洋蘭の一種で着生植物、町花でもある)などを特産品としています。

松島湾は宮城県と山形県との境界、船形山から続く松島丘陵の東端が海に沈降したもので、山頂が島となることで多島海を形成しています(そのため中央部はかなり浅い)。その景観は「四大観(壮観・麗観・偉観・幽観)」として知られ、そのうち「麗観・富山」と「幽観・扇谷」が松島町内にあります。また、歩行者専用の橋が架かっているため、海岸から福浦島という松島群島の一つに渡ることができ、松島湾に面した県立自然公園から島巡り観光船も出ています。松島は日本三景の「雪月花」のうち「月」であり、アインシュタインが訪日した際に月見をしたとされています。

瑞巌寺(ずいがんじ=松島青龍山瑞巌寺、または国宝瑞巌寺)は松島町松島町内にある臨済宗妙心寺派の禅寺です。もともとは828年に慈覚大師円仁が開いた天台宗延福寺として建立されたものとされています。鎌倉時代に禅に傾倒した北条時頼(鎌倉幕府執権)により、天台宗が武力により追われて禅宗に転換されたものです。本堂と庫裏及び廊下が国宝に指定され、境内には障壁画・墨跡・木像などを有する宝物殿(博物館)があります。毎年11月の芭蕉祭りや伊達政宗お手植えとされる臥龍梅で有名な寺院です。

松島さかな市場は松島町松島普賢堂にある観光市場です。気仙沼市の船元が運営する施設で、水産加工品・海鮮料理・寿司・牡蠣小屋・オリジナルの牡蠣バーガーなどを扱う店舗が入る市場・食事処です。駐車場も普通車60台、大型5台と店舗としては広く、大型の観光施設となっています。道の向かい側に、みちのく伊達政宗記念館という200体あまりの蝋人形で伊達政宗の生涯を紹介する施設があり、こちらも観光名所となっています。

松島温泉は2008年の仙台・松島デスティネーションキャンペーンに合わせて開削されたもので、松島温泉組合に加盟する施設の総称です。温泉は町内のホテルや旅館などで利用され、日帰り入浴も行う施設もあり、ホテル海風土(うぶど)前に無料の足湯があります。なお、山の手側の湯の原温泉(元湯 雲泉亭)は古くから同地にあり、慈覚大師円仁が独鈷で岩を叩いて湧出させた薬湯とされています。

円通院は松島町松島町内にある臨済宗妙心寺派の寺院です。瑞巌寺の南に隣接していて、仙台藩二代藩主伊達忠宗(伊達政宗の次男)の子・伊達光宗が19歳で早世したために菩提として建立されたものです。遣欧使節を率いた支倉常長(伊達氏家臣)が西洋から薔薇を持ち帰ったことにちなんで、バラ園を有することから「薔薇寺」などと呼ばれて親しまれています。また、近年では紅葉のライトアップや数珠作り体験などを行っています。庭の枯山水と苔が印象的な寺院です。


塩竈市(しおがまし)

塩竈市ホームページより

宮城県塩竈市 おいしさと笑顔がつどう みなとまち 人口52,660人

かもめと鹽竃桜(シオガマザクラ、新字体:塩竃桜)を背景に、当地の塩竈みなと祭で松島湾を巡る御座船「鳳凰丸」が描かれています。2011年の市制施行80周年を記念し、同年に限定300枚がミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

塩竈市は宮城県中央部の太平洋沿岸にある市です。市の北部、西部、南部は起伏に富んだ丘陵地、中央部~東部にかけての平地に市街を成しています。この平地のほとんどは埋立地であり、市街の約6割に相当します。また、東部は塩釜湾(千賀ノ浦)に面し、寒風沢島(さぶさわじま)、野々島、桂島など松島湾口にある浦戸諸島の島嶼部を有します。千賀ノ浦には塩釜漁港(特定第三種漁港)と仙台塩釜港塩釜港区(国際拠点湾港。貨物の輸送拠点で松島遊覧船や浦戸諸島への汽船の発着場)があります。当地は水産業および水産加工業が伝統的な産業であり、まぐろやかまぼこなど練り物を特産品としていますが、現在では農業・漁業はほとんど働き手がおらず、主要な産業は小売・卸売業や製造業です。また、市名は鹽竈神社(しおがまじんじゃ)に由来し、「鹽」を常用漢字の「塩」に置き換えたものですが、「塩釜」の表記がよく使われています。

塩釜市水産物仲卸市場は塩竈市新浜町にある市場です。おもに海鮮を扱う市場で、売り場面積4,950㎡、店舗数100を誇ります。一般客も利用できる市場で、駐車場も無料のものがあります。場内で買った魚を焼いて食べる自由焼炉があり、購入した食材で自分の好きな海鮮丼を作ることができます。水産物以外にもカフェや軽食、ラーメン屋などの店舗もあります。

志波彦神社・鹽竈神社(しわひこじんじゃ・しおがまじんじゃ)は塩竈市一森山にある神社です。塩土老翁神(シオツチノオジ、海や塩の神格化、また人々に漁法や製塩法を教えたとされる神)を主祭神とし、当地に1,200年以上鎮座する鹽竈神社(陸奥国一宮、創建年不詳で初出は820年)に、明治時代に志波彦神社が境内に遷座したものです。東北有数の参拝客を集める初詣スポットであり、境内にある塩竈桜(大輪の八重桜)27本は国の天然記念物となっています。また、境内に刀・武具・製塩に関する資料などを展示する博物館を有しています。

みなとオアシス・マリンゲート塩釜は塩竈市港町にある旅客ターミナルです(正式名称は塩釜港旅客ターミナル)。浦戸諸島を結ぶ塩竈市営汽船や、松島湾の遊覧船の発着場となっていて、レストランや展望台を有する施設です。浦戸諸島(桂島・野々島・寒風沢島・朴島、すべて有人島で民宿や商店も有る)へは一日6~7往復しています。近年は離島地域の猫が脚光を浴びていることもあって、猫好きの観光客が訪れているようです。

(株)佐浦は塩竈市本町にある1724年創業の酒蔵です。代表銘柄は「浦霞(うらかすみ)」で、協会系酵母のK12号酵母(低温長期型、特有の吟醸香があるが極度に水と造りを選ぶ)の発祥の地です。酒、酒器などのショップのほかに蔵ガイドや利き酒コーナーを併設していますが、コロナ禍のため執筆現在(R5.1月)は休止中です。ほかにも塩竈市西町の鹽竈神社の参道入口あたりに阿部勘酒造(株)(代表銘柄「阿部勘」、利き酒や販売は無し、近隣の酒店で売っている)や萩原味噌醤油醸造元(醤油・味噌・ポン酢・たまこんにゃくなどを販売)といった醸造元が近くにあります。

塩釜まちかど博物館(旧ゑびや旅館)は塩竈市本町にある建物で、御釜神社(日本三奇の一つ。鹽竈神社の境内外の末社で、御神体は「神釜」や「御釜」と呼ばれる)向いにあります。1876年の明治天皇の東北巡行の際に大隈重信が泊まった旅館で、1階はカフェ、2・3階は塩竈市の歴が学べる施設として当時の客室が残っています。余談ですが、金華山道本町通りを西に向かって進むと榮太楼本舗本店(生どら焼が有名な当地の和菓子屋)>上記の(株)佐浦>ジェラート屋>チョコレート屋>まちかど博物館(カフェはれま)>梅果堂(いちご大福)>おさんこ茶屋(団子)と進めます。


仙台市(せんだいし)

仙台市ホームページより

宮城県仙台市 杜の都・仙台 人口1,096,704人

仙台市を本拠とするベガルタ仙台、東北楽天ゴールデンイーグルス、仙台89ERS(仙台エイティナイナーズ)、マイナビ仙台レディースのマスコットキャラクターがそれぞれ描かれています。中央背景の楕円の背景部が各種車両を表す色となります(画像は50cc以下の白ナンバー)。2022年から2,000円以上の寄付者に対し交付されています。対象となる車種はミニバイク50cc以下~125cc以下の3種です。

仙台市は宮城県中部にある市です。東北地方で最も人口が多い市で、同地方では唯一の政令指定都市です。青葉区・宮城野区・若林区・太白区(たいはくく)・泉区の5つの行政区からなり、おおむね西側が山地・丘陵地、中央部から東寄りの七北田川・広瀬川流域の河岸段丘上に市街をなしています。また、人口や産業の中心地区は青葉区です。伊達政宗によって築かれた仙台城の城下町として発達し、明治維新までは仙台藩62万石(これは表高、実高は百万石を超える時期もあった)の中心地域でした。現在の仙台市は県内総生産の55.5%を占める(規模でいうと東京都江東区くらい)の支店経済都市(全国規模の企業の支店が集中する都市)で、第三次産業が主要な産業となっています。秋保温泉(あきうおんせん)、仙台七夕まつり、SENDAI光のページェント、定禅寺ストリートフェスティバルといった観光資源を有し、年間2,000万人ほどが観光客として訪れています。

仙台城(青葉城)は1601年に伊達政宗によって築かれ、二代目の忠宗の時期に完成した城で約270年間伊達氏の居城でした。一度も戦火を見ることがなかった城ですが、陸軍用地に転用された際に多くの地表の構造は解体され、その後の仙台空襲で旧国宝の巽門など遺構は焼失しています。石垣や堀などは良好な状態で残っています(天守は無し、脇櫓は再建)。本丸跡に青葉城本丸会館(資料館やレストラン・軽食・売店などが入る)、宮城縣護國神社と英霊顕彰館(戦争記念館、1/100スケールの大和など戦艦の模型多数)があります。周辺は青葉山公園として整備されていて、仙台市博物館があります。

秋保温泉は仙台市太白区にある温泉です(奥州三名湯の一つ)。鳴子温泉郷や松島に並ぶ宮城県の代表的な観光地で、欽明天皇(第29代、在位539~571年)の時期に歴史に登場したとされますから、およそ1,400年以上の歴史がある温泉です。周辺に磊々峡(らいらいきょう、奇岩と紅葉の渓谷)、秋保大滝(近くに植物園有り)といった景勝地を有し、仙台万華鏡資料館や秋保の杜佐々木美術館&人形館、ガラクタオブジェ館(廃材を使ったアート展示)、主婦の店さいち(おはぎで有名なスーパーマーケット)、秋保ワイナリーといった施設があります。

瑞鳳殿(ずいほうでん)は、仙台市青葉区霊屋下にある伊達政宗の霊廟をいいます。仙台城の東側の経ヶ峯に位置し、「経ヶ峯伊達家墓所(仙台市指定史跡)」として伊達忠宗の感仙殿、綱宗(3代藩主)の善応殿など伊達氏代々の霊廟が集まっています。瑞鳳殿はもともと旧国宝でしたが、戦災で焼失したため現在のものは1979年に再建されたものです。1987年のNHK大河ドラマ「独眼竜正宗」が放送され、伊達氏が周知されるようになった後は当地の観光名所となっています。

仙台うみの杜水族館は仙台市宮城野区にある民間の水族館です。松島町のマリンピア水族館の後継として2015年にオープンした施設で、展示する生物も同水族館から引き継いだものです。東北地方では最大級となるうみの杜スタジアム(イルカ・アシカのショープール、観覧者1,000人を収容)や大水槽、クラゲプールなどを備え、ペンギンやヨシキリザメの飼育に力を入れています(スナメリやマンボウもいる、穴子の恵方巻展示は毎年行っているようだ)。

仙台アンパンマンこどもミュージアム&モールは、仙台市宮城野区にあるアンパンマンの屋内型テーマパークです。飲食店や売店、遊戯店舗やヘアサロンなどが入る1階のショッピングモール(入場無料エリア)と体験型アトラクション、シアターなどがある1~2階のミュジアムエリア(有料)で構成されています(執筆時点での入場料は2,000円)。

八木山動物公園フジサキの杜は仙台市太白区にある動物園です。1965年に三居沢動物園(こども動物園)の後継として新築移転したものです。哺乳類と鳥類を主として138種程度の動物が飼育されていて、カバに餌やりができます。規模はそれほど大きくありませんが、仙台市街から地下鉄で10分ほどとアクセスが良く、夏には夜間の営業も行っています。※元来仙台市には1936年開園の仙台市動物園があったが、戦中の1944年には動物たちは銃殺されて豚舎と圃場に変わった。


南三陸町(みなみさんりくちょう)

南三陸町ホームページより

宮城県南三陸町 自然・ひと・なりわいが紡ぐ 安らぎと賑わいのあるまち・南三陸町 人口11,956人

町名左側に志津川地区のモアイ像、プレート左側に田束山のツツジと太平洋、右側に神割崎の朝日が描かれています。2022年10月からミニバイク50cc以下を対象に、300枚が交付されています。

南三陸町は宮城県北東部の沿岸部にある町で、本吉郡に属しています(1郡1町)。2005年に志津川町と歌津町が合併し誕生した町です。町域は逆「コ」の字型で、北・西・南の三方を北上山地の丘陵に囲まれ、東側は太平洋に向かって開けた志津川湾と伊里川湾となります。域内の3/4程度が森林で可住地は少なく、おおむね沿岸部に市街を成しています。江戸時代以降養蚕が盛んで、入谷地区を中心に仙台藩の生糸生産の発祥地・中心地でありましたが、現在の主要な産業は漁業です。アワビ・ウニ・マダコ・ホヤといった海産物や仙台牛などを特産品としています。2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けた地域の一つで、当時は住宅の7割がほぼ全壊しました。現在は土地をかさ上げするなどして、新たな町が再興されつつあります。

神割崎(かみわりざき)は南三陸町戸倉寺浜にある海食により2つに割れた岬です。細い入り口を通って、太平洋の波がしぶきをあげながら押し寄せる様子は大変迫力あるもので、周辺地域では有名な景勝地になっています。また、2月と10月の数週間のあいだ、朝日が割れた岬の間を通って登ってきます。「昔このあたりにあった村で争いがあり、村境の論争のさなかに大岩が一夜にして割れた」というような伝説が残っています。周辺は神割崎自然公園(石巻市北上町)になっていてキャンプ場があります。

南三陸さんさん商店街は南三陸町志津川にある商業地です。2017年に現在の場所で営業を開始したもので、鮮魚・菓子・海苔・蒲鉾などを扱う店が28店舗ほど集まっています。チリから友好の証として寄贈されたモアイ像がシンボルです。また、2022年には国道398号の道の駅として道の駅さんさん南三陸(東日本大震災の伝承施設・観光案内所・公共交通ターミナル)がオープンし、前述の商店街とJR志津川駅(高速バスの停留所)ともども道の駅に選定されています。八幡川を渡った西側に南三陸震災復興記念公園と防災対策庁舎跡など震災遺構があります。

サンオーレそではま海水浴場は南三陸町志津川にある人工の海水浴場です。1999年にオープンしたもので全長300mあることから「サンオーレ」と称します(「サン・オー・レ」とのこと)。内湾にあるため波が穏やかな海岸で、海にはモアイ岩と呼ばれる岩や荒島(橋がつながっていて渡ることができる)が浮かんでいます。

みなみさんりく発掘ミュージアムは南三陸町歌津管の浜にある直売所「みなさん館」内にあります(国道45号沿い)。2019年にオープンしたもので、発掘した化石の展示や魚竜グッズの販売、化石発掘体験などを行っています。旧歌津町は海岸の露頭に魚竜の化石が発掘された状態で展示されていて、ミクソサウルス類(通称:管の浜竜)やウタツサウルスの発掘といった魚竜の化石の発掘で知られています。

南三陸海のビジターセンターは南三陸町戸倉にある施設です。ラムサール条約湿地の志津川湾南岸にあるもので三陸復興国立公園や周辺の海鳥・魚・貝など生き物の情報の発信、自然体験プログラムとしてシーカヤックやスタンドアップパドルボードなどの体験を行っています。


利府町(りふちょう)

利府町ホームページより

宮城県宮城郡利府町 ひと・こころ・まち きらめく躍動のステージ 人口35,130人

「十符の里」の文字と特産品の利府梨が並んで描かれています(カラー版)。2018年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

利府町は宮城県中部の仙台地域(仙塩地区)にある町で、宮城郡に属しています。仙台市の北東部に隣接し、三陸自動車道(三陸沿岸道路)から仙台北部道路が分岐するあたりにあります。古来から多賀城・仙台城・沿岸の塩竈地域を結ぶ交通の要衝で、宿場町として発達したようです。現在の利府町は、仙台都市圏の新興ベッドタウンとして人口が増加しつつあり、商業の集積によって周辺地域の商業の核となっています。東部の沿岸部は「表松島」と呼ばれる景勝地となっています。米・梨・東部の浜田漁港と須賀漁港の水産品などを特産品とし、酪農も行われています。

宮城県総合運動公園(愛称:グランディ21)は利府町菅谷舘にある運動公園です(宮城県民の森に隣接)。2001年に開催された第56階国民体育大会(新世紀・みやぎ国体)の主会場として整備されたもので、キューアンドエースタジアムみやぎ(宮城スタジアム)やセキスイハイムスーパーアリーナ(総合体育館)を核にテニスコートやプール、遊具などを備え、年間100万人近い観光客入込数と施設利用者数となっています。

春日PA(上り線/下り線はリンク先の当該文字をクリックすると切り替え)は利府町春日にある三陸沿岸道路沿いのパーキングエリアです。同道路の有料区間・無料区間では唯一の休憩施設です。周辺に硯沢窯跡という史跡があるため、下り施設には文化財展示室が併設されています。

沢乙温泉(さわおとおんせん)は利府町菅谷の前述の宮城県総合運動公園北側にある温泉です。平安時代初期にアテルイ率いる蝦夷軍と戦った坂上田村麻呂が負傷した足を洗うと、傷がたちまち癒えたといわれる名水(冷鉱泉)です。一軒宿のうちみ旅館が出ていて日帰り入浴もできます。江戸時代には仙台藩お墨付きの湯治場として賑わったといいます。

馬の背は利府町赤沼にある天然の桟橋です。約250mほど海に向かって突き出た形の地盤で、長年波に侵食されることでなだらかな形状になっています。当地を代表する景観であり、見学用の駐車場が周辺にありますが、手すりはなく地盤表面が丸みを帯びているので、先端まで渡る際には注意が必要です。対岸に似たような天然の桟橋があり「子馬」と呼ばれています。


原付のご当地ナンバー都道府県別目次はコチラ

 

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