岐阜県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【岐阜県編】

全47都道府県を網羅 掲載市町村区630以上


四輪自動車の地方版図柄入りナンバープレートはコチラ「地方版図柄入りナンバープレート 一覧 (四輪自動車)」または 地方版図柄入りナンバープレート 中部 (四輪自動車)

岐阜県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

当サイトの画像は、日本経済研究所さんの承諾を貰って使用しています。コピー・転載は禁止されています。

原付のご当地ナンバー都道府県別目次はコチラ

原付のご当地ナンバー市町村区別目次はコチラ


羽島市(はしまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県羽島市 ともにつくる、明日につながる 元気なまち 人口67,910人

羽島市を象徴する新幹線・高速道路、藤の花の風景を詰め込んだデザインです。

羽島市には岐阜県で唯一東海道新幹線が停車する岐阜羽島駅があります。大野伴睦夫妻の銅像が立つことから、政治駅の代表のようにいわれることが多い同駅ですが、実際には岐阜県の案は地盤の弱さ・建造費用の高騰への懸念・除雪のコストといった問題から羽島に駅を作らざるを得なかったというのが実情のようです。

図柄に描かれている竹鼻別院の藤は樹齢300年以上とされ、県の天然記念物に指定されています。4月中頃から美濃竹鼻藤まつりとして露店やお抹茶コーナーが出ます。近くに歴史民俗史料館・映画資料館、和菓子屋兔月園(みそぎ団子が有名)、不二竹鼻町屋ギャラリーなどがあります。

https://youtu.be/gggtTgc-OV4

正木町坂丸のあたりにかみなり村という場所があります。児童や障がい者などを対象としたボランティア組織の敷地なのですが、ロンドンバスや気動車キハ605などが鎮座していて、ちょっとした観光名所になっています。

羽島市は12万体の仏像を彫ったといわれる円空上人のふるさとで、中観音堂・羽島円空史料館には222cmの十一面観音像をはじめ17体の円空仏が展示されています(外にあるものは全国の円空ファンが彫ったものらしい)。

Rock’n Roll DINER マジックアイランドはアメリカンテイストなカフェ・レストランです。なまずバーガーが評判です。


恵那市(えなし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県恵那市 人・地域・自然が調和した交流都市 人口48,780人

淡い青や紫の曲線が入り爽やかな風が吹き渡るイメージのデザイン、左側に市の花ササユリ、右側に市の公式キャラクター「エーナ」が配置されています。

恵那市は市域のほとんどが美濃三河高原に位置し、平均標高300mと山がちな地勢です。市域を木曽川水系、矢作川水系、庄内川水系(土岐川)が流れています。観光名所となっている恵那峡は木曽川の渓谷で、奇岩が多いことで知られています。

恵那市の特産品は細寒天(シェア日本一、羊羹などに用いられる)・栗・柚子・はちのこ(クロスズメバチの幼虫=へぼ、串川の特産品)、菊ごぼう(山ごぼう)等です。

岩村城(霧ヶ城)は日本三大山城に数えられ、付近に霧が多く発生することから別名を霧ヶ城といいます。最も標高の高い山城、または信長の叔母・艶の方が城主だったことで有名です。石垣や曲輪がよく残っていて、看板のQRコードで在りし日の影像を見ることができます。岩村城下町は重伝建に指定されていて商家・旧家が並んでいます。

中山道広重美術館では歌川広重を中心に浮世絵が展示されています。浮世絵は熱や光に弱く常設展示ができないため、企画展/特別企画展の展示になります(入館料:18歳以下無料 大人520円/820円)。体験コーナーでは浮世絵の版画を刷って持ち帰ることができます。

くしはら温泉 ささゆりの湯は標高464mの山頂にある日帰り温泉施設です(安価、眺めの良い露天風呂、アメニティが充実、循環式)。

道の駅 おばあちゃん市・山岡(2022年4月にリニューアルオープン)、道の駅 そばの郷らっせいみさと(蕎麦・天ぷらそばが人気でお茶もそば茶、そば打ち体験あり)、上矢作ラ・フォーレ福寿の里(キャンプ場のモンゴル村を併設、ゲルはあるが馬はいない)


中津川市(なかつがわし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県中津川市 自然ゆたかなまち 歴史と文化が薫るまち 人口78,930人

左上に特産品の栗のイラスト、右側に恵那山と連なる山々が描かれています。

中津川市は北部と南部を中心に山地が広がり、最も標高の低い場所で約230mと山がちな地勢です。市街地から東に木曽山脈最南端の恵那山を見ると、前景に前山・保古山など屏風山山系が南北ー北東に連なります。

中津川市の特産品は栗・米・茄子・茶・あじめこしょう・チコリー(キクニガナ)などです。中津川市・恵那市では栗きんとんを販売する店舗が多く、「中津川栗きんとん」として地域ブランド化されています。元禄年間創業の「すや」、1864年創業の「川上屋」が特に知られています。また、中津川IC近くにちこり村という土産屋・レストランがあり、チコリーの茶や焼酎などが買えます。

当地の中津川宿、馬籠宿(まごめじゅく)、落合宿は旧中山道の宿場町で、当時の趣が残る町並みが人気を博しています。とくに馬籠宿は島崎藤村の生家(藤村記念館になっている)があり、藤村の代表作「夜明け前」の舞台になっています。

苗木城(霞ヶ城、赤壁城)は遠山正廉によって築かれたといわれる(はっきりしていない)標高432mの山城です。山を構成する巨岩・岩盤と石垣とを組み合わせた独特な外観から「岐阜のマチュピチュ」などと呼ばれ、人気の高い城です(苗木遠山史料館に当時の姿を復元した模型がある)。

さわら、こうやまき、檜など木曽5木を用いた浴槽がある付知峡倉屋温泉 おんぽいの湯(源泉かけ流し加温あり、フィンランドサウナあり、眺望よし)。


郡上市(ぐじょうし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県郡上市 みんなでつくる郡上-人と自然が調和した交流文化のまち- 人口41,860人

「清流と躍動感あふれる鮎」をテーマにしたデザインです。50cc以下999枚 50~90cc200枚 90~125cc200枚の計1,399枚の交付となりました。

郡上市は岐阜県のほぼ中央、飛騨高原の南にある丘陵・山岳地帯で、市域のほとんどが長良川流域になっています。人口の多くが八幡町、白鳥(しろとり)町に集中しています。

長良川上流で簗漁・友釣りで採れる鮎は「郡上鮎」として地域ブランド化していて、姿かたち・身の締り、香り共に一級品とされ、皇室献上品にもなっています。他にも猪肉・鹿刺しなどジビエ、山菜、明宝ハムなどが特産品となっています。

郡上おどり(重要無形民俗文化財)は八幡町で開催される伝統的な盆踊りです。400年以上の歴史を有する郡上踊りは日本三大盆踊り・日本三大民謡に数えられます。7月中旬~9月上旬まで続く日本一長い盆踊りです。

郡上の特産品の一つ、食品サンプルは全国シェアの50%以上を占めます。八幡町には食品サンプル創作館「さんぷる工房」があり、食品サンプルを実際に作ることができます。近くにクラフトビールの醸造所八幡麦酒こぼこぼ(パブを兼ねる)があり、こちらも話題になっています。

国道256号周辺にケイビングスポットが集中してあります。①水質が豊富で地下運河になっている郡上鍾乳洞(比較的広く歩き回りやすい)②縄文人の住居跡が発見された縄文鍾乳洞(貸出された懐中電灯のみで探索)③鍾乳石が多くみられる大滝鍾乳洞(大滝鍾乳洞と縄文鍾乳洞はセットのチケットあり)

郡上市の日帰り温泉マップ


大野町(おおのちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県揖斐郡大野町 快適で 笑顔あふれるやすらぎのまち 人口23,110人

大野町のマスコットキャラクター「ローズちゃん」と「パーシーちゃん」が描かれています。50cc以下の白ナンバーのみの交付となっています。

大野町は揖斐川(いびがわ)と根尾川の合流地点に位置し、肥沃な平地に広がっています。同町の特産品はバラ苗(生産量日本一)と富有柿です。パーシーちゃん(柿のキャラクターの方)の名前は柿の英名「persimmon」からきています。他にも水稲・小麦・大豆・イチゴの生産が盛んです。

大野町バラ公園には150種2,000株のバラが植栽されています。毎年5月にバラまつりが開かれ、秋バラは10月上旬~11月上旬が見ごろになります(現時点で最も青に近い園芸品種「ブルーヘブン」もある)。

揖斐二度桜は外側の花がしぼむ頃、内側の花が咲くことから名付けられました。一本の木に一重、八重、二段咲きがみられるという珍しい桜です(現在みられるのは3代目、春秋に咲く二度咲きではない)。

黒野駅レールパークは廃線となった名鉄揖斐線の黒野駅を記念する公園です。同駅はほのぼのとした風情のある駅として、第一回中部の駅百選に選定されていました。現在は黒野駅ミュージアムとして、Nゲージのジオラマや運行当時の写真などが展示されています(パン屋とカフェが併設)。

道の駅パレットピアおおの(パン屋、柿、ジビエが人気)。


笠松町(かさまつちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県羽島郡笠松町 清流木曽川に抱かれた“ひと・まち・自然”輝く創造文化都市 人口22,270人

マスコットキャラクター「かさまるくん」と町の花サクラのデザインです。

笠松町は岐阜県南部の濃尾平野に位置し、木曽川に沿って広がっています。木曽川の対岸は愛知県になります。廃藩置県からしばらくの間岐阜の県庁が置かれていました。かつては水害の地であったため、輪中(松枝輪中)が発達しています。

笠松競馬場はオグリキャップやマックスフリートといった名馬、安藤勝己、柴山雄一といった騎手を輩出したことで有名な地方競馬場です。2022年4月に「ウマ娘シンデレラグレイ」とコラボした「ウマ娘シンデレラグレイ賞」が行われました。

トンボ池はもともと木曽川が流れていた場所にあり、現在は池になっている河跡湖です。6個の池と4つの広場からなるトンボ天国という自然保護地区になっています。池・草むら・やぶなどの地形はトンボの生息に適したもので、30種ほどが確認されています。

笠松歴史未来館は1Fで笠松町の郷土と歴史・円空仏・懸仏などの展示、2Fではドローン・リニアや航空宇宙産業など未来志向の展示を行っています(入場無料)。

パティスリー小菊(サバリン=サヴァラン・シュークリームが人気、蹄鉄クッキーもある)。


岐阜市(ぎふし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県岐阜市 人・まち・自然 個性輝く 市民協働都市 人口406,700人

鵜(う)が翼を広げたデザインになっています。

日本三大清流の一つ長良川は岐阜市の北東から南東にかけて流れています。長良川の鵜飼はおよそ1,300年の歴史があり、岐阜市を代表する観光資源になっています。長良川では鵜匠は世襲制で、宮内庁式部職鵜飼という国家公務員になります。

岐阜城(稲葉山城)が本格的に整備されたのは斎藤道三の時代とされています。織田信長は斎藤龍興から稲葉山城を奪取すると地名を「岐阜」と改めたため、岐阜城と呼ばれるようになりました。遺構は石垣・曲輪・土塁・堀切で、天守は模擬天守(内部に資料展示)となっています。金華山ロープウェーで昇ることができ、岐阜城資料館や岐阜城金華山リス園(元は硝煙庫の跡だったりする)があります。

正法寺(しょうぼうじ)は黄檗宗(日本の三禅宗の一つ)の寺院です。本尊の岐阜大仏は日本最大級の乾漆仏で、日本三大仏の一つに数えられることもあります。

岐阜公園内にある岐阜市歴史博物館は二階が大河ドラマ館になっています。また、隣接する名和昆虫博物館は日本で最も古い昆虫博物館です。世界各国の昆虫18,000種m30万以上の標本を有する日本有数の施設となっています。

長良川南岸、鵜飼鵜飼観覧船乗り場の西にある川原町では古い町並みが残り、カフェや土産屋などが並ぶ観光名所となっています。


神戸町(ごうどちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県安八郡神戸町 みんなで創る 元気 快適 いきいきタウン 人口19,360人

町の特産品バラと揖斐川をイメージした2色の青のラインが描かれています。

安八郡(あんぱちぐん)神戸町は濃尾平野の北西端にあります。バラやアルストロメリアなどの花卉栽培のほか小松菜が特産です。817年に最澄によって創建された日吉神社(三重塔・狛犬共に重要文化財)の門前町として発展し、明治のはじめまで市がたっていたといいます。

ばら園いこいの広場には9,000㎡の敷地に300種、3,300本のバラが植えられています。春は5月中旬~6月上旬までが見ごろで、秋は10月頃となります(入園無料)。

当地は安八郡の伝説「夜叉ヶ池伝説」の里で、夜叉堂という場所の隣にある萬歳館で資料展示が行われています。毎年8月16日に夜叉龍神大祭が行われています。神戸町では夜叉ヶ池伝説マラニックという催しを行っていて、夜叉堂と夜叉ヶ池(福井県との境あたりにある)の135kmを2日で往復するマラソンとピクニックの合わせた競技です(夜叉ヶ池伝説 動画版)。

銭湯 神戸町ばらの里(温泉ではない、サウナあり、安価)。

お菓子処 平野屋、ごうどブランド認定商品などを扱っています。


関市(せきし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県関市 ときめき きらめき いきいき 人口89,020人

「刃物のまち」のロゴと市のイメージキャラクター「関*はもみん」のデザインです。

関市は中濃地方にあり、広く美濃市を取り囲むようなV字型の市域をなしています。刃物の3s(ゾーリンゲン・シェフィールド・関)として世界的にも有名な刃物生産のまちで、海外への輸出が4割を占めます。貝印グループ、フェザー安全剃刀、ツヴァイリング J.A.ヘンケルス等の企業が拠点をおいています。

関市には刃物に関する施設が多くあり、関鍛冶伝承館せきてらす(協同組合関刃物会館)、フェザーミュージアムは市街地に固まっているため、歩いて回ることができます。ログハウス風のナイフ博物館にはギネスブックに乗っている巨大なナイフがあります。

関市円空館は生涯に推定12万の円空仏を彫ったとされる僧・円空を専門とする博物館です。関市の神社・寺・個人が所有する円空仏約290体の中から展示が行われています(一回の展示は30体ほど)。また、近隣の小瀬鵜飼や弥勒寺遺跡の紹介もなされています。

岐阜県百年公園は広さ100haの里山をイメージした公園です。園内に岐阜県博物館、冒険の森せき(アスレチックコース)、菖蒲園などが入っています。遊具・植物共に豊富な公園です。

上之保の名物「さわやかゆじゅ」は2021年4月より「ゆずじゅーす」となっています。上之保温泉ほほえみの湯は2022年4月にオープンしました。


池田町(いけだちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県揖斐郡池田町 北アルプス展望の里・花とハーブの里 人口24,030人

左側に桜と茶畑、右側にマスコットキャラクター「ちゃちゃまる」のデザインです。町制60周年記念として50cc以下の白ナンバー500枚の交付となりました。

池田町は西濃地域に含まれ、東は揖斐川、西は池田山に挟まれています。

池田町の特産品は美濃いび茶・梅干し・しいたけ・ゴキブリ駆除剤等です。池田町にはゴキブリ・ナメクジなどの殺虫剤メーカーのタニサケが本社を置いています。また、過去には町ぐるみでゴキブリ追放運動を行い、ゴキブリがいなくなったといわれています。

霞間ヶ渓(かまがたに)は市の西側にある渓谷で、桜と渓谷の調和が非常に美しいことから国の名勝及び天然記念物に指定されています。現在1500~2000本の桜があり、周辺には芝桜の花畑、お茶畑、近くのカフェがやっているラベンダー畑などがあります。

池田温泉は町がふるさと創生基金で掘削・造営した温泉です。本館・新館とありますが泉質(ヌルヌル)や入浴料は同じです(新館には宿泊施設がある)。道の駅 池田温泉もできています(足湯あり、バウムクーヘンが人気)。

国道417号沿いにある本舗いげたや国道店、肉桂餅(にっきもち)、非戦のゼリーなどを売っています。


大垣市(おおがきし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県大垣市 水の都・おおがき 水と緑の文化・産業・情報・交流都市 人口159,900人

市章と松尾芭蕉の頭巾をイメージした五角形のプレートに「奥の細道むすびの地」のロゴ、松尾芭蕉のシルエット、船町港跡の住吉燈台と住吉橋が描かれています。

大垣市は濃尾平野北西部にあり、岐阜県下2位の人口を擁しています。上石津(地図で西)大垣市(中央)墨俣(東側)の3つに分かれた特異な市域を形成しています。

大垣市は、旅を終えた松尾芭蕉が門人の所で疲れを癒やしたことにちなんで「奥の細道むすびの地」としています(その後伊勢の遷宮を見に桑名へ舟で出発する)。船町には松尾芭蕉が舟で新たな旅に出発したとされる水門川が残っていて、住吉灯台(江戸時代の水湊の灯台)や奥の細道むすびの地記念館があり、たらい舟に乗ることができます。

大垣市は湧水(自噴水)に恵まれていて、「水の都」と呼ばれることがあります。名物の水まんじゅうをはじめ菓子作りが盛んな土地です。

枡メーカー大橋量器がプロデュースする枡カフェ、当地は枡が特産品で生産量日本一(シェア80%ほど)を誇ります。

上石津にある島津豊久碑、島津の退き口が行われたとされる勝地峠にあります。また、上石津町上多良の瑠璃光(禅)寺に豊久の墓とされる墓があります(豊久の菩提は諸説あり、古文書では豊久と特定できていない)。


各務原市(かかみがはらし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県各務原市 夢ある都市 元気な各務原市 人口144,700人

「市民の花木」として桜が描かれています。

各務原市の市の木はマツ、市の花はツツジです。加えて2010年に市民の花木としてサクラを制定しています。呼称は「かかみはら」「かがみはら」「かかみがはら」「かがみがはら」のどれとも統一されていません(市としてはかかみがはら)。若者語としての「みっぱら」というのもあり、お土産品になっています。

市街地の中央には、国内で現存する最古の飛行場を有する航空自衛隊岐阜基地があり、基地南部には岐阜かかみがはら航空宇宙博物館があります。各務原は岐阜基地に関連する工業都市として発展し、航空・宇宙機器を取り扱う川崎重工業の岐阜工場などもあることから、県下一位の工業生産高となっています。また、岐阜市・名古屋市のベッドタウンでもあります(日本一ソフトウェアの本社もある)。

各務原市は「パークシティ(紹介動画)」を掲げ、前市長時代に各務原自然遺産の森・学びの森・河跡湖公園・各務野櫻苑が整備されました。「緑の都市賞」で内閣総理大臣賞を受賞しています。また、新境川岸には「百十郎桜」と呼ばれる桜並木が続いています。

河川環境楽園内にある世界淡水魚園水族館(アクア・トトぎふ)は、淡水魚を主として動物220種25,000点、植物40種3,500点の展示を行っています。メコンオオナマズ、ピラルクーなど大型の淡水魚のほか、コツメカワウソやアシカといった哺乳類の展示もあります。

川島竹早町にある内藤記念くすり博物館は医学・薬専門の企業博物館です(エーザイ株式会社が運営している)。薬に関する資料65,000点、収蔵図書62,000のうち2,000点ほどを展示しているようです。江戸時代の製薬・医学道具が展示されていて薬用植物園もあります(入園無料)。


富加町(とみかちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県加茂郡富加町 日本最古の戸籍ゆかりの町 人口5,714人

マスコットキャラクターの「とみぱん」が描かれています。

富加町は濃尾平野の北端、中濃地域の中央部にあります。町域の半分が梨割山など山林地で、残り半分の平地が市街地です。数多くの古墳が存在し、日本最古の戸籍である「半布里戸籍(はにゅうりこせき)」ゆかりの地です。

半布里戸籍は奈良の正倉院で発見された奈良時代(702年)の戸籍です。半布里とは現在の富加町羽生(はにゅう)にあたるとされています。東山浦・羽生遺跡では竪穴建物150棟が見つかっています。富加町郷土資料館(入館無料)では、古墳出土物の展示のほか近隣の加治田城・堂洞城の資料展示や戦国時代・近代がテーマの書籍を販売しています。

清水寺は京都の清水寺と同じ縁起で、1,200年の歴史がある古刹です。本尊の木造十一面観世音菩薩坐像は毎年成人の日のみ開帳されています。

松井屋酒造は1795年に建造された酒蔵で、「半布里戸籍」「加治田城」「赤米」等を製造しています。松井屋酒造資料館として酒造用具や明治~昭和初期の生活道具を展示しています。

道の駅 半布里の郷とみか(こじんまりした道の駅、これといった特徴なし)。


美濃加茂市(みのかもし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県美濃加茂市 まぁるいまち みのかも 人口56,970人

市の色であるコバルトブルーの着色で木曽川、太田橋と市の花のアジサイが描かれています。市制60周年記念として50cc以下1,650枚、50~90cc200枚、90~125cc300枚、小型特殊(農耕用)250枚、その他100枚の交付となりました。

美濃加茂市には飛騨川と木曽川が流れています。美濃加茂市から愛知県犬山市までの木曽川沿岸を「日本ライン」といい、風景がヨーロッパ中部を流れるライン川と似ていることから命名されました。市はコバルトブルーの色調に「ラインブルー」の名称を付け、市の色として制定しています。

美濃加茂IC付近にあるぎふ清流里山公園は、ハイウェイオアシス・道の駅 みのかも(足湯あり)・昭和村(ファーマーズマーケット)などを併設した都市公園です(入園無料)。遊具・ジップラインなどのアクティビティのほかに陶芸教室・和紙クラフト・収穫体験などの体験、入浴施設の里山の湯などが入っています。

中山道太田宿は美濃加茂市南部木曽川沿いにあります。太田中山道宿会館・糸遊庵(岡本一平=岡本太郎の父、日本初の漫画家の旧宅)、御代桜醸造などがあります。近くにある音羽浴場は古き良き昭和の銭湯です(入浴料300円)。

平町にあるヤマザキマザック工作機械博物館は、ヤマザキマザックの創業100周年記念事業として2019年11月2日に開館した企業博物館です。18世紀から現代までの工作機械が展示されています。一部の機械は実際に稼働していて製品を作る様子を見ることができます。

美濃加茂市の特産品、堂上蜂屋柿は美濃加茂市・富加町で作られる干し柿です。「堂上」とは朝廷に上がることを許された格をもつという意味で、2015年のミラノ万博に出展するなど国内外で高い評価を得ています。


美濃市(みのし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県美濃市 和紙とうだつの街 人口20,750人

美濃市の市章(三つの「の」を図案化したもの)を敷き詰めたデザインです。一つの「の」のデザインは市街地が亀甲型の台地にあるため、慶長時代から「亀野」と呼ばれていることにちなんで亀甲型になっています。

美濃市は岐阜県中央部にあり北側を郡上市、南側をぐるっと関市に囲まれています。美濃和紙の産地として有名で、市街地は「うだつの上がる町並み」として国の重要伝統的建造物保存地区に指定されています(和菓子屋が豊富にある)。近年は観光地として定着してきました。

美濃和紙とは現存するなかでは日本最古とされる和紙で、奈良の正倉院に702年の戸籍用紙がありますから、およそ1300年の歴史があることになります。本美濃和紙の技術は2014年にユネスコ無形文化遺産に登録されています。障子紙・行灯・傘などに用いられる丈夫な紙です。

美濃和紙あかりアート館は美濃和紙とあかりをテーマにした美術館です。美濃市で毎年10月に行われるあかり美濃和紙あかりアート展を館内に再現しています(入館料:高校生以上200円)。

小倉公園小倉山城跡のある小倉山一帯を公園として整備したものです。約1,000本の桜が植えられていて、桜・紅葉の名所となっています。公園内には孔雀・猿・合鴨・ムフロンなどがいるミニ動物園があります。小倉山城跡は標高が159.2mと上りやすく市街からも近いです。

道の駅美濃にわか茶屋(中型の道の駅、物販が豊富)。「にわか」とは素人が演じる即興の芝居、滑稽噺などを指す「にわか狂言」の略称です(当地では仁輪加と書く)。うだつの上がる町並みなどで行われていることがあります。

同市は美濃焼(主に東濃、土岐市の名産)の産地ではありません。


養老町(ようろうちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県養老郡養老町 人が織りなす 輝くまち 養老 人口29,310人

マスコットキャラクターの「スマイルげんちゃん」と養老の滝が描かれています。50cc以下750枚、50~90cc100枚、90~125CC100枚、ミニカー100枚の限定交付となっています。

養老公園にある養老の滝は「親孝行の木こりが湧き出た水を汲み、父に飲ませると若返った」という伝説(孝子伝説)が伝わる落差32m、幅4mの滝です。昔から文人・墨人が訪れる行楽地で、葛飾北斎も「諸国滝巡り」のなかで浮世絵にしています。

養老公園は養老の滝から麓の県道まで広がる面積78.5haの県営都市公園です。遊園地の養老ランドと隣接し、園内に体験型アート作品の養老天命反転地があります。

養老町西側の養老山地の麓を走る県道56号(薩摩カイコウズ街道)は精肉・焼肉屋が多いことから「養老焼肉街道」という名称で呼ばれるようになっています。また、みつばちの郷という自然食品販売店が観光地の土産屋のような機能を果たしています。

古今珍品情報流通センター(珍品城)とは骨董・逸品・珍品を扱うアンティークショップです。恐竜の卵から江戸時代の刀・甲冑、明治~昭和の民芸品はては門柱や石像まで幅広く扱っているようで、博物館のような趣です(外観は城に近い)。

かつては三ツ矢サイダーと双璧を成していた養老サイダーは、クラウドファウンディングなどの支援を受け復刻生産されています。

養老町の特産ブランドに認定されているケリ米は、ケリ(チドリ科の小鳥)が住む環境に配慮して減農薬・減化学肥料の栽培環境で育てられたお米です。


輪之内町(わのうちちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県安八郡輪之内町 住んでいて良かった、これからもずっと住み続けたいまち 人口9,910人

伊吹山と養老山地の背景に、町の木ウメ・町の花タンポポ・町の鳥ヒバリ、右側下に「かわばたくん」と「もろこちゃん」のデザインです。町制60周年記念として限定200枚の交付となりました。

安八郡(あんぱちぐん)輪之内町は長良川と揖斐川に挟まれた低湿地帯の町で、「輪中のうち」を意味する輪之内の名前がついています。かつては水害の地であり、江戸時代の265年で25回の洪水を記録しています。当地には水害時の避難場所として築かれた水屋(石垣の上に建っている)が残っています。

町のマスコットキャラクターのモチーフになっているカワバタモロコは日本固有の淡水魚で(全長5cmくらいになる)、2020年に国内希少野生動植物に指定されています。輪之内町は2009年から保全事業に始めています。

輪之内町の特産物として徳川将軍家御膳米、徳川将軍御膳酒があります。江戸時代に当地で採れた米(ハツシモ)が江戸城で食べられていたという歴史にちなんだものです。また、懸崖菊の産地としても有名です。

輪中堤 十連坊の切割は堤の一部を切り取って道路にしています。輪中堤の燈明は伊勢神宮を遥拝するためのもので、200年ほど前に立てられたものとされています。輪中堤の上は桜、アジサイ等が植えられています。

輪之内町南部、海松新田には乙姫公園があり、乙姫(高さ10mほど)と浦島太郎の像があります。昔輪之内町にあった大榑川の辺りでは、漁師が灯明淵に投網を打ったところ網ごと水中に吸い込まれ、美しい女が住む場所ににたどりついたという伝説がもとになっています(他にも「堤の赤じじ」という伝説がある)。


海津市(かいづし)

海津市ホームページより

岐阜県海津市 協働が生みだす魅力あふれるまち 人口34,960人

海津明誠高等学校生のデザインで、養老山地と木曽三川の豊かな清流を背景にマスコットキャラクター「かいづっち」が千代保稲荷神社や温泉をアピールしています。市の花であるミカンの花も描かれています。

長良川と揖斐川が流れる海津市は、ほぼ全域が海抜0メートル地帯で輪中が築かれています。市の西部には養老山地があり、ミカンや柿の生産が行われています。宝暦治水事件では薩摩藩士が動員され33名が病死、平田靱負をはじめとする51名が引責または幕府への抗議のため自害しました。同市は鹿児島県と姉妹都市関係にあり、長良川と揖斐川の合流地点には薩摩義士を弔うための治水神社や薩摩じいなどが残っています。

千代保稲荷神社(ちよほいなりじんじゃ)は「おちょぼさん」の愛称で親しまれる稲荷神社です。日本三大稲荷に数えられることもありますが、神社側は否定しています。約150軒ほどの門前町があり、串カツや草餅、川魚料理、どて串(モツを味噌で煮た串)が有名です。

海津温泉は市街のアクアワールド水郷パークセンターの近くにあります。南濃温泉 水晶の湯は道の駅 月見の里南濃の脇(足湯あり)の遊歩道を登っていった所にあります(シャトルバスあり)。

木曽三川公園センター(アクアワールドとは隣接していない)は木曽三川公園で最初に供用開始された施設です。チューリップで有名な公園で、治水事業や木曽三川の魚・虫・鳥・植物を紹介する水と緑の館があります。油島千本松締切堤(千本松原自然公園)には日向松が1kmにわたって植栽されています。

南濃町津屋にある馬印氷砂糖史料館は、中日本氷糖株式会社の企業博物館です。事前に申し込めば資料展示のほかに工場見学もできます(古いですが見学の様子)。


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長野県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【長野県編】

全47都道府県を網羅 掲載市町村区630以上


四輪自動車の地方版図柄入りナンバープレートはコチラ「地方版図柄入りナンバープレート 一覧 (四輪自動車)」または 地方版図柄入りナンバープレート 中部 (四輪自動車)

長野県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

当サイトの画像は、日本経済研究所さんの承諾を貰って使用しています。コピー・転載は禁止されています。

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安曇野市(あづみのし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県安曇野市 自然を愛し、水と緑の薫るまち 人口97,800人

下部のひし形は、安曇野市の魅力である雄大な山々・清らかな水・田んぼなどを表したものです。市のホームページでも同様のデザインが採用されています。

安曇野市は長野県中央に広がる松本盆地の北西部、梓川・烏川・黒沢川・穂高川の複合扇状地上にあります。市名の「あづみの」は海の神(アマツミ・ワタツミ)を奉じる安曇氏(あづみし=信州に進出し安曇野に名を残したとされる)に由来します。豊富な湧水と堰(せぎ=用水路)を活かした水田が多くみられる土地です。

市内には日本最大規模の大王わさび農場(年間生産高130t)があり、日本一のわさびの生産量を誇ります。同施設はわさび丼やわさびカレーが食べられるレストランがあり、園内のわさび園が散策できるなど市を代表する観光名所となっています。

安曇野市内には美術館が豊富です。一部を挙げておきます。①禄山美術館(荻原守衛を主に近代彫刻)②絵本美術館&コテージ森のおうち(宮沢賢治など絵本とクラフトがテーマ)③田淵行男記念館(田淵行男氏は山岳写真家・自然生態研究で知られる、写真や蝶の展示)④安曇野山岳美術館(山岳をテーマにした絵画を展示、山小屋をイメージした梁組みに高い天井)⑤大熊美術館(ロイヤルコペンハーゲン、アンデルセン、ボタニカルアートなど)

長野県産ぶどうでワインを造っている安曇野ワイナリー、香料・安定剤無添加の飲むヨーグルトが好評を博しています。

道の駅 アルプス安曇野ほりがねの里(ドラえもんが印象的な中型の道の駅、レストランはおふくろの味、惣菜・おこわが人気)。


天龍村(てんりゅうむら)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県下伊那郡天龍村 信州に春を告げる村 人口1,275人

村の鳥ブッポウソウ、山の斜面に広がる茶畑と龍のデザインです。龍の宝玉には村章が描かれています。天龍村誕生60周年記念として50cc以下200枚、50~90cc50枚、90~125cc50枚の交付となりました。

天龍村は長野県最南端にあり、県内で梅や桜が最も早く開花することから「信州に春を告げる村」をキャッチフレーズにしています。

ブッポウソウは村の鳥であると共に長野県の天然記念物です。日本には夏鳥として飛来し、冬には東南アジアに渡る全長29cmくらいの青~群青色の美しい鳥です。保護事業として天龍村各所に巣箱がおかれ、シーズン中は村役場の巣箱の観察記録が公表されます。

中井侍(なかいさむらい)銘茶」とは、中井侍で採れた茶葉を当地の製茶工場で製茶したものです。天竜川から立ち上る朝霧が茶の味を柔らかくするといわれ、苦味が少ないお茶です。中井侍の茶畑は「七曲り」と呼ばれる傾斜にあり、景観が素晴らしいことから天龍村の名所となっています。

天龍温泉おきよめの湯(2020年にリニューアル)、アルカリ性単純温泉、浴槽は内湯1・外湯1とサウナのシンプルな浴場です。付属するレストランの信州サーモンや馬刺しが人気(入浴料:中学生以上500円 小学生以下200円)

ふれあいステーション龍泉閣はJR飯田線平岡駅に併設された宿泊施設です。レストラン龍泉・温泉(運び湯)・お土産の売店・トイレなど施設は一通り揃っています(素泊まりにも対応)。

ていざなす(たいざわなすともいう、元は田井沢茄子だが訛った)は天龍村の特産で、長さ25cm重さ400gにもなる巨大茄子です。果肉が柔らかく甘みが強いのが特徴です。


辰野町(たつのまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県上伊那郡辰野町 ひともまちも自然も輝く 光と緑とほたるの町 人口18,950人

イメージキャラクター「ぴっかりちゃん」と「ほたるのまち」のロゴが描かれています。50cc以下の白ナンバー200枚、小型特殊100枚の交付となりました。

松尾峡は明治時代からゲンジボタルの発生地とされ、長野県の天然記念物に指定されています。6~7月にかけてホタルが発生し、6月中~下旬頃にほたる祭りが催されます。当地のホタルは移入種であり、1960年からホタルを補うために度々移入種を放流し、在来種の遺伝子が駆逐されて生物多様性を損なった典型的な例とされています。

現在町では「トビチ商店街」というプロジェクトを行っていて、市街のシャッター街に対して閉店した店舗を許容しつつ個性的な店舗を無理のない程度に誘致し、商店街を歩く楽しみを知ってもらおうという企画のようです。

横川は中央アルプスの最北端になり、全長18kmの横川渓谷(横川川)が流れています。国の特別記念物 横川の蛇石や横川ダムがあり、紅葉の名所やキャンプ地として知られています。レジャー施設としてグリーンビレッジ横川かやぶきの館(マグネシウム・薬草・ハーブの入浴施設あり、沸かし湯)、かやぶきの館交流体験館よりあい工房などがあります。

湯にいくセンター(入浴料:中学生以上500円、小学生以下300円、幼児無料。各種割引あり、2022年5月、県外からの客は利用不可)。

当地の名物ほたる丼は信州ハーブ鶏を用い、野菜が草むら卵の黄身をほたるが発光している様子に見立てた丼です。ほたる饅頭とうものもあります(こちらは普通の饅頭です)。


宮田村(みやだむら)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県上伊那郡宮田村 人と自然にやさしい創造のみやだ 豊かな人文・住みよい宮田 人口9,050人

イメージキャラクターの「みやさん」と村の特別シンボル コマウスユキソウが描かれています。

宮田村の花は梅ですが、1998年に村の特別シンボルとしてコマウスユキソウが制定されています。ヒメウスユキソウ(=コマウスユキソウ)はエーデルワイスと同じキク科ウスユキソウ属の高山植物で、絶滅が危惧されています。中央アルプスを代表する花です。

宮田村は中央アルプスの主要観光地を抱え、中央アルプス国定公園のうち特別保護地区の80.6%を村域としています。土地所有権と利用権を分離した宮田式農業でも知られる村です。2022年の宝島社「住みたい田舎ベストランキング」人口1万未満のまちで子育て世代、若者・単身者部門において全国3位(全国の村では1位)を取得しました。

宮田村の特産品といえばアルコールが多く、信州みやだワイン紫輝などワイン、南信州ビールなど地ビールです。上伊那産のさつまいもを利用した芋焼酎 「伊那八峰」シリーズの「脈々」が宮田村の特産になります。マルス信州蒸留所(薩摩酒造と同根企業の本坊酒造の工場、主にウイスキーを生産)では見学が可能で、ビジター棟にバーと売店を併設しています。

宮田とうふ工房は国道153号沿いにあります。地元信州大豆を使った豆腐・当乳製品を売っていて、かりんとう・ドーナツ・ソフトクリームなどスイーツもあり、食べ歩き/お土産どちらでも対応可。同じく国道沿いにあるアルッガマゲ(スリランカ料理)。カレーの辛さは誰でも食べられる程度で、テーブルにあるスパイスで調節するタイプ。紅茶・スイーツが評価されています。

紫輝彩丼(しきさいどん)とは信州みやだワイン紫輝を使った丼のことで、2006年に開発された「鶏のぶどう酒煮丼」がベースになっています。店によって様々な工夫を凝らしていて、コンビニでも一時期販売されていました。

当地の津島神社祇園祭では「あばれ神輿」といって、石段から神輿を投げ落とし板などを剥いで破壊します。毎年新しい神輿が作られています。


坂城町(さかきまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県埴科郡坂城町 ものづくりとやすらぎのまち 人口15,020人

朝日が照らす千曲川(ちくまがわ)とバラ公園、マスコットキャラクターの「ねずこん」が描かれています。50cc以下の白ナンバーのみの交付となりました。

信濃川は日本三大河川の一つ、流域面積は日本3位長さは日本一です。上流にあたる長野県側を千曲川と呼びます。埴科郡(はにしなぐん)坂城町は中小・零細企業のまちとして知られる工業が盛んなまちです。2008~2009年のリーマンショックで大打撃を受けましたが、現在の工業生産高は回復しています。

さかき千曲川バラ公園には330種2,300株のバラが植栽されています。毎年5月下旬にバラ祭りが開催されバラ苗の販売や特産品の販売が行われています。

坂城町は工業のまちであること、刀匠として人間国宝になった故宮入行平氏の出身地であることから「鉄の町」を標榜しています。坂城鉄の展示館では刀剣や刀装具を展示していて、「刀と太刀の違い」や「刀ができるまで」といったパネル展示があります(入場料:高校生以上400円、中学生以下無料)。

坂城町の特産品は中之条大根(ねずみ大根)で、中之条地区でよく生産されています。おしぼりうどんは、大根をおろして絞った汁に味噌や薬味を加えて食べるうどん(だしの代わりに大根の絞り汁)で当地の郷土料理になっています。他に果樹(りんご・もも・ぶどう)、花卉(バラ・カーネーション・トルコギキョウ)などが有名です。

葛尾城(かつらおじょう)は坂城市街の北側にある山城で、武田信玄を野戦で2度破った村上義清の根拠地として有名な城です。木道を登って1時間強といったところですが、標高805m比高400mほどで勾配が大きいです。郭・堀切・石積みなどが残っていて案内板もあります。

ロビニア工場売店(チョコレート工場のアウトレット)、金曜・土曜には正規品・規格外品の直売を行っています。


飯田市(いいだし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県飯田市 文化経済自立都市 美しい自然に恵まれ、長い歴史と尊い伝統文化につつまれた人情豊かなまち 人口101,600人

風越山、リニア中央新幹線、伝統産業の水引が描かれています。50cc以下は1,500枚、50~90ccと90~125ccは250枚ずつの計2,000枚の交付となりました。

飯田市は長野県第5位(佐久市・安曇野市は人口が近いので変動あり)の都市で、南信州を代表する市です。りんご並木や人形劇のまちとして知られています。川本喜八郎人形技術館があり、毎年8月にいいだ人形劇フェスタが行われています。また、文化の日に飯田丘のまちフェスティバルというサブカルの祭典が開催されます。

飯田水引は市の伝統産業で、元禄時代の1672年飯田藩主堀美作守親正が産業奨励で製紙・元結業を盛んにしました。現在全国の70%程度のシェアを占めるといわれています。

飯田市動物園には狸・ヤギ・コンドル・ペンギンなどがいます。小さな動物園ですが、入場無料で手書きのPOPが可愛らしく好評です(汽車ぽっぽ100円、ゴーカート50円、エサ100円)。

上村は南アルプスと伊那山地に挟まれた山間の村で、下栗地区からの眺めは「日本のチロル」と呼ばれています。下栗唯一のドライブイン はんば亭(そば・定食屋)。

当地ではおでんにねぎだれ(醤油に刻んだねぎ混ぜたもの)をかけて食べます。また、粉豆腐とは高野豆腐を粉末状にしたものです。人参・しいたけなどと一緒に炊きます。

10月の第4週に行われる峠の国盗り綱引き合戦は信州軍(飯田市)vs遠州軍(浜松市天竜区)の間で行われます。結果によって「国境」と書かれた標札を移動させます。現在は県境の丘越峠の国盗り公園で行われています。飯田市側は「信州に海を」を合言葉に6万7千勝を目指しています。


千曲市(ちくまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県千曲市 千曲の魅力と 多彩な力が 未来を拓(ひら)く 躍動の都市(まち) 人口59,380人

お姫様キャラクターの「あん姫」とプロバスケットボールチーム 信州ブレイブウォリアーズのロゴ(右下)が描かれています。

千曲市の特産品、あんずは主に市の東側の倉科・森地区で栽培されています。かつては杏仁が咳止めの薬として珍重されたため松代藩が栽培を奨励し、あんず栽培が盛んになったと伝わっています。両地区は「あんずの里」として千曲市の観光名所になっています。花見は4月上旬から、あんず狩りは6月下旬~7月中旬です。

戸倉上山田温泉は明治中期に開湯した温泉で、昔は善光寺参りの精進落しの名湯として賑わいました。現在は寂れ感のある温泉街となっています。足湯が3箇所(うち1箇所はファミリーマートに併設)あり、菓子屋・パン屋もあるので食べ歩きに良い場所と思われます。

戸倉宿キティパークは千曲天狗の像があり、ウサギやヤギの居る公園です。セツブンソウ自生地が隣接していて3月頃に訪れると花が見れます。

戸倉駅近くの蔵元坂井銘醸(茅葺きの建物)はレストラン(そば)・土産屋を兼ねていて、陶芸・ステンドグラスの体験も行っています(もちろん酒もある)。また、坂井銘醸コレクションという酒蔵の博物館をやっています。

千曲市にある埴科古墳群は4つの前方後円墳からなります。そのうち森将軍塚と有明山将軍塚(誰の墓なのかよくわかっていない、地名+墓が立派なとから将軍と名付けた)は森将軍塚古墳館長野県立歴史館と合わせて科野の里歴史公園という公園になっています。

雨宮日吉神社の御神事は、3年に一度行われる祈年祭(五穀豊穣などを願う祭祀)です。「橋がかり」といって獅子舞いの獅子頭を橋から逆さ吊りにして川の水で濡らします。


南箕輪村(みなみみのわむら)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県上伊那郡南箕輪村 みんなで創ろう住みよい南箕輪 ~人・自然・協働~ 人口15,460人

箕輪村のキャラクター松ぼっくりの妖怪「まっくん」が描かれています。

南箕輪は2つに分かれた特徴的な村域を有していますが、最近の合併でこうなったわけではなく、1889年から130年以上分かれているそうです。もともと西側の飛び地は入会地(薪炭・用材・肥料などを取得するため共同利用される土地)で人が住んでいませんでした。

南箕輪村は県内で最も人口が多い村で、2015-2020年時点でも人口増加を続けています。また、県内で平均年齢が最も低い自治体でもあります。

南箕輪村の特産品はりんご・米・イチゴ・ブルーベリー・白ネギ・アスパラガスなどです。とりわけりんごは当地の日照時間が長く、寒暖の差が激しいことから色付きが良く・甘いとされます。また、コシヒカリ「風の村米だより」は2014年のお米甲子園で特別優秀賞を受賞しています。当地の産物はJA上伊那ファーマーズあじ~なで販売しています。

信州大芝高原は森林セラピーロード・マレットゴルフ場・足湯と入浴施設・レストラン・プールと親水広場などを備えた公園です。2018年に道の駅 大芝高原として登録されています。経ヶ岳バーティカルリミット(高低差のあるハーフマラソン)、大芝原高原祭り(8月)などが行われています。

南箕輪村には信州大学農学部のキャンパスがあり、国内で唯一国立大学のキャンパスがある村となっています。ユリノキの並木は同キャンパスの象徴となっていて、紅葉が美しい並木道となっています。食と緑の科学資料館「ゆりのき」では農学部に所蔵されている標本・資料などが展示されています。


阿智村(あちむら)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県下伊那郡阿智村 歴史と湯けむりの里 人口6,379人

下部に「STAR VILLAGE ACHI.」のロゴが入った星空のデザインです。光を反射する加工がなされています。小型特殊(濃厚作業用・その他)のデザインは異なるもので、阿智村の緑とハナモモが描かれています。50cc以下100枚、50~90cc10枚、90~125cc10枚、小型特殊20枚の交付となりました。

阿智村は2006年に環境省の「全国星空継続観察」(現在は廃止されている)で参加団体中一位であったことから、「日本一の星空ナイトツアー」の実施、地域通貨スターコインを発行するなど観光事業に活用しています。また、2015年に「日本一の星空」を商標登録しています(星の婚姻届というものもある)。

昼神温泉周辺・月川温泉の阿智川沿いにはハナモモ5,000本が植栽されていて、「ハナモモの里」・「はなもも街道」などと呼ばれています。当地のハナモモは3色(白・ピンク・赤)で、見ごろは4月中~5月上旬になります。

広拯山長岳寺は天台宗の寺院です。野田城で病を発し、三河街道で病死した武田信玄の遺骸を安置したといわれています。武田信玄公火葬塚は阿智PA(上り側)近くにあります。

園原にある信濃比叡広拯院は天台宗の寺院です。神坂峠越えに難儀した伝教大師(最澄)が、布施屋(お助け小屋)を建てたことが始まりとされています。総本山延暦寺から1,200年以上輝き続けている「不滅の法灯」を分灯されています。近くに東山道・園原ビジーターセンターはゝき木館や白蛇のいる門前屋(そば屋)があります。

清内路一番清水は超軟水(硬度13mg/㍑)・信州の名水・秘水などといわれる湧水です。花崗岩から湧き出ています。

村内の観光拠点ACHI BASE、レンタサイクルや双眼鏡、防寒具(星空観察は夏でも寒いので)のレンタルなどを行っています。肥後観光農園のりんご狩りの拠点にもなっています。


上田市(うえだし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県上田市 日本のまん中 人がまん中 生活快適都市 ~水跳ね 緑かがやき 空 こころ 晴れわたるまち~ 人口156,800人

左側に小さく「信州」、プレート上部は上田城の櫓をモチーフに真田家の家紋・旗印 六文銭が描かれています。

上田市は県内3位の規模を誇る東信地方の中心都市です。上田市の市街は上田城を中心とする城下町として発展しました。JR上田駅お城口から200mくらいのところに上田藩主居館跡(上田高校になっている)、300mくらいのところに上田城があります。上田城の遺構は櫓・石垣・土塁・掘で、櫓門や塀は再興されたものです。上田城跡公園内には上田市立博物館や真田神社(城が落ちなかったことから合格祈願で知られる)があります。

別所温泉は信州最古といわれる温泉街で、ヤマトタケルが7か所に温泉を開き「七苦離の湯」と名付けたという伝説から「七久里の湯」とも呼ばれます。安楽寺・常楽寺・北向観音といった塩田流北条氏ゆかりの古刹があり、「信州の鎌倉」と呼ばれることがあります。

生島足島神社(いくしまたるしまじんじゃ)は御柱祭や武田信玄ゆかりの神社で知られる神社で、本社は小島の上に建っています。諏訪神社と正対し、上の宮と呼ばれます。

上田市外の北側にある真田地区は、真田氏発祥の地であることから「真田の郷」というキャッチフレーズで観光誘客を進めています。土産店・観光拠点のゆきむら夢工房(そば打ち体験あり)、真田氏歴史館真田氏本城跡などがあります。

みすゞ飴本舗 飯島商店 上田本店、JR上田駅お城口すぐにあります。

美味だれ焼き鳥は、焼き鳥をすりおろしたにんにくが入った醤油ベースのたれ(美味だれ)に漬けたり、たれをかけて食べるものです。美味だれはカツ丼やオムライスにかけることもあります。


岡谷市(おかやし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県岡谷市 湖に映える、美しいものづくりのまち 人口48,620人

「童話のまち」のロゴと「ラムラム王」が描かれています(フンヌエスト・ガーマネスト・エコエコ・ズンダラー・ラムラム王という。1926年の童話の主人公)。

岡谷市は諏訪湖に隣接する工業都市で、諏訪広域連合(3市2町1村)の一つです。長野県の市のなかで最も面積が小さい市で、時計やカメラの電子機器など精密工業が行われていることから「日本のスイス」と呼ばれることがあります。1950年代は味噌の生産高が日本一で、現在でも味噌工場が残っています。

故武井武雄氏は岡谷市(諏訪郡平野村)の出身で、絵雑誌「コドモノクニ」をはじめとした雑誌の挿絵・版画・図案を手がけ、子供向け童話の挿し絵を「童画」と名付けました。おもちゃの研究・創作「イルフ・トイス」や、「本の宝石」といわれる私家本 刊本作品で知られています。イルフ童画館では武井武雄作品の収蔵・展示を行っています。

長地権現町にある小さな絵本美術館(「ばばばあちゃん」の絵本作家さとうわきこさんの美術館)、童画館の近くにある市立岡谷美術考古館(絵画と出土品を展示、国宝の顔面把手付深鉢形土器がある)、郷田にある市立岡谷蚕糸博物館(手作業実演や生きている蚕が見られる)。

鳥居平やまびこ公園は、子供からお年寄りまで楽しめる「ファミリーパーク」をテーマにした公園(都市公園)です。ジャンボすべり台やボブスレーなどの遊具のほか、プリンス&スカイラインミュウジアム(自動車博物館)があります。

鶴峯公園(つるむねこうえん)のつつじ祭り、1935年にツツジ300株を発注したところ業者の手違いで3万株が送られてきて、返品もできず村民が何日もかかって植え込んだそうです。ツツジが咲く5月上~中旬には露店も出て岡谷太鼓の披露があります。

塩嶺御野立記念祭は塩尻峠(岡谷市側)で行われる日本一短い祭り(午前10時に「一同、礼」の掛け声とともに一礼する)で、明治天皇・昭和天皇が塩尻峠を巡行したことを記念するものです。


木祖村(きそむら)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県木曽郡木祖村 木曽川の水が生まれる源流の里 人口2,877人

上部に「木曽川源流の里」ロゴ、下部に木曽川の清流でイワナが跳ねている様子が描かれています。左下に特産品 お六櫛のイラストが添えられています。

木祖村は周囲を2,000m級の山々に囲まれた村で、木曽川の源流があることから木曽川の祖という意味合いで木祖村としています。やぶはら高原スキー場・水木沢天然林・中山道藪原宿があり、観光地としても知られています。

木祖村の特産品は御嶽白菜・スイートコーン・漬物・蕎麦・木祖牛などです。また、お六櫛やネズコ工芸品(ネズコは木材の名称、下駄・手桶など)等で知られる木工芸が盛んな村です。

日野山百草(ひゃくそうがん)とは落葉高木「キハダ」から採れるオウバクエキスを主成分とした腹痛薬・健胃薬です。「腹痛の妙薬」として親しまれてきた民間伝承薬で、当地に本社を置く日野製薬で作られています。

味噌川ダムはロックフィルダムという土砂と石で造られたダムです。コンクリートには無い趣があります。味噌川ダム防災資料館は大きな建物ではないですが、ダムの資料館としては充実した展示内容となっています。ダム湖の周りには絆の力水という湧水があります。

ナルカリクラフト、個性的な木の玩具があります。


喬木村(たかぎむら)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県下伊那郡喬木村 小さくともアルプスの峰の如(ごと)く毅然(きぜん)と聳(そび)える美しい村 人口6,117人

村の木であるイチョウの葉が描かれています。村発足135周年記念として交付されました。

喬木村は下伊那郡の北部、伊那盆地を流れる天竜川の河岸段丘の上にある村です。飯田市の市街地から東にあります。村名になっている喬木は「高木」の古い書き方で、林業従事者が減っている現在では難読地名になりつつあります。村名と通じることからイチョウを村の木としていますが、喬木村くりん草園九十九谷森林公園のクリンソウで知られることの方が多い村です。

喬木村の特産は阿島傘・矢筈こんにゃく・イチゴです。また、どぶろく特区に指定されていて、地元の山田錦と遠山郷の「観音霊水」で富田天領の里というどぶろくが造られます。阿島傘は大正時代には100戸で年間30万本ほど生産されていましたが、今は生産者1戸のみで生産されています。喬木村のいちご狩り(要予約・ハウス指定不可、2022年は休止)。

椋鳩十文学記念館・記念図書館は喬木村出身の小説家・児童作家 椋鳩十(むくはとじゅう)氏を記念するものです(代表作「大造じいさんとガン」)。鹿児島を拠点に活動した人で、鹿児島県立図書館長を務め、小中学校の校歌の詩を沢山つくっています。椋鳩十記念館・記念図書館では椋鳩十氏が動物好きだったことにちなみ、迷い込んで来た猫に「ムクニャン」という名前をつけ、猫館長に任命しています。

小川川沿いにある田舎道直売所。氏乗枝垂れ桜から遠くない地点にあります。野菜の直売のほか五平餅も食べられます。

阿島の大藤は花房が2mほどにもなるもので(重すぎて木の負担になるため、20日過ぎには切り落とすほど)、珍しい八重咲きの個体もみられる名所なのですが、現在は木が弱っていて開園されていないとのことです(2017年に撮られた動画)。


松川町(まつかわまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県下伊那郡松川町 くだものの里 松川 人の輝く緑と水と太陽のまち まつかわ 人口13,040人

「くだものの里」の表記と街の特産品 りんごと梨が描かれています。2011年4月から交付されています。

松川町は下伊那郡の北端にある南信州地域の町です。南北6km、東西は長く21kmと伸びていて、天竜川の東は工業団地と水田地帯、西側は住宅地・商店街・工業団地が開けています。傾斜地では果樹栽培が盛んに行われています。

松川町は「くだものの里」を標榜していて、りんご・梨(西洋なしは全国トップクラス)・梅・柿・桃・さくらんぼの出荷量が全国自治体で上位100位以内に入ります(フキやレタスの栽培も盛ん)。町役場の西側にフルーツ狩りができる観光農園が沢山あって、観光資源にもなっています。2015年に町全体が「ワイン・シードル特区」に指定され、ワイナリーのツアーが行われています(現在は丸亀醸造所、信州ましのワイナリー、Vinvie=ヴァンヴィの3か所)。

リフレッシュタウン松川の里(駐車場・温水プールがある)内にある信州まつかわ温泉清流苑は土産屋・レストランなどを併設しています。泉質はアルカリ性単純温泉、浴槽は9個+サウナで露天風呂も広いです(循環式)。フォレストアドベンチャー・松川が近くにあります。

生田にある嶺岳寺はヒガンバナで有名なお寺です。天竜川を見下ろす境内に約5万株のヒガンバナが咲きます(ときどき白い花も混じる)。

大島城(台城)は松川町の南部、高森町との境あたりにあります。遺構は土塁・曲輪・堀のほか馬出し・枡形虎口など武田流築城術が見て取れるものとなっています。周辺は台城公園として整備されていて比高も50mと上りやすい城です。


佐久市(さくし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県佐久市 叡智と情熱が結ぶ、21世紀の新たな文化発祥都市 人口99,370人

浅間山と千曲川を背景に、コスモス・佐久鯉・バルーンフェスティバル・五郎兵衛米・五稜郭(龍岡城)をイメージした星のまちといった佐久市の魅力が描かれています。市制10周年記念として50cc以下1,950枚、50cc~90cc150枚、90~125cc250枚、ミニカー50枚、小型特殊1,100枚が交付されています。

佐久市は東信地方の市で、古くは中山道と佐久甲州街道の交点で宿場町として発達しました。JR佐久平駅を中心に商業施設が発達し、上田市と並ぶ東信地方の中心都市として発展してきています。

佐久市の鯉の養殖は天明年間にはじまったといわれていますから、約250年の歴史があります。当地ではあらい・鯉こく・うま煮などにして食します。また、鮒の養殖も盛んで水田養殖小鮒として甘露煮などにします。当地の水田では稲作と共に鮒の養魚を行っている額縁水田が見られます。

龍岡城(龍岡陣屋)は19世紀に築かれた稜堡式城郭(星形要塞)で、安土桃山~江戸時代初期に築かれた城とは異なる形態をもちます。龍岡藩解体後に建物は解体され、売却されていますが御台所は移設されて残っています。田口小学校閉校後に陣屋が復興される予定です。

五郎兵衛米は作の五郎兵衛新田で採れる米で、江戸時代に市川五郎兵衛という人が私財を投じて新田開発をしたと伝わっています。蓼科山の水と浅科の強粘土質の土で育つ米は、粘りの強さと甘みが特徴です。五郎兵衛記念館に展示があります。

成田山薬師寺の参道に立つぴんころ地蔵は、「ぴんぴんして生きて、苦しまずコロリと往生する」といわれる当地で人気のある地蔵尊です。参道には毎月第二土曜に山門市として露店が出たり、アンブレラスカイが行われたりします。

国道142号沿い(市道25-3)沿いの道の駅 ヘルシーテラス佐久南(物販が豊富、新しい施設)。同じく国道142号沿いにある道の駅 ほっとぱ~く浅科(小さめの道の駅、米が人気、冬には凍り豆腐がある)


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甲府市(こうふし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山梨県甲府市 人がつどい 心がかよう 笑顔あふれるまち 人口193,100人

武田家をモチーフにしたもので、軍配を象ったプレートに「こうふ開府500年」のロゴとシンボルマーク(中央上)、右上に「風林火山」のロゴが描かれています。背景は甲州印伝でよく使われたトンボ柄の図案となっています。

甲府市は山梨県の最大都市・県庁所在地で、人口20万には及ばないものの中核市に指定されています。1519年に武田信虎(15代、信玄の父)が居館である躑躅ヶ崎館(現在の武田神社)を築き、「甲」斐の「府」中(中心都市くらいの意味)で甲府と名付けました。宝石研磨・甲州印伝・手彫印章(はんこ)などの工芸で知られています。

甲府城(舞鶴城)は1583年か1585年に徳川家康の命によって築かれた城であるとか、豊臣秀吉が対徳川家のために浅野家に命じて作らせたとかいわれる城です(順に『甲府城総合調査報告書』、『甲斐国志』、甲府市の説)。周辺は舞鶴城公園として整備され、天気の良い日には富士山が見えます。公園近くの山梨防災新館のなかに山梨ジュエリーミュージアムがあります。

甲斐善光寺は浄土宗の寺院です。本堂(金堂)は東日本最大級の木造建築で、天井に2匹の大きな龍が描かれ、手を叩くと多重反射による共鳴が起きる「鳴き龍」で有名です。また、暗闇の中を錠に触れるお戒壇めぐりもできます。

御岳昇仙峡は甲府市街地の北にある国の特別名勝で「日本五代名峡」の一つです。柱状節理の花崗岩、安山岩の奇岩がいたるところにみられます。渓流の変化も多く、とくに新緑と紅葉の季節は見事です。

印傳屋上原勇七 印傳博物館2階では甲州印伝(鹿革に漆で模様をつけたもの)の製造工程と年代物の展示品が見られます。1階はショップになっています。


韮崎市(にらさきし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山梨県韮崎市 夢と感動のテーマシティ 人口29,480人

イメージキャラクターの「ニーラ」と市の将来像である「夢と感動のテーマシティ」をイメージした虹と流れ星のイラストが描かれています。

ニーラは韮崎市制施行55年(2009年)を記念して誕生した絵本「ニーラ」の主人公です。夢をかなえる不思議なカエルと少女の物語で、文は東京ディズニーランドの総合プロデューサーをつとめた堀貞一郎氏、絵は絵本作家で大月市立図書館館長をつとめる仁科幸子さんによって描かれました。

韮崎市は、清和源氏の流れを汲む武田家の初代・武田信義が韮崎市の武田八幡宮で元服し、墓所も願成寺にあることから「武田の里」としています。また、日本プロサッカーリーグ・ヴァンフォーレ甲府の主要ホームタウンであり、市内にクラブハウスもあることから「サッカーのまち」としています。また地元の韮崎高校は中田英寿の出身校で、サッカーの全国高校サッカー選手権大会の常連校です。

新府城(韮崎城)は「続・日本の百名城」の一つで、1581年に武田勝頼によって築城されました。勝頼が移り住んでわずか68日で織田氏の侵攻にあい、自ら火をかけたことから「悲運の城」などと呼ばれます。近くの新府桃源郷は60haの面積を有する桃林で見ごろは4月中~下旬になります。

道の駅にらさきは国道141号沿いにある未来的な外観の道の駅です。道路を挟んで向かいに入浴施設「ゆ~ぷるにらさき」があります。141号(清里ライン)を少し北に行くとパン屋さんが二軒と和菓子屋さん 金精軒(水まんじゅうが人気)と萩原製菓(こちらはくるみ餅)があります。

韮崎旭温泉 韮崎旭の湯は温泉通に有名な温泉で、近くの老人ホームで利用するために掘られたものです。源泉かけ流しで湯温はぬるめ、泉質は塩素ーナトリウム・炭酸水素塩泉で、浸かっていると気泡がつくそうです。


笛吹市(ふえふきし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山梨県笛吹市 「桃・ぶどう日本一と温泉の郷」「甲斐国千年の都」 人口69,460人

桃とブドウ、温泉の湯けむり、笛吹川の清流が描かれています。

笛吹市は国中地方、甲府盆地の東寄りに位置する市です。古くから地域の中心的な役割を果たしたらしく多くの古墳が残されています。2006年度に桃・ブドウの生産量が日本一だったことをうけ、「桃・ぶどう日本一の里」「日本一桃源郷」を宣言しています。

石和温泉郷(いさわおんせんきょう)は市内の石和温泉・春日居温泉・日の出温泉の総称です。石和温泉と春日居温泉は源泉が隣接し実質的に一体化しています。日の出温泉は旅館一軒を残すのみとなっています。公衆浴場石和温泉石和源泉足場ひろば(武田24将+信玄+女性3名の顔出しパネルがある)。

御坂町成田にある山梨県立博物館は「かいじあむ」という愛称で知られる博物館です。常設展示は原始時代から現代まで順番に並んでいますが、自由動線でどこから見てもいいようになっています。2019年に「すごすぎる!ねこ展」という企画展示を行い好評を博しました。

当地は果物の生産だけでなく、加工品のワインも特産となっています。ルミエールワイナリー・山梨マルスワイナリー 本坊酒造・モンデ酒造では工場見学と試飲ができます。笛吹ワインではワイン造り体験(自分で踏んでジュースを作る>ジュースを試飲>ワインになったら届く)を行っています。また、石和温泉駅観光案内所内にもワインサーバーがあり、市内で造られるワインの試飲ができます(足湯もある)。

ラーほーとは当地のB級グルメで、ほうとうの麺を使ったラーメンのことをいいます。

石和町川中島にあるみそ工房の里、味噌づくりの体験教室を行っています。


忍野村(おしのむら)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山梨県忍野村 美しいむら、人にやさしいむら あふれる自然ときれいな水 そして雄大な景色 人口9710人

富士山のナンバープレートです。富士山地域の4輪のご当地ナンバーと親和性のあるデザインとなっています。山梨側の富士山地域は富士吉田市、富士河口湖町、西桂町、忍野村、鳴沢村、山中湖村、道志村の1市2町4村で構成されています。2008年からミニバイク50cc以下~125以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています。

忍野村は忍野八海(富士山の湧水・国指定天然記念物・名水百選)で知られる観光業が盛んな村です。延暦19年(800年)の富士山の噴火を鎮めるため浅間神社が創建され、忍野に集落が形成されていったとされています。忍野八海は、富士登山の前の水垢離(みずごり=体を清めること)の地として、庶民の行楽志向が高まる江戸時代から有名な観光地になっています。

株式会社ファナックは、忍野村に本社をおく工場の自動化に照準を合わせた電気機器メーカーです。工作機械の数値制御装置、産業用ロボットなどで世界有数のシェアを誇ります。本社周辺はできるだけ木を切らずに建設されていて、「ファナックの森」と呼ばれることがあります。工場は特徴的な黄色の外観です。

忍草(しぼくさ)にあるさかな公園は水をテーマにした公園で、園内に桂川からとった水が流れています。富士湧水の里水族館(入館料:高校生以上420円、小中学生200円)と森の学習館が入っています。

四季の杜おしの公園には岡田紅陽写真美術館と小池邦夫絵手紙美術館があります。周辺に忍野しのびの里(テーマパーク)・忍術皆伝の道(アスレチック)があります。しのびの里には忍者ショー・手裏剣道場・からくり屋敷・貸衣装などがあります(当地に忍者のゆかりは無いが、ショーをやっている靁凮刄は伊賀の阿修羅と兄弟集団)。

アンティーク古美術里庵は岡田紅陽写真館の裏手100mくらいのところにあります。1階はイギリスの柱時計やランプ古伊万里など、2階は和家具・陶磁器が中心の骨董店です。カフェが併設されています。


道志村(どうしむら)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山梨県道志村 緑と清流と歴史の郷 人口1,676人

富士山のナンバープレートです。富士山地域の4輪のご当地ナンバーと親和性のあるデザインとなっています。山梨側の富士山地域は富士吉田市、富士河口湖町、西桂町、忍野村、鳴沢村、山中湖村、道志村の1市2町4村で構成されています。

道志村は山梨県の東端にあり南都留郡に属している村です。南北4km東西28kmと東西に細長い形状の村域は95%程度が森林、北は道志山塊、南は丹沢山塊に挟まれた村の中央を道志川に沿って国道413号(一部は愛称として道志みち)が通っています。自然が残るアウトドアフィールドとしてキャンプ場がたくさんあります。

横浜市水道局の道志川からの取水は1897年からはじめています。森林破壊による水源の保全が問題になると1916年に横浜市が丹沢山塊の北麓の2,873haを取得し(道志村の約1/3にあたる)、以来道志村と横浜市は共同で水源林の保全に努めています。村役場前にある獅子頭共用栓は、横浜市水道局が明治20年に創設された頃のものです。

みなもと体験館道志・久保分校は、同名の廃校になった校舎を利用したカルチャースクールとして活用したものです。山菜採りなど自然体験、ピザ焼き、バームクーヘン作り、手打ちうどんといった体験を行っています。

道志村の特産品はクレソン(生産量日本トップクラス)です。クレソンは一年中採れる野菜ですが旬は3~6月ごろです。道志村ではお土産として饅頭・羊羹・ケーキ・味噌などにクレソンが入ったものがあります。

道の駅どうしは国道413号線沿いの中型の道の駅です。道志村特産のクレソンの直売をしていて、レストランにもクレソンを使った料理があります(バイカーが多く土日祝は混雑する、鮎の塩焼きが人気で川遊びもできる)。


鳴沢村(なるさわむら)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山梨県鳴沢村 心地よく健やかに暮らせるために みんなでつくる鳴沢村 人口3,152人

富士山のナンバープレートです。富士山地域の4輪のご当地ナンバーと親和性のあるデザインとなっています。山梨側の富士山地域は富士吉田市、富士河口湖町、西桂町、忍野村、鳴沢村、山中湖村、道志村の1市2町4村で構成されています。

鳴沢村は古くは若彦路(山梨県と静岡県を結ぶ古代の官製道路、金王路)の街道に沿って発展しました。交通の要衝であったため、戦国時代には橋田の関所がおかれていたようです。現在は富士山観光と別荘地で知られる村となっています。

鳴沢氷穴は総延長156メートル、幅1.5~11メートル、高さ1~3.6メートルの溶岩洞です。文部省によって特別記念物に指定されていて、年間を通して気温が低いため氷柱がみられます。養蚕が盛んな頃は蚕の卵を保存するために用いられました。

鳴沢の溶岩樹型は国の特別天然記念物に指定されています。864年の富士山の噴火によって溶岩に飲み込まれた木が残したもので、非常に珍しいものです。流動する溶岩が木を取り囲んだ際、樹木が高温の熱によって焼失し地面に穴として残ります。周辺はあまり整備されておらず林になっています。

魔王天神社はフツヌシノカミ(武神・剣の神)を祀っています。山自体を御神体として遥拝するため本殿はありません。

パディフィールドは初心者でも乗馬の練習ができる馬場です。スタッフが馬を引く引馬から基本的な乗馬のレッスン、外乗の観光ツアーまで様々なコースがあります(ウエスタンスタイル、ヘルメットなどは別途料金)。紅葉台木曽馬牧場は木曽馬(外国のものより体高が低い)を扱っていて、流鏑馬の授業もあります(高校生以上)。

道の駅なるさわは物産館、日帰り入浴施設、湧水のある道の駅です。富士山が綺麗に見え、パワーストーンも売っているという個性的な道の駅になっています。鳴沢いきやりの湯は村民専用です。


西桂町(にしかつらちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山梨県西桂町 水と山と織物の里 人口4,298人

富士山のナンバープレートです。富士山地域の4輪のご当地ナンバーと親和性のあるデザインとなっています。山梨側の富士山地域は富士吉田市、富士河口湖町、西桂町、忍野村、鳴沢村、山中湖村、道志村の1市2町4村で構成されています。2008年から50cc以下のミニバイクを対象に交付されています。

西桂町は山梨県東部の郡内地方にある町で、南都留郡(みなみつるぐん)に属しています。北部の三つ峠山(標高1,785m)と南の杓子山北麓に挟まれた標高600mほどの町で、南西から北東にかけて桂川(相模川の上流部でヤマメやイワナ、鮎、ニジマスの放流がほぼ毎月行われるため釣り場として有名)が流れています。ハイキングコース・ロッククライミングのゲレンデで知られる三つ峠の登山口の一つです。織物や木工といった製造業を主要な産業としていますが、近年は首都圏に近い観光地として観光業に力を入れています。

三つ峠は開運山、御巣鷹山、木無山の3つの山々ないし開運山を指す言葉で、峠が3つあることを言うわけではありません。古くは奈良時代から修験道の霊山として知られ、「神鈴峰」「仙水山」とも呼ばれます。山頂付近に屏風岩と呼ばれる標高差130mほどの崖があり、ロッククライミングの名所とされています。三つ峠には主な登山ルートが3つありますが、三つ峠駅からのルートは三つ峠さくら公園や神鈴の滝(しんれいのたき)といったみどころがあります。

郡内織(ぐんないおり)は山梨県の郡内地方で産出される織物で、平安時代の書物に「甲斐の布」とあることから、1000年ほどの伝統があるとされています。主に絹製品であったことから「甲斐絹(かいき)」と呼ばれることもあります。マフラーや座布団、服地(服裏地)、ネクタイなど様々な製品が作られています。近隣の富士吉田市と西桂町の郡内織の紹介・工場見学の案内などの情報サイトができています。

三つ峠グリーンセンターは西桂町下暮地にある宿泊施設です。三つ峠登山の拠点施設となっていて、レストラン・入浴施設・スポーツ施設や体験施設を兼ねています。体験メニューには陶芸体験のほか、そば・うどん・味噌づくりなどがあります。風呂は温泉ではなく、湧水を沸かしたものです(サウナ無し、内風呂・竹酢液の露天風呂・薬草風呂)。

あしたばガラス工房は西桂町下暮地にある小さな硝子工房です。グラス、器、花器などの製品を作るほか、吹きガラスやペーパーウェイト作り、アクセサリーの製作といった体験メニューがあります。

わっぱファームは収穫体験ができる農園です(収穫できるものは時期による)。干しいもなど天日干し野菜も売っていて、富士吉田市のFUJIHIMURO(アートギャラリー、富士見1丁目)で行われる氷室どよう市に出品されています。


富士河口湖町(ふじかわぐちこまち)

山梨県富士河口湖町 富士山と湖と高原の町 人口26,540人

富士山のナンバープレートです。富士山地域の4輪のご当地ナンバーと親和性のあるデザインとなっています。山梨側の富士山地域は富士吉田市、富士河口湖町、西桂町、忍野村、鳴沢村、山中湖村、道志村の1市2町4村で構成されています。

富士河口湖町は2003年に河口湖町・勝山村・足和田村が合併して誕生した町です。2006年には上九一色村の南部を編入しています。富士五湖のうち山中湖を除いた4湖を有し、環境省発表の「富士山がある風景100選(総数104)」のうち、最多の22箇所がある観光業が盛んな町です。

河口湖 音楽と森の美術館(旧オルゴールの森美術館)は多数のオルゴールとともにタイタニックに搭載予定だったオーケストリオン(音楽演奏機械)が展示されています。生演奏やオペラが行われる日もあるようです。また、庭園にはオールドローズが植栽されています。

河口湖さるまわし劇場は全天候型・年中無休で猿まわしが見られる劇場です。施設内はバリアフリーです。公演には英語・韓国語・中国語の字幕表示があります(大人1700円、中高生1200円、小学生以下800円、他の各種観光施設に割引クーポンなどがあったりする)。

ブルーベリーの里 河口湖自然生活館は河口湖の北岸西側にあります(バス停があって河口湖駅から来れる)。お土産の販売・カフェ・ジャム作り体験がある道の駅的な施設です。富士山のフォトスポットとして有名な大石公園がすぐ前にあります。

富嶽風穴は青木ヶ原樹海にある溶岩洞です。総延長201m、高さは8.7mで青木ヶ原樹海の中では最大のものです。夏場でも温度が低く氷柱がみられ、冷蔵機器がない時代は天然の冷蔵庫として利用されていました。

西湖いやしの里根場(ねんば)は、かつてあった根場集落(1966年の26号台風で大雨による土石流を受け壊滅した)を復元した野外博物館です。20棟ほどの茅葺きの棟が復元され、土産物屋・そば処・体験コーナー・工芸品の展示などになっています。


富士吉田市(ふじよしだし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山梨県富士吉田市 富士の自然と文化を活かし ともに築く 自立と創造のまち 人口48,780人

富士山のナンバープレートです。富士山地域の4輪のご当地ナンバーと親和性のあるデザインとなっています。山梨側の富士山地域は富士吉田市、富士河口湖町、西桂町、忍野村、鳴沢村、山中湖村、道志村の1市2町4村で構成されています。

富士吉田市は郡内地方の中心都市で、富士山信仰の拠点として発展してきました。現在の富士吉田市は北部を市外が占め、南部は陸上自衛隊の北富士演習場が多くを占めます。市域の多くを国定公園が占め、富士急ハイランドのある観光都市として知られる市です。

北口本宮富士浅間神社は、主祭神をコノハナノサクヤビメとする富士山信仰の神社で、富士登山吉田口の起点に建っています。拝殿の脇には富士太郎杉・富士夫婦檜の名を持つ大樹があります。鎮火祭(吉田の火祭)は富士山の夏の山仕舞いを意味する祭りで、8月26日・27日に行われます。

富士吉田は溶岩の石が多く、稲作には不向きとされてきたことからほうとう、吉田うどん(コシが強く・辛子などをかけてたべる)など粉食が一般的でした。現在では長年の土壌改良がによる稲作が行われていて、「美富士の夢来」「ミルキークイーン」などの有名銘柄を産出しています(味噌と甘酒もある)。

上吉田にあるふじさんミュージアム(富士吉田市歴史民俗博物館)は、富士山が歴史上の人物に与えた影響や富士山登山・信仰の歴史などを解説しています。もともとは郷土館でしたが、富士山が世界遺産に登録されたことを受けて増改築されました。影像資料を多く配するなど凝った作りになっています。

道の駅 富士吉田は富士山レーダードーム館・ふじやまビール ハーベステラス・キッズUSランド、富士山の湧水などが周囲にある道の駅です。


山中湖村(やまなかこむら)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山梨県山中湖村 富士山・山中湖と共に生き、人が育ち、人と人がつながり、みんなで築く、活力に満ちた山中湖村 人口5,826人

富士山のナンバープレートです。富士山地域の4輪のご当地ナンバーと親和性のあるデザインとなっています。山梨側の富士山地域は富士吉田市、富士河口湖町、西桂町、忍野村、鳴沢村、山中湖村、道志村の1市2町4村で構成されています。

山中湖村は山梨県東部南都留郡の村で、富士五湖の一つ山中湖(臥牛湖)の周囲に広がっています。富士山と山中湖の絶景で有名で、県内有数の観光地としてホテル・キャンプ場・別荘・テニスコートが多く見られます。村全体が標高1,000m付近であり、年間平均気温は9.4度と北海道並みです。

山中湖は面積6.57k㎡と富士五湖のうち最大(逆に深さは最も浅い)で、鯉やウグイ、ワカサギが生息しています。比較的波が穏やかであるため冬場は結氷し、ワカサギの穴釣りができます(近年は氷の厚みが足りない年が多く、ドーム船が主となっている)。1956年にフジマリモ(県指定特別記念物)が発見されました。湖岸には全長13.5kmのサイクリングロードがあり、スポニチ山中湖ロードレースが行われます。

山中湖文学の森公園は山中湖の南にあり、徳蘇峰館・三島由紀夫文学館・山中湖キャンプ場・蒼生庵(旧家)などがあります。山中湖を詠んだ俳句や歌などの句碑(歌碑)が点在する散策路が森林のなかを通っているので、山野草や野鳥の観察ができます。また、情報創造館の辺りに山中湖観光協会があります。

クラフトの里ダラスヴィレッジは山中湖東岸にあります。ドッグラン付きのバーベキュー施設ですが、吹きガラス・陶芸・アートソープなどの体験もやっています。

2022年4月に山中湖花の都公園内の敷地を使ったワイン生産が始まっています。「ワインのまち」として知られる北海道池田町で開発された耐寒性の品種が導入されています。

石割神社は標高1,413mの石割山の8合目にあります。駐車場(無料)から403段の石段を登り、さらに約30分ほど歩きます。御神体の「石」の字に割れた岩や、人一人がやっと通れるくらいの岩の隙間があり3度くぐるとご利益があるそうです。


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越前町(えちぜんちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福井県丹生郡越前町 人と技 海土里(みどり) 織りなす 快適なまち -越前 E-town brand の創造- 人口20,710人

海と山を背景に、町の花スイセンと越前がにが描かれています。

越前がには福井県で採れるズワイガニの地域ブランドです。越前漁港を筆頭に三国港・敦賀港・小浜港が水揚げ拠点になっています。福井県沿岸は寒流と暖流がぶつかることでエサのプランクトン小魚が豊富な場所となっており、身のしっかりと入った良質の蟹が穫れます。また、イカ釣りでも知られています。

越前海岸は北は東尋坊、越前岬を頂点としてくの字に折れながら南の杉津まで続く海岸をいいます。中部の越前岬辺りは日本三大水仙群生地となっていて、越前岬水仙ランドが整備されています。厨(くりや)の漁火街道には越前がにミュージアム道の駅 越前・温泉・海鮮を食べさせる飲食店が集まっています。

越前焼は日本六古窯の一つで、宮崎地区・織田地区で作られています。釉薬を使わなくても中の水が漏れない緻密さと硬さ、鉄分を多く含む土を使うことから出る独特の赤みが特徴です。越前陶芸村に福井県陶芸館(史料館、陶芸教室、茶苑)、越前古窯博物館、越前焼の館(ショップ)があり、5月28~29日には陶芸まつりが開催されています。

織田にある劔神社(越前国二宮)は主祭神としてスサノオを祀る神社です。織田氏発祥の地(織田信長は当神社の神官の末裔)であることから、織田家の氏神として信長の尊崇を受けました。近くに織田文化歴史館があり、国宝の梵鐘などが展示されています。

道の駅 パークイン丹生ケ丘(にゅうがおか)は、福井総合植物園プラントピアのそばにある道の駅です。2022年4月にリニューアルオープンしました。


高浜町(たかはまちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福井県大飯郡高浜町 美しい自然を舞台に、一人ひとりが主役になる 暮らしたい、働きたい、訪れたいまち 高浜町 人口10,490人

写真を加工した高浜の海と青葉山のナンバープレートです。排気量、ミニカー、小型特殊などは背景となる空の色で表されます。全国初となる飾りビスを採用し、町章・はまなす・ゆるキャラの「赤ふん坊や」の3種から選べます(上画像ははまなす)。

青葉山は標高693mの山で「若狭富士」とも呼ばれ、東側からの山容が秀麗といわれています。青葉神社・中山寺などがあり、修験道とつながりの深い山です。登り口あたりに青葉山ハーバルビレッジ(旧・青葉山青少年旅行村)があり、ハーブティーや薬膳カレーが食べられます。

高浜町は若狭湾に沿って和田海水浴場・鳥居浜海水浴場・城山海水浴場などを有し、キャンプ地や旅館が並んでいます。城山公園内に高浜八穴(たかはまやな=八穴の希勝)と呼ばれる海蝕洞などがあります。

国道27号沿いの道の駅 たかはまは地中海風の外観・内装の道の駅です。飲食棟・土産物屋のの隣に入浴施設「湯っぷる」を併設しています。若狭たかはまエルどらんど(体験型自然科学学習館、関西電力のPR施設)は道の駅から西200mほどにあります。

海辺のいちご畑Jolly Farmでは紅ほっぺ・よつぼし・章姫の3種のいちごのいちご狩りができます。練乳かチョコレートのどっちかをトレーに入れて行うようです。

佐伎治神社(さきちじんじゃ)は1000年以上昔に創建された神社で「妙見さん」の名で知らしまれています。巳の年と亥の年に7日に渡って行われる若狭最大の祭り七年祭は佐伎治神社の祭礼です。

御菓子処大次郎、六方焼で有名な老舗の和菓子屋さんです。


永平寺町(えいへいじちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福井県吉田郡永平寺町 うるおい・やすらぎ・人がきらめくまち 人口18,750人

永平寺と永平寺に続く道、イメージキャラークター「えい坊くん」が描かれています。

永平寺町は福井県北部吉田郡に属する町です。町の中央を東西に九頭竜川が流れ、国道416号が川沿いに走っています。かつては曹洞宗大本山の永平寺の門前町・勝山街道の宿場町として栄え、江戸時代には市が開かれていました。

町名の由来になっている永平寺は鎌倉時代の1244年に道元(日本における曹洞宗の開祖)によって開かれた禅寺です。曹洞宗の大本山(中心的施設)であるだけでなく、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでも2つ星と評され、観光地としても全国に知られています。周辺には門前町として土産屋、そば・精進料理を食べさせる店が並んでいます。永平寺そば・永平寺・ごま豆腐・すりこぎ羊羹などが有名です。

竹原にある弁財天白龍王大権現は泰澄(たいちょう)が開いた神社で、白龍を祀っています。伽藍には弁財天が祀られていたと伝わっていますが、消失して今は残っていません。磐座に白蛇が住んでいて「しろへびさん」として親しまれています。

九頭竜川史料館わくわくRiver CANは九頭竜川鳴鹿大堰の永平寺町側にあります。堰の仕組みや防災の取り組みを紹介するて技術博物館ですが、大型水槽や魚道の観察(鮎の稚魚などが見られる)があり、この種の施設としては見どころが多い施設となっています。

永平寺町北島にある吉田酒造では「白龍」という有名銘柄を製造しています。国内最年少の女性杜氏が醸す酒で、米の力を十分に発揮した奥行きのある味ながらするりと飲めると評されています。

永平寺町には青山ハープ(株)という日本唯一のハープ製造メーカーがあります。同社は世界第二位の生産量を誇ります。


越前市(えちぜんし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福井県越前市 国府の文化と匠の技、日野の山川に育まれ ひとづくり、ものづくり、まちづくりの活力みなぎる「元気な自立都市 越前」 人口80,726人

包丁型のプレートで、越前打刃物をモチーフとした形・デザインになっています。2011年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカーを対象に交付されています。

越前市は福井県中南部(丹南地区)にある市で、2005年に旧武生町(=たけふちょう、福井市についで県内二位の人口を有した)と旧今立郡今立町が合併して発足しています。市名に関しては「越前町」、「南越前町」が同県に既にあり紛らわしくなっています。電子・機械・化学・繊維工業が盛んなものづくりのまちで、就業率は製造業が36%超、農林業は逆に少なく2.4%ほどです。越前打刃物・越前和紙・越前箪笥といった伝統工芸が残っています。また、2024年春開業予定の北陸新幹線金沢駅ー敦賀駅にあわせ、県道269号沿いに道の駅 えちぜんたけふが建設中です。

越前市の中心駅であるJR武生駅には、2,967丁の越前打刃物で作られた「昇竜」というオブジェが展示されています。駅近くの市街地にはタンス町通りや蔵の辻があり、昔ながらの町並みと手工業が残ります。ちひろの生まれた家記念館は画家・絵本作家のいわさきちひろさんが住んでいた町家をリノベーションしたものです。

越前和紙の里は越前市の南東、新在家町にあります。和紙の里通りと呼ばれる通りに越前和紙の里パピルス館・卯立の工芸館・紙の文化博物館があります。また、和紙の里から南西方向の大滝町には大瀧神社・岡太神社(おおたきじんじゃ・おかもとじんじゃ)という日本で唯一紙の神様を祀っている神社/日本の紙業界の鎮守があります。彫刻や造りの複雑さで知られる神社で、周辺には製紙所が集まっています。

武生中央公園(たけふちゅうおうこうえん)は越前市高瀬にある運動公園です。1,952年に当地で行われた「たけふ菊人形」の会場として整備された13.3haの公園で陸上競技場・野球場・温水プールといった運動施設を有し、さらに室内遊園地、越前市中央図書館、カフェといった多彩な施設がはいっています。5月には「ちびっこフェスティバル」、10~11月には「たけふ菊人形」が行われています。

東千福町にある紫式部公園は、平安時代の寝殿造庭園を再現した公園です。当地は平安時代には越前国の国府であったため、小さい頃の紫式部が父・為時に連れられて2年間暮らしたといわれています。公園近くに紫ゆかりの館という資料館があります。

御誕生寺(ごたんじょうじ)は曹洞宗の寺院(禅寺)です。歴史の浅いお寺ですが、建立時に4匹の捨て猫を保護したことをきっかけに猫寺として有名になりました。通常の参拝や座禅体験のほかに、猫を見たいという人が年間3万人ほど訪れるというお寺です。


勝山市(かつやまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福井県勝山市 小さくてもキラリと光る 誇りと活力に満ちた ふるさと勝山 人口23,530人

「恐竜日本一」のロゴと恐竜(勝山市で発見されたフクイティタン・ニッポネンシス)のイラストで、恐竜の目の部分がビス部になっています。2012年から50cc以下のミニバイクを対象に交付されています。

勝山市は福井県北東部にある市です。市としては県内で最も人口が少なく、日本有数の豪雪地帯でもあります。市域全体が「恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク」に指定されていることから「恐竜のまち」を標榜していて、北谷町の手取層群(中生代)から産出される標本は保存状態が良く、フクイラプトル・フクイサウルスなど、現在日本で新種に記載された9種のうち6種が勝山市から出たものです。

福井県立恐竜博物館は上記ジオパーク内のメインとなるジオサイト(見どころ)です。約4,500㎡の敷地に約40体の全身骨格、千を超える標本が展示されています。かつやま恐竜の森にはどきどき恐竜発掘ランド(タガネとハンマーで石を割る)や、恐竜のテーマパークなどがあります。

勝山城博物館は姫路城に似せた天守風建築の博物館です。元の勝山城には天守台はあっても天守はなく、城跡もほぼ完全に消失してしまったため史跡ではありません。中には川中島合戦図屏風や賤ヶ岳合戦図屏風などの展示があります。駐車場脇にラブリー牧場みるく茶屋があり、こちら目当てで訪れる人もいるようです。

平泉寺白山神社は717年に泰澄によって開かれた神社です(明治時代まで天台宗の寺院だったため寺院の名前がついている)。白山信仰の福井県側の拠点であり、室町時代には越前守護 斯波氏の庇護を受け、南北1kmに36堂、6000坊の一大宗教都市を形成していました。現在では一面苔で覆われており、「苔宮」「苔寺」などと呼ばれています。周辺に白山平泉寺歴史探遊館まほろばという施設があり出土品を展示しています。

はたや記念館ゆめおーれ勝山は、1905年から1998年まで織物工場だった木下機業場を改修した施設です(明治時代初期から戦前にかけて、絹織物やレーヨンなど当地は織物業が盛んに行われた)。レトロな感じの釜や宿直室などが展示として保存されていて、繭玉とりや手織り体験などを行っています。

羽二重くるみは羽二重餅(蒸した餅粉に砂糖・水飴を加えて練ったもの)にくるみを加え、さらにシュー生地で包んだ菓子で、金花堂はや川という和菓子屋がやっています。JR福井駅内のはやかわプリズム店か、越前大仏近くの大仏前店で買うことができます。


若狭町(わかさちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福井県三方上中郡若狭町 優しさと輝きに出会えるまち 若狭町 人口14,580人

水をテーマにしたリズミカルなデザインで「降る水、湧く水、流れる水、水の恩恵、水に集う」というイメージを表しています。

若狭町は福井県西南部にある町で、若狭湾のリアス式海岸の一部を成します。多数の海水浴場を有する一方で、若狭町・美浜町にまたがる三方五湖(国の名勝・ラムサール条約登録湿地)があります。三方五湖は観光船でレイククルーズが行われる観光地であるとともに、水鳥の重要な生息地となっています。湖畔には梅林が広がり、福井梅の主要産地になっています。

天徳寺境内奥にある瓜割の滝は水の郷若狭町を代表する湧水です。4,500t/日の湧水が流出していて、その冷たさに瓜が自然に割れたという故事から瓜割の滝と呼ばれています。元々は修行地や朝廷の雨乞いの為の祈祷所だったと伝わっています。駐車場脇に土産屋があり、蕎麦やくずまんじゅうを売っています。

熊川宿(重伝建)は若狭と京都との交易路(鯖街道)の拠点として発達したものです。現在でも交通の要衝であることから観光地になっていて、道の駅 若狭熊川宿若狭鯖街道資料館 宿場館若洲忍者道場などがあります。

縄文ロマンパークは三方湖の南岸にある公園です。若狭三方縄文博物館(DOKIDOKI館、勾玉や土笛つくりの体験がある)、福井県年縞博物館(地質・考古学の博物館)、道の駅三方五湖などが入っています(カフェや展望デッキもあり)。

佐久美にある福井県海浜自然センターは、水槽による展示とパネル展示を組み合わせた小規模の水族館です。淡水魚・海水魚のどちらも展示があり、タッチプールやドクターフィッシュ水槽があります。

鳥浜酒造は「キレのある甘口」をテーマに地元の料理(川魚・煮物など)に合う地酒を造っている酒蔵です。鳥浜・加茂栄などの銘柄を出しています。


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石川県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【石川県編】

全47都道府県を網羅 掲載市町村区630以上


四輪自動車の地方版図柄入りナンバープレートはコチラ「地方版図柄入りナンバープレート 一覧 (四輪自動車)」または 地方版図柄入りナンバープレート 北陸信越 (四輪自動車)

石川県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

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宝達志水町(ほうだつしみずちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

石川県羽咋郡宝達志水町

石川県中部 水と人が奏でるハーモニーのまち 人口13,420人

左側に町の花サクラ、右側にマスコットキャラクターの「ほっぴーさん」、上部背景に山並みが描かれています。

宝達山(標高637m)は宝達志水町の南東側にある山で、山頂部付近は宝達山頂公園になっています。1584年には金鉱山が開かれ、その後も昭和中期まで石灰岩や蛍石などが採鉱されていました。現在でも宝達山麓ではキハダ・またたび・せんぶりなどの薬草や宝達葛・自然薯・紋平柿が採れます。

千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイは、宝達志水町今浜から羽咋市千里浜町に至る観光道路です。アスファルトで舗装されておらず、日本で唯一の砂浜を走れる道路となっています。

当地の日帰り入浴施設は里湯ちりはま志乎(しお)桜の里温泉古墳の湯があり、どちらも温泉(里湯ちりはまはかけ流し、古墳の湯はかけ流しと循環式併用)です。両施設ともサウナ・水風呂が付随していて入浴料は大人460円です。

宝達志水町はオムライスを考案した大阪「北極星」創業者の北橋茂男氏の出身地であることから、オムライスで町おこしを企画しています。

ヤマチ醤油(近岡屋醤油)は大正8年創業の醤油蔵です。醤油・ポン酢・味噌の定番のほか、土産・贈答用のセットを取り扱っていて、ネット通販サイトなどで高い評価を受けています。ご当地ソフトクリームにもなっています。


金沢市(かなざわし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

石川県金沢市 世界の「交流拠点都市金沢」をめざして ~市民が創る誇りあるまち~ 人口465,700人

金沢の冬の風物詩「雪吊り」と雪に見立てた前田家の家紋 加賀梅鉢が描かれています。

https://youtu.be/qZDQKyG9yyc

雪吊りは冬の樹木の枝が雪の重みで折れることを予防するため、縄で枝を支持するものです。兼六園の雪吊りは特に有名で、毎年冬の風物詩として全国のニュースになります。加賀藩は江戸を除く大名では最大の石高を有し、江戸時代には名古屋に並ぶ大都市でした。大戦中に空襲の対象にならなかったため、金沢は歴史的風情の残る建物が残る地域となっています。

金沢市は年間700万人を超える観光客を集める日本有数の観光地で、日本三名園の一つ兼六園金沢城金沢21世紀美術館妙立寺(忍者寺)などが有名です。ひがし茶屋街(東山地区)には復元された茶屋が並び、国指定重要文化財のお茶屋「志摩」や金沢市立安江金箔工芸館、お茶屋美術館などがあり、商業施設が密集しています。

近江町市場は160店舗以上の商店が入る一大商店街で、「金沢の台所」(当地では「おみちょ」)と呼ばれることがあります。1721年に始まったということですから300年余の歴史ある市場です。カレーのチャンピオンや回転寿司(金沢市は回転寿司コンベアの製造が国内トップ、発祥の地ではない)が有名で、最近は惣菜屋やコロッケがご当地グルメになりつつあります。

尾山神社は金沢城公園の近くにある神社で、加賀藩前田家の祖 前田利家と芳春院(まつ)を祀っています。神門にはステンドグラスがはめ込まれ、本堂には金沢初のレンガ造りがみられます。また、神門の避雷針は日本初(オランダ人医師ホルストマンの助言による)のもので、北陸は冬季に強い雷(当地では鰤起こしと呼ぶ)が起きやすいことから設置されたものです。

当地には色々と地域色の強い食べ物があります。有名なものだと治部煮(じぶに)・ふぐの子(卵巣の糠漬け)・おでん(車麩や蟹面=香箱がにの甲羅に味噌と身をつめたもの)、和菓子だと五色生菓子・長生殿(日本三代銘菓)・氷室万頭(ひむろまんじゅう)などです。


志賀町(しかまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

石川県羽咋郡志賀町 夢・未来の創造 笑顔あふれる能登ふれあいの郷 ~私たちが主役の新志賀町物語~ 人口20,840人

日本海に沈む夕陽を背景に旧福浦灯台(右)と大島諸願堂(左)のシルエットが描かれています。

旧福浦灯台(きゅうふくらとうだい)は日本最古の西洋式木造灯台で、1876~1952まで使用されました。福浦灯台から福良港を挟んで南側にあります。大島諸願堂は大島の海岸の出崎に立つ石づくりの六角地蔵塔です。室町時代に船持(船主)の武太夫が、大島沖で難破し犠牲になった息子と乗組員を弔うために作ったといわれています。

志賀町は志賀原子力発電所(原子炉2基)を有し、電力関連事業・電気機械製造など工業よりの自治体です。ズワイガニやトラウトサーモン、天然牡蠣など海の幸、ころ柿や赤土スイカなどが生産されていますが、第一次産業従事者は減少傾向にあります。

増穂浦海水浴場には元世界一長いベンチ(460.9m)があります。道の駅とぎ海街道シーサイドヴィラ渤海(ホテル、日帰り入浴あり)、志賀町とぎ地域福祉センターますほの湯が近くにあり当地の観光名所になっています。

赤住の原子力発電所近くに北陸電力関連のPR施設として、アリス館志賀(エネルギーや原子力発電を紹介する技術博物館)と花のミュージアムフローリィ(植物園)があります。どちらも入館無料です。

能登金剛は志賀町の海岸線一帯(全長29km)を指します。義経の舟隠し・厳門・碁盤島・「ゼロの焦点(松本清張原作の映画)」のロケ地になったヤセの断崖といった奇岩・奇景が広がっていて、能登金剛遊覧船クルーズ厳門巡りというクルーズが行われています。

富来八朔祭り(くじり祭り)は年に一度、男神を神輿に乗せて富来八幡神社の女神のもとに送る祭りです。この場合の「くじる」とは女性器をいじる程度の意味合いで、神の逢瀬を皆で囃し立てるといった趣旨のお祭りです。最近は性的な意味合いが薄れています。


小松市(こまつし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

石川県小松市 ひと・まち・みどりが輝くこまつ ~小松の人と自然が大好きです~ 人口106,900人

歌舞伎の隈取のイラストに「こまつ」のロゴがはいっています。50~125cc(3種)+ミニカー・小型特殊が交付されています。

小松市は石川県の南部にある市で、歌舞伎の演目「勧進帳」の安宅の関(小松市安宅町)を有することから「勧進帳のふる里」としています。建設機械の小松製作所(コマツ)の企業城下町として発展してきた歴史があり、日本有数の機械工業の産業集積地になっています。一方で九谷焼・加賀絹織といった伝統工芸や稲作も行われています。

小松空港(飛行場)は軍民共用の空港で、防衛省が管理していることから、航空交通管制は航空自衛隊が行っています。小松市・金沢市・福井市などへのアクセス拠点として利用されるほか、航空自衛隊のPR事業として航空祭が行われています。駐車場近くに石川県立航空プラザがあり、航空機の展示が行われています。

加賀 伝統工芸村 ゆのくにの森は伝統工芸(と和菓子)のテーマパークで、13万坪の敷地面積を擁しています。菓子・友禅・金箔・九谷焼などそれぞれテーマを持つ11の館と、50種以上の伝統工芸体験があります。テーマパークは森の中に立地していて、森林浴の遊歩道を兼ねています。

日本自動車博物館は、1978年に実業家の故前田彰三氏が半生をかけて収集した実用車をもとに、富山県小矢部市に開いた日本初の自動車博物館です(1995年に現在地に移転)。レストランとミュージアムショップが併設されているほか、「世界のトイレ」として各国の便器が設置されています。

観音下町(かながそまち)にある農口尚彦研究所は日本酒の酒蔵です。「現代の名工」(厚生労働大臣が定める卓越した技能者)として表彰を受けた農口尚彦氏が杜氏を務めています。テイスティングルーム「杜庵」(茶室をイメージした寂空間)やギャラリーを併設した現代的な施設で、2017年から本格稼働しています。


野々市市(ののいちし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

石川県野々市市 にぎわいとやすらぎに満ちた 快適・文化都市 人口52,140人

丸みを帯びたプレートに影をつけて野々市市の「N」に見えるようにしています。市の花・木ツバキと斜自体の「nonoichi」ロゴ(右下)が描かれています。50c~125cc+ミニカー・小型特殊の交付となっています。

野々市市は石川県中部にある市です。面積は13.56k㎡と小さく、山も海もない平地となっています。本州の日本海側では最大の人口密度を有する金沢市のベッドタウンであり、石川県立大学・金沢工業大学の2つの大学が所在しています。

野々市市は自然林を持たず、市域全域が市街になっています。野々市中央公園は野球場・テニスコート・相撲場などの運動場を備えつつ、椿山(人口の築山)に椿が200品種・約800本、椿館(温室)では300種・700本が栽培されています。また、わずかな耕地面積を有し、キウイフルーツとヤーコンが特産品として認定されていて、ワインや酢・焼酎・菓子などに加工されています。

米やもち米、大豆などを生産している林農産は野々市市内に耕地・店舗をもっています。「23世紀型のお笑い系百姓」という売り込みでyoutube配信を行っていて、人気が出ています。「宇宙茶」「林さんちの~~」シリーズ、「超普通じゃないコシヒカリ」などが販売されています。

喜多家住宅は国指定重要文化財の商家(灯油、酒造を生業としていた)です。19世紀中頃に建てられたもので、石川県に残る典型的な商家のなかでも古く、貴重な建築です(入館料:大人400円 子供200円)。水毛生家住宅(みもうけじゅうたく)は市指定文化財で、1850年頃に建てられた農家で、京風の茶室と洗練された庭があります。住人がいるため非公開の施設ですが、イベント時に一般開放されることがあります。

100満ボルト金沢本店は野々市市にあります(市内にはヤマダ電機・ケーズデンキもあり)。スターバックス金沢野々市店など、当地には「金沢」ないし「金沢南」などと付く店舗が多くあります。


輪島市(わじまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

石川県輪島市 ”あい”の風がはぐくむ 快適・活気・夢のまち 人口27,700人

輪島塗のお椀の形をしたナンバープレートです。50c~125cc+ミニカー・小型特殊の交付となっています。

輪島市は輪島塗・輪島の朝市・白米千枚田(2001年に国の名勝に指定)・温泉などが有名な観光業が盛んなまちです。また、水産業も盛んに行われ、輪島港の水揚げ高は県内一となっています。一方で高齢化により人口は毎年減少し続けています。

輪島朝市は日本三大朝市に数えられる大規模な市です(店舗数200軒程度)。千年ほどの歴史を有する市で、朝8時から11:30くらいまで店舗が出ています。朝市通りには永井豪記念館、周辺に輪島ドラマ記念館、足湯があります。

石川県輪島漆芸美術館は漆芸(漆工芸)専門の美術館で、輪島塗の工程と歴史を常設展示しています。手作り体験として沈金(文様に漆を刷り込んで金箔や金粉で色を付けること)体験を行っています。輪島漆会館は商工業共同組合の施設で、こちらは展示と販売を主に行う施設です。

輪島キリコ会館はマリンタウン内にあります。祭りで使われるキリコ(切籠=担ぎ棒のついた巨大な灯籠、能登の祭りを代表する)を常設展示する工芸博物館で、大型スクリーンによる祭りの光景の再演やLEDによる照明演出を行っています。1~2階が吹き抜け、3階は展望台になっています。

總持寺祖院(そうじじそいん)は門前町門前にある曹洞宗の寺院です。一時期永平寺と大本山の地位を巡って論争があったものの、現在は「能登の大本山」として親しまれています。伽藍の多くは登録有形文化財になっています。

当地のえがら饅頭は餅粉・上新粉で作る餅にこしあんを包み、クチナシで着色したもち米を貼り付けたものです。もち米の触感や見た目をいが栗に見立て、「いが饅頭」と呼んでいたものが訛って今の呼び名になったといわれています。


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富山県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【富山県編】

全47都道府県を網羅 掲載市町村区630以上


四輪自動車の地方版図柄入りナンバープレートはコチラ「地方版図柄入りナンバープレート 一覧 (四輪自動車)」または 地方版図柄入りナンバープレート 北陸信越 (四輪自動車)

富山県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

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黒部市(くろべし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

富山県黒部市 大自然のシンフォニー 文化交流のまち 人口41,560人

新緑の山々を背景に、(新)山彦橋を渡る黒部峡谷鉄道のトロッコ列車のイラストと市のキャッチフレーズのロゴ(右下)が描かれています。新黒部市誕生10周年記念として交付されました。

https://youtu.be/0jogflShjqA

黒部市は北西部が市街地、南東部が黒部峡谷(飛騨山脈の北端)になっています。昔は日本屈指の精錬所を有する鉱業のまちで、現在は世界最大のファスナーメーカーYKKが黒部工場と事業所を置いています。黒部峡谷にはトロッコ列車が走り、自然の景観と黒部峡谷口の宇奈月温泉鐘釣温泉黒薙温泉などが観光資源になっています。

生地は(いくじ)は、生地漁港と黒部漁港を有していて水産業が盛んです。魚の駅いくじという施設があり土産と鮮魚や扱っています。この辺りは「清水(しょうず)」と呼ばれる黒部扇状地湧水群が湧出していて、湧水めぐりが観光の目玉になっています。市街では塩昆布・干物・かまぼこ作りや地酒・醤油・味噌の醸造などが行われています。

くろべ牧場まきばの風は市が管理する牧場です。うしのいえMOOガーデン・見晴台・バーベーキューハウスなどがあり、ヤギ・羊・ウサギのふれあいと搾乳の体験を行っています。

YKKセンターパークはYKK株式会社の技術博物館で、ファスナー・YKKの技術のあゆみをテーマにした展示が行われています(無料)。有料でファスナー作り体験もできるようです。カフェを併設していて、YKKブラジル農園のコーヒーを地元の湧水で淹れてくれます。

道の駅うなづき(地ビールが人気、レストラン主体の道の駅)、道の駅KOKOくろべ(R4.4月22日にオープンしたまだ新しい施設、子供が遊ぶための施設がある)。


朝日町(あさひまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

富山県下新川郡朝日町 うみ彦・やま彦・夢産地 人口9,941人

ビーチボールバレー発祥の地であることからビーチボールとコートが描かれています。左下側には郷土料理・名物のたら汁のイラストがはいっています。イラストは市内の中学生が夏休みの自由研究で考案したもので、2015年に300枚限定で交付されています。

朝日町は富山県の北東端にある町です。市街は町域の北西部に固まってあり、町域南部~東部は白馬岳・朝日岳といった北アルプスの山々、町域中部から市街にかけて二級河川の小川が流れています。北側の日本海沿岸部の宮崎・境海岸は浜辺に翡翠の原石が打ちあげられることがあり、「ヒスイ海岸」として観光名所になっています。古くは北陸街道の宿場町や関所として栄たちであり、またビーチボールの発祥の地でもあります。

新潟県糸魚川市と朝日町をつなぐ国道8号は「たら汁街道」として呼ばれていて、たら汁を食べさせる店が出ています。同国道沿いは越中宮崎駅前にヒスイテラスという施設があり、ヒスイ海岸の交流拠点となっていて石の鑑定もしてもらえます。また、新潟県との県境の辺り(境関所跡、富山県道374号沿いにある)に林酒造所という富山県で最も古い酒蔵があります(「黒部峡」や「林」が有名)。

小川温泉は小川沿いにある温泉で越中4名湯の一つとされます。執筆時点では小川温泉元湯ホテルおがわと不老館があり、どちらも日帰り入浴対応です。ホテルおがわは混浴露天風呂や野天風呂があるため水着の貸出も行っています(ホテルおがわの日帰り入浴はHPに記載が無く、受付時間が限定される)。

当地には「バタバタ茶」という変わった喫茶の習慣が残っています。これは後発酵茶(黒茶・プーアール茶の仲間)に少し塩を入れ、二本の茶せんで泡立てて飲むものです。茶せんがぶつかることから「ばたばた茶」と称します。朝日町蛭谷(びるだん)にバタバタ茶伝承館があります。

百河豚(いっぷく)美術館は鯉が泳ぐ池の島に建つ美術館です。ふぐ料理の老舗「太政」創業者 青柳政二氏の私財寄付により設立されたもので、館名も氏の雅号「百河豚」を冠しています。同氏が蒐集した日本・東洋古美術が専門の美術館で、書・仏像・漆塗り・浮世絵・水墨画・陶磁器などが展示されています。


高岡市(たかおかし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

富山県高岡市 ほっとホット高岡 人口165,549人

立山連峰をイメージしたプレートに雨晴海岸(あまはらしかいがん)と女岩、奈良時代の歌人・中納言 大友家持が描かれています。2013年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

高岡市は富山県の北西部の高岡・射水・氷見地域にある市です。富山市に次ぐ県内人口2位の市で2005年に西礪波郡福岡町(にしとなみぐんふくおかまち)と新設合併して現在の市域としています。能登半島の付け根にあるため、雪雲が留まりやすく豪雪地帯になっています。加賀前田家2代目の前田利長が築いた高岡城の城下町として発達し、1615年高岡城廃城の後は商工業のまちとして発展してきました。現在では化学工業、金属、パルプ・紙製品などの製造業と商業が主要な産業となっています。また、銅器・漆器が伝統工芸として受け継がれていて、特に銅器は国内シェアの9割を占めます。

高岡城は1609年に前田利長が築いた城で、同年富山城が火災により大半を焼失したことをうけて築城されたものです。また、同時に当地の地名を「関野」から「高岡」に改めました。前田利長が隠居城として使用したものの廃城は1615年と短命でした。現在は高岡古城公園として整備され、射水神社(越中総鎮守)や動物園、市立博物館などがある桜の名所として親しまれています。また、城周辺には重伝建の金屋町、山町筋、旧高岡共立銀行本店(赤レンガの銀行)などがあります。

高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーは高岡市中川にある高岡市美術館2階にあります。高岡市は「ドラえもん」や「オバケのQ太郎」などで知られる藤子・F・不二雄の出生地です(藤子不二雄Aこと安孫子素雄は隣接する氷見市出身)。愛用品や原画といった貴重な品々が展示されています。また、当地では高岡駅前や高岡おとぎの森公園にドラえもんのモニュメントが見られ、道の駅万葉の里 高岡(国道8号沿い)でもドラえもんグッズが販売されています。

高岡山瑞龍寺は高岡市関本町にある曹洞宗の寺院です。高岡城を築城し、当地で没した前田利長の菩提として建造されたもので、中国の径山万寿寺(きんざんじ。日本の金山寺味噌や醤油発祥との説がある寺院)を模したものとされています。仏殿・法堂・山門が近世禅宗様建築の代表作として国宝に指定されているほか、高さ117cmの烏枢沙摩明王像(うすさまみょうおう=ウッチュシュマ、アグニ。炎で不浄を清める火の仏)があり「トイレの神様」として人気になっています。

雨晴海岸(あまはらしかいがん)は高岡市北側の太田あたりの海岸をいいます(能登半島国定公園、日本の渚100選)。岩礁が多く、3000m級の立山連峰を望む景勝地であり、当地の観光名所としてキャンプ場や道の駅 雨晴などができています。また、道の駅に隣接して「雨晴」の地名の由来になった義経岩(義経一行が雨宿りをしたとされる岩)と神社があります。

ミュゼふくおかカメラ館は高岡市福岡町にあるカメラをテーマにした博物館です。国内外のクラシックカメラの展示やカメラの仕組みや歴史の解説といった展示、写真など資料4000点ほどを収蔵しています(入館料は企画展ごとに異なる)。周辺は高岡城周辺と同じく重伝建となっています。


富山市(とやまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

富山県富山市 人・まち・自然が調和する活力都市とやま 人口418,700人

立山連峰と「AMAZING TOYAMA」のロゴが描かれています。

富山市から望む立山連峰は呉羽山公園展望台からのものが有名です(近くに富山市民俗民芸村がある)。ほかに富山市役所に高さ70mの展望台があり観光名所化しています。「AMAZING TOYAMA」は富山市のブランドイメージ醸成の為の企画で、AMAZING TOYAMA写真部と同名のyoutubeのチャンネルが活動しています。

富岩運河環水公園(カナルパーク)は牛島町の船溜まりを整備した親水公園で、小運河や人工島が造成され、市民の憩いの場として活用されています。「世界一美しい」といわれるスターバックス富山還水公園店や富山県美術館があります。春から秋にかけて富岩水上ラインというクルーズが出ています。

富山市ガラス美術館はTOYAMAキラリ内の2階~6階にあります(常設展示の観覧は大人200円)。北側は市最大の商業地域の総曲輪、東側に池田屋安兵衛商店(薬問屋、越中反魂丹で知られる)や石谷もちや(老舗の和菓子屋、茶房有り)などがあります。

富岩水上ラインで行ける岩瀬周辺には、北前廻船問屋森屋・「満寿泉」で知られる株式会社 桝田酒造店・三角どらやきで知られる和菓子屋 大塚屋などがあります。クラフトビールを飲ませるKOBO BREW PUBという店ができています。

富山市郷土博物館(通称富山城、遺構は石垣・堀と千歳御門)は、1954年の富山産業大博覧会のパビリオンの一つとして造られた復興天守です。内部は常設展として富山城に関する展示を行っています。また、城址公園内には佐藤記念美術館があり、こちらは茶道具・日本画・墨蹟などの展示と茶室があります。


南砺市(なんとし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

富山県南砺市 さきがけて 緑の里から 世界へ世界遺産の街 人口51,670人

市のブランドマーク・キャラクターの「なんとくん」となんとめでた祭(ねつおくり)の花火が描かれています。南砺市誕生10周年記念として50cc1,000枚、50~90cc200枚、90~125cc200枚の交付になりました。

南砺市は富山県南西にある市で、石川県金沢市や富山市と隣接しています。1995年に菅沼合掌造り集落相倉集落が岐阜県の白川郷と共に「白川郷、五箇山の合掌造り集落」として世界遺産に登録され、城端サービスエリア(ハイウェイオアシス、アニメ制作会社ピーエーワークスが本社スタジオを置く)や5か所の道の駅(井波、上平ささら館、たいら五箇山和紙の里、利賀、福光)ができるなど観光都市化が進んでいます。

南砺の伝統産業はバット製造(福光・シェア日本一)・五箇山和紙・井波彫刻(井波・北川地区の木彫刻)・です。とりわけ井波彫刻は日本遺産の認定を受けていて、井波彫刻総合会館(美術館・博物館)で見ることができます。4年に一度南砺市いなみ国際木彫刻キャンプが開催されています。また、南砺市バットミュージアムというバットがテーマの博物館があります(ユニフォームもある)。

井波にある瑞泉寺は真宗大谷派の寺院です。越中一向一揆の拠点として使われ、伽藍は堅牢な石垣に囲まれています。随所にみられる彫刻は井波彫刻の職人が施したもので、とくに太子堂のものが有名です。

絓絹(しけ絹)とは城端地域で産出されている絹織物で、2匹の蚕がつくった1つの繭(玉繭)から糸を取って作ります。希少な産物で、JOHANAS(ヨハナス)のブランド名がついています。

利賀(とが)地域にある利賀瞑想の郷はネパール観光局から「名誉観光事務所」として認定された施設です。旧利賀村が「そばの郷」建設のために資料を収集したことがきっかけで、ネパールのツクチェ村と姉妹都市になっています。


魚津市(うおづし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

富山県魚津市 蜃気楼の見える街 人と自然と文化が共生する元気都市“魚津” 人口42,200人

「”蜃気楼の見える街”魚津」のロゴと市のイメージキャラクター「ミラたん」が描かれています。当初は50cc以下の白ナンバーのみの交付でしたが、2016年に追加で90c以下、125cc以下が交付されました。

魚津市は富山県東部にある市で、江戸時代から蜃気楼の名所として知られています。蜃気楼は海面温度や気温、風などの環境により発生します。A~Eランクに分かれ、肉眼ではっきり視認できるものはC以上と稀なため、なかなか見ることができない現象です。「魚津浦の蜃気楼」として登録記念物(景勝地)になっています。

魚津水族館は1913年(初代)に開館した現存する日本最古の水族館で、地元の水生生物に重点を置いた展示を行っています。富山湾を再現した大水槽、アマモ場の再現や田んぼ・富山の河川の生き物も展示されています。ホタルイカの生態研究では世界トップクラスとされています。

ミラージュランドは富山県唯一の遊園地で、上記魚津水族館とともに魚津総合公園内にはいっています。入園は無料で乗り物に乗る時にチケットを使います(1枚150円 11枚綴り1,500円)。乗り物のほかプールやバーベキュー場、ふれあい牧場などがあります。2020年から、蜃気楼観測の一環として観覧車塔に温度計が設置されています。

魚津埋没林博物館は、国の特別天然記念物に指定されている魚津埋没林と蜃気楼を紹介する施設です。埋没林は林が火山灰や火砕流などで埋もれて化石になったものです。周辺はみなとオアシス魚津として整備され、魚津漁港・魚津おさかなランド(鮮魚販売)・海の駅 蜃気楼・浜焼きコーナーなどがあります。

尾崎かまぼこ館は見学ができるかまぼこ工場です。アワビや白エビなど変わった原料のかまぼこや鯛の形をしたものなど工夫が見られます。同工場ではかまぼこ手作り体験を行っています。


小矢部市(おやべし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

富山県小矢部市 魅力・安心・充実 しあわせ おやべ 人口30,330人

シンボルキャラクターの「メルギューくん・メルモモちゃん」が描かれています。50cc以下の白ナンバーのみ500枚の交付になりました。

倶利伽羅峠(くりからとうげ)は小矢部市と石川県津幡町の境にあります。平安時代末期の倶利伽羅峠の戦いのおり、木曽義仲が敵軍に向けて松明を角につけた牛(火牛)を敵軍に向けて放ったという記載があり(「源平盛衰記」)、当地ではメルヘンおやべ火牛祭りという祭りを行っています。メインイベントとして火牛の計レースが行われています(動画版)。

小矢部は、1976年から一級建築士でもある市長の松本正雄元市長が「こどもたちに夢をもたせたい」として、市の公共建築はヨーローッパや東京の有名な建築を模すことを決定、35か所に建設が行われ、「メルヘンの街」として有名になりました。コスプレ撮影のイベントが行われるなど観光誘客を行っています。

三井アウトレットパーク北陸小矢部は石動駅から北東に2kmほど、国道8号沿いにあります。北陸地方では初めてとなるアウトレットモールで、商業施設面積26,000㎡ 173店舗の大型商業施設となり、市域で最も人を集めています。周辺に道の駅 メルヘンおやべ、天然温泉風の森、ドッグラン、足湯などが整備されています。

稲葉山(標高347m)は後述する宮島峡と共に県定公園に指定されています。山頂から中腹にかけて稲葉山牧場が広がり、山頂付近には展望台・風力発電所・ふれあい動物広場があります。

宮島峡は子撫川中流の5kmほどの渓谷で、一の滝~三ノ滝と様相の異なる3つの滝が見られます。二の滝周辺には宮島温泉滝乃荘があり、日帰り入浴もやっています。

水牧にあるきときとファームはオリーブ園を中心とした農場です。年間40種類以上の野菜を栽培していて、随時穫りごろのものを収穫体験できます。直売所も併設しています。


上市町(かみいちまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

富山県中新川郡上市町 「確かな地域力」で創る 存在感あふれる上市 人口20,830人

剱岳を背景に「剱岳」のロゴ、マスコットキャラクターの「つるぎくん」が描かれています。

上市町は富山県東部にある町で、古くから立山修験の裏参道として知られています。街の南東部は剱岳をはじめとして大日岳、奥大日岳など立山連峰・北アルプスの山々が連なっています。剱岳・早月尾根登山の入り口 馬場島(ばんばじま)には青少年旅行村馬場島荘(宿泊・入浴・レストラン)とともに「試練と憧れ」と書かれた鎮魂碑があります。

上市町には多くの製薬会社が拠点をおいていて、工業が盛んな土地柄です(「ムヒ」シリーズの池田模範堂が有名)。また、日本海味噌醤油株式会社の本社工場が上市駅前にあります。

https://youtu.be/wD-E-VN2zco

アルプスの湯は上市町保健福祉総合センター(つるぎふれあい館)にある入浴施設です。露天風呂は源泉、内風呂は加水した大型浴槽と変わり湯(ワイン・薬草風呂など)になっています。近隣の湯神子温泉(ゆのみこおんせん)は宿泊施設ですが、日帰り入浴もやっています。

黒川にある穴の谷(あなんたん)の霊水は霊場のなかにある湧水です。108段の石段を降りた先の薬師如来を祀る洞窟内に湧いています。硬度5.1と湧水の多い富山県内でも低い硬度となっています。駐車場まで距離があることから、汲んだ水を上に運ぶ機械(有料)があります。

おおかみこども花の家は映画「おおかみこどもの雨と雪」のモデルになった古民家です。車一台分の山道となっていてアクセスは厳しいですが、かつては200人ほど人が住んでいた集落の名残だそうで、100年を越す歴史がある雰囲気のある家です(間取りや映画で使われた経緯など)。


砺波市(となみし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

富山県砺波市 花香り、水清く、風さわやかなまち 庄川と散居に広がる健康フラワー都市 人口48,660人

砺波平野の散居村のイラストと市の花チューリップが描かれています。

散居村は固まって住まずに広大な耕地の中に民家が点在するものです。砺波平野の散居村は国内最大のもので、220平方キロメートル内に約7,000戸があります。富山県道346号に展望台があります(となみ夢の平スキー場のあたり)。また、となみ散居村ミュージアムに農機具などの展示があります。

砺波市はチューリップが特産で、毎年砺波チューリップ公園でとなみチューリップフェアが開かれ、毎年4月下旬~5月上旬には300品種300万本が咲きます。また、チューリップ四季彩館では球根の冷凍保存により一年を通して開花が見られます。

庄川水記念公園は庄川沿いにある公園で、「水公園」の名で親しまれています。庄川峡観光協同組合が管理していて、庄川特産館・庄川ウッドプラザ(土産屋)・庄川水資料館・足湯などの施設があります。春は桜まつり、夏には庄川水祭り、秋は庄川ゆず祭り、1月7日に厄払いの鯉の放流が行われます(箸で作られた橋、日本箸もある)。

https://youtu.be/NcKjvTgkV9w

油田(あぶらでん)の駅周辺には若鶴酒造の三郎丸蒸溜所があり、清酒・ウイスキーなどを製造しています。2022年5月25日から大正蔵・三郎丸蒸溜所の見学を再開しています。また、市内には立山酒造株式会社(「銀嶺立山」で知られる北陸屈指の酒蔵)もあり、酒好きには有名です。

庄川峡は南砺市の五箇山から砺波市(旧庄川町)に至る全長約20kmの渓谷で、紅葉の名所として知られています。砺波市側おまき温泉の辺りから庄川峡遊覧船が出ていて、南砺市側の大牧温泉(船でしか行けない温泉)へのアクセスとなっています。

庄川大仏は庄川町金屋光照寺にあります。高さ10.2m(蓮台含む)のコンクリート製の大仏で、10万体の遺骨が使用されているとされています。近くにトナミ醤油という食品メーカーがあり、醤油・味噌・金屋美人(ゆずジュース)、柚子胡椒などを作っています。


滑川市(なめりかわし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

富山県滑川市 ときめき かがやき ひかりの街 なめりかわ 人口33,320人

背景に市章、右側にイメージアップキャラクターの「キラリン」が描かれています。ナンバー左のひらがなが入る部分にK,R,Nの文字が入ります(上記画像はK)。市制60周年記念として交付されました。

滑川市の海岸全域を含む、富山市の常願寺川左岸から魚津市の魚津港まで15kmの海岸から沖合1,260m(満潮時)は、「ホタルイカ群遊海面」として国の特別天然記念物に指定されています。3~5月にはホタルイカが産卵の為に押し寄せ、産卵を終えたイカが砂浜に打ち上げられる現象を「ホタルイカの身投げ」と呼び、春の風物詩になっています。

滑川漁港周辺は、ほたるいかミュージアム道の駅ウェーブパークなめりかわ深層水体験施設タラソピア・海洋深層水の足湯があり観光地化が進んでいます。ホタルイカミュージアムはホタルイカの飼育方法が確立していないため、水揚げが無いときはイカがいません。道の駅から東に少し離れた所に海洋深層水分水施設アクアポケットがあり、深層水(脱塩したものもある)を分けてもらえます。

滑川市民交流プラザの5階は「あいらぶ湯」という入浴施設になっていて(温泉ではない)、海洋深層水のお湯に入ることができます。ガラス張りの展望テラスを兼ねていて眺望の良い風呂です。また、昭和の隠れ湯 塩湯は常盤町にあるおがくずや薪で沸かしたレトロな銭湯です。

瀬羽町周辺は、滑川宿場回廊として北陸街道の宿場町だった頃の町並みを残しています。旧宮崎酒造(国の指定登録文化財)は建物内に飲食店がはいっていて、美濃焼・アクセサリーなどを扱う朱雀堂が2021年にオープンしています。

行田公園(ぎょうでんこうえん)は滑川市の中央、中川沿いにある公園です。同市の出身者がハナショウブ35種15,000株を寄贈したことから、ハナショウブ園が整備されて有名になりました。また、行田の沢清水は平成の名水100選に選ばれています。


入善町(にゅうぜんまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

富山県下新川郡入善町 扇状地にひと・くらし輝くまち 入善 ~エコ・ネットタウンを目指して~ 人口25,010人

水玉と青のラインを背景にマスコットキャラクターの「ジャンボール三世」が描かれています。50cc以下の白ナンバーのみ500枚の交付となりました。

ジャンボール三世は入善ジャンボ西瓜をモチーフにしたキャラクターで、正式名を「ニューゼン ジャンボ~ル ライス チューリップヒ ディープシーウォーター アワビーヌ スイカリアン キング 三世」といいます(つまり特産品名を並べたもの)。他に海洋深層水で育った牡蠣が有名です。

黒部川下流の扇状地上にあるため、町域では多くの湧水が見られます。高瀬湧水の庭(車10台くらいの駐車場あり)や、2.7haの森林内に多数の湧水がある杉沢の沢スギが有名です。沢スギでは杉の伏条現象(枝から根が伸びることで1株の樹木が複数の幹をもつこと)が見られます。森林内の調査で菊咲き(花弁が80~100程度、極めて珍しい)の桜が見つかり、「入善乙女キクザクラ」と名付けられています。

明日温泉 バーデン明日(あけび)は黒部市宇奈月町との境あたりにある温泉・宿泊施設です(日帰り入浴は大人550円、3歳以上300円)。

にゅうぜんフラワーロードは入善町中央公園付近で行われる花祭りで、9.3haほどの敷地に300万のチューリップ菜の花などが植えつけられ、春(4月中~下旬)には満開となります。

木根にあるダックスファームは、自家焙煎の珈琲を北アルプスの水で淹れてくれる喫茶店です。店名の通りアヒルが泳ぐ池があり、天気の良い日には立山連峰を見ながら珈琲が飲めます。

入善駅から南東100mくらいのところにある扇原清月堂は和菓子・洋菓子共に扱う昔ながらのお菓子屋さんです。たぬきのケーキ「ポンポコ」が有名なお店です。


立山町(たてやままち)

立山町ホームページより

富山県中新川郡立山町 豊かな自然 水と緑と 人が輝く躍動のまち 人口26,210人

マスコットキャラクターの「らいじぃ」と立山連峰、50cc以下、50cc~90cc、90~125cc、の3種類各100枚ずつが交付されています。

立山連峰は古来より「七十二峰八千八谷」といわれる群峰で、飛騨山脈の北部にあります。特に雄山は阿弥陀如来・イザナギに、剱岳(一般人が立ち入ることができる山の中で最も危険な山)は不動明王・タヂカラオに例えられる、信仰と強く結びついた山々です。上記2つの山は氷河を有しています。

立山駅は立山黒部アルペンルートの入り口になっていて、ケーブルカーからトロリーバスを使って室堂(標高2,450m)に行くのが雄山登山の一般的なアクセスです。室堂駅にはレストランやラウンジが有り、周辺には地獄谷の源泉を使った温泉やホテルがあります。また、アルペンルートには雪の大谷があり、立山からロープウェイを使えば黒部ダムに行くこともできます。

雄山神社のお祓いを受ける峰本社は雄山の頂上に建っています。国司の子佐伯有頼(後の慈興上人)という人が白鷹に導かれて岩窟に至り、立山権現の神勅を受けて開いたとされています。登拝者は河口や海の小石を1~3個持って行く習わしがあります。

富山県[立山博物館]は立山山麓の芦峅寺(あしくらじ)にあります。展示館・遙望館(映像ホール)・まんだら遊苑・教算坊(旧家、イベントで茶会をしたりしている)・カモシカ園に分かれた施設です。

立山グリーンパーク吉峰は温泉・宿泊施設・アウトドア体験(アスレチック・ハーブ園)・食事処などがはいっています。また、越中陶の里陶農館では越中瀬戸焼の体験ができます。


原付のご当地ナンバー都道府県別目次はコチラ

新潟県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【新潟県編】

全47都道府県を網羅 掲載市町村区630以上


四輪自動車の地方版図柄入りナンバープレートはコチラ「地方版図柄入りナンバープレート 一覧 (四輪自動車)」または 地方版図柄入りナンバープレート 北陸信越 (四輪自動車)

新潟県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

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原付のご当地ナンバー都道府県別目次はコチラ

原付のご当地ナンバー市町村区別目次はコチラ


糸魚川市(いといがわし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

新潟県糸魚川市 翠の交流都市 さわやか すこやか 輝きのまち 世界ジオパークのまち いといがわ 人口41,330人

「世界ジオバークのまち」のロゴと糸魚川ジオパークのマスコットキャラクター「じおまる」(市名の左)と「ぬーな」(右側)が描かれています。

糸魚川市は市内のほぼ全域がユネスコ世界ジオパーク(大地の公園)に指定されています。縄文時代から翡翠の産地・交易拠点であった小滝川翡翠峡・ヒスイ海岸や、日本アルプスが日本海に落ち込む断崖絶壁 親不知、山間地の断層のなだらかな地形を結ぶ塩の道など、市内に24のジオサイトを有しています。

フォッサマグナミュージアムは美山公園内にある地質学・考古学の博物館です。フォッサマグナの紹介やヒスイ・化石・周辺で採れる岩石などの展示を行っています。X線回折装置や走査型電子顕微鏡があり、石の鑑定も行うこともできる施設です。近隣に長者ケ原考古館があって共通チケットが販売されています。

糸魚川市は良質な石灰を産することから、コンクリートをはじめとする鉱工業が盛んなまちです。また、7つの漁港を有することから道の駅 マリンドーム能生(のう)・親不知ピアパークには海鮮市場が併設されています。道の駅 越後市振の関は糸魚川市と富山県朝日町を結ぶたら汁街道にあります(道の駅は全て国道8号沿い)。

天津神社・奴奈川神社は市役所の近くにあります。喧嘩祭りや茅葺きの本殿で知られる神社ですが、境内に奴奈川姫(大国主の妻=子宝と安産の神。プレート図柄「ぬーな」のモチーフ)を祀った奴奈川神社があります。

糸魚川市の市名の由来は、糸魚(イトヨ)が川に多く住んでいたことからとされています(糸魚川市説、旧市章が3本の棘を持つことから糸魚説が有力とされる。他5つほど異説あり)。市内に糸魚川という川は存在していません。


刈羽村(かりわむら)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

新潟県刈羽郡刈羽村 ~笑顔の村 かりわ~ 人口4,578人

砂丘桃と特産の米「おらんち米」、村の花 モモが描かれています。漢字の地名を避け「かりわ」のひらがな表記になっています。

刈羽の桃は水はけが良く、日の照り返しが強い砂丘で作られていて、一般的な桃よりも糖度が3~5度ほど高く甘みが強い桃です。7~8月に収穫され出荷されますが、売り切れが早く「幻の桃」と呼ばれることがあります。

おらんち米とは刈羽村で産出されるコシヒカリのブランドで、火を使わずに自然乾燥に近い乾燥方法で乾燥されています。「農家が自分の家で食べる米と同じ味をお届けする」を合言葉に、出荷直前に精米されます。また、米粉スイーツの店 孫作ではシフォンケーキ・ベーグル・米粉麺などを扱っています。

ぴあパークとおりんぼはレストラン、ホテル、入浴施設、園芸ハウスなどの複合施設です(ロビーで地元の野菜を売っている)。入浴施設の「桃の湯」は沸かし湯です(中学生以上550円、4歳~小学生以下450円)。近くに鎌田養鶏刈羽店たまご畑もあり、当地の観光交流拠点になっています。

柏崎刈羽原子力発電所(東京電力ホールディングス)は柏崎市と刈羽村にまたがっています。国道352号沿いに柏崎刈羽原子力発電所サービス・ホールは同原発のPR施設・技術博物館となっていて、原子炉の仕組みや安全対策などに関する展示を行っています(キッズフォレストや展望テラスがある)。

刈谷村生涯学習センター「ラピカ」はプール・文化ホール・体育館・図書館がはいった複合施設です。陶芸工房や茶道館、調理室などがあり、カルチャースクール兼運動施設として利用されています。

赤田城(あかたじょう)は戦国時代の山城で、上杉家の奉公人を務め代々「下野守」の呼び名を踏襲した越後斎藤氏の居城です。堀切と曲輪跡が遺構として残っています(標高164m)。麓には赤田城主斎藤家下野守朝信によって開基された東福院という寺院があります。


五泉市(ごせんし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

新潟県五泉市 人と自然が織りなす 創造都市 人口46,273人

背景に市の木サクラ、「いずみちゃん(左)」と「桜たま吉(右)」が描かれています。50cc以下の白ナンバーのみの交付になりました。

五泉市は越後平野の東、下越地方(新潟県北東部)にある市で、磐越西線沿いの五泉と国道290号沿いの村松の2つの市街を有していて、全国第二位のぼたんの生産地として知られています。また、阿賀野川と早出川に挟まれた砂地ではチューリップが栽培され、県内有数の産地になっています。

当地は桜・紅葉で有名な村松公園(にいがた景勝100選、ヤクシカがいる公園)、「ぼたん百種展示園」がある東公園水芭蕉公園(2.1ha 3万株の群生地)を有しています。また、4月には一本杉地区でチューリップまつりが開かれ観光客を集めています。

さくらんど温泉は上木甲越にある入浴施設(かけ流しの温泉と循環式の併用)です。直売所を併設していて、館内にはレストランもあります(入浴料 中学生以上700円 小学生以下300円)。

ラポルテ五泉は2021年にオープンした複合施設で、多目的ホールや生涯学習エリア、カフェ・レストランや直売所「メルカートごせん」、子ども用の遊び場などがはいっています。東公園の近くにあります。

アラモード・キムラは地元で人気のジェラート屋さんです。アイス・ジェラート・ソフトクリームと共にアラモード焼き(餡・クリーム・カレーの3種がある)という菓子を作っています。

慈光寺は滝谷川沿いにある曹洞宗の寺院です。元は天台宗か真言宗の寺院だっとされていて(創建年代不明)、白山信仰ともかかわりがあるとみられています。参道には県の天然記念物に指定されている樹齢300~500年ほどの杉並木が続いています。白蛇や天狗の伝説が残っています。


三条市(さんじょうし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

新潟県三条市 豊かな自然に恵まれた 歴史と文化の息づく 創意にみちた ものづくりのまち  人口99,190人

市の花であるヒメサユリ(姫早百合=乙女百合)が描かれています。50cc~125ccの3種+ミニカー、小型特殊の交付となりました。

ヒメサユリは新潟・宮城・山形・福島県に自生する山野草です。三条市では森町に群生地があり、5月中~下旬には高城城跡へ続く道でヒメサユリ祭りが行われています。

三条市と隣接する燕市は、古くから鉱工業が盛んな土地柄で和釘・鋸・包丁といった金属加工が盛んに行われていました(「燕三条」と総称されることが多い)。現在でも農作業用品・キッチン用品・大工道具といった金属製品を産出していて鍛冶場も残っています。燕三条地場産センター(道の駅)や通販サイト「燕三条金物本舗」で製品を販売しているほか、市内に三条鍛冶道場という鍛冶体験施設を有しています。

旧下田村(しただむら)地域は五十嵐川に沿って広がっています。景勝地の八木ヶ鼻(ハヤブサの生息地)、シベリアから白鳥が飛来する白鳥の郷公苑、カモシカ生息地の笠堀ダム、入浴施設のいい湯らてい、道の駅 漢学の里しただなどがあり、三条市の観光資源となっています。

高安寺にあるSUWADA OPEN FACTORYは諏訪田製作所の工場見学施設です。爪切りやニッパー、鋏を得意としていて、ボトルオープナーやソムリエナイフなども扱っています。工場内にはカフェを併設しています。

法華宗総本山本成寺は西本成寺にある法華宗陣門流の総本山です。市街地に約6,000坪といわれる広大な境内が広がり、2月3日に行われる鬼踊りで知られる寺院です。幕末の彫刻家 石川雲蝶の晩年の彫刻の数々が残されていて、墓が残っています。


上越市(じょうえつし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

新潟県上越市 海に山に大地に 学びと出会いが織りなす 共生・創造都市 人口197,000人

桜を背景に「上杉信玄公のふるさと」ロゴ、市のマスコットキャラクター「上越忠義隊けんけんず」が描かれています。50cc~125cc+ミニカー・小型特殊の交付になりました。2020年から無地のものと選択式になっています。

上越市は新潟県南西部(上越地方)にある市で、県内3位の人口を誇ります。律令制時代に越後国の国府であり佐渡の玄関口でもある直江津と、江戸時代に高田城の城下町として栄えた高田の2つの中心市街を持つ市です。2015年に北陸新幹線が延伸されたことにより、上越妙高駅(旧脇野田駅)周辺にホテル・入浴施設・飲食店・駐車場等が整備されて商業地域となっています。

高田城(鮫ヶ城)は徳川家康の六男 松平忠輝の居城として築かれた城です(遺構は堀と土塁)。高田城址公園としてシンボルの三重櫓が復興されていて春は桜、夏は蓮の名所となっています。同公園には上越市立歴史博物館小林古径美術館があります。

春日山城は中世に越後国守護の上杉氏が築いた山城で、7代当主の上杉房能が追放されたのち長尾氏の居城となりました。戦国時代の上杉謙信(長尾景虎)の居城として知られる城です(遺構は土塁・堀切・郭など、毘沙門堂が復興)。周辺には林泉寺(長尾家、後に上杉家の菩提)があり、8月中~下旬には春日地区全域で謙信公祭が開かれます。

上越市は市域に12の酒蔵を有し、地酒・味噌等が特産の醗酵のまちです。吉川区によしかわ杜氏の郷(道の駅的な施設・観光酒蔵)があり、竹田酒造店武蔵野酒造妙高酒造などで酒蔵見学を行っています。また、北方には「日本のワインの父」川上善兵衛が創業した岩の原葡萄園があります。最近では雪むろ酒粕ラーメンというご当地グルメができています。

道の駅 うみてらす名立(なだち)は国道8号沿いにあります。土産や鮮魚・野菜の直売のほか、レストラン「海のだいどこや」、入浴・プール施設の「ゆらら」、宿泊施設「光鱗」を併設した大型の道の駅になっています。


十日町市(とおかまちし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

新潟県十日町市 選ばれて住み継がれるまち。 雪・自然・農が織りなす温もりと躍動のまち  人口53,330人

十日町雪まつりのキャラクター「ネージュ」が描かれています。

十日町雪まつりは毎年2月中旬に行われる祭りで、1950年から行われ雪まつりとしては日本初のものです。期間中は市内随所に「おまつりひろば」が設置され、郷土料理・雪上茶席・雪の滑り台・雪像などが実施されます。2019年までは大規模な雪上カーニバルが行われていましたが、雪が崩れ死傷者が出たことを受け中止、その後コロナ禍により2021~22年は雪まつり自体が中止となっています。

十日町市は魚沼産コシヒカリの産地として全域で稲作が行われているほか、梵天丸(丸ナス)・たらの芽・カルビタトマト・雪下にんじんへぎそば(布海苔という海藻をつなぎに使ったそば)、きのこ類(えのきたけ・なめこは生産高県下トップ)などが作られています。また、ソフトウェア開発を行うソフトハウスの集積地(県下3位)でもあります。

清津峡は市内を流れる信濃川の支流 清津川が形成する渓谷で、日本三大峡谷の一つに数えられています。清津峡渓谷トンネルという歩行者用のトンネルが掘られていて(有料)、周辺に土産屋や温泉旅館(清津峡湯元温泉清津館)があります。トンネルから望む柱状節理の岩肌が写真・SNSで人気があります。

松之山にある松之山温泉は、三大薬湯の一つとされる温泉です。十数軒の旅館や飲食店、鷹の湯ナステビュウ湯の山(共に入浴施設)などがある温泉街となっています。美人林(主にブナ林)や婿投げ・墨塗りの奇祭で知られる地域です。大棟山美術博物館(坂口安吾記念館)は700年近い歴史を持つ造り酒屋・庄屋の家を改装したもので、庭園に柳清水という湧水が湧いています。

越後妻有里山現代美術館MonET(モネ=旧キナーレ)は、3年に一度行われる「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ(世界最大規模の国際芸術祭)」の中心的な施設の一つです。周辺に道の駅 クロス10十日町と入浴施設 明石の湯があり、当地の観光資源の一つになっています。

まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」は現代美術を収蔵した美術館・郷土資料館です。城山を含めた周辺一帯がフィールドミュージアムとなっています。周辺に道の駅 まつだいふるさと会館(ほくほく線まつだい駅と一体化した小規模な道の駅)があります。また、周辺には妻有ビールという地ビールの醸造所があります。


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原付・小型バイクのご当地ナンバー

【神奈川県編】

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神奈川県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

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海老名市(えびなし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

神奈川県海老名市 快適に暮らす 魅力あふれるまち 海老名 「あなたのフィールドへ。海老名市」 人口130,200人

市のイメージキャラクター「えび~にゃ」と相模国分寺の七重の塔が描かれています。

海老名市は神奈川県中部に位置する市で、横浜や東京に近いためベッドタウンとして開発が進み、海老名駅前はVINAWALK(1~6番館+ビナプラス・ビナフロントからなる大型商業施設)やイオン海老名ショッピングモールなどがある一大商業地となっています。

海老名サービスエリア(EXPASA海老名上り下り)は東名高速道路上にある大規模のサービスエリアで、上下線を合わせた日当たり利用者数は6万人と日本最大です。「ぶらっとパーク」を使って上り・下りともに一般道からアクセスすることができます。

現在の相模国分寺(高野山真言宗)は、741年の聖武天皇の詔により建立された相模国国分僧寺の後継寺院にあたり、古代国分寺跡は寺院から北西100mほどのところにあります。相模国の国府は日本で唯一所在がはっきりとは特定されていません。古代国分寺にあった七重塔は高さが65mであったとされていて、海老名駅近くの海老名中央公園(VINAWALK前)に1/3サイズのミニチュアが建っています。

ロマンスカーミュージアムは海老名駅の小田急西口にあります。小田急電鉄が運営する技術博物館で、歴代のロマンスカーやジオラマの展示(プロジェクションマッピングを利用したショーを展開)があり、カフェとミュージアムショップを併設しています。

泉橋酒造は日本酒「いづみ橋」を中心に、リキュール・味噌・醤油・甘酒・粕取り焼酎「あますことなく」等を製造する酒造メーカーです。酒蔵見学・試飲ツアーを行っているほか、JR海老名駅近くに「蔵元佳肴 いづみ橋」という直営のレストランを運営しています。

海老名市は作付面積が224haで、主として「さとじまん」「きぬひかり」といった稲作のほか、いちごが特産品とされます(他にキュウリ・トマト・メロン・イモ類などが栽培される)。市南部にはいちご狩りができる観光農園が数件あるほか、野菜の直売所や清水鶏園(市唯一の養鶏場)の卵自販機があります。


藤沢市(ふじさわし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

藤沢市ホームページより

神奈川県藤沢市 キュンとするまち。藤沢 人口423,900人

㊤相模湾に浮かぶ江ノ島と「キュンとするまち」のロゴ㊦江ノ島とセーリングするマスコットキャラクター「ふじキュン」が描かれたもので、市制80周年記念として交付。

藤沢市は湘南地域東部にある市で、横浜市・鎌倉市・茅ヶ崎市等に隣接しています。ヤクルト・日本精工・いすゞ自動車などの企業が本社や工場をおく工業が盛んなまちで、特にメルシャン藤沢工場は日本一のワイン生産量を誇ります。観光名所として全国で有名な江ノ島を有し、観光都市としても知られています。風光明媚な場所として明治時代には日本初の計画的別荘地となりました。現在は首都圏から近いことから住宅地が増え人口は増加傾向にあります。

神奈川県立湘南海岸公園(湘南なぎさパーク)は年間300万人の観光客が訪れる片瀬・鵠沼(くげぬま)の両海岸を有する公園です。園内にはマリンスポーツの拠点施設サーフビレッジ(シャワー・カフェテリア等)と新江ノ島水族館があります(フウセンウオの動画 40秒)。鵠沼海岸はビーチバレー・サーフィン(諸説あるうちの一つ)・スポーツカイト・ボディボード等の多くのマリンスポーツの発祥の地になっています。

遊行寺(清浄光寺)は1325年に俣野(現在の藤沢市西俣野、横浜市戸塚区東俣野町、東俣野町)の領主一族 俣野氏の俣野五郎景平によって寄進、創建された寺院です。かつての藤沢は同寺院の門前町として発展してきたとされています。境内は自由に出入りでき、一遍上人の銅像や小栗判官と照出姫の墓、樹齢600年ほどの大銀杏があります。

いすゞプラザはいすゞ自動車藤沢工場に隣接した場所にある技術博物館・自動車展示施設です。「運ぶ」を支える、クルマづくり、歴史の3つのテーマに分かれた展示を行っています。隣接施設としてサクラカフェとプラザアネックス(宿泊施設)があります(入館無料・執筆時点では要予約)。

藤沢市は約1,000haの耕作地と片瀬漁港があり、第一次産業も盛んに行われています。農産物及び海鮮は市内の直売所で販売しています(道の駅は無い)。また、古くから観光地であったため、たたみいわしなど特産品・菓子が数多くあります(本当に多い)。湘南藤沢スーベニールズは藤沢駅にあるアンテナショップで、当地の土産品を扱っています。


大井町(おおいまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

神奈川県足柄上郡大井町 夢 おおい 未来 あしがらの環境と調和した健康なまち 人口17,550人

町のイメージキャラクター「すいっぴー」と、町から見える富士山のイラストが描かれています。大井町から見た富士は関東の富士見100景に認定されています。

足柄上郡大井町は神奈川県南西部にある町で、町域の25%ほどが耕地・人口の15%ほどが農家と農業が盛んな土地柄です。フェイジョア(フトモモ科の果物)・はるみ(米)・いちじくが特産で、丘陵地ではみかん・栗などが栽培されています。国道255号とJR御殿場線が通り、町北部には大井・松田ICがあるため交通の便が良い町とされます。一方で、2014年には高齢化による消滅可能性がある自治体(2010-2040年-50.8%)として認識されています。

JR御殿場線上大井駅では1970年に日除けとしてひょうたんが植えられました。同駅は夏になるとひょうたんが鈴なりに成ることから「ひょうたん駅」として親しまれ、役場・郷土資料館にもひょうたんが植栽されるなど町のシンボルとして利用され、毎年8月に町役場の近くでよさこいひょうたん祭が開かれています。

ビオトピアは珈琲などの通信販売を行うブルックスグループが運営する施設で、「未病」(=病気を未然に防ぐという概念、神奈川県が推奨する健康志向)をテーマに、森林浴・ハーブ園・直売所・ワークショップ・薬膳料理を出すレストラン・カフェなどがはいっています。「me-byoエクスプラザ」という施設があり、楽しく体験しながら未病を学ぶ(自分の健康を測る)ことができるというのが特色です。

おおいゆめの里は、荒廃しつつある山林を身近な里山へと復元させる活動を行っている場所です。周辺は大井町農村公園(河津桜・アジサイが植栽されている)、大井町農業体験施設四季の里(ワークショップ、直売所を併設)、ラレイエス・湘南いこいの村あしがら(宿泊・入浴施設)、大井町郷土資料館などがあり大井の交流拠点になっています。

井上酒造(株)は上大井にある1789年創業の酒造メーカーです。「箱根山」というブランドで知られています。農業を営んでいた初代が小田原へ行く途中、つまずいた石がたまたま徳利の形をしていたことから酒づくりを始めたとされています。


中井町(なかいまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

神奈川県足柄上郡中井町 幸せは、里都にある 人口9,871人

町のマスコットキャラクター「なかまる」が描かれています。110周年記念として50cc以下88枚、50~90cc7枚、90~125cc15枚の計110枚が交付されました。

足柄上郡中井町は神奈川県南西部にある町で、農業 特に酪農が盛んに行われている地域です。西部の曽我山の麓では温暖な環境を生かしたみかんが栽培されていて、時期になると直売所が出ます。秦野中井IC付近は交通の便が良いことから工業地域及び流通拠点となっています。

中井中央公園は町のほぼ中央にある公園で星槎中井スタジアム(中井中央公園野球場)やパークゴルフ場、全長101mのローラー、水遊び場などがあります。特産品を扱う中井里都まち(さとまち)カフェと直売所が併設されています。

中井町には珈琲などの通信販売を行う(株)ブルックスの中井工場があり、秦野中井ICを降りてすぐの所に直営店のブルックスショップ&カフェがでています。カフェでは炭酸泉の足湯に浸かりながらコーヒーやスイーツが楽しめます。

厳島湿生公園は県内では稀な湧水による湿原です。「弁天さん」と呼ばれて親しまれている厳島神社の周囲に園路として木道が巡らされています。夏はホタルと竹灯籠、冬はランタンやイルミネーションが見られるほか、野鳥の観察でも定評のある公園です。

中井町の特産 足柄ポッキン漬けは生姜を甘酢(りんご酢)に漬けたもので、「ポッキン」と折れる歯ごたえが楽しい漬物です。生もずく・味付けもずく・もずくスープなどを扱うマルハン食品株式会社で作られてています。


葉山町(はやままち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

神奈川県三浦郡葉山町 海とみどりにひろがる交流 文化のまち  人口32,840人

夕暮れ時の真名瀬バス停から見た海岸の様子が描かれています。50cc以下300枚、50~90cc100枚、90~125cc300枚が交付されました。

葉山町は三浦半島西部に位置する町で、湘南地域の東端にあります。1880年ごろから保養地として知られ、御用邸(皇室の別荘)や有名人の別荘が建っています。森戸海岸~長者ヶ崎海岸あたりの森戸海岸線沿いは海水浴客や風景を撮影するカメラマンが多く訪れます。また、葉山港日本におけるヨットレースの発祥の地であり、春秋のインカレでは50校近い大学が参加するヨットレースが行われています。

葉山港(海の駅として登録されている)と鐙摺漁港は一体化していて、マリーナ・観光漁港として整備されています。日曜日には朝市が出るほか、観光クルーズが出ています。真名瀬漁港(しんなせぎょこう)でも朝市が出るときがあります。

神奈川県立近代美術館葉山館は2003年に高松宮別邸跡に建造された施設で、自然光や風景を取り込むなど実験的な要素がみられます。日本の近代美術を中心に約14,000の所蔵を誇る同美術館の施設のうちの一つ(鎌倉市に鎌倉別館がある)です。周辺は葉山しおさい公園という日本庭園になっていて、葉山しおさい博物館があります。

葉山牛は三浦半島で12ヶ月以上肥育された黒毛和種のことで(葉山町だけで生産しているわけではない)、飼育前期は荒飼料を与えて体作りをし、後期にはおから・麦などを加熱して与えます。年間250頭程度しか出荷されず大変希少なものです。当地では上山口の石井牧場で飼育されていて、近隣に葉山マルシェという直売所を出しています。

葉山町は起伏が激しい土地柄で、車で入れないような小路が複雑に絡み合っていることで有名です(2005年に「葉山のこみち」というガイドブックが出版された)。山の手の方には上山口の棚田不動堂・不動滝などがあります。


開成町(かいせいまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

神奈川県足柄上郡開成町 田舎モダンな小さい町 人口16,570人

富士山とアジサイ農道、マスコットキャラクターの「あじさいちゃんしいがしくん」が描かれています。50cc以下500枚、50~90cc200枚、90~125cc300枚の交付となりました。

開成町は神奈川県西部、酒匂川が流れる足柄平野にある町です。町名は「易経」の開物成務=「万物を開発し、事業を成し遂げること」からきています。町面積は6.55k㎡で東日本では最も小さい町です。出生率・平均世帯人数が共に高く、人口が増加傾向にあります。

開成駅は町の東部にある小田急電鉄の駅で、1985年に開業しています(それまで小田急線が通る自治体で唯一駅が無かった)。新宿まで約1時間半とそれなりに近く、町の人口も増加傾向にあることから駅前は商業地として開発が進んでいます。開成駅前第二公園にはロマンスカーの「ロンちゃん」が展示されています。

あしがり郷 瀬戸屋敷は築300年ほどの茅葺きの古民家で、代々名主を務めてきた瀬戸家の家屋です。無料で公開されていて、薬研(やげん=生薬を挽いて粉末化する伝統的な器具)の体験ができたり、カフェも併設していて当地の観光名所になっています。3月には瀬戸屋敷ひなまつりが行われます。

開成町はあじさいの町を標榜していて、町北部の田んぼの中に開成あじさいの里(5,000株ほど)があります。6月には開成あじさいまつりが行われています。

garapago racingは開成町みなみ1丁目にあるブルワリーです。開成町の水を使ったクラフトビールを製造していて、レストランも併設しています。小田急新松田駅近くのピザ・イタリア料理店「チェルトホノボーノ」の姉妹店となっています。

瀬戸酒造店は、慶応元年創業の酒蔵で瀬戸屋敷の近くにあります。2018年に自家醸造を再開し、「いざ」「はるばる」「かくかくしかじか」といった現代的な名称の日本酒を多数生産しているほか、酒蔵見学も行っています。


鎌倉市(かまくらし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

神奈川県鎌倉市 古都としての風格を保ちながら、生きる喜びと新しい魅力を創造するまち 人口173,000人

江ノ島電鉄線鎌倉高校前の踏切と江ノ電の線路越しに見える海が描かれています。同駅は「ホームの前いっぱいに広がる湘南のうみが広がっている駅」として関東の駅100選に選ばれ、アニメ・ゲーム・映画・音楽のPVによく使用される駅です。

鎌倉市は神奈川県南部、三浦半島の付け根に位置する市です。古くは鎌倉幕府が置かれ、時代区分の「鎌倉時代」の由来になった古都(京都市・奈良市・鎌倉市・その他)です。鶴岡八幡宮鎌倉大仏高徳院など歴史的価値のある資産が残り、市域のおよそ1/4が歴史的風土保存区域に指定されています。明治時代から保養地として別荘が多く建設されていましたが、現在は観光都市として発展しています。「鎌倉観光公式ガイド」というHPが開設されていて、市HPにもリンクがあります。

鎌倉 長谷寺(はせでら)は「長谷観音」と呼ばれ親しまれている浄土宗の寺院です。日本最大級の木造十一面観音像が本尊として祀られ、境内は紅葉・池・洞窟(弁天窟)などがあり、和風庭園としてまとまっています。あじさい寺としても有名です。

鎌倉 報国寺は臨済宗建長寺派の寺院です。竹寺として知られ、境内には孟宗竹2,000本からなる竹林(竹の庭 拝観料300円)が広がっています。日曜坐禅会が行われているほか、竹の庭で抹茶をいただくこともできます。

鎌倉は七里ヶ浜・由比ヶ浜海水浴場・材木座海岸など多くの海水浴場を有し、夏は海水浴やマリンスポーツ客で賑わいます。海岸線沿いの国道134号に鎌倉海浜公園(3ヶ所、西から稲村ヶ崎地区・水泳プール、由比ヶ浜)があり、海を眺めながらゆっくりできる広場とプールや江ノ電107号があります。

正宗(生没年不詳、五郎入道正宗、岡崎正宗とも)は鎌倉時代末期に「相州伝」という作風を確立し、日本の刀剣史上もっとも有名な人物です(無銘の作品が多いことで知られる、鎌倉に所在した鍛冶)。当地には刃物・鉄工芸品を作っている正宗工芸美術製作所があり、現在は24代目だそうです。


茅ケ崎市(ちがさきし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

神奈川県茅ヶ崎市 自然と人がふれあう心豊かな快適都市 人口239,300人

烏帽子岩の浮かぶ茅ヶ崎の海岸風景が描かれています。自転車とサーフボード、カモメの部分は浮き出し加工になっています。サーフボードには市の広報キャラクター「えぼし麻呂」が描かれています。

茅ヶ崎市は神奈川県湘南地域の中部に位置する市で、市名の茅ヶ崎は中世以来の郷名によるものです。夏は高温になりにく、冬は温かいため横浜市や首都圏のベッドタウンとして人気があります。一方で農業・工業従事者は減少傾向にあります。自転車の利用割合が県下1位で自転車屋が多い地域です。

烏帽子岩(姥島)は江ノ島海岸沖合1,200mにある岩礁です。サザンビーチちがさき茅ヶ崎パーク(ヘッドランドビーチ)のシンボルとなっています。古くは筆島(嶋)と呼ばれ、大筒の訓練の目標になっていたようです。一番高い部分は15mほどあり、周囲には大小の岩が40個ほどあります。周遊船が出ていて渡ることができます。

熊澤酒造は1872年創業の蔵元で、茅ヶ崎では唯一の蔵元になっています。「天青」という日本酒を製造するほか、「湘南ビール」やビール酵母を利用したパンを生産しています。また、外食産業として「蔵元料理 天青」「MOKICHI TRATTORIA(イタリア料理店)」等を出店しています。

柳島スポーツ公園(旧相模川河畔スポーツ公園)は相模川の河口にある運動公園です。総合競技場・テニスコート・ランニングトラック・ゴムチップのジョギングコースなどがあり、クラブハウスにはレストランと鍼灸整骨院がはいっています。海岸に面していてアクセスもよく、散歩コースとしても使われています。

高砂緑地内にある茅ヶ崎市美術館は、洋画家の萬鉄五郎・小山敬三、浮世絵の土屋光逸、茅ヶ崎を中心に活動している新進作家といったコレクションを2,000点ほど所蔵しています。また、自然ワークショップとしてリース作りやハーブティーの会を催すなど、地域密着型の美術館です。二階にはカフェがはいっています。


箱根町(はこねまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

神奈川県足柄下郡箱根町 人・心・自然、やさしさと出会いを創造する町 人口13,490人

㊤芦ノ湖とエヴァンゲリオン初号機、背景には箱根山と二子山・鳥居。50cc以下300枚、50~90cc25枚、90~125cc50枚、ミニカー15枚の交付㊦「HAKONE」デザイン、伝統工芸の寄木細工のフレームに芦ノ湖と富士山、鳥居が描かれている。50cc以下275枚、50~90cc25枚、90~15cc50枚、ミニカー10枚の交付。

箱根町は大戦後に「箱根山戦争」と呼ばれる小田急、東急グループの輸送シェア争いが起きて急速に観光地化した地域です。芦ノ湖や箱根温泉(箱根七湯)で知られ、多数の美術館が建っています。住人の87.4%が第三次産業従事者であり、第二次産業も主に観光客に向けた伝統工芸(寄木細工)となっています。人口は1965年をピークに減少し続けています(2011-2021年-17.7%)。

箱根温泉は738年に開湯されたもので、豊臣秀吉の小田原討伐がきっかけで世に知られるようになりました。江戸時代には「箱根七湯」と呼ばれていました(湯本・塔之沢・堂ヶ島・宮ノ下・底倉・木賀・芦之湯)が、現在では箱根二十湯になっています。

芦ノ湖は箱根山のカルデラ湖で県下最大の湖です。およそ三千前年前に起きた神山の水蒸気爆発によって形成されたもので、水源の大部分は湖底から湧く湧水です。ブラックバス・ニジマスなどの釣りで知られる湖で、元箱根港と桃源台港から遊覧船や海賊船が出ています。湖畔には箱根神社(九頭竜神社)と平和の鳥居が建っています。

寄木細工は様々な木材を組み合わせ、材の色合いの違いを利用し模様を描く木工のことです。当地の寄木細工は、江戸時代後期に畑宿の仁兵衛という人がはじめたとされ、200年ほどの歴史があります。土産屋で扱っているほか、畑宿寄木会館本間寄木美術館で寄木細工づくりの実演や体験があります。箱根寄木細工関所からくり美術館は箱根関所近くにあるからくり箱を中心に展示している美術館です(ドアがからくりになっている)。

箱根強羅公園は箱根登山鉄道が運営するフランス風の整形庭園です。茶室・熱帯植物園・工芸体験館・カフェが併設されています。また、同公園周辺~箱根美術館までは神仙郷(国の名勝)や苔庭、竹林があり、洋風のものとはまた異なる趣があります(苔庭の様子)。

仙石原にある箱根心茶は、箱根では珍しい自社の農園で作った農産物や山どりの山菜・キノコを使用するレストランです。ほうとう、吉田うどん箱根版や相模ブランドのとんかつなどバラエティに富むメニューが売りの店舗です。2022年4月にリニューアルオープンしています。


厚木市(あつぎし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

厚木市ホームページより

神奈川県厚木市 元気あふれる創造性豊かな協働・交流都市 人口225,700人

厚木の街並みを背景に大山、花火、相模川に架かるあゆみ橋、マスコットキャラクターの「あゆコロちゃん」が描かれています(2021年9月9日から交付されたもの、上の方の画像は古いバージョン)。ミニバイク50cc~125ccとミニカーが対象です。

厚木市は神奈川県のほぼ中央にある市(特例市)です。市域の東側の相模川沿いに市街が発達していて、西側は丹沢山地(東丹沢)の玄関口となり自然が残っています。戦後、とくにバブル景気の時期に急成長した地域です。厚木市は工業地とベッドタウンの2つの側面が強く、神奈川県内で唯一昼間人口が100%を超える自治体となっています。また、武家・華族の毛利氏発祥の地でもあります。余談ですが、厚木飛行場(海上自衛隊の基地)は厚木市から東に3kmほど離れた神奈川県綾瀬市・大和市に存在しています。

相模川は上流の山梨県では「桂川」、河口付近では「馬入川」といって富士五湖の一つ 山中湖を水源とする川です。古くは鮎が多いことから鮎川とも呼ばれていました。当地では8月にはあつぎ鮎まつりが本厚木駅周辺で行われ、様々なパフォーマンスや鮎のつかみ取りが行われます。同時に相模川・中津川・小鮎川の参戦合流地点近くの河川敷で約1万発の花火(県内では最大級の規模)も行われ県内、県外からも観覧客が集まります(2022年は3年ぶりの開催となった)。

ぼうさいの丘公園は厚木市温水にある都市公園です。広さ9.4haの防災公園で、もともと東京農大厚木キャンパスが所有していた農地を市が購入して公園としたものです。アスレチックや多目的広場、遊具、スケートボード場などと防災機能を有する公園で、小動物園として孔雀が飼育されています。また、あつぎ素敵美術館Inぼうさいの丘公園として様々なパブリック・アートが屋外展示されています。

厚木市は七沢・かぶと湯・広沢寺・飯山などの温泉の泉源を有しています。市の南西部七沢あたりは温泉街になっているほか、市街地のスパでも温泉に浸かることができます。当地の温泉はphが高いことで有名ですから敏感肌の人は注意が必要です(東名厚木健康センターの動画)。

当地には酒造業としてサンクトガーレン(地ビールの醸造所、日本の地ビール第一号とも呼ばれる)、黄金井酒造(地酒「盛枡さかります」、地ビール「さがみビール」、リキュール「黄金の酒」など幅広く手がける)があります。サンクトガーレンは本厚木駅前に直営のビアホール「サンクトガーレン タップルーム」を有しています。

あゆみ橋は厚木市と海老名市を繋ぐ橋で、元の増水時に水没する沈下橋(相模小橋・もぐり橋)を恒久的なものに架け変えたものです。開通当初は夜間にブルーの照明がされていました。また、厚木市側の河川敷はバーベキュー場となっていて、春には桜の名所となります。


綾瀬市(あやせし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

神奈川県綾瀬市 緑と文化が薫るふれあいのまち 人口83,205人

右側にマスコットキャラクター「あやぴぃ」と市の花バラが描かれています。背景は富士山と蓼川・比留川・目久尻川などからなる河岸段丘です。2015年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(従来型と選択性)。

綾瀬市は神奈川県中部北側の県央地域にある市です。蓼川・比留川・目久尻川が形成する河岸段丘と平地に位置し、市内の18%が厚木基地になっています(同基地全体の78%程度)。江戸時代から新田開発が盛んに行われた地域で、昭和17年に厚木海軍飛行場が完成し、首都防衛の要となりました。また、昭和40年代から工業化が進んだため耕地は10%程度、自然の林野は殆どなく全域が開発されています。綾瀬市には国道や鉄道駅はありませんが、2021年に綾瀬スマートICができてからは周辺地域が商業化しています。工業事業所数が多く(R2年県内4位)、事業者数は少ない中小企業中心の工業地域です。

城山公園は綾瀬市早川城山にある公園で、市内で2番めに大きな公園です。かつての早川城址(源頼朝の御家人 渋谷重国の居城)の大規模な堀切と土塁が現存しています。遊具と日本庭園、70種約600本のバラ園などがある公園で「かながわの花名所100選」に選ばれ、桜が咲く3月下旬頃5月にかけて賑わいます。また、市の中央北側にある光綾公園にも28種約900本のバラ園があります。

綾瀬スポーツ公園は綾瀬市本蓼川にある都市公園です。大和市立公園の大和ゆとりの森と隣接して広大な公園地区を成しています。名称通り野球場、テニスコート、サッカーフィールドなどを有する施設で、ビジターセンター・軽食を兼ねるレストハウスがあります。

綾瀬市は元は農業地域で、現在でも10%程度が耕地として大根・ブロッコリー・スイカ等が作られています。また、養豚では高座豚(旧高座郡で飼育される、中ヨークシャー種)というブランド豚が有名ですが、昨今は生産効率の良いランドレース種やデュロック種などに置き換わりつつあります。

朝一番徳の市は綾瀬市オーエンス文化会館駐車場で行われる朝市です。平成元年から当地の名物行事として行われているもので、4月~12月の第一週日曜に当地の商工会が25店舗ほどを出しています。パンや野菜、米、コーヒー豆、鮮魚などが販売されています。

綾瀬市小園にある矢部商店では当地の地酒である本醸造「あやせ」が造られています(醸造所は秦野市)。これは綾瀬市の特産品に認定されています。上記商品以外にも梅酒・米・ベリーサイダー等を扱っているようです。


伊勢原市(いせはらし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

神奈川県伊勢原市 つながる つなげる 伊勢原のひとコマ 人口101,500人

公式イメージキャラクター「クルリン」が描かれたナンバープレートです(選択性)。

伊勢原市は神奈川県のほぼ中央に位置する市で、市名は「伊勢の人々が住み着いた野原」を意味します。神奈川県全体でベッドタウン化が進むなか、稲作・果樹作・酪農が盛んな土地柄とされていますが、機械工業を主とする工業も盛んに行われています。古くから信仰の対象とされてきた大山の登山口でもあり、同市の観光資源となっています。

大山は丹沢大山国定公園に含まれる標高1,252mの山です。その美しい三角形の姿から、古くから山岳信仰の対象とされ、山頂には大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ)があります。オオヤマツミ(富士信仰の主祭神コノハナサクヤヒメの父)を主祭神とする神社であり、また「あふり」とは「雨降り」の意味であることから雨乞いの神ともされています。神社に続くこま参道には土産屋が多くあり、豆腐やきゃらぶき、大山こまといった名物を売っています。

https://youtu.be/K-WsxHU1kus

当地では太田道灌(江戸城を築城した智将、数々の逸話で知られる)が糟屋館で没し、洞昌寺に墓もあることから伊勢原観光道灌まつりが開催されています。メインイベントとして俳優や人気芸能人が扮する道灌公鷹狩り行列と北条政子日向薬師参詣行列があり、県外からも観光客を集める有名な祭りです。

伊勢原を流れる渋田川の川岸の一部は1970年頃から住民の手によって芝桜が植えられていて、1990年代にはテレビなどで取り上げられたことで地元の観光名所になっています。1997年にはボランティアによる愛好会が発足し、草取りや川の清掃など景観保存に務めています。

吉川醸造(きっかわじょうぞう)は神戸(ごうど)にある日本酒の醸造所です。大山の伏流水を使った地酒「雨降り」ブランドや「菊勇」を製造しています。


大磯町(おおいそまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

神奈川県中郡大磯町 紺碧の海に緑の映える住みよい大磯 人口32,790人

大磯海水浴場のかぶと岩を背景に観光キャラクター「いそべぇ・あおみ」と町の花 ハマヒルガオが描かれています。町誕生60周年を記念して50cc以下350枚、50~90cc50枚、90~125cc150枚の限定交付となりました。

大磯町は湘南地域西部にある町で、地域を示す「湘南」と日本における海水浴場の発祥の地として知られています。大磯海水浴場(かぶと岩がシンボル)と相模湾に面するレジャー施設 大磯ロングビーチが観光地として有名です。平野部が少ないことから丘陵地を活かした畑作・果樹作が行われていて、玉ねぎ(湘南レッド)・大玉柿・みかん・マコモタケ(大磯マコモ)などが作られています。

大磯港は大磯海水浴場に隣接する漁港で、アジ・サバ・イワシ・シラス・イセエビなどを水揚げしています。遊歩道や柵、トイレなどが設けられているため、ファミリー向けの釣り場として定評があります。近年は観光漁港化していて、大磯漁協の直営店 めしや大磯港OISO CONNECT(鮮魚・野菜の直売所とレストラン)ができています。また、港の南側の岩礁は「大磯照ヶ崎のアオバト集団飛来地」として県の天然記念物に指定されています。

大磯城山公園(おおいそじょうやまこうえん)は県立の風致公園で、国道1号を挟んで北側が旧三井別邸地区、南側が旧吉田茂邸地区になります。旧吉田茂邸は2009年に焼失しましたが、博物館風に復元されています。また、旧三井別邸エリアには大磯町郷土資料館と茶室があります。

大磯は明治初期に始まった日本の落花生栽培の発祥の地の一つです。秦野・大磯・二宮の3つの地域で発祥の地を称していて、歴史を紐解いても発祥の地がどこか判然としないことから、現在でもピーナッツバトルなる投票が行われていたりします。

高麗山(こまやま)は平塚市と大磯町に跨る標高168mの山です。広葉樹の自然林が残り、「21世紀に残したい日本の自然100選」に選ばれています。市街から近く標高も低いですが、傾斜はきつめで登山初心者が足を鍛えるのに向く山です。


座間市(ざまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

神奈川県座間市 みなぎる活力とやすらぎが調和するときめきのまち 人口132,057人

市のマスコットキャラクター「ざまりん」と大凧が描かれています。2015年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

座間市は神奈川県中央北寄りにある市です。東京から40km、横浜市から20kmの位置にあるため、昭和40年代からベッドタウン化が進み人口が急増した地域で、現在でも人口増が続いています。市域中央部を南北に座間丘陵が走り、JR東日本相模線の東側の崖を境に東側が相模野台地、西側は相模川沿いの沖積低地となっています。産業は1995年まで日産自動車の工場があり(現カレスト座間)自動車工業が盛んでしたが、現在は電気機械と工作機械が工業の主な分野になっています。市北西部は米軍座間キャンプ、陸上自衛隊施設部隊が所在しています(市域の3.5%)。市域西側の沖積低地では稲作を中心に農業が行われています。また、市内に8つの水源井を有し、上水道に地下水が用いられています。

県立座間谷戸山公園(ざまやとこうえん)は座間市のほぼ中央、入谷東にある都市公園です。「里山の風情を残す自然観察公園」として整備されたもので、面積は30.6ha、湧水を用いた谷や池、田んぼなどがある公園です。自然を残した公園で、カモ・ガン・サギなどの水鳥の観察やザリガニ釣りができる場所として親しまれています。

座間の大凧揚げは、江戸時代の文化・文政年間(1804~30)に男児の初節句を祝う行事として始まりました。江戸時代後期にはすでに「大凧」と呼ばれていたそうです。当地の大凧の大きさは広さ千畳、重さ1tにも達します。毎年5月4・5日に相模川グラウンドで座間市大凧まつりが行われ、来観者10万人ほどを集めています。

座間市ひまわりまつりは、平成6年にJA座間が休耕地の荒廃を防ぐために市の花であるひまわりを植え始めたのがきっかけとされています。8月上~中旬に相模川沿岸の座架依橋周辺でおよそ55万本のひまわりが咲き、市街では農産物や特産品が販売されたり屋台が出ます。

芹沢公園は座間市栗原にある都市公園です。2017年に全面開園したもので、座間のおいしい水の水源地のひとつとして座間八景に選ばれています。面積15.8haの園内にローラー滑り台やブランコなど遊具、広場、湿生植物園などがあります。また、座間市・海老名市・大和市にまたがって存在していた高座海軍工廠の地下壕があり、いくつかの入り口から中を除くことができます(内部はライトアップされていて「雷電」のミニチュアがある)。

当地の特産品の一つ、ひまわり焼酎は麦・麦麹・ひまわりの種を原料とする焼酎です。当地でとれたひまわりの種を福岡県柳川に送り目野酒造という醸造所で造られています。他にもどんぶり豆腐(外狩豆腐店)という地元のブランド商品があります。


松田町(まつだまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

神奈川県足柄上郡松田町 緑と清流の生き生き・まつだ 人口11,600人

街の公式キャラクターの「奴さん(左)」と松田ハーブガーデンのハーブ館(中央)、近年人気の桜まつりをPRするために桜(右)が描かれています。

松田町は神奈川県西部の足柄上郡にある町です。東名高速道路に大井松田ICがある(大井町側)ことから「大井松田」と総称されることがあります。市域の南側に市街があり、北側は丹沢大山国定公園の西丹沢系1,200m級の山々がそびえています。温暖な気候と斜面を活かしたミカン等果樹栽培と茶の生産が行われています。1973年に寄(やどりき)地区が自然休養村に指定され、以降は人口が増加していましたが、バブル景気崩壊の後1995年をピークに減少に転じています。

西平畑公園(にしひらばたけこうえん)は丹沢山地の南端 松田山の山麓にある公園です。園内にハーブ園とハーブ館(土産屋・体験工房・レストランを兼ねる)ミニSLなどがあり、春には河津桜・菜の花の名所とされ、まつだ桜まつりが開かれています。

松田町大名行列は、江戸時代の小田原藩11万3千石の大名行列を再現した観光祭りで、「かながわの民俗芸能50選」に選ばれています。奴(やっこ=江戸時代の武家の使用人)に扮した住民が行う「奴振り」という独特の所作が披露されます。8月下旬に行われています。

松田町 寄ロウバイ園は、2006年に荒廃農地を整備するために寄中学校の生徒が植えたロウバイ250本が始まりとされています。植樹により毎年増えて現在は2万本、13,000㎡の敷地を有する日本最大級のロウバイ園となっています。1~2月頃に見頃を迎え、ロウバイまつりが開催されています。

中沢酒造は御殿場線松田駅近くにある醸造所です(小田急新松田駅からも近い)。およそ200年の歴史のある酒蔵で、小田原藩の御用商人として酒を献上したところ、藩主の大久保氏から「松美酉(まつみどり)」の名を賜ったそうです。同銘柄は丹沢の地酒として大変高い評価を得ています(酒蔵見学は要予約、直売店を併設)。

時光窯(じこうがま)は松田町庶子にある登り窯です。埴輪や土偶といった可愛らしい創作が特徴の窯で、急須・椀・湯呑なども作るようです(画像には戦車もある)。ときおり展示販売会や埴輪造りなどの体験を行っています。


南足柄市(みなみあしがらし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

神奈川県南足柄市 自然のめぐみと活力にみち、いきいき輝くまち 自然あふれる金太郎の里へようこそ 人口42,640人

「~金太郎のふる里~」ロゴと金太郎・動物たちと南足柄の山々、中央には富士山が描かれています。50~125ccの3種+ミニカー・小型特殊で合計1,000枚の交付となりました。

南足柄市は神奈川県西部にあり、狩川沿いに市街が広がっています。足柄峠のある金時山を有することから「金太郎伝説のふる里」として知られています。また、水の郷100選に選ばれていて、水と空気がきれいなことから富士フィルムの工場があります。市域の大部分が森林で、耕地や斜面では茶・みかん・片浦イエロー(キウイフルーツ)・北条シソ・柿・栗などが栽培されています。

南足柄市は金時山(標高1,212m)の東側の登山口(地蔵堂・夕陽の滝から登るコース)となっています。見晴らしが良く難度も低いため登山者の多い山で、南足柄市側には夕日の滝・金太郎の力水・金太郎の大モミジなどの名所があります。

大雄山最乗寺は「道了さん」という名で親しまれている曹洞宗の寺院です。寺を開いた道了という僧が亡くなる際に天狗に化身し山中に身を隠したとされていて、天狗にちなんで下駄が奉納されています。どことなくユーモラスな仁王門やあじさい・紅葉などで有名な寺院です。参道の杉林はかながわ美林50選に選ばれています。

春めき桜(足柄桜)は、一般財団法人春めき財団が作出した桜の品種で、南足柄市の固有の品種として2000年に品種登録されています。花色はソメイヨシノより濃く、河津桜より薄いもので、ぼんぼりのようなボリュームのある花姿と甘い芳香が特徴です。狩川沿いに植栽されています。

塚原にあるTOMIOファーム・ユートピア農園は上記春めき財団の代表 古屋富雄氏が経営する農園です。春・秋(10~11月)にひまわりが咲くことで地元の名所になっています(直売所が併設されている)。

道の駅 足柄・金太郎のふるさとは市道塚原・斑目線の道の駅です(開成町との境あたりにある)。2020年に開業し、道の駅としては新しいものとなっています。併設のふるさとゴハン食堂が好評を博しています(足柄牛・相州牛が食べられる、お茶は足柄茶)。


湯河原町(ゆがわらまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

神奈川県足柄下郡湯河原町 四季彩のまち・さがみの小京都 人口26,420人

「~四季彩のまち~YUGAWARA」のロゴと町のマスコットキャラクター「ゆたぽんファイブ」、湯河原を象徴する梅・モミジ・みかん・サーフボードが描かれています。

湯河原町は神奈川県南西部 足柄下郡にある町で、静岡県熱海市との境界となる千歳川の北側に市街が広がっています。湯河原温泉を有し、湯かけ祭り・やっさ祭り・源頼朝旗揚げ武者行列などの観光祭りで知られる地域です。斜面を利用した果樹栽培(主にみかん)が盛んに行われ、また古くからの観光地であることから多数の和菓子が特産品となっています。

湯河原温泉は湯河原町の泉源の総称で古くは万葉集にも詠まれ、鎌倉時代には「こごめの湯」(「奥まったところにある湯」くらいの意味合い)と呼ばれていました。開湯の由来は諸説あり、行基や弘法大師、あるいは狸が発見したなどとされています。毎週日曜に観光朝市が立ちつほか、花火大会や寄席などが行われています。

万葉公園は町が運営する湯河原温泉をテーマにした都市公園です。2021年に大規模全面リニューアルが終了し、公園内の観光施設 湯河原惣湯が完成しています。園内はウッドデッキの遊歩道が整備され、川沿いの小路で森林浴ができるようになっています。

町立湯河原美術館は老舗旅館を改装したもので、竹内栖鳳・安井曾太郎・三宅克己・平松礼二など湯河原にゆかりのある作家の作品400点ほどを収蔵・展示しています。ミュージアムカフェ(豆腐・ゆば専門店「十二庵」が運営する)にはテラスと足湯が併設されています。

土肥実平(どいさねひら)は源頼朝に従った武将の一人で相模土肥氏、及び小早川氏の祖とされる平安~鎌倉時代の人物です。湯河原の出身とされ、奢侈を好まず質実剛健であることを主人の頼朝から称賛されたとされます。2021年に湯河原駅前に「土肥実平の館」がオープンしています。

五所神社は、今から1,300年ほど前に湯河原一帯が開拓された時に、土肥郷の総鎮守として創建されたとされています。上記の土肥実平が主の為に戦勝を祈願し、佩刀を納めたとされています。また、御神木のクスノキは樹齢850年とされています。


小田原市

小田原市ホームページより引用

神奈川県小田原市 持続可能な市民自治のまち 活力溢れ、未来への安心と希望に満ちた「新しい小田原」 人口194,100人

「機動戦士ガンダム」のイラスト、背景には小田原城が描かれています。50cc以下1,500枚、50~90cc70枚、90~125cc600枚の交付となりました。

小田原市は「機動戦士ガンダム」原作者・監督の富野由悠季氏の出生地で、市内各所には「機動戦士ガンダム」に登場するモビルスーツのデザインマンホールが設置されているほか、小田原駅の階段には階段アートとしてイラストが描かれています。

小田原城(小峰城)は戦国時代の北条氏の本拠地として有名な城です。当時は関八州(関東地域)支配の中心的な拠点でした(遺構は郭・土塁・水堀・大堀切・障子塀跡など)。復興された天守内に展示があります。城址公園内には菖蒲園(アジサイと菖蒲)や藤棚、水堀に蓮が植栽されていてこども遊園地、二宮報徳神社などがはいっています。また、公園南西側に清閑亭(国の登録有形文化財・カフェ併設)があります。

鈴廣かまぼこの里(風祭駅降りてすぐ、鈴なり市場内)はかまぼこ・干物・揚げ物など200種以上のお土産が揃うデリカテッセンです。かまぼこ博物館・バイキングレストラン・甘味処があるほか、箱根ビールが入っていて地ビールも飲めます。

小田原漁港(早川港)はオシツケ(アブラボウズ)・スミヤキ(クロシビカマス)といったあまり漁獲が多くない魚が水揚げされます。周辺には魚介を扱う飲食店が多くあり、小田原さかなセンター小田原早川漁村(海鮮をテーマにした観光向け施設)があります。

お菓子のういろう(当地は薬の方も販売しているため区別するための呼称)は小田原の外郎(ういろう)氏によって考案された菓子です。当地には600年の歴史をもつういろうという店舗があり、カフェとお土産販売をしています(博物館は入館無料)。

一夜城ヨロイヅカファームは石垣山一夜城の東登り口近くにあります。地産地消をテーマにした施設で、相模湾が一望できる場所にパティスリーとレストラン、直売所がはいっています。


平塚市(ひらつかし)

平塚市ホームページより
平塚市市制施行90周年記念バージョン

神奈川県平塚市 ひと まち 自然 生活快適都市 ひらつか 人口250,820人

㊤「海岸の夕陽」というタイトルで、平塚海岸から小田原方面を見た夕陽と風景のイラスト。横幅が従来型より3cm大きい㊦「ばらのまち平塚」をイメージしたイラスト、市制90周年記念として交付されたもの。どちらもミニバイク50cc以下~125cc以下が対象で、市制90周年バージョンは交付終了となっている。

平塚市は神奈川県湘南地域の中部にある市です。相模湾を軸とする扇形の沖積低地・丘陵地からなる市域を有し、南は相模湾、東部を市境となる相模川が流れ、市西部には丹沢山系に端を発する花水川が流れています。戦後横浜・横須賀・川崎に次いで県下4番目の商工業都市として発展した地域です。戦時の平塚は軍事工場が多く存在していたため平塚大空襲を受け、戸数の6割を焼失しています。現在の平塚市は七夕まつりで知られていますが、これは1951年に行われた戦後復興まつりに端を発します。県下トップクラスのバラの名産地であり、食用バラ(ジャムにする)も生産されています。

湘南ベルマーレひらつかビーチパークは1990年に行われた相模湾活性化のイベント「サーフ’90」の際に設置された設備をもとにシャワー、トイレなどを整備した海水浴場です。平塚海岸からは天気が良ければ富士山や東京スカイツリーも見え、夕陽は平塚八景に指定されています。

花菜ガーデン(神奈川県立花と緑のふれあいセンター)は平塚市寺田縄にある植物園です。旧神奈川県農業総合研究所の跡地9.2haを植物園として整備したもので、「園芸家の12ヶ月」「山椒魚戦争」「ダーシェンカ」などで知られるチェコの作家・記者カレル・チャペックにおいています。バラ園と睡蓮池、カフェ、園芸店などを有する複合施設で、園内にカレルチャペックの家と庭を復元したものが展示されています(シーズンによって入園料が異なるため、料金は公式を参照のこと)。

高麗山公園(こまやまこうえん)は平塚市側に23.94ha、大磯町側に3.7haの敷地をもつ風致公園です。「かながわの景勝50選」・「かながわの公園50選」に選ばれています。富士山と相模湾が一望でき、頂上に愛の南京錠で有名なテレビ塔が建っています。

平塚漁港(平塚新港)は平塚市の船揚場で主にシラス・アジ・サバ・カマス類などが水揚げされています。周辺には釜揚げシラスが買える鮮魚屋があります。とくに大物が釣れるというわけではありませんが、近くに駐車場・トイレがありファミリーでの釣りには定評のある場所です。

平塚市博物館は1976年に開館した博物館で「相模川流域の自然と文化」をテーマに活動しています(入館無料)。常設展示は地域に密着した昭和の暮らし・里山と四季といった郷土史的なものが多いです。地質とプラネタリウムに定評がある博物館で「ひらはく」の愛称で親しまれていて、youtubeに公式アカウント「hirahakuチャンネル」を有しています。

荒井ベジアス平塚土屋農場は、(株)荒井商事が2016年に5haの農地を引き継ぎオープンした直売所です。野菜のほかに沢庵やトマトジュースといった加工品も扱っています。畑に囲まれた場所にあり、ちょっとした収穫体験も行っているようです。


横須賀市(よこすかし)

横須賀市ホームページより

神奈川県横須賀市 国際海の手文化都市 人口406,600人

横浜F・マリノスのエンブレムが入ったナンバープレートです。右側のマスコットキャラクター「マリノス君」の部分は浮き出し加工されています。横須賀市は2005年に同クラブチームのホームタウンに指定されています。また、横須賀スタジアムは横浜Denaベイスターズの二軍の拠点となっています。

横須賀市は神奈川県南東部にある市で、東京湾と相模湾に面する三浦半島にあります。市の北東部は横須賀海軍基地として海上自衛隊と米軍の拠点になっています。米軍横須賀海軍基地(ベース)は、スプリングフェスタ・フレンドシップデー・みこしパレード及び年四回の日米親善ベース歴史ツアー時に一部が一般開放されます。また、YOKOSUKA軍港めぐりというクルージングが行われていて、当地の観光資源になっています。

ヴェルニー公園は汐入町の市街地の北側、海沿いにある公園です。横須賀造兵廠や海軍施設の建設を指導したフランス人技術者 レオンス・ヴェルニーにちなんだ公園で、約2,000本のバラが植栽されています。園内にヴェルニー記念館があり、戦艦長門・山城等の碑や戦艦陸奥の主砲がおかれています。

三笠公園は記念館として戦艦三笠(1902年就航、日露戦争の日本海海戦で連合艦隊旗艦を務めた)が保存されていて、東郷平八郎の像がある公園です。同公園は「光と水と音」をテーマに音楽噴水が設置され、夜間にはイルミネーションが行われています。また、蒸気機関車に似せて作られた緊急用飲料水貯水槽があります。

神奈川県立観音崎公園横須賀美術館観音崎自然博物館・観音埼灯台などがある風致公園です。約70haの広い敷地に海上自衛隊の礼砲台や、第二次世界大戦で亡くなった民間船員の慰霊碑などがあります。

長井海の手公園ソレイユの丘は市の南西部、相模湾側にある農業体験型総合公園です。21.3haの敷地に収穫・工芸・パンやピザ作りが体験が行える施設があり、ふれあい動物園やオートキャンプ場を併設しています。横須賀市西部は漁業が盛んな土地でもあり、周辺には海鮮を食べさせる店があります。


原付のご当地ナンバー都道府県別目次はコチラ

東京都ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【東京都編】

全47都道府県を網羅 掲載市町村区630以上


四輪自動車の地方版図柄入りナンバープレートはコチラ「地方版図柄入りナンバープレート 一覧 (四輪自動車)」または 地方版図柄入りナンバープレート 関東 (四輪自動車)

東京都ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

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荒川区(あらかわく)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都荒川区 区政は区民を幸せにするシステム 幸福実感都市 あらかわ 人口208,800人

㊤シンボルキャラクターの「あら坊」が描かれたもの、50cc以下の白ナンバーで限定1,000枚の交付㊦同じく区のキャラクター「あら坊とあらみぃ」が描かれたもので、こちらは50~125ccの3種の交付。

荒川区は東京都の北東側にある区で、東京23区の中では下町として知られ、人口は4番目に少なく面積も3番めに小さい区です。区域の北側には隅田川が流れ、区名の荒川の由来になっています(1965年に荒川放水路が本流となるまでは現在の隅田川が荒川本流だった)。明治時代から荒川の水を利用した工業地となっていましたが、現在は工場跡地の再開発が進み、1990年代に減少していた人口が増加傾向に転じるなど、住宅地化と地価の向上が進んでいます。

日暮里繊維街は60社90店舗ほどが集う繊維(生地・アパレル・手芸用品等)の街です。日暮里駅から日暮里中央通り沿い約1kmに渡って広がっています。大正~昭和期は問屋街として専門業者に卸売をする店が多くありましたが、現在は小売をする店舗が主体になっています。

区立あらかわ遊園は隅田川沿いにある1922年に開設された遊園地です。元々は旧煉瓦工場の跡地を活用したクアハウス(療養地ないし避暑地)といった施設でしたが、年々アトラクションや各種乗り物が増えて現在みられるような遊園地となりました。2018年からの改装工事を終えて2022年4月にリニューアルオープンしています(以前ゲート前に展示されていた都電車両内がカフェになっている)。

三河島(現荒川)は荒川区の中央北部で、区役所・消防署など官公署が集まる地域です。江戸時代には都市部である江戸と農村の境界でした。常磐線の三河島駅は利用客が少なく、周辺は下町の風情が漂います。同駅周辺は、戦前から朝鮮半島出身の人々が多く住むことから「オールドコリアンタウン」などと呼ばれています。

南千住にある素盞雄神社(すさのおじんじゃ)はスサノオと飛鳥大神(コトシロヌシ・ヒトコトヌシ)を祀る神社で、荒川では最も広い範囲で氏子をもつ神社です。天王祭という祭りで知られるほか、境内には鯉の泳ぐ池や松尾芭蕉の句碑などがあります。

町屋は北千住と日暮里に挟まれた場所にある地域で、東京メトロ千代田線・都電荒川線・京成本線が交差しています。駅周辺は飲食店が多く、散策や飲食店めぐりでちょっとした名所になっています。居酒屋が多くあり、どちらかというと「帰りにちょっと一杯」という印象が強い地域ですが、最近ではカフェやダイニングが増えているようです。


青梅市(おうめし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

青梅市ホームページより

東京都青梅市 みどりと清流、歴史と文化、ふれあいと活力のまち 青梅 -ゆめ・うめ・おうめ- 人口137,400人の市

㊤漫画家 赤塚不二夫氏のキャラクターイヤミとニャロメのデザインナンバープレートです。市制60周年記念として、50cc以下を対象に計2000枚(1,000枚ずつ)の交付となりました。㊦2021年に青梅市親善大使の篠原ともえさんがデザインした「ゆめうめちゃん」のデザインナンバープレートが交付されています。

青梅市は多摩地域北部にある市です。御岳山を有し、市域の6割ほどが森林地になっています。古くは青梅街道(成木往還、現在の青梅市小曽木あたりの石灰を江戸に運ぶための道)の宿場町として栄えた地域で、林業や綿産業が盛んに行われました。現在は電子部品・電子回路生産といった現代的な産業に置き換わりつつありますが、伝統的な産業も根強く残っています。また、小泉八雲の描く「雪女」の原伝説の地でもあります。

青梅鉄道公園は1962年に旧国鉄が開設し、現在はJR東日本が運営する公園です。蒸気機関車のE10形や新幹線0系が展示されていることで知られています(入園料:小学生以上100円)。園内にミニSLや遊戯施設があります。

青梅市は「昭和レトロ」と「猫」をテーマに町おこしを行っています。青梅駅構内には昭和の映画の看板や木造の待合室などがあり、旧青梅街道沿いには昭和レトロ商品博物館昭和幻燈館などがあります。

青梅市梅の公園(吉野梅郷)は、かつては市の花である梅が120種1,500本ほど植えられていましたが、プラムポックスウイルスの防除対策により2014年に全てが伐採されました。その後、地域を挙げて復活の機運が高まったことを受けて2016年に再植栽が行われ、現在は梅林が再生しつつあります。

青梅市には古くから山岳信仰の対象となっている御岳山(929m)があり、ハイキングコースの入口となっています。武蔵御嶽神社に続く参道には東京御岳ビジターセンターや神代ケヤキがあり、遊歩道で七代の滝や天狗の腰掛け杉などを見て回ることができます。

小澤酒造は青梅市沢井に本社を置く日本酒の酒蔵です。300年以上の歴史を有する酒蔵で、「澤乃井」というブランドが有名です。同酒蔵の敷地内に利き酒処や「ままごとや」「まめらく」(ともに豆腐料理店)があります。また、青梅市内に玉堂美術館(日本画と枯山水庭園)や櫛かんざし美術館といった関連施設があります。

岩蔵温泉は市の北東部にあり、ヤマトタケルが鎧を岩でできた蔵に収めたとされる温泉です。かつては温泉郷として旅館が5軒ほどあったようですが、現在は岩蔵温泉 儘多屋(ままだや)の1件のみとなっています。


杉並区(すぎなみく)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都杉並区 歩きながら、元気と文化が生まれる街 人口562,100人

杉並区のキャラクター「なみすけ」が描かれています。125cc以下の3種が交付されています。

杉並区は東京都区部の西部に位置する区で、区名は江戸時代の初期に成宗・田端両村の領主が青梅街道沿いに杉並木を植えたことに由来します。現在の杉並は準高級住宅街~アパートが目立つ住宅都市となっています。区域には神田川・善福寺川・玉川上水が流れ、武蔵野三大湧水の一つ善福寺池があります。区部では5番目に広い耕地面積(38.61ha)を有し、畑作を中心とした近郊農業が行われています。

杉並区には国内のアニメ制作会社811社のうち149社が集積していて(2021年調べ、市区町としては日本一位)、アニメ黎明期からゆかりが深いことから「アニメのまち」として町おこしを行っています。西武新宿線上井草駅前に機動戦士ガンダムのモニュメントがあるほか、上荻に東京工芸大学 アニメーションミュージアムがあり、企画展やワークショップを行っています(公式動画「アニメのまち すぎなみ」)。

都立善福寺公園は善福寺池周辺に遊具・遊歩道を整備し、池を中心とした憩いの場としたものです。善福寺池は善福寺川の水源となるほか杉並浄水場の水源となっています。面積は7.8haと広く、睡蓮の名所となっています。また、善福寺川沿いに4.2kmにわたって桜が植栽されています。2021年に公園北口にカフェがオープンしています。

高円寺びっくり大道芸は劇場「座・高円寺」のこけら落としに合わせて2009年から開催されているイベントで、毎年4月の最終土曜・日曜の2日で観覧者20万人ほどを集めまていました。コロナ禍により2020年は中止、2021年度は規模を縮小するなどしていましたが、2022年度は秋に行われる予定となっています。

阿佐ヶ谷神明宮は天照大神を主祭神とする神社です。1990年から天祖神社の名称を神明宮と復称し、2009年に大改修を終えて神明造の御殿、神門・能楽殿などができています。美濃和紙の御朱印とブレスレット型のお守りが人気の神社です。


大田区(おおたく)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都大田区

東京都南部 地域力が区民の暮らしを支え、未来へ躍動する国際都市 人口716,400人

羽田空港のイメージから旅客機イラストと、大田の町工場をPRするため下町ボブスレーが描かれています。2016年から交付されています。

大田区は東京都区部の南部にあり、23区では最も広い区域を有しています。南東部は羽田空港となっていて、市域の1/4~1/3程度を占めています。歓楽街として知られる蒲田、高級住宅街の田園調布、臨海部の羽田空港と工場群など多様な面をもっています。東京都区部で最も製造業の事業所数が多く「中小~零細企業のまち」として知られる地域ですが、製造業は1983年から一貫して衰退傾向にあります。都区部では温泉の入浴施設が最も多く、「大田黒湯」として知られています。

東京国際空港(羽田空港)は、成田国際空港と並ぶ首都圏の空の玄関で、2019年時点で乗降客数が世界5位となっています。第一~第三のターミナルを有し、それぞれに多数の飲食店・ショップがはいっています。羽田・本羽田にはかつて羽田空港の地所にあった穴守稲荷神社羽田神社があり、場所がら航空安全祈願に訪れる人が多いとされます。

大田市場は1989年に旧神田市場・荏原市場・水産の大森市場が統合されてできた卸売市場で、都内に11ある東京都中央卸売市場の一つです。見学用の通路があり、せりを見学することができます。また、事務棟・関連棟には飲食店があり一般人も入ることができます。隣接する東京港野鳥公園は1989年に開園した海浜公園で、人工の干潟・湿地・汽水池を有し、シギやチドリ類といった野鳥や昆虫、カニなどが観察ができます。

千束にある御足池公園(せんぞくいけこうえん)は、清水窪湧水などを水源とする池の周囲に整備された公園で、日蓮上人が池のほとりで休息し足を洗ったとされています。水生植物園や弁財天(厳島神社)、池月橋などみどころが多く、桜広場と桜川には桜が植栽されて春には花見客で賑わいます。池のほとりに勝海舟の晩年の邸宅「洗足軒」があったとされ、勝海舟記念館が建っています。

南久が原にある昭和のくらし博物館は、昭和20~30年代ごろの昭和の庶民の暮らしを伝える目的で、当時の住居を博物館として改装したものです。NPO法人昭和のくらし博物館が運営していて、企画展・きもの展などが行われていたりします(以前はどくだみ茶が提供されていた)。

ART FACTORY城南島は東横インが運営するアートスペースで、城南島の倉庫を再利用したものです。常設展として三島喜美代展や「江戸」をテーマにしたインスタレーションが行われています。また、ジオラマや小物(とんぼ玉や小さな招き猫など)を制作するワークショップを行われていることがあります。


文京区(ぶんきょうく)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都文京区 歴史と文化と緑に育まれた、みんなが主役のまち「文(ふみ)の京(みやこ)」 人口217,700人

夏目漱石にちなんだデザインで、本の形のプレートに、猫のシルエット(右下)と足跡(左上)が描かれています。夏目漱石は明治36年から3年間、文京区に住んでいて旧居は「吾輩は猫である」の舞台となっています。2017年1月から区政70周年記念として50cc以下600枚、50~90cc50枚、90~125cc350枚が交付されています。

文京区は東京都区部のほぼ中心にある区です。東京大学を始めとする教育機関が比較的多く、「文の京」と称しています。区の南側(後楽園)には東京ドームがあり、周辺が商業地になっていますが、他の地域は住宅街となっています。出版・印刷業が盛んで(音羽~江戸橋)、医療機器産業や製薬会社も多くみられます。パチンコ屋や風俗店などが存在せず、文化施設・宗教施設・庭園(公園)・史跡が数多くある文化的なエリアです。

後楽園は文京区の南側にある地区で、東京ドームシティ(東京ドーム、遊園地の東京ドームシティアトラクションズ、温泉を主体とした商業施設「ラクーア」、ホテルなどで構成される)があります。地域の名の由来となっている小石川後楽園は、水戸徳川家の初代藩主 徳川頼房が作庭し、後を引き継いだ光圀が改修したものです。

播磨坂の桜並木は、1960年に道路が舗装された際に当時の「全区を花でうずめる運動」の一環として桜が植樹されました。長さ500mほどの通りに桜127本ほどと大規模なものではありませんが、淡い黄緑色の鬱金桜など珍しいものもあり、桜まつりとして屋台の出店やパレードが行われるなど住民に親しまれています。

小石川植物園(正式名称を東京大学大学院理学系研究科附属植物園本園という)は前身を小石川御薬園といい、江戸幕府によって1684年に創建されたものです。日本最古の植物園であり黒澤明監督作品の「赤ひげ」の舞台、小石川療養所があった場所でもあります。大学の植物学の為の体験教育・研究施設ですが一般にも開放されています(入園料:高校生以上500円、小中学生150円)。

夏目漱石旧居跡(猫の家)は向丘にあります。漱石がイギリスから帰国後に3年間住み、処女作の「吾輩は猫である」、「倫敦塔」、「坊っちゃん」といった大作が生まれました。建屋は博物館明治村(愛知県犬山市)に移されて、現在は石碑があるだけですが猫の石像が置かれています。また、文京区本郷の菊坂界隈は樋口一葉や坪内逍遥、宮沢賢治といった多数の文人がかつて住んだ場所で、マンションの入口に「近代文学発祥の地」の銅板が掲げられています。

目白台にある肥後細川庭園は、細川家下屋敷の庭園の跡地をそのまま公園にしたものです。豊富な湧水を遣水として周辺に野草があしらわれています。池の周囲にヤマモミジやハゼノキの木立があるほか、園内には松聲閣(細川家の学問所・住まい)や永青文庫(細川家の所蔵品を展示した美術館)などがあります。


国立市(くにたちし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都国立市 文教都市くにたち 人間を大切にするまち 人口75,8700人

市のシンボルである三角屋根の旧国立駅舎が描かれています(現国立駅前に保存されている)。2017年に市制50周年記念として50cc以下250枚、50~90cc50枚、90~125cc200枚の計500枚が交付されました(現在は交付終了)。

国立市は東京都多摩地域の中部にある市です。大正時代の1923年~1926年に箱根土地株式会社(現コクド)によって学園都市として開発され、東京商科大学(現一橋大学)や国立音楽大学(現在は立川市に移転)ができて文教都市として発展した地域です。市域の多くは住宅になっていますが、現在でも52haの農地を有していて田んぼが残ります。市名の由来は国立駅からで、国分寺駅と立川駅の間にあることから「国」と「立」を取ったとされます。

大学通りはJR中央線国立駅から谷保天満宮まで南に伸びる国立市のメインストリートです。銀杏と桜が交互に植わっていて、クリスマスにはイルミネーションが行われます。東側の道路を旭通り、西側を富士見通りといいい、どの通りも駅前は飲食店の激戦区とされています。文教地区の土地柄、ギャラリーやアートに関する店舗が多くなっています。

谷保天満宮(やぼてんまんぐう)は甲州街道沿いにある神社で関東三大天神の一つです。「野暮天」や「野暮」という言い回しの由来になっています。学業成就の神とされますが、1908年に日本初の自動車でのドライブツアー(当時は「自動車遠征隊」と呼ばれた)が行われたことから「交通安全の発祥の地」ともされています。甲州街道側には梅林があり梅まつりが行われています。

くにたち郷土文化館は谷保にある地域歴史博物館です。常設展は「はけ」(=崖、多摩川の河岸段丘)の詳細な解説や、緑川東遺跡出土の石棒(国指定重要文化財)などがあります(入館無料)。また、東に200mくらい行った所に国立市古民家(旧柳澤家住宅)と城山さとのいえ(農業体験などを行っている)があります。

たまらん坂は国立市と国分寺市の境にある坂です。東京商科大学のあまりの急坂に「たまらん」と口走ったことから名付けられたとされる坂で、RCサクセションの忌野清志郎さんが周辺に下宿していたことから、1981年に「多摩蘭坂」という曲が発表されて有名になりました。今でもファンが訪れています。


武蔵野市(むさしのし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都武蔵野市 ―都市の窓を開こう、新しい家族を育てよう、持続可能な社会をつくろう―東京23区と多摩地区を結ぶ芯 人口144,700人

ゾウのはな子のご当地ナンバープレートで、2017年7月から市制70周年記念として50cc以下230枚、50~90cc20枚、90~125cc150枚が交付され、現在は交付終了となっています。

武蔵野市は多摩地域の東部に位置します。1923年の関東大震災のおり、比較的被害が少なく中央線も開通していたことから移住者が増えた地域です。以降は住宅都市として発展し、2021年度の「住み続けたい街ランキング(リクルート)」で全国1位になるなど人気があります。また、モンテローザ・すかいらーくグループ・松屋フーズ(飲食事業)、横河電機(大手電機メーカー、グローバル・ビッグ6の一つ)、タツノコプロ(アニメーション制作)など大手企業が本社を置く地域です。

井の頭恩賜公園は武蔵野三大湧水池として知られる井の頭池周囲を都立公園としたもので、三鷹市と武蔵野市にまたがっています。武蔵野市側には井の頭自然文化園(都立の動物園)の本園があり、主に哺乳類と鳥類を扱っています。2016年まで、上野動物園で戦争中に餓死させられた象「花子(ワンリー)」の名前を継いだアジアゾウの「はなこ」が飼育されていました。

https://youtu.be/CshP8z9GDpU

吉祥寺は市の東寄り吉祥寺駅周辺のエリア、ないし元の大字吉祥寺を表す広域名称です。吉祥寺南町・本町の境を中央線が通っていて、吉祥寺駅があります。駅周辺は昭和40年代に「回遊性の高い街づくり」として構想・造成されたもので、大型商業施設の間を埋めるようにサンロードやダイヤ街などの商店街が伸びています。

吉祥寺アニメワンダーランドは毎年10月の第1と第2土曜日・日曜日を中心に行われているアニメ関連のイベントです。市域には著名な漫画家やアニメーション制作会社が多数所在することから、1999年に吉祥寺駅開駅100周年記念のイベントとして始まりました。メーンイベントである「吉祥寺アニメーション映画祭」、ステージイベント・ワークショップ・おもちゃ市場などで構成されます。

市の北部にある武蔵野中央公園は芝生主体の都立公園です。中島飛行機武蔵製作所西工場(九一式・九七式戦闘機や一式戦闘機「隼」などを作っていた)の跡地を整備した公園で、現在も敷地内に富士重工業(中島飛行機の後身)の社宅がはいっています。


台東区(たいとうく)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都台東区 にぎわい いきいき したまち 人口186,300人

3つの図柄があり、いずれも上野動物園のパンダと浅草寺の雷門をモチーフとし、それぞれ市の花の朝顔と市の木の桜、三社祭の神輿が描かれたものとなっています。

台東区は都区部の東側に位置する23区内では最も小さい区で、1947年に旧東京市の下谷区と浅草区が合併してできた区です。江戸時代を通じて東京の最も古い下町の一つで、江戸庶民文化の発祥の地の一つとなっています。国際的な観光地として有名な浅草寺・仲見世と上野公園、なめし革・おもちゃ・人形・花火などの問屋、江戸時代から風俗街である吉原といった多様な面を有するまちです(平賀源内の墓もある)。

浅草寺(せんそうじ)は浅草二丁目にある都内最古の寺で1,400年近い歴史を有しています。江戸時代に徳川家康から寺領500石を与えられ、徳川将軍家に重んじられたため参詣者が増え、表参道に現在の仲見世商店街のもととなる商店や芝居小屋ができ、庶民の娯楽場として発達したとされています。つくばエクスプレス浅草駅~浅草寺のあたりは花やしき(遊園地)や浅草ホッピー通り(居酒屋が主体の商店街)、時空館(忍者修行)などがあり、一帯が観光地となっています。

上野公園は区域の西側にある東京都建設局管轄の上野恩賜公園を含む町名です。公園の面積は53haで、国立科学博物館東京国立博物館・国立西洋美術館・恩賜上野動物園(日本最古の動物園)・上野の森美術館(私立美術館、現代アート)・区立下町風俗資料館など文化施設が集中しています。動物園のジャイアントパンダや桜、不忍池の蓮で有名な公園です。

アメヤ横丁(アメ横)は上野公園の南側にあり、JR東日本東北本線沿い西側の御徒町駅から上野駅までを指します(東側沿線はキムチ横丁)。戦後の闇市の一つとして発達したもので、個性的な店が多く、500~600m程度の区間に400店ほどの店舗を有する商店街になっています。近年はアメ横センタービルの地下食品街が人気となっています。

江戸たいとう伝統工芸館は花やしきの北西、つくばエクスプレス浅草駅から徒歩5分くらいの所にあります。工芸博物館として常設・特別展(江戸簾、桐箪笥、江戸指物など)を行う他に、各種ワークショップや展示品のオークションを行っています(入場無料)。

三社祭は浅草神社の例大祭で、五月の第3金曜日~日曜日に行われる祭りです。神輿渡御を主として田楽「びんざさら舞い」が奉納され、3日間で200万人ほどの観覧者を数える大規模なものです。また、毎年8月に行われる隅田川花火大会は、国内最大級の20,000発程度の花火があがり、江戸川花火大会と共に東京二大花火大会に数えられています。


江東区(こうとうく)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都江東区 みんなでつくる伝統、未来 水彩都市・江東区 人口526,621人

江東区木場の伝統芸能「木場の角乗(きばのかくのり)」(都の無形文化財)と、背景の大きな波で「水彩都市・江東」を表現しています。右上側に江東区ブランディング戦略のロゴマークがはいっています(SPORTS&SUPPORTS の文字をハート型にしたもの)。2018年2月から50cc以下、90cc以下、125cc以下の3種+小型特殊が交付されています。

江東区は東京都区部の東側、隅田川と荒川に挟まれた江東デルタの南部に位置する特別区です。区域の殆どが江戸時代の新田開発によって埋め立てられた土地で、現在も木場・新木場の地名が残り、当時木材の貯蔵所として使われたことを伺わせます。近年の東京臨海副都心の開発によって青海・有明地区は世界的に有名な観光地となり、1995~2015年の20年間で15万ほど人口が増加しています(2035年まで増加の見通し)。一帯は海抜0m地帯であるため、「江東5区(足立・江戸川・葛飾・江東・墨田)」として水害による浸水のリスクが指摘されています。

青海(あおみ)は東京湾埋立地13号地にあたり、東京臨海副都心の一部です。1丁目はレジャー施設(ダイバーシティ東京と旧パレットタウン)と駐車場、2丁目からは日本科学未来館・倉庫・オフィスビル・公園などが主体になります。ダイバーシティ東京には実物大ユニコーンガンダムがあり、11時から2時間おきに日に4回デストロイモードに変形します(公式サイトあり)。

有明は東京湾埋め立て10号地(1931年からの10カ年計画)にあたり、1980年代までは工業地として利用されていました。現在は年間1300万人が来場する東京ビッグサイト(東京国際展示場)で知られ、周辺はオフィスビルとホテルが立ち並んでいます。また、東京都水道局が運営する東京都水の科学館があります。

亀戸(かめいど)は東京都から「錦糸町(墨田区)・亀戸副都心」の指定を受けているエリアで、江東区の北部を成し、繁華街・商業街・オフィスビル・住宅街と様々な側面をもっています。梅・藤・菊の花まつりやうそ替え神事で知られる亀戸天神社(東宰府天満宮)が所在し、同神社の池にたくさんいる亀は、受験に合格した祈願者が奉納したものとされています。また、明治通りと蔵前橋通りの交差点には亀戸梅屋敷(観光案内・江戸切子など当地の産物の物販、寄席などイベントが行われる)があります。

富岡八幡宮(深川八幡宮)は八幡神(応神天皇)を祀る神社で、8月に行われる深川八幡祭り(「水掛け祭り」とも呼ばれる、東京三大祭りの一つ)や、江戸勧進相撲の発祥の地として力士像や相撲にちなんだ碑で知られる神社です。2017年に、第20代宮司が実姉の21代宮司を日本刀で切りつけて殺し、自身も自殺するという事件が起きたことで全国に衝撃を与えました。

清澄庭園(きよすみていえん)は江東区清澄にある都立の庭園で、池の周囲に築山や名石を配した回遊式林泉庭園となっています。1878年に三菱財閥創業者の岩崎弥太郎が買い取り、来客をもてなすために13年をかけて造成したとされる庭園で、元禄期の豪商・紀伊国屋文左衛門の屋敷があったと伝えられています。


品川区(しながわく)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都品川区 輝く笑顔 住み続けたいまち 人口404,504人

しながわ水族館のシンボルであるイルカと歌川広重の「東海道五十三次内 品川 日之出」(右側)が描かれています。2018年から50cc以下1,000枚、50~90cc200枚、90~125cc800枚が交付されています。

品川区は東京都区部の南部にある特別区で、江戸時代には東海道の最初の宿場町 品川宿(品川区の東部、現在の北品川・東品川・南品川あたり)として発展しました。現在は多数の商店街や高級住宅地、歓楽街(五反田駅周辺)、レジャー施設、IT産業を主とするオフィスビル、寺社仏閣といった新旧の文化が混ざる地域です。区内に40もの鉄道駅を有し、大井町駅・五反田駅・目黒駅がターミナル駅となっています(品川駅は港区にある)。1964年から人口が減少していましたが、近年は臨海副都心の開発により人口が増加しつつあり、商業・工業共に成長しています。

武蔵小山とは目黒区の目黒本町・下目黒と品川区の小山・小山台・荏原・西五反田・平塚を指します。武蔵野台地の東端にあたり、「清水」や「ふじ」といった地名や店名として残ります(台地上にあるためかつては富士山が望めた)。武蔵小山商店街パルムは東京屈指の規模のアーケード街(約800m・開閉型)で、およそ250店舗の商店が軒を連ねています。また、武蔵小山温泉 清水湯や星薬科大学などがあります。

戸越銀座は豊町・戸越・平塚にまたがる関東屈指の長さを誇る(1.3km)商店街です。商栄会・中央街・銀六会の3つの商店街からなるもので、全国に300以上ある「◯◯銀座」の第一号として有名です。なお、上記パルムの近くまで伸びているため、商店街のはしごができます(2.3kmほど、歩くだけで40分近くかかる)。

船の科学館は公益財団法人日本海事科学振興財団が運営する海事博物館で、東八潮(品川区の飛び地)にあります。かつては臨海副都心を代表する施設でしたが、2011年に本館展示が無期限で休止、青函連絡船「羊蹄丸」は解体されて、南極探索線「宗谷」や屋外展示物と別館のみとなっています。二式大艇一二型は海上自衛隊鹿屋航空基地資料館へ、戦艦陸奥主砲は2016年に横須賀市のヴェルニー公園に移設されています。

大井町駅はJR東日本・京急・りんかい線がクロスする駅で、周辺はアトレ大井町・阪急大井町ガーデン・イトーヨーカドー大井町店(共にショッピングモール、アトレはJR東日本とその子会社が運営)やホテル、飲食店が林立しています。

勝島は京浜第一区埋立地として造られた人工島(陸続きになっている)で、1939年に工事が開始され、日中戦争に「勝つように」との願いから勝島と名付けられました。用地の多くを倉庫、大井競馬場・しながわ区民公園・しながわ水族館が占め(人口5,810人)、当地のレジャーの中心的な位置づけの地域となっています。


足立区(あだちく)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都足立区 「美しいまち」は「安全なまち」 協働で築く力強い足立区の実現 人口692,700人

㊤足立区の水と緑を表した色彩で「足立」のロゴ㊦区の木のサクラ、こちらも足立区の水と緑をイラストで表現したもの。50cc以下のみで2018年から交付されています(無地のものと選択性)。

足立区は東京都区部の北部に位置する区です。都区部で3番めに広い区域を有し、隅田川、荒川、綾瀬川、中川、新芝川などの河川が区域を囲むように流れています。犯罪認知件数で区部ワーストだった時期があり、「治安の悪いまち」というイメージが定着していますが、現在は区部では比較的犯罪率・認知件数共に比較的低くなっています。日本有数のターミナル駅である北千住駅と東武伊勢崎線竹ノ塚・西新井・五反野駅周辺に繁華街が形成され、2008年に日暮里・舎人ライナーが開通したことをうけ近年は人口が増加しています。

西新井大師 總持寺は真言宗豊山派の寺院です。長い参道と広い本堂を有する寺院で、関東厄除け三大師の一つに数えられることがあります。牡丹園やあじさい、葛飾北斎の最大級の肉筆画(「弘法大師修法図」、毎年10月第一土曜に公開される)で知られています。東武伊勢崎線西新井駅から1駅区間のローカル線(東武大師線)が出ていて、大師前駅という無人駅に通じています。南側に門前町が発達し、飲食店や和菓子屋が軒を連ねています。

立舎人公園は足立区最大の総合公園で(現在約63ha)、陸上競技場・14面のテニスコート・野球場などの運動施設と親水広場・アスレチック・水鳥が泳ぐ池などがあります。1981年に開園した公園ですが、南東側では現在も整備が続いています。日暮里・舎人ライナーの地下車両基地を兼ねる公園です。

足立区生物園は元渕江公園内にある生物園(動物園・水族館)です。哺乳類・鳥類・爬虫類・両生類・昆虫・淡水魚・海洋生物とあらゆる種類の動物が展示されているほか、小動物とのふれあいコーナーやバタフライガーデンを有しています。

花畑大鷲神社(はなばたおおとりじんじゃ)は花畑の産土神(その土地で生まれた人の守護神のこと)とされる神社です。住宅地にあるこじんまりとした神社ですが、日本各地で行われる「酉の市」の発祥とされる神社です。

足立区都市農業公園は鹿浜の堤防の上にある「農」をテーマにした区立の都市公園です。田畑・果樹園・温室・区内から移設した古民家とレストハウスがあり、交流館1Fでは地場産の野菜が販売されています。


府中市(ふちゅうし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都府中市 ほっとするね、緑の府中 人口260,300人

府中在住の漫画家 板垣恵介氏の人気マンガシリーズ「刃牙道(ばきどう)」から主人公の範馬刃牙が描かれています。2014年に市制60周年の記念事業として、50cc以下600枚が交付されています。

府中市は多摩地域中部にある市です。「府中」とは律令制度の国府が置かれていたことを意味し(広島県にも同名の市がある)、武蔵国の政治・経済の中心として、江戸時代からは甲州街道の府中宿(現在市役所があるあたり)として発展しました。全域が武蔵野台地上に位置し、ほぼ完全に平坦な地形となっています。府中刑務所・東京競馬場・ボートレース多摩川(多摩川競艇場、青梅市が主催)・多磨霊園などがあり、残りは宅地・工業用地として開発されています。東京都内で一位の製造品出荷額(2017年)を誇る工業都市ですが、京王線府中駅周辺では商業地として再開発が進み、昼夜人口比率も減少傾向にあるなどベッドタウンの側面も有します。

大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)は武蔵国の総社であり、一之宮から六之宮までをあわせて祀るため「六所宮」とも呼ばれる神社です。例大祭の「くらやみ祭り」は都指定の無形民俗文化財、木造の狛犬は国指定の重要文化財に指定されています(市のマスコットキャラクター「ふちゅこま」のモチーフでもある)。また、参道の馬場大門には長さ500mに渡ってケヤキ並木があり、国の天然記念物として保護されています。

府中の森公園は旧米軍府中基地の跡地を利用した都立公園で、野球・テニス・ジョギングコース・サッカー場などの運動施設と、日本庭園や親水広場、府中市美術館・府中の森芸術劇場などを備えた総合公園になっています。

サントリー<天然水のビール工場>武蔵野ブルワリーは東京競馬場の南西側にあります。サントリー初のビール工場で、当時大手三社(キリン・サッポロ・アサヒ)が寡占していたビール産業へ同社が進出するきっかけとなった工場です。見学ツアーを行っているほか、ビールやおつまみのショップが併設されています。

府中市郷土の森公園は府中市矢崎町から是政にある総合公園です。体育館や市民プール、大賀ハスの修景池・釣り堀・交通遊園・観光物産館などを備えています。また、近隣に府中市郷土の森博物館があります。

浅間山(せんげんやま)は標高79.6mの山で、山全体が都立浅間山公園となっています。かつては陸軍の火薬庫や燃料廠として使われた山で、日本で唯一のムサシノキスゲ(ゼンテイカ、ニッコウキスゲの変種で絶滅危惧種)の自生地となっています。


八王子市(はちおうじし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都八王子市 あなたのみちを、あるけるまち。 人口577,500人

「世界に誇る観光地高尾山」のロゴと電車が描かれています。当初50cc以下の白ナンバーのみが交付されていましたが、令和3年6月から車種を拡大し、50~125cc+ミニカー・小型特殊が交付されています。

八王子市は多摩地域の南部、東京都の南西部にある市で多摩地域で最も多い人口を有し、東京都では唯一中核市に指定されています。かつては甲州街道の宿場町として栄え、明治時代になると養蚕・絹織物産業が盛んに行われることから「桑都(そうと)」と呼ばれました。現在でもネクタイの国内の主要産地であるなど絹織り・ニット製品製造・染色業が多いとされています。また、多くの大学を有する学園都市の面をもちあわせています。

高尾山は八王子市の西側にある標高599mの山で、明治の森高尾国定公園や都立高尾陣場自然公園に位置します。古くから修験道の霊山とされる山で、都内から近いため多くの観光者・登山者が訪れる山です。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンの3つ星に指定されているほか、都内では唯一ムササビの生息地でもあります。天狗像や天狗社で知られる薬王院有喜寺高尾山さる園・野草園高尾山トリックアート美術館高尾599ミュージアム(市立の自然史博物館)などがあります。

八王子市は東京富士美術館(ルネサンスから現代までの西洋美術)・コニカミノルタサイエンスドーム(市立子ども科学館)・八王子市夢美術館・絹の道資料館・日野自動車21世紀センター(日野自動車の企業博物館)などを擁しています。夕焼け小焼けふれあいの里は市立の農村体験型レクリエーション施設で、宿泊施設・入浴施設・野菜の直売所・牧場などがあります。童謡「夕焼小焼」を作詞した中村雨紅(なかむらうこう)の生家が近くにあることから名付けられました。

多摩森林科学園は八王子市廿里町(とどりまち)にある研究機関・植物園です。元来は明治の御料林であり、宮内庁帝室林野管理局が林業試験場として開設したものです。日本各地の桜の遺伝子を保存するための桜保存林(約1,700本)や樹木園を有していて、休園日を除き一般公開されています。また、道路の向かいは多摩御陵・武蔵野御領(皇室の墓地)となっています。

八王子まつりは当地で8月第一週の金曜~日曜に行われる祭りで、1961年から市民まつりと多賀神社・八幡八雲神社の祭礼がまとまって行われています。3日にわたり山車巡行や神輿渡御、民踊流しや関東太鼓大合戦、花火や氷の彫刻展などが行われます。関東屈指の山車まつりとされ、観覧者が70万を超える大規模なまつりです。

八王子城は北条氏康の三男・北条氏照が小田原城の支城として比高240mの深沢山に築いたとされる城です。石垣・堀切などがよく残り、曳橋や門など一部が復元され、ガイダンス施設や休憩所などもあり、全体としてよく整備されています。関東屈指の山城として歴史ファンを集めるほか、豊臣方が同城を攻め落とした時に城内の婦女子が自刃し、滝に身を投げたと伝わることから心霊スポットとしても知られています。


日野市(ひのし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都日野市 住みいい・ここちいい・いきいきのまち 人口186,300人

市の木のカシと市の鳥のカワセミ、湧水が描かれています。上部には新選組の隊服に用いられた水色のだんだら模様がはいっています。市制施行50周年記念として2019年7月から50cc以下800枚、90cc以下125cc以下の3種が交付され、交付終了しています。

日野市は多摩地域の南部にある市で、かつては甲州街道の日野宿として発達しました。「多摩地域の米蔵」と呼ばれるほどの穀倉地帯でしたが、現在は畑作・果樹作が中心になっています。昭和30年代から企業誘致を進め、「日野五社」(日野自動車・コニカミノルタ・セイコーエプソン・富士電機・神戸製鋼)をはじめとする大企業が進出したことから、内陸型の工業都市となっていますが、2020年に当地の象徴でもあった日野自動車本社工場が閉鎖され、ベッドタウンの様相を強めています。多摩川と浅川に挟まれた一帯は用水路が無数に整備され、国土交通省から「水の郷百選」に選ばれています。

日野市は土方歳三や六番隊隊長 井上源三郎の故郷であることから「新選組のふるさと」として町おこしをはかっています。新選組のふるさと歴史館井上源三郎資料館(子孫が運営している)、地元の名主として新選組の活動を支えた佐藤彦五郎新選組資料館があるほか、土方歳三の命日である5月11日にあわせてひの新選組まつりが行われています。

高幡不動尊金剛寺は真言宗智山派別格本山の寺院です。関東三大不動の一つとされ、都内有数のあじさい寺として知られています。新選組副長 土方歳三の菩提であることから土方歳三や近藤勇の銅像が建っています。

多摩動物公園は1958年に開園した日本最大の動物園(広さ60ha)で、上野恩賜公園の4倍の広さを誇り、当時は最新だった無柵放養式展示を導入した動物園の一つです。1964年に運行を開始したライオンバスは世界初のサファリ形式による展示とされています。

田園風景が残る新井地区には馬cafeマリヤの風という乗馬施設/カフェがあります。乗馬クラブと違い馬は一頭しかいませんが、地場産野菜などを使った野菜中心のメニューがあり、テレビで紹介されていたりします。


町田市(まちだし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都町田市 なんだ かんだ まちだ 人口432,300人

薬師池公園公園と市の鳥カワセミ、市の木ケヤキが描かれています。2013年から50cc以下3,500枚、50~90cc250枚、90~125cc1,250枚が交付されました。

町田市は多摩川以南に位置する市で、東京都市部では3番めに多い人口を有しています。神奈川県に大きく張り出した半島状の市域を有し、特に神奈川県相模原市と関係が深いまちです。当地は1960年代から郊外の住宅地として開発された地域で、住宅地・商業都市として発達していますが、市域の多くが多摩丘陵上に位置するため里山が多く残っています。また、市内に大学を9つ有する学園都市でもあります。

町田駅はJR横浜線と小田急線が乗り入れる駅で、神奈川県相模原市との(おおむね)境界になっている境川の北側にあります。日当たり乗降客数が約51万と多摩地域で最も多いため、駅周辺は百貨店・飲食店が集積し、首都圏屈指の繁華街になっています「西の渋谷」とか「西の歌舞伎町」または「西の秋葉原」などと呼ばれるエリアで、商業地、夜の街、オタク文化の街といった側面を持ち合わせています。

まちだグランベリーパークは市域の南側、神奈川県横浜市・大和市との境あたり、東急南町田グランベリーパーク南側にある町田市・東急の開発エリアです。アウトレット複合商業施設の「グランベリーパーク」とパークライフサイト(コミュニティセンター)、鶴間公園から成り、およそ東京ドーム4個分の敷地に映画館やスヌーピーミュージアムなどがはいっています。

薬師池公園は野津田町にある市立公園で、新東京百景・日本の歴史公園100選・東京都の名勝に指定されています。モミジの紅葉や大賀ハス、アジサイ・ハナショウブといった自然が楽しめる公園で、旧家や水車が残るなど里山の風情があります。遊具は無く大人向けの公園です。鎌倉街道を挟んで町田リス園があり、当地の代表的な観光施設になっています。2020年に町田四季彩の杜西園と同ウェルカムゲートがオープンしています。

泰巖歴史美術館(たいがんれきしびじゅつかん)は町田駅の北側中町にある歴史美術館です。2020年にオープンしたもので、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康など戦国武将にスポットをあてた刀剣・甲冑などの展示があり、5階の建屋のうち1階が安土城天守内部の原寸大復元となっています。


武蔵村山市(むさしむらやまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都武蔵村山市 緑輝く快適ステージ ふれあい文化都市 むさしむらやま 人口70,650人

狭山丘陵に咲く市の花カタクリ(右)と村山デエダラ祭りの象徴「眼光鋭いデエダラボッチ」(プレート上部)が描かれています。

武蔵村山市は多摩地域北部にあり、狭山丘陵を挟んで埼玉県所沢市と接しています。かつては木綿紺絣の産地として知られていましたが、1966年の都営村山団地竣工を受け人口が増加し、現在では住宅・工業地域の性格が強いまちになっています。株式会社新川(ヤマハロボティクス)や天乃家(歌舞伎揚で知られる米菓メーカー)、わらべや日洋(セブンイレブンの弁当・惣菜などの製造)が本社や工場をおいています。多摩地域では唯一鉄道液が無い(国道も無い)自治体です。

デエダラボッチ(大多羅法師=ダイダラボッチ)とは、日本各地に伝わる巨人伝説のことをいい、水神信仰や山岳信仰と深い関係にあります(琵琶湖や富士山を造ったとする伝承が残る)。当地では村山デエダラまつりが行われていて、市民パレードにデエダラボッチの山車が登場します。また、市内に大多羅法師の足跡が枯れない井戸になったという言い伝えの井戸(現在は土表面が湿る程度で貯まっていない)が残っています。

都立野山北・六道山公園は市の北側、武蔵村山市と瑞穂町にまたがる狭山丘陵の自然をそのまま残した公園です。カタクリの群生地やホタルの生息地があるほか、古民家・田んぼ・茶畑などの里山が再現されています。都立公園では最大級の広さの公園であり、当地の観光資源になっています。武蔵村山市納涼花火大会の会場として使われるほか、東側に市がふるさと創生事業で掘り当てた村山温泉 かたくりの湯という入浴施設があります。

プリンスの丘(市の中央南部)は、日産自動車東村山工場の跡地を再開発したものです。現在はプリンスの丘公園(「スカイラインGT-R発祥の地」の碑が建つ)やイオンモールができて市の商業地域となっています(上記の通り市内に鉄道駅が無いため「駅前」が無く、まとまった商業地域が無かった)。

当地の伝統料理である村山かてうどんはつけ麺スタイルのうどんで、冷たい麺を魚介ベースのだしにつけていただきます。かてうどんの「かて(糧)」とは地場野菜のことで、小松菜・ほうれん草・ナスなどが一般的です。近年は豚肉のだしを合わせた「肉汁かてうどん」が人気です。また、うどん粉で作る「ゆでまんじゅう」(手打ちうどん田舎屋)が地域ブランドとなっています。

村山織物工業協同組合は本町2丁目(青梅街道沿い)にあります。昭和3年に建てられた組合の施設ですが、資料館を併設していて大島紬の製造工程の紹介・展示・販売も行っています。


あきる野市

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都あきる野市 人と緑の新創造都市 人口80,460人

トウキョウサンショウウオをモチーフにしたイメージキャラクター「森っこサンちゃん」が描かれています。2015年から市制20周年記念として50cc以下800枚、50~90cc100枚、90~125cc100枚が交付され、現在は交付終了しています。

あきる野市は1995年に秋川市と五日市町が合併してできた市で、多摩地域の西部にあります。都心から一時間ほどとアクセスはそこそこ良く、東京サマーランドやキャンプ・バーベキュー場などレジャー施設と秋川渓谷の雄大な自然で知られています。2020年度で耕地面積368haと都内では比較的広い面積の耕地を有し、のらぼう菜や秋川牛といった特産品を産出していますが、農業は衰退傾向にあります。

東京サマーランドは、日本最大級の流れるプールや多彩なウォータースライダーなどのウォータアトラクションと屋外遊園地が一つになった施設です。以前はセサミプレイス(セサミストリートの体験施設)と東京ムツゴロウ動物王国が併設されていましたが、2006~2007年にどちらも閉園し、動物王国のあたりはドッグランを主体としたレジャー施設 わんダフルネイチャーヴィレッジとなっています。

秋川は多摩川水系の支流で、都民の森ブナの森の三頭沢に発し、多摩川の支流のうち最も大きな支流です。上記のサマーランドの上流あたりを秋川渓谷といい、水遊びやキャンプ、鮎釣りなどで知られる景勝地となっています。キャンプ・バーベキュー場の間に飲食店や宿泊・入浴施設として秋川渓谷 瀬音の湯があります(足湯あり)。

横沢入里山地域は7つの谷戸(丘陵のU字部)で構成される65.4haの地域です。東京都の里山保全地域第一号、環境省の重要里地里山500に指定されています。トウキョウサンショウウオやホタル、カンアオイ・エビネなどの生息地になっています。

U-KART CIRKUIT TOKYO AKIRUNOはサマーランド入り口、あきる野IC近くにあるカート乗り場です。キッズと大人用のカートがあり、ある程度タイムを出せるようになるとより速いカートに乗れるようになるというシステムです。

黒八丈とは、生糸をヤシャブシ(ハンノキ属の落葉高木)の実を煮出した液で染めた絹織物のことで、鉄分を含む泥で色を定着させるため「泥染め」とも言います。江戸時代に五日市の産物として全国的な人気を得ていました。長い間廃れていましたが、現在では糸工房「森」(手術用絹糸製造などを行う絹糸屋)によって復活しています。


稲城市(いなぎし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都稲城市 緑につつまれ 友愛に満ちた 市民のまち 人口87,930人

市のイメージキャラクター「稲城なしのすけ」が描かれています。特産の梨をモチーフに大河原邦彦氏(メカニックデザイナー、「機動戦士ガンダム「ボトムズ」など)と井上ジェット氏(マルチクリエイター)がデザインしたキャラクターです。50~125ccの3種+ミニカー・小型特殊の5種が交付されています。

稲城市は多摩地域の南部に位置する市です。1970年代以降に京王相模原線や小田急多摩線の沿線開発によって人口が急増した地域で、遊園地のよみうりランド(神奈川県川崎市と稲城市にまたがる)や温泉、ゴルフ場といったレジャー施設で知られています(市域に対するゴルフ場の面積が日本一)。また、江戸時代は元禄年間(1688~1704年)まで遡ることができる梨の産地であり、住宅地と梨農園が混在する独特の景観を有しています。サッカーJリーグ東京ヴェルディの練習場とクラブハウス、野球では読売ジャイアンツの2・3軍の施設を有しています。

稲城市の梨は都内最大の生産量を誇り、特許庁から地域ブランドの認定を受けていて、多摩川梨の発祥の地でもあります。8月には各直売所に梨の幟が立ち、当地の風物詩となっています。とりわけ市名を冠した「稲城」はかなり大玉の品種で、生産量が少ないため「幻の梨」と呼ばれています。当地は果樹作が強く、梨とぶどう(高尾)で生産量の7割を占めますが、後継者不足により農家は全体に減少傾向にあります。

ありがた山は矢野口(通称「南山」)にある石仏群で、1940~43年に駒込地区にあった無縁仏などが移設されたものです。4千を超える石仏・石像が並んでおり、ヒーロー番組や怪談・怪奇物といった時代劇の撮影場所として用いられることが多い場所です。

いなぎペアパークは2019年に南武線稲城長沼駅前にできた公園です。稲城なしのすけの時計台や「ボトムズ」からスコープドッグの立像、高架下にガンダムとシャア専用ザクの像が置かれています。駅に隣接して観光案内所のいなぎ発信基地 ペアテラスが置かれています。

稲城市・川崎市を流れる大丸用水(おおまるようすい)は17世紀頃に造られた用水で、多摩川から取水し、総延長70kmを超す灌漑用水です。現在では農業用水としての意味合いは薄れ、緑道や親水公園として親しまれるようになりつつあります。


葛飾区(かつしかく)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都葛飾区 水と緑ゆたかな心ふれあう住みよいまち 人口444,400人

どれも2012年の区制80周年を記念して交付されたもので、㊤区の花のハナショウブ(1,000枚)㊥「男はつらいよ」から寅さん(1,500枚)㊦「キャプテン翼」から翼太郎とサッカーボール(1,500枚)のデザインとなっています。

葛飾区は東京都区部の東部にある特別区で、全域が荒川と江戸川に挟まれ、中央を中川が流れる海抜0m地帯となっています。「男はつらいよ」や「こちら葛飾亀有公園前派出所(こち亀)の舞台として知られています。かつてはセルロイド製品(玩具・人形など)の一大産地で、現在でも区部3位の事業所数を誇る中小企業が多いまちですが、製造業全体でみると衰退傾向にあり、住宅地が目立つようになってきています。

葛飾区の商業地はこれといった集積地を持たず、京成押上線青砥・京成立石駅周辺、京成本線お花茶屋・京成高砂駅周辺、総武線新小岩駅周辺に分散しています。とりわけ立石駅周辺は中小の飲食店が集積し、他の自治体からも人を集めるなど呑兵衛の聖地になっています。

柴又帝釈天(経栄山題経寺)は葛飾区柴又にある日蓮宗の寺院です。人気映画シリーズ「男はつらいよ」に何度も登場する寺で、当地の定番観光名所になっています。庭園や彫刻ギャラリー、「瑞龍の松」と呼ばれるクロマツで有名な寺院で、参道には門前町が形成されて草だんごやせんべいお土産などを売る店が出ています。東側(参道から奥側)へ行くと柴又公園になっていて、矢切の渡し(柴又側)があります。

堀切菖蒲園は区が運営する植物園で、京成本線堀切菖蒲園駅の南西500mほどに位置しています。江戸系のハナショウブをはじめ200種6,000株が植えられていて、6月中旬には地元住民・商店街・行政が運営するパレードが行われています。

水元公園(みずもとこうえん)は、東京23区で最大級の都立公園(公園面積は96.3ha、町名でもある)小合溜という準用河川を利用した水の公園として知られています。メタセコイアの森とバーベキュー広場、金魚や蓮の展示場などがある非常に広い公園です。公園南側の業平山南蔵院(天台宗の寺院)には大岡裁きで有名なしばられ地蔵があります。

江戸っ子1号」は深海用のフリーフォール型無人探査機で、日本の海洋資源調査に用いられています。2009年に、当地の杉野ゴム化学工業所の杉野行雄氏が東大阪市の人工衛星「まいど1号」に触発されて、産学官金の連携による開発がはじまったとされています。現在は長期観測用の「江戸っ子1号365形」が製品化されています。


小平市(こだいらし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

小平市ホームページより
小平市ホームページより

東京都小平市 躍動をかたちに 進化するまち 人口190,000人

㊤市のマスコットキャラクターの「ぶるべー」とFC東京のマスコット「東京ドロンパ」のイラスト。市制50周年記念として、2012年からミニバイク50cc以下1,500枚、90cc以下300枚、125cc以下300枚が交付された。㊥江戸時代に新田開発された当地の区割りを平行四辺形で表したもので武蔵野美術大学のデザイン。市制60周年記念として2023年3月からミニバイク50cc以下540枚、90cc以下60枚、125cc以下400枚の交付。㊦「ぶるべー」とFC東京のマスコット「東京ドロンパ」の新デザイン。同じく市制60周年記念として㊥と同数を交付。

小平市は多摩地域の北部にある市です。市名の通り市域はほぼ平坦であるため、林野は殆どなく市域全体が住宅地・工業用地・耕地などになっています。江戸時代に青梅街道や玉川上水ができて開拓され、戦後には住宅地として開発が進み人口が増えた地域です。西武鉄道とJR東日本の鉄道駅が多数ありますが、商業地は小平・花小金井・一橋学園駅などに分散しています。2006年までは隣接する7市に比べ工業製品出荷額が多い工業のまちでしたが、現在はピーク時の1/7程度にまで落ち込んでいます。また、かつては水を得ることが難しかったため、武蔵野うどん(糧うどん)圏に属します。同じ字を書く北海道小平町(おびらちょう)と姉妹都市関係にあります。

小平市小川町に本社・工場を置く有楽製菓(ユーラク)はチョコレートやクッキー、ケーキを製造する菓子メーカーで、特に「ブラックサンダー」が有名です。直営店としてユーラクチョコレートショップを併設していて、試食や箱単位の大人買いができます。また、市北部にブリジストン東京工場があり、ブリジストンイノベーションギャラリーとして企業博物館を出しています(見学無料)。

東京都薬用植物園は西武拝島線東大和市駅の駅前に広がる植物園です(見学無料)。昭和21年に解説され、世界各国から貴重な毒草・薬草・香料の原料などが集められ研究されています。麻薬の原料となるケシ(八重咲きや青い花もある)やカカオとバニラといった馴染み深い植物などが栽培されています。

大沼町にあるガスミュージアムは東京ガスが運営する企業博物館です(見学無料)。展示が行われている赤レンガの洋館2棟は明治時代の東京ガス本社を復元したものです。ガス燈とガス器具のほか、明治時代の錦絵が展示されています。

小平市平櫛田中彫刻美術館は彫刻家 平櫛田中(文化勲章受章者、井原市・福山市・小平市の名誉市民)の作品が展示されている美術館です。平櫛田中は国立劇場のロビーにある「鏡獅子」や東京藝大の「岡倉天心像」、また多数の名言を残した人物です。美術館は旧宅を記念館としたもので枯山水の庭があり、梅の名所でもあります。

小平ふるさと村は西武新宿線沿線(青梅街道の北側)にある野外博物館です。復元された古民家や水車小屋、消防小屋、旧小平小川郵便局などが展示され、江戸後期~明治時代と順を追って見学できるようになっています。定期的に昔のおもちゃ体験や糧うどんの販売が行われています。


墨田区(すみだく)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都墨田区 ~水と歴史のハーモニー~ 人が輝く いきいき すみだ 人口257,300人

墨田区生まれの浮世絵師 葛飾北斎の「富嶽三十六景」の「神奈川沖浪裏」が描かれています。2016年11月から、50cc以下の白ナンバー限定で2,000枚が交付されました。

墨田区は東京都区部の東部にある特別区で、隅田川・荒川・中川が流れる江東デルタの一角を占めています。当地の象徴となっている墨堤の桜(花見)・隅田川の花火・両国の相撲は江戸時代中期(1700~1750年頃)から行われているものです。2012年に東京スカイツリーができてその周辺の東京スカイツリータウンという商業地が形成され、入浴施設や古民家を改装したカフェなどもあり、国内外から多くの観光客を集める観光都市となっています。また、製造業が盛んで23区中大田区に次ぐ2位の工場数を有する中小企業のまちでもあります。

両国は墨田区の町名、または中央区・墨田区をつなぐ両国橋の周辺をいう広域地名です。大相撲やちゃんこ鍋で知られています。町名としては明暦の大火(振袖火事)の犠牲者を祀った両国回向院(初代の両国国技館があった)あたりが両国ですが、都営地下鉄・JR東日本の両国駅・両国国技館が横網にあるため、横網を含んで「両国」と称することが多いようです。江戸東京博物館刀剣博物館(共に横網)、両国花火資料館などがあり、史跡として赤穂事件の舞台となった吉良邸跡周辺には看板が設置されています。

亀沢にあるすみだ北斎美術館は2016年に開館した公立美術館で、オリジナルナンバープレートの図柄で用いられている「神奈川沖浪裏」もこちらの所蔵品の一つです。北斎の門人の一人が描いた「北斎仮宅之図」から、北斎のアトリエの再現模型が作られて展示されています。また、隣接する緑町公園に生家跡の案内板があります。

向島百花園は1804年に開園した歴史ある庭園で、亀戸にある梅屋敷に倣って「新梅屋敷」や「花屋敷」などと呼ばれ、江戸時代には文人や墨客のサロンとして使われていました。近隣の寺社を巡る隅田川七福神巡りの発祥の地とされています。現在見られる百花園は東京大空襲により全焼した庭園を復興したものです。

長命寺は向島にある天台宗の寺院で、隅田川七福神のうち弁財天にあたります。「長命寺」とも呼ばれる桜餅は道明寺桜餅(関西風桜餅とも呼ばれる、道明寺粉と糯米で作る餅)とは違い、小麦粉で作った皮で餡を包んでいます。長命寺門前の長明寺桜餅(山本や)から墨堤通りを挟んだ向かいに、こちらも江戸時代から続く和菓子の老舗 言問団子(串に刺さない団子)があります。

すみだ小さな博物館は墨田区の産業・文化・文献等のコレクションを作業場や民家といったスペースに展示する試みで、市内に23の展示場がありどれも無料で見学できます。とりわけ、小さな硝子の本の博物館ではリューターというペン状の器具でガラスに絵を描く体験を行っています。


調布市(ちょうふし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都調布市 つなげよう・ひろげよう・共に生きるまち 人口229,100人

調布市の名誉市民 水木しげるさんの「ゲゲゲの鬼太郎」が描かれたもので、50cc以下の白ナンバーのみの交付になりました。また、同市では2010年からゲゲゲの鬼太郎のキャラクターの特別住民票を配布、2011年から住民票や戸籍謄本など証明書類に目玉おやじの透かしを入れています。

調布市は多摩地域の東部に位置する市です。都心部に近く、住環境が整った住宅地といった印象が強い地域です(近年は昼夜間人口比率が増加傾向にある)。昭和30年に調布町と神代村が合併してできた市で、市制施行当時は人口45,090人10,391世帯でした。市名は麻布を特産品として朝廷に出したこと(租庸調の税のうち特産品である「調」)に由来しています。一大消費地である都心に近いことから食品加工が盛んに行われています。

調布市は1933年に日本映画株式会社が多摩川撮影所(現角川大映スタジオ)を開設し、現在も多くの映画・映像関連企業を有することから「映画のまち」として町おこしを行っています。多摩川5丁目児童遊園(角川大映スタジオ近くにある)には映画俳優の碑や調布映画発祥の碑が置かれ、京王線調布駅構内は映画をテーマにしたデザインになっています。

調布駅前には天神通り商店街があり、ゲゲゲの鬼太郎のキャラクターが随所に置かれています(公式HPに「妖怪在中」とある)。布田天神社(ふだてんじんしゃ)は布田五宿(上石原・下石原・上布田・下布田・国領)の総鎮守であり、スクナヒコナと菅原道真を祀る神社です。ゲゲゲの鬼太郎が住む森は本殿の裏手の森という設定になっていることから、当地の主要な観光名所となっています。

深大寺(じんだいじ)は天台宗別格本山の寺院で、日本三大だるま市の一つ「深大寺だるま市」で知られる古刹です(都内では浅草寺に次ぐ)。寺内に複数の湧水を有し、寺名も水神である深沙大王に由来します。付近ではそばが特産品となっていて、「深大寺そば」の名で知られています。近隣にゲゲゲの鬼太郎ワールドを楽しめるカフェ・土産物屋の鬼太郎茶屋があります。

東京都立神代植物公園は、上記深大寺の旧寺領を都内唯一の植物公園として整備したものです。園内は30のエリアに分かれて4,800種10万本・株の植物が植栽されていて、バラ・梅・ツツジ・椿がそれぞれエリアをもっています。また、大温室や自然林、水生植物園などがあります。春・秋にはバラ、早春には梅まつりが行われています。

調布飛行場は1941年に開設された飛行場で、米軍の接収を経て1973年に日本に全面返還されました。現在の調布飛行場は東京都が運営する空港の一つとして、伊豆諸島と調布市を結ぶ空の玄関口となっています。くさややあしたば味噌、椿油など伊豆諸島の特産品を売る自販機があります。また、米軍から変換された一角は味の素スタジアムや近藤勇産湯の井戸があります。


練馬区(ねりまく)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都練馬区 ともに築き 未来へつなぐ 人とみどりが輝く わがまち 人口721,900人

㊤練馬区の公式アニメのキャラクター「ねり丸」㊦練馬区の名誉市民でもある松本零士氏の 作品「銀河鉄道999」からメーテル。どちらも「アニメのまち練馬」をPRするために作られ、2012年8月に50~125cc以下の白・黃・桃の3種計5,000枚が交付されました。

練馬区は東京都区部の北西部にある区で、1947年の地方自治法施行後に板橋区から分区して生まれた区です(分区前の板橋区は最大の特例区であり、区役所までが遠すぎた)。キャベツの一大産地や練馬大根などで知られる農業イメージの強い地域ですが、宅地化により農地は年々減少と同時に観光農園化しつつあります。日本の長編カラーアニメ発祥の地(「白蛇伝」1958年)として日本のアニメ産業の礎となった地であり、現在も多くの漫画家・アニメーターを擁しています。

東映通りは東映アニメーションの大泉スタジオ(1階は東映アニメーションミュージアム、2018年にリニューアルされてギャラリーからミュージアムに名称変更)や東映系のシネマコンコンプレックスチェーン TジョイSEIBU大泉がある通りです。また、最寄り駅の大泉学園駅前には「アニメゲート」として鉄腕アトム、銀貨鉄道999から鉄郎・メーテル・車掌、矢吹ジョーなどの等身大の銅像が置かれています。

都立光が丘公園は光が丘団地に隣接する練馬区最大の都市公園で、野球場やテニスコート、弓道場などの運動施設とバードサンクチュアリや噴水、ちびっこ広場や区立図書館などがある広大な公園です(60.7ha)。毎年ゴールデンウィークにハワリンバヤル(モンゴル五で「春祭」の意、国内最大のモンゴルフェス)が行われています。また、ほど近い光が丘5~6丁目には四季の香公園(バラ園・マグノリア園・ハーブ園)が整備されています。

オザキフラワーパークは、石神井台の新青梅街道沿いのサミットストア石神井台店内にある園芸センターです。都内最大級の規模を有し、アクアリウム・生花・カフェコーナーを併設しています。創業60年以上になり、「都内の園芸好きに知らない人はいない」「買える植物園」などといわれる人気のある店舗です。

小泉牧場は大泉学園町のしたみち通り沿いにあります(前述「アニメゲート」から徒歩10分くらい)。都区部では唯一の酪農家で、畜産の見学ができる施設です(牛舎の中を見るには断りがいる)。アイスミルクが「ねりコレ」(区のおすすめ商品)に選ばれています。

東大泉にある牧野記念庭園 記念館は「日本の植物学の父」と呼ばれる植物学者 牧野富太郎の自宅跡を庭園・記念館として公開しているものです(見学無料)。園内には牧野博士が命名したセンダイヤザクラやスエコザサなど、300種ほどの植物が植栽されています。


東村山市(ひがしむらやまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都東村山市 みどり にぎわい いろどり豊かに 笑顔つながる 東村山市 人口150,000人

公式キャラクターの「ひがっしー」が描かれたプレートです。市制施行50周年記念として2014年に50cc以下380枚、50~90cc20枚、90~125cc100枚が交付され、現在は交付終了となっています。

東村山市は多摩地域の北部にある市で、武蔵野台地のほぼ中央に位置しています。コメディアンの志村けんさんのふる里として知られていて、東村山駅東口に氏の銅像と寄贈された市の木のケヤキ3本があります。古くから交通の要衝として鎌倉街道・府中街道・新青梅街道が通る当地には1894年から2社8線9駅の鉄道が通り、人と物の集積・流通拠点となっています。かつては養蚕や狭山茶、小麦(武蔵野うどん圏の一部を成す)の生産が盛んでしたが、現在は梨や植木の生産に置き換わりつつあります。

都立狭山公園は東村山市と東大和市にまたがる公園で、都立狭山自然公園(前述八国山緑地や武蔵村山市の野山北・六道山公園などを含む)に含まれています。多摩湖(村山貯水池)の東岸にあり、雑木林・桜・イロハモミジが整備されているほか、宅部池(たっちゃん池の愛称で知られる)の周囲に遊歩道が巡っています。

保谷納豆(ほうやなっとう)は青葉町にある納豆メーカーです。フリーズドライの「ふりかけ納豆」や「合格祈願納豆」など商品数60種以上、生産量都内最大の製造元で、一時期は1社のみの生産量で東村山市を生産量全国第2位の自治体としていました。

八国山緑地(はちこくやまりょくち)は東村山市の北側、狭山丘陵の東端に位置する東西に細長い緑地です。標高89.4mの八国山を有し、かつては上野・下野・常陸・安房・相模・駿河・信濃・甲斐の8つの国を見渡すことができたとされています。映画「となりのトトロ」の七国山のモデルになったことで知られています。西武鉄道を挟んだ南側に菖蒲園で有名な北山公園と八国山たいけんの里という市立の体験・展示施設があります。

正福寺(しょうふくじ)は野口町にある臨済宗建長寺派の寺院です。本尊を千手千眼観音とし、開基は北条時宗とされています。1407年建立とみられる千体地蔵堂は1952年に国宝に指定されていて、東京都内の建築物としては唯一のものです。

久米川町にある豊島屋酒造(としまやしゅぞう)は東京都に残る10の酒蔵のうちの一つで、「金婚」や「屋守(おくのかみ)」の銘柄で知られています。日本酒・みりん・酒器などを販売するショップが併設されているほか、不定期で豊島屋フェスタというイベント(ライブ・落語・)を行っていて、予約すれば酒蔵見学もできます。


福生市(ふっさし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都福生市 このまちが好き 夢かなうまち 福生 人口58.390人

市の公式キャラクター・福生七夕まつりのイメージキャラクターの「たっけー☆☆」と多摩川・玉川上水の流れをイメージした水の流れが描かれています。

福生市は多摩地域の西部に位置する市で、福生市・瑞穂町・武蔵村山市などにまたがる横田基地が市域の1/3を占めています。基地を除いた市域は6.84kmで、都内では狛江市に次いで小さい市となります。戦後に米軍が横田基地に進駐したため、全体にアメリカンテイストが強く、国際色豊かなまちになっています。「ふっさ」は難読地名の市名ですが由来にははっきりした定説がなく、麻の古語である「フサ」から来たとする説や、北方の敵を防ぐ為の要衝であったからとする説などがあります。

ベースサイドストリートは横田基地沿いの国道16号線にある商店街です。アメリカン風のダイナーや雑貨屋が並び、フリーマーケットや花火大会、日米友好祭が行われるなど地域の交流拠点にもなっています。福生アメリカンハウス(アメリカンハウスは朝鮮戦争時代に米兵の住居として数多く建てられた)という1958年に立てられた米軍ハウスを活用したコミュニティスペースがあります。

福生七夕まつりは、1951年に仙台七夕まつりをヒントに当地の商店街振興のためにはじまったもので、都内では最も古い七夕まつりです。福生駅西口を中心に行われ商店街の各店舗が工夫した竹飾りや市民の模擬店が出ます。

https://youtu.be/yK6MZVFUXOQ

福生市文化の森は市立中央図書館(地域図書館)、郷土資料館、市営の茶室 福庵などがはいっています。緑地内には遊歩道や池があります。

田村酒造場(代表銘柄:「嘉泉(かせん)」)は代々福生村の名主を務めた家柄で、現在東京都内で伝統を守る10の酒蔵の一つです。酒造蔵や石垣などが登録文化財に指定されています。また、石川酒造(代表銘柄:「多満自慢」「多摩の恵」)は日本酒・ビールの醸造所で、直営レストラン(福生のビール小屋等)を多数有しています。

ゲームセンンター タンポポは昭和レトロを再現したゲームセンター(料金形態は1時間1,000円、終日打ち放題は3,000円と時間制になっている)です。昭和~平成の古いパチンコ台やスロットマシーンで遊ぶことができます。youtubeで動画配信を行っていて人気のある施設になっています。


三鷹市(みたかし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

東京都三鷹市 緑と水の公園都市 人口189,900人

宮崎駿監督デザインの市のキャラクター「poki」が描かれています。2010年の市制60周年を記念したもので、50cc以下の白ナンバーのみが交付されています。

三鷹市は多摩地域東部に位置し、東京都のほぼ中央にあります。武者小路実篤や太宰治など多くの文豪が暮らした「文士の街」として知られるまちです。新宿まで20分ほどと交通の便がよく、井の頭恩賜公園や野川公園などの緑があるため、多摩地域では人気のベッドタウンとなっています。129haの耕地面積を有し、畑作・果樹作が行われています。

井の頭恩賜公園は武蔵野三大湧水地の一つ井の頭池を中心とした都立公園で、武蔵野市と三鷹市にまたがって存在し、三鷹市側には野球場・競技場・テニスコートやジブリの森美術館がはいっています。2009年から水質改善に取り組み、近年は絶滅したと思われていた「イノカシラフラスコモ」が再生、エビや小魚を餌とする野鳥の姿も多く見られるようになっています。

国立天文台三鷹キャンパスは国と大学が共同利用する研究施設で、三鷹市の南西部 大沢にあります。第一赤道儀室は1921年に建設された木造ドームの観測施設で、国の登録有形文化財に指定されています。星と森と絵本の家という大正時代の建物を活用した絵本の展示場があります。

太宰治文学サロンは三鷹駅南側の桜通り沿いグランジャルダン三鷹内にあります。下連雀に住んだ文豪太宰治の没後60周年・生誕100周年を記念して、「十二月八日」に登場する伊勢元酒店跡に設けられた施設で、直筆原稿の複製や初版本を展示しています。ほかにも駅前の三鷹コラル内に展示室があり、禅林寺(黄檗宗の寺院)には森鴎外と太宰治の墓があります。

大沢の里は野川公園東門から南東、野川の東側にあります。古民家は同地でワサビ田を経営してきた箕輪家の母屋で、付近にワサビ田も復元されています。野川の西側にある「しんぐるま」は「(当時としては)新しい水車」を意味し、1808年頃から約160年間使われていたものです。

三鷹阿波踊りは1968年に中央通り商店街が中心となり、本場徳島からうずしお連を招いたことがはじまりとされています。2017年に第50回(50周年)を迎え、当地の風物詩として定着しています。


板橋区(いたばしく)

板橋区ホームページより

東京都板橋区 いきいき暮らす緑と文化のまち 人口547,300人

区の木花鳥(それぞれケヤキ・ニリンソウ・ハクセキレイ)が散りばめられ、外側にはチェッカーフラッグを連想させる縁取りがなされています。50cc以下650枚、50~90cc50枚、90~125cc300枚が交付され、交付終了となっています。

板橋区は東京都区部の北西側にある区です。中山道・川越街道の旧街道沿いや駅周辺に商店街が発達していますが、区内にターミナルを有していないため大規模ではありません。マンモス団地の高島平があり、昼夜間人口比率90%強と23区内のベッドタウンの側面もありますが、かつては軍需産業が栄えたことを活かした工業地域でもあります。共働き・子育てがしやすい街、震災安全度においてともにランキングで区部の首位~上位を占める一方で、交通の便が悪く地価は区部としては比較的安くなっています。

成増は区域の西部にあり、東武東上線の成増駅とほど近い所に東京メトロの地下鉄成増駅があり、駅周辺は商業地としてよく発達しています。成増駅南口になりますスキップ村(商店街)があるほか、おかしのまちおか成増店や三代目茂蔵 成増店など大手飲食・小売チェーンが店を出しています。

板橋区は板橋温泉を有し、前野原温泉 さやの湯処(前野町)、板橋温泉スパディオ(宮本町)、ときわ健康温泉(中台)、第一金乗湯(若木、2019年に温泉に認定)の温泉入浴施設があります。

東板橋公園は石神井川と国道17号の間に広がる住宅地の中にある区立公園です。野球場やテニスコート、こども動物園があり施設が充実しています。こども動物園は2020年から改修工事を終えてリニューアルオープンしています(かつては淡水魚水族館もあった)。

板橋の田遊びとは、旧正月に行われるその年の五穀豊穣と子孫繁栄を祈願する行事(国指定重要無形民俗文化財)で、徳丸北野神社・赤塚諏訪神社において奉納されます(動画)。また、当地では8月に荒川の戸田橋上流の河川敷でいたばし花火大会(13000発程度)が行われています(2022年は中止)。対岸では埼玉県戸田市の戸田橋花火大会が同日開催されます。


昭島市(あきしまし)

昭島市ホームページより

東京都昭島市 人・まち・緑の共生都市 人口111,500人

「あきしまだいすき。」のロゴとアキシマクジラが宇宙に浮かぶ様子が描かれています。50cc以下600枚、50cc~90cc50枚、90~125cc350枚の交付となりました(90cc以下の配布は終了)。

昭島市は多摩地域の中央部に位置する市です。近世に滝山城(八王子市にある)の城下町として発展し、日光東照宮が創建されると日光往還の為に宿場町として拝島宿が発達しました。昭和初期には立川飛行場のため人口が増え、軍都の性格を帯びるようになりました。現代の昭島市は耕地面積・林野面積共に小さく、工業都市及びベッドタウンの性格が強いエリアとなっています。市名の由来は昭和町から「昭」、拝島村から「島」をとったものです。

アキシマクジラは学名を「アキシマエンシス」といい、1961年に多摩川の鉄橋付近で化石が発見されたものです。およそ160万年ほど前に生息していた鯨と推定されています。以降昭島市は鯨をシンボルとしていて、拝島駅のステンドグラスやマンホール、市街の看板などに見られます。また、化石の一部をアキシマエンシス(図書館・教育センター)で展示しています。

国営昭和記念公園は立川市と昭島市にまたがる国営の公園です。米軍立川基地の跡地180ha(公園の面積は165ha)の活用として、1978年から整備が開始され1983年に開園しました。また、昭島市側の立川米軍基地跡地は「もくせいの杜」として団地が開発されています。

昭和公園は、国営昭和記念公園の南西側にある市営の公園です。野球場や陸上競技場、小動物園やD51の展示があります。240本ほどの桜が植えられているほか、8月には市民くじら祭りが行われています。

昭島モリパークは、昭島駅北側一帯のリゾートエリアです。昭和飛行機工業の工場構内の飛行場や自然林を整備したもので、ゴルフコース、テニスコート、ヨガ&クライミングスタジオ、アウドドア専門のショッピングモール「アウトドアヴィレッジ」などがはいっています。


立川市(たちかわし)

立川市ホームページより

東京都立川市 心のかよう緑豊かな健康都市 人口176,300人

立川市のキャラクター「くるりん」が描かれています。50cc以下300枚、50~90cc50枚、90~125cc150枚の500枚が令和2年12月1日から交付され、令和3年10月には配布が終了しています。

立川市は多摩地域の中部に位置する市です。古くは養蚕で栄え、1922年からは立川飛行場のある軍都として発達してきました。市域の西寄りに陸上自衛隊立川駐屯地があります。1998~2000年に、多摩都市モノレール線多摩センター駅~上北台駅が開通したことにより、八王子を凌ぐ多摩地域の中心地になりつつあります。南関東に広域災害が起きた場合の緊急拠点として広域防災基地に指定されていて、国の行政施設の事務所・出張所が多くある地域です。

国営昭和記念公園は立川市と昭島市にまたがる国営の公園です。米軍立川基地の跡地180ha(公園の面積は165ha)の活用として、1978年から整備が開始され1983年に開園しました。レインボープールや昭和天皇記念館、日本庭園、盆栽苑、売店などがあり広い園内をパークトレインが走っています。

立川市は漫画やアニメといったサブカルチャーをまちおこしに活用していて、「とある科学の禁書目録(今は超電磁砲)」のグッズやイラスト付きの菓子などを土産としています。また、「聖☆おにいさん」や「フレームアームズ・ガール」、映画「シン・ゴジラ」の聖地でも市内がロケ地となっています。また、観光誘客だけではなく立川まんがぱーく(子ども未来センター内の漫画の図書館)やPLAY!といった子供向けの施設を擁しています。駅周辺では模型などを扱うホビーショップも多くあります。

立川は都内でも農業が盛んな一帯で、耕地面積を281ha有しています。畑作、果樹作、酪農が行われていて、特産の立川ウドやブロッコリーなどが生産されています。

緑町には国立極地研究所があり、南極・北極科学館を併設しています。局地の動物の剥製や雪上車やオーロラの様子を映像で流したり、衛星通信で昭和基地の様子が見られるなどの展示を行っています(入場無料)。


狛江市(こまえし)

狛江市ホームページより

東京都狛江市 私たちがつくる水と緑のまち 水と緑の住宅都市 人口81,670人

多摩川の流れを表した水を狛江の「こ」の形に配置、市の木のイチョウ、市の花ツツジ、市の鳥カワセミ(特産品の枝豆を咥えている)、多摩川を遡上する鮎が描かれています。50cc以下の白ナンバーのみの交付となりました。

狛江市は多摩地域の東部にある市で、市域の大部分が多摩川低地になります。東京都区部の世田谷と接し、交通の便が良くそれなりに自然も残っているため、ベッドタウン化が進み、農業(市域の約10%が農地)と工業は衰退傾向にあります。全国で2番めに小さい市で、大阪市を超える人口密度となっています。葉書に水彩の絵を描き、一筆添える絵手紙の発祥の地でもあります。

多摩川は狛江市域の概ね南側の境界となっています(一部はみ出している)。「あばれ川」である一方で、生活・農業用水や鮎を含む多様な魚種といった恩恵があり、古くから親しまれてきた川です。1960年代になると生活排水の汚染が目立ち「死の川」と呼ばれるほどでしたが、現在は鮎が戻るなど水質は改善しています。多摩川サイクリングコースが通るほか、狛江古代カップといういかだのレースや狛江多摩川花火大会が行われています(花火大会はする年としない年がある)。

雲松山泉龍寺は小田急狛江駅北口にある曹洞宗の寺院です。狛江市内では最も規模が大きく、765年に良弁によって開山されたとされています。寺院の向かいは弁天池緑地という緑地保全区(2.1ha)で、和泉の地名の由来になった弁天池が湧いています。保全地区は毎月第二日曜が解放日となっています。

むいから古民家園は六郷さくら通り沿いにある公園・野外博物館で、江戸時代建立の旧新井家住宅主屋と旧高木家の長屋門を10年かけて移築・復元したものです。同園名の「むいから」は「麦わら」が訛ったものです。こまやけん玉といった昔ながらのおもちゃが借りられます。

駒井町にある籠屋秋元商店は明治35年創業の醸造所/酒店です。元々店の裏で鮎を採るための籠を編んでいたため、籠屋の屋号になったとされます。全国の地酒を扱うほかに、クラフトビールを醸造しています。籠屋たすくというレストランを併設しています。


港区(みなとく)

港区ホームページより

 東京都港区 やすらぎある世界都心・MINATO -誰もが誇りに思えるまち 人口243,100

㊤背景に東京タワーとレインボーブリッジ、シティプロモーションシンボルマーク(左上側、6つの都市イメージを表す色分けされたのれんをモチーフにした図柄と「MINATO CITY」ロゴ)が描かれたもの。50cc~125ccの3種+ミニカーの交付㊦シティプロモーションシンボルマークのみのシンプルタイプ、50cc~125ccの3種+ミニカー・小型特殊の交付、小型特殊はシンプルタイプのみ。

港区は東京都区部中央に位置する区で、都心3区のうちの一つに数えられます。新橋・芝・虎ノ門に代表されるオフィス街、麻布・白金台など高級住宅街、芝浦港南地区の住居用高層マンション群、商業色の強い青山・赤坂・六本木・お台場など多様な側面を持つ区です。昼夜間人口比率は432%(平成17年度国勢調査)となっていて、東京23区でも事業所数が最も多いとされます。羽田空港に近く東京湾にも面することから、陸・海・空の交通の結節点になっています。

芝公園は港区の中央部に位置する都市公園(総合公園)ないし芝公園を含む町名を指します。東京タワーや徳川家の菩提である増上寺、区役所や学校・図書館、ホテルなどが建ち、当地の主要な観光地となっています。公園は1873年に開園されたもので、上野恩賜公園と並ぶ歴史の古い公園です。

港区は国立新美術館をはじめとした文化施設が多くあります。日本庭園で有名な根津美術館(英国王室のチャールズ皇太子も訪れた)と東京都庭園美術館(アールデコの建築と西洋庭園)、岡本太郎記念館(南青山にある、氏が自宅兼アトリエとして使用していた資産を改装したもの)などがあります。

マクセル アクアパーク品川(旧エプソン アクアパーク品川)は品川プリンスホテルの敷地内にある水族館です。ウォーターカーテンやプロジェクションマッピングを利用した幻想的なショーが行われています。

サントリー美術館は赤坂9丁目東京ミッドタウン内にある美術館です。絵巻・屏風絵・浮世絵といった日本美術が主ですが、江戸切子、薩摩切子、エミール・ガレや漆器・陶磁器といった工芸品の展示も行っています。


羽村市(はむらし)

羽村市ホームページより

東京都羽村市 ~ひとに心 まちに風~ いきいき生活・しあわせ実感都市 人口55,600人

公式キャラクターの「はむりん」が描かれています。50cc以下600枚、50~90cc100枚、90~125cc200枚(交付終了)、ミニカー50枚、小型特殊50枚の交付となりました(従来のものと選択式)。

羽村市は多摩地域西部にあり、東京都では最も人口が少なく市域も全国で7番目に小さい市です。元は養蚕を主な生業とする農村でしたが、高度経済成長期以降に工業団地が整備され、また東京のベッドタウンとして発展しました。平成2年の国勢調査により人口が5万を越えて羽村市となっています。江戸時代に開削された玉川上水の取水堰があることで知られる地域です。

西東京工業団地は羽村市と青梅市にまたがる、1960年に造成された工業団地です。当時としては西多摩地区最大のもので、羽村市側には日野自動車羽村工場・カシオ計算機羽村技術センター・日本フィルター工業などがはいっています。

羽村市動物公園(ヒノトントンZOO)は1978年に開園した動物園で、町営の動物園としては日本初となります。水鳥に餌を与えたりモルモットを触ったりすることができる小規模・地域密着型の動物園です(サーバルキャットが人気でしょうか)。

まいまいず井戸はかつて武蔵野台地で数多く掘られた井戸で、すり鉢状に土壌を掘り下げ螺旋状に小径を整備したものです。羽村駅東口から100mくらいの所に五ノ神まいまいず井戸があり、東京都の文化財になっています。多摩川南側の羽村市郷土博物館にも展示があります。

阿蘇神社は601年に創建されたとされ、933年に平将門によって社殿が造営されました。鳥居前は多摩川サイクリングコースの上流側の起点(終点)となっていて、自転車のお守りで有名な神社です。境内には御神木とされるスダジイがあります。


小金井市(こがねいし)

小金井市ホームページより

東京都小金井市 みどりが萌える・子どもが育つ・きずなを結ぶ 人口121,400人

市のイメージキャラクター「こきんちゃん」をデザインしたものです。市制60周年記念として50cc以下300枚、50~90cc50枚、90~125cc150枚が交付され、配布終了となっています。

小金井市は多摩地域の東部にあり、都心から西に25kmほどの所にある市です。市名は「黄金に値する水が出る(黄金井)」ことからきたもので、市内各所に湧水を有しています。首都圏のベッドタウンとして開発が進み、市域の殆どが住宅地となっています。スタジオジブリ、フィール、ゼクシズなどアニメ制作会社が多く所在していて、漫画家も多数が在住する地域です。

都立小金井公園は小金井市・小平市・西東京市・武蔵野市にまたがる都市公園です。80haの敷地を有し、上野公園の1.4倍ほどの広さを有しています。園内には1,800本の桜が植栽されていて、桜の名所として定評があります。また、園内に江戸東京たてもの園があり、日本の伝統的な農家や住宅などが展示・保存されています(銭湯の子宝湯が人気でしょうか)。

滄浪泉園(そうろうせんえん)は実業家で衆議院議員を務めた波多野承五郎の別荘の一部を保存した庭園です。命名は犬養毅によるもので、「手や足を洗い、口をそそぎ、俗塵に汚れた心を洗い清める、清々と豊かな水の湧き出る泉のある庭」という意味合いです。ブナやケヤキ、アカマツが茂り、紅葉の名所とされています(入園料:15歳以上100円、6歳から15歳50円)。

市域を南北に縦断する小金井街道と新小金井街道沿いの東小金井駅、武蔵小金井駅周辺はラーメン屋が多いことから、「ラーメン街道」と呼ばれることがあり、ラーメン好きには有名な場所となっています。

東京農工大学(農工大)は農学部と工学部を有する国立大学です。小金井キャンパスは工学部となっていて、キャンパス内には科学博物館があります。繊維と養蚕をテーマにした展示が行われていて、無料で見て回ることができます。


原付のご当地ナンバー都道府県別目次はコチラ

千葉県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【千葉県編】

全47都道府県を網羅 掲載市町村区630以上


四輪自動車の地方版図柄入りナンバープレートはコチラ「地方版図柄入りナンバープレート 一覧 (四輪自動車)」または 地方版図柄入りナンバープレート 関東 (四輪自動車)

千葉県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

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大多喜町(おおたきまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県夷隅郡大多喜町 城と渓谷の町 人口8,982人

地元の観光名所 大多喜城と養老渓谷の栗又の滝をデザインしたものです。2017年から50cc以下の白ナンバーを対象にの交付されています。

大多喜町は房総半島の南東部にある町で、千葉県下最大の町域を有しています。7割程度が森林であるため、中心駅であるいすみ鉄道大多喜駅周辺をはじめ各駅周辺に市街が発達していますが、大きなものではありません。養老渓谷温泉など観光産業を中心に、稲作や林業が行われるほか、日本で初めて天然ガス事業を行った大多喜天然瓦斯株式会社(現関東天然瓦斯開発、本社茂原市)が創業した地でもあります。1947年をピーク(人口2万超)に人口減少に歯止めがかかっておらず、消滅の可能性が指摘されています。

大多喜城は、1521年に真里谷信清が築いた小田喜城をもとに改修を加えられた城で、里見氏が上総国を没収された後に徳川四天王の一人 本多忠勝の居城となりました。再建された(あるいはもともと実在しなかったか)天守の内部は千葉県立中央博物館大多喜城分館になっています。隣接する千葉県立大多喜高校の敷地内に門や大井戸(周囲17m、深さ20m)があります。近くにメキシコ通りという通りがあり、1609年に難破したドン・ロドリゴ総督一行を時の城主 本多忠朝(忠勝の弟)が歓待したことに由来しています。大多喜町は現在も町としてメキシコのクエルナバカ市と姉妹都市関係にあります。

養老渓谷は大多喜町栗又~市原市朝生原を流れる養老川の渓谷です。紅葉や滝、温泉で有名な観光地で土産屋や旅館が並び、当地の主要な観光地となっています。滝見苑けんこう村 ごりやくの湯という入浴施設ができています。

向山・共栄トンネル(素掘り二層式トンネル)は養老渓谷の温泉街葛藤のあたりにあります。写真に撮ると蛍光灯の波長の関係で、壁面が緑色に染まって見えるということから、千葉県の名物的存在である素掘りトンネルの中でも人気の高いトンネルです。

道の駅たけゆらの里おおたきは国道297号沿いにある中規模の道の駅です。当地の特産品としてたけのこ・イノシシ肉・地場産野菜・乳製品等を扱っています。イノシシの子どもを模したうり坊まんはイノシシ肉を使った肉まん、ピンクのうり姫まんがあん饅です。

チーズ工房 千は大多喜町馬場内にある古民家を改装したもので、オンライン販売のほかは月に一日(第一日曜)のみ販売を行っています。農林水産大臣賞を受賞した職人がチーズを作っていて、新聞・テレビでも取り上げられるなど有名な工房です。


柏市(かしわし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県柏市 みんなでつくる安心、希望、支え合いのまち  人口414,000人

サッカーJリーグのクラブチーム「柏レイソル」のキャラクター「レイくん」が描かれています。2017年から50cc以下の白ナンバーを対象に交付されています。

柏市は千葉県の北西部にある市で県下5位の人口を有し、中核市・業務核都市に指定されています。1960年代から首都圏のベッドタウンとして開発がすすみ、現在も安定した成長を見せています。JR常磐線・東武野田線の柏駅はつくばエキスプレスが開業するまで長らく県下一位の乗降客数を誇り、周辺には大規模な商圏が形成されています。市域の1/4程度が農地で、日本で初めてチンゲンサイが栽培されるなど畑作・果樹作が盛んに行われますが、後継者不足で農業全体は衰退傾向にあります。

柏駅周辺は一大商業地となっていて、西側には当地のシンボル的存在である柏高島屋ステーションモール(映画館併設)、東側には約1.5kmにわたりレイソルロードという道が日立フロンテアスタジアムまで伸びています。駅周辺にある柏神社は、山形県出羽三山の月山・湯殿山・出羽の三社と京都祇園の八坂神社を合祀する神社です。

柏の葉はもともと柏通信所(キャンプ・トムリンソン)の跡地を再開発した地域です。1979年に全面返還された土地は、柏の葉公園を中心に東京大学柏キャンパスや千葉大学柏の葉キャンパス、国立がん研究センター東病院など公の施設が集まるエリアになっています。

あけぼの山公園とあけぼの山農業公園(前者は市の公園緑地課、後者は農政課が担当)は市の北部にある風致公園です。あけぼの山(さくら山)を中心としたあけぼの山公園に市民農園や果樹園、体験農園などのあけぼの山農業公園が一体となっています。千葉屈指の桜の名所ですが、チューリップやひまわりでも有名です。

東海寺(布施弁天)は関東三大弁天のひとつで、807年に空海が嵯峨天皇の勅願により創建したとされる真言宗豊山派の寺院です。かつては利根川の水運が発達していたことから参詣者が多く、数多くの茶屋がひしめいていたといわれています(なお、たくあん漬けは品川区の東海寺)。上記あけぼの山公園の北側にあり、同公園の一角は、元はこの寺院が所有していたものです。

下総航空基地(しもふさこうくうきち)は柏市・鎌ヶ谷市にまたがって位置する海上自衛隊の基地です。秋に基地開設記念行事として展示飛行や航空機の展示が行われるほか、随時見学ツアーを受け付けています。

柏まつりは柏駅周辺で7月下旬に行われる祭りで、毎年70万人の人出がある千葉有数の祭りです。平成6年から柏ねぶたが行われて好評を博していましたが、2019年を最後に廃止となっています。


習志野市(ならしのし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県習志野市 あしたのハーモニーが響くまち 人口167,900人

ご当地キャラクターの「ナラシド」が描かれたナンバープレートです。2017年から50cc以下の白ナンバーを対象に交付されています。

習志野市は千葉県の北西部に位置する市です。「習志野」とは現在の船橋市二宮町あたりから広がっていった広域地名で、明治時代に陸軍の演習場が置かれていた習志野原に由来します。現在の習志野市は首都圏まで20~30分のベッドタウン、または文教地区や商業地区として知られています。埋立地の臨海側は団地と流通関連の企業所有地、内陸の東側は内陸型工業が発達しています。農業はわずかに行われるのみです。

習志野市津田沼はJR総武本線津田沼駅、新京成線新津田沼駅、京成本線京成津田沼駅と駅が密集する地域で、関東有数の繁華街が形成されています。1970年代に西友・パルコ・高島屋・ダイエー・イトーヨーカ堂が出揃い、以前は「津田沼戦争」と呼ばれる商戦が繰り広げられた地域で、現在も様々な業種の店舗が目まぐるしく入れ替わっています。なんでも揃いますが、書店が充実している印象です。駅から徒歩7分ほどの菊田神社は、810年に創建されたとされる旧久々田村の産土神です。

谷津バラ園は市営のバラ園で、元は京成電鉄が運営する谷津遊園という海水浴・潮干狩りができる海辺の遊園地のうち、一施設が残ったものです。800種7,500株ほどのバラが整然と咲き、春・秋に大勢の観覧者を集めます。また、「巨人軍発祥の地」の碑があります。

ル・パティシエ ヨコヤマはTVチャンピオン(東京テレビ)のケーキ職人選手権を3連覇したことで知られるシェフ横山知之氏の洋菓子店です。市内に谷津店・京成大久保店があります。

谷津干潟はラムサール条約登録地、日本の重要湿地500指定地に含まれる干潟で、前述のバラ園や市立谷津南小学校の南側に広がっています。国が所有していたために1960年から70年代にかけて行われた埋め立てを免れて残ったという経緯から、造成地の中にポツンと残る長方形の干潟となっています。東京湾に飛来するシギやチドリ類などの重要な生息地になっていて、自然観察会などがおこなわれています。

習志野市東習志野には1915-1920年の間、ドイツ兵1,000人ほどを収容する習志野捕虜収容所が置かれていたため、国内のソーセージ製造の発祥地になっています。当時のレシピをもとに製造されるソーセージは「習志野ソーセージ」という地域ブランドになっています。


野田市(のだし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県野田市 市民が創るふれあいのまち野田-活力とみどりゆたかな文化福祉都市 人口153,600人

まめバスと清水公園の桜、コウノトリが描かれています。野田市章の「の」(コウノトリの目や桜部)やアルファベットのNODA(プレート左下部)もはいったデザインです。2017年に50cc以下~125ccまで3種が交付され、交付終了しています。

野田市は2003年に関宿町を編入合併したため、千葉県北西端の自治体になっています。利根川と江戸川に挟まれた細長い市域を有し、西は埼玉県、東は茨城県に挟まれた格好です。キッコーマンとキノエネ醤油(白醤油部門最大手)が本社を置く「醤油のまち」として知られ、枝豆の国内の主要産地の一つです。中心駅として野田市駅ないし愛宕駅(市役所最寄り)がありますが、商業地は東西に分かれて存在するため、繁華街というほどではありません。最近では最北端の川間駅周辺の開発が進んでいます。

野田市の醤油醸造は江戸時代初期に遡ることができ、かつては利根運河や江戸川の水運を利用していました。近代化産業遺産「野田市の醸造関連遺産」として多数の邸宅・蔵・工場などが保存されています。また、野田市郷土博物館(野田市駅北西側にある)では敷地内に旧花野井家という古民家が移築され、醤油に関する展示のほかに和風庭園が見られます。また、旧家としては上花輪の名主高梨家の邸宅を改築した上花輪歴史館(国の名勝)があります。

清水公園は28万㎡の敷地を有する、千秋社というキッコーマンの主要株主の一つが運営する風致公園です。桜(日本さくら名所100選)やツツジの名所として知られるほかに、フィールドアスレチックに水上コースがあり、高い難度で知られています。

三ツ堀にあるコウノトリの里は野田市が生物多様性を保存するために作った飼育施設です。2012年に多摩動物園からコウノトリのつがいを譲り受けてはじまり、2022年5月に秋田市大森山動物園から移送された卵からヒナが誕生しています。

ホワイト餃子は愛知県名古屋市や東京都区部、鹿児島市などにチェーン展開する餃子専門店です。厚い皮をパリパリに焼く独特の焼き方・形状をした餃子を扱っています。野田本店が野田市中野台にあります。

櫻木神社は桜台の住宅地の中にある神社です。851年に創建されたとされ、当地が桜木村と呼ばれていた頃から祭祀が継承されています。桜の名所として知られるほかに多数の御朱印・お守りを扱っています。


九十九里町(くじゅうくりまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県山武郡九十九里町 人、自然、風土が活きる 海浜文化都市 人口15,3400人

波を背景にサーフィンをするイメージキャラクター「くくりん」が描かれています。2017年に50cc以下400枚、50~90cc35枚、90~125cc65枚の交付となりました。現在50cc以下以外は限定枚数に達したため交付されていません。

九十九里町は千葉県東部、九十九里浜の南部にある町です。中心地域となっている片貝は和歌山県加太浦の漁民によって開かれた漁村で、江戸時代の木綿の普及につれて肥料としてのイワシ漁が行われるようになったといいます。また、8代将軍吉宗によって現在の九十九里不動堂のあたりにサツマイモが植えられたため、当地には「関東地方甘藷栽培発祥の地」の碑が建てられています。2000年をピークに人口減少が続いていて、2022年4月に過疎地域に指定されています。

片貝海水浴場は九十九里浜の中ほどにある海水浴場で、首都圏からも近いため夏場は海水浴客やサーファーで賑わいます。海岸沿いの九十九里ビーチライン(千葉県道30号)沿いに宿泊施設や海鮮を食べさせる店が出ていて、最近では海の景観を活用したカフェもみられます。観光客向けに地引網漁(取れた魚はBBQで食べる)も行われています。

片貝漁港は、1962年にキャンプカタカイ(現在のサンライズ九十九里あたりにあった米軍砲兵部隊の演習場)の補償金で造られた漁港で、全国的にも珍しい砂浜の漁港になっています。2015年にいわし資料館・農水産物直売所・飲食店をまとめたいわしの交流センター(海の駅 九十九里)ができています。

小関にある伊能忠敬記念公園は、日本全国を測量して地図に表した伊能忠敬の出生地を記念する公園です。町制40周年(伊能忠敬生誕250周年)を記念して整備されたもので、伊能忠敬と測量に用いられた象限儀の銅像と石碑が建っています。

九十九里ハーブガーデンは3,000坪ほどの敷地にハーブ園・レストランとショップ・ドッグラン・オートキャンプ場を併設する施設です。四季折々のメニューとケーキ、ハーブティーがあるほか、体験工房ではワークショップを行っています。

菅原工芸硝子(sghrガラス)は阪急うめだ本店(大阪市北区)や松屋銀座(東京都中央区銀座)などに直営店やカフェなどを展開するガラス工芸の会社です。九十九里自動車教習所のあたりに工房があり、直営店のショップとカフェが出ています。またガラス吹きなどの体験も行っています。


旭市(あさひし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県旭市 ひとが輝き海とみどりがつくる健康都市 ~日本一住みよいまちを目指して~ 人口64,690人

旭市の海岸の風景と市のイメージキャラクター「あさピー」が描かれています。2014年から50cc以下の白ナンバーを対象に限定1,000枚の交付となりました。

旭市は千葉県の北東部にある市です。農業産出額で県下一位・全国でも5位程度となっていて、マッシュルーム(日本一)、飯岡タカミメロンといった特産品で知られるほか、畜産の比率が比較的高いことから国内の豚肉の主要産地の一つとなっています。漁業も盛んで、カタクチイワシの漁獲量は日本一を誇ります。国道126号沿い、または九十九里浜沿いに走る九十九里ビーチライン沿いに飲食店・小売店等ロードサイド店舗が出ていて旭商業圏(準商業中心都市)を形成しています。

刑部岬(ぎょうぶみさき)は屏風浦(60mほどの海食崖、史跡名勝)の南端に突出する岬で、上永井自然公園として整備され、飯岡刑部岬展望館(R4,4月に県から市に移管)や飯岡灯台があります。「日本の夕陽・朝日百選」や「日本夜景百選」にも選ばれている九十九里自然公園内で人気の高い場所です。ちばてつや氏が近隣に住んでいたことから、デフォルメされた矢吹ジョーと力石徹の石像(共に漫画「あしたのジョー」のキャラクター)があります。

飯岡漁港は前述の刑部岬の西側にある漁港で、銚子漁港についで県下2位の水揚げ量を誇る漁港です。イワシ・シラス・シラウオが主に水揚げされています。港内は柵や常夜灯が整備されているので、子供連れでも釣りが楽しめます。近隣に玉崎神社(下総国二宮)があります。

旭市は九十九里ビーチライン沿いに飯岡温泉(いいおか潮騒ホテル)・矢指ヶ浦温泉(矢指ヶ浦温泉旅館、看板猫あり)・旭九十九里温泉(亀の井ホテル九十九里=旧かんぽの宿)、天然温泉 旭の湯といった温泉を有しています。源泉はいくつかありますが、概ね茶褐色~黒褐色のお湯です。

鎌数伊勢大神宮(かまかずいせだいじんぐう)は、天照大神を主祭神とする神社で、江戸時代に椿海(かつて九十九里浜の北に存在した湖)の干拓事業がなされたことから、干潟八万石の総鎮守として創建された神社です。3月の27・28日の例祭に奉納される神楽は千葉県の無形民俗文化財に指定されています。近隣に旧海軍香取航空基地の掩体壕が残っています。

道の駅 季楽里あさひ(きらりあさひ)は、市道1級59号線沿い(飯岡バイパスあたり)にある中~大型の道の駅です。レストラン・農水産物の直売所・デザートショップなどがはいっています。名産は豚・蛤・飯岡メロンといったところです。


大網白里市(おおあみしらさとし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県大網白里市 未来に向けて みんなでつくろう! 住みたい・住み続けたいまち 人口49,020人

市のイメージキャラクター「マリン」と市の花コスモス、白里海岸の波が描かれています。2013年の市制施行を記念して交付されたもので、50cc以下700枚、50~90cc100枚、90~125cc200枚が交付されました。現在50~90ccの黃ナンバーのみが残っているようです。

大網白里市は千葉県の中部にある市で、2013年に単独で市制施行したことにより町から市となっています。市域は東西に長く伸び、西側は丘陵部と田園地帯、東部の白里地区は海岸沿いに商業地になっています。大網みどりが丘や季見の杜などニュータウンを有し、住宅都市の様相が強い地域です。中心駅の東金線大網駅~国道128号あたりはロードサイド店舗が出ています。

白里海水浴場は九十九里浜のほぼ中央に開設されます。サーフィンや潮干狩りで人気があり、海の家が出るなど夏場は賑わいを見せます。近場にトイレ、コンビニ、飲食店があり、駐車場料金も一日500円(普通車)とお手頃です。2022年には3年ぶりに開設されることになりました。

小中池公園は、現在も水田の灌漑用水として使われている小中池というため池の周囲を整備したものです。遊歩道沿いに桜・あじさい・モミジが植栽されていて、池には鯉が放流されています。県内屈指の長さのローラーコースターがあることで有名です。千葉市の昭和の森とハイキングコースでつながっています。

https://youtu.be/lVbPiAg4n2M

とらねこパン店は市の西側小中池公園のある小中と天神池のある永田の境あたりにあるパン屋です。接客係の猫たちとねこパンが人気です。土曜日のみ営業しています。

宮谷餅(みやざくもち)は当地の和菓子で、裏ごししたあんを薄い求肥で包み、ごまときなこをかけたものです。下ケ傍示(さげほうじ)や砂田(いさごだ)の難読地名で知られる当地ですが、和菓子も難読です。

妙高山正法寺は小西にかつて存在した小西檀林(日蓮宗の学問所、関東三大檀林の一つ)の跡地で、かつては900名以上の僧が学んでいたといわれています。明治6年の火災で大半が焼け落ちたため、中門と本堂が残るのみとなっています。

大網白里市は朝市として市役所の駐車場、白里遊楽市として農村環境改善センター前などで毎週日曜に農水産物の販売を行っていましたが、現在はコロナ禍により休止しています。


佐倉市(さくらし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県佐倉市 歴史 自然 文化のまち ~「佐倉」への思いをかたちに~ 人口172,700人

アニメ「ルパン三世」のナンバープレートです。2014年の市制60周年を記念して50cc以下2,500枚、50~90cc120枚、90~125cc350枚、ミニカー30枚が交付されました。2015年に交付終了しています。

佐倉市は千葉県の北部にある市で、近世には佐倉藩の城下町・軍都として発展しました。佐倉城跡や武家屋敷など城下町の名残が色濃く残り、日本遺産・国際観光モデル都市として注目されています。市の北部は成田市や首都圏のベッドタウンとしての住宅地ないし観光地、南部は工業団地や農地がみられます。プロ野球選手・監督の長嶋茂雄氏の出生地して知られています。

京成佐倉駅~JR佐倉駅の間、だいたい2kmほどは佐倉城跡や武家屋敷群、城下町の町並みが残るエリアです。竹林で知られる佐倉サムライの古径ひよどり坂や最後の佐倉藩主が住居した旧堀田邸(かなり大きな古民家)、旧佐倉順天堂(県の指定史跡、同記念館)といった史跡のほかに国立歴史民俗博物館や市立の美術館などがあります。

佐倉ふるさと広場は印旛沼(いんばぬま)沿いの鹿島川が流入するあたりにあります。実際に回転するオランダ風車の「リーフデ」がシンボルで、チューリップ・ひまわり・コスモスといった花が楽しめる風致公園です。「リーフデ」とは歴史上で日蘭交流のきっかけとなった船の名前で、「愛」や「博愛」といった意味合いです。印旛沼の観光遊覧船の乗り場もあります。

DIC川村記念美術館は佐倉市坂戸のDIC総合研究所の敷地内にある私立の美術館です。DIC(川村インキ製造所)創業者一族の川村家3代の20世紀の巨匠マーク・ロスコのシーグラム壁画のうち7点などのコレクションを有しています。ヨーロッパの古城風の展示館とつつじ園、藤棚、蓮池などの庭園を有する美術館です。

七井戸公園は遊具や芝生広場、鯉が泳ぐ池や水遊びができる噴水などがある公園です。当地の桜、紅葉の名所とされています。日替わりで農産物直売やフリーマーケットなどが出ています。近くにしまむらやヤオコー、佐倉天然温泉澄流(すみれ)があります。


酒々井町(しすいまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県印旛郡酒々井町 人と自然と文化が奏でるしあわせハーモニー 人口20,660人

マスコットキャラクターの「しすいちゃん」とホタルが描かれています。

酒々井町は千葉県北部中央に位置する町で、明治の町村制施行以降合併を行っていない数少ない自治体の一つです。室町~戦国時代に本佐倉城の城下町として発展し、江戸時代には稲作や酒造業が盛んに行われるようになりました。小規模な自治体ながら京成本線、JR成田線など鉄道が通っていたため、1960年ごろから沿線の開発が進み、住宅団地が造成されています。首都圏及び千葉市・成田市のベッドタウンの性質が強い地域ですが、近年は昼夜間人口比率が80%を超えるなど上昇傾向にあります。

酒々井プレミアム・アウトレットは酒々井町飯積にある三菱地所・サイモン(三菱グループの中核企業)が運営するアウトレットモールです。東京駅から直行高速バスが出ています。2013年に完成した当初は123店舗でしたが、現在は200店舗を超える大型アウトレットモールとなっています。北側酒々井ICとの間に入浴施設の酒々井温泉 湯楽の里があります。また、敷地の外れに「まるごとしすい」という観光案内所(直売所併設)があります(かなり分かりづらい場所にある)。

本佐倉城(もとさくらじょう)は千葉 輔胤(千葉氏21代)が酒々井町と佐倉市の境界の将門山に築いた城です。城の土塁や空堀がほぼ完全な姿で残っていて、千葉県の城跡で初めて国の史跡に指定され、別名を「土の城」とも呼ばれます。概ね1時間ほどで見て回ることができ、順路やトイレなどそれなりに整備されています。

しすいハーブガーデン ハーブの丘は酒々井町墨のコミュニティセンターの隣にあります。「ハーブのまち酒々井」をPRするために造られた施設で、1,800㎡のこじんまりとした敷地にカモミール・ラベンダー・カモミールといったハーブ類が植栽され、苗の店舗とカフェが併設されています(入園無料)。

酒々井町馬橋にある飯沼本家は江戸時代の元禄年間(1688~1704年)から15代続く蔵元で、「甲子正宗」(きのえねまさむね)の銘柄で知られています。酒々井まがり家という店舗を併設していて、ブルーベリーの麹ドリンクなどノンアルコールの飲料や食事を提供しています。

カンカンムロ横穴群は酒々井町酒々井にある横穴墓群で、7基が現存しています。7世紀~8世紀初頭に作られたものと推定され、千葉県北部では横穴墓は珍しいため町の文化財に指定されています。発掘によって直刀や瑪瑙製の勾玉などが発見されました。


銚子市(ちょうしし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県銚子市 ひとがときめき 海がきらめき 未来輝く都市(まち) 人口59,170人

第一等灯台であり当地のシンボルでもある犬吠埼灯台(いぬぼうさきとうだい)の140周年を記念して2014年に交付されたものです。50cc以下の白ナンバーを対象に1,000枚が交付されました。

銚子市は千葉県の北東部にある市で、利根川(坂東太郎)の南側にあり、関東の最東端となっています。市域は全域が銚子ジオパークとなっているほか、日本遺産「北総四都市江戸紀行」の一部として外川の街並みや大漁節、産物の銚子縮や醤油醸造などが指定されています。水揚げ量日本一を誇る銚子漁港を有し漁師の街として有名ですが、商業や醤油醸造を主とする工業も盛んに行われていて、千葉県北東部の政治・経済の中心となっています。平成にはいってからは銚子マリーナや海浜緑地などが整備され、観光業もまた市の産業の一つとなりました。

犬吠埼は関東平野の最東端として太平洋に突出した岬です。付近一帯は水郷筑波国定公園に含まれていて、日本一早い初日の出スポットとして知られています。多くの文人・墨客が訪れた景勝地で、灯台の周辺には犬吠埼灯台資料館があります。2019年に、犬吠埼テラステラスという商業・情報発信施設がオープンしています。犬吠埼の海岸線に降りると東映映画のオープニング「荒磯に波」の岩があります。

銚子漁港は3つの卸売市場を有する日本屈指の漁港で、イワシ・サバ・マダイ・メヌケ・マグロ・サンマ等々多様な魚種が水揚げされます。手釣りによって水揚げされるキンメダイは「銚子つりきんめ」といって当地のプライドフィッシュに認定されています。銚子外港のあたりにウォッセ21(水産物直売とレストラン等複合施設)と銚子ポートタワー(展望台)があります。

しょうゆ味わい体験館は、2016年にオープンしたヤマサ醤油の工場見学施設です。醤油づくりの歴史的資料の展示のほか、樽のなかから醤油の熟成を観察できるバーチャル体験プログラム、せんべい焼き体験といった人気のコンテンツを有していましたが、2020年3月から臨時休業となっています。

圓福寺(えんぷくじ)は銚子市馬場町にある真言宗系の寺院です。奈良時代の724年に創建されたとされ、「飯沼観音」の名で親しまれる寺院です。元来銚子のまちは同寺院の門前町として発達したものです。大戦時の銚子空襲では爆撃だけでなく機銃掃射も行われたため、こちらの観音像には銃痕が残っています。境内に利根川や江戸川の水位表記の基点となった水準原標があります。

一山いけすは黒生町にある鮮魚問屋直営のレストランです。創業60年ほどで、日本で初めて店内に生け簀を張ったということで有名な店舗です(昔は店舗が無く、海岸の生け簀によしずを張って営業していた)。

おまけ:クレープの自動販売機の動画(大橋町4-12、あんみつパフェもあり)。


松戸市(まつどし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県松戸市 住んでよいまち 訪ねてよいまち 人口483,500人

2013年の市制70周年を記念して交付されたものです。50cc以下~125cc以下の3種で3,000枚が交付されました。

松戸市は千葉県の北西部にあり、江戸川を挟んで東京都葛飾区や埼玉県三郷市と接する千葉県下3位の人口を有する市です。大戦後に住宅地として開発が進み、住宅団地、工業団地、公園、耕作地が市域に散在する東京首都圏のベッドタウンとなっています。製パン酒類といった食品加工が行われるほか、マツモトキヨシやマブチモーターが本社をおいています。

松戸市には常磐線(JR東日本)や新京成線など、6つの事業者による20の鉄道駅があります。それぞれ駅前に商業地が発達していますが、古くは宿場町「松戸宿」であった松戸駅西口あたりが商業の中心地となり一大商圏を形成しています。旧松戸宿あたりにある戸定邸は、水戸藩最後の藩主であった徳川昭武が造った別邸で明治時代の建物です。ほかに松戸神社(松戸総鎮守)や2019年にオープンしたKITEMITE MATSUDOという複合商業施設があります。

21世紀の森と広場は、松戸市のだいたい中央に位置する都市公園です。50.5ha(東京ドーム11個)の広さがあり、千駄堀池を中心にバーベキュー場や自然生態園、自然観察舎などが置かれ、遊歩道でつながっています。松戸市立博物館と文化会館(森のホール21)がはいっています。また、事前に手続きをすませておけばコスプレをして公園を利用することができます。八柱駅前中央商店会の「コスプレにやさしいまち」PRを市が全面的に後援したためです。

矢切の渡し(松戸側)は広大な江戸川左岸河川敷緑地の中にあります(公衆トイレ・川の一里塚あたりから河岸に降りられる)。渡船料は大人200円で、対岸の柴又帝釈天まで3~4分ほどです。

本土寺は松戸市平賀にある寺院で、日蓮宗の本山です。境内に1万株ほどのあじさいが植えられていて、東葛飾方面のあじさい寺として知られています(カエデや花菖蒲でも知られる)。また、松戸市北部で作られるあじさいねぎ(葉ねぎ)の名前の由来になっています。

松戸市のちょっとした見どころとして、市立総合医療センターの近くにある元禄まつど村(日曜祝日は営業していない、民芸かぼちゃで知られる)、国土交通省の技術博物館 建設技術展示館、クラシックカーや銚子電鉄の電車がある昭和の杜博物館紹介動画)などがあります。

二十世紀梨(にじっせいき)は現在鳥取県の梨生産の8割程を占める青梨系の品種です。もともとは松戸市で、1888年に松戸覚之助という少年が親類のゴミ捨て場に生えているのを発見、移植して育てたことが発祥とされます。現在でも当地では梨生産が盛んに行われていますが、豊水や幸水といった品種が主になっています。


茂原市(もばらし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県茂原市 育てよう!笑顔と自然と文化のまちを まもり・そだて・つたえよう 人・自然・文化のかがやき 人口88,330人

市のマスコットキャラクター「モバりん」が描かれています。2013年に限定的に1,000枚が交付(50cc以下700枚、50cc~90cc100枚、90~125cc200枚)の交付となりました。現在も交付されています。

茂原市は千葉県の中央東寄りにある市で、茂原商圏を形成する準商業都市です。国道128号線沿いの茂原公園周辺にロードサイド店舗(茂原ショッピングセンターアスモ、ヤマダデンキ、しまむら等々)、茂原駅(JR外房線)周辺には商店街が形成されています。大戦中は海軍飛行場がおかれ(南は富士見公園~北は新小轡あたりまで)、今もなお掩体壕が残っています。天然ガスの産出量日本一を誇るほか、電子部品・回路製造などのハイテク産業が基幹産業となっています。

茂原公園は国道128号沿いに広がる市立の都市公園で、桜の名所100選、房総の魅力500選に認定されています。ソメイヨシノやサトザクラなど2650本ほどの桜が植栽されているほか、遊具や梅園などが整備されています。敷地内に藻原寺(日蓮宗の寺院、多宝塔式の山門を有する)と市立美術館・郷土資料館がはいっています。

あられちゃん家 千葉工場直売店は茂原市の北部萱場の大網白里市との境あたりにあります。同社は台東区浅草や埼玉県加須市に直売店を有する米菓メーカーで、ニューラッキー食堂という食堂を併設しています(安価で知られる、ソフトクリーム50円カレー300円)。また駐車場脇にヤギを飼育しています。

https://youtu.be/UzfaDnmhb6E

服部農園あじさい屋敷は市の南部三ケ谷にあります。250品種1万株を超えるアジサイが植栽されています。また、スイカ・メロン・玉ねぎなど農産物の直売所を併設しています。

茂原七夕まつりは茂原駅周辺の商店街が主体となり、昭和30年から続く七夕まつりで関東三大七夕祭りの一つです。七夕飾りのコンテストや阿波踊り、よさこいなどが行われ県下一位の動員数を誇る祭りです(2020-2022年はコロナ禍により中止)。

橘樹神社(たちばなじんじゃ)は外房線(本納駅が最寄り)の西側にあります。オトタチバナヒメ(ヤマトタケルの妃ないし妾)を弔うために、ヤマトタケルが手ずから橘の樹を植えて祀ったという由縁があり、上総国二宮(旧社格は県社)となっています。千葉県の猫神社の一つです。


我孫子市(あびこし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県 我孫子市 物語の生まれるまち あびこ 人口131,600人

㊤布佐地域の復興支援キャラクター「ふさだだしお」と提灯㊦観光PRキャラクター「うなきちさん」と市の花ツツジのデザイン。どちらも2014年の市制45周年を記念して交付されたもので、対象は50~125ccの3種(白・黄・桃)+ミニカー・小型特殊の計5種類です。

我孫子市は千葉県の北西部にある市です。市域は利根川水系の湖沼である手賀沼と利根川に挟まれた格好で、東西に長く伸びています。手賀沼周辺の公園や種々の施設、または志賀直哉・柳宗悦・バーナードリーチなど多くの文化人が居を構えたことから白樺派の拠点として知られています。首都圏から30kmほどの距離であるため昭和40年代から宅地化が進み、人口が急増した地域です。手賀沼・利根川周辺は田園地帯(稲作・畑作中心、果樹や花きは少ない)となっていますが、農業は衰退が激しくなっています(R2年度の農業経営者戸数はS50年度と比べ27.9%)。

手賀沼は柏市・我孫子市・白井市・印西市にまたがる湖沼で、古くは「手賀水海(てがのみずうみ)」と呼ばれ、江戸時代まで下総国~常陸国に広く存在した内海の名残です。国内屈指の野鳥の飛来地として知られますが、周辺の開発が進んだ昭和30年代から水質汚濁で全国ワーストを競う湖沼となり、浚渫など水質改善の努力が続いています。手賀沼大橋の我孫子側には手賀沼親水広場 水の館(展望台、農産物直売所とレストラン、プラネタリウムが併設されている)、我孫子市鳥の博物館があります。

手賀沼公園は我孫子市役所から西側500mくらいのところにあります。手賀沼の北岸にある公園で、藤棚やテニスコート、ミニSLなどがあり、市民の憩いの場として利用されています。休日にはキッチンカーが出るほか、当地で行われる手賀沼花火大会(柏市と我孫子市の共催)の会場のうちの一つとなっています。

白樺文学館は我孫子市緑2丁目(手賀沼ふれあいラインから区画一本分北側)にあります。柳宗悦の妻でアルト声学者でもあった柳兼子のピアノや多数の文献、工芸品などが展示されています。また、道路を挟んで志賀直哉の邸宅の跡地があり、書斎が復元されています。明治時代から昭和初頭にかけて、当地は「北の鎌倉」と呼ばれ別荘地として人気がありました。

山階鳥類研究所(やましなちょうるいけんきゅうしょ)は我孫子市鳥の博物館の北側にある研究施設です。元公爵の山科芳麿氏(紫綬褒章受賞者)が1942年に設立したもので、現在は公益財団法人となっています。一般公開はされておらず事前予約の所内見学会(現在は休止)が行われていました。ヤンバルクイナやアホウドリの研究・保全活動で知られる当地のシンボル的施設です。

手賀沼は農業用水に使われるほかにも、内水面漁業としてコイ・フナ・ウナギなどが漁獲されています。とくに当地はうなぎを食べさせる店舗が多く、うなぎ料理や川魚・川海老の佃煮が当地を代表する食品となっています。


市川市(いちかわし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県市川市 いつも新しい流れがある 市川 人口481,700人

2014年の市制80周年を記念したもので、オリジナルキャラクターの「クロロとバララ」が描かれています。50cc以下1,500枚、50~90cc100枚、90~125cc600枚が交付されました。

https://youtu.be/HKDN140jchU

市川市は千葉県の北西部にある千葉県下第4位の人口を有する市です。東京都江戸川区と旧江戸川を挟んで接するため東京都区部への出勤率が高く、市域の多くを住宅地が占めています。古くは「千葉の鎌倉」と呼ばれ、明治時代から政治家・富豪・旧日本軍の将官クラスが別荘・別邸を構える高級住宅地でした。本八幡駅(JR総武本線)や市川駅、行徳駅前あたりが商業地域として商店街が発達しています。内陸部では軽工業、埋め立て地では金属・鉄鋼など重工業、郊外では果樹作を中心とした農業が行われています。

鬼高(おにたか)は総武本線下総中山~本八幡の間にある市北部の地名です。大型商業施設のニッケコルトンプラザ、市川市中央図書館(文学ミュージアム、こども館併設)、千葉県立現代産業科学館などがあります。コルトンプラザ中央にあるおりひめ神社は、伊勢神宮から天照大神を分霊したものですが、コルトンプラザの前身が日本毛織中山工場であったことからこの名称で呼ばれています。

行徳(市川市の南部江戸川放水路以南、現南行徳町あたり)は、かつては徳川家康が天領とし塩田で栄えた地域です。現在は東京地下鉄東西線行徳駅・南行徳駅周辺が商業地となり、新浜のあたりは市川市野鳥の楽園という緑地保全地区になっています(平常時は立ち入り禁止、観察会などイベント時のみ開放)。また、行徳駅周辺はインド・ネパール系の店舗が多く、カレー好きには有名な場所になっています。

大町と大野町は市川市の北側にあります。全体に緑の濃い地域で、市川市の郊外を成しています。市の施設として市川市動植物園市川市自然博物館があり、大慶園(だいけいえん)という民営のアミューズメント施設があります(カート・ゲームセンターなど)。また、周辺には梨農家が多く、国道464号のこのあたりは「大町梨街道」という愛称がついています。

法華経寺は中山法華経寺とも呼ばれる日蓮宗の大本山の寺院です。境内の鬼子母神が有名で江戸三代鬼子母神(雑司が谷・下総中山・入谷の3つ)に含まれています。境内の大荒行堂では毎年冬の100日の間荒行が行われています。近くに東山魁夷記念館があります。

葛飾八幡宮は市川市八幡にある八幡宮の一つ(応神天皇や神功皇后などを祀る)で、当地の地名の由来になっています。葛飾というと現在では東京都葛飾区のイメージが強いですが、旧葛飾郡は東京都・埼玉県・千葉県・茨城県にまたがっていました。推定樹齢1200年の大銀杏や八幡の藪知らず(古来から禁足地になっている)で知られる神社です。


一宮町(いちのみやまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県長生郡一宮町 緑と海と太陽のまち 人口12,490人

町のキャラクター「一宮いっちゃん」が描かれています。2012年に50cc以下の白ナンバーを対象に500枚の交付となりました。

一宮町は千葉県の東部にある町です。九十九里浜の南端、総武線快速電車の終点、九十九里ビーチラインの終点、東京都市雇用圏の端といろいろと端っこになっている町です。西部は九十九里浜、西部は房総丘陵の端部で深い谷津が伸びています。町名の一宮は町域にある玉前神社(たまさきじんじゃ)が上総国一宮であることに由来します(古くは一宮庄と呼ばれた)。また、一宮城の城下町であった歴史を有しています。メロン・トマト・梨・いちご・玉ねぎといった農業が営まれるほかに、天然ガスやヨウ素が採取されています。

玉前神社は玉依姫命を祀った神社です。永禄年間(1558-1570年)に戦火により社殿が消失したため、創建年は不明となっています。例祭である上総十二社祭り(いすみ市・茂原市・睦沢町・長生村の神社が行う寄り合い祭り、はだか祭りとも呼ばれる)の中心を成す神社です。境内に靴・靴下を脱いで玉石の上をあるく「はだしの道」があります。JR外房線上総一宮駅から同神社まで飲食店・和菓子屋などの商店街が伸びています。

一宮海水浴場は一宮川の南に広がる幅30m、長さ350mほどの海水浴場です。駐車場(夏は有料で一日500円)とシャワー(水)、トイレなど設備が完備されています(海の家4軒)。サーフポイントとして有名で、県外からも人を集めています。また、一宮町納涼花火大会(水上花火、5,000発ほどと町としては大規模)の会場となっています。

釣ヶ崎海岸は九十九里自然公園に含まれる海岸で、九十九里浜の最南端を成しています。海水浴場ではありませんが、年間を通じて良質な波が打ち寄せるため、サーフィンの聖地として知られ、年間60万人が訪れます。上記上総十二社祭りの開催地でもあり、海岸に建つ鳥居がシンボルになっています。2022年には観光案内所ができています。一宮海水浴場~同海岸まで海岸線に沿ってサーフショップやキャンプ場、カフェが出ています。

当地はいちご狩りができる観光農園がいくつかあります。近藤いちご園一宮観光いちご組合(東浪見8515、下の原通り沿い)、いちご狩りのベリータウン(黄色いモンゴルのゲルが目印)あたりが有名でしょうか。

稲花酒造(東浪見5841)は住宅地の中にあるこじんまりとした酒蔵です。当地の地酒として「稲花」(いなはな)などを製造しています。おおむねスッキリ系ですが、骨太な米の甘みがありコアな人気があるメーカーです。隣接する睦沢町の地酒、「睦水(ぼくすい)」「里山の息吹」もここで造られています。


市原市(いちはらし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県市原市 ともに輝く 元気なふるさと 人口274,700人

「ICHIHARA CITY」のロゴと市原市の街並み、マスコットキャラクターの「オッサくん」が描かれています。2013年の市制50周年記念として50cc以下2,000枚、50~90cc300枚、90~125cc700枚の3,000枚が交付されました。

市原市は千葉県中央部にあり、千葉県内では最大の市(368.17k㎡)です。古くは上総国府が置かれていた地域で、周辺地域の文化・行政の中心でした。北の東京湾に面するあたりは国内最大規模の石油コンビナートと千葉県唯一の造船所を有し、国内屈指の製造品出荷額を誇ります(日本12大工場夜景としてクルーズ船も出る)。南側は房総丘陵上に長く伸びて、国内最大数を誇るゴルフ場や高滝湖、大多喜町にまたがる養老渓谷といった観光地・レジャー施設があります。

五井駅はJR東日本内房線・小湊鐵道の駅で、市原市には「市原駅」というものがないため当地の中心駅になっています。西口は小規模店舗が数多く立ち並ぶ商業地、東口は2009~2013年に開発によってケーズデンキ・アリオ市原・カインズ市原店といった大規模商業施設と総合公園の上総更級公園ができています。

市原ぞうの国は市原市山小川(市原鶴舞ICのあたり)にある動物園です。象以外の動物もいますが、国内最多の10頭ほどの象を飼育する動物園として知られています。象のパフォーマンスによるショーがあるほか、鼻にぶら下がったり乗ったりすることができる施設です。首都圏中高連絡自動車道越しにある分園のサユリワールドではキリンに餌をやることができます。

千葉こどもの国キッズダムは山倉湖畔にあり、房総の魅力500選に指定されている児童厚生施設の自然遊園地です。ゴーカートや釣り堀水遊び場や恐竜ランドのほか、建設時に発掘された山倉貝塚の復元住居などがあります。各アトラクションは有料のものが多いですが、無料のものもあり、園内も広いためしっかり一日遊べます。

高滝湖は高滝ダムによってできた人造湖で、千葉県下最大の貯水量を誇るダム湖です。周辺はワカサギ釣り客やサイクリング客が訪れる風光明媚な場所で、見どころとしては高滝神社や市原湖畔美術館があります。

養老渓谷は大多喜町栗又から市原市朝生原(あそうばら)を流れる養老川が形成する渓谷です。養老渓谷温泉や紅葉狩りの名所として千葉県有数の行楽地になっていて、とりわけ女ヶ倉~日高誠實邸跡までのハイキングコースにある梅ヶ瀬渓谷の紅葉は千葉県随一といわれています。

道の駅 あずの里いちはらは市道13号沿いの小~中規模の道の駅です(農産物直売所・軽食・食堂)。バーベキュー広場・植物の見本園を有する市原市農業センター(公園、農業体験あり)に隣接した施設になっています。


印西市(いんざいし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県印西市 世代を超えて未来を創る印西市 人口105,500人

印旛沼の湖面と「いんザイ君」、市の花コスモスが描かれています。2016年の市制施行20週年を記念して50cc以下の白ナンバーを対象に1,000枚が交付されました。

印西市は千葉県北部にある市です。古くは木下街道(きおろしかいどう、現県道59号)沿いに栄えた木下河岸の水運で栄えました。白石市・船橋市・印西市にまたがる千葉ニュータウンの拠点都市であり、2018年には人口10万を突破しています。市域には手賀川、長門川など河川が流れていますが全て利根川水系に属しています。市の魚として利根川・印旛沼・手賀沼のナマズが指定されています。北総線・国道464号沿いの印西牧之原~千葉ニュータウンあたりが経済・産業の中心で、残りの地域では農業が盛んに行われています。

千葉ニュータウンの印西市の部分は、北総線の千葉ニュータウン中央~印西牧の原駅あたりまでを指します。市の人口の半数程度が集中する地域で、大型商業施設や金融機関、IT企業の進出が進んでいるエリアです。千葉ニュータウン中央側には北総花の丘公園(県立の都市公園)やカインズとベイシア、印西牧の原側にはBIGHOPガーデンモール(屋内動物園のmoff animal worldがある)と牧の原公園、草深公園(そうふけこうえん)があります。総合評価で2012-18年住みたい町ランキング1位であるなど現在は極めて高い評価を受けていますが、計画当初は34万人を見込んでいたため、十分な住人が得られずゴーストタウン化していた時期もありました。

木下(きおろし)は歴史的に印西市の中心地域として栄えた地区です。かつて江戸に茶、酒、銚子方面の魚などを運んだ木下河岸には解説の看板以外にはなにも残っていませんが、印西市立木下交流の杜歴史センターに木下河岸のジオラマがあります。成田線(我孫子支線)周辺に商店がポツポツと出ています。周辺の木下万葉公園の木下貝層は国の天然記念物に指定されています。

白鳥の郷は印西市笠神にあります。2010年まで本埜村(もとのむら)が存在していたため本埜白鳥の郷ともいいます。当地の住民が、野生の白鳥に餌付けを何年も繰り返し試みているうちに白鳥が集まるようになったようで、現在では国内2位の数の白鳥が見られるスポットとなっています。

吉高の大桜は樹齢300年を超えるヤマザクラの大樹(市HPによると幹周囲6.85m、樹高10.6m、枝張最大幅25.8)で、市の天然記念物に指定されています。小林牧場の桜並木と並んで当地の2大花見スポットになっています。


御宿町(おんじゅくまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県夷隅郡御宿町 自然の恵みを継承し、心やすらぎ、未来へ躍動する夢多きまちづくり 人口7,523人の町

海を背景に太陽と町のマスコットキャラクター「エビアミーゴ」が描かれています。2012年から50cc以下の白ナンバーを対象に交付されています。

御宿町は千葉県の南部にある町です。西側の内陸部は房総丘陵丘陵地でゴルフ場、牧場、オートキャンプ場などがある山林部、東側は太平洋に面していて南房総国定公園に指定されています。童謡「月の沙漠」の発祥の地として知られています(防災無線も月の沙漠)。北条時頼(鎌倉時代中期の執権)が風光明媚な当地を好み、詠まれた歌から「御宿」を町名としています。海水浴場やプールなど夏の観光地として知られる町です(御宿駅に海女の像があるが、現在はいない)。

中央海水浴場は外房線御宿駅から南東に200mほど、清水川の南岸にあります。カラフルな「ONJYUKU」のモニュメントや童謡「月の沙漠」から駱駝に乗った男女の銅像があり、当地に関する動画、ホームページなどでよく見かけます。トイレ・シャワー・海の家(6軒)・救護所などが整備されています。また、周辺に町営のプールがあり、ウォータースライダー3本と流れるプールがあります。

御宿メキシコ記念公園(日西墨三国通称発祥記念之碑)は岩和田漁港付近の丘の上にある公園で、高さ17mのオベリスク状の記念碑が建っています。1609年に岩和田の海岸にドン・ロドリゴ一行の乗るサンフランシスコ号が漂着し、当時の住人が救助を行ったことが、日本・スペイン・メキシコの直接交流を生むきっかけとなったことから建てられたものです。

最明寺は外房黒潮ラインから折れて、線路をくぐるレンガ造りのトンネルを抜けたところにある天台宗の寺院です。出家して最明寺殿と称した北条時頼が訪れ、西明寺を最明寺と改めたといわれる(定かではない)寺院で、町の天然記念物の夫婦銀杏や、波の伊八(宮彫師、波をモチーフにした作品が多く残る)が彫ったとされる獅子頭、象鼻が残っています。

岩瀬酒造は久保1916にある創業300年ほどの酒蔵で、房総半島の貝殻層を通った超硬水で酒を醸しています。「岩の井」という銘柄(銘柄を伏せてワインの評価を行うパーカーポイントで95点)で知られるほか日本酒を熟成した古酒も作られています。

マーサファームは御宿町上布施2636にある預託牧場です。ハルウララ(高知競馬で連敗記録で有名になった)やゴットフリートといった元競走馬が預託されています。500円で馬に人参を食べさせる体験や馬のお世話体験、缶バッジのガチャなどがあり、当地のちょっとした名所になっています。


勝浦市(かつうらし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県勝浦市 海と緑と人がともに歩むまち “元気いっぱい かつうら” 人口16,870人

波を背景に、国内有数の水揚げ量を誇るカツオをモチーフにしたマスコットキャラクター「勝浦カッピー」が描かれています。このナンバープレートは2019年夏に盗難が相次ぎ、約115枚が被害にあっていました。最終的に、逮捕された男女が関東一円で計633枚のご当地ナンバーの盗難を認めています。

勝浦市は千葉県南東部にある市です。市域の2/3が山林で可住地が少ないため、太平洋沿いに住宅・商業地が集中しています。古くから漁業のまちとして栄え、とくに勝浦漁港のカツオの水揚げは関東一を誇ります。また、海水浴や朝市、温泉と鮮魚料理を目玉とした観光地としてリゾート開発が進んでいます。同市は千葉県で一番人口の少ない市ですが、1958年をピークに人口が減少し続けていて、2045年には8,858人まで減少する見通しとなっています。

勝浦市の海岸はリアス式海岸となっていて岩場が多いのですが、砂浜もあるため鵜原海水浴場、守谷海水浴場、中央海水浴場など海水浴場が開設されています。とくに守谷海水浴場は日本屈指の透明度を誇る海水浴場で、規模も大きく周辺もよく整備されています(守谷洞窟という海食洞窟がある)。

勝浦漁港はカツオを主として、本マグロ・メバチ・キハダ・ビンナガ・カジキなどが水揚げされています。遠洋漁業の中継地として県外船が多い印象ですが、プライドフィッシュとしてアワビ・イセエビ・キンメダイなども水揚げされています。釣り場としてはアジ・イワシが主でサビキ釣りのメッカとなっています。近隣の市街では勝浦朝市がひらかれ、日本三大朝市の一つとなっています(朝市周辺に松の湯という千葉県最古の銭湯がある)。

勝浦海域公園は南房総国定公園に含まれる公園で、推進8mの海中を展望できる海中展望塔を有しています。地上には魚や貝などの標本を展示している海の博物館(千葉県立中央博物館分館)があります(入館料:一般200円、高校・大学生100円、中学生以下と65歳以上は無料、平屋建てでバリアフリー)。

SGT美術館は勝浦市の山間部に数キロ、東急ゴルフコースの近隣にある美術館です。江戸時代~近代の絵画・陶磁器・漆器・調度品・ガラスを主に展示しています(入館料:一般・大学生900円、中高生600円、小学生400円)。カフェが併設されています。

吉野酒造は、外房黒潮ラインから県道177号に入って2~3km北上したあたりにあります。「腰古井(こしごい)」という銘柄で知られる酒蔵です。創業は1830年、仕込み水として横穴式井戸(洞窟)に湧く軟水を使っています。度数は高め、うまみ強めで、かつ飲みやすいという評判です。

勝浦ビッグひな祭りは当地で毎年2~3月に行われるひな祭りで、市街の各所に雛人形が飾られます(「人より雛人形のほうが多い」と評される)。とりわけ遠見岬神社(とみさきじんじゃ)の石段60段に並ぶ雛人形が有名です。


香取市(かとりし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県香取市 元気と笑顔があふれるまち 一人ひとりの市民が輝く 活力みなぎる やすらぎの郷 人口74,470人

郷土の偉人、伊能忠敬のシルエットが描かれています。2011年から50cc以下~125cc以下の3種+ミニカーの4種が交付されています。

香取市は千葉県の北東部にある市です。市域は概ね平坦な土地で、西側は成田市北側で茨城県に接しています。古くから利根川の水運を利用した水郷地帯で、1996年に関東で初めて重伝建に指定された佐原の町並みや千葉県下一位の米どころ(耕地面積の7割が水田)として知られています。東国三社の一つである香取神宮があり、現在でも多くの参拝者を集めています。

佐原の町並みは成田線(JR東日本)の佐原駅周辺、小野川沿いあたりをいいます。江戸時代後期~昭和前期の木造町屋、蔵造りの店舗、洋風建築などからなる町並みで、「北総の小江戸」「水郷のまち」と呼ばれ、日本遺産にも認定されています。かつては伊能忠敬が商人として活躍した地で、旧宅や伊能忠敬記念館があります。また、小野川には観光船としてサッパ舟が出ていてゆったり川めぐりができます。周辺は当地一の商業地・観光地として和菓子屋・レストランが多い印象です(古民家改装のフレンチレストランがある)。また、提灯や耳かき佐原張子など工芸品の店舗があります。

水郷佐原あやめパークは、利根川の北側の扇島にある市営の植物園です(鹿島線十二橋駅が最寄り)。400品種150万株のアヤメや花菖蒲、蓮が咲く公園で、日本の花菖蒲園では唯一サッパ舟で鑑賞できる施設です。ドッグランや売店、遊具なども有する公園で、バラ園や藤棚もあるため冬以外は何かしら見どころがあります。周辺に千葉県立中央博物館の大利根分館があります。

香取神宮はフツヌシ(刀剣の神や武神とされる、藤原氏の氏神)を祀る神社で、下総国一宮となっています(成田線香取駅が最寄り)。古くから朝廷や武道家からの尊崇を受け、天真正伝香取神道流という古武術を保存しています。境内には練習館かとりの錨や宝物殿があるほか、門前町が発達していて厄除け団子やそば、土産物を売っています。

香取市は道の駅を2つ有しています。道の駅 水の郷さわらは成田線佐原~香取の間にある国道365号と利根川の川の駅の一体施設です(大型の道の駅)。 レストランや物産の販売があり、惣菜・弁当を豊富に扱うほか、水上交通と陸上交通の結節点になっています。道の駅 くりもと(紅小町の郷)は市域の南西、千葉県道44号成田小見川鹿島港線沿いにあり、小規模ながら体験農園や釣り堀を併設した施設となっています。名称通りサツマイモの紅小町が主として販売されています。

平塚製菓ファクトリーショップは小見川にあるチョコレートの工場直売店です(2020年にオープン)。同社の工場の入り口にあり、コンテナがそのまま店舗になっています。市場価格の半額に近い値段で購入できます。


鎌ヶ谷市(かまがやし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県鎌ケ谷市 緑とふれあいのあるふるさと 鎌ケ谷 人口108,900人

プロ野球北海道日本ハムファイターズの二軍の本拠地「ファイターズ鎌ヶ谷スタジアム」が市内にあることにちなんで、野球選手のシルエットと特産品の梨が描かれています。2012年から50cc以下~125cc以下の3種が交付されています。

鎌ケ谷市は千葉県の北西部にある市で、東京都区部から25km圏内と近く、新鎌ヶ谷駅周辺を中心に住宅地として開発が進んでいる地域です。面積が21.08k㎡と小さいこともあり千葉県内では人口密度が高くなっています。昼夜間人口比率が77.8%とベッドタウンの性質が強い地域ですが、市西部のファイターズタウン周辺は農地や梨農家が多く、緑の残るエリアとなっています。

新鎌ヶ谷駅は京成成田空港線、北総鉄道北総線、東武鉄道野田線の鉄道3路線が通る駅です。市内を通る鉄道全てが乗り入れていること、市内唯一の乗り換え駅であることから当地の中心駅になっています。周辺は1992~2004年あたりに開発されて、イオンモールやアクロスモール新鎌ヶ谷があるなど商業の集積地になっています。駅前広場~市役所までは歩道上に東経140度線がマークされています。また、駅北口にあるらぁめんものこころという店舗の前の自販機で馬刺しが売られています。

鎌ヶ谷大仏は新京成電鉄鎌ヶ谷大仏駅の北側にある大仏です。高さ1.8m(台座含め2.3m)の青銅製釈迦如来像で、1776年鎌ヶ谷宿の大国屋福田文右衛門が先祖の霊の冥福を祈るために江戸神田の鋳物職人に作らせたといいます。小さい大仏像ですが(日本一小さい大仏との説あり)、明治時代の廃仏毀釈と太平洋戦争の金属供出を乗り越えてきた市の文化財です。

ファイターズ鎌ヶ谷スタジアムは「鎌スタ」と呼ばれて親しまれている北海道日本ハムファイターズの二軍の球場・練習場です。元来使用されていた多摩グランドの老朽化に伴い1997年に完成した施設で、イースタン・リーグの試合が行われています。

鎌ヶ谷市制記念公園は1971年の市制施行を記念して作られた公園です(開園は1976年)。当地の桜の名所として知られるほか、蒸気機関車のD51や航空機が展示されています。100円で乗れるバッテリーカー(パトカーや消防車などがモチーフ)があります。

私市(キサイチ)醸造株式会社は鎌ケ谷市東道野辺にある醸造会社です(大正11年創業)。寿司に使う米酢・赤酢などを造っている会社ですが、一般向け商品としてドレッシングやりんご酢を使ったドリンクなども扱っています。梨酢やハニービネガーといった商品もあり、瓶入りのマヨネーズが人気です。


鴨川市(かもがわし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県鴨川市 自然と歴史を活かした観光・交流都市 ~みんなで創る光り輝くふるさとをめざして~ 人口31,720人

2015年の新生鴨川市10周年を記念して交付されたもので、「たいようくん」と「10th ANNIVERSARY」のロゴが描かれています。(種別不明)限定1,000枚が交付されました。

鴨川市は千葉県南東部にある市です。日蓮ゆかりの誕生寺・清澄寺の門前町として発達し、現在では鴨川シーワールドや鴨川温泉郷があることから観光都市として知られています。鴨川シーワールドや仁右衛門島など海岸部は南房総国定公園に指定されています。多くの漁港があり、漁業が盛んに行われるほか、2,160haの耕地面積を有し9割近くが水田となっています。

鴨川シーワールドは東条海岸と国道128号の間にある総合海洋レジャーセンターです。水族館とイルカ・シャチ・アシカなどのパフォーマンスがあるスタジアム、ホテルが一体になった施設です。サメやペンギン、マンボウの展示もあります(マンボウの人形焼が定番のお土産になっている)。ガイドツアーや給餌体験、海獣とのふれあいなど様々な企画を行っています。園内でも売っていますが、合羽は持参した方が良いでしょう。

鴨川市は前原・内浦・城崎・太海・江見の5つの海水浴場を有しています。砂浜が広くて海の家・トイレが多い前原海水浴場と、水の透明度が高い城崎海水浴場が人気です。また、当地は日本のサーフィン発祥の地の一つ(マルキポイント)でもあります。

仁右衛門島は太海から約200m沖合にある島で、千葉県では最も大きな有人島です。個人所有の島ながら千葉県指定名勝となっていて太海漁港から渡し船が出ています。代々島主が平野仁右衛門を名乗ることから仁右衛門島と称するようになったといい、源頼朝が隠れた隠れ穴や日蓮が朝日を拝したとされる神楽岩などがあります。

鯛の浦は鴨川市の東部、内浦湾~小湊漁港~入道が崎あたりをいいます(もともとの地名は妙の浦)。マダイが群泳する生息地で、国の特別天然記念物に指定されています。本来は比較的深い層を遊泳するマダイが、10m~20mくらいの浅いところに「根つき」になることは大変珍しいことで、古くから名物として遊覧船を出していたようです。近隣に日蓮の誕生を記念して出生地建てられた誕生寺があります。

大山千枚田は鴨川市大山にある棚田で、東京から一番近い棚田となっています。3.2haに375枚の水田が並び、10月~1月にはライトアップされていて(現在はたいまつではなく、LEDになっている)当地の観光名所になっています。


木更津市(きさらづし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県木更津市 ひとにやさしく 環境と調和し 誇りに満ちた創造のまち 人口134,100人

房総半島と東京湾アクアラインを背景に、マスコットキャラクターの「きさポン」や金鈴塚古墳の出土品「金鈴」、特産品のあさりが描かれています。2012年の市制70周年を記念して50cc以下~125cc以下の3種+ミニカーの計4種が交付されています。

木更津市は千葉県西部にある市です。古くから東京湾に面した港町として栄え、1936年には海軍飛行場(現陸上自衛隊木更津駐屯地)がおかれ、軍都・工業都市として発展しました。市域は東西に長いU字型で、市域を縦貫する館山自動車道以西が住宅・商業・工業地として利用される人口密度の高いエリア、市域東側はゴルフ場や農地が多くなっています。国際観光都市である一方、かずさアカデミアパーク(千葉新産業三角構造プロジェクトの拠点施設の一つ)がおかれています。

東京湾アクアラインは東京湾を横断して木更津市と神奈川県川崎市をつなぐ自動車専用の有料道路です。全長15,1kmのうち4,4kmが橋梁、残りがトンネル部となっています。トンネルと橋の中間に人工島の海ほたるPA(食事・休憩ができる5階建て施設)があります。アクアトンネル中間に位置する川崎人工島の「風の塔」はトンネル内の換気を行う施設で、観光名所にもなっています。

木更津市は、三井アウトレットパーク木更津(市北部の金田東にある、店舗数日本一を誇る)、イオンモール木更津(市南西側築地)ほかイオンタウン木更津請西、イオンタウン木更津朝日など大型の商業施設があるため、商圏を形成する商業中心都市になっています。中心駅の木更津駅周辺にはスパークルシティ木更津(複合商業施設)がありますが、当地は元来鉄道より自動車の利用が多いため、郊外化が顕著にみられます。2023年には木更津ゲートウェイ・ヴィレッジが開業予定となっています。

木更津市の特産品は米・梨やブルーベリーといった農産物も多いですが、あさり・はまぐりといった貝や海苔が有名です。牛込・金田・久津間・江川・中の島公園の木更津の各海岸に潮干狩り場があります(だいたい1~2kg採って1,800円くらい)。

證誠寺(しょうじょうじ)は木更津市富士見2丁目(矢那川の北岸)にある浄土真宗本願寺派の寺院です。同寺に伝わる伝説「狸囃子」は日本三大狸伝説の一つで、童謡「証城寺の狸囃子」のモチーフになったとされています。近隣の富士見1丁目には木更津唯一の銭湯が残っています。

八剱八幡神社は木更津駅から徒歩5分くらいのところにある神社です。住宅地のなかにあり、さほど大規模な神社ではないですが、木更津の総鎮守として尊崇を受けています(創建年代不詳、源頼朝が社殿を寄進したという)。2011年からご当地ヒーローとして千葉テレで放送されている「鳳神ヤツルギ」の聖地でもあります。

クルックフィールズは市域南部の矢那にある観光農場で、音楽プロデューサー小林武史氏が代表を務める株式会社KURKKUが手がけています。広大な敷地に「農」「食」「アート」が融合したレストラン・売店・牧場・遊具などがあります。


君津市(きみつし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県君津市 きみの みらいを つくるまち 人口83,060人

マスコットキャラクター「きみぴょん」と「kimitsu city」のロゴが入ったナンバーです。2011年から50cc以下~125cc以下のミニバイク用とミニカー・小型特殊用の計5種類が交付されています。

君津市は千葉県南部、房総半島のおおむね中央に位置する市です。君津市は1943年に木更津海軍航空隊の分工場となる八重原工場が、当時の八重原村と周西村にまたがる格好になったため、軍の斡旋によって同2村が合併して発足しました(当時は町・1971年に市制施行)。北西の東京湾沿岸部には日本の粗鋼生産量の8.4%(2015年度)を占める新日鉄君津製鉄所が所在し、商工業の中心として発展しています。一方東側の丘陵部には久留里線(JR東日本)が走り、久留里城や亀山湖、温泉や湧水、渓流といった見どころや観光客向け施設があります。

濃溝の滝・亀岩の洞窟は君津市の南東部房総スカイライン近くにある清水渓流広場内の洞窟と洞窟内の滝です。洞窟内に差し込む光がハート型になるということでSNSで話題になり、当地の観光名所となっています。紅葉やアジサイの名所としても知られ、近くに千寿の湯という入浴施設と土産屋が出ています。

久留里城(雨城・霜降城)は室町時代に上総武田氏の武田信長によって築かれた山城(古久留里城)です。戦国時代から里見氏の所有となり、再構築されました(新久留里城)。堀切・曲輪など山上の遺構がよく残り、当時の井戸が現在でも水をたたえています。周辺の久留里~久留里市場あたりは地下水に恵まれ、久留里駅駅周辺に自噴井の久留里の名水や平成の名水百選生きた水を筆頭に井戸が200ほどあります。

亀山ダムは小櫃川上流にある千葉県では最初で最大のダムです。ダム湖として亀山湖を形成していて、サイクリング・ハイキング・ボート遊びなどができる観光地になっているほか亀山温泉としてホテル・旅館がでています(日帰り入浴も行っている)。当地の花火大会亀山湖上祭の会場にもなっています。

はちみつとミードのはちみつ工房は君津市東部の大井にある工場・土産屋です(自社で生産加工販売を行う第6次産業)。店舗名どおり主としてはちみつ、はちみつ加工品を取り扱っていて、はちみつのテーマパークといった印象です。ミード(蜂蜜酒)ははちみつを醸造して作られる酒で(添加ではない)、日本ではあまり造られていない珍しい種類の酒です。

和蔵酒造は日本酒「聖泉」や「鹿野山」で知られる酒蔵です。君津市内にリキュールや焼酎の貞元蔵と日本酒の竹岡蔵の2つの蔵を有し、貞元蔵の方には酒菜館という蔵見学と試飲ができる土産屋・見学施設があります。


芝山町(しばやままち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県山武郡芝山町 活力ある 緑の大地と空がふれあうまち 人口7,122人

町のキャラクター「しばっこくん」が描かれています。2015年の町制60周年を記念して50cc以下~125cc以下の3種類が交付されています。

芝山町は千葉県北東部にある町です。千葉県内でも人口が少ない町ですが、成田国際空港に隣接することから国際空港特区の一部になっています。5~7世紀ごろの古墳が現存しているものだけで99基あり、「はにわの町」ないし「はにわの里」と呼ばれることがある町です。古くから農業が盛んで、にんじん・スイカ・里芋・米などを産出していますが、3つの工業団地を有し、町域には多数の物流拠点があるなど第二次~第三次産業も盛んです。

航空科学博物館は成田空港の南側、芝山町岩山にあります。日本最初の航空専門の博物館であり、ボーイング747の実物パーツや客室のモックアップといった展示やフライトシュミレーターが設置されています。展望レストランがあるほか、成田空港問題の歴史を伝える資料館として空と大地の歴史館が併設されています。

ひこうきの丘は前述の航空科学博物館から西側に300mくらいのところにある公園です。ハート型のモニュメントやカフェがあり、成田空港のA滑走路から600mくらいのところにあるため、航空ファンに人気のある撮影スポットになっています。

芝山公園は町域の南部にある公園で、前方後円墳や遊具広場、ミニアスレチックなどがある公園です。地元の小・中学生が古代人に扮してパレードを行う芝山はにわ祭の開催地になっているほかはにわ博物館、別称の芝山仁王尊が同町の名の由来になっている観音教寺が隣接しています。

道の駅 風和里しばやまは千葉県道62号線成田松尾線(芝山はにわ道)沿い、空の駅 風和里しばやまは成田空港近くの国道296号沿いにある施設です。どちらも同じ第3セクターが管理・運営していて、野菜・花・惣菜・弁当・パンなど品揃えが豊富です。


白子町(しらこまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県長生郡白子町 うみとそらのあいだに暮らす 人口11,040人

波をイメージした青のラインとシンボルキャラクターの「げんき君」が描かれています。2013年から50cc以下の白ナンバーを対象に交付されています。

白子町は千葉県の東部、太平洋沿岸の九十九里平野に含まれる町です。中世末に紀州の漁民が漂着し地引網漁を伝えたとされる九十九里イワシ漁発祥の地です。現在は天然ガスとともに地表に上がってくる白子温泉や海水浴場を有する保養地として知られ、農業と観光が産業の主体となっています。テニスコートの数が日本一多い町で、テニスの町としても知られています。

白子町は剃金海水浴場、古所海水浴場中里海水浴場など5つの海水浴場を有しています。町の管理なのでシャワーがなかったりトイレットペーパーの交換がなかったりしますが、駐車場が無料ということで九十九里浜のビーチとしては穴場の印象があります。中里海水場近辺はホテルと旅館、当地名物のテニスコートが並ぶリゾート地域になっています。

白子温泉はヨウ素を含むナトリウム塩化物泉で、白子町の温泉街にはホテル・旅館が17軒あり、多くが日帰り入浴を行っています。一時期砂風呂を売りにしていた町営の健康センターがありましたが現在は閉業となり、近隣のホテル・旅館も砂風呂は行っていません。

白子神社は白子町の由来になった神社で、大己貴命(おおなむちのみこと=大国主命)を祭神とする神社です。白亀に乗った白蛇が沖からやってきたという伝説が残っていて、拝殿前の撫で蛇が有名な神社です。

げんきの里ひまわりは白里町北高根にある農産物の直売所です。白里町は農業王国の千葉県のなかでも特に農業が盛んな地域で、たまねぎ・トマト・きゅうりなど野菜のほか、冷凍のイセエビ・はまぐりなど海産物、餅や寿司など加工品も並びます。特に玉ねぎが有名で、甘みが強い新玉ねぎが出るシーズンにはレジに長蛇の列ができます。


千葉市(ちばし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉市ホームページより

千葉県千葉市 人とまち いきいきと幸せに輝く都市 人口971,900人

㊤2013年に交付されたもので、角を落としてボールの形を模したプレートに千葉ロッテマリーンズのマスコットキャラクター「マーくん」が描かれています。㊦2021年の市制100周年を記念したもので、千葉ポートタワーと100周年のシンボルマークとロゴが描かれたものです。50cc以下3,000枚、50~90cc200枚、90~125cc1,300枚が交付されています。

千葉市は千葉県中央部にある政令指定都市で、中央・美浜・花見川・稲毛・若葉・緑の6つの区をからなり、業務核都市・国家戦略特区・国際観光会議都市などに指定されています。全体にみて住宅団地が多く、現在も開発がすすんでいるため人口が増加している地域です。東京都都心部と成田国際空港の中間地点に位置することから国家機関や県・市の機関が数多く所在するほか、先端技術産業の集積地になっています。2019年から「パートナーシップ宣誓証明制度」として、性的少数者や事実婚などのカップルに公的証明書を交付しています。

美浜区は幕張新都心や海浜ニュータウンを要する行政区で、幕張メッセ、ZOZOマリンスタジアムや幕張海浜公園、イオンモール幕張新都心(同名の郊外型店舗の旗艦店で、日本最大規模)を擁していて、千葉市の商業・観光・レジャーの中心となっています。区域全域が造成地で、人工海浜の幕張の浜(全長2,695m)がありますが、砂の流出が深刻であるなどの理由で、長らく遊泳禁止となっています。

中央区は千葉市ならびに千葉県の行政・商業の中心となっている地域です。京成千葉駅周辺に繁華街の富士見、歓楽街・風俗街の栄町があり、当地の商業地としえ栄えています。また、本外房線千葉駅・蘇我駅(外房線・内房線・京葉線・京葉臨海鉄道臨海本線の貨物線が乗り入れる)あたりも商業地として発達しています。大賀ハスの鑑賞地として知られる千葉公園千葉県立中央博物館がある青葉の森公園、亥鼻城(いのはなじょう、別名千葉城とも。模擬天守内が郷土博物館になっている)跡などがあります。

稲毛区と花見川区はおおむね住宅地が占める生活拠点となっています(特に稲毛区は狭いこともあり、人口密度が千葉市全体の2倍近い)。稲毛区の丘上に建つ稲毛浅間神社の松林は市の天然記念物に指定されていて、同神社の創建(808年)以来形成されてきたものとされています。

若葉区は市内最大の面積をもつ区で、日本最大規模の貝塚である加曽利貝塚(犬の骨が人間とともに埋葬されていることが発見された)や緑が残る地域です。区西部はニュータウンとして開発がすすむ一方で、東部は田園地帯やゴルフコースがみられます。若葉区源町にある千葉市動物公園はレッサーパンダの「風太」で有名な動物園です。

緑区はニュータウン開発が進んでいる地域で、区内各所で宅地化が進んでいます。外房線に沿うように市街地が東西に伸びていて、東部の大網白里市との境あたりに昭和の森公園(キャンプ場やBBQエリアなど県内有数の規模を誇る総合公園)やホキ美術館(主に現代日本人作家の写実絵画を収集する)があります。


東金市(とうがねし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県東金市 人・自然・ときめき交感都市 人口57,780人

八鶴湖の桜を背景にマスコットキャラクターの「とっちー」が描かれています。2014年の市制60周年を記念して50cc以下の白ナンバーを対象に500枚が交付されました。

東金市は千葉県の中央東部にある市です。江戸時代に徳川家康・家忠が鷹狩に訪れたため、御成街道や東金語店が整備され、宿場町・問屋街として発達し、「上総のこがねまち」と呼ばれるようになりました。伝統的に小売業・卸売業が多く商業都市の性質が強い地域ですが、交通の要衝である東金インターチェンジがあるため、化学工業・生産用機械製造といった工業も盛んです。市域の1/3が農地となっていて、野菜や豆類が主として作られています。作田川流域沿いに成東・東金食虫植物群落という国の特別天然記念物/保護区があります。

八鶴湖(はっかくこ、はっかっこ)は徳川家康が東金御殿を築く際に作られた人造の湖です。東金線東金駅の西500mほど、東金市の中央に位置し、ツツジ・アジサイ・花菖蒲など四季折々の花が咲く風光明媚な場所として知られています。3月下旬~4月上旬の桜の時期には東金桜まつりが開催されています。八鶴湖周辺には徳川家康公お手植蜜柑、東金御殿跡、防空壕の跡など歴史を感じさせるスポットが残っています(松の湯という古い銭湯もあり)。

最福寺は単立(日蓮宗系)の寺院です。前述の八鶴湖の東岸の丘の上にあります。802年に最澄によって天台宗の寺院として創建され、1479年に顕本法華宗に改宗、現在は単立の本山というちょっと変わった歴史があります。境内に徳川家康の銅像があり、徳川家ゆかりの地として知られています。

道の駅 みのりの郷東金は国道126号沿いにある大型の道の駅です。農産物直売やレストラン、トイレなどもちろんありますが、東金市は「植木のまち」としてPRを行っているため、千葉県下最大級の植木の圃場があり、植木・盆栽・小鉢植えなどが花木が充実しています。

たぶん…世界一小さいチョコレート工場は2021年にオープンした三真株式会社(あられちゃん家で有名な米菓メーカー)が運営するチョコレート菓子の工場直売店です。菓子の直売のほかホットチョコレートなどのテイクアウトのドリンクもやっています。

東金市はぶどう農家が多くあり観光農園が松之郷に集中しています(なぜぶどうなのかは不明)。東金ぶどう郷といって、時期になるとぶどう狩りが各農園で行われています。


成田市(なりたし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県成田市 空港(そら)、交流(ふれあい)、希望(ゆめ) 創造都市 人口131,200人

㊤元来のシンプルなナンバーに「NARITA」を併記㊦2014年の市制施行60周年を記念して交付されたもので、成田山新勝寺と旅客機のシルエットを背景に観光キャラクターの「うなりくん」が描かれています。

成田市は千葉県北部中央に位置する中核都市で、日本最大の国際空港である成田国際空港を有することから国家戦略特区、構造改革特区、国際会議都市などに指定されている国家戦略の中心的役割をもつ地域です。古くは成田山新勝寺・宗吾霊堂の二大霊場の門前町として栄えたまちで、現在でも観光都市として成田空港と上記二大霊場を中心に、通年1,000万人の観光入込客数を誇る(コロナ禍以前は1,400万ほど)観光都市となっています。

成田国際空港は日本最大の空港で、同空港だけで日本全体の貿易額の14%を占めています(2015年)。1978年に新東京国際空港として開港し、民営化に伴い成田国際空港と名称を改めましたが、改称前から使用されている成田空港、または行先表の「成田(NARITA)」が使用されています。空港内に300店舗以上の商店を有し、売上高日本一のショッピングセンターでもあります(2018年度)。

成田山新勝寺は真言宗智山派の寺院で、同宗派の大本山の一つです。本尊が不動明王であることから、「成田不動」の名で親しまれています。関東屈指の参拝客数を誇り、国外の観光客にも人気があります。成田線成田駅(JR東日本)から1kmほど参道沿いに商店が出ていて鰻が有名です。また、境内の奥側は成田山公園という広い公園になっています。

ワットパクナム日本別院は、タイのバンコクにあるワットパークナム(観光名所として有名)という王室寺院の別院です。宗教施設にとどまらず、在日タイ人の交流拠点、タイ古式マッサージやタイ料理、タイ式フルーツカービングなどの研修場としても利用されています。日本人でも歓迎されますが、外国の寺院ですからドレスコードはそれなりものを要求されます。

東勝寺は成田市宗吾にある真言宗豊山派の寺院です。通称の「宗吾霊堂」という呼び名で親しまれています。坂上田村麻呂が開基したといわれる寺で、本堂には一人で将軍に駕籠訴えを行い、処刑されたとされる義民・佐倉惣五郎(通称を宗吾・惣五という)の霊が祀られています。講釈や歌舞伎に伝わる佐倉惣五郎の振る舞いは史実として確認できることは少ないながら、実在した人物のようです。


船橋市(ふなばしし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県船橋市 生き生きとしたふれあいの都市 人口622,900人

㊤船と橋のデザインでプレート上部はアーチ型、下部は波型になっている。2012年から50cc以下~125cc以下の原付3種+ミニカー・小型特殊の計5種類が交付㊦プロバスケットボールチーム「千葉ジェッツふなばし」のデザイン、2016年から数量限定で交付されている。現在は50cc~90cc以下の黄、50~125ccの桃色ナンバーのみ。

船橋市は千葉県北西部にある市です。千葉県下第二位の人口を有し、古くは御成街道・佐倉街道の交通の要衝として船橋御殿や船橋宿の宿場町として発達しました。近代にはいると軍都として栄え、現代の船橋は県都千葉市に対して「商都船橋」と呼ばれる商業の盛んな地域となっています。また、物流・食品加工といった第2次~第3次産業も盛んに行われています。東京都区部に近いためベッドタウンとして開発が進み、人口も安定して増加傾向にあります。

船橋駅と京成船橋駅(少し離れている)は千葉県屈指のターミナル駅として機能しています。周辺地域は戦後に戦災を免れたため、闇市が隆盛を極め「日本の上海」と呼ばれていたエリアで、現在も千葉駅・柏駅と並ぶ千葉県内の繁華街ないし観光拠点として機能しています。千葉県下一位の乗降客数を誇る西船橋駅周辺も商業地になっていますが、こちらはどちらかというと個人の飲食店が多い印象です。

ふなばしアンデルセン公園は船橋市の北東部にある総合公園です。船橋市の市制50周年を記念して開園したもので(当時は「ワンパク王国」だった)、現在は開園当時の三倍以上の面積の38.3haの規模となっています。シンボルの風車はアンデルセン公園として開園当時は回っていましたが(挽いた粉でパンを焼いていた)、近年は経年劣化のため回っていません。

船橋市のベイエリア、浜町(はまちょう)と若松あたりは商業施設と娯楽施設が集中していて、市内外から人を集める地域となっています。浜町にはららぽーとTOKYO-BAY、IKEATOKYO-BAY、ビビッド船橋といった大型商業施設があります。若松の方には地方競馬の船橋競馬場があり、当地の娯楽施設となっています(以前は浜町にオートレース場があった)。南側の高瀬町までいくとサッポロビールの千葉工場があり(有料だが試飲を含む工場見学もやっている)、千葉ビール園というビアホールを併設しています。

意富比神社(おおひじんじゃ、通称は船橋大神宮)は景行天皇40年(だいたい1900年ほど前)に創建されたとされる神社です。境内に高さ12mほど、3階建て灯明台があり、かつては政府公認の私設灯台として活躍していました。江戸時代には徳川家康の前で相撲を披露したことから、毎年10月20日の例大祭では神楽と共に相撲が奉納されています。

船橋三番瀬干潟は船橋市潮見町の東京湾の奥まったところにあります。三番瀬というのは浦安市・習志野市・市川市・船橋市にまたがる東京湾最大の干潟で(水深1m未満の面積だと1,200haほど)、船橋市のあたりはふなばし三番瀬海浜公園として整備されています。潮干狩りやBBQのスポットとして利用されるほか、三番瀬環境学習館という体験学習施設があります(有料だが、VRゲームがあるなど施設としては新しい)。食用貝のホンノビス貝(昔は大アサリと呼ばれていた、蛤より肉は硬いが味は濃い)が定着していて、千葉ブランドになっています。


睦沢町(むつざわまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

千葉県長生郡睦沢町 きれいな水 豊かな土 支えあう人の和で築く ふるさと むつざわ 人口6,9280人

町花のサツキとマスコットキャラクターの「うめ丸くん」、2012年に50cc以下の白ナンバーを対象に、限定500枚が交付されました。

睦沢町は千葉県の南東部、長生郡に属する町です。町域は標高2-168mの緩やかな斜面をなしていて、町の中央を流れる埴生川・瑞沢川・長楽寺川の沿岸は米作りが盛んで、上総地区屈指の穀倉地帯となっています。南関東ガス田の天然ガス採掘も基幹産業として盛んに行われるほか、2017年から温暖な気候を活かしたオリーブの栽培が始まっています。南西側の丘陵地はゴルフ場(房総カントリークラブ 房総ゴルフ場)が多くを占めています。

妙楽寺は天台宗の寺院で、848-850年に慈覚大師円仁によって創建されたといいます。多くの古仏像を有し、本尊の木造大日如来坐像(1190年)は国の重要文化財に指定されています。周辺の森林は「妙楽寺の森」として千葉県の天然記念物に指定されているものです。周辺の大字妙楽寺睦沢ダムあたりの梅畑では毎年初夏に梅狩りが行われていて、カリカリ梅が当地の産物の一つとなっています。

道の駅 むつざわ つどいの郷は千葉県道150号大多喜一宮線沿いにある中~大規模の道の駅です(2019年に移転、改称して正式名前が長くなった。元の場所には睦沢郵便局になっている)。物販・レストランのほか温泉入浴施設(つどいの湯)、コミュニティ施設(つどいのハコ・体験工房・体験農園)、ドッグランやレンタルサイクルを兼ねる交流広場「オリーブの森」(災害時にはかまどになるベンチ、通称かまどベンチがある)などで構成されています。なお、温泉はかん水と呼ばれるヨウ素を含んだ湯で、茶褐色の湯です。

ガラス屋 福は睦沢町上市場の太陽光発電所のあたりにあるガラス工芸の工房です。通年で拭きガラスや絵付けなどの体験を行っています。

お寺カフェそわかは睦沢町下郷にある弘行寺の裏手にあるカフェです。お寺の庭を見ながらそばやカレーの、甘味と梵字ラテなどが楽しめます。また、プチ修行として写経もできます。


原付のご当地ナンバー都道府県別目次はコチラ

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