香川県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【香川県編】

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香川県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

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坂出市(さかいでし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

香川県坂出市 瀬戸内の交流拠点 活力とふれあいの坂出 人口48,938人

瀬戸内海と瀬戸大橋、おにぎり山とため池、カモメが描かれており、その風景を灯台からPRキャラクターの「さかいでまろ」が眺めるといったデザインです。2016年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

坂出市は香川県の中部にある市です。市域北側が干拓地、南側が丘陵地で塩飽諸島(しわくしょとう)の与島、櫃石島などが含まれます。市域は北側が干拓によって埋め立てられた低地、南側が丘陵地帯となっています。かつて塩の製造とその塩を運ぶための積み出し港として栄えた地域で、塩田は無くなったものの、現在でも塩の名産地であり続けています。また、瀬戸大橋の四国側の玄関口にあたる交通の要衝であるため製造業が盛んであり、石炭・石油製品の加工など四国内第3位の製造品出荷額を誇っています。三金時(みかん・さつまいも・人参)や和菓子「かまど」などを特産としています。

瀬戸大橋記念公園は、坂出市番の州緑町にある県営の公園です。1988年に瀬戸大橋の完成を記念して開催された瀬戸大橋架橋記念博覧会の会場跡地を整備したもので、面積は10.3haあります。道の駅 瀬戸大橋記念公園と瀬戸大橋の架橋工事・技術を紹介した瀬戸大橋記念館、展望館などがはいっています。また、東山魁夷せとうち美術館が隣接しています。

白峯寺(しろみねじ)は坂出市の五色台の中腹にある真言宗御室派の寺院です。四国八十八ヶ所の霊場のうち81番札所となっています。おもに紅葉やイチョウといった紅葉の名所とされるほか、四国では唯一の御陵である白峯陵(崇徳天皇の墓所)が隣接しています。

坂出市塩業資料館は坂出市大谷富町にある博物館/・資料館です。このあたりはかつて「十州塩田」といわれた塩の産地の一つで、江戸時代には全国の塩の1/3程度を生産していたといいます。坂出の塩作りの製法(久米栄左衛門という高松藩の藩士が塩作りを主導したため、「久米式塩田」という)・歴史的文献・道具などを保存、展示しています。

香風園(こうふうえん)はJR予讃線坂出駅から徒歩5分くらいのところにある庭園です。もともとは坂出市出身の実業家 鎌田勝太郎の別邸(敷地面積5.7ha)に作庭されたもので、池泉回遊式の日本庭園と芝生広場を中心とした洋風庭園の両方が楽しめます(入場無料)。


綾川町(あやがわちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

香川県綾歌郡綾川町 いきいきと 笑顔あふれる 定住のまち あやがわ 人口22,077人

右側に讃岐うどん、プレート下部に川と堤山、滝宮天満宮の梅などが描かれています。また、自治体名の下に「豊かな自然がいきづく讃岐うどん発祥のまち」と文字が入っています。合併10周年記念として2016年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

綾川町は香川県中央部にある町で、綾歌郡に属しています。2006年に綾上町と綾南町が合併して発足した自治体で、町域南部に標高800mほどの讃岐山脈を臨み、北部はおおむね丘陵地です。また、自治体名の由来でもある綾川が町域中央部を東西に貫流しています。ため池や田んぼなど田園風景が広がるのどかな地域で、琴平町と並び「讃岐うどん」の発祥地であるとされています。また、香川県の県庁所在地である高松市に隣接しており、高松空港の一部が町域東部に入っています。讃岐うどん・地酒・いちご・柿などを特産品としています。

滝宮天満宮(たきのみやてんまんぐう)は綾川町滝宮にある神社です。もともと讃岐国国司の官舎が置かれていたとされる場所にあり、かつて讃岐守として当地に赴任していた頃の菅原道真が住んでいたようです。滝宮の念仏踊(重要無形民俗文化財)やうそかえ祭(木でできた鳥の人形を交換し合う神事で、全国の天満社で行われている。県内では唯一)で知られる神社で、この神事と同時期にうどんの献麺式が行われています。また、同神社は梅や桜の名所ともされており、西側の綾川対岸に滝宮公園や道の駅 滝宮があります。

高山航空公園は綾川町東分乙の高松空港から西4kmぐらいの所にある公園です。高松空港の開港を記念して整備されたもので、航空自衛隊の練習機「T-2超音速高等練習機」とセスナ170B、ヘリコプターが展示されています。園内には高山航空神社もあり、もち麦うどんや地場産品の販売を行うパークセンターもありますが、山の上にあるため周辺の道はかなり細いです。

高鉢山風穴は綾川町西分にある風穴(風の流れが生じる洞窟)です。もともと大正時代のはじめに蚕の卵やウド・みかん・豆などの種子を保存するために造られたものだそうで、山梨県河口湖町の富岳風穴、山口県美祢市の秋芳洞・風穴と並んで日本三大風穴に入っていたりします。


まんのう町(まんのうちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

香川県仲多度郡まんのう町 元気まんまん まんのう町 ~改革と協働、輝きのまち~ 人口17,466人

まんのう町出身の漫画家 寺嶋裕二氏が描く漫画/アニメ「ダイヤのA」のキャラクターのイラストが入っています。また、自治体名上に「manno town」の文字が入っています。合併10周年記念として製作されたもので、ミニバイク50cc以下500枚、50~90cc以下10枚、90~125cc以下100枚、小型特殊200枚、ミニカー用20枚が交付されています(下一桁4,9は欠番)。

まんのう町は香川県南部にある町で、仲多度郡に属しています。2006年に満濃町・琴南町・仲南町が合併して新たにまんのう町となっています。ため池が多い香川県のなかでも特に多い地域で、約900のため池が存在しています。特に自治体名の由来でもある日本最大のため池、満濃池が有名で周辺が国営公園・県営公園になっています。土地柄農業が盛んでひまわり、カリン、梅、牛肉などを特産品としており、製造業もひまわりオイルや石鹸など特産品に由来するものが多いです。

国営讃岐まんのう公園はまんのう町吉野にある公園です(四国唯一の国営公園)。国の名勝のほかダム湖百選・ため池百選などに指定されている満濃池の東側にあります。展望台・広場・サイクリングコース・バーベキュー場などで構成される大規模な施設で、350haの面積を誇ります。また、園内にカフェ、レストラン、売店とともに体験学習館などの施設を有しています。満濃池には龍神が住むという伝説があり、園内の「昇竜の滝」が四国八十八景の一つとなっています。

道の駅 ことなみはまんのう町川東にある国道438号の中規模の道の駅です。レストランや売店のほか「エピアみかど」という温泉入浴施設があります。この美霞洞温泉(みかどおんせん)は1000年以上前からいで湯として知られており、平家の落人が傷を癒やしたという伝説が残っています。平賀源内が火傷の妙薬として江戸の薬品会に出品したということから平賀源内絶賛の湯として知られています。また、道の駅周辺が美霞洞渓谷となっています。

道の駅 空の夢もみの木パークはまんのう町追上にある国道32号の小規模の道の駅です。道の駅としてはかなり小規模のもので、食堂と特産品と土産物の販売コーナーで構成されています。樅ノ木峠は「日本の航空機/航空工学の父」とされる二宮忠八ゆかりの地であるため、隣接地に二宮忠八飛行館があります。


直島町(なおしまちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

香川県香川郡直島町 瀬戸内海から世界へ 自然と文化と環境の島 明日を拓く直島町 人口3,010人

下部に海の波をイメージした水色の波型、町花のヤマツツジと直島町を構成する27の島々が描かれています。2017年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

名島町は香川県北部の直島諸島の島々で構成される町で、香川郡(直島町一町のみ)に属しています。瀬戸内海に浮かぶ27の島々で構成されており、中心島の直島を含む4島が有人、残りは無人島です。戦前に三菱の銅の精錬所を受け入れたことで県内では裕福な自治体になった一方で、亜硫酸ガスの煙害によって多くの木々が無くなってしまいました。現在は植樹によって緑が戻り、近年はベネッセコーポレーションの進出によって観光産業が発達し、白砂青松の観光地や現代アートの聖地として知られています。漁業や観光、金属製連を主要な産業としており、塩・海苔・金箔入りの焼酎などを特産品としているほか、トラウトサーモンが「讃岐サーモン」として養殖されています。

地中美術館は直島の南側にあるオンライン予約制の美術館です。ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレル、クロード・モネの作品を展示するもので、建築と展示空間が一体化しているところが特徴です。また、このあたりはベネッセアートサイト直島というプロジェクトが行われている地域で、李禹煥美術館(リ・ウーファン美術館)やヴァレーギャラリーといった美術館やベネッセハウス(ホテル)、屋外展示作品などが多く見られます。また、直島東部の直島港周辺では「家プロジェクト」という古民家を改装し、作品化した展示が見られます。

海の駅 なおしまは直島の西部沿岸にある施設です。直島の玄関口の宮浦港のフェリーターミナルにあたり、岡山県玉野市の宇野港や高松港などからフェリーでこちらに来ることができます。敷地の殆どを大きな屋根で覆いガラス壁で支える斬新な構造で、朝市による海産物の販売やカフェ、お土産コーナーがあります。また、近くに「I♡湯」という銭湯があり「アートの湯」として知られています。

直島女文楽(県の無形文化財)は女性によって行われる人形浄瑠璃です。江戸時代に淡路島から文楽の一座を招いて興行を行ったことに端を発し、当地では文楽が盛んに行われるようになりました。その後の明治期・大正・昭和前期と途絶えていましたが、戦後の昭和23年に女性3人によって復興し、以来女性のみの上演が行われており全国的にも珍しい文化といえます。


琴平町(ことひらちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

香川県仲多度郡琴平町 門前町の風情漂う古のまち 心のまち・琴平町 人口7,974人

左側に桜と旧金毘羅大芝居(金丸座)、右下にPRキャラクターの「こんぴーくん」が描かれています。2018年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

琴平町は香川県西部にある町で、仲多度郡(なかたどぐん)に属しています。「こんぴらさん」の総本山であり、香川県有数の観光名所でもある金刀比羅宮(ことひらぐう)という神社があり、同神社の門前町(鳥居前町)として発達してきた地域で、県内では面積が宇多津町と並ぶ小さな町です。現在でも観光業が主要な産業で、金刀比羅宮の表参道から中心市街にかけて様々な商店やホテル、飲食店などがみられます。また、にんにくの一大産地としても知られており、醤油やふりかけなどに加工して特産品としています。当地はうどん屋の発祥地とされており大変有名ですが、昨今は特産のにんにくを使ったラーメン店なども出ています。

金刀比羅宮は琴平町の西部、象頭山(ぞうずさん)の山裾にある単立神社です。もともと真言宗の象頭山松尾寺の堂宇の一つとして金毘羅権現(明治の神仏分離以降はオオモノヌシが主祭神となっている)を祀ったもので、特に江戸時代の中期ごろに隆盛を極めた神仏習合の信仰です。もともとヒンズー教の川神「クンビーラ」に由来することでもあり水上交通の神様として親しまれています。また、1,368段と非常に長い石段を有しており毎年「こんぴら石段マラソン」が行われています。

旧金毘羅大芝居(金丸座、国の重要文化財)は前述金比羅宮の麓にある現存する日本最古の芝居小屋です。1835年に建造されたもので、「小屋」といっても客席数730の規模を誇る大掛かりなものです。現在でも改修・補修を重ねて年に一回「こんぴら歌舞伎」の上演が行われているほか、内部は見学できます(見学料:大人500円、中高生:300円、小学生200円)。

金陵の郷は金刀比羅宮の表参道にある酒蔵です。江戸時代から金刀比羅宮の御神酒として知られる「金陵」を製造している場所で、試飲ができるほか酒造庫を利用した酒造りに関する資料館を併設しています。

琴平海洋博物館は金刀比羅宮の表参道の脇、前述旧金毘羅大芝居の北側200mほどのところにある博物館です。水族館ではなく、江戸時代の高松藩の船やラジコンボートといった船舶がテーマの博物館になっています。また、同館の前に日本初のオールアルミ合金製の船舶「あらかぜ」(海上保安庁で使用されていた港内艇)が展示されています。


三木町(みきちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

香川県木田郡三木町 人と自然にやさしいまち・三木 人口26,331人

讃岐七富士の白山・嶽山(だけやま)を背景に、PRキャラクターのミッキーくん(右下)が描かれています。また、PRキャラクターのイラストの下に「獅子たちの里」の文字が入っています。2013年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

三木町は香川県東部にある町で、木田郡に属しています(現在は実質木田郡=三木町)。西側で高松市と接する南北に細長い町で、「三木」という地名は全国各地にあるため「讃岐三木」などと呼ばれています。中心市街は高松市のベッドタウンとして開発が進んでおり、同時に香川大学農学部・医学部の学生街でもあります。高松市から切れ目なく市街が続いているため、商業もよく発達していますが、郊外の山間部では農業が行われておりいちごやアスパラガス、桶や椅子といった木製品などを特産品としています。獅子舞文化が根づいており、特に「大獅子」と呼ばれる全長10mを超えるような獅子が保存されています。

獅子たちの里 三木町まんで願。は当地で10月末に行われているイベントです。「まんでがん」は「全部」といった意味で、その名の通り町内の獅子が一斉に集うものです。上で紹介した通り、通常の獅子とはまた異なる巨大な獅子が登場することで知られるほか、当日は物販や花火などが同時に行われてお祭りムードを盛り上げています。

太古の森は三木町上高岡にある山大寺池周辺の公園です。当地出身の植物学者 三木茂を記念するもので、メタセコイアが植樹されています。このメタセコイアという木は「生きている化石」と呼ばれる生物の一つで、氏が和歌山県の植物遺体(化石の一種)から発見し、1941年に命名しました。当時は絶滅したと考えられていましたが、その後中国湖北省に自生している木が同種であることがわかり、現在並木などで見られるようになったのです。いくつかの丘が散策路で繋がれており、各所に恐竜の形の遊具があります。

虹の滝(こうのたき)は三木町小蓑にある滝です。讃岐百景の一つとして数えられるもので、雄滝・雌滝からなっており、上方の雄滝は落差11m、幅5m、雌滝は落差8m、幅6mあります。周辺に散策路やキャンプ場があり、紅葉の名所とされています。


三豊市(みとよし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

香川県三豊市 “豊かさを”みんなで育む市民力都市・三豊 人口59,228人

瀬戸内海に沈む夕日と市花のマーガレット、五重塔(本山寺)が描かれています。2015年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

三豊市は香川県西部にある市です。2006年に 三豊郡仁尾町、高瀬町、豊中町、山本町、財田町、詫間町、三野町の7町が合併して発足した市で、高松市と丸亀市に続いて香川県第3位の規模を誇ります。主な産業は農業でマーガレットの生産量が日本一、そのほかぶどう・桃・みかん、茶(高瀬茶。県内算出の8割ほどを占める)などが生産されています。一方で詫間港周辺では臨海工業地域を形成し、浦島太郎の伝説が残る紫雲出山(しうでやま)や四国八十八霊場の大興寺・本山寺・弥谷寺を有しており観光資源も豊富です。とはいえ人口減少が顕著であり、2021年に7町のうち3町が過疎地域に指定されています。瀬戸内海に浮かぶ志々島や粟島をはじめ8島を有しています。

道の駅 たからだの里 さいたは三豊市財田町財田上(さいたちょうさいたかみ)にある県道5号の中規模の道の駅です。物産館、宿泊・入浴施設、レストラン、パークゴルフ場のほかふるさと伝承館で構成されており、県道沿いの道の駅としては施設が充実しています。特に温泉入浴施設の「環の湯」は、鉄分を含む黄金の湯と無色の炭酸水素ナトリウム泉の2つが楽しめ、循環式ながら高い評価をうけています。

父母ヶ浜(ちちぶがはま)は三豊市仁尾町にある約1kmほどの海岸です。古くから海水浴場として知られる砂浜で、四国八十八景に「父母ヶ浜の夕日」として選定されています。近年は水面が鏡面上に見えるリフレクションの写真が撮影できるとして話題になり、いわゆる「日本国内のウユニ塩湖」の一つとなっています。

道の駅 ふれあいパークみのは三豊市三野町大見にある県道48号の大規模の道の駅です。レストランと物販コーナーのほか宿泊施設、天然温泉「大師の湯」、屋内プール、公園などで構成されています。こちらの道の駅は県道を挟んで向かい側が弥谷寺(いやだにじ、四国八十八霊場71番札所)となっています。

フラワーパーク浦島は三豊市詫間町積にある海辺の花畑です。広大な農地にマーガレットやポピーなどが植えられており、当地の花の名所になっています。このあたりは瀬戸内海に突き出た荘内半島になりますが、一帯が浦島太郎の出生地や伝説の地であるとされており、「紫雲出山(玉手箱から煙が出たことから)」、「箱浦」といった伝説にちなむ地名や浦島太郎の墓とされる墓などが残っています。


宇多津町(うたづちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

香川県綾歌郡宇多津町 調和がつなぐ、夢創造のまち うたづ 人口18,668人

宇多津ならびに宇多津ウミホタルのPRキャラクター「うーみん」の形をしたプレートで、自治体名左にもイラストで描かれています。2011年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(下一桁4,9及び下二桁42は欠番)。

宇多津町は香川県北西部にある町で、綾歌郡に属しています。この地域は古代から港町として瀬戸内海の流通を担い、裕福であったため鎌倉時代には多数の寺院が建立されたといいます。現在の宇多津町は坂出市と丸亀市に挟まれた格好で、県内で最も小さい自治体です。近年人口増加が続いたため県内では最も活気がある地域ですが、現在は伸びておらず今後減少傾向に転ずると考えられています。瀬戸大橋のたもとに番の州工業地帯を有しおおむね製造業を主要な産業とする一方で、人口密度が高いため商業も盛んに行われています。

宇多津臨海公園は宇多津町浜一番丁にある都市公園です。塩田跡地を利用したもので、面積3.6haの瀬戸大橋を望む臨海部の公園となっています。園内に道の駅 恋人の聖地うたづ臨海公園四国水族館、「うたづ海ホタル」という塩作りの産業資料館、カフェなどの複合施設を有しており、同時に宇多津港のみなとオアシスでもあります。また、公園周辺に高さ158mのゴールドタワーという各種遊具の集積場(プレイパーク・ボウリング場)があり、瀬戸内海を広く見渡す展望デッキを有して当地のシンボル的存在となっています。

郷照寺は宇多津町山下にある時宗・真言宗の寺院です。四国八十八霊場の78番札所であり、住宅街の狭い道を超えたところにあります。725年に創建されたとされる古刹であり、空海が同寺の伽藍を整備したことから「厄除けうたづ大師」と呼ばれて親しまれています。周辺は「古街(こまち)」と呼ばれるエリアで、重伝建ではないですが三角屋根の洋館や遷座1200年とされる宇夫階神社(うぶしなじんじゃ)など古い建物がよく残っています。


小豆島町(しょうどしまちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

香川県小豆郡小豆島町 煌(きらめ)く海、瞳輝く、実りのまち しょうどしま 人口13,064人

瀬戸内海に浮かぶ島とオリーブが描かれています。また、プレートの下部は波型になっており「shodoshima」と文字が入っています。2011年にミニバイク50cc以下を対象に交付され、翌年からミニバイク90cc以下・125cc以下・小型特殊・ミニカーの4種が追加で交付されました。

小豆島町は瀬戸内海に浮かぶ小豆島の南東側にある町で、小豆郡(しょうずぐん)に属しています。小豆島は国内19番目の広さを有する島で、およそ2万5千人が暮らしています。小豆島町はそのうち南東側、島全体の人口の半数を占める町で、「日本でのオリーブ栽培の発祥地」ないし映画「二十四の瞳」のロケ地として知られています(最近だと映画版の「魔女の宅急便」のロケ地)。主な産業は製造業であり、醤油やオリーブ製品、そうめんなど食品の加工が主として行われています。また一方で、瀬戸内海を望む風光明媚な観光地として知られており、3年毎に行われる瀬戸内国際芸術祭の開催地の一つでもあるため、宿泊や飲食業など観光業も行われています。

小豆島オリーブ公園は小豆島地西村にあるオリーブとハーブをテーマにした公園です。ギリシア風車やオリーブに関する資料館、ホテルと温泉入浴施設などが園内にあり、道の駅 小豆島オリーブ公園とオリーブ園が併設されています。

寒霞渓(かんかけい)は小豆島町神懸通(かんかけどおり)にある渓谷です(国の指定名勝)。小豆島の最高峰星ヶ城山と美しの原の間、東西7km南北4kmにもなる大きな渓谷で、「日本三大渓谷美」の一つです。ロープウェイで展望台まで登ることができ、このロープウェイは日本で唯一空と海と渓谷美が同時に見られるものです。

マルキン醤油記念館は小豆島町苗羽にある施設です。当地はマルキン醤油の発祥地・本拠地であり、マルキンの「キン」は香川県琴平町の金毘羅宮にちなみます。大正時代の初期に建てられた工場の一つ(国の有形文化財)を資料館として開放しており、醤油づくりの道具や圧搾の様子を工場見学することができます。また、土産屋やしょうゆ味のソフトクリームなどを売る売店を併設しています。

小豆島ふるさと村は小豆島町室生にある観光レクリエーション施設です。レンタサイクル・マリーナ・釣り桟橋・宿泊施設・プールなど運動施設・キャンプ場などで構成されており、滞在型の観光交流施設となっています。また、海の駅・道の駅 小豆島ふるさと村という小規模の道の駅を併設しています。


高松市(たかまつし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

香川県高松市 文化の風かおり 光りかがやく 瀬戸の都・高松 人口411,876人

高松市のランドマークである屋島と「瀬戸の都」の文字が描かれたナンバープレートです。地域振興・観光振興を目的に、2013年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されていましたが、現在はR2年より交付開始となった自動車・軽自動車用の図柄入プレートに役目を引きつぎ、交付終了となっています。

高松市は香川県中部にある市です。香川県の県庁所在地ならびに最大人口の都市であり、平成の大合併時期の2005-2006年に塩江町・香川町・香南町・庵治町・牟礼町・国分寺町などを編入し、現在は四国内では愛媛県松山市に次ぐ第2位の規模となっています。もともと港町として発展し、江戸時代に高松藩(高松松平家)の城下町として栄えた地域で、海や山によって都市展開が限定されるため、とくに市北部にある市街の人口密度が高いことが特徴的です。高松港と高松空港を有し、瀬戸内国際芸術祭(瀬戸内海の島々で行われる現代アートの祭典)が3年に一度行われるなど四国の海・空の玄関口でもあります。高度に都市化しており、第3次産業を主要な産業としていますが、香川漆器や保多織(ぼたおり)といった伝統工芸が残っており、また盆栽の産地としても知られています。

栗林公園(国の特別名勝)は高松市栗林町にある県立の都市公園です。江戸時代に造られたいわゆる大名庭園であり、面積16ha(紫雲出山を含むと76ha)を有します。三名園には入っておりませんが、文化財庭園としては国内最大規模のものであり、紫雲出山を借景に6つの池と13の築山を巧みに配置した庭は木石の雅趣に富むと評されています。当地最大の観光名所であり、園内の水路を和船で巡ることができます。

高松城(玉藻城とも)は高松市玉藻町にある史跡/日本の城です。現在見られる遺構(堀・石垣・一部建物)は江戸時代初期に主に松平頼重(水戸光圀の兄)によって築かれたもので、海水を濠に引き込んでいるため日本三大水城の一つに数えられています。周辺は市立玉藻公園として整備されており、天守台が復元されています。前述した通り、堀に海水を引き込んでいるため牡蠣や養殖の鯛などが生息しており、鯛のえさやりができるというちょっと変わった公園になっています。

四国村(四国村ミウゼアム)は高松市屋島中町にある野外博物館です。高松市や瀬戸内海の海上交通のランドマークである屋島(高松市北東に存在する広い台地)の東麓にある施設で、江戸時代から明治時代の古民家・橋・灯台・灯籠・伝統産業施設などの建築物を展示しています。野外博物館としてはかなり展示が多く、よく整備されていますが入園料もお高いです(大人1,600円、大学生1,000円、中高生600円)。また、施設周辺に徳川家康を祀った讃岐東照宮屋島神社があります。

高松盆栽の郷は高松市国分寺町国分にある施設です。国分寺・鬼無地区は盆栽屋60軒ほどが集う松盆栽の日本一の生産地(国内生産の8割ほどを占める)となっています。同施設は2020年にオープンしたもので、盆栽の展示販売のほか盆栽の手入れや苔玉づくりのワークショップを行うカルチャースクールを併設しています。


丸亀市(まるがめし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

香川県丸亀市 自然と歴史が調和し 人が輝く田園文化都市 ~協創でつながるまち 丸亀~ 人口108,069人

㊤丸亀城㊦丸亀うちわが描かれています。どちらも2012年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

丸亀市は香川県の中西部にある市です。県内では県庁所在地の高松市に次ぐ第2位の規模を誇るまちで、2005年に旧丸亀市・綾歌郡綾歌町・飯山町が合併し新丸亀市としており、丸亀平野北東部と塩飽諸島(しわくしょとう)の一部を市域としています。江戸時代に丸亀城の城下町また金比羅宮の参拝口として発展し、塩やうちわ作りが盛んに行われていたようです。戦後になると臨海部に電気機械や輸送機械などの工業地が発達し、県内4位の産出を誇る工業のまちになりましたが、近年は第3次産業の方が優勢になりつつあります。うちわ作りは現在も全国シェアの8割~9割ほどを占めますが、プラスチック製が主で伝統的な竹うちわを制作する工房はほとんど残っていません。

丸亀城(亀山城・蓬莱城とも)は丸亀市一番町にある史跡/日本の城です。4層の石垣を有し、合計の高さは60mと日本一の高さを誇ります(一層では大阪城が優る)。もともと室町時代に管領・細川頼之重臣の奈良元安が亀山に築いた砦をもとに1602年に生駒親正(織田信長の従兄弟にあたる)が築いたとされる城です。日本百名城、また現存十二天守の一つであり、石垣や堀のほかに大手門・御殿表門・長屋・番所などが現存しています。周辺は亀山公園として整備されており、丸亀市立資料館があります。

https://youtu.be/vhxaBjlq2hg

中津万象園・丸亀美術館は丸亀市中津町にある庭園と美術館です。万象園は1688年に時の丸亀藩主 京極高豊によって作庭された大名庭園で、面積は5haあります。京極氏の故郷である近江国の琵琶湖をかたどった八景池が設けられ、それぞれ名前のついた島々を橋で巡ることができるようにしたものです。またバルビゾン派の絵画、紀元前から13世紀の間の陶器などを展示する丸亀美術館が園内にあります。また、丸亀市港町にあった「うちわの港ミュージアム」が園内に移転・リニューアルしています。

ニューレオマワールドは丸亀市綾歌町にある遊園地です。かつて「レオマワールド」という名称でゴルフ場運営大手の日本ゴルフ振興によって運営されていましたが、2010年に無期限休園となったものを加ト吉、マルナカ、おもちゃ王国など複数の事業者が買い取って現在の名称になっています。中国・四国地方最大のテーマパークであり、全22種のアトラクションやパレード、花火などが行われています。


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