京都府ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【京都府編】

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亀岡市(かめおかし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

京都府亀岡市 カメばカムほど亀岡 人口86,816人

豊かな緑と豊富な水、亀岡市の観光マスコットキャラクター「明智かめまる」が描かれています。また、亀の甲羅をイメージした六角形のプレートになっています。2012年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

亀岡市は京都府中西部にある市です。このあたりは、奈良時代におかれた丹波国の政治経済・文化の中心地であったことから仏教文化が栄え、戦国時代末期には明智光秀が丹波亀山城と城下町を築いたことで近代的な発展を遂げたといいます。現在の亀岡市は京都市・大阪のベッドタウンとしての側面を有するほか、パルプ・紙製品、電気機械など製造業を主要な産業としています。一方で、亀山城址と城下町・保津川下り・トロッコ列車・湯の花温泉・出雲大神宮(丹波国一宮)といった多様な観光資源を有しています。また、農用地が多く京都府内有数の規模を誇ります。

出雲大神宮は亀岡市千歳町千歳にある神社です。丹波国一宮、また「元出雲」の俗称どおり、社伝では「出雲大社が勧請を受けた」とされています(一般には逆に出雲大神宮が勧請を受けたとする)。おおむね縁結びの神社として親しまれており、境内には因幡の白兎にちなんだ兎の像がちらほら置かれています。

亀山城(亀岡城)は亀岡市荒塚町内丸にある日本の城です。明智光秀によって築かれたもので、説話によると明智光秀の娘・玉子(細川ガラシャ)が内堀に落ちたところを亀によって助けられ、光秀は褒美として亀に「明智」の姓を与えたうえ「かめまる」と呼んで可愛がったといいます。現在は「大本」という新宗教の本部と神苑が置かれており、見学にはチケットが必要です(高校生以上300円)。

道の駅 ガレリアかめおかは亀岡市余部町(あまるべちょう)にある国道9号の道の駅です。同名の生涯学習施設に併設されており、広大な駐車場を有します。併設ということで、道の駅としてはあまり大きな販売スペースを割いていませんが、精肉や野菜など食品の販売のほかにカフェがあります。

亀岡市と右京区嵐山の間にある保津峡は川下りやトロッコ列車で有名です。保津川下りは1895年頃から遊覧船が運行したいうことで、およそ130年余の歴史があります。川下りの終盤に差し掛かると琴ヶ瀬茶屋という「船上コンビニ」からみたらし団子やイカ焼き、ジュースなどを買って食べます。現在はラフティングというゴムボートに乗って川下りをするレジャーも行われています。


京丹後市(きょうたんごし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

京都府京丹後市 旬の京丹後 人口51,444人

市名上に「世界ジオパークのまち」の文字、丹後半島間人(たいざ)の後が浜にある名勝 立岩(たていわ)と、間人ガニが描かれています。2015年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

京丹後市は京都府北部にある市です。日本海に突き出した丹後半島の大部分を占める市で、2004年に竹野郡網野町・丹後町・弥生町、中郡峰山町・大宮町、熊野郡久美浜町が合併してできたものです。北側で日本海に面し、山陰海岸ジオパークの経ヶ岬、立岩、丹後松島といった景勝があります。カニに代表される水産物や丹後ちりめんで知られる地域ですが、丹後杜氏の故郷でもあるため現在でも醸造関連の企業が多く残っています。

丹後半島は世界ジオパーク「山陰海岸ジオパーク」の一部で、複雑な海岸線をしています。ジオサイト(ジオパークの見どころ)の一つ「立岩」は周囲1kmにも及ぶ玄武岩の1枚岩で、第31代用明天皇の第三皇子 麿子親王が鬼を岩で封じたとされており、今でも波の高い夜には鬼が泣く声がすると言われています。また、京丹後市丹後町袖志にある経ヶ岬には明治時代に点灯した第一等灯台があり、近代化産業遺産に認定されています。

琴引浜(ことひきはま)は京丹後市網野町掛津地区と遊地区にまたがる砂浜です。全長1.8kmは鳴き砂の浜としては国内最大級であり、摩擦係数が高い石英を多く含むことで、砂が乾燥した時期に歩くと「キュッキュ」と音が鳴ります。周辺に海水浴場・キャンプ場・温泉(期間によっては足湯)などがあります。砂の表面が綺麗でないと鳴らないため保全活動が行われており、2001年に世界初の禁煙ビーチとなっています。

道の駅丹後王国「食のみやこ」は京丹後市弥栄町鳥取にある府道53号の道の駅です。もともと農業公園としてオープンしたものなので34haもの広大な敷地を有し、西日本最大級の道の駅になっています。内部も公園然としており、広場や散策路、小動物園などの間に商業施設が並ぶという形式になっています。


宮津市(みやづし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

京都府宮津市 自然と文化の架け橋、海園都市みやづ 人口16,285人

日本三景の一つ天橋立(あまのはしだて、あまのはしたて)が描かれています。プレートの形状は「股覗き」をイメージしたもので上部がくぼんでいます。2012年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています(下一桁4,9および下二桁42は欠番、従来様式と選択性)。

宮津市は京都北部にある市です。与謝郡与謝野町、宮津湾と阿蘇海を挟んで市域が南北に分かれており、これを天橋立が繋ぐという特徴的な市域を有しています。市の中心部は南側にあり、宮津湾の最奥、栗田半島の付け根辺りになります。いわゆる「海の京都」を代表する地域で、天橋立周辺の公園、寺社、道の駅といった観光資源を有し、年間約300万人の観光客が訪れるといいます。もともと宮津城という細川藤孝・忠興ゆかりの海城がありましたが明治時代に失われており、現在は遺構の太鼓門が小学校の正門として利用されています。この門の周辺の川沿いに当時の城壁を再現した白壁が続いています。

日本三景の一つ、天橋立は3.6kmに及ぶ砂州が宮津湾内を走るような形で形作られています。いわゆる白砂青松の砂州で約7,000本の松の殆どが自生しているものです。この上を京都府道607号天の橋立線が走っており、この道は一般車両は入れませんが、125cc以下の二輪や自転車で通行可能です。砂州には句碑や記念碑、恋愛成就の神社として知られる天橋立神社などがあります。

天橋立ビューランドは宮津市文殊にある遊園地です。天橋立の白砂青松が空を飛ぶ龍の用に見える「飛龍観」として知られるビュースポットであり、文殊山の山頂までモノレールまたはリフトで上ります。山頂には観覧車や展望レストラン、展望台などがあります。

天橋立温泉は宮津市文殊にある温泉です。この地域はもともと天橋立を望む文殊堂で知られる知恩寺という寺院の門前町で、観光拠点としてホテルや旅館が多かったようです。昭和末期の温泉ブームの影響で、当時は温泉がなかった当地の観光客が少なくなったために1999年に開鑿された歴史の浅い温泉で、ホテル・旅館などで利用されています。JR天橋立駅の前に「知恵の湯」という日帰り入浴施設があります。

傘松公園は宮津市大垣にある公園です。天橋立ビューランドに並ぶ天橋立のビュースポットで、散策路や展望デッキ、レストランなどがありこちらでは「斜め一文字」という景観が見られます。こちらもリフトかケーブルカーを使って上ります。


向日市(むこうし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

京都府向日市 大極殿のあるまち 向日市 人口56,059人

モウソウチクを型どったナンバープレートに向日市歴まちPRロゴマークがワンポイントで描かれています(市名左)。また市名上に「むこう、むこう」の文字が入ります。2016年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付、2018年からはミニカー・小型特殊も対象になっています。

向日市は京都府南部にある市です。京都府南部の15市町村をいう山城地域に属しており、北・東・西で京都市、南側で長岡京市に接しています。面積は7.72k㎡で全国で3番めに小さい市です。京都府屈指の人口密集エリアで住宅地・商業地がよく発達しており、2020年からやや人口が増加していますが、少子高齢化は進んでいます。開発の進んだ地域ですが、たけのこや千両ナスを特産としており、竹林やため池、水田などがみられます。

竹の径は向日市の西側にあるハイキングコースです。京都市洛西竹林公園、当地の向日回生病院あたりから始まる1.8kmほどの長さの道で、連綿と竹垣と竹林が続いています。この竹林は特産の筍(京たけのこ・または乙訓たけのこなどという)の栽培地で、基本的には農業用の道路という位置づけですが、風情のある散歩道として知られています。

向日市は、今から1200年以上前の奈良時代に長岡京があった地域の一つです。784年に平城京から平安京に都を遷すまでの10年間我が国の政治の中心であった都で、近年まで遺構が見つかっていませんでしたが、昭和54年から向日市において門跡や大極殿の跡が発見されて発掘調査が進みました。現在は阪急西向日駅から少し北に朝堂院跡や大極殿跡が公園として残っています。


大山崎町(おおやまざきちょう)

大山崎町ホームページより

京都府乙訓郡大山崎町 天王山・淀川 歴史と文化 うるおいのあるまち 人口16,275人

山崎の戦い(天王山の戦いと呼ばれる)を戦った羽柴秀吉と明智光秀のイラストの背景に天王山、桂川・宇治川・木津川を表した川、町の花サクラが描かれています。町制施行50周年記念として2018年からミニバイク50cc以下を対象に交付されています。

大山崎町は京都府南部にある町で、乙訓郡(おとくにぐん)に属しています(大山崎町1町のみ)。本能寺の変を受けて備中高松城攻めから引き返した羽柴秀吉と明智光秀の軍が争った、いわゆる「天下分け目の山崎の戦い」で知られる地域です。日本でのえごま油発祥の地 離宮八幡宮があり、江戸時代まで油の生産が盛んに行われていました。また、名水で知られる地域でもあるため酒造業との関連が深く、アサヒグループ大山崎山荘(1932年、実業家 加賀正太郎が立てたイギリス風建築)、府境をまたいで大阪府島本町に山崎ウイスキー館があります。現在の大山崎町は製造業を主要な産業とする町ですが、京都市と大阪府の間にあるアクセスの良さや豊かな自然といった条件から人口増加が続いています。

アサヒグループ大山崎山荘美術館(旧:アサヒビール大山崎山荘美術館)は大山崎町銭原の天王山中腹にある美術館・博物館です。昭和初期に建てられたもので、イギリス・チューダー様式の山荘を復元整備し、朝日麦酒株式会社創業者の山本為三郎のコレクションを展示して美術館としています。また、本館以外に安藤忠雄設計の地中館・山手館があり、テラスに面したカフェからは宇治川・桂川・木津川の3川が合流して淀川になる合流地点が見えます。

妙喜庵(みょうきあん)は大山崎町大山崎西谷のJR山崎駅前にある仏教寺院です。「待庵(たいあん)」という国宝の茶室があり、これは千利休作と推定される唯一のものです。にじり口から内部を見学することができますが、予約制で往復はがきによる一ヶ月前からの予約が必要です。また、近くの大山崎町歴史資料館に待庵の複製が展示されています。

聴竹居(ちょうちくきょ)は大山崎町大山崎谷田にある歴史的建造物です。1928年に建築家藤井厚二の自宅として建てられたものです。日本人の感性、気候風土やライフスタイルに合わせた和洋折衷の木造住宅で、国の重要文化財に指定されています。予約制ですが内部の見学ができ、築100年ほど経過した建造物とは思えない斬新なアイデアや技術が盛り込まれています。


宇治田原町(うじたわらちょう)

宇治田原町ホームページより

京都府綴喜郡宇治田原町 心をつなぎ ともに創る 茶文化のまち 人口8,811人

2枚の茶葉を重ねたデザインで、町名の上に「日本緑茶発祥の地」のロゴが入ります。二枚のうち下の葉は緑、上の葉は排気量に応じた色になります。2021年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

宇治田原町は京都南部にある町で、綴喜郡(つづきぐん)に属しています。京都市からは宇治市を挟んで南東側にあり、滋賀県との県境にあたる地域です。宇治市と並んで宇治茶の生産地として知られる場所で、鎌倉時代から茶葉の生産が始まり、江戸時代には茶業に革新をもたらした青製煎茶製法が生まれたとされています(それまでの茶葉は赤茶か黒色で、風味も落ちたようだ)。ほかに古老柿(ころがき、干し柿)の生産が地場産業で、11月ごろになると稲刈りの終わった田に「柿屋」と呼ばれる柿を干すための棚がみられます。

正寿院は宇治田原町奥山田川上にある高野山真言宗の寺院です。今から800年ほど前の1200年に建立されたもので、その後の1596年に中興されています。夏季の風鈴まつりでよく知られており、「風林寺」とも呼ばれる寺院で当地の観光名所になっています。

永谷宗円生家は宇治田原町大字湯屋谷にある歴史的建造物です。永谷宗円は江戸時代の庄屋で、茶業のほかにも田地の改良に取り組んだ人です。当時は熱処理するだけだった茶の製法に「揉む」工程を加えたり当時は煮るだけだった工程をむす方式にしたりと15年かけて茶葉製法を改良し、現代の煎茶製法の基礎を築きました。土・日・祝日に内部を見学可能で、当時の焙炉(ほいろ、茶を乾燥させる道具)が残っており、映像でお茶の製法や宗円の足跡を知ることができます。


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滋賀県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

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【滋賀県編】

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滋賀県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

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多賀町(たがちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

滋賀県犬上郡多賀町 輝く人、自然、歴史、文化で織りなす多賀の未来 人口7,382人

鈴鹿山脈(上部左側)と星空を背景に古代象「アケボノゾウ」のシルエット(上部右側)、マスコットキャラクターの「たがゆいちゃん」が描かれています。町制60周年記念として、2018年からミニバイク50cc以下200枚、90cc以下50枚、125cc以下50枚が交付されています。

多賀町は滋賀県東部にある町で、犬上郡に属しています。滋賀県屈指の神社 多賀大社の門前町として発展した地域で、江戸時代には中山道の宿場町として高宮宿が発達しました。また、町域北東側の米原町の境となる霊仙山(りょうぜんさん)は我が国唯一の三蔵法師(仏教の経蔵・律蔵・論蔵に通じた僧侶のこと)、 霊山が修行した地であり、現在もハイキングコースとして人気があります。現在の多賀町は湖東地域のなかでは大規模な工業団地を有しているため、製造業の比率が高いです。有名な観光名所はあるものの、通過観光地であるためホテルなど宿泊施設はあまり目立ちません。

多賀大社は多賀町多賀にある神社です。イザナギ・イザナミを祀ることから「伊勢の親神様」として知られています。中世から伊勢神宮や熊野三山とともに参詣客で賑わったとされ、現在でも滋賀県を代表する神社の一つとなっています。本殿のほかに能舞台・神馬舎・手水舎・書院などを有し、お守りとされる「お多賀杓子」や土産菓子の糸切餅などで知られています。

河内風穴は多賀町河内にある鍾乳洞です。このあたりは石灰洞が多い地域で、町内の石灰岩が分布するほとんどの場所には小規模な洞窟が存在すると考えていいでしょう。このうち河内風穴は国内4位となる総延長10,020mの広大な洞窟で、入口から200mほどが観光用として公開されています(入洞料金500円、駐車場400円)。

多賀町立博物館は、多賀町四手の文化施設を集めたあけぼのパーク多賀内にある博物館です。町立ということでさほど大きいものではありませんが、地域の化石・鉱物・昆虫の標本などが展示されており、近隣で発掘されたアケボノゾウの全身復元骨格の展示があります。このアケボノゾウは日本各地で化石が出土しており、今のところ日本固有種と考えられている小型の古代象です。


彦根市(ひこねし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

彦根市ホームページより

滋賀県彦根市 にゃんと、いいまち。 人口111,085人

㊤イメージキャラクターの「ひこにゃん」を最前面に押し出したデザイン㊦上部は赤色で井伊の赤備えをイメージ、かつ公共交通機関との統一感を意識したもの。「HIKONE CITY」と「MOTORCYCLE LICENCE PLATE」の文字が入る。どちらも2018年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカーを対象に交付(従来様式との選択制)。

彦根市は滋賀県東部にある市です。もともと近江国の交通の要衝であった地域で、現在も琵琶湖の東側をいう湖東地域の中心地となっています(県内の人口ランキングでは4~5位あたりになる)。井伊氏の拠点として築かれた彦根城が有名で、国宝・特別史跡その他現存12天守や日本100名城になっています。また、電気機械やゴム製品、地場産業としてパルプ製品・女性用下着・仏壇などが生産されており、滋賀県の工業の一角を成す工業地域でもあります。琵琶湖沿岸に漁港を有しており鮒ずしなど湖魚料理を特産とするほか、多景島という無人島が市域内にあり観光用にフェリーが出ています。2015年あたりまでゆるやかな人口増加を続けていましたが、現在は減少傾向に転じています。

彦根城は彦根市金亀町にある日本の城跡・国の史跡です。1622年に徳川四天王の一人 井伊直政の遺志を継ぐ形で20年近い年月をかけて建造されたもので、国宝の天守は3重3階の屋根で構成されています。天守以外にも天秤櫓や門などが周辺に残り、玄宮園と楽々園という大名庭園が天守北側に広がっています(「玄宮楽々園」として国の名勝になっている)。場内に時を告げる時報鐘という鐘が残っており、今でも3時間毎に撞かれています。

夢京橋キャッスルロード(夢京橋商店街)は彦根城の南側、彦根市本町にある商店街です。もともとは彦根城の大手通りだったようで、現在は江戸期の建物を再現した町屋が並ぶ商業地になっています。


豊郷町(とよさとちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

滋賀県犬上郡豊郷町 江州音頭発祥のまち 人と緑のふれあいの里 人口7,187人

豊郷小学校旧校舎群と、江州音頭の絵日傘踊り・扇踊りの日傘と扇のデザインです。2018年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

豊郷町は滋賀県東部にある町で、犬上郡に属しています。滋賀県内で最も小さな町で、全域が犬上川の扇状地にあたるため平野となっています。平地江戸時代~明治期にかけて多くの近江商人を排出した経緯があるほか(伊藤忠商事・丸紅の創業者 伊藤忠兵衛の故郷)、アニメ「けいおん!」の聖地として知られる地域です。国道8号と近江鉄道の間が開発されて町の中心地となっていますが、古くから農業が営まれてきたために郊外は田園風景が広がっています。東近江市八日市と並んで、滋賀県一円で盆踊りに用いられる江州音頭の発祥地です。

豊郷町立豊郷小学校は豊郷町石畑にある小学校です(国の登録有形文化財)。2代目の旧校舎群は丸紅の専務取締役 古川鉄治郎が私財をなげうって建造したもので、歴史的建造物を取り巻く保存運動の様子が全国的に報道されたことがあるほか、映画やアニメなどのロケ地としても非常に有名です。滋賀県近江八幡市ととくにゆかりの深いウィリアム・メレル・ヴォーリズ(建築家・社会事業家)の建築物の一つで、階段の手摺にイソップ童話「兎と亀」のブロンズ像があります。

伊藤忠兵衛記念館は豊郷町大字八目の旧中山道に面してある博物館です。伊藤忠商事・丸紅の創業者である初代伊藤忠兵衛が暮らし、2代目が生まれた家を保存して記念館としたもので、資料や2代目の愛用品などが展示されています(入館無料)。


大津市(おおつし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

滋賀県大津市 人を結び、時を結び、自然と結ばれる 結いの湖都 人口343,704人

開かれた絵巻物をイメージした扇型のプレートに図柄として近江八景「瀬田の夕照」が描かれています。また、市名左に「湖都」の文字が入ります。2015年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

大津市は滋賀県の南西部にある市です。滋賀県の県庁所在地並びに最大の都市であり、琵琶湖西南端に接する南北に細長い市です。飛鳥時代に天智天皇により近江大津宮が開かれたために都となり、爾来交通の要衝として発達してきたものです。古くから和歌や俳句に詠まれる風光明媚な地で、大きな自然災害や戦時中の被災が少なかったため、多くの社寺、史跡、名勝が残っています。これらのほか、琵琶湖の遊覧船や県下最大の温泉地となる雄琴温泉(近年では「おごと温泉」の表記が多い)などの観光名所を有しています。産業は商業が中心で、県庁所在地としては製造業の比率がやや低いです。昭和15年から平成期にかけて人口が増加していましたが、現在の人口推移は横ばいとなっています。

比叡山延暦寺は大津市坂本本町にある寺院で、天台宗の総本山です。788年に最澄によって開基されたもので、高野山金剛峯寺と並んで平安仏教の中心的な寺院でした。現在でも僧侶によって厳しい修行が行われており、我が国の仏教の代表的な聖地となっています。150ほどの堂塔からなる広大な境内を有し、根本中堂(国宝、信長の焼き討ちの後に徳川家光によって復興されたもの)、廻廊(重要文化財)、鐘楼、国宝殿(仏画、工芸品などを所蔵展示)などがあります。

びわ湖バレイは大津市木戸にあるスキー場です。山頂付近から琵琶湖を見晴らすゲレンデとして開設されたもので、オフシーズンには高原公園として営業しています。山頂近くまでロープウェイで上るとカフェや展望台があります。

雄琴温泉は大津市苗鹿・雄琴にある温泉です。最澄によって開かれたとされており、1300年ほどの歴史があります。滋賀県下最大の温泉地であり、旅館9軒、スーパー銭湯などがあります。もともとこのあたりは田んぼでしたが、昭和中期に歓楽温泉として大規模な風俗街を形成しました。徐々にソープランドのイメージが定着して家族客が敬遠するようになったため、現在は温泉街と風俗街が明確に別れるようになっています。


甲賀市(こうかし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

滋賀県甲賀市 人 自然 輝きつづける あい甲賀 人口88,494人

滋賀県甲賀市、三重県伊賀市が共同で採用した忍者ナンバープレートです。左右に忍者、巻物、手裏剣が描かれています。2012年からミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

甲賀市は滋賀県の南東部にある市です。2004年に旧甲賀郡の信楽町・甲南町・水口町・甲賀町・土山町が合併して甲賀市になりました。後世に甲賀忍者として知られる甲賀武士の里があった地域で、近世には東海道の宿場町 水口宿・土山宿がありました。現在の甲賀市は、2008年の新名神高速道路開通に伴い製造業の工業団地の誘致が進んだこともあって製造業の比率が高くなっています。また、日本六古窯の一つ信楽焼の産地でもあり、粘土・長石・砂利採取など鉱業が盛んです。農業ではコシヒカリ・みずかがみなど水稲が多く栽培されていますが、小佐治集落で産する滋賀羽二重糯(しがはぶたえもち)というもち米が有名で、最高級のもち米とされています。

甲賀の里忍術村は甲賀市甲賀町隠岐にあるテーマパークです。忍者や戦国時代をテーマとしており、アスレチックやからくり屋敷、陶芸体験などができる工房を有しています。からくり屋敷は「万川集海」(現存する忍術書で、3大忍術伝書の一つ)を著した藤林家を移築したものです。また、園内に名も知られず亡くなった忍びを供養する志能便神社(しのびじんじゃ)があります。

甲賀流忍術屋敷は甲賀市甲南町竜法師の住宅地にある忍者屋敷です。元禄年間(1688年~1704年)に甲賀53家の筆頭格望月家の住まいとして造られたもので、どんでん返し(回転戸)や落とし穴、隠し部屋など様々な仕掛けが残っています。なお、休憩コーナーでは「健保茶」という忍者に代々伝わるお茶が飲めます。

滋賀県立陶芸の森は甲賀市信楽町勅旨にある都市公園です。市街地を見下ろす丘陵地に40haの敷地を有し、産業展示館・陶芸専門の美術館・屋外展示場・各種店舗などがあります。陶芸好きはもちろん、景色が良いのでピクニックや散歩にも良い公園です。

MIHO MUSEUMは甲賀市信楽町田代の山中にある博物館(美術館)です。神慈秀明会(大元>世界救世教>神慈秀明会)という新宗教の団体が運営するもので、「桃源郷」をイメージしています。ガラスを多用した地上構造が特徴の美術館ですが美術館のほとんどが地中にあり、私立美術館としては国内屈指のコレクションを誇ります。


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三重県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【三重県編】

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尾鷲市(おわせし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

三重県尾鷲市 海の碧(みどり) 山の緑(みどり) あふれる情熱 東紀州 人口17,950人

市の魚ブリと市の花ツバキ(ヤブツバキ)、海の3大テーマをモチーフに明るく元気のある尾鷲を表しています。

ブリは「アブラ」が「ブラ」>「ブリ」と呼ばれるようになったといわれます。出世魚で、地域・サイズによって呼び方が変わりますが、80cmを超えると全地域でブリと呼ばれるようになります(養殖物を「ハマチ」天然物を「ブリ」と区別することもある)。一般にブリといえば寒ブリが有名ですが、三重県~和歌山県では3~4月がシーズンで、この時期のブリを「桜ブリ」と呼びます。

尾鷲市街には世界遺産に登録されている熊野古道伊勢路が通っています。尾鷲市の馬越峠の石畳は、江戸時代から続く最も美しい石畳と言われています。尾鷲観光物産協会(観光案内所、近くに尾鷲高校コロッケで有名な馬屋峠さんがある)。おわせマルシェ(市街から少し離れた場所にある。ドッグラン・キッズスペースあり)。

九鬼町は毛利水軍を第二木津川口の戦いで破った九鬼水軍発祥の地です。九鬼氏ゆかりの九鬼神社や錦花堂の「九鬼水軍虎の巻(とらまき)」が有名です(地元スーパーや尾鷲のおととでも売っている)。また、大配(おはい)の柱状節理の崖と透明度の高い海のコントラストが、「オハイブルー」といわれ人気が出ています。

尾鷲の特産(というか尾鷲でしか栽培されていない)刺し身唐辛子「虎の尾」を栽培しているおわせむかい農園。虎の尾醤油や虎の尾おかず辣油もあります。


木曽岬町(きそさきちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

三重県桑名郡木曽岬町 木曽川の東にある街 人口6,730人

鍋田川堤桜並木とマスコットキャラクターの「トマッピー」のデザインです。

鍋田川堤桜並木は愛知県との県境を流れる一級河川の鍋田川沿いに約4km、1,500本の桜が植えられていて、春には桜まつりが開かれ多くの人が観光に訪れます。

トマッピーは町が未来に向かってより一層飛躍していくことを願って町の特産品トマトに羽根を付けたキャラクターになっています。

干拓地として発達した木曽岬町は1959年の伊勢湾台風による高潮のため、町全体が水没する被害を受けました。塩害により一時期田畑が不作になったものの、現在ではトマトの指定産地となっており、その産出量は三重県全体の出荷量の6割を占めます。くらもとファームでは平均糖度10%の「ひめトマ」のトマト狩りを行っています(糖度はイチゴ並み)。

魔法少女トマトちゃんは木曽岬の地域コミュニティ団体「ボラ倶楽部」のキャラクターで、ご当地魔法少女として一時期有名になりましたが、現在では名古屋市東区のキャラクターになっており、キャラクターとしても全く別のものになっています(二代目の動画)。


伊賀市(いがし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

三重県伊賀市 ひとが輝く 地域が輝く ~住み良さが実感できる自立と共生のまち~ 人口90,580人

滋賀県甲賀市、三重県伊賀市が共同で採用した忍者ナンバープレートです。左右に忍者、巻物、手裏剣が描かれています。上下の忍者が甲賀市の「こ」、左右の巻物が伊賀市の「い」を表しています。

伊賀市は2017年2月22日(忍者の日)に、「伊賀流忍者発祥の地」として忍者市宣言を行っています。上野エリア(旧上野市)では忍法道場、忍者変身処や忍者のトリックアートが設置され、「忍者のまち」としての特化が進んでいます(伊賀上野は日本有数の和菓子のまちでもある)。

伊賀上野城(白鳳城)は上野1585年に筒井定次によって築かれた平山城で、後に築城の名手と呼ばれる藤堂高虎の大改修を受け、大阪城を意識した高い石垣で知られています。復興された天守は博物館になっています(藤堂高虎の兜がある)。上野公園内には伊賀くみひも 組み匠の里伊賀流忍者博物館、俳聖殿などがあります。

赤目町長坂にある忍者の森は大人も子供も気軽に忍者修行ができる体験型アトラクションです(紹介動画90秒)。この辺りは修験道の開祖 役小角や忍者が修行したといわれる赤目四十八滝で有名です。かなりの山奥になりますが、カフェができるなど観光地として整備されつつあります。(忍者の森は2019年に手裏剣のVRや弓術が加わった)。

伊賀市は良質な温泉を有し、日帰り入浴施設が多数あります(だいたいナトリウム-塩化物泉)。伊賀市の温泉情報


亀山市(かめやまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

三重県亀山市 緑の健都 人口50,230人

一般公募で選ばれた、市制施行10周年記念のナンバープレートです。亀と「カメのぶんちゃん」、市の花ハナショウブのデザインになっています。

カメのぶんちゃんは「かめやま文化年」という3年に一度行われる文化の祭典のイメージキャラクターです。みそ焼きうどんのキャラクターとして「かめみちゃん」という頭にご当地グルメのみそ焼きうどんを載せたカメのキャラクターもいます。

亀山市は歴史的な交通の要衝で、古くは東海道五十三次の関宿・坂下宿が築かれ宿場町として発展しました。その後、戦後の高度経済成長期に乗じて企業誘致による工業化を進め、三重県下有数の内陸工業都市になっています。

温暖な気候と豊かな土質の亀山市は、古くからお茶の栽培が盛んで、起源は千年以上前と言われています。亀山のお茶は「亀山茶・伊勢茶」と言われ、上品で濃厚な味わいと良質の香りが特徴です。亀山市には県下最大の88.8haを有する茶園 中の山パイロットがあります。

関町にある関宿(せきじゅく)は国の重要伝統的建造物群保存地区になっており、江戸時代の宿場町の雰囲気をそのまま残しています。みどころとして関まちなみ資料館、関の山車資料館、関宿旅籠玉屋歴史資料館があり、街道を少し離れると無料の足湯に浸かることができます。


鳥羽市(とばし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

三重県鳥羽市 国際観光文化都市 笑顔と感動に出会う鳥羽 人口19,230人

平成23年にオープンした「鳥羽マリンターミナル」をイメージしたナンバープレートです。

鳥羽マリンターミナルは、鳥羽港(佐田浜)と離島を結ぶターミナルで、真珠のネックレスをイメージしたモダンな外観をしています。鳥羽市では人口の約2割の人が離島に居住していて、住民の足となる市営定期船や観光客向けの遊覧船の起点として活躍しています(イルカ島巡りが人気)。

鳥羽城は九鬼嘉隆によって築城された平山城・海城です。大手門(大手水門)が海に突き出す珍しい形でしたが、今は本丸周辺に石垣を僅かに残すのみで、城山公園・鳥羽市役所・旧鳥羽小学校などが建っています。鳥羽城の麓にある鳥羽水族館は私営の水族館で、飼育・展示種数1,200種、通路全長1.5kmと全国屈指の規模を誇ります。

鳥羽市には市が運営する鳥羽市水産研究所があります。同研究所に勤める岩尾豊紀氏は「海藻博士」の異名で知られ、海苔・ワカメ・ヒジキ・アラメ等海藻のほかアワビや牡蠣等貝類の種苗に関する研究・活動を行っています。過去にミキモト真珠島の周辺にアラメの植林を行っています。

浦村にある鳥羽市立海の博物館は「海民(かいみん)」と呼ばれる漁師・海女・船乗り・海辺にする人々の歴史や資料を展示する博物館です。「なんでも集める」という方針で6万を超える収蔵品がありますが、特に海女の歴史に関するもの、80隻を超える木造船の展示は迫力があります。また、牡蠣の国浦村祭りの会場でもあります。


松阪市(まつさかし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

三重県松阪市 明るいわ!楽しいわ!松阪やわ! 人口163,900人

特産品のお茶と松阪牛をモチーフにしたマスコットキャラクター「ちゃちゃも」が描かれています。

松阪市の松阪牛(まつさかうし/まつさかぎゅう)は、日本はもとより世界的にも有名な和牛ブランドです。「肉の芸術品」とも呼ばれ、霜降りの美しさ、柔らかさ、低い融点が生み出す舌触りの良さで知られています。松阪牛のなかにも等級があり「特産松阪牛」は但馬系の黒毛和種の雌牛を900日以上肥育(黒毛和種平均は600日程度)、松阪牛全体の数パーセントに留まります。

松阪市は土地柄駅の近くに焼肉屋が多く、動画サイトでよく紹介されています(一升びん本店、和田金あたりが多い)。回転焼肉 一升びん宮前店では回転寿司の要領で肉が流れてきます。なお、松阪市はすき焼き推しのようです。

三重県は全国3位の茶の産地で、かぶせ茶生産では日本一です。松阪市は南勢地域の代表的な産地で、2010年から公募によって決まった「松阪茶」という愛称を使用しています。

松阪の伝統工芸品 松阪もめんは天然藍の染め糸を使う織物で江戸時代に大流行し、松阪豪商人の基礎をつくりました。松坂もめん手織りセンターでは織姫体験という手織り体験をやっています(男性もできる。一時間1,300円 一日6,000円)。


四日市市(よっかいちし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

三重県四日市市 未来にはばたく1・2・3・四日市! 人口311,000人

市の鳥ユリカモメが描かれています。四日市市が高く羽ばたいてほしいという思いが込められています。

四日市市は、県庁所在地の津市をしのぐ人口が居住する北勢地域の中心都市であり、中京工業地域の代表的な工業都市です。また、日本初の石油化学コンビナートである四日市コンビナートは日本夜景遺産に選ばれ、夜景クルーズが行われるなど観光資源となっており、愛好家から「聖地」と呼ばれるほどの人気を誇ります。また、四日市ぜんそくを克服した環境問題推進都市でもあります。

四日市では農業(主に茶)や萬古焼(ばんこやき)など古くからの地場産業も盛んです。とくに萬古焼は耐熱性に優れており、その特性を活かした土鍋の生産は国内シェア7、8割を占めます。最近ではIH(電磁調理)対応の土鍋も生産しています。

8月に開催される大四日市まつり、10月に開催される四日市祭には、1805年に製造されたという日本一大きなからくり人形「大入道山車」が現れます(大入道の動画)。

四日市の銭湯は個性派揃いで浴槽も多めです。住吉湯(熱い、電気風呂が強い、スチームサウナに殺気を感じる)。玉の湯(130~150度の灼熱サウナ、喫煙者にとっては楽園、入れ墨の人が多い)。


志摩市(しまし)

志摩市ホームページより

三重県志摩市 新しい里海のまち・志摩 人口53,060人

下部に横山展望台から望む英虞湾、特産品の伊勢海老と真珠、国の重要無形文化財に指定されている海女漁をイメージしたデザインです。

志摩市南部にある英虞湾(あごわん)は日本有数のリアス式海岸美を誇り、古くからの観光名所としてホテル・キャンプ場などリゾート地が集まっています。横山展望台は英虞湾を一望できる展望台です。デッキやスロープができていて、展望台としては珍しいバリアフリーの施設で、カフェも併設されています。麓にある横山ビジターセンターでは自然教室や標本の展示などを行っていて、桜の名所でもあります。

志摩市は水産業が盛んで、アオサ、的矢かき、アコヤ貝の貝柱などが有名です。とくに伊勢海老の漁獲量は全国シェア1位を誇り、市の魚にもなっています。浜島地域福祉センターさくら苑に全長7mのモニュメントがあり(元は大阪道頓堀にあった)、毎年6月には伊勢海老をはじめとする海の幸への感謝と豊漁を願って伊勢えび祭が開催されます。

志摩は海女が多いことで知られ、「鳥羽・志摩の海女漁の技術」として国の無形重要文化財に指定されています。現在、海女小屋(海女が火を焚いて体を温める小屋)は観光客向けのレストランになりつつあり、当地の海女さん自慢の料理を食べることができると好評です。

2014年に登場した志摩市の海女萌えキャラ「碧志摩メグ(あおしまメグ)」は、2015年に「過度に性的」などの批判を浴び炎上、その後しばらく活動を自粛していましたが、翌16年には伊勢志摩及び三重県全域の非公認キャラクターとして活動を再開しています。(アニメPV、45秒)。


伊勢市(いせし)

伊勢市ホームページより

三重県伊勢市 美(うま)し風起(た)つ回帰新生都市 人口127,800人

「想いを運ぶおかげ参り犬」というデザインです。伊勢湾と桜を背景に「おかげ犬」が描かれています。

伊勢神宮に参拝することを「おかげ参り」と呼びます。江戸時代には奉公人が主人の承諾を受けずに行うことから「抜け参り」とも呼ばれました。なかには犬と共に参拝に訪れたり、犬のみが代参するということもあり「おかげ犬」と呼ばれます。伊勢神宮外宮参道におかげ犬の像があり、お土産にもなっています。

伊勢神宮は元来「神宮」という正式名称ですが、他の◯◯神宮と区別するために伊勢神宮と呼び習わします。「お伊勢さん」「大神宮さん」とも呼ばれ、内宮には天照大神、外宮には衣食住の守り神 豊受大御神を祀っています。伊勢神宮前の鳥居から五十鈴川沿いはおかげ横丁という門前街になっていて、茶屋や土産屋が並んでいます(ユニークな招き猫が沢山ある)。

ともいきの国伊勢忍者キングダムは安土・桃山時代~戦国時代をテーマにしたテーマパークです(元の伊勢戦国時代村から5回ほど名前が変わっている)。現在は元来のショー的要素の上に、謎解き要素のあるリアルRPGや忍者・和装のレンタル衣装、忍者修行、温泉(バナナ葉風呂がある)等が加わり、一日楽しめる施設になっています。


原付のご当地ナンバー都道府県別目次はコチラ

愛知県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【愛知県編】

全47都道府県を網羅 掲載市町村区630以上


四輪自動車の地方版図柄入りナンバープレートはコチラ「地方版図柄入りナンバープレート 一覧 (四輪自動車)」または 地方版図柄入りナンバープレート 中部 (四輪自動車)

愛知県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

当サイトの画像は、日本経済研究研さんの承諾を貰って使用しています。コピー転載は禁止されています。

原付のご当地ナンバー都道府県別目次はコチラ

原付のご当地ナンバー市町村区別目次はコチラ


美浜町(みはまちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県知多郡美浜町 ひと・まち・自然 健康に輝く 人口22,700人

美浜町のランドマーク野間埼灯台(通称野間燈台)が描かれています。2015年の町制60周年を記念し、50cc以下のミニバイクを対象に300枚が交付されました。

美浜町は愛知県は知多半島の知多郡に属する町です。面積は46.2k㎡で東西は伊勢湾と三河湾の2つの湾に面し、中央部が知多丘陵となっています。玉ねぎ(愛知県の生産量シェア4割ほど)、みかんでは「みはまっこ」「あまみっこ」等の産地ブランド銘柄を有しますが、近年は第三次産業が伸びていて観光地化しつつあります。上野間の鵜ノ池周辺は日本有数のカワウの繁殖地となっていて「鵜の山ウ繁殖地」として国の天然記念物に指定されています。

野間埼灯台(のまざきとうだい、野間灯台とも)は美浜町小野浦にある県内最古の灯台です。1921年に設置された中型の灯台で高さ18mあり、現役の灯台であり2008年にLED灯器に交換されています(光は弱くなったが省エネ化し災害に強くなった)。昔は「野間灯台を囲う鉄柵に恋人同士で南京錠をかけると、恋愛が成就する」というジンクスがありましたが、南京錠の重みで柵が倒壊したそうです。

まちの駅 食と健康の館は2005年に小野浦海水浴場にオープンした施設です。農産物の直売コーナーとレストラン・カフェを有する道の駅的な施設で、体験工房では製塩の体験を行なっています。県内唯一の流下式枝条架(竹の小枝で作られた枝条架に塩水を撒き、水分を蒸発させて塩を取り出す装置)がシンボルとなっています。

南知多ビーチランドは伊勢湾奥田海岸沿いにある総合海浜公園(遊園地+水族館+海水浴・潮干狩り)です。同施設の水族館「海洋館」は1000t級大水槽を主軸に150種7,000匹の魚を展示しています。こちらの海獣のショーはレベルが高い、客席との距離が近いと定評があり、アシカ・イルカ(7頭と多い)・ペンギンのショーを行っています。同名のテーマパークを運営する株式会社おもちゃ王国と提携していて、隣接地にはおもちゃ王国南知多が開設されています。

山本音吉(やまもとおときち、後にジョー・マシュー・オトソン)は、美浜町の歴史的人物で1832年に「宝順丸」が嵐で遭難したおりにアメリカ太平洋岸に漂着、日本人で初めてロンドンの土を踏み、シンガポールで世界初の聖書の日本語訳を刊行に協力しました。初めてイギリスに帰化した日本人であり、後に通訳としてほぼ世界を一周しました。遺骨は町内の良参寺の宝順丸乗組員の墓に眠っています。

南知多道路沿いにあるえびせんべいの里は試食・工場見学などができるお菓子工場です。場内にえびせんべいの歴史が展示されています。えびせんべいだけでなく、梅小花・わさび小花やイカ七味など多種の菓子・珍味を取り扱っています。


岡崎市(おかざきし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県岡崎市 人・水・緑が輝く 活気に満ちた 美しい都市 人口381,100人

㊤岡崎市非公式キャラクター「オカザえもん」と花火㊦夕暮れの岡崎城と市の花サクラの2種類です。どちらも市制100周年を記念して交付されました。

岡崎城(龍城)は徳川家康(幼名竹千代)生誕の地です。同城は岡崎公園内にあり、周辺に三河武士のやかた家康館、菅生神社、龍城神社などがあります。また、2023年の大河ドラマ「どうする家康」放送に向けて岡崎市徳川家康公顕彰推進評議会のオリジナルロゴマーク&キャッチコピーが完成しています。

我が国で観賞用の花火がみられるようになったのは江戸時代からですが、江戸時代初期には火薬の製造は幕府によって規制されており、唯一徳川家康ゆかりの三河地区にのみ火薬工場がありました。現在も岡崎市を中心とした三河・遠州地区には多くの狼煙製造者や問屋が集中していて、伝統産業となっています。当地では8月の岡崎城下家康公夏まつりのメインイベントで花火大会が行われます。

岡崎市の特産品八丁味噌は約2年長期熟成された豆味噌で、大豆の旨味を凝縮した濃厚な味わいが特徴です。75歳まで生き、当時としては長寿であった家康公が好んで食したと言われています。

カクキュー八丁味噌の郷には資料館が併設されていて、八丁味噌の製造工程が紹介されています。味噌蔵の工場見学ができてお味噌汁の試飲もあります。


春日井市(かすがいし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県春日井市 書のまち春日井 人口306,500人

四輪自動車の春日井ナンバーと同一のデザインで、マスコットの「道風くん」と春日井サボテンのPRキャラクター「春代・日丸・井之介」が描かれています。

春日井市には平安時代の能書家 小野道風(みちかぜ/とうふう)の出身地であるとする伝承があります。道風は和様書道の基礎を築いた人として知られ、「野跡」と呼ばれるその筆跡は雄渾豊麗、温雅などと評されます。春日井市は「書のまち」をキャッチフレーズにしていて、道風記念館が建てられています。

春日井市はサボテンの生産が盛んで、実生サボテンでは全国のシェアの8割を占めます。元来果樹栽培の副業として営まれていましたが、1959年の伊勢湾台風の影響が少なかったことから、栽培主体をサボテンに切り替えたといいます。市では食用のウチワサボテンを栽培、給食にするなどサボテン料理・菓子等をアピールしています。サボテンを使った食品を売っている春日井サボテンラボ&ショップ

春日井市には王子グループに属する製紙会社 王子製紙の工場があります。同工場ではコート紙、上質紙~クラフト紙、紙おむつからティッシュまで様々な紙製品が製造されています。春日井市には同社が運営する王子バラ園があり、一般に開放されています。


知多市(ちたし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県知多市 ちょうどいいまち 知多 人口83,890人

知多市商工会の公認キャラクター「梅子」とキャッチフレーズ「ちょうどいいまち 知多」のロゴ、市の花ウメのデザインです。

知多市の特産品、佐布里梅(そうりうめ)は明治時代初期に鰐部亀蔵という人によって作られ、同市の佐布里地区を中心として栽培されています。佐布里緑と花のふれあい公園(梅っ花そうり)には約25種6,000本の梅が植えられていて、2~3月中旬の開花時期にあわせて佐布里池梅まつりが催されます。

新舞子マリンパークは緑浜町にある人工島の公園です。名古屋市から最も近い海水浴場として知られ、海水浴・バーベキュー・海釣りなどに用いられます。

大智院は「めがね弘法」という愛称で知られる真言宗智山派のお寺です。八百比丘尼が植えたとされる樹齢千年余の大楠や、めがねをかけた弘法大師像(身代大師)があります。

岡田地区(旧岡田村)は知多市の特産の一つ知多木綿の生産が盛んでした。今では岡田町並保存会がガイドを行っていて、木綿蔵ちた(現在は工房になっている)では木綿織体験ができます。


阿久比町(あぐいちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県知多郡阿久比町 調和の中で豊かに実るまち阿久比 人口28,290人

阿久比町マスコットキャラクター「アグピー」が描かれています。町制60周年記念として50cc以下600枚の交付になりました。

アグピーは町制50周年「ほたるサミットあぐい」のキャラクターとして生まれました。阿久比町は1983年から「自然と人間の共生 ホタルを守ろう」を合言葉にホタルの保護活動を続けています。現在、白沢大池周辺の白沢ほたるの里では10万を超えるホタルを見ることができます。

当地で秋分の日に行われる虫供養は、農作業で犠牲になった田畑の虫を供養する行事です。平安時代から約800年続いていることから愛知県の無形民俗文化財に指定されています。

ちたブルーベリーは2021年に白沢にオープンしたブルーベリー農園です。当面は女性専用ソロキャンプ、青空カフェ、各種イベント用の貸し切りスペースとして利用できるようです。オーナーのこだわりを感じるお洒落な農園です。

阿久比町の特産品は梅とれんげ米「阿久比米れんげちゃん」です。れんげ米とは、苗を植える前にれんげを育てて土に鋤き込むことで有機肥料にする、昔ながらの育て方で作られたお米をいいます。また、丸一酒造株式会社では「ほしいずみ」という日本酒が造られています。


あま市

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県あま市 人・歴史・自然が綾なす セーフティー共創都市 人口87,650人

あま市のナンバープレートには、戦国大名 前田利家の正室「お松の方(芳春院)」と甚目寺観音の三重塔、梅の花が描かれています。

お松の方の生誕地はあま市の七宝町沖之島瑞円寺のあたりで、お寺の脇にお松の方生誕の碑が残っています。お松の方は11歳で前田利家に嫁ぎ、2男9女の母になりました。学問と武芸に優れた女性だったと言われています。あま市には他にも蜂須賀小六正勝公顕彰碑や福島正則生誕の地があります。

あま市の市名はもともとの海部郡(あまぐん)の地名を残し、一方で難読都市名を避けるためにひらがなの「あま」の表記となっています。

甚目寺(じもくじ=甚目寺観音)は 597年 創建されたとされる真言宗智山派の寺院です。法隆寺や四天王寺に次ぐ歴史がある同寺院は、徳川家康が名古屋城を築城した際に四方を護る尾張四観音の一つとしました。

上萱津には日本で唯一の漬物の神様が祀られている萱津神社(かやづじんじゃ)があります。言い伝えによると、ウリ・ナス・タデ・藻塩といった供物が腐るのを惜しんだ土地の人々が、供物を瓶に入れて奉納するとほどよく漬物(塩漬け)になったといわれています。境内には漬物を治める香の物殿があり、香の物祭には多くの漬物業者・製塩業者が参詣します。

七宝町は七宝焼発祥の地です。七宝焼とは金・銀・銅など金属の上にガラス質の釉薬を焼き付けた伝統工芸品のことで、当地のものは「尾張七宝」ともいいます。あま市には七宝焼アートヴィレッジがあり、歴史の展示や七宝焼の実演・体験教室を行っています。


犬山市(いぬやまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県犬山市 人が輝き 地域と活きる“わ”のまち 人口73,420人

犬山市のナンバープレートには、木曽川と犬山城(国宝天守)、犬山市のキャラクター「わん丸君」が描かれています。

犬山城(白帝城)は織田信長の叔父・広近が築いた平山城です。別称の白帝城は李白の詩「早發白帝城(早に白帝城を発す)にちなんで荻生徂徠が名付けたものです。現存十二天守の一つ(櫓と門は復興)で、2004年まで個人が所有していました(現在は財団法人が所有)。周辺は公園になっていませんが、猿田彦神社・三光稲荷神社・針鋼神社があり、緑の多い場所となっています。

犬山城下町は犬山市文化史料館、IMASENからくりミュージアム、犬山藩の学問所であった敬道館跡などがあり、飲食店が多く並んでいます(犬山忍術道場で手裏剣も打てる)。

日本モンキーパークは犬山官林にある名古屋鉄道の子会社、名鉄インプレスが運営する(以下明治村、リトルパークも同様)遊園地です。名前の通り日本モンキーセンターが併設されていますが共通入園はできず、別途に入園料を払う形になっています。同モンキーセンターは猿専門の動物園で73種600頭の猿が飼育されています。

博物館明治村は明治時代をテーマにした野外博物館です。帝国ホテル中央玄関や宇治山田郵便局やなどの歴史的建造物を収蔵していて、ドラマの収録やアニメのモチーフによく使用されます。世界コスプレサミットのサブ会場としても有名で、週末はコスプレイヤーが多く見られます。

リトルワールドは犬山市と岐阜県可児市に跨る野外民俗学博物館です。日本のテーマパークで第二位の面積の敷地に世界各国の建築物、多様な衣装、工芸品などが展示されています。


尾張旭市(おわりあさひし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県尾張旭市 ともにつくる元気あふれる公園都市 人口81,950人

尾張旭市のイメージキャラクター「あさぴー」が大きく描かれています。50cc以下の白ナンバーのみの交付です。

「ともにつくる元気あふれる公園都市」のキャッチフレーズの通り、尾張旭市には110箇所以上の公園・児童公園があり、市として整備に力を注いでいます。2022年3月には城山公園にバラ園が開設されました(遊具広場も「スカイパーク」に名称変更した)。

尾張旭市には市の面積の約6分の1を占める広大な公園愛知県森林公園があります。体育館・植物園、児童遊園地や芝生広場、バーベキュー場、ゴルフ、乗馬、テニスなどの施設があります。とりわけ植物園は「森林浴の森100選」に選ばれていて、展示館があるなど充実しています。

尾張旭市は、日本紅茶協会によって人口1人当たりの「紅茶のおいしい店」が日本一多い市として認定されており、「紅茶のまち」として紅茶フェスティバル等が行われています。尾張旭市には「シュラバスター」と「ティーバトラー」というご当地ヒーローがいて、紅茶のティーバッグ(キャラティー)にもなっています。また、尾張旭市観光協会はカフェの紹介、おいしい紅茶の淹れ方など紅茶に関する動画を多数発信しています。

日本一紅茶がおいしい街なのに茶畑が無い、そんな尾張旭市観光協会では尾張旭ブランドの茶葉をつくるためにOWARIASAHIBARIというプロジェクトを行っています(紹介動画)。


刈谷市(かりやし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県刈谷市 人が輝く 安心快適な産業文化都市 人口149,800人

マスコットキャラクターの「かつなりくん」が描かれています。50cc以下の白ナンバーのみの交付になりました。

かつなりくんは刈谷藩初代藩主の水野勝成がモチーフです。水野勝成は「倫魁不羈(りんかいふき)=凄すぎて誰にも縛りつけることはできない」と称された人で、諸国を巡り戦場に出ては抜け駆けで大暴れ、藩主としては名君と謳われちゃっかり88年を生き抜いた戦国武将です(刈谷の生まれという説もある)。

新名神高速道路(E1A)沿いにある刈谷ハイウェイオアシスは、高速道路・一般道路の両方からアクセスできるレジャーエリアで、東京ディズニーランド、USJに次いで国内3位の年間入場者数を誇ります(観覧車・メリーゴランドほか商業施設多数、温泉やえびせんべいの里もある)。

刈谷市郷土資料館は亀城小学校旧本館を改装したものです。昭和レトロな玩具・道具などの展示のほか、教室や茶の間の復元展示、機織りの実演も行っています。

刈谷市では7月に200年以上続く万燈祭(まんどまつり)が行われます。武者絵や歌舞伎絵などが描かれ、内部に照明を施した万燈は重さ60kgにも及びますが、これを一人で担ぎ上げ笛や太鼓の音に合わせて舞を披露します。

刈谷駅周辺では毎年秋にマンガ・アニメの総合市刈谷アニメコレクションが開かれコスプレイヤーが集まります(コロナ禍のため2019年は中止、2020年はオンライン開催となった)。


蒲郡市(がまごおりし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県蒲郡市 海とみどりに包まれた安心して暮らせるまち 人口80,060人

蒲郡のシンボル・観光名所の竹島と蒲郡みかん、市の花ツツジが描かれています。

竹島は三河国定公園の中核を成す無人島で、本土とは約400mの橋(竹島橋、縁結びの橋とも呼ばれる)で結ばれています。400mしか離れていないにも関わらず、対岸の植生とは大きく異ることから国の特別天然記念物に認定されています。島には日本七弁天の一つ、八百富神社(やおとみじんじゃ)があります。

蒲郡は露地栽培と温室のみかんを栽培しており、一年を通してみかんを出荷しています。「蒲郡みかん」として地域ブランド化されていて、糖度が高く程よい酸味を兼ね備えることから全国的にも評価が高い商品です。

ラグーナテンボスは海陽町にある複合リゾート施設です。テーマパーク「ラグナシア」、商業施設「ラグーナフェスティバルマーケット」、ホテル、温浴施設「ラグーナの湯」などが入っています。世界コスプレサミット期間中は「ラグコス」としてオールナイトイベントが開かれます。

竹島水族館(愛称タケスイ)は市が管理する水族館です。日本で1,2を争う施設の古さから「施設を見て不安になった」とアンケートに書き込まれるなど廃館が懸念されていましたが、各水槽に手書きの説明パネルを採用し、タッチプールを設営するなどアットホーム路線に転向し人気を博しています。

蒲郡は「蒲郡温泉」「三谷温泉」「形原温泉」「西浦温泉」の4つの温泉郷を有する一大温泉地です。三谷温泉は僧行基によって発見されたとされる古湯、蒲郡温泉は市街からのアクセスの良さ、西浦温泉は海辺の風景とカフェ、片原温泉は5万株の紫陽花(夜にはライトアップされる)とそれぞれの良さがあります。


幸田町(こうたちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県額田郡幸田町 人と自然を大切にする緑住文化都市 人口42,200人

茂る葉っぱの縁取りに特産品の筆柿と幸田町環境オリジナルキャラクター「えこたん」が描かれています。50cc以下の白ナンバーのみの交付です。

環境オリジナルキャラクター「えこたん」は、パンフレット、環境グッズ、イベント、環境教育のほか、市内を循環する無料コミュニティバス「えこたんバス」でも活躍しています。

また特産品の筆柿は、珍宝柿、ちんぽ柿とも呼ばれ、全国の生産量の87%程度が幸田町で作られています(残りは長野県)。市場に出回る時期が富有柿などより一ヶ月程度早く、濃厚な甘さが特徴です。皮が薄いので剥かずに食べることもできます。

幸田町は産業の集約と住宅地の開発によって、全国的に人口が伸び悩んでいる20015ー2020年の間も7.4%の人口成長を遂げています(愛知県全体は0.8%)。一方農家数は2010年で1,041戸と1970年の2,017戸から半減、農業就業人口も4分の1以下になっています。

幸田町では2016年からアイサンテクノロジーと名古屋大学が共同で自動運転車(遠隔型自動運転システム)の為の3Dマップ作りを始め、同年6月22日に乗車体験会が開催されました。2017年には全国で初の公道での実験が行われています。

須美にある国道23号・国道23号岡崎バイパス(下り)の道の駅 筆柿の里・幸田(フランクフルトと海鮮丼が人気、閉まるのが早い)。


江南市(こうなんし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県江南市 だれもが主役、みんなで築く、みんなの郷土 人口97,900人

マスコットキャラクター「藤花(ふじか)ちゃん」、市の花フジと川の流れが描かれています。50cc以下の白ナンバーのみの交付になりました。

藤花ちゃんは漫画家・イラストレーター・小説家のくらはしかん(倉橋寛)氏がデザインしました。氏は中日スポーツでおなじみの「おれたちゃドラゴンズ」の作者で、江南市に在住しています。

前飛保町寺町の日輪山曼荼羅寺(日輪山曼荼羅寺)の境内にある曼陀羅寺公園では、4月下旬から5月上旬にかけて12種60本の藤が花をつけ江南藤まつりが開催されます。他にもツツジ・ボタン・シャクナゲ(いずれも春の花)が植えられていて見ごたえがあります。

フラワーパーク江南は木曽川流域に広くひろがる国営木曽三川公園の一角を成す公園です。温室・屋上庭園を兼ねたクリスタルフラワー内では様々なワークショップが開かれ、売店ではハーブティーが飲めます。市内の和洋菓子店が出店する江南スイーツフェスティバルやマルシェなどのイベントも行われます(駐車場 入園無料)。

木賀町大門にある布袋の大仏は高さ18mコンクリート製の住居一体型薬師如来像です。近くの踏切からみると大仏がサングラスをかけているように見える(というかターミネーター)ということから、珍スポットとして有名です。


知立市(ちりゅうし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

市制50周年記念 知立市ホームページより

愛知県知立市 輝くまち みんなの知立 人口71,990人

㊤市の花かきつばたと川の流れをイメージしたイラスト、市制40周年時のもの㊦市制50周年記念、あんまきとマスコットキャラクター「ちりゅっぴ」、50cc以下400枚、50~90cc15枚、90~125cc80枚、ミニカー5枚の交付となっています。

三河八橋は伊勢物語の昔から知られるかきつばたの名勝地で、在原業平がかきつばたの歌を詠んだことで知られています(かきつ姫公園の落田中の一松も同様のかきつばた伝承がある)。無量寿寺の境内にある八橋かきつばた園には、復元された八ツ橋があり在原業平の像が建っています。

知立名物大あんまきの藤田屋さん。オーソドックスな小豆や抹茶のほかにもチーズや天ぷらバージョンもあります(ほうじ茶味は期間限定)。

池鯉鮒(ちりゅう)と読みます。もともと知立市の名の由来になった知立神社の古い呼び名が池鯉鮒神社です。神社の池に鯉や鮒が多かったことから池鯉鮒の名がついたそうです。

↑生地に醤油が入っている素朴な味わいのたこ焼き、予約の電話をして注文を伝えてから取りに行くといいでしょう。駐車場はありません。

毎年5月2~3日に行われる知立まつりは江戸時代からの歴史があり、国の重要無形民俗文化財に指定されています。西暦の偶数年には本祭りが行われ、山車の上で上演される知立山車文楽と知立の山車からくりが披露されます。からくり人形は専門家が作ったものではなく、首以外は雑木や布切れなどから町の人々が作ったものだそうです。

かきつばた(杜若)はアヤメ(菖蒲)に酷似しますが、①水生②花弁の白い部分が剣型(アヤメは網型)③葉がアヤメより幅広く柔らかい、の3点で見分けることができます。


豊川市(とよかわし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県豊川市 光と緑に映え、ゆたかで、住みよい、夢のあるまち 人口182,400人

プレート右側に市の花サクラと豊川市の観光マスコットキャラクター「いなりん」、下部に山と川のデザインです。市制70周年記念として700枚が交付されました。

豊川市には日本三大稲荷の一つ豊川稲荷(妙源寺)があり、豊川いなり寿司が名物・ご当地グルメです。いなりんは「いなり寿司食べりん(いなり寿司食べて下さい)」の4文字を取って名付けられました。豊川市は名古屋市と共に「稲荷ずし発祥の地」とされています。

豊川市は豊川稲荷の門前町から発展し、曹洞宗の専門僧堂があります。豊川稲荷の参道には飲食店が多く立ち並び、境内ではほいとも祭や豊川手しごと市(豊川きつね祭)が開かれることがあります。

旧東海道赤坂宿~御油宿間には600mにわたって約300本の御油の松並木があり、全国的にも有名です。音羽川沿いに御油の松並木公園となっています(「東海道中膝栗毛」で弥次さん喜多さんがキツネに化かされた場所)。御油の松並木資料館は松並木から1kmほど南に行ったところにあります。

豊川のお祭りは沢山ありますが、手筒花火の手筒祭り、地元の青年が花魁や武士に扮装して練り歩く雨乞い祭り、囃子方「ヤンヨウガミ」が歌に合わせて所構わず寝っ転がるうなごうじ祭(うじむし祭)、きつねと天狗が子どもたちを食紅で真っ赤に染めるどんき祭りが有名です。


南知多町(みなみちたちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県知多郡南知多町 太陽と海と緑豊かなまちづくり 人と自然! みんなの汗で光るまち 人口17,390人

下部背景に海、右側に町のキャラクター「ミーナ」が大きく描かれています。50cc以下の白ナンバーのみの交付になりました。

南知多町は知多半島の最南端で漁業・観光業が盛んな町です。主産業の漁業は7つの漁港を有し、沿岸漁業を中心に県下一の漁獲量を誇ります。魚介はとらふぐ、鯛が有名でしょうか、各漁港ごとに水揚げ対象が異なるので漁港周辺を巡ってみるのもよいでしょう。

千鳥ヶ浜にある内海千鳥ヶ浜海水浴場は愛知県下最大の海水浴場です。周辺にはホテルや海の家が並び、夏は観光客で賑わいます。砂浜は川をはさんで内海海岸海水浴場とつながっています。

247沿い豊岡かに川にあるポン菓子専門店ぽんかふぇは家田製菓株式会社の工場直売店です。常時30種以上のポン菓子を取り揃えていて、カフェでは知多みかんジュースを飲むことができます。

観光農園花ひろばは四季折々の花が植栽されていて、花摘みやイチゴ・ブルーベリーの収穫体験を行っています。犬同伴の入園・コスプレ撮影もOKです。野菜の産地直売もやっています(春先の菜の花が人気、カフェはあるが規模が小さい)。

知多半島の最南端羽豆岬には羽豆神社、羽豆岬展望台、SKE48「羽豆岬」記念歌碑などがあります。師崎港から10分ほど高速船に乗ると、2つの離島 篠島日間賀島に渡ることができます。どちらも海水浴や釣りのメッカとして知られ観光地になっています。


弥富市(やとみし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県弥富市 LOVE10弥富~みんなの笑顔でつくる街 人口44,590人

左側に市の木サクラ、左側に市のキャラクター「きんちゃん」と市の花「キンギョソウ」を配したデザインです。

弥富市は金魚の日本有数の産地で、当地で産出される金魚は「弥富金魚」として特産品になっています。同市は日本にいる金魚の全品種約26種類がすべてそろう金魚生産・流通の拠点となっており、毎年10月には金魚日本一大会が開催されます。

弥富市の三ツ又池公園はシバザクラとネモフィラが植栽されていて、毎年4月中旬から5月上旬にかけて公園一面が赤、ピンク、白のシバザクラ、スカイブルーのネモフィラがきれいな絨毯みたいになります。

海南こどもの国は県立の児童公園です(児童公園とはいっても面積10万㎡)。一回50円で乗れる足踏み式のゴーカート、足踏み式ボートがあります(遊具や児童用プールなどは無料)。前述の三ツ又池公園から大体600mくらいのところにあります。

弥富市はもともと金魚と文鳥のまちでした。昭和50年代には文鳥生産者は200戸以上で全国シェアの8割を担ったといいます。現在は1戸だけとなっていて、地元では歴史民俗資料館に文鳥職員のぶんちゃんを迎え、文鳥をモチーフとしたパンや大福を開発するなど「弥富の文鳥」を盛り上げようとしています。

国道1号線が155号と交差する辺りににある文鳥電話ボックス。中の電話はちゃんと使えます。

鯏浦(うぐいうら)町と読みます。近鉄弥富駅とJR弥富駅が並んでいます。


稲沢市(いなざわし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県稲沢市 自然の恵みと心の豊かさ 人が輝く 文化創造都市 人口136,900人

マスコットキャラクター「いなッピー」が描かれたナンバープレートです。50cc以下1000枚、50cc~90cc200枚、90~125cc300枚の交付になりました。

いなッピーの頭は植木とアシタバの緑、体がイチョウ・銀杏の黄色で、国府宮裸祭りのはちまきとフンドシをしています。稲沢市は植木・苗木の日本四大生産地として全国的に知られています。また、銀杏は日本一の生産量を誇り「祖父江銀杏(そぶえぎんなん)」として地域ブランド化されています。

稲沢フルーツ園稲沢バナナ園、どちらも温室でフルーツを育てている果樹園で、バナナの解説・収穫体験などを行っています。

尾張大国霊神社(国府宮)で行われる「国府宮はだか祭(こうのみやはだかまつり)」は、日本三大奇祭に数えられることがあります。数千人ものはちまき・ふんどし、白足袋姿の「裸男」がもみ合う祭りです。天下の厄災を搗き込んだ土餅を神職の手により埋める事で、世に生じた罪穢悪鬼を土中に還し厄払いをします。

祖父江砂丘は木曽川沿いにできた河畔砂丘で、湿潤で植生豊かな日本の内陸部では珍しいものです。毎年10月~11月頃に砂の芸術展「稲沢サンドフェスタ」が開かれます。


岩倉市(いわくらし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県岩倉市 健康で明るい緑の文化都市 人口47,930人

岩倉市PR大使「い~わくん」が描かれたナンバープレートです。

い~わくんは鯉のぼりの糊落とし作業「のんぼり洗い」と市の中心部を北から南へとゆったり流れる五条川の桜をモチーフにしたキャラクターです。

五条川両岸には15kmに及ぶ約1,800本の桜並木があり、さくら名所100選に選ばれています。散り際には川面が桜の花びらで覆われます。3月下旬~4月上旬には岩倉桜まつりが開催されます(のんぼり洗いの実演もある)。

五条川では、「鯉のぼり」の糊落とし作業「のんぼり洗い」が大寒の頃から始まります。400年続く伝統的な手法「のんぼり洗い」は、岩倉市の初春の風物詩となっています。岩倉市内には鯉のぼりを造る業者が2軒あり、糊はもち米から作られているため川の魚がエサにするそうです。

日本三大地鶏の一つ、名古屋コーチンは岩倉市の古くからの特産品の一つです。当地では「ひきずり」と呼ばれる名古屋コーチンのすき焼きが郷土料理になっています。岩倉市名古屋コーチン振興会では毎年鶏供養を行っています。

2022年5月大地新町に、東海地方を中心に展開するトルコサンドイッチチェーン「メガケバブ」岩倉店が開店しています。


大府市(おおぶし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県大府市 みんな輝き 幸せ感じる 健康都市 人口92,180人

公式マスコットキャラクター「おぶちゃん」が描かれたナンバープレートです。

大府市は知多半島の付け根にあたり、健康・医療・福祉・介護関連の機関が集中するウェルネスバレーを擁する自動車産業が盛んなまちで、愛知用水を利用した近郊農業も行っています。2022年の「住み続けたい自治体ランキング」(リクルート社のアンケートによる)では愛知県下5位になっています。

大府市はWHO(世界保健機関)の提唱する健康都市連合に加盟し、「市民主体の生涯スポーツ推進」、「歩きたくなるまちづくり」が評価されています。大府市はスポーツが盛んで、多目的グラウンド・テニスコート・プール・体育館など施設も充実しており、大府市ゆかりのオリンピックメダリストが数多くいます。

あいち健康の森公園は大府市と東浦町に跨る県営の都市公園です。100haの敷地に体育館・球技場・ベビーゴルフ場、子どもの森・大芝生広場があり親子で楽しめる空間になっています。ほたるの里には森岡ホタル保存会によってホタルの幼虫が放流されています(子どもの森と薬草園が人気)。周辺にはJAあぐりタウンげんきの郷(ファーマーズマーケット)があります。

長草天神社では毎年どぶろく祭りが行われています。500年以上の伝統があるお祭りで、参拝者にどぶろくがふるまわれ、投げ餅が行われます。この祭りには酒好きの「猩々(しょうじょう)」という怪物が現れ子供を竹の棒で叩きます(無病息災・頭が良くなる利益があるとされる)。また、大府市は全国どぶろく研究大会を開催していて、どぶろくコンテスト(全国のどぶろくの品評会)を行っています。


蟹江町(かにえちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県 海部郡蟹江町 かわ ひと まち 表情豊かないきいき小都市(こまち) 人口37,080人

背景に水郷をイメージした水色のライン、上部に「水郷のまち」とマスコットキャラクター「かに丸くん」ロゴ、右側に町の花ハナショウブが描かれています。

蟹江町は5本の川が流れていて、河川が総面積の5分の1を占める水郷のまちです。町を大きく蛇行する佐屋川沿いの佐屋川創郷公園では、毎年6月頃に色とりどりのハナショウブが見ごろを迎えます(花弁の付け根が黄色いのがハナショウブ、カキツバタと違い水生ではない)。

かに丸くんは、以前はロゴマークを3次元化した色々と無理矢理感があるキャラクター(旧バージョン)でしたが、現在は爪が稼働したり巨大だった目が違和感の無いサイズになっていたりします。「カニエ」の地名は1215年の「水野家文書」の中に出ていて、その頃は周囲が海で蟹がたくさんいたようです。

蟹江町には愛知県で唯一「名湯百選」に選ばれている尾張かにえ温泉があります。もともと川のヨシ原の一角に冬になると魚が集まる場所があり、掘削した結果発見された温泉です。尾張温泉東海センターや無料で楽しめる足湯かにえの郷、尾張温泉かにえ病院などがあります。

川の多い当地は川魚の鯉・フナ・ドジョウ・なまずなど、あるいは汽水域を好むボラを食す文化があり郷土料理になっています。鮒味噌やもろこ寿司などが有名です。


北名古屋市(きたなごやし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県北名古屋市 健康快適都市 誰もが安全・安心に暮らせるまち 人口86,070人

右側に名古屋芸術大学生がデザインした「キツツ」のイラストが描かれています。市制10周年記念として限定200枚が交付されました。

北名古屋市は2006年に西春日井郡師勝町と西春町が合併して誕生した市で、名古屋市の北に位置します。名鉄犬山線で名鉄名古屋駅まで10分と愛知県下3番目の人口密度を誇るベッドタウンになっています。

北名古屋市には昭和の日常をテーマにした昭和日常博物館(北名古屋市歴史民俗資料館、北名古屋市東図書館3F)があります。昭和の時代のごく一般的な家庭の様子や、昔懐かしいゲーム・おもちゃなどが展示されており、子供の頃の記憶が蘇ってきます(入場無料)。

二子瀬古にある極上わらび餅たなか屋さん。黒蜜きなこやココア、生チョコのわらび餅があります。


清須市(きよすし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県清須市 水と歴史に織りなされた安心・快適な環境都市 人口69,690人

市章と織田信長が10年間居城とした清州城(きよすじょう)が描かれたナンバープレートです。

清洲城(きよすじょう)は、織田信長が桶狭間の戦いのおりこの城から出陣したとされています。また、本能寺の変の後にこの地で「清州会議」が行われたとされ、歴史的に重要な役割を果たしました。現在の清洲城は移転・復興されたもので、天守も模擬天守(内部は博物館)となっています。

清州城から北西へ大手門を渡ったところに清州城跡公園(元の清州城があったところ)になっていて、本丸土塁や復元された石垣があります。園内には甲冑などを展示している清洲ふるさとのやかたがあり、地下が清洲甲冑工房になっています。

あいち朝日遺跡ミュージアムは、2020年にオープンした弥生時代の遺跡 朝日遺跡を紹介する博物館です。出土品の展示やパネルによる説明のほか、ジオラマやアニメーションを駆使して当時の衣食住を紹介しています(ジオラマが精緻)。また、企画展示や体験型の教室なども充実しています。

清須市カレーチェーン「CoCo壱番屋」発祥の地で、西枇杷島店は同チェーンの1号店です。ファンからは聖地と呼ばれたりしています。また、同店舗には壱番屋記念館(予約制の博物館)が併設されています。


田原市(たはらし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県田原市 Wind&Wave 新しい風を起こし 時代の波を乗り切る 人口60,210人

左側に市章、右側に市制10周年記念ロゴ、下部背景に菜の花の丘が描かれています。市制10周年を記念して50cc以下300枚、50~90cc50枚、90~125cc50枚、小型特殊200枚、合計600枚の交付になりました。

渥美半島の大部分を占める田原市は、例年市町村別農業産出額で上位に入る(R1年度は1位を宮崎県都城市に譲った)農業が盛んな土地柄で、「農業王国」などといわれることがあります。黒潮による温暖な気候を利用した近郊農業はキャベツ、メロン・スイカなどが有名でしょうか、畜産物は豚を中心に乳牛・肉牛で県内シェア25~40%ほどを占めます。また、東海漬物のきゅーりのキューちゃんの専門工場があります。

図柄になっている菜の花は田原市の花で、17ha約1000万本が植えられています。1月から3月にかけては、渥美半島菜の花まつり(メイン会場伊良湖ガーデン)が開催され、渥美半島全体で開花をみることができます。

渥美半島の秋の菊温室の電照は日本夜景遺産に選ばれていて、ナイトツアーが行われています。

2022年4月から伊良湖温泉温泉スタンドが運用開始となっています。100円で34リットルです。場所は伊良湖町宮下3000伊良湖旅客ターミナルから東200mくらいのところです。

田原市の道の駅は3つあります。1.国道259号沿いの道の駅 田原めっくんはうす(2018年にリニューアルした、メロンが人気、品揃えが良く見やすい)。国道42号沿いの道の駅 あかばねロコステーション(海沿い、BBQテラスとサーフィンスクールあり、しらすが人気)、フェリークルーズのターミナルになっている伊良湖クリスタルポルト(ラーメン屋やヤシの実博物館が入っている。2023年にリニューアルオープンの予定)。


豊橋市(とよはしし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県豊橋市 輝き支えあう水と緑のまち・豊橋 人口374,800人

マスコットキャラクターの「トヨッキー」が手筒花火を揚げているナンバープレートです。

トヨッキーは=豊(とよ)+鬼(き)で、赤鬼をロボット風にアレンジしたものです。当地の安久美神戸神明社(あくみかんべしんめいしゃ)では豊橋鬼祭が行われます。このお祭りは少なくとも1,000年の伝統があるとされ、赤鬼・青鬼が浄罪として厄除けのタンキリ飴と白い粉を撒き、町を巡りながら厄除けをして回ります(鬼に頭をなでてもらう)。

手筒花火は孟宗竹に火薬を詰めた吹き上げ式の花火で、豊橋市の吉田神社が発祥の地と言われています。当地では吉田神社の豊橋祇園祭以外でも市内各所の祭りや「炎の祭典」などで手筒花火が実施されます。

豊橋カレーうどんは地域おこしの一環で2009年頃から提供をはじめたものです。とろろご飯の上にカレーうどんが乗っていることで、余りがちなカレーのだしを余さずカレーライス・カレー雑炊として食べられるというものです。また、「おいしさイナズマ級!」のブラックサンダー発祥の地で、生産も主に豊橋市で行われています。

豊橋鉄道大清水駅の自販機には「あつい」「つめたい」のほか「ぬる~い」が販売されていて、珍スポットとして有名です。駅側が電車の待ち時間に飲みきれるよう配慮した結果だということです。

国道23号の道の駅 とよはし。農産物直売所が2店舗ほかコッペとサンドオリーブの風・ヤマサちくわ・ジェラートサンタ等が店舗として入っています。


長久手市(ながくてし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県長久手市 人が輝き 緑があふれる 交流都市 人口61,500人

積み木をイメージしたデザインで、配色・デザイン等地域コミュニティーバス「N-バス」と統一感のあるものとなっています。ミニバイク50cc以下~125cc以下を対象に交付されています。

長久手市は全国で一番平均年齢が若い自治体です。また、2015年度の国勢調査で人口増加率でも日本一となっています。「長久手市」の「長」は旧長淵村からとったもので、「久手」とは「湫」(湿地を表す語)を万葉がなに変えたもので、鴨田川に沿った低地帯を指すと考えられています。

長久手市と瀬戸市は2005年の国際博覧会「愛・地球博」の開催地で、開催に合わせて日本初の磁気浮上鉄道「リニモ」が開通しました。リニモは最高速100km/h程度の狭義のリニアモーターカーで、静粛性・乗り心地が大変優れています。

市内には日本の世界の自動車とクルマ文化をテーマにしたトヨタ博物館があります。同博物館の140台の車はほとんどが動態保存となっていて、イベントの際には敷地内を自走します。名都(めいと)美術館では日本画の展示のほか、ワークショップやミニコンサートが行われています。

愛・地球博公園(モリコロパーク)は愛・地球博長久手会場の跡に開設された公園で、約190haの敷地を有する広域公園です。敷地内にジブリパークが開園予定(2022年11月1日に開園、2023年秋には全面開園)となっています。

当地は1584年の小牧・長久手の戦いの一戦場です。徳川家康が陣取ったといわれる色金山歴史公園、長久手古戦場、血の池公園、首塚に記念碑や解説などがあり、歴史散策をするにはいい場所です。


半田市(はんだし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

愛知県半田市 情熱、蔵出し。半田市。 人口116,900人

新美南吉童話イメージキャラクター「ごん吉くん」が描かれています。童話「ごん狐」の作者新美南吉氏の生誕100周年記念事業として交付、50cc以下の白ナンバーで限定3,000枚の交付になりました。

半田市は「ごん狐」や「手袋を買いに」の作者 新美南吉(にいみなんきち)氏の出身地です。半田市には新美南吉記念館があり、新美南吉文学の世界に触れることが出来ます。記念館周辺には「ごん狐」の描写にちなんで彼岸花が植えられています。

半田市は江戸時代中期頃から醸造業が発達し、醸造の町として発展してきました。当地には明治時代にパリ万博で金牌を受賞した幻のビール「カブトビール」を復刻生産・提供する半田赤レンガ建物、日本唯一の酢の博物館ミツカンミュージアム、酒蔵を改装した國盛酒の博物館などがあります。

半田市の春の祭りで曳き廻される山車は豪華な造りが特徴で、精緻を極めた彫刻、華麗な刺繍幕、一部の山車にはからくり人形も備えられています。これらの豪華な山車10地区31輌が5年に一度集結するのが「はんだ山車まつり」です。勇壮な曳き廻しの後、一堂に会す様子はまさに圧巻で50万人もの観客が訪れます。


豊田市(とよたし)

豊田市ホームページより

愛知県豊田市 未来のフツーをつくろう 人口422,500人

豊田スタジアムとグランパスエイトの「グランパスくんファミリー」が描かれています。排気量の色分けは図柄のスタジアム部分で判別できます(上記は白ナンバー)。

豊田スタジアムはプロサッカークラブ「グランパスエイト」の本拠地で、2002年にFIFAワールドカップの試合会場にすることを念頭に建造されたスタジアムです。陸上競技場ではない球技用のスタジアムとしては国内二番目の規模です(席数約45,000 延べ面積97,004㎡)。多目的広場に市やサーカスなどが立つこともあります。

豊田市はトヨタ自動車が本社を置く企業城下町で、市名の由来は同企業の社名です。日本で私的団体の名前を有する自治体は、奈良県天理市と豊田市の2つだけです。工業都市として有名な豊田ですが、農業も盛んで抹茶の原料になるてん茶や桃、梨、シンビジウム(蘭の一種)の栽培が行われています。

豊田市は観光資源が豊富にあります。①豊田市街には豊田市美術館とトヨタ会館(技術博物館)があります。②足助町の町並みは重要伝統建造物保存地区に指定されていて美しく、紅葉やカタクリの花で知られる香嵐渓(こうらんけい)があります。③徳川300年の礎石となった松平郷では松平東照宮、高月院、松平城址などが見どころです。


みよし市

みよし市ホームページより

愛知県みよし市 笑顔がいいじゃん!みよし市 人口62,780人

名古屋グランパスの「グランパスくん」と三好稲荷閣の大提灯のコラボナンバーです。

三好大提灯まつりは三好稲荷閣で毎年行われるお祭りで、高さ10m重さ1tを越す提灯3張りが奉納されます。これらの提灯は「世界最大の吊り下げランタン」としてギネス世界記録に認定されています。棒の手(農民武術の型の披露で愛知県で広く行われる)やスターマインもあり、露店120店舗ほどが出る盛大なお祭りです。

みよし市は愛知県のほぼ中央に位置し、「三好面」といわれる洪積台地の上にあります。トヨタ自動車の工場(下山・三好・明知)があることから、西三河自動車工業地域の一角を成します。

市のほぼ中央にある三好池は農林水産省のため池100選に選ばれる巨大なため池で、農業用水として使われています。カヌー競技場があり、国内外の様々な大会が行われています。

みよし市の特産品は柿(富有柿、次郎柿など)梨、ぶどうであり、「みよし柿カレー」が話題になっているようです。


安城市(あんじょうし)

安城市ホームページより

愛知県安城市 幸せつながる健幸都市 人口184,100人

安城七夕祭りをイメージした竹飾りと吹き流し、安城市のマスコットキャラクター「サルビー」が描かれています。白色プレート500枚、桃色プレート150枚が交付されました。

安城七夕まつりの1,000本を超える竹飾りストリートは長さ日本一となっていて、期間中は100万人が訪れる七夕まつりです。サルビーは市の花サルビアをモチーフにしたキャラクターです。安城市には「環境戦隊サルビアン」というご当地ヒーローもいます。

安城市は、1920~30年代にかけて農業に先進技術を取り入れたことから「日本のデンマーク」と呼ばれた農業都市で、いちじく、梨「愛甘水」(新品種として「甘ひびき」)、チンゲンサイ(生産量県下トップ)が有名です。また、自動車工業を中心とする機械工業が発達した工業都市でもあります(TOYOTAの下請け、孫請け会社が多い)。

安城産業文化公園デンパークは、高さ19mの大風車や3,600㎡の温室を持つ農業公園です。料理や工芸などのカルチャースクールと道の駅(第二駐車場)の機能を兼ねています。冬季は園内のイルミネーションと花火によるショーが行われます(ソーセージが人気)。

倉庫を改装したギャラリー&カフェの13倉庫(プリンが人気)。


新城市(しんしろし)

新城市ホームページより

愛知県新城市 市民(ひと)がつなぐ 山の湊(みなと) 創造都市 人口44,580人

2019年に500枚限定で交付されました。桜の名所として知られる桜淵県立自然公園のデザインです。

桜淵県立自然公園はJR東新町から南1kmくらいのところにある公園で、桜の名所であり「三河の嵐山」という異名で知られています。園内の芝生公園には木造茅葺の釜屋建民家(移転してきたもの)があります。図柄に描かれている橋は桜淵にかかる歩行者専用橋の笠岩橋です。

長篠城(末広城)は、1508年に菅沼元成によって豊川と宇連川の合流地点に築かれた平城です。遺構としては土塁・空堀・曲輪(野牛曲輪)がよく残っています。桜の名所・紅葉の名所でもあり、5月5日には長篠合戦のぼり祭り(甲冑行列と火縄銃実演)が行われます。

https://youtu.be/uRO5np9sCUo

長篠の戦い決戦場跡(長篠・設楽原古戦場)は長篠城から西に2km強、三河東郷駅から北に1kmほどのところにあります。当時を思わせる馬止柵や絵巻物風の案内の看板があります。こちらは6月に設楽原決戦場まつりが行われます。

長篠堰堤(余水吐)は日本三大美堰提の一つ、テレビや動画などで「三河のナイアガラ」などと紹介されて観光名所化しています。長篠発電所は1912年に完成した日本初の立軸型発電所で、現在も稼働しています(濡れた岩は滑るので運動靴推奨)。

道の駅もっくる新城。(足湯あり、ジビエと長い五平餅で有名、温泉卵かけご飯のモーニングが好評)


豊山町(とよやまちょう)

豊山町ホームページより

愛知県西春日井郡豊山町 小さくてキラリと輝くまちづくり 人口15,630人

町制50周年記念のナンバープレートで、50cc以下の白色ナンバーのみ交付となりました。街の花サザンカと県営名古屋空港を連想させる航空機が描かれています。

豊山町は愛知県下最小の自治体です。面積の1/3を名古屋空港が占め、残り2/3が住宅地とエアポートウォーク名古屋(商業施設・シネコン)など商業地になっています。

名古屋空港は1952年-2005年の間日本国内の主要空港の一つでした。中部国際空港の開港によって、現在では同空港を拠点とする航空会社は1社のみとなっています。2015年に愛知県が「航空のフィールドミュージアム」化する構想を発表し、あいち航空ミュージアムMRJミュージアムができています(MRJ=三菱リージョナルジェット、三菱スペースジェットともいう)。

豊山町は元プロ野球・メジャーリーガーのイチロー(鈴木一朗)選手の故郷です。豊場四ツ塚にはアイ・ファインという記念館が建っています。施設の運営は鈴木宣之(チチロー)氏が代表を務める運営会社BTRが行っています。

他の1.5~2倍ほどのサイズのいちご大福や、見た目アイスバーなのに溶けないお菓子「くずバー」を売っている秀清堂


原付のご当地ナンバー都道府県別目次はコチラ

静岡県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【静岡県編】

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静岡県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

当サイトの画像は、日本経済研究所さんの承諾を貰って使用しています。コピー・転載は禁止されています。

原付のご当地ナンバー都道府県別目次はコチラ

原付のご当地ナンバー市町村区別目次はコチラ


牧之原市(まきのはらし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

静岡県牧之原市 ふれあいビタミンあいのまち 人口45,810人

茶畑、サーファーと波越しの富士山、静岡空港の飛行機と牧之原市を象徴するものを詰め込んだデザインです。市制10周年を記念して交付されました。

牧之原市は茶園の面積が静岡市に次いで全国2位、荒茶(出荷段階ひとつ手前まで加工されたお茶)の生産量は全国1位です。同市は深蒸し茶発祥の地で、深蒸し茶は通常の煎茶に比べてコクや旨みが深いのが特徴です。グリンピア牧之原では茶つみ体験・工場見学のほかお茶うけや茶器の販売も行っています。

牧之原市には自由の女神像がある静波海水浴場やサーフポイントとして有名な鹿島ビーチ・片浜海水浴場・須々木海岸など様々なマリンアクティビティースポットがあります。

静岡空港(静岡富士山空港)は牧之原市と島田市にまたがる地方管理空港です。地方空港が過剰となり、政府が離島以外は空港新設をしない方針を打ち出しているため「最後の地方空港」と呼ばれることがあります。

さがらサンビーチで毎年4月に行われるさがら草競馬大会では県内外から40頭ほどの馬が集まり、約700mの砂浜で競争します。マルシェ・フリマ・露店が出店し、人間草競馬やポニーの乗馬体験なども行われます。

相良城跡の本丸には牧之原市史料館があります。同史料館は遠江相良藩の初代藩主 田沼意次(たぬまおきつぐ)を中心とした資料展示が行われています(賄賂政治で有名な人で、「白河の清きに魚も住みかねてもとの濁りの田沼恋しき」の落首で知られる)。


西伊豆町(にしいずちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

静岡県賀茂郡西伊豆町 ”ふるさと”と言いたくなる夕陽のまち 人口7,798人

駿河湾に沈む夕日を背景に大田子海岸の男島、女島、めがねっちょ(ゴジラ岩、またはイズら)が描かれています。西伊豆町誕生10周年記念として2016年に交付されています。

西伊豆町は伊豆半島の西岸にある町です。鉄道駅は無く、町域を流れる宇久須川・仁科川の流域に沿って市街が形成されています。温泉や海水浴場、富士箱根伊豆国立公園及び名勝伊豆西南海岸といった自然景観を有し、主に観光地として知られます。また、わさびの生産やところてん作り、鰹節が地場産業として根付いています。堂ヶ島、大田子海岸、黄金岬公園など夕陽の景観が有名で、2005年に「日本一夕陽宣言」をしています。

大田子海岸(おおたごかいがん)は田子湾にある50mほどの小さな海水浴場です。「メガネっちょ」または「イズら」と呼ばれる奇岩の眺めで知られていて、ここから望む夕陽は日本夕陽百選に選定されていて夕陽展望所があります。夕陽の見頃は春分・秋分の5日前くらいとされています。

西伊豆町の海岸は国の名勝西伊豆南海岸、伊豆半島ジオパークとなっています。黄金崎、堂ヶ島では奇岩・海蝕洞・柱状節理などがみられ、洞窟めぐりの観光船が出ています。

西伊豆町は堂ヶ島温泉・浮島温泉・宇久須温泉の3つの温泉を有し、市内にはしおさいの湯、沢田公園露天風呂、西伊豆町中公衆浴場せせらぎの湯、西伊豆町大浜公衆浴場なぎさの湯などの日帰り入浴施設が充実しています。

宇久須地区には昔、伊豆珪石鉱山(珪石はガラスの原材料)がありました。現在は「ガラス文化の里」として観光客誘致を展開していて、現代ガラス専門の美術館 黄金崎クリスタルパーク(カフェ・体験工房を併設した美術館・工芸館)などがあります。

イカサマ丼とは短冊切りのイカ刺し身、漁師秘伝のたれに漬けたイカ刺し身の二種を酢飯にのせた丼です。酢飯には刻んだ沢庵・大葉やごまが入っていて、卵の黄身が乗っかっています。そこへ醤油をちょいちょいと落として食べるものです。また、潮かつおというカツオの塩蔵品(正月飾りを付けてカツオを吊るしたもの、1300年ほどの昔から伝わり縁起が良いとされる)が作られます。


静岡市(しずおかし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

静岡県静岡市 活発に交流し価値を創り合う自立都市 人口705,000人

上部に「サッカーのまち」のロゴ、右側にサッカーグラウンドに立つ清水エスパルスのマスコットキャラクター「パルちゃん」のデザインです。

清水区(旧清水市)はJリーグプロサッカークラブ 清水エスパルスのホームタウンで、同サッカークラブのホームグラウンド「IAIスタジアム日本平」を有しています。

静岡市は世界遺産「富士山ー信仰の対象と芸術の源泉」の一部 三保の松原、徳川家康が終の棲家とした駿府城、家康が建造した静岡浅間神社(しずおかせんげんじんじゃ)、家康の亡骸を埋葬した久能山東照宮、登呂遺跡などの観光資源が豊富で、年間約2,500万人の観光客が訪れます。

静岡市は、緑茶・わさびの栽培、桜えび・マグロの水揚げ、プラモデルの生産などが全国トップクラスです。当地では5月にツインメッセ静岡で「静岡ホビーショー」というプラモデルの見本市が開かれます。

大道芸ワールドカップは、毎年11月初旬に駿府城公園及び葵区市街地(清水区にサテライト会場)で行われます。多数の協賛を集め、4日間の延べ来場者が150万を超えるビッグイベントです。音響や設営、ロジスティクス等の業務を除いて全ての運営が市民ボランティアの手によって行われています(2020~2021年はコロナ禍の為中止)。

駿河の工房 匠宿は国内最大級の伝統工芸体験施設です。和染・竹細工・漆・陶芸などの体験ができます。企画展示を行うほか、ギャラリーやカフェも併設しています(2021年5月にリニューアルオープンした)。


掛川市(かけがわし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

静岡県掛川市 あなたの夢、描いた続きは掛川で。 人口114,900人

下段に茶畑、左側にイメージキャラクターの「茶のみやきんじろう」が描かれています。

茶のみやきんじろうは掛川の歴史と繋がりの深い二宮尊徳(二宮金次郎)をモチーフにしています。当地には二宮尊徳の報徳思想を広めることを旨とする大日本報徳社があります(明治8年設立、見学できる、二宮金次郎グッズを販売している)。

掛川市は全国有数のお茶の産地です(静岡県全体の20~25%程度)。掛川茶の主流は深蒸し茶で、まろやかなコクがありあざやかな水色(すいしょく)と豊潤な香りになります。静岡県では世界農業遺産に認定された茶草場農法(茶園周辺で刈り取ったススキやササなどを有機肥料とする農法)で、高品質なお茶を作り出しています。

掛川市はかつて掛川城(雲霧城、松尾城とも)の城下町・東海道掛川宿として発展してきました。掛川城公園には掛川城二の丸茶室掛川城二の丸美術館、遺構の二の丸御殿(入場可)公園周辺には掛川ステンドグラス美術館が建っています。掛川城には忍者や戦国武将姿で観光案内をするボランティア、「掛川城戦国おもてなし隊」がいます。

掛川花鳥園は「花と鳥とのふれあい」をテーマにしたテーマパークです。従来型の動物園と違い、熱帯性植物が植栽された温室内でオオハシ、インコ、孔雀などの鳥類とふれあうことができます。フクロウ・ヘビクイワシのショーも行っています。

アニメ「氷菓」で使われた加茂荘花鳥園は花菖蒲や紫陽花などが植栽されていて、カモが池を泳いでいます(上記施設と間違われることが多いみたい)。


袋井市(ふくろいし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

静岡県袋井市 人も自然も美しく 活力あふれる 日本一健康文化都市 人口88,400人

市の木金木犀(左)市の花コスモス、市の鳥フクロウ(右)のアイコンと袋井市のキャラクター「フッピー」が描かれています。上部の緑のカーブは特産品のメロンと茶をイメージしたものです。

フッピーはミミズク(羽角があるもの)をモチーフにしたキャラクターです。耳のように見えますが耳朶ではありません。市では市の鳥であるフクロウの目撃情報を募集しています。

クラウンメロンは静岡県袋井市、森町を中心として作られるアールスメロン(品種)の地域ブランド名です。温室栽培で一本の苗から一果のみを実らせることで大きく甘いクラウンメロンが採れます。主に贈答品として喜ばれる最高級メロンです。袋井市は年間2,200時間前後と日照期間が長い地域の一つです。

たまごふわふわ」は袋井市に江戸時代から伝わる名物・郷土料理です。玉子とだし汁をつかったメレンゲのような料理です。

可睡ゆりの園は3万坪の敷地に150品種200万本のゆりが植栽されています。開園は5月末~7月上旬です。周辺にお雛様・牡丹・風鈴で有名な可睡斎というお寺があります(曹洞宗の寺院で徳川家康ゆかり)。

袋井市の農産物直売所とれたて倶楽部。生鮮は午後には売り切れになるみたいですが、カフェやお土産屋さん、フードコートなどが入っていてテラス席はペットOKです。


磐田市(いわたし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

静岡県磐田市 光と風・水と緑 ひとが、まちが、いま輝き出す 人口167,200人

市のキャラクター「しっぺい」が描かれています。市制10周年記念として交付されました。

当地の見付天神には、霊犬悉平太郎(しっぺいたろう、長野県の光善寺だと早太郎)が、神を偽って村の娘をとって食っていた妖怪 狒々を退治したという伝説・民話が残っています。日本まんが昔話では「猿神退治」として紹介されています(ゲーム「大神」のアマテラスのモチーフでもある)。

磐田市はプロサッカークラブジュビロ磐田のホームタウンであり、ヤマハスタジアムは同サッカークラブのホームグラウンドです。また、ラグビーの普及にも力を入れています。「地域ブランド調査2021」のスポーツのまちとして思い浮かぶまちで初めて全国一位になったと公表されました。

磐田市の特産品は、海老芋、温室メロン、茶、白ネギなどです。とくに海老芋は日本一の生産量を誇ります。ヤマハ発動機や河合楽器製作所、東洋ピアノ製造が市内に工場を持っています。

福田(ふくで)と読みます。シラスの漁業とベルベット(別珍)・コール天といった繊維産業が盛んです。クリーム大福で有名な和菓子屋さんがあります。

又一庵見付本店。きんつばが有名でほかにもどら焼きや静岡メロン、笹麩餅などを多様な商品を扱っています。カフェを併設していてパフェやパンケーキなども食べられます。


浜松市(はままつし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

静岡県浜松市 やらまいかスピリッツ! 創造都市・浜松から。 人口798,000人

「バイクのふるさと浜松」をテーマにしたバイクの形のプレートです。

浜松市は本田技研工業(通称ホンダ)創業の地であり、スズキ(現浜松市中区中島一丁目で創業)・ヤマハ(浜松で日本初の本格的オルガンを製造)が本社を置く工業が盛んな都市です。2003年からオートバイ産業の振興と交通安全啓発を目的としたイベント「バイクのふるさと浜松」を毎年開催しています。スズキ歴史館浜松広報館(エアーパーク)。

また、同市は世界的な楽器生産地でもありヤマハ、カワイ、ローランド、スズキ楽器製作所が立地することから「楽器の街」などと呼ばれることがあります。アクトシティ浜松の一画を占める浜松市楽器博物館は日本で唯一の公立の楽器専門の博物館です。

浜松城は元は曳馬城といい、徳川家康が1570年に入城したおり浜松城に改称しました。その後、譜代大名に引き継がれるうちに改修を受けています(遺構は石垣・曲輪)。現在は浜松城公園として整備されていて、浜松市美術館が敷地内に入っています(ガラス作品が主)。

西区は浜名湖の東岸一帯に広がっています。はままつフラワーパークとテーマパーク浜名湖パルパル、浜名湖オルゴール博物館、浜名湖かんざんじ温泉 華咲きの湯などがあり、全国的にも有名な観光地になっています。ぬくもりの森とふくもり(有料でフクロウ、チンチラ、ハリネズミが触れる)が話題になっています。


藤枝市(ふじえだし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

静岡県藤枝市 元気供奏・飛躍ふじえだ 人口143,600人

市制60周年記念のナンバープレートで、市の花フジとサッカーボール、グラウンドが描かれています。

藤枝市のサッカーの歴史は古く、過去に多くの一流選手を輩出してきました。藤枝サッカーの特徴は、小学生から社会人・シニアまで老若男女問わず数多くのサッカーチームが存在することです。市ではサッカーをスポーツの枠を超えた市の文化・地域活性化の礎としています。現在は「元祖サッカーのまち」や「蹴球都市」で検索しないと出てきません。

藤枝市のほぼ中央にある蓮華寺池公園では約260本のフジが植栽されており、4月下旬から5月上旬にかけて藤と鯉のぼりが共演する藤まつりが開催されます。周辺に藤枝市郷土博物館・文学館があります(入館料:高校生以上200円、駐車場無料、藤まつり時は有料)。

朝比奈地区(現在の岡部町あたり)は京都の宇治、福岡の八女と並ぶ「玉露」の三大産地のひとつです。茶室 瓢月亭や四季折々の茶花が楽しめる茶花園、物産館などがあります。道の駅 玉露の里

田中城跡は現在は水堀、石垣・移築された櫓を残すのみですが、珍しい同心円状の縄張りと徳川家康が鯛の天ぷらを食した地として知られていて、お城好きには根強い人気があります。

藤枝市プロモーション映像「ふふふ ふじえだ」(長い)。


松崎町(まつざきちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

静岡県賀茂郡松崎町 花とロマンの里 豊かな自然と文化の薫るまち 人口6,563人

下部背景に石部の棚田、上部背景になまこ壁の模様、右側に花畑を歩くマスコットキャラクター「まっちー」、右上に雲見海岸から見る富士山と牛着岩が描かれています。

なまこ壁(海鼠壁)は漆喰の部分を盛り上げるように塗る工法、またその工法で塗られた壁を指し、土蔵などでよくみられる日本の伝統技法です。松崎町には鏝絵の展示を行う伊豆の長八美術館と静岡県有形文化財の「雲龍」がある長八記念館(浄感寺)があります。

石部(いしぶ)の棚田は静岡県棚田等十選の一つ、伊豆半島ジオパークに含まれている石積みの棚田です。90%ほどが耕作放棄地だった2000年から復田を開始し、現在4.2ha約370枚の田が稼働中です。棚田で作られる古代米からは「百笑一喜」という焼酎が製造されるそうです(観光地として展望台・見学用の道が整備されている)。

岩科学校は伊豆地域最古の小学校校舎(明治13年竣工)で、国の指定文化財になっています。日本の伝統的ななまこ壁とアーチ窓や半円型バルコニーが混じった擬洋風建築になっていて、2階の和室には入江長八の鏝絵「千羽鶴」が残されています(長八美術館とセット割引のチケットがある)。

松崎町の特産品の一つ、桜葉漬け(主に桜餅に利用される)は全国シェアの7割ほどを占めています。なお、桜葉漬けを練り込んだ桜葉そばも全国シェアの9割ほどを占めるそうです。

松崎町の温泉や足湯は非常に多いのでリンクを貼っておきます(無料で浸かれる温泉情報-松崎町温泉組合)。大沢温泉 依田之庄(2020年にオープン)。


焼津市(やいづし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

静岡県焼津市 人がキラリ 海がキラリ まちをキラリ 人口139,500人

焼津の海の波をイメージした不規則な凹凸のプレートに魚河岸シャツの豆絞りをイメージした水玉模様のナンバープレートです。

魚河岸・鰹縞シャツは焼津市の特産品です。元来焼津港で働く漁業関係者の仕事着で、手拭い生地で作った「手ぬぐいじゅばん」というシャツが始まりとされています。他にももんぺ型のズボン大漁旗パンツや魚パン(ぎょパン)というものもあります。

焼津はヤマトタケルがアメノムラクモで草を薙ぎ払い、賊を焼き討ちにしたことが地名の由来になっています(静岡市清水区には草薙の地名が残る)。

焼津市には焼津漁港(焼津港・小川港の総称)と大井川港があります。焼津漁港はマグロの水揚げ量日本一であり、全国の1/3のマグロが水揚げされます。また、カツオ・サバの水揚げでも有名です。大井川港はシラス・桜えびなどの沿岸漁業と貨物港の2つの面をもちます。

焼津さかなセンターは焼津ICの近くにあります。卸売店が並ぶ魚介専門の商店街といった趣でどことなくレトロな雰囲気です。焼津漁港親水広場ふぃしゅーな内には釣り場や潮溜まり、アクアスやいづ(プール)や深層水ミュージアムが入っています。

飴屋河合は面白い形の創作和菓子が多い老舗和菓子屋さんです。いちご餅やだるま最中など可愛らしい菓子が多く手土産にも良さそうです。


小山町(おやまちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

静岡県小山町 富士をのぞむ 活気あふれる 交流のまち  人口18,460人

富士山のナンバープレートです。富士山地域の4輪のご当地ナンバーと親和性のあるデザインとなっています。静岡側の富士山地域は富士宮市、富士市、御殿場市、裾野市、小山町の4市1町で構成されています。

足柄サービスエリア(EXPASA足柄)は下り側が小山町になります。コンビニエンスストア、フードコートのほか、入浴施設のあしがら湯が入っています。金太郎ラウンジのドクターフィッシュの足湯が人気です。

富士スピードウェイはFIA(世界自動車連盟)のグレード1の世界トップレベルの施設を持つサーキットです。国内トップレベルのレースから国際的なレースまで幅広く利用されています。2021年には東京オリンピックの自転車競技の会場となりました。

富士浅間神社(須走浅間神社)は世界遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の一部です。平安時代初頭、富士山東麓の噴火を治めるための鎮火祭が成就したため、返礼として創建されたとされています。

国道138号の道の駅 すばしりは富士山に一番近い道の駅です。土産屋レストランなどのほか足湯と湧き水があります。また、東富士演習場が近いので自衛隊グッズも売っています。

キノコ料理 山小屋、夏は富士5合目「東富士山荘」、冬は須走でキノコ料理をやっています。


御殿場市(ごてんばし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

静岡県御殿場市 緑きらきら、人いきいき 人口88,370人

富士山のナンバープレートです。富士山地域の4輪のご当地ナンバーと親和性のあるデザインとなっています。静岡側の富士山地域は富士宮市、富士市、御殿場市、裾野市、小山町の4市1町で構成されています。

御殿場市は富士登山の拠点として栄え、東海道線(現御殿場線)開通以後は富士登山口・避暑地として発展してきました。1912年からは陸軍が演習場を開設し、現在も市域の1/3を防衛関連の施設が占めます。御殿場市・小山町・裾野市にまたがる東富士演習場では富士総合火力演習が行われています。

御殿場高原時之栖はクラフトビールの醸造所 御殿場高原ビールを中心にレストラン・スパ・パン工房・お土産屋などが建っていて観光地化しています。時之栖美術館はアクアリウムが見どころになっています。

御殿場プレミアム・アウトレットは国内最大の商業施設です。ウエスト・イースト・ヒルゾーンに分かれています。メリーゴーラウンドやスパもあります。

印野の御胎内健康センターには気泡風呂、露天風呂、檜風呂など6種の湯船があります。近くに御胎内清宏園があり、園内に御胎内神社と印野の隧道があります。隧道内は全長68mほどの狭いトンネルになっています。

富士山からの最速下山で有名な大砂走り。砂地はクッションが効きますが、砂に隠れている岩に引っかからないよう足元に注意が必要です。


裾野市(すそのし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

静岡県裾野市 富士のすそのの健康文化都市 人口51,220人

富士山のナンバープレートです。富士山地域の4輪のご当地ナンバーと親和性のあるデザインとなっています。静岡側の富士山地域は富士宮市、富士市、御殿場市、裾野市、小山町の4市1町で構成されています。

西に愛鷹山、東に箱根山外輪、北西に富士山を望む裾野市は工業が盛んで、大企業の工場を多数有することから市民一人あたりの製造物出荷額は県下トップクラスです。また、沼津市・三島市のベッドタウンになっています。2020年にトヨタ自動車がWoven city計画を発表し、トヨタ自動車東日本株式会社 東富士工場の跡地が先端技術の実験・研究都市となる予定が発表されています。

裾野市の特産品はいちご(きらび香、紅ほっぺ等)、やまといも、蕎麦、裾野ポーク、モロヘイヤなどです。モロヘイヤはご当地グルメすその水ギョーザに用いられます。また、当地は古くから芝の生産を行っていて、富士芝と呼ばれる野芝(紅葉する)の一種を生産しています。

須山は別荘地とレジャーランドが集約していて、日本で最も早くオープンするスキー場スノーパークイエティ、遊園地ぐりんぱ富士サファリパークなどがあります。また、世界遺産「富士山ー信仰の対象と芸術の源泉」に登録されている須山浅間神社があります。

古民家でいちごのスムージーやかき氷などを売っているいちご農園 いちごの里 berry good

さし身処鮮海、刺身定食550円でご飯おかわりできます。


富士市(ふじし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

静岡県富士市 いただきへの、はじまり 人口248,400人

富士山のナンバープレートです。富士山地域の4輪のご当地ナンバーと親和性のあるデザインとなっています。静岡側の富士山地域は富士宮市、富士市、御殿場市、裾野市、小山町の4市1町で構成されています。

富士市は静岡県東部にある市です。県内3位の人口を誇り、富士(岳南)都市圏の中心市となっています。市域北側の富士山、南側の田子の浦(駿河湾西沿岸)に挟まれた平地を市街とし、市域西側には富士川(ふじかわ、笛吹川と釜無川が合流したもの)が流れています。明治期以降、富士山の豊富な地下水と優良なミツマタを利用した製紙・パルプ産業を主とした工業都市として発展し、国内屈指の「紙のまち」となりました。現在の富士市は2006年に代3次産業従業者数が第2次産業を上回り、2009年に王子製紙富士工場の製紙ラインの一部が操業停止となるなど、業態の転換が図られています。一方で1960~70年代に問題となった大気汚染による喘息・水質汚染・騒音公害は沈静化し、現在は長年の環境基準値の測定、脱硫、低炭素化、浚せつなどによって川魚が戻るなど従来の環境を取り戻しつつあります。

富士山こどもの国は富士山麓の富士市桑崎にある都市公園です。静岡県が設置する大規模な有料公園であり、面積は94.46haでキャンプ場・乗馬体験・カヌーのレンタル・クロスカントリーコース・パークゴルフ場・小動物の広場などで構成されています(定番の引き馬のほかにヤギやウサギのお散歩がある)。

かぐや姫ミュージアムは富士市伝法にはかぐや姫ミュージアムがあります。当地のかぐや姫伝説は「富士山縁起」(富士山及び富士山信仰にかかわった寺社に関する由来や伝説などを記した縁起書の総称)をもととするもので、かぐや姫は月ではなく富士山の洞穴に隠れ、おじいさんは愛鷹権現、お婆さんは犬飼明神であるとされています。

富士川(ふじかわ)楽座は静岡県道10号の富士川沿いにある大型の道の駅です。ハイウェイオアシスとEXPASA富士川(上り)に併設される形になっています。プラネタリウムやちょっとしたアトラクション、当地出身の物理学者 戸塚洋二氏のニュートリノ館等が入っています。晴れていれば富士山が見える眺めのいい道の駅で、フジスカイビューという観覧車があります。

富士川は日本三急流の一つで、かつては頻繁に水害を起こしました。雁(かりがね)公園で行われるかりがね祭りは雁堤の人柱となった僧や氾濫の犠牲者を弔う祭りで、蜂の巣と呼ばれるかごに向かって松明を投げます。


富士宮市(ふじのみやし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

静岡県富士宮市 富士山と食のまち 人口130,800人

富士山のナンバープレートです。富士山地域の4輪のご当地ナンバーと親和性のあるデザインとなっています。静岡側の富士山地域は富士宮市、富士市、御殿場市、裾野市、小山町の4市1町で構成されています。

富士宮市は静岡県東部にある市です。富士山の南山麓にあり、古くから山岳信仰の聖地として、富士山本宮浅間大社の鳥居前町・宿場町として栄えた地域です。市域に富士山頂があるため市域内の高低差が日本一(3,741m)となっています。湧水が豊富な地域でニジマスの養殖ややぶきた茶の生産、酪農で知られています。

富士宮市は富士山本宮浅間大社(浅間大社=せんげんたいしゃ)の鳥居前町として発展してきました。同神社は全国に約1,300ある浅間神社(富士山を信仰の対象とする)の総本社です。本宮境内には富士山の湧水が湧き出す湧玉池があり、国の天然記念物に指定されています(ビートたけし原作「教祖誕生」でロケ地として使われた)。

静岡県富士山世界遺産センター(山梨県にも同名のセンターがある)は富士宮市宮町の市街にある博物館です。世界遺産に登録された富士山の保護・保存・整備のための拠点施設と学術調査機能をあわせもつ施設ですが、内部はタイムラプスを用いた映像を用いて海~富士山頂までの疑似登山体験ができるようになっています(入館料300円、15歳未満・70歳以上は無料)。

富士宮市北部標高700~1,000mに広がる朝霧高原は夏の避暑地や富士山観光の名所となっています。養分の多い黒ボク土を活かした酪農が行われていて、随所にキャンプ場、富士山ワイナリー富士正酒造など醸造所があります。テレビに取り上げられて有名になったまかいの牧場もあります。

白糸の滝・音止めの滝は富士宮市上井出にある幅150m落差20mの滝です。市北部の湧水群に源を発し、市域を流れる富士川水系芝川の滝で、2つの滝に挟まれた中洲のエリアはお土産屋さんや食事処が並んでいます。滝から下流500mくらいのところに狩宿の下馬ザクラという一本桜があって、日本最古級のヤマザクラとして国の天然記念物になっています。

奇石博物館は富士宮市山宮にある博物館です。「奇石」をキーワードに様々な美しい石、奇妙な石が展示されています。ぐにゃぐにゃ曲がるこんにゃく石や光ファイバーの役割をするテレビ石などの展示・解説を受けることができます。展示の多くは触れることができ「触ってください」と書かれています。砂利に埋もれた宝石探しのアトラクションを行っていて、近くに入浴施設があります。


下田市(しもだし)

下田市ホームページより

静岡県下田市 自然と歴史を活かし、やすらぎと活力のある美しいまち 人口21,400人

下田の海を背景にサーフィンとマスコットキャラクター「ぺるりん」を組み合わせたデザインです。市制50周年記念として交付されました。

https://youtu.be/QA_FGqCGwR0

ぺるりん(ひらがな表記が正しい)は、下田市と姉妹都市関係の米ロードアイランド州ニューポート生まれとなっています。下田は「開国のまち」がキャッチフレーズで黒船祭を行っていることから、ペリーとペンギンを組み合わせたネーミングになっています。

1853年、黒船来訪として知られるペリー艦隊が日本に来たのは江戸湾入り口の浦賀ですが、1854年3月に日米和親条約が結ばれると下田・函館の2港が開港し、艦隊は下田に移りました。下田市にはペリー艦隊来航記念碑とペリー艦隊が行進したペリーロード、ペリー艦隊乗組員の墓所があり、下田開国博物館ではペリー艦隊と開国の経緯を知ることができます。

下田市は海水浴と温泉、自然が豊富で観光業が盛んです。白浜海岸の白浜大海水浴場・白浜中央海水浴場を始めとして9つの海水浴場を有しています。また、総排水量1300tのアクアドームペリー号を中心とした下田海中水族館はイルカとのふれあい体験・ショーを中心とした水族館で、コツメカワウソやアザラシ、ペンギン等も見ることができます。

下田市田牛ににある竜宮公園(龍宮窟)は伊豆半島ジオパークのジオサイトの一つで、海岸近くの弱い地層が海水によって侵食された大型の海食洞です。洞窟内は直径50mほどの天蓋が開けていて明るく、ドラマやCMのロケ地としてよく使われています。

下田の温泉は観音、蓮台寺、相玉、河内、白浜の5つを総称して下田温泉と呼びます(加えて吉佐美温泉がある)。日帰り温泉をやっている場所も多くあり、足湯として伊豆急下田駅開国の湯、まどが浜海浜公園に海遊の足湯があります。


三島市(みしまし)

三島市ホームページより

静岡県三島市 せせらぎと緑と元気あふれる協働のまち・三島 ~環境と食を大切に~ 人口106,927人

三嶋柄という模様で描かれた富士山と桜が描かれています。市制80周年記念として2022年4月からミニバイク50cc以下を対象に交付されています(下二桁04,09,42,44,49は欠番)。

三島市は静岡県東部の伊豆半島の付け根にある市です。西側からの伊豆半島及び箱根峠の玄関口となる市で、元は三嶋大社の門前町として発達した地域です。人口の多い静岡県において、だいたい平均くらいの人口を有していますが、面積が62.02k㎡と狭く、市域東部は山林が多いため人口密度は高いほうです。主要な産業は汎用機械器具・食料品加工・電子部品・デバイスといった製造業で、京浜工業地帯の外縁部を構成しています。商業も盛んで、国道1号・136号沿いや三嶋大社周辺に商業地を成しています。市内に大学共同利用期間の一つ、国立遺伝学研究所があるほか、三島茶碗や標高50m以上で栽培される箱根西麓三島野菜などでも知られています。

三島スカイウォーク(箱根西麓・三島大吊橋)は、三島市笹原新田にある歩行者専用吊り橋です。長さ400mの吊り橋で、歩行者専用のものとしては日本一長い吊り橋となっています(高さ70.6m)。周辺にフォレストアドベンチャー(全国35箇所に展開する野外遊戯施設)、ドッグラン、スカイガーデン(花がいっぱいの商業施設)、東側300mあたりに山中城跡公園などがあり観光地になっています。

三嶋大社は三島市大宮町にある神社です(伊豆国総社、伊豆国一宮)。旧東海道に隣接し、周辺に伊豆国(豆州)の国府があったものと考えられています。続日本後紀や延喜式などにも記載がある神社で(創建年不詳)、オオヤマツミとコトシロヌシを祀っています。広い境内に樹齢1200年を超える金木犀の老木(国の天然記念物)や源頼朝・北条氏子腰掛岩、宝物殿を有するほか、桜の名所や鹿がいる癒やしスポットとして親しまれています。門前町には人形や風鈴、焼き物といった工芸品を扱う店舗が多いです。

楽寿園は三島市一番町にある市立公園です。7.2haの広さで、楽寿館(1890年に建造された京風の建物)、三島市郷土資料館、動物広場、蒸気機関車の静態保存などがあります(入場料300円)。この公園の池から源兵衛川という約1.5kmのせせらぎが市内を流れていて、夏場は親水スポットとして親しまれています。

伊豆フルーツパークは三島市塚原新田にある観光農園です。いちご・メロン・みかん狩りを周年行っているほか、土産屋や浜焼きが楽しめる大型のレストラン、洋菓子を販売する複合施設があります。当地を代表する観光地になっています。

佐野美術館は三島市中田町にある私立の美術館です。1966年に当地出身の実業家・名誉市民第1号の佐野隆一の寄付によって開設されたもので、日本刀・陶芸・青銅器・仏像・能面などを所蔵しています。とりわけ日本刀のコレクションで知られ、天下三名槍のひとつ、本多忠勝の愛槍だった「蜻蛉切」が年に数回展示されます。


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岐阜県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【岐阜県編】

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四輪自動車の地方版図柄入りナンバープレートはコチラ「地方版図柄入りナンバープレート 一覧 (四輪自動車)」または 地方版図柄入りナンバープレート 中部 (四輪自動車)

岐阜県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

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羽島市(はしまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県羽島市 ともにつくる、明日につながる 元気なまち 人口67,910人

羽島市を象徴する新幹線・高速道路、藤の花の風景を詰め込んだデザインです。

羽島市には岐阜県で唯一東海道新幹線が停車する岐阜羽島駅があります。大野伴睦夫妻の銅像が立つことから、政治駅の代表のようにいわれることが多い同駅ですが、実際には岐阜県の案は地盤の弱さ・建造費用の高騰への懸念・除雪のコストといった問題から羽島に駅を作らざるを得なかったというのが実情のようです。

図柄に描かれている竹鼻別院の藤は樹齢300年以上とされ、県の天然記念物に指定されています。4月中頃から美濃竹鼻藤まつりとして露店やお抹茶コーナーが出ます。近くに歴史民俗史料館・映画資料館、和菓子屋兔月園(みそぎ団子が有名)、不二竹鼻町屋ギャラリーなどがあります。

https://youtu.be/gggtTgc-OV4

正木町坂丸のあたりにかみなり村という場所があります。児童や障がい者などを対象としたボランティア組織の敷地なのですが、ロンドンバスや気動車キハ605などが鎮座していて、ちょっとした観光名所になっています。

羽島市は12万体の仏像を彫ったといわれる円空上人のふるさとで、中観音堂・羽島円空史料館には222cmの十一面観音像をはじめ17体の円空仏が展示されています(外にあるものは全国の円空ファンが彫ったものらしい)。

Rock’n Roll DINER マジックアイランドはアメリカンテイストなカフェ・レストランです。なまずバーガーが評判です。


恵那市(えなし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県恵那市 人・地域・自然が調和した交流都市 人口48,780人

淡い青や紫の曲線が入り爽やかな風が吹き渡るイメージのデザイン、左側に市の花ササユリ、右側に市の公式キャラクター「エーナ」が配置されています。

恵那市は市域のほとんどが美濃三河高原に位置し、平均標高300mと山がちな地勢です。市域を木曽川水系、矢作川水系、庄内川水系(土岐川)が流れています。観光名所となっている恵那峡は木曽川の渓谷で、奇岩が多いことで知られています。

恵那市の特産品は細寒天(シェア日本一、羊羹などに用いられる)・栗・柚子・はちのこ(クロスズメバチの幼虫=へぼ、串川の特産品)、菊ごぼう(山ごぼう)等です。

岩村城(霧ヶ城)は日本三大山城に数えられ、付近に霧が多く発生することから別名を霧ヶ城といいます。最も標高の高い山城、または信長の叔母・艶の方が城主だったことで有名です。石垣や曲輪がよく残っていて、看板のQRコードで在りし日の影像を見ることができます。岩村城下町は重伝建に指定されていて商家・旧家が並んでいます。

中山道広重美術館では歌川広重を中心に浮世絵が展示されています。浮世絵は熱や光に弱く常設展示ができないため、企画展/特別企画展の展示になります(入館料:18歳以下無料 大人520円/820円)。体験コーナーでは浮世絵の版画を刷って持ち帰ることができます。

くしはら温泉 ささゆりの湯は標高464mの山頂にある日帰り温泉施設です(安価、眺めの良い露天風呂、アメニティが充実、循環式)。

道の駅 おばあちゃん市・山岡(2022年4月にリニューアルオープン)、道の駅 そばの郷らっせいみさと(蕎麦・天ぷらそばが人気でお茶もそば茶、そば打ち体験あり)、上矢作ラ・フォーレ福寿の里(キャンプ場のモンゴル村を併設、ゲルはあるが馬はいない)


中津川市(なかつがわし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県中津川市 自然ゆたかなまち 歴史と文化が薫るまち 人口78,930人

左上に特産品の栗のイラスト、右側に恵那山と連なる山々が描かれています。

中津川市は北部と南部を中心に山地が広がり、最も標高の低い場所で約230mと山がちな地勢です。市街地から東に木曽山脈最南端の恵那山を見ると、前景に前山・保古山など屏風山山系が南北ー北東に連なります。

中津川市の特産品は栗・米・茄子・茶・あじめこしょう・チコリー(キクニガナ)などです。中津川市・恵那市では栗きんとんを販売する店舗が多く、「中津川栗きんとん」として地域ブランド化されています。元禄年間創業の「すや」、1864年創業の「川上屋」が特に知られています。また、中津川IC近くにちこり村という土産屋・レストランがあり、チコリーの茶や焼酎などが買えます。

当地の中津川宿、馬籠宿(まごめじゅく)、落合宿は旧中山道の宿場町で、当時の趣が残る町並みが人気を博しています。とくに馬籠宿は島崎藤村の生家(藤村記念館になっている)があり、藤村の代表作「夜明け前」の舞台になっています。

苗木城(霞ヶ城、赤壁城)は遠山正廉によって築かれたといわれる(はっきりしていない)標高432mの山城です。山を構成する巨岩・岩盤と石垣とを組み合わせた独特な外観から「岐阜のマチュピチュ」などと呼ばれ、人気の高い城です(苗木遠山史料館に当時の姿を復元した模型がある)。

さわら、こうやまき、檜など木曽5木を用いた浴槽がある付知峡倉屋温泉 おんぽいの湯(源泉かけ流し加温あり、フィンランドサウナあり、眺望よし)。


郡上市(ぐじょうし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県郡上市 みんなでつくる郡上-人と自然が調和した交流文化のまち- 人口41,860人

「清流と躍動感あふれる鮎」をテーマにしたデザインです。50cc以下999枚 50~90cc200枚 90~125cc200枚の計1,399枚の交付となりました。

郡上市は岐阜県のほぼ中央、飛騨高原の南にある丘陵・山岳地帯で、市域のほとんどが長良川流域になっています。人口の多くが八幡町、白鳥(しろとり)町に集中しています。

長良川上流で簗漁・友釣りで採れる鮎は「郡上鮎」として地域ブランド化していて、姿かたち・身の締り、香り共に一級品とされ、皇室献上品にもなっています。他にも猪肉・鹿刺しなどジビエ、山菜、明宝ハムなどが特産品となっています。

郡上おどり(重要無形民俗文化財)は八幡町で開催される伝統的な盆踊りです。400年以上の歴史を有する郡上踊りは日本三大盆踊り・日本三大民謡に数えられます。7月中旬~9月上旬まで続く日本一長い盆踊りです。

郡上の特産品の一つ、食品サンプルは全国シェアの50%以上を占めます。八幡町には食品サンプル創作館「さんぷる工房」があり、食品サンプルを実際に作ることができます。近くにクラフトビールの醸造所八幡麦酒こぼこぼ(パブを兼ねる)があり、こちらも話題になっています。

国道256号周辺にケイビングスポットが集中してあります。①水質が豊富で地下運河になっている郡上鍾乳洞(比較的広く歩き回りやすい)②縄文人の住居跡が発見された縄文鍾乳洞(貸出された懐中電灯のみで探索)③鍾乳石が多くみられる大滝鍾乳洞(大滝鍾乳洞と縄文鍾乳洞はセットのチケットあり)

郡上市の日帰り温泉マップ


大野町(おおのちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県揖斐郡大野町 快適で 笑顔あふれるやすらぎのまち 人口23,110人

大野町のマスコットキャラクター「ローズちゃん」と「パーシーちゃん」が描かれています。50cc以下の白ナンバーのみの交付となっています。

大野町は揖斐川(いびがわ)と根尾川の合流地点に位置し、肥沃な平地に広がっています。同町の特産品はバラ苗(生産量日本一)と富有柿です。パーシーちゃん(柿のキャラクターの方)の名前は柿の英名「persimmon」からきています。他にも水稲・小麦・大豆・イチゴの生産が盛んです。

大野町バラ公園には150種2,000株のバラが植栽されています。毎年5月にバラまつりが開かれ、秋バラは10月上旬~11月上旬が見ごろになります(現時点で最も青に近い園芸品種「ブルーヘブン」もある)。

揖斐二度桜は外側の花がしぼむ頃、内側の花が咲くことから名付けられました。一本の木に一重、八重、二段咲きがみられるという珍しい桜です(現在みられるのは3代目、春秋に咲く二度咲きではない)。

黒野駅レールパークは廃線となった名鉄揖斐線の黒野駅を記念する公園です。同駅はほのぼのとした風情のある駅として、第一回中部の駅百選に選定されていました。現在は黒野駅ミュージアムとして、Nゲージのジオラマや運行当時の写真などが展示されています(パン屋とカフェが併設)。

道の駅パレットピアおおの(パン屋、柿、ジビエが人気)。


笠松町(かさまつちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県羽島郡笠松町 清流木曽川に抱かれた“ひと・まち・自然”輝く創造文化都市 人口22,270人

マスコットキャラクター「かさまるくん」と町の花サクラのデザインです。

笠松町は岐阜県南部の濃尾平野に位置し、木曽川に沿って広がっています。木曽川の対岸は愛知県になります。廃藩置県からしばらくの間岐阜の県庁が置かれていました。かつては水害の地であったため、輪中(松枝輪中)が発達しています。

笠松競馬場はオグリキャップやマックスフリートといった名馬、安藤勝己、柴山雄一といった騎手を輩出したことで有名な地方競馬場です。2022年4月に「ウマ娘シンデレラグレイ」とコラボした「ウマ娘シンデレラグレイ賞」が行われました。

トンボ池はもともと木曽川が流れていた場所にあり、現在は池になっている河跡湖です。6個の池と4つの広場からなるトンボ天国という自然保護地区になっています。池・草むら・やぶなどの地形はトンボの生息に適したもので、30種ほどが確認されています。

笠松歴史未来館は1Fで笠松町の郷土と歴史・円空仏・懸仏などの展示、2Fではドローン・リニアや航空宇宙産業など未来志向の展示を行っています(入場無料)。

パティスリー小菊(サバリン=サヴァラン・シュークリームが人気、蹄鉄クッキーもある)。


岐阜市(ぎふし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県岐阜市 人・まち・自然 個性輝く 市民協働都市 人口406,700人

鵜(う)が翼を広げたデザインになっています。

日本三大清流の一つ長良川は岐阜市の北東から南東にかけて流れています。長良川の鵜飼はおよそ1,300年の歴史があり、岐阜市を代表する観光資源になっています。長良川では鵜匠は世襲制で、宮内庁式部職鵜飼という国家公務員になります。

岐阜城(稲葉山城)が本格的に整備されたのは斎藤道三の時代とされています。織田信長は斎藤龍興から稲葉山城を奪取すると地名を「岐阜」と改めたため、岐阜城と呼ばれるようになりました。遺構は石垣・曲輪・土塁・堀切で、天守は模擬天守(内部に資料展示)となっています。金華山ロープウェーで昇ることができ、岐阜城資料館や岐阜城金華山リス園(元は硝煙庫の跡だったりする)があります。

正法寺(しょうぼうじ)は黄檗宗(日本の三禅宗の一つ)の寺院です。本尊の岐阜大仏は日本最大級の乾漆仏で、日本三大仏の一つに数えられることもあります。

岐阜公園内にある岐阜市歴史博物館は二階が大河ドラマ館になっています。また、隣接する名和昆虫博物館は日本で最も古い昆虫博物館です。世界各国の昆虫18,000種m30万以上の標本を有する日本有数の施設となっています。

長良川南岸、鵜飼鵜飼観覧船乗り場の西にある川原町では古い町並みが残り、カフェや土産屋などが並ぶ観光名所となっています。


神戸町(ごうどちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県安八郡神戸町 みんなで創る 元気 快適 いきいきタウン 人口19,360人

町の特産品バラと揖斐川をイメージした2色の青のラインが描かれています。

安八郡(あんぱちぐん)神戸町は濃尾平野の北西端にあります。バラやアルストロメリアなどの花卉栽培のほか小松菜が特産です。817年に最澄によって創建された日吉神社(三重塔・狛犬共に重要文化財)の門前町として発展し、明治のはじめまで市がたっていたといいます。

ばら園いこいの広場には9,000㎡の敷地に300種、3,300本のバラが植えられています。春は5月中旬~6月上旬までが見ごろで、秋は10月頃となります(入園無料)。

当地は安八郡の伝説「夜叉ヶ池伝説」の里で、夜叉堂という場所の隣にある萬歳館で資料展示が行われています。毎年8月16日に夜叉龍神大祭が行われています。神戸町では夜叉ヶ池伝説マラニックという催しを行っていて、夜叉堂と夜叉ヶ池(福井県との境あたりにある)の135kmを2日で往復するマラソンとピクニックの合わせた競技です(夜叉ヶ池伝説 動画版)。

銭湯 神戸町ばらの里(温泉ではない、サウナあり、安価)。

お菓子処 平野屋、ごうどブランド認定商品などを扱っています。


関市(せきし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県関市 ときめき きらめき いきいき 人口89,020人

「刃物のまち」のロゴと市のイメージキャラクター「関*はもみん」のデザインです。

関市は中濃地方にあり、広く美濃市を取り囲むようなV字型の市域をなしています。刃物の3s(ゾーリンゲン・シェフィールド・関)として世界的にも有名な刃物生産のまちで、海外への輸出が4割を占めます。貝印グループ、フェザー安全剃刀、ツヴァイリング J.A.ヘンケルス等の企業が拠点をおいています。

関市には刃物に関する施設が多くあり、関鍛冶伝承館せきてらす(協同組合関刃物会館)、フェザーミュージアムは市街地に固まっているため、歩いて回ることができます。ログハウス風のナイフ博物館にはギネスブックに乗っている巨大なナイフがあります。

関市円空館は生涯に推定12万の円空仏を彫ったとされる僧・円空を専門とする博物館です。関市の神社・寺・個人が所有する円空仏約290体の中から展示が行われています(一回の展示は30体ほど)。また、近隣の小瀬鵜飼や弥勒寺遺跡の紹介もなされています。

岐阜県百年公園は広さ100haの里山をイメージした公園です。園内に岐阜県博物館、冒険の森せき(アスレチックコース)、菖蒲園などが入っています。遊具・植物共に豊富な公園です。

上之保の名物「さわやかゆじゅ」は2021年4月より「ゆずじゅーす」となっています。上之保温泉ほほえみの湯は2022年4月にオープンしました。


池田町(いけだちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県揖斐郡池田町 北アルプス展望の里・花とハーブの里 人口24,030人

左側に桜と茶畑、右側にマスコットキャラクター「ちゃちゃまる」のデザインです。町制60周年記念として50cc以下の白ナンバー500枚の交付となりました。

池田町は西濃地域に含まれ、東は揖斐川、西は池田山に挟まれています。

池田町の特産品は美濃いび茶・梅干し・しいたけ・ゴキブリ駆除剤等です。池田町にはゴキブリ・ナメクジなどの殺虫剤メーカーのタニサケが本社を置いています。また、過去には町ぐるみでゴキブリ追放運動を行い、ゴキブリがいなくなったといわれています。

霞間ヶ渓(かまがたに)は市の西側にある渓谷で、桜と渓谷の調和が非常に美しいことから国の名勝及び天然記念物に指定されています。現在1500~2000本の桜があり、周辺には芝桜の花畑、お茶畑、近くのカフェがやっているラベンダー畑などがあります。

池田温泉は町がふるさと創生基金で掘削・造営した温泉です。本館・新館とありますが泉質(ヌルヌル)や入浴料は同じです(新館には宿泊施設がある)。道の駅 池田温泉もできています(足湯あり、バウムクーヘンが人気)。

国道417号沿いにある本舗いげたや国道店、肉桂餅(にっきもち)、非戦のゼリーなどを売っています。


大垣市(おおがきし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県大垣市 水の都・おおがき 水と緑の文化・産業・情報・交流都市 人口159,900人

市章と松尾芭蕉の頭巾をイメージした五角形のプレートに「奥の細道むすびの地」のロゴ、松尾芭蕉のシルエット、船町港跡の住吉燈台と住吉橋が描かれています。

大垣市は濃尾平野北西部にあり、岐阜県下2位の人口を擁しています。上石津(地図で西)大垣市(中央)墨俣(東側)の3つに分かれた特異な市域を形成しています。

大垣市は、旅を終えた松尾芭蕉が門人の所で疲れを癒やしたことにちなんで「奥の細道むすびの地」としています(その後伊勢の遷宮を見に桑名へ舟で出発する)。船町には松尾芭蕉が舟で新たな旅に出発したとされる水門川が残っていて、住吉灯台(江戸時代の水湊の灯台)や奥の細道むすびの地記念館があり、たらい舟に乗ることができます。

大垣市は湧水(自噴水)に恵まれていて、「水の都」と呼ばれることがあります。名物の水まんじゅうをはじめ菓子作りが盛んな土地です。

枡メーカー大橋量器がプロデュースする枡カフェ、当地は枡が特産品で生産量日本一(シェア80%ほど)を誇ります。

上石津にある島津豊久碑、島津の退き口が行われたとされる勝地峠にあります。また、上石津町上多良の瑠璃光(禅)寺に豊久の墓とされる墓があります(豊久の菩提は諸説あり、古文書では豊久と特定できていない)。


各務原市(かかみがはらし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県各務原市 夢ある都市 元気な各務原市 人口144,700人

「市民の花木」として桜が描かれています。

各務原市の市の木はマツ、市の花はツツジです。加えて2010年に市民の花木としてサクラを制定しています。呼称は「かかみはら」「かがみはら」「かかみがはら」「かがみがはら」のどれとも統一されていません(市としてはかかみがはら)。若者語としての「みっぱら」というのもあり、お土産品になっています。

市街地の中央には、国内で現存する最古の飛行場を有する航空自衛隊岐阜基地があり、基地南部には岐阜かかみがはら航空宇宙博物館があります。各務原は岐阜基地に関連する工業都市として発展し、航空・宇宙機器を取り扱う川崎重工業の岐阜工場などもあることから、県下一位の工業生産高となっています。また、岐阜市・名古屋市のベッドタウンでもあります(日本一ソフトウェアの本社もある)。

各務原市は「パークシティ(紹介動画)」を掲げ、前市長時代に各務原自然遺産の森・学びの森・河跡湖公園・各務野櫻苑が整備されました。「緑の都市賞」で内閣総理大臣賞を受賞しています。また、新境川岸には「百十郎桜」と呼ばれる桜並木が続いています。

河川環境楽園内にある世界淡水魚園水族館(アクア・トトぎふ)は、淡水魚を主として動物220種25,000点、植物40種3,500点の展示を行っています。メコンオオナマズ、ピラルクーなど大型の淡水魚のほか、コツメカワウソやアシカといった哺乳類の展示もあります。

川島竹早町にある内藤記念くすり博物館は医学・薬専門の企業博物館です(エーザイ株式会社が運営している)。薬に関する資料65,000点、収蔵図書62,000のうち2,000点ほどを展示しているようです。江戸時代の製薬・医学道具が展示されていて薬用植物園もあります(入園無料)。


富加町(とみかちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県加茂郡富加町 日本最古の戸籍ゆかりの町 人口5,714人

マスコットキャラクターの「とみぱん」が描かれています。

富加町は濃尾平野の北端、中濃地域の中央部にあります。町域の半分が梨割山など山林地で、残り半分の平地が市街地です。数多くの古墳が存在し、日本最古の戸籍である「半布里戸籍(はにゅうりこせき)」ゆかりの地です。

半布里戸籍は奈良の正倉院で発見された奈良時代(702年)の戸籍です。半布里とは現在の富加町羽生(はにゅう)にあたるとされています。東山浦・羽生遺跡では竪穴建物150棟が見つかっています。富加町郷土資料館(入館無料)では、古墳出土物の展示のほか近隣の加治田城・堂洞城の資料展示や戦国時代・近代がテーマの書籍を販売しています。

清水寺は京都の清水寺と同じ縁起で、1,200年の歴史がある古刹です。本尊の木造十一面観世音菩薩坐像は毎年成人の日のみ開帳されています。

松井屋酒造は1795年に建造された酒蔵で、「半布里戸籍」「加治田城」「赤米」等を製造しています。松井屋酒造資料館として酒造用具や明治~昭和初期の生活道具を展示しています。

道の駅 半布里の郷とみか(こじんまりした道の駅、これといった特徴なし)。


美濃加茂市(みのかもし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県美濃加茂市 まぁるいまち みのかも 人口56,970人

市の色であるコバルトブルーの着色で木曽川、太田橋と市の花のアジサイが描かれています。市制60周年記念として50cc以下1,650枚、50~90cc200枚、90~125cc300枚、小型特殊(農耕用)250枚、その他100枚の交付となりました。

美濃加茂市には飛騨川と木曽川が流れています。美濃加茂市から愛知県犬山市までの木曽川沿岸を「日本ライン」といい、風景がヨーロッパ中部を流れるライン川と似ていることから命名されました。市はコバルトブルーの色調に「ラインブルー」の名称を付け、市の色として制定しています。

美濃加茂IC付近にあるぎふ清流里山公園は、ハイウェイオアシス・道の駅 みのかも(足湯あり)・昭和村(ファーマーズマーケット)などを併設した都市公園です(入園無料)。遊具・ジップラインなどのアクティビティのほかに陶芸教室・和紙クラフト・収穫体験などの体験、入浴施設の里山の湯などが入っています。

中山道太田宿は美濃加茂市南部木曽川沿いにあります。太田中山道宿会館・糸遊庵(岡本一平=岡本太郎の父、日本初の漫画家の旧宅)、御代桜醸造などがあります。近くにある音羽浴場は古き良き昭和の銭湯です(入浴料300円)。

平町にあるヤマザキマザック工作機械博物館は、ヤマザキマザックの創業100周年記念事業として2019年11月2日に開館した企業博物館です。18世紀から現代までの工作機械が展示されています。一部の機械は実際に稼働していて製品を作る様子を見ることができます。

美濃加茂市の特産品、堂上蜂屋柿は美濃加茂市・富加町で作られる干し柿です。「堂上」とは朝廷に上がることを許された格をもつという意味で、2015年のミラノ万博に出展するなど国内外で高い評価を得ています。


美濃市(みのし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県美濃市 和紙とうだつの街 人口20,750人

美濃市の市章(三つの「の」を図案化したもの)を敷き詰めたデザインです。一つの「の」のデザインは市街地が亀甲型の台地にあるため、慶長時代から「亀野」と呼ばれていることにちなんで亀甲型になっています。

美濃市は岐阜県中央部にあり北側を郡上市、南側をぐるっと関市に囲まれています。美濃和紙の産地として有名で、市街地は「うだつの上がる町並み」として国の重要伝統的建造物保存地区に指定されています(和菓子屋が豊富にある)。近年は観光地として定着してきました。

美濃和紙とは現存するなかでは日本最古とされる和紙で、奈良の正倉院に702年の戸籍用紙がありますから、およそ1300年の歴史があることになります。本美濃和紙の技術は2014年にユネスコ無形文化遺産に登録されています。障子紙・行灯・傘などに用いられる丈夫な紙です。

美濃和紙あかりアート館は美濃和紙とあかりをテーマにした美術館です。美濃市で毎年10月に行われるあかり美濃和紙あかりアート展を館内に再現しています(入館料:高校生以上200円)。

小倉公園小倉山城跡のある小倉山一帯を公園として整備したものです。約1,000本の桜が植えられていて、桜・紅葉の名所となっています。公園内には孔雀・猿・合鴨・ムフロンなどがいるミニ動物園があります。小倉山城跡は標高が159.2mと上りやすく市街からも近いです。

道の駅美濃にわか茶屋(中型の道の駅、物販が豊富)。「にわか」とは素人が演じる即興の芝居、滑稽噺などを指す「にわか狂言」の略称です(当地では仁輪加と書く)。うだつの上がる町並みなどで行われていることがあります。

同市は美濃焼(主に東濃、土岐市の名産)の産地ではありません。


養老町(ようろうちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県養老郡養老町 人が織りなす 輝くまち 養老 人口29,310人

マスコットキャラクターの「スマイルげんちゃん」と養老の滝が描かれています。50cc以下750枚、50~90cc100枚、90~125CC100枚、ミニカー100枚の限定交付となっています。

養老公園にある養老の滝は「親孝行の木こりが湧き出た水を汲み、父に飲ませると若返った」という伝説(孝子伝説)が伝わる落差32m、幅4mの滝です。昔から文人・墨人が訪れる行楽地で、葛飾北斎も「諸国滝巡り」のなかで浮世絵にしています。

養老公園は養老の滝から麓の県道まで広がる面積78.5haの県営都市公園です。遊園地の養老ランドと隣接し、園内に体験型アート作品の養老天命反転地があります。

養老町西側の養老山地の麓を走る県道56号(薩摩カイコウズ街道)は精肉・焼肉屋が多いことから「養老焼肉街道」という名称で呼ばれるようになっています。また、みつばちの郷という自然食品販売店が観光地の土産屋のような機能を果たしています。

古今珍品情報流通センター(珍品城)とは骨董・逸品・珍品を扱うアンティークショップです。恐竜の卵から江戸時代の刀・甲冑、明治~昭和の民芸品はては門柱や石像まで幅広く扱っているようで、博物館のような趣です(外観は城に近い)。

かつては三ツ矢サイダーと双璧を成していた養老サイダーは、クラウドファウンディングなどの支援を受け復刻生産されています。

養老町の特産ブランドに認定されているケリ米は、ケリ(チドリ科の小鳥)が住む環境に配慮して減農薬・減化学肥料の栽培環境で育てられたお米です。


輪之内町(わのうちちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

岐阜県安八郡輪之内町 住んでいて良かった、これからもずっと住み続けたいまち 人口9,910人

伊吹山と養老山地の背景に、町の木ウメ・町の花タンポポ・町の鳥ヒバリ、右側下に「かわばたくん」と「もろこちゃん」のデザインです。町制60周年記念として限定200枚の交付となりました。

安八郡(あんぱちぐん)輪之内町は長良川と揖斐川に挟まれた低湿地帯の町で、「輪中のうち」を意味する輪之内の名前がついています。かつては水害の地であり、江戸時代の265年で25回の洪水を記録しています。当地には水害時の避難場所として築かれた水屋(石垣の上に建っている)が残っています。

町のマスコットキャラクターのモチーフになっているカワバタモロコは日本固有の淡水魚で(全長5cmくらいになる)、2020年に国内希少野生動植物に指定されています。輪之内町は2009年から保全事業に始めています。

輪之内町の特産物として徳川将軍家御膳米、徳川将軍御膳酒があります。江戸時代に当地で採れた米(ハツシモ)が江戸城で食べられていたという歴史にちなんだものです。また、懸崖菊の産地としても有名です。

輪中堤 十連坊の切割は堤の一部を切り取って道路にしています。輪中堤の燈明は伊勢神宮を遥拝するためのもので、200年ほど前に立てられたものとされています。輪中堤の上は桜、アジサイ等が植えられています。

輪之内町南部、海松新田には乙姫公園があり、乙姫(高さ10mほど)と浦島太郎の像があります。昔輪之内町にあった大榑川の辺りでは、漁師が灯明淵に投網を打ったところ網ごと水中に吸い込まれ、美しい女が住む場所ににたどりついたという伝説がもとになっています(他にも「堤の赤じじ」という伝説がある)。


海津市(かいづし)

海津市ホームページより

岐阜県海津市 協働が生みだす魅力あふれるまち 人口34,960人

海津明誠高等学校生のデザインで、養老山地と木曽三川の豊かな清流を背景にマスコットキャラクター「かいづっち」が千代保稲荷神社や温泉をアピールしています。市の花であるミカンの花も描かれています。

長良川と揖斐川が流れる海津市は、ほぼ全域が海抜0メートル地帯で輪中が築かれています。市の西部には養老山地があり、ミカンや柿の生産が行われています。宝暦治水事件では薩摩藩士が動員され33名が病死、平田靱負をはじめとする51名が引責または幕府への抗議のため自害しました。同市は鹿児島県と姉妹都市関係にあり、長良川と揖斐川の合流地点には薩摩義士を弔うための治水神社や薩摩じいなどが残っています。

千代保稲荷神社(ちよほいなりじんじゃ)は「おちょぼさん」の愛称で親しまれる稲荷神社です。日本三大稲荷に数えられることもありますが、神社側は否定しています。約150軒ほどの門前町があり、串カツや草餅、川魚料理、どて串(モツを味噌で煮た串)が有名です。

海津温泉は市街のアクアワールド水郷パークセンターの近くにあります。南濃温泉 水晶の湯は道の駅 月見の里南濃の脇(足湯あり)の遊歩道を登っていった所にあります(シャトルバスあり)。

木曽三川公園センター(アクアワールドとは隣接していない)は木曽三川公園で最初に供用開始された施設です。チューリップで有名な公園で、治水事業や木曽三川の魚・虫・鳥・植物を紹介する水と緑の館があります。油島千本松締切堤(千本松原自然公園)には日向松が1kmにわたって植栽されています。

南濃町津屋にある馬印氷砂糖史料館は、中日本氷糖株式会社の企業博物館です。事前に申し込めば資料展示のほかに工場見学もできます(古いですが見学の様子)。


原付のご当地ナンバー都道府県別目次はコチラ

長野県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【長野県編】

全47都道府県を網羅 掲載市町村区630以上


四輪自動車の地方版図柄入りナンバープレートはコチラ「地方版図柄入りナンバープレート 一覧 (四輪自動車)」または 地方版図柄入りナンバープレート 中部 (四輪自動車)

長野県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

当サイトの画像は、日本経済研究所さんの承諾を貰って使用しています。コピー・転載は禁止されています。

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原付のご当地ナンバー市町村区別目次はコチラ


安曇野市(あづみのし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県安曇野市 自然を愛し、水と緑の薫るまち 人口97,800人

下部のひし形は、安曇野市の魅力である雄大な山々・清らかな水・田んぼなどを表したものです。市のホームページでも同様のデザインが採用されています。

安曇野市は長野県中央に広がる松本盆地の北西部、梓川・烏川・黒沢川・穂高川の複合扇状地上にあります。市名の「あづみの」は海の神(アマツミ・ワタツミ)を奉じる安曇氏(あづみし=信州に進出し安曇野に名を残したとされる)に由来します。豊富な湧水と堰(せぎ=用水路)を活かした水田が多くみられる土地です。

市内には日本最大規模の大王わさび農場(年間生産高130t)があり、日本一のわさびの生産量を誇ります。同施設はわさび丼やわさびカレーが食べられるレストランがあり、園内のわさび園が散策できるなど市を代表する観光名所となっています。

安曇野市内には美術館が豊富です。一部を挙げておきます。①禄山美術館(荻原守衛を主に近代彫刻)②絵本美術館&コテージ森のおうち(宮沢賢治など絵本とクラフトがテーマ)③田淵行男記念館(田淵行男氏は山岳写真家・自然生態研究で知られる、写真や蝶の展示)④安曇野山岳美術館(山岳をテーマにした絵画を展示、山小屋をイメージした梁組みに高い天井)⑤大熊美術館(ロイヤルコペンハーゲン、アンデルセン、ボタニカルアートなど)

長野県産ぶどうでワインを造っている安曇野ワイナリー、香料・安定剤無添加の飲むヨーグルトが好評を博しています。

道の駅 アルプス安曇野ほりがねの里(ドラえもんが印象的な中型の道の駅、レストランはおふくろの味、惣菜・おこわが人気)。


天龍村(てんりゅうむら)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県下伊那郡天龍村 信州に春を告げる村 人口1,275人

村の鳥ブッポウソウ、山の斜面に広がる茶畑と龍のデザインです。龍の宝玉には村章が描かれています。天龍村誕生60周年記念として50cc以下200枚、50~90cc50枚、90~125cc50枚の交付となりました。

天龍村は長野県最南端にあり、県内で梅や桜が最も早く開花することから「信州に春を告げる村」をキャッチフレーズにしています。

ブッポウソウは村の鳥であると共に長野県の天然記念物です。日本には夏鳥として飛来し、冬には東南アジアに渡る全長29cmくらいの青~群青色の美しい鳥です。保護事業として天龍村各所に巣箱がおかれ、シーズン中は村役場の巣箱の観察記録が公表されます。

中井侍(なかいさむらい)銘茶」とは、中井侍で採れた茶葉を当地の製茶工場で製茶したものです。天竜川から立ち上る朝霧が茶の味を柔らかくするといわれ、苦味が少ないお茶です。中井侍の茶畑は「七曲り」と呼ばれる傾斜にあり、景観が素晴らしいことから天龍村の名所となっています。

天龍温泉おきよめの湯(2020年にリニューアル)、アルカリ性単純温泉、浴槽は内湯1・外湯1とサウナのシンプルな浴場です。付属するレストランの信州サーモンや馬刺しが人気(入浴料:中学生以上500円 小学生以下200円)

ふれあいステーション龍泉閣はJR飯田線平岡駅に併設された宿泊施設です。レストラン龍泉・温泉(運び湯)・お土産の売店・トイレなど施設は一通り揃っています(素泊まりにも対応)。

ていざなす(たいざわなすともいう、元は田井沢茄子だが訛った)は天龍村の特産で、長さ25cm重さ400gにもなる巨大茄子です。果肉が柔らかく甘みが強いのが特徴です。


辰野町(たつのまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県上伊那郡辰野町 ひともまちも自然も輝く 光と緑とほたるの町 人口18,950人

イメージキャラクター「ぴっかりちゃん」と「ほたるのまち」のロゴが描かれています。50cc以下の白ナンバー200枚、小型特殊100枚の交付となりました。

松尾峡は明治時代からゲンジボタルの発生地とされ、長野県の天然記念物に指定されています。6~7月にかけてホタルが発生し、6月中~下旬頃にほたる祭りが催されます。当地のホタルは移入種であり、1960年からホタルを補うために度々移入種を放流し、在来種の遺伝子が駆逐されて生物多様性を損なった典型的な例とされています。

現在町では「トビチ商店街」というプロジェクトを行っていて、市街のシャッター街に対して閉店した店舗を許容しつつ個性的な店舗を無理のない程度に誘致し、商店街を歩く楽しみを知ってもらおうという企画のようです。

横川は中央アルプスの最北端になり、全長18kmの横川渓谷(横川川)が流れています。国の特別記念物 横川の蛇石や横川ダムがあり、紅葉の名所やキャンプ地として知られています。レジャー施設としてグリーンビレッジ横川かやぶきの館(マグネシウム・薬草・ハーブの入浴施設あり、沸かし湯)、かやぶきの館交流体験館よりあい工房などがあります。

湯にいくセンター(入浴料:中学生以上500円、小学生以下300円、幼児無料。各種割引あり、2022年5月、県外からの客は利用不可)。

当地の名物ほたる丼は信州ハーブ鶏を用い、野菜が草むら卵の黄身をほたるが発光している様子に見立てた丼です。ほたる饅頭とうものもあります(こちらは普通の饅頭です)。


宮田村(みやだむら)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県上伊那郡宮田村 人と自然にやさしい創造のみやだ 豊かな人文・住みよい宮田 人口9,050人

イメージキャラクターの「みやさん」と村の特別シンボル コマウスユキソウが描かれています。

宮田村の花は梅ですが、1998年に村の特別シンボルとしてコマウスユキソウが制定されています。ヒメウスユキソウ(=コマウスユキソウ)はエーデルワイスと同じキク科ウスユキソウ属の高山植物で、絶滅が危惧されています。中央アルプスを代表する花です。

宮田村は中央アルプスの主要観光地を抱え、中央アルプス国定公園のうち特別保護地区の80.6%を村域としています。土地所有権と利用権を分離した宮田式農業でも知られる村です。2022年の宝島社「住みたい田舎ベストランキング」人口1万未満のまちで子育て世代、若者・単身者部門において全国3位(全国の村では1位)を取得しました。

宮田村の特産品といえばアルコールが多く、信州みやだワイン紫輝などワイン、南信州ビールなど地ビールです。上伊那産のさつまいもを利用した芋焼酎 「伊那八峰」シリーズの「脈々」が宮田村の特産になります。マルス信州蒸留所(薩摩酒造と同根企業の本坊酒造の工場、主にウイスキーを生産)では見学が可能で、ビジター棟にバーと売店を併設しています。

宮田とうふ工房は国道153号沿いにあります。地元信州大豆を使った豆腐・当乳製品を売っていて、かりんとう・ドーナツ・ソフトクリームなどスイーツもあり、食べ歩き/お土産どちらでも対応可。同じく国道沿いにあるアルッガマゲ(スリランカ料理)。カレーの辛さは誰でも食べられる程度で、テーブルにあるスパイスで調節するタイプ。紅茶・スイーツが評価されています。

紫輝彩丼(しきさいどん)とは信州みやだワイン紫輝を使った丼のことで、2006年に開発された「鶏のぶどう酒煮丼」がベースになっています。店によって様々な工夫を凝らしていて、コンビニでも一時期販売されていました。

当地の津島神社祇園祭では「あばれ神輿」といって、石段から神輿を投げ落とし板などを剥いで破壊します。毎年新しい神輿が作られています。


坂城町(さかきまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県埴科郡坂城町 ものづくりとやすらぎのまち 人口15,020人

朝日が照らす千曲川(ちくまがわ)とバラ公園、マスコットキャラクターの「ねずこん」が描かれています。50cc以下の白ナンバーのみの交付となりました。

信濃川は日本三大河川の一つ、流域面積は日本3位長さは日本一です。上流にあたる長野県側を千曲川と呼びます。埴科郡(はにしなぐん)坂城町は中小・零細企業のまちとして知られる工業が盛んなまちです。2008~2009年のリーマンショックで大打撃を受けましたが、現在の工業生産高は回復しています。

さかき千曲川バラ公園には330種2,300株のバラが植栽されています。毎年5月下旬にバラ祭りが開催されバラ苗の販売や特産品の販売が行われています。

坂城町は工業のまちであること、刀匠として人間国宝になった故宮入行平氏の出身地であることから「鉄の町」を標榜しています。坂城鉄の展示館では刀剣や刀装具を展示していて、「刀と太刀の違い」や「刀ができるまで」といったパネル展示があります(入場料:高校生以上400円、中学生以下無料)。

坂城町の特産品は中之条大根(ねずみ大根)で、中之条地区でよく生産されています。おしぼりうどんは、大根をおろして絞った汁に味噌や薬味を加えて食べるうどん(だしの代わりに大根の絞り汁)で当地の郷土料理になっています。他に果樹(りんご・もも・ぶどう)、花卉(バラ・カーネーション・トルコギキョウ)などが有名です。

葛尾城(かつらおじょう)は坂城市街の北側にある山城で、武田信玄を野戦で2度破った村上義清の根拠地として有名な城です。木道を登って1時間強といったところですが、標高805m比高400mほどで勾配が大きいです。郭・堀切・石積みなどが残っていて案内板もあります。

ロビニア工場売店(チョコレート工場のアウトレット)、金曜・土曜には正規品・規格外品の直売を行っています。


飯田市(いいだし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県飯田市 文化経済自立都市 美しい自然に恵まれ、長い歴史と尊い伝統文化につつまれた人情豊かなまち 人口101,600人

風越山、リニア中央新幹線、伝統産業の水引が描かれています。50cc以下は1,500枚、50~90ccと90~125ccは250枚ずつの計2,000枚の交付となりました。

飯田市は長野県第5位(佐久市・安曇野市は人口が近いので変動あり)の都市で、南信州を代表する市です。りんご並木や人形劇のまちとして知られています。川本喜八郎人形技術館があり、毎年8月にいいだ人形劇フェスタが行われています。また、文化の日に飯田丘のまちフェスティバルというサブカルの祭典が開催されます。

飯田水引は市の伝統産業で、元禄時代の1672年飯田藩主堀美作守親正が産業奨励で製紙・元結業を盛んにしました。現在全国の70%程度のシェアを占めるといわれています。

飯田市動物園には狸・ヤギ・コンドル・ペンギンなどがいます。小さな動物園ですが、入場無料で手書きのPOPが可愛らしく好評です(汽車ぽっぽ100円、ゴーカート50円、エサ100円)。

上村は南アルプスと伊那山地に挟まれた山間の村で、下栗地区からの眺めは「日本のチロル」と呼ばれています。下栗唯一のドライブイン はんば亭(そば・定食屋)。

当地ではおでんにねぎだれ(醤油に刻んだねぎ混ぜたもの)をかけて食べます。また、粉豆腐とは高野豆腐を粉末状にしたものです。人参・しいたけなどと一緒に炊きます。

10月の第4週に行われる峠の国盗り綱引き合戦は信州軍(飯田市)vs遠州軍(浜松市天竜区)の間で行われます。結果によって「国境」と書かれた標札を移動させます。現在は県境の丘越峠の国盗り公園で行われています。飯田市側は「信州に海を」を合言葉に6万7千勝を目指しています。


千曲市(ちくまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県千曲市 千曲の魅力と 多彩な力が 未来を拓(ひら)く 躍動の都市(まち) 人口59,380人

お姫様キャラクターの「あん姫」とプロバスケットボールチーム 信州ブレイブウォリアーズのロゴ(右下)が描かれています。

千曲市の特産品、あんずは主に市の東側の倉科・森地区で栽培されています。かつては杏仁が咳止めの薬として珍重されたため松代藩が栽培を奨励し、あんず栽培が盛んになったと伝わっています。両地区は「あんずの里」として千曲市の観光名所になっています。花見は4月上旬から、あんず狩りは6月下旬~7月中旬です。

戸倉上山田温泉は明治中期に開湯した温泉で、昔は善光寺参りの精進落しの名湯として賑わいました。現在は寂れ感のある温泉街となっています。足湯が3箇所(うち1箇所はファミリーマートに併設)あり、菓子屋・パン屋もあるので食べ歩きに良い場所と思われます。

戸倉宿キティパークは千曲天狗の像があり、ウサギやヤギの居る公園です。セツブンソウ自生地が隣接していて3月頃に訪れると花が見れます。

戸倉駅近くの蔵元坂井銘醸(茅葺きの建物)はレストラン(そば)・土産屋を兼ねていて、陶芸・ステンドグラスの体験も行っています(もちろん酒もある)。また、坂井銘醸コレクションという酒蔵の博物館をやっています。

千曲市にある埴科古墳群は4つの前方後円墳からなります。そのうち森将軍塚と有明山将軍塚(誰の墓なのかよくわかっていない、地名+墓が立派なとから将軍と名付けた)は森将軍塚古墳館長野県立歴史館と合わせて科野の里歴史公園という公園になっています。

雨宮日吉神社の御神事は、3年に一度行われる祈年祭(五穀豊穣などを願う祭祀)です。「橋がかり」といって獅子舞いの獅子頭を橋から逆さ吊りにして川の水で濡らします。


南箕輪村(みなみみのわむら)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県上伊那郡南箕輪村 みんなで創ろう住みよい南箕輪 ~人・自然・協働~ 人口15,460人

箕輪村のキャラクター松ぼっくりの妖怪「まっくん」が描かれています。

南箕輪は2つに分かれた特徴的な村域を有していますが、最近の合併でこうなったわけではなく、1889年から130年以上分かれているそうです。もともと西側の飛び地は入会地(薪炭・用材・肥料などを取得するため共同利用される土地)で人が住んでいませんでした。

南箕輪村は県内で最も人口が多い村で、2015-2020年時点でも人口増加を続けています。また、県内で平均年齢が最も低い自治体でもあります。

南箕輪村の特産品はりんご・米・イチゴ・ブルーベリー・白ネギ・アスパラガスなどです。とりわけりんごは当地の日照時間が長く、寒暖の差が激しいことから色付きが良く・甘いとされます。また、コシヒカリ「風の村米だより」は2014年のお米甲子園で特別優秀賞を受賞しています。当地の産物はJA上伊那ファーマーズあじ~なで販売しています。

信州大芝高原は森林セラピーロード・マレットゴルフ場・足湯と入浴施設・レストラン・プールと親水広場などを備えた公園です。2018年に道の駅 大芝高原として登録されています。経ヶ岳バーティカルリミット(高低差のあるハーフマラソン)、大芝原高原祭り(8月)などが行われています。

南箕輪村には信州大学農学部のキャンパスがあり、国内で唯一国立大学のキャンパスがある村となっています。ユリノキの並木は同キャンパスの象徴となっていて、紅葉が美しい並木道となっています。食と緑の科学資料館「ゆりのき」では農学部に所蔵されている標本・資料などが展示されています。


阿智村(あちむら)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県下伊那郡阿智村 歴史と湯けむりの里 人口6,379人

下部に「STAR VILLAGE ACHI.」のロゴが入った星空のデザインです。光を反射する加工がなされています。小型特殊(濃厚作業用・その他)のデザインは異なるもので、阿智村の緑とハナモモが描かれています。50cc以下100枚、50~90cc10枚、90~125cc10枚、小型特殊20枚の交付となりました。

阿智村は2006年に環境省の「全国星空継続観察」(現在は廃止されている)で参加団体中一位であったことから、「日本一の星空ナイトツアー」の実施、地域通貨スターコインを発行するなど観光事業に活用しています。また、2015年に「日本一の星空」を商標登録しています(星の婚姻届というものもある)。

昼神温泉周辺・月川温泉の阿智川沿いにはハナモモ5,000本が植栽されていて、「ハナモモの里」・「はなもも街道」などと呼ばれています。当地のハナモモは3色(白・ピンク・赤)で、見ごろは4月中~5月上旬になります。

広拯山長岳寺は天台宗の寺院です。野田城で病を発し、三河街道で病死した武田信玄の遺骸を安置したといわれています。武田信玄公火葬塚は阿智PA(上り側)近くにあります。

園原にある信濃比叡広拯院は天台宗の寺院です。神坂峠越えに難儀した伝教大師(最澄)が、布施屋(お助け小屋)を建てたことが始まりとされています。総本山延暦寺から1,200年以上輝き続けている「不滅の法灯」を分灯されています。近くに東山道・園原ビジーターセンターはゝき木館や白蛇のいる門前屋(そば屋)があります。

清内路一番清水は超軟水(硬度13mg/㍑)・信州の名水・秘水などといわれる湧水です。花崗岩から湧き出ています。

村内の観光拠点ACHI BASE、レンタサイクルや双眼鏡、防寒具(星空観察は夏でも寒いので)のレンタルなどを行っています。肥後観光農園のりんご狩りの拠点にもなっています。


上田市(うえだし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県上田市 日本のまん中 人がまん中 生活快適都市 ~水跳ね 緑かがやき 空 こころ 晴れわたるまち~ 人口156,800人

左側に小さく「信州」、プレート上部は上田城の櫓をモチーフに真田家の家紋・旗印 六文銭が描かれています。

上田市は県内3位の規模を誇る東信地方の中心都市です。上田市の市街は上田城を中心とする城下町として発展しました。JR上田駅お城口から200mくらいのところに上田藩主居館跡(上田高校になっている)、300mくらいのところに上田城があります。上田城の遺構は櫓・石垣・土塁・掘で、櫓門や塀は再興されたものです。上田城跡公園内には上田市立博物館や真田神社(城が落ちなかったことから合格祈願で知られる)があります。

別所温泉は信州最古といわれる温泉街で、ヤマトタケルが7か所に温泉を開き「七苦離の湯」と名付けたという伝説から「七久里の湯」とも呼ばれます。安楽寺・常楽寺・北向観音といった塩田流北条氏ゆかりの古刹があり、「信州の鎌倉」と呼ばれることがあります。

生島足島神社(いくしまたるしまじんじゃ)は御柱祭や武田信玄ゆかりの神社で知られる神社で、本社は小島の上に建っています。諏訪神社と正対し、上の宮と呼ばれます。

上田市外の北側にある真田地区は、真田氏発祥の地であることから「真田の郷」というキャッチフレーズで観光誘客を進めています。土産店・観光拠点のゆきむら夢工房(そば打ち体験あり)、真田氏歴史館真田氏本城跡などがあります。

みすゞ飴本舗 飯島商店 上田本店、JR上田駅お城口すぐにあります。

美味だれ焼き鳥は、焼き鳥をすりおろしたにんにくが入った醤油ベースのたれ(美味だれ)に漬けたり、たれをかけて食べるものです。美味だれはカツ丼やオムライスにかけることもあります。


岡谷市(おかやし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県岡谷市 湖に映える、美しいものづくりのまち 人口48,620人

「童話のまち」のロゴと「ラムラム王」が描かれています(フンヌエスト・ガーマネスト・エコエコ・ズンダラー・ラムラム王という。1926年の童話の主人公)。

岡谷市は諏訪湖に隣接する工業都市で、諏訪広域連合(3市2町1村)の一つです。長野県の市のなかで最も面積が小さい市で、時計やカメラの電子機器など精密工業が行われていることから「日本のスイス」と呼ばれることがあります。1950年代は味噌の生産高が日本一で、現在でも味噌工場が残っています。

故武井武雄氏は岡谷市(諏訪郡平野村)の出身で、絵雑誌「コドモノクニ」をはじめとした雑誌の挿絵・版画・図案を手がけ、子供向け童話の挿し絵を「童画」と名付けました。おもちゃの研究・創作「イルフ・トイス」や、「本の宝石」といわれる私家本 刊本作品で知られています。イルフ童画館では武井武雄作品の収蔵・展示を行っています。

長地権現町にある小さな絵本美術館(「ばばばあちゃん」の絵本作家さとうわきこさんの美術館)、童画館の近くにある市立岡谷美術考古館(絵画と出土品を展示、国宝の顔面把手付深鉢形土器がある)、郷田にある市立岡谷蚕糸博物館(手作業実演や生きている蚕が見られる)。

鳥居平やまびこ公園は、子供からお年寄りまで楽しめる「ファミリーパーク」をテーマにした公園(都市公園)です。ジャンボすべり台やボブスレーなどの遊具のほか、プリンス&スカイラインミュウジアム(自動車博物館)があります。

鶴峯公園(つるむねこうえん)のつつじ祭り、1935年にツツジ300株を発注したところ業者の手違いで3万株が送られてきて、返品もできず村民が何日もかかって植え込んだそうです。ツツジが咲く5月上~中旬には露店も出て岡谷太鼓の披露があります。

塩嶺御野立記念祭は塩尻峠(岡谷市側)で行われる日本一短い祭り(午前10時に「一同、礼」の掛け声とともに一礼する)で、明治天皇・昭和天皇が塩尻峠を巡行したことを記念するものです。


木祖村(きそむら)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県木曽郡木祖村 木曽川の水が生まれる源流の里 人口2,877人

上部に「木曽川源流の里」ロゴ、下部に木曽川の清流でイワナが跳ねている様子が描かれています。左下に特産品 お六櫛のイラストが添えられています。

木祖村は周囲を2,000m級の山々に囲まれた村で、木曽川の源流があることから木曽川の祖という意味合いで木祖村としています。やぶはら高原スキー場・水木沢天然林・中山道藪原宿があり、観光地としても知られています。

木祖村の特産品は御嶽白菜・スイートコーン・漬物・蕎麦・木祖牛などです。また、お六櫛やネズコ工芸品(ネズコは木材の名称、下駄・手桶など)等で知られる木工芸が盛んな村です。

日野山百草(ひゃくそうがん)とは落葉高木「キハダ」から採れるオウバクエキスを主成分とした腹痛薬・健胃薬です。「腹痛の妙薬」として親しまれてきた民間伝承薬で、当地に本社を置く日野製薬で作られています。

味噌川ダムはロックフィルダムという土砂と石で造られたダムです。コンクリートには無い趣があります。味噌川ダム防災資料館は大きな建物ではないですが、ダムの資料館としては充実した展示内容となっています。ダム湖の周りには絆の力水という湧水があります。

ナルカリクラフト、個性的な木の玩具があります。


喬木村(たかぎむら)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県下伊那郡喬木村 小さくともアルプスの峰の如(ごと)く毅然(きぜん)と聳(そび)える美しい村 人口6,117人

村の木であるイチョウの葉が描かれています。村発足135周年記念として交付されました。

喬木村は下伊那郡の北部、伊那盆地を流れる天竜川の河岸段丘の上にある村です。飯田市の市街地から東にあります。村名になっている喬木は「高木」の古い書き方で、林業従事者が減っている現在では難読地名になりつつあります。村名と通じることからイチョウを村の木としていますが、喬木村くりん草園九十九谷森林公園のクリンソウで知られることの方が多い村です。

喬木村の特産は阿島傘・矢筈こんにゃく・イチゴです。また、どぶろく特区に指定されていて、地元の山田錦と遠山郷の「観音霊水」で富田天領の里というどぶろくが造られます。阿島傘は大正時代には100戸で年間30万本ほど生産されていましたが、今は生産者1戸のみで生産されています。喬木村のいちご狩り(要予約・ハウス指定不可、2022年は休止)。

椋鳩十文学記念館・記念図書館は喬木村出身の小説家・児童作家 椋鳩十(むくはとじゅう)氏を記念するものです(代表作「大造じいさんとガン」)。鹿児島を拠点に活動した人で、鹿児島県立図書館長を務め、小中学校の校歌の詩を沢山つくっています。椋鳩十記念館・記念図書館では椋鳩十氏が動物好きだったことにちなみ、迷い込んで来た猫に「ムクニャン」という名前をつけ、猫館長に任命しています。

小川川沿いにある田舎道直売所。氏乗枝垂れ桜から遠くない地点にあります。野菜の直売のほか五平餅も食べられます。

阿島の大藤は花房が2mほどにもなるもので(重すぎて木の負担になるため、20日過ぎには切り落とすほど)、珍しい八重咲きの個体もみられる名所なのですが、現在は木が弱っていて開園されていないとのことです(2017年に撮られた動画)。


松川町(まつかわまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県下伊那郡松川町 くだものの里 松川 人の輝く緑と水と太陽のまち まつかわ 人口13,040人

「くだものの里」の表記と街の特産品 りんごと梨が描かれています。2011年4月から交付されています。

松川町は下伊那郡の北端にある南信州地域の町です。南北6km、東西は長く21kmと伸びていて、天竜川の東は工業団地と水田地帯、西側は住宅地・商店街・工業団地が開けています。傾斜地では果樹栽培が盛んに行われています。

松川町は「くだものの里」を標榜していて、りんご・梨(西洋なしは全国トップクラス)・梅・柿・桃・さくらんぼの出荷量が全国自治体で上位100位以内に入ります(フキやレタスの栽培も盛ん)。町役場の西側にフルーツ狩りができる観光農園が沢山あって、観光資源にもなっています。2015年に町全体が「ワイン・シードル特区」に指定され、ワイナリーのツアーが行われています(現在は丸亀醸造所、信州ましのワイナリー、Vinvie=ヴァンヴィの3か所)。

リフレッシュタウン松川の里(駐車場・温水プールがある)内にある信州まつかわ温泉清流苑は土産屋・レストランなどを併設しています。泉質はアルカリ性単純温泉、浴槽は9個+サウナで露天風呂も広いです(循環式)。フォレストアドベンチャー・松川が近くにあります。

生田にある嶺岳寺はヒガンバナで有名なお寺です。天竜川を見下ろす境内に約5万株のヒガンバナが咲きます(ときどき白い花も混じる)。

大島城(台城)は松川町の南部、高森町との境あたりにあります。遺構は土塁・曲輪・堀のほか馬出し・枡形虎口など武田流築城術が見て取れるものとなっています。周辺は台城公園として整備されていて比高も50mと上りやすい城です。


佐久市(さくし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

長野県佐久市 叡智と情熱が結ぶ、21世紀の新たな文化発祥都市 人口99,370人

浅間山と千曲川を背景に、コスモス・佐久鯉・バルーンフェスティバル・五郎兵衛米・五稜郭(龍岡城)をイメージした星のまちといった佐久市の魅力が描かれています。市制10周年記念として50cc以下1,950枚、50cc~90cc150枚、90~125cc250枚、ミニカー50枚、小型特殊1,100枚が交付されています。

佐久市は東信地方の市で、古くは中山道と佐久甲州街道の交点で宿場町として発達しました。JR佐久平駅を中心に商業施設が発達し、上田市と並ぶ東信地方の中心都市として発展してきています。

佐久市の鯉の養殖は天明年間にはじまったといわれていますから、約250年の歴史があります。当地ではあらい・鯉こく・うま煮などにして食します。また、鮒の養殖も盛んで水田養殖小鮒として甘露煮などにします。当地の水田では稲作と共に鮒の養魚を行っている額縁水田が見られます。

龍岡城(龍岡陣屋)は19世紀に築かれた稜堡式城郭(星形要塞)で、安土桃山~江戸時代初期に築かれた城とは異なる形態をもちます。龍岡藩解体後に建物は解体され、売却されていますが御台所は移設されて残っています。田口小学校閉校後に陣屋が復興される予定です。

五郎兵衛米は作の五郎兵衛新田で採れる米で、江戸時代に市川五郎兵衛という人が私財を投じて新田開発をしたと伝わっています。蓼科山の水と浅科の強粘土質の土で育つ米は、粘りの強さと甘みが特徴です。五郎兵衛記念館に展示があります。

成田山薬師寺の参道に立つぴんころ地蔵は、「ぴんぴんして生きて、苦しまずコロリと往生する」といわれる当地で人気のある地蔵尊です。参道には毎月第二土曜に山門市として露店が出たり、アンブレラスカイが行われたりします。

国道142号沿い(市道25-3)沿いの道の駅 ヘルシーテラス佐久南(物販が豊富、新しい施設)。同じく国道142号沿いにある道の駅 ほっとぱ~く浅科(小さめの道の駅、米が人気、冬には凍り豆腐がある)


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山梨県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

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甲府市(こうふし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山梨県甲府市 人がつどい 心がかよう 笑顔あふれるまち 人口193,100人

武田家をモチーフにしたもので、軍配を象ったプレートに「こうふ開府500年」のロゴとシンボルマーク(中央上)、右上に「風林火山」のロゴが描かれています。背景は甲州印伝でよく使われたトンボ柄の図案となっています。

甲府市は山梨県の最大都市・県庁所在地で、人口20万には及ばないものの中核市に指定されています。1519年に武田信虎(15代、信玄の父)が居館である躑躅ヶ崎館(現在の武田神社)を築き、「甲」斐の「府」中(中心都市くらいの意味)で甲府と名付けました。宝石研磨・甲州印伝・手彫印章(はんこ)などの工芸で知られています。

甲府城(舞鶴城)は1583年か1585年に徳川家康の命によって築かれた城であるとか、豊臣秀吉が対徳川家のために浅野家に命じて作らせたとかいわれる城です(順に『甲府城総合調査報告書』、『甲斐国志』、甲府市の説)。周辺は舞鶴城公園として整備され、天気の良い日には富士山が見えます。公園近くの山梨防災新館のなかに山梨ジュエリーミュージアムがあります。

甲斐善光寺は浄土宗の寺院です。本堂(金堂)は東日本最大級の木造建築で、天井に2匹の大きな龍が描かれ、手を叩くと多重反射による共鳴が起きる「鳴き龍」で有名です。また、暗闇の中を錠に触れるお戒壇めぐりもできます。

御岳昇仙峡は甲府市街地の北にある国の特別名勝で「日本五代名峡」の一つです。柱状節理の花崗岩、安山岩の奇岩がいたるところにみられます。渓流の変化も多く、とくに新緑と紅葉の季節は見事です。

印傳屋上原勇七 印傳博物館2階では甲州印伝(鹿革に漆で模様をつけたもの)の製造工程と年代物の展示品が見られます。1階はショップになっています。


韮崎市(にらさきし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山梨県韮崎市 夢と感動のテーマシティ 人口29,480人

イメージキャラクターの「ニーラ」と市の将来像である「夢と感動のテーマシティ」をイメージした虹と流れ星のイラストが描かれています。

ニーラは韮崎市制施行55年(2009年)を記念して誕生した絵本「ニーラ」の主人公です。夢をかなえる不思議なカエルと少女の物語で、文は東京ディズニーランドの総合プロデューサーをつとめた堀貞一郎氏、絵は絵本作家で大月市立図書館館長をつとめる仁科幸子さんによって描かれました。

韮崎市は、清和源氏の流れを汲む武田家の初代・武田信義が韮崎市の武田八幡宮で元服し、墓所も願成寺にあることから「武田の里」としています。また、日本プロサッカーリーグ・ヴァンフォーレ甲府の主要ホームタウンであり、市内にクラブハウスもあることから「サッカーのまち」としています。また地元の韮崎高校は中田英寿の出身校で、サッカーの全国高校サッカー選手権大会の常連校です。

新府城(韮崎城)は「続・日本の百名城」の一つで、1581年に武田勝頼によって築城されました。勝頼が移り住んでわずか68日で織田氏の侵攻にあい、自ら火をかけたことから「悲運の城」などと呼ばれます。近くの新府桃源郷は60haの面積を有する桃林で見ごろは4月中~下旬になります。

道の駅にらさきは国道141号沿いにある未来的な外観の道の駅です。道路を挟んで向かいに入浴施設「ゆ~ぷるにらさき」があります。141号(清里ライン)を少し北に行くとパン屋さんが二軒と和菓子屋さん 金精軒(水まんじゅうが人気)と萩原製菓(こちらはくるみ餅)があります。

韮崎旭温泉 韮崎旭の湯は温泉通に有名な温泉で、近くの老人ホームで利用するために掘られたものです。源泉かけ流しで湯温はぬるめ、泉質は塩素ーナトリウム・炭酸水素塩泉で、浸かっていると気泡がつくそうです。


笛吹市(ふえふきし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山梨県笛吹市 「桃・ぶどう日本一と温泉の郷」「甲斐国千年の都」 人口69,460人

桃とブドウ、温泉の湯けむり、笛吹川の清流が描かれています。

笛吹市は国中地方、甲府盆地の東寄りに位置する市です。古くから地域の中心的な役割を果たしたらしく多くの古墳が残されています。2006年度に桃・ブドウの生産量が日本一だったことをうけ、「桃・ぶどう日本一の里」「日本一桃源郷」を宣言しています。

石和温泉郷(いさわおんせんきょう)は市内の石和温泉・春日居温泉・日の出温泉の総称です。石和温泉と春日居温泉は源泉が隣接し実質的に一体化しています。日の出温泉は旅館一軒を残すのみとなっています。公衆浴場石和温泉石和源泉足場ひろば(武田24将+信玄+女性3名の顔出しパネルがある)。

御坂町成田にある山梨県立博物館は「かいじあむ」という愛称で知られる博物館です。常設展示は原始時代から現代まで順番に並んでいますが、自由動線でどこから見てもいいようになっています。2019年に「すごすぎる!ねこ展」という企画展示を行い好評を博しました。

当地は果物の生産だけでなく、加工品のワインも特産となっています。ルミエールワイナリー・山梨マルスワイナリー 本坊酒造・モンデ酒造では工場見学と試飲ができます。笛吹ワインではワイン造り体験(自分で踏んでジュースを作る>ジュースを試飲>ワインになったら届く)を行っています。また、石和温泉駅観光案内所内にもワインサーバーがあり、市内で造られるワインの試飲ができます(足湯もある)。

ラーほーとは当地のB級グルメで、ほうとうの麺を使ったラーメンのことをいいます。

石和町川中島にあるみそ工房の里、味噌づくりの体験教室を行っています。


忍野村(おしのむら)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山梨県忍野村 美しいむら、人にやさしいむら あふれる自然ときれいな水 そして雄大な景色 人口9710人

富士山のナンバープレートです。富士山地域の4輪のご当地ナンバーと親和性のあるデザインとなっています。山梨側の富士山地域は富士吉田市、富士河口湖町、西桂町、忍野村、鳴沢村、山中湖村、道志村の1市2町4村で構成されています。2008年からミニバイク50cc以下~125以下、ミニカー・小型特殊車両を対象に交付されています。

忍野村は忍野八海(富士山の湧水・国指定天然記念物・名水百選)で知られる観光業が盛んな村です。延暦19年(800年)の富士山の噴火を鎮めるため浅間神社が創建され、忍野に集落が形成されていったとされています。忍野八海は、富士登山の前の水垢離(みずごり=体を清めること)の地として、庶民の行楽志向が高まる江戸時代から有名な観光地になっています。

株式会社ファナックは、忍野村に本社をおく工場の自動化に照準を合わせた電気機器メーカーです。工作機械の数値制御装置、産業用ロボットなどで世界有数のシェアを誇ります。本社周辺はできるだけ木を切らずに建設されていて、「ファナックの森」と呼ばれることがあります。工場は特徴的な黄色の外観です。

忍草(しぼくさ)にあるさかな公園は水をテーマにした公園で、園内に桂川からとった水が流れています。富士湧水の里水族館(入館料:高校生以上420円、小中学生200円)と森の学習館が入っています。

四季の杜おしの公園には岡田紅陽写真美術館と小池邦夫絵手紙美術館があります。周辺に忍野しのびの里(テーマパーク)・忍術皆伝の道(アスレチック)があります。しのびの里には忍者ショー・手裏剣道場・からくり屋敷・貸衣装などがあります(当地に忍者のゆかりは無いが、ショーをやっている靁凮刄は伊賀の阿修羅と兄弟集団)。

アンティーク古美術里庵は岡田紅陽写真館の裏手100mくらいのところにあります。1階はイギリスの柱時計やランプ古伊万里など、2階は和家具・陶磁器が中心の骨董店です。カフェが併設されています。


道志村(どうしむら)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山梨県道志村 緑と清流と歴史の郷 人口1,676人

富士山のナンバープレートです。富士山地域の4輪のご当地ナンバーと親和性のあるデザインとなっています。山梨側の富士山地域は富士吉田市、富士河口湖町、西桂町、忍野村、鳴沢村、山中湖村、道志村の1市2町4村で構成されています。

道志村は山梨県の東端にあり南都留郡に属している村です。南北4km東西28kmと東西に細長い形状の村域は95%程度が森林、北は道志山塊、南は丹沢山塊に挟まれた村の中央を道志川に沿って国道413号(一部は愛称として道志みち)が通っています。自然が残るアウトドアフィールドとしてキャンプ場がたくさんあります。

横浜市水道局の道志川からの取水は1897年からはじめています。森林破壊による水源の保全が問題になると1916年に横浜市が丹沢山塊の北麓の2,873haを取得し(道志村の約1/3にあたる)、以来道志村と横浜市は共同で水源林の保全に努めています。村役場前にある獅子頭共用栓は、横浜市水道局が明治20年に創設された頃のものです。

みなもと体験館道志・久保分校は、同名の廃校になった校舎を利用したカルチャースクールとして活用したものです。山菜採りなど自然体験、ピザ焼き、バームクーヘン作り、手打ちうどんといった体験を行っています。

道志村の特産品はクレソン(生産量日本トップクラス)です。クレソンは一年中採れる野菜ですが旬は3~6月ごろです。道志村ではお土産として饅頭・羊羹・ケーキ・味噌などにクレソンが入ったものがあります。

道の駅どうしは国道413号線沿いの中型の道の駅です。道志村特産のクレソンの直売をしていて、レストランにもクレソンを使った料理があります(バイカーが多く土日祝は混雑する、鮎の塩焼きが人気で川遊びもできる)。


鳴沢村(なるさわむら)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山梨県鳴沢村 心地よく健やかに暮らせるために みんなでつくる鳴沢村 人口3,152人

富士山のナンバープレートです。富士山地域の4輪のご当地ナンバーと親和性のあるデザインとなっています。山梨側の富士山地域は富士吉田市、富士河口湖町、西桂町、忍野村、鳴沢村、山中湖村、道志村の1市2町4村で構成されています。

鳴沢村は古くは若彦路(山梨県と静岡県を結ぶ古代の官製道路、金王路)の街道に沿って発展しました。交通の要衝であったため、戦国時代には橋田の関所がおかれていたようです。現在は富士山観光と別荘地で知られる村となっています。

鳴沢氷穴は総延長156メートル、幅1.5~11メートル、高さ1~3.6メートルの溶岩洞です。文部省によって特別記念物に指定されていて、年間を通して気温が低いため氷柱がみられます。養蚕が盛んな頃は蚕の卵を保存するために用いられました。

鳴沢の溶岩樹型は国の特別天然記念物に指定されています。864年の富士山の噴火によって溶岩に飲み込まれた木が残したもので、非常に珍しいものです。流動する溶岩が木を取り囲んだ際、樹木が高温の熱によって焼失し地面に穴として残ります。周辺はあまり整備されておらず林になっています。

魔王天神社はフツヌシノカミ(武神・剣の神)を祀っています。山自体を御神体として遥拝するため本殿はありません。

パディフィールドは初心者でも乗馬の練習ができる馬場です。スタッフが馬を引く引馬から基本的な乗馬のレッスン、外乗の観光ツアーまで様々なコースがあります(ウエスタンスタイル、ヘルメットなどは別途料金)。紅葉台木曽馬牧場は木曽馬(外国のものより体高が低い)を扱っていて、流鏑馬の授業もあります(高校生以上)。

道の駅なるさわは物産館、日帰り入浴施設、湧水のある道の駅です。富士山が綺麗に見え、パワーストーンも売っているという個性的な道の駅になっています。鳴沢いきやりの湯は村民専用です。


西桂町(にしかつらちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山梨県西桂町 水と山と織物の里 人口4,298人

富士山のナンバープレートです。富士山地域の4輪のご当地ナンバーと親和性のあるデザインとなっています。山梨側の富士山地域は富士吉田市、富士河口湖町、西桂町、忍野村、鳴沢村、山中湖村、道志村の1市2町4村で構成されています。2008年から50cc以下のミニバイクを対象に交付されています。

西桂町は山梨県東部の郡内地方にある町で、南都留郡(みなみつるぐん)に属しています。北部の三つ峠山(標高1,785m)と南の杓子山北麓に挟まれた標高600mほどの町で、南西から北東にかけて桂川(相模川の上流部でヤマメやイワナ、鮎、ニジマスの放流がほぼ毎月行われるため釣り場として有名)が流れています。ハイキングコース・ロッククライミングのゲレンデで知られる三つ峠の登山口の一つです。織物や木工といった製造業を主要な産業としていますが、近年は首都圏に近い観光地として観光業に力を入れています。

三つ峠は開運山、御巣鷹山、木無山の3つの山々ないし開運山を指す言葉で、峠が3つあることを言うわけではありません。古くは奈良時代から修験道の霊山として知られ、「神鈴峰」「仙水山」とも呼ばれます。山頂付近に屏風岩と呼ばれる標高差130mほどの崖があり、ロッククライミングの名所とされています。三つ峠には主な登山ルートが3つありますが、三つ峠駅からのルートは三つ峠さくら公園や神鈴の滝(しんれいのたき)といったみどころがあります。

郡内織(ぐんないおり)は山梨県の郡内地方で産出される織物で、平安時代の書物に「甲斐の布」とあることから、1000年ほどの伝統があるとされています。主に絹製品であったことから「甲斐絹(かいき)」と呼ばれることもあります。マフラーや座布団、服地(服裏地)、ネクタイなど様々な製品が作られています。近隣の富士吉田市と西桂町の郡内織の紹介・工場見学の案内などの情報サイトができています。

三つ峠グリーンセンターは西桂町下暮地にある宿泊施設です。三つ峠登山の拠点施設となっていて、レストラン・入浴施設・スポーツ施設や体験施設を兼ねています。体験メニューには陶芸体験のほか、そば・うどん・味噌づくりなどがあります。風呂は温泉ではなく、湧水を沸かしたものです(サウナ無し、内風呂・竹酢液の露天風呂・薬草風呂)。

あしたばガラス工房は西桂町下暮地にある小さな硝子工房です。グラス、器、花器などの製品を作るほか、吹きガラスやペーパーウェイト作り、アクセサリーの製作といった体験メニューがあります。

わっぱファームは収穫体験ができる農園です(収穫できるものは時期による)。干しいもなど天日干し野菜も売っていて、富士吉田市のFUJIHIMURO(アートギャラリー、富士見1丁目)で行われる氷室どよう市に出品されています。


富士河口湖町(ふじかわぐちこまち)

山梨県富士河口湖町 富士山と湖と高原の町 人口26,540人

富士山のナンバープレートです。富士山地域の4輪のご当地ナンバーと親和性のあるデザインとなっています。山梨側の富士山地域は富士吉田市、富士河口湖町、西桂町、忍野村、鳴沢村、山中湖村、道志村の1市2町4村で構成されています。

富士河口湖町は2003年に河口湖町・勝山村・足和田村が合併して誕生した町です。2006年には上九一色村の南部を編入しています。富士五湖のうち山中湖を除いた4湖を有し、環境省発表の「富士山がある風景100選(総数104)」のうち、最多の22箇所がある観光業が盛んな町です。

河口湖 音楽と森の美術館(旧オルゴールの森美術館)は多数のオルゴールとともにタイタニックに搭載予定だったオーケストリオン(音楽演奏機械)が展示されています。生演奏やオペラが行われる日もあるようです。また、庭園にはオールドローズが植栽されています。

河口湖さるまわし劇場は全天候型・年中無休で猿まわしが見られる劇場です。施設内はバリアフリーです。公演には英語・韓国語・中国語の字幕表示があります(大人1700円、中高生1200円、小学生以下800円、他の各種観光施設に割引クーポンなどがあったりする)。

ブルーベリーの里 河口湖自然生活館は河口湖の北岸西側にあります(バス停があって河口湖駅から来れる)。お土産の販売・カフェ・ジャム作り体験がある道の駅的な施設です。富士山のフォトスポットとして有名な大石公園がすぐ前にあります。

富嶽風穴は青木ヶ原樹海にある溶岩洞です。総延長201m、高さは8.7mで青木ヶ原樹海の中では最大のものです。夏場でも温度が低く氷柱がみられ、冷蔵機器がない時代は天然の冷蔵庫として利用されていました。

西湖いやしの里根場(ねんば)は、かつてあった根場集落(1966年の26号台風で大雨による土石流を受け壊滅した)を復元した野外博物館です。20棟ほどの茅葺きの棟が復元され、土産物屋・そば処・体験コーナー・工芸品の展示などになっています。


富士吉田市(ふじよしだし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山梨県富士吉田市 富士の自然と文化を活かし ともに築く 自立と創造のまち 人口48,780人

富士山のナンバープレートです。富士山地域の4輪のご当地ナンバーと親和性のあるデザインとなっています。山梨側の富士山地域は富士吉田市、富士河口湖町、西桂町、忍野村、鳴沢村、山中湖村、道志村の1市2町4村で構成されています。

富士吉田市は郡内地方の中心都市で、富士山信仰の拠点として発展してきました。現在の富士吉田市は北部を市外が占め、南部は陸上自衛隊の北富士演習場が多くを占めます。市域の多くを国定公園が占め、富士急ハイランドのある観光都市として知られる市です。

北口本宮富士浅間神社は、主祭神をコノハナノサクヤビメとする富士山信仰の神社で、富士登山吉田口の起点に建っています。拝殿の脇には富士太郎杉・富士夫婦檜の名を持つ大樹があります。鎮火祭(吉田の火祭)は富士山の夏の山仕舞いを意味する祭りで、8月26日・27日に行われます。

富士吉田は溶岩の石が多く、稲作には不向きとされてきたことからほうとう、吉田うどん(コシが強く・辛子などをかけてたべる)など粉食が一般的でした。現在では長年の土壌改良がによる稲作が行われていて、「美富士の夢来」「ミルキークイーン」などの有名銘柄を産出しています(味噌と甘酒もある)。

上吉田にあるふじさんミュージアム(富士吉田市歴史民俗博物館)は、富士山が歴史上の人物に与えた影響や富士山登山・信仰の歴史などを解説しています。もともとは郷土館でしたが、富士山が世界遺産に登録されたことを受けて増改築されました。影像資料を多く配するなど凝った作りになっています。

道の駅 富士吉田は富士山レーダードーム館・ふじやまビール ハーベステラス・キッズUSランド、富士山の湧水などが周囲にある道の駅です。


山中湖村(やまなかこむら)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

山梨県山中湖村 富士山・山中湖と共に生き、人が育ち、人と人がつながり、みんなで築く、活力に満ちた山中湖村 人口5,826人

富士山のナンバープレートです。富士山地域の4輪のご当地ナンバーと親和性のあるデザインとなっています。山梨側の富士山地域は富士吉田市、富士河口湖町、西桂町、忍野村、鳴沢村、山中湖村、道志村の1市2町4村で構成されています。

山中湖村は山梨県東部南都留郡の村で、富士五湖の一つ山中湖(臥牛湖)の周囲に広がっています。富士山と山中湖の絶景で有名で、県内有数の観光地としてホテル・キャンプ場・別荘・テニスコートが多く見られます。村全体が標高1,000m付近であり、年間平均気温は9.4度と北海道並みです。

山中湖は面積6.57k㎡と富士五湖のうち最大(逆に深さは最も浅い)で、鯉やウグイ、ワカサギが生息しています。比較的波が穏やかであるため冬場は結氷し、ワカサギの穴釣りができます(近年は氷の厚みが足りない年が多く、ドーム船が主となっている)。1956年にフジマリモ(県指定特別記念物)が発見されました。湖岸には全長13.5kmのサイクリングロードがあり、スポニチ山中湖ロードレースが行われます。

山中湖文学の森公園は山中湖の南にあり、徳蘇峰館・三島由紀夫文学館・山中湖キャンプ場・蒼生庵(旧家)などがあります。山中湖を詠んだ俳句や歌などの句碑(歌碑)が点在する散策路が森林のなかを通っているので、山野草や野鳥の観察ができます。また、情報創造館の辺りに山中湖観光協会があります。

クラフトの里ダラスヴィレッジは山中湖東岸にあります。ドッグラン付きのバーベキュー施設ですが、吹きガラス・陶芸・アートソープなどの体験もやっています。

2022年4月に山中湖花の都公園内の敷地を使ったワイン生産が始まっています。「ワインのまち」として知られる北海道池田町で開発された耐寒性の品種が導入されています。

石割神社は標高1,413mの石割山の8合目にあります。駐車場(無料)から403段の石段を登り、さらに約30分ほど歩きます。御神体の「石」の字に割れた岩や、人一人がやっと通れるくらいの岩の隙間があり3度くぐるとご利益があるそうです。


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越前町(えちぜんちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福井県丹生郡越前町 人と技 海土里(みどり) 織りなす 快適なまち -越前 E-town brand の創造- 人口20,710人

海と山を背景に、町の花スイセンと越前がにが描かれています。

越前がには福井県で採れるズワイガニの地域ブランドです。越前漁港を筆頭に三国港・敦賀港・小浜港が水揚げ拠点になっています。福井県沿岸は寒流と暖流がぶつかることでエサのプランクトン小魚が豊富な場所となっており、身のしっかりと入った良質の蟹が穫れます。また、イカ釣りでも知られています。

越前海岸は北は東尋坊、越前岬を頂点としてくの字に折れながら南の杉津まで続く海岸をいいます。中部の越前岬辺りは日本三大水仙群生地となっていて、越前岬水仙ランドが整備されています。厨(くりや)の漁火街道には越前がにミュージアム道の駅 越前・温泉・海鮮を食べさせる飲食店が集まっています。

越前焼は日本六古窯の一つで、宮崎地区・織田地区で作られています。釉薬を使わなくても中の水が漏れない緻密さと硬さ、鉄分を多く含む土を使うことから出る独特の赤みが特徴です。越前陶芸村に福井県陶芸館(史料館、陶芸教室、茶苑)、越前古窯博物館、越前焼の館(ショップ)があり、5月28~29日には陶芸まつりが開催されています。

織田にある劔神社(越前国二宮)は主祭神としてスサノオを祀る神社です。織田氏発祥の地(織田信長は当神社の神官の末裔)であることから、織田家の氏神として信長の尊崇を受けました。近くに織田文化歴史館があり、国宝の梵鐘などが展示されています。

道の駅 パークイン丹生ケ丘(にゅうがおか)は、福井総合植物園プラントピアのそばにある道の駅です。2022年4月にリニューアルオープンしました。


高浜町(たかはまちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福井県大飯郡高浜町 美しい自然を舞台に、一人ひとりが主役になる 暮らしたい、働きたい、訪れたいまち 高浜町 人口10,490人

写真を加工した高浜の海と青葉山のナンバープレートです。排気量、ミニカー、小型特殊などは背景となる空の色で表されます。全国初となる飾りビスを採用し、町章・はまなす・ゆるキャラの「赤ふん坊や」の3種から選べます(上画像ははまなす)。

青葉山は標高693mの山で「若狭富士」とも呼ばれ、東側からの山容が秀麗といわれています。青葉神社・中山寺などがあり、修験道とつながりの深い山です。登り口あたりに青葉山ハーバルビレッジ(旧・青葉山青少年旅行村)があり、ハーブティーや薬膳カレーが食べられます。

高浜町は若狭湾に沿って和田海水浴場・鳥居浜海水浴場・城山海水浴場などを有し、キャンプ地や旅館が並んでいます。城山公園内に高浜八穴(たかはまやな=八穴の希勝)と呼ばれる海蝕洞などがあります。

国道27号沿いの道の駅 たかはまは地中海風の外観・内装の道の駅です。飲食棟・土産物屋のの隣に入浴施設「湯っぷる」を併設しています。若狭たかはまエルどらんど(体験型自然科学学習館、関西電力のPR施設)は道の駅から西200mほどにあります。

海辺のいちご畑Jolly Farmでは紅ほっぺ・よつぼし・章姫の3種のいちごのいちご狩りができます。練乳かチョコレートのどっちかをトレーに入れて行うようです。

佐伎治神社(さきちじんじゃ)は1000年以上昔に創建された神社で「妙見さん」の名で知らしまれています。巳の年と亥の年に7日に渡って行われる若狭最大の祭り七年祭は佐伎治神社の祭礼です。

御菓子処大次郎、六方焼で有名な老舗の和菓子屋さんです。


永平寺町(えいへいじちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福井県吉田郡永平寺町 うるおい・やすらぎ・人がきらめくまち 人口18,750人

永平寺と永平寺に続く道、イメージキャラークター「えい坊くん」が描かれています。

永平寺町は福井県北部吉田郡に属する町です。町の中央を東西に九頭竜川が流れ、国道416号が川沿いに走っています。かつては曹洞宗大本山の永平寺の門前町・勝山街道の宿場町として栄え、江戸時代には市が開かれていました。

町名の由来になっている永平寺は鎌倉時代の1244年に道元(日本における曹洞宗の開祖)によって開かれた禅寺です。曹洞宗の大本山(中心的施設)であるだけでなく、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでも2つ星と評され、観光地としても全国に知られています。周辺には門前町として土産屋、そば・精進料理を食べさせる店が並んでいます。永平寺そば・永平寺・ごま豆腐・すりこぎ羊羹などが有名です。

竹原にある弁財天白龍王大権現は泰澄(たいちょう)が開いた神社で、白龍を祀っています。伽藍には弁財天が祀られていたと伝わっていますが、消失して今は残っていません。磐座に白蛇が住んでいて「しろへびさん」として親しまれています。

九頭竜川史料館わくわくRiver CANは九頭竜川鳴鹿大堰の永平寺町側にあります。堰の仕組みや防災の取り組みを紹介するて技術博物館ですが、大型水槽や魚道の観察(鮎の稚魚などが見られる)があり、この種の施設としては見どころが多い施設となっています。

永平寺町北島にある吉田酒造では「白龍」という有名銘柄を製造しています。国内最年少の女性杜氏が醸す酒で、米の力を十分に発揮した奥行きのある味ながらするりと飲めると評されています。

永平寺町には青山ハープ(株)という日本唯一のハープ製造メーカーがあります。同社は世界第二位の生産量を誇ります。


越前市(えちぜんし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福井県越前市 国府の文化と匠の技、日野の山川に育まれ ひとづくり、ものづくり、まちづくりの活力みなぎる「元気な自立都市 越前」 人口80,726人

包丁型のプレートで、越前打刃物をモチーフとした形・デザインになっています。2011年からミニバイク50cc以下~125cc以下、ミニカーを対象に交付されています。

越前市は福井県中南部(丹南地区)にある市で、2005年に旧武生町(=たけふちょう、福井市についで県内二位の人口を有した)と旧今立郡今立町が合併して発足しています。市名に関しては「越前町」、「南越前町」が同県に既にあり紛らわしくなっています。電子・機械・化学・繊維工業が盛んなものづくりのまちで、就業率は製造業が36%超、農林業は逆に少なく2.4%ほどです。越前打刃物・越前和紙・越前箪笥といった伝統工芸が残っています。また、2024年春開業予定の北陸新幹線金沢駅ー敦賀駅にあわせ、県道269号沿いに道の駅 えちぜんたけふが建設中です。

越前市の中心駅であるJR武生駅には、2,967丁の越前打刃物で作られた「昇竜」というオブジェが展示されています。駅近くの市街地にはタンス町通りや蔵の辻があり、昔ながらの町並みと手工業が残ります。ちひろの生まれた家記念館は画家・絵本作家のいわさきちひろさんが住んでいた町家をリノベーションしたものです。

越前和紙の里は越前市の南東、新在家町にあります。和紙の里通りと呼ばれる通りに越前和紙の里パピルス館・卯立の工芸館・紙の文化博物館があります。また、和紙の里から南西方向の大滝町には大瀧神社・岡太神社(おおたきじんじゃ・おかもとじんじゃ)という日本で唯一紙の神様を祀っている神社/日本の紙業界の鎮守があります。彫刻や造りの複雑さで知られる神社で、周辺には製紙所が集まっています。

武生中央公園(たけふちゅうおうこうえん)は越前市高瀬にある運動公園です。1,952年に当地で行われた「たけふ菊人形」の会場として整備された13.3haの公園で陸上競技場・野球場・温水プールといった運動施設を有し、さらに室内遊園地、越前市中央図書館、カフェといった多彩な施設がはいっています。5月には「ちびっこフェスティバル」、10~11月には「たけふ菊人形」が行われています。

東千福町にある紫式部公園は、平安時代の寝殿造庭園を再現した公園です。当地は平安時代には越前国の国府であったため、小さい頃の紫式部が父・為時に連れられて2年間暮らしたといわれています。公園近くに紫ゆかりの館という資料館があります。

御誕生寺(ごたんじょうじ)は曹洞宗の寺院(禅寺)です。歴史の浅いお寺ですが、建立時に4匹の捨て猫を保護したことをきっかけに猫寺として有名になりました。通常の参拝や座禅体験のほかに、猫を見たいという人が年間3万人ほど訪れるというお寺です。


勝山市(かつやまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福井県勝山市 小さくてもキラリと光る 誇りと活力に満ちた ふるさと勝山 人口23,530人

「恐竜日本一」のロゴと恐竜(勝山市で発見されたフクイティタン・ニッポネンシス)のイラストで、恐竜の目の部分がビス部になっています。2012年から50cc以下のミニバイクを対象に交付されています。

勝山市は福井県北東部にある市です。市としては県内で最も人口が少なく、日本有数の豪雪地帯でもあります。市域全体が「恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク」に指定されていることから「恐竜のまち」を標榜していて、北谷町の手取層群(中生代)から産出される標本は保存状態が良く、フクイラプトル・フクイサウルスなど、現在日本で新種に記載された9種のうち6種が勝山市から出たものです。

福井県立恐竜博物館は上記ジオパーク内のメインとなるジオサイト(見どころ)です。約4,500㎡の敷地に約40体の全身骨格、千を超える標本が展示されています。かつやま恐竜の森にはどきどき恐竜発掘ランド(タガネとハンマーで石を割る)や、恐竜のテーマパークなどがあります。

勝山城博物館は姫路城に似せた天守風建築の博物館です。元の勝山城には天守台はあっても天守はなく、城跡もほぼ完全に消失してしまったため史跡ではありません。中には川中島合戦図屏風や賤ヶ岳合戦図屏風などの展示があります。駐車場脇にラブリー牧場みるく茶屋があり、こちら目当てで訪れる人もいるようです。

平泉寺白山神社は717年に泰澄によって開かれた神社です(明治時代まで天台宗の寺院だったため寺院の名前がついている)。白山信仰の福井県側の拠点であり、室町時代には越前守護 斯波氏の庇護を受け、南北1kmに36堂、6000坊の一大宗教都市を形成していました。現在では一面苔で覆われており、「苔宮」「苔寺」などと呼ばれています。周辺に白山平泉寺歴史探遊館まほろばという施設があり出土品を展示しています。

はたや記念館ゆめおーれ勝山は、1905年から1998年まで織物工場だった木下機業場を改修した施設です(明治時代初期から戦前にかけて、絹織物やレーヨンなど当地は織物業が盛んに行われた)。レトロな感じの釜や宿直室などが展示として保存されていて、繭玉とりや手織り体験などを行っています。

羽二重くるみは羽二重餅(蒸した餅粉に砂糖・水飴を加えて練ったもの)にくるみを加え、さらにシュー生地で包んだ菓子で、金花堂はや川という和菓子屋がやっています。JR福井駅内のはやかわプリズム店か、越前大仏近くの大仏前店で買うことができます。


若狭町(わかさちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

福井県三方上中郡若狭町 優しさと輝きに出会えるまち 若狭町 人口14,580人

水をテーマにしたリズミカルなデザインで「降る水、湧く水、流れる水、水の恩恵、水に集う」というイメージを表しています。

若狭町は福井県西南部にある町で、若狭湾のリアス式海岸の一部を成します。多数の海水浴場を有する一方で、若狭町・美浜町にまたがる三方五湖(国の名勝・ラムサール条約登録湿地)があります。三方五湖は観光船でレイククルーズが行われる観光地であるとともに、水鳥の重要な生息地となっています。湖畔には梅林が広がり、福井梅の主要産地になっています。

天徳寺境内奥にある瓜割の滝は水の郷若狭町を代表する湧水です。4,500t/日の湧水が流出していて、その冷たさに瓜が自然に割れたという故事から瓜割の滝と呼ばれています。元々は修行地や朝廷の雨乞いの為の祈祷所だったと伝わっています。駐車場脇に土産屋があり、蕎麦やくずまんじゅうを売っています。

熊川宿(重伝建)は若狭と京都との交易路(鯖街道)の拠点として発達したものです。現在でも交通の要衝であることから観光地になっていて、道の駅 若狭熊川宿若狭鯖街道資料館 宿場館若洲忍者道場などがあります。

縄文ロマンパークは三方湖の南岸にある公園です。若狭三方縄文博物館(DOKIDOKI館、勾玉や土笛つくりの体験がある)、福井県年縞博物館(地質・考古学の博物館)、道の駅三方五湖などが入っています(カフェや展望デッキもあり)。

佐久美にある福井県海浜自然センターは、水槽による展示とパネル展示を組み合わせた小規模の水族館です。淡水魚・海水魚のどちらも展示があり、タッチプールやドクターフィッシュ水槽があります。

鳥浜酒造は「キレのある甘口」をテーマに地元の料理(川魚・煮物など)に合う地酒を造っている酒蔵です。鳥浜・加茂栄などの銘柄を出しています。


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石川県ご当地ナンバープレート紹介・一覧

原付・小型バイクのご当地ナンバー

【石川県編】

全47都道府県を網羅 掲載市町村区630以上


四輪自動車の地方版図柄入りナンバープレートはコチラ「地方版図柄入りナンバープレート 一覧 (四輪自動車)」または 地方版図柄入りナンバープレート 北陸信越 (四輪自動車)

石川県ご当地ナンバープレートの紹介です。地域の観光・グルメ・道の駅情報なども少し扱っています。

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宝達志水町(ほうだつしみずちょう)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

石川県羽咋郡宝達志水町

石川県中部 水と人が奏でるハーモニーのまち 人口13,420人

左側に町の花サクラ、右側にマスコットキャラクターの「ほっぴーさん」、上部背景に山並みが描かれています。

宝達山(標高637m)は宝達志水町の南東側にある山で、山頂部付近は宝達山頂公園になっています。1584年には金鉱山が開かれ、その後も昭和中期まで石灰岩や蛍石などが採鉱されていました。現在でも宝達山麓ではキハダ・またたび・せんぶりなどの薬草や宝達葛・自然薯・紋平柿が採れます。

千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイは、宝達志水町今浜から羽咋市千里浜町に至る観光道路です。アスファルトで舗装されておらず、日本で唯一の砂浜を走れる道路となっています。

当地の日帰り入浴施設は里湯ちりはま志乎(しお)桜の里温泉古墳の湯があり、どちらも温泉(里湯ちりはまはかけ流し、古墳の湯はかけ流しと循環式併用)です。両施設ともサウナ・水風呂が付随していて入浴料は大人460円です。

宝達志水町はオムライスを考案した大阪「北極星」創業者の北橋茂男氏の出身地であることから、オムライスで町おこしを企画しています。

ヤマチ醤油(近岡屋醤油)は大正8年創業の醤油蔵です。醤油・ポン酢・味噌の定番のほか、土産・贈答用のセットを取り扱っていて、ネット通販サイトなどで高い評価を受けています。ご当地ソフトクリームにもなっています。


金沢市(かなざわし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

石川県金沢市 世界の「交流拠点都市金沢」をめざして ~市民が創る誇りあるまち~ 人口465,700人

金沢の冬の風物詩「雪吊り」と雪に見立てた前田家の家紋 加賀梅鉢が描かれています。

https://youtu.be/qZDQKyG9yyc

雪吊りは冬の樹木の枝が雪の重みで折れることを予防するため、縄で枝を支持するものです。兼六園の雪吊りは特に有名で、毎年冬の風物詩として全国のニュースになります。加賀藩は江戸を除く大名では最大の石高を有し、江戸時代には名古屋に並ぶ大都市でした。大戦中に空襲の対象にならなかったため、金沢は歴史的風情の残る建物が残る地域となっています。

金沢市は年間700万人を超える観光客を集める日本有数の観光地で、日本三名園の一つ兼六園金沢城金沢21世紀美術館妙立寺(忍者寺)などが有名です。ひがし茶屋街(東山地区)には復元された茶屋が並び、国指定重要文化財のお茶屋「志摩」や金沢市立安江金箔工芸館、お茶屋美術館などがあり、商業施設が密集しています。

近江町市場は160店舗以上の商店が入る一大商店街で、「金沢の台所」(当地では「おみちょ」)と呼ばれることがあります。1721年に始まったということですから300年余の歴史ある市場です。カレーのチャンピオンや回転寿司(金沢市は回転寿司コンベアの製造が国内トップ、発祥の地ではない)が有名で、最近は惣菜屋やコロッケがご当地グルメになりつつあります。

尾山神社は金沢城公園の近くにある神社で、加賀藩前田家の祖 前田利家と芳春院(まつ)を祀っています。神門にはステンドグラスがはめ込まれ、本堂には金沢初のレンガ造りがみられます。また、神門の避雷針は日本初(オランダ人医師ホルストマンの助言による)のもので、北陸は冬季に強い雷(当地では鰤起こしと呼ぶ)が起きやすいことから設置されたものです。

当地には色々と地域色の強い食べ物があります。有名なものだと治部煮(じぶに)・ふぐの子(卵巣の糠漬け)・おでん(車麩や蟹面=香箱がにの甲羅に味噌と身をつめたもの)、和菓子だと五色生菓子・長生殿(日本三代銘菓)・氷室万頭(ひむろまんじゅう)などです。


志賀町(しかまち)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

石川県羽咋郡志賀町 夢・未来の創造 笑顔あふれる能登ふれあいの郷 ~私たちが主役の新志賀町物語~ 人口20,840人

日本海に沈む夕陽を背景に旧福浦灯台(右)と大島諸願堂(左)のシルエットが描かれています。

旧福浦灯台(きゅうふくらとうだい)は日本最古の西洋式木造灯台で、1876~1952まで使用されました。福浦灯台から福良港を挟んで南側にあります。大島諸願堂は大島の海岸の出崎に立つ石づくりの六角地蔵塔です。室町時代に船持(船主)の武太夫が、大島沖で難破し犠牲になった息子と乗組員を弔うために作ったといわれています。

志賀町は志賀原子力発電所(原子炉2基)を有し、電力関連事業・電気機械製造など工業よりの自治体です。ズワイガニやトラウトサーモン、天然牡蠣など海の幸、ころ柿や赤土スイカなどが生産されていますが、第一次産業従事者は減少傾向にあります。

増穂浦海水浴場には元世界一長いベンチ(460.9m)があります。道の駅とぎ海街道シーサイドヴィラ渤海(ホテル、日帰り入浴あり)、志賀町とぎ地域福祉センターますほの湯が近くにあり当地の観光名所になっています。

赤住の原子力発電所近くに北陸電力関連のPR施設として、アリス館志賀(エネルギーや原子力発電を紹介する技術博物館)と花のミュージアムフローリィ(植物園)があります。どちらも入館無料です。

能登金剛は志賀町の海岸線一帯(全長29km)を指します。義経の舟隠し・厳門・碁盤島・「ゼロの焦点(松本清張原作の映画)」のロケ地になったヤセの断崖といった奇岩・奇景が広がっていて、能登金剛遊覧船クルーズ厳門巡りというクルーズが行われています。

富来八朔祭り(くじり祭り)は年に一度、男神を神輿に乗せて富来八幡神社の女神のもとに送る祭りです。この場合の「くじる」とは女性器をいじる程度の意味合いで、神の逢瀬を皆で囃し立てるといった趣旨のお祭りです。最近は性的な意味合いが薄れています。


小松市(こまつし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

石川県小松市 ひと・まち・みどりが輝くこまつ ~小松の人と自然が大好きです~ 人口106,900人

歌舞伎の隈取のイラストに「こまつ」のロゴがはいっています。50~125cc(3種)+ミニカー・小型特殊が交付されています。

小松市は石川県の南部にある市で、歌舞伎の演目「勧進帳」の安宅の関(小松市安宅町)を有することから「勧進帳のふる里」としています。建設機械の小松製作所(コマツ)の企業城下町として発展してきた歴史があり、日本有数の機械工業の産業集積地になっています。一方で九谷焼・加賀絹織といった伝統工芸や稲作も行われています。

小松空港(飛行場)は軍民共用の空港で、防衛省が管理していることから、航空交通管制は航空自衛隊が行っています。小松市・金沢市・福井市などへのアクセス拠点として利用されるほか、航空自衛隊のPR事業として航空祭が行われています。駐車場近くに石川県立航空プラザがあり、航空機の展示が行われています。

加賀 伝統工芸村 ゆのくにの森は伝統工芸(と和菓子)のテーマパークで、13万坪の敷地面積を擁しています。菓子・友禅・金箔・九谷焼などそれぞれテーマを持つ11の館と、50種以上の伝統工芸体験があります。テーマパークは森の中に立地していて、森林浴の遊歩道を兼ねています。

日本自動車博物館は、1978年に実業家の故前田彰三氏が半生をかけて収集した実用車をもとに、富山県小矢部市に開いた日本初の自動車博物館です(1995年に現在地に移転)。レストランとミュージアムショップが併設されているほか、「世界のトイレ」として各国の便器が設置されています。

観音下町(かながそまち)にある農口尚彦研究所は日本酒の酒蔵です。「現代の名工」(厚生労働大臣が定める卓越した技能者)として表彰を受けた農口尚彦氏が杜氏を務めています。テイスティングルーム「杜庵」(茶室をイメージした寂空間)やギャラリーを併設した現代的な施設で、2017年から本格稼働しています。


野々市市(ののいちし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

石川県野々市市 にぎわいとやすらぎに満ちた 快適・文化都市 人口52,140人

丸みを帯びたプレートに影をつけて野々市市の「N」に見えるようにしています。市の花・木ツバキと斜自体の「nonoichi」ロゴ(右下)が描かれています。50c~125cc+ミニカー・小型特殊の交付となっています。

野々市市は石川県中部にある市です。面積は13.56k㎡と小さく、山も海もない平地となっています。本州の日本海側では最大の人口密度を有する金沢市のベッドタウンであり、石川県立大学・金沢工業大学の2つの大学が所在しています。

野々市市は自然林を持たず、市域全域が市街になっています。野々市中央公園は野球場・テニスコート・相撲場などの運動場を備えつつ、椿山(人口の築山)に椿が200品種・約800本、椿館(温室)では300種・700本が栽培されています。また、わずかな耕地面積を有し、キウイフルーツとヤーコンが特産品として認定されていて、ワインや酢・焼酎・菓子などに加工されています。

米やもち米、大豆などを生産している林農産は野々市市内に耕地・店舗をもっています。「23世紀型のお笑い系百姓」という売り込みでyoutube配信を行っていて、人気が出ています。「宇宙茶」「林さんちの~~」シリーズ、「超普通じゃないコシヒカリ」などが販売されています。

喜多家住宅は国指定重要文化財の商家(灯油、酒造を生業としていた)です。19世紀中頃に建てられたもので、石川県に残る典型的な商家のなかでも古く、貴重な建築です(入館料:大人400円 子供200円)。水毛生家住宅(みもうけじゅうたく)は市指定文化財で、1850年頃に建てられた農家で、京風の茶室と洗練された庭があります。住人がいるため非公開の施設ですが、イベント時に一般開放されることがあります。

100満ボルト金沢本店は野々市市にあります(市内にはヤマダ電機・ケーズデンキもあり)。スターバックス金沢野々市店など、当地には「金沢」ないし「金沢南」などと付く店舗が多くあります。


輪島市(わじまし)

出典元「日経研調べ ご当地プレート

石川県輪島市 ”あい”の風がはぐくむ 快適・活気・夢のまち 人口27,700人

輪島塗のお椀の形をしたナンバープレートです。50c~125cc+ミニカー・小型特殊の交付となっています。

輪島市は輪島塗・輪島の朝市・白米千枚田(2001年に国の名勝に指定)・温泉などが有名な観光業が盛んなまちです。また、水産業も盛んに行われ、輪島港の水揚げ高は県内一となっています。一方で高齢化により人口は毎年減少し続けています。

輪島朝市は日本三大朝市に数えられる大規模な市です(店舗数200軒程度)。千年ほどの歴史を有する市で、朝8時から11:30くらいまで店舗が出ています。朝市通りには永井豪記念館、周辺に輪島ドラマ記念館、足湯があります。

石川県輪島漆芸美術館は漆芸(漆工芸)専門の美術館で、輪島塗の工程と歴史を常設展示しています。手作り体験として沈金(文様に漆を刷り込んで金箔や金粉で色を付けること)体験を行っています。輪島漆会館は商工業共同組合の施設で、こちらは展示と販売を主に行う施設です。

輪島キリコ会館はマリンタウン内にあります。祭りで使われるキリコ(切籠=担ぎ棒のついた巨大な灯籠、能登の祭りを代表する)を常設展示する工芸博物館で、大型スクリーンによる祭りの光景の再演やLEDによる照明演出を行っています。1~2階が吹き抜け、3階は展望台になっています。

總持寺祖院(そうじじそいん)は門前町門前にある曹洞宗の寺院です。一時期永平寺と大本山の地位を巡って論争があったものの、現在は「能登の大本山」として親しまれています。伽藍の多くは登録有形文化財になっています。

当地のえがら饅頭は餅粉・上新粉で作る餅にこしあんを包み、クチナシで着色したもち米を貼り付けたものです。もち米の触感や見た目をいが栗に見立て、「いが饅頭」と呼んでいたものが訛って今の呼び名になったといわれています。


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